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スモッグ

 ( プロ詩投稿城 )
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くら @goburin ★iPhone=xMtA2CYZuX

散逸する昼の欠けら。
ビーズ玉を咥える犬たちが
木目によりそっている。
反射する閃光のさくれつ。
夜から覗いた住宅が、
こんなに眩ゆい。

あこれ(が)に託され
津々浦々の絵筆を束ねす
走りまわりの稚児。
銀杏の緑に笑みかけ、
ひとさしゆびと中指の、
熟れた水かきに託して
塩素の名残に飛びくんだ。

砂つぶの煌めきのあと、だから。

きゅりきゅりと舌が雑音をとらえて
宝石たちを奥歯で砕いてた、
あれ、は、私の午後。

ページ: 1


 
 

二川湯ん太郎 @nikawateta ★cnc8MaZhsV_AB7

二連目で脱構築が行われて居るように思えました。
「あこれ(が)に託され
これは「あこがれ」を並べ替えて「あごれ(が)」としているように思えました。
「塩素の名残に飛びくんだ。」。ここも「飛び込んだ」を「飛びくんだ」となっていますね。

あとは
「きゅりきゅりと舌が雑音をとらえて
宝石たちを奥歯で砕いてた、
あれ、は、私の午後。」
こんなところはあの西脇順三郎「アムバルワリア」のあの有名な詩、
ドルフィンが出て来る詩を想起させられました。でも
天気

(覆された宝石)のやうな朝
何人か戸口にて誰かとさゝやく
それは神の生誕の日。

この詩で、ドルフィンの詩はもっとべつにありました。

太陽

カルモヂインの田舎は大理石の産地で
其処で私は夏をすごしたことがあった。
ヒバリもゐないし 蛇も出ない。
ただ青いスモヽの藪から太陽が出て
またスモヽの藪へ沈む。
少年は小川でドルフィンを捉へて笑つた。

この詩でした。

11ヶ月前 No.1

くら @goburin ★iPhone=xMtA2CYZuX

こんばんは。

脱構築。脱構築ですか。詩における脱構築は不勉強です。ふむ。あこがれや飛びくんだは、語感優先と、少しの違和感と、ただの言葉を詰まらせる遊びみたいなもので、くだらないときはくだらなくみえると思います。本作の狙いはそういうところにもあります。なぜこれが感じられるのか、なぜこれが感じられないのか、なぜこんなものを詩と呼びたくなるときがあるのか。問いかけるには些か雑なところもありましょうが。

ドルフィンの詩、温かみと冷えたところが混ざっててドキッとしますね。教えてくださりありがとうございます。

11ヶ月前 No.2

沙織 ★Tablet=xhvTUuQ3LZ

堪らなく魅力的。
きゅりきゅりと舌が雑音を捉えてというところ。
かわいらしい。
すんなり目に飛び込んできてすんなりのみこめる柔らかな音。
この作品好きだなぁ。

7ヶ月前 No.3

くら @goburin ★iPhone=xMtA2CYZuX

こういう毒にも薬にもならない、
表層の愛らしさみたいなのが、
それでも好きなんですよねぇ。
これは多分未完で、
詩的言語?とか詩情のあつまりで、
私がなにかすごい詩を書くときに、
この子の一部をアクセントにしようかなと。
すごいのも、ただの可愛いらしさも、
どちらも出てきて欲しいときにでてくるとは
限らないので!

7ヶ月前 No.4

一輪車 ★I1wpISAuQ2_cjE

なんとなくスモッグの抽象的な絵がみえてくるようでした。

7ヶ月前 No.5

くら @goburin ★iPhone=xMtA2CYZuX

こんばんは。
実はこの詩にはスモッグがないのです!!
(ええー!なんだって!!??)

僕がこの詩で意図したスモッグとは、
特殊個人的なことに、光化学スモッグであり
光化学スモッグの発生による、
外遊びの停止であり、
それによる、
普段外遊びをしていた
友だちにも親にも囲まれた人間たちと、
そうでない子どもたちの交わりです。

そして憧憬、銀杏の樹の下ではしりまわる、
そんな輝かしい子どもたちへの憧憬を、
噛み殺す。夜の子どものまなざしと
待ちくたびれた歯ぎしりであります。

しかし、いまの私自身の、
あの子供時代への
寂しげな子ども時代への感傷が混ざり込み
憧憬する子らを眺めやるわたし、
の物語になってしまいました。
そのことが、
読ませる気がみえない第一の理由です。
そしてまた、憧憬される子らも、
そこに私が配置されてしまいました。
それが読めない二つ目の理由。

などと理由づけしてみましたが、
本当は描いてみたかっただけかもしれません。
美化された子ども時代の、
信じられないほど満たされた
だれかの、宝石のような瞬間を。


7ヶ月前 No.6

沙織 ★Tablet=xhvTUuQ3LZ

筆者の魅力ある言葉に、更に、作品に光が集まるような、
それ、を目にして、あらがえずに、なんども、作品を読み返しました。
見れば見るほどに惹きつけられて、目に光が集まる気がする。

>読ませる気がみえない

と、謙遜されているが、私の目には、この作品は、さみしいのにまばゆい、さくれつする煌めき。
そこに、うすくひろがるかなしさをみてもなお、あらがえない、豊かな光が溢れ出すようで

ただただ、この作品を語り尽くす私の言葉がたりないことに絶望しかありません。

6ヶ月前 No.7
ページ: 1

 
 
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