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【開始】退廃的ルービックキューブに瓦解性を一匙。

 ( オリジナルなりきり )
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死後の世界/謎解き/サスペンス @skyfall12☆l3fAFLxpXTw ★Android=wj8oYSwHFt

 いずれ来る死を待ちわびながら、枯れてゆく花へと贈るオラトリオ。


◯/◯



『ねえ、君はどうして死んでいるんだい?
 いや、君はどうして生きないんだい?
 そんなにここに来たかったのかな___それじゃあようこそ!
 ここが煉獄、花と溶岩と嘘の国。全てが中途の平行線、何もかもが不均衡を保ちながら移動する、この世とあの世の中継点。君は天国行きの切符と地獄行きの切符、どっちを持っているんだい? ___あれ? どっちも持ってないのかい。困ったな。これじゃあどっちにも逝けないよ』



☆/☆



 花に埋もれて死にたいと言って、君は緩やかに病床の餌食となった。現れた死斑は花の形をしていた。君の好きだったダリアによく似ていた。その時俺はこの病床こそが君という花を縛る花瓶だったのだと気づいて、そして。



◯/◎

 謎を解け。君はなぜ死んだ? なぜここにいる? 終わることの無い苦しみでさえ、君をここから引き剥がせない。恐ろしい呪い、祝福とすら言えるその流転、転生。ここにて君の罪は清算される、精算される、生産される。どっちの袋小路へ逝きたいんだい? 言葉に気づけ、この謎を終わらせてみせろ。





『____さあ、彼は何故死んだ?』









【 読んでくださり、お立ち寄りくださりありがとうございます。このスレは『死後の世界で死因を謎解き』、というサスペンスホラーでございます。お気になられましたら、サブ記事までどうかお立ち寄りくださいませ! 】

メモ2019/02/24 20:24 : スレ主☆l3fAFLxpXTw @skyfall12★Android-wj8oYSwHFt

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友禅 @yuuzenn☆fXqsD0VZIxk ★YRuDhSwQ0p_Qi5

【 比丘形鸞 / 煉獄 】

 一筋縄でいくとは思っていなかった。だって目の前の少女は自殺した直後にも関わらず天真爛漫なのだ、そんなの絶望に呑まれ切って壊れているか絶望を狂気で覆い隠しているかのどちらかに決まっている。けれどまさか、いきなり「幸せそうじゃない」なんて断定されるとは。いや、実際に幸せではないからエリカの言い分は寸分違わず正解ではあるのだが。普通そんなの、感じ取ったって口にするのはもう少し間を置くだろうに。
 頬を微かに引き攣らせ、しかしそれを相手に気取られる前に即座に修正。元の完成度の高い笑顔をなんとか零コンマ数秒でこさえ直す。……らーちゃん。そういうあだ名で呼ばれるのは別に良い。友達とか殆ど居なかった生前だ、そういう仲良しっぽい呼び方はむしろ心が甘く擽られて嬉しいとさえ言えよう。こっちもエリたんとかあだ名で呼び返すべきかな、などと迷う気持ちも湧いてこよう。
 だが。けれど。だとしても。初対面で幸せについて説かれるイベントの謎の威圧感は、その嬉しさを上回ってなお健在なのである。

「い、嫌じゃないわ。らーちゃんで大丈夫よ」

 ひとまず先にそれだけ返す。台詞が無いまま時間だけ経過させると彼女をスルーした形になってしまうから、とりあえず返せる部分から返して行くことにしよう。
 ……と決めたは良いものの、問題はその返せる部分があだ名関連にしか無いことだ。どうして幸せそうじゃないか、なんて本音で真正直にあけすけと語れば内容があまりにも××(ピー)で××(バキューン)で××(伏字)で××××(放送禁止用語)で××××××(御禁制)すぎて周りの空気まで固まらせること必至である。あとめちゃくちゃ長くなる。これが原因で死にました、ではなく、これがこうしてこうなった挙句にこんなことまで起こって死にました、な人生だったから。そりゃあ説明するとなると軽いSS並の文章量だ。しかもバッドエンドどころかバッドスタートまで完備したものっそいクソ鬱SSである。初対面の幼気な少女に読み聞かせられるか。

「お花は好きよ。ええ、好きなはずだわ。買ったことは無いけど、貰ったことはあって……別に嫌な気持ちにはならなかったから」

 エリカにほっぺたを両手でムニムニされつつ、それを振り払うでもなく光属性然とした笑みを取り繕い続ける。内心は戸惑い気味だ。なにぶん生きている間には出会ったことのないタイプなもので耐性が上手いこと付いていない。近いのは新興宗教の勧誘をしてきた目付きが危うげなお姉さんだが、そのお姉さんとだって目的が宗教勧誘と気付いた瞬間即効で逃げおおせたので経験値に含められるほどの会話をしていないのだ。死んでからこんな出会いがあると知っていれば、もうちょっとあのお姉さんと長めの会話時間を設けておいたのに。なんだかしくじった気分である。

「アタシはね、ファッションとかコスメとかスイーツとかのお話が好きよ! ね、エリカも女子高生か女子中学生のどっちかでしょ? 化粧水って何使ってた?」

 結局、幸せ云々には答えず他の質問に答えることで話をはぐらかす方向に持って行くことに決めた鸞。エリカは不思議ちゃんっぽいしきっと杜撰な作戦でも成功するはずだとタカを括っているが、『煌めく深淵』とでも表現したくなるエリカの真っ黒いのにやたらとキラキラした瞳に見つめられていると、すぐさまこの作戦は失敗するような気持ちも浮かんできた。目力が凄い。知り合いにそんなのいないけど、たぶん眼力だけで相手に催眠術がかけられる人ってこれくらいの目力が必要なんだと思う。

>榴ヶ岡エリカ様&ALL様

2ヶ月前 No.16

渡空飛燕 @hirundo058 ★Android=n3pwQ9Lvv9


【渡空飛燕/煉獄】

『 飛燕どうだった…? 』

『 早く退院して学校に戻ってこいよ…! 』



『……オレは忘れたくねえ…今オレの心の中にある、この嬉しい気持ち…そして、いままでの皆との思い出を忘れたくねえよ…!』



『 じゃあな … 』プスッ



……………

過去の走馬灯だろうか、目を閉じている飛燕は今までの中でも最も幸せだった一部分が夢として再生されていた。飛燕は人とはなるべく関わらない、関わる機会があったとしても距離を置いていた。親しさにも限度があった。それはなぜか。困るからだ、死にたいと思ってる人間が死ねなくなったら。

そして、そんな走馬灯は薄れていき…

「 ……!…ん… 」

このままずっと寝ている勢いであったが、幸い?にも周りから漂う良いニオイと言えばいいのか、はたまた臭いニオイと言えばいいのかわからない濃いめの花の香りがすると、閉じていた目をゆっくりと開く。

「ふわぁ…っ、…何処だここ」

あくびをする飛燕。明らかにこれまで自身のいた場所とは違う。むく、と身体を起こすとキョロキョロと周りを見渡してみる。やはり、見たことも来たことものない場所だ。

「(確かオレは病院にいたはずだが、…いやそれ以前にオレは死んだはず。)」

となると、ここは死んだ者達の魂が来るようないわゆる黄泉の国なのか?場所的に考えると明らかに天国じゃなくて地獄のように見えるが。そしてそんなことを深く考えることなく、そのまま周りの者たちの話に加わるように裁定についての話を聞く。が、正直自分にとって行く先は天国になろうとも地獄になろうとも特に興味はなかった。いま興味があるのは死んだはずの自分の存在とこの世界に対する好奇心。

≫all

2ヶ月前 No.17

彼方 @oracion999☆xtH1zHfFiBA ★Android=QY7V02uj82

【矢坂 千鶴/煉獄】


 綺麗じゃない。その言葉は容姿にかかっているのか心にかかってちるのか、それともただの照れ隠しなのか。千鶴は涼音では無いので真意は分からない。けど、それがもし容姿か心にかかっているのであれば、それは否定したくなる。理由は簡単、千鶴がそう思っていないから。

「綺麗だよ…?もしその”綺麗じゃない”が見た目か心に対して言ってるなら否定しよっかな。だってとても綺麗なサラサラした黒髪だもの。夜空のような黒、母なる大地の様な茶色、薔薇の様な赤、月のような淡い黄色……目は隠れててよく見えないけど、きっと澄んでいて美しいのね。それに、私に声をかけてくれた。それだけで優しい人だよ」

 自分で言って恥ずかしい。照れ隠しなのか少し下を向いて話す。軋む体を動かすのは辛いけど、動かないと別の意味で体が痛い。隣の彼女からポツリと聞こえた完璧な人という発言は聞いていなかった事にしよう。誰にだって聞かれたくない過去の1つ2つはあるものだ。でももし彼女が両親に好かれているのなら、私はどう思うのだろうか。羨ましいと思うか、大変だったんだと思うか、口惜しいと思うか。もしかしたら妬ましがるかもしれない。その時にならないと分からない事で思考が埋まりそうになるのを、頭を軽く振ることで回避する。落ち着けと言わんばかりに深呼吸をして、痛むけど我慢して伸びをする。

「涼音さん、ね。うん、素敵な響き。改めてよろしくね、おね……じゃなくて涼音さん」

 涼音さんにするか、涼音ちゃんにするか迷ったが、歳上だった時の為にも、お姉さん呼びしてた事も含めて『さん』にしておこう。そう思ってもずっとお姉さん呼びしてたため口からポロリと出そうになる、のを(少し口から出ていたが)抑えて名前呼びをする。この異様な場所でこんなに心が落ち着くのはきっと、両親やクラスメイトが居ないこと、しっかりと話をしてくれる彼女がいるからだろう。


>>及川涼音様、all様

2ヶ月前 No.18

@purple3ru ★iPhone=5uXDFiflht

【 榴ヶ岡エリカ / 煉獄 】

らーちゃんで良いと言ってもらえて、ふふん、と自慢げに目を細める。出会うすべての人にあだ名をつけてると言っても過言ではないけれど――あぁでも、ちっちゃい頃はさっちゃんとよしちゃんのこと、普通に呼んでたっけ? 兎に角、基本的にはあだ名で呼ぶことにしているから、もし却下が出たとしても、呼び続けていたかもしれない。それで幸せでは無くなるというなら、勿論やめるけれど。

「うん、大正解! 私は女子高生だよっ! 華の17歳! ーー良かったぁ、らーちゃんにも好きなものあって! そっか。お花とー、ファッションとー、コスメとー、スイーツかぁー! ……あ、えっとね、私の化粧水はぁっ、ハトムギ! お母さんが買ってきてくれたんだぁ♪」

自分の年齢を明かすと同時に、パッと相手の頬から手を離し、今度は両人差し指で自分の両頬を突く。突いて、にぃーっと笑った。目を細め、八重歯だけでなく綺麗に並んだ全ての歯を見せて、笑った。そういうちょっとあざとい動作を天然でやってみせるのが、エリカという少女である。
化粧水に関する問いもまたあざとい。幼い自分かわいいアピールに見えなくもない。お母さんが買ってきてくれたって。そういうのを恥ずかしがるのが女子高生だろう――目の前の女子高生の親が、どれだけ不幸を凄惨に生産したかも知らず、エリカはどこまでも無邪気に話した。

「私、らーちゃんが好きなものについては、あんまり詳しくないけど――でも、らーちゃんが私に話してくれて、それで幸せになれるなら、いくらでも聞くよ! 質問もできるだけ答えるし、おしゃべりするだけで私は幸せだから、らlちゃんにも幸せになってほしいの! だから、いっぱい好きなものの話しよっ?」

細めていた瞳を開き――というよりは、かっ開き、爛々と煌めかせる。頬を突いていた人差し指をしまい、グッと拳を作ってガッツポーズしてから、まっすぐと鸞の顔を見て語りかける。口を開けば開くほど宗教勧誘みたいな女だ。宗教勧誘っていうか、意見の押し付け。ある意味自分が思う通り動いて欲しいだけの人間でしかなかったりするのだ。かわいい見た目に騙されるな。

>>比丘形鸞さま、allさま

2ヶ月前 No.19

友禅 @yuuzenn☆fXqsD0VZIxk ★YRuDhSwQ0p_Qi5

【 比丘形鸞 / 煉獄 】

 やはりエリカは女子高生という認識で間違っていなかった。17歳なら一つ上の学年か。しかし何だろう、先輩という感じが少しもしない。むしろ後輩感すらある。本人も気にしなさそうだし、このまま敬語でなくため口で通させて貰うとしよう。今から丁寧な口調に切り替えるのは妙な引っ掛かりがあるし、何よりエリカの性格とテンションを鑑みると親しげな口調のほうが話が進みやすそうだ。出会って一分足らずでの印象なのでもちろんこれから反故になる可能性は高い。しかし現時点ではそう感じる以上、現時点ではそう見做すのが正解である。

「へぇ、ハトムギかぁ。良いよねアレ、私も500mlのをボディにばしゃばしゃ使ってからクリームで蓋するタイプ! さすがにスキコンくらいの値段になると顔用にしちゃうけど、定番のナチュリエとかは安くて大容量でお財布に有り難いからついついあちこち塗りたくっちゃう。同じ価格帯のプチプラ化粧水でハトムギ以外なら、後はアタシ、日本酒とかのも結構好きだったわー。ポンプ式ってやっぱ便利よね」

 “お母さんが買って来てくれた”。普通の女の子なら経験して当たり前の出来事を口にするのは悪いことではない。この場合に悪いものがあるとすれば、それは当たり前の経験すら手にしたことのない鸞の『育ち』が『悪い』。だからエリカの台詞にちくりと痛む己の胸は無視する。なに、生前とてよく在ったこと。今さら平気だと思い込むことに支障は無い。臭いものには蓋をせよ。とびっきりの分厚い鉄蓋を。さすれば嫉妬は見えなくなって、羨望と情景も地下深くに。
 あどけない仕草で笑うエリカを見て、こちらもニコニコと朗らかに笑う。それにしても彼女は歯が綺麗だな、どこの歯医者さんでホワイトニングしているんだろう、なんて逸れたことをわざと考えれば、心の平穏はそれなりに保てる。空想こそは全人類に共通する楽園だ。どこにも実在しないからこそ、誰でも簡単に手に入れられる。

「うふふ、ありがと。エリカったらとっても元気な女の子なのね。アタシ16歳だからエリカのほうが年上なのに、年下の女の子とお話してる気分になるわ。――そうそう。いつまでも二人で話し続けるのも楽しそうだけど、ここには他にももっとたくさんと子達がいるじゃない? そっちにも話しかけに行ってみない?」

 エリカの目付きがますますの輝きを以てガン開かれたのを皮切りに、鸞はとうとう他の面子も彼女のペースに巻き込むことを決意した。自分一人で相手していてはいつかボロを出す。この際、もっとヤバいのとぶち当たっても化物には化物をぶつけんだよ精神で受け入れるので、是非とも第三者をフリートークに招待したい。
 自然を装ってさりげなく視線を外し、エリカと自分以外のこの場の面々にさっと目を配る。メンタルが危ない方向に凄そうだなとあからさまに直感できてしまうのは、向こうで悪人と地獄について一人論じている青年。しかし彼はあまりにもアクが強すぎて、こちらもこちらでアクの強いエリカとぶつけた場合ビッグバン的な超反応が発生しもっとヤバいことになってしまう可能性があった。故に別の人材を探す。
 傍らにいる別の二人組は仲良く話し込んでいてお邪魔するのも悪いし、十中八九で人間じゃなさそうなリンボちゃんに美容の話を振るのはさすがに場違いすぎて無理だ。となると、黒髪赤メッシュの青年か英字のパーカーに袖を通した青年の二択。……後者の青年は目尻に涙が伝っている。そこにハンカチを差し出す形で話しかければ自然に会話に混ざって貰えそうだ。よし、そうと決めたらすぐさま行動に移そう。

「あの。大丈夫かしら? 涙、そのまま乾くとこびり付いて剥がす時に痛くなっちゃうわよ?」

 制服の内ポケットから取り出したラデュレのハンカチ――たまたま入っていて助かったしなんならポケットティッシュも一応存在していた――を泣いている青年に駆け寄ってそっと手渡し、演技2割で本音8割の心配そうな表情も向ける。
 リンボちゃんの台詞から察するに彼も自殺して煉獄に来たことは確定済みで、そんな人間が目の前で涙を流し無言で呆然自失しているのだ。さしもの鸞とはいえ素で彼の精神状態を憂慮しても不思議ではあるまい。

