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天国までの10日間*物語の始まり*

 ( 恋愛小説投稿城 )
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なるるTwitter規制中 ★iPod=kG8TLxuP2H

はっきり言って切ない系です。
涙もろい人はご注意を。

主人公目線で物語を展開していきます

****************

一旦きりのいいところでupします。
まだまだ続きますが、お楽しみください。



設定:
主人公…田畑萌(23)
ある日いきなり余命宣告される…
萌の彼氏…テヒョン(23)大人気歌手

あらすじ

【天国までの10日間】第一章

ある日突然余命宣告をされた


後1ヶ月も生きられない


いつ命が尽きてもおかしくない


そんな中

残りの時間を生きていく為の
1つの道標


【やりたい事リスト】
の項目を実行しよう!!!



残されたわずかな時間を
全力で生きていく物語



BGMに東方神起の

Stand by Uとシアワセ色の花が(歌詞)

TAXI(メロディー)

オススメかもです!!(。-∀-)ニヒ♪

執筆状態:連載中

5年前 No.0
切替: メイン記事(48) サブ記事 (6) ページ: 1


 
 

なるるTwitter規制中 ★iPod=kG8TLxuP2H


今を生きよう…共に
prologue

[死]を意識してから

命あるものが愛おしく感じた…。

この世の全てが美しく見えた…。


この命を力いっぱい煌めかせよう。


最期の瞬間が訪れるまで……。


最期まであなたと共に生きたいと


心から願った…。

5年前 No.1

なるるTwitter規制中 ★iPod=kG8TLxuP2H

今を生きよう…共に
第一話:私の余命はもう無い


私「……え」


悪夢の様だった。


ある日、私は仕事場で倒れて
救急車で運ばれた。


しばらく目を覚まさなくて…。


意識を取り戻した時に
医者から受けた宣告。


───あなたは余命が
1ヶ月もありません。


また気を失ってしまうかと思った。


実際に目の前が真っ暗になるって
こういう感覚なんだと
生きてきて初めて知った。


私「…どうし……てですか。」


声が震えて、先生の顔が涙で滲んだ。


先生「数年前から、頭が痛くなったり
手足が痺れる事がありましたね?」


私「…あ、はい……
単なる不調かなって…」


先生「単刀直入に申し上げます。
萌さんの脳には腫瘍があります。」


私「………脳腫瘍?」


本やテレビドラマでしか
聞いたことの無い病名。


まさか自分が言われるなんて……。


私「…冗談」


先生「…ではありませんよ。」


先生は冷静に言い放った。


私「だって…先生…
私はこんなにピンピンして」

先生「今でも、背中や腰が
痺れているでしょう?
脳の腫瘍が神経を侵しているんです。」


嘘……でしょ…?


普通こうゆうのって
オブラートに包んで
説明するものなんじゃないの??


どうして先生はこんなにも
はっきり言うの??


先生「もう余命が無いと
考えた方がいいかもしれません。
ここまでよく生活して来れましたね。
僕がこうしてはっきり申し上げるのも
最期を萌さんに
全力で生きてほしいからです。」


最期…………って。


「最期なんですか?私………」


先生「えぇ。普通に動けるのは
よくて後3日ぐらいでしょうね。
その後は………
寝たきりになるかも知れません。」

不思議と涙は出なかった。


あまりにも驚きすぎて、現実味が無くて。


先生「やりたい事をやっておきなさい
力いっぱい生きてください。」


私に「余命はもう無い」
と宣告した先生は
最後にそう言った。

続く。

5年前 No.2

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今を生きよう…共に
第二話:優しい彼


TH「………嘘だろ。」


目の前の彼はそう言った。
私が付き合っている、彼。
世界で1番大好きな、彼。


私「嘘じゃない、本当。」


不思議と冷静な私。


まだ心のどこかで……
嘘だと信じているから。


私「本当なんだってば……。」


TH「萌が死ぬなんて………
信じられない。」

私「じゃあこれ。」


私が彼に見せたのは診断書。


病名の欄には難しい名前だけど
要するに……
【脳腫瘍】
って名前が書いてある。


TH「嘘だろ…??
だってこんなに…元気なのに。」


そう言って彼…テヒョンは
私の頭に手をおいた。


TH「今だって息をしているのに……」


私「…ねぇ、テヒョン…。」


私は先生の宣告を受けた時から
ずっと考えていた事を口にした。


私「…私達、別れようか。」


だって、私はいつこの世界から
居なくなってしまうか
分からないもの。


テヒョンだって、
私が息をしなくなってしまうのを
目の前で見るのは辛いだろう。


それなら今のうちに別れて
私は1人で死んでいけば
テヒョンは悲しくないから………


TH「嫌だ。」


テヒョンが即答した。


TH「嫌だ。」


また繰り返す。


私「…なんで。」


テヒョンは私の顔を見つめながら
言った。


「僕が居なくなったら
萌はどうするの?
独りぼっちで逝くつもり?
そんなのは僕が許さないからな。」


私「………………」


TH「最期なら…
最期まで僕が一緒に居るよ。」


座ったまま肩を抱かれた。


テヒョンは私を見ない。


天井をにらみつけたまんま。


きっと涙を我慢しているのかな。


逝ってしまう私より


残されてしまうテヒョンが


苦しいんだ。


私「……テヒョン、ありがとうね。」


TH「大切な人の傍に居るのは
当然の事だ。
お礼なんか言う必要無いよ。」


私「……そっか。」


でも感謝している。

ありがとう。


親は両方とも早くに亡くなって


兄弟も居ない私だから
不安だったんだ。


本当は。


独りで逝くのかなって。


テヒョンが居てくれることで


少しでも心が楽になるのは
事実だから。


続く。

5年前 No.3

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今を生きよう…共に
第三話:やりたい事リスト

私「…出来た。」


私が書き上げたのは…

【やりたい事リスト】


テヒョンに私の余命の事を話してから
しばらく2人で考えて
テヒョンが提案した。




─ 最期の瞬間までに、やりたい事を
出来るだけ沢山やろう。
少しでも、
あぁ楽しかったなって思える様に。


テヒョンがずっと
涙を我慢しているのが分かった。


テーブルの下に隠した右手がずっと
震えているのも分かった。


だけどテヒョンは
私に不安を見せまいとして
頑張ってくれている。

だから、私も泣いたりしないと決めた。


もう、いいんだ。


こうなったら、最期の最期まで
とことん生きてやるから。


そして、最期の瞬間に
《いい人生だった》
そう思いながら逝けたらな。


そんな想いを込めた
【やりたい事リスト】


・アイスを沢山食べる。
頭が痛くなるくらい。
・ブランコを力一杯こいでみたい。
・海で泳ぎたい。
・夜空いっぱいの星を見たい。
・犬が飼いたい。
・Superjuniorのライブが見たい。
・原っぱに寝っ転びたい。


TH「……子供みたい。」


リストを見たテヒョンが吹き出した。

TH「何だよこれ。最後の。
Superjuniorのライブが見たいって?」


私「だってキュヒョン格好いいから。」

TH「……………えっ!?」

私「好きなのはテヒョンだよ?
だけどキュヒョンも格好いいから…。
見てみたいかな、なんて。」

TH「Superjuniorのライブは
しばらく無いから…
無理だけど、キュヒョンに会うくらいなら
僕が呼べば出来るよ。」


私「本当に!?」


自分でも、
私今顔が凄い明るくなったな
って感じた。


何より。


会話が暗くなかった事に少し安心した


一番悪いのは、暗くなってしまう事。


そうなれば…
生きている時間も短くなるって

先生に言われたから。


明るく、つとめて明るく、生きよう。


残りの時間を。


TH「そうか…
キュヒョンが好きだったのか…。」


私「だけどッ!テヒョンが好きだから!
キュヒョンは格好いいって思うだけ!」

TH「ふふっ…明日にでも会おうか?
これだけじゃない。
このリスト…全部やってしまおう。
萌が何より楽しいのが一番だから。」


私「うん。…でも出来るの?」


TH「…事務所には事情を話して
休みをもらうよ。大丈夫。
これまでに休みなんか貰ってないから
今更休めない、なんてこと無い。」

そう言ってテヒョンは笑った。

続く。

5年前 No.4

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今を生きよう…共に
第四話:・アイスを沢山食べる。

テヒョンが事務所に事情を話して
休みがもらえる事になった。

さすがに事務所も、
人の人生の最期とあっては
何も言えなかったのだろうか。


TH「と、いうわけで……。」


テヒョンが
【やりたい事リスト】を見た。


TH「まずは出来る事からやろう。」


指差したのは、

・アイスを沢山食べる。
頭が痛くなるくらい。


私「アイスアイス!
私、冷たいものを食べて
頭が痛くなった事
無くて……だから一度経験したい。」


仕方ないなぁってテヒョンが笑って。


2人で手をつないで
近くのコンビニに行って
アイスを山ほど買ってきた。


私「こんなに沢山買ったの初めて!」


帰宅して、
テーブルの上に広げたアイスを前に
テンションが上がる私。


TH「溶けるから早く食べよう。
取りあえず一個選んで、
残りは冷凍庫。」


2人で慌てて大量のアイスを抱えて
冷凍庫に運んだ。


TH&私「「いただきまーす!」」


2人で声を揃えて、
ソフトクリームの
てっぺんから食べた。


私はバニラ、テヒョンはチョコ。


私「ふふふ……美味しーい。
チョコも食べたいから交換して!」

TH「分かった分かった!!
後一口食べてから。」


時々交換して食べたりして。

ソフトクリームは完食。


TH「2個目行っきまーす!」

私「いただきまーす。」


2個目はシャーベット。


オレンジのシャーベットを
2人とも選んだ。

私「シャーベットって……
あんまり食べないかも。」

TH「そう?僕は結構食べるけど。」


なんて話をしながら食べていたら。


TH「あー、きたきた。キーンって。」


テヒョンが眉間にシワを寄せて
こめかみに手を当てた。


私「あれ?私まだ全然痛くないけど?」

TH「食べ方なんだよ。」


そう言ったかと思うと、テヒョンが
自分のシャーベットの残りを全部
私の口に入れてきた。

私「ふはっ、ほおひって!
(うわっ、多いって!)」

TH「まだまだ足りない!」

テヒョンは私の残りも
口に突っ込んできた。

その瞬間。

きたきた……!

