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異水

 ( プロ詩投稿城 )
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一輪車 ★I1wpISAuQ2_D9v

三味(しゃみ)の音(ね)に
追い立てられるように
テラのある岬の
へ先まで
谷町筋の尾根を
ころげ落ちぬよう
手をとり歩く

この町の
みぎわはシ(さんずい)に満たされて
しぶきの名残りが
そこ彼処(かしこ)に目立つ

大江神社のしで越しに
通天閣が火を灯し
没む
動物園
遊郭
墓地
ラブホテル

うみ底にゆれる新世界に指を浸して字を書く女がいて
なにをしているのだと問うと
歌を、人生を、と答えるしりから消えてゆく

半島の狩人たちは
南の筋に鯨をひき
大陸の旅人たちは
東の山に磐船を降ろす

 なんやねんわれ それがどないした
 ちゅうんねんわれ
 いてもうたろか われ

血に地が重ねられ
屍の体積に字義が重ねられた広辞林
船場は隠され
ジャンジャン横丁に
長考のすえ端歩をつく男

"あんた、レンコンの糸の上歩けるかぁ〜"

恋の道行きは千日前花月
ただの斜面 大阪







※前作 船場を書き換えました。

4日前 No.0
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