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最後の夏の日

 ( オリジナルなりきり )
- アクセス(1947) - ●メイン記事(152) / サブ記事 (80) - いいね!(10)

ぺけ @xxx00xx ★iPhone=6ezsgKT9jn


嫌になるくらいの青い空、耳に刺さる蝉の声。
暑い、夏が始まった。


「 ねぇ、閉じ込めて仕舞いましょう 」

「 そうね、そうね。」


神々の悪戯か、僕らは夏の日に閉じ込められてしまったのだ。
抜け出すためには探さなければならない、抜け出すための鍵と方法。


ーーさぁ、最後の夏の日を探しに行こうかーー





【 クリック頂きありがとうございます。興味のある方はサブ記事の方にお願い致します。
メイン記事、サブ記事共にスレ禁とさせて頂きます。解禁まで少々お待ちくださいませ 】

メモ2019/02/04 08:42 : ぺけ @xxx00xx★iPhone-O6ykxhJRVs

参加中のキャラクター様です

※番号はサブ記事の番号になってます


>>6

有栖川 姫路 (ありすがわ ひめじ)

女、16歳

能力:音

弱点:使いすぎると声が出なくなる。


>>10

鬼丸 真砂 (おにまる まさご)

男、17歳

能力:瓦礫

弱点:保存状態の良い瓦礫は扱うことができない。使った時間に比例して口に入れたものが砂や石に変換される。


>>11

結城 千羽 (ゆうき ちはね)

女、17歳

能力:怪力

弱点:体力消耗が激しい。長時間の使用で強烈な眠気と疲労と空腹に襲われる。


>>12

倉本 愛守(くらもと めもり)

女、14歳

能力:異空間を作り出せる

弱点:人、生き物、自分を異空間に入れることはできない。


>>13

巡音 千歌(めぐりね ちか)

女、14歳

…続きを読む(61行)

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莉衣菜 @jpgewpg50☆nx/sj25GYcOK ★iPhone=4nSrDv0CSz

【春咲夏乃/ファミレス】


響花が指差した席に不満などない夏乃は、「俺もそこで良いよ」と答えてもう一口コップの水を飲んだ。 それからアイスコーヒーを作り飲んでいる響花とは反対にメインディッシュも食べる、と言う意外にも重いものを選んだ深月には目を丸くした。
あの女の子らしい容姿からは考えられないな、などと胸の内で思うが男であるのを考えればそれほど驚くことではない。

「俺はパンか何か取ってくるよ」

ハンバーグを作るために深月は厨房へ行ってしまった。夏乃は残った響花に軽く笑み、一度場を離れることを告げて自らもコップを席に置いてから彼に続き入る。

肉が焼ける良い音と香りを感じながら視線をあちらこちらへと泳がせれば、お目当てのパンがバターと一緒に白皿に乗せられているのを見つけた。優しげな茶色と形をしたソフトフランスパンは包丁が置かれた台の所にあり、すぐ横にはコーンポタージュまで用意されている。セットで頼もうとしていた客がいたのかもしれない。
夏乃が湯気がほんのり立つその皿の底に触れてみると熱いとまではいかないが温かく、そのまま飲もうと思えば飲める温度だった。温め直すという手もあるが面倒だ。

夏乃はそのままパンとポタージュの皿を持ち、響花の指定してくれた席へと持って行った。あの厨房には作りかけのもの以外にも完成された品が幾つかあるようで、後から響花も食べるとなっても困らないだろう。

しかし持って行ったものの金はどうすべきかという問題があった。飲食店でのバイト経験がある彼は、ただ金を置けば良い訳では無いことを理解している。こういった店では伝票という注文した証拠がなければいけないのだ。安易に払っても過不足が出たり人がいなくなった事で生じる不自然さがあからさまに出たり、心配する事態は次々と浮かんでくる。

「余計なことして更に面倒な感じになったら、バイトの人が1番とばっちりを食うよなぁ……」

そして暫く長考の末に彼が出したのは、単純に金を払おうという結論だった。いくら不自然だと危惧しても、何もせずに料金を残すだけならば更に状況をややこしくさせてしまわずに済むと思ってのことだ。あくまで面倒事を避けたい彼らしい決断だが、ここまで来たら不自然も何もあるかという自棄になっているのも否めない。

無駄に考え込んでしまったな、と彼は取り敢えず席に着いた。どの席に座りたいなど二人に希望があるかどうかは分からないが、今の自分が座っているところが良いと言われたら変わろう。

夏乃は氷が溶け始めた水を、再度口に含んだ。

>>東雲深月様、元響花様、周辺ALL様

1ヶ月前 No.103

乙坂真 @railguns03 ★iPhone=gXeY8DTIMi

【ジュンク堂渋谷店】
「そか。ん。じゃー早速探すかね」
本屋に着いたらやっぱり見るのは小説系で、推理小説で、上下巻あるようなやつだけかと思いきや手に取ったのは絶対美味しい稲荷寿司20選という、グルメ本であり、
「ねー絶対美味しい稲荷寿司20選だってーあっちには絶対美味しいラーメン屋ってのもある!同じ出版なんかな?」
彼女自身の好物は、ラーメンと稲荷寿司というあまりにもジャンルが違いすぎる2つで、こういう本を見ては美味しいお食事処を探したべたりしてる。気に入れば常連になるが、そうでなければ一度きりになったりする。どうせなら美味しいものを食べたい。と思いながらにこういうのは慎重に選ぶ派でもある。それにしても同じ文言だし出版同じなのかと少し思いながらに→飛燕

1ヶ月前 No.104

渡空飛燕 @hirundo058 ★Android=n3pwQ9Lvv9

【ジュンク堂渋谷店】

「そうだな。」

真も何か本を探そうとふらっと歩きだしてやってきた先は、グルメ本コーナーである。ここでは町中の美味しい店や喫茶店などが詳しく書かれているいわば食レポートのような本がおいてあるコーナーだ。近くには国内、海外観光旅行の雑誌もある。

一方飛燕はとりあえず店内を一周して気になる本を探そうかと考えていたが、真の様子もあり、気になったのか真と同じコーナーへついていく。

「いや…同じとは限らないだろ。…つか、面白そうだな。」

真が嬉しそうに覗いていた本棚の場所から1冊を手に取り、それを開く飛燕。

「確かに美味しそうな店ばかりだな…」

飛燕はむしろグルメ本を読まずにふらっとやってきた場所で適当に店を探してその店で食べるという行きあたりばったりなことをしているため、便利だなと思っていた。

そして、ちら、と真の読んでいる稲荷寿司の本を見れば、本を閉じて棚へしまう。

「おお、美味しそうな稲荷寿司がいっぱいある…!…此処見終わったらオレたちで周辺で美味しそうな店探そうぜ。さっき見てた本にはこの書店の近くにも何個か載ってる店があることが書いてあった。さすが東京だ、何でもあるな。オレはラーメンも稲荷寿司も大好きなんだよ、物凄く楽しみだな。」

真のそばによって、ぴとっ、と飛燕と真の肩と肩が合わさるようにくっつき、真の手で開かれたページを覗き込むように顔を近づけてみると、そのいろんな種類の稲荷寿司に驚きを示せば嬉しそうに笑う。そして、この書店の後、どこか食事処に行こうかと提案する。また、自分は稲荷寿司とラーメン大好きだ、と伝える。

≫真

1ヶ月前 No.105

スマイル @smile390 ★p8a4eMLadL_Tbw

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※警告に同意して書きこまれました (個人情報)
1ヶ月前 No.106

ぺけ @xxx00xx ★iPhone=FlT0tPOayG


【 有栖川 姫路 / スクランブル交差点 】


愛守と真砂のいざこざもひと段落したようでとりあえず一安心だと思う。追いかけてきてくれてありがとうと言う真砂に「どういたしまして」と笑顔を向ける。

真砂は動いた方がいいんじゃ無いかと提案をした。

「 僕もそれは賛成だ。3人が能力者という共通点も揃ったしそれぞれの能力についても話し合いたいな。」

移動する事にも賛成だがそれぞれの能力の詳細も理解しておきたいという気持ちを明言した。

>>鬼丸真砂様、倉本愛守様

1ヶ月前 No.107

乙坂真 @railguns03 ★iPhone=gXeY8DTIMi

【ジュンク堂渋谷店】
先程のいなり寿司の本を見た後に飛燕から、自身が好きと言ったラーメンといなり寿司2つとも好きとまさかの共通点を発見する。しかも、この本屋の側にいなり寿司のお店が存在するらしく、
「飛燕も、いなり寿司好きなんだ?良かったー気、会って!」その、いなり寿司好きは自身くらいと、思ってたため、飛燕もいなり寿司と、ラーメンは好きと聞きホッとしたのか、胸をなでおろし
「おん!そーだね!探して行こうか!てか、流石東京だよ。こういう場所あると、いろんな発見できて嬉しいわ。」

東京だし、店舗複数個あるだろうし、テレビ取材入った有名店とかあるしと、ラーメンも、いなり寿司も混むこと承知で入ってみたいよね。とワクワクさせながらに
→飛燕

1ヶ月前 No.108

つゆり。 @abyss017☆iervV4WoQZd4 ★iPhone=AerG0CLgrE

【 元響花 / ファミレス 】

  指した席で良いと二人が言うと、響花は席の方に歩み寄り、テーブルの上にアイスコーヒーを置いた。コップには水滴が幾つも現れていて、置くと同時にテーブルに水が付いた。スケートボードを近くの壁に立てかけ、くるりと厨房の方へと戻っていった深月と、パンを探しに行くと軽く笑みを向けて深月に続いた夏乃を手を振って見送る。自分も行っても良いのだが、一応荷物を見張っておかなければならない。もし、自分達以外の人間が確率は物凄く低いがこのファミレスにやって来て、もっと可能性は低いがこの席を選んだ場合、彼らの荷物を勝手に弄られたらいけない。慎重すぎる考えだが、念のためだ。
 一度席に座り、アイスコーヒーをごくごくと飲む。喉に冷えたコーヒーが通っていくのが分かる。はしたないけど、まあアタシだけだし良いか。コップ一杯分入れたはずのアイスコーヒーをあっという間に飲み干し、空になったコップを持って立ち上がる。次は何を飲もうかしら、なんてワクワクしながらドリンクバーの前で悩んだ。