私「ああっ!痛いっ!?キーンって!」


人生初の冷たいものを食べた頭痛。


そっか、食べ方によるんだ。
ちびちび食べるんじゃなくて
一気に食べたら頭が痛くなるんだ。

TH「この頭痛を
アイスクリーム頭痛って
言うんだって。」

自慢気に言ったテヒョン。

私「それ結構有名な
豆知識じゃない?」

TH「えっ?そうなの!?」

私「ふふふ……」

続く。

♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪


駄作者より。

すいません…

いままでの小説でどちらのセリフか

分からなくて…

読みづらい感じですよね…

でゎでゎ…修正しますっ!

5年前 No.5

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5年前 No.6

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5年前 No.7

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今を生きよう…共に
第七話:ドライブキャンプに行こう


その日はずっとテヒョナと
遊んでいた。

本当に可愛くて飽きない。

TH「どっちかというと、
萌にテヒョナがつきあってやる
感じに見える」

とテヒョンは笑っていた。


私「テヒョナ、どこに隠していたの?」

TH「昨日の夜、ベランダに置いといて
今日出掛ける時に、忘れ物をしたって
部屋に戻って。」

私「そういえば。」

TH「あの時にテヒョナを
部屋に入れたんだ。」

私「ふーん…ねぇテヒョナ。」

呼び掛けると、
床を転げ回っていたテヒョナが
動きを止めて、私を見た。


人間の言葉とか分かるのかな。


私「少しの間、
私の人生につきあってね?
テヒョナ。」


テヒョナは、クンクン鳴きながら
床に座っている
私の膝の上に登ってきて
お腹に頭を擦り寄せてきた。


まるで、

そんな事言わないで。
ずっと一緒に居よう。


と言っているようにも見えた。


私「…あはは、気のせいか。」


TH「ねぇ、萌。」


テヒョンは
【やりたい事リスト】を眺めていた。

既にいくつかの事は達成したから
二重線で消してあって、残りの項目。

・ブランコを力一杯こいでみたい。
・海で泳ぎたい。
・夜空いっぱいの星を見たい。
・原っぱに寝っ転びたい。


TH「これを全部出来る方法を
考えていたんだけど…。」


しばらく黙り込んだテヒョン。


TH「…よし。」


意を決した様に口を開いた。


TH「ドライブに行こう。」

私「ドライブ?」

テヒョンは得意気に言う。

TH「2泊3日のドライブキャンプ。」

私「…出来るの?」

THN「クゥーン?」

テヒョナも不思議そうにしている。


TH「1日待ってて。
僕が色々調べるから。
そうだ、萌は準備をして。」


私「準備。」

テヒョン「そうだなー…
食べ物とか、荷物とか準備して
水着も買っといたら。」


テヒョンの言葉を聞いているうちに
出来そうな気がしてきた。

私「分かった!明日色々買いに行く。」

TH「キャンキャンっ!!」

テヒョンと、跳ね上がって喜んだ。

私「テヒョンがドライブに
連れて行ってくれるって!
楽しみだね〜!テヒョナ!」

THN「ワンワンッ!」

続く

5年前 No.8

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今を生きよう…共に
第八話:車で買い物へ


次の日。

朝から私は出掛けた。

もちろん、キャンプの買い物。


テヒョンの配慮で、
ソンギュさんが
車を出してくれる事になった。

病気のせいなのかな。
最近は長時間出歩くのが、辛い。

色々なものを売っている
ショッピングモールまでは
電車で行けるのだけれど、
少し遠いから、心配したテヒョンが
ソンギュさんに頼んでくれた。


SG「萌ちゃん、久しぶりだね〜。」

早朝から車で来てくれたソンギュさん。

TH「ヒョン…
本当にありがとうございます。」

SG「いいよいいよ!!
テヒョンの為でもあるし
萌ちゃんの為ならこんな事くらい
どぅって事無いよ。」

TH「萌の事見ててやってください。」

SG「うん、大丈夫。あ、そうだ。
宿舎に着替えとか取りに来なよ。
ジェジュニヒョンがまとめてくれてるから」

TH「分かりました。じゃあ、萌。
行ってらっしゃい。」


駐車場でソンギュさんの車に
乗り込んだ。

テヒョンが見送ってくれる。


私は後部座席に座って、
片手でハンドルを握って運転する。
ソンギュさんの仕草を
何となく見ていた。


しばらくして、信号で止まった時。

ずっと前を見ていた
ソンギュさんが振り向いた。

SG「萌ちゃん、後ろじゃなくて
ここにおいで。」

そう言って助手席の背もたれを
ポンポンと叩いた。


私「でも…テヒョンが、
助手席には座るなって…」

SG「俺に食べられちゃうとか?
まったくテヒョンは心配性だなぁ。
大丈夫だよ、食べない食べない。」

ふにゃっと笑ったソンギュさん。

私「食べるって……。」

SG「せっかくのドライブなのに
後部座席は寂しいよ。
いいからおいで。
おしゃべりしよう。」


ソンギュさんに手を引っ張られて、
私は助手席に移った。


私「あ、青信号。」

ソンギュさんがアクセルを踏んだ。


私「あの、ソンギュさん。」

SG「どうしたの?」

私「今日はありがとうございます。」

SG「またまた。
お礼は要らないよ。
萌ちゃん、
どうして今日俺が来たか分かる?」

私「…仕事が無かったからですか?」

SG「ふふっ…それもあるけどね。」


SG「俺さ、喘息持ちなんだ。」

私「そうだったんですか。」

知らなかった。
ソンギュさんが喘息だったなんて。

続く。

5年前 No.9

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今を生きよう…共に
第九話:水着選び

SG「だから…辛いのとか分かるんだ。」

私「…はい。」

SG「喘息の発作が酷くて
呼吸困難になった時は
本当に死ぬかと思った事もあった。」

私「大丈夫…なんですか。」

SG「まぁね。
車の運転ならユノヒョンも出来るし、
買い物ならジェジュニヒョンが得意。
だけどテヒョンが
俺に頼んでくれたのは
多分、そうゆう経験があるから
だと思う。
だから……」