>榴ヶ岡エリカ様&西条踵様&ALL様

2ヶ月前 No.20

坂本琴音 @railguns03 ★iPhone=gXeY8DTIMi

【坂本琴音/煉獄】

ここでボーッとしてたらば黒髪と赤の髪(割合にすると8対2くらいだろうか?)の、青年が、その場が何処か戸惑ってる様子それを見ると、
「(そりゃそうだよな。私もわかんなかったんだから。)」
こう思いつつ

自身が人を拒絶するように相手も自身を拒絶するだろうな。と、期待はせずに
「ねーほんと、どこなんだろねってか、君もきたばっかなんだね。」

自身は死んだのになんで生きてるのか、生を宿してたとしてもどちにせよいいことが、全くなしなことなんてもう嫌だとまんざらでもないような風に思っており過去のこと思い出し

『はぁー疲れた死んで楽なろトン(父)にはこれが誕プレとかマジ申し訳ないけど』

こう最後にボソっと言い、父親の誕生日に身を投げた記憶もある
彼女が覚えてるのは、ただ、心霊現象多発地帯でもあったあそこから投身自殺すれば似た境遇の人がいるはずと、死後世界に興味あったというとこだ。
もしかしてここが、その例の噂の死後世界とやらなのか?と、思いながらに
→飛燕、all

2ヶ月前 No.21

@purple3ru ★iPhone=5uXDFiflht

【 榴ヶ岡エリカ / 煉獄 】

鸞が明朗とした様子で語るのを、にっこり笑顔とガッツポーズをキープしたまま聞く。どうしてわざわざキープするのかというと――(うん、よくわっかんないや!)よくわっかんないからである。エリカは、母にちゃんと保湿しなさいと買ってきてもらったものを、じゃあ使う〜と適当にやってるだけの人間なので、元より美容に興味はないのだ。だから、鸞の話すことはよくわっかんなかった。よくわっかんないけど、(けど、らーちゃんがたのしそうだから、いいよ)彼女が少しでも幸せになれたなら、それでいい。あ、でも日本酒の化粧水はわかる。お母さんがハトムギと一緒に買ってきたけど、私はなんか匂いが苦手だからってお母さんが使うことになった気がする。

「うんっ、よく言われる! クラスの子もエリカは妹みたいだよねって言ってたよ! そっかぁ、らーちゃんは年下だったんだね……すっごい落ち着いてるから、年上かと思っちゃった! ――うん、いいよ! らーちゃんがそうしたいなら、私はだいさんせーい! みんなで一緒に幸せになりたいもんねっ」

鸞の提案に笑顔で即答し、彼女の視線の先へ自分も眼を向ける。(みんながみんな『本当に幸せ』とは言えなさそうだなぁ)なんて。見た目の幼若さからは想像できなさそうな失礼きわまりないことを考えながら、他の面子をジロジロと不躾に見つめる。自殺してんだから全員そりゃ幸せじゃないに決まってる――というのは、エリカの中では考えられない。生死と幸せかどうかは全くの無関係だ。これは自分が煉獄にいる間はずっと思い続け感じ続け考え続け語り続けるつもりである。
鸞のアクションを待っていると(あくまで、自分は鸞を幸せにするために動いている途中なので)、彼女は泣いている青年へハンカチを渡しに行っていた。これは有難い行動だ。彼は泣いていて、この中でもとびきり不幸そうであるから――いやいや本当、どこまでも失礼なことを考える女だ。

「はじめまして! 私は、榴ヶ岡エリカ! キミ、どうして泣いているの? なにか悲しいことでもあった? 今ね、らーちゃんの好きなものの話をしてたの。キミも一緒に好きなものの話をしよっ! 私はね、『幸せ』が好きだよ! 世界中のみぃーんなに幸せになってほしいんだぁ! 勿論、キミにも!」

いつまでも握りしめていた拳を開き、手をおろし、やっとこさ立ち上がると、自分もパーカーの青年の方へ走り寄る。走り寄り、自分はハンカチを持ってはいなかったので、代わりに自己紹介をする。相手に質問を投げかけているというのに、全文章が強烈な自己紹介になっている。

>>比丘形鸞さま、西条踵さま、allさま

2ヶ月前 No.22

@itxmm☆OxYUdDLLJjM ★iPhone=O46U9oTb94

【 西条 踵 / 煉獄 】

 踵が虚ろな瞳でぼんやりと青い華を見ていたところ、不意にかけられた声に数テンポ遅れて思わず踵はゆっくりとそちらの方を見る。
 踵が一番最初に目に付いたのは、所謂世間一般で言われる、いや、世間一般で評価される以上に整った顔立ちの女の子で、随分と可愛がられて育ったんだろうなぁ、と的外れも甚だしい事を考えながら、ぼんやりと今しがた彼女が言っていた言葉を頭を働かせて考え直しながら、彼女の手にあるハンカチとポケットティッシュを見て、柔く笑う。
 ゆっくりと体を起こしながら「ありがとう」と言いかけたところ、彼女の後ろからは更に彼女と同い年くらいだろうか? とにもかくにも、彼女もまた随分と可愛がられて育ったんだろうなぁと信じて疑うことのないほどの可愛らしい少女がやってきたところで踵の口は噤まれる。
 それにしても、この後からやってきた彼女も彼女で自分のことを気にかけてくれているのは分かるのだが、如何せんぼんやりとしていた踵の頭が彼女が何を言っていたのかきちんと理解することには多少時間はかかったが、踵は概ね2人は自分のことを気にかけて此方に来てくれたのだろう、という事を理解した上で、今までの頭も心も占めていた思考を全て取っ払って、先ほどまで涙を流していた人間とは到底思えないほどの笑みを浮かべる。

 「あんがと! エリカちゃん、と……ええと……アンタ! 悲しいコトとかはねぇよ? ちょっと何が何だかよくわかンなくて疲れちゃってたっぽい。ほら、ボケーッとしてたり欠伸したりすると無意識で涙出ちゃってる時とかあんじゃん? そんな感じ!」

 名乗っていたので辛うじて後から来た少女、榴ヶ岡エリカの方の名前はわかった。しかし、先に声を掛けてくれた彼女の名前は名乗られていなければまだ聞いてもいないので「アンタ」なんて無粋な言い方にはなってしまったが、とにもかくにもお礼を告げつつ、自分はいたって平気だと小さなガッツポーズを作るようなジェスチャーをつけながら笑った。
 とはいえ、折角の厚意を無駄にするのもなんとなく申し訳なかったので、「ティッシュもらうね」と言いながら名前のわからない「アンタ」の手からハンカチは遠慮しつつポケットティッシュを受け取る。

 「オレは西条踵。好きなモンはオレのカ────ペット! デグー飼ってたんだァ」

 声かけてくれてありがとね、と付け足しながら自分の名前を名乗ると、エリカに尋ねられた好きなものになにかを言いかけた後に、すぐに言葉を変えた。
 危ない。危うく自ら自分の首を締めることになりそうな回答を仕掛けるところだった。どうも、まだここに来てからの時間がそう長くはないから、死を決意してから実際行動に移すまでの時間もそこまで経っていない事もあって、ついつい生前の癖で口を滑らせてしまいそうになっている。
 「オレのカノジョ」が好きなのは今でも変わらない。が、彼女はもうカノジョである前に既婚者になってしまったわけで。あまり考えるとまた気分が悪くなりそうなのでこれくらいで止しておこう。折角話しかけてくれた2人にドン引かれる事になる未来が見える。

 「……それにしたって、『幸せ』が好きなんて大それた話してんなァ。えーと……アンタは何が好きなの?」

 やたらテンションの高いような気もするエリカの言葉を思い返して、思わず笑みをこぼしてしまう。まさか『幸せ』なんて漠然としたものを堂々と好きと言ってのけるのだから、目の前の彼女、もといエリカの姿は矢鱈と眩しく見えた。
 踵は彼女達のガールズトークを聞いていたわけではないので、折角なら先に声を掛けてくれた彼女の事も知りたいと思い、踵曰く「アンタ」からすればきっと二度目となるであろう何が好きか、という簡単であって些か難しい問いを投げた。
 名前を聞いていない以上、名前を出せないので無粋な言い方になってしまっているのを申し訳なさそうに顔を若干顰めながら。

>>比丘形鸞様、榴ヶ岡エリカ様、All様


【 絡みありがとうございます〜! 】

2ヶ月前 No.23

友禅 @yuuzenn☆fXqsD0VZIxk ★YRuDhSwQ0p_Qi5

【 比丘形鸞 / 煉獄 】

 よほどぼうっとしていたのだろう。青年は声をかけてすぐには反応してくれなかったが、それでも自我を取り戻してからは先程までとは打って変わっての快活な笑みを向けてくれた。エリカの怒涛の質問攻撃に戸惑いもしない。かなりコミュニケーション能力の高い青年だ。生前は陽キャを装っているだけで実質友達もまともにいなかった鸞と違い、本当の本当に陽キャで友達も100人くらいいたに違いないと確信できるだけのオーラが彼にはあった。少なくとも鸞はあると感じた。

「あ、アタシは比丘形鸞よ。よろしく踵くん」

 ポケットティッシュを受け取ってくれた彼に遅ればせながらの自己紹介。よく見れば大人びた面差しと理知的な切れ長の眼差しを有した彼が、それでいて子供らしく破顔する様はなんだか酷く可愛らしい。友達100人のみならず、こういう所にキュンとして彼とお付き合いを始めた彼女とかも居たりしたんだろうなと追加の想像案まで出て来る。見れば見るほど自殺とは無縁の人物像。これがどうして煉獄にいるのか。
 オシャレな色柄のハンカチをポケットにしまい直し、「へぇ、デグー!」と踵の話に相槌を打つ。確か鼠っぽい小動物だったはず。貧乏人ゆえに飼ったことはないけれど、貧乏人だからこそペットには憧れを覚える。いつか一人暮らしに成功して娘を搾取対象としか見ていない両親から解放されれば、自分もペット可のマンションで猫とほのぼのと暮らすのだと意気込んでいた。死んだ今となってはもはや叶わぬ夢。
 カ――の次は何と言いかけていたのか少し気になりはしたものの、なんだか触れてはいけない気がしてひとまず触れないことを選んだ。ちょうど話を振られたことだしそっちに答えよう。

「アタシ? アタシはね、さっきもエリカに言ったんだけどスイーツとか美容とかファッションの話が好き。最近じゃ特に靴に凝ってたわ。此処だと何でか制服だからローファー履いてるけど、私服なら30足くらいの靴の中からその日の気分で靴を選んで履いたりしてたの! 踵くん、お洒落は好きかしら? 最近だとジェンダーレスが流行ってて男の人でもヒール履いたりするのよね?」

 すらすらと好きなことに関しての話を連ねてゆく。30足の靴はもちろん身売りした報酬で購入したもので、それをする前まではサイズも合っていないボロボロのお下がりスニーカー一つしか持っていなかった。金を得たことで羽目を外しすぎたな、とは自分でも買って来たいくつもの靴を見下ろした時にちょっと思ったものだ。それさえ『自分だけの靴』が手に入った喜びには勝らなかったけれど。ハイヒール。ブーツ。サンダル。ミュール。スリッポン。レースアップシューズ。オペラパンプス。いっぱい買った。下着だって、化粧品だって、全部売春したからやっと買うことができたのだ。自分の人生に全く後悔が無いと言えば嘘になる。でも、手に入れた物たちを思い浮かべれば後悔だけでもない。『身売り』という行為に対しては我ながら複雑な感情を抱いている。

「天国って、シューズショップはあるのかしらね? あるなら是非とも行ってみたいけど、無いなら煉獄にはもうちょっと良い靴を履いている時にお呼ばれしたかったわ」

 くすくすと、自分の今際を思い出すことさえ苦痛な分際で冗談めかして軽口を叩く。平気なフリでもしなければ生きてはいられなかった。死んでからもこれだけは相変わらず得意なままで、そんな自分を、心のどこかで別の自分が嘲笑っている。嗚呼、タチが悪い。普通に会話しているだけで勝手に心が削れてゆく。こんな性格、欠陥品でしかない。仮に天国に行けたところで、暮らしている自分の性格がこんな風であるままなら全く馴染め無さそうだ。落ちたくはなくても、馴染む馴染まないでいうと比丘形鸞は圧倒的に地獄のほうに馴染めてしまう女だと己でも確信している。

>榴ヶ岡エリカ様&西条踵様&ALL様

2ヶ月前 No.24

千里 @matunogirl☆JygYpuYd4vU ★Android=GpDLBHarLt

【及川涼音/煉獄】

「ま、待って?そんなに言われるとなんだか恥ずかしいわね。ありがとう、そんなふうに褒められたの初めて。慣れない、わね。……私は優しくないわ。自分が落ち着くために、誰かと話していないと気が狂いそうだったから。だから優しくないわ。あなたの方が優しいと思うわ」

彼女の言葉に目を見開いて驚きを隠すことなく表現した。やはり、そんなふうに褒められるのは慣れない。見た目で褒められたことは無いのだから。優しい、と褒められたことも無い。だって完璧な人ならできて当然でしょ、とみんなに思われていたから。ありがとう、とは言われるが優しいとかそういうのは言われたことがなかったから。頬を軽く染めながら少し目線をそらす。困惑も入っていたからなのか、思わす本音が溢れる。この世界に来てそれほど時間が経過していないのもあって本当に自分が死んだのか実感が持てないのか最後まで言葉を言った時に口を抑える。違う、完璧な人はこんなことを思わない、と。私は完璧なのだから”だれかと話していない時が狂いそうだった“なんて。そんなこと思っちゃいけないのだ。
「あ……ちが……今の、は違くて……」
思わず言葉がこぼれてしまったことで言い訳がましい、困惑し切った声が自分の口から漏れているのがわかる。それでもあの頃の、親に愛されていなかったころのあの苦しかった日々を。完璧でいたからこそ両親からの愛をもらえていたのだ。そうじゃなくなった自分はーーー。

「っぁ……、うん。それでお願いします。お姉さん、だなんて堅苦しすぎますから……。矢坂さんの名前は千の鶴って書くのよね。いい名前ね。私、その漢字好きなの」

少し意識が飛びかけていたのだが、彼女の声で少し意識がこちらに戻ってくるが、それでも今の自分がどんな顔をしているかわからない。予想でしか物は言えないが、おそらくひどい顔をしているのだろう。今の自分は到底完璧でいられている、という自信はなく、ひどく狼狽していることが自分でもわかる。あの時の、完璧ではいられなかった頃、親から向けられていた、周囲の人から向けられていた目線を思い出して顔から血の気が失せていくことがわかった。あぁ、でも最近は完璧だったはずだ。じゃあ今でも完璧なはず、だ。それじゃあなんで愛されなかったんだ、いや、私が愛を感じなくなっただけなのかもしれない。
それでもへらりと無理やり笑いながらその漢字がすき、ということを告げる。それはまぎれもない本音なのだがこんな真っ青な顔でそんなことを言われても信ぴょう性は薄いだろうけども。

>>矢坂千鶴様、周辺all様


【んひぃ……なんかいきなりくらいこと書き込み始めてすみません遅くてすみませんぶん殴ってくれて構いません……。】

2ヶ月前 No.25

@purple3ru ★iPhone=5uXDFiflht

【 榴ヶ岡エリカ / 煉獄 】

「悲しいことはないんだねっ? 私は無意識で涙が出ちゃうなんてことは無いけれど、キミがそうならそれでいいや! ――踵。じゃあ、かっちゃんだね! こう呼ばれるのが嫌だったら言ってね。――ほぇ、デグー! デグーなら私、知ってるよ! 鼠みたいなやつだよね! 動画で見たことあるよ!」

すぐに明るく笑った彼から涙の理由を聞き、意味を理解はしなかったが、納得はした。自分は涙を流すことなんて滅多にないけど――まあ、真実は忘れているだけなのだが――彼が、踵本人がそう言うなら、そうなのだろう。
鸞と同じようにニックネームをつけ――まあ、これの付け方は安直且つ一定なのでそんなにバリエーションはないのだけれど。ニックネームをつけてから、デグーに対して理解を示す。否、示すほどの理解ではないのだけれど……これでも一応、現代女子高生なので、動画サイトをよく使う。その中で、デグーを飼っている動画を見たことがある。なので、実際に飼えるかはさておき、「デグーって××なんだって?」といくつか聞くぐらいの知識ならある。その程度しかないとも言う。
にしても、カってなんだろう? デグーのお名前かな?

