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 ( 詩投稿城4世(隠れんぼ) )
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kyouhei tanaka ★iC0yORO7aE_nHx

あなたへ
目覚めなさいというため

まずわたしが
目覚めないといけないワンダーのはじまり

香ばしい
恋という語はおもしろい
愛という語はなおさら
挫折した
いつかの冬
その
冬の木のあたたかさ
この無垢なる力へ
まだ名前をつけたくないでいたんです


目覚めて
春の雨ふる
目覚めなさい
あなたはこの手を出しなさい





路傍で
生まれたわけでなく
移動中の車中で
生まれたわけでなく
しかしいつからか
路傍に好かれ

花を
草さえ
愛すようになった


ジュダス
ご存知のとおりに


みえるのはハイ・クラスの街
気になった
税金のとりたて
路傍には郵便受けがないから


朝の四時
太極拳の連中が
朝の四時からジョガーが
わたしを起こす

教会の炊き出しにまだ早く
ポケット・バイブルを読むにまだ暗く
嗚呼
ヤハウェ
わたしが
眼をいたわっているのはなんのため?

過去の狼藉を
しっかりみる勇気もない
このこころ
貧しいわたしが
未来を見てもいいのか
だから自然
この眼をいたわっているのか


花の匂い
路傍の両側
花が植えてあって
それは
とても小さい女のひとと
かつて
というか今も
いっしょに
ふさわしさ以上の
暮らしをしている
アパートの一室まで
つづいてる
わたしは
今日
そのひとに言えるだろうか
もうすべて
終わっていたんだよって

ほら

バイブルは雨でぐちゃぐちゃで

眼を細くすれば

少しずつ

この運動公園の
向こうの丘の上の
ハイ・クラスの街の灯りが
ともりはじめていったでしょう?


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kyouhei tanaka ★iC0yORO7aE_nHx

吉数八十八の習作作品(既発表作含む)




相変わらず
愛をわからず
その傷へ縫いつけしたもの
私に欠いていたもの



サンズイついて
淋しい




怒りが
恨みへ変われば
錆びたピストルは発砲できず



時計が溶けているのでなく
時間が
溶けているから
体も弛緩していく



わらべにまなべ
からまつをからかって



ふりかかる
理科室
液体の名は知れず



遊霊は父方の祖母
今年も手紙を白いふうとうへ



こさめ
さめて
手が動かせる
生きることは書くことでないのに



宇宙郷愁
思うととおくへ居て
火の中に水は煌めき



平屋は平和で平気で住める
マイトレーヤがふと平屋をけなす

十一

水へ過去浮く
いつかの薬害
テクテクせいた世田谷
浮きひかる

十二

わかったような
わからないような
そうだね
私は
わかったようなわからないような所にいると
わかった

十三

無限世界に
有限世界
その隔たりに限りないとして
無限世界が本位だ

十四

孤独のこころは背のカーブに光る
私はカーブを極端にして
腕をのばして煙草の火を消した 消した

十五

一歩歩く
一歩の到着をして
一歩の脱落であった
もう一方の
足を出す

十六

こりこりと歯ごたえよく
私の眼球
私の眼球は
やはりやけっぱちに睨んできたので
こりこりと歯ごたえよく

十七

知らないんだ
私は
眼をなぁんにも使わない遊びは

十八

認識することができない
というだけで
某かいないという証明はできない
墓地で小型ラジオから
そんなことを伝えられたんだった

十九

目的のない努力をする私は詩人でもなければ
奴隷かもなァ
竹が音を立てて風に吹かれて

二十

大切なことがあるから
今日は走ったさ
頭のなかに
そのことひとつしかなかったんだ

二十一

おぼろの月に身一点が感光する
少し明るく話したから
あのことを知れたよ

二十二

理性という根に
感情が生えて
怒りという花をつけた
薬を巻いたから駄目だったのかも
風にふるえて

二十三

オーケアノスの浜
芭蕉の樹の下
ギターを弾けば
三線の響き 昏れていく

二十四

きみの爪が割れて私は哀しい

二十五

きみは私だ

二十六

白い着物を着た女のひとが
畳の上
カレーライスを口に運んでいる
スパイスに女の
頭のなかは妖精でいっぱいだ

二十七

鏡のなかの私が私を喰らった
傍ら
ペンが文字を喰らって机が揺れていた

二十八

神を
私は見て崇めている
神の見ることの
できない眼で
崇めることの
できない時の中に

二十九

欲を中心として
街は円を成し
滴のようなひかりの集積
丘から見おろし
法悦なしろい顔

三十

死を孕み
ゲームはつづく
どんなゲームでも
私は命を失いつつあるさいわいの花

三十一

私が
石ころに小さくなって
石ころに何もできず
ただ、在る
くさはら
あれから、かれはら

三十二

涸れきったインスピレーション
いい朝より腹へ溜まるフラストレーション

三十四

あなたへ
目覚めなさいというため

まずわたしが
目覚めないといけないワンダーのはじまり

香ばしい
恋という語はおもしろい
愛という語はなおさら
挫折した
いつかの冬
その
冬の木のあたたかさ
この無垢なる力へ
まだ名前をつけたくないでいたんです


目覚めて
春の雨ふる
目覚めなさい
あなたはこの手を出しなさい


三十五


路傍で
生まれたわけでなく
移動中の車中で
生まれたわけでなく
しかしいつからか
路傍に好かれ

花を
草さえ
愛すようになった


ジュダス
ご存知のとおりに


みえるのはハイ・クラスの街
気になった
税金のとりたて
路傍には郵便受けがないから


朝の四時
太極拳の連中が
朝の四時からジョガーが
わたしを起こす

教会の炊き出しにまだ早く
ポケット・バイブルを読むにまだ暗く
嗚呼
ヤハウェ
わたしが
眼をいたわっているのはなんのため?

過去の狼藉を
しっかりみる勇気もない
このこころ
貧しいわたしが
未来を見てもいいのか
だから自然
この眼をいたわっているのか


花の匂い
路傍の両側
花が植えてあって
それは
とても小さい女のひとと
かつて
というか今も
いっしょに
ふさわしさ以上の
暮らしをしている
アパートの一室まで
つづいてる
わたしは
今日
そのひとに言えるだろうか
もうすべて
終わっていたんだよって

ほら

バイブルは雨でぐちゃぐちゃで

眼を細くすれば

少しずつ

この運動公園の
向こうの丘の上の
ハイ・クラスの街の灯りが
ともりはじめていったでしょう?

三十六

わたしの誕生日
大安の日曜日

父は出産に立ち会わず
同僚の結婚式場で電話を受けて
陽気にひとりお酒をあおって飲んだそうな


ビリビリにやぶられたわたしの手書きの漫画ノート
漫画なんて画く必要はなかった
だってわたしの人生それ自体
漫画のようなものだから


くりかえさないが
くりかえされて
もう父は
酒を飲まない
もうわたしは
あなた以外を信じることをしない

あなた以外のひとにはどこか
裏切られてもいいと思いつつ
たらふく今日もサイゼリアでステーキでもワインでも飲ませ
わたしはただ話を聞いて笑っているだけ

頭のなかで数式と詩文がくるくる踊りながら
ときどき紙切れに書きつけるぐらいで

帰ったなら
馬鹿馬鹿しさと
なにかだまされている気分を噛みころしつつ

眠ってしまうんだ
眠っている筈だ
ずっと
ずっと


三十七


わたしが高校で学んだものは
ラジオ体操くらいなもので

だいたい嫌なやつらにいると
情報はぜんぶ嫌になるもんだろう

一番辛かった病症
一番辛かった病症なんて
高校生活としか言えないだろうな


寝室を抜け縁側で今夜最後のラッキーストライクを嗜めば
思い出す
そんなことはない

鹿の角のように
うつくしい女性の肌を
どこで撫でたのだろうか

思い出せないってことを
思い出した


高校生活はただの幻覚体験だったんだろ


三十八

今朝も風
なんてまるで恒常的平和であって
くりかえさないが
くりかえし
くりかえさないが
くりかえし
嗚呼
くりかえしか
今朝の風は
まるでニッケルでしょう


いつかノートに書きつけた
信念いやまた
信仰のことばも

まるっきり生気なく
昨晩喫った煙草の苦みが
今朝も口へとのこるように
まったく不甲斐なく感じ
ベッドに足を放り投げ
その足へ
この季節らしい蝶がとまれば
おもしろい


今朝も風
明日もまた
開かないあたらしいドア
開けないあたらしいドアはむしろ
この携帯電話の
電源を落としてしまおう


三十九

素直なものに言葉
素直に使いやすくあり
こころねじれたものに言葉
ねじれて扱いづらくあり


四十

低体温の感情に
低体温の畦道へ出て
ふりそそぐ
それは
ちりぢちに夏を孕んだ
春の日差し


いつかの約束は
約束だから
信頼に足らなくて
僕らは文字を筆で書かなくなって
不安
の通奏低音をそのままに進む


アコースティック・ギターが
上達しても
己のきもちを
しかと表することができない
大事なことが
音にはならない
ましてや言葉にならない


手をかざしつくった
影のなかで
眼は
考えないから
何を見ているのかしれない


四十一

カラオケのボックスには
魔法が詰まっていたようだったが
夢が
現実化したなら
何かいけないような気もしていたので
今宵も
コンビニエンスストアで
売られているものだけで
成り立った体で
路傍を歩いている


あなたの声
キツめのエコーがいいさ
少しの音のズレは
サウンドがズレているときだってあって
歌っているほうが
外れているわけでなく


外れて
ひとり
落ち着いて
ずっと
街の明るさを肌に浴びせてた


四十二


こころと
体がうまくあわず
資料用CDの
ゼップのCDアルバムを開けば
エイフェックス・ツインのCDが入っていた


こんな夏はいつかの夏で
眼はまだ春をひきずっていたけれど
いつかの夏に
私はもっと老いていた


乱雑としたそのアパートの一室で
笑う エルモのぬいぐるみの
眼球は
煙草のヤニできいろくなっていた
あなたは
だんだんつかれていったが
私は死んでいっていたのでわかりにくかった
大体! 今でもなんでもわかりにくい!


