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滴 . @hxx05 ★vGqVv8lHLm_mgE











私の好きな人は、訳ありで【同棲してる】とてつもない、【女たらし】な年上幼馴染です。
気付いたら、もう2〜3人、彼女が変わってるような、そんな人。
なんで、そんな人好きになっちゃったんだろう、って。そう後悔したこともあります。

幼馴染が帰ってきたとき、彼からただよう、女の香水の匂い。
首筋につけてくる、唇跡(キスマーク)。
全部、全部が嫌なの。

前に彼が、酔っていて、いきなりキスされたとき。
好きなはずなのに、なぜかとてもとても嫌な気持ちになって、泣き叫んだ。

なんでだろう___。その応えは一つ。



 キスはスキ同士じゃなきゃ、意味がないから 















▼△

4年前 No.0
メモ2015/04/02 12:07 : 滴 . @hxx05★4YsK7ev6Ey_mgE


水沢 涙衣 / みずさわ るい

柊 恭都 / ひいらぎ きょうと


浜野 花音 / はまの かのん


須藤 秋 / すどう あき


◆恭ちゃん彼女歴

ハナ→カオル

切替: メイン記事(33) サブ記事 (23) ページ: 1


 
 

滴 . @hxx05 ★vGqVv8lHLm_mgE











_____ピピピピッ。

突如、私の部屋に響く目覚まし時計の音。

(もう、こんな時間___...?)

目を擦り、窓の外を見る。窓の外には、青空が広がっていた。

(よし、晴天だ。...今日も一日、頑張ろう。)

私は素早くベットから降りると、制服にすぐ着替えた。
しっかり髪も整え、準備オッケ−。あとは、朝ご飯を食べるだけ!!









「恭ちゃーんッ。おはよー。」

階段を下りる途中で、幼馴染の___...愛しい人≠フ名を呼ぶ。
返事は___。一言もない。否、くるわけがない。
何故か。それは、今までで、彼は一回も自分で起きたことがないから。


「しょうがないなあ。もうッ。」

私は、階段を全て下り終わると、彼の部屋へと向かった。









4年前 No.1

滴 . @hxx05 ★vGqVv8lHLm_mgE











もう、いいねが___...!!
ありがとうございます、頑張りたいと思います。









「恭ちゃん。起きてえええッ。」

彼の肩を揺さぶり、揺さぶり、揺さぶりまくる。


「ん..._____?」

うっすらと、彼___恭ちゃんが、目を開ける。
そして、一言。


「...ハナ?」

ズキン、と胸が痛んだ。ハナさんっていうのは、今の恭ちゃんの彼女さん。
ハナさんも、あと少ししたら飽きられて捨てられるんだろう。

(きっと、恭ちゃんにとって、女は皆一緒なんだよ。)

私は、恭ちゃんの彼女さんに間違われたことが悲しいんじゃない。
全く似てない人に間違われたのが嫌なんだ。

ハナさんはショ−トヘア−で、私はロングヘア−。
ハナさんはいつもメイクバッチリで、私はメイクを少ししかしていない。

全然違うのに。恭ちゃんには一緒に見えるんだ___...。





4年前 No.2

滴 . @hxx05 ★vGqVv8lHLm_mgE











まだ寝ぼけている恭ちゃんを、ベットから引きずり下ろし、椅子に座らせるのは大変だった。


「しっかりしてよー。...今日は、帰るの遅い?」

まだ、恭ちゃんは仕事をしていない。なのに、なんで「帰るのが遅いか」なんて聞いたって?
それは...___。


「ああ、うん。」

(また、女遊び...。)

恭ちゃんが、帰りが遅いときは、ほぼ100%、女の人と遊んできたとき。
私は、帰りが遅いときの恭ちゃんのそばにいるのが、大っ嫌いだ。
女の人の匂い、女の人の跡。そういうものに、気付いてしまうから。


「そっかあ。夕飯は...___?」
「んー、食べる。」
「分かった。用意しとくね。」









「ッ、あああああああああああ。疲れた。」

ここは、学校。今の言葉は、私。


「あははははは。るいるい、今日もまた、イケメン幼馴染さん?」
「そうッ。」
「大変だねえ。」

私の好きな人はこの親友、花音しか知らない。


「ま、好きな人と同居、っていうのは、羨ましいけど。」

「良いことだけじゃないよ。」、喉まで出た言葉を私はしまった。
恭ちゃんと私は同居している。
私の親が、海外へ赴任してしまって、私を預かってくれる人がいないとき。
恭ちゃんが、「俺が預かります。」と、言ってくれたから。
彼の性格ゆえ、最初は何か起こらないかと警戒心が凄かったけど、何もないって分かったから今ではすっかり安心モード。









4年前 No.3

滴 . @hxx05 ★vGqVv8lHLm_mgE











「お、二人とも。」

私達、二人の間に、割り込んできたのは...___。


「っあー。秋ぃ。」

恭ちゃんと同じく、幼馴染の秋。
恭ちゃんと秋と私の三人は、昔から仲が良い(と思う)。
秋は、私の恭ちゃんへの気持ちに気付いていない。


「今、恋バナ中なのー。」
「...っは。涙衣、好きな奴とかいんの?」

今、完全に馬鹿にされましたね。


「いるよ、うん。」
「るいるいに、好きな人がいちゃ、悪いのー?」

花音がフォロ−に入ってくれる。


「いや、別に。似合わない、って思っただけ。」
「...何よお。そういう秋は?」

仕返しに、秋に好きな人がいるかどうかを聞く。


「さーあ?」

薄っすら笑いながら、「どうだろうね」と言わんばかりに首をかしげ手を首の横くらいに持ってくる秋。

(逃げた...。)

まあ、秋も秋で意外に容姿は整ってるから、彼女とか出来たら大変そうだなあ...なんて思ったりして。









4年前 No.4

滴 . @hxx05 ★vGqVv8lHLm_mgE











いいねが、4に増えてる...___!?
錯覚でしょうか、笑 頑張ります。









恭ちゃんが、学校にいたらいいのに。
恭ちゃんが、同じクラスにいたら...___。

学校で何かあるたび、そんなことを思ってしまう。

(それほど、恭ちゃんの存在は大きいんだよ。)


「おおい、るいるいッ。」
「___...え。」

花音の言葉で一気に我に戻った。


「もお。また、幼馴染さん?」

うう、図星だ___...。


「ほんっと、スキなんだね。」

ふふ、と笑う花音。花音は、ゆるゆるふわふわしてて、可愛い子。
男子からの人気も、けっこう高い。

(とゆーか。恭ちゃん、秋、花音。みんな、美形だよね。私だけ、平凡なの!?)