「ふぇ? だってだって、幸せなのが嫌いな人なんていないでしょっ? 私は幸せであることが好きで、みぃーんなの幸せそうな顔がだぁーいすきなんだよっ! だから、かっちゃんにも幸せになってほしいの!」

それは当たり前のことだと言う風に――と言うか、実際にそう思っているのだが。当たり前だと、幸せについて語る。話せば話すほど怪しい人になっていっている。今の幼げな見た目だから許されてるみたいなとこあるから、大人になったら言わないで欲しい――まあ、死んだから関係ないか。やっぱずっと言ってていいよ。

「靴! 30足はすごいね……! 私、学校のローファーとー、このブーツとー、体育用のスニーカーとー、夏のサンダルとー、上履きとー、体育館シューズしか持ってない! らーちゃんは本当に靴が好きなんだね! シューズショップかぁ。あるといいね! 天国、きっとすっごく幸せなところなんだろうね! 私、絶対行きたぁーい! だからやっぱり裁定、頑張んなくっちゃね!」

6つ中最後の2つが室内用だ。
それはともかく。自分は天国に絶対に行きたいと、はっきり言う。行けると信じてやまない。天国はきっとみんなが幸せで、幸せであれる。幸せな場所。自分が行くべき場所。裁定頑張らなきゃ、なんて。簡単に言っているけれど――エリカは、まだ、自分がどういう判断で自殺すると決めて、どうやって死んだのか、何にも覚えていない。もしきかれても困る。死んだ原因だけじゃなくって、左手首の包帯すら、どうしてなのかわからない。

>>比丘形鸞さま、西条踵さま、allさま

2ヶ月前 No.26

彼方 @oracion999☆xtH1zHfFiBA ★Android=QY7V02uj82

【矢坂 千鶴/煉獄】


「私の方こそ優しくないよ。だって涼音さんが話しかけてくれなかったら、涼音さんが私の事を受け入れてくれたからこそ、こうやって話していられる。例えそれが自分の為であっても……ね。ん、違う……?どこが違うかは分からないけど…………涼音さんがそう言うならそうなんだよね」

 誰にも言いたくない事の1つ2つ、3つや4つ、10呼ほどはあるだろう。詳しくは聞かないよ、と急いで付け加える。聞いてしまってお互いが沈むのは嫌なのだ。
彼女は自分の事を優しくないと言った。彼女にとって彼女自身はそういう存在なのだろう。こんなオンボロなアルビノに声をかけるという行為、これは生前の彼女周りでは有り得ないことだった。むしろ奇異の眼に晒され、陰口を言われてばかりで助けなど無に等しい状態。死後の世界だからと言われたらそれで終わりだが、目の前の涼音は生前の人々のような事はしなかったし、混乱していた状態に歯止めをかけてくれた人なのだ。他の人からしたらそれだけかもしれないが、千鶴にとってそれはとても良い意味で信じ難い行動だった、それだけで優しい人に入りきるものだった。

「うん、そうだよ。千の鶴と書いて千鶴。千鶴万亀から取ったーだとか、真っ白だから鶴の入る名前でいいでしょーとか色々と説はあるみたい。涼音さんはこの漢字好きなの?私は……どうだろう、好きか嫌いかと聞かれたら嫌いかな。私は鶴のようになれないし、色だけで決められたのなら悲しいじゃない?」

 鶴は空を飛べるが千鶴は飛べない。鶴が綺麗に鳴いたって千鶴はそんな声を出すことは出来ない。そんな事は許されなかった。長寿を象徴する吉祥の鳥、仲良きことの象徴の鳥、天上界に通ずる鳥、めでたい鳥として尊ばれてきた鳥を名前に入れておきながら、長生きせずに早くも自殺してこの世を去った。仲良しな子は居たが、それもまた己の株を上げる為の演技かもしれない。何一つ自分と被らない名前を好きにはなれなかった。仮に祖父母が決めたのならそれだけで好きにはなるが、父母が決めた名前は好きになれそうにない。名前の由来や意味よりも、付けた相手が重要らしい。

「顔が真っ青だけど大丈夫?匂いにやられた?それとも私、嫌な思いさせちゃったかな?」

 あの人生の中で友達と呼べる人が沢山いたならば、こういった時の対処法もすぐ浮かぶだろうに。自分の姿と生前の行動力の無さに心がやられそうになる。それをなるべく悟られないように彼女の優れない顔色を伺いつつ、その手を軽く握った。ゆっくりと硝子細工を触るように、少しでも彼女にかかっている負担が減るように。その原因が自分なら、その辛さを肩代わりできるように。


【ひえっ……私の方こそ長時間待たせたのにこんな文ですみません!待たせてる身で言えることではありませんが、千里さんが納得のいく文が出来るで唸ってください…!待てます!!(変な事言っててすみません!)】

2ヶ月前 No.27

@itxmm☆OxYUdDLLJjM ★iPhone=O46U9oTb94

【 西条 踵 / 煉獄 】

 「びく、ぎょう……?」

 「アンタ」と呼んでいた彼女の名前は、比丘形鸞というらしい。「榴ヶ岡」もそうなのだが、比丘形もなかなかに珍しい苗字ということもあり、少し申し訳なさそうにしながらも踵は名前が間違っていないか、という確認も含めて首を傾げながら鸞の苗字を反芻した。
 鸞からはよろしく、という風に言われ、踵も柔く笑みを浮かべた後に「よろしくね、鸞ちゃん」と握手を求めるように手を差し出す。
 泣いていない、ということを踵が示せば、目の前のエリカは無意識で涙が出てくることなんてない、と不思議そうにしていたが、「オレだけの特異体質かも〜」なんておちゃらけたように相槌を打つ。すぐにエリカからはかっちゃんという風に呼ばれ、失礼ながらも何故にこんなにも元気な子が煉獄なんかに居るのだろう、という疑問も浮かんだが、不意に視界の端っこに映った彼女の左手首を見て「ああ、そういうこと」と心の中でつぶやきながら小さく頷く。
 デグーの話題を出したところ、意外と2人とも反応してくれた。最近はデグーのペットブームもあると聞いたし、今までのような「は? なにそれ? ネズミ? なんでそんなん飼ってんの?」みたいな反応が返ってこないのは新鮮だったし、何よりもちょっとだけ嬉しかった。
 デグーの話題が予想とは違う回答に嬉しくなっていると、先ほど踵が『幸せ』についての回答をエリカはしてくれた。

 「え〜! マジ!? じゃーあァ、エリカちゃんも鸞ちゃんも幸せになーれ! ……なんちって!」

 「かっちゃんに幸せになってほしい」という言葉を聞いて、踵は露骨に嬉しそうにしながら、両手をいっぱい広げるようにして上記を告げながら笑ったが、「なんちって」と言いながら恥ずかしくなってきたのかゆっくりと手を下ろしながらほんの少し顔を赤くしながら小さく笑った。
 良くも悪くもその場のノリには即座に対応してしまうクセは生前からのものだった。必要とあらば女子会にだって参加していたようなコミュ能力の男だ。その分、騒がしかったので少々嫌われがちでもあったが、良くも悪くも目立つ人間というのはそういうものだろう。
 踵が尋ねた好きなものの質問に嬉しそうに鸞が答えてくれたのを見て、何故か親鳥が雛鳥を見守るようなほっこりした気持ちになった。即座に鸞と会話を広げるエリカの姿にやっぱり女の子たちだなぁ、とは思いつつも、こう見えて女子会にも(半ば強制的に)参加していた(させられていた)踵も口を開く。

 「30! オレもねぇ、お洒落ダイスキ! あっ、でも自覚あるけど今の格好クソダセェとかそういうの無しね!? しかもスペルも文法もミスってるしね! オレアホだからちゃんと見ないで買っちゃった!! 普段はちゃんとしてるから! オレは持ってないけど、ヒールとか似合う男の人って羨ましいなーって思うかなァ。 ……あ、ねぇ、オレ、エリカちゃんの夏のサンダルってどんなのか気になるなー」

 自分のパーカーを見せるようにしながら服装についてのセンスはノータッチで、ということをやんわりと伝えつつも、お洒落をすることは好きだということを肯定する。嘘はついていない。どちらかというと、“誰かのために”お洒落をするのが好きなだけであって、お洒落そのものには比較的無頓着な方ではある。が、まぁ、お洒落そのものに全く興味のない人間は“誰かのため”であろうと普段の無頓着な格好で行くのが大半だろうし、今時の男子高校生だって服装くらい気にする。女子よりも女子力の高い男子なんて何人もいるし。

 「シューズショップかぁ。あ、じゃあ、もしあったらオレ、エリカちゃんと鸞ちゃんに似合いそうなのプレゼントさせてほしい! 女の子だもん、折角なら綺麗な靴で歩きたいだろうし、オレも歩かせてあげたいなァ。だから、裁定がんばろ! ……ここってお金の概念どうなってんだろ……?」

 踵のいう「かわいいもの」は広いジャンルの事を言うので、かわいいものが好きな踵は目の前の女子2人をかわいいかわいいと思ってしまっているだけにデロデロに甘やかしそうな勢いである。無論、この態度がデグーにも反映されていたわけで、もしかしたらデグーのきびすが今そばに居ない状況で余計にかわいい子を見て甘やかしたくなっている節はあるのかもしれない。発想だけで言うなら少し危ないどこぞの親父と似た思考回路でもある。もし生きていたら最悪通報までされていたかも。

>>比丘形鸞様、榴ヶ岡エリカ様、All様

2ヶ月前 No.28

友禅 @yuuzenn☆fXqsD0VZIxk ★YRuDhSwQ0p_Qi5

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2ヶ月前 No.29

千里 @matunogirl☆JygYpuYd4vU ★Android=GpDLBHarLt

【及川涼音/煉獄】


「……充分あなたは優しいわ。自分のために話しかけた、と言っているうえに何を否定しているかもわからない否定の言葉まで述べたのに軽蔑しないもの。私だったら訝しむわよ。……ありがとう。生前、なのかしらね、もう。生前色々あって思わず出ちゃった言葉だから気にしないでくれると嬉しいわ」

詳しくは聞かないよ、という言葉を聞いて小さな言葉でありがとう、と言葉を重ねる。この言葉で思わず出てしまった言葉の焦りもだいぶ抜けてくる。
人に優しくするのも生前からの癖で彼女が辛そうだったから、声をかけた、というのもあるが、何よりも一番は自分が辛かったから彼女に声をかけたというのがいちばんの理由だ。私利私欲で彼女に声をかけたのだから心が綺麗とはいいがたいだろうむしろそれでも自分に声をかけてきてくれたのが嬉しい、と語る彼女の方が心がよほど綺麗と言えるだろう。おそらくこれは彼女に言ったところで否定されてしまう。おそらく彼女は見た目ゆえにひどく奇異な目でみられ、嫌われていたからなのだろう。人は少しでも自分と違うところを見つけるとそこに攻撃性を生み出し弾圧し始める。
「えぇ……。字体が綺麗で好きなの。バランスが取りにくい漢字って綺麗に書けるだけで嬉しいの。……でも、確かにそうねぇ。鶴って漢字が自分の名前に入ってると緊張するわよね。なにせ、尊ばれている鳥の一種だもの。それに見合う人間にならなきゃ、と思っちゃうわね
それに白いからって理由で名前をつけられるのは悲しいわ」

彼女の言葉を聞いて頷きながら口を開く。自分の漢字が嫌いだ、という言葉を聞くと少し悩んだ素振りを見せた後にもし自分にこの漢字が入っていたら、という事を考えると今この現状は許されないのでは、と思ってしまうだろう。

「大丈夫よ。ちょっと生きてるときのこと、思い出しちゃっただけ。匂い、はまだ慣れないけれど、矢坂さんは悪くないわ。ここにいる人と比べたら私の人生はとても素敵ね、って言われる人生だったと思うの。幸せだったねって。でも、私にはもう辛くて耐えられない人生だった」

あれ以上を望むなんて馬鹿なのかもね、なんて言いながら苦笑をこぼす。彼女に握られたとき驚いてびくりと肩を揺らす。ガラス細工を触るような手つきで握られた手をこちらも優しく握り返した。まだ顔が青いのはならないが先ほどよりも血色のいい顔でへにょりとわらった。

【わー!ありがとうございます□!いつもお待たせして申し訳ないです……!今回なんか特にお待たせ致しました……!】

>>矢坂千鶴様、周辺all様

2ヶ月前 No.30

渡空飛燕 @hirundo058 ★Android=n3pwQ9Lvv9

【煉獄】

 …オレはお前を___…

目を覚ましてからも進歩なく、ただ周りを見渡している飛燕。そして、また走馬灯が起こる。誰かに向けて言った一言のはずだが、その相手が誰だか思い出せない、顔も思い出も全く一切思い出せない。そもそも相手に対して「あんた」とはよく呼ぶが「お前」と呼んだ事など生まれて一度もない筈だが、生前の記憶喪失のせいなのか。愛の告白なのか、それともただの予告なのか。分からない…。

そんなことを思っていると一人の女性に声をかけられる。

「…そうか、あんたは誰だか知らねえけどあんたの父さんはとても良い人だったんだな。」ニッ…

話を聞いていると完全に自己紹介をするタイミングを失ってしまう。が、最後のボソッとした一言を聞き取れば少し嬉しそうに笑みを浮かべてそう言う。

≫琴音

2ヶ月前 No.31

彼方 @oracion999☆xtH1zHfFiBA ★Android=QY7V02uj82

【矢坂 千鶴/煉獄】


 十分優しい、そう彼女が言うならそうなのだろう。自分で自分の優しさなんて理解出来てはいない。自分のことは自分が一番理解しているはずだと言われても、千鶴は自分の事を理解しきれていない、むしろ理解する場面がなかった。優しさというのも周りの人が誰かに対して『○○は優しいね』だとか『○○って気配りができていいね、将来は優しい良い人になれるね』だとかそういうのを聞いただけだった。軽蔑だってする様な環境にいなかった、ただそれだけ。もしそれに関わるような生き方をしていたのなら軽蔑もしたかもしれない。ただ人との関わりの少なさが、好意も悪意もなく奇異の目と陰口、両親の暴力のある生活が、それだけしかなかった生前が今の千鶴を作り上げていた。

「字体が綺麗……そう言ってもらえてきっと作者は嬉しいね。私は長生きもしなかった、仲良し…と呼べる子はいたけど『本当の友達』というものかは分からない、鶴という文字に泥を塗ってるようなものだから…きっと作者に嫌われるね。白いから鶴、でもこの白さは鶴じゃない。雪か紙ね」

 鶴は白以外にも色がある。ならば千鶴の白さは鶴以外の白。ただ単色で無彩色のものが相応しい。それに合わせて名前も小雪だとかそういうのにしてくれればよかったのに。脳の片隅で誰かは分からない名付け親に対して毒を吐く。

「そう……そっか、大丈夫ならよかった。素敵で幸せ?……なのに耐えきれなかったの?んー、私にはよく分からないや。私は私の人生を幸せとは思えない。けどきっと幸せな時間はあった…かな」

 耐えきれなかった幸せな生活とは何か、それに対する理解を諦めた後に自分の生前について考える。ひゅっと一瞬息が詰まる感覚。微かに浮かんだ嫌な思い出。ああ折角彼女が落ち着かせてくれたのに、折角このまま話が進むと思ったのに。また戻りそうになって。いけない、いけないとその連鎖反応を起こす元を隅に押しやる。
幸せとは程遠い、けど微かな幸せで満たされてた日々。幸せだったけど痛くて、幸せだったけど悲しくて。懐かしいソレに思いを馳せながら、握り返してくれた彼女に合わせて微笑んだ。


>>及川涼音様、all様


【こちらもお待たせしてすみません!しかも前回文字ミスに宛先未記入ミスとミスの連続でほんと申し訳ないです……】

2ヶ月前 No.32

坂本琴音 @railguns03 ★iPhone=gXeY8DTIMi

【坂本琴音/煉獄】
自身の、あのボソッと言うたあの言葉に対し飛燕は、自身の父親はいい人だったのだな。

こう、言ってくれたのだが、自身は、とりあえず生きている事。それ自体に嫌気がさしたわけだが、というか、目の前にいる相手、飛燕に会ったのは初めてという感じはせず、昔に何度かどこかであったような気がしたのだが、相手のほうは記憶に無いと。なら、自己紹介でもしておくべきか。こう、思ったので、数秒開けた後に

