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一 方 通 行

 ( 恋愛小説投稿城 )
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リ、 @rlv7xx ★og57pwQXVq_OSy








    時間が巻き戻せるなら
    あの時へ戻してください_______








    神様、お願いします







    そうやって誓った17歳の春
    あたしに小さな奇跡が起きる





    、

関連リンク: Will you marry me ? 
ページ: 1


 
 

リ、 @rlv7xx ★og57pwQXVq_OSy




  「 時間が巻き戻せるなら
    あの時へ戻してください_______








    神様、お願いしますっ 」





 こうして小さな神社へお参りをした私、
 櫻井里奈はこの冬17歳を迎えたばかりだった。


 もうあれから5年も経つのか、
 そう考えただけで実感する想い。


 もう戻る事はないですか____ ?




19日前 No.1

リ、 @rlv7xx ★og57pwQXVq_OSy





 私は何故、“あの時”へと戻りたいかというと
 初恋の人がいるためだった。

 それは切なくて苦しくて、でも楽しくて
 時間を忘れられるほど楽しかったものだった。







 初恋をしたのは今から10年も前に遡る___、








19日前 No.2

リ、 @rlv7xx ★og57pwQXVq_OSy






  「 馬鹿ってあいつが言いよったで 」


 こうやって友達伝いで来る
 毎日の伝言にはもう慣れてしまった。


  「 うるさい!馬鹿!って言っといて 」


 こうやって席は2つしか離れてないのに
 友達を使って伝言をしている相手は田村翔太。

 何でか知らないけどいつの間にか
 話すようになっていた。




 この時から私は翔太くんのことを
 きっと好きだったんだと思う。

 これが小さな1つのきっかけだった__



 この席以外で滅多に話す事は無く
 小学校2年生は終わった。


 そして誰にも
 “翔太くんのことが好き”と
 言えぬまままた1年が過ぎて2年が過ぎて
 私は小学校4年生になっていた。



 、

19日前 No.3

リ、 @rlv7xx ★og57pwQXVq_OSy




  「 おはよう〜 」


 私が教室に入るや否や、
 親友の村上ゆめが走ってこっちへ来た。



  「 里奈!やばいよ!
    佐伯に田村が好きな事バレてる!! 」



 ゆめが慌てた顔でそう言うから
 一瞬私の中で時が止まった気がした。

 私達のクラスは1クラスしかなく、
 それでに男女が決して仲良しな訳ではない。
 だからか知らないが男子と女子が話したら
 すぐに両思いだのなんだの言われる始末。


 それに佐伯というのはクラスの男子の
 佐伯響のことで、情報を聞き付けたら
 一発でみんなに広まらせる最悪男だ。




  「 え、待って、どういうこと 」



 私はまだ状況がきちんと把握できていないまま
 1時間目がやってきてしまった。


 1時間目は理科、移動だった。


 案外言われないものだから
 “なーんだ、ゆめの気のせいか”なんて
 心で思いながら授業を受けていると
 急に佐伯が大声で


  「 田村と櫻井両思いらしいよ〜 」


 ニヤニヤしながら交互に私達を見て
 そうやって言い始めた。



 するとみんながザワザワし始めて
 私達のほうをチラチラ見ていた。




  「 おい、両方とも顔真っ赤じゃね? 」


 続けて佐伯の相方の榛原竜斗が
 超絶笑顔で言ってくる。



 あぁ、もうバレたくなかった
 今まで誰にも知られてなかったし
 ゆめにもこの間言ったばかりだったのに
 変な感情も込み上げて来た。



  「 いや、違うし!本当に! 」



 そうやって誤魔化すけど効くわけが無かった。
 この会話を聞いている翔太くんの顔なんか
 見れるわけなんかなく、この授業が終わった。




 それから1ヶ月間は私達の両思いの噂は
 毎日誰かに言われる程に広まっていた。


 、

19日前 No.4

リ、 @rlv7xx ★og57pwQXVq_OSy




 何とか4年生も噂だけで済み、
 5年生に上がる事が出来た。


 5月中旬、席替えをした時に
 隣の席の相手が最悪すぎて
 ずっと落ち込んでいた。


 すると
  「 何でそんな落ち込んでるん? 」


 笑いながら私の横へ来た翔太くん。
 え!?何で!?とか思っていると
 まさかの通路を挟んで隣は翔太くんだった。


 嬉しくてどうしようという気持ちと
 バクバクが止まらなくて


  「 え、いや、あの、なんでもない! 」


 しどろもどろにそう言った私の顔は
 きっと凄く赤かったんだろうな、なんて思う。


19日前 No.5

リ、 @rlv7xx ★og57pwQXVq_OSy




 「 うわ〜〜、心臓持たない!! 」


どうしよ〜、なんて嘆く私を
大丈夫だって、と言いながら宥めるゆめ。


 「 いや、それがさ本当に!! 」


次の言葉を言おうとした瞬間、
タイミング悪くチャイムが鳴り響く。


 「 はいはい、後でね〜? 」


なんて呑気にゆめは席に着いた。

私も文句をぶつぶつ言いながら
自分の席へと戻ると笑顔の翔太くんが
私の事をじっ、と見つめてきた。
恥ずかしくて何事も無かったように目を逸らした。



次の授業は社会か〜、なんて思いながら
机を漁っていると教科書が見当たらない。
まさか、なんて思いつつ手当たり次第探すが
やはり予想は的中していた。


唸り声をあげてしばらく黙っていると
私は急に思い立ったように


 「 ねえ、翔太くん
   教科書貸してくれない? 」



言った後にしまった、と思った。

普通に隣の席の人に見せてもらったらいいのに
何故か無意識に翔太くんに声を掛けていた。




 「 え、あ、うんっいいよ 」



頭にハテナマークを浮かばせながら
私にそっと貸してくれた教科書。


本人でもないのに教科書にまで緊張して
全然集中できないまま授業は終わった。




 「 これ、ごめんね、ありがとう 」



私は小さな声で呟くと



 「 全然いいよ、また忘れたら言ってね 」


なんてとびっきりの笑顔で言うから
私の鼓動はドクン、と大きく脈を打った。



“ああ、やっぱりこの人のことが好きだ”




3日前 No.6
ページ: 1

 
 
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