なんて、嫌なことを考える私。
あーあ。早く恭ちゃんに会いたい。









「...___ん。」

時計を見る。12時10分頃、か___...。
今日はいつもより遅いなあ。まだかなあ。
机に突っ伏し、考える。
睡魔に襲われて夢の中へ入りそうになったとき。

___ガチャ。


「ただいまー。」











4年前 No.5

滴 . @hxx05 ★vGqVv8lHLm_mgE











「きょ、うちゃ...?」

瞼が落ちてきて、上手く目を開けられない。


「ん。あれ、涙衣。俺のこと、待ってたの。」

恭ちゃんが近寄ってきて、私の頭を、ぽふぽふ、と二回ほど撫でる。
その大きな手がとても心地よくて。でも同時に、やっぱり嫌な気持ちになった。

(今日、は___...。)

目も覚めてきたところで、じいっ、と恭くんを見詰める。

(あれ...?)


「恭くん...___。あの、えと、また彼女さん、変わった、の?」

香水の匂いが昨日までと違った。
別に鼻が良いわけではない。匂いが強烈なんだ。


「え。ああ、まあ。」
「___...だ、れ。」
「あァ、えっと...、カオルって人。」
「ふうん。」

聞いても、何も問わずただ答えてくれる。そういうところもスキ。


「ハ、ハナさんは?」
「別れた。」

(...やっぱり、か。)

私は、こうやって恭ちゃんの彼女さんが変わるのが怖い。
コロコロ変わるからって安心してて、急に本命なんて出来たら___...。

そう思うと、不安になる。














4年前 No.6

奏 . @hxx05 ★4YsK7ev6Ey_mgE











いいねが、9ですって、!?
ほんっとーにありがとうございます!!









恭ちゃんの彼女が カオルさん ≠ノなってしばらく経ったある日の学校帰り。

(今日は恭ちゃん、帰ってくるの早いんだよね。)

なんて、思いながら、家の前まで来ると...___。

(え?誰、あの人...。)

家の前に、知らない女の人が立っていた。
黒髪でスタイルが良くて、モデルみたいな、そんな人。


「あ、の...。どなた、ですか?」
「___...!!」

女の人は、こちらを向いた。綺麗な綺麗な人。


「___ああ。あなた?恭と一緒に住んでいる、女の子...ルイ≠チていうのは。」
「恭?恭ちゃ、ん___。あ、はい...。あの、もしかして___。」

恭ちゃんの、新・恋人...カオル、さん?


「ええ。あなたの予想通り___だと思うわ。恭の彼女、カオルよ。」
「あ、はい。初めまして...。」

この人がカオルさんか。やっぱり綺麗な人... 。


「えっと、家、あがりますか?」
「いいの?じゃあ、遠慮なく。」

...うう。なんか、嫌な予感。









「私が来たのはね...。あなたに、ルイさんに会うためよ。」
「え...っと?」

リビングの椅子に座って、カオルさんと向きあう。


「あなた___...。どうして、恭と同棲してるの?」
「それ、は...。」
「理由は知ってるの。恭に聞いたわ。恭はね、会うたびにあなたの話をするの。」
「えッ___。あ。すいま...せん。」

何故か分からないけど、謝ったほうが良いと感じた。
彼女さんといるのに、どうして私の話なんか___。


「いつもいつも、あなたの話を聞かされる、私の気持ち、分かるかしら?」
「ッ...___はい。」

(...私、迷惑、かけてるんだ。)


「まあ、いいのよ。別に。で、さっきの話。なぜ、同棲してるか、じゃないの。」
「___...?」
「なんで、恭≠ネの?」
「え?どういうこと、ですか?」

どういうことだろう。
カオルさんは、何を言っているのだろう。


「だから、恭以外にも、同棲できる人はいるでしょう?」
「え。いや___。あの、いない、です...。」
「ハア?まあ...いいわよね、あなた。何もしないで、毎日、恭のそばにいれるなんて。」

何が、言いたいんだろう?


「恭は、優しいのよ。優しいから___...あなたのこと、面倒だけど、一緒にいてくれるのよ。」
「ッ___!?え?」

考えたこともなかった。恭ちゃんにとって、私が迷惑な存在...?


「それに、ハッキリ言って、あなた、邪魔なのよ!!」

びくり、と肩を揺らす。カオルさんが、急に怒鳴り始めたから。


「あなたがいるせいで、私は不快な思いをしなきゃいけないの!!あなたがいるから、恭は早く帰らなきゃ≠ニか...___。」
「...___。」

私は、ショックで無言になる。
そうか。私がいることで、彼女さん達に迷惑かけてるんだ。
泣いちゃ駄目。もっと迷惑をかける。分かってる。でも...____。


「ちょっと、聞いてるのッ!?」

カオルさんの手が上がった...。

(恭ちゃん...___!!)

彼を思い浮かべても、ここは現実世界。漫画みたいなことなんて、到底起こらない。

パシン___...。

静かな部屋に、私の頬を叩く音が響いた。
しばらくして誰かの泣き声...否、私の泣き声が。


「泣いたって、どうにもならないんだからね。これからは、恭とあんまり関わらないで...って言っても無理でしょうけど。」

(...痛い。頬も、心も。)


「なるべく話さなければいいんだから。」
「___...ハ、イ。」

私が返事をしたとき、彼≠フ声が聞こえた。









「ただいまー。」

いつもと変わらない、彼の声。


「恭ッ!!」

カオルさんが、玄関に猛ダッシュ。
「は?なんでお前がここにいんの。」なんていう、恭ちゃんの声が聞こえた。
しばらくして...___。静かな空間にリップ音≠ェ。

(邪魔しちゃいけない、よね。)