「あら、おかえりなさい。早かったのね」

 散々悩んだ挙句、結構先程と同じアイスコーヒーを入れて席に戻った。そこには先程深月と共に厨房へと向かった夏乃が居た。既に席に座っており、前にはパンとポタージュが置いていた。……そろそろアタシも何かあるか見に行こうかしら。テーブルに近付き、入れたばかりのアイスコーヒーを置く。そして「アタシも食べ物取ってくるわね」と夏乃に告げ、厨房へと向かう。
 ……さて、何を食べようかしら。料理の自信は無いから、既に出来上がっているものがあれば良いのだけれど。

>>東雲深月様、春咲夏乃様、周辺ALL様

1ヶ月前 No.109

彼方 @oracion999☆xtH1zHfFiBA ★Android=QY7V02uj82

【東雲深月/ファミレス】

 後ろを通る夏乃がパンとコーンポタージュを持って戻っていくのが見えた。そろそろ火が通っているだろうと竹串をさして確認する。透き通った肉汁が出てきて、無事中心まで火が通った事が分かった。お皿に移してソースをかけてると、トレーにライス、とうもろこしのポタージュ、ハンバーグとエビフライの乗った皿を乗せる。ふと目に入ったハンディターミナルをポケットに突っこむと、トレーを持って響花と入れ違いに夏乃の元に向かう。ハンディターミナルの使い方なんて知らないけれど三人寄れば文殊の知恵とも言うし何とかなるだろう。
 響花がどこに座っていたか分からないが、とりあえず夏乃の隣に座っておこう。もし彼女が彼の隣に座っていたのなら戻ってきた時に席を変えればいい。

「遅くなってごめんね、あっ、もしなにか欲しかったら言ってね。取りに行くからさ」

 そう言いながらトレーからお皿をテーブルに移していく。トレーを隣の誰か人がいたであろう席に置くと、ポケットからハンディターミナルを取り出してテーブルに置いて席に座る。これが何かは2人も分かるだろう。さて、夏乃と響花のどちらかが使い方を知っていればいいのだが。知らなかったら適当に試すか、手書きで伝票を作るか、置き手紙とお金を置いておくかすればいいだろう。

>>春咲夏乃 様、元響花 様、周辺all様

1ヶ月前 No.110

@purple3ru ★iPhone=5uXDFiflht

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1ヶ月前 No.111

友禅 @yuuzenn☆fXqsD0VZIxk ★YRuDhSwQ0p_Qi5

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1ヶ月前 No.112

三条飛燕 @hien058 ★Android=n3pwQ9Lvv9

【ジュンク堂渋谷店】


「オレも真と息が合って嬉しいな。」

それにしても、色々と稲荷寿司の情報が書かれているな、と内心思いながら真の隣でくっついてその本に覗き込むという状態を保ちつつ中身を読んでいると、真も稲荷寿司が好きなようだ。この共通点に飛燕もどこか嬉しそうな感情を持ったのか笑む。

「オレのいた地域よりは断然、何でもあるな。オレも色々と勉強になるし、良い発見だ…。事実は小説よりも奇なりってな。」

真の持っている本から顔を退けて、飛燕は自分の腕を組むとそう言う。また飛燕も心の奥底でワクワクしており、これも真と共通する部分であった。そして、この真とのデートを何よりも楽しんでいる。「オレはもういいかな、真はもう用は済んだか?」と真にそう尋ねて。


≫真

1ヶ月前 No.113

朱華 @loading☆otJOY5C0qs2 ★Android=MZepO17WUn

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1ヶ月前 No.114

チトセンカ @trueend☆7qiQoCH3OM/3 ★ilm9Ng2clI_Ssw

【凪渚/渋谷某公園→神社】


 「ふわぁあああ……よく寝たなー……」

 渚はぐーっと背伸びをすると真上にある太陽と目が合った。この男凪渚は親子やカップルで賑わう公園で日向ぼっこをしていた。暑い夏にする日向ぼっこはそれはそれは暑くて仕方がなかったが、時折申し訳程度に吹く風が心地よかった。太陽のまぶしさに目をつぶると、視覚が閉ざされたことによって聴覚が敏感になった。するとある違和感に渚は気づいた。寝てしまう前まで聞こえていた賑やかな声は全く聞こえず、ただただ自分の呼吸と風の音しか聞こえない異様な状態。渚は体を起こし辺りを見渡した。人っ子一人いない。先程までの平和な日常がそこには無かった。

 「隕石でも落ちたのかい? 」

 誰にも届かない渚の独り言は僅かに震えていた。まだ眠そうだった目はもう無い。渚は勢いよく立ち上がった。
 これだ。これが私の望んでいた非日常じゃないか。
 にやりと口角を上げると胸元からナイフを取り出し、それを片手に道路がある方へ歩き出した。道路まで出るとしゃがみ込み道路を傷つける。

 <情報リテラシー>

 渚は能力によって渋谷区の道路を踏んだ人数を割り出した。どう考えてもそれは渋谷区にいたであろう人の数ではなかった。せいぜい10人超。ここは先程までいた渋谷区ではないことを渚は悟った。何者かによってどこかへ転送されたと考えるのが妥当だろう。しかし誰が? 何のために? 自分自身が特殊能力を持っていることで何らかの能力者が転移させたと思ったが、動機が見つからない。
 先程まで異様に沸いていたやる気はどうしようもない疑問によって打ち砕かれた。

 「この状況を楽しむ他なさそうだ。」

 渚は近くに有名な神社があったことを思い出し、人がいない今なら立ち入り禁止な場所も入れるだろうと足早に神社に向かった。



 「ほう……見事。」

 神社について鳥居を見上げる。人がいないために何かのワンシーンのように美しく切り取ることが出来た。
 寝ていたために乱れた服装を正し、軽く会釈をし、鳥居をくぐった。



>>ALL様



【遅めの参加になります凪渚です! どこも人数が多かったので新しく場所を設けてみました!
 渋谷に何があるか全く知らなかったので色々調べて有名どころに渚を行かせてみました。
 面倒くさいやつかもしれませんが、よければ絡んでくれると嬉しいです!
 皆さん、これからよろしくお願いします! 】
>>ALL様

1ヶ月前 No.115

スマイル @smile390 ★p8a4eMLadL_Tbw

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1ヶ月前 No.116

@purple3ru ★iPhone=5uXDFiflht

【 狐ヶ崎七星 / 渋谷某所・ショッピングモール前 】

「でしょう? 七星ちゃんすごいっす〜ってなりましたでしょう?」

指と掌を使って器用に片手でする拍手の次に変わった拍手を浴びながら、ゆるゆるの笑みを浮かべる。こんな機会なかなか無いので嬉しそうだ。回り廻る桜月姉妹を見届けてから、同じように此処から離れようと、今度は、ぴょいと、数センチだけ浮いて――一度飛んで移動してしまうと、もう歩くのが面倒になってしまう。まだ数時間以上飛べるし、ほんのちょっとなら良いですわよね――さてと目的は果たせただろうかと、下を見る
千羽が止めるのを無視して押し切って(?)飛んでしまったけれど、大丈夫だろうか? ……あ、大丈夫っぽい。驚いてはいるけど、悔しいとかそういう感じは無さそうだ。よかった。せっかくストレス発散がてらゲーセンに来ているというのに、イライラされてしまっては本末転倒――なのか、な? イライラした分ゲームすれば……まあとりあえず、空気は常に良い状態を保っておくに限るからね。そのまま普通に上がってきた千羽に、へへ〜と笑いけけてから、未だに下へ残っている巳雷の方を見る。

「……あれ、完全に固まっちゃってますわねー……全員上がってちゃいましたし、上り下りが最速の私が連れてきて差し上げましょう」

目を見開き、ポカンと口を開け、そのまま硬直している。その様子は普通に面白いけれど、このまま放置していても可哀想なので、迎えに行ってあげることにした。飛んで。数センチ浮いた状態から高度を上げ、ぴゅ〜と降りて行き、巳雷の目の前へやってきて、着地はせず地面から数センチの位置まで下がり、「筋力は使っていないので重いとかそういうの気にしないでくださいな」といつも通りへにゃっと笑って、素早く頸と膝裏へ腕を回し、所謂お姫様抱っこをしてあげて、またぴゅ〜と2階へ飛んで戻ってきた。

「はい、とうちゃーく。人が飛ぶ姿に吃驚してしまった人間に、飛行を体験させるなんて、可笑しくてとても最善策とは言えないですわね――でも、もう信じざるを得ないでしょう? それじゃ、ゲームセンターに向かいましょうか」

きちんと着地してから、今度は一切浮かないで――嘘。さすがにそれは筋力を使ってしまうので無理だから、1センチだけ浮いてる。これだけで巳雷の重みを感じなくなるから不思議だ。私の身体、どうなっているのかしらん。とにかく、お姫様抱っこから解放してあげて、無理やり其処へ立たせてから、ストンと地面へ降り立ち、ゲームセンターの方へ足を向けた。

>>桜月姉妹さま、結木千羽さま、気絆巳雷さま、allさま

【なんか書いてたらよくわかんなくなってきました…】

1ヶ月前 No.117

友禅 @yuuzenn☆fXqsD0VZIxk ★YRuDhSwQ0p_Qi5

【 桜月欹&桜月粲 / 渋谷某所・ショッピングモール 】

 同じ能力者、かつ既に七星の能力を知っているというだけあって、さすがに千羽は驚き固まるようなこともなくさっさと二階へ上がって来た。
 が、このショーのメイン観客たる気絆はそうはいかない。こちらを見上げたまま呆然と佇み、エスカレーターに乗り込んでくる気配が少しも見当たらないまま何秒も経過してゆく。彼もきっと能力者であろうに、随分とまあ初心で新鮮なリアクションをするものだ。……ひょっとして、気絆という青年は能力者は能力者でも『能力者であることに無自覚な能力者』なのかもしれない。だとすればあの反応も納得する。己が稀有であることを知らぬまま稀有なものを目撃し、心か脳味噌がキャパシティオーバーでも起こしたに違いない。
 大声でも出して呼びかけようか。そんな考えから二人して息を吸い込むも、実行するより早く七星が直々に気絆を迎えに行った。姿勢はいわゆるお姫様抱っこ。七星が抱く側で気絆が抱かれる側。カップリング表記でいうところの七星×気絆な絵ヅラだ。
 今日であったばかりの女にいきなり抱かれて(※語弊)いきなり捨てられて(※御幣)尚、まだ気絆の自我は夢幻の彼方から戻って来ていなかった。このまま放っておくとまたゲームセンターに入らずその付近でぼうっとするだけの生き物と化し続けてしまう可能性があるので、双子は片手ずつ気絆の背中に添えて彼の身体を「「おー、えす! おー、えす!」」なんて綱引きじみた掛け声と共にぐいぐい押し出す。