私「…………」

ソンギュさんは私を見て
微笑みながら言った。

SG「しんどくなったら
すぐに言ってね?約束。」


小指を出してきたから、
少し戸惑いながらも
私の小指を絡ませた。

ソンギュさんは、
私の病気の事も分かっていた。
だからといって腫れ物にさわる様な
扱いをするでもなく
慣れたような態度だった。

きっと…喘息の発作で入院した時
私と同じ様な人を沢山見てきたんだ。

SG「これなんかいいんじゃない?」

私「えー?ソンギュさんの
好みじゃないですか。」

今選んでいるのは水着。

海で泳げるらしいけど、
水着が無いという事に気付いて、
急遽、テヒョンが
買い物メモに書き加えた。


ソンギュさんが指さしているのは
…体を隠す布がかなり小さい水着。


私「こんなの無理です!」

SG「テヒョンが喜ぶよ?」

私「えっ…………。」

その言葉で、
なら着ようかと考えてしまう私。

そんな私にソンギュさんは大爆笑だ。

SG「冗談冗談!!
こんなの着たらテヒョンが怒る。
《他の男にこんなの見せられるかッ!!!》ってね。笑」

テヒョンの物真似が
思いの外そっくりで
笑ってしまった。

SG「んー、何か中学生みたい。」

SG「……色気が無い。」

SG「オバサンかよって水着だな。」

SG「……………ぷっ。」


いいって言ってるのに
俺が見てあげると言うから
試着して見てもらっているけど……。

私「ソンギュさん、何なんですかー!」


私が選んだ水着は何だか駄目みたい。

SG「萌ちゃん、萌ちゃん、これ。」


しばらく試着室の前から離れていた
ソンギュさんが戻ってきた。

SG「これ着てみて、似合うから。」


私はあんまり気に入らなかったけれど
着てみて鏡に映してみた。


あ……可愛い。

私の体型にも合うデザイン。


私「ソンギュさん…着てみました。」

ソンギュさんも見た途端に拍手喝采。


SG「可愛い!テヒョンが喜ぶよ!」

テヒョンが喜ぶ……
その言葉に心が踊った。

私「これ買います!」

財布からお金を出そうとした
ソンギュさんがカードを出した。

SG「これは俺からのプレゼント。
着てね?」

続く。

5年前 No.10

なるるTwitter規制中 ★iPod=kG8TLxuP2H

今を生きよう…共に
第十話:ただいま。おかえり。

帰りの車内で、
私はいつの間にか寝てしまっていた。


TH「萌、起きて。」


私の肩を叩いたのは、
テヒョンだった。


私の家があるマンションの駐車場に
着いたから、テヒョンが下まで
降りてきてくれたみたい。

TH「こらッ!
助手席に座るなって言っただろ!」

私「あ、ごめんなさい。」

SG「俺が座ってって言ったの〜。」

TH「まぁそれなら…
ってなると思ったかッ!」


テヒョンの鉄拳が飛んでくる…!!
と思っていたら
優しく頬をつねられた。


思わず瞑っていた目を開けた。

テヒョンが優しく笑っている。

TH「おかえり、しんどくなかった?」

私「大丈夫だったよ。
途中で休憩したりした。」

TH「ソンギュヒョン、
今日はありがとうございます。」

SG「俺も楽しかったよ。」


またお出掛けしようね、
とは言われなかった。

その事にソンギュさんの
優しさがあった。

もうお出掛けなんて
あるか無いか………
無いかな。


私「ソンギュさん、さようなら。」

SG「萌ちゃん、楽しんでね。」


最後に握手をして別れた。


テヒョンが
買い物の荷物を持ってくれる。


駐車場を出て、エレベーターの前まで
歩きながら、話した。


私「テヒョン。」

TH「どうしたの?」

私「ありがとう。
ソンギュさんで良かった。」

TH「…そっか。楽しかった?」

私「うん。水着も買ったよ。
というかソンギュさんのプレゼント。」

TH「そうなの?良かったな。」

テヒョンが私を見て微笑んだ。

TH「ずっと行く場所を
考えていたんだ。」

私「大丈夫だった?」

TH「うん、ばっちり。全部出来るよ。」

私「本当!?楽しみ!」

TH「明日出発だから
急いで準備をしよう。」


お互い口に出さないけれど……
分かっていた。


私達にはもう、残された時間が無い。


日に日に私の体が衰弱していっている。


買い物途中も、疲れてしまって
何回も休んだ。

すみません。
と謝る私をソンギュさんは、
それは仕方ない事だと慰めてくれた。


TH「……早く準備して、早く寝よう。」

私「うん。」

続く。

5年前 No.11

なるる @lovetvxq ★iPod=kG8TLxuP2H

今を生きよう…共に
第十一話:消えていく私

私が買ってきた物や荷物を鞄に詰めて。
水着はお楽しみに隠しておいて。

その日の夜も2人で同じ布団に入った。
大きな枕の上で頭をくっつけて寝る
のが幸せな時間。

テヒョンが隣に居れば、
いつだって幸せな夢を見ていた。

だけど、今日は寝る前に
そんな事を考えてしまったのが
駄目なのかもしれなかった。


私は寝ていたはずなのに
気付けば、布団から抜け出していた。

そして、眠っているテヒョンと私を
見ていた。

私の意識が体から抜け出した様な感覚。

しばらくそのままだった。

窓の外が明るくなってきて
夜が明け始めたのだと気付いた時。


テヒョンが目覚めた。

私「…あ、テヒョン。」

私はテヒョンに声を掛けたのに。

テヒョンの視線は、
隣に横たわる私の顔にそそがれている。

TH「萌?」

テヒョンが震える声で
私の名前を呼んだ。


寝ている私は返事をしない。


どうしたらいいか分からないけど
早く私の体に戻らなきゃ……。


布団に横たわる私の体に近付いたけれど
どうしたらいいのか分からない。

「萌!?萌!?」

テヒョンが私の名前を呼んで、
私の肩を揺さぶる。

それでも私は目を覚まさない。

……違う。


私が息を、していない。


生気の無い顔をしていて、目を開けない。


テヒョンが涙を流している。

私「ねぇ、泣かないで!止めて!
私はここに居るよ!!」


私の体を揺さぶるテヒョンに
触れようとしたら
触れなかった。

私の手がテヒョンの体を
通り抜けてしまう。


私「止めて!泣かないで!」


テヒョンがボロボロ涙を流している。


私の声もテヒョンに届かない。


私「あぁっ……」


私は自分の体を見て、
小さな悲鳴を上げた。

腕に窓から差し込んだ
朝日が透けている。

体が透明になってきて…。

私「嫌だ…どうして……
テヒョン!テヒョン!」

どんなに叫んでも、
どんなに泣いても、

私の体が消えていく。

私「嫌………」

続く。

5年前 No.12

なるる @lovetvxq ★iPod=kG8TLxuP2H

今を生きよう…共に
第十二話:心配する彼と犬

TH「萌!?大丈夫か!?」

テヒョンに起こされた。

目を開けると、心配そうなテヒョンの顔。

私「テヒョン………。」

私の頬を舐めているのは、

私「テヒョナ…」

私の頬の涙を舐めたのか、
ぺっぺっと舌を出す仕草をした。

それが面白くて少し笑えた。

TH「萌……どうした?」

布団から起き上がった。

私「悪い夢を見たの…。
私が死んでしまった。」

テヒョンは何も言わず
抱き締めてくれた。

TH「大丈夫…。萌はきっと大丈夫…。」

テヒョンの優しい手が背中を撫でる度
私の心は落ち着きを取り戻した。

TH「テヒョナも心配してるよ。」

テヒョンに言われて、ハッと見ると
少し離れた場所でテヒョナが
しょんぼりした様子で座っていた。

私「テヒョナ、おいで。」

手を伸ばすと、トコトコ歩いてきた。

私「テヒョナ、ごめんね。
私は大丈夫だよ。安心して。」


膝の上に抱いて頭を撫でると
テヒョナがクンクン鳴いた。


TH「萌。」


テヒョンに名前を呼ばれて顔を上げると
目の前にテヒョンの顔があった。


TH「萌は大丈夫だよ。僕が居るから。」


テヒョンが私のおでこに
軽いキスをした。

そしたら私の膝の上からテヒョナが
逃げていった。

続く。

5年前 No.13

なるる @lovetvxq ★iPod=kG8TLxuP2H

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5年前 No.14

なるる @lovetvxq ★iPod=kG8TLxuP2H

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5年前 No.15

なるる @lovetvxq ★iPod=kG8TLxuP2H


今を生きよう…共に
第十五話:・星空を見たい

急ぎ気味にお風呂を済ませた
テヒョンと部屋に用意された
ご飯を食べた。


「ここは都会とは
少し離れておりますので
星がとても綺麗に見えますよ。」

給仕をしてくれた人の話を聞いて
私はテヒョンを見た。

TH「食べ終わったら散歩に行こうか。」

私「星空……見れるの?」


夜ご飯を食べ終わった後、部屋を出た。

TH「萌、おんぶしようか?」

先を歩いていた
テヒョンが立ち止まって
しゃがみこんだ。

私「え?どうして?」

TH「疲れてるでしょ?
僕はまだまだ元気だから。」

私「私、重いよ。」

TH「いいからいいから。」

テヒョンの大きな背中に体重を預けた。

テヒョンは私を軽々と背負って歩く。

もう辺りは真っ暗で。

テヒョンの足元には
テヒョナがぴったりついてきている。


TH「萌、目を瞑ってて。」


テヒョンにそう言われたから目を閉じて
テヒョンの肩に頭を乗せた。

テヒョンの歩みに合わせて
ゆらゆら揺れる。


どれぐらい歩いていただろう。

テヒョンが立ち止まった。

TH「萌。着いたよ。
目を開けて見上げて。」


テヒョンに背負われたまま
そぉーっと目を開けると。


私「わぁ…!」


私達の目の前には星空が広がっていた。

私「綺麗……。」

TH「寝っ転がる?」

辺りは原っぱだった。

気持ちのいい風が吹いている。

私「うん。」

テヒョンの背中からおろしてもらって
草の上に仰向けに寝っ転がった。

テヒョンも隣に寝っ転がる。

テヒョナは喜んで
どこかに走っていった。


「………………」「……………」


しばらくの間私達は無言だった。

それくらい目の前の
星空に圧倒されていた。


TH「萌。」

私「……何?」

TH「良かったね。星空が見れて。」

私「うん。原っぱに寝っ転がるのって
こんなに気持ちいいんだ。」

テヒョンがふと起き上がった。

私「テヒョン?どうしたの?」

TH「………これ。」


テヒョンが私の手に握らせたのは。

夜空にかざした。

そこで輝く星にも負けないくらいの
煌めき。

私「…指輪?」

慌てて起き上がろうとしたら
「そのままでいいよ。」と抑えられた。

TH「指輪、だよ。」

テヒョンが私の顔を覗き込んで笑った。

私の左手を取って指輪をはめてくれる。

TH「こんな……いいの?
私……もうすぐ……」

続きを言う前に
口をテヒョンのキスで塞がれた。

TH「僕達は、今を生きるんだ。」

長いキスの後、
テヒョンがポツリと言った。

物語の途中に続く。

予告…
次辺りから病気悪化するかもです。
進み遅くてごめんなさい…。

5年前 No.16

なるる @lovetvxq ★iPod=kG8TLxuP2H



【天国までの10日間】第2章

ある日突然余命宣告をされた


後1ヶ月も生きられない


いつ命が尽きてもおかしくない


そんな中 残りの時間を生きていく為の

1つの道標


【やりたい事リスト】
の項目を実行しよう

と、ゆー訳で…二章スタート!!