そう思って、椅子から立ち上がり、自室に行く。
ベットに倒れこむと、自然に涙が出てきた。

ドタ、バタ、ドタ...___。


「___...!?」

誰かが階段を上がる音。カオルさんが小さい声で「待って、恭!!」と言っているのが聞こえる。









4年前 No.7

滴 . @hxx05 ★4YsK7ev6Ey_mgE











上の滴です。ごめんなさい。









(うああ、どうしよう、恭ちゃんが来ちゃうッ。)

とにかく涙を拭こうと、服の袖を顔に近づけたとき。
___...ガチャ。


「涙衣ッ...___!!」
「...!!」

(ああ。まだ涙...拭いてないのに。)

恭ちゃんが私の部屋の扉を開けて、すぐにカオルさんが。


「なんで、涙衣、泣いてんの?」

恭ちゃんが、私の顔を見て、驚く。
そして、カオルさんのほうを向いて睨んだ。


「涙衣に何かしただろ。」

恭ちゃんの問いにカオルさんは、「え?知らないよ。何、この子が勝手に泣いてるだけだよ。」と答えた。
やだやだ。___...私のせいで喧嘩になっちゃうッ。


「恭ちゃん。本当に、なんでもないよ?あと、おかえり。」

何もないように、微笑む。けど、恭ちゃんに嘘は通用しなかった。


「無理に笑うなよ。」

そう言って、ベットの上の私に近付いて来た。


「ちょっ、恭!?」
「カオルさあ...___。」

(ッ___。あ!!)

私は恭ちゃんの顔を見て、びく、と肩を揺らす。
なんで、って?恭ちゃんの顔がマジギレのときの顔だったから。


「いつも俺が涙衣の話してんじゃん。それで、俺が涙衣のこと大切だって、分かんねえの?」

(...私が、大切?)

恭ちゃんの顔を見ようとするけど、ドアのほうにいるカオルさんのことを恭ちゃんが見てて、よく見えなかった。


「はああ!?私よりも、こんな子のほうが、大切なの!?」

カオルさんが、怒鳴った。

(やだな。こんなこと、今までなかったのに___。)














4年前 No.8

滴 . @hxx05 ★4YsK7ev6Ey_mgE
















カオルさんは、怒っている...そして悲しんでいる。
そうか、本当に恭ちゃんのこと好きなんだな。


「当たり前じゃん。まだ、少しのあいだしか一緒にいないお前なんかより涙衣のほうが大切だし。」
「え、え。恭ちゃん...。」

思わず口を挟んでしまった。だって彼女にそんなこと言うなんて...。

(さすがに、酷いっていうか___。)

でも、恭ちゃんはともかく、カオルさんにとって、私はもう、ウザイ存在≠ナしかないみたいで。
私が口を挟んだ瞬間、顔がとても険しくなって。


「うっさいわねえ。自惚れてんじゃねえよ!!」

...自惚れてなんかいません。そう言いたかったけど、これ以上罵られたくなくて。
声が出なかった。


「___カオル。別れよう。」

突然の恭ちゃんの一言。

(...え?恭ちゃん?)

カオルさんを見る。その目は、涙で潤んでいた。


「とっくに別れる気になってるわよ!!さようなら!!」

そう怒鳴り散らすとすぐに階段を駆け下りて、玄関から出て行ってしまった。

(恭ちゃんに何て言おう?ごめん?ありがとう?)

私が戸惑っていると、ふいに恭ちゃんに抱き締められた。


「___...恭ちゃん?」
「ごめん、俺があんな奴と付き合ったせいで、涙衣を傷つけて。」
「え。謝らなきゃいけないのは、私のほうだよ。カオルさんと恭ちゃんを別れさせちゃって。」
「ううん、違うよ。涙衣は悪くない。」

___...私はこのとき、このことがキッカケで、恭ちゃんがしばらく彼女さんをつくらなければいいなあ、なんて考えていた。









4年前 No.9

滴 . @hxx05 ★4YsK7ev6Ey_mgE













「涙衣、俺、次からは、さ。」
「___...うん。」

「もっと、性格良い奴と付き合うから。涙衣を傷付けないような奴と。」

分かってた、分かってたはずだよ。
恭ちゃんは、たらしさんだもん。何かあったくらいじゃ、彼女をつくるのはやめない。
でも、...悲しい。

いつまで。いつまで苦しめばいいの?いつ?
いっそ、結婚してくれたほうがマシだと思う。諦められる。
今のままだったら、いつか私を見てくれるかも。なんて期待が残っちゃうから。


「あ。そうだ。あのさあ。」

恭ちゃんが、私を放して、何か思いついたように話し始める。


「涙衣。今度の日曜日、誕生日だろ?」
「...あ。そう、だった。うん。忘れてた。」

最近は忙しくて、本当に全く覚えてなかった。
そうか、誕生日か___。


「ん。それでさ、どっか行こー。」
「え?ふ、二人で?」
「そ、駄目なの?」
「だ、駄目じゃないけど...___。」

二人、かあ。デートみたいだなあ、心臓もつかなあ?


「駄目じゃないなら、いいでしょ、日曜あけておいて。」
「わ、分かったッ。」









「るいるいー。」「涙衣ー。」
「え、何?花音に秋。」

教室に入った瞬間、二人に挟まれた私。


「あのね、今まで、秋くんとお話してたんだけど、日曜日、涙衣、誕生日なんだってえ?」
「え。あ、うん。」
「そう。それでさ、涙衣と花音と俺でさ、どっか行こ。」
「え___...。」

恭ちゃんと、約束しちゃった...。
でも、そんなこと___。


「駄目なの?」
「う、うん。ごめんね。」
「どうして?」

秋が訊ねる。言えない...、いや、もういい、言っちゃおう!!


「恭ちゃんと、約束したから。」

私の回答に、秋は「え?」。花音は「おおー!!」という反応。
「だから、行けないの。」私がそう言うと、秋が新たなる提案を。


「じゃあさあ。恭都と涙衣と花音と俺で出かければいいじゃん。」
「___...はあ?え?」
「え。ああ。秋くん、それは駄目だよお。」

花音が慌ててフォロ−するも、秋に「何で。」と言われ、何も言えなくなったようで。


「花音が無理なら、俺だけでも行く。たらしの恭平と二人とか危ない。」
「え、ええー!?なら、私も行くー。」

花音も結局来るのか...。
...恭ちゃんと二人きりだと思ったのにい。
まあ、楽しい誕生日になりそうだし、いっか...な?









