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私のために。

 ( 詩投稿城4世(隠れんぼ) )
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kura @goburin ★iPhone=xMtA2CYZuX

私のために書かれた詩のための場所。
私を慰めるためでも、
私を責めるためでも、
私を愛しく思うためでも、
構わないから私のために詩を書こう。
それ以外の何かのために書くのなら、
それが私のためであることを、
それが私の中の、私の外であること、
私から広がる世界のための詩を。
先ず原点を見つけるためには、
私のための詩を書かなければならない。
死にたくなるような私まで
愛しくてたまらない私まで
さかのぼって、さかのぼろう。

私のために書くことを意識するということを目的としたスレッドです。私のために、詩を書いてください。つまり、貴方のために、貴方のことを書いていない詩を書いてください。

3年前 No.0
メモ2016/02/06 22:18 : くら @goburin★iPhone-xMtA2CYZuX

今まさに、貴方のために詩を書いてください。いや、基本は放置ですが。僕も貴方も返詩なんて私のためにしか出来ないでしょうが。

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くら @goburin ★SavZ0HjCRh_keJ

極東戦争が起きてから三年目の夏、僕と鏡花は網越しの充溢をようやく完遂した。歯車の欠落した国家と、熱量を持たない彼は、種子を拡散することも膨張することもできない。植物人間が喋るなら、きっと言うだろう、「私は平衡している」と。鋼鉄を頭蓋に埋葬したまま、僕は細く白い手をとり、己のエゴイスティックを穏やかに押し付ける。数米の勢力均衡ラインを、止むことなく電子虫が食い荒らしていくように。



些細な爆風がDMZを押し流して、中立が言葉だけの紙切れとなり下がった夜、鏡花と僕は爆心地からはるか遠い異国の街で耽っていた。その頃には既に、誘導爆弾は鉄橋を溶かし、隣国の高空支配隊が母国に熱炎を叩きこんでいた。同様に、MADに穢された爆風破砕弾頭が近海から放たれて、節操のない爆轟波が鉄骨をみるみるうちにジェラートに変えた。国連が活動を開始するまでに極東は破滅的な自壊を始めており、そのアポトーシスめいた殺戮は残念なことに国籍を問わなかった。鏡花と僕が明け方にシーツから転げだしたときには、僕らを規定するあらゆる認証が、すっかり融解していて、肉片の一つたりとも、レコード、されなくなっていた。溶けたガラスがゆっくりと混じりあうように、僕たちの存在も記録上は死者と区別がつかなくなり、そんな非現実と実在の狭間で、鏡花は、自死した。



命が、異彩を放つ。灰いろに接取されつつある桃源郷で僕と暮らすことのなにかが、死を引き寄せたのだろう。特別に身寄りが少ないわけでもなく、かつての社会基盤に間違いなく属していた僕にとって、母国の混沌状態はなんらかの苦であるべきだった。焼夷弾のリボンがひらひらと火を帯びて、故郷の街をひとつまるごと異郷にかえてしまっても、親爆弾の開裂から無数の子魚が降り注いでも、その鮮やかな景色が、落涙につながることはなく、僕はレティナの滑らかな画面から音だけを聴いていた。そういうとき鏡花は決まって、極東地域での予防戦争を取り仕切った人々を列挙して、誰がその責を負わなければならないか、の話をした。それは素人談義の域を出ていない一般論で、僕には、こうした他愛のない話を通じて、彼が自分自身を傷つけたがっているように見えた。戦時下でも戦後でもない遠方で、既に収束しつつある破裂の残骸を撫で続けるのは、秘裂に指を這わせて背徳に耽るのと変わらない。僕が見るかぎり、鏡花と僕は、幸福だった。母国の偏見としがらみから解かれ、敵がみな焼き尽くされた墓標のような街を想って、互いの醜さと美しさに耽溺していられたのだから。



戦後処理が瞬く間に終わって、責任を取るべき戦争犯罪者たちが形ばかりの謝罪を残し、断頭台かあるいは電気椅子に腰を下ろしたあとも、いまだ紛争が続いていた抵抗地域では、無数の曳光弾が夜を粍単位で刻んで、バウンシングベティが毎日のように踊っていた。ベティは、中空で炸裂し、人体を容易く水袋にする。下手くそなクラッカーのように、静寂を一発の震動が満たして、それがゆっくりと皮膚の奥底に浸みわたっていった。避難さえも逃亡と見做される住人たちが人形の瞳で、憎しみさえない疲労を口にする諦念。それらの現実的な光景はやはりどこか遠くで響く鐘のようで、僕の安らかな心境をますます助長した。この先、極東戦争がひとまずの落着を見て、放たれた哨戒機が僕たちを見つけ出すことになったとき、鏡花と僕は、誰に処理されることになるかというのが問題だった。デジタルな情報はまだどこかに残存しており、統制機関が復旧するにつれて、再び個人の肉体とリンクする。そうして母国が二人を絡めとるように迎えるとき、かつての識別装置が正常に作動していれば、鏡花かあるいは僕の柔らかな肉はくつわをはめられて、形なき牢獄でつまらぬ裸体を晒す刑罰を受ける。僕たちは投降しないまま、凍死するまで別々に捨て置かれる。その耐えがたい苦痛を想うたびに、僕は、永遠をこの街に凍結させたく思うのであり、鏡花という人間を、呪いつくしたいと思うのだった。