「「気絆お兄様、前へお進みになりましょうー」」

 身長が低ければ体重も軽い女子中学生とて、二人揃って息を合わせれば年上の男を力尽くで歩かせるくらい出来る。が、出来るに枕詞の『余裕で』は付かない。結局、途中で疲れてしまった双子もまた、ゲームセンターの入口まで彼を運んだ時点で「「後はよろしくなのですー」」と千羽に一声残してパタパタと両替機がある方に駆けて行った。お友達みたいだし良いだろうと思っての行為であり、決して悪気は含まれていない。
 サンリオショップならかろうじて浮かないやたらとメルヘンチックなカラーリングとデザインの財布を取り出し、千円札を両替機に突っ込んだ双子は、それによって得た十枚の百円玉を片手に今度はクレーンゲームのコーナーに歩いて行った。千羽にどのぬいぐるみを取って貰うか事前に下調べをしているのである。手に握りしめた小銭は、取って貰うのにお金まで払って貰うのはさすがに忍びないという良識ゆえの用意。
 三十秒で「これだ」というぬいぐるみの入ったクレーンゲームを見つけた二人は、その場で機嫌よく手を繋いでぴょんぴょん跳ねた後再び走り出してゲームセンターの出入り口近くに戻る。昏倒しているのか、というくらい喋らない時間の続いた気絆を千羽が上手く覚醒させられたか今さら気になったからだ。ついでに、取って貰いたい魅力的で可愛らしいぬいぐるみを見つけたことも報告するために。

>結木千羽様&狐ヶ崎七星様&気絆巳雷様&ALL様

【勝手に背中に触ってすみません、気絆くん……!】

1ヶ月前 No.118

莉衣菜 @jpgewpg50☆nx/sj25GYcOK ★iPhone=4nSrDv0CSz

【春咲夏乃/ファミレス】


食べ物を取りに行ってくる、と言い厨房へ向かう響花に夏乃は「行ってらっしゃい」と送り出した。このまま全員が揃うまで食べずにいた方がいいのだろうが、そろそろスープが冷めてしまう頃合いである。先に頂いてしまおうとテーブルにあった縦長の箱からスプーンを取り出し、両手を合わせた。

「いただきます」

さて、飲もう。そう思い暖かな黄色のスープにスプーンを沈ませた時に、ちょうど深月も帰ってきたようだった。トレーから香る食欲をそそる肉の匂いとボリューム満点なメニューは彼の容姿を裏切るようで、人は見掛けに寄らないのだと思い知らされる。
しかしそれを話題にして話し掛けることもなく、夏乃は自身の手元から隣に座る深月に目線を移しとても自然な、裏のない微笑を浮かべた。

「俺も先に食べようとしてたから、大丈夫。あと俺、そんなに食べれない人だからさ」

気遣いありがとう、と配慮を忘れない彼に言う。夏乃の体型から察しの通り、彼は少食気味であった。通常の一般男性と比べれば食べない方に分類されるのである。

すると、深月がハンディをどこからか取り出しテーブルに置いた。夏乃の視線は矢張りと言うべきかその見覚えのある機械に釘付けになり、少しばかり感傷的な気持ちになる。バイトなど数ヶ月で辞めたり転々としたりもあった為、思い出深いものでは決してないのだが、不可思議な現象に身を置く今、些細な事でもそれが日常の中にあるものならば懐かしく思えてくるのだろう。

もはやこの世界は元に戻らないのかもしれないなぁ、などと諦念に近い台詞までぼやく彼は音もなく息をついた。願わくば少し長いだけの悪夢であって欲しい。夏乃は沈ませていたスプーンを持ち上げスープを口内に運んだ。
ねっとりと舌に絡みつくコーンの味はファミレスといえど美味しく、いつもと変わらない日常の味であった。

少しばかりのこの肌寒さやスープの味が分からなければ夢であるという説も信憑性が生まれたはずなのに、どちらも目覚めている時と全く同じ感覚なことに頭が重くなる。
自らの能力を自由に使っていた罰なのだろうか。それとも単なるゲームに過ぎないのか。せめて自分の世界をこんな風に殺風景にした犯人に明確な目的があれば良いと、夏乃はパンをちぎりスープで潤った口の中に放り込んだ。


>>東雲深月様、元響花様、周辺ALL様

1ヶ月前 No.119

朱華 @loading☆otJOY5C0qs2 ★Android=MZepO17WUn

【結木千羽/ショッピングモール】

あーあ、やっぱり、というかなんというか。気絆は物の見事にフリーズしている。エレベーターに上る様子もない。これは多分本当に信じてなかったな。でも、うん、まあ、気持ちは分かる。ついさっき会ったばっかりの中学生の女の子が空を飛んだのだから、そりゃあ驚くだろう。
ただこの反応だと、彼が能力者かどうかの判断は出来ない。七星ちゃんの能力は現時点で分かっている私達四人の能力のうちでは一番分かりやすい“超能力”だ。だから、見たらきっと誰だって驚く。一般人は勿論、超能力者だって、初めて出会う他の能力者だとしたらびっくりもする。人生において初めて見る超能力として彼女の力は派手な方だ。だから、この反応を非能力者の証と断定するのはよくない。かといって彼が能力者と判断する要因もない。これはあれか、さっきのように私もなにかやらかしたらいいのかな。いや、それはやめよう。さっき怒られたばっかだし。やはり1回面と向かって聞いてみるというのが妥当だろうか。
千羽がぐるぐると考えている内に、気絆は七星ちゃんのお姫様抱っこで二階に連れてこられた。軽々とした様子を見るに本当に筋力を使わないのか。どうなってるんだろうと思いつつも、決して小柄なわけではない男子高校生が女子中学生にお姫様抱っこされている図はなかなか貴重で、しかも友人ともなればこれはもう笑うしかなかった。ニヤニヤしながら見ていて、彼が二階に着地してから写真を撮っておけば良かったと後悔する。まあいいか、どうせ見せられる相手もいない。
双子ちゃんが気絆を精一杯ゲームセンターに向かって押している姿に微笑ましさを感じながらその後ろについていくと、入り口のあたりでバトンタッチされる。さては疲れたな。

「えっ?…えっと…うーん、気絆、大丈夫?頭追いつく?」

仕方がないので、らしくない友人に声を掛ける。言ってから大丈夫なわけなかったと気付いて、次の言葉を探すけれど、上手い言い訳は思いつかない。いいやもう、言っちゃおう。

「…今ので、超能力ってやつ信じた?まだ信じられないっていうなら、一応まだ、見せられる物がないわけじゃないんだけど…うーんと、結論から言うと、私も双子ちゃんも、不思議な力がある。だからもしかしたら、あんたにもあるんじゃないのかって、私達は思ってる。だから、あるなら言ってほしいんだわ。」

一旦腹をくくってしまうと、言葉を探しながらではあるが、案外普通のことのように言えた。苦笑いのような表情なのは御愛嬌だ。千羽なりに、現時点での状況をできるだけ分かりやすく伝えたつもりである。言い切ってから何故か途端に気まずくなって視線を外すと、ゲーセンに入っていった双子ちゃんが戻ってきた。なんか、見つかったのかな。やっぱりかわいいぬいぐるみだろうな、とおもって片手を小さくふりつつ、友人の返事を待つ。

>>桜月姉妹様、狐ヶ崎七星様、気絆巳雷様

1ヶ月前 No.120

乙坂真 @railguns03 ★iPhone=gXeY8DTIMi

【ジュンク堂渋谷店】
「そ、そーお?こういってもらうとなんかうれしーなー」
息があって嬉しい。こういわれると、少し照れながら、えへへ。と、笑みながらに
なんでもあるな。こういわれると、

「だねーありすぎてどっから見ていいかわからなくなることあっけどさ、あって困らないからいいよねーいろんな発見にもなるし!」
やはり、自身も発見は大きかったから「ねー」と、激しく同意したかのように言う。また、用事は済んだのかと問われると『まあねー買いたいものは買えたし』と、返答しながらに→飛燕

1ヶ月前 No.121

@tamaki4444 ★qtGcyPx0Dz_keJ

【空舘 白/ショッピングモール】

「とりあえず誰か…できれば能力者がいてほしいな」

ショッピングモールに設置されているゲームセンターについたのは良いもののイベントどころか人の声が多少するだけだった。とくにするべきこともなかったので棒付きキャンディーを咥えながら一人寂しくコインを投入していた。

『制限や弱点を『白に関する記憶』を代償に無効化する能力』

使うには他人に使うにしても自分に使うとしても他人の存在が不可欠な能力だ。

そんな風に考え事に耽りながらただコインを投入していると何処かからこちらに近づく足音が3、4人分聞こえてくる。自分以外に残っている他人が存在したことに安堵しながらさらにコインを投入してJACKPOTを出していく。

「とりあえず、コンタクトを取りに行くか」

そう呟いて大量のコインをプラスチックの角箱に入れて脇に抱えるとクレーンゲームの方に向かい、男子1人女子数人が集まっているのを確認するとクレーンゲームの筐体にもたれかかり思わずぼやいてしまう。

「これはなんとまあ…出ていくべきものかなぁ…」

>>周辺all様

1ヶ月前 No.122

@itxmm☆OxYUdDLLJjM ★iPhone=O46U9oTb94

【 鬼丸 真砂 / 東京都内 スクランブル交差点 】

 真砂の移動しよう、という提案は無事に受理されたことに小さく真砂は安堵のため息を零す。
 目の前の姫路からはそれぞれの能力の把握もしたいという旨のことも言われたので、移動しながらその話をしようと思いとにかく移動先をまずは目処を立てようと目線を彼方から此方へと一通り動かす。
 今は1人でも多くの人を見つけたいし、出来ることなら見つけた人の中から共通点を見つけて、他力本願この上ないが、そこから頭が良い誰かがこの状況を打破してくれればいい、なんてことをぼんやりと考えていた。
 真砂の弱い頭ではこの状況を打破できそうな考えは何一つ思い浮かばない。今日という今日ばっかりは、中学校の3年間をドラムに捧げてきたことを後悔しそうになったが、自分のドラマーとしての才能の代償が自分の学力だったと思えば安いものだろう。
 ……話が逸れた。まずはどこから移動すべきか。
 彼方から此方へと目線を動かしている最中、真砂は敢えて自ら視界に入れないようにしていたが、やはりこの時ばかりは人の集まるところに行くのが賢明な判断だろうか。
 長い間考え込むようにした後、小さく「……よし」と頷いてから姫路と愛守に向き直る。