4年前 No.10

滴 . @hxx05 ★4YsK7ev6Ey_mgE











いいね、がまた増えてる...。11、!?
誰かさん、ありがとうございますうううう。









「秋と、もう一人、女子が来る?」

恭ちゃんにさっそく、秋と花音が来ることを話した。
恭ちゃんは、まだ彼女は出来てないみたいで、帰ってくるのが早かった。


「ん、うん。ごめんね、駄目だった?」
「いや、別に。涙衣がいいなら別にいいけど。」

恭ちゃんの言葉が少し悲しかった。悲しんでくれないんだ...。


「で、どこ行く?涙衣、友達と相談しな。」
「うん。分かった...。」

(あの二人のことだから、私の行きたいところでいい、とか言いそうだなあ。)









「...てことで、許可取れたよッ!!」
「わあい、るいるい万歳だあ。」
「何処行くか、みんなで決めろ、だってえ。」

次の日、学校で、二人と話し合う。


「何処行くか、はさ。やっぱり主役サンが決めないと。」

と、秋。花音も頷く。

(やっぱり...。この二人なら言うと思った。)


「うん...ありがとう。私が行きたいのは遊園地なんだけど、良いかな?」

私の問いに、二人は激しく頷く。やっぱり、私の大好きな人達。優しいなあ。









4年前 No.11

滴 . @hxx05 ★4YsK7ev6Ey_mgE











時はあっというまに過ぎるもので、気付けば土曜日の夜。

(明日、...楽しみだなあ。)

こんなに楽しみな誕生日、初めてかもしれない。
いつもいつも、親が仕事で家にいなくて。一人ぼっちだったから。

(どんな服着ていこうかなあ...___。)

そんなことを考えながら、私は眠りについた。









短くてスイマセン ;;
浮かばなかったので ___ 。









4年前 No.12

滴 . @hxx05 ★3DS=Wfu3OT0hk9











「ふあー、あ。」

日曜の朝。私は目覚ましがなる前に起きた。


「んーん。あー。恭ちゃあああああん?」

階段を下りながら、恭ちゃんを呼ぶが、返事がない。

(あれ...?おかしいなあ。休みの日は、早く起きるはずなのに。)

彼...恭ちゃんは、【休 み の 日 だ け】早く起きる。よく分からないけど、本人曰く体が勝手に起きるらしい。


「どうしたんだろー。恭ちゃ、ん?」

恭ちゃんの部屋の扉を開ける。そして、布団を取る。


「え?恭...ちゃん!?」

そこに、彼の姿はなかった。あったのは、遊園地のチケット三枚だけ...___。









(どーゆーこと?先に行ったの?)

疑問と、不安を抱きながら、私はリビングに入る。恭ちゃんがいるかも、なんて期待を持ちながら。
でも、そこに、人の気配はなかった。代わりに机の上に、一枚の手紙。

(...恭ちゃん、まさか......?)

信じたくない、答え。まさか、まさか、恭ちゃんは...___。
見たくない。見たくないのに。手が勝手に手紙の封を開けて。
...私はゆっくりと、そこに書いてある文字を読む。

【 涙衣へ

  俺、今日は、遊園地に行けない。ごめん。
  友達二人と楽しんできて。
  チケットは俺の部屋の布団の中にあるから。

  本当にごめん。そして、誕生日おめでとう。

          恭都より 】

ぽつり、ぽつり、と頬が水で濡れて。
恭ちゃんからの手紙に、大きなしみをつくった。









4年前 No.13

滴 . @hxx05 ★3DS=Wfu3OT0hk9














私はすぐに、秋と花音にメールを送った。
【恭ちゃんは今日来ません】と、だけ。
すぐに花音から返信があって、【え、え、どーゆーことッ!?】って、凄い驚いたみたいで。
私は、恭ちゃんからの手紙を撮って花音に送った。

秋からは、たった一言。【そう】とだけ。
(秋は何も知らないからしょうがないのかな。でも、冷たい。)





//



「るいるいー!大丈夫!?」

花音には、予定より30分ほど早く来てもらった。なぜなら、話を聞いてもらうため。
花音は、私よりも先に来ていて。マイペースな彼女にとっては、珍しいな、なんて。


「だ、大丈夫だけど...。」
「どーして!?何、また女の人?」

(女の人...、女遊び、ってことか。)
理由は書いてなかったけど、多分そうだろう。
私は、こくり。とだけ頷いた。


「え...。酷いよ、そんな人。なんで好きになったの。」

花音が眉を八の字にして、私に尋ねてくる。そんなの、私にだって分からないのに。


「もーさ。そんな人と、住むのやめなよ!!」
「...え?」














4年前 No.14

滴 . @hxx05 ★Android=gKnAGWjxug
















色々な方から、この小説を読んでいます、
と言われて、とても嬉しいです(*´∀`)
読者の方々、ありがとうございます、感謝してます。









「るいるい、自分で気付いてない?最近、幼馴染みさんのお話するとき、とても辛そうなの。
「辛そう...?私が?」

気付いてなかった。私、恭ちゃんの話するとき、そんなに辛そうにしてた?


「もっとさ、良い人を好きになりなよ。」
「...ッ!」
「例えばさ、...あーゆー人。」

そうして、花音が見たのは...。
(秋...?)
今、ここまで歩いてきている秋だった。














4年前 No.15

滴 . @hxx05 ★Android=gKnAGWjxug











「ど、どうして秋なの?」
「...すっごい鈍感なんだね〜。」

鈍感?私が?どういうこと?
どうして、花音は、そんなこと...。


「あれ、俺、遅れたの?」

秋が、「あれ?」というかんじで、首を少し傾げる。
確かにいつもなら、私たちのほうが遅いから、秋がそう思うのも仕方がないことなのだろう。
それに、秋は時間よりはやく来るような人だ。それなら、なおさら、だろう。


「るいるい。秋くんって、もう知ってるの?るいるいの気持ち。」
「え...?あ。」

(そういえば、まだ秋には私が恭ちゃんのこと、好きって言ってなかったな。)


「ううん。今から言う。」
「そっかあ。秋くん。ショック受けないよう、頑張ってね。」

さっきから、花音は何なんだろう。鈍感、だとか、ショック、とか。


「あのね、秋。私、恭ちゃんのことが、好きなんだ。」
「え...?」
「言う機会がなくて。ごめんね。」

私の言葉に、秋は相当驚いたみたいで無言だったけど、しばらくして、微笑んで、


「俺、応援する。」

って言ってくれた。
そのときの秋の微笑みが、何かを諦めたみたいな微笑みで。
なぜか、とても気になった。














4年前 No.16

滴 . @hxx05 ★Android=gKnAGWjxug











「...。」
「......。」
「ちょ、っと、なんで二人とも無言なの?」

電車の中。今のは私。無言なのは秋と花音。二人ともただひたすら、スマホをいじってる。
(...LINEしてるし。)
花音の画面を見る。勝手に見たのではない。見えたから見た。
(...は?秋とLINEしてる?)