朝に音楽は聞かなかった
昼はドアーズを低くならし
夜はサティを大きな音でならし
その家具の音楽が
ついに寝室を支配し出すと
あなたはコロンと眠ってしまった
私は
眠られず
ずっとベランダで
電車の渡る橋を
──そのときには時代の亡霊が歩いていたくらいで
橋を見たり
絵本を読んだりして
じっさい何も考えず
考えられず
夏へ
身を入れてしまった

5ヶ月前 No.69

kyouhei tanaka ★iC0yORO7aE_nHx

四十四

現在も
体の冷えはあたらしいはじまり
呼んでいる
体の冷えは
着く
あたらしいはじまりへ
歩く


ミネラル・ウォーターの
とうめいさにとどめ
桜のカダンツァ


花は
今 へ落ちる



四十五

今朝も風なんてまるで
恒常的平和であって
くりかえさないが
くりかえし
くりかえさないがくりかえし
ああ
くりかえしか
風はニッケルでしょう



わたしが高校で学んだものは
ラジオ体操くらいなもので

だいたい嫌なやつらにいると
情報はぜんぶ嫌になるものだろう

一番辛かった病症
一番辛かった病症なんて
高校生活としか言えないだろうと
寝室を抜け縁側で
今夜最後のラッキーストライクを嗜めば
思い出す

鹿の角のようにうつくしい女性の肌を
どこで撫でたんだろうか

思い出せないってことを思い出した
高校生活はただの幻覚だったんだろ



路傍で生まれたわけでなく
移動中の車中で生まれたわけでなく
しかしいつからか
路傍に好かれ
草にさえ
愛され愛した
ジーザス
ご存知のとおりに

みえるのはハイ・クラスの街
気になった
税金のとりたて
路傍に郵便受けはないから


朝の四時
太極拳の連中が
朝の四時からジョガーどもが
わたしを起こす
教会の炊き出しに早く
ポケット・バイブルを読むにまだ暗く
嗚呼
ヤハウェ
わたしが
眼をいたわっているのはなんのため

過去の狼藉を
しっかりみつめる勇気もない
こころ貧しいわたくしが
未来を見てもいいのか
だから自然
この眼をいたわっているのか

花の匂い
路傍の両側花が植えてあって
それは
とても小さい女のひとと
かつて
というか今も
いっしょに
ふさわしさ以上の
暮らしをしている
アパートの一室まで
つづいてる
わたしは今日
そのひとに言えるだろうか
もうすべて
終わっていたんだよって
ほら
バイブルは雨でぐちゃぐちゃ
眼を細くすれば
少しずつ
この運動公園の
向こうの丘の上の
ハイ・クラスの街の灯りが
ともりはじめていったでしょう


こころと
体がうまくあわず
資料用CDの
ゼップのアルバムを開けば
エイフェックス・ツインのCDが入っている

この夏はいつかの夏で
眼はまだ春をひきずっていたけれど
いつかの夏に
私はもっと老いていた
乱雑としたそのアパートの一室
笑う エルモのぬいぐるみの
眼球は
煙草のヤニできいろくなっていき
あなたはだんだんつかれていったが
私は死んでいっていたのでわからなかった
大体! 今もなんでもわかりにくい!

朝に音楽は聞かなかった
昼はドアーズを低くならし
夜はサティを大きな音でならし
その家具の音楽が
ついに寝室を支配し出すと
あなたはコロンと寝てしまった
私は眠らず
ずっとベランダで
電車の渡る橋を
──そのときには時代の亡霊が歩いていたくらいで
橋を見たり
絵本を読んだりしてじっさい何も考えず
考えられず
夏へ身を入れてしまった



ノートに書きつけた
信念のことばも

まるっきり生気なく
昨晩喫った煙草の苦みが
今朝も口へとのこるように
まったく不甲斐なく感じ
ベッドに足を放り投げ
その足へ
この季節らしい蝶がとまれば
おもしろい

今朝も風
明日もまた
開かないあたらしいドア
開けないあたらしいドアはむしろ
この携帯電話の
電源を落としてしまおう



低体温な感情で
低体温の畦道へ出て
ふりそそぐ
それは
ちりぢりに夏を孕んだ
まだ、春の日

いつかの約束は
約束だから信頼に足らなくて
私は文字を筆で書かなくなって
不安の通奏低音をそのまま進む

アコースティック・ギターが上達しても
己のきもちを
しかと表することができない
大事なことが
音にはならない
ましてや言葉にならない



体の冷えはあたらしいはじまり
呼んでいる
体の冷えは
着く
あたらしいはじまりへ
歩く

ミネラル・ウォーターの
とうめいさにとどめ
体から抜けていく
もの、と
花は
今、へ落ちる


Bye.thanxs.bungoku!

4ヶ月前 No.70

kyouhei tanaka ★iC0yORO7aE_nHx

四十六

花冷えや
湯も冷えいくを
しかと見ゆ

四十七
さとらなくてもいいのに

ただしあわせになるために
今朝は
今朝を座ってる

鼓舞するメッセージを消して
雲の羊がふえていく
頭中
に宇宙は
とろとろ溶ける

空になるには簡単
だと想った あとで
無になることの難しさ

嗚呼 そこにはない、という事実があるぞ

カプセルを含み
粒だけ飲んで
カプセルだけ戻せたらなぁという願望が
もう叶ってしまった世界で
さりとて
するべきしたいことはなく

朝にカプチーノというのは良い!ということだけを知り
また座る


四十八

病得ることは
当たり前のことで
わざわざ感謝すべきことでもないが
ありがとう と書くのは冴えない頭で考える時間をくれたから

とうめいなこころも
薫る風吹く この寝室も
すぐに腐ってしまうから
こころ 肥えるあいだ しんじつわたしのペンはふるえているんだ

竹はどうしている 玄関前の竹は 竹の秋から どうしている

ロックンロール・ハートはブルースを覚えることで延命させよう


A  A  A  A

D  D  A  A

E  D  A  E


声は
 空より落ちくる を待ち

さびしいなあ
以前のさびしいわたしよりわびしくならないでくれよ

と願いつつ 待ち

鬱屈の頭を静か冷水につければ
水が赤い


四十九

 鳴かぬなら空へはなとうほととぎす 2016.5.4(水)

五十

多幸感が滴して 私は空より日を抜いて遊ぶ
あなたは透明な骨のうつくしさの
或いは きれいさの
代償を払っているが実際うつくしさの為の支出はふっかけだ
アメリカの二ホン州は 今朝は寒かったが 暑くなるでしょう

私は煮え切らないでいる
煮え切らないでいるから尖って傷つけているが
傷つけていることに傷つきつつ 傷つけることがやめられない
この煮え切れなさ
闇を孕んだ腹 均等を失う精神 眼圧は高く世界が歪んでみえているから
いっそ粗暴になりたい私は 言葉を言わないことで
無私であると思いたいんだ


鳴かぬなら勝手にしろよほととぎす


五十一

やさしい人は氷のようだ
やさしい人は水粒もない氷のようだ
やさしい人はこの世にはない氷だ
この世にない氷は人としてある


中也の晩年の日記はただただ宗教研究だ
宗教研究の余技としての詩はあったか
そこにある中也の詩集がとりづらい
嗚呼
案山子のように影のしっかりした私の意識では


私は恵まれている
今やさしい人は氷のようだと知ったからだ
この夜空の向こうにやさしいその氷はある/いる


私は安心し深く眠れるだろう
安心した私に近く林の木々は心配しないだろう

春という言葉の中に氷と私がいて
私の中には固い鉄を打ち込んでおいておりましたが
もうそんなことはどうでもいいのです

私は手紙を書きましょう
気張ってとうめいに明確に言葉を書いて
ポストへ落としましょう


五十二

小さな力は
集まらなかった
ノン、
集められなかったのか

花はそれぞれに咲き
散ってしまった

それをみていたわたし
/わたしら?
のこころはどうだった
わたし

なんだかうつくしいとも
哀しいともおもっていた風にずっとそうしていた

膝を抱き
精神性の雨に打たれつつ
小さな力
そのひとつの/一人の

是は一本なのだろうか

地図の道はどこまでもつづきつつ交差しつつ
明日
なにかに出会いたいというこころに辿りつき
とまった

五十三

oh heart mother
you make me happy
oh heart mother
you make me happy

everyday everynight

i waiting your message of phone



 何もオセロじゃないのだし
 白黒つけられ困ってしまう
 だいたいパンダにだって
 白いとこと黒いところがあるよ
 パンダがオセロしてたら面白い

 しかしパンダは笹を食べるにいそがしく
 オセロをするに手が大きい

 2016.5.6(金)


五十四

アスピリンが胃/怨念の辺り
へチクチク痛む


私は竹のもとへ埋葬され筍として風を願望するもの
デジャヴに 確かにいつか埋葬したのだった 私は私を


聞き間違いの中に己のほっしていたものがあったね
頭の中のダイスが
頭というコップの中で激しくカチンカチン音を立て

神経の神はわたしの明日を教えてくれない夜でした


ストリートの上にはハイウェイが
やはりストリートよりハイウェイの方が光で栄えつつうつくしく
わたしがハイウェイを自動車を運転しては走れないことは
ああ
夢と目標は違うものだ



歌を歌え
歌は歌を歌わせてくれる
だから歌は素晴らしい

思い上がらないことを
歌いたいから歌うのでなく
歌が私に歌わせているから


五十五

リリック響く頭の中に
小雨降りくるさもしい肌に
囚われ壊れ 夕暮れ染みる感受性また生き還り
いつもの居酒屋 集う仲間 酒の進んで大いに語り

瞬間 浮遊感 笑うこともできて 可愛いダチのツレに声かけ怒られ
無為な明日は辞めろと
おまえが話せば変わらずフルスロット
ニタニタ笑って聞いてるだけで思い出す
いつか おまえとのブラッド・オン・ブラッド

夜明け 底抜け 明るい陽射し
終わってしまってもつづく物語
朝から駅前 歌う弾き語り 動き出す町
満員電車の隅にて眠り


五十六


文章という夢で
今朝の睡眠を延長し
一晩で治しきれなかった
体を労わりつつ ザクロのジュースに弛緩剤をふくむ

日の目がこちらに向かない内にあなたと少し苦しい息遣いの、呼吸の
共鳴して朝を送りたい


ふるえる携帯電話
季節変化
私はあらゆるところにいてどこにもいないのだろうか
あらゆるところにいるから
どこにもいるのだろうか


アンプリファー

赤いランプ
昨日の夜偶然蝶のようにうつくしい旋律をギターで弾けた

今 その夜は三十年分位の埃の中で
旋律のような蝶は たぶんどこかで生きている筈だ

母の日、鳴らすとして音の
母音に注視しつつまたギターをとろうかと


出掛けよう

カーネーションととうめいな水を買おう


五十七

肩凝りの凝りを風の水が刺す明けのここちの
ここちこころのいい水加減を現代音が刺す
刺す、刺されるわ、こりゃいいやと風呂は
空にして風呂の底には底がないことさとる
金色と白色との交感共鳴のひかりのなかに
まだ昨日の鉄柵の熱の火傷を海馬が負って
そんな濁りに望み絶つことも女々しくただ立っていた
夏も益してこころここちゲンメツすること畢竟
こころここちは水であり水は水を刺しころすので


五十八

通奏体温
ルル三錠を含み明るい寝室に
暗いこころを放りだし立つ

静けさと
静けさが争い、いさかう

濁流の果て 濁流の竜が飛ぶ
まだ
山の上にしらゆき


司し草花 廊下で金物と金物がすれ違い
すれ違ったらその一つの金物は私でした

通奏体温
情動は青く、してじっとすれば黒く想う

あなた
とおくにいたな
ねぇ
もう電話はしなくてもいい?今夜は


五十九


日の目に芽吹く
今朝からエレクトリック・ブルースはけさらしか
どんな調子で歩く
歩くとして、今朝の道の空気はわからないふりして
たのしもうか


相変わらず 愛を知らず
昨晩 カウボーイの幽霊が「心臓がたぎるよ」と
じっと、ずっとわたしの目をみつめていた
コップの中は「無」にみちて
ベッドの上でそれを見つめつつ
ずっと足をぶらつかせていた

