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 ( 恋愛小説投稿城 )
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「菫は …のものだから___」


その言葉は、私をずっと縛り付けて苦しめて支配していた。 誰も助けてくれない。

そんな私に手を差し伸べてくれて私の世界を変えてくれたあなたを。あの日々を___

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毎日と言うほどではないが3日に1回。運がいい時は5日に1回。それが私の地獄




「菫。菫」

部屋には安っぽいスプリングが軋む音



何度も私の名を呼ぶこの人は___



「菫はお父さんのものだ」



そう言って私に欲望をぶちまけるこの男は、まぎれもなく私の父親______

10日前 No.1

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これが始まったのがいつだったか覚えていない。

ただ物心つく頃には日常の一つになっていた


1度、中学1年生の頃この行為がどういうものか知りひどく嫌悪感を覚え、初めて父に憎悪の気持ちを向けた。 初めて抵抗した。


そんな私を父は殴った。1発は2発の話じゃなくて、それはもう目一杯。死ぬなんて大袈裟と笑われるかもしれないけれど私は人生ではじめて私は死というものを身近に感じて、本当に殺されると思った。
それからは私は抵抗しても無駄ということを悟りされるがままでいる


別に抵抗しないから嫌じゃないわけがない。
嫌に決まっている。それでも私はあまりにも非力で誰も頼る人もいなくて、力ではねじ伏せられ、諦めるしかない。何よりあの日のことが頭から離れない。もう二度とあんな思いをしたくない。新しい命のための行為をしながら、殺されるだなんて思いたくない。

実の父親に汚されて死ぬなんてそんな惨めな思いはしたくない______

10日前 No.2

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次の日の朝にはリビングには日常がある

父は新聞を読みながら珈琲を飲み、母はお弁当を作っていて、兄は朝食をとっていて、まるで普通の家族みたいな何食わぬ顔をしている


それでも父は実の娘を汚し、母はその事実を知っていても自分に怒りの矛先が向くのが嫌で気づいてないふりをしていて、兄はそんな面倒な私に関わらないようにしている

蓋を開けてみればそれはとても汚くてみんな自分が1番可愛くて、家族なんて名ばかりで____







「菫、今日はパンにする?ごはんにする?」

「ううん。いらない。ごめんね、いってきます」



母は知っている。私があの行為の後に朝ごはんが食べないことを。正式には食べれなくなることを。それでも日常を壊すまいと、自分はなにも知らないといった顔で必ず聞いてくる




10日前 No.3

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重い足を引きづり通い慣れた道を行く。

別に学校にも友達はいなくて、行っても楽しくない。それでも家にいるよりはずっとマシだった







学校に着くといろんな生徒が騒いでいる

それもそのはず、今日は新学期。中学生活最後のクラス替えということもあり、みんな自分のクラスを見て喜んだり、悲しんだりしている。
友達のいない私には関係なく、自分の名前を探す





(葛西菫、葛西、葛西…あ、3年4組か)




自分の名前を見つけ、教室へ向かった。

黒板に席が貼り出されていて、どうやら私は1番後ろの窓側らしい



(窓側か。あったかいと眠たくなっちゃうな)

10日前 No.4
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