彼が自死した朝は、PKFが母国を制圧した翌日だった。ひとしきり暴れた軍事勢力との、最後の総力戦は、鏡花の故郷にさえ特段の影響を与えなかったのだが、その頃にはすでにBC兵器が極東一帯に出回っていて、地球のその、巨大な一面が、渡航禁止地域と化していた。隔てた海の向こうから大国が振り回した指揮棒が、そうした潜在的危険地域をデータ上で焼き殺し、挙句の果てには、SLBMが現実の都市まで浄化した。曖昧で具体性を欠いたニュースがネオンのように点滅し続ける。僕が穏やかさを育んでいくのと歩調を合わせて、鏡花はいつからか、故郷に、彼の母国に、つまりあの隣国に帰りたいと漏らすようになっていた。僕は、すかさず帰郷を提案した。当然僕にとっても鏡花にとっても、帰郷が意味しているのは無意味な自死だった。廃墟にたどり着く前に、機関銃かベティ、あるいは装甲車の鋼鉄が、僕たちの頭蓋か内臓、あるいは精神を撃ち貫くだろう。それでも、彼の望郷の念を否定することはできず、旅支度を終えた僕が、マーケットから戻ったとき、玩具のような破裂音が響いて、年代物の25口径から溢れた豆粒のような弾丸が、生かすでも殺すでもない、熱的平衡に鏡花を誘った。



僕にとって。つまり鏡花を失って、すべての束縛を失った私にとって、ビーグル犬の老いた瞳の男を失った一人の逃亡者にとって、極東戦争の一連の出来事は夢と変わらなかった。爆轟が未だ止まない街が次々に増え、今や局地紛争は大陸の半分を巻き込んだ大戦の様相を呈している。火は海の彼方まで飛び散り、破損した製造物がその海を覆いつくしていた。母国は三年目に突入した極東戦争において、もはや隣国と非生産的な感傷で対立し続けることを避け、一時的な休戦協定を結ぶことに同意した。元々国家にとっての敵は常に仮想でしかない。本当の敵を持つには、人間の造りあげた機構はあまりに未熟すぎたのだろう。私は。今ならば鏡花とともに帰郷することさえできるだろうが、もはやこの街をただ一人で出立する意思は持てなかった。私はあの弾丸とともにこの地に埋葬された。呼吸だけを狂ったように続ける彼は、望郷の思いを失くし、枯れた日々を送る私を、既に死者と変わらない私を置いて、先に帰郷したのだと分かっていた。私があの寒い朝を出掛けたとき、私が、鏡花とともに凄絶な死を遂げてみたいと願望したとき、破ることのできない両国間の金網の前で銃殺されることを望んだとき、頭骨を貫く螺旋状の飛翔体が、ふたつの脳漿を飛び散らして、そのぬくもりのなかに横たわることを夢想したとき、溶けたガラスが混じりあうように自死しようと微笑んだとき、「帰ろう」。パン。

鏡花は弾けたのだ。



歯を剥き出しにして鏡の前で笑う僕が、なにか恐ろしい怪物に見える瞬間がある。二度目の銃殺を夢想するにあたって、僕は、鏡花の平衡を取り除くことを決めた。彼の白く細くなった手を彼自身の頸に押しつけて、完遂できなかった自死の続きをする。鏡花が選んだ旅立ちを、僕はなぞらなければならない。そして僕の呪いを終わらせなければならない。天空をラッパのような重低音が奔り、はるか遠い異国の街にも子魚が降り注ぐ。その強制的な結末を僕たちは嫌った。母国の敵たちを睨み続け、出奔した命だ。その信念を完遂しなければならない。フレシェット弾のような風切り音が耳元で響き、頭蓋の内側に脳が焼き付いていく。その甘美さを味わいながら、僕たちはとうとう、別れたのだった。

5ヶ月前 No.377

くら @goburin ★iPhone=xMtA2CYZuX

もうこんだけ駄文書いたら小説で良くない??ってなるくないすか。でもここから詩の形態に落とし込むのが腕の見せ所だから(大嘘)。

5ヶ月前 No.378

くら @goburin ★SavZ0HjCRh_keJ

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5ヶ月前 No.379

くら @goburin ★SavZ0HjCRh_keJ

集積体の眼窩。
造られたわけでもない塔の、
願望と出さない声の
欲ふかさを自覚する虎たち。
編綴さえできないで
おぎゃあおぎゃあ、
鳴き声を。犯している。
真っ青な虎たち。

