Google
    
<< TOPページ 掲示板TOP 記事データ お知らせメール ▼レス(28) >>

ウジウジした恋愛は嫌いだ。

 ( 恋愛小説投稿城 )
- アクセス(244) - ●メイン記事(28) / サブ記事 - いいね!(2)

萌愛*MOA @mikan1112 ★iPhone=27aG6SrHP6


「もえ、あいつのこと好きかもしんない。。」


「まじで!?」



突然もえが言った言葉。
この前までらなたちと一緒に好きな人ほしーだとか、恋したいーだとか言っていたもえ。
さすがに驚きは隠せないが、でも"あいつ"はいいやつ。もえとお似合いだ。

それに、、、、


「告れば?もえこの前告られたやん、あいつに」


そう、もえはこの前"あいつ"に告られたばっかり。


「いや、無理無理無理。もう変わったかもしんないじゃん!」

「なわけ」







ここからできた小さな悔しさ。
悔しさからできた思い。






こうなることはまだ全然知らなくて。









「好きな人ほしいなー。」

モテ女/チビ/美少女/天然
有須 羅那 - Arisu Rana



×



「もう、やめろ。ほっとけなくなるだろ」

イケメン/優しい/モテる?
天瀬 晴希 - Amase Haruki



×




「笑ってなきゃ涙出ちゃうよ」

モテ女/美少女/天然
月摘 萌笑 - Rutsumi Moe




×




「おい、くそ鈍感。いい加減気づけよ。」

イケメン/意地悪/モテる/
綾瀬 空馬 - Ayase Kurama





***



07.05 萌愛*MOA

ページ: 1

 
 

萌愛*MOA @mikan1112 ★iPhone=27aG6SrHP6

「好き。」




異性からこの言葉を聞くのは、ようは告白は今までで30回以上。
なんでこんなにされるのかはらなにもわかんない。
だけどなんだからなモテるみたいで、、、


で、現在高校一年生。6月。
高校入ってから4回告白された。

なのに未だに好きな人ができないという悲しさ。好きでもないのに付き合って失敗したことが何度もあって。

ほんと馬鹿だなっていつも思う。




でももう高校生だから好きな人くらい、、、、、って出来そうにない!!!!!




まぁ、好きな人がいなくても毎日が楽しいんだけどね。笑





「らーな?聞いてる?」

「えへ、ごめんごめん」

「もう、そーゆーの多すぎ!」

「ごめんって」



すこし舌を出して笑って見せた。

隣にいるのは高校入ってからすんごく仲良くなった萌笑(もえ)。


萌笑はぱっちり二重の大きな目。
神は茶髪でミディアムくらいの長さ。
すんごく可愛くてこれぞ美少女って感じの女の子。で、モデル。






そしてすごくモテる。






「じゃっ、ばいばーい」






もえのはなしをほとんど聞かないままもう駅だ。もえとは反対方向だからここでばいばい。
いつもこんなんなんだけどね。ははっ



「ばいばーい」



適当に手を振るとドアが閉まって電車が行った。







「あ、らなじゃん」




振り返ると空馬(くらま)がたっていた。






「おー、くらまだー。一緒に帰ろー」

「おう」




くらまは高校に入ってからよく一緒に帰ってて、結構仲がいい。




「ねー、くらまー。どっか寄ってこ?」

「え、また?」

「おん、お腹すいた。」

「俺も。」

「よしきっまりー」



いつも帰りに寄り道してご飯を食べてから帰る。それが日常。







2ヶ月前 No.1

萌愛*MOA @mikan1112 ★iPhone=27aG6SrHP6

○ side→萌笑




「ばいばーい」



電車のドアが閉まって電車が発車した。




月摘萌笑。高校一年生。
今、新しい恋を見つけようと頑張っているんです!!

で、今ドアの向こうにいた、手を振ってた子がもえの親友!



有須羅那。ぱっちり二重の大きな目。
二重って言っても堀がすごい深くて外国人みたいな顔。
鼻を高めで、肌の色も少し地黒っぽい。めっちゃ濃いってほどでもないけど。
んまぁとにかく、外国人っぽい美少女!


本人に聞いてみたら、外国人でもハーフでもなくてクオーターらしい。

でも、お母さんのハーフが外国人の方が強くて、らなはお母さん似で、外国人がすごく強いらしい。



らなとは高校から仲良くなったんだけど、もうすっかり親友の仲。
たまに冷たい対応の時とか話聞いてない時があるけどテンションが上がるとめっちゃかわいいんだ。




で、今2人とも恋をしたい。って本気で思ってる。
彼氏とかそーゆーんじゃなくて、片思いでいいから好きな人がほしいって。ね。







でも、らなにはすぐできそうだけどね。
だってあんな近くに、イケメンがいるんだから。


2ヶ月前 No.2

萌愛*MOA @mikan1112 ★iPhone=27aG6SrHP6

ずるずるずるずる。



ガヤガヤとしたうるさい空間の中、ラーメンのすする音が響く。


「結局いつもラーメン屋だねー」

「だって他に行くとこある?」

「まーねー」

「どうせお前いつもチャーハンじゃん」

「まーねー、ラーメンは腹が破裂する」

「胃袋ちっさ。だからチビなんだな」

「う、うっさい!」



で、いつも来るのがこのラーメン屋。
すんごく美味しい!って言ってもらなはいつもチャーハン。
ラーメンはお腹に入らないからね。笑



「おい、おっせーよ。」




スープを全部飲んで器を机にガタッと置いてくらまが言った。




「お腹いっぱいや」

「だと思ったよ」

「じゃ、あげる」

「はいはい。」



くらまがらなのお皿を寄せて食べ始めた。

これもいつものこと。
らながお腹いっぱいになったら食べてくれる。

意地悪だけど優しいんだよね。くらまは。




くらまが最後の一口を食べ終わって立ち上がった。


「行くぞ。」

「ほーい」



また電車に乗って何駅かしたららなとくらまの降りる駅。



「ふわー、今日も美味しかったー」

「そりゃな」

「ははっだよねー」



くしゃっと笑うと馬鹿かよってゆう目でくらまが見た。



「あっ、そーいやー、くらまってダンス得意なんでしょ?」

「まぁやってたけど」

「ダンス部入んないのー?」

「バスケでいい。」

「バスケの方が楽しいか。男の子だもんねー。あははー」



またくしゃっと笑うと今度は少し悲しそうな目でうつむいてた。



やべ、らななんか変なこと言ったかな?
まー、いいか!




「××××お出口は右側です。」

「降りんぞ」

「あー、うん」



それからはなにも喋らず降りて家に帰った。

2ヶ月前 No.3

萌愛*MOA @mikan1112 ★iPhone=27aG6SrHP6

「らなおはよーう」

「おっはー」



いつもの駅でもえと待ち合わせて向かう学校。



「あ、ナインじゃん」



もえが少し右ななめの先を指差して言った。


「ほんとだー。そーいえば最近女子に嘘告とか、無駄な行動しなくない?」

「あーね。好きな人でもできたのかな?とか言ってあははー」

「でもワンチャンそれだべ」

「そうかな?」



ナインはイギリスと日本のハーフでイギリスが強いイギリス人っぽい顔つきですごく整ってて綺麗。
美少年だからって調子乗ってんだかわかんないけどいつも女子にウソ告とか、壁ドンとかして期待させて遊んでる。

運動もできるし頭も何気にいい。面白いし優しいところもあるからいい奴っちゃいい奴。

でもあいつにも好きな人ができたのかー。


なんて考えているともう学校。
学校は駅から徒歩10分で、結構近い。



学校に着くとなにやら女子の黄色いキンキン声と集まりがある。

きっとバスケかサッカー部の人がいるんだろうけど。



残念ながらもえはイケメンに興味なし。
らなは興味はあるけど自分からあんなキンキン声を出そうとは思わない。特に外国人のイケメンなんて最高やけどな!
だから、ある意味ナインはめっちゃタイプ。
んまぁ興味ないけど!笑



「朝から元気だねー。女子って。」

「そっか、もえは女子じゃないもんね。」

「え、なにそれ。」

「今、自分で言ったことでしょ?」

「もえなんて言った?」

「朝から元気だねー。女子って。って言った。まるで男が言うセリフだよ」

「・・・」

「それかおかまか。」

「いやだって朝からあんな気力なくね?」

「んまーそうだけどっ」



女子の大群を見てた顔をプイッと玄関の方へ向けて歩き出した。

もう、もえは女子なんだかわからんな。
めっちゃ可愛いところもあれば、おじさんっぽいところもある。
まぁそれがもえのいいところだけど!



「くらまくんってバスケ部だよね?」

「うんー。ダンス部誘ったんだけど、バスケがいーだとさ!」

「なに、らなってくらまが好きなん?」



「・・・うわぁっ!!!」

「いや、反応遅いでしょ」


らなの耳元で大声で言ってくる晴希(はるき)にびっくりしてると、面白そうにケラケラと笑っている、はるきとその他の友達たち。ともえ。



「いや、てか、くらまはそーゆーんじゃないんで」

「ふーん。あそ」

「自分から聞いといてなんだその返事」

「他になにが?」

「いやー、他になんもねーっす」

「てか、そろそろ時間やばいと思うよ?」


と言い残してから男バスの一部の人達が校舎に走ってはいっていった。




「てか、あいつら朝練は?」

「確かに。。」



キーンコーンカーンコーン




「「・・・!!」」

「よし、教室まで競争!!」

「おけー」



「ちょ、はやいって」



なんの合図もなく急にダッシュで走り出すもえを少し遅れてから追う。
でもやっぱり足はらなの方が速くて結局先に着いたのはらな。



「はぁはぁはぁはぁ」

「やっぱらな速すぎ」

「へへっ走るのは好きだし得意だからな」

ニカッと笑ってピースサインするともえもにかっと笑ってピースしてくれた。










2ヶ月前 No.4

萌愛*MOA @mikan1112 ★iPhone=27aG6SrHP6




「あのさ、俺、もえのことすき。」

「・・・・え?」



誰もいない放課後の渡り廊下。
隣の校舎に用事があって向かっている途中、聞こえてくるはるきの声。そして、"もえ"という名前。


間違えなくはるきが前に告白している。


こんな角の見えないところで盗み聞きするのは悪いと思うけどやっぱり気になる。



「本気で言ってるの?」

「本気だけど?」

「・・・」

「別に付き合うとかそーゆーのいいから。もえが俺のこと好きじゃないの知ってるし。それに、気持ち伝えたかっただけだし。」

「そっか。伝えてくれてありがと。」

「おう。じゃっ、部活行ってくる。」

「頑張ってね。」




え、なにこれはるきってつまんな。
好きなら付き合ってとか言えばいいのに。
あのはるきまるで、逃げてるみたい。
振られるのが怖いから?弱。





コトコトコトコト



走って近づいてくる足音。


そーいえばはるきこっち向いてたよね。
ってことは、、、




「らな?」



!?!?