 「……い、移動、しながら話そう。……あそこ、とか、なら……人、いると思う、んだけど」

 あそこ、と少し躊躇いがちに嫌でも目に入る大きな大都会にそびえ立つショッピングモールを指差して案を出す。
 ここの思考に至るまでにそこそこの時間をかけてしまった自覚はある。相手方が他に検討があるというわけではないのであれば移動するなら早いほうがいいだろう。
 とはいえ、この様子だと恐らく人が多そうで遭遇率も高そうとなれば、このクソ暑い真夏の日差しを避けられるうえに、少しの肌寒さはあるショッピングモールへの移動が一番現実的ではある。喉が乾けば自動販売機があるし、食べ物が欲しければアイスの自動販売機なんかで凌げるだろう。

 「……お、俺、の能力は……ん、んー……えっと、なんて言うんだろう……ここだと使えないかも……」

 まずは自分の能力を開示しようとしたものの、綺麗なこの大都会では真砂の能力が存分に発揮できるようなものはなさそうだ。
 むしろここが砂漠なんかであれば、そりゃもう完全に無双状態といってもあながち間違いではないのだが、新しい建物も多い。砂だらけなんてこともないし、決して土が使えるというわけでもないだけあってコンクリートを裂いてまだ扱える! というほど優れたものでもない。

 「……あ、石、……石、とか。俺に……投げてもらえれば……」

 「適当に、こう……」と、若干もごもごしたように口を動かしながら、石を投げるような大袈裟な素振りを見せつつ2人を見て。

>>有栖川姫路様、倉本愛守様


【 進行の都合上お返事させて頂きました〜! ショッピングモールへの移動の完了をさせてしまって構わないので確定ロル使って真砂が能力で石弾いてわぁすごーい(棒)! みたいな流れやってくださると助かります……! 】

1ヶ月前 No.123

ぺけ @xxx00xx ★iPhone=HfQ7mNc9af


【 有栖川 姫路 / スクランブル交差点→ショッピングモール 】


真砂にあそことかならとショッピングモールを指さされ、確かにあそこならば人が居てもおかしくないだろうと頷く。

能力はここでは使えないと言った真砂に何か制限があるのかな?と思ったが石とか俺に投げてもらえればという。足元をキョロキョロと見回し手頃なサイズの石を真砂にひょいっと投げる。そうすると真砂に投げた石は弾かれたのであった。

「 え…?なに?今のが真砂の能力? 」

と口と目を大きく見開く。手を使ったわけではなく石が弾かれたのだ。

「 そうか…、そして愛守は異空間から物を取り出せる能力で…
僕の能力は音の能力なんだ。周りの音を集めて超音波として発したり、対象の音を奪うことができる。だけどしばらくやってないから上手くできるかは分からないけど… 」

自分の能力を説明しながら少し目をそらす。照りつける日差しを睨んだ。

「 そろそろ暑いからショッピングモールへ向かおう 」

と指をさしショッピングモールに足を向けた。

>>鬼丸真砂様、倉本愛守様


【 ますたぁさんから返信がないようなので返信させていただきました!
溺さん、真砂くんの能力の解釈はあっているでしょうか?間違えていたら指摘してください 】

1ヶ月前 No.124

ぺけ @xxx00xx ★iPhone=pqlbbnJYL6

【 謎の声 / 都内某所 】


「 やだ、あの子達まだ何も見つけてないじゃない 」

突然声が聞こえた。

「 もう、こんなんじゃ退屈しちゃうわ 」

「 そうね…。あっ!そうだわ 」

突如あたりが闇に包まれる。


「 探しなさい、闇の中の出口を 」




「 出口を見つけられたら鍵をあげる」






「 助けて… 」


>>all


【 サブ記事にてイベント内容の説明をいたします。
参加は任意です 】

1ヶ月前 No.125

スマイル @smile390 ★iPhone=MqRcTcnPfX

【 気絆巳雷 / 渋谷某所・ショッピングモール 】

「…………」

 巳雷の頭は混乱していた。今のこの人がほとんどいなくなってしまった状況ですら信じられないというのに、ましてや人間が空を飛んだのだ。いよいよこれはやっぱり夢なのではないかと思えてくる。しかもそんな巳雷に追い討ちをかけるようにさらに信じられないことが起きた。巳雷自身も空を飛んだのだ。飛ばされた、というのが正しいだろうか。いや、連れて行かれただろうか。もう何が何だか分からなくなってしまって上手く言葉にできない。気がついたときには二階の床に降り立っており、頭が回らないうちに双子に押されて前に進む。ゲームセンターの入口までやってきたところで押されるのが終わり、巳雷は若干ふらつきながらも自分の足で立つと、どうにか思考を巡らせる。

「あー……うん、大丈夫。いや、大丈夫じゃない。ちょっと待って」

 結木に尋ねられ、そう答えるがそんなすぐに思考がまとまるわけがない。結木の方も十秒と経たないうちに続きを話し始めてしまった。

「正直言ってまだ信じられな……え? 結木ちゃんも? あ、え、俺? 俺は……あ」

 そこで巳雷はあることに気づいた。超能力? 不思議な力? そんなの知らない……と思いかけたが、あった。知ってた。合っているかは分からないけれど、この解釈が正しければ巳雷自身、その能力とやらを持っていると言えるのではないだろうか。いや、でも本当に? 巳雷以外にも人とは違う力を持った人がいたのか? しかし先程七星にその力を見せつけられたのも事実だ。

「……仮にその話が本当だったとして……あー、もういいや。いい加減信じるよ」

 非現実的すぎてなかなか信じ難い話ではあるが、もう考えるのも面倒になってきて巳雷は現実として受け止めることにする。それにこの状況すら充分すぎるほど非現実的なのだ。もう何が起きたって現実としよう。そうしよう。

「単刀直入に言うと、俺もその能力っていうのがある。七星ちゃんのとは全然違うけどね」

 もう疑うのも無しだ。巳雷は結木を真っ直ぐに見て、包み隠さず正直に答えた。そういえば誰かに自分の力のことを明かしたのは妹以来だな、と巳雷はふと思う。状況が状況というのもあるけれど、なんと言うのだろう。自分以外にも同じように周りとは違う力を持った人がいるというのは何だか安心する。もしこれで実は全部夢でしたなんてことになったら精神的に大分くるものがあるが、まあそれはそれで違う意味で安心するのでいいとしよう。

「えーっと、じゃあここにいる全員が何かしらの力を持ってるってことでいいんだよね?」

 巳雷は正常に回るようになった頭で考える。先程はらしくない失態を晒してしまったが、本来巳雷は理解力も判断力も長けている方なのだ。先程のは例外ということで目を瞑ってほしい。というか驚きすぎて気絶しなかっただけ褒めてくれてもいいと思う。

 巳雷はうーんと顎に手を当てて考える。ほとんどの人がいなくなってしまった東京。いや、東京だけではないかもしれない。もしかすると全国、いや、今のこの状況を考えると地球に住むほとんどの人間が消えてしまったと考えた方がいいだろう。そして、現時点で出会えた人……否、残された人々は全員が人とは違う力を持っている。

「……」

 これからどうするべきなのだろうか。衣食住に関してはどうにかなる気がする。人がいなくなっしまったという状況だ。衣類や食品、ホテルなどを勝手に拝借してしまっても仕方のないことだと思う。それで全てが元通りになったときに窃盗罪で逮捕なんてされるのはごめんだが、今はそのことは考えないでおこう。生きることが最優先だ。それに……。
 巳雷は結木に七星、双子と順に見る。
 今の面子を見るに、この中で誰が一番しっかりしているかを考えると、自分で言うのもなんだが巳雷だと思う。勿論、結木もゲームばかりしているように見えてしっかりしているのは知っている。七星と双子もその歳にしては頭も良く、しっかりしていると思う。しかし、それでもこの中で一番歳上なのは巳雷であり、結木には悪いが頭の良さも巳雷の方が上だろう。それなら巳雷が責任を持って結木たちを守ってやらなければならない。七星と双子なんてまだ中学生なのだ。今は明るそうにしているが、そのうち親が恋しくなったりするかもしれない。心のメンタルケアをするのも必要だろう。

 そうと決めたからには予想外の出来事に動揺している場合ではない。巳雷が結木たちの仮の親のようなものなのだ。それは命を預かるということ。もし怪我をさせてしまったりしたら結木たちの両親に顔向けできない。自分がこの子達を支えてあげなければ。巳雷はそう心に誓った。

「一応理解はしたよ。うーん、これからどうしようか……。あ、ゲームがしたいんだったね。じゃあまずは遊ぼうか」

 そう言うと巳雷はにこといつも通りの笑みを浮かべる。やらなければならないことはたくさんあるが、ここで急かしてもストレスを与えてしまうだけだ。今は皆のしたいようにさせてやってもいいだろう。

『 やだ、あの子達まだ何も見つけてないじゃない 』

 そんなことを考えながら歩き出そうとした巳雷だったが、突然聞こえた聞き覚えのない声にぴたと動きを止める。そして、声の主を探そうと辺りに視線を巡らせようとしたとき……

「!」

 突如巳雷の視界は暗黒に包まれた。それに続くようにあの声も聞こえる。

 探せ? 出口? ……鍵?