「ちょ、花音...。どうして、秋とLINEしてるの?」
「!!るいるい、人の勝手に見ちゃ駄目だよ?」
「ご、ごめん...。」

なんか、仲間外れみたい。なんかサプライズ?でも、今日行くのは遊園地だし。
なんだか、誕生日なのに悲しい一日だな。









結局、電車の中では、あまり喋らずに遊園地についた。


「遊園地とか、久しぶりだなあ!!」
「ほんと、ほんとー!小学生ぶり?」
「俺、この前来たんだけど、なんか楽しみ。」

反応は様々。なんか、十代後半くらいの男女が、遊園地の前ではしゃいでるのは、変だ...。














4年前 No.17

滴 . @hxx05 ★Android=gKnAGWjxug
















「んーっと。何乗ろうかー?」

何乗ろう、なんて言っても乗るものは限られてるんだけど、なんて思いながらたずねる。


「主役サンが、決めて?」
「少しは決めてほしいのー。」

花音の言葉に、頬を膨らませる私。なんだか、遊園地に来たら心が幼稚園児レベルになってしまったようだ。


「えー。じゃあ、そーだなー。あれは?コーヒーカップ!!」

はしゃぎながら、花音。秋は、何も言わない。
秋のほうを、チラリと見ると、目があって微笑んでくれた。
でも、その微笑みは、やっぱりいつもと違って違和感を感じた。









「あ"ー。ギブアップウウウー。回りすぎたあーーー。」
「そりゃ、そうでしょ。あんなに速く、思いっきり回したら、誰でもそうなるわ。」

コーヒーカップに乗って、回りすぎて、おえおえ、と言ってる花音を、少し馬鹿にしながら、笑う私。
花音と私と秋で、同じカップに乗ってたけど、秋と私は、静かに目を閉じていたから無事だった。


「私...。休みたいー。」
「え!もーう。仕方無いなあ。じゃ、どーするの?」
「ベンチで休んどくー。二人で楽しんでえええ。」

花音の要求を、私は受け入れた。
でも、花音がベンチにふらつきながら戻っていくのを見て、思ったんだ。
いつもと何かが違う秋と二人きりなのは、なんか気まずいって。









4年前 No.18

しずく 、 @hxx05 ★Android=d6ymwCYQtS











「えーっと、どうしよっかあ。」

どうしよう、って、まあ、遊ぶしかないんだけど。
話題もなくて、なんとなく そう話してみる。
笑顔をつくっているが、ぎこちないだろう。


「別に、なんでも、いい。今日は涙衣の誕生日だろ。」
「そう言われても...。あ、あれは!?」

私が指差したのは、近くにある観覧車。
理由は なんとなく目に留まったから。それだけ。


「...いいんじゃない?俺、知らない。」
「...っ。どうして、そんなに冷たいの。」

ぽつり、と呟いた言葉は、秋には届かなかったのか、それとも気付かないふりをしているのか。
秋はスタスタ、と歩き出してしまった。









「カップルさんですねー。」
「っえ!?」

ここは、観覧車の乗り場。カップルだと思われてる私達。
秋のほうを見ても、関心なし、みたいな顔で。


「違っ...私達、カップ「...行くよ。」」

私が、違う。と否定しようとすると、秋が私の言葉を遮って、私の腕を掴んだ。


「え、秋!!」
「仲が良いんですね、!そんなお二人にはピンク色がオススメです...ああ、ちょうど来ましたね。どうぞ!」

私達二人の様子を見て、何処からそう思ったのか。
係の人は、私と秋の背中を押して、無理矢理ピンク色の観覧車に乗せた。


「え、え...ちょっとおお...!?」

私の声など聞かずに、ドアを閉める係員。
よく見ると、結構観覧車高くて。下までいくのに、数十分かかりそう...。














4年前 No.19

しずく。 @hxx05 ★Android=9iqTd2bsrz
















「っ...。」

どうしよう...。なんだかいつもと違う秋と二人で、しかもカップルと間違えられて観覧車に乗るなんて。
観覧車おりるにはしばらくかかりそうだし...。
何か話題...あれ?いつもはどういう風に話してたんだっけ?


「...涙衣。」
「っ、はい!?」

急に声を掛けられて、驚いて裏声で返事をしてしまった。
恥ずかしい...。


「どうしたの、いつもと違う。」
「...いつもと違うのは 秋のほうだよ。どうしたの?」
「理由、聞きたいの?」
「...聞きたいというか、気になるから...。」
「ほんと、涙衣って鈍感。...ま、分かった。知りたいなら教えてあげる。」
「秋...?」

やっぱり、なんか違う。恐い、秋の目が...真剣に私をとらえていて。


「俺がいつもと違うのは「〜♪」」
「...わ!秋、ごめんね。誰かから電話きた。」

内心、なんかホッとしつつ、私は電話に出る。


「...もしもしー?俺だけど。恭都。」
「っ。恭ちゃん...!」
「ごめんな。今日、行けなくて...。カオルに、会いに行ってた。」
「っえ...?」









4年前 No.20

しずく。 @hxx05 ★Android=9iqTd2bsrz











“カオルさんに会いに行ってた” ?


「ど、して...?別れたんじゃ...ないの?」
「別れたよ。」
「じゃあ...なんで。」

別れたのに会いに行くなんて。考えられない。
付き合ってなくても、“そーゆーこと”をしているの?