「とりあえずうちのはいいやつではあったけど以外とヘタレだったりした。あ、君、名前なんやっけか?私は、坂本琴音。よろしくね。」
彼のことは、なんとなくどこかで見覚えあったような。それなのに、肝心の名は思い出せないため君の名はなんちゅうの?と、やんわりと聞けば父親は、父親なりに手を尽くしてくれてはいたため、恨みはねーかな。あるとしたら学校と自宅かなという感じで
→飛燕、all

2ヶ月前 No.33

千里 @matunogirl☆JygYpuYd4vU ★Android=GpDLBHarLt

【及川涼音/煉獄】

「そう、かしら?」

及川は彼女の言葉を聞いて首をかしげる。長生きをしなかった、という言葉は自分もそうだから気にしなければいいのになんて思いながら彼女の言葉に耳を傾ける。
「八坂さんは頑張ったのね。生きるの。たったの数年でもあなたは必死に生きたと私は思うわ。言葉の端々を聞いてるとそう思ったわ。私はカウンセラーじゃないから、あなたの心は癒せないかもしれないわ。そうねぇ、お友達になるのはどうかしら?」

彼女の言葉を聞いて自分では癒せない、と思った。彼女は自分よりもはるかに辛い思いをしていたと簡単に予測できたからだ。自分は完璧でいればおそらく愛されていたから。彼女は見た目のせいで幸せになるはずだった人生とやらは散々なものだったんだろう。
「雪は儚いわ。……あなたみたいに、ね。ほっといたら消えてしまいそうだもの。まぁ、もう死んでしまったから消えてしまう、なんて表現はおかしいかもしれないけれど。あなたは何色にも染まることのない綺麗な雪みたいね」
彼女の雪か紙、という言葉に彼女を照らし合わせると雪の方が彼女には似合うな、なんて思う。こんなふうに本音で話せる人はどのくらい久しぶりなんだろう、なんて思う。あってそんなに時間がたっていないというのになんでこんなに話せるのだろう、なんて思う。

「……私が、疲れちゃって。親の求める自分でいることが。そうしないと愛してはもらえないとわかっていながらも、ね。きっかけは簡単なのことだったの。親の言葉が原因だったわ。八坂さん、いきなりごめんなさいね、変な話して」

彼女の幸せだったのに耐えられなかったの?という質問に対して苦笑いを浮かべながら静かに頷いた。今思えば完璧でい続ければ親からのアクセサリーとしての愛情分はもらえていたのかもしれなかった。陰りを見せず磨かれもしなければ手入れもろくにしてもらえないというのに懸命に続ける宝石のような存在でいればよかったのだ。けれど、それがどうしてももう耐えられなくなっていたのだ。いつからかはもう忘れたしまったがこれは偽りの愛だと気がついたのは高学年になってからだったと思う。今思えば、普通に愛が欲しかったのかも、なんて思う。彼女には悪いけれども、これだけは、話せなかった。自分が完璧に固執していることだけは。
>>八坂千鶴さま、周辺all様

2ヶ月前 No.34

渡空飛燕 @hirundo058 ★Android=n3pwQ9Lvv9

【煉獄】

彼女と出会う数分前に起きた走馬灯の意味を考えている途中、初対面であるはずの琴音の存在にどこか他人とは思えない感覚を感じる飛燕である。自己紹介を受ければ笑みが耐えず、少し笑みを浮かべる。そして、父親のことを「ヘタレ」と言った際も笑みを絶やさなかった。決して嘲笑ではない。

「ハハハ、そうか…オレの名前は、渡空飛燕。よろしくな、琴音…!」

「よっ」と言わんばかりに軽く手を前に突き出す飛燕。だが、飛燕も無自覚ではあったものの身体がかつてに反応するようにその手は琴音の頭に向かっていき、手のひらを頭の上にのせてみれば優しく頭を撫でる。この行動になでている飛燕本人も内心驚きを示している。


≫琴音

2ヶ月前 No.35

@purple3ru ★iPhone=5uXDFiflht

【 榴ヶ岡エリカ / 煉獄 】

自分が幸せについて真剣に(本人はとても大真面目である)語ると、踵は嬉々とした様子で両手を広げ、呪文を唱えた。
ノリが良い青年だ。エリカの生前の周囲の人間は、みんな「幸せとかなんとかアホくさい」とか「うわ、やばい子じゃん。近づかんとこ」とか「はいはいそうですねー」とか。そういう、後ろ向きなリアクションしかされなかった。だから、踵みたいに、ポジティブな反応は、その後の恥ずかしげなところも含めて、こっちも嬉しくーー幸せに、なるものだった。

「かっちゃんもみんなの幸せを願ってるんだねっ! とっても素敵! 一緒に世界のみんなを幸せにしようねっ! あはは、私、今のですっっごく幸せな気分になれたよ! ありがとっ、かっちゃん!」

元からきらきらと煌めいていた真っ黒な瞳の輝きが増えて、普段からやや開き気味の瞳はよりかっ開かれる。眼はやばいやつのソレだが、表情は心の底から幸せそうな笑顔である。るんるん気分で踵の手なんかとっちゃってます。ずいっと顔も接近しちゃって。距離感が近い。

「えー、私はとっても素敵だと思うよっ、かっちゃんのお洋服! ――ん? 私のサンダルはぁ、普通のジュートサンダル! って言っても、いっぱい種類があるよね――うーん、説明が難しけど、結構シンプルでリボンんがかわいいんだよーっ」

踵のパーカーを素で褒めてから、サンダルについて返事する。ノータッチの意が伝わっていない。もともとお洒落についてはそこまで詳しくないし興味もないのだが、コレでも普通の女子高生。周りはお洒落な女子高生達ばかりで、「エリカはよく動くしジュートにしたら?」とオススメされて買った。彼女たちがいなかったらきっと今サンダルの名前を答えることもできなかったから、エリカは感謝するべきである。ちなみに彼女は死後でのコミュニケーションに役立ったからっていちいち感謝する女ではない。

「わーいっ! そのときはみんなでおそろいの靴とかプレゼントし合いたいな! ――うーん……どうだろ。地獄の沙汰は金次第って言うけど、天国はどうなんだろうねぇ……ってゆーか、煉獄の裁定もおかね次第だったらどうしよう! 私、おこづかいもらう前だったんだけど……」

ずっと触っていた踵の手から離れて両手を上にあげてバンザイ。すぐに手を下ろして、顎に人差し指を当てて考えるようなポーズをする。『どうしよう』と言いつつも、全く不安なんて感じさせない笑みを浮かべたまま話す。強いていうなら、さっきまでの幸せに満ち満ちた相貌ではなく、ちょっぴり不思議そうに、きょとん、としている。

「もしそうなら、みんなに挨拶して回ろう! みんなどこか不幸なんだもん、幸せにしてあげなくちゃ!」

言うは易し行うは難し状態の鸞の意図を汲み取れる筈もなく、本気で全員に話しかける気でいるエリカ。"みんなどこか不幸"には、勿論いま話している2人も入っているが、本人達が気付くかは謎だ。それが失礼に値するとエリカは気付いていない。私? 私はとっても幸せだよ?

>>比丘形鸞さま、西条踵さま、allさま

2ヶ月前 No.36

坂本琴音 @railguns03 ★iPhone=gXeY8DTIMi

【坂本琴音/煉獄】
自身の父親がヘタレであるということに対する愚痴?を、彼は最後まで聞いてくれ、その愚痴に笑みを浮かべて笑ってくれてた。

彼は、どこぞの誰かさんとは大分違い、頭ごなしに自身の言葉そのものを否定ということはなく、ただ、笑ってくれてた。それに関してはこれまで無いに等しかった同然でもあったため嬉しく思いそして相手の名前は、渡空飛燕というらしく、生前にこれまで出会った男子よりも性格も顔も何倍もいい人だな、と、思いながら。
「うん!飛燕くんだっけ?よろしくねー」
そう、ニコリと笑みを浮かべながらになんて呼ぼうか?飛燕だから、『ひーくん』とか?と、勝手にあだ名とかを考えながら

飛燕は、自身の頭を撫でてもくれた。そんなことはこれまで、された事がないに等しかった為、嬉しそうに撫で受けては、→飛燕

2ヶ月前 No.37

彼方 @oracion999☆xtH1zHfFiBA ★Android=QY7V02uj82

【矢坂 千鶴/煉獄】

「頑張って……たのかな。うん、きっと頑張ってたんだね、私は私としてちゃんと生きた。ふふ、ありがとう涼音さん。…………お友達なってくれるの?」

 頑張ったと自分を肯定してくれる人がいた。それだけでここはあの場所とは違う事、あの場所よりも素敵な所だと思えた。幸せだなぁと思えた。そんな幸せの中で、生前より満たされている中で『お友達』というその単語に反応が遅れる。その単語に対していくつもの不安といくつもの喜び、正と負の感情が合わさって混ざりあってドロドロに溶ける。嬉しいはずなのにどこか怖くて、怖いはずなのに喜ばしくて。友達と呼べるのかわからない存在が頭の中でチラつく。でもここはあの場所とは違う、ならいいのかな、なんて思ってみたりして。

「雪……嬉しい。直接見た事はないけどふわふわしてて素敵なんだろうなぁ」

 儚く消えていく雪、何色にも染まらない雪、彼女は千鶴をそれに似ていると言った。千鶴は自分の事を雪か紙、とは言ったものの雪をその目で直に見た事は無い。テレビで猛吹雪だとか豪雪注意報だとかそういうので見た程度で、雪=脅威だという認識が大半を占めている。ただその白さが好きで、その終わり方が好きだった。だから雪のようだというその答えが嬉しかった。

「親の求める自分でい続ける疲れた、そっか。大変だったよね、お疲れ様。……親の言葉は拘束力がある気がするの。がんじがらめなって身動きが取れなくなるような、そんな拘束力が」

 彼女の答えになんて言葉をかけるべきなのか。お疲れ様?頑張ったね?どの言葉がこの場において最適なのかが分からない。無言な時間は短い方がいい筈だから、吃りながらもお疲れ様と言い微笑む。
愛してもらう為にがんばるのは良い事、だけどそれが原因で死ぬ事になるのは良くない。それは親が求めすぎてウィン・ウィンの関係になっていない。子供への負担が多すぎる。それでも、そんな状態でも愛してもらえたのは事実、そこに羨ましいという感情が芽生える。千鶴はその愛が欲しかったから。




>>及川涼音様、all様


【お待たせしてすみません!】

2ヶ月前 No.38

渡空飛燕 @hirundo058 ★Android=n3pwQ9Lvv9

【煉獄】

無意識に琴音の頭を撫でてしまっており、初対面の相手に頭をいきなり撫でられるのもなにか言われると思っていたが、むしろ嬉しそうに撫で受けてくれる琴音に対してどこか愛おしさを覚える飛燕。そのまま頭を撫で続けており、その嬉しそうにする琴音に惹かれていく。

「ああ…!」

改めて「よろしくね」とニコリと笑みを浮かべながら言ってくれた琴音に対して応じるように「ああ」と頷き返す。「飛燕くん」なんて言われたのはいつぶりか。生前でも基本的に男子にも女子にも「飛燕」と呼ばれており、精々小学生時代あたりぐらいしか「飛燕くん」と呼ばれたことはなかったり。

だが、飛燕は悪い気はしないようで、むしろ「琴音から自分を呼ばれようが構わないし、むしろ嬉しい。」という形をとっていた。琴音の全てを受け入れようとしているのである。初対面なのにもうすでにこんな感情が芽生えているため、琴音とは「赤の他人」とは思えなかった。

>>琴音

2ヶ月前 No.39

@itxmm☆OxYUdDLLJjM ★iPhone=O46U9oTb94

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2ヶ月前 No.40

スレ主 @skyfall12☆l3fAFLxpXTw ★Android=wj8oYSwHFt

【 リンボちゃん/煉獄→リビングルーム 】

 ゆらり、と髪を揺らして振り返る。臙脂色のとろりとした瞳に、和気藹々と会話するひつじたちを映して、ニコニコと笑う。その柔らかな表情のまま、ウエディングドレスの裾を両手でつまみ上げると、上品なピーターパンのようにつま先で花弁を散らして、宙に舞い上がった。青いダリアが蒼白の面持ちで空中に咲く様は幻想的で、その現象を引き起こした当の『リンボちゃん』は、横並びのひつじたちの誰にも声が届くように近づいて、ゆっくり口を開けた。

「さて、ご挨拶は済んだかな? では早速裁定を始めようか。ルールは分かってると思うけど、解ってなかったらいつでも僕に聞いてね____『開幕』」

 パチン。細い指が存外に大きな音を鳴らす。その瞬間『リンボちゃん』のウエディングドレスが舞い上がり、一陣の風がひつじたちの横を吹き抜け、彼らの背後に巨大な垂れ幕が出現した。それは豪奢なつくりで、ダリアの花畑をベルベットの幕が両断する様子は誰が見ても圧巻だろう。その幕はするすると横に退き、その向こうに1LDKの質素な部屋のリビングが、さながら舞台装置のように存在していた。そして部屋の中心の机、更にその上の備え付けの電灯の支柱に、固い結び目で縄が結んであった。その縄は先端が輪になっており、その空虚な空洞に、女性の長い黒髪がユラユラと揺れていた。首吊り、その光景を一言で明瞭に表すならそれだけで事足りる。『リンボちゃん』はひつじたちを横切り、その武器な部屋に華奢な足を踏み入れる。青いダリアが部屋に侵入し、瞬く間に枯れて塵となってゆく。
 『リンボちゃん』は死体をものともせず振り返って、また指を鳴らした。すると、リビングルームの小さなソファの上に、花弁と共に死体とそっくりの女性が現れた。

「おはよう、『鎌代 うさぎ』。君の番だよ、目を開けて」
「………? なに、ここ……あなた誰?」
「僕はリンボちゃん! そして君はゲームの重要な役割を担う人間さ。まあ、悪い夢だとでも思ってよ」

 女性____うさぎが戸惑った風に辺りを見回すが、意識のはっきりとした悪夢だと納得したのか、再びソファに深く座った。
 『リンボちゃん』はうさぎの頬を撫で、踊るような足取りで彼女の死体の下の机に腰掛け、ひつじたちを品定めするような目つきで見回した。

「質問は自由、解くまで終わらない___これはもう説明したね。では改めて聞こう___」

 彼の唇が歪み、その蠱惑的な声色が、一種恐ろしい程少女の高さに近くなり___こう宣言した。



『____さあ、彼女は何故死んだ?』



>>All



【 時間を過ぎてしまいましたがイベントを開始致します! これからリンボそしてうさぎは皆様方の質問や行動に反応して新しい情報を開示させて行きますので、積極的に絡んでくださいませ〜! 】

2ヶ月前 No.41

友禅 @yuuzenn☆fXqsD0VZIxk ★YRuDhSwQ0p_RBc

【 比丘形鸞 / 煉獄 】

 皆に挨拶して回るべきかと、三人揃って視線をあちこちにやってみている最中のことだった。それまで何の動きも見せなかった『リンボちゃん』が再度花唇を開いたのは。
 正確には、台詞を回す前にスーパーイリュージョニストよろしく空に浮かび上がるという行動もあったが、そっちは地面から舞い上がる花弁や虚空から降り注ぐ花弁に意識を奪われている内に驚くタイミングを逃してしまった。麗容の少年が魔性と夢想とを身に纏い、空を彩る花と咲く様は、神さえ重力を制して彼を自分の座す天の園から遠ざけまいとばかりに美しい。佳人は神様に気に入られて早くお傍に呼ばれてしまうから薄命なのだとよく耳にするが、なるほど彼ほどに見目良い場合には命を奪うどころか物理的に天に連れて行かれそうになるのか。それは大変そうだ。
 ……現実離れした光景すぎてついつい意識が変な方向に逸れてしまった。静かに首を振って意識を現場に戻し、上空の『リンボちゃん』にもう一度視線を移す。布地マシマシの花嫁衣装で自分たちより遥か上にいても、ドレスのスカートがゴージャスにボリュームたっぷりでどんな下着なのかはさすがに確認できない。トランクスやブリーフを履いていれば『彼』、Tバックやフリルのショーツを履いていれば『彼女』で認識を固定しようかと思っていたが、どうやら彼――ひとまず彼にしておく――の性別を男女のどちらと確信できるのはまたの機会に持越しらしい。
 響く声色は相変わらずの甘ったるさと艶っぽさで、采色の持ち主は声まで魅力的なのかと改めて感心する。悪魔や天使が創作世界において頻繁に美貌を携えているのは、突飛な状況に人間を追いやってもこうして顔の良さや独特の雰囲気に人間側が呑まれて横槍を入れるタイミングを逃すから、結果として話がスムーズに進みやすいとかそういう理由があるのだろう。そうでなければ神様の御趣味か。

