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私のために。

 ( 詩投稿城4世(隠れんぼ) )
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kura @goburin ★iPhone=xMtA2CYZuX

私のために書かれた詩のための場所。
私を慰めるためでも、
私を責めるためでも、
私を愛しく思うためでも、
構わないから私のために詩を書こう。
それ以外の何かのために書くのなら、
それが私のためであることを、
それが私の中の、私の外であること、
私から広がる世界のための詩を。
先ず原点を見つけるためには、
私のための詩を書かなければならない。
死にたくなるような私まで
愛しくてたまらない私まで
さかのぼって、さかのぼろう。

私のために書くことを意識するということを目的としたスレッドです。私のために、詩を書いてください。つまり、貴方のために、貴方のことを書いていない詩を書いてください。

1年前 No.0
メモ2016/02/06 22:18 : くら @goburin★iPhone-xMtA2CYZuX

今まさに、貴方のために詩を書いてください。いや、基本は放置ですが。僕も貴方も返詩なんて私のためにしか出来ないでしょうが。

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くら @goburin ★iPhone=xMtA2CYZuX

「あたしぃは再び憧憬するの」

打ちっぱなしコンクリート外壁と
油を滴らせる換気扇にはさまれ、
俺という人間の独白は汚れている。

いやちがうんだ。
みんなが袋小路に詰まっているんだ。
そう、俺だけじゃない、
わたしだけでもきみだけでもない、
あたしぃ という人々が
身動ぎ一つできないで呻いている。
それが ほんとうの真実さ。

強くありたいとおもって、
みなが自嘲癖をぶら下げている、
そう気付いた俺は
あの日、自己賛美を吐きちらした。
あたしぃは、こんなにも素敵で素晴らしく
崇高で美しく、純粋で無垢なのだ、
そして誰にも屈せずに、
愚かで貧弱のままなのだと。

だが、だれもが雑居ビルのすきまで
内臓の中身を吐いていたのさ。
だが、だれのも薄いコンクリートに阻まれて
たった隣の人間にも届かないのさ。
パンチひとつで壊せそうな壁が破れずに
俺やお前やあんたや私を隔てている。
この壁の向こうがわにいるというわけだ、
などと幾ら呟いても聞こえちゃいないのさ。

ほら、なんてことだろう。

あたしぃはいつでも一人なのだ。
でも、だけど、

9ヶ月前 No.58

くら @goburin ★iPhone=xMtA2CYZuX

言葉は嘘をつくなどと、
偽りは内面に表れるなどと、
天邪鬼なことばかりを宣ってきた
自分自身を見失う苦しみであり、
他者を生きられない苦しみである

ただ物質にだけ愛をおくり、
みずからが人形のようにおもい、
血肉が人工糸と機械になりかわり、
いのちが、電源になるように笑い、
涙が水滴のように
とめどない涙がとぎれとぎれに落ちる。

降りつづく雨にだけ生を感じ、
その力動変化に眼を凝らせども、
雨うずの中心に立つのは、
いつでもわたしであったのだ。

9ヶ月前 No.59

くら @goburin ★iPhone=xMtA2CYZuX

せんせい、
きみがために うたをあみ
せんせい、
かぼそき わがこえをぬらし
せんせい、
きこえるか おのれのこえが
おのれの おのれのこえが
きこえるか


連作


連なりのなかにも息遣いを這わせる、
衒学者たちの趣向違いのこと

草木のかおるなかに
ケミカルな森林をまぜてみやん
芳香がたたたとひろがつて
しめっ、とした夏の、
閃光のような
ちゃうやくが土をはね散らし
草原に着地する赤馬。
きこえるのか
せんせい、
せんせい、
せんせい

9ヶ月前 No.60

くら @goburin ★iPhone=xMtA2CYZuX

某月 山つごもり
このごろはとかく寒く
布地を一枚 二枚か
暖を採ろうとも
粗木の板が かたり
振りこまれ
畢竟よふけに霜を着て
ぬくもり仄かに
指さきを舌、
ねぶる

遠雪に山かげうつりて
おのれの眠るところ
峻崖荒野のねつを知る
七つの穂たかくのびれば
呼気ともに天にのぼる
白煙のまいあがる螺旋
ずっと、東へと。


9ヶ月前 No.61

くら @goburin ★iPhone=xMtA2CYZuX

いきはてた
あるくところまであるいて
もうさきには暗やみ

まだまだ歩ける
きっと歩ける
私は歩ける
つぶやいてみても
どこかむなしい

きっともう
きっともうあるけない
いきはてた
うしなった
うしなった自信と自尊心だ
泥濘か雪煙のなかに
うずもれたくだらない熱量だ
あらゆることに
虚無をみいだした
お前はきっと死んでいた
けれど、わたしは
わたしは死ぬことができない
わたしは恐怖からにげつづけているのだ