「...カオルがうるさいから。別れたあとも。涙衣のこととか、ぐちぐち言っててさ。俺に電話かけてきたりさ。だから、もう止めろ、って言ってきた。」
「そう...なの?本当に?」
「本当。まだ遊園地いんの?」
「うん...!あ、恭ちゃんも来る?」
「行こうかな。俺がいるところから近いしさ。」

「...っ。あのさあ、まだ?」

私と恭ちゃんの会話に割り込んできたのは、秋。


「え、あ、ご、ごめんね、秋...。」
「え。秋といんの?」
「...恭都は来なくていいから。」
「「...え?」」

恭ちゃんと私の言葉が見事に重なって。
私がもう一度口を開きかけたとき、秋は私のスマホを奪った。


「...!な、何するの、秋!?」

私がスマホを奪おうとした瞬間、ブツリ。
秋は、恭ちゃんとの通話を切った...。









4年前 No.21

しずく。 @hxx05 ★Android=9iqTd2bsrz











...秋、本当にどうしちゃったの?


「恭都はいらない。邪魔だから。」
「どうして、そんなこと...言うの?応援してくれる、って言ったじゃん!!」

私は思わず立ち上がる。そのせいで、観覧車がガタリ、と揺れる。
せっかくの誕生日なのに...。
恭ちゃんと、過ごせる、って思ったのに。
こんなの...ないよ...。気が付くと私の頬には涙が流れていて。


「涙衣...。」
「...っ、秋......どうして。どうしてよぅ...。」
「......涙衣。」

___...ふわり。
突如、目の前が暗くなって少し動揺するが、落ち着いて顔をあげると、目の前には整った顔の秋がいて。
ようやく、秋の腕の中にいるのだと、秋に抱き締められているのだと、気付いた。








4年前 No.22

しずく。 @hxx05 ★Android=9iqTd2bsrz











「...秋?」
「......涙衣。」

抱き締める力を、強められ、秋の匂いが私を包む。
...なんだか、安心するな、なんて。


「涙衣、俺、昔から涙衣が好きだった。」
「...え。」
「恭都 好きなのも薄々感じてたけど、小さい頃から、好きだった。いや、今も好き。」
「あ、き...。」
「返事はしなくて良いから。振られるの分かってるし。」
「......。」

...そのことに、私はずっと気付けていなかった?
ずっと秋が、どんな気持ちで私の傍にいたのか...。









「おーーーい!二人ともー!」
「花音...。」

秋に聞かされた話によると、花音は秋が私を好きなことを知っていたらしい。
さっき、LINEで二人で話してたのは、花音が秋を励ますため。
...まだ、信じられない...し。
それに...そんなこと言われたら意識しちゃう...よ。









4年前 No.23

しずく。 @hxx05 ★Android=9iqTd2bsrz











「...涙衣。」
「......恭ちゃん...。」

帰り道。花音と別れて秋と二人で無言で歩いていると、前方から恭ちゃんが。


「途中で遊園地入るにはチケットいることに気付いてさ、買うの並んでたし面倒臭くて行けなかった。ごめん。」
「あ...い、いいよ!全然。大丈夫!」

...秋に言われたこと、気にしてないのか。


「そっか...それより、秋。なんで電話切るんだよ。」
「言ったとおり、邪魔だったから。」
「はあ...?」
「...ちょっと恭都 来いよ。」

秋はそう言って、恭都と共に、私の前方に行ってしまった。
ーーー こそこそ話していて内容は全く聞こえない。






4年前 No.24

しずく。 @xx005 ★Android=9mgEaLo80c

















前垢で書いてた小説。
垢変えたし書くのやめよー、とか思ってましたけど、
アクセス数とてもあるし、愛読者様もいるのに、止めるのはもったいな、ってかんじで。
戻ってきました。あ、本人です、信じて下さいな。
それでは、続き書きます。









秋と、別れた後、恭ちゃんが唐突に話しかけてきた。


「涙衣。秋から、告白されたんだってー...?」

恭ちゃんが、じい、とこちらを見てくる。


「えっ。なんで、知ってるの......。」
「さっき聞いた。まー、秋。長いあいだ、好きだったもんな、涙衣のこと。」
「へっ。ほほ、ほんと!?なんで分かるの。」
「はーあ。涙衣は鈍感さんだなーあ。見てりゃ分かるし。」

そっか、そうだったんだ。私が鈍感だっただけで、みんな、秋の気持ちに気付いてたんだ。
でも...、恭ちゃん、私のこと言えないよ。
だって......私の気持ちに...、恭ちゃんは...。


「まーさ。フラれたあと、言わなきゃ良かったー、っつー後悔と、最後まで言えなくて言えば良かったー、っつー後悔は、後のほうの後悔のほうが大きいって言うし。伝えて良かったよな、秋は。」
「え...、そ、そうなの?」
「んー。そーだよ。」

どうしよう...、それなら、それなら、今、この雰囲気で、私も恭ちゃんに...告(い)う?
いや、そんな勇気はない...でも、いつか恭ちゃんが結婚して、想いを伝えられなくなったとき。私は...?
前までは、恭ちゃんが結婚して、そして、諦められたら、って、そう思ってたはずなのに。
今は...、


「...涙衣?どうかした?」
「っえ?」
「さっきから、深刻そうな顔しててさー。」
「...。」

恭ちゃんは...、よく私のことを見てくれてるんだな、って思った。
恭ちゃんは、いつだって優しくて。
私が告うことで、この関係が壊れるのは嫌だ。でも、言わないで後悔するのは...。

ずっとずっと、悩んで 私が出した答え。


「恭ちゃん、あのね...私、ね。ずっと前から...、」
「ん...?」

恭ちゃんが振り向く。私と目が、合う...。頭1個半くらい、背の高さが違う、恭ちゃん。
(ッ...やっぱり、怖いよ!)
でも、ここまできたからには、後戻りできない。
私がもう一度、口を開いたときだった。