「スカラ座もビックリの豪華ステージね。実際に観に行ったことは無いけど」

 『リンボちゃん』が繊指を打ち鳴らすと同時に現れた垂れ幕を見上げ、生前ついに足を踏み入れぬまま死んだ某国のオペラ劇場を思い出す。確かゴールデンタイムの特集番組でやっていて、ああいうリッチで現実離れした催しを生きている内に観に行ってみたいものだと胸を焦がしていた。それがまさか、死んだ後に叶っているような叶っていないような中途半端な形で眼前に現われようとは。
 しかしこの垂れ幕が左右に開いたとて、中から出て来るのはこの世の全ての賞賛に値する美声を誇る歌姫などではあるまい。そう想像した通り、徐々に中身を露呈させてゆく垂れ幕の向こうに在ったのは女性の首つり死体。……いや。括約筋の弛緩によって糞尿等が垂れ流しになっていないのを鑑みれば、まだ気絶しているだけでギリギリ気を失っていないのだろうか。それとも『リンボちゃん』が気遣いで汚物の類はフォトショップ加工のように画面から消したのか。あるいは“首を吊っているのに体液が流出していない”という事実そのものが、彼女の死因と深い関わりを持つという可能性とて無くは無い。首を吊る何日も前から水分も食事もとらないようにしていても、餓死寸前まで追い込むでもなければ自然と身体から糞便は排出される。同じく首を吊って死んだ鸞の死体だって、第一発見者の目に映る頃にはそれはもう見るも悍ましいザマになっていたはずだ。場所が公衆便所だから余計に。なんなら目玉だって飛び出していたかもしれない。

「……あの。この質問って、『リンボちゃん』にするのもアリなのかしら。もしアリなら、首を吊って死んだ彼女の身体から何の体液も垂れ流しになっていないことが、彼女の自殺理由と関係あるのか、単に絵ヅラとして不快だから再現から外しただけで何の関係も無いのか教えて欲しいわ。もし関係ないのに聞かないままそれを込みで推理したら、なんか馬鹿みたいな結論に到達しそうだし……」

 死体はそのまま生前の彼女まで現れたことに目を見開き驚いた後、しかし死んだ自分がこうして意識と肉体を所持しているならそういうのも勿論ありえるだろうと納得し、視線を彼女――鎌代うさぎから『リンボちゃん』にまた戻す。
 質問は礼儀として挙手をしてから行った。自身の死因を想起させる目の前の光景には、はっきり申し上げて密かに心臓がバクバクである。けれどそれを隠して淡々と推理に臨む。そもそも自殺を実行するまでにメンタルが追いやられた時点で、脈の数が可笑しいとか胸が詰まるとかそんなのは日常茶飯事だったのだ。死んだとてそういう経験値はリセットされない以上、当然隠蔽スキルだって健在。早々と周囲に様子がおかしいことを勘付かせて推理の邪魔をするなんて真似はしない。

>リンボ様&ALL様

2ヶ月前 No.42

ラク @trueend☆7qiQoCH3OM/3 ★ilm9Ng2clI_Gpd

【世界 棗/煉獄→リビングルーム】

 死んだら生まれ変わってお母さんと幸せになるんだ。そう思って自殺した。きっと目を開けたら花畑が広がっているはず。

 目を開けた。足元には赤い花が広がっていた。天国に来れた! そう思い顔を上げるとウェディングドレスを着た少年がこちらを見て微笑んでいる。それは決して優しい微笑みでなく悪魔のような微笑み。確かにそこは花畑だが、天国にはふさわしくない不定形の泥塊がさまよっていた。ここは、天国じゃ、ない……? 『リンボちゃん』と名乗る少年はここを煉獄だという。自分の行動次第で天国にも地獄にも行けるという彼の言葉は棗にはどうでもよかった。ただ、俺は天国に来れなかった。
 次々に話し出す他の羊たちとやらの話し声を遮るように耳をふさいでうずくまる。

「天国じゃない……俺はいい子じゃなかった……? 違う。俺はお母さんにとって不幸の原点……? 俺は存在してはいけない存在……? 」

 ぶつぶつとつぶやきながら足元を見つめる。その瞳に赤い花も不定形の泥塊も映っていなかった。光の失った瞳。死んでさえも絶望を味わった棗は自問自答を繰り返していた。そうしていると『リンボちゃん』が指を鳴らす。細い指からは想像もつかないような大きな音に自分の世界に入っていた棗はビクリと体を震わせるとゆっくり顔を上げた。そこには今までは無かった現世によく似たリビング。そこに黒髪の女性が首を吊っていた。人の死なんて見たことがない棗はひゅっと息をのむ。何も言わずに見つめていると『リンボちゃん』は話続けた。そして問う。彼女が何故死んだのか。先程『リンボちゃん』が話していた『裁定』が始まったのだろう。これは生きていたころに見ていた推理アニメのワンシーンのようだ。
 棗はゆっくりと立ち上がる。もう棗は生きていたころのクールさを取り戻していた。面倒ごとに首を突っ込んだら殴られる。出来る限り穏便に。棗の思考回路はショートしており、ただ、良い生徒を演じることが現実を受け入れずに済む方法だった。問題を解決すればいい。そうしたらお義父さんに殴られない。
 棗はリビングルームに現れた『鎌代 うさぎ』に歩み寄っていった。羊たちの一人が手を挙げて『リンボちゃん』に質問していたが、棗が興味あるのは『鎌代 うさぎ』の方。別に二人のやり取りを聞く必要はないと判断し、ソファに座っている『鎌代 うさぎ』の隣に腰を下ろした。

「おねーさん。コーヒー飲みかけてるけど、飲まなくていいの? 飲みたいなら持ってこようか? 」

 『鎌代 うさぎ』の目を見つめながら、机上にあるコーヒーを指差す。まずは自分は敵ではないと認識させなければならない。これもいかに良い生徒になれるか試行錯誤した結果の行動だった。人の信頼を勝ち取ることには慣れているが、さすがに20代ほどのお姉さんと話す機会はなく、どう接すればいいのかわからない。取り敢えず、どんな相手にも通じるような何気ない話題を振るという行動をしてみた。


>>鎌代うさぎお姉さん、ALL様


【イベント開始おめでとうございます。お初お目にかかります、このイベントから参加致します、ラクです。いきなり話しかけに行ってしまい申し訳ありません。全然入ってきてもらって大丈夫ですので、どうぞよろしくお願いします。】
>>皆様

【回答ありがとうございました! 答えになってます。大丈夫です。こちらこそ今後ともよろしくお願い致します! 】
>>主様

2ヶ月前 No.43

千里 @matunogirl☆JygYpuYd4vU ★Android=GpDLBHarLt

【及川涼音/煉獄→リビングルーム】

「えぇ、頑張りすぎちゃって疲れちゃったのよ。だからそんなに自分を責めなくていいのよ。死んでまで自分を追い込まなくてもいいじゃない」

彼女の言葉を聴きながら頷く。こんなに人と本気になって話したのはいつぶりだろう、なんて考えてしまう。普段はなんの取りとめのない会話しかしないし、そもそも本音でなんて話したこともなかった。擽ったいな、なんて思いながら彼女の質問、友達になってくれるの?という言葉には首を傾げる
「……そもそも私はもうお友達のつもりだったのだけれど……?八坂さん……いいえ、千鶴ちゃんよろしくね?」

少し驚いたように目を見開いてから頬をゆるりと緩めながら千鶴ちゃん、と呼びながら右手を差し出すのだった。
「とっても綺麗よ。私の住む地域はあまり降らなかったから降ったら交通網が乱れに乱れて大変だったのだけれど、それでも私は儚くて好きなの」

へにゃりと笑いながら言ったり少し困ったような顔をしたり、死ぬ前にこんなに笑ったり表情変わったけ、なんて思いながら彼女との会話をかわす。
及川の言葉に同意を見せた。がんじがらめになって苦しかったのをよく理解してくれた。
「……ありがとう、ね。そんなこと言われたのははじめてよ。みんな言うの。”あんたは幸せもんだね”とか”なんでも出来てすごいね”って。でもその言葉は……私には呪にしか感じなかったわ。完璧に縛られないといけないっていう強い強い呪い」

八坂の言葉にほんの少し心が暖かくなるのがわかる。思わず、完璧に縛られていた、ということを漏らす。
「ふふ、なんてね。ちょっとした冗談。完璧には縛られてないわよ」

ニッコリと笑いながら冗談だ、ということを告げた。

そんな時だった。不意にリンボちゃんと言っていた人が動き出したのは。パチン、と彼女の指が鳴らされると一陣の風が吹く。その強さに思わず目を閉じた。次に目を開けるとそこは随分と豪華な作りの幕が並んでいて、その幕がスルスルと開くとその向こう側に1LDKの質素な部屋が見える。その部屋には、人間の死体があった。それにしては随分と綺麗だな、なんて思う。自分の死体は相当ぐちゃぐちゃになっていただろう。なんせ、通勤快速の列車の前に飛び込んだのだ。改めて考えるとやばい、なんて思う。

そんな時だった。いつの間にか時が進んでいたのだろう、一人の女の子が質問を投げかけていた。
『……あの。この質問って、『リンボちゃん』にするのもアリなのかしら。もしアリなら、首を吊って死んだ彼女の身体から何の体液も垂れ流しになっていないことが、彼女の自殺理由と関係あるのか、単に絵ヅラとして不快だから再現から外しただけで何の関係も無いのか教えて欲しいわ。もし関係ないのに聞かないままそれを込みで推理したら、なんか馬鹿みたいな結論に到達しそうだし……』
その言葉を聞いてようやく今、質問タイムだ、ということが分かった。さらに、少年のような声も聞え、そちらを振り返る
『 おねーさん。コーヒー飲みかけてるけど、飲まなくていいの? 飲みたいなら持ってこようか? 』
「わたしから、もいいかしら?お姉さんこの部屋にスリッパ、あるかしら。あなたみたいな人なら、スリッパ履いてそうなのだけれど……」

そっと問いかけるように質問をなげかける。言葉をなるべく選ぶように、そう尋ねるのだった。

>>矢坂千鶴様、リンボ様、周辺all様

2ヶ月前 No.44

坂本琴音 @railguns03 ★iPhone=gXeY8DTIMi

【坂本琴音/煉獄】
飛燕の、ああ。という返事を聞くなり、こんなんでも嬉しそうにしてくれる人がいたのね。とは思う。そうそう、自身と関わって嬉しそうにしてくれる人はいなかったため、少し驚きは隠せず
「そう言ってくれてありがとうね!むっちゃうれしいわ。」
先程の一連の会話の中で、飛燕の自身を受け入れてくれるような紳士的な言葉、態度全てが、何よりも、どこの誰よりもいいもので嬉しく思いながらに、生前、自分の居場所はこの世界じゃない。そう、思ったこともあったなあと。思う。そんなこと考えてると
何故か飲みかけのコーヒーがあった。もしかして、そのコーヒーに、なにか睡眠薬的なのでも入れて首吊ったのだろうかと、少しおもったりもし、だが、すでに約2名の方が対処してくれてたからまあ、いいか。とも思ったが
知らない顔は、気が引けた。そのためまずは、リンポちゃんの、何故死んだというとこからまず入ろうと思い、まず第一は首を吊ってるわけだから首吊り?なんだろう。と、思う。にしても死の直前に飲んでたであろうコーヒー残してまでしにたかったのか。というか、自身みたく、衝動的に後先考えずこの世界がいるべきとこやないからと、いう理由で、死んだというのもある意味これはこれでありなのかも。ていうか、事件に巻き込まれた可能性もなくはないような気もし、何もかもが中途半端だなと思いつつ
→飛燕、鎌代さん、all

2ヶ月前 No.45

彼方 @oracion999☆xtH1zHfFiBA ★Android=QY7V02uj82

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2ヶ月前 No.46

@purple3ru ★iPhone=5uXDFiflht

【 榴ヶ岡エリカ / 煉獄 】

それってつまりオレらも不幸って思われてね? という踵の質問に「うん、そうだよ? だって、とても幸せそうには見えないもん」と返す前に、物語が進行した。私達の人生はこれ以上進みようがないっていうのに。
『リンボちゃん』が、宙へ舞って、開幕を口にして、指を鳴らした。そんな彼? にエリカは、「キミ、空を飛べるんだねっ!」なんて、煌めく瞳を向けた。しかしその眼はすぐに、別のものへ向けられる。
びゅうっと吹いた風と共に、自分たちの後ろへ現れたのは、大きくて豪華な垂れ幕。幕が引いて現れたのは、作り込まれた舞台――ではなく。

「……だれかのおうちの、リビング?」

一般的なリビングルームだった。そこに、一般的でない要素がひとつ。それは、首吊り死体。
首を傾げていると、『リンボちゃん』の指パッチンと同時に、女性が現れた。首吊り死体にそっくり――というか、どう見てもご本人である。彼女は『鎌代うさぎ』というらしい。
『裁定』の始まりだ。
鸞は『リンボちゃん』に死体について質問した。この中で随分幼く見える少年は、コーヒーを飲みたいかをきいた。綺麗な黒髪の少女は、スリッパについて問うた。ほかの面々は、まだ黙っている。
エリカは、一歩踏み出して、うさぎに近づくと、にぱーっと人懐こい笑顔を浮かべた。

「はじめまして、うさちゃん! 私は、榴ヶ岡エリカ。他のみんなも質問しているけれど、私にも質問させて! えっ……とぉ…………あ、好きなこと! うさちゃんの好きなことってなあに? きっと好きなことの話をすれば、気分が晴れると思うんだっ!」

早速渾名をつけながら、自分も行動に出る。自己紹介なんて意味がないのかもしれないけれど、自分は名乗るのが礼儀だと思っている。質問させて、と言ったはいいものの、決して頭が良いわけではないエリカには、『裁定』で頑張らなきゃ、という思いはあっても、何をすれば頑張ったことになるのか、わからなかった。だから、くだんの質問をした。とても不機嫌そうで幸せそうではない彼女にも、幸せになって欲しい。自分は、この世でもあの世でも、天国で地獄でも、煉獄でも、エリカは、いつも通り動くしかない。

>>allさま

1ヶ月前 No.47

スレ主 @skyfall12☆l3fAFLxpXTw ★Android=wj8oYSwHFt

【リンボ/リビングルーム】

 ス、と遠慮がちに挙げられた手。指先から少女の顔まで臙脂の視線を移動させ、茶と赤の混ざり合ったような髪色をした彼女に微笑む。その色が想起させる紅茶は、ミルクティーと相性が良い物だが、彼女の人生はその真逆、例えるならば月光にさらした血液のような、どす黒いものによって塗り潰されている。
 ああ、そういえば彼女は確かにこの死因と縁があるのだった、と『リンボちゃん』は考える。しかし鸞という少女の場合、むしろ死までの道行きこそが苦悩と受難に包まれていたに違いない。
 『リンボちゃん』は足を組んで、背後の死骸に凭れながら気怠げに答えた。

「そうだね、確かに排泄物が出ていなかったり、首があまり伸びていないことは、不自然だ。でもこれは残念ながら推理にあまり関係無い。うふふ…………そうだなぁ、『配慮』というか、ステージの難易度が低い故の『ボーナス』かな? 君らがより死体調べをやりやすくする為の。まあ反対に言えば___排泄物があったり、腐敗が進んでいたりしたら支障出てしまう位、死体を詳しく調べる必要があるってことかな」

 グエーッと首を引っ掻く真似をしながら、つらつらと述べる。不快感を煽るその仕草は、勿論わざと神経を逆撫でする為に行なったものだ。だが質問に対する声音は優しげで好意的であり、何ともちぐはぐな対応だった。