あの、産みから、
漂流し続ける幼い言葉が、
生きることも死ぬこともル。
果てられないまま、
悶える子壺。を見つめて、
捨てられた堆積物たちが、
僕に成り替わろうを、
妄想する、緩やかに、ゆるやかに。
撫ル文字の建築。
歪みを糺しても糺しても、
忘れられた波が瞼を浚って
度毎に忘れ去るだろう頭骨は、
位置を希求する。砂浜で、
はるか砂粒の砂浜で、
解けていく指先。
望郷ル。ヨウに。
景に応答ル。ヨウに。
真っ青な牙で、
飢えを朽ちるまで、シている。
僕らの恥骨だけの残骸。
を、魂と名付ける。
愚鈍さに、虎の一尾。

彷徨ル。
こびりついて
おぎゃあおぎゃあ。
焼きついた。あれは僕の
遠い残響。数千
万都市の落伍者たちの
肖像画。脳漿だ。

5ヶ月前 No.380

くら @goburin ★SavZ0HjCRh_keJ

これだけの分量で流れをくみ上げてしまうと、解体して詩にするとか流石に無理だ。
かといって継ぎ足すのも減らすのも芸がないし、これは別作品を連詩するしかないか。

5ヶ月前 No.381

くら @goburin ★SavZ0HjCRh_keJ

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5ヶ月前 No.382

くら @goburin ★SavZ0HjCRh_keJ

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5ヶ月前 No.383

くら @goburin ★iPhone=xMtA2CYZuX

どうやって終わりを受け止めてもらえばいいのか、それがテーマです。最近は。

5ヶ月前 No.384

くら @goburin ★SavZ0HjCRh_keJ

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5ヶ月前 No.385

くら @goburin ★SavZ0HjCRh_keJ

これでたぶん最終稿になります。
小説ではありませんが、詩というにはラインが通りすぎです。
僕が透けて見えるようなものが詩ならば、分厚いカーテンですね。

5ヶ月前 No.386

くら @goburin ★SavZ0HjCRh_keJ

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5ヶ月前 No.387

くら @goburin ★SavZ0HjCRh_keJ

極東を捻られた釘が抉り、
出された言葉を食るい、
裸体にかけた熱条網が幾重になりて、
屠る屠る屠る。
屠る屠る。

未熟な眼球は曳光弾を写し、
麗し、虹彩が、極彩に、
ぶるぶるぶる、痙攣する、
泡から鯨が鯨が生じて、
葬られるであろう、
跳躍地雷に、酩酊する霞、
断頭台かあるいはでんきいすから、
落着する。詩聖の声。

5ヶ月前 No.388

くら @goburin ★iPhone=xMtA2CYZuX

注ぎ足されたことばが
むわむわと犯す
鍵はいつも、
黙りこんだ瞳のなかに

5ヶ月前 No.389

くら @goburin ★iPhone=xMtA2CYZuX

書けない!わけじゃない!
書いても!わけないものが書ける!
網に!かかる!魚の気持ち!
蘇らせてからまた埋めたい!
その上にほんの少しだけ重ねる土、
ほんの少しだけ高くから、
説教なんてしないから、
あなたも私も肯定したいだけ!

5ヶ月前 No.390

くら @goburin ★iPhone=xMtA2CYZuX

心を動かしたいと思っていたがそうではなく、心を動かした私になりたい、というだけなのかもしれない。ならば、結局僕にとっては、人間を動かしたい、ということと同義で、それが僕の表現によってなされるということと必然的につながっているわけではない。そもそも僕の表現がなぜ必要なのか、「僕の表現」の「僕の」性は本当に必要なんだろうか。「僕の」浅い人生が世の中の浅い誰かのもの慰みになればいい、なんてたわごとは、ひどく甘ったれたものに思える。たった数人の浅い誰かを慰めてどうなるのだろう、あるいは、その行為によって、自分自身をほんの少しだけ慰めてどうなるのだろう。びっくりするくらい意味がわからない。僕のなかから優しい気持ちが去っていってしまっている。たった一人の横に、ほんの偶然的に、たまたま、たわむれごとのように寄り添ってしまったもの、寄り添えたもの、に対して、発する言葉がない。

5ヶ月前 No.391

くら @goburin ★iPhone=xMtA2CYZuX

言葉遊びは楽しいが永遠には続けられないし、物語は心も人も動かすが、感情移入を詩の要素
として取り込むのはあまり上手くできなかったし、小手先のアルチザンじゃマシンメイドのガラス細工と変わらないし、僕の表現自体の可能性もまぁよく分からない。そもそも世の中の大半のものは僕にとって好ましくないのに、そんな広い訴求力を持つものを生み出せるわけないのかもしれない。訴求力、嫌な言葉だ。

5ヶ月前 No.392

くら @goburin ★iPhone=xMtA2CYZuX

でも僕のようなのがいなくなったらおぞましさを愛する人はどこへ行けばいいんだ?