9ヶ月前 No.62

くら @goburin ★iPhone=xMtA2CYZuX

あたしぃ、僕にも憧憬しろ!!
このちっぽけな俗物に、
このくだらない凡人に、
このいきはてた矮小に、
まだ見るべきところがあるのなら
お前が見せてくれ、あたしぃ。

僕にはもうわからない
袋小路にみずから迷い込んだのか
まるで赤いランドセルの小学生たちが
うすくらい路地を近道にしているように
手さぐりしなければならない
恐ろしい暗やみの原因が僕なのか
あるいは、あるいは、
転嫁することのできない後悔のために
僕はわたしのために詩を書くのではなく、
あたしぃのために書いている、
あたしぃ、憧憬しろ
あたしぃ、僕を見つけてくれ
あたしぃ、君が死んだとしても

9ヶ月前 No.63

くら @goburin ★iPhone=xMtA2CYZuX

必要性を棄却して
存在は現実生活に宿っていた
愛情は冷え込みながらも
明日への展望に満ちて
世界の星空は今も無意味のままだから。

8ヶ月前 No.64

くら @goburin ★iPhone=xMtA2CYZuX

冬がもえている
霜のなかで噤んでいた
人間たちの炎がのぼり
白壁をとうとうと
包みこんで、そして燃ゆる
火の赤とはなしに、
熱もこぼれず、
凍りもせぬ
朝光のよな、
火が立ち上がっている。
ひが立ち昇っていく。

8ヶ月前 No.65

くら @goburin ★iPhone=xMtA2CYZuX

業火がよるを炙る

鞍馬の山々をうちつらぬく
何億柱もの化身と
帳を満たしている
竹のような放流を
噤んで待っている
よるの、天狗たち

獣さえ息をひそめ
樹木の陰形に眠る
原初よりも畏れた
湿りけのなかへと
烈火の祭具を打つ
あまよ炙りて禊がれるもの

奉火にやまが焦げる


8ヶ月前 No.66

くら @goburin ★iPhone=xMtA2CYZuX

くらったら
くるってら
くるくるまわる
風見鶏がそらをみているぞ
くらやみに
くろぐろとした
くうきをみる

8ヶ月前 No.67

くら @goburin ★iPhone=xMtA2CYZuX

夕焼けをおちていく一つの炎
鼓動、、きみからぼくへと
つらなる導火線に着火してほしい
受動的私の、、口の端から

8ヶ月前 No.68

くら @goburin ★iPhone=xMtA2CYZuX

『撞着している
一日ごとを生き抜くだけで
ほう、ほう
苦しみに肺をやいている

『くだらないものに、
拘泥するのあなた』

、と言ってほしいがために
誰かつまらぬひと
たちの、話をしている

食堂の、よこに座ったひとに
たまたま、声をかけて悦にひたる
何でもないたにんの、
生活に顔をつっこんでは
えひひひひ、笑っているあなた』

あぁあぁいきくるしいこと。
あぁあぁ生きられないこと。

ただ、ただ一日ごとを過ぎさるだけで
虚ろな思いが通りすぎてしまう
なにも残らない太陽のうきしずみに
とてつもない、疲労と
そして(浪費を)感じてしまう

『あなた、またうずくまってる』

そう言って、かぼそい手を伸ばしてほしい。
立つ力さえも、ここにはないから。

8ヶ月前 No.69

くら @goburin ★iPhone=xMtA2CYZuX

「少年世界のまどろみと発火の夢」

冬がもえている


霜のなかで噤んでいた
人間たちの炎がのぼり
白壁をとうとうと
包みこんで
燃ゆるままに、

雪火がまいおちる。
ゆゆ、ゆゆ、と
雪火がまいおちる。

火の赤とはなしに、
声もこぼれず、
祈りもせぬ。

凍てついた
朝光のよな
真白のなかに、

ひがたちのぼっていた。

不変の太陽が。

揺らめき立つ陽炎
くすぶり燃ゆる
魂のさいごの一欠片
肘を折らぬ不屈の身体
太陽が昇ること

焦がし尽くした祈り
過ぎた苦悶の日々
電柱に立つ陰影
彩られた呼吸
殺し尽くした叫び
歩くのをやめた地獄
指先の向こう側

その眼が思い出した
幾つもの瞳

永遠不滅の灰
焦土の中に遺る夢
刻まれた
無数の言葉のなかに

とうときひと、
沈黙とこだまのなかに
残響せるものは
おまえの中に生かされている

曲がった骨の。翳り。
息遣いから、やもめの。

産ぶ声なのだ。
だれもが噤んでいた世界の、
産ぶ声なのだ。

だから、
胸のうちでは熱量が、熱量が!!

爆ぜた。

空をあたしのために
焼き尽くして欲しかった人たち。

えいえん、のずっと
ほら、、飛行船から覗いたせかいが
まっかっか、になってて欲しかった人たち。

焼きもちを焼き尽くして、春。
遥かに愛を上回る、感的熱情体。
代謝性廃棄物を処理してくれる、
優しい夜の言葉を、待って、
また朝がくる。

あまままのじゃく。
あまままのじゃく。
ありのままを置き去りにして、
空から夕焼けがひっくり返る。

まっさお、このそらを焼いてよ、
あたしのために妬いてよね。
あたしの、、、

あたしの!
あたしたちの!