音楽なんて鳴っていなかったさ


怠慢さ 私は最近ほどんど何も書き綴ってはいないのだし
瞬間の感情が 入れ替わり たちかわりする先に
何が待っているのか 情報はないし
大体自分の生き方さ


コツコツとした足音に
ブルースを想う


六十

もっと山の愛情たる息吹をみていたい
近寄り吹きあがる白さその純粋性
づづっと地が傾き そこには花が
きいろい 原始の花が
可憐 水は滴り
リリシズム ひかる
んーん、と考え込んで私はただみつめるだけさ

六十一

焼けていく腹の底だから
喉は渇きすぎる
そして未来はもっと渇いている、らしいから
私は甘いコーヒーをやめられなくて
昨日の朝
今日の朝
同じ時刻に飲んだよ


闇は
月を孕んでいて
月は
好奇心旺盛なこどもたちをはらんでいる
みんな
みんな
月から来たって
還ってきたっていってもいいよ


ぼくは
戻れないよ
眠らないんじゃなくて、眠れないんだよ

夏用の薄い寝巻を着て
膝を抱いて 目をつぶり歌う


moon child
moon child
we are alone
but you know youre right


4ヶ月前 No.71

kyouhei tanaka ★iC0yORO7aE_nHx

六十二


歩調を上げるように
アコースティック・ギターをかき鳴らす
きみはまるで電気の精霊のようなロック・ギター・リックを添える
まるで壁が少しずつ近づいてきたり
遠のいていくようにベース音がうねり、ドラム・スティックが余計なことを払いつつ行進させる
わたしたちを


ジングル・ジャングル・モーニン
わたしたちは郊外の亡霊
ジングル・ジャングル・モーニン
自分が何を求めているのかすら知れない


六十三

きみと付き合ってから
私はどんどん痩せていく
きみと付き合ってから
私の御金の管理は甘くなる
それらすべてを天の中に入れて
無に帰すようにと
今朝 夏の陽のそれはとても爽やかに
腕を濡らして じっと立っていた


ヘッド・ホンでエルヴィスのシェイク、ランリロー聞きつつ
とうめいになっていたような肌を
考える前に濡らし感じた


頭中宇宙の中で音は大きく
それは聞こえないほどに大きく
大切なことは大きなことなので
聞こえないことと似ている


深くあること 直線的であること
後ろについてくるものがあること その者は確認できないことを
ヤハウェ
罪深さにおいてわたしらを統合し
イエス
慈悲においてわたしらを解放する


halleluiah
halleluiah


きみは北国から来たといった
肌はしろく
ひきこもりという北国からやってきた
私は
そして夏も
きみを歓迎し喜ばしい
きみは薬を含みすぐに喉が渇く
北国に慣れた喉は
うつくしくも弱々しく
弱々しいからうつくしさとして表れている

きみへ
手紙を書こう
昔のことでなく
あるべきところに
何もないという喜びについてを少し

とおくあるきみのひきこもりという北国/寝室


なぜ泣いているのか教えて欲しいとビートルズが歌い
なぜ泣かなくなったのか わたしらは誰にも訊ねられない

人それぞれという価値基準
平穏呆けがわたしらの涙腺をころした
大体 ひとがいなくなったって
私が愛しているひとは本当に少ない


カモン、ゲットオン
天気予報士は毎日ギャンブルをしているが
わたしの原付には必ず雨合羽を入れているし
雨のなかきみとふりかえらず濡れて
どこかへ帰るのはいいこと
ほんとうに
どこかへ帰るのはいいこと


六十四

きみと付き合って
私は痩せてく

きみと付き合って
私の御金の消えてく


それらなさけなさ/
すべてを

の中に入れ


帰すと
今朝
夏の陽のとても爽やか
蝉もそろそろなのか


エルヴィスのシェイク、ランリロール
聞きつつ
ゾンビのように白い肌
なにか
考える前に濡らし感じていた
嗚呼、


頭中/宇宙の中
音は大きく
それは聞こえないほど大きく

大切なことは大きなことなので
聞きにくいことに似てる


深くあること
直線的であること
後ろについてくるものがあること
そしてその者を確認できないことを

ヤハウェ
罪深さにおいてわたしらを統一し
イエス
慈悲においてわたしらを解放する
halleluiah halleluiah


きみは北国から来たといった
ひきこもる、という北国からやってきた
私は
そして夏も
きみを歓迎し喜ばしいよ
きみは薬を含み
すぐに喉が渇く
北国に慣れた喉は
うつくしくも弱々しく
弱々しいから
うつくしさとして表れる


きみへ
手紙を書こう
過去のことでなく
あるべきところに何もない、という喜びについて少し

とおくある
きみのひきこもるという北国/寝室


なぜ泣いているのか教えて欲しい
とビートルズが歌い
なぜ泣かなくなったのか
わたしらは誰にも訊ねられない

人それぞれという価値基準/平穏呆けが
わたしらの涙腺をころした
大体
ひとがいなくなったって
私が愛しているひとは本当に少なかった


天気予報士は毎日ギャンブルをしているが
わたしは原付に必ず雨合羽を入れている
雨のなか
きみとふりかえらず濡れて
どこかへ帰るのはいいこと
ほんとうに
どこかへ帰るのはいいこと


六十五

カーステレオは壊れている
だからカーラジオに音楽を、おしゃべりを聞かされているのだが
となぜ音楽に皮肉を考えてしまうのか
軽の後部座席 薬の副作用で脚がふるえていた


中古屋で山のように買ったトレーディング・カードのバニラ(クズ)カード
嗚呼 この車内にばらまいてみたい
ばらまいてみたいなあと思いつつ 帰路を行く


自分を褒めてあげたい
私は思っている
毎晩
毎晩

電話をする
仕事が決まったけれど、今まで通り御金のかからない遊びをしようね


六十六

きっと祈りは風のように
何かをもたらすとして
それを私はしれないので
何かと
何か
強引に接合して考えるしかないだろう
寒い朝

火の怒りは
その小ささゆえに
私を落ちつかせる

まだあちこちに夜の気配その影の残る
熱い熱いコーヒーを淹れる

赦しをこいつづけて赦されないでいて
赦しを求めなければ赦された


──お前が持っているならやろう、お前が持っていないなら奪うぞ
うん、今朝のコーヒーは少し薄かった

わたしは何も考えないように考える
拝金主義のことを
労働のことも
こどもたちのことも


きみは、きみの正しさを知っているんだから
話したらいい
わたしがひとひ黙しているとき
ひとひを棒にふるとき
雨がふっているとき
どこかにいきたいと思うだろうか
きみは、きみの正しさのなかで


六十七


叫びの中から朝がやってくる
その叫びは聞こえない 朝がやってきた
神々たる猿
今日は 神々たる猿 を念頭に
郊外で遊ぼう


散らかった寝室
貰ったものには共鳴しないんだ
体が嫌になる この寝室にこの体があるとき
体は貰ったものだから


ロック・ミュージックを聞きつつ
聞いているのはほんとうはドラムの音だけだ
ドンドンドンドン!
俺たちの世代について話そうぜ! うーむ・・・・・・。


水をたらふく飲み
体のなかから火を追い出してしまおう
とても喉が渇く
なぜか新約聖書を読まなければならないような強迫観念

六十八

沢山の音楽を聞いてきました
今は音楽の鳴っていない寝室の音を好んで
聞いている/いや、ただずっとベッドの上で白い壁を見つめ座っている

詩を書く者が救われてどうする
と考えつつ
私はしんじつ救われることを思い
願い
あなたの体を丁寧ストレッチしていた夏日のひとひ終わり

フェミニズムは大嫌い 頭で考えて体で考えていないことだから
マスコミ・テレビは大嫌い 汚い魂が汚い魂を映している 前提みんな汚い魂で
ビーカーみたいな魂のひとはやっぱり はやく死んでしまうんだね


リーは利益追求の為に燃えた
チベット難民の真似をしたんだと語った
彼の白い骨がそう語っていた
私はそこでの労働をやめて、とてもしずかな郊外にふさわしい暮しをしている

慈しむこころの充実はついにとうめいな花を咲かし
とうめいでありつつ 人は あなたは それを感じてくれるだろう
そのとき
私を何と呼んでもいいけど何も言ってくれない方がいいかな

無私の私として このしずかな当たり前にそうある郊外が
この頃好きになってきたから

六十九

頭の電池は切れて
トコトコ コンビニエンスストアへ歩いていこう
難渋な世にも私の顔は爽やかに白く夏だ
とても静かな恋の火花は
今 空想の空へ白い稲妻としてふり
わたし/わたしら以外みることはできませんでした

いいえ しかしどうして私は物を書いているのでだろう
無私たる私の書く無私たる言葉はただとうめいそのままである筈なのだが
どうにもいやなにおいの 火薬のにおいのしているようで敵わない
エーテルのにおいすらしているようで敵わない
黴臭ささえしているような心持で空を仰いで泣いてみました


庇護者がほしく歌へば ひとりであるということの知れたわたし/わたしらは
かの存命を問う葉書さえビリビリとやぶり前進する
どこへ?
知っているのはノスタルジアたるニライカナイは
複製品の反復運動の中にないってことだ
もうあの味は楽しめない
もう二千いくつ年の時の味はたのしめない

かへるところは先にしかないのか


4ヶ月前 No.72

kyouhei tanaka ★iC0yORO7aE_nHx

七十

頭の電池がきれて
とことこ
コンビニへ歩いていこう

難渋な世
にも
私の顔は白く爽やかをこえて夏だ

とてもしずかな
火花
な恋は
いま
空想の空へしろい稲妻としておち
わたし
わたしら以外みることのできませんでした


いいえ しかしどうして書いているのだろうかこの指は
無私たる
私の書く
無私たる言葉は透明そのままである筈なのだが
どうして嫌なにおいの
硝煙のにおいの
それならエーテルのにおいの
黴臭ささえ想起するようなこころもちが混ざり合う
空へ顔を向け泣きました


庇護者がほしく歌えば
ひとりでしかないと知れたわたし
わたしらは
あなたの告ぐように下らないが大切な葉書さえビリビリ破り前進します
しかしいったいどこへ?

知っているのはノスタルジアは
レコードのような複製品の、その反復運動の中にはなく
もうあの味はたのしめない
もう二千一年の空気の味はたのしめないさ

還るところは先にしかないさ


七十一

清掃のいきとどいた寝室
透明そのままの
心象にして物質なコップよっつ
集め置かれそのまま
わたしは私という的に朱い矢を放ち矢を失う


日々の営み
喰らい尽くしたく
貨幣はそんな必要でなく
希釈されていく 癪にさわりつつ
カカカッ、と笑いつつ最期の文人以降を生きる


アルペジオつづけてアルペジオ
その有機体をRECして
耳をまさぐる
哀しみ生きるウサギとして孤独なるわたしらの夏が本格的です


鬼子母神の御堂のなか
雨か
夜ふるのを待っていても良かった
けれど白さのなかを歩いて鎮痛剤を含んでもいい
今朝みた
酒のような夢が頭のなかの何か?を消してしまいました

嗚呼 嗚呼 嗚呼 嗚呼!


