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 コーヒーとミルク。

 ( 恋愛小説投稿城 )
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杏寿 . @chu01 ★iPhone=ufW4tNPWA5





 白いミルクが黒いコーヒーになれないように
 私は先輩にはなれないけれど

 精一杯の足掻きくらいさせてみて。



 「 先輩。わたしね、いつまでもいい子ちゃんの後輩のままじゃいれないよ 」






  #コーヒーとミルク。 #杏寿 .






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杏寿 . @chu01 ★iPhone=ufW4tNPWA5





 01 ) 一年の差。





「 … あ、 」


梅雨が明けて本格的に暑くなってきた7月の初めごろ。
飲み物を買うために友達とわかれて自販機にやって来たわたしは、飲めないコーヒーのボタンを押していた。

がしゃん という音と共に落ちて来る紙パックのコーヒー。

あの人が好きだったこのパッケージを見て、思わず苦笑を漏らす。… もう吹っ切れたと思ってたんだけどな。



この春に入学した高校で、わたしはめでたく彼氏ができた。爽くんって言って、名前のとおり明るくて優しくてみんなに人気のひと。
こんな良い人と付き合ってていいのかななんて毎日のように悩んでたけど、爽くんはこんなわたしでも大切にしてくれた。

そんな爽くんをふったのはわたし。原因は爽くんの浮気。
絶対浮気なんてする人じゃないって思ってたのに、彼はわたしの知らない女の子とキスをしていた。溢れた なんでって声に気まずそうに返された言葉。…「 好きって言ってくれる子がよかった 」

わたしだって好きだったよ、すごくすごく。ただ恥ずかしくて言えなかっただけ。
なんて告げても遅いから出かけた言葉を飲み込んで、わたしたちはそのまま別れた。



それだってもう1ヶ月も前のこと。なのにわたしは、部活を終えた爽くんによく買っててあげたこのコーヒーを癖でまだ買ってしまってる。

爽くんはもう あの浮気相手の女の子と仲良さそうに付き合っているのに。


思い出したくない苦い思い出に はあ と溜息をひとつ落として、わたしはこの飲めないコーヒーを捨ててしまおうとした。





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25日前 No.1
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