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地理の遠さ

 ( プロ詩投稿城 )
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一輪車 ★I1wpISAuQ2_cjE

おまえは
教科書をひろげていた
わたしは地理をひろげていた

中学試験が終わってすぐに
記憶から捨て去ったアルキメデスの原理

 F = ρVg

「物体は,排除した流体の重さに等しい力で
鉛直方向に押上げられている」

おまえはそう読んだ
わたしはこう読んだ

「奪い奪われようとしても、
まとった衣は、
国境を越えることはできない」

求めていたのは
浮力ではなく
ふたりが
あふれ出させた水のほうだった
しかし、
水の行方はどうであったか

あばら家の日の射さない片隅に
黴と蜘蛛の巣にからまれた
ふたつの白骨体
あるいは濁流にのまれ
激しく、しもへ下がったか

わたしたちの、水のような
死の影のような
れつ情
千日千夜抱きあかしても、
遠く 遠くへと引きはがされた

汗をかくほどにうちあっても
ふたりは
地表のように
皮ふのように、隔たった

ページ: 1


 
 

くら @goburin ★iPhone=xMtA2CYZuX

わーお
これは続きがもしあるならば読みたいですね

3ヶ月前 No.1

一輪車 ★I1wpISAuQ2_cjE

くらさん、
お読み下さりありがとうございます。
続き、書ければぜひ書いてみたいと思います。
そのときはまたよろしくお願いします。

3ヶ月前 No.2

沙織 ★Tablet=4rvjoG2EaI

言葉のつらなりに、押し上げられるようでした。さらさらと流れる水。
>まとった衣は、国境を越えることはできない

背筋がぞくりと、して、、まとった衣 の部分です。惹きつけられました。

3ヶ月前 No.3
ページ: 1

 
 
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