七十二

わたくしは
わたくしの仕事すること
精一杯なのだが
あなたは
あいつの仕事がどうであるとか
あいつの持っているものがどうであるとか
そういうことを言っている間に
あいつは全くその者の人生に没入してしまって
あなたは
そう言ったり妬んだりしているしているだけ
何にも入ったことはないということに
気づくのは
いま
わたくしが書いたことを読んでからであれば嬉しいけれども

わたくしは明日の仕事のことで精一杯で
八できたなら
十にしたいが
まず九だ
しろい陶器を磨いては
この世にあたしいしろさという物を生んでみたい


七十三


日は自らの白さを、天の内にとどめ
わたしは肺に不快を感じつつ、今朝も寝室掃除
日は休んでいる
休日なので、日は休む
眼のなかへいつかの
春が浮いている


御金はたぶん大したものでなく
そのこころへ与える作用を思えば薬とか
毒のような気もするが
何度ふりかえろうとも不安は消えず
御金が血走った眼のの、犬としてわたしらの肉を狙っていると


充分に体を休めよ
こころをたゆませる、というくらいに
わたしらはわたしに告ぐ
わたしはわたし以外になりはできない
いつかアルチュール・ランボーを偽ったのも
彼が私は他者だと言ったからだ


笹揺れ 千の天使は燃ゆる
千の天使は再生する
すこし人間臭さをもって再生するだろう

天の日、やっとデスクへとどき
今朝のコーヒーはまるで人生の一点の感光のようでした


七十四


御金が必要だ
拝金主義者を黙らせるために
アイツは双極性障害で
運転免許証の扱いに困っている
困りながら
苦しみつつ笑いながら爪弾くギター
とても気持ちいい音がするんだ!

前進は信じることからはじまる
家族より神の方が信頼に足ると思っていた
なぜなら神は見えないから


偶像化するな
愛慾を注ぐな
うつくしいものはうつくしいままに
寧ろ
醜い習性に貨幣でもそそげ

きみがそこにいることを知っている
わたしはきみが正しいことを知っているし
きみはきみが正しいことを知っている

stay awey go and go
gep,

七十五


風が鳴る、パキパキッ、と鳴る
わたしはそれを見、目を日の方へやった
火が吹く、パキパキッ、と吹く
あらゆる原因がわたくしからでなかった

戻りたい、こころもないに戻った
道は霞、その先は深そうだった
戻りたい、こころもないに戻れなかった
道は霞、その先はあたたかそうでもあった

あらゆることを自分を勘定にいれないそれは
楽なことで、とても楽しいことでした

風が鳴る、パキパキッ、と鳴る
ひずんだまなこはもうそれを見つめるより他なく
火が吹く、パキパキッ、と吹く
その火をこの古くなった体のなかへ入れ豊かでした 豊かでした


七十六

夜の空気やさしくおだやかだから
草も月夜 わたしはわたしをひっくりかえす
ひっくりかえし 腫瘍を見つめる
傷を見つめては縫い合わせつつ
お月さま 弥勒さまを待ちきれませんと訴えるに
さらさらと静かに泣くのです

耳鐘がなり軽い布団のなか
トレーディング・カードを眺めつつ
カードの中の
天使はいない
もう
まだ
天使はいない

空間が 寝室が弛緩していくのでした
わたしはまっすぐに夢の中へ還っていくだけでした
水は純心 火も純心に
水は燃えている
それらを手ですくってからは
明日のことを忘れたまま
SIT,


七十七

僕らは
お互いを知らなかった
しかしお互い
渇いていたので
まるで同じ人物のようでした

僕がきみを知ったとき
きみは僕の渇きを嘲りました
僕はきみの渇きを哀しみました
そしてふたり仲良く満たされることのないこの体の渇きを
どうにか満たそうと遊びはじめました
遊びのつづきとして二人は祝祭を行いましたが


実際は渇きのつづきとしての祝祭で


砂漠になぜか花が咲いていることも
お互い
寝室のなかだけの秘密として
日のなかをゆっくり歩いて行きました


4ヶ月前 No.73

kyouhei tanaka ★iC0yORO7aE_nHx


2016.8.23(火)の自由律俳句





瓦が一枚われてしまって思うこころの沈んで秋へ



大風吹くくさはらこれ私の頭のなかのよう



虫の声栄えつつその声空気の水にぬれ



奇書一冊寝室にあり荒ぶるよ整頓しても整頓しても



歴史は一本の道として空気へ濁りある不思議畦道



くさのにおいの無言ながらもどんどんどんどんやってきた



歴史の一本道は静脈管へつながり眠る


言葉の寺即ち詩を囲んでいる曼珠沙華のあかさ



終の住処へいて帰る場所なし窓より甘いにおい



戸を出て落ち着いた草の霊性を見た



コーヒーに酔うこと雨の音する溜息はなし



あるがままのしかし今日は今日の私をたしかめて



母の忙しさの母はまだ夏の中へいる処暑だよ



雷とどろき孤独のこれのパソコンの心配をしている



向うの世界へいかない私は息整えて忘れつづける



トタン打つ雨音した途端さわやかになった肌に気づく



秋のはじめの静かなことのネットの混沌に稲光



秋のはじめのすずしさのこれ新しいやさしさ



投げられた言葉しっかり覚えつつふりかえらずと今日の道



今日は今日の道のこれは明日の道ともあれ



立ちつづく案山子が今は偉くてこの道をいく



ふりかえるところ思い出は価値のない宝石でした



月の光のヌメランマラルメ小さな子の服を正してやった



紫陽花消えた緑の中に私のさびしさをさぐったがない




4ヶ月前 No.74

kyouhei tanaka ★iC0yORO7aE_nHx

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4ヶ月前 No.75

kyouhei tanaka @santouka ★iC0yORO7aE_nHx


2016.8.25(木)の自由律俳句


きみの着信に目覚めることかけぶとんがない



お金について調べる澄み冷えた風窓より受けつつ



今朝も食べたらないに縁側昨夜の花火のあと



ふらっと散策しつつ郵便局の水の澄んでいた



野に雑誌舞うあなたはあなたらしくあること



風と風の間重たい雨甕の鳴る



のど渇いてうしろポケットに銭ありつつも

4ヶ月前 No.76

kyouhei tanaka @santouka ★iC0yORO7aE_nHx


2016.8.27(土)の自由律俳句


すこし眠くて雨街のなかふらふら歩く



淋しさに林へきみはかくれんぼう



戸を出てはふれるものみな夜の水である



保険手続きのずっとそれから雨つづく畦道に



妹の道空へとつづき秋風吹く



うつうつ文化が泣いて自由なリズムに歩いてしまう

4ヶ月前 No.77

kyouhei tanaka @santouka ★iC0yORO7aE_nHx

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4ヶ月前 No.78

kyouhei tanaka @santouka ★iC0yORO7aE_nHx

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4ヶ月前 No.79

kyouhei tanaka @santouka ★iC0yORO7aE_nHx

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4ヶ月前 No.80

kyouhei tanaka @santouka ★iC0yORO7aE_nHx



ドン・キホーテ、サンチョ・パンサ

 作詞・作曲 田中恭平



 昨日のことは思い出せるけど
 明日のことは思い出せない
 だけどそんなにあわてないのは
 ぼくらはきっと天国生まれ

 生きると決めて生まれてないし
 すべてのことを遊びにしたい
 だけどそんなにあわてないのは
 ぼくらはきっと天国生まれ


 前に進むのは帰り道

 ドン・キホーテ、サンチョ・パンサ
 ドン・キホーテ、サンチョ・パンサ
 ドン・キホーテ、サンチョ・パンサ
 ドン・キホーテ、サンチョ・パンサ……


 前に進むのは帰り道

4ヶ月前 No.81

kyouhei tanaka @santouka ★iC0yORO7aE_nHx


スピンオフ 無私人 kyouhei Tanaka メヴウスリングに語り下ろす
(注意 非詩作品)

#1

 先日、仕事、この仕事は清掃の仕事なのですが、ともかくやっと仕事に就けた。給与というのは別にして
私は精神疾患者ですから、一般的なことだとして、お仕事をする、奉公をする、ということ自体大変なことだったのですけど
働きはじめて、三ヶ月続いた。三ヶ月続いたらまた三ヶ月続くだろうと、計して六カ月、半年ですから
半年続くなら、これは落ちついたことだろうと、親族の家に報告にあがったんですね。


 すると、親族がたいへん体を悪くされているということがわかりました。今まで私の人生の危機はありましたけど
これはいつも不意打ちだったんですね。


 病気も、精神の病気ですけれど、この病気の原因はわかっていないんだそうです。
 原因のわかっていないことに対してですね、今の方はこころでも体でもいいですけれど「ストレス」という一語で
ともかく、初期の対応として済ませますね。「ストレス」、で、実際に自分は「うん、そうか、ストレスか」なんて
色々調べてみたのですけれど、これは緊張しているこころということ、それから身体というもの
こころが身体の運動に入るのは、置いておいて、というかわかりかねますが
 緊張というのは、ゴムがピーンと張っている状態なんですけど、ピーンと張っていると悪いから、ゆるめようとする
反作用の力があるのですが、一方で張って、一方でゆるめようとする力の極端な運動も、そのストレスの内ということを
読みました。
 ストレスというのは無くならないものです。そのストレスが運動の内と捉えたならば。反対に、このストレスの運動が
ないとどうなるでしょうか。
 文化教養の立場の方で、欲望の余剰として文化というものは生まれるんだ、ということを書いている方もいらっしゃいます。


 後に話します、煙草にしろ、コーヒーにしろ、そういう嗜好品にしろ、文学にしろ、それは人が欲望を抱いて、いや
抱き過ぎたことによって、発散できないので、そういうものがあるということです。


 多感な若者が、すぐ仕事について、その仕事に自分の欲望をまるごと没入できたらば、詩は書かなくて
むしろ、学生である、とても限定された状態にあるからこそ、詩を書くわけです。

 限定された状態だからこそ、欲望の余剰をどうするか、グレテしまうこともあれば、法を破ることもあるでしょう。
不良はもう文化としてその呼称はヤンキーからBボーイなどと変わっても定着している、若者を不良にしてしまわない方法は
学校の義務教育年齢を下げることではないでしょうか、というのは蛇足です。

(続く)

4ヶ月前 No.82

kyouhei tanaka @santouka ★iC0yORO7aE_nHx


#02

「ストレス発散」という言葉がありますが、これはピーンと張ったゴムを中心でバチン、と鋏で切ってしまう
又は、更に張りをつよくして、向こうのゴムの留め、からゴムを抜いてしまうことに近いでしょう。
カラオケで大声で歌う、大声を出すことはいいことです、プライマル・スクリーム療法という精神治療だってあります。
他に、体をいじめるように動かしてみる、など、つまりゴムそれ自体を「無くしてしまう」、バチン、と切ってひろって
さようなら、でポイ、というのはとても詩的なことです。カタルシスですね。私も詩はカタルシスを起こす為に諳んじています。