5ヶ月前 No.393

くら @goburin ★iPhone=xMtA2CYZuX

というか完成度がまだ低い。全然低い。小説から詩への落とし込みをするときに、編んだ物語と設定の取捨選択に失敗した。もっと大胆に切り捨てていくべきだった。僕は小説や設定資料集を書いているのではなく、行間を書いているし、雰囲気を書いている。本来無駄にはならない情報を、それでも、意図的に消しこんでやる必要があったのだ。

5ヶ月前 No.394

くら @goburin ★iPhone=xMtA2CYZuX

お風呂に入ってスマートフォンを弄っていると、水中に落としてしまいたくなる、イヤホンジャック、スピーカー、隙間からみるみるお湯がはいって、ぽこぽこ、ぽかぽか、空気と一緒にみんなみんな喪失されて、あの子もあいつも、あぶくになって、浮かんでくるの、

5ヶ月前 No.395

くら @goburin ★SavZ0HjCRh_keJ

『お茶の国』

紅茶をあいする女王様が、
作りました。お茶の国。

たっぷりと、ミルク注いで、
ぬるいカップを両手で持って、
犬のようにぐいっ、
水のようにすいっ。。



あるときひとりの陶工が、
あつい紅茶をのみたいと、
カップに持ち手をつけました。

それを見た村の人たちが、
あつくなって怒りだし、
片手で紅茶をのむなんて、
あつい紅茶をのむなんて、
ゆるしがたし、ゆるしがたし!
この村にはいらない器、
持ってとおくへ消えてしまえ!
と歌ったその声を、

ひとりの商人が耳にして、
足がふくらむほど寒い冬のこと、
ちいさな持ち手と陶工は、
ようやく、紅茶をのみました。

陶のカップに取り付けられた
革命的なちいさな持ち手、
またたくあいだに人気になって、
町中みんなが買いました。



町中みんなが持ち手をつかって、
あつい紅茶をのんでいた頃、
ひとりの学者が酒を飲み、
じょっきを叩いて叫ぶことには、
これほど小さな持ち手では、
カップの重さに耐えきれず、
早晩こわれて、けがをする、
熱い紅茶が降りかかり、
びっくりしてみんな死ぬでしょう、
神様も、動物も、大自然も、
心臓が止まって、さぁたいへん!



あるときひとりの陶工は、
あつい紅茶をつくったと、
王子のまえでしばり首になりました。

国中のカップから持ち手がなくなると、
陶工の村では昼夜を問わず、
お祝いの祭りが開かれ、
王子がどれだけかんかんになったか、
玉のような肌がどれだけ傷ついたか、
その醜いやけどの跡を、
なぞるように騒ぎ立てました。

お茶の国ではあついお茶は飲まないこと、
お茶の国では持ち手を使わないこと、
ふたつの決まりごとです。

紅茶をあいする女王様は、
窓から街をながめると、
ぬるい紅茶にくちをつけました。



町中みんなが持ち手を捨てて、
あつい紅茶を飲もうとしたとき、
ぱりん、がしゃん、と音がして、
大事なカップが砕ければ、
あついあついと言いながら、
土に染みいく茶をすする。
みんなが地べたを這いずって、
割れた破片もなんのその、
あつくなければ紅茶の国は、あつくなければ、
飲む価値もなければ、住む意味もない、
もういちど、あの持ち手を、
もういちど、あの陶工を、
返しなさい、返しなさい王子さま、
あなたの火傷よりも、
もっとたくさん、返しなさい。



割れました!国宝も!
大事なカップ、垂涎のひとしな!
王子のほのかな赤みさす腕からたくさんの血が流れ、
紅茶よりもあかく、ミルクは足りていない。
飲んだ飲んだ、あのあつく燃えるような茶を、
こころを焦がすような渇望の色を、
ちいさな、持ち手が、支えていたのです!

聞きなさい!
かつてこの国では、砂糖のひとかけも、
禁じられていたのです!
紅茶の純粋にして高潔なお味を損なわぬよう!

