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また晴れるから

 ( 恋愛小説投稿城 )
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Ann ★Android=TTjqoHRtoX

「サナ、早くしろよ」

「だって、髪がうまくまとまらない。あー、もう」

「やってやるから、こっち来い」

「うん」

私は、桃田サヤ。高校一年生。
クセ毛に矯正かけようか、悩み中。

「よし、こんなもんだろ。行くぞ」

「あ、待って。鏡、鏡。
あー、いい感じ。さすが、涼ちゃん」

「まーな」

それから、こっちは、幼なじみの涼ちゃん。
隣りに住んでる、1こ年上のお兄ちゃん的存在。

同じ中高一貫に通っている。

約束したわけじゃないけど、なんとなく、
毎朝、早く準備できたほうが、隣りに迎えに行くことになってる。

私が中学入ってからだから、
もう3年も、ずっと、そんな感じ。


「新しいクラス、もう慣れたか?」

「うん、なっちゃん達が一緒だし。
うちのクラスは、受験組が2人しかいないからね。
だいたい、知ってる子だよ」

「そうか。何か困ったことあったら、いつでも言えよ」

「うん。涼ちゃん、ありがとう」

学校の門をくぐったら、そこで解散。
これも決めたわけじゃないけど、なんとなく。

「じゃあな」

「うん」

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Ann ★Android=TTjqoHRtoX

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6ヶ月前 No.1

Ann ★Android=TTjqoHRtoX

月山君は、結構話しやすい人だった。
隣りの席ということもあって、すぐに仲良くなった。

男子って感じが、あまりしないからか、
時々、女子の友達と話してるみたいに、
錯覚しそうになった。

「桃田さんの彼氏って、モテそうだね」

「涼ちゃんのこと?
涼ちゃんは、彼氏じゃないよ。幼なじみ」

「うそ、あの2年の金髪の人、彼氏じゃないの?」

月山君は、本当に驚いたみたいで、
文字通り目を真ん丸くしていた。

「よく一緒に登校してるの見かけるから、
てっきり付き合ってるのかと……」

「涼ちゃん、彼女いるよ?
2年の、すごく綺麗な人」

学校帰りに涼ちゃんの家の前で会って、
少しだけ話したことあるけど、
綺麗なだけじゃなくて、優しくて、性格も良さそうだったな。

「美男美女カップルかぁ、なん凄いな。
桃田さんが、入り込む隙あるの?」

「なんで、私が入り込む必要があるわけ?
涼ちゃんは、幼なじみ。兄みたいなもんなの」

「本当に?
男女なのに? 1度も意識したことないの?」

「ない」

「即答されると、逆に怪しい」

「はいはい、勝手に言ってなさい」

「あっ、ごめん。怒った?」

「全然。
月山君は、彼女いないの?」

「いないよ。俺はそういうの縁がないから」

「そうなの? 月山君、かっこいいのに」

「はっ?」

「え? だから、月山君、かっ――」

「わーー! ちょっと、やめて。
今の反則だから」

「何が?」

「いや、マジで。反則。
今ちょっと、幼なじみの気持ち、わかったわ。
意識されないって、こういうことね」

「だから、何が?」

月山君は、質問には答えないで、
机に突っ伏してしまった。

6ヶ月前 No.2
ページ: 1

 
 
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