 話が逸れましたけれど、精神の患いに対して「ストレス」で片づける、ということ、体になにかあれば「ストレス」ということ
これは本質的原因を指していないと思います。「ストレスが溜まっているんだ」という言葉は本質、原因について言ってないと思います。
「よくわからないけれど、大変ですね」位の言葉だと思います。しかし「わかりかねますが、大変なんですねぇ」なんて今言ったら
この人は馬鹿なんじゃないか、と思われてしまうような気がします。「なんだきみは、ストレス脆弱性システムという語も知らないのか!」
と言われてしまうのでしょうが、私はわからないことを、わかっているということはできません。

 「ストレス」は女性の言葉のようなイメージもあります。しっかり調べているのでなく、印象として男性的というのは本質
本質の原因を暴きたい、ということだと思います。世代的なこともありますが、今は女性が男性的であっても、男性が女性的であっても
別段おかしくは思いませんし、ですが、それが個性の本質といえば違うと思っておりますが。

4ヶ月前 No.83

kyouhei tanaka @santouka ★iC0yORO7aE_nHx


#03

 どこまで語ったかといいますと、ともかくストレスという運動をコントロールしようとして、精神科医が行うことというと
神経を鎮めます、または脳という内臓器官を、落ち着かせてしまおうということだったと、治療を受けている身として思います。
 病気で、神経、脳の機能というのは低下しているのですが、それを治療するとなると、更におちていく、そういう感覚が一番
酷いときは当事者の私もわかりませんですが、その治療を受けていたときのノートの字の形や内容からわかります。
 相当、眠っていたような気も致します。

 私はこの精神の患いが、原因不明だというので、とても信仰的な人間になりました。原因不明ということはこれは神とか世界とか
と、同義的意味合いの類です。神も不明であるし、世界もまたしかり。異性もまた。

 そしてともかく、親族が頑張っている、ですが眼前にもうたいへんなことが待っている、という状況は私の人生でははじめてで
もしかしたら初めてではなくて、気づかなかっただけかも知れませんが。

 何か、努力しなければならぬ、私も変えなければならないという気持ちがあるのですが、頑張ると言って一体、何を頑張るのか。
仕事を頑張る、文芸を頑張るということは、着手のところ、常に手で掴んでおけばいいところがあると書けば、甘いですけれど
安心して頑張れるでしょう。

 対して、自分自身以外のひとの為に頑張るなんていうことは、着手のところが実はないのか、私はわからないのですから大変な
わけです。

 そこでタバコを止めようか、と。なるのが不思議ですけれど、タバコを止めることは、別段その相手が存ぜぬ、知らないことで
良くて、相手といっしょに頑張ると、、こちらが勝手に思ってやることですから。

 どうも理屈、理論を越えたところで繋がっていたいと思うのです。

4ヶ月前 No.84

kyouhei tanaka @santouka ★iC0yORO7aE_nHx


2010年をころせない


夜が明けたら
残ったのは希望と書かれた使用済み切符
それ一枚っきりだったので

あのひとの憧憬が冷たい男性か
あたたかい女性かも

冷たい女性であったか
あたたかい男性であったかも

もう一度見ただけで全く忘れてしまいたくなりそうで

頭の、頁はさらさらと秋の打ちくる水へ滴らせつつ
にも似た、いいえ、もっと暗い方法だって使って
しまいに
泣いてしまったのです


びくつく
びくつく
という言葉が固まりびっこってるので
こころが正確、歩けるように語ったらば
あなたは
まるでわたしが手の上であなたの心臓を転がしたように
ゾッ、としてしまい
ついに即座さっさと歩いて
店を出てしまいました

ナップ・サックから「裸のランチ」を取出すと
確かに
最初の章のおわり
ジェーンは死んだ
と記述されていましたが
それがその行の
少し前
マリファナ信奉者によってか、は、
あの独特な匂い
それを匂わせつつ記述されていないことが
とても良いことのように思えてなりませんでした
確認を終えると
ホットコーヒー二杯分の料金が支払い済みだったことに
ハッ、と驚き
私は走って店の外へ出て
あなたがいないか
一応、捜すよう街路に目を配ったのですが
もちろん
あなたの姿はありませんでした
しかし
なぜ
あなた、も
神さえも見ていないだろうと

そのとき頭の中
神様のことなんて
一切
なかったのに
どうして店を出て
あなたを捜すふり
なんてしてしまったのでしょう


駅で
東京では人身事故に寄る電車の発着遅延が
日常の内であることを確認し
渋谷から代々木へとグングン歩いていると
秋の風が頬を撫で
まるで新しい母のようでとても嬉しかった


アパートに戻ると鍵は壊れたまま
新聞屋が
勧誘のとき置いていったビール缶がころがっています
新聞屋と契約し
缶ビールを六日で飲み終えてしまうと
とるのをやめてしまったことが悔やまれる、このテレヴィがない部屋で
私は小さなアコースティック・ギターを爪弾くと
それが宇宙の全てであるよう思え
まるで世間が小さくなってくので
別段
いいのですけど

冷蔵庫を開けると
誰かが置いていった
コンビニ・エンスストアの
スナックの廃棄品の肉があったので
それをレンジにかけたあと
更にバターで炒めます

いつか佐藤伸治さんが
「窓は開けておくんだよ」
と歌ったので、窓は開けておくのですが
この部屋には電車の軋み走る音、ロクな音しか入ってきませんでした

涙は流れてこないのですけれど
肉を炒めるといって
まるで死んだものを
さらに殺すことのできるような気がして
黙ってするのです


次の日
出勤すると二日酔いのあなたがいて
わたしはバックヤードの電球を取り換えようとして
電球は発光するのですが
凹凸の噛み合いが悪いのか、電球が固定しません
結局ガムテープで
電球の周辺を天井と強引に接着させました
そして
死んだ木の中、あなたとわたしはふたり黙々と仕事をしました


夜のはじまり
あなたは「コーラが飲めるのなら、まだ大丈夫だね」
とあたたかく、冷たく言いました
あなたはいつも水を飲んでいました
「いいじゃない、実家に帰ってフリーターやって
 それで機材を買って」
「はい」
「じゃあ、これで別れだ」

二人で駅へ向かって歩くとあなたは
「何か食べてく」
と言いました
「ラーメンですか」
「ちょっと、中見てきて」
とあなたは言い、私は中華料理屋に入り予約票に名前を書いたところ
なぜ、外から見ても店に他の客がないのに
中を見にいかなければならないのか

それと待っているひともいないのに予約票に名前を書く私を
店員が目の前で止めないのか
さっと考えましたましたがわかりません
中からも
客はわたしたち二人しかいないことはわかり、大人のところに 2
と記入して
店員は何も言わないのでした

予約票に名前を書き
外へ出てあなたに予約票に名前を書いたこと告げ
二人店に入るとさっきのニコニコしたまま静止したような
店員はおらず、わたしたちは一番奥の席に座りました

瓶のビールは、あなたが頼んだのか、わたしが頼んだのか
覚えていません
それは、あなたがわたしのコップにビールを注ぎ、それを口にしたとき
わたしの東京があなたとともに
ついに波にボロボロとくずれさり、なくなり、ひろいあげても
もう一度、うつくしく、くずせ、と言われ
無理なことだからです


4ヶ月前 No.85

kyouhei tanaka @santouka ★iC0yORO7aE_yFt

2016年11月17日 書きはじめ


「ひとつの予後との哀しみはいつか海へと還ること」
そうつぶやきながら、母は昨日へ帰るさびしみの僕はただ家事を行う男である。
ドキュメントにすれば乾いた言葉でしか是は書けない。しんじつ男ひとりについてのものがたりの寄せ集めである。

一 失われたときを求めて

 昔占いをすることによると、私はずっと闇を抜けないらしかった。が、しかし、闇をぬけたらもっと悪い世だったとして、そんな残念なことはなく、周辺のものに気を払いながら、煙草一本だってしっかりすえたためしがない。それは今私が目覚めたからだけれども、いつか目覚めろ、と詩で書いたのであるから、しかしその目覚める対象が自分であったとは知れなかった。胡蝶の夢。はるかな過去。

 あなたへ
目覚めなさいというため

まずわたしが
目覚めないといけないワンダーのはじまり

香ばしい
恋という語はおもしろい
愛という語はなおさら
挫折した
いつかの冬
その
冬の木のあたたかさ
この無垢なる力へ
まだ名前をつけたくないでいたんです
目覚めて
春の雨ふる
目覚めなさい
あなたはこの手を出しなさい

2ヶ月前 No.86

kyouhei tanaka @santouka ★iC0yORO7aE_yFt


 文章を書いていくのはらせん状の階段を一歩一歩進むごとくである。今私はオツベルと象の童子をしつつ、象でもあるような気がする。いいや、そんなことはどうでもいいのだ。と座って字の書けるすばらしさに感涙すべきであるが、薄情、淡白なこの身こそ知りしかしそれでも登世しなければならない。いつか座れなかったのはくすりに頼り過ぎたのか、座れる椅子のなかったためか、中也は書いた。いすをなくしたと。椅子が増えればいいのはバス停の前か。またバスがやってくる。

路傍で
生まれたわけでなく
移動中の車中で
生まれたわけでなく
しかしいつからか
路傍に好かれ

花を
草さえ
愛すようになった


ジーザス
ご存知のとおりに


みえるのはハイ・クラスの街
気になった
税金のとりたて
路傍には郵便受けがないから


朝の四時
太極拳の連中が
朝の四時からジョガーが
わたしを起こす

教会の炊き出しにまだ早く
ポケット・バイブルを読むにまだ暗く
嗚呼
ヤハウェ
わたしが
眼をいたわっているのはなんのため?

過去の狼藉を
しっかりみる勇気もない
このこころ
貧しいわたしが
未来を見てもいいのか
だから自然
この眼をいたわっているのか


花の匂い
路傍の両側
花が植えてあって
それは
とても小さい女のひとと
かつて
というか今も
いっしょに
ふさわしさ以上の
暮らしをしている
アパートの一室まで
つづいてる
わたしは
今日
そのひとに言えるだろうか
もうすべて
終わっていたんだよって

ほら

バイブルは雨でぐちゃぐちゃで

眼を細くすれば

少しずつ

この運動公園の
向こうの丘の上の
ハイ・クラスの街の灯りが
ともりはじめていったでしょう?


