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milk~最悪で最高~

 ( 恋愛小説投稿城 )
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はなん @flowermm ★Android=hdc9ZNL21m

普段と何一つ変わらない給食の時間。今、日常にほんの少し、変化が起ころうとしている。本当に、少し、ミクロレベルの変化が。

※警告に同意して書きこまれました
メモ2018/01/08 08:59 : はなん @flowermm★Android-hdc9ZNL21m

《主な登場人物》

吉野 美月(ヨシノ ミヅキ) 女

天然 人を騙すのが得意

矢崎 潤(ヤザキ ジュン) 男

明るい 人の感情を見抜くのが得意

桜木 柚乃(サクラギ ユズノ) 女

優等生 潤の元彼女

萩本 稔人(ハギモト ミノル) 男

クラスのムードメーカー

猪口 蒼真(イグチ ソウマ) 男

吉野達の担任 マイペース

ページ: 1

 
 

削除済み @flowermm ★Android=hdc9ZNL21m

【記事主より削除】 ( 2018/01/08 08:50 )

12日前 No.1

はなん @flowermm ★Android=hdc9ZNL21m

私のクラスは、給食のとき、4人でグループを組んで食べる。私の班は、私、吉野美月と、優等生柚乃ちゃんと、変わり者萩本と、それなりに仲良くしている矢崎だ。
席替えしてから3日目。最初は柚乃と矢崎の関係もあり、なかなか話を切り出せなかったけど、今ではもう男女に壁を作って話すようになった。今日もいつも通り話していたのだけど…。

12日前 No.2

はなん @flowermm ★Android=hdc9ZNL21m

突然萩本が笑い出した。「ちょ、どうしたの(笑)」と矢崎もわけがわからない様子。「なんで笑ってるの、怖いよ(笑)」矢崎が何を言っても笑い続ける萩本。私と柚乃ちゃんはそんな萩本をただただ不気味がっていた。
矢崎が笑い続ける萩本に興味を失い、話しかけるのをやめてすぐのことだった。「やべぇ、俺イケメンすぎるかも…。」その萩本のつぶやきが、私の0.3秒後を大きく変えた。

12日前 No.3

はなん @flowermm ★Android=hdc9ZNL21m

「やべぇ、俺イケメンすぎるかも…。」謎の自信に満ち溢れたセリフ。俺はそのセリフに不覚にも笑ってしまった。と、同時に口に含んでいた大量の牛乳を…吹いてしまった。しかも、吉野に向かって。
「うわっ!」私はとっさに目を閉じる。顔が濡れるのを感じた。次に目を開けると私はすぐに机からくしを取り出し、席を立った。よくよく見ると、袖も濡れている。「ほんっとごめん!!わざとじゃないんだ!!」隣で必死に謝る矢崎。そんなに怒ってたわけでもないけど、何となく、無視して先生のところへ行った。
「先生。水道行ってきていいですか。」「いいけど、どうしてだい?」今にもキレそうな吉野を見て俺も先生のところへ行き、「理由はあとで話します。今は急ぎなんで…!」と言い、2人で教室を出た。

11日前 No.4

はなん @flowermm ★Android=hdc9ZNL21m

「ほんとごめん!」水道についてからも謝り続ける矢崎。私は許しているはずなのに、声に出来ない。言葉に出来ない。矢崎は諦めたのか、無言になる。…こっちに寄ってくる。自然と手に持ったハンカチで袖の牛乳を拭く。私は無言でそれを見ていた。
その後私が髪を洗っていると、無言を保持していた空間に言葉がとんだ。「吉野。」「なに?」「…なんでさ、お前に牛乳がかかったんだと思う?」「なんでって…お前が口に牛乳を含んでるときに吹いたから、でしょ?」「でもさ、稔人は俺の目の前の席なんだよ?なんでお前にかかったんだと思う?」「そんなこと言われても…。」
私はわけがわからなかった。いきなり何を言い出すのと。しかしその考えは、次のセリフで吹っ飛んだ。「吉野。お前を見てたからだよ。俺はお前が好きだ。」