失われのなかから
嘆きのなかから
芽吹くものは青だった!

どんよりのなかから
黒濁のなかから
掬われた青だった!

夜闇のなかに水のにおいがしている
どうどうと流るる命のにおいがしている
白の光でもなく、赤の炎でもなく
溢れんばかりの青々とした輝き!
空高く晴れ渡るような
澄みきったあたし!
両の手を伸ばしてみたい、
両の足を伸ばしてみたい、
狭っくるしいこの身体を飛び出して
どこまでも果てなき果てへと!
狂おしき魂の衝動から
生命の躍動へと!!

あたし、いま語ろう。
ずっと長いこと
胸に隠していたことを
噤んできた口を開こう。

「回り回った螺旋
言葉のゆるやかな広がり
千年を越えいでた時
山々にとけこむ陰形の薄靄
岩に滲みる彩色

燃えゆくふゆ。
白龍のような積もり雪
復していく伸び縮み
錆びた小村のくもった窓
たたずむ、陽。

福音を聞こえば
太鼓のひびきに変わりゆく
震える人間のあしおとは
あの地をゆらす熱量の
赴くままに、海をわたる」

さよなら
いつかまた私の世界で。

8ヶ月前 No.70

くら @goburin ★iPhone=xMtA2CYZuX

たましいには真性のくらやみと
あるいはかなしみが必要になる
強くてしなやかなあなたには
けっして見えないような夜のなかに
わたしだけの本物がある

たましいを揺れうごかす
にんげんの感情はおれを、おれたちを
つき動かす。ころす思いなのだ。
そしてそれがあなたには足りないのだ

8ヶ月前 No.71

くら @goburin ★iPhone=xMtA2CYZuX

強い人間たちには決して分からない
清廉、潔白なところなどすこしもない
暗やみ、ただただ恐れとかなしみがある。
震えながら一人きりをいやがるから、
してきた全てのことを恥じる。

ずっと頭を抱えているのだ
恥じなくてはわたしではいられない。
おれをうごかすものは、
わたしがわたしであることなのだ。
おれのたましいは飢えている、
生きることに飢えている、
存在がその居場所を見つけてしまえば
わたしはきっといなくなるだろう。

なぁ、あたしぃ、
わたしはくるしまねば、
なるまいか?
わたしはのろわれねば、
なるまいか?
きっとそうだろう、
人は苦しまずには
呪われずには
ただひとり赤子のままでは生きられぬ
人でありたいと願うとき
わたしは醜い人間でありたいのだった

そうすることはおれの
欲望であり、喜びなのだった
わたしが皮膚のやわらかいところを
つままれているときに
おれは笑っているのだった
そうすることを
わたしも望んだのだった

ああ死ね
ああ死ね
ああ死ね、ないから
死にたいとも思っていなかった
わたしを恥じて、
おれがほくそ笑んでいる
そんな、あたしぃの夜。

8ヶ月前 No.72

くら @goburin ★iPhone=xMtA2CYZuX

目をつむったら、ゆめ
眠りに落ちるまえ
みな、ばらばらにほ
ど け て し ま
、、、あなたとわたし
誰もいないところで
ふたり行きます
関係します
たった二人だけでここで

7ヶ月前 No.73

くら @goburin ★iPhone=xMtA2CYZuX

か弱さを通わせていよう
ふたりいつでも、
強くないところで繋がろう
遅れたら遅れた分だけ
一緒にいよう

握ったら痛くなるから
大切なことばを紙くずみたいに
投げ捨てたりせずに
財布のなかにしまっておくよ
晴れるまで失くさないように

7ヶ月前 No.74

くら @goburin ★iPhone=xMtA2CYZuX

詩が、お話しが胸を打つ
ほんの少しだけ目を閉じて
あな、た の苦しみに寄り添う
それはとても、
とてもよくわかる思いなのだ
ずっとしっていた思いだから
この心臓はくるおしく
締めつけられて
ほんの少しだけの、
息もできない
逃げないように捕まえていて
心がどこかへ逃げないように