>>鸞、All

1ヶ月前 No.48

スレ主 @skyfall12☆l3fAFLxpXTw ★Android=wj8oYSwHFt

【 鎌代うさぎ/リビングルーム 】

 浅い眠りによる夢だろうか、とうさぎは考えた。どうやってベッドに入ったかは分からないけれど、こんな色彩豊かな悪夢を見るなんて、相当疲れていたのだろう。最近は疲れる事も多かったし、そもそも論だけれど、人間は生きているだけで疲れるし、これはきっと身体が休息を訴える為に、一種命の危機を感じさせる悪夢をシグナルとして送っているのだろう、とうさぎは無理やり自身を納得させた。
 ふう、と溜息を吐いていると、可愛らしい少女が先程『リンボちゃん』とか名乗った変な奴と会話していた。話の内容はあまり聞き取れなかったが、自分に向けられていない会話に首を突っ込むのも面倒だったので、別段気には留めなかった。
 ボーッとしていると、10代前半かそこらの少年が、こちらに歩み寄ってきた。賢そうな灰色の瞳や、色白の肌に理知的な印象を感じさせる少年だ。声色も落ち着いていた。

『おねーさん。コーヒー飲みかけてるけど、飲まなくていいの? 飲みたいなら持ってこようか?』

 ああ、子供に気を使わせてしまったな、とふと思った。でも、それと同時に感心した。気遣いも出来るなんて偉いし、人に誤解されやすい自分よりもきっと好かれていて、友達もいっぱいなんだろう。夢の中とはいえこんな子の好意は無駄には出来まい、と緩く頷く。

「ええ、そうね……飲みたいかも。でもリアルね。起きてる時もコーヒー飲みかけだった気がする。君も何か実在の人物って感じ……まあいいわ、ありがとう、偉いのね。お名前うかがっても良いかな__ああでもこれ、夢ならあなたに名前ってあるの?」

 そう首を傾げる。夢の中で人に名前を聞くだけ無駄だろうか。そう疑問を持つと、聞かずにはいられない性質をしているとうさぎは、即座に目の前の少年に尋ねた。しかし答を聞く前に、今度は少女が質問してきた。何となく、親近感の湧く容姿をしていたが、ぱっちりとした瞳が自分より綺麗だ。「わたしから、もいいかしら?」という呼びかけに、「ええ、どうぞ」と返す。

『お姉さんこの部屋にスリッパ、あるかしら。あなたみたいな人なら、スリッパ履いてそうなのだけれど……』
「あら……えーと、今履いてる。このスリッパ、あたしのお気に入りでね、友達に貰ったの。だから無くす筈無いわ。いつもリビングからキッチンの入口に置いて、……た、筈よ……あれ……あたし、……うんと、何でもない。それより、あなたのお名前ってある? あったらお名前をよばせて?」

 言い知れない違和感に、うさぎは一瞬顔を歪めた。何だか見慣れた白猫の顔が、こちらに牙を剥いているように見えて恐ろしかった。ゴクリと唾を呑み込んで深呼吸をし、改めて少女に問うた。
 すると、人懐っこい笑みを浮かべた別の少女が自己紹介をしてきた。やっぱり皆名前があるのか、と自分の想像力に感心して、少しぎこちなく笑顔を作る。この少女の喋り方や雰囲気、少し親友に似ているな、と感慨深く思う。ふふ、と口端から笑みが零れ、うさぎは切れ長な目を優しく細めた。


『はじめまして、うさちゃん! 私は、榴ヶ岡エリカ。他のみんなも質問しているけれど、私にも質問させて! えっ……とぉ…………あ、好きなこと! うさちゃんの好きなことってなあに? きっと好きなことの話をすれば、気分が晴れると思うんだっ!』
「よろしくね、エリカちゃん。…………好きなこと? うん……あたしお化粧とかお洒落とかあんまり興味が無くて……強いて言うなら、友達。幼稚園からの親友でね、あたしと違って明るくて友達も多くて可愛くて……うふふ、エリカちゃんに似てるかも。その子、あたしの事しろうさちゃんって呼ぶのよ? うふふ、だからあたし、恥ずかしくって……でも嬉しかったなぁ……___あ、ごめんなさい。ちょっと喋り過ぎちゃった」

 ばつが悪そうに眉を寄せて、エリカに謝る。見れば見る程似ている。周りを幸せにしてくれそうな少女だ。あの子も随分自分に親身になってくれた。一息吐いて動かし過ぎた舌を休ませて、うさぎは感慨に浸った。

>>棗、涼音、エリカ、All

1ヶ月前 No.49

友禅 @yuuzenn☆fXqsD0VZIxk ★YRuDhSwQ0p_7DO

【 比丘形鸞 / リビングルーム 】

 鸞が初っ端から糞尿について問う汚らしいスタートを切った後、他の皆は『リンボちゃん』ではなく『鎌代うさぎ』に対しての質問を重ねていった。現状、これといって『リンボちゃん』に聞きたいことは鸞も体液云々以外に思い浮かばなかったので当然だ。「結局のところ性別ってどっちですか?」は、気になりはすれど流石にこの空気で質問できる度胸とKY力が無いため却下。そもそも答えをはぐらかされそうな気もする。なんだか『リンボちゃん』はそういう雰囲気がある。根拠は無い。ただの印象によるイメージだ。
 柔らかな布地が折り重なったスカートの下で優雅に足を組み、死骸を背もたれ代わりに使う倫理観の根こそがれた動作を自然と行いながら、『リンボちゃん』はやる気無さげに鸞の質問に答える。内臓や体液が飛び出して見苦しい様相を呈していないのは、どうやら推理にほとんど関係の無いことらしい。今回の質問で得られた成果は、むしろその台詞に続いて放たれた言葉。死体を詳しく調べる必要がある、のほうだろう。

「そうね、確かに腐敗臭や糞尿の匂いがダリアの香りと混ざり合って鼻孔に入ってくるのは最悪だわ。近寄って遺体を調べようなんて気持ちにはなれないでしょうね。……他の皆は『喋れるほうの鎌代うさぎ』を推理の材料にしようとしてるし、アタシは人手の薄い『喋れないほうの鎌代うさぎ』を調べてみるわ。回答ありがとう」

 ちらりと鎌代うさぎを見遣り、自分と『リンボちゃん』のことは意識から放り出しているのを確認した後。気持ち控え目な声で『リンボちゃん』にそう返し、死骸と『リンボちゃん』しかいないテーブル付近にまですすと寄ってみる。ソファー付近は人口密度が高くともこちらはすっからかんだ。正体不明の『リンボちゃん』も、その二文字だけで常人ならば忌避して当たり前の『死体』も、そこに存在するだけであまり距離を詰めたいとは思わせないパワーがあるから。
 ……いや、『リンボちゃん』のほうは“火傷すると理解していても美しい怪火に触れたい物好き”だとか“毒花だと承知の上でその芳香を嗅いでみたい酔狂者”だとかであれば逆に距離を詰めたがるかもしれないし、死体だってそういう性癖をお持ちの方なら息を荒げて顔を赤らめながらにじり寄ってくるかもしれないが。そういったアブノーマルな少数派たちは、見た感じこの面子の中に居そうにないので無視するものとしよう。

「飛び降り自殺をしようとする子は大抵屋上に靴を残して行くから、スリッパを脱いでいるのはおかしいことじゃない。けど、自殺者がそうするのは飛び降りの場合なら『自分は此処から飛び降りたんだ』という証拠を残したいからで、そうじゃないなら『この世と決別する意志の現れ』で『けじめの一種』であることが多い……わよね。彼女は首吊りで飛び降りじゃないから前者の理由は除外。後者の理由だと推定して、でも『けじめ』としてスリッパを脱いだとなると、今度はコーヒーが飲みかけであったり洗濯機を回しっぱなしであることが不自然になってくる。けじめのつけ方があまりにも中途半端だわ。でもコーヒーを飲んだり洗濯機を回したりしている最中に突発的に絶望するようなことが起こって慌てて縄を用意したからスリッパが脱げただけ、ってパターンならこんなにも安らかな顔で死んでいるのが可笑しい――――」

 よくよく観察すべく一礼してから自身もテーブルに乗り上げる。よって現在の鸞の立ち位置はちょうど『リンボちゃん』のお隣さんだ。『喋らないほうの鎌代うさぎ』をこれでもかと凝視してぶつぶつと呟きをこぼし、ただでさえ大きい目ん玉を広げたまま死体のあちこちをチェック。傍目にはぞっとする光景だ。しかし此処は煉獄、住民は自殺者たち。どいつもこいつも脳味噌が振り切れていて、多少様子のおかしい奴が居たくらいじゃあ気にも留めない。自殺現場の裏に隠されたおぞましい真実を、あるいは悲しい真実を探り当てようと、みんな必死に頭を回している。……やはり何人かは、まだ能天気なままで推理のすの字も感じさせない表情だったりはするが。まあ、人生を途中で放り投げた人間なのだからそういう変わり種は混じっていて当たり前だ。仕方のない異物混入。むしろ煉獄そのものが世間的な価値観でいうと異物みたいなものでもある。

「前々から自殺を考えていたわけじゃなく、急に死のうと思い立つだけの出来事があって……でもそれが絶望的な理由ではなく、本人としては満足できるものだったからこの表情で死ねた……として。問題はその死のうと思い立つだけの出来事が何だったかよね。彼女の口から出たお友達の話はそれに関係あるかしら。エリカに似てるっていうくらいだから、実はちょっとヤバい子で他人の死因に関わりがあっても不思議ではないわよね……? いや、決めつけは辞めたほうが良いわ。家族や恋人の線も当たってみないと。これ以上は死体を観察するだけじゃなく、やっぱり本人に当たらないと手詰まりだわ」

 眼前の死体は死体であるだけで恐ろしいが、生々しい息遣いを感じない分、『死体として恐ろしい』だけで『人間としての恐ろしさ』は抜け落ちている。だから地雷だらけの人生を送って来た鸞でもここまで容易に近付くことができた。自分だって一度は死体になったのだ、今喋れるか喋れないかの違いがあるだけで種類としては同じと言える。そう強く思い込むよう努力すれば、次第に心臓の鼓動もスピードを緩めていった。
 ちょっとエリカに対して失礼な物言いをしてしまっているが、鸞の声が届く範囲にいるのは今のところ鎌代うさぎ(※死んでいるほう)と『リンボちゃん』だけなのでセーフだと思いたい。もちろん聞かれていれば全力で謝り倒すつもりはある。いくらエリカがヤバいのが事実だとしても、それを自殺者という時点で同じくヤバい生き物である鸞に言われたくはないだろうから。阿呆に阿呆って言われると天才に阿呆って言われるよりムカつく、なんて意見もあることだし。

>リンボ様&鎌代うさぎ様&ALL様

1ヶ月前 No.50

千里 @matunogirl☆JygYpuYd4vU ★Android=GpDLBHarLt

【及川涼音/リビングルーム】

「……うん、よろしくね、千鶴ちゃん」

少し恥ずかしそうにしてる彼女を見て思わず頬が綻ぶ。こんなふうに笑えたのは久しぶりだったのかもしれない。貼り付けたような笑顔やら浮かべたことがあるが、心からとか楽しくて笑顔を浮かべたのはいつ以来なんだろう、とふと思う。そんなことを思うと少し悲しくなってくる。いや、もう思い出すのはやめよう、だなんて思い、首を軽く振って、先程の考えを吹き飛ばす。
「……そうねぇ雪が降るといいわね。……まぁ、こんなふうに連れてこられた先で雪が降っていても楽しめそうにはないけれど……」

雪が見てみたい、といった彼女に頷きながら答えるもあたりを見渡すと先程連れて(?)来られた先で雪が降っていても楽しめることはなさそうだ、と告げる。

先程投げかけた質問に対して鎌代うさぎ、という少女なのだろうか。彼女は答える。
『あら……えーと、今履いてる。このスリッパ、あたしのお気に入りでね、友達に貰ったの。だから無くす筈無いわ。いつもリビングからキッチンの入口に置いて、……た、筈よ……あれ……あたし、……うんと、何でもない。それより、あなたのお名前ってある? あったらお名前をよばせて?』
「あ、名乗り忘れていましたね。私は及川涼音。うさぎさんの好きなように呼んでくだされば嬉しいです。……スリッパ、可愛いですね。あなたの親友……かしら、優しいのね。羨ましいわ。それにあなたは親友のこと、とても大切にしているのね。素敵なことだと思うわ」

彼女の質問に対する答えに対して、張りつけたような笑みのまま優しいのね、と返す。羨ましかった、とも告げる。私にはそういったものを送り合えるほど信用した友達は生前は居なかったから。死んだ後にできるのも酔狂だ、なんて思いながらも先程話していた彼女を思い出す。
他の人に対する返答を見ても彼女はどうやら親友を大切に思っていたようだ。それを聞くと微笑ましく思った。彼女にも大切な人というのがいたのだ。
……なら何故、こんなに安らかな顔で自らを死に至らしめることに至ったのはなぜなのだろう、と思う。
遠目から見ても分からないが、一人の少女が物言わぬ死体を見始める。彼女に任せよう、と思いながら彼女の返答を一言一言をきちんと聞いて推理しよう、と思い彼女に向き直るのだった。

矢坂千鶴様、鎌代うさぎ様、all様

1ヶ月前 No.51

緑酢 @karasu1010☆TyGLtXpsS1g ★0gkYBdXyN1_o01

【桔梗桜聖/煉獄→リビングルーム】

早速、ずっと抱えていた苦痛を吐き出してしまう者、そんな底知らぬ苦痛をひたすら受け止める者、その一方で未だ壮絶な苦痛を隠し通す者、忘れたくなる程の苦痛を切り落としていた者、恋焦がれる様な苦痛を物ともしない者、大切な人の為に自ら苦痛を選んだ者、未練の無い事が苦痛だった者、居心地の悪い苦痛に襲われた者等、そんな悩める自殺志願者達がまるで殺されるのを待つ子羊の様に、今か今かと地獄行きか天国行きかの裁定が開幕するのを待ち望んでいた。
しかし残念ながら、そんな彼等における本性を洗い出す様に、ウエディングドレスの少年はじっとその煉獄の様子を眺めている様に見えていた。されどその中でも、煉獄に来た死人達を歓迎する大輪の花々を根こそぎ奪い取ると言う奇行に走る人物は唯一、桔梗しか存在しなかった。
だがそんな桔梗もまた特に此処はどこだ、と慌てふためいては答えの無い場所で暴れ出してウエディングドレスの不思議な少年に掴みかかるなんて言う、明らかに第一印象が極悪な浄化し甲斐のある人間は存在しなかった為、特に普通に会話する煉獄の子羊達に興味を示す反応を行う事は無かった。

「そうか。じゃあ、この煉獄は今のところ、悪人が誰一人いない善人だけの世界で出来上がってるって訳だ。何とも一切の苦痛が無い幸福だけで創られた素晴らしい景色じゃないか! きっとあいつ等が見たら、良い浄化のきっかけになり得たのに」

だがそう言ってこんなにも輝かせている彼の眼は残念ながら、同時に一度は善人と定めたはずの子羊達を心底疑っていた。

「だけど、まだ名前や死因、その素性も知らない第一印象だけでレッテルを決めつけるのは流石に早いよな……。それに此処で安易に善人だと認めたら、一人ぼっちでとっても寂しがり屋な悪人達を天国まで見逃す事になってしまう。……それだけは避けないと。だから何度でも俺がこの目で、ちゃんと裁定して地獄へ導いてあげないと……!」

そう言って桔梗は、天国の階段を登ろうとする無駄な足掻きを見せる悪人を引きずってでも正しい方向へと愛でる使命を悪意ゼロの笑顔で応えようとする。
そして裁定の時は訪れた。ずっと黙りこくっていたウエディングの少年は、その煉獄の自殺者達を裁く審判に応じる様に空中へと浮遊を開始。それはまさしくあの世でしか見られない光景であったが、桔梗の中ではそんな現象よりもウエディングの少年自体も裁定対象に入っていた為、じっと悪人かどうかを見定めていた。

「……彼が閻魔や神の様な人を定める立ち位置ならば俺の心と正真正銘、命を込めた善意を認めてくれて、天国行きであろう俺を要望通り、地獄行きにするはずだけど……どうかな?」

ちなみにもしも彼の歪んだ善意が理解されず認めてくれなかった場合は、その閻魔や神と共に地獄巡りへと楽しむつもりでいる等、彼は完全に間違っていないと思い込んでしまっている。
するとそう考えている桔梗の真後ろには、既に死因を再現すると言うステージの垂れ幕がちゃんと用意されていた。そんなこの世のどこにも無い素晴らしい舞台へと様変わりしたのを見て、彼は多くの悪人達とのんびりその舞台を観賞している光景を花束を手に握りながら想像する。