 巳雷は真剣にその声に耳を傾ける。もう狼狽えはしない。冷静になるんだ。
 『助けて』と聞こえたのを最後に辺りはしんと静まり返った。

「皆! いる!? いたら返事がほしい!」

 巳雷はすぐに声を上げる。あの声は聞こえなくなったが、辺りは真っ暗なままだ。お互いを目視できないため、まずは皆の安否確認が大事だろう。

>>狐ヶ崎七星様、桜月姉妹様、結木千羽様、周辺ALL様


【大変お待たせして申し訳ないです!白くんにも絡めずごめんなさい…。イベント開始おめでとうございます!イベントの解釈が間違っている部分などありましたらご指摘下さると嬉しいです…!】

1ヶ月前 No.126

友禅 @yuuzenn☆fXqsD0VZIxk ★YRuDhSwQ0p_Qi5

【 桜月欹&桜月粲 / 渋谷某所・ショッピングモール 】

 狙いを定めたぬいぐるみを千羽に取って貰おうとしていたのに。あろうことか一帯が何の前触れもなく暗闇に包まれてしまい、もはやクレーンゲームとか言っている場合ではなくなってしまった。気絆が己を能力者だと認めた時の些細な驚きも、このいきなりの停電(?)の衝撃で途端に掻き消える。いや、停電だったら窓の外から差し込む光でうっすらとそこら辺の光景が見えるはず。それさえ無いとなると、これはもう空ごと暗幕で覆われたとかそういうレベルの事態が起こっていると見たほうが良さそうだ。
 そういえば視界が真っ黒になる直前、女性の声で何も見つけてないとか退屈しちゃうみたいなことを頭上で呟かれた気がした。タイミングからして、あの謎の女Xがこの暗闇ハプニングを引き起こした犯人と見做すことにしよう。しかし見つけてないって何のことだ……と内心小首を傾げていると、それを読み取ったのか偶々か、声の主は探すべきものが『闇の中の出口』であること、それを探し当てた際の報酬が『鍵』であることと続けた。
 最後の「助けて」はよく分からない。が、仮説と呼ぶにも恥ずかしい妄想を一つ浮かべるならば。この人間消失からスタートする一連の事態を引き起こした誰かもまた強大な能力者であり、しかし自分一人ではどうにもできない何かについて困り果てている。だから他の能力者たちにも協力して貰いたくて、自分を助けて欲しくてこんなことをしでかした。とか有り得なくはない。それにしては随分と遠回りなやり方で説明不足だが、たぶんあちらさんにはあちらさんのご事情がおありなのだ。後はそもそもこの妄想が真実に一割すら掠っていない可能性とてある。

「「はーい、欹と粲は手を繋いだままさっきと同じ場所に立っているのですー」」

 焦った様子の気絆の声にはいはーいと応じる。急に目が効かなくなったことには驚いた。でも、最愛の双子同士で指を絡めたままなので精神的には落ち着いている。
 もしも暗闇になると同時に自分たちの手が引き離されるような有様になっていたなら。その時は今のように落ち着いていられず、欹も粲もその場に蹲って泣き喚いて互いの名前を叫びながら全身全霊で寂しさを訴える破目になっていただろう。

「「それにしても暗いのです。チャド共和国の夜だって、きっとここまで暗くはないのです……」」

 貧困率8割で凄まじく貧乏な国の名前を妙な使い所で挙げつつ、ちょっとでも周囲を見易いようにしようと服のポケットに入れたスマートフォンに手を伸ばす。電話もメールも繋がらない役立たずと化していたスマートフォンだ、ダウンロードしてあるライトのアプリだって立ち上げられるか謎だが、それが無理でも通常状態の光とて無いよりマシである。
 スマートフォンでも無理なら、最終手段として欹と粲が人にバフをかける時に発生するキラキラパウダーを光源扱いするという手もあるけれど……あんなもの蛍の尻くらいにしか明るくならない。使える場合は圧倒的にスマートフォンのほうが便利だ。

「「おお、スマートフォンは一応ちゃんと光りますよっ! でもフラッシュライトΩはタップしても立ち上がりませんー……」」

 二人して二台のスマートフォンを覗きやや安心した様子で騒ぐも、危惧していた通りにライトアプリのほうは無反応なのを見てちょっぴり肩を落とす。
 緊急時にもアウトドアにも使えるという触れ込みで宣伝されているライトアプリも、さすがにファンタジーものの緊急時は埒外らしい。それにまで対応しろとか無理なこと言わないで下さい。開発者に愚痴を言えばこう返されるだろうが。

>結木千羽様&狐ヶ崎七星様&気絆巳雷様&ALL様

【完全に暗闇だと移動も困難なので、とりあえず建物の電気はつかなくてもスマートフォンのライトくらいはちゃんと動作する……という感じにしてしまいましたが、描写されていないだけで光るものは全て動かなくなっている裏設定とかがあったらすみません。後ほど修正いたします】

1ヶ月前 No.127

@tamaki4444 ★qtGcyPx0Dz_keJ

【空舘 白/ショッピングモール】

「出口…暗闇…限定されている?いや、隔離されているのか?」

突然聞こえた声と共に視界が暗転すると白は目を閉じてさらに頭を回転させる。静かな街並み、無人の列車そのたいろいろ今日起こっていたことを思い出し整理し、自身含む数人はなにかに隔離、または収容されているという結論に至る。

「とりあえず視界をなんとかしないと」

そう呟くもののとくにこのような暗闇で光を頼りにすると万が一のことがあった時に対処できないと考え、自身の目に頼るために暗闇に目を慣らせ始めた。それに加えて多少のリスクは負うことを覚悟して自身の視力の制限を解除し、あたりを見回すと突然、スマートフォンの光が目に入る。

「アーーーーっ…目が…目がぁっ…」

いつもなら少し明るいぐらいで済んだのだろうが、目が暗闇に慣れているうえ、視力を制限解除してしまっていたのでかなりまぶしい光が彼の目に入ることになった。反射的に能力を解除しても目をくらまされた状態が続くので、床に倒れてのたうち回って叫ぶという醜態をさらす羽目となってしまった。

>>周辺all様

【勝手に最初の犠牲者(自滅)が出してしまいました。某大佐風になっているのはお許しください】

1ヶ月前 No.128

ぺけ @xxx00xx ★iPhone=L9JHBwgTwN


【 有栖川 姫路 / ショッピングモール付近 】


ショッピングモールに移動している途中でいきなり聞き覚えのない声が聞こえた。出口?鍵?なんて考えていると辺りが真っ暗な闇に覆われてしまった。

「 真砂〜?愛守〜?? 」

2人を呼んでみたが返事がない。
今まで忘れていたがポケットにスマートフォンが入っていたことを思い出す。スマートフォンを取り出し、ライトアプリを起動する。
辺りを照らしてみたが2人の姿が見えない。どうやらはぐれてしまったようだ。

「 ん〜っ 」

と頭を抱えたが、悩んでいてもしょうがないしショッピングモールに向かうという話だったのでそのままショッピングモールに向かう事にした。

>>周辺all


【 ますたぁさんからの返信がなく、溺さんと話し合った結果はぐれた事にしようという話になりましたのでフリーになりました。
近くにいる方よろしければ絡みお願いいたします 】

1ヶ月前 No.129

@purple3ru ★iPhone=5uXDFiflht

【 狐ヶ崎七星 / 渋谷某所・ショッピングモール 】

巳雷がやっと観念し、七星が空が飛べることも、己も能力者であることも、受け入れてくれたところで――声が聞こえてきた。アニメの1話のアバンで、意味ありげにされるみたいなやりとり。最終話でやっと繋がる感じの、とても大事そうな、やっと張り巡らされた伏線のひとつ。(すみませんねぇ、何にも見つけてなくって……生憎、アンタらを楽しませるために動いてるわけではありませんので。にしても、闇の中の出口を見つけたら鍵――闇の中? 助けてって、どういう――)突然聞こえてきた声に、表面上がぽやーっとした不思議そうな顔のまま、真剣に考え込んでいると、目の前が真っ暗になった。いやこれは、敵トレーナーにポケ……バトルで負けたわけではなくって。(一寸先は闇って言葉がありますが、これは一寸どころか目と鼻の先は闇ですわ)一寸って3センチぐらいだっけ?

「七星ちゃんも動いてませんわー。ちゃんといますので、ご安心をー」

欹と粲に倣って、自分も居場所を顕示。巳雷は責任感が強くて心配性なタイプに見えたので、安心させるように間延びした調子で自分の無事を伝える。彼が積極的に守ってくれるのは有難いけれど、だからって彼に頼りきって良いわけではない。彼だって妹とはぐれて世界に誰も居なくなって、不安でたまらないのだ。余計な憂い事はなるべく作らないように努めよう。
チャド共和国って、なに? スマホで打ったら国旗出てくるんだけど……と、口には出さず、自分もスマホを取り出し文字を打ってみる。あ、インターネットは流石に繋がんなかった。ググろうと思ったのに。

「とりあえず、欹と粲の真似っこで、全員で手を繋いで行動してはいかがですか? そうすればこう暗鬱な世界でもはぐれずに済みますし――ん?」

全員の無事を、スマホで照らして確認しながら、繋いだ手を繋いで行こうという提案を出す。出していると、悲痛な呻き声が上がった。スマホの光で相手の相貌ぐらいはわかる状態だというのに、らしくもなく、警戒を表に出してしまった。目を鋭くしてしまったし、口角も下げてしまった。ぽやっとした表情をキリッとしてしまった。睨みつけるように、声の方を見る。男の声だった。勿論、巳雷とは別のもの。だれ? 敵? 否、さっきの謎の声とは別だった。一体、だれ?

「……大丈夫かしら? 天空の城の大佐のようなことになっていますわよ――私は、狐ヶ崎七星。空を飛べます。アンタは?」

ぽてぽてと歩いて行き、床で無様に悶えている、黒髪長髪の少年にスマホの画面を向け、声をかける。既に顔はぽへーっとしたものである。不思議そうに愛らしく、首を傾げて声をかけた。

>>桜月姉妹さま、結木千羽さま、気絆巳雷さま、空舘白さま、allさま

1ヶ月前 No.130

朱華 @loading☆otJOY5C0qs2 ★Android=MZepO17WUn

【結木千羽/ショッピングモール】

ああ、やっぱり、そうなんだ。気絆が超能力を認めてくれて、ちょっと―いや、大分安心した。直前までの態度から非能力者だったらどうしよう、ヤバイ奴扱いされるかな、千羽自身の能力が能力なだけに距離置かれるようになったら嫌だな、などと不安が駆け巡っていただけに、得られた安心感は大きかった。それと、思ったより身近に超能力者がいたことにも。こんなのは自分だけだろうと思って孤独感を感じたことがないわけじゃないから、安心した。
リーダーシップを取るような気絆は、悔しいけど頼りになる。そーだねー、と言いながらひとまずゲーセンに入ろうとした、その瞬間だった。

「うおあ!?」

突如として光の落ちたショッピングモール。色気も可愛げもない悲鳴を上げ、条件反射のようにその場にしゃがむ。そして聞こえた、不思議な声。まだ見つけてない?出口?鍵?助けて?――いや何がだよ。訳分かんない。チュートリアルとかないの?