7ヶ月前 No.75

くら @goburin ★iPhone=xMtA2CYZuX

愛してるなんて
言えないけど
あなたを愛しているから
言うわ

会えない胸は
別につまらないけど
あなた、さみしいから
押さえるわ

くっついたりしなくても
死にはしないけど
あなたが欲しいから
あかり、消すわ

さよなら

わたしいつでも言えるけど
あなたといたいから
横でずっと、まっているわ

あなたが泣きやむまで
いつまでも、まっているわ

7ヶ月前 No.76

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愛も恋も単体では快楽だが、
あわさると地獄になる

7ヶ月前 No.77

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7ヶ月前 No.78

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7ヶ月前 No.79

くら @goburin ★iPhone=xMtA2CYZuX

ぼくとあなただけが生きている街で
季節はずれの音に揺られています。

つとつとつと、
つとつと、

まるでこおりのような水なのです。
ひえたぬくもりを温めようとすると
無性におなかが減っていくのです。
さよなら、ぼくから減ったのです。

つめたいね、つめたいね、
死人のぎょうれつ。ゆきだるまの。

ただ一人ではないと思っていても、
ぽけっとの中に手をいれるためには
手袋をはずさなくてはいけません。

かじかみを噛みしめて、

ぼくは、ぼんやりと握った手を開き
あなたのことを空に放したのです。
手袋をはずすためには、鞄をおいて
みぎて、ひだりて、ああ冷えてる。

つめたいね、つめたいね、
死人のぎょうれつ。ゆきだるまの。

たな引いたのは白いけむりでした。

暗がりにひとりたたずんでいたとき
ちらちらと肩に積もりはじめたので
ぼくは目をしばたたかせ、言います

つめたいね、つめたいね、
ぼくはつめたい、死人だね、
生きているのは、あなただけだね、
この街には降りつもる。
どんどん
どんどん
降りつもる。
だから少々あたたかくても、
しょうがないのです。
ぼくは、しょうがないのです。

つとつとつと、
つとつとつと、
また冷めていきます。
一瞬の熱量、まいなすの熱も。
つめたいね、つめたいね、
死人のぎょうれつ。
ゆきだるまの。

7ヶ月前 No.80

くら @goburin ★iPhone=xMtA2CYZuX

ぽとりぽとりと
小鳥の群れがおちていく
あかねそらには
春霞の触れがうかんで
この社宅のひろい庭に
ススキ草がうねるころ
土色にはんしゃする、
あたたかみの、ころ。
お昼どきベランダ、
しめった風がふいている

もうすぐ降りだすね、
そうね、降りだすのね?

かわいた街に
わたしの街に
おちてくる
濡れたことばが
やってくる

どたどたどた
走るねこのひとみに
わたし、あなたを見ている
濡れたあすふぁるとの
きらめきに、
あなたを見ている
木洩れ陽にくちづけて
なにもかもが愛しく、
なったような
午後のひととき。


7ヶ月前 No.81

くら @goburin ★iPhone=xMtA2CYZuX


出現する青大将は
ぼくがとおい朝にながめた
面もちと変わらなかった、
光のなかでとぐろを巻いていた。

白々の(しらじらとした
窓のむこうからやって来る
へびの姿をした父親よ
へんじて
丸まると肥えふとり、
降りつもる。
慈雨たちよ。
ぼくをうるおしたまへ
ぼくをうるおしたまへよ。

)墓標にも名がなく
頭のなかにも名がなく
ただただ。
言葉が、つもり
言葉のつもり。
死者には決して届かない
言葉のつもり。

(かっこつけて嘔吐する日)
(しない日、する日、しない日)
・これでも(^_冷えた^;);゜眼球0゜)
・こみゅ△ヽ(´輪郭は(・・;)o`;溶けて)
・にけぃしょんΣ(飾った・(;´Д`言葉A・;)
・しています……\(悶える□`^´□)/心
(無回答、寂しくて泣き焦る日)
(生存の意味を確認している誰か)
(思いを馳せて妄想するあなた、に)
(とおいんだって)

ぴぃかぁ、、ぶぅ。
隠れんぼをこころみる機械、
動作性は不良好、
ちょっと壊れてるくらいが良い。
すきま風をとおすくらいの、
やわい心が共鳴するのさ。

『あたちはやっぱりあたち。やっぱりあたち。具現するよ、たくさん。おれの、おのれたち。街中のおれたちは鏡の前で待っている。』

おうおう、

『たくさんの知らないことも知ればもうたくさんさん。うん。過度なんか知ってるよ。あるだけマシだとかの古くさい教訓はマジでさ、マジにそうだ。減らしていけばいい、減らして減らして死なない程度にな、生きてよ。』

おうおうおう、

『求められるのも見えてないふりだっ、それだって。そんで数えたら一の二の三のでこりゃあ、むげんだいに多くってこんなのしゃぼん玉に突っ込んで洗濯機でぐしゃぐしゃにしたりしたいけど、我慢することなんだろがっ。』



『冷たいんだねぇなんて誰にも言わせねとも。誰も責めねとも。せんせい、せんせいせんせい、こんなのカビ臭いですけど。生きてんだろ、シカト決め込んでんだろ、おれもだよ。もっとシカトしてやれよ、それの何が悪ぃんだよ。』

おうおうおう!!