5年前 No.17

なるる @lovetvxq ★iPod=kG8TLxuP2H

最期の瞬間まで
第十六話:死ぬ事は

私達はしばらく寄り添って
星空を見上げていた。

どこかに行っていたテヒョナも
いつのまにか戻ってきていて
私の膝の上に鎮座する。

TH「おー、おー、テヒョナ、
お前は空気を読むいい犬だな。」

テヒョンに撫でられても
澄まし顔のテヒョナ。

私が撫でると途端にクンクン鳴いて
甘えてくる。

私「私の方が好きなんだね
チャンドラー。」

TH「お前も結局
女が好きなんじゃないか。
テヒョナよ。」

TN「ヴゥッ!」

私「あ、唸ったよ。テヒョナが怒った。」

TH「本当にお前は
僕が嫌いなんだなー。」


2人と1匹で見上げた星空は

とても、とても輝いていた。


不思議と死ぬ事が怖くなかった。

だってあの星空に昇っていけるなら

寂しくない…………。


いつでもテヒョンと
テヒョナを見守れる…。


あの綺麗な星空に行けるなら


死ぬ事は怖くない…。

続く。

5年前 No.18

なるる @lovetvxq ★iPod=kG8TLxuP2H

天国までの10日間 物語の途中

最期の瞬間まで
第十七話:ドライブは続く

翌朝。


テヒョナがお腹にダイブしてきて
目が覚めた。

テヒョンはもう既に起きている。


TH「テヒョナが、
僕達の間に潜り込んできて
邪魔をしたんだ。」


テヒョンの話によると
さっきまで気持ちよく
2人で熟睡していた中

テヒョナが飛び込んできて
テヒョンの首に噛みついたそう。


私「テヒョナ?」

テヒョナは部屋の隅っこで拗ねていた。

TH「痛いよこれ。萌、見てー。」

テヒョンに首もとを見せられた。
確かに噛まれた跡が残っている。

私「でも、甘噛みでしょ?
大丈夫じゃない?」


TH「痛い、痛い。」

痛がるテヒョンを
テヒョナがにらんでいる。

人間と犬のバトルを見た気がした。


朝ご飯を食べてから、
ホテルをチェックアウトして再び出発。


私「今日はどこまで行くの?」

TH「キャンプ。
…あ、でも泊まるのはバンガロー。」

私「楽しみーっ!」

TH「昼は適当に食べるけど
夜はバーベキューして……」

TN「キャンキャンッ!」

TH「テヒョナはドッグフード。」

喜んだテヒョナがテヒョンの一言で
テヒョンを睨みつける。


私「喧嘩はしない。
チャンドラ〜、おやつ。」

犬専用のクッキーを食べさせて
テヒョナの機嫌取り。


鞄の底に入っていた
普通のバタークッキーも
テヒョンと半分こして。


ドライブは続いた。

続く。

5年前 No.19

なるる @lovetvxq ★iPod=kG8TLxuP2H

最期の瞬間まで
第十八話:・ブランコを力一杯
こいでみたい。

数時間のドライブをして、
キャンプ場に到着した。

私「あ、ブランコがある!」

ブランコを発見して
テンションがあがる私。

TH「乗れば?」

私「…うん!」


子供の頃、公園なんか行ったこと無くて。

ブランコにも
あまり乗ったことが無いから。

ブランコに座って、
テヒョンに背中を押してもらった。

大人にもなって
馬鹿みたいにハシャいだ。


こんなに、高くこいだ事は無い。


頭上の太陽が眩しくて。


青い空がとても近くて。


手を伸ばしたら今にも届きそう…。


TH「萌?」


何だか頭がクラクラする。


暑いはずなのに。


冷たい汗が背中を伝った。


テヒョンが気付いて、
すぐにブランコを
止めてくれなかったら。


高い位置までこいだ状態で
落下していたかも知れない。


テヒョンが大きく揺れている鎖を掴んで
ブランコを止めてくれた。


TH「萌?大丈夫か?顔色が悪い……。」


テヒョンの顔を見て、
大丈夫だって言おうとしたのに。


静止したブランコから
ずるずると私は地面に崩れ落ちた。


暑い…ものすごく暑いのに…………
寒い。


地面から私を抱き上げたテヒョンが
何かを言っている。
テヒョナが駆け寄ってくるのが
視界の隅っこに映った。


ダメだ…体に力が………入らない。


テヒョンの頭越しに青空が見える。


ブランコをこいで、
近付いた青空はとても近くにあった。


手を伸ばしたら、
その青の中に溶けていきそう。
吸い込まれていきそう。


テヒョンの顔に視線を戻したら
視界が霞んだ。

意識が遠のいていく。


テヒョンの腕の中で、私は意識を失った。


最後まで残っていたのは、
必死に私の名前を呼ぶ
テヒョンの声の余韻。


萌ッ!!

萌ッ!─────────────

続く。

5年前 No.20

なるる @lovetvxq ★iPod=kG8TLxuP2H

最期の瞬間まで
第十九話:「泣かないで……」

目が覚めると、私はベッドに寝ていた。

私の右手を握っているのは、テヒョン。

テヒョンは目を閉じて俯いている。

言葉が出るよりも先に、
テヒョンの手をぎゅっと握った。


ハッとテヒョンが顔をあげた。


「萌…!」

テヒョンの表情を見て
あぁ、とても心配させてしまった…
と思った。

私「ごめんなさい。
キャンプ中止だね…。」

TH「そんな事いいから…。」

テヒョンの手が震えて、
私の手を強く握り締めた。

TH「医者が、もしかしたら
もう目を覚まさないかも
って言ったから…。
怖かった……。」


初めてリアルに感じた「死」だった。


TH「ごめん。一番怖いのは萌だな。
本当に、ごめん。」

テヒョンがベッドの上の私を
抱き締めた。


私「テヒョン…。私、死ぬんだ。」


自然に口から出た言葉。

テヒョンの瞳から涙が零れた。


TH「そんな事…言うなッ……!」


私を強く抱き締めるテヒョンを離した。


私「テヒョン。私、死んじゃうんだよ。
心の準備が……必要。」

ここで私が頑張らなきゃ
テヒョンがどうするの?


私「ねぇ…。」

何も言わないテヒョン。
目頭を押さえて俯いているのを
私の両手で頬を挟んで顔を上げさせた。


私「いつ、消えちゃうか分からないけど。
そうなった時はびっくりしないで。」


TH「萌が……
萌が死ぬなんて事…ある訳ない。」

首をふりふり、涙ながらに
言葉を発するテヒョン。

私「大丈夫。私は怖くないよ?
死ぬ事が。」


嘘。


本当は少し怖くなってしまっていた。


星空を見上げた時は
全然怖くなかったのに。


今、目の前で涙を流すテヒョンを見て。


この人を残して逝きたくないと
思ってしまった。


私「テヒョン…大丈夫だよ。」


あんなに強かったテヒョンが。
仕事でどんなに辛くても
泣かなかったテヒョンが。


ボロボロ泣いていた。


私「………泣かないで。」


テヒョンの涙を拭こうと、
頬に手を伸ばした。


けれど。


「泣かずに……居られるかッ………!」

続く。

5年前 No.21

なるる @lovetvxq ★iPod=kG8TLxuP2H


最期の瞬間まで
第二十話:まだ流せる涙

キャンプ場で倒れた私。

近くの病院に運ばれて、
安静にしていなければならないという。


落ち着いたら、元々検査を受けた
家の近くの病院に移るのだという。


ずっとベッドに寝ているのも退屈だから
窓の外から景色を見ようと
ベッドから降りた時。

何だか足がおかしい事に気づいた。


つま先に力が入らなくて踏ん張れない。


私「うぅっ…」

窓際まで上手く歩けない。


「…はっ、萌さん!大丈夫ですか!?」


たまたま病室に入ってきた看護婦さんに
背中を支えられた。


「ゆっくり戻りましょうか。
ゆっくり、ゆっくり。」

ベッドに戻って、枕にもたれた。


「窓を開けましょうか。」

私「お願い…します。」

看護婦さんは
微笑んで窓を開けてくれた。


風が病室に吹き込んでくる。

私「歩けなかったの……。」

「つま先が麻痺してしまっていますね。
マッサージが良いと
先生がおっしゃっていました。」

私「そう…。」


先生が言っていた。

体の麻痺は初めはつま先や指先などの
末梢神経から始まってだんだん、
体の中心の神経
中枢神経が侵されていく。


体がだんだん
動かなくなっていくなんて…。


「萌さんは安定しているから
3日後くらいには
病院を移ると思いますよ。」


家の近くに戻れますよ、良かったですね。

と言ってくれたけれど
全然嬉しくとも何とも無かった。


ただ、怖かった。


どうしよう。


体が動かなくなって、
意識はまだあるなんて事。

耐えられない………。


1人きりの病室で涙を流した。


まだ…涙が出るうちは良い。


最後には
涙が出なくなってしまうかも
知れないんだから。

続く。

5年前 No.22

なるる @lovetvxq ★iPod=kG8TLxuP2H

最期の瞬間まで
第二十一話:ソンギュさんの大切な人
……


SG「萌ちゃん?こんにちはー。」


病院を移った翌日。


ソンギュさんがお見舞いに来た。


私「こんにちは…。」

SG「元気無いね。それもそうかあ。
こんな状況じゃぁ…
元気な方がおかしいか。」

ソンギュさんはポンポンと
私の頭を撫でた。


SG「まだ動けるの?」

私「何とか。でも、つま先は少し……。」

SG「そっか…
でも話せるだけマシだよ。」

ソンギュさんはベッド脇の
パイプ椅子に座った。

SG「これ、お見舞いの。」

美味しそうに熟した桃だった。

私「ありがとうございます。あの……。」

SG「テヒョンは?って?」

私の言いたい事を
当ててしまったソンギュさん。

私「はい…。テヒョンが来なくて…。」

SG「あいつはね。信じられないんだよ。
萌ちゃんが天国に行っちゃう事が。」

ソンギュさんは、サラリと言った。

誰かを失う痛みを、知っている気がした。

私「ソンギュさんは…
そうゆう経験があるんですか?」


ソンギュさんは悲しげに笑った。


SG「うん……。
萌ちゃんはじきに逢えると思うよ。」


という事はやっぱり……。


私「あの、テヒョンを。」

SG「ん?」

私「私が居なくなったら、
テヒョンをよろしくお願いします。
私とテヒョンが出逢う前から
ソンギュさんは
テヒョンと一緒だったけど…
テヒョンが私の事を
引きずらない様にしてほしいです。」