やっべー。やっちった。






「あはは。いぇい」



ニコッと苦笑いしてピースすると、引きつったような顔で見た。


「ご、ごめん。聞くつもりじゃなかったんだけど職員室に用があってその途中で、、、」

「あー、ごめん。そーゆーの考えてなかったわ。」

「いや、はるきが謝る必要ないし。」


なんか、はるき少しだけ悲しそう。
いつものはるきじゃないってゆーか。
そりゃそうか。好きなんだもんねもえのこと。


「てゆーか、部活は?くらまに怒られるよ?また」

「や、やべ」

「頑張れー。」

「おう、さんきゅ。」


手を振ってお見送りすると走りながらこっちに手を振ってくれた。




「ふぅ。さてとらなも行くか。」




それにしてもわかりやすいな。はるきの行動。
前から薄々気づいてたけどもえどらなでいる時はいつも話しかけんのもえじゃなくてらなだし。そーじゃないのかなーっても思ってたけどやっぱそーだったのか。

らなに近づいてもえに近づくって作戦とか?笑
あいつも意外と熱いんだな。気持ちが。




職員室で用を済ませてから更衣室でダンス着に着替えていると、もえはまだ来てないみたいでもえのスクバはなかった。


なんでか、少しもえが心配だけど、心配するところなんてどこもなくて、なんでこんな気持ちなのか全然わかんない。





キーンコーンカーンコーン。



「あ、やべ。」


そんな気持ちを振り捨てて走って第3体育館に向かった。



「遅れてすみません。」

「へーきだよー」


入ってすぐ頭を下げて謝ると、綾瀬先輩が優しく返してくれた。
まぁ、それはいつものことなんだけど、許されるのはわかっていても謝ったほうがいいじゃん?やっぱり。


「もえちゃんはいないの?」

「・・・あー、今日は職員室に用があってもえとは一緒に来てなくて。もえすぐどっかいっちゃったし。あは」


苦笑いしながらそー言うとそっか!と言って笑ってくれた。



「じゃ、はじめちゃおっか!」

「あ、はい!」



ダンス部の部員は6人。
3年生が1人で、2年生が2人で、1年生が3人。

でも2年生の2人はやる気がなくて今にも退部しそう。てか退部してもらいたい。


言っちゃえばこの2人のせいでこの学校のダンス部は弱い高校とみられている。
綾瀬先輩はすごい上手くて、1年生のせんな(茜菜)もめっちゃうまい。
もえも上手いし、自分で言うけどらなは今までなんども賞を取っている。
でも2年生の2人は部活に来るのは週に2回くらいでたまに一回。
筋トレもろくにやらんし、今だにバク転ができないという。


今日もいるのは綾瀬先輩とせんなだけ。いつもはもえもいるけど。ね。


最初は筋トレからはじまる。
走ったりして、バク転とかアクロバットの練習を少ししてからイベントとか大会のダンスの練習が始まる。


少し遅れて、もえがきた。



「遅れてすみません!!!」


らなと同じ登場で綾瀬先輩もらなと同じ返事をした。


「じゃあ、いつもの筋トレしてから今日は走らなくていいからアクロバットの練習入って。追いつかなかったらそれもしなくていいから」

「わかりました!」



と、もえが言うとすぐに筋トレし始めた。


もえも追いついてダンスの練習に入った。


7月に行われる、大会の地区予選に向けて6時半まで練習をしてると、外からお疲れ様でした!という声が聞こえてきた。


「あー、そろそろ終わりだね。じゃ、お疲れさまっ帰っていーよー。」

「「ありがとうございましたっ」」



そのまま2年生も顧問も来ないまま終わった部活。

更衣室で着替えていると、せんなが話題に触れた。


「もえ今日どーしたの?」

「いやー、少しいろいろあってね。あはは」


作り笑いがすぐにわかった。
何に悩んでいるのかは全然話がないけど、、、

「ふーんそっか。」

それで会話終了。会話が終わるともえはうつむきながら着替え始めた。


「らな、今日は先帰って?ちょっと寄りたいところあるから」


「わかった。じゃ、くらまとかえるわ」

にこっ笑ってそう答えると優しい笑みで笑い返してくれた。


「ありがと。」

「うん」

「じゃっ、ばいばーい!」

「せんなはとうま(冬馬)とラブラブで帰るのか!バイバイ、明日ねー」

「うん、明日ね!」


と言って更衣室を元気よく出て行った。
あんなせんなだけど、ラブラブの彼氏がいる。イケメンでスポーツできて、頭もいい。
って考えるとこの学校イケメン多くね?



着替え終わると黙ってドアに手をかけて。出て行こうとした。


「ら・・・」

「らしくないよ。もえ。」


何からなに声をかけようとしてたもえの言葉をさえぎって言うと、そのまま更衣室を後にした。



限界に行くとくらまがいた。


「くらま!」


走ってくらまにかけよると、黙ってらなが靴を履くのを待っててくれた。


そしていつも通り帰って、寄り道して、いつもと同じ帰り道。








2ヶ月前 No.5

萌愛*MOA @mikan1112 ★iPhone=27aG6SrHP6

いつも通り駅でもえを待つ。


でももえはすこし下を向いていつもの元気とは真逆でこっちに来た。


「おまたせ。」


一言ぽつりと言ってから歩き始めた。



「あのさ、相談して?なんでも」



この雰囲気が嫌でつい言ってしまった言葉。

もえの顔を見るとえっという顔をしている。


ニコッと笑ってみせると涙潤んだ目でこっちを見てきた。



「泣くなもえ。」

「ごめん、ありがとう。らな」


もえの顔に流れる一筋の涙。

何にこんなに悩んでいるのかわからないけどもえは本当に涙もろい。


「もえさ、」

「うん。」

「もえ、あいつのこと好きかも知んない。。」

「まじで!?」



もえも、もうらなが知っていることに気づいてるみたいでWあいつWでいってきた。


「告れば?もえも告られたんだし。あいつに」

「いや、無理無理無理。もう変わったかもしんないじゃん。てかあれすら嘘かも知んないじゃん」

「なわけ」


昨日のことなのに何を言っておるもえは。

「もえに好きな人ができたのかー。」

「あはは。らなはくらまくんじゃないの?」

「だーかーらー、違うってくらまは」

「ふーん。」


そっけない返事をしながらもニタニタとらなを見てくる。


「ち、ちがうって!!!」


なんでかわらんが顔がどんどん暑くなっていく。


「あっははー。わっかりやす」

「だから違うんだよー!どーやったらこの誤解が解けるわけ?」

「らながくらまくんと1週間話さないでいられたらかなー。」

「は、そんなの余裕。」

「じゃあ、次の月曜からスタートね。だから今日めーいっぱい話といたら?」

「べ、別に今日だって話さなくてもいいし?」

「あ、くらま君に言うの禁止ね?このこと。」



らなの言うことも聞かずに話を進めていい終わると走り始めた。



「あっ!ちょっと待って!」

「よーし教室まで競争だー!」

「またー?どーせらなが勝つんだよ?」

「う、うるさい!」

「はいはい」


今日も手加減せずにらなは全力疾走。
やっぱり先に着くのはらなで。


「もうらなー、一回くらいは負けてくれたっていいじゃないー!」

「らなに勝ちたいという気持ちはどこにいったの?」

「・・・はい。」









2ヶ月前 No.6

萌愛*MOA @mikan1112 ★iPhone=27aG6SrHP6




「らーなっ」

「もえどしたー?」



朝のホームルームが終わってすぐにもえがらなの席にきた。


「今日、1日目ですが意気込みは?」


最初はなんのことだか全然わからなかったがはっと思い出した。



「意気込みって、、、別にフツーに余裕ですが?」

「ふーん。もえは3日で終わると思うなぁ。」

「なっ、」

「ん?」

「3日ってそれはないでしょ!」

「じゃあー、もし3日以上続いたらアイスおごるね」

「やったー!もえ自分が何言ってるかわかってる?」

「わかってるよ?その代わり」



嫌な予感。。。



「3日以内に終わったらアイスおごりね?」

「は、余裕。」


なんだ、そんなことか。余裕のよっちゃイカだわ。


「じゃっがんばれー。次移動だからいこー」

「おう」


席を立って理科の準備をして隣の校舎へ向かう。



理科の教室に入った瞬間チャイムが鳴り響いた。既にみんな座っていて、みんなの視線がらなともえに向けられた。



「おっせーよ、チャイム着席ー」


席に座るとらなの前の座っているナインが言ってきた。


「うるさいなー。遅れようが遅れまいが怒られるのはらななわけで、ナインには関係ないでしょ?らなの勝手や。」

「いや、B組の評判おちる」

「なに、評判なんて気にしてんのか?」

「もちろんだけど?」

「はぁ?」


嘘つけ。こーゆー時に優秀的な嘘?をつくんだよな。こいつは。
まー確かにB組、頭はいいけど、、、
でも、授業態度悪いのに成績優秀な人ってかっこいいじゃん?ははっ笑


「あっ、」

「なに」

「ノート忘れた」

「へっ馬鹿だな」

「いや、誰だって忘れることはあるじゃ?」

「お前毎回何か忘れてるじゃん。」

「いや、記憶にないな」



「じゃあ、実験に入ってください。」



「・・・」

「なんも聞いてなかった。」

「俺も。」


2人で爆笑していても何も始まらないんだけどなんかうけてきて爆笑していた。



「9班うるさいです。」

「すんませーん」


先生に注意されるとナインが適当に謝った。

実験の内容教えてもらうって言っても、うちの班はインキャラな女の子とインキャラな男の子。そしてナインとらな。

女の子と男の子は勝手に2人で協力してやってるし、らなのナインの入る場所はない。


どーする?という目でナイン見ると同じ目でナインも見てきた。



で、結局話し始めるらな達。



理科なんて実験なんかしなくたって教科書に全部書いてあるし、する必要ない。





キーンコーンカーンコーン。



そのままワイワイらなとナインは話して50分間を終えた。



「もう理科楽しみだわ」

「なっ、雑談時間、笑」



また最後に2人で笑っているともえがきた。



「なにそんな楽しかったわけ?話してるのが」

「「うん」」



2人でハモる。


「へー。まさかナインの好きな人らなだったりして?」


いたずらっぽいけど少し真面目っぽい顔で言ってくるもえ。


それに対してなにも答えないナイン。


いや、こんな空気気まずすぎでしょ



「へっなわけ」



なにも答えないナインが不思議だけど早くこの話から抜けたくて、終わらせるような言葉をはいた。



「いや、らなが答えることじゃないやろ、ははっ」


笑うもえにナインもごまかして笑った。


そのまま普通に教室に帰った。



「いや、怪しすぎでしょ!」


ナインに聞こえな距離に来てからもえが燃え始めた。


「な、なにが」


知らないふりをしているが、らなもそんな気がした。何か変。らなじゃなくてももえとか。


「あれは絶対らなだな。」

「なわけー」

「だって目が泳いでたもん。もえは見たよ?ちゃーんと!」

「なんだそりゃ、確かにナインとは話し合うし楽しいし毎回理科の時間笑ってるけどねぇ、」

「らなはその気じゃなくてもあっちはその気になってるかもよ?」

「えー、なわけー」

「鈍感かよ」

「中学の頃からずっと鈍感って言われてました〜」

「やっぱり鈍感か。」



鈍感という言葉嫌という程聞いた。
何度も何度も。もうわかったから、らなが鈍感なのは。



「でもさー。逆にいろいろ気にしてたらつまんなくない?楽しく生きたいのらなは。」

「ふーん。でもらなってもえに生き方を教えてくれる。」

「へへっらなといれば楽しく生きられるねっ確実に!」

「そりゃどーも!」



やっぱもえといるのは楽しい。最高に。
何にもない普通の会話でも笑える。笑うって最高のことだよね。





4次元目までの授業があっという間に過ぎてって。ついにお昼休み!