主演は勿論、誰かの首吊り死体。観客は煉獄に迷い込んだ自殺志願子羊達。


「まさにあの世でしか見る事の出来ない、しかも煉獄限定と言うスペシャルなイベントだな。またまた地獄のあいつ等に良い土産話が出来たよ」

その後ウエディングドレスの少年、リンボちゃんは鎌代うさぎと呼ばれる死体に似ている女性を召喚。その光景を見た彼は鎌代が地獄行きの悪人の可能性を見越して、隅から隅まで観客と言う立場から眺めていた。さらに鎌代だけでは無く、鎌代に対する反応や動作を見て彼なりに勝手に地獄行きの悪人を裁定していた。
そしてそれぞれが舞台の中に入り込みリンボちゃんや鎌代に質問等と言った行動に出る中、桔梗は彼女が何故、自殺したのかと言う動機やいきなりこんな舞台で裁定されると言う状況のフォローよりも彼女が悪人かどうかと言う、経歴を優先。

こうして桔梗は、他の子羊達とは少し違う裁定をひっそり始めていく――。

>>参加者ALL様

1ヶ月前 No.52

ラク @trueend☆7qiQoCH3OM/3 ★ilm9Ng2clI_ymT

【世界 棗/リビングルーム】

 棗がコーヒーを指差しながら問うと、『鎌代うさぎ』は答えてくれた。

 「ああ、そういえばそうだったね。おねーさんが色白で美人さんだから名乗り忘れてたよ。ここは夢だけど、ちゃんと名前はあるよ。名前は世界棗。いい名前でしょ? 俺の大好きなお母さんとお父さんが考えてくれたから、俺もこの名前大好きなんだ。」

 そう言いながら机上にあるコーヒーを取ってまたソファに座り直した。コーヒーは嫌いじゃない。昔お父さんもよく飲んでいた気がする。だからなのか、持った瞬間に香ったコーヒーの香りはなんだか懐かしささえ覚えた。取っ手部分を『鎌代うさぎ』に向けて渡す。

 「起きてるときも飲みかけだったんだ。机の上にコーヒー以外見当たらないけど何してたの? 」

 机上には飲みかけのコーヒー以外見当たらない。コーヒーを飲んでいたのだから、本やノートなどあってもいいはずなのに。一体彼女はコーヒーを飲みながら何をしていたのだろうか。考え事? どれが死に関係しているのかわからない以上、気になることは全て聞いておきたい。もしかすると、自殺前に人生を振り返っていたのかも。でも、そうだったら飲みかけなのが気になる。もし、死ぬ前の一杯だったら、普通飲み終えるのではないだろうか。
 色々と考えを巡らせていると、黒髪の女性がスリッパについて問いてきた。この女性も死因を調べるために手始めに何気ない質問をしたのだろう。しかし、その質問に『鎌代うさぎ』は少し返答を詰まらせていた。スリッパが引っかかったのか、友達が引っかかったのか。いずれかはわからないが、これについては彼女が聞いてくれるだろうと、棗は『鎌代うさぎ』の隣で二人を交互に見ながら聞いていた。
 するとまた『鎌代うさぎ』に話しかける人物が。八重歯がのぞくエリカと名乗る彼女はここには相応しくない明るい笑顔を向けていた。こんな意味もわからないところに来ているのに曇りない笑顔でいるエリカに棗は少し圧倒された。状況把握が出来ていないわけではないだろう。現に当たり障りのない質問を投げかけている。それではこれは作り笑顔? 考えても理解が出来なかった。棗はエリカについて考えることをやめ、二人の話を聞いた。そしてここでも出てきた友達。親友であるその子に対して『鎌代うさぎ』がかなり好意を抱いていることは少し話しただけで伝わってきた。俺にはそんな友達いなかったなと死ぬ前のことを少し思い出す。誰にでも好かれているが、誰の特別でもない中途半端は立ち位置。お義父さんを怒らせないようにするにはそうするしかなかった。でも、そんな中途半端な立ち位置は寂しかった。
 昔を思い出し少し涙ぐむ。泣くことを許されていなかった棗はお義父さんがいないことの解放感からか少しずつたまる涙を止めることは出来ず、ついにあふれてしまった。エリカの顔を見ながらこぼしてしまったから気づかれたかもしれない。気づかれてないことを祈りながら袖で涙を拭う。少し赤くなった瞳でエリカの方を向いている『鎌代うさぎ』の肩をたたく。

 「じゃあ、俺もうさおねーさんって呼んでもいい? 」

 涙を流していたことをばれないように、出来る限り笑顔で。


>>うさおねーさん、涼音おねーさん、エリカおねーさん、周囲ALL様


【遅くなってしまい申し訳ありません! 今後はリアルがするので、すぐに返信できると思います! 】
>>ALL様

1ヶ月前 No.53

スレ主 @skyfall12☆l3fAFLxpXTw ★Android=wj8oYSwHFt

【リンボ/リビングルーム】

 死体を観察し考察を述べてゆく少女を、『リンボちゃん』は泥濘のように、あるいはコールタールのようにどろりとした視線で更に監察していた。可憐な少女が亡骸と向かい合う図は、ある種生命と死の対比の様相に近しい。少女性がそのコントラストをより鮮やかにしているのか、それとも彼女の、鸞という名前に相応しい髪や瞳の鮮やかな色彩が飾りたてているのか。陳腐な表現だが、簡単に言ってしまうとその光景はかなり異様だった。
 しかし、それを隣で眺めるのは少なくともまともな感性を持った人間ではない。怪異そのものといった妖しい眼差しで、『リンボちゃん』は鸞の推理に口を挟んだ。

「とても安らかな顔をしているね……でもよく見てごらん」

 鸞の横顔にずいと近づいて、死体の腕を撫でながら嗤う。
 そして右手人さし指の腹を死体の頬に滑らせたかと思うとパッと放し、それを鸞の眼前に見せつけるように差し出した。
 その指の腹には、薄橙色の粉末がこびりついていた。かなり見えにくいが、色白な『リンボちゃん』の肌にはのばさなければ馴染まないので辛うじて分かるだろう。その粉末はファンデーションだった。つまり、『鎌代うさぎ』の死体には化粧が施されていたのだ。

「言っておくけど僕がやった訳じゃないよ? 綺麗なものだね。死化粧というのかな? 慌てて塗ったのかな、額の方に少しむらがあるけれど……」

 呟きながら、鸞よりも更に死体ににじり寄り、首の縄を指で弾く。死と重力に抗えず垂れている黒髪に頬摺りしつつ、『リンボちゃん』は鸞から目線を外し、どこか虚空に焦点を当てた。

「She went out and hanged and then there were none___首の縄にも謎があるかもしれないよ? 誰かに手伝ってもらえば?」

 拍をつけて、澄んだ声で歌を歌った後、鸞の耳元でそう告げる。それは暗に「死体を縄から下ろせ」と命じる響きを湛えていた。ああ、この聡明な少女はどこまで自分を楽しませてくれるだろうか、とワクワクしながらも、『リンボちゃん』はその毒々しい好奇心を別の誰かに移してゆく。
 こちらを裁定者じみた面持ちで観察する男がひとり。ダリアを摘む手を止め目を動かす様は、動揺や怯えといったマイナスな感情からはかけ離れていた。その宇宙を二つに割って中身を覗いたような双眸は、どこまでも光り輝いていた。『リンボちゃん』は少し顎に手を置いて考えると、自分の足下に咲いた青く萎れたダリアを摘み取り、フーッと息を吐いて飛ばした。ダリアはふわふわと宙を浮かびつつ進み、ちょうど青年の足下にポトリと落ちた。それを確認して、『リンボちゃん』は天真爛漫に笑う。

「君は参加しないのかい? このゲームに」

 一緒にババ抜きでもどう? と子供が友達に軽く言い放つように、『リンボちゃん』は少年__桜聖に向かって呼びかけた。

>>鸞、桜聖、All

1ヶ月前 No.54

友禅 @yuuzenn☆fXqsD0VZIxk ★YRuDhSwQ0p_7DO

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1ヶ月前 No.55

渡空飛燕 @hirundo058 ★Android=nbOWE0yYj9

【煉獄】

嬉しい、その相手からの一言に飛燕は笑みが絶えないままゆっくりと抱き寄せて頭を優しく撫でてあげた。

「…ん、そうだな。」

そう一言の返事だったが、その一言はどこか優しさよりも愛しさが強かった。また、さようなら、という別れの言葉のようにも聞こえる。ゆっくりと琴音から離れれば「じゃあな…」と伝えると

フッ

消えて消滅した。


【返し忘れてたので返しておきます。無視可。】

>>琴音

1ヶ月前 No.56

@purple3ru ★iPhone=5uXDFiflht

【 榴ヶ岡エリカ / 煉獄 】

友達。うさぎは、そう答えた。幼稚園からの親友で、明るくて、友達が多くて、エリカに似ているらしい。
(うさちゃん、とっても幸せそう)と、こっちまで幸福に包まれながら思う。相手の死因当てをしなければならないことを忘れているかのような振る舞いだ。笑顔だ。だけど、忘れているわけではない。死因を当てなきゃいけない、頑張らないと天国にいけない。きちんとわかっている。でも、エリカにとって『みんなを幸せにする』のは、死因を当てるよりも大切なこと。うさちゃんには、まず幸せになって欲しかったから。いま、すっごく幸せそうで、私も嬉しいよ!

「そっかぁー! 素敵なお友達なんだね! 私も幼稚園からの親友がいてね、小学生のときにふたりとも引っ越しちゃったんだけど、もうすぐ帰ってくるんだよー、えへへ! スリッパもそのお友達からのものだなんて、素敵素敵!」

ぱあっと花が咲いたように笑い、親友をべた褒めする。
ちなみに、小学生のときに引っ越した親友はひとりだし、もうひとりはそのときに自殺しているし、帰ってきたせいでエリカだって自殺しているのだが、それを全部忘れて幸せでいるのがエリカだ。誰も真実を知らないから違和だって感じない。

「ナイス質問だね、なっちゃん! 私も知りたーい! すずちゃんも気になるよねっ? さっきまで何してたのっ、うさちゃん!」

はいはーい! と包帯が巻かれた左腕を上げ、ぴょこぴょこ跳ねながら八重歯を見せ、さらっと二人に渾名を付けながら、うさぎに質問の答えを催促した。『なつめ』だから『なっちゃん』。『すずね』だから『すずちゃん』。相変わらず安直な渾名だ。
うさぎは幸せそうだから、思考回路を死因当ての方へチェンジしたのだろう。しかし、だからと言って様々な仮説が何か思いついたわけではなく、相変わらず頭の中は空っぽである。

「らーちゃん、なにしてるのー? 私で良かったら手伝うよー! あっでも今はうさちゃんとお話ししてるんだった……うう〜っ、らーちゃんもこっちで一緒に話そうよぉ! 後で手伝うから、ねっ?」

鸞の呼びかけに、首を傾げ、悩み、結果的に勧誘することにしたエリカ。鸞まで話せるうさぎから推理を導き出すんじゃあ意味がないのだが、エリカは『みんな一緒の方が幸せになれる』と思ってのお誘いである。あと、力仕事だから、エリカじゃ普通に無理だと思う。

>>鎌代うさぎさま、及川涼音さま、世界棗さま、比丘形鸞さま、allさま

【一応呼びかけにこんな反応の仕方をしていますが、当然断ってもらって大丈夫です〜!!】

1ヶ月前 No.57

彼方 @oracion999☆xtH1zHfFiBA ★Android=QY7V02uj82

【矢坂 千鶴/リビングルーム】

 3人が鎌代うさぎに対してした質問の答えを聞きながら、1人がリンボちゃんにした質問の答えを聞きながら再度周りを見渡して、最初に見た風景と間違い探しをする。変更点は2つ、ひとつは1人の女性が死んだ鎌代うさぎの身体を探っている事。もうひとつは生きている鎌代うさぎの周りに人が集まっている事。
それぞれが行動を開始している中で、自分は何をすべきかがまだ決まらない。『りんぼちゃん』の言う事を優先するならば床に転がった鎌代うさぎを、自分の中の疑問を優先するならばソファに座っている鎌代うさぎを相手するべきだ。ただ一人で大勢を対処しているうさぎの所にまた一人増えるのは大変だろうし、一人で遺体を見るのはその体の重さやら確認の仕方やらを含めてみると酷な事だと思う。ならば彼女の傍によって手助けをするべきだ、そう半ば無理矢理結論付けて行動に移す。

「あ……えっと力自慢では無いけど、何か手伝えることあるかな?1人で降ろして、1人で見るのは大変かなーって思って。あっ、私だけで出来るから邪魔するなって思ってたら言ってね。また別の事するから」

そろりと涼音の傍を離れて彼女の横に立って口を開く。望まれた戦力では無いが、降ろした後なら雀の涙程度には役に立てるとは思うし、最悪降ろす時の支え程度なら出来るはず。必要ないと言われれば、必要になるまで待つか、話せるうさぎの方に向かうか、りんぼちゃんとかと雑談して虚しく時間を潰すしかない。とにかく今は何か行動しないと気が保てなさそうだし、何かしないと『裁定』に合格(この表現が正しいかはわからない)する事も出来ない。あれ、これ生前の方がマシだったのでは?なんて考えながら目の前の彼女の返事を待つ。
手伝えたとしても、様々な匂いが混ざってむせ返りそうな中で、脳が正常に順調に動いてくれるかは別の話。


>>比丘形鸞様、all様


【千鶴も入ると生うさぎの周りが過密化しそうなので一度去ります!絡みありがとうございました、またよろしくお願いします】>>千里様

【雑になってしまいましたが絡ませていただきます!よろしくお願いします】>>友禅様

1ヶ月前 No.58

友禅 @yuuzenn☆fXqsD0VZIxk ★YRuDhSwQ0p_7DO

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1ヶ月前 No.59

緑酢 @karasu1010☆TyGLtXpsS1g ★0gkYBdXyN1_inN

【桔梗桜聖/リビングルーム】

「君は参加しないのかい? このゲームに」

萎れたダリアと言う、多くの花畑が咲き誇るであろう天国でも無い、一輪の花すら咲かないであろう地獄でも無い、煉獄に相応しい花がふわりと足元に香った。

それに気付いて拾おうとした桔梗の前で、話しかけたのはこの舞台の主催者リンポちゃん。まるでわざわざ、今にでも悪人達と共に地獄に道連れしてしまいそうな危険な自殺志願者にでも、自殺防止セラピーとしてカウンセラーが哀れそうに話しかける様であった。例え、少なくとも本人にその気が全く無くとも、それだけ桔梗が哀れみを感じてしまいそうな程に美しく可憐な花の様な生命に対する神々しさは持ち合わせていた。
だが残念ながら桔梗もまた、美しく可憐な花を咲かせる程に生命に対する優しさは存在していた――。奇しくも高層ビルの屋上でしか、派手にされど刹那に咲かない世にも珍しい真っ赤な花々を。

「俺にとって大事なのは鎌代うさぎの死因じゃなくて鎌代うさぎの経歴だから。それも彼女の部屋と死体、そして質問だけで彼女の人生を裁定しないといけないからさ、だからゲームで遊んでいる暇は残念ながら存在しない訳なんだ。まあ、死因で鎌代が悪人かどうかまで分かったら、そしてもしも君がとびっきりの悪人だったら、喜んで君と遊んであげるけど!」

ただ、桔梗はまだ主催者であるリンポちゃんでさえ悪人かどうかを裁定しており、このまだまだ本性が見えるはずもない他愛も無い会話からいきなり単刀直入して切り込んだ彼の動向について探っていた。

「それじゃあ、俺はまだ見ぬ悪人達が待ってるからリビングに行くけど、もしも自分が少しでも僅かでもほんのこれっぽっちでも悪人だと思ったら、俺と一緒に地獄を巡ろう。きっと君と地獄に心中すれば俺もあいつ等も凄く楽しくなるだろうからさ」

そう言いながらもリンポちゃんの誘いの返事を待たずして、地獄土産のダリアの花束と煉獄記念の一輪の萎れたダリアを取って首吊り舞台へ上がる桔梗。

其処で彼はまずは鎌代の質問の前にあらかじめ悪人だと問い詰められる様に、リビングから彼女が悪人であった証拠探しを開始。ちなみに悪人を問い詰める為なら、彼女の死を示唆する事を平気で言ってしまう危険性が彼にはあった。