SG「ん〜、それはどうだろう?
萌ちゃんの事を引きずるのは
別に悪いことじゃないと思うけど。」


私「テヒョンは、私が居ない人生を
歩んでいくことになるから……。」


SG「テヒョンの心には
いつでも萌ちゃんが居る。
それは萌ちゃんがどうこう言って
何とか出来る事でもないし、
俺が何とか出来る事でもない。
テヒョン次第だよ。」


ソンギュさんの言葉は
飾らないそのままだった。
それはソンギュさんが生きてきた人生を
反映しているようにも見えた。


私「じゃあ、あっちで
ソンギュさんの大切な人に逢えたら
伝えておきます。
《ソンギュさんは今でも
あなたが好きですよ》
って。」

SG「ふふ…余計なお世話っ。
なんてね。よろしく頼みます。」

少し冗談も交わして。


ソンギュさんは帰って行った。

続く。

5年前 No.23

なるる @lovetvxq ★iPod=kG8TLxuP2H


最期の瞬間まで
第二十二話:心の整理

病室からソンギュさんが出て行った後。

体を起こしているだけでもしんどい私は
ベッドに体を沈めていた。

あれから看護婦さんが
毎朝開けてくれる窓。
差し込む太陽の光が柔らかくて。
目を閉じた。


病室のドアが開いて、足音がした。

看護婦さんだと思って
目を開けずにいると
投げ出した右手を強く握られた。

……テヒョンだ。

目を開けると、テヒョンが私を見ていた。

TH「数日間来れなくて、ごめん。」

私「…仕事だったんでしょ?」

TH「ううん。ずっと家に居た。」

私「そうなの?」

ずっとお互いの手を握ったまま、話した。

TH「心の整理が…上手く行かなくて。」

テヒョンのまぶたが少し腫れぼったい

私「泣いたんだね。」

TH「…………うん。」

私「今はいいよ。泣いても。
だけど私が逝った時は泣かないでね。
テヒョンが泣いたら
慰めてあげる人が居ないから。」

TH「う……ん。」

テヒョンを前に
私は普通に振る舞えているかな。

私も涙をこらえて必死に微笑んだ。

続く。

5年前 No.24

なるる @lovetvxq ★iPod=kG8TLxuP2H

更新さぼってたぁぁぁぁぁ!!!

ごめんなさいごめんなさいごめんなさい
ごめんなさいごめんなさいごめんなさい

んでゎんでゎ…また今度書いたり

しますね!