むげんだよきみ、
果てはむげんだよ、
大空町をかけぬけて
海原街なんてとなりのまちさ。
嘘は吐けないわたしなのだよ。
(悲しい目をしている日)
あっぷあっぷと震える声は老いていた。

かなかな、
かなかなとさ
泣き喚いたよ。
喚いたよ。)

ぢぢぢ、ぢぢと
羽虫が飛ぶ耳もとをグルーヴがながれる
静かなリズムに指先を叩いている
洒落た酒を君に呑ませる
そんなたくさんの俺たちが
溢れかえって

(諦めたふりでお茶を濁す)

雨、ふるあめ
染み込むがいとうに
跳ねまわれ
みなしずく。
雫になれよぅ
雫になれよぅ
、/ 、/ 、/
連なりのなかにも息遣いを這わせる、
衒学者たちの趣向違い
それが連作というもので、
断片はもはや纏められたくないのだ。
ささ、、草木のかおるなかに
ケミカルな森林をまぜてみやん
芳香がたたたとひろがつて
しめっ、とした夏の、
閃光のような
ちゃうやくが土をはね散らし
草原に着地する青馬。

せんせい、
たがために!!

ぴちょん 、/
ぴちょんぴちょん 、/ 、/ 、/

たがために、
たがために!?

馬は跳ねる。
跳ねた馬は死ぬ。
なぜ死ぬのだ。

(お涙頂戴の三文芝居に泣きさけぶ)
(お怒頂戴の三文芝居に激怒する)
(多くの、あまりにも多くのあたちたち、

5ヶ月前 No.82

くら @goburin ★iPhone=xMtA2CYZuX

叩きつけて切った電話は
二度と繋がらない夢だったわけで
明後日もしらないまま
蝋燭のあかりが揺れるかげ
静かに照らされるわたし
あのころの、いまの、あしたの。
いつかぼやけて消える勇姿
勇姿たち。

指さきを繋いでもいいことを知った。
揺らめきを歌っていいことを知った。
手垢にまみれてもいいことを知った。
知った。あなたたちを知った。

煌く星のむこうがわ
視野の外側の生活領域から、
おはやう。

挨拶は人生を円滑に回しています
ふれ合いは生命をしっとりと形作ります
人間の顔した街宣車なんかが
たましいの会話を、なんてのたまいます
箪笥の隅っこまでも届いてしまう
そんな言葉たちに呼ばれています。

良心です
良心から触っています、
お願いだから信じないでって
言いたいわたしだった。
嘘つきの言葉は信じないで、
そう、決めていた。

市民公園で日なたぼっこをして
ダンボール者に自己投影してた真昼
雪もちらつかない季節の、
嫌味な気配がありまして、
ジャングルジムの子どもが囚われている
そんな、馬鹿げたことを思います

愛すべき幼子たち
はるか昔のわたしたち。
不安定生命たちがてちてちとはしります
けれど、花粉のせいで
わたしは鼻水を痴呆のようにたらしている
赤ん坊に戻ったように涙する平日。




5ヶ月前 No.83

くら @goburin ★iPhone=xMtA2CYZuX

星が落ちてくるのは
彗星みたいな綺麗さじゃなくて
ただただ死をかんじさせた
巨大な墓標が光っている

あなたと見上げた夜は
暗闇にまみれた街中のようで
無限大の明滅がねむらずに騒いでいて
黙りこんだ二人を癒してくれた

5ヶ月前 No.84

くら @goburin ★iPhone=xMtA2CYZuX

白いシャツを着ても似合わない
黒い女に恋慕する人間だった
奇妙に間延びした思い出の面影だけが
校舎のなかを彷徨いあるいていた
髪は短くして黒く、無造作だった
目元だけが印象に残っていた
俺を見つめていた
俺が見つめていた

呪いだろう
こんな呪いなのだから
生きていなくては。
そう思ってもなお、
吐き気吐き気吐き気
吐き気がする。
お前が愛している、
苦しみがある
がある、がる
がるるるるるる

女がいる。
俺を睨みつけている
俺はそういうのが好きなのだった。
嘯いても呪いは解けはしない。
貴女にだけ、そんな言葉を
交わしている。

5ヶ月前 No.85

くら @goburin ★iPhone=xMtA2CYZuX

若さを首から垂らして
シャンデリアの街をあるく
ゆきかう視線
ゆるり流して
孤高気取りでいきている
その癖、
「世界にはおまえ一人」
ロマンティックな言葉を
鳩のフンのように落として
悦楽している。

5ヶ月前 No.86

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愛を理解していくことは愛を一度壊して、それから作り直すことだ

5ヶ月前 No.87

くら @goburin ★iPhone=xMtA2CYZuX

触れられないものばかりを夢みる
マネキンの肢体に欲情する
くだらない言葉をくるくるまわして
愛というものなど、
苦しみの役には立たない
深い深い業が
胸をえぐりとる愛情となりて
おれを殺そうとする