10日前 No.5

はなん @flowermm ★Android=hdc9ZNL21m

「…え?」私は戸惑った。急にそんなこと言われても…。「俺は…お前と話す機会が欲しくてずっとお前の顔色をうかがってたんだ。」突然の告白。私の体は自然と矢崎のほうに向いていた。
「吉野。こんなときにごめん。でも、もうこんなチャンスないと思って…。好きです。付き合ってください。」
私は元々、矢崎とは親しくしていた。たまたま塾が同じで、よく話していた。矢崎と柚乃が付き合ってから少し距離を置いていたが、自分でも気づいていた。…こんなやつでも、好きだってことに。
「こちらこそ、よろしくお願いします。」我に返る前にそう答えていた。矢崎の頬が緩む。「でも、まだ許したわけじゃないから。今日の塾でジュース奢って。そしたら許してあげる!」矢崎は反応を示さない。付き合ったとはいえ、さすがにウザかっただろうか…。

9日前 No.6

はなん @flowermm ★Android=hdc9ZNL21m

なんでこんなこと言ったんだろ…と後悔していると、突然視界が暗くなった。そして…私のファーストキスは、矢崎にたった今盗られた。「これで、許してくれる?」「…うん。」
横を見ると、鏡に映った私と矢崎の顔は赤かった。「やば、こんなんじゃ教室戻れない。」「ん〜、どうしよ。」2人で悩んでいたとき、ある案を思いついた。
「ねぇ、勝負しようよ?負けたら、勝ったほうに大好きって10回言うこと!」 「いいけど、どんな勝負?」「チャイムが鳴るまで、大喧嘩したフリをする!で、バレるようなことを言ってバレたら負け!」人を騙すのが得意な私にとって、有利なものだった。「仮に、バレないままチャイムが鳴ったら?」「上手くバラしたほうの勝ち!」赤くなった頬をそのままに、怒ったフリをして教室にむかった。

8日前 No.7

はなん @flowermm ★Android=hdc9ZNL21m

教室に戻ってきた2人。「なんか顔赤くない?」「もしかして…?」その言葉を聞き、私はまさかと思いドアを見た。すると…バン!!と勢い良く美月ちゃんがドアを開けた。「先生、事情なんですが…。」「いや、いいよ。もう聞いたから、戻って。」みんなの表情がひきつる。
「なんで?牛乳かかったくらいでなんでそんな怒るわけ?」「だってろくに謝りもしないじゃん。」2人が怒っていることを察するクラスメイト。そして私。矢崎が謝ろうとしてもまず美月ちゃんが矢崎を見ない。
先生が来なくて1時間暇だった4時間目、ずっと話していた2人とは思えないくらいの光景だった。…私にとっては嫌なことではなかったが。正直、矢崎は美月ちゃんのことを好きになって私と別れたんだと思ってる。だからこの2人の仲が悪くなってくれれば…私のことを好きになることはなくても、美月ちゃんと仲良くしてる私にどうしたら許してくれるか聞きに来るかもしれない。そんな期待を胸にしまいこんでいた。

8日前 No.8

はなん @flowermm ★Android=hdc9ZNL21m

「なぁ、悪かったって!謝ってんじゃん!牛乳ごときでそんな怒んなよ!」「牛乳ご、と、き!?あのさ、牛乳なら別にいいとしても、人の口から出た牛乳だよ!?お前自分が浴びてみろよ!」私が怒鳴ったときだった。
キーンコーンカーンコーン。チャイムだった。
チラッと矢崎を見る。すると、矢崎は私の頭を強引に自分の方にむけ、顔を近づけて言った。「お前なら、許すけど?」私は顔が熱くなるのを感じた。「お前だってそんなこと言いつつ本当は俺のこと許してんだろ?」私はうなづいた。周りの視線が温かくなる。
「私の負け。ジュース奢るわ。」私は降参した。周りはみんな?という表情をしている。「ドッキリでした〜!」2人で声を揃えて言うと、みんなガクッとなった。でもみんな、笑っていた。
ドッキリ…。なんだ、仲悪くなったんじゃなかったんだ…。私は膨らませた期待を一気に消した。やっぱりあの2人は仲良いなぁ…。

6日前 No.9

はなん @flowermm ★Android=hdc9ZNL21m

放課後。塾の前にある自販機の前に2人はいた。「今日はごめん。俺が奢るよ。」「いいよ!私が負けたんだし。私が奢るからその代わり…」「美月。」「!」吉野が何を求めているかわからなかったが、なんとなく呼んだ。「…ありがと。」またお互い顔を赤くして塾に入る。塾友にはすぐにバレた。
その後。学校中に広まり、先生たちからも注目されるようになった。「応援してる。」柚乃ちゃんからもそう言われ、私は嬉しかった。
放課後、教室に残る2人。

「好きだよ、美月。」
「好きだよ、潤。」

END

6日前 No.10
ページ: 1

 
 
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