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この恋はLast love?

 ( 恋愛小説投稿城 )
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美月(*^▽^*) @mituki13 ★ZavXIHvZJs_cy3

「おっはよ〜う!」
教室に入った瞬間に飛び込んでくる、朝から元気のいい声。
「おはよ」
小さく、ほぼ囁き声で私はそれを返した。
今日もいつもと同じ日々が始まる。
対して面白いこともなく、大事件もなく、怒られてばかりの日々。
面白さが欲しい。楽しさが欲しい。トキメキが欲しい。
これを味わうことのできた瞬間。世間ではそれを、恋というのだろうな。
恋…。
カバンの中から宿題を取り出しながら、私は考えた。

私にとってそれは、もうほぼ諦めた、妥協の塊のようなものだった。
次の恋もきっと、ろくでもなく始まって、ろくでもなく終わるのだろう。
そう思っていた「恋」。
それはいつしか、私にとってとても貴重なものになっていったのだった…。

メモ2017/01/29 12:37 : 美月(*^▽^*) @mituki13★ZavXIHvZJs_cy3

長谷川 奈津乃(Hasegawa Natsuno)


この物語の語り手。中学2年生。帰宅部。ピアノを習っている。

恋多き女で、今までの人生でたくさんの恋をしたが、本当に好きで本気になることのできた恋はまだしたことがない。

夢中になっていることもピアノのほかは何もない。

髪型は肩に届くセミロング。背は意外と高く、目は涼しげな一重。

周りから「冷めてる」と言われていて、あまり人付き合いを好まない。

同じクラスの麻美香と仲が良く、よく一緒にいる。

ある日、同じピアノ教室に通う先輩の陽と偶然待合室の椅子で出会い、『最後の恋』をする。


坂下 陽(Sakashita You)


中学3年生。バスケ部。

変わった性格で、バスケ部でありながらバスケは「数あるスポーツの中で一番苦手で一番嫌い」と自ら公言している。

ピアノに命を懸けていて、将来の夢はピアニストだが、親から反対されている。

身長はかなり高い。顔が縦に長く、彼のコンプレックス。

奈津乃の通うピアノ教室に通っていて、ある日彼女に偶然会う。

昔彼女がいたという噂があるが…?


高橋 麻美香(Takahashi Mamika)


奈津乃の友達。中学2年生。吹奏楽部でフルートを吹いている。

前までとあるグループにいたのだが、ある事件をきっかけに仲間外れにされるようになり、不登校になりかけたところを奈津乃に拾われる。

髪型は胸の位置まであるツインテールで、色は亜麻色の混ざった黒髪。

背が小さく、目はぱっちり二重。小柄で華奢な姿で、男子からも好かれている。

ぶりっ子すれすれの性格で、語尾に「〜なの」をつける。

天然でかわいらしい一面も。

幼稚園の頃からの好きな人がいるが、その恋は終わりを告げようとしている。

関連リンク: しがない女の独り言 
ページ: 1

 
 