2ヶ月前 No.87

kyouhei tanaka @santouka ★iC0yORO7aE_yFt


わたしの誕生日大安の日曜日

父は出産に立ち会わず
同僚の結婚式場で電話を受けて
陽気にひとりお酒をあおって飲んだそうな
ビリビリにやぶられたわたしの手書きの漫画ノート
漫画なんて画く必要はなかった
だってわたしの人生それ自体
漫画のようなものだから
くりかえさないが
くりかえされて

あなた以外のひとにはどこか
たらふく今日もサイゼリアでステーキでもワインでも飲ませ
ときどき紙切れに書きつけるぐらいで
眠ってしまうんだ
眠っている筈だ
ずっと
ずっと



上の詩文を未来より編集することの、これは肯定の詩となって皆様に読んでいただきたく思います。ポジに対するネガとしてどちらが実相たるべきか、私はまるでテレビを観ない。
新聞はそっと目を通すようにはした。しかしくりごとの編集でこと済むならばいいけれどできない場合はどうするか。個人に帰するとして、私の禁を犯すなといって納得するほど悪くあって、だからどうしようか、ずっと空へ耳を傾けている。これは文章の話。詩の責任についての話である。

2ヶ月前 No.88

kyouhei tanaka @santouka ★iC0yORO7aE_yFt

追伸 神様は遍在しないのか、ただそこにあるだけ
しかし私の奇妙な人生に於いて、徐々に兆しの良くなるごとし
親の恩より上司の恩 かつ詩人であれる 身は大切

わたしが高校で学んだものは
ラジオ体操くらいなもので

一番辛かった病症なんて
高校生活としか言えないだろうな

寝室を抜け縁側で今夜最後のラッキーストライクを嗜めば
思い出す

鹿の角のように
うつくしい女性の肌を
どこで撫でたのだろう

思い出せないってことを
思い出す


高校生活はただ体をつくることだったんだろう

2ヶ月前 No.89

kyouhei tanaka @santouka ★iC0yORO7aE_yFt

 心中むなしくも帰り花うつくしく自分の中に酔っている自分であった
それは、語中むなしくもくるしまぎれに書いた私の詩文を鑑みて
末法ではないと明るめればなお個人の闇ふかく人の声に耳を傾けた

今朝も風
なんてまるで恒常的平和であって
くりかえさないが
くりかえす
嗚呼
くりかえし
今朝の風は
まるでニッケルでしょう
いつかノートに書きつけた
信念いやまた
信仰のことばも

昨晩喫った煙草の苦みが
今朝も口へとのこるように
まったく不甲斐なく感じ
ベッドに足を放り投げ
その足へ
この季節らしい蝶がとまれば
おもしろい

今朝も風
明日もまた
開かないあたらしいドア
開けないあたらしいドアはむしろ
この携帯電話の
電源をつけよう

2ヶ月前 No.90

kyouhei tanaka @santouka ★iC0yORO7aE_yFt


低体温の身上に
低体温の畦道へ出て
ふりそそぐ
それは
ちりぢちに夏を孕んだ
春の日差し

いつかの約束は
約束だから
信頼に足りる
僕らは文字を筆で書かなくなって
不安の通奏低音をそのまま進む
何かしないといけないような

アコースティック・ギターが
上達しても
己のきもちを
しかと表することができない
大事なことが
音にならない

手をかざしつくった
影のなかで
眼は
考えていた
何を見ているのか

2ヶ月前 No.91

kyouhei tanaka @santouka ★iC0yORO7aE_yFt


カラオケのボックスには
魔法が詰まっていたようだったが
夢が
現実化したなら
何かいけないような気もしていたので
今宵もコンビニで
売られているものだけで
成り立った体で
路傍を歩いていく

あなたの声
キツめのエコーがいい
少しの音のズレは
サウンドが
ズレているときだってあって
歌っているほうが
外れているわけでなく

外れて
ひとり歩いて
落ち着いてずっと
街の明るさを肌に浴びせてた

2ヶ月前 No.92

kyouhei tanaka @santouka ★iC0yORO7aE_yFt


自らの詩に対峙していつかの闇を明るめるは
文章家一代の大事なり、などと書いてみます。



こころと体がうまくあわず
資料用CDの
ゼップのCDアルバムを開けば
エイフェックス・ツインのCDが入っていた

こんな夏はいつかの夏で
眼はまだ春をひきずっていたけれど
いつかの夏に
私はもっと老いていた

乱雑としたそのアパートの一室
笑う エルモのぬいぐるみの眼球は
煙草のヤニできいろくなっていた
大体! 今もなんでもわかりにくい!
(いいや、今ならわかることあり、自信にみちて)

朝に音楽は聞かなかった
昼はドアーズを低くならし
夜はサティを大きな音でならした
家具の音楽が
ついに寝室を支配し出す
あなたはコロンと眠ってしまった
私は
眠れず
ずっとベランダで
電車の渡る橋
──そのとき時代の亡霊が歩いていたくらいで
(今もそうなの?)
橋を見たり
絵本を読んだりして
じっさい何も考えず
考えられず
夏へ
身を入れてしまった

2ヶ月前 No.93

kyouhei tanaka @santouka ★iC0yORO7aE_yFt

書き改め。

自らの詩に対峙していつかの闇を明るめるは
文章家一代の大事因縁なり。

いつの世も遅れないとるほととぎす 恭平 (夏の句敢えて今詠む)

2ヶ月前 No.94

kyouhei tanaka @santouka ★iC0yORO7aE_yFt


あらがいのうた
しんじんのうたのまことそのまま
しかるに先読めずしかし
天明るめて
とさびしい声を昨日聞いた
今はチョコレートにだって酔いつつ
塩味のブロッコリーがきらいなんだって言ってた
そこで さびしがらせるな
母を泣かせたくはないとして
悩みのうちに頭ぐるぐる 熱を発し
そうして社会に立ち向かう
ひとは問題解決のために
熱を発し
踊れ
踊れ
ただそこに立っているだけで
ステップを踏むだけで
にこやかなるかな
ニライカナイ
海へ
もう伊豆へ向かう正月が待ち遠しいです
待っている
待っている

2ヶ月前 No.95

kyouhei tanaka @santouka ★iC0yORO7aE_yFt


哀しみという字の口は開きっぱなし
南無阿弥陀仏が踊りっぱなし
一念発起
詩を持って紳士ととく
そのこころは英雄に満ちている
林檎の心臓は停止したまま
時計の針は進行していく
こう思った、という書いては
こう考えた、と書き直し
書きなおせることのやさしさを知る
鶴の一声が私を変えた

トーストしていない食パンのような
だらしない営みを夏日がチリチリ刺す

連れていかれてしまう私
連れていくカモメの思惑の向こう
待っていたのは私

 数行 削除


朝六時
目覚し時計が鳴り
七時二十分にはモーターサイクルで
こさめ未満の中を走った

未熟な梅の実を踏んだ
グチャリ、グッチャリと気持ち悪かった

 数行 削除

しかし
何故、人の人生をよくしようとしては
あなたはこんな職業に就いているのでしょうか はて?

私はしがない接客業しているけれど
この白く細い両手で人を蘇らせたときから
そんな疑問が拭えないんだ
あなたには
あなたらには



拝金主義者が
死んでいくのを知ることは爽やかな風を 顔に受けることに似ている
ヘイ! 地獄で金が拝めない苛々をどうして晴らしている?
のちのち浄土で
私はやめられない煙草よりいいヤツをたしなむよ



深夜二時
深夜虹
錯乱という字の日は
夜にも昇る


言の花を全ての病者と医師へ贈る!

2ヶ月前 No.96

kyouhei tanaka @santouka ★iC0yORO7aE_yFt


>拝金主義者が
>死んでいくのを知ることは爽やかな風を 顔に受けることに似ている
>ヘイ! 地獄で金が拝めない苛々をどうして晴らしている?
>のちのち浄土で
>私はやめられない煙草よりいいヤツをたしなむよ

未来視点 これは近々の課題だな
ウーム、問題提起した者の責任はなくならない

2ヶ月前 No.97

kyouhei tanaka @santouka ★iC0yORO7aE_yFt


 お金大事に使うこと
 その身こそ知る物のありがたさ
 しかし静かに息吹きする命は
 滴として落ちる きみの眼に

 そうして時計は今を指す
 ひるがえっても今を指す
 素直たること
 嘘がつけない
 嘘がつけない身として自分

 竹しなやかにのびてはうっそうと
 いいや今夜も鳥がきれいに啼く
 家でひとりでさびしがる娘を
 私の考えの内に入れて
 それで良くも
 悪くもあり
 そして受け容れて静かに静かにつとめるのだ

2ヶ月前 No.98

kyouhei tanaka @santouka ★iC0yORO7aE_yFt


貝の不思議
とりとめもなく話す 語る
いない人間をどうして大切にできるのか
しらばくれるな 俺

肩の荷が下りない
そのまま帰ってくるのでなく
ワイヤードの世界でこそ天明るめり
と今は書いておく

如来につげた現状の意気地は
未来編集されようとも
自ら選んだ結果である

ときほぐし
放て
言葉を
音楽でもいい

今日は両眼がないた
煙草を二本喫った

2ヶ月前 No.99

kyouhei tanaka @santouka ★iC0yORO7aE_yFt


私は私の身体を愛しているから
この地に留まる身体は私をこの世に留まらせる
理由たる
して知足たるわたくしの簡素な生活に
メディアはあまりに共振しますので
実際は共振するというより共鳴しつつ
人の営みあり
ということで
はるか未来きみたちのほほ笑む姿を思い浮かべて
セーラー服のその暗さは
20世紀的暗さは
21世紀的明るみの内に
あるがままのアジテーションとして
アニメーション・ソングは歌われて
ランラ、ランララ、ランランラ・・・・・

経験体現たるわたくしにこの夏日のような
夜の過ごしやすさが
信じることができてうれしい

プレパラートの中でぐにゃぐにゃと飽和する宇宙という様式美

1ヶ月前 No.100

kyouhei tanaka @santouka ★iC0yORO7aE_yFt

〇弧り、ふるさと

氷山へ星が満ちる、
権力欲として氷山に星かけたような夜がある。
わたしはただの案山子に過ぎない。
すべからく冷えたごはんいただく。
しんじんは宙(そら)へ帰す。
あまねくもの、皆、ぼうっと煙草を吸う
わたくしに触れずに去ってゆく。
あなねくみなぼうっとする
そのわたしを知らない者皆、そこにいないとして
去っていく。
とても胸が痛むんです。

〇貧する家の信仰

簡素なる生活。
すれば
自動筆記にスラスラと書ける。
燃えている物が、
火に包まれているものが
何か、知れないままに。
火星を
見るに
赤い火か
鎌倉を想うに
冬であります。
いいえ
季節、奇跡はないのでしょうか、
自然法爾の理に、
四次元延長の幽体が発露して、
新芽、ひかりの滴りあれば
嗚呼、しかし怠いに外ならず
かけがえない、懸命さを欲しつつ
モニターの向こうで、
嗤うか
お前は。

〇弧なるまま手垢を拭いて

夜が、
世界を、
絞め上げていたと
プレパラートの中
妄想は育つ。
レールある者にあくがれて
恨みすらしそうだ
石のこころへ
なってみる
すると
爽やか
冬はこうなった。
2016 11月の日の本
古風信仰の、
しかし未来をのぞむから
鬼が笑って、
笑っていいのだ。
わたしは何べん焼かれてきたか、
といえ文句にしてはならない。
あの、
いつかの、ショッピングモール。
きみに合う安価な指輪を買う
ふたつともない
永遠の中に湯だつ息吹き、
其。

