Google
    
<< TOPページ 掲示板TOP 記事データ お知らせメール ▼レス(5) >>

恋って言うから愛に来た!

 ( 恋愛小説投稿城 )
- アクセス(182) - ●メイン記事(5) / サブ記事 - いいね!(2)

唯愛 . ★Android=EbQJrMXpdZ



それは、突然やってきた。





君がくれた恋。
初めは興味すらなかったのに。

入学してから1ヶ月後のある時。



私は君に恋しました________

ページ: 1


 
 

唯愛 . ★Android=EbQJrMXpdZ

1:影系女子降臨


桜の面影もないこの季節。5月。
木は緑の葉を広げ、風は柔らかい暖かさ。
遠くで小鳥が鳴いている。
教室で話す先生と生徒たち。
そんな中、無言で一番端の隅にいる人…、それが私。
名乗っておこうか。
「星野雪」、12歳だ。
12歳といっても、ランドセルを背負っているわけではなく、制服を着てリュックを背負っている中1です。
はっきりいって私は影系女子だ。
そもそも影系女子という言葉があるかは知らないけど、おとなしい系の人と思っておいて。
まあ話かけられたら話すが、自分からはなかなか話さないという面倒なタイプであって。
特に男子となると尚更話せない。
といいつつ、恋はしていた。けど、誰かに言ったりはしないし、アピールも怖くてできなくて、失恋ばっかり。
そんな私は、もう恋しても意味ないと思って、中学生になってらしないでいようって思ってた。

でも、ある日を境目に人生の歯車が動きだしたんだ…

4ヶ月前 No.1

唯愛 . ★Android=EbQJrMXpdZ



それはある放課後のこと。

あの時私は、所属している吹奏楽部の練習が早く終わり、校門を出た。早いということで、周りは吹奏楽部の部員が帰って行くだけで、人は少なかった。
私は携帯をいじりながら、歩いていく。
耳にイヤホンをつける。
そのイヤホンから流れる音楽は、私の全身まで染み渡っていく。
ちなみにその音楽というのは、ボーカロイド。
中でも、いつも聞いている曲は1曲だけで、毎日のように聞いていた。



「誰の手を信じたらいいのだろう
怖くて一歩踏み出さないんだ」


口に歌を乗せながら、歩いていく。
分かると思うが、これはどちらかというと切ない曲で、何故か気に入ってて、共感できるフレーズが多い。


そんな時だった。
ドン!という音と同時に、私は走っている「何か」とぶつかったのだ。
身長が中1にしては低い、145cmの私は、その衝撃でとても勢いよく弾け飛んだ。
バン、と地面に倒れる。
危機一髪、携帯は守ったものの、全身に痛みがじんじんと染み込んできた。



「痛っ…!」

思わず口に出すと、目の前の何かは、頭を下げることもなく、むしろ怒ったような顔をしていた。
は…どういうつもり?
言おうとして、ハッとした。



その人は、瞳に涙を流していたのだ。

4ヶ月前 No.2

唯愛 . ★Android=EbQJrMXpdZ



「えっと…え、ご、ごめんなさい…」


その泣いている人を見て驚いた私は思わず謝った。
でも相手は私より衝撃は少ないはずだ。
私は相手を見上げる。
身長は155くらいだろうか。
名札には中村と書いてあり、名札の色からして中1だろう。
それにしては身長が高く、女子に人気そうな可愛らしい顔をしている。
ところがその人は、突然こう言い出した。



「これでいなくなれたら良かったのに…」



私は顔をしかめた。
いなくなれたら、良かった?

それって…?

4ヶ月前 No.3

唯愛 . ★Android=EbQJrMXpdZ


あれはなんだったのか?
あのことがあってから、何かあったわけでもなく、そして今に至る。この学校は人数が多いため、全然あの人を見かけない。



「なんなのかなあ、あれは…」

普通なら怒るはずなのだが、あの涙を見てからというものの、どんな感情になったらいいのか分からなかった。
どこかですれ違わないかな。
中村って人。探したら分かるだろうけど、当然こんな暗い私は自分で他のクラスを見に行くことなんて無理だ。

そうして結局、まあいいかという結論にたどり着いた。
なので、今は数学の授業ということで黒板を見て、ノートに文字を書いていく。
まあ、中1としての授業が始まったばかりなので、考え事をして話を聞いてなくても、大体分かる。
でもこれから難しくなるんだろうなあと思いながら、私はふと文字を書く手を止めた。




「え、せーの数とふの数って、何?()」





雪はとても数学が苦手なようだ…

4ヶ月前 No.4

唯愛 . ★Android=EbQJrMXpdZ



せーの数とふの数とは何だったのか?
あのことがあってから、何か学んだこともなく、今に至る。あれ、これに似たような言葉 >>4 でも言ったような・・・

とにかく、数学の授業が終わった私たちのクラスはそうじの時間になり、その後ST。STって、はっきり言って面倒くさいものだ。なくていいのでは?そう思う。
そんなしょぼっちいことを考えながら、リュックに教科書を入れていく。と、机の中からガザっという音が鳴った。・・・ん?
そこには、こう書かれていた。





「こい」

2ヶ月前 No.5
ページ: 1

 
 
<< TOPページ 掲示板TOP 記事データ お知らせメール ▲ページ上 >>
★必ず ローカルルールメビウスリングのルール をご覧ください。
 ▼スタンプ▲スタンプ
※スタンプはいちどに 3個 まで使えます  ×閉じる
注…感想・コメントはこの記事ではなく、サブ記事に書き込んでください。(小説カテゴリでは必須です)