チャイムがなってすぐに席を立つと、お財布とスマホを持ってもえの席に行く。


「ひるたべよ」

「うん、いこーう」



教室を出て食堂に向かう。


隣からなんだか熱を感じる。
隣を見るともえがルンルンに歩いていて顔が真っ赤。

これは何かあったな。



「なにがあったの?」

「えぇ?」

「もえこそわっかりやす」

「へっへー。」



恋をしているもえはすんごく可愛い。
いいことがあるといつも嬉しそうな顔をする。顔をリンゴみたいに真っ赤にして。


「実話ねー、今日授業中ヒンパに目があったの!それでニコって笑ってきて。
ドキドキで破裂しそうだったよ、でも嬉しかったな。すごく!」


なんだそんなことか。ってことでも本当に嬉しそうに話すもえ。マジで恋してるんだな。思う。



「そんなささえなことで?」

「うん!!」

「へんなのー」

「らなって本当に恋したことないんだね」

「ほんと、恋してみたいよ。付き合うのはもううんざりだ」

「本気で恋したらまた付き合いたいって思うんじゃない?」

「へー、そかなー?そーだといいけど」


中学では何度も付き合ったけど全部嫌な思い出しかなくて。
ってゆーか、らなが勝手に嫌だと思ってるだけなんだけど。
きっと、他の女の子は嬉しいことだったりなんともなかったり。そんなことだと思う。
でもらなにとってはきつい。辛かった。


そんならなでも恋ができるならしたい。



「らな?」

「んん?」

「お昼なににする?」

「んー、サンドイッチでいーや。」

「じゃあもえもそれにしよ」


「サンドイッチ2つください」

「はいよ」


もえが高い可愛い声でガヤガヤしたうるさい中叫ぶと優しい声でおばさんが答えてくれた。

すぐにサンドイッチが2つ入った袋を渡された。


お金を出してその場を離れると丁寧にありがうございました。と言ってくれた。



席を探すがなかなか見つからない。



「あ、あった!あそこ2つ空いてる!」


もえが指差す先を見ると確かに2つ空いてる。つい隣を確認してしまう癖があって、隣を見るとナインと仲のいい人たちが座っていた。いかにもうるさそうな。

でも他に空いてるところはなさそうだし、そこに座ることにした。



席に座ると早速話しかけてきた。



「お、美女2人じゃん」


話しかけてきたのは違うクラスの人。


らなももえも苦笑いする。



「2人とも有名だよ?結構」

「え、」


もえがうっかり出てしまったのか返事した。


「美女デュエット」

「なにそれ」


少し冷たい感じで言うとどんどん話しかけてきた。


「狙ってる男子めっちゃいるよー?」

「俺4人知ってる」

「俺7人」

「え、なにらなともえそんなモテんの?」


ナインが少し興味を持ちながら聞いた。
するとみんな驚いた顔でナインみた。


「お前呼び捨て?」

「は、同じクラスだし」

「同じクラスなのに知らないのかよー」



「その7人の中にナインはいないんだー」

もえが言った。
おそらくもえはナインはらなのことが好きだと思っているから遊んでいるのだと思う。


「え、なに、もえちゃんもしかてナイン?」

「違うよ。もえ好きな人いるし」



まるで本当のこと言ってるみたいな言い方でもえが言った。


「え、じゃあらなちゃん?」

「ち、ちがうし!」



や、やべ、、、なんでらなは誤解を招くような言い方しかできないのかなぁ。
くらまの時も。



「らなはくらまじゃないの?」



ドキッ


「それもちがうし!」


ナインがぼそりと言った言葉ひも誤解を招くような言い方で返してしまった。。
助けてくれたのか見てるまんまのことを言っているのかわからないけど、、、、




「は?どっち?らなちゃんの言い方どっちも怪しいんだけど」


冗談っぽく笑いながら言っているけれどなぜからなはドキドキが止まんなくて。

どんどん顔が赤くなっていくのかわかった。



「え、顔真っ赤だけど大丈夫?」

「もしかして図星?」


次々にいってくる男子たち。


「違うって言ってんじゃん!」

「ははっらなはみんなの前で教科書だけで顔が真っ赤になるからな。注目浴びると赤くなっちゃうじゃね?笑」



笑いながらごまかしてくれるナイン。




「へー。怪しいけどまーいーや。」



それでどーにか諦めてくれた彼ら。




「いこーぜ」



さらにナインが帰ろと声をかけてくれて帰ってく。



でも一番らなをからかってた人が最後にらなに近づいてきた。


「ナインの好きな人。君だよ。」


耳元でコソコソっと言ってきて走ってみんなの元へ言ってはナインに飛び乗った。


「え、なに、なに言われたの?」

「別にくだらないこと」

「ふーん」

「らなたちも行こ?」

「うん」


ゴミが入った袋を持って立ち上がった。
ゴミを捨てるところにゴミを捨てて近くの自販機でカルピスソーダを買って教室に戻った。











2ヶ月前 No.7

萌愛*MOA @mikan1112 ★iPhone=27aG6SrHP6

部活が終わって着替えてるともえが嬉しそうに口を開けた。


「ごめんねー、今日委員会の仕事があって一緒に帰れないんだー」

「それはいいけどさ、なんで嬉しそうに言うの?」

「いやー?」

「余裕だから、一緒に帰れないなんて言うの、だいたいいつも帰るの誘うのらなの方だし誘ってこないっしょ」

「ふーん、まっ頑張ってねー」



フィっと顔を反対方向に向けるとドアが閉まる音がした。



「さてと、らなも帰るか。」


着替え終わってらなも更衣室を出た。




下駄箱に行くといつも通りくらまがいた。

別に余裕だし、このまま無視して帰ればいいんだよね。



靴に履き替えると、いっそのこと抜かしたほうが楽かと思ってくらまを抜かした。

よし、その調子だらな。

もう少し先に行けば気になんないよね。



「らな」




そう思ってスピードを上げようとすると後ろから声をかけてきたのは、くらま。


立ち止まって一瞬でいう言葉を考えた。


「いっ」

「ごめん、今日よるところあって、急いでるから、ばいばい」



くらまが言ったのをさえぎって言った。


くらまの顔を見るのが怖くてそのまま顔を見ずに早歩きで駅に向かった。

早歩きじゃなんか気になってしょうがない。

いっそのこと走って逃げてしまえ。



そう思うと全力疾走で駅に向かった。



駅に着いたらちょうど電車行ってしまったところで、次来るのはきっとくらまと同じ時間に乗ることになる。

ばれたらやばいよね。
いつもと反対方向の端っこならばれないよね。



電車が来て端っこの席に座った。
一安心だと思ったのに胸がズキズキと痛む。
1人で帰る帰り道はなんか寂しい。

いつも寄り道するのに降りる駅でも降りない。


いつも寝てるから聞かない駅名とか今日は聞いてる。


いつもと違うのかわかんないけどなんでか胸が苦しくてしょうがない。




「なんか、やだな。」


ぼそりと言って、そのままどこにもよらず自分の家へ一直線に帰った。

2ヶ月前 No.8

萌愛*MOA @mikan1112 ★iPhone=27aG6SrHP6

○ side→空馬



部活が終わって下駄箱で靴を履き替えているといつも通りらなが階段から降りてきた。


背後でらなを感じながらいつ通り知らないふりをしてふつーに歩き始めた。


いつもはここでらなが一緒に帰ろって言ってくるのに今日は速歩きで俺を通り過ぎた。


我慢できなくなった俺は思わず呼び止めていた。



「らな」




らなは立ち止まって一瞬止まった。それから笑顔で振り返った。


「いっ」

「ごめん、今日よるところあって、急いでるから、ばいばい」


俺が一緒に帰らねーの?って言おうとしたらそれを遮って断られた。


すると最初は速歩きでだんだんスピードを上げてついには走って行ってしまった。



「何だ、あいつ。なんか変。」

ぼそりと呟いた。
今日の授業中だって教科書を忘れたらいつもは見せてっていうのになにも言わずにずっとペン回しして遊んでいた。


なんか俺のこと避けてねーか?




なんか心配で追いたくなった。
そう思うと勝手に足が動いてて全力で駅に向かって走っていた。




駅に着くとまだ電車が来てないみたいで、人がいっぱいいた。



ホームを探し回っているといつも俺らがいるところと反対の端っこにらなが立っていた。



すぐに電車が来て、らなと同じ車両に乗った。


でもばれないように俺からは見えるけどなるべく遠くに。


らなは椅子に座ってうつむいていた。
大きな目にはうるっとした目で涙が出そうな目をしたいた。
今までらなは何でも相談してくれた。今までつってもまだ数ヶ月だけど。
だけど苦しそうなのになにも聞いていない。
そう思うと悔しくて、勝手に拳に力が入った。





その後もずっとらなを見ていたが特になにもせずそのまま俺らがいつも降りる駅で降りて、家に一直線に帰って行った。





何だよ、よるところなんてないじゃん。
ただ俺を避けたいだけ?
俺何かした?