しかし、
私は、許したのです!
その味を知ってしまった私は!
砂糖なしでは残酷な暴君だったから。
今や、あつい紅茶がはびこり、
王子さえ胸を焦がす火にもだえるばかり、

と、そこに来たるはくだんの王子。

「いいえ母上、わたしはアイドルが好きです」
「なんですって」
「紅茶などどうでもいいです、アイドルが好きです」
「国の決まりはどうしますか」
「そのままで、それが私の名誉です」
「では民衆諸君、紅茶はぬるくして飲むように!」

民衆はあわてふためき、
すべてのカップは割れてしまいました。
もはや飲むものは誰もいませんでした。

冷めた紅茶がただ血のように流れるだけでした。



犬のようにぐいっ、
すするように、
水のように、
食い物にするように、
黙したままで、すいっ。。

4ヶ月前 No.396

くら @goburin ★iPhone=xMtA2CYZuX

感動?
そんなところにはない、
感じるまま思うまま、
言葉にはならないものを
言葉にしつづけるために
そぎ落としては注ぎ足し
言葉が言葉ならぬものになるまで
意識さえないまま指先を走る
即興の、ここから、とめどなく、
リズムが、音に、流れて、
いまの、人間の、
すべてが溢れ出して行く、
瞬間、

4ヶ月前 No.397

くら @goburin ★iPhone=xMtA2CYZuX

息して、動くだけの生き物、
劣った心と身体、ステータスを身に纏って、
虚勢の星空の下で、輝くことを夢みてる、
あたしは、ひとつの人間。
凍える吐息を浴びて、
なお動こうとする彫像。

価値の顔も忘れてしまって、
かすかな匂いさえ、
鉄混じりで苦くなった、
あたしは、きみと、
きみと二人いなきゃダメ、
そんな夢みるのはまっぴら恐ろしいのに、
夢を見てなきゃ死にたくなるの。
この、四畳半の生命体、
ここで凍死したって、
きみ以外誰もあたしのことを知らない。
きみだって、あたしのことを知らない。
あたしは、あたしは、
あたしのことばっかり考えてる。

4ヶ月前 No.398

くら @goburin ★iPhone=xMtA2CYZuX

笑えよ。
あたしなんて、何にもなってないぞ。
おまえなんて、何にもなれてないだろ。
笑えよ。
あたしもおまえも、
笑うくらいできるだろ。

4ヶ月前 No.399

くら @goburin ★SavZ0HjCRh_keJ

優しさとか素晴らしさとか見出したものを伝えたいとか思ったことないし、
僕は僕の世界が現実のすべてより美しいとか思ってない、
ごみ溜めみたいな心に流されてきた杞憂をもてあそんで黙くらかして、
一分一秒を死なないように生きていたいだけ。
大体、どっかのあんたみたいに未来は明瞭に見えちゃいないし、
坂道を走る自転車みたいに惰性でどこまでも行けるだけの展望、
腕のなかには何にもなくて、ちっぽけな脳みそには言葉しかない。

おれの、おれの、僕の言葉だけ。
あなたからもらった大切なものってどこにやったっけ。
忘れたわけじゃないけど思い出したくもない。
もうずっと前に僕らは大人になったから。たぶん。

愛だとか喜びだとかそういうものの実在を信じなかった、
子どもの頃の僕はもういないんだけど、
じゃあ代わりに何を信じられるようになったって、
何にも大したことは覚えちゃいない。
ただ、正しさが集積する頭のなかで判決が下っていくだけ。
あいつ間違えた、あいつ正解した、
腕のなかにはやっぱり何にもなくて、もう子どもでもないのに、
信じてもいない夢に縋りついてインスタントな話で泣いてる。
お手軽な時代の僕らは、もう別に命だってお手軽で、
弁当の代わりにコンビニに行くみたいに、
ニヒルの代わりに感動、現実の代わりに梦、
隣の芝生は刈り取っても無限に湧いてくるんだから、
引きこもってるか、街へ行くしかないんだ。

書を捨てよ。誰に言ってるの。僕に。
世界を歩け。土を、土の上を。
もうかつてないほど歩いた。十分すぎるくらい。
それが鳥には、ほんのひと羽ばたきでも。

4ヶ月前 No.400

くら @goburin ★SavZ0HjCRh_keJ

『へんしん願望』

なんにも失ってないのにぜんぶ失くした気がする。
なんにも手に入れてないのにぜんぶ集めた気がする。
旅の終わりは、どんなゲームもいつか飽きられて、
そしてみんな他の遊びに移っていくんだから。
僕だって、ずっと、こうじゃなくてもいいじゃない。