ブーンブンブーン。

バイクが、私達の近くを通って、恭ちゃんがそっちを向いて「...るせぇな。」って舌打ちする。
そして、もう一度私のほうを向いて、


「で、何、涙衣?」
「う...う、ううんっ。何でもないよ...?」
「へーえ?」

明らかに、信じてないってかんじの顔。
...誤魔化せないなーあ。


「...いつか、言えるときがきたら。そしたら、そのときは 言うから。」

私はそれだけ言うと、歩き出した。

...そして、私が恭ちゃんに想いを伝えるときは もう二度となかった。










4年前 No.25

しずく。 @xx005 ★Android=9mgEaLo80c
















それから、一週間くらい経ったある日。

あれから、秋とは普通だ。恭ちゃんとも。花音とも。
何事もなかった、みたいなかんじ。まあ、秋のほうは、ぎこちないかんじするけど。

最近、また恭ちゃんの帰りは遅くなってきている。きっと、女の人、だ...。

私はお風呂にも入り、あとは寝るだけの状態で恭ちゃんのことを待っていた。
時刻は10時くらい。テレビをつける。特に笑える番組もない。
(...やだなあ。眠いよー...。待ちたいのに...。)
「ん、んん...。」と欠伸をして目を擦りながら ソファーに横たわる。
そして、しばらく経ったとき。ガチャリ、と玄関のドアが開いた。


「恭ちゃ...ん...。」

恭ちゃんからは、予想通りの女の人の、強烈な甘い匂い、と...そして、酒の匂い。
(あまり、お酒なんて、飲まないのに...。)
なんて思っていると、恭ちゃんの着てる黒いシャツの隙間から、恭ちゃんの首筋が見えて。
そこには...唇跡(キスマーク)。私は、よたり、とフラついた。


「涙衣、また待ってたの。」
「え、あ、う、うん...、え、と。」

恭ちゃんの大きな手が私の肩を掴む。


「え?...あ、の、恭ちゃんっ。やめて...っ!」

私が抵抗しても、びくともしない。そして、徐々に近付いてくる顔...唇。
(やだやだやだ...恭ちゃんが怖いよっ。)
初めてそんなことを思った。恭ちゃんが...怖い。
私の知っている恭ちゃんじゃない。それとも、これが本当の恭ちゃん...?


「恭ちゃんっ...酔っぱらってな...いでっ...。」

嫌じゃ、ないのに。嫌なはず、ないのに。だって、好きなんだから。
なのに、涙が出てくる。
(やだ...。私のことを、好きじゃないんでしょ、恭ちゃん。)
だったら、そんなこと...。
恭ちゃんの目が私を捕らえていて、目を逸らすこともできない。
いや...そう思って目を瞑った瞬間だった。

チュッ

生温かい何かが...違う。恭ちゃんの唇が...私の唇にあたった。
(私、私は...恭ちゃんと...今......。)
今、私は恭ちゃんにとって、ハナさんやカオルさん...その他の女の人と同じ。【ただの女】...。

気がつくと、パシン、と恭ちゃんの頬を叩いて逃げ出していて、自分の部屋のベッドの上。


「っ、や...嫌...っ。」

ぽろぽろ、と流れる涙。
どうして...嬉しいはずなのに.....。














4年前 No.26

しずく。 @xx005 ★Android=86EF5aLtdw




















 次の日、私は … まともに恭ちゃんのことを
 見れなくて 。
 恭ちゃんは 、昨日のことなんて
 覚えてないみたいだったけど 。
 (やっぱり 、私なんてそれくらいの … 存在。)
 事実にしゅんとしながら 、学校に行く 。


 「 … あっ 、るいるい ー ! 」

 花音が手を振ってくる 、それに私は
 笑顔で返す 。
 勿論 心からの笑顔ではない 。
 " 作り笑い " … だ 。
 でも 、そんなの花音にはお見通しみたい 。


 「 るいるい … 元気ないね ? 」

 なんて言われちゃった 。









 いつもの書き方で書くことにしました 。
 しばらくはこの書き方でいきます !










4年前 No.27

しずく。 @xx005 ★Android=begYUjI5tH
















あとから来た秋にも、作り笑いはすぐにバレた。
双方に私は 、


「 そ、そーかなあ !? 」

なんて言って誤魔化したけど、多分 誤魔化しなんて二人には通用しない。


「 るいるい、隠さずに話して ! 」

帰り際、花音が仁王立ちで 私の近くに立った。
その傍には 秋までいる。


「 … 何を ? 」
「 だーからっ、朝言ったでしょ、元気ないよ、るいるいっ 。 」
「 いつもどおりだってばーあ、 」
「 違うよ ! 」

花音が大声で怒鳴る。
どうやら、怒ってしまったらしい、
もう隠すのは不可能だ、
私はそう判断して、仕方なく頷いた。


「 分かったよ、話す。どっか寄ろう。 」

そう言うと、私は立ち上がった。










4年前 No.28

しずく。 @xx005 ★Android=Jz0FNQZIFQ

















「 って、ことだよ ? はは、まあ私もその程度だったんだよね、 」

近くのカフェに寄って 、秋と花音に昨日のことを話す 。笑って泣かないように頑張ったけど 、花音に「 無理しないで 。泣いても良いんだよ 。 」って言われるとすぐに涙がでてきた 。


「 … 恭 。許さねぇ 、 」

ぽつりと秋が呟く 。手は拳になっていて本気で怒ってるようだった 。今思えば秋はいつも私を救ってくれたな 、なんて 。

ーー どきん 。

… あれ 、なんだろう この気持ち 。
















4年前 No.29

しずく(お久し振りです!)。 @chu10 ★Android=ljqZWDw5Sm











覚えてるかたなんて、これっぽっちもいないと思いますが。
アクセス400越えのいいね22。私の中の最高記録だったのに、やっぱり書きたいなと思いまして。
過去ログかな、と諦めかけてましたがまだ残ってたのでこれからまた頑張りたいと思います。
垢この前と違いますが本人です、笑







「 聞いてくれて有り難う、花音。それに 、... 秋。気持ちが楽になった気がする、 」

悩み事とかあったら信頼できる人に話すのが一番だって言うけど本当にそうなのかも 。少しだけだけど楽になった 。

「 ううん!! だってるいるいが元気ないと 、私も元気なくなっちゃうし 。だからこれからは小さな事でも話してほしいよ ! 」
「 花音 ... 。ほんと有り難う 。 」

やっと止まった涙がまた溢れ出す 。花音が「 るいるいは泣き虫なんだから ! 」と笑った 。
それからしばらく花音と話したあと花音と別れた 。
秋と二人きりになるのはあの遊園地以来かも 、