何なんだよあいつ。

2ヶ月前 No.9

萌愛*MOA @mikan1112 ★iPhone=27aG6SrHP6

○ side→羅那



家に帰ってそのまま部屋に直行した。

部屋着に着替えてベッドに寝っ転がってスマホをいじり始めた。


ピコン




ちょーどきたライン。

送り主はナイン。



ナイン{ねね}

羅那{ん?}



すぐ返すと、すぐに既読がついた。



ナイン{今日理科の時にもえが言ってたことなんだけど}



すぐに何のことかはわかった。



羅那{違うのはわかってるよ}

ナイン{いや、そーじゃなくて}


すぐに返信がきた。
そーじゃないならどーなんだよ。


羅那{ん?}

ナイン{あの、好きかも知んない。}

羅那{は?}

ナイン{らなのこと}


これは嘘なのか?本当なのか?
とりあえず適当に返信しとけばいーか。


羅那{へっ嘘つくな}

ナイン{いや、ガチだし}

ナイン{気持ち伝えたかっただけだから}


2つ連続できた。返信に困って悩んでいるとまたきた。


ナイン{気にしないで。ごめん}


こんなナインらしくないし、明日の理科気まずすぎない?


羅那{あー、うん。ありがとう。ははっ笑}


我ならビミョーな返信。



ナイン{うん、ありがと。}





明日どーすりゃいいんだよー!もえたすけて!

2ヶ月前 No.10

萌愛*MOA @mikan1112 ★iPhone=27aG6SrHP6

いつも通り駅でもえがくるのをまっていると、もえが駅から笑顔で手を振って小走りで出てきた。



「おはよっらーな」


なんか今日テンション高め?
いいことでもあったのかなー?
それともこれからとか?笑


「おはよ」



テンションの高いもえとは逆でそっけなく返事をした。



「で、昨日どーだったの?」

「え?」


わかっている。"昨日"のこと、つまりくらま無視週間1日目だ。
わかっているけど知らん顔して不思議そうな顔を演じた。



「くらまくんとのこと!」

「あー、別にふつーだけど?」



うまく演技できているか不安でしょうがないけどだけど頑張って隠した。
昨日すごく苦しかったことを。
だって言ったらまた言ってくる。絶対に。だから黙っておくんだ。



「ふーん」


ふーんと興味なさそうな返事をしながら興味ありそうなにたっとした顔で見てくる。


「な、何、てか!」

「ん?」



そんなとこより今もえに助けて欲しいこと。



「昨日、ナインに告られたんだけど、どーしよ」

「ははっやっぱりか」


困った顔して相談するらなとは裏腹に笑って返すもえ。


「ちょ、ほんとに!」

「本当なことは知ってるよ」

「いや、あのー、今まで告って来た人付き合うか無視しかしたことないんだけど、、、?」

「えぇぇぇぇえええええええ」


らなの発言に大きな目をさらに大きく見開いて大きな声を出した。



「いや、本当に悩んでる。だってナインは一緒にいて楽しい、それに理科の時間楽しめるのナインのおかげだよ?らなの嫌いな理科を!!!!」


まだ驚いた顔で固まっているもえだけどらなは話を続けた。



「だから、できればいつも通りいたいんだけど、、、」



しばらく固まって、やっともえが口を開いた



「なに、らなって意外と恋愛ダメ系?」

「意外とじゃなくて、ふつーにめっちゃ」

「そーゆー系とか得意だと思ってた」

「いや、めっちゃ無理っす。」

「それはもえに助けを求められても、、、らなの心の問題なわけで、らなが頑張って普通に接すればあっちだって普通に接するんじゃない?」



ごもっともの意見をもえが言った。



「そうだよねぇ。まー頑張るわ」



最終的にそうなって今日の理科はふつうに意識せず話す。

2ヶ月前 No.11

萌愛*MOA @mikan1112 ★iPhone=27aG6SrHP6

この投稿はフィルタされています。表示するにはアカウントにログインして下さい。

2ヶ月前 No.12

萌愛 @mikan1112 ★iPhone=27aG6SrHP6



無事ナイン問題は解決。
そして、下校時間がやってきた。




「ね、ねぇ」

「何?」



更衣室を出て廊下を歩きながらもえに話しかけた。



「今日は一緒に帰れる?よね!」



帰れる前提で押す。



「なに、もえと一緒に帰りたいの?寂しいから」


「そりゃー、もえと帰れないのはさびーしーよ?」



もえの表情を伺いながらニコッと作り笑いして言うと、ニタニタと少し笑ったような顔でもえがらなの目をみた。




「ふーん。まー、帰れるけど」


「じゃ、かーえろ!」




一瞬で満面の笑みを演じてもえの腕に絡みついた。



「わかりやすっ」


「ん?なんか言った?」


「べーつにー!」




靴を履き替えて玄関を出た。



「なー」



後ろからそんなに低くもないけどなんか特徴的な声がした。


この声の持ち主は、はるきだ。



もえとらなは振り向くとやっぱりはるきが立ってた



「「何?」」


声を揃えて言うと、はるきは黙り込んだ。



「なんだよー!あーー!一緒に帰ろってか?」



答えも聞かずにはるきの腕を引っ張ってもえの隣に置いて、はるきの隣にらなが来た。



「まー、いーや。帰ろ」




はるきの要件が本当にこれだったかはわからないけどまー、これだったということで?

いーじゃん。笑




もえとはるきが楽しそうに他愛のない話をしている。当然らなの入る隙間はなく、黙ってぼーっとしながら一緒に歩いた。


らなにとってはとっても退屈な時間で、いつもより長く感じた駅までの距離。


きっともえとはるきにとってはいつもより短く感じたのかな?



いー感じじゃん。2人とも。




駅に着くとはるきともえは2人とも方面は同じで電車がそっちの方が早く来た。



「ばいばーい、明日ねー」



笑顔で手を振るともえは申し訳なさそうな顔で手を振った。
はるきはありがとという目でてか、口パクでそう言って手を振った。


ドアが閉まるとらなは手を下ろした。




スマホをいじりながら電車を待った。




てか、


はるきがきたってことは、、、、





くらまも来るじゃん。






はるきとくらまはどっちもバスケ部ではるきがきたってことはバスケ部は終わったてこと。
つまり、くらまが来るのは遅くないってことで、、、





ふと思ったことに少し焦りを感じて、あと、ほんのちょっとの胸の痛み。



昨日と同じ場所のホームで電車を待った。



移動してる間でも時間が経って、そこに着いてからはすぐに電車が来た。




同じ電車に乗っているかはわかんないけど、


ここなら平気だよね。






そう思って寂しい気持ちを押し殺すように静かに目を閉じた。




「××××駅〜、」




「あっ!」



電車のアナウンスで起きると、聞きなれない駅。
モニターを見るとやっぱり思った通り。




一駅乗り過ごした。





「あー、最悪。」


小さくボソッと呟くと、とりあえずその駅に降りた。



「はー、いーや、歩こ」




一駅だし、そんな遠くない。

道は曖昧だけど線路にそっと歩けばきっと平気だよね。




改札口を出て外に出ると隣の駅なのに初めて降りる駅だ。




線路に沿って歩き出した。




最初はずっと線路が隣り合ったけど、曲がり道とかいろいろしたら、線路が見えなくなってきた。


でもあっち方面に歩いていけば平気だと思った。



だけど違かった。






線路がずっとまっすぐ進んでくわけなくて、






「・・・・・ここ・・どこ・・・・?」






見慣れない風景。




そういえば電車の音も聞こえない。







線路から離れてるんだ。






立ち止まってスマホを取り出した。



誰かに連絡しようとしたけど、ここがどこだかわらかないから連絡しようがない。



迷子になった。


って言ってどうなる?



市内を探せと?




ここ市街だったら?





そう思うと目に涙がたまってきた。







とりあえず大通りに出れば連絡できるかも。と思って進んでくけど大通りに出るどころか、ずっと住宅街。



ところどころ行き止まりとかに当たって引き返したりするけど、、




きっと引き返した道もあってない。







そもそも、もう住宅街を抜けて家すらあんまない。









思い出した。






「あーっ!らな方向音痴だー!!!!」




今頃だけど小さい頃ショッピングモールに行けば必ず迷子になってた





急に不安になってってもうどうしようもなくなった。




もう、一生戻れないのかな。






どうしよう。





「助けて!!」





今泣いても解決しないし、必死に唇を噛んで涙をこらえた。





「、、ま。くらま。くらま!」






何故かくらまの名前を連覇していた。






こんな馬鹿な遊びしないでくらまと帰っていれば、こんな目にはあわなかった。



結局らなはくらまがいないとダメなのかな?





そりゃー、好きとは別だけど。



でも、




くらまがいないとだめなんだ。





「くらまーー!」





とうとう一筋の涙がらなの頬を流れた。





「何?」







低くて、通った優しい声。





振り返ると







そこにはくらまが立っていた。







あまりの驚きに目を見開いて固まっているとくらまが口を開いた。







「だから何だよ。俺の名前こんなところで連覇するな。」


「くらまぁぁぁぁー!!!




とうとう堪えてた涙をダラダラと流してくらまに走って駆け寄っては抱きついた。



思いっきりきつく。

抱き締めた。





「くらまぁ」


「ん。何。」




いつもと変わらないくらまの冷たい声だけどだけどどこか優しくて。




「助けてぇ」


「お前どこに行くのかと思ったらこんなとこ来やがって」


「・・・え?」




そっとくらまの体から離れた。






・・・ずっとつけてきてたの?



くらまが?




どうして・・・?



「お前最近おかしい。俺のこと避けてるし、なんか、変。」


「さけてないもん。」


「避けてる。」


「ない。」


「ある。」


「ない。」


「ある。」


「うん。」




もう全部はなそうかな?


こんな状況だし。きっと話さないと連れて帰ってくれない。





「避けてた。」



下をうつむきながらボソッと言った。



「なんで。」

「・・・」

「俺なんかした?」


「・・ちがう。」

「じゃあ何。」




変だと思われるだろうけど言わないと、、


下を向いてそのまま話した。




今までのことを全部話した。
途中くらまは相槌をしながら最後まで聞いてくれた。



「で、それは昨日から始めたのか?」

「うん。。」


下を向いて小さく頷く。



「お前、2日しか持たなかったの?」

「だ、だって、こんなことになっちゃったし。」

「いこーる俺がいなきゃだめってことだろ?」

「そ、そんなこと。」

「じゃあ、俺1人で帰るわ。」



そう言いの残して振り返って走って帰ろうとするくらまの腕を引っ張った。



「らなにはくらまがいなきゃだめなのかも」



こんなこと言うの恥ずかしくて、下を向いて真っ赤であろう顔を隠して言った。



「ん。」


顔を上げるとニコッと微笑んでらなを見るくらま。


「帰ろ。」

「うんっ」




くらまが歩き出してそれに引っ張られてラナも歩いた。



「ねぇ、」

「なに?」

「道わかるの?」

「適当。」

「・・・・え」

「お前みたいに馬鹿じゃないから方向はわかってるから平気」

「らなだって」

「だってなに?」



対抗して言おうとするらなにくらまが冷たく言った。


・・・だってなに?




