一輪車 ★SrPO06Y9wy_o1k わたしの 5ヶ月前 No.0
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一輪車 ★SrPO06Y9wy_o1k わたしの 5ヶ月前 No.0
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こんばんは
紫刑という題名に興味がわき、拝読いたしました。
はじめてオキザリスという花を知り、
(トライアングラリスが有名なのでしょうか)
調べましたところ、
>オキザリスの名前はギリシア語で「酸性」を意味するオクシス(oxys)に由来し、
>葉や茎にシュウ酸を含み酸っぱいところにちなみます。
ああなんだかいいですね。
酸っぱい花と
いうのはわたしのイメージとはかけ離れていましたが、
この詩全体を引きしめるポテンシャルをもっていると思いました。
花の持つ意味が、
雰囲気までも変えてしまうのですね。
さて、
紫刑。
しけいと読んでしまいそうですが、
私は出されたままに読むタイプなので、
ここは紫刑と。
そうなると紫荊ハナズオウ Cercis chinensisがヒットします。
このハナズオウ、
イスカリオテのユダが首を吊った伝説があるそうで、
花言葉は裏切りでございました。
しかしユダが首を吊ったのなら献身か信仰、
あるいは敬愛がふさわしいでしょう。
オキザリスの花言葉は決してあなたを捨てません、
なにか関係性を感じないでもありません。
遠い昔に離れてしまった人を今でも思っているような。
(じぶんでも驚くほど読みが浅ぅございます)
それにしても、
紫に染まった葉と花弁が風にそよめくさまは……
ああ酸味に邪魔されてしまいます。
酸味とは、まったく余計な情報でした。
>『 わたしの
椅子のほとりは
オレンジいろの
ほのおに溶け』
ひどく、惹かれる 言葉、におもえて、
一輪車 様の作品に最近、惹かれてばかりなのですけれど、
……どこか、懐かしい心象風景のように思えてしまうのです。
特に、椅子のほとり、という表現。
ひどくなにかを刺激されます。
……批評には、とてもなり得ませんが、
素敵な作品を読ませて下さり、誠に有難う御座います。
失礼致します。