「え、はい!ここです!」

冷静な気絆の呼びかけに、双子ちゃんや七星ちゃんと同じように答える。もしただ電気が落ちただけならば、多分気絆は私の近くにいる。声も近いし。双子ちゃんはさっきのままの場所ならそんなに離れてないかな。七星ちゃんもクレーンゲームのエリアにいるはずだし、声も近かったから、割と近くにいるはず。取り敢えず安心、かな。スマホはちゃんと動いたので、明かりとして使うことにしよう。モバイルバッテリーも持ってるし、今日はゲームができないから充電は充分だ。
ライトアプリ、いれとけば良かったかな。ゲームは容量を使うためにいれなかったアプリを思い出しつつ、取り敢えず気絆を探そうと立ち上がった矢先、誰かのスマホの明かりが目を直撃する。

「うわっ…あ、七星ちゃんか。」

小さくうめき声を上げて目を細めると、明かりの持ち主は七星ちゃんだった。一種はビビったが、暗闇での液晶には慣れている。すぐに目は慣れた。周りを見回せば、双子ちゃんも気絆も無事そう。
良かった、と思った所で、誰か聞き覚えのない悲鳴みたいな声が聞こえた。しかも、某名作長編アニメ映画の某大佐みたいな。バルス的なあれだ。七星ちゃんはなんてことなくそっちへ行って、それを適切に指摘して、そして流れるような自己紹介。能力もなんてことなく言っちゃう。スマホで足下を照らしながらゆっくりそれについて行って、声の主を見れば、黒髪黒目、色白の男の子。年は同じくらいに見える。新しい仲間、って事で良いのかな。多分。

「…サイヒルかよ。」

今の状況に感じていた既視感の正体を見つけ、苦々しげに溜息をつく。人がいなくて真っ暗とか、世界最恐の誉れ高きホラーゲームと同じだわ。嫌なこと考えちゃった。
取り敢えずは、前の出来事に集中しよう。

>>桜月姉妹、狐ヶ崎様、気絆様、空舘様

1ヶ月前 No.131

つゆり。 @abyss017☆iervV4WoQZd4 ★iPhone=JXc8jHduc8

【 元響花 / ファミレス 】

 厨房内にある数々の食べ物を一通り確認した後、響花は近くにあったパンケーキの乗った皿を手に取った。丸くてふっくらとした、苺が沢山乗っているパンケーキだ。食べることが好きな響花に食べられない物は無く、逆に好きな食べ物も無かった。厨房内にはパンケーキ以外もあったが、二人をあまり待たせるわけにも行けないと思い、近場にあるものを選んだ。手をかざすが、温もりは感じられない。当然出来たてでは無いので、冷え切っている。が、別に気にしない。胃に入れば温度なんて関係ないのだ。皿を右手で持ち、左手でナイフとフォークを手にした状態で、響花は厨房を後にした。

 テーブルに戻ると、二人は席に着いていて、各自運んだ食べ物を口に運んでいた。深月と夏乃は二人とも並んで座っていて、反対側の席が空いている。別にどちらかの横に座る必要もないので、空いていた席へと腰を下ろす。そして、手前にパンケーキとナイフ、フォークを置いた。
 「待たせてしまってごめんなさいね」そう二人に告げ、申し訳無さそうに眉を下げて笑う。一杯目のアイスコーヒーを飲み切らずに、アタシもさっさと食べ物を選べば良かった、と後悔した。手を合わせ、「いただきます」と言い、ナイフとフォークを手に持つ。そして、パンケーキを綺麗に切って口に運ぶ。――うん、美味しい。ファミレスのパンケーキも良いものね。ゆっくりと、そしてしっかり味わいながらどんどん口に運ぶ。一枚の半分を食べきったところで、ナイフとフォークをハの字に置いて、一旦手を止めた。

「さて、これからどうしまし――『やだ、あの子達まだ何も見つけてないじゃない』――……へ?」

 これからのどうするか、その事を二人に尋ねようと言葉を発していると、それを遮るかのように何処からか声が聞こえた。遮る、というよりかは偶然重なっただけだが。突如聞こえた声のせいで、素っ頓狂な声を出してしまった。恥ずかしいと思うよりも、この声が何なのか疑問が積み重なった。次々と聞こえてくる声。不審に思い、立ち上がろうとしたその時、『そうだわ』と言う声と同時に周囲が闇に包まれる。

 ――出口を見つけられたら、鍵をあげる?出口って何よ、脱出ゲームでもやらせる気かしら。呆れて溜息を心の中で吐く。今日何度目か分からない溜息。きっと幸運はアタシの元から全部逃げているだろうな、なんて。……しかし、最後に発された『助けて』はどういう意味だろう。助けてほしいのは、響花達の方なのだが。

 ひとまず明かりが必要だろう。闇と言っても、暗さは夜と変わらない。鞄の中からスマホを取り出し、元々スマホに備わっているライト機能を使用する。ぱあ、と周囲が明るくなった。

「急に人が居なくなったり、暗くなったり。ホント、何なのかしらこの現象は。……二人とも大丈夫?居る?」

 この現象に対して愚痴を小声で零した後、二人の心配をする。急に居なくなったり、なんて漫画みたいなことは起こっていないだろうし、室内だから何か危ない目に遭っていることも無いだろう。非現実的な現象に慣れたのか、大して驚かずに、落ち着いた声色で二人に尋ねた。

>>東雲深月様、春咲夏乃様、周辺ALL様


【大変遅れてしまい、申し訳ございません……!】

1ヶ月前 No.132

彼方 @oracion999☆xtH1zHfFiBA ★Android=QY7V02uj82

【東雲深月/ファミレス】


「あぁこれ……さっき見つけたから使えたらなぁーって思って。持ってきちゃった、僕は使い方分からないんだけどね…」

 夏乃の目がハンディに向いたきがする。とりあえず使えるかわからないけど持ってきた、と伝えるとえへへと頼りない笑みを浮かべた。

 手を口元で合わせ、聞かれると恥ずかしいので小声で「いただきます」と言い、持ってきたそれに手をつけ始める。断面から溢れる肉汁に我ながら上手く焼けたと思うと口に押し込む。味もよし、焼き加減もよし、上乗の出来栄え…と心の中でガッツポーズを作りながら食べ進めた。ほんの数分─もしかしたら数える程経ってないのかもしれない─後に響花が手にパンケーキを持ちながらやってきた。

「おかえり…んぐっ、全然待ってないから大丈夫だよ」

 おかえりはハンバーグを頬張りながら、後半は飲み込んでから答える。食べながら話す、音を立てて食べる、この2つは品が無いからやめろと言われたのを忘れてた。この場に親がいたら叩かれていただろう。いなくてよかった。
 暫く食べ進めて響花が口を開いた時、知らない人の声が彼女の声に重なった。『何も見つけていない 』『退屈』『闇の中の出口』『鍵』『助けて』そんな言葉と共に暗転した視界。とりあえず切ってフォークに刺したソレだけは口に入れてしまおう。服にソースが零れるのも嫌だし、暗くて皿がどこにあるかよく見えない。
何も見つけていないとか退屈とか言われてもこっちが困る。何もヒントなしにこの時間までこんな状態にして、よくまぁそんな退屈と言えるな。退屈したくないなら何かしらこちらが動ける状態を作って欲しい。助けてと言われてもこっちが助けて欲しい、急に人が殆ど消えてしかも暗くなった。声の主に対して胸がチリチリ、ムカムカとしてくる。明かり…明かりとスマホを探すも暗くて見つからない。ふと眩しくなったと思ったら響花がライトをつけてくれていたようで。その光を頼りにスマホを取り出す。もしもの為に持っておいた方がいいだろう。

「うっ…まぶし……僕は大丈夫、椅子にちゃんと座ってるよ。…………そういえばさっきなんて言おうとしてたの?」

 響花の問いに答えて目を細め、手で軽く覆った状態で答える。それなりに眩しかったらしい、慣れるのにはまだ時間がかかりそうで。


>>春咲夏乃 様、元響花 様、周辺all様


【いえいえ、大丈夫ですよー!】

1ヶ月前 No.133

莉衣菜 @jpgewpg50☆nx/sj25GYcOK ★iPhone=4nSrDv0CSz

【春咲 夏乃/ファミレス】


夏乃は使い方を知らない、と言う深月の言葉を聞きながらパンをちぎり湿った口内に放り込んだ。気紛れにそれくらい扱い方を教えてやろうかとも思ったようだがそれは実行されることはなく、簡単に「やっぱお金とか、どうしよってなるよね」と果たして返事になっているのか疑問である言葉を残すだけだった。

そんな彼の行為は他人にそこまで深入りをしない主義であり、決して親切で優しい男ではないことを良く表している。一歩線を引いた態度は冷たく映るが彼は彼なりの理由があるのだ。

しかし今はその話を掘り進められる状況ではない。

いかにも女の子らしい可愛いパンケーキを持って前に座った響花にまたコーンのスープを静かに喉へ送り込んだ後、夏乃は何かを言いかける彼女の瞳を眺めた。人の話を聞く時は此方を見ろよ、なんて軽口を叩いてきた夏乃の知人の影響である。

すると完全なる赤ではない紫が混じるその双眸が、「へ?」という驚きの声とともに表情を変えた。何だ、と問いかける前に夏乃の脳内に何やら人間の声が響いてくる。

闇の出口、鍵。

まるで弄ぶように話すその不可思議な台詞に夏乃も混乱のままに「誰だ?」と呟いた。何でもありかよこの世界は、なんて恥ずかしくて現実では口にすら出来ない独り言は彼の胸中に眠る。

そして立て続けに光が消え闇で一色になった視界に翻弄されぬよう警戒を高めつつ、夏乃は矢張りかと机を叩きたい衝動を抑えて響花と深月に続き自分も携帯を取り出した。

先程の断片的に聞き取れたお喋りからして犯人に明確な目的があるのは間違いないだろう。面倒な人付き合いがなければこの命が失われたような世界も悪くないなどと考えていた夏乃だが、こうも不安を駆り立てられてしまえばそんな悠長な態度でもいられなくなってしまった。

この現象は何なのだと小さな声で呟く響花に共感する思いで頷く夏乃の姿も、いくら携帯で明かりがついたとしてもまだ薄暗いこの場所では見えにくい。

「俺も平気だよ」

せめて自分の手元くらいは見えるようにしたいと思い、夏乃も淡い光を出すようにした。
慌てる様子のない二人に肝が座ってて頼もしいなぁなんて調子のいい冗句を言える雰囲気でもないため、夏乃は何を言おうとしたのかを聞く深月の声を聞きながら背もたれに寄りかかる。

年齢よりもずっと確りしている彼らに甘えて場を任せたり判断を委ねているが、先導者は少ない方が上手くいきやすい。そんな言い訳じみた自論が染み付いた、彼の思考が滲み出た瞬間だった。