そしてとりあえずリビングで見た限り目に入っていたのは、回しっぱなしの洗濯機と飲みかけのコーヒー。ただ此処から分かるのはせいぜい彼女の自殺が衝動的であった事くらいであった。

「それにしてもわざわざこの部屋で自殺した理由は何だろうか。折角、死ぬならこんな変に地味な場所じゃ無くても良いのに……。この部屋に思い入れでも? まあ自殺の場合、一番手頃にそして邪魔されずに死ねる場所ではあるって理由はつくけど……それとも、死ぬ場所とか気にしないタイプか。或いは、よっぽど切羽詰まった状況か、やっぱり衝動的か。そうなると、自宅に帰って来てどれくらいで自殺に至ったか……あれ、そう言えば此処って彼女の自宅で合ってる?」

そう言いながら思わず、リンポちゃんに話しかけるがその後、この質問は鎌代の方に行うべきだったかもと桔梗はリンボちゃんと生きている方の鎌代を交互に見ながら、様子を見る。

すると鎌代の方では既に何人かの子羊が早速、質問を開始しており今度の裁定の為に失礼ながらリビングを漁る動作を行いながら軽く盗み聞きする事にした。
だが内容は親友についてと言う、かなり楽しそうながらも恐らく悪人の証拠にはならなそうな話題であったので本格的にリビングを漁る事に決めた。

「まあ、どうでも良いか。出来れば凶悪犯罪の形跡とか、一度でも万引きとか、友達の輪を乱したとかでいいから、悪事を働いた証拠がリビングから出ると嬉しいんだけど」

そして彼は子羊達が集う死に場所を観客気分で眺めながらも、鎌代が悪事を働いた証拠を懸命にリビングから探していた。

>>リンボちゃん様、鎌代うさぎ様、参加者ALL様

1ヶ月前 No.60

彼方 @oracion999☆xtH1zHfFiBA ★Android=QY7V02uj82

【矢坂 千鶴/リビングルーム】


 声をかけたはいいものの、女性の綺麗な赤褐色の瞳が狼狽え、子供に『赤ちゃんはどこから来るの?』と突然聞かれた時の大人のように言葉に詰まる。矢張り千鶴の見た目では力仕事には向いてないように見られるのだろう。まぁ実際に棚だとかそういう重たいものを引っ張って動かすことすら出来ないのだが。やろうとすると腕より先に腰に来る。

「あっ、その、ごめんなさい。迷惑だったよね……鋏とかあれば縄を切れるかなって思ったんだけど、何か証拠品になりそうな物を切るのもダメだよね……後はこの人の顎を持ち上げて落とすか、他の人を呼ぶか…………」

 元から力仕事を任されない事は分かってるし、名乗りあげる事で相手を困らせてしまうのも承知で声をかけた。もっと力をつけていられれば、もっとアクティブでポジティブで年中木登りしているような子でいられたら、と生前の後悔を浮かべながら相手を困らせてしまった事に対して謝罪の言葉を述べる。
縄を切るという案が浮かんだものの物的証拠になるだろう縄、死ぬために使った道具である縄を切っては見つかるべきものも消えてしまう。それは『顎を持ち上げて縄から外し体を落とす』という方法も同じ。こちらは死体に当たらな傷が出来て紛らわしいという危険がある。元々あったものが新しい傷で消えてしまっては元も子もない。
 なら他の人を呼び込もうと下に向いていた目線を上げて見渡すと、リビングをガサゴソと漁る一人の男性が目に入った。祖父が見ていた刑事ドラマで女性ものの下着を見つけてしまうシーンがあったような……彼がそうならない事を、そうなっても事態が軽く収まることを願って目を逸らす。他の人はとまた別のところを見ると、生きているうさぎと話している男女数人、とりあえず何もしないで立っている女性がいた。前者は話の腰を折る様なことはしたくないし、後者は力仕事が得意かは分からない。どちらにしろ会話スキルが他の人より低い千鶴にとって話しかけるという行為でさえハードルの高いもので(逆にそれを乗り越えるとよく話すようにはなる)、この煉獄に来てからはそのハードルを2回も超えているのだ。ゲームでいうMP切れを起こす辺りまで来ていても不思議ではない。男性は特にトラウマがあるしキレられた怖いから話しかけるのはやめておこう。そーっとそれらから目を逸らして再度目の前の彼女を数秒間見つめる。

「出来ることがないって結論に至ったらそう言って。無理に考えなくていいから、ね?」

 そう呟いて首を傾げる。ぶっきらぼうに聞こえるかもしれないが、ただ自分のせいで他の人の負担を増やしたくないだけ。精一杯それを伝えようとした結果がこれだった。この言い方が癪に触らなければ、と思いつつ相手の答えをただ斜め下を向いて待っていた。


>>比丘形鸞様、all様

1ヶ月前 No.61

スレ主 @skyfall12☆l3fAFLxpXTw ★Android=wj8oYSwHFt


【鎌代うさぎ/リビングルーム】

 素敵素敵! と喜ぶエリカに微笑ましくなり、うさぎは胸に暖かい気持ちが広がるのを感じた。友達と離れ離れになるなんて自分には考えられない位辛くて、もしかしたら絶望してしまう程の出来事だが、エリカは底抜けに明るく、天井知らずに幸せそうだ。毒々しいまでの輝かしさが目に沁みた。良いなぁ、と脳裏に羨望が浮かぶ。夢の中なのに、その登場人物にすら敗北を喫しているのだ。卑屈にもなるだろう。だが今の感情の天秤は、エリカを好ましく思う方に傾いていた。

「ありがとう。素敵ね………あたしは親友がどこかに行っちゃったら耐えきれないかも。エリカちゃんも早く会えると良いわね、お友達に」

 コーヒーを取って来てくれると言った少年が簡単に自己紹介をしたので、うさぎはしっかりとその言葉を飲み込む。「なつめ」と一旦音の響きを確かめてから、うさぎは棗に返答した。

「色白で美人、だなんて。君も色白だし美少年じゃない。素敵な理由で好きな名前ね。よろしく」

 自分が美人なんて思った事もなければ言われた事も無かった。精々何か外見に評をつけられたとすれば、「陰気」だとか「キツそう」といった悪評の部類だ。それに比べて、嫌み無く賞賛してくるこの少年は理知的で落ち着いた外見をしており、取っつきやすそうな感じだ。そんな彼が出した疑問に、エリカも元気良く反応する。ぴょこぴょこ跳ねる彼女の手には、白い包帯が巻かれていた___どういう事だ、とエリカを純粋だと信じる心に澱が生じる。紫色の、黄昏時の、___そんな濁った闇を感じて、背筋に寒い物が走った。いや、ここで質問してしまったら、彼女を傷つけてしまいそうだ。うさぎは敢えて見ない振りをした。
 棗から貰ったコーヒーを両手で包み込みつつ、うさぎは彼らの質問に答えた。

「ええ、そう言えば………あれ___ううん、と。思い出せないわ。誰かと話していた気がするのだけれど」

 眉を寄せ腕を組む。物覚えはそれなりに良い筈なのに、寝る前にしていた行動を思い出せない。誰かと話していたのは思い出せるが、と棗に告げるも、それが誰なのかまでは分からない。ごめんね、と謝ろうと隣の棗を見やると、彼はちょっと苦しそうな笑顔を浮かべていた。少しエリカと話している内に、棗は随分と幼く___いや、年相応に見えるような雰囲気になっていた。
 うさおねーさん、か。親友に抱いていたそれとはまた違う庇護欲に、うさぎは少々戸惑いながらも、手を伸ばして棗の頭をぎこちなく撫でた。

「いいわよ、棗くん。……ふふ、弟ができたみたい」

 大人びた少女も名乗る。落ち着く声音だと耳を傾けながら思う。化粧っ気もなくまっさらな肌をしており、体型も痩せ形だが、その態度はうさぎが知っている同年代の人間よりもどこか眩しく、それでいて穏やかな光を放っていた。ピアノ教室の優しいお姉さま、といった感じだろうか。
 涼音。清らかで爽やかな名前だ。この花の濃厚な香りふんぷんたる悪夢の中では、一種の清涼剤のようだ。その緑の黒髪は艶々として惹かれる。眩しそうに涼音を見上げて、うさぎは返す。

「涼音さん、ね。よろしく___ええ、ありがとう。可愛いでしょう………あの子可愛いのが好きで………そうなの。親友。その筈よ」

 涼音に肯定の頷きを返しても、どこか心は虚ろなままだった。スリッパを眺めるごとに、ズキリと痛む箇所があった。指先が白くなるくらい拳を握り締めて、うさぎは何故だか速くなる鼓動を落ち着かせようと細く息を吐いた。その弾みに、手からかしゃん、とコーヒーカップが滑り落ちる。割れはしなかったものの、中身が床を濡らした。誰にも飛沫がかからなかったのが不幸中の幸いだが、落ちたカップにうさぎは大げさなまでに肩を震わせた。

「あ………! ごめんなさい、その。あたしじゃない……え? その……ああ、あの」

 激しい運動をした後のように、舌がもつれて言葉が出なかった。零れるコーヒーにしか意識を集中する事ができなかった。小さい悲鳴が無意識に口から漏れる。

「あたし、何でこんなに動揺してるのかしら? ………怖い、わ」

 目の前にいる涼音に視線を合わせて、次いでエリカと棗を見渡す。助けが欲しかった。すると、少し遠くから違う男性の声が聞こえ、えっ、と驚いて席を立つ。彼はどうやら部屋を漁っているようだった。その異質なオーラに違和感を覚えるが、それで退くような人間性では無かったので、うさぎはその場に立ったまま鋭い口調で言い放った。

「ちょっと……あなた、誰ですか? ここはあたしの家ですよ?」

 夢の中だが、ここは自分の家だ。確信を以てそう言うと、うさぎは突然立ち上がったからかふらついてしまい、再びソファに腰を下ろした。何でこんなに人がいるのだろうか?


>>棗、エリカ、涼音、桜聖、All



【 返信が遅くなってしまい申し訳ございません! 】

1ヶ月前 No.62

千里 @matunogirl☆JygYpuYd4vU ★Android=GpDLBHarLt

【及川涼音/リビングルーム】

どこからか聞こえた手伝ってくれないか、という声。どうしようかと悩んでいる間に続々と彼女の周りに集まる。今自分が行ったところでもう遅いし、今更。力自慢でもないので、少しだけアドバイスと言うよりは、こうして欲しい、という要望を飛ばす。

「下ろした後でもいいの!彼女のお化粧を落としてあげて。あと、縄のところの傷後で詳しく教えてくれると嬉しいわ!」
それだけを伝えると、彼女に向き直る。すると、横からぴょこぴょことしながら話しかけてくる少女がいる。

「すず、ちゃん……?そんなふうに呼ばれたのははじめてだわ。……えっと、そうね気になるわ。あぁ、そんなに動いたら包帯ズレちゃうわよ」

彼女の返事をしながら包帯がズレたら大変だ、なんて思いながら彼女の様子をアワアワとしながら見守る。

「棗くん……よね。なにか気がついたことでもあったかしら……?」

うさぎと話していると、隣でチラチラと交互に見ながらきにしているようすだったのでなるべくきつく聞こえないように優しく問いかける。なれない笑顔を浮かべながら。

「ええ、よろしくお願いしますね、うさぎさん。……親友、のはず?なにか親友さんとあったのかしら?」

彼女の言葉に小さな疑念を抱き、問いかけを返した。失礼を承知だったが、どうしても問いかけないといけない気がした。しかし、その後彼女に異変が現れる。
『あ………! ごめんなさい、その。あたしじゃない……え? その……ああ、あの』
『あたし、何でこんなに動揺してるのかしら? ………怖い、わ』

動揺しているようで、救いを求める目を向けられる。彼女に駆け寄り、背中をさすりながら声をかける。

「……どうしたのかしら?とりあえず落ち着いて、うさぎさん。何も謝罪をされる事はわたし達されてないわ」

そんな風にしていると、彼女が立ちあがりとある男性に鋭い声音で声をかける。が、いきなり立ち上がったせいなのか、ふらりとたちくらみを起こした後にもう一度ソファーに座り直す。
「……大丈夫、かしら?」

そうそっと尋ねかえすのだった。

>>棗様、エリカ様、(鸞様)、うさぎ様、周辺all様


【わー、なんか沢山お返事が来ました!!
状況的に涼音手伝うかなーと思ったのですが、過密になりそうなので、遠くから言葉を投げた感じですので、()に入れさせて貰いました。申し訳ないです……】

>>友禅様

1ヶ月前 No.63

@purple3ru ★iPhone=5uXDFiflht

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1ヶ月前 No.64

友禅 @yuuzenn☆fXqsD0VZIxk ★YRuDhSwQ0p_Xdn

【 比丘形鸞 / リビングルーム 】

 自分の言葉を受け入れてくれたエリカに再度「ごめんねー」と手を合わせて片目を瞑ると、それを最後にアルビノ少女に何を手伝って貰うか思案する行為に戻る。ハサミ。ハサミか。確かにそれがあれば縄を切れるだろうが、彼女の背丈では縄で首を吊っている女性の頭部付近までハサミを持った手が届くが疑問である。その場合、鸞が肩車してあげて、視点の高くなったアルビノ少女が改めて縄を切るという選択肢もあるが……。正直な話、そこまでするくらいなら自分がハサミで縄を切って自分で落下してくる鎌代うだぎの死体を受け止めたほうが早い気がする。
 しかし、私が切るから君が落ちてくる死体を受け止めてねーとお願いするにはやはり少女の奇跡的なまでの華奢さが仇となるだろう。そのまま受け止め損ねて潰れてしまうヴィジョンしか浮かばない。夜ごと欠かさずフルマラソン走ってもここまではシェイプアップできねぇぞと世の女性たちを戦慄せしめる細さ。儚さ。可憐さ。弱々しさ。それらが少女の淡い色彩と織り交ざって美しさにまで昇華され、見れば見るほどに正しく硝子細工のお人形さんと言わんばかりの風体である。うーん。いや本当にどうしよう。何をして貰うべきか考えれば考えるほど全く良い案が湧いてこない。
 これはもう、「自分一人で死体を降ろせなければこの少女に手伝わせないといけなくなってしまう!」という強迫観念で己を追い込み火事場の馬鹿力を発揮させ、事実自分だけで死体を降ろすことに成功するのが『正解』なのでは……?
 皆忙しいのか他に誰も来てくれる気配が無いし、もうそれしかない。やろう。

「迷惑だなんてそんな! やってくれたら嬉しいなってことは勿論あるわよ。悪いけど、ハサミ持って来て貰って良いかしら? 確かに結び目とかは何かのヒントになるかもしれないから切りたくないけど、見た感じ何もヒントの無さそうな上の部分とかなら、きっと切っても推理に支障は無いと思うわ」

 おずおずと謝罪してくるアルビノ少女に慌ててそう返し、なんとなくハサミがしまってありそうな雰囲気の家具がある方向をそっと手の平で示してみる。
 彼女がハサミを探して持って来てくれるまでの間、己は如何に死体を受け止めれば傷を付けずに済むかのシュミレーションを脳内で済ませておく。リビングだけでなく寝室まで再現されていれば、布団を運んできて下に敷くという簡単な解決方法が実践できたのだが、無いものをねだっても仕方のないこと。人生なんていつだって何かが足りていないのだ。手に入らざるものは手中にあるもので代用せねばやっていけない。

(こう、片手で縄を切った後、即座に自分の身体を落ちてくる死体の下に滑り込ませてクッション代わりになる感じで……。痛そうだけどもうそれしかないわ。シンデレラみたいに小さな足した未成熟な体つきの女の子に「お前クッションな!!」とかやるほど性根は腐ってないつもりよアタシ。それくらいなら余裕で耐えるわ、ええ。大丈夫。最悪みぞおちとかに死体の膝がめり込んでも、まあもう死んでる訳だし大事には至らないでしょう――)

 心中で改めて覚悟を決めた。
 此処で『喋れるほうの鎌代うさぎ』の周囲に集まっている面々に対し「誰か手伝えつってんでしょぉ!?」と怒鳴り込んで行かない辺り、極限まで追い詰められた時に殺人ではなく自殺に走るタイプの人間性の片鱗が見て取れる。

>榴ヶ岡エリカ様&矢坂千鶴様&ALL様

1ヶ月前 No.65
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