4ヶ月前 No.401

くら @goburin ★iPhone=xMtA2CYZuX

あなぐまのようになりたい

3ヶ月前 No.402

くら @goburin ★iPhone=xMtA2CYZuX

生きていけないとき、
苦しみは皮膚のひきつれを
たんねんに、たんねんに、
描こうとするね

針のさきに、血液のなかに、
閉じこめたくもんの火がほてり、
すじを伸ばし、ほねを弾き、
にくを浮かせるよ。
うっ屈した夜の、
途方もない冬のあとに。

はるはる、
はるか夏から春を見やり
芽ぶいたほのおの喜びをかたり
うぞめく虫たちを歌う。

このはるには、
このはるには
幾億もの死がうずまっていて

あなたのはるには、
あのはるには、
幾億もの引きつれがきざまれていて

凍りついたもの、
まだ溶けてくれないもの、
みずになって去った
飲み干したあとのいわむろ。
よろこびが巡り来るための病臥。

きっと春を覗くとき、
心のなかの膨大な絵がみえる
曼荼羅のような苦しみと、
あなたの瞳に沈んでいる冬を
溶かし去った、孔雀のほのおが。





3ヶ月前 No.403

くら @goburin ★iPhone=xMtA2CYZuX

はるか先に立つかかしを歩く。
どこまでもあぜ道。

3ヶ月前 No.404

くら @goburin ★iPhone=xMtA2CYZuX

ばらのとげ
はじめちいさく
つきささり
むくむくとはれて
あさにはしぼむ

ばらのとげ
のこったまま
ふれるたびそだって
あえないまに
くさびとなって

3ヶ月前 No.405

くら @goburin ★iPhone=xMtA2CYZuX

誰かに伝えるための声で
おまえの火をさけぶ
消し炭のようなこころに
傷が広がるようにナイフを構えて
あなたの
あなたのこころを斬ることを
愛だと、愛だと吐いている

うそぶく素振りひとつなく
おまえの火は、睨みをきかせる
嫌われてもいいんだ
憎まれてもいいんだ
馬鹿にされてもいいんだと
つめたい言葉に、火をこめる

ああするどいひと
ああずるいひと

おまえは
火で鍛えられたナイフを振りかざす
人のことなど興味もないから
冷徹な刃であなたを切っていく

ああするどいひと
ああひどいひと

知りもしないのに
分かりもしないのに
絡まった心を切りほどいてやったと
ほくそ笑んで眠りにつく

誰かに伝えるための声で
おまえの火種をまき散らす
愛だ愛だと、
あなたの眠れない夜を
知りもしないで




3ヶ月前 No.406

くら @goburin ★iPhone=xMtA2CYZuX

終わったあとの退屈で
くそつまんねぇ時間
ラピスラズリを噛んだら
腹ん中は銀河
なんてくそつまんねぇ台詞で
誤魔化されてんじゃねぇぞ
食えるものを寄越せ
食えるものを寄越せ
食えるものを!寄越せ!



きっとこのまま夢見心地の酩酊で
俺の好きな人たちは死んでいくんだ
そうして
睨めつけるような目の、
爬虫類から可愛さを奪ったみたいな
ドス黒くて自覚のない連中が生き残るんだ
って、いつかムーで読んだよ
れぷたりあんが被った皮の持ち主は、
今でも
血みどろで生きていて、
生きることを目的に生きてるんだ
って、テレビから漏れきこえて、
あー電波みたいな連中の言うことは違うなって
スイッチを入り切りしてる間に夜になって
そうすると、
俺って僕は私だっけこの身体は、
どうして今までここに留まってる、
あたしは誰でもいいのに、
どうしてここに今もいるのか、
って宇宙の不思議が溢れ出してきて
気づいたら
ラピスラズリを噛んでる



球体が、完全な球体じゃないときは
まわり続けて、どんどん良くなっていく
人間にも遠心力は影響するし、
コリオリだのなんだのが働いてるから
生き続けてると、どんどん
どんどん、
寿命が短くなっていき
技術革新のスピードより老いは速い。
一瞬ごとに肉体は老化していって
完全な人間には灰でも足りない。
だってのに
回転してもかたちは崩れていくばかりで
完全なんて大嘘だとわかるばかり
なぁ、あのときの理論はどこにいった
心を躍らせた宇宙の鐘の音は。
等速直線運動で
はるか先のボイジャーにいつか出会う、
灰の、球体

3ヶ月前 No.407

くら @goburin ★iPhone=xMtA2CYZuX

平々凡々な人生をなめらかに滑ると
角のないたましいを愛するようになる
そんなつまらなさから
僕たちの切望がうまれる
こうじゃない、きみとはちがう、
こころの経験が、だれともちがう、
僕は、特別のために傷つける
夢のなかのひとたちを殺していく
ああ、もしもし、
愛するひとがたとえば死んだら
ぼくの身体が病気になったら
まわりの誰かが殺されてしまったら
僕は、僕たちは切望する
特別なたましいになれるだろうか?
浅ましい空想をもてあまして
誰ともちがう僕たちは、幻想にひたる
悲しみも苦しみも恐ろしいけれど
なにひとつないほうが、
もっともっと、怖いんだろうと。
また殺す、夢のなかで。