最近アカにこもってます。

もしかしたら場所移るかも…

5年前 No.25

なるる @lovetvxq ★iPod=kG8TLxuP2H

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5年前 No.26

なるる @lovetvxq ★iPod=SWB0lzeX0U


更新めっちゃサボってゴメンなさい…
そろそろメビリンを卒業するので
ラストまで突っ走る予定なので
かなり雑になります…泣T^T
ご了承下さい




最期の瞬間まで
3つの願い事

「ねぇ…。私貧乏だから個室は嫌だ。」

テヒョンに言った。

だって、今私が入っている部屋は個室。
私個室のお金なんか払えないし…。

「いいんだ、事務所が個室に替えろって
病院側に頼んだんだ。」

「えっ…。」

「僕が毎日お見舞いに行くから、
人目に触れる事は避けたいって事。
個室に替えたお金は
事務所が払ってくれる。
僕を守るためだね?」


テヒョンが笑った。

「なら、良かった…。」

窓から外を見た。


「外に行きたいな…。
テヒョナに会いたい。」

「でも絶対安静でしょ?」

「安静にしてたって、
だんだん体が動かなくなるんだもん。」

今だってそう。

テヒョンの手を握る指先に
力が入らない。

「そっか…。」

俯くテヒョン。
あ、困らせちゃったな。


「ねぇ、ソンギュさんが
桃を持ってきてくれたの。
冷蔵庫に入っているから食べよう。」

病室の隅にある小さな冷蔵庫を指差した

桃をテヒョンが持ってきてくれる。

「私が………。」

私が、剥くと言いかけて口をつぐんだ。

指先が動かないから
そんな事出来ない…。


「僕が剥くよ。」

桃を手の中で転がしながら
テヒョンが言った。


「ありがとう。」

「桃を剥くのは得意だから。」

果物ナイフですいすいと皮を剥いていく

「口開けて。」

そう言われて口を開けたら
桃を入れてくれて、
みずみずしい桃の香りが広がった。


「美味しい!」って言った私の顔を見て
テヒョンがホッとしたように笑った。

「萌。何か欲しいものある?」

テヒョンに聞かれた。

「じゃあ3つだけお願い。」

「何?3つ?」

「私の家からiPod持ってきて。
ノートと鉛筆と消しゴムを
買ってきて。」

「え?それだけ?後1つは?」

私のお願いが意外だったのか
少し驚いた表情のテヒョン。

テヒョンの手を
今出せる限りの力で握り締めて
私は最後の願い事を言った。


「最期まで……傍にいて。」


最後の瞬間まで、あなたと生きたい。


テヒョンは黙ったまま頷いた。

5年前 No.27

なるる @lovetvxq ★iPod=SWB0lzeX0U

最期の瞬間まで
ノートに刻む文字


次の日。


テヒョンが朝から病室に来てくれた。

鞄の中から、取り出したのは私のiPod。

「ありがとう。」

「音楽が聴きたいの?」

「うん…。夜に寝る時、1人でしょ?
無音なのが怖くて。」


iPodを受け取った。

「それから、ノートとペンと消しゴム。」


「ありがとう。
…ん?これはテヒョンの?」

手渡されたペンは
使い込んだ感じのある物だった。


「鉛筆って言ったけど、それだったら
筆圧が弱くても平気な
サインペンにした。
僕の使いかけだけど、使いやすいから。
またインクが無くなったら言って?」

「ありがとうね。」

「それで何をするの?」

「大体予想つくでしょ。秘密。」

「教えてよー、ねー。」

テヒョンが私の肩を掴んで
軽く揺すってくる。


「やーだ。教えない。」

ふてくされて椅子に座ったテヒョン。


「あ、そうだ。テヒョナは?」

「あぁ、テヒョナ?
最近ご飯を食べないんだ……。」

「そっか…。テヒョナに会いたいな…。」

「テヒョナもさ。
今は宿舎に居るじゃん
誰かが帰ってくる度に、
玄関まで走ってくるんだ。
萌が帰ってきたと思って。」


それを聞いて切なくなった。


「テヒョナ…。」

「じゃあ、また連れてくるから。」

「でも病室に連れてきたら……。」

「まぁ、任せて。
萌は何も考えなくて大丈夫。」


今日は仕事があるらしくて、
夕方には帰ってしまった。


夕日が差し込む病室で、ベッドの上。

ノートを広げた。


まっさらな最初のページ。

サインペンを握りしめた。


…まだペンは持てる。


ページに文字を刻み始めた。


書き出しは、


【テヒョンへ】

5年前 No.28

なるる @lovetvxq ★iPod=SWB0lzeX0U

最期の瞬間まで
外出許可

「おはよう。あれっ、萌?」

病室にテヒョンが入ってきた音で
目が覚めた。

「おはよ…。」

「今起きたの?」

「うん…。」

最近、なかなか起きられない事が増えた。
誰も起こしてくれなかったら昼まで
寝ていることもしばしば。

それほど体力の消耗が激しかった。

ましてや昨日は遅くまで
ノートを書いていたから…。

ノートは枕の下に入れておいた。

また今日も続きを書かないと。


「テヒョン…私ね
病室の外に出てもいいって。」

実は昨日テヒョンが帰った後
先生が来て、
明日から少しの外出はOKだと言われた。


「知ってる。
昨日、先生に会って話を聞いたよ。」

「そっか!散歩に行きたいな。」

「庭に行こう。嬉しいこともあるから。」

「嬉しいことって?」

「じゃーん!!プレゼント♪」

テヒョンが背中に隠していた紙袋を
出してきた。

「え?なにこれ?」

「開けてみて。」

紙袋を開けてみると…
中には服が入っていた。

出して広げてみると、
可愛いワンピースだった。

「外出OKのお祝い。たまにはパジャマとは別のものを着たいかなって思って。」

「ありがとう!可愛い!」

「着替えて、散歩に行こう。
これだけじゃないから。」

「そうなの?早く行きたい!」


チャンミンが選んだワンピースは
私がずっと前に
欲しがっていたものだった。

覚えていてくれたんだ…。

私が着替えている間、
テヒョンには背中を向けてもらっていた
早く見てみたいのか、
うずうずしている背中に話しかける。

「テヒョン、今は宿舎に居るの?」

「ううん、萌の家と行ったり来たり。」

「どうして?」

「だって掃除とかしないと…。」


私が退院した時の事を
考えてくれているのが嬉しかった。


…もう帰る事は無いだろうけど。


「着替えた!ボタンが留めれなくて…。」

指先にも麻痺が出始めて
ボタンを止める、
などの細かい作業が苦手になっていた。

「あぁ、大丈夫。大丈夫だから。」

テヒョンがワンピースのボタンを
留めてくれる。

「ありがとう!」

ベッドから降りて歩いた。

「しんどくない?車椅子使おうか?」

「ううん…。自分の足で歩きたい。」

テヒョンに支えられて、庭まで行った。

5年前 No.29

なるる @lovetvxq ★iPod=SWB0lzeX0U

最期の瞬間まで
嬉しい再会

テヒョンと寄り添いながら
歩いて庭に出た。

「萌、こっち。」

テヒョンに連れて行かれたのは
庭を少し出た、病院の入り口。

見覚えのある黒いバンが停まっていた。
テヒョンが手を振る。
窓が開いて、出てきた顔を見た私は
笑顔になった。

「ソンギュさん!ミョンスさんも…。
どうしたんですか!?」

「萌ちゃんに会いたくて。」

ソンギュさんが手を伸ばして
私の頭をポンポンと撫でた。

「ほら、テヒョナも!」

ミョンスさんが窓から
テヒョナを出してきた。
手足をじたばたしている
テヒョナを受け取った。

「テヒョナ〜!」

私の顔をペロペロ舐めるテヒョナ。

「やっぱり、テヒョンの言うとおり
テヒョナは
萌ちゃんが好きなんだなぁ〜…。」

テヒョナを見て、ミョンスさんが
納得した様に言うのが面白かった。

5年前 No.30

なるる @lovetvxq ★iPod=SWB0lzeX0U

最期の瞬間まで
皆の気持ち

「テヒョナ、ご飯食べてないんでしょ?」

「ワンッ!」

「食べないと駄目だよ。メッ!」

「クゥーン…。」

「よしよし、いい子。
私が居なくても大丈夫だね?」

「萌ちゃん、退院はいつ?」

ミョンスさんが聞いてきた。

「いつ…になるのかな?
分からないです。」

「そっか…。」

「でも私はこの通り元気ですし。
外出許可ももらえていますから。」

慌てて取りなすとミョンスさんは
ホッとしたように笑った。

「じゃあ僕たちは
ラジオの仕事があるから…。」

「本当にありがとうございます。
テヒョナを連れてきてくれて。」

「そのワンピース可愛いね。
よく似合ってる。」

ソンギュさんが
ワンピースを褒めてくれた。
テヒョンも嬉しそう。

「テヒョナは僕が世話しているから、
安心してね!」

ミョンスさんにテヒョナを預けた。

「今度手作りのお弁当持って行くよ。」

手作りの料理を作ってくれるという
ソンギュさん。

「本当にありがとうございます。」

「いやいや、僕達も萌ちゃんの
顔が見れて良かったと思うよ。
ごめんね、車から降りれなくて。」

ううん、目立ってしまうもんね。
だけど最後に窓から身を乗り出して
1人ずつハグをしてくれた。

「僕達の元気を萌ちゃんに
分けてあげられたら。」

皆の気持ちが嬉しかった。

「ばいばい、テヒョナ〜。」

「ワンワンッ!」

走っていくバンに手を振った。

5年前 No.31

なるる @lovetvxq ★iPod=SWB0lzeX0U

最期の瞬間まで
伝えたい言葉

2人とテヒョナが乗ったバンを見送って
私はまたテヒョンと2人で散歩した。

「いい天気。」

「顔色がいいね。」

「うん。久し振りに外に出れたから
嬉しくて。」


私が笑うとテヒョンも笑う。


いつまでこうして歩けるのかな。


「………。」

「疲れた?」


やっぱり疲れていたのか、
自分でも気づかないうちに
無口になっていた。


テヒョンにおんぶしてもらって
ぶらぶらと歩いた。


「萌、また一緒に出掛けよう。」

「うん。」

「星空綺麗だったな。」

「また見たい。」

「見に行こう。いつか。」


《また》《いつか》の話が怖かった。

もう来ないかも知れないのに…。


だけど私達にはどうする事も出来ない。

いつその時が来るのだろう。

その時は
テヒョンの傍に居れたらいいな。


「テヒョン。」

「ん?」

テヒョンが立ち止まった。

「どうしたの?」

「…大好き。」

そんなの今更分かりきった事?

でもね、この先 私はきっと
あなたと共に生きていけない。


だから今のうちに。


まだ私の心臓が動いているうちに。


一生分の言葉を伝えたい。


「大好きだよ。テヒョン。」

「………………。」

テヒョンの肩が震えた。

「萌。」

テヒョンの背中からおろされた。

テヒョンと向き合う。


テヒョンの顔を見上げると
泣きそうな、何とも言えない表情だった。


「僕は……。」


しばらく黙った後、再び口を開いた。


「僕は、今までに好きになったのは
萌だけだし、
これからも好きなのは萌だけだ。」


「そんな事言わないで!
私が居なくなったら、テヒョンは
新しい恋愛をしないと駄目だよ。」

「嫌だ。」

即答された。


ソンギュさんの言葉を思い出す。

《テヒョンの心には
いつでも萌ちゃんが居る。
それは萌ちゃんがどうこう言って
何とか出来る事でもないし、
俺が何とか出来る事でもない。
テヒョン次第だよ。》


「…そう。」

「そうだよ。」

テヒョンの真っ直ぐな瞳。

こんな人に出逢えて私は幸せだ。

「テヒョンに…出逢えてよかった。」


明るく、笑って言ったのに

テヒョンは泣き出してしまった。

5年前 No.32

なるる @lovetvxq ★iPod=SWB0lzeX0U

最期の瞬間まで
あの約束

その日

「…?テヒョン…?帰らないの?」

いつもなら対面時間が終わったら
帰って行くのに今日はずっと病室に居る


「宿泊許可を取った。」

「どうして…。」

「夜1人で寝るのが怖いんでしょ
僕が一緒に居る。」

「……ありがとう。」

「いつも、ずっと一緒に居るよ。」


テヒョンが私の頬に触れた。

その大きな手と、指輪の感触。

あの日…
テヒョンが私にくれた指輪とおそろい。


病院の消灯時間は早い。


「んー、ベッド出す?」

看護婦さんに、補助のベッドの出し方を
教えてもらっていたから
テヒョンに言ってみると。

「いい。一緒に寝る。」

そう言ってベッドに潜り込んできた。

「テヒョン狭くない?大丈夫?」

「萌が小さいから大丈夫。」

「ふふふ…。」

「萌の願い事。」

「え?」

「最期まで傍にいる約束。」

「あぁ、そうだった。」

「僕の願い事でもあるんだよ。
最期まで…傍に居たい。
それで少しでも
萌の心が楽になるなら。」

「楽になるどころじゃない。
スゴく…心強い。ありがとう。」

同じベッドの中で
おやすみのキスをして眠りについた。

5年前 No.33

なるる @lovetvxq ★iPod=SWB0lzeX0U

最期の瞬間まで
先立つ人の務め

次の日。

テヒョンは仕事に出かけてしまった。

「行ってきます。」

「いってらっしゃい。」


テヒョンが部屋を出て行った後
枕の下からノートを取り出す。


日に日に麻痺が進んでいて

なかなか思うようにペンが握れない。


それでも頑張って、ペンを動かした。

書いているのは、遺言…というか
テヒョンへの長い長い手紙。


一枚一枚の紙に書くより
一冊のノートに書く方がいいと思った。


私が居なくなった後。


少しでも
テヒョンが前に進む後押しになれば…。


残していく人が前を向いて
生きていけるようにするのが
先に逝く人の務めだと思う。


「少し休憩なさったらどうですか?」

時々様子を見にくる看護婦さんに
言われたけれど休憩はしなかった。


もう私には
残された時間が本当に無い事を
何となく感じ取っていたから。

5年前 No.34

なるる @lovetvxq ★iPod=SWB0lzeX0U

最期の瞬間まで
幸せな人生

外出をしたあの日から。

体調がなかなか優れない。

もともと体調が良い日なんて
無かったけれど

ずっと一定のラインだったのが
だんだん降下していくみたいだった。

食事が喉を通らない。
無理やり食べると吐いてしまう。

これはもう危ないということで
点滴をするようになった。

テヒョンが計画してくれて
出掛けたドライブ。


途中で倒れてしまったけれど
全てやりきった【やりたい事リスト】。


全ての項目に二重線を引いた
【やりたい事リスト】は
病室の机に置いてある。


それを目にする度、

ホッとした様な気持ちになる。


やりたい事は、やった。


あとはその時を待つだけ……。


少し怖いけど。


テヒョンが仕事で居ない時は


ぼぉっとして過ごす事が多くなった。


外出許可が全然おりなくて退屈。


ずっとiPodで音楽を聴いていたり

何となく窓の外を見てみたり…。


看護婦さんが
話し相手になろうとしてくれるけど
「今はそんな気分じゃないです。」
と断った。


夕方になれば
テヒョンが帰ってくるから…。


ほら…ね。


「ただいま。」

「おかえり。」


看護婦さんが微笑んで病室を出て行った


それからは。


今日1日のテヒョンの話を聞いたり
色々な事を話す。


そして、テヒョンの腕の中で眠る。


このようにして人生の最期の時を
過ごせるのはとても幸せだと思う。

いつ…終わりが来ても


笑って迎える事が出来るなら。


それはとても幸せな人生。

5年前 No.35

なるる @lovetvxq ★iPod=SWB0lzeX0U

最期の瞬間まで
言えない‘最後’