5ヶ月前 No.88

くら @goburin ★iPhone=xMtA2CYZuX

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5ヶ月前 No.89

くら @goburin ★iPhone=xMtA2CYZuX

天元!!
求めるものには手が届かない
指先があたったときには遥か下にある
苦しみは絶え間なくきみを駆り立てて
いる。

5ヶ月前 No.90

くら @goburin ★iPhone=xMtA2CYZuX

しなばもろとも。
人間社会にうまれおち
すぐれたことばをもらっても
しなばもろとも、
しなばもろとも、

なにかに生かされつづけても
だれかのために生きるとも
ただ生きるために生きるとも
しなばもろとも、息はなし。

いずれ死するがさだめなら
生きているとも色がなく
誰かのために生きるとも
なにをすべきか分からずや
ただおのれのため
ただおのれのためにぞ息をする
うすよごれきった
くたびれを君にみせるも恥なりと
口を噤んで息をとむ

しなばもろとも
いきまけど
うらむ相手はみあたらぬ
それゆえ連れそうものもなし
汚濁の水にぞ、うつりこむ
おのれの面をころすのみ
波紋にゆがむ、みにくきの
そのあさましきがにくしなり

しなばもろとも、我はいう
ただこの命に価値があり
意味があるなり、君はいう
されども我にはそれが分からじ
ただ楽すことの色が分からじ
それゆえ、

しなばもろとも
世は無色。心は何も写さねど
ただそれだけで満ちみちて
呼吸せずとも喜べり
すなわち、命に生死なし



3ヶ月前 No.91

くら @goburin ★iPhone=xMtA2CYZuX

その、詩人たちの夜もようやく終わり、1つの時代が(つまり言葉が密やかに悦びを弄んでいた時間が、綴じられて)。白紙の魂がハエのようなせせこましさでもって、電子の回覧板を届け回している。叩かれもしないのにドアは口を開き、愚者の如く何かを綴っている。下手な考え休むに似たりと編者は語り、物ガタリたちは機械のような偏執さを詩から奪い去った。光芒がみるみるうちに失せて、詩人たちは朗読劇を演じる。子どものような人間になろうとするが、井戸の中に言葉は落ちていく。手の届かない花と壊れそうなグラスを写生して、救いは言葉のなかには、もはやない。マネキンのような鏡像を撫で回して悦にひたること、それが人間にとっての救いとなろうとは、孤独な舟漕ぎたちは知らなかっただろう。宵闇に終わった夜のきらめきが突き刺さっている。濃色のカーテンに押し付けられた幾つもの掌。その汗ばみもいずれ風化して、詩人が解けていくのだ。絵本の中には(それはあるいは「読まれないことになるだろう」その描き手さえももはやオートメーションなのだから。)誰もいない。絵画の中には失われた言葉たちの、構造体がある。偏執的な公開がなんどもなんども繰り返されて、羅列は読まれなくなり、古びた文化遺産と成り果てるまで、小鳥のように目玉に餌をやるのだ。それが新しい夜の「使い方」なのだ。

2ヶ月前 No.92

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青空を手のひらのうえにのせてみたい
そして陰った路地で空を売るのだ

1ヶ月前 No.93

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お前のために生きてみたい
しかしおれにはお前がだれなのか
ちっとも分からんのだ

1ヶ月前 No.94

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1ヶ月前 No.95

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遠のいた人に尋ねた、
僕はなんのために紡いでいたのか。
ちまちまと稼いだ文学と情念も
散開して、空の隙間に逃げていく
そら、いけよいけよ
何もなくなったところから、
生きてみたいもんだな

甘えた寝言を垂れ流しながら
小人のような布団にうずくまっていた
ちまちまと稼いだ金と思い出
鼻水みたく、ちり紙に吸われてる
「あれだよあれ、」
ぼけた頭で婆アが言う
僕には何のこっちゃ分からない
箪笥のなかの、夢のはなし

「やめろよ。

古くさくなった
デジタルカメラをぶら下げている
電池は充電式の、
今はもうないメーカー製で、
安泰だったお前の親は
もういない、いないよ、と言う
辛うじて修理はしなくてすんでいる。

いつか僕が撮った「ふうけい」をみて
婆アが呟いたのを思い出している
「あんたにも一つくらいはあるんやの」
そして僕はいつか隠す
ひらかない箪笥の隙間に、紙を

「やめろよ、

慰めのつもりで毒を吐く。
言葉には呪いがかかっている
写真にも物語にも、同じように
それは、嘘をつくのだから。

偽物が顔つきをまねる。
後悔も苦しみも言葉となって、紙になる
ペンとディスプレイのうえを這い回る
なんて恐ろしい、生き物じゃないか。

偽物が手つきをまねる。
地獄も極楽も切り取られて、僕になる
ありのままの世界なんて
土台無理なのだった。

「このアングル、この光量やねん」
「せやろか、ようは思わんけどなぁ」
「撮ったらええねん」
「あんたが書くみたいにか」

「やめろよ、

閉じた扉にも裏口があると信じて、
夢をつないでいくことで、
前にも後ろにも動けずに
写真のなかの夢を食っていた。
そうやって多分生きていた
そうやっても多分、
生きていけるらしい。