3ヶ月前 No.408

くら @goburin ★iPhone=xMtA2CYZuX

喉まで湯船にしずめて
苦しまぎれのなかにしあわせをひろう
ぷつぷつの、泡がいきれて
数珠みたいにもがいて
私のあしもと数十センチの水底に
古い古い街があるのだろ
ずっともっと小さい頃から
連れていかれた街があるのだろ



観光で生計を立てるなんてね
どだい無理ですわ
腰いわしたもんばっかで
餅ひとつ団子ひとつ売るも
ままならんですわ

潰したまなこの蛇がもたげて
じっと奥底から覗きいる。

あたしらずっと変わらずに
やってこられたんですわ
今さらなして商売せんとならんのですか
みじめに、みじめに、
若けた子らに笑われるだけですわ
そんなもん聞きとうないですわ

萎びた手足が枯れくさり落ちて
うたた寝が梯子になっている。
果ては京都から、生まれはここまで
繋いで結んだ命はなんとなしに死ぬる。

蛇がもたげて腹をはい回り、
二牙を舐めるチロチロが毒を垂らして
お使いが来た夜には、
やはり街並みは皆そこにある。



鉄くずを集めて籠を売る。
錆びたにおいが手に染みて、
そのおなじ手で俺を撫でる。
愛情はおなじ手で、まさぐり、
夢うつつのなか、春は死ぬ、
ふきさらす鉄くず、
命は若草のように舞いあがり、
死ぬる死ぬるとも残りある。
水底に横たわる、
赤茶けた刃引きの鋸に
身を据えて、忘れた夜の火に焦がす
果ては京都から、ここまで、
泡だつ念が弾け出す、
とろみの中で花が咲くように。




2ヶ月前 No.409

くら @goburin ★iPhone=xMtA2CYZuX

苦しみのない毎日には餓えがある

2ヶ月前 No.410

くら @goburin ★iPhone=xMtA2CYZuX

もう歌わなくたっていいじゃない
なけなしの日常から搾りだした言葉を
十字架みたいに背負わなくても
これ以上ないくらいに運んでいるから
喉が枯れはてて声も出なくなって
もう一言葉さえもかたちにならなくて
水が流れるみたいな語りを失っても
それより大事な日常を生きている
憧憬していたあの頃が僕を睨みつけても
あるはずだった未来が踝を掴んでも
この踵のしたの今には、
ただあることしか、ないから、
もう歌わなくたっていい
もう歌わなくたってこの身体を運んでいくから
あの夜からずっと、見守っていてくれれば、
それでもう十分夢は叶ったから

2ヶ月前 No.411

くら @goburin ★iPhone=xMtA2CYZuX

息がずいぶんと細くなった夜、
苦しいねと慰めてくれる言葉はなく、
僕は伏したまま、この身体の鼓動を感じる。

遠くはてたように思えるときが
幼さの悲哀や憎悪から逃げ去って、
ようやくここまでたどり着いた僕の夜。

ケレンの効いた外来語も、遊びもいらない、
ただ細く紡ぐだけの言葉が、
素直に溢れだしていく、たぐるような時間。

遠くの星々からまたたいた光は、
あれは数億年前に放出された煌めきで、
旅をし続けた光子たちの一人。
星は今も生きているかあるいは死んでいて、
僕らはそれを観測することしかできないが、
僕自身の死については、
それを観測しないでも知ることができる。





2ヶ月前 No.412

くら @goburin ★iPhone=xMtA2CYZuX

息はいつも遠く
吸っても吐いても逃げていく
一人の世界へと息だけが走っていく
この街では、
咳をしても誰かいるし、
吐いたって誰かに見られてるし
嗚咽も苦悶も
簡単に咀嚼されるから

2ヶ月前 No.413

くら @goburin ★iPhone=xMtA2CYZuX

わたしを形作るためのわずか数十年に、無数の(しかし有限の)歳月があって、物理生命の二重らせんは両手の指で収まらないほどの祖先からあふれ出してくるの。それだけでもう十分すぎるほどのルーツなのに、心や感情や、ましてや思想なんて、海の波がどこから来たか探るようなもので、どうしてここにいるのか。なんて分かりっこないけど、この砂浜に落ちる一粒の欠片の、内奥にかたどられた慈愛に、わたしは恋をしている。

1ヶ月前 No.414

くら @goburin ★iPhone=xMtA2CYZuX

幸せと絶望をコロネして食べる幸せ

1ヶ月前 No.415

くら @goburin ★iPhone=xMtA2CYZuX

一つらなりの失踪する音韻!