数日間。


ベッドから起き上がれないほど
体調が悪い日が続いた。


意識が朦朧として、気分が悪い。

もうその時が来たのかと思った。

このまま目を閉じて…
息をしなかったら楽になれるのかな…
なんて一瞬考えた。


仕事が無くて
一日中病室に居たテヒョンが
苦しむ私の手をぎゅっと握ってくれる。


……でもね。


手や足の先にはもう感覚が無い。


手を開いたり閉じたりする事が出来ない


手を握られている感覚が無くて…
寂しかった。


その事を訴えようと思っても
あまりの痛みで言葉が声にならない。


それに気付いた先生が
テヒョンに言ってくれたのか、
手を離して、私の頬を触ってくれた。


良かった。


右頬にテヒョンの手の温かさを感じる。


何だろう。


ふっと力が抜けた。


まだ痛みは残っているけれど

少しマシになった。


「テヒョン…。」


テヒョンの名前を呼べた。


「萌…。大丈夫か?」


「峠は超えた様ですね。
ここを耐えたら
しばらくは楽になると思います。」

先生の言葉が聞こえた。


「あぁ…良かった。」

テヒョンが心底安堵した表情を見せた。


だけど。


私の体はもう限界だと
心のどこかで分かっていた。


もう…疲れてしまった。


「先生。」


病室を出ようとした先生に声を掛けた。


「はい、何ですか?」


「あの…明日…
もし私の体調が良かったら…。」


「ん?」


「外出許可………。」


「外出ですか。」


「外に出たいんです。
病院の庭でいいですから…。」


しばらく黙り込んだ後、先生は頷いた。


「いいでしょう。ただし体調が良ければ。
明日様子を見に伺いますから。」

「……はい。」


先生が出て行った後
テヒョンが聞いてきた。


「萌、散歩に行きたいの?」

「うん。」


‘最後に’という言葉は飲み込んだ。


最後に………夕日が見たい。

5年前 No.36

なるる @lovetvxq ★iPod=SWB0lzeX0U

最期の瞬間まで
最後の奇跡

次の朝。


珍しくテヒョンより早く目が覚めた。

窓の外はいい天気。


昨日まであんなにしんどかったのが
嘘みたいに体が軽かった。


気のせいかな。

動かなかった指先が微かに動く気がする


手のひらを見つめた。

動け…。


……動いた!


ぴくん、って人差し指が動いた。


「テヒョン!テヒョン!」

「…何、萌……?」


テヒョンが起きた。

まだ寝ぼけ眼のテヒョンに抱き付く。

「うわっ、な、何!?どうした!?」

驚くテヒョン。

「指先が…動くの!ほら、見て!」

テヒョンに動く指先を見せた。

「…本当だ。どうして…?」

「分からない。でも、動くの!」

「萌……良かったな…。」

テヒョンが私をぎゅっと抱き締めた。

指先の感覚も完全ではないけど
少しだけ戻ってきたように感じる。


指をテヒョンの指に絡めたら。

テヒョンの薬指にある指輪に触れて
嬉しくなった。

目が合って
どちらからともなくキスをする。


奇跡が起きたみたいだった。


最後の最後に。


先生が来るのを待って、報告する。


「萌さん、おはようございます…。
あれ、顔色が良いですね?」


驚いた様子を隠せない先生。


「外出はOKですよね?」


「いいでしょう。
ただし、車椅子を使うこと。
疲れすぎてはいけませんから。
しんどくなったら
…いえしんどくなる前に戻りなさい。」


「分かりました。
僕が責任を持って萌を見ますから。」


テヒョンが答えた。

5年前 No.37

なるる @lovetvxq ★iPod=SWB0lzeX0U



【天国までの10日間】最終章です。


体調が優れず、
起き上がる事すらできない日々


私はもう自分の体が限界だと
分かっていた。


それでも最期に…………


夕日が見たかった。


最期に起きた奇跡。


5年前 No.38

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5年前 No.39

なるる @lovetvxq ★iPod=SWB0lzeX0U

あなたを一番愛しています...
これからも。
あなたの愛

「よぉーし…。」

テヒョンを病室から追い出して
ベッドに座る私の目の前で
腕組みをしたNANAさん。

「な…何ですか。」

NANAさんが
眉間にシワを寄せているから
どうしたのかと思った。

「はははっ、怖がらないでよ!あのね?」

NANAさんは笑うと顔を近付けてきた。

「女の子ならおしゃれしなくちゃ!」

そう言ってにっこり笑った。

「テヒョンとのデートなんでしょ?
飛びっきり可愛くおしゃれして
テヒョンを惚れさせてやろうよ。
あ、もう既にベタ惚れか。あはは!」

NANAさんはよく喋ってよく笑う。
ハジけた人だな、と思った。


「このワンピース可愛い。
センスがいいのね。」

ワンピースを褒められた。

「テヒョンがくれたんです。」

「へぇ!あのテヒョンが!
あの子こんな趣味だったのね。」

「こんな趣味って……。」

「ん、少女趣味?私、テヒョンは
スラッとしたスマートな
大人の女が好きだと思っていたの。
テレビでもよくそう言ってるし。
でも実際あなたを見たら、
凄く可愛らしくて、
ふわふわした女の子だから…
びっくりした。」

「あはっ…意外でした?」

「んーん?別に。
テヒョンがあなたを好きになって
当然だと思ったわ。とても素敵だもの。」

「…………素敵、ですか…。」

いつの間にかNANAさんは
大きな鞄の中からメイク道具を出して
ベッドの上に広げていた。

「隣、いい?」

「あ、どうぞ。」

NANAさんがベッドに腰をおろした。

私を見つめながら言う。

「テヒョンはね、
よくあなたの事を自慢してる。」

「…えっ?」

NANAさんは苦笑しながら言った。

「周りが呆れちゃうくらいに。
萌は凄く可愛いんだ。
萌は料理が上手いんだ。
萌はとても優しいんだ。
萌は……ってね。キリがないよ。」

「テヒョン……。」

「あなたは凄く凄ーく
テヒョンに愛されているのね。」

涙が出そうになった。

「私は……
こんなに愛されていいのかな?」

「えっ…。どうしたの?」

「だって…私死んじゃうんですよ。」

私の言葉にNANAさんが動きを止めた。

「…それっ……どういう事なの?!」

5年前 No.40

なるる @lovetvxq ★iPod=SWB0lzeX0U

あなたを一番愛しています...
これからも。
笑顔だけで

「私はもう死んでしまうんです。
一番愛してくれる人を残して……。」

「…………………っ。」

NANAさんが言葉につまった。

「私って…、最低ですね。
一番大切な人を
悲しませてしまうっ……。」

「そんな…そんな事思ったら駄目!
萌ちゃんが笑ってくれるだけで
テヒョンは嬉しいのよ。
それで充分なのよ。
だから…泣いたら駄目。
一番苦しいのはあなたなのよ。
それを分かって。」

NANAさんは私の涙を拭いてくれた。


「ごめんね、初対面の私が言って……。
でも、そんな事言ったら駄目。
さぁ、涙はおしまい。
ネガティブな事は考えない。
あなたの事が大好きなテヒョンの為に
可愛くなろう。今も充分だけど、
さらに可愛くなろうね。」


NANAさんはニカッと笑った。

「…はい。NANAさん
よろしくお願いします。」

「もうなんていい子なの!
おばちゃん頑張って可愛くしてあげる!
まずはお肌を整えようか。
目をつぶって。パックするから。」


目をつぶると、顔にひんやり冷たい感触。


「冷たくて気持ちいい!」

「ふふふ…。10分もパックしていたら、
お肌がプルプルになるわよ!」

「わぁ楽しみ。」

パックしている間は
NANAさんとおしゃべりしていた。

「テヒョンね、デビュー当時
本当に可愛かったのよ!」

「私もその時に
会ってみたかったなぁ…」

「身長もそんなに伸びてなくて細いのに
よく食べる子だなぁって思っていたら
いつの間にかデカくなって…。
可愛げが無くなったわ。」


お母さん目線で見た
テヒョンの話が面白くて
久しぶりにお腹から笑った。


「そろそろかしらねー?」

ぺろっとパックを取ると、
つるんとした肌になっていて感動した。

「わぁ!綺麗になった!」

「ふふふ…、メイクに移ろうか!」

5年前 No.41

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5年前 No.42

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5年前 No.43

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あなたを一番愛しています...
これからも。
車椅子での散歩

