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君の心を覗きたい

 ( 恋愛小説投稿城 )
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わ か。 ★iPhone=JjqWcNSQ5Z

僕は人の心を読むことができる。
しかし、いつしか読めなくなり___。
必死にもがきもがき苦しむ。
彼女は病気になった。
余命の宣告もないまま彼女は病室で息を引き取った。
僕は人の心を読むことが全てなのか。
人の心を読めなくなったら終わりなのか。
人の心を読めなくなったら彼女を助けられないのか。

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わ か。 ★iPhone=JjqWcNSQ5Z

01 : 真っ赤な薔薇には毒を


「ぴ____ぴ____ぴ___……」
病室に機会の音が響き渡る
僕は誰もいなくなった真新しい病室に、ひとり立ち尽くしていた。
孤独感の’こ’の文字も感じない。



中1の最初の桜が舞う日、担任の細川先生が転校生を紹介した。
それが僕だ。
「今日から新しいお友達が来ました。
じゃあ、鉄板だけど黒板に名前書いて自己紹介してくれる?」
先生は、若くてモデルみたいで僕になんか目もくれない。
そして、僕は先生の心を覗いて見たくなった。
もしかしたら、先生は僕のことを少し興味を持ってくれているかもしれない。
人の心は実に汚い。まるで排水管のように。
僕は、背を向けて黒板に汚くもなく綺麗でもない字で[安藤 隼人]と書いた。
これまた、平凡すぎる名前だ。
くるりとみんなの前に再び顔を向けると誰も僕のことなんかに興味を示さなかった。
笑ったりされるわけでもなく、ただただ興味を示さずお喋りタイム。
僕はそんなことお構い無しに、自己紹介を始めた。
「安藤 隼人です。好きなことは、ゲームと寝ることです。よろしくお願いします。」
ぱらぱらと拍手がなる。
ただ、その中で1人だけ大きな拍手をしている人がいた。

6ヶ月前 No.1

わ か。 ★iPhone=JjqWcNSQ5Z

彼女は、顔立ちが整っていて先生とそっくりだ。
けど、性格は彼女の方が良さそうだ。
僕は彼女の心を覗きたくなった。
けど、いくら覗こうとしても鍵がたくさんかかってるような、そんな感じで覗けない。
そんなことしてるうちにあの美人性格排水管先生が「安藤隼人くんは、そーねぇ。さくらさんの横でいいかしら?」と聞いた。
さくら?。僕と同じ平凡な名前。
とりあえず「はい。」とだけ言った。
「さくらさんは、1番右から2番目の席です。だから、隼人くんは1番右ね。」
「はい。」と答えた。
僕は、嬉しかった。
窓の横で授業が受けれるなんて。
やっぱり僕は窓に愛された男なんだ。
なんて舞い上がっている僕に先生は冷たい目を向けてきた。



「ねぇねぇ」
「おーい」
「お菓子あげるよおぉぉお」
「あ、反応した。」
してないのに、いい加減な
「欲しいなら隠さずいいなよ。」
「隼人くん、隼人くん、隼人くん」
「平凡男!!!!」
平凡男なんて言われた直後僕は彼女を見た。
さくらなんて平凡そうな名前だけど全然平凡なんかじゃない。
僕と別人だ。

6ヶ月前 No.2

わ か。 ★iPhone=aasvwpVqct

「平凡男〜」
「………………………………………は?なに?」
「平凡男さ、私のこと平凡女だと思ってたでしょ?」
「……………………………」
彼女は、僕にお構い無しに話し始めた
僕は、耳を塞いだ
「私ね、平凡女だったよ。」
なぜ、過去形なんだ。
彼女はこれ以上話さなかった。



1時間目、美術。
隣の人の顔を書けだって。
僕にとって人の顔を書くのは苦手だ。
人の心を読むことしかできないのに。
彼女の心は…彼女が僕に過去形で話したあとから読めるようになった。
なぜだ?なぜだ?なぜだ?なぜだァ!!!
「ね、平凡男くん私の顔ちゃんと見てよ。」
僕は、女の顔なんかに興味ない。
姉の顔には興味がある。
「ね、ね!ね、!」
うるさい、うるさい、うるさい。

6ヶ月前 No.3

わ か。 ★iPhone=aasvwpVqct

僕の姉ちゃんは病気だ。
僕のせいで病気になった。
僕らの先祖が不治の病で死んだ。
僕か姉ちゃんどちらかがその病気にかかるのは家族みんな予想していた。
そして、僕に生まれた時からその病気をかけさせようとしていた。
でも、病気になったのは姉だ。
僕が小2のあの夏姉ちゃんは、病気になった。
まだ、姉ちゃんは小6だった。
その日から僕は、人の心を読めるようになった。
家族みんな僕のことを恨んでいる。
今でもイップンイチビョウ僕のことを恨んでいる。



「平凡男くんのお姉さん病気なの?」
なぜか、僕は彼女にその事を言ってしまった。
なぜ言ったのか僕にも分からない。
彼女は驚きをはるかに超えて驚いていた。
彼女は、その日から僕のことを平凡男と呼ばずに隼人と呼ぶようになった。
彼女の心で何が起こったかは分からない。
やっぱり彼女は排水管先生よりは性格がいい。

6ヶ月前 No.4

わ か。 @waaaaak ★iPhone=aasvwpVqct

今日も僕は、姉の病院へ行く。
そして、病室の前で一呼吸置く。
(トントントン)
「姉ちゃん」
「はぁーい!入って!入って!」
なんで姉ちゃんはこんなに笑顔で楽しくいれるのだろう。
そんな笑顔の中に大粒の涙がある
姉ちゃんは、小6から、高校2年生になった今も病気は治っていない。
本当だったら、JKで毎日楽しんでいたはずなのに。
姉ちゃんの心を僕は読み取れない。
でも姉ちゃんのお陰で僕は、まだこの退屈な人生をそんなに曲がらず過ごせている。
姉ちゃんがいなくなったらどうすればいいのか。
僕は、正真正銘のシスコンだ。
だれになんと言われてもいいシスコンだ。



僕に友達という名の友達は小2で消えた。
唯一離れず仲良いのは窓だけだ。
窓は僕に離れないでいてくれる。
姉が病気にかかったあの日。
みんなの心の中の闇を幼いながら知り、責められ。
無口になった僕にみんなは悪口も言わず離れていった。
僕は、幽霊ような存在になった。
僕は、姉のためだけに生きることを決めた。
姉ちゃん以外誰もいらない。
みんなさようなら。

6ヶ月前 No.5
ページ: 1

 
 
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