「らなだって、ちゃんと考えて、進んでた、、、もん。・・・たぶん。」

「お前が進んでた道、90度違う。」


「・・・は?」



ポカーンとした顔でくらまを見ると呆れた顔でくらまはらなを見た。



「あのねぇ、俺なの家はあっち。」



そう言って指差した方向はらなが今まで歩いてた方向のまさに、右向け右だ。



「へへっ」


しばらく考えて理解すると、下を出して笑った。




「もう、離れんな。」

「え?」

「ずっと俺と帰れ。」




くらまは顔を背けながら言っているが耳が真っ赤。



くらまの言葉に急に恥ずかしくなった。





それでやっと気づいたこと。






らなの右手と、くらまの左手が重なってる。




くらまの体温が伝わってくる。




らなはしっかり握ってるし、くらまも握っていた。





「あーっ」





慌てて手を離すと、





くらまもしれ今気づいたような顔で離れた。



「な、なに握ってんだよ。ふざけんな。」


「く、くらまだって!握ってたし!」




お互い顔が真っ赤で、くらまはそれを隠すかのように速足になった。



「ちょ、待ってよー!」



慌ててくらまの横に並ぶときっと睨んできた。



くらまの顔を見るとさっきの言葉が頭をよぎった。






"俺から離れんな"


"ずっと俺と帰れ"







「くらまぁ」





急にさっきの寂しさがよみがえってきた。




「んだよ」



疲れたような顔でらなを見た。




「死ぬかと思った。」


「俺が来てよかった?」


「うん。」


「ん。」




じっとくらまの顔を見つめる。



「なに。こえー。」


「くらま、さっきなに言った?」


「は、はぁ?」


「俺から離れんな。一生俺と帰れ。」


「うっせー!その言葉とり消す。お前と一生帰らねぇ!他のやつと帰れ!」



真っ赤な顔を大きな手で覆いながら焦った口調で言った。



「や、やだよ!絶対忘れない!この言葉!!らな一生くらまと帰る!」



「は、きもい。」



「な、なにそれ!くらまが先に言ったくせに!」


「本気なわけないじゃん。本気で受けとめんな。自意識過剰!!」


「くらまってほんっとガキだな!」


「お前にだけは言われたくねぇよ」



らなのほっぺをつねってらなの目を見ながら言った。



「イィ痛いって」


「じゃあ、黙れ。」


「わーかったよ。」


「でも、くらまと帰っていい?ずっと」





少しためらってからくらまがらなから視線をそらした。



「ん。」



「ふふっありがと」




もう空はすっかり暗くて夜になっていた。





くらまと2人で歩く、いつもと違う下校。






でも、もえ。



好きなんじゃないよ?





それだけは、違う。














はず______。


















2ヶ月前 No.13

なな @mikan1112 ★iPhone=27aG6SrHP6

○空馬 side




ホームに着くとちょうど反対方向の電車が行ったところだった。


手を振って見送ってるらなが目に入った。


その先を見るともえとはるきが乗っていた。



らなが手を振るのをやめてそっと肩を落とした。





やばい、来るよね?




とっさにそう思って柱のところにさりげなく隠れた。



下を向いて、携帯をいじってる"ふり"をした。



思った通り、らなは俺の真ん前を通り過ぎた。


昨日と同様につけてくと昨日と同様、いつも俺らが乗る反対方向のところで止まった。




「んだよ、あいつ。ゼッテー俺のこと避けてんじゃん。」







電車に乗ってからもさりげなくちょくちょく見ながら、携帯をいじってるふりをしていた。



いつの間にか寝ているらな。




俺らの降りる駅を通り過ぎて寝続けている。






あいつ、寝過ごしかよ。




そのままほっといて見ていると次の駅で起きた。



「・・・あっ!」



「あー、最悪。」





独り言をぶつぶつ言いながら


ドアが閉まる瞬間ギリギリ電車を駆け下りた。



俺も隣の隣のドアから降りた。







「いーや、歩こ」





そう言って改札を出て歩き始めた。







最初の方向はまだいいが、曲がり道とか歩いてるうちにくるっと向きが変わって歩いている。


それに気づいてない、らな。






とうとう出たのは家すらあんまないところ。


正直俺もどこだかわかんない。






立ち止まったと思ったら、らなが叫び始めた。




「くらま!くらま!くらま!」




何を叫んだかと思ったら俺の名前を連覇。




なんだよあいつ。




しばらくほっとくが、そんな俺も俺で気持ち悪い。てか、つけてる事態でただの変態だよな。





「何?」





冷たくほぞっと言った。




らなが振り向くと目を見開いて一瞬固まった。



でもすぐに俺の方に駆け寄って俺に抱きついてきた。

ごともみたいに、泣いて。





俺はそっとらなの背中に手を回して背中をそっと叩いた。







そのあと事情をすべて話してもらった。






らなが泣いて、怖かったって心の中で言ってるのが伝わってきた。





「帰ろ。」



らなの腕をグイって引っ張った。



「うんっ!」




らなは泣いたあとの赤い目で無邪気に笑った。







「ねぇ、」


俺の隣に来たらなが俺の顔を覗きながら不思議そうに聞いた。



「なに?」

「道わかるの?」

「適当。」

「・・・・え」

「お前みたいに馬鹿じゃないから方向はわかってるから平気」

「らなだって」

「だってなに?」





俺が冷たく言い放つと困った顔で考え込んだ。


やっと口を開いたと思うと、



「らなだって、ちゃんと考えて、進んでた、、、もん。・・・たぶん。」


嘘なことを。あてずっぽでずんずん進んでたくせに。



「お前が進んでた道、90度違う。」


「・・・は?」



らながポカーンとした顔で俺を見る。呆れた顔で説明し始める。



「あのねぇ、俺らの家はあっち。」



そう言って指差した方向はらなが今まで歩いてた方向のまさに、右向け右だ。






「へへっ」


しばらく考えて理解したのか、下を出して笑った。





「もう、離れんな。」

「え?」

「ずっと俺と帰れ。」





次の言葉を考える前に俺の口が勝手動いていた。

は、俺何言ってんの?



言葉の意味を理解した俺はとっさに顔を背けた。
俺わかりやす。これじゃあラナと同じじゃねぇかよ。





"もう離れんな" "ずっと俺と帰れ"






くさすぎねぇか?おい。






恐る恐るらなの顔を見るとまた泣きそうな目で俺を見ている。





は、何?引いた?気持ち悪すぎた?
あー、つけてたことも我に帰ったか。




あー最悪だ。






「あーっ!」




大きな声を出したと思ったららなが右手をばっと離した。





・・・・・は、俺ら手繋いでたの?



急に顔が赤くなってって心拍数が上がってった。



「な、何握ってんだよ。ふざけんな」


「く、くらまだって握ってたじゃん!」



恥ずかしくなって速度を上げて歩いた。



「ちょ、待ってよ!」



慌てて俺の横に並ぶらなをキッと睨んだ。





「くらまぁ」



急に泣き目になりながら俺の名前を言った。




「んだよ」



疲れたような顔でらなを見た。




「死ぬかと思った。」


「俺が来てよかった?」



少し意地悪な質問をしてみた。



「うん。」



うつむきながら小さく頷いた。



「ん。」




今度はじっと俺の顔を見つめてきた。




「なに。こえー。」


「くらま、さっきなに言った?」


「は、はぁ?」


「俺から離れんな。一生俺と帰れ。」



・・・



「うっせー!その言葉とり消す。お前と一生帰らねぇ!他のやつと帰れ!」




真っ赤であろう顔を手で覆って隠した。




「や、やだよ!絶対忘れない!この言葉!!らな一生くらまと帰る!」




一生懸命訴えるらなのその言葉に一瞬驚いたが、すぐにいつもの俺を取り戻した。



「は、きもい。」



「な、なにそれ!くらまが先に言ったくせに!」


「本気なわけないじゃん。本気で受けとめんな。自意識過剰!!」



「くらまってほんっとガキだな!」


「お前にだけは言われたくねぇよ」



らなのほっぺをつねってらなの目を見ながら言った。



「イィ痛いって」


「じゃあ、黙れ。」



ほっぺから乱暴に手を離して、前を向いた。



「わーかったよ。」


「でも、くらまと帰っていい?ずっと」




俺の表情を伺うように見上げながららなが言った。




「ん。」



少しためらって、らなから視線を逸らしてから言った。




「ふふっありがと」





じっと俺の顔を見てニコッと笑った。
















もえ、




恋をしたのは俺の方かもしれねぇ。











らなのこと








どうしようもなく
















好きなのかもしんねぇ_____




2ヶ月前 No.14

萌愛 @mikan1112 ★iPhone=27aG6SrHP6

この投稿はフィルタされています。表示するにはアカウントにログインして下さい。

1ヶ月前 No.15

萌愛 @mikan1112 ★iPhone=27aG6SrHP6



「らーなー」



チャイムと同時にもえとさやが駆け寄ってきた。




「今日一緒に勉強しない?部活オフだし、久しぶりに遊びたい」


「勉強するの?遊ぶの?」


「あー、勉強っす。」



ラナが呆れたような顔で質問すると頭の後ろを手でかきながら言った。



「まー、いいけど」


「「やったー」」




机の横に掛けてあるスクバを取って立ち上がった。




「あっ。くらま」


「ん、何。」



何かを思い出したかのようにラナが顔を上げるとくらまがちょうどそこに立っていた。



「今日部活オフだから先帰るね」


「あー、おけ」



そう言い残すとくらまはスタスタと教室を出て行った。




「行こ、らな」


「うん」








***








「あー、わかんね」




勉強を始めて数分経ったあと、数学のワークをやると言っていたもえが伸びをしながら声を上げた。




「ここは、こーだよ?まず基礎がわかってないからできないんじゃん。基礎さえ覚えれば数学なんて簡単な教科だよ」




数学が大の得意ならなは得意げにもえに教えた。

するともえがニコッと笑ってらなを見た。



「ありがと」




そう言うとまたワークを見つめて問題を解き始めた。




「すげーな、らなは」




感心したような声でさやがいった。



「何がだよ」


「らなはさや達とは頭が違うなって」




いや、らなだって馬鹿だけどそれ以上にもえとさやが馬鹿なだけだろ


って気持ちは抑えといて。




「まーねっ君たちとは脳みそのでかさといい作りが違うんだな」




勝ち誇ったような目でさやを見ると口を尖らせながら、らなを見た。




「ずりー運動神経も良くて頭も良くてそのうえかわいくて、金持ちのお嬢様なんて」


「まぁ、完璧ならな様だからなっ!とか言って、笑」




ニカッと笑って冗談を言うとちっと言ってブツブツなんか言いながら、さやの前に開いてある数学のワークを解き始めた。






なんだかんだ、ちょくちょく教えながらだけど勉強し始めてから3時間が経った。



ちょーどらなは数学のワークは全部終わったから、ワークを閉じて2人の様子を見ると、真剣そうで強そうな目をしているが、まったくわからんという顔をしている。




「あのぉ・・・」


「らなぁ」



顔をばっとあげてらなを泣き目で見た。



「何」


「・・・全然おわんねぇ」


「ん、さやも」


「今何ページ?」


「32」


「えっもえも!」




何を言い出すかと思ったらそんなことかよー。
てか、進んでるページが同じことで喜んで興奮すな。

課題は60ページまでだぞ。


つーか、まだ7ページしか進んでねぇじゃんか。。。




「しるか、そんなもん」


「・・・え」




2人がなんとも言えない微妙な顔でらなを見てくる。




「答えでも、見れば?」



なんともずるい発言なのか。

期末が控えてるのに勉強もしないで答えを見ろなんて。最低だけど、かといってらなが教えるのは無理。


てか、キャラじゃないし、めんどくさい。




「「そーするわ!」」




2人息ぴったりに目を輝かせて言った。





こいつら、本気かおい。
自分がどんなピンチなところに立っているかわかんねぇのか?