「あ…私仕事があるから帰らなきゃ。」


私を抱き締めた後NANAさんが言った。


「忙しい中ありがとうございました。」

「いえいえ。テヒョン自慢の萌ちゃんに
会えてよかった。
萌ちゃんとても綺麗よ。
写真撮ってもいい?」


「いいですよ。」

「いつも
メイクした人の写真をブログに
載せているの
あなたの事も載せたいな?」


「全然大丈夫です。
私なんかでいいんですか?」

「載せたいのよ。
あなたの姿を沢山の人に見てもらいたい
とても綺麗なんだもの。」


NANAさんと2人で撮った写真。


NANAさんのブログに上がった
その写真を
私が見る事は無かったけれど。


「じゃあね。バイバイ、萌ちゃん。」


「さようなら、NANAさん。」


NANAさんが出て行った数分後。


テヒョンが戻ってきた。


「萌!遅くなってごめん!
ちょっと宿舎に戻ってて……。」


「テヒョン………。」


私を見たテヒョンが、立ち止まった。


「あ、え、えっと。どう……かな?」

「…………綺麗。綺麗だよ。」


テヒョンが、嬉しそうに笑った。


病院に差し込む光が
いつの間にか優しいオレンジ色に
変わっていた。

「…行こうか。
下でテヒョナが待ってる。」

「テヒョナも来ているの?」

「急いで宿舎に戻って
連れてきたんだ。」


テヒョンが手伝ってくれて
車椅子に移った。


テヒョンが車椅子を押してくれる。


1階に降りて、病院を出ると
入り口でお座りしていたテヒョナが
駆け寄ってきた。


「テヒョナ〜!」


テヒョンがテヒョナを抱えあげて
私の膝の上に乗せてくれた。


「ワンワンッ!」

「テヒョナ、今日は私綺麗かな?」

「ワンワン!」

メイクをしているのが分かるのか
テヒョナはいつものように
顔を舐めてくる事は無かった。


「テヒョナ、お利口さんだね。
ご飯はきちんと食べてる?」


「ワン!」

「よしよし、これからも食べるんだよ。」

テヒョナの頭を撫でた。


「眺めのいい所に行こうか。」


テヒョンが車椅子をまた押し始めた。

5年前 No.44

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あなたを一番愛しています...
これからも。
小さな花束

テヒョナは私の膝を降りて
周りを走ったりしながら付いて来る。


時々こけたりして。


蝶々を追い掛けたりして。


「萌に会えたから
凄く嬉しくて
気持ちが抑えられないんだ。」

ってテヒョンが笑った。


「…あ。ここがいいな。夕日が綺麗だよ。」


病院の庭はとても広くて、
その中に丘のような場所があった。


車椅子から降りて、
芝生の上にテヒョンと寄り添って座った


目の前で沈んでいく夕日が…
とても綺麗で…


「写真撮りたいな。」


私がそう言うと
テヒョンがケータイを出して
カメラ機能で夕日の写真を撮ってくれた


「私達も撮ろうよ。」


テヒョナも一緒に2人と1匹で
写真を撮った。


テヒョナは走り回って疲れたのか
それから私の横に座っていて離れない。

隣のテヒョンの顔を見た。

「ん?どうした?」

「何でもない。ただ…顔が見たくて。」


テヒョンがとても大好き。


大好きな人の傍に居れてとても幸せ。


「萌、これ……。」


テヒョンが何かを渡してきた。


少ししか動かない指でそれを握る。

小さな、花束だった。


「これ、どうしたの?」

「花屋で見つけて。
萌が好きかなって思ったから。」

「ありがとう。とても…可愛い。」

「よかった。ねぇ…萌。」

テヒョンが私の左手を握ってきた。

そこに煌めく指輪。

「僕は、ずっと萌を愛するよ。
これからも……。」

「…ありがとう。」

嬉しかった。

ただ、嬉しかった。


「私も…
出逢ったのがテヒョンで良かった。
愛する人がテヒョンで良かった。」


あなたもそう思ってくれたかな?

5年前 No.45

なるる @lovetvxq ★iPod=SWB0lzeX0U

あなたを一番愛しています...
これからも。
最期の………

ねぇ………。


今日はね、全然苦しくないの。


一度もしんどくないの。


きっと最期くらいは、って
神様が考えてくれたのかな。


神様、ありがとうございます。


最後の奇跡をありがとうございます。


でも、もう充分です。


私はもう充分頑張りました。


……ですよね?






「テヒョン。」


テヒョンの肩にもたれた。


膝の上の花束を見る。


「どうした?大丈夫?」


「疲れた…。」

「帰ろうか?」

「ううん…このままがいい。
最期までそうしていたい。」

「萌………。」

テヒョンに強く抱き寄せられた。

「疲れちゃったなぁ…。」




私の体が、もう疲れたよって言ってる。




もう休みたいって言ってる。


「疲れたから、休んでもいい?」


「……………うん。」


テヒョンが消え入りそうな声で言った。




優しいオレンジ色の光が
私達を包み込んでくれる。


優しい光の中で目を閉じた時。

テヒョンが深いキスをしてくれた。


人が死ぬ時…
最後まで働いているのは聴覚だという。


最後の呼吸をして

私の心臓がゆっくり鼓動を止めて


意識がふわって消える一瞬。


愛おしい声が最後に私に届いた。








─────────萌、愛してる。





5年前 No.46

なるる @lovetvxq ★iPod=SWB0lzeX0U

あなたを一番愛しています...
これからも。
epilogue

「テヒョナ〜!ご飯食べろよ〜!」


何度言ってもご飯を食べないテヒョナ。
しょんぼりとうなだれる。

「分かってるよ、寂しいのは。
だけど食べないと萌が心配するぞ。」

テヒョナの頭を撫でた。
最近、テヒョナはよく
ベランダの方を見る。

萌がいつも座っていた場所だ。
萌がそこに居るかの様にクンクン鳴く。

「テヒョナ、こっちおいで。」

萌が居る時には
いくら僕が呼んでも来なかったくせにな

「萌に会いに行こうか。」

車で10分の場所にある霊園。
そこに萌の眠る場所がある。

「萌、そっちはどう?
僕は相変わらず仕事ばっかりだよ。」

綺麗な花を供えた。
テヒョナは大人しくお座りして
萌が眠る場所をじっと見つめている。


鞄の中からノートを出した。

萌に頼まれて買ってきたノート。
君は何を書いているのだろうと
思っていた。
君が天国に逝った後。
君が寝ていたベッドの枕元から
見つかった。

【テヒョンへ
私が居なくなった後はこの約束を守って

・泣いたりしない。
・チャンドラにご飯を食べさせる。
・笑顔で居て。
・新しい恋をして。】


「はは…最後の約束は守れないや。」


1人で苦笑いした。

「ワンッ!」

同意するかの様にテヒョナが鳴いた。

「お前も萌が忘れられないか。
そうだよなぁ。」


ページをめくった。


【あなたに逢えた私の人生は
とても幸せなものだった。
本当にありがとう。】


泣かないって約束だったのに…。

「ごめん……。少しだけ泣いてもいい?」


萌が居なくなってから

ずっとずっと我慢していた涙が溢れた。


「萌……寂しいよ。」


───────────── テヒョン


「えっ……………。」


僕は顔をあげた。


今…萌の声がした?


周りを見ても、誰も居ない。


「萌?」


ふわっと誰かが
抱きついてきた様な気がした。

テヒョナが突然鳴いた。

いつも萌にそうやっていた様に。

「萌……………。」

萌がいつもつけていた
コロンの香りがした。

その瞬間、不思議と寂しさが消えて。

萌は、僕達の傍に居てくれていた。
居なくなった訳じゃなかったんだ…。

やっと…………やっと笑えた。


空を見上げて、笑えた。


萌、僕を見守っていて。

前を向いて生きていくから。

君を愛した日々を忘れないよ。

そして、これからも…………

君を愛し続ける。

─【天国までの10日間】end─

5年前 No.47

なるる ★iPod=SWB0lzeX0U

完結して約一ヶ月が経ち、
今更ながらお礼を申し上げたいと
思ったのでこうしてあとがきを
書きます。


【天国への10日間】読んで下さって
本当にありがとうございます。
数多くの作品の中から
このお話を見つけて下さった事に
心から感謝しています。


このお話は主人公が
亡くなってしまうお話なので
あまり好まれないかな…と
心配だったのですが
そんな結末にも関わらず
温かいコメントを頂いて
本当に嬉しいです





さて話が変わりますが、
大切な人を失うのはとても辛い事です。

そういう経験をした方も
いらっしゃるかも知れません。

私も、最近
小さい頃から仲良くしていた母方のおじいちゃんの訃報を聞きました。
ある病気で亡くなりました…。

お葬式に出席した時に
涙が止まりませんでした。

その時に思ったのが
簡単に死にたいと思ってはいけないんだ
という事です。
最期にいい人生だったって思える様に。
好きな事もやって…
辛い経験も勉強のひとつ。

そうやって今を生きていく。
まだ先は長いのですから。
今を大切にしてほしいなと思います。

最近死にたいと思う方が多いので
一人でも役に立てたらいいなと
思っています。
結局私が一番言いたかった事は

自分の命を大切にしてほしい…
という事。

この小説は
そんな思いがこもった作品です。

天国のおじいちゃん
にこの思いが届きますように。

ありがとうございました。

2013年8月1日 なるる

4年前 No.48
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