1ヶ月前 No.416

くら @goburin ★iPhone=xMtA2CYZuX

書を捨ててあゆんだ長い年月を、
まるめて歌にしよう
掻きむしった引き連れのあと、
夢みたいだねと笑おう



おなり、
優しいひとにおなり。

ゆびさきで数億人を救える、
そんな悪人におなり。

1ヶ月前 No.417

くら @goburin ★SavZ0HjCRh_keJ

誠実な僕らはうそで世界を救えない
真実に耳を貸すな
真実に耳を貸すな
それでも僕らは誠実だから
うそで世界は救えない

1ヶ月前 No.418

くら @goburin ★SavZ0HjCRh_keJ

それでも俺にはお前がいる
街のくらがりをひとりあるいていても
夜のなぐさめに甘えていても
俺には、俺をゆるさないお前がいてくれる
幼いその日から、
じっと睨みつけるまなこに、
俺はおびえながら勇気づけられる

1ヶ月前 No.419

くら @goburin ★SavZ0HjCRh_keJ

焼きつくような、
かっちょいい言葉並べたって
明日には私、冷めてるのね。

たましいの熱伝導率は抜群で
喜びも悲しみも
目をつぶれば溶けてなくなるの。
アイスキャンデーみたいに、
握ればなくなってしまうもの。
ことばにしても、
なくなってしまうもの。

あさしか見えない炎のなかでは、、
その熱いたましいの
明滅する一瞬のことを
ずっと覚えていればいいけれど、
息もできない私の夜は、
ゆっくりと痛みに冷えていく、



冷えていくんだよ。
言葉の熱はきっと覚めて、
のこるのはむきだしの過去だけだ。
星屑だの、青色だの、
下らないことに心を震わせるなんて、
永遠に、そうだ永遠にできるものか。
生きているおれの、
生き続けなきゃならないおれの、
おれたちの、住処には、
たぶん本当に必要なものしか、
入らないようになってるんだぜ。

1ヶ月前 No.420

くら @goburin ★SavZ0HjCRh_keJ

いや、僕はそう言いたかったんじゃないな。
さ、オイルサーディン食べよっと。

1ヶ月前 No.421

くら @goburin ★iPhone=xMtA2CYZuX

抱きしめるだけの、
愛ならもう、いらない、

甘えるだけの、
くちびるに、

ささやくだけの、
言葉ならもう、いらない、

1ヶ月前 No.422

くら @goburin ★SavZ0HjCRh_keJ

ひるねいおきて明日ねむい
よい子はよい目でかわいくねむい、
手々はちいさく、あよいはしろく、
腹をかくしてしずかにねむい。

ゆくとき、ゆかぬとき、
ゆかぬべきとき。
恐れなきよに手をそえて、
春は落下する、かれ落ちるひの、
ひびの、ひびわれ、
着水してひょうめんに、ぴちょん。、
ゆめをみるわたし、
夢を見るわ。ぁざーざぁーと。
しら瀧のゆめを、

そらからなきよのかんせいに
ゆきり、なるべに、よりかりて、
せんりんさういと、かくまいな
ろえいて、そうろえ、
きあんのかるいわ、
まとらんやしょうの、はなれゆき。

貴方に、貴方に、会いたい。
僕はこんなにひとりでいきているのに、
散るこの季節にふれて会いたい、
あえばかならず、うとましいのに、
たわいたひとみに僕を枯らしてれんとうて。
足らん。あいたらん。たらん。

なれ、
君の手とてとてとてとの境にすまう、
こおりのよな遠方に、
しょうもん温み、しとりとなぞう。
そい骨と、ほねとほねのはざまから、
君のひとみを映しいて、
ながるほむらが焼く火にこがう。








1ヶ月前 No.423

くら @goburin ★iPhone=xMtA2CYZuX

ものと人間の関係。
僕の身体はもののようだ、
ぎくしゃくとして
されるがままに文句も言わず。

1ヶ月前 No.424

くら @goburin ★iPhone=xMtA2CYZuX

麻酔の夜に放火する
音のない音に橋梁がとおされて
遠雷はゆるぎなく叫ぶ
アフリカで死んだ。
追走する楽園から雪崩くる、
砂塵にひかれた足跡が、
埃ばんだわたしたちを呼んでいる

落照、照り映えて
手つかずの裸体を焚く、鐘つき台の交錯。
卵の殻を砕いて、微笑に変えて、
乳房より、胎わたより、
はるか紡績よ。掻き出される鐡よ。
深緑をはしる漁火の路よ、
あか、赤ともえて、
弩のようになにを穿つ?

4日前 No.425

くら @goburin ★iPhone=xMtA2CYZuX

麻酔の夜に
音音に橋梁がとおされて
遠雷はゆるぎなく放火する
楽園が雪崩くる、
砂塵から足跡が、
埃ばんだ、
わたしたちを呼んでいる、
アフリカで死んだ。
ここから海の先、
鉄火と潮に唱歌を乗せて。


自分で言うのはあれですが、これすごくよく書けてるかもしれません。選語も組み方もかなり甘い気はするんですが、それでもこれ以上の動かし方が思いつきません。将棋で詰められた感じですね。

3日前 No.426
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