「 涙衣 。帰ろう、 」

秋が何でもないように歩き出すけどやっぱりこの前のことを思い出しちゃうよ ... 。















3年前 No.30

しずく(何度目かの新垢登場!)。 @agh221 ★npBphofQOY_yoD

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3年前 No.31

しずく。 @agh221 ★bJ7uo9kdZM_yoD











一旦、恭ちゃんの家…基、自分の住んでる家に帰ると、鞄を置いてソファーに座った。
ふう、と一回だけ溜息をつき、天井を仰ぐ。
リビングを見ているとやっぱり夜のことを思い出すから。

「………ずっと。恭ちゃんのこと、…信じてたのに、なあ。」

ぽつり、と洩れた自分の声に苦笑する。
私は何を信じていたのか。…恭ちゃんが今まで私に何もしなかったのは、ただ女の人に困っていなかったから、で。
私についに手を出したのは、酔っていたから、とか…そんな理由じゃないのかな。

(…なんだか今は全部どうでもいい。)

そんなことを思いつつ、しばらく天井を見詰め、それからはっとしてスマホを握る。

(一応、恭ちゃんに言ったほうが良いよね?秋来ます、って。)

そう思い、『秋が泊まりに来ます。』とだけ入れた。











「涙衣ー。」
「…なーに?秋。」
「恭都おせぇよ。いつも何時に帰ってくんの?」

今、私は秋と並んでソファーに座っている。
夕食も食べ、お風呂も入り、あとは寝るだけ、って状態。
恭ちゃんは…まだ帰ってこない。…夕方送ったメッセージ、届いたはずだけど。

「えっと、そうだなあ。…女の人と遊んだ日は遅いよ。夜中の0時になることとか…。」

私がそう言うと、あからさまに秋は顔を歪めた。

「そんな時間まで、涙衣を一人にしとくのかよ。」
「………っと、もう慣れたから、………平気だよ。」

秋は優しい。こんなに私のことを気にかけてくれている。
――― もし、秋に新しい好きな人ができて、こんなふうにその子に優しくしているのを見てしまったら。

(きっと私は嫉妬する。…嫉妬するよ。)

本当は…最近、恭ちゃんのことを好きなのかよく分からなくなるときがある。
恭ちゃんのことを思うとすごく辛いしたまに恭ちゃんがいなくなればいい、って思うこともある。
それも恋の悩みだ、と信じてきたけれど本当は…、

恭ちゃんのことを好きだと信じたかっただけなのかな。

それ故に、自分を好いてくれている秋に甘えてしまってるのかも。
そんなんじゃだめだ。秋に迷惑をかけてしまう。

考え込んでじっと床を見ていると、ふいに秋の手が後頭部に触れた。
私の肩を掴んだ恭ちゃんの手を思い出して一瞬、怯えてしまう。
私が怯えてるのに気付いたのか、それとも私が悩んでいるのに気付いたのか。
秋は「大丈夫だから。」と言って私の頭を自分の胸に埋めさせた。
その状態に私はパニックになる。

「…!?あ、あああ、秋っ?」
「御免。少しだけ。」

秋はそう言うと片方の手を私の腰にまわして、ぎゅっ、と私を抱きしめた。
なんだろう、すごく安心する…。
そのときだった。





「ただいまー。涙衣…と秋。」





彼の声がしたのは。









3年前 No.32

しずく。 @agh221 ★iPad=x4dH2qn5RV









 「き、恭ちゃん…」


 恭ちゃんの元へ、…玄関に走ろうとしたものの、動けない。

 (…!?秋、なんで離してくれないの…?)

 少し秋の身体を押してみるも、びくともしない。こんなときにも これが男子の力なのか、などと若干場違いなことを考えてしまう私は馬鹿なのかもしれない。

 「あ、秋?離して」

 小声で秋に話しかけると、「やだ」という短い返事が返ってきた。抵抗しても動けないのは分かったため、もうどうにでもなれ!と 秋に身を預ける。
 恭ちゃんに見られても…私のことなんて どうも思ってないだろうし 人の家でいちゃつくな、ぐらいしか言ってこないだろう。

 (やっぱり…悲しいな)

 そう思い、目を伏せた瞬間だった。



 「………何やってんの、お前ら?」



 と いう言葉と同時に恭ちゃんがリビングに入ってきたのは。

 「何って、特に何も?てか 恭都こそ、こんな遅え時間まで何やってたんだよ?涙衣から聞いたぜ?女遊びしてる日は いつも帰りが遅いって。女遊びすんのは自由だけど、涙衣がいつもどんな想いで、待ってると思ってんだよ」

 秋は、私から離れると 恭ちゃんの前まで行き、ぎろり と彼を睨む。
 …小さい頃は、恭ちゃんのほうが背が高かったのに、今は二人並ぶと同じくらいだ。そんなことを考えながらも、私は二人のことを眺める。

 「………何もないのに、何で抱き締めんだよ。…はは、まさか 長年の欲がついに爆発でもした?」

 恭ちゃんは 軽く笑うと 真面目な顔…否、敵でも見るかのような目つきをした。

 「俺が今まで どんな想いで涙衣の傍にいたか、何のために女と遊んでたのか、知らないだろ?…は、俺はお前が羨ましいよ、………秋」

 途中、自嘲を挟むと、不意に泣き笑いの顔になった。
 私と秋の動揺が伝わったのか 恭ちゃんは少しの間俯くと、また前を向き、玄関の方に歩き出した。

 「恭ちゃん!?」
 「…恭都」

 まるで、私達の声なんて聞こえていないかのように 恭ちゃんは靴を履くとドアを開け 外に出て行ってしまった。

 「………恭ちゃん!!!待って!!!!!」

 急いでサンダルを履き、転びそうになるのにも構わず 恭ちゃんを追いかけ、歩くのを止めるために 抱きついた。

 「離して、涙衣。…今日は、もう帰らないから」

 恭ちゃんはやんわりと私の腕を離すと、再び歩き始めてしまう。今 止めようとしても、無理だろう。…そこまで思って気付いた。



 (…あれ?恭ちゃん、女の人の匂いが しなかった………)









2年前 No.33
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