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 ねえ。お願い。

 ( 恋愛小説投稿城 )
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砂糖。 @ricy ★3DS=uU7vTlW7MK



  ねえ。もしも
  世界が明日滅びるなら
  貴方は何をするって答えますか。

  ねえ。もしも
  ワタシが貴方に好きと伝えたら
  貴方はどんな反応をしますか。


  ねえ、お願い。


 「 お願いっ、離れないでっ。 」


  そう言って涙を流す貴女を
  オレはどうしたら助けられますか。


  ねえ。お願い。: 砂糖。( サトウ )

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砂糖。 @ricy ★3DS=uU7vTlW7MK




  01 : ねえ。ハルさん。


 クラス、学年、学校の中の美少女。
 そこら辺のモデルより可愛らしい女。

 __ 有栖聲。アリスコエ。

 まあなんとも面白い名前だ。(失礼)
 名前負けより顔負けだなこりゃ。

 なんて、
 誰かが言ってたのを思い出す。

 でもオレ、今なら言えるよ。
 …アリスコエ。凄く素敵な名前だと。

 そんな美少女だけど
 友達ゼロのアリスコエとのお話。

15日前 No.1

砂糖。 @ricy ★3DS=uU7vTlW7MK




 有栖聲とオレの話をする前に
 __ アリスコエについて話そう。


 有栖聲。オレと同じ高校二年生
 152くらいの低い背に華奢な身体
 それに白い肌で茶色の大きい瞳、
 揃いすぎて漫画かよって思うくらい。

 でも、そんな美少女に
 神様は甘くなかったんだ。


 有栖聲は不器用だった。
 人と話すことはスキなのに
 上手く思ってる事を伝えられない。

 見てる此方がじれったくなる。
 だからか、有栖聲には友達は
 ___ 一人たりとも居なかった。


 まあ。正直
 美少女に女は冷たいから嫌われた
 挙げ句、不器用だから
 男にも媚びれず友達はゼロ。

 そんな可哀想なアリスコエ。
 だから、有栖聲は逃げ場を作った。


 ___ それが、オレ、だった。

15日前 No.2

砂糖。 @ricy ★3DS=uU7vTlW7MK




  02 : ねえ。アリス。


 ある日。オレは朝から
 “ 呼び出し ” くらってた。

 女からならさ、テンション
 上がるけど。


 「 おお。春川すまんな。朝から雑用だなんて、まあ頑張りたまえ。 」


 ははは!と豪快に笑う
 ウチのクラスの担任のおじさん先生。

 …どこに胸キュン要素あるんだよ。


 昨日、ちょうど日直で。
 今日の日直呼ぶより春川だから。
 なんて理由で朝から雑用の地獄。

 いや。春川だから。って、
 オレ雑用大好きに見えるか?!


 「 …面倒くせぇな。 」


 独り言を溢しながら階段を上がり
 教室に入ると、_ 有栖聲が居た。

15日前 No.3

砂糖。 @ricy ★3DS=uU7vTlW7MK




 「 つ .. あ、の。 」


 教室で、どーも。と有栖聲に
 軽く挨拶をして掲示物を貼ってく。

 まだ7時くらいなのに早いな
 なんて思いながらも作業を続ける。

 四、五分経ったぐらいに
 有栖聲が恐る恐るオレに声を掛けた。


 「 わ、ワタシ手伝いますっ! 」


 そう自分の席から立ち上がると
 オレのところに歩み寄る前に…、
 ーーー転けた。笑


 「 〜あう、、あ。 」


 恥ずかしさからか真っ赤になる
 有栖聲に、笑いが抑えれなくなって


 「 、ぶっ。はははっ!! 」


 盛大に笑ってしまった。
 いやでもさ、普通笑っちゃうから。
 何もないところで突然転けて
 真っ赤になるとか面白すぎる。


 「 ははっ。御免。笑い過ぎた? 」


 座り込む有栖聲にオレから歩み寄る。
 有栖聲は、いや。と首を振った。


 「 手伝って、くれるんでしょ? 」

 「 〜っ、は、はいっ!! 」


 有栖聲とオレの出会いは
 こんな少女漫画のムードも
 欠片もないようなところからだった。

15日前 No.4

砂糖。 @ricy ★3DS=uU7vTlW7MK




  03 : ねえ。コエ。


 あの日から。オレはよく担任から
 仕事という名の雑用を押し付けられていた。

 そんで、朝早くから学校にいて
 オレの雑用を手伝ってくれるようになったのが有栖聲、改め聲。
 親しみを込めて下の名前で呼ぶ。

 聲は、あの日よりも
 もっと面白さというか、
 まあレベルアップとかしていた。


 「 ハルさん、ハルさん。 」


 聲はオレの事を、ハルさん。と
 笑顔で呼んでくる。
 …美少女だけあって、可愛い。

 でも、そういう目で聲を見たら
 駄目のような気がするんだよなあ。


 「 ん?どうした、聲。 」

 「 友達って、どうやったら出来るんですか? 」


 ーーー吹いた。

 飲み物飲んでなかったけど
 ぶほっ!て普通に自然に吹いた。

 そしたら聲は大丈夫ですか?!と
 オーバーに尋ねてくる。慌て過ぎ。笑


 「 え、何。聲、友達欲しいの? 」


 オレがそう尋ねると聲は
 恥ずかしそうにこくんと頷く。


 「 ワタシ、友達という友達が今まで出来たことなくて、それで…、 」

 「 友達が欲しい訳か。 」


 そう聲の言葉を先読みすると
 どうして?!なんて顔をするけど
 いや。お前が言い出したじゃんって

 それにまた、笑いがこみ上げた。

15日前 No.5
切替: メイン記事(5) サブ記事 (3) ページ: 1

 
 
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