〇修羅の開き直り

そもそも私は鬼ではなく
人未分なる
元素の塊。
それで
何を叱ることがあろう
弥勒菩薩の悦受け書く
野菜売りのじいちゃんに
おまんじゅうを頂いて、
蜜柑を二つをまけていただく。
自然摂理の法則を
空、
を知るため
弥勒は、
まるで己と重なり合い
して
自分の書いたものすら
立派なものに
あしたなったりする。
さっき、
書く前に
なっていたのかも知れない
いそいそ書く。
新芽の先が燃えている、だって?
互いいさかい、あってどうする。
自らの名が
親を疎んじている、らしいとは
あなたは竹のしなやかさで
奉公すればいい
しなくてもいい
あしたはまだ

〇けさらしか

小鳥がたくさん
森にいたことの
当たり前、
さえ気づかず
しかし啼かない。
わたしは猫でない。
畜生道なんて知りはしない
あの手
この手で
しかし人の無関心
爽やかになったり、落胆したり
甕より水溢れ涙が
血が、流れ過ぎた。
透明な
涙や血が
怨念でなく浄念であれ。
ひとえ
わたしは責め立てる
百合や菊こそ求められるから咲け。
目の前の牛乳を
くらがりキッチンで含んで
また胸が痛む
痛みがひく
極みの酒は水の味が
水は極みの酒の味が
あなた
葡萄酒のように朗らかなさい。
今生きている方へ
花を捧いでいく
意図なくすることがある。
善いも悪いもない
でも 水流の清きを知れない、
子供ののど元を掴んで
きみが大切だ、と
泣きたくなる。

〇ないものねだり

無と書けば
無が在る。
無を経験体現している
夢の中で、
砂糖水いっぱいのさいわい。
あなたは
呆れて涙も出ない、か。
精霊の言葉に一喜一憂し
冴えない語感に訴えるわたしです。
アメリカの歌を
歌っていいですか、
誰に認証を求める?
血を辿って
ルーツを辿って

揺れる、揺らぐ、影太くなる
地元の旦那、
雪に感光する
水母たちの恥じらい。
透明過ぎてどこへいくか知れない。
ひとえそのとうめいさにあくがれつつ
すべてが滅することはありえない。
すべてが滅することはありえない。

〇宙へ

雨がふりそそぐ、
足先はつめたく、
今朝の仕事はなくなったけれど
誰恨むでもなく。
私は私としていつか
自分の心臓を帰して貰らった。
たった30キロのスピード
原付で走るにしても辛い。
不平して宇宙の中の自分を見つめる。
主語がないという視座があれば、
主語がないという視座があれば、
ほおづき 濡れる 割れた

1ヶ月前 No.101

kyouhei tanaka @santouka ★iC0yORO7aE_yFt


あるがまま
あるがまま
わがまま
あまねく詩(うた)の理りより離れ
亀も啼く国
生くるたましい
ときに私
霊性の力も借りて
須らく遊び場にちらほらと
白い空気にほだされて
ぐんぐん歩く
この身を焦がれ
然るに浄土はまだはやく
ふらここに神性が遊んでいても
突き上げられた夜にあくがれ
不精な伯父たる私の胸に
しあわせふりくるは無理でなく
かかるに叫びを聞いたのだ
そして静かにつとめたいのだ
黙して居ればうるさくない
こともなく国学とて
それは正しいか 嗚呼
一喜一憂すればさびしみ
花に月あるそれしぞんじて
わが半身は悪魔にゆずり
あやまる先のないことに
強く行きたい十時は夜の
ひろいきれない夢の落とし目
この造形のように身を鍛え
そして何よりあなたが大事

1ヶ月前 No.102

kyouhei tanaka @santouka ★iC0yORO7aE_yFt

橙に雪

 田中恭平

吹雪き荒ぶ、
今年の、
誇りとして。

闘う歌を、
歌うことにしたんだ。

産むという闘い方で、
彼女は。
俺は、産んで頂くだけで、
精神は気色が悪く
膿んでいて、
割れば赤い血がドクドク脈打つ、
切り傷をいれるまでもなく、
清潔な針で刺せば、
血があたたかいことが
知れる。

ケチャップを、
オムライスの上に、
ハート型にしてかける。
友達だものね。
いい未来しかないとして、
そこに貴方がいないということが、
偉い人の遊びでそうなっているとしたら、
愚かな俺は一人冒険漫画を、
いつか書いていたことを恥じる気は更々ない。
それがこの予期せぬ未来を、
あのとき造形していたとしても。
必死に思いだして、
デッサンを薦めて下さる、
或る先生の魔術。

XXX万年前のことを想いだせる?
想いだせるよ、みんなタトゥを入れていたよね。
海でよく貝をとってさ。
楽園へ一気介入して、
でもそれは未来かもも知れない、
丁寧言葉を紡ぐべき、未来派なのか?
過去派なのか?
関係ねぇよパワー。
薬含んで目先の性悪にいうべきことはない。
近々は、ただ煙草のことだけ
その前に俺は、
無から有を出したいから、
ドラムをガンガン鳴らしている
音を聞いている。

「囚われるな。」

「なんだ?この白い世界は。」

星が降ったあと
その尾っぽに過ぎないんですか?正解は?先生!!
海人を祖先に持つ者が弾いたギターソロ、
キレッキレの、
XJAPANのギター・ソロが、
モラトリアムを切り裂いているような、
あの夏を、乾いた風を、
サンバーストギターという刃で、切り裂いて
再構築していく地下音楽、
神様、銀行、
健康保険、新聞の精神科への薦め、
俺は落とされた穴ん中。
上の人間が見える。
都市の人柱。
もう燃えなくていいものが、
燃えていることにニヤツイている。

京都議定書のことを想い出す、
why?、
年収国籍問わず、
神木に親睦語り合いたい、
「ねえ、ねぇ、どれだけ人間は酷いんけ?」
第三の男は言った、
いつかダイヤモンドになる男、
「マイルス・デイヴィスみたいに まっすぐなトーンを吹きたいよ」
キャハッ、

なあ、俺は古賀メロディなギターは弾けないけど
いっしょうけんめい取り組んで、
何で悪いことがある、
俺たちに活力を与えてくれるメロディーを、
サムシングを獲得しようじゃないか、
ミスターモスグリーン、
お気の召すまま、
ここが歴史の真ん中として、
どうしてこんなに重なる 2016年、
一生の短さに、
どうでもいい、ときみが話した。
「俺も同じことを考えたことがある。」
東京で、
東京で、、
東京で、、、

東京で天下獲ったライオット・ガール、
彼女は金を使わせてくれるし、贅沢は味方だと歌ってる。
だから俺は金を使って、じゃないけど、
すれっからしになって郊外に帰ってきて、
郊外で反撃の狼煙を上げ、
煙草吸って halleluiah 今日の業は今日で終わり営みが、
この身一点にあればこそ、しかし、
朝になされば戦況が変わっている

当分寝室から出れないだろう、
煙草だってすえたものじゃなくなってしまう、
倫理を習い、宅建資格の学習をして 言葉は言の葉でなくきみへ帰す、
きみを愛している、きみを愛している、きみを愛している、
だから闘うから、きみは自分を守ってくれ、死ぬな
自分のことを傷つけるな、開きなおるな、
俺のように背骨を伐られることになる。

果物
みたいな恥ずかしい体してふざけたコイツは企んでいる
サイレンの音
コイツは俺で、アンプリファーは胃の中でノイズを鳴らす、
きみの隣で眠る骸骨、
きみの体はあたたかい
骸骨としてきみの精を吸い
願望として白い木になってベンチになってきみは座る。

ホテルのスパンコールのカーテンが揺れて、
いい夜が愛おしくも戦争はいつまでもある、
ホテルの窓から、
兵士の幽霊がザクザク行進してしていく音が聞こえる。

吹雪き荒ぶ、
今年の、
誇りとして。

闘う歌を、
歌うことにしたんだ。

1ヶ月前 No.103

kyouhei tanaka @santouka ★iC0yORO7aE_yFt

ポエットの落とした滴に残像が、コカ・コーラのラベリング・カラーに変わって、マッシュ・ポテトのような聖夜が、いつか人間であった聖人をおもいださせてくれます。ピリオドを打てば、人は文明があり、そこに侵入した者、そして手先は、「今」あまねくまま、ピアノをガシャーン、ガシャーン、濁音させます。
冬の花の戯言、聞かないこと。僕とあなたは手をとりあって、どこにでもある、使用の禁止されたフラココで、言ってはいけないことだって言います。
すべては戦時下の日本に於いて、この文章は記し成されます。敵か、味方か、判別のできなくなった私はどうにも、統合失調的足取りで、背中から、影の入ったところ、入り乱れる遊戯性に、骨と化してしまったから、入りやすいのでしょう。
賢い者は語り始めます。口を問わず身体で、進行方向と真逆に向いた風の中に、耳を澄まし、あどけないプリマドンナは、その愛らしい一張羅を、私に見せて下さったのです。
僕は手帳をもって、そこに記します。「dear:□□□□□」
あまねく、すべての思想そのままに、しかし思想に満足せぬ餓鬼たる私は、考え過ぎているのでしょう。ただ愛することが励しみ、だった頃よりつづく、飛行機の滑空、に、それを手帳の中に記すとして、私はワイアードの中で、配列の組換えを合法的薬品をもって、受動的になしているのでしょうか。いいえ、私は歩いています。ただ一本のさびしい道を歩いているのです。 どうでもよいことこそ、かつてランボーがめいでたもの、であったとして、あなたにかける明るい想いは命ひとつ。
この一生では足らないのか、とさくっと思えば、涙が両目からほろり流れる。
いつまでもそれらを眺める時間にいる、弥勒に於いて、ライスシャワー、降らずとも確かにフラココの感触を、赤いテーピングと記録しつつ、忘れてしまうのでしょうか。いいや、そんなことはありませんよ。と、先導者がいることに気づきました。充足なる、充実なる営みの中で、ラッキーやチャンスを製造する者がいるとして、しかしこの身焦がれるわたしたちが互いに過去、毘沙門天祭に於いて一度離れたとして、「今」野遊びに交際している事実、あなたはいつもシャンプーの香りをさせて。先導者とふたりの間をすすっとレモンカラーの自転車に乗った傀儡子が遮りこう述べました。
「この道は、何もないからいけない。この道をいっても何もない。ふたりには愛しかないから。愛に換算できるものがないのだから、この道を行ってはいけない。特にオマエ、なんだその伸ばした髪を切ってみろ」
詩、がふりました。さらさらと詩の頁が、ふりそそいできました。僕の手帖からだって詩がブワッと溢れて、それらがこの冬の日に透かされながら、さらさらさらさらと降り注いで消えていきました。彼女は、先導者は、傀儡子は「今」だけを遺して静かにその詩の中へと納まっていきました。さようなら、さようなら、さようなら。宇宙形をした茸が静かにウン、とそのままに、その茸たる宇宙にいて僕は、やっぱり孤独だったのでしょう。
またクリスマスがやってきて、僕はサンタクロースに電話をかけようと思います。「今年は不勉強なのでプレゼントはいりません」空っぽのコカ・コーラの瓶の前で。