数学の小テスト今まで裏表合わせて100もいったことないのに。。



まぁ言ったらなも悪いけど、ね。





「じゃあ、そろそろ帰るか!」


「うん、らな帰りたい」




そう言うとそれぞれスクバを持って、机にあった伝票を持って会計をした。




「じゃっ、らなばいばーい」


「うん、ばーい」




もえとさやも同じ方向だから、駅で2人と別れた。




今度は一睡もせずちゃんと自分の家にまっすぐ帰った。


















1ヶ月前 No.16

萌愛 @mikan1112 ★iPhone=27aG6SrHP6



「期末の返却をするよー」



ざわざわした教室の中、先生が声を張って言うと、そのざわざわはブーイングに変わった。





***





9教科全部返ってきて、平均や、偏差値が乗った紙を見た。






総合点数は、、、732点
平均は520点だからいい方だと自分で思った。




「くらま何点?」



隣の席に座っているくらまに話しかけると、いつもと変わらない顔で頬杖をついて寝ていた。



「810」


「たっか!天才か」


「おう」




あぁ、これだけは認めるとくらまは天才だ。




「らな732だったよ」


「お前にしては良かったんじゃね」



そっぽを向いたまま何気に褒めてくれた。
それがなんだか嬉しくて、ついニコニコと笑っていた。



「でっしょー!我ながらいい点数だと思った」


「あの環境でよく頑張ったな。」



今度はそう言うともえとさやが最悪な顔でテンション0で紙を見ているのを見た。



「あぁ。うん。そーだわ」



あの後も、何度も勉強会とやらに行ったけど遊んだりして、まったく勉強が進まない日もあった。




まぁその結果がこれってことっすね。




完全あの2人補習だわ。








1ヶ月前 No.17

萌愛 @mikan1112 ★iPhone=27aG6SrHP6



「家に帰ったらちゃんと問題用紙を見直して復習をしてください。では終わりますっ」


「きりーつ、れい」


「「「ありがとうございました」」」





終わりの挨拶が終わってみんながちらほらと立ち上がる中、らなは荷物を揃えてもえたちの席を見た。


もえたちはもうとっくにいなくて、でもスクバはあるみたい。ってことはトイレ?



でも最近そう。
授業が終わると2人でどこかへ行ってしまう。


教室移動の時も待っててはくれるものの立ち位置はいつもラナが後ろで前に2人が並んでる。



そんな違和感を感じたものの、そうゆうのに関わるのはめんどくさくて、




「くらま、帰ろ」


「うん」




現実逃避ってやつ?笑笑





「なぁ」


ラナが自分の歩く足を見ながら下を向いて歩いていると、くらまが声をかけてきた。




「俺、期末勝ったんだけど?」


「はぁ?」



思わず言葉そのまんまの顔でくらまを見た。




「スタバおごりな」


「あー、はいはい」




そう言ってまた下を向いて歩き始めた。




「お前なんで負けることが分かってる勝負を挑むかなぁ」



くらまの思わぬ質問にらなはちょっと考えてから口を開いた。



「そんなの分かんないよ。くらまに負けるのが悔しいから?」




また顔を上げて、くらまを見てニコッと笑った



「は、負けてばっかじゃん」


「うるさい!」




そりゃあ、勉強もくらまが全然上で、運動だってくらまの方が上。

くらまはなんでもできる完璧なんだ。





イケメンだし。笑










意地悪さえなければ、もうらなはとっくにくらまのこと好きなのになぁ。




くらまもモテるのになんであーゆー断り方するかなぁ。




『私、くらまくんのこと好きなんだ。一目惚れってやつかな。初めて、こんな気持ちになった。だから、もし良かったら付き合って』




こんな長い文きっと頑張って考えたんだろうし、言うのにも緊張しただろうのに。




『無理』





くらまはその一言と女の子を残してその場を去った。






あの長い文に対して、一言。


てか、二文字。







可愛そすぎる。









たまたまラナが見てた告白現場だったけど、、、。





「なんで彼女つくんないの?」


「は?」



突然のらなの質問に驚いたのか、そんな顔をしてラナを上から睨んだ。




「だから、なんで彼女つくんないの?」




今度はキッの一瞬睨んでから前を向いた。




「そーゆーのいらねぇ。」




冷たい口調で冷たい目で言い放った。




「なんで?」



「お前に関係あんの?」



「ない。」




「・・・けど」



「気になんじゃん。ね?」






いや、こんな理由とっさに考えた理由だ。
本当の理由はなんだかわかんない。
まぁ本当に気になったからかも知んない。


急に気になったから。






「好きじゃないやつと付き合ったってしょうがねぇじゃん。」


「それは、そうだけど」


「でも、なんか、試しに一回付き合ってみるとか?」




くらまの表情を伺いながら恐る恐る提案してみる。




「それだから、お前は続かねぇんだろ。」



「まぁそうだけど。らなはもう、好きじゃない人以外と絶対付き合わないって決めたから」



「俺も同じ。」



「・・・」



「でもさ!試しに仲良くしてみるとなありじゃないの?くらまはなんの努力しなくてももてんだから」




くらまのほっぺをツンっと突っつつくと手で払われた。




「お前が告白されない理由知ってる?」




・・・え?




「そんなの、ラナがもてないだけだ。お前みたいな人はそういないんだ」




今度はバッバッとくらまの背中を叩いた。




「中学でももてなかったの?」


「何聞いてんの?ばっかじゃないの」



くらまの質問にまともに答えずに話をそらすけど、中学で告白されなかった理由。





それは、







中一の時、6回付き合ったものの、全部すぐ別れて、最長2週間。



中2からは付き合わないって決めた。



だけど、付き合ってた人はラナから避けて。告白された人も避けて。


てか、きまづくなって。





だから、







"ラナに告白した人は友達関係ももう終わり"





っていう噂。本当の噂が流れた。







「お前マジで気づいてないの?」



「は?」



「どこまで鈍感なんだよ。噂にも鈍感とか。」



「え?どうゆあこと?」



「お前に告白すると友達関係も終わること噂やばいよ?」



「・・・・はぁ!?」




誰が?流した?


てか、同じ中学で同じ高校の人いるっけ?



「誰?が流した?」


「そんなもん知るか」


「まぁ教えてくれてありがとう」


「うん。」




この学校に来てこのことを話したのは、、、







もえだけ。









もえ?



なわけないよね。







でもそれ以外ありえない。


でもそれもありえない。






「でも、そーゆーのどうでもよくね?」


「え?」


「噂とか、本当でも嘘でも。」


「いや、どーでもよく」


「まぁどうでもよくない噂もあるかもしんねぇけど、少なくともその噂はどうでもいい」





ん?



ラナが告白されない理由?


本当にどうでもいいじゃん。





てか、告白されない方がこっちは楽だし。



なんで今まで気づかなかったんだろ?








「くらまってやっぱすげーわ」


「は、改めて言うな。」


「嘘、今の取り消し」




グーで思いっきりくらまの背中を殴った。




「いってぇよ」


「ははっ」






少し舌を出してニカって笑ってみせると、くらまもニカっと笑い返した。











なんか、くらま





元気付けてくれた?


















1ヶ月前 No.18

萌愛 @mikan1112 ★iPhone=27aG6SrHP6


数週間が過ぎて、どんどんらなたちの関係は崩れていった。


期末が終わって席替えをしたら、最悪のくじ運でらなだけ離れた。


もえとさやは前後だから班も同じ。




授業中楽しそうに笑ってるもえとさや。
それもそのはず、班の女子は最高だし、男子だって、面白い人しかいない。






でも、らなのすぐ隣にははるきがいた。



その時のはるきの顔ときたら。



切なそうな顔をしてから机に顔を伏せる。


そして耳をふさぐ。






そんなはるきがかわいそうでしかたがなかった。

正直、ひどい。



好きって、2人とも言ってるし。
両想いなのに。





なのに、他の男と楽しそうにしてる。



そりゃヤキモチだって焼くわな。





てか、焼かせてるんじゃん。






そのくせして、らながはるきと話してると、隅で3人で話してるんだ。


で、らながそっちに行くと、もえが元気がないわけだ。


で、らなが「どーしたの?」って聞くんだ。




「らなもちょっとはきづかいしなよ。」




ってゆうな(優奈)が睨みながら言ってくる。




ゆうなは最近もえとさやと一緒にいることが多くなった。


んで、ゆうなはもえのことが大好き。








本当に意味がわからない。


ヤキモチ妬いときながらヤキモチ妬かせるんだ。





たまにもえと話すとなると、はるきとのうじうじした恋愛話。



両思いなら付き合えば?っつー話なのに。







って時々思う。










前まではたまにもえの中学の頃の悪い噂とかを聞いても、もえはそんなやつじゃないって思ってた。




だけど最近は


時々その噂を思い出す。
当てはまる時とか。





だからあれがもえの本性なのかな。






それがもえなら。






らなは離れるよ?








