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私が居るのは幸福の城か?

 ( 恋愛小説投稿城 )
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蔀瑠 ★Tablet=skRaYMjrnL

「ねぇ。お父様?。何故、私を城から出してくれないのですか?。」

静に囁く小鳥の声が、微かに私の耳元に違う言葉に聞こえた。

「お父様が、貴女を閉じ込める理由は、私が知っている。」

ほんの小さな囁き。風で消えて聞こえなくなるほどの声の大きさ。

「私がお前を城から出さないのには、お前が健康に暮らすためさ。」

私はお父様の声を聴いた後、小鳥に目線を送り耳を傾けた。

「貴女のお父様は、嘘つきさ。健康のためじゃない。決して、お父様の言葉を信じない方が、貴女の命が救われるだろう。」

私は何故かお父様の言葉ではなく、小鳥の声を信じた。

「お父様…。あの、…。いえ、なんでもありません。お休みなさい。」

1年前 No.0
関連リンク: 華都学園 挨拶監神 
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蔀瑠 ★Tablet=skRaYMjrnL

まだ軽い瞼を無理矢理重くさせてみる、だけど目が疲れるだけ。

「おやおや。もう寝てしまったんだね。今宵は、君の祝日になりそうだ。」

お父様の不思議な言葉と企みの有りそうな口調で、呟く。

【コンコン】

「提法天皇様。私真天皇様が、お呼びです。」

私の知らない召し使いが、私のお父様に軽く話しかける。

「わかった。ただちにそちらに向かおう。この計画は、長年作りあげた大舞台だ。なんとしてても、成功させなければな。」

後の方は、召し使いに聞こえないように呟いていた。

お父様が言う計画とは何だろう。あと、私の祝日には何が起こるのだろう。

今は、寝ないで目を閉じていた方が、状況が分かるだろう。

1年前 No.1

蔀瑠 ★Tablet=skRaYMjrnL

それからしばらく経っただろう。今の状況は、何も起きていない。

ただ、このお城全体が静だという事だけだ。

「目を開けてください。」

私が横になって考え事をしていると、いきなり声が聞こえた。

私は考える前に、すぐに目を開けた。その頃は、瞼が少し重くなっていた。

「誰ですか?。貴方は、私の味方ですか?。それとも…。敵ですか?。」

豪華なベットの傍に居たのは、さきほどにいた小鳥だった。

「安心してくださいな。私は貴女の味方ですよ。昼間お話した小鳥です。」

確かに殺気があるわけでもないし、穏やかな空気が漂っている。

「私達今日は、良く会いますが、私に何か用事が有るのですか?。」

1年前 No.2

蔀瑠 ★Tablet=skRaYMjrnL

小鳥が、起き上がっている私の手の平に乗ってきた。

「貴女には今、大変危機に陥っているのです。なので、これから話すことを、良くお聞き下さい。」

私は、今の状況をようやく知ることが、出来た。嬉しいような、淋しいような。

「貴方の命を狙っている人は、貴女のお父様なのです。疑うと思いますけど、事実なのです。今宵、貴女をいけにえにし、ある物を呼び起こそうとしているのです。」

何が何だか理解出来なくないけれど、ある物が気になる。

「お父様が私の命を狙っているのは、分かりますが、ある物とは何でしょうか?。」

小鳥は、小さな瞳を大きくさせ、驚きの表情をしていた。

「貴女のお父様が貴女の命を狙っている事を、疑わないんですか!?。」

1年前 No.3

蔀瑠 ★Tablet=skRaYMjrnL

「ええ。お父様の事は、大好きですが、お父様は私の事を今まで、モノとしか見ていただけませんでしたもの。それに気づいて正確に理解をして過ごしていましたもの。」

私の長々とした話を、小鳥は理解できず、本題を忘れて私に質問をする。

「貴女は、その想で過ごして来たんですか。では、何故それを知っていてお父様から逃げなかったんですか?。」

私の心が、急に痛みだしてきた。何故かは理解出来ない。

1年前 No.4

蔀瑠 ★Tablet=skRaYMjrnL

「私、このお城から出ていきたい!。…。なんて、馬鹿みたい…。」

小さな小鳥が、何かを言うとき、ドアが【コンコン】と鳴った。

私は思わず口に出そうだった。小鳥がその姿を見て口に人差し指を当てて、静にするように合図をした。

私はコクリと頷き、再びベットの中で横になった。

「見てください私真天皇様、あんなに美しい私の…です。どうでしょうか?。」

何だろう。「あんなに美しい私の…です。」の大事な所をききそびれた。

「提法天皇様。貴方の娘様は何と言うお名前で?。」

1年前 No.5

蔀瑠 ★Tablet=skRaYMjrnL

「剣野 万里です。端正込めてつけた名前です」

「万里か………中々、良い名前で」

初めて聞いた、万里だなんて知らない。

悲しくて心が痛くて自然に体が震えた。

「ん?」

「どうか、なさいましたかな?」

「いや、なんでもない。気のせいかな………」

このままだと、バレてしまう!。

「落ち着いてください、深呼吸です」

7ヶ月前 No.6
ページ: 1

 
 
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