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樹状No.2 だけを表示しています。

ハァモニィベル @eyesonly☆AVJdYWehU3w8 ★G29uuolDOu_Czx

なつの さんへ

とても丁寧に読んでいただき、ありがとう御座いました。

此処は自分勝手に書いている人が多いので、そのテの書き方でも表現の必然性のあるものが描けるか、模索してみた試作品です。

読んでお感じになられる通り、「アイニイキタイ」の連呼 に至るまで、の前半と、その後半(そしてとくに、最後の一行のところ)でトーンが変わっています。

前半はわりとくっきりと描かれており、マニエリスムの彫刻家 ジャンボローニャがこの姿の像を彫ってくれたら嬉しいなという感じ。後半は心象のメモ(書き置き)という感じになっています。

さて、

>作者に答えをたずねるなんてとても失礼なことだと思うのですが、
>わたしがよくわからなかった箇所について、
>何かヒントになるようなことを教えていただけると、嬉しいです。

以下に、幾つかヒントを書きます。


(1) アイニイキタイ(愛/逢い:生きたい/行きたい)の連呼の柱は、そのまま連ねると


     アイニイキタイ
     アイニイキタイ
     アイニイキタイ
     アイニイキタイ
     アイニイキタイ
     アイニイキタイ
     アイニイキタイ
     アイニイキタイ
     アイニイキタイ
     アイニイキタイ
  キミニアイニイキタイキミニ
  キミニアイニイキタイキミニ
  キミニアイニイキタイキミニ
  キミニアイニイキタイキミニ
逢いに行きたいきみに君と愛に生きたい
逢いに行きたいきみに君と愛に生きたい
逢いに行きたいきみに君と愛に生きたい


こんな風に墓石のような形状になります。


(2) ただ、↑のように描いてしまうと「アイニイキタイ」という生の情念が興冷めします(むしろ別のものになってしまいます)ので、示唆にとどめています。
  この表現を採らないで、額縁に入るような抒情詩で書くこともできますが、
  この作品では、敢えて、このスタイルを核の部分で採用しました。
  それが、伝えたいマインドにいちばん即応していた(レアな機会ですが)からです。
  ただ、充分に情念が伝わればそこで十分ですから、過剰で饒舌な造形は私の趣味に合わず、
  この詩で間違いなく伝えたい部分は、カタカナの連呼の部分に至って完了しました。

(3) 逆さになったままでいると人間は死んでしまいます。昔の死刑みたいな格好でいる状態ですから、
  意識も朦朧となるでしょう。なので、その心象が、メモ(書き置き)のように、そのあと、飛躍した言葉で(メモだから)続いています。
  意識が花びらのように散っていくシーンで、ここだけで、1篇書けそうなところですが、今回は、額縁に飾る詩ではないのと、現在まだ、肢をバタバタさせている状態がメインなので、死を感じさせるこの部分は予感程度の描写になっています。


(4) しかし、逆さだったのに、最後の一行は、急に歩いてるイメージに変わりますが、
  これは、ずっと心象だったのを、日常の視点にもどした(夢から醒めた)わけです。
  そこを、説明抜きで書いてあるのは、後半はずっと、愛する人に書き残した「メモ」であって、他の人には分からなくても、このメモを渡す相手には伝わる筈、そういうメッセージとして書き手に意識されているからです。


額縁に入れる「作品」ではなく、「メモ」であることを、むしろ積極的に志向してみた(さくひん)の試み。そんな感じで書いてあるので、探偵を悩ませるかも知れませんが、


(5) 全体のまとまり、という点については、
  題名の「樹状」が、すべてのヒントになるようになっています。

 「樹状」とは何でしょうか?

  1. ひとつには、《亀裂》ですね。メモと言いましたが、破り捨てたメモ、手紙かも知れない。
  2. 作品が断裂しているように見えるのも、繋ぎ合わせた断片が足りないのかも知れない。
  3. そして、そもそも逆さまの起立。
     この時、肢を上にして「Y」字型に倒立しています。これが樹のようであると同時に
     《人間は、人生の分岐路で、どちらに歩いていくかを選択する連続だ》という象徴です。
  4. そして、心が《はり裂ける》直前のヒビ割れていく「樹状」。




がらくたの様な人間の心の痕跡でも、他人が見つめるときは、土器を修復するように繊細で丁寧な作業を必要としますね。



2019/06/26 23:39 No.2

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