って思ったり。ね。







心の中で時々思う程度。


















そのはずだった_____。












1ヶ月前 No.19

萌愛 @mikan1112 ★iPhone=27aG6SrHP6




「らなおはよー。お前ギリギリだなぁ」



笑いながら挨拶してくるあおい(葵)。

あおいは運動神経が良くて、真面目。
いろいろ考えてて、頼れる人って感じ。




「おっはーらな!」




あおいとめっちゃ仲のいいさくら(咲良)がらなの机に手を置いて喋っている。





「らなおはー」




で、いつも最後にくるのがななみ(七海)。
らな的にはイケメンってゆーか、カッコいい。運動してる時が





ななみはそう言いながらいつもらなの髪をいじる。






最近はこの3人といることが多くなった。

なんでかはわからないけど、急に仲良くなったんだ。





だからもえと話すのなんて登校中とお昼の時だけ。




あとは必要最低限でその他もろもろ。






帰りは部活のあともなんか、くらまと帰ってる。
学校から家までずーっと。



たまに全部くらまが話を聞いてくれる。
それがすごく楽になるんだ。



意外とくらまはラインでは女子とも良く話すらしく。



きっとさくらはくらまのことが好きだ。





いつもくらまの話をしている。





女子ってなんてわかりやすいのかしら。






ここ最近はそんな生活を送っていた。







**






「らな」




さくらと2人っきりの時。
急に真面目な顔をして話しかけてきた。




「ん?何?」



「正直、もえのことどう思ってる?」



「・・・え?」




全部さくらにお見通しってか?

あー、でも最近の感じを見てればわかんのかな。


わかんない方がおかしいか。苦笑。




「らなは好きだけどさ、あっちはらなのこと嫌いじゃん。」




だんだん言ってるとなんか辛くて、下を向いてた。




「もえ、最近ずっとさやといるよね。」


「うん。」


「らな。いつでも来て?うちらのところ。」



さくらが少し切なそうな顔だけど優しい声で、下を向いてるらなの顔を覗いた。


今にも涙が出そうで、でも必死にこらえて。


「らな?」


「ありがとう」



声が震えてて、苦しかった。
涙を必死にこらえて。



「らなー」


らなの隣にさくらが来てらなを抱きしめてくれた。



嬉しさがこみ上げてきてとうとう涙が流れた。




「さくら、ありがとう」


「実話ね、あおいとななみと話してたんだ。」


「そうなの?」


「うん。だから最近のらなと一緒にいるの」


「ありがとう」


「らなの居場所はちゃんとここにあるよ!大丈夫。」


「本当にありがとう。」






涙が溢れてきた。





この恩。絶対に忘れない。





絶対に。





大好きだ。ありがとう。


















1ヶ月前 No.20

萌愛 @mikan1112 ★iPhone=27aG6SrHP6

それから、何週間か経ったけど、もえたちとらなの関係は何も変わらなかった。




ただ、らなとさくらたちの関係が深まってくだけ。





あの日を境にラナか心でもえとは縁を切ってるつもりだ。


話しかけてくれば笑顔で対応するけど、ね。






そのまま終業式が終わった。




成績表を渡された。





もしこれで成績悪かったら終わるよな。
親に殺されるよな。



そんなことを思いながら自分の席で恐る恐る開けた。




国語・・・6
数学・・・10
理科・・・7
社会・・・6
英語・・・8
音楽・・・8
美術・・・10
家庭・技術・・・5
保健体育・・・9





・・・まぁまぁよくねぇか?
授業態度的にもっと悪いと思ってたのに。




「意外といいじゃん。」



耳元ですき通った声がした。
この声の持ち主はくらまだ。


声のした方を振り向くとくらまの顔がめっちゃ近くにあった。




「・・・うわぁ!!!」


「反応遅」



馬鹿にしたように笑いながら言ってきた。



「勝って見ないでよ!」


「どーせ自慢しに見せるつもりだっただろ。自慢になんねーけど」



くらまが自分の席に歩きながら冷めたような口調で言った。



「まぁ、そりゃあ、見せようと思ったけど?てか、自慢になんないってどーゆー意味!!」



またくらまが笑った。



「んもう!そーゆーくらまはどーなんだよ!10はあったのか?」



無理やりくらまの成績表を奪い取って開いた。




国語・・・9
数学・・・8
理科・・・8
社会・・・10
英語・・・10
音楽・・・9
美術・・・10
家庭・技術・・・6
保健体育・・・10





思わぬ成績に目を見開いた。



「顔キモいぞ」


「うっさい!」



なんでこいつはこんなに成績がいいんだよ!



「なんでそんな成績いいの?」


「知らねーよ、てか、お前こそなんで体育9なんだよ、音楽も8だし」


「体育は提出物1つも出しませんでしたー。で、音楽は見ての通り授業態度ですねー」


「それがいけねーんじゃん」


「はぁ?」


「できるものも授業態度が悪いから落ちるんでしょ。それさえよければもっといいんじゃねぇのか?」


「えーあー、まぁってことは?らなって意外と天才とか?」


「調子乗んなよ?」



くらまがキッと睨んだ。


「あ、すみません」




確かに、理科は嫌いだけど何気に得意なんだ。

だから喋ってさえいなければもっと高くいけるはず。


社会と国語は、まぁおいといて。




そーか。んでも、それは性格の問題で授業態度か悪いのは小学生からの事。


治らないもんは治らないんだ!笑





これがいけないのはわかってるけどね?笑笑


1ヶ月前 No.21

萌愛 @mikan1112 ★iPhone=27aG6SrHP6



そのまま一学期は終わって、夏休みに入った。



もえとは少し距離を置いて部活も楽しんでやっている。




あの日がくるまでは。






1ヶ月前 No.22

萌愛 @mikan1112 ★iPhone=27aG6SrHP6



ぶー。



ベッドに寝っ転がって目を閉じていると耳元に置いてある携帯がなってビクって体が驚いた。



画面を見ると目を見開いた。




もえ{写真を送信しました。}
もえ{ねぇ、どーゆーこと?}
もえ{それはひどくない?}



少し怒った口調で次々に来るライン。




一瞬ほっとこうと思ったが、早く片付けたいとも思った。


だから既読をつけた。






送信してきた写真は、







らなとはるきのツーショットだった。









らなはこの前はるきと部活帰りに遊んだ。

きっとその時のだ。


その日はもえが部活を休んでて、くらまも部活を休んでた。


帰り道に偶然部活終わりのはるきとあって、駅周辺で遊んでから帰った。




有名なアイスやさんのアイスを持って笑ってるらなとはるきの写真だった。



どうやらそれに怒ってるようだ。





もえ{なに、既読無視?}




また、きたらいん。





既読をつけたからにはとりあえず返事をしなくちゃだよね。





らな{あー、この前部活帰りに一緒に帰った時のやつかー。誰が盗撮なんて、笑}

らな{犯罪やん笑}




続けて二回送信した。
なんともないように返事したけどかえってそれが悪かったみたい。




もえ{一緒に帰ってアイスかって楽しそーに笑って話してたの?}

もえ{まっすぐ帰れば良くない?}




らな{暑くってねー笑}


もえ{親友の好きな人とアイス食べながら2人で仲良く帰ってたんだ。暑いからってりゆーで。}


らな{もえはらなのこと親友って思ってたんだね。}



思わず打って、送信した。

でも思ったよりすぐに返事が来た。
完全にきれたような、そんな気がした。




もえ{らなは親友って思ってなかったってこと?}

らな{思ってたけど。少なくとももえ以上はね。}


もえ{は?なに言ってんの?意味わかんない。}

らな{あーそー。わかんなくていいんじゃない?}

もえ{なんなの?よくないんだけど}

らな{じゃあ、聞くけどさ。らなのこと避けてないって言える?好きだと言える?}

もえ{なんでそんなこと聞くの?}

らな{質問の答えになってない}

もえ{てか、話逸れてるし}

らな{割とどーでもいー。}

もえ{は?こんなすぐに壊れる関係だったんだね。ショック}

らな{どっちのせいだよ}

もえ{なに?}

らな{もーいーよ}

もえ{なんもよくない}




めんどくさくなって既読無視で強制終了するつもりだったのに、またもえからラインが来た。


もえ{らなははるきのこと好きなの?}

らな{は?なに言ってんの?散々くらまとか言ってきたくせに、今更自分の好きな人はモテるから見たな?}

らな{笑うんだけど。}

もえ{馬鹿にしてんの?}

らな{馬鹿じゃん}

もえ{そーゆー人だったんだね。らなって}

らな{そーゆー人なんじゃね?}

もえ{そーでしょ}

らな{こんな態度とったのもえが初めてだけどね}

もえ{これが本性なんじゃね?}

らな{そーかもね}

もえ{そーでしょ}

らな{はいはい}

もえ{なに}

らな{これ以上君に話すことはない。}

もえ{は?もえはある。山ほど}

らな{ひとりでいってていいよ}





もうきっと、もえと仲を戻すことは不可能だと思った。


まぁあの中途半端な関係続けるよりいいと思うし、らなは良かったと思う。







もうもえとは縁を切ったんだ_______。














完全に_________

1ヶ月前 No.23

萌愛 @mikan1112 ★iPhone=27aG6SrHP6




ブーブー

ブーブー

ブーブー




やまない携帯から聞こえるブザー音。

喧嘩が一通り終わってまたベッドで目を閉じていると、耳元で携帯が鳴った。



画面を見ると"はるき"からの電話。



いま最も会いたくないひと。喋りたくないひと。


"もっとも"は言い過ぎか、"もっとも"はもえだからね。




携帯が鳴り終えるまで無視して目を瞑った。


しばらくして携帯が鳴りおえたと思ったら、今度は間も開かずブーブーブーブーと、連続できた。



すたばくか。



高校生にもなってすたばくはないでしょ。こっちはいい迷惑だ。



諦めずにスタンプを押してくるはるき。



とうとう折れたのはらなの方だ。



既読をつけた途端、スタンプがやんだ。





はるき{おっそ}

らな{迷惑、やめろ}



思ったこと二言で送ると、携帯を閉じた。




はるき{もえとなんかあった?}




画面から見える通知。



なんで、はるきが?
まさかもえいったとか?
でも、もえが言うわけなくない?だいたい、喧嘩の理由ははるきなんだし。




思いながらも恐る恐る既読をつけて、返信をした。



らな{なんでwww}

はるき{もえが変}

らな{だからなんだよw}

はるき{お前の話題を出すとおかしくなった}


あいつ馬鹿なの?
いまそこが問題なんだけど。。。

まぁはるきがそんな理由を知るわけもないからしょうがないけど。



らは{お前は馬鹿なのか。}

はるき{は、なんでだよ}

らな{別に}

らな{なんでもない}



返信に少し困って間を空けてから返信をした。
その返しも後から考えると怪しすぎた。


あんのてい、はるきには即ばれた。




はるき{なんかあったんだ}

らな{別に}

らな{喧嘩しただけ}



素直に"本当のこと"を言った。




はるき{ふーん}

はるき{原因は?}



らな{はるきには関係ねーし}

はるき{ふーん、そか。まぁ仲良くね}

らな{もう無理だな。仲良くなんて}

はるき{そんなに}


らな{うん、結構やばい}

はるき{あんなに仲良かったのにな}

らな{まー、いいよ。今に始まった事じゃないしw}



このペースではるきにらなの気持ちをいろいろ話した。



はるき{喧嘩の理由なんなの?}

らな{は、口が裂けても言わん}




喧嘩の理由がはるきだなんて口が裂けても言えない。まぁらなはいいんだけど、もえのことを考えるとね。



はるき{なんでだよ}

らな{そんなに気になんならもえに聞けば?}

はるき{わかった。}



ん?でもそれで聞いたらなんではるきが知ってんの?ってなるよね。
それやばくね?