1ヶ月前 No.104

kyouhei tanaka @santouka ★iC0yORO7aE_yFt

 眼
眼を見つめたら
すべてわかると思っていた
あなたのすべて
そこからはみ出す何かも

僕はほこんでみた
とかくこの世はさびしくあって
しかし眼だけは生きる
枯渇してもまた涙できる

すべてを忘れようとして
すべてをなかったことのように
すべてを泣かないですませるなんて

すべてわかると思って
あなたのすべて
そこからはみだす何かも

1ヶ月前 No.105

kyouhei tanaka @santouka ★iC0yORO7aE_yFt


ゆるく階段を下りていくと
棺桶があってその上には花が置かれているが
是も又デッドフラワーついには枯れ花になっている
畢竟冬の季節を指す色は黒であるけれども
あまりしゃべらない方がいいと牧師は言っていた
しかしこのヘンリーアンダーソンの塔の中
統合失調症的ただ下りていく
常識に裂け目を入れてただ下りていくことは
ある種社会の病巣より離れたところで
物を書くということは 何ものにも勝る幸福として
ほろ苦い涙でなく 想起された海なるものに
身を委ねるように して暫く黙しては
白鯨物語の話者のように力として
只 食うための詩でなく
喰われる為の詩をいだだいてもらい
お粗末さまでした、と告げて
シャンデリアから立ち退く僕らは
ビリヤードに興じて図らずも信仰をひととき忘れる

1ヶ月前 No.106

kyouhei tanaka @santouka ★iC0yORO7aE_yFt

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1ヶ月前 No.107

kyouhei tanaka @santouka ★iC0yORO7aE_yFt


今日はよい日の太陽にこにこ

歩くことを止め草としてしげる

正しくあがけどもどうにもならない青空

冬蜜柑一個二個おまんじゅう三個買って

明日もよい日の安らぎとして泉

風切って走った日だちょうどよい熱

煙草のこと散々に雨ふりきった

きみの髪短いこと、また会いたい

良いも悪いもあるがまま犬泣く日暮

電話きることああ胸のあたたまる

しんしつそうじして空気しんしんとする

あたらしいくすりあたらしいこころのなかに

ヤニ臭いわれひとり本片手に歩くこと

水を買うことくすりに咽喉のかわくこと

天明るめていい調子のずうっとつづいたらなぁ

食パン二枚を今朝は食べ日に感謝

しゃっくりの出る体は驚いて透明なコップ

返せなかった本は四冊冬の風受く

今朝句を書くこと新聞をめくっては考えつつ

みやざわけんじみやざわけんじとかく冷風

きみという冷静に合うワインだった

この日月は俺と面会っていた

掴んでかえされ暇な日に報

純たろうとして澄みきれず水飲む

うらまんとして恨むおなかがへったなぁ

平らげること清くあれ名もない僕は

労おうとしていい湯の白さ息吹き立ち

さびしくなっちまっていいかい冬は黙す

送り風巌として立つ山に山


1ヶ月前 No.108

kyouhei tanaka @santouka ★iC0yORO7aE_yFt


 日に焼けた肌のその真珠のような波のきらめきと
 共にあれ くすり指が今熱くなった
 あなたを想う その気持ちゆえ
 きみに話したくなっても なんと訴えていいか知れない

 私は罠にかかった動物
 諦めもせず 苦にもされないようでありたい
 この自己犠牲すら厄介になるとすれば
 ただ書き連ねる 真珠の言葉

 いつかの東京の果てる前に
 今の星さえ眺めず眠る
 とうに煙草は喫っていたのが
 きみにすすめられなくなって久しい
 いまがさいわい
 そして若いきみよ
 知れ
 俺は地獄に落ちてその焼けた胃袋から
 そう叫ぶより他ない
 知るんだ

1ヶ月前 No.109

kyouhei tanaka @santouka ★iC0yORO7aE_yFt


 あまたなるあなた、なんて手垢のついた詩の冒頭で御免ね。
 つまり手詰まり 詰んだ人生と思いきやその道が畢竟正しい道であると
 肯定するより他なく、と書けば まるで残念がっている風に
 聞こえるだろうけれど、僕は今の人生に満足している。

 それは心に溢れる単純なひかり、みちみちるひかりのためであって
 普段何にも先のことなんて考えないで生きているとしてしかし
 死という概念があるからこそ 過去 現在 未来 は想起されて
 或るのでしょう

 漠然とした不安も多分自分くらいしかかえてないと思ったら
 みんな不安で仕方なくそれにしたってニッケルな
 仲良しごっこも拝金主義者にとられちゃって
 でもきみは友情を信じろ 僕は情け深くひとから離れて
 また皆のうちに戻りたいのだ 孤独より皆へ離れたいのだ
 ジャンプ!!

 きみはきみの正しさを知っているだろうから
 きみはもっと人生が短いことを知っているのか
 人生が長いことを知っているのか
 それさえもう語り終わってしまったのか
 僕はチクタクとした時計の音を聞きつつ螺旋版の星座の下に眠る

1ヶ月前 No.110

kyouhei tanaka @santouka ★iC0yORO7aE_yFt

re;write


 眼
眼を見つめたら
すべてわかると思っていた
あなたのすべて
そこからはみ出す何かも
僕はほころんでみた
とかくこの世はさびしくあって
しかし眼だけは生きる
枯渇してもまた涙できる
すべてを忘れようとして
すべてをなかったことのように
すべてを泣かないですませるなんて
すべてわかると思って
あなたのすべて
そこからはみだす何かも

1ヶ月前 No.111

kyouhei tanaka @santouka ★iC0yORO7aE_yFt


私を抒情的にさせるのは労働と倦怠の終わり。そこに金色に光る水割りされたウィスキーだ。
人類最初のバイオテクノロジーである酒を見つめていると、ふと原始の眼で見たこのウィスキーの
明るさがどれほど茫々としたものだったが、否、どれほど静謐なものであったか、結局このウィス
キーが鮮明に写生ではなく、写し取られるまで我々はカメラの発明を待たなければならなかった。
そこに置かれたウィスキーの写真。それは一見永遠のようにも思える。しかしまるで恒常的平穏で
ある今日日に於いて、そう見えて仕方あるまい。一方目の前のグラスにはもう少量のウィスキーの
水割りしか置いていない。なくなった。呑んでしまったからだ。実感は「今」にある。
いつも「今」であるけれど捉え難いことにしかし恩恵、我々はウィスキーを勝ち取ったのだ。
 私の場合裏路地の遥か彼方の酒屋さんで・・・・・・・。

1ヶ月前 No.112

kyouhei tanaka @santouka ★iC0yORO7aE_yFt


きみに年賀状を書いた今日はすれっからしに汗をたらふく書いて勤労した日であって
生半可な気持ちではないに、気力だけでは勤務にならんと知れて明日はただひたすら
頑張るよ、ってここに書き落としていくことの、実は自分の心象風景はがらんどう。
手前には桜の花が植えられていて、きっと、いや、絶対にこの桜の木の下には英霊達
が眠ってあられるのだと思ったら、妙に自分が小さく思えてきて、この国の為に、地
域の為に何か成したい、と願っても、嗚呼 hosaka hosaka 僕は何一つ満足の金色の
鍵を合金することのできないがらんどう。

僕を落ち込ませるあらゆるものが、天よりくる放物としてここにキャッチ&アップする
私は人の人格を借りてはただここに詩のようなものを書きつつ、もうベッドへの岸部へ
ダイヴしたくてたまらないのに、人には本来無一物、何の罪もないのに、結局格差が
平和をもたらさないとすれば、ここはアメリカに威張って頂いて、ただこの豊かな国に
生まれた恩恵のままに俳句でもなして日々生きることそれで憂国もないとすれば嘘に
なってしまうが、皆ニューを求めている。皆ニュースを求めている。テレビはテレビ
っこのもとへ帰ったんだぜ。

僕の打ちこむ言葉がきみの目を丸くさせるだろうか。hosaka hosaka

1ヶ月前 No.113

kyouhei tanaka @santouka ★iC0yORO7aE_yFt

土の魂

 豊かに苦い土の魂
 滴りを俺はともかく歩いたものだ
 この黒々の手をごらんなさい
 明日の命も知れるでしょうよ

 風吹くことの昨夜の火事は
 雨允つことの死神の息
 とたん、も飛んだようでして
 昨夜の哀しみ昨夜の内に
  そして夜は偉大であって

 娘は遙か彼方をのぞみ
 叶うすべなく生くるのならば
 生きてる内に死にましょうとか
 下らぬことをいうんじゃないぞ

 小さい貧しい僕の考えが
 新芽のしろさのようでもあるか
 どうして魂をくすぐってやろうか
 嗚呼
 この
 豊かに苦い土の魂

28日前 No.114

kyouhei tanaka @santouka ★iC0yORO7aE_yFt

冬の日の夕暮れ

ひどい扱いを受けたものだ
なんだか見ていられないのは今朝のおれだ
わびしいなんて高尚なものでなく
とかく世ににおう正義と反射する闇の心が
冬の日の夕暮れの
おれのこころを鈍くする
闇さえないこころだっていつかはあった
そんな不気味なものはないと
おれは静かに縁側に座って
裸の百日紅を眺めていたものだ
そのとき何某かにおれは支配されつつ
支配されていないものなど希少なのだが
おれは自分を疑ったりしなかった
それが大きな間違いであったのだ
そして今は反省するばかりで
ぐうの音もでず
こんなうたを書くことだって
半月ぶりにしたものだ
多分
多分ね
おれの声は透明さを失い
おれのこころは純粋さを失い
正月には
神に叱られてしまったのだ
諭されたというのが正しいが
しかし失ったが為得たのは愛だ
おれは今日もう何ものもいわぬ
求められれば何か語ろう
この夕暮れを越えたところに
詩集が一冊置いてあったならいいのに

11日前 No.115

kyouhei tanaka @santouka ★iC0yORO7aE_yFt




今朝はひどく暴風の吹く朝で
マネキンなんかがあったらな
ふっとんでいるさ ふっとんでいるのさ
と意気込んで語る
俺は病者にして元気な朝だ
快活な朝だ
どうしようもない
一杯のホットコーヒーで満足なんだ
ホットコーヒーをかき混ぜる
金色のスプーン
俺たちはとけていく
世界はこのマグカップの中にとけていく
そして攫われた女はどうなった?
今日の新聞で
昨日のことを知りたいんだ

20時間前 No.116

kyouhei tanaka @santouka ★iC0yORO7aE_yFt

上記文訂正

昨日のことを知りたいんだ→未来のことが知りたいんだ

20時間前 No.117

kyouhei tanaka @santouka ★iC0yORO7aE_yFt


劣悪な太陽の奴隷になったままで
僕の夕方はほんに静かです
そこに力尽きた精神の翳が
人の言葉で冬の花として咲いております

19時間前 No.118
ページ: 1 2

 
 
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