「撮れへんやんけ」
「おかしいな、電池かな」
「電池ちゃうで」

古くさくなったカメラが
動かなくなる。
取り残されたものは動きを止める、
治し方がわからないなら
機械は、死んでしまう。
使われない道具は棺桶に入った。
そいつらが向かう黄泉の国がある。

婆アが口を挟む

「捨てな」

僕は隠しもった。
ただの死人を運んでいるのだけれど、
どうしても温かいのだった。

「何も書いとらんやないか、
「そうなんや、頭が、悪ぅて……

思い出に沈んでいく、
幾つもの無用たちの光。
そんなものがあるなら
ただ憐れみの情からで、
僕はシャッターを切るだろう

そうして光景を箪笥にしまって、
何もないままで、
嘘のない夜に生きるだろう。


手元には何かがあるが
それが何かは分からない
俺かお前か私か、僕か、
誰かのためになるのかは知れない。
だけどそれしか持っていないなら
大切にしまってきた紙切れを頼りにして
羅列のように生きていける。

ただ羅列のように、
無限に続く平坦さこそが夜なのだ。
たとえそれが僕の求めていたものとは、
少しも似つかなかったとしても。
そうして獲得する生存は、
黄泉の国へとたどり着くものなのだろうか。

ばらばらに解けた文学と情念が寄り集まって、いく。
空の果てを過ぎて、古ぼけた箪笥のなかへと、
僕たちを連れて。婆アはそれを嬉しそうに見ている。
そんなに懐かしいなら、何も蓄えたりはしなかった。
遠回りだなんだと僕が言う。
それには誰も答えちゃくれなかった。

1ヶ月前 No.96

くら @goburin ★OFbJg7TR1s_eQU

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1ヶ月前 No.97

くら @goburin ★OFbJg7TR1s_eQU

読解は許容する
同様に、
僕が君を許容するように。

ゆいだくだく、
弓持つ僕から死者の葬列へ
薄紫の、
花のような一輪が飛ぶ
生ぬるさを分割できぬまま
僕は浮かぶ、
ひとつの種子となろう

渾然一体とした事象の連なり、
無限無辺へと至る遠果のいとなみが
見下ろした景色には水晶体がない、
たったの四つしか。

まるく、まるく
いずれ読む者は夜に没頭し、
ただ暗がりに君の手のにおいがする。
桃色の爪のなかを夢想しよう

ゆるく、ゆるく
難解さが解きほぐされて
言葉さえも君の日常にしみる。
それでも、
温かい首すじは触れないでいよう

りりっく、りりっく
鈴音に額を押し当てること
罰を住まわせること
蛍火の瞳を覗きみやるなら、
指先もまた僕を指すだろう。

ひいらぎに魔除けの虜を託さば
棘がひりりと突きささり、
染み出した血はどこへやら
君には僕の背中が見られない。

それこそ、読解の果て
僕と存在自身が
よみ、に至るということ

夜は何千回もの物語を再生する
ひとつのテープレコーダーに言葉はいくつ
一連の文脈はそして、いくつ。
曲解は許容しない。
けれども僕が君を読み違えるように
解釈は現実に開かれているように
日常が生活を決めてしまうように
夜は数え切れないもので、
そこに浸ることもまたカルマ的だろう。

配置する、ゆいだくだく
月がひとつぶの涙に指をさしむけて
骨の髄まで満たされている。
ギヤマンのかけら
唇にあてがって。
すこし、
ひえる、と思う。

1ヶ月前 No.98

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1ヶ月前 No.99

くら @goburin ★OFbJg7TR1s_eQU

融けて水になる足跡は
今や、おもかげすらなく、

一面の真白が、
覆った混凝土の地表で
かたい地面は氷よりも冷えている
肺の中の、湿ったくうきのような
灰色の雲が立ちこめて
降らない雨と落つる薄片を
身にまとう幼子たち

紙片には名と愛情が刻まれており
唇には愛撫が残っていた
肺の奥底にある指先には、
誰にも言っていない言葉が、
うしなわれぬ者だけの声があり
雪のしたで冷え埋もれていた

しらしらと君に、
語るときはいつも独りで
病にふして話さねばならない
息の詰まる日は熱を篭らせる
呼吸のとどかぬ指へと
たか、たか、と音を叩けよ
叩けよ、

灰色でなく雲の色だと
いつわりなき言葉を紡ぎ、
降り鳴く風の、
海のよな、
もどかしさのなかで
言わんとするのならば、
とおくとおくの
打木の音に急いて
見果てぬよう
あるけるままにあるきて、
君を追わねばならない。

この白痴の泥濘のそこを
踏破せねば、ならない。
たえだえのまなこを見開いて
足跡をふたたび残さねば
ならない(とけぬように)
冷えた雨水のつま先に流れるも
丸めずに伸ばしてやれば
新鮮な春の水であると思う、
やもしれぬから