らな{まてまてまてまてまて}

はるき{ん、何?}

らな{もえに聞くなら、ラナが言った通りに返信して?}

はるき{ん。おけ。で?}

らな{最初は、ラナとなんかあった?でいーよ}

はるき{おけ}







ここから始まったんだきっと。









こうなるなんてらなも思っていなくて。














きっと誰も予想はしてなかっただろう。








1ヶ月前 No.24

萌愛 @mikan1112 ★iPhone=27aG6SrHP6

ラナが言った通りにはるきがもえにラインを送った。


もえからの返信は{ラナに聞いて}だったからラナはトークのスクショを全部送った。





はるきはこれを見てどう思うのだろうか。




ラナは最低だと思う?
それとももえがひどいと思う?



まぁ、どっちでもいいんだけどさ。

ラナにはるきの気持ちなんて必要ないからね。


もうもえとは他人なわけだし。
はるきとはただの友達。
友達の好きな人なんてのは無くなったんだからね。


はるきがどう思おうと、ラナには関係ない。





スクショを送ってからしばらくして返信がきた。








はるき{え、もえってこんなやつだったんだ}








この衝撃の返信を見て、らなは目を見開いた。




らな{そうみたいだね}




どう返事をしたらいいかわからなくて、少し悩んだけどでもなるべく早く考えた上で決めた答えだ。








はるき{俺、冷めた}





らな{は?}





はるき{もう、もえのこと好きじゃないから}






らな{え?}






はるき{だから、俺は意味がわからない。もえが起こってる理由とか、くだらなさすぎるってゆうか、どうでもいいし}








驚きの答えばっかしてくるはるきに、らなが疑問系に返信すると少し呆れたような文が返ってきた。






らな{男の子にはわからないんじゃない?あと、恋をしたことのない女の子には}




はるき{いい加減、やめろ}





らな{なにがだよw」








はるきはなにに怒っているのか、さっぱりわからない。






はるき{俺は、お前はなにも悪くないと思う。それなのに、全部らなが悪いみたいな言い方ってゆうか、もえは悪くないってゆう言い方?やめろ。むかつく}







そうなこと言ったってしょうがないじゃん。
ラナには恋をしているもえの気持ちがわかんないし、ラナ自身もなにをしたかわかんないけど、でももえはラナに怒ってるんだ。


怒ってるってゆうことは元はラナにあるんだろうし。




この考え方をやめろって言われても本当のことじゃん。






はるき{そんなことしたって疲れれだけだよ}



らな{ありがとう。少し考えるから、今日は寝るね。おやすみ}









そう返信して、電源を落として静かに目を瞑った。






頭の中はゴッチャゴチャ。
目からは涙が流れてくるし。


ラナはなにに泣いてるの?



もえと喧嘩したこと?




もえとはるきをひきはなしたこと?







胸が苦しくて。

息がつまる。



こんな感覚、初めてだよ。











1ヶ月前 No.25

萌愛 @mikan1112 ★iPhone=27aG6SrHP6

朝、重い瞼を開けた。



窓から明るい夏の日差しが入ってきて眩しい。




手探りで携帯を探してロック画面を見ると"9:30"という時間とはるきのおはよの通知だけが入っていた。



とりあえずはるきにおはよと返した。


それからさくらとあおいのグループを探した。




らな{今日話したいことがあるんだけど遊べる?}




送信するとすぐに既読がついた。




さくら{どーした?遊べるよー}




さくらとあおいには前から色々相談してるから、2人には言おうと決めた。
てゆうか、なんか話したい。

2人だそれをどう言うかわからないけど。

迷惑かけたくないから話さないとか、そうゆう綺麗事は少しも思わなかった。




あおい{午後からなら遊べるよー!}





あおいも返事を返してくれた。
きっとあおいは部活なんだろう。



ラナも本当は今日も部活。でもさすがに行きづらいってゆうか。





さくら{じゃあ一時に駅前のファーストフードでい?}


らな{うん}


あおい{わかった、遅れたらごめん!}


らな{へーきよ}


あおい{ありがと!}





あおいのお礼にスタンプだけ送って携帯を閉じた。



だるい体をベッドから起こして立った。



やっぱりなんか体がだるい。
下がってる気がする。





おどろうかな。






タンスからTシャツとスウェット素材の短パンをとって着替えた。



てきて適当に高い位置でポニーテールしてくるくるっとお団子を作った。



携帯をポッケに入れて水とタオルとシーブリーズと鍵を持って家を出た。



「あっつー」



出た瞬間夏の太陽がらなの肌を焼いてくるような感じがした。


家のドアに鍵を閉めてチャチャっと隣の建物の中に入ると、すぐに冷房をつけた。




Bluetoothで音を大音量でかけて、大音量で踊り狂った。

汗が吹き出て、床に落ちるまで、踊って踊って踊った。






やっぱりダンスは好きだ


どんな時でもダンスは楽しいな。









1ヶ月前 No.26

蓮。 @mikan1112 ★iPhone=27aG6SrHP6




「ま、、じか。」


「やばいな」



さくらとあおいに全てを話した。
トークとかも。全部。


ラナの気持ちも。





「らな。ウチらずっとラナの味方だよ。」

「らなは、もうもえとかと無理に一緒にいなくていいんだよ。もしラナが良ければだけど、うちらいつでも待ってるよ。」




散々流したはずの涙なのに、また涙袋が緩んできて、目尻に涙がたまってきた。



「ありがとう」



口を開ければ、目に集中していた筋肉が緩んで一気に涙が溢れてきた。




「ちょ、泣いてるの!?」



あおいがあわててハンカチを渡してくれた。



「ありがとう。・・・らな」


「ん?」



らなといいかけて少しためらった。涙が出てきそうで、必死にこらてえた。




「らな。さくらとあおいと一緒にいたい、、、な。」




さくらたちがどう答えるか怖くて。
やっぱりやだとかそんなこと言われたら、もう生きてけないかもしれないとか、思って。


つい、硬い顔でさくらとあおいの目を見つめてしまった。






「「らな大好きだよ!」」





見事に声を揃えて、笑顔で答えてくれて。

その後はハモったことにお互いが笑った。







「らなも、だいすき」






まだ出てくる涙をもうダラダラと流してたけど、きっと笑顔で言えたと思う。



本当に心からありがとう。





大好きだよ



24日前 No.27

萌愛 @mikan1112 ★iPhone=27aG6SrHP6




夏休みが終わって、二学期が始まった。




今日も当たり前のようにギリギリ登校。



「お前相変わらずおっそ」




ラナが校門を入る時に予鈴がなってたからきっとそろそろ本鈴が鳴る頃だろう。




「へへっ出来るだけ寝ることが大事ですからね」




少し舌を出して笑顔でくらまにむかっていうと、なんだそれって笑われた。






ラナには大事な友達がたくさんいるんだな。



って気づいた。







_____






ブー。




休み時間密かに携帯が鳴った。





通知を見ると、ラナの幼馴染からだ。





ユリカ{電話良き?}



電話?どうしたんだろ?緊急とか?




ラナ{ちょっと待ってて}





そう返事をしてからラナは1人で屋上に行った。




ラナ{いいよ}



ブーブー




着信音を2回で出た。



「もしもし?どうかした?」


『ククククク』




聞こえるのは笑い声。
何事だろう?もしかしてイタズラ?


急に色んな不安が出てきた。




「もしもし?どうしたの?」


『ごめんごめん。ラナ、颯輝覚えてる?




もちろん覚えてる。
さつき(颯輝)君はラナに一目惚れしたって言ってくれた子。


実話ラナも結構気になってて、何よりラナのタイプの顔ってゆう。


話したこともないし二回しか会ったことない。それにその2回もただお互いを少し見たくらい。


らな自体も目が合った気もしない。



だけどらなは、たまにふと思い出す。
さつきくんのことを。



だから、以外とラナにとって大事な人だったり。するのかな?ってたまに思う時がある。


さつきくんが、ラナに一目惚れしてくれたように、もしかしたららなも?って。




「もちろん覚えてる。それがどうかした?」



「ねぇ会いたい?」





その言葉に驚いた。
会いたい。会いたかったずっと。


さつきくんが、どんな人なのか知りたくて。



「知りたい。さつきくんのこと」


素直に言ってみた。
あまりこんな素直に言えることなんてないのに。




「ほんとに?今ね…さつきここにいるんだ」



へ?
え?えぇぇぇぇぇええええ!


驚きで言葉も出ない。


本人がいる前で、知りたいとか言っちゃったよ。


恥ずかしい。てか!、ユリカのばかーーー!




「らな?」


「…」


「俺、遊んでみたい、てか、こんどあそぼ?」



「!?」



突然の少し低めの声と、今度遊ぼ発言。

いや、遊びたい。ものすごく。




「遊ぼ!ラナも遊びたい!」



キーンコーンカーンコーン。



チャイムが鳴り響いた。



「やっば」


「え、何学校?」


「ごめん、後で!ばいばい!」



急いで電話を切って、階段を駆け下りた。



本鈴ギリギリに教室に滑り込みで、セーフ。



「お前、何してたんだよ」



「電話ー」




席に座っているくらまを横目にラナの席に座りながら、言った。



「誰と」


「ないショー」




会えて秘密を作って、くらまに舌を出した。



タイミングよく先生が生徒に向かって話しかけてきたから、ラナも前を向いた。

















24日前 No.28
ページ: 1

 
 
<< TOPページ 掲示板TOP 記事データ お知らせメール ▲ページ上 >>
★必ず ローカルルールメビウスリングのルール をご覧ください。
 ▼スタンプ▲スタンプ
※スタンプはいちどに 3個 まで使えます  ×閉じる
注…感想・コメントはこの記事ではなく、サブ記事に書き込んでください。(小説カテゴリでは必須です)