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そして、私の大好きなNo.41 だけを表示しています。

このはβ.+・。* @harusaki ★xWbgY3bL81_hBy


「すみません、ちょっとトイレに……」




先輩たちに、そう言って、私は席を立った。




バーを出たけれど、どこにいるのかなんて、わかるはずもなく、ロビーやトイレを通り、自分たちの部屋へと向かい、廊下の角を曲がろうとした時だった。






―― !!





私は慌てて、曲がろうとした角に身を隠した。






ナツさんと、カオリさんが……




抱き合っていたから……。





――ズキン……






嫉妬と言う名の棘が、私の心に、深く突き刺さった。




胸が痛い……。




『嫉妬』が、私の心を破裂させてしまいそう。




痛い………


苦しい………




見たくないのに、目が離せなかった。



のどの奥の方が痛い。




泣きそうだった。




でも……涙は出ない。




びっくりしたから?




……違う。




理解が出来ないからだ。




ううん……したくなかったから。






「ナツ……」




カオリさんの可愛らしい声が、私の耳に届いた。




もう、見ていられなかった。




見ていたく……なかった。








カオリさんの後の言葉を聞く前に、私はその場を離れた。




……逃げたかった。




どこか、誰もいない所に。




私の足は無意識に外へ向かっていた。




空を見上げると、雪が、ちらちらと空から舞い落ちている。




静かで、暗い空の闇が私を引きずり込みそうだった。




……それでもいいと思った。




深い闇の中に消え去りたかった。




カオリさんは、きっとナツさんが……好き。




カオリさんの表情を見ていれば、わかる。




前からそんなの、わかっていたのに……




思いたくなかったんだ。




カオリさんが、ナツさんを好きだ……と言うことを。

2014/01/10 19:58 No.41

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