1ヶ月前 No.100

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なんと無様な生だろう。
朝日のもとで享楽にふける、いやしい男の無精ひげよ。
身なりには気を遣わず、言葉には翻弄され、
確固たるたましいの拠り所さえ持たぬ。
おまえのような者が朝に何を求めるのか。
深くおだやかな夜に浸って生きよ、と、
そうすべきであることを知っているだろう、と。

人間、いや、男の魂には、
遷ろうことのない底抜けの弱さがある。
触れることさえあたわぬ病弱よ、
その唾棄すべき精神には薬さえ役立たぬ。
かぎりある命に問わねばならぬ、
おまえの生存はいかにして償われるのか。
心底から罪悪であるおまえの生命は、
いかにして救われるのだろうか。

しかし畢竟その答えを夜は持たぬ。
夜はただ沈黙と寝床を与えるのみで、
その無言の呼びかけは責め苦となりて、
おまえの魂の深奥から、
おまえ自身の内奥から苛みとなる。
これこそ魂の破断であろうが、
さりとて死を選ぶはあたわず、
生も死も等しく価値を持たず、
不変の価値を有するは己の頽落のみ。
ただ堕落のまえに首を垂れることで、
おまえは許しを得ているのだ。


1ヶ月前 No.101

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『うつり囃子』

水面。百鬼夜行。
ゆめうつつ。逃避行。
木製の神社。神輿。
僕の掌。じてんする球。
夏至。とうげし。囃子。

海藻の臭いがする。
どぼんと陽炎のように
眼球のうしろで揺れる。
焦茶色の瞳と馬尾髪。
紫色に染まる刹那にも、
まぶた。開いて。

掌を、熱電球で透かしながら
君の血潮をみた記憶。
庭のイモリが呼吸するように
幼子たちは名前を呼び、
喪失した神様が帰還する。
ただいま、おかえり。
夜。それはオレンジに染まる。
熱されて狂い咲く彼岸。

砂利の残響。朝焼けに囁く水音。
熱気を忘れたまどろみ。触媒。
砕けたガラス玉とその内側の夜。
やわらかで細い肩。衣擦れの刹那。
導火線についた火種。花火の残響。
忘れない夜は神籤とともに隠されて、

水盤の底。地車が還る。
きぃきい。鉄太鼓。浴衣。
帯の裏。まとわりつく呼吸。
血潮をみた記憶。祭囃子。

1ヶ月前 No.102

くら @goburin ★iPhone=xMtA2CYZuX

開けた眼から蜜がおちる
みちる、生のあじに
ごわつく。掌が働いている
首が働いている、
おれは、喉は、渇きだ。

視野に入って世界はひとつに
なって、いのちは手からはなれて
言葉はおれは変わる。
溶けだしていく文学。
冷えたみずでも飲んで、頭を冷やそう。



おれがおれになった日などあるわけがない、
そう言ったけど人間の中身は破裂するのだ。
風船にたくわえた水は一瞬でたまらない、
しかし割れるのはいまこの瞬間なのだ。
伸びきった命に小さな穴がいくつもあいている。
おれの言葉はもはや歌われない。
しね、しね、と無音で告げることはない。
おれはありのままに、かたるのだ。
それはひどい渇きなのだった。
啓蒙などは呪われ人の贖罪なのだ。
だからこれは詩ではない。
もはや詩ではないのだ。

1ヶ月前 No.103

くら @goburin ★iPhone=xMtA2CYZuX

花弁が蕩けるのは暑さによって。
ぎらついたピンクのハイビスカスを咥えて
熱風をふきだす灰色に手を這わす
両の手足がまじりあう、夜。

12日前 No.104

くら @goburin ★iPhone=xMtA2CYZuX

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11日前 No.105

くら @goburin ★iPhone=xMtA2CYZuX

言葉だ。波打ち際の言葉で俺たちは生きている。さんざめく、もろもろの感傷はまるで貝のように口噤んで、その飼い主であるはずの俺にさえなにものも吐露しない。朽ち果てた小舟の残がいを幾つ拾っても、そこに刻まれていたあの航海はもう見えない。陸の上で干からびるのを待つ水夫などもはや海の子どもではない。だから、波打ち際の瓶の丸い底を、その角の取れた思い出たちを拾いあつめて、焼きついた言葉を太陽にかざしている。その言葉で俺たちは生きている。風を防ぐこともできない柔な掘っ立て小屋はしかし必要不可欠なのだ。ぼさぼさの塩気のある髪を垂らし、くすんだ両手で砂を掘る俺たちは何かを求めているわけではない。ただ、海の巨大な力を、大渦と狂騒のなかで木っ端になることを恐れて、安寧をむさぼる、そんな堕落に見えているのだ。

7日前 No.106

くら @goburin ★iPhone=xMtA2CYZuX

はしれ!!
脈うつたましい!!

6日前 No.107
ページ: 1 2

 
 
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