美月(*^▽^*) @mituki13 ★ZavXIHvZJs_Q15

私の初恋は小1だ。
相手は、入学式の時に隣の席になった大谷崇志。
保育園が同じだったが、あまり話したことはなかった。
「たかちゃん」と呼ばれていて、私もよくそう呼んだ。
私達は良く話した。それは席が近かったからであった。
何かきっかけがあったわけではなかったが、私は「好きな子はたかしくん」と、自分から友達や家族に言って、それはちょっとした噂になった。
でも、その恋は9月の席替えですぐに終わってしまった。
私は今度は、前の席の藤森壮也という子に恋をした。
これにはちょっとしたきっかけがあった。
私はある日、書写の教科書を家に忘れてきてしまった。
その日忘れてきた子はたくさんいて、その時私の隣の席だった人も忘れてきていた。
困っていると、彼は前の席から振り返り、私に教科書を差し出した。
「これ2人でみて。俺は美貴ちゃんのみるから」
そう言って、前に向き直った。
その何気ない優しさに、私はハートを撃ち抜かれた。
今度はその恋心を大っぴらにするようなことはしながったが、周りのみんなにはバレバレだった。
なぜなら、私の視線は常に彼を追っていて、グループ行動や体育の時間にも、私は積極的に彼に近づいてアピールしていたからだ。
しかし、その恋は実らずじまいだった。
なぜなら、彼が当時好きだったのは、その時隣だった一之瀬美貴だったからだ。
私が彼を思い続けていたように彼も彼女を思い続けていて、私達に教科書を貸したのも、彼女に「カッコいい」ところを見せたかったのと、彼女の教科書を見たいという、幼いながらのちょっとした下心からだった。
ちなみにその二人は今付き合っている。彼はよっぽど一之瀬美貴が好きだったとみてとれる。
1年生の恋はそんな感じだ。
それから同じクラスのまま2年生になり、今度は一緒だった学童クラブの佐藤とかいう子を好きになった。
名前は覚えていない。ただ、すごく女の子らしい名前だった記憶はある。
名前と同様、佐藤くんは見た目がすごく女の子だった。
いつもピンクっぽい服を着ていて、目も大きくてかわいらしく、まつげが長く、顔も小さく、背も小さく体も細くて、とっても華奢な男の子だった。
おまけに髪も女子っぽく、よく女の子に間違われて、「お嬢さん」とか言われていた。
そのせいで、男子からはものすごくからかわれていた。
いつも男の子たちの遊びから仲間外れにされ、教室の隅で一人で本を読んでいたその姿は、今でも不思議と私の脳裏に染みついている。
大きくてきれいな目と長いまつげを引き立たせ、女の子らしく足を閉じ、微かに微笑みを浮かべ、ときどき外で遊ぶ子たちを眺めていた。
その姿を見れば、女の子だけじゃなく、きっと男の子だってイチコロだったと思う。
私はその姿に見とれていた。
だから、今回も隣で一緒に本を読んだり、ちょくちょく話しかけていた。
おかげで私はその子の「親友」になれた。
でも結局その子は遠い県に引っ越してしまった。
それから3年。この年は転校生が一気に4,5人くらい来た。
その中で、私は同時に3人の男を好きになった。
ただ、一人は勉強がすごい、一人は運動神経抜群、一人はイケメン、という感じ。
なので、それぞれの気分で好きな人を見ていた。
それぞれの欠点は、ぽっちゃり体型、女子にそっけない、性格悪し、というところだった。
だから、すぐみんな嫌いになった。
んで、音楽会の時に隣でリコーダー吹いてた渡君という子に惚れた。
練習中よく話したり、分からないところを教えてもらったりして、やっぱりどんどん好きになっていった。
でも、この気持ちは途切れた。
原因は、クラス替え。
私の恋は、基本疎遠になったら終わる、というパターンらしい。
それから一人好きになって嫌いだといわれ、また一人好きになったと思ったら転校し…。
4,5年生の頃は、そんなことの繰り返しだった。
それから6年。
児童会で、私は放送委員会の副委員長になった。
そこで、委員長の鈴原龍雅を好きになった。
委員長会などで一緒になり、よく話し、よく相談した。
放送室で2人きりになることも多く、私の胸はドキドキだった。
何と、この恋は一年続いた。
だが、その間に今度は年下の男の子にキュンとしたこともあったが…この話はやめておこう。
その恋も、学校が分かれたことにより終わってしまった。
そして、中学1年生。
このころになると、私はもう恋愛についてよくわかってしまっていた。
そこで、同じクラスになった直也を好きになった。
今までと違うところは、私は彼と付き合ったことだ。
デートはもちろん、ハグも、キスもした。
一緒に帰ったり、テニス部で頑張る彼を応援したり、誕生日にクッキーを渡したり…いかにも彼女らしいことをした。
だが、10月のある日、私はフラれてしまった。
どうやら私の態度がそっけなさ過ぎたらしい。
「ツンデレで可愛いけれど…でも、そっけなすぎるよ。俺のこと好きか聞いてもちゃんと言ってくれないし…。」
そう言葉を濁され、私は彼と別れた。
それから1ヶ月後、私はまたすぐに彼氏を作った。
だが、こいつは最低なやつだった。
私が話した恥ずかしい話や同級生やタレントの悪口、陰口等を、彼にばらされた。
それからすぐに別れたが、私は「冷淡で薄情で根が黒い最低な女」と肩書をつけられ、嫌われた。
でも、私には麻美香がいた。
それはとても大きく、私の心を温めた。
そして、そのまま中2になってしまった。
あの頃の噂が残ってしまい、一部の女子には嫌われたが、麻美香や、こうやって声をかけてくれる子たちもいた。
ただ、私は人が嫌いだった。
四六時中くっついて授業中もぺちゃくちゃぺちゃくちゃしゃべって、泣いたら同情して慰めて、集団で男子を責める…。
そういうの、大っ嫌い。
でも、麻美香との関係にそれはなかった。
麻美香は元々そういうグループにいたにもかかわらず、そういう付き合いをしない子だった。
彼女の声は甘く、べたつかず、サラサラしたの不思議な声だった。
そんな麻美香が、私は大好きだった。

「なつ、おはよう!」
そんな事を考えていたら、麻美香が来た。
噂をすれば影が差す、とはこの事かな。噂したわけじゃないけれど。
「おはよ麻美香」
そうだ、恋だのなんだの言ってられない。中学校という戦場から早く抜け出さないと。そのために頑張らないと。
あ、そういえば今日は、ピアノの日だった。
そんな事を考えているうちに、さっきまで考えていたことなど、消えてしまった。

1ヶ月前 No.1
ページ: 1

 
 
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