>>東雲深月様、元響花様、周辺ALL様

【大丈夫ですよ!お待ちしておりましたー!】

1ヶ月前 No.134

@tamaki4444 ★qtGcyPx0Dz_keJ

【空舘 白/ショッピングモール】

人がゴミのような某大佐みたいな叫びをあげてしばらくのたうち回っているうちに視力は徐々に回復していき数分もするとほとんど回復した。

「まさかスマホの光で自滅するとは…」

そう呟いて目を開けて周囲を見回すと先ほどの数人がこちらを見ているのを見て若干の後悔に襲われる。しかし、いつまでも下を向いていても仕方ないので状況をできるだけ把握しよう。人数と外見からではあるがだいたいの年齢は暗転する前に把握済みである。あとは能力者かどうかの確認だ。全員にそれぞれ一瞬だけ「能力」の制限を解除しようとすると全員の制限が解除されたので、すぐに能力を解除する。それだけやって全員が能力者であることを確認して立ち上がる。

「僕は、空舘白。一応確認したいんだけど、ここにいる全員能力者ってことであってる?」

軽く服のほこりを払うと、耳にかけていた前髪が垂れてしまい貞子もどきになってしまうがそこまで気にもならないのでいじらなくても良いだろう。自身の能力で確認は取れているが、一応本人たちにも事実確認は取っておくことにする。万が一間違っていたら計画立案に支障が出ると困るからね。そう思いながらショルダーバッグからココアシガレットを数本取り出してまとめて咥える。



>>狐ヶ崎七星様、桜月姉妹様、結木千羽様、気絆巳雷様、周辺ALL様

1ヶ月前 No.135

つゆり。 @abyss017☆iervV4WoQZd4 ★iPhone=JXc8jHduc8

【 元響花 / ファミレス 】

 スマホのライト機能を作動させ、二人の安否を尋ねた。二人ともすぐに無事だと返答が返ってき、安堵した。少しして二人もスマホを取り出したのか、明かりが強まった。だが、それでも明るいのはテーブルだけで、あとはその周辺がぼんやり光で見えているだけだ。体を横にずらし、窓の外の様子を確認しようとする。――が、外も先程まであった太陽の日差しが夢だったのではと思うほど、暗くなっていた。……まだ夜じゃないわよね?どうしてかしら。次々と訪れる非現実的な現象に、流石の響花も頭を抱えたくなる。だが、それは彼女のプライドが許さない。きっと、何か解決策があるはずだから。

 しかし、闇の中の出口と鍵、ねぇ。あの声の主は何をさせたいのか。思考を巡らせていると、深月が先程響花が最後まで言うことの出来なかった事を尋ねてきた。

「あぁ、これからどうしようかと聞こうとしたの。……でも、こんなことが起きたら、する事も限られちゃうわね」

 こんなこと――突然周囲が暗闇に包まれたのだ。外に出て、この現象から脱出する為の手がかりを探そうと思っても、スマホのライトだけじゃ頼りない。まずは自由に行動できる位の明かりを得るために、この暗闇から抜け出したい。

「ねぇ、あなた達は聞こえた?闇の出口とか鍵とか、何か言っている声が」

 一先ず、あの声について二人に尋ねてみよう。深月は分からないが、夏乃は「誰だ?」と呟いていたし、聞こえているはずだ。きっとあの声の中に、何かヒントが隠れているだろう。突然人が消えたり暗くなったり、脱出ゲームみたいな事をさせられるなんて、本当に理不尽ね。苛立ちが募っていく。だが、その苛立ちは表には出さない。だって、二人とも落ち着いているのに、一人だけ感情を露わにしたら子供っぽいじゃない。

>>東雲深月様、春咲夏乃様、周辺ALL様

1ヶ月前 No.136

彼方 @oracion999☆xtH1zHfFiBA ★Android=QY7V02uj82

【東雲深月/ファミレス】

 夏乃も知らないのか、はたまた知っているのに隠しているのか。お金をどうするか、という曖昧な返事を残してまたスープを飲みパンを食べるという行動を繰り返しはじめた。まぁ最終的に対価となるお金を残せばいいなららこの機械について深く知る意味もないのだろう。そんなことを思いつつ食事を進めること数分、例の暗闇現象と謎の声が始まった。目の前に広がる暗闇に対応する為に付けられた3つのライトが、それぞれの安全を示す光がほのかに辺りを照らす。

「あっうん、聞こえたよ。『退屈しちゃうわ』っていわれちゃったね…退屈も何も急にこうなった見にもなって欲しい……」

 響花の問いにため息混じりに答える。具体的な内容もなく周りから人が消え、四苦八苦してるのに退屈だなんて言われても困る。せめてこうなった後に助言が欲しかった。試しに声の主も同じ状態を味わえばいいのに。そうすれば退屈と言われた身のこの気持ちも分かるだろう。

「でも闇の中の出口、見つけたら貰える鍵、最後に聞こえた助けての声。これだけじゃなんも浮かばない……2人はどう?」

 混乱と苛立ちの混ざった脳では少ない情報を元にヒントや答えを導き出すことが出来なかった、もうお手上げだよとでも言いたげに肩を竦め手を上げる。もしかしたら2人の意見を聞くことでなにか浮かぶかもしれない。ならそのヒントを得る為にも、この先の行動を考える為にも、2人に聞いてみた方がいいだろう。


>>春咲夏乃 様、元響花 様、周辺all様

28日前 No.137

莉衣菜 @jpgewpg50☆nx/sj25GYcOK ★iPhone=4nSrDv0CSz

【春咲 夏乃/ファミレス】


あの不可解な声は響花にも聞こえたようだった。

「俺も聞こえたよ。頭に直接聞こえるとか、何の超能力だって感じ?」

能力者という括りであれば夏乃もその仲間ではあるのだが、今は自分達を翻弄する謎の声に対しての不信感と溢れ出る面倒事の香りへの不満が大きくそれを考慮する余裕はない。

そして深月も全く同じ声を聞いたらしく、鍵や出口の他にも『退屈』という言葉も加えて溜め息をついていた。

出口という、この犯人の意図が読めない現状を脱せられそうなワードばかりに意識を持っていかれていたが確かに退屈だと言われても、右も左も分からない自分達に何を言うかと呆れる気持ちは理解できる。

さらに何処に闇の出口とやらがあるのか、鍵とはどんな物なのか、詳細な情報は何も知らされていないのだ。何も浮かばないものの、二人はどうかと訪ねる深月に夏乃はすっかり冷えた腕を組みさっきよりはいくらか落ち着いた頭で考えてみる。
あの声たちの会話だけでは正直ヒントなど皆無に等しく、今の無の状態から出口や鍵探しをするのは困難だ。

少なくとも『助けて』と言っていた誰かがキーパーソンである可能性もなくはないだろうな、と夏乃は組んでいた腕を解きながら真っ暗な天井を見上げた。

この場にいる三人以外にもいた被害者の声とも考えられるが、少なくとも助けを求めてくるということは犯人に追われているか危害を加えられているかの何かしらの接触、関係は持っているはずだ。

今まで危険な目に遭っていないのを思えば、たとえ声の主がゲーム感覚で楽しんでいたとしても物理的に傷を負う心配はないのかもしれないが。

「情報少なすぎて、俺は全く分かんないかなぁ。取り敢えず外出てみるってのも有りなんだろうけど、暗いし危ないよね」

夏乃は男であるから問題はないのだが響花は女の子だ。深月も同じ男ではあるが矢張り見た目の女の子らしさもあって無闇矢鱈に歩き回るのは、多少のリスクは否めなかった。
此処にいるのが普通の男達ならば問答無用で出口探しをするのだが、薄情な夏乃といえど今回ばかりはそんな面もなりを潜める。

「響花ちゃんはどう?何か閃いてたりする?」

逸らしていた喉を戻し響花を見つめながら問い掛けた。



>>東雲深月様、元響花様、周辺ALL様

27日前 No.138

スマイル @smile390 ★iPhone=MqRcTcnPfX

【 気絆巳雷 / 渋谷某所・ショッピングモール 】

 巳雷が暗闇に呼びかけると全員からの返事が返ってきて巳雷はひとまず安堵の息をつく。結木の声はすぐ近くから聞こえたし、七星と双子も元いた場所から動いていないらしい。こんなことが起きても七星も双子も落ち着いた様子で感心する。しかも中学生がチャド共和国なんて日本では知名度の低い国の名前をどこで覚えたというのか。それを知っていた巳雷も巳雷だがそれは置いておこう。

と、暗闇の中に明かりが2つ、いや3つ見えた。だいぶ目も慣れてきて、よく見ると2つ並んでいるのは双子のスマホの光、もう1つは七星のスマホだと分かる。巳雷もスマホの電源を入れ、適当なアプリをタップしてみたがやはり開かれないようだった。運営側がいなくなってしまったのだから当たり前と言えば当たり前なのだが、こうして見せつけられると改めて人がいなくなってしまったことを思い知らされる。巳雷はごくりと唾を呑み、改めてこの状況を実感した。

「! ああ、それがいいか……」

 突然照らされて驚きつつ、七星の提案に答えかけたところで誰かの大声……というより呻き声に遮られた。ビクッと盛大に肩を揺らしてしまったが、恐る恐る声のした方に目線とスマホのライトを向けると床を転げ回る人物が目に入る。七星と結木がその人物に近づいていくのに続いて巳雷もゆっくり近づいて見ると、長髪ではあるが体格からして男、というより少年が苦しそうにもがいていた。これは声をかけた方がいいかと思い口を開きかけるが、巳雷が言うより先に七星が声をかけたので口を閉じる。

「……えーっと、大丈夫?」

 1、2分は経っただろうか。少年も落ち着いてきたようなので巳雷も声をかけた。本当はもっと早くに処置するべきだったのだろうが、申し訳ない。唐突だったため少年の既視感のありすぎる動きに圧倒されてしまっていた。
 巳雷は今更、そうだラ〇ュタだ、なんて気づきながら目の前の少年が立ち上がるのを待つ。七星が初っ端から空を飛べますと言っていて内心で驚くが、少年も名を名乗った次には全員が能力者で合っているかと聞いてきて驚かされた。そう聞くということは彼も能力持ちなのだろうが、それにしても理解が早い。見たところ、中学生くらいに見えるがそう簡単に信じられるものだろうか。

 巳雷はそう思ったが、そういえば七星も双子も初対面から変わった印象だったので能力持ちにはそういう人が多いのかもしれないと納得しておく。巳雷も自己紹介をするべきかもしれないが、まだ相手の素性をよく知らない。それに先程の謎の声が言っていたこともよく分からないままだ。
 次に何が起こるか知れないので今は警戒心を強めておいたほうがいい、そう思った巳雷は黙って成り行きを伺った。

>>狐ヶ崎七星様、桜月姉妹様、結木千羽様、空舘白様、周辺ALL様


【お待たせしました……っ!毎回こんなペースで申し訳ないです……。もっと早くしてほしいなどありましたら遠慮なく仰って下さい。善処致します】

26日前 No.139

@purple3ru ★iPhone=5uXDFiflht

【 狐ヶ崎七星 / 渋谷某所・ショッピングモール 】

「そっか、よろしくおねがいしますわ、白。――その通り、大正解ですわ。先ほど述べた通り、私は空が飛べますの」

相変わらずのゆるゆるスマイルとゆったりとした話し方で、フレンドリーに受け答える。
ココアシガレット――小学生の頃、タバコ〜とか言って、男子が咥えてましたね――をいくつか同時に唇に挟んだ少年――白は、『一応確認したい』という前置きをしてから、七星達が能力者を探ってきた。つまり、十中八九能力者だと思って話している。どうして、それがわかる? 見た感じ、彼はココまで1人で行動してきたように思える。そうなると、考えられる可能性は2つ。ずっと私達の話に聞き耳をたてていたか、彼が持つ能力で探ったか、ですわ。

「白、アンタは? 私達に聞いたからには自分は答えないなんてこと許しませんよ?」

明るく朗らかで鈍間な空気を保ち、少々きつい言い方で相手の能力も聞き出そうとする。
自分の情報を隠して、相手から情報を搾り取ろうとするなんて、『自分を利用しようとしているかもしれない』と疑いにかかるべきだ。なんたって今は、フィクサーな存在もいるとわかったことだし。彼を全面的に信用して、言われたとおりに淡々と右向け右で前ならえするわけにはいかない。彼が黒幕の手下で、私達を陥れようとしているわけじゃないと、証明できませんもの。

「……ほら、みんなも自己紹介いたしましょう? 彼にだけ名乗らせるのは可哀想ですわ。私達と同じで彼も孤独な世界できっと寂しかったでしょうし、仲良くしないといけませんわね〜」

くるり、と、レインコートからはみ出た黒いスカートを揺らして、白に背を向け、欹と粲と千羽と巳雷の方を向く。変わらない気の抜けた笑みと喋り方で。
白のことは完全には信用していないけれど、だからといって露骨に彼を拒否するわけにもいかない。あっちだって、こっちを疑っているかもしれない。ならば、ある程度の情報を開示して、警戒心は無いと顕示しないと。
事実、七星は『空を飛ぶ』能力の弱点を誰にも話していない。睡眠時間が関わってることを誰かに話したことはない。もう今が何時かよくわからないけれど、明日も飛ぶために、寝落ちしてしまって飛べなくなるなんてことないように、きちんとどこかで確りと睡眠をとりたい。
だから、全部が全部をさらけ出せとは言わないから、相手の警戒心が解ける程度に、お互いに自己紹介をしといたほうが、いいと思った。

>>桜月姉妹さま、結木千羽さま、気絆巳雷さま、空舘白さま、allさま

【なんで心理戦やってるんだろ…?】

26日前 No.140

友禅 @yuuzenn☆fXqsD0VZIxk ★YRuDhSwQ0p_RBc

【 桜月欹&桜月粲 / 渋谷某所・ショッピングモール 】

 自分たちのスマホの光を何やら背後から忍び寄っていたらしい何者かが直に喰らい、眼球の辺りを押さえながらジタバタとのたうちまわっている。それを振り返って改めて翳したスマホのライトでじーっと観察しながら、双子は内心、揃って「この人は誰だろう」と首を傾げていた。名前も出自も分からない人だが、これだけの光量であれだけのダメージを負っているなら視力が凄まじく良いのは確かだ。あるいは彼の能力がそういったものなのか。……薄暗くてろくに見えやしないけれど、うん、たぶん彼で合っているはず。
 七星が進んで自己紹介を始めたので、こちらも目潰し状態な彼に向かって「「欹と粲なのですー」」と簡素な名乗りだけ上げておく。正式な自己紹介はまた改めて。彼が光のダメージから復帰してからにしよう。そう決めて彼の観察を続けている内、数分ほど経過したところでやっとダメージから回復した彼が立ち上がった。空舘白。名乗りを上げた彼に姉妹揃ってぺこりと一礼し、再び「「桜月欹と桜月粲なのですー。中学生なのですー。能力者なのですー」」と、先程より少しだけ情報量の増えた自己紹介を返しておいた。
 さっきスターバックスでスイーツに舌鼓を打った直後だというのに、白の咥えるココアシガレットが美味しそうに見えて仕方ないのは育ち盛り故。同じメーカーの商品だと、欹も粲もココアシガレットよりオレンジシガレットが好きだったのをよく覚えている。昔は百円玉と互いの手だけを握りしめて駄菓子屋に駆け込むのがとても楽しみだった。懐かしき思い出。今の状況だと、あの駄菓子屋にスキップして行ったって迎えてくれるお婆ちゃんは消えてしまっているだろう。

「「それでは正式に自己紹介いたします。桜月欹と桜月粲。一つの魂を二つの体で別つ姉妹。現役の中学生で、能力は歌でバフったりデバフったりなのです」」

 なにせ光源がほぼほぼ皆無なので、喋る相手をいちいちスマホの光で照らしながらやり取りを追う。その過程で七星が仲良くできそうな自己紹介をと提案したので、双子も乗っかって三度目ましての自己紹介をした。二回目までの自己紹介は場の空気がめちゃくちゃ慌ただしい時にしたので、しておいて何だがたぶん誰の耳にも入っていまい。皆床でムスカしている白に夢中だったのだ。

「「ところで白お兄様は、あれだけお近くにいらっしゃったなら私達の存在には既にお気付きだったのですよね? どうして話しかけなかったのですか?」」

 心理戦を挑む七星と違い、こちらは純粋に疑問を解消したいだけの気持ちで問いかける。人懐っこい性質なので、なんとなく自分から話しかけづらい、なんてコミュ障や内気な子にありがちな傾向がコイツらにはちっとも理解できやしないのだ。よってそんな答えが返ってくるとは想像もしていない。もっと難解で堅実な、『作戦』ともいえる明確さに裏付けされての行動だと勝手に思い込んでいた。他人を見縊りすぎるのは良くないが、凄い相手なのだと思い過ぎるのも良くないこと。この双子の考えは後者の“良くない”である。勝手に高みに上げられて勝手に低みに落とされるのは誰だって嬉しくない。そんな思いをする人間を減らすためにも、双子は今後の対人関係でもっと繊細さ等を身に付けるのが課題だ。

>結木千羽様&狐ヶ崎七星様&気絆巳雷様&空舘白様&ALL様

25日前 No.141

@tamaki4444 ★qtGcyPx0Dz_keJ

【空舘 白/ショッピングモール】

「まあ、僕の能力は…簡単に言うと他人の能力の制限や弱点を解除することができるんだよ」

自身の能力について説明しようとするがよく考えたら自身の能力を言葉で表現したこともなく、表すような適当な言葉も見つからなかったので、とりあえずは、能力でできることの紹介にとどまった。

「それに関しては…なんて説明したものかな…」

双子の質問に対して頭を掻きながらどのように返答するかを思案する。どうして話しかけなかったのかといわれてもそこのところが良く思い出せない。正確に言うと、このショッピングモールにはいってから暗転するまでの記憶が不自然に飛んでいるのだ。おそらく先ほど視力の制限を解除した際にもっていかれたのだろう。しかし、記憶が飛んでいると言ってもさすがに信じては貰えないだろう。

「まあ、こっちにもいろいろ事情っていうのがあるんですよ」

結局白が至った結論は、隠しておきたいことがあるかのように言ってごまかそう。というある意味最もシンプルなものに落ち着いた。さすがに初対面の相手に必要以上に嘘をつくのはしのびないが、あくまでごまかしているだけなので嘘はついていないとしておくことで納得しておくことにした。

>>狐ヶ崎七星様、桜月姉妹様、結木千羽様、気絆巳雷様、周辺ALL様

25日前 No.142

朱華 @loading☆otJOY5C0qs2 ★Android=MZepO17WUn

【ショッピングセンター/結木千羽】

少年の名は空舘白というらしい。薄明かりの中でも分かるくらいに色白な子だから、覚えやすくて良い。そんな呑気なことを考えているところで、向こうは開口一番能力者であることを確認してきた。ちょっと顔を顰めて一歩足を引く。そりゃあ最初に能力者だと明かしたのは七星ちゃんだけれど、それにしても随分単刀直入すぎやしないか。会って数秒の少年から発せられた言葉に面食らって黙っているしかできなかった千羽を尻目に、しかし七星ちゃんは質問を重ねていく。すごいな。羨ましいかと言われるとそうでもないが、こういう時はいてくれるとありがたい。そして返ってきた彼の答えは、“能力の制限や弱点を外す”こと。千羽の場合だと、どんなに使っても疲れなくなる、とかいうことでいいんだろうか。分類としては双子ちゃんと同じような強化系とか後方支援系に入りそう。

「えっと、結木千羽。高二。能力は…力の強さを自由に変えられる。頑丈な物壊したりとか、重い物持ち上げるとか。」

七星ちゃんの呼びかけに答えて、双子ちゃんに続いて自己紹介をする。能力については言うべきか迷ったが、七星ちゃんも双子ちゃんも白くんも明かしているし、ちょっと淀んだが思い切って言ってしまう。冷静に考えると随分夢のない能力だ。仮にも女子高生の得意技が殴る蹴るとか。個人的には便利な力と思っていたが、飛行能力だの歌のバフだの、言うなればメルヘンな能力も存在することを知るとなんとなく残念に思えてくるから不思議なものだ。
そんなどうでも良いことを考えていると、七星ちゃんに続いて今度は双子ちゃんが鋭い質問を投げかけた。さっきは七星ちゃんの行動力に驚かされたが、双子ちゃんも中々負けていない。今時の中学生は肝が据わっている。ただ、七星ちゃんは白くんを疑ってかかっているようだったのに対し、どうやら彼女たちは純粋な興味からそれを発したようだったけれど。

「…はぁ?なにそれ。なんか疚しいことでもあんの?」

白くんの返事に眉を顰め、疑いを隠すこともなく返す。千羽の方がヒールの高い分だけ背が高いから、自然と見下す形になった。語気が荒くなってしまうのは、会ったばかりの人間に不躾な質問をされた上にこちら側の質問を誤魔化された苛立ちのせいか。千羽は見た目の素行が宜しくないから、こういうことをするとどうにも不良に見られがちなのは分かった上で、それでもつい口から出てしまった。人の消えた環境で、自分以外の人をおそらく初めて見つけて、尚且つ自分と同じ能力者であると分かった上で、それでも話しかけもせず見ていた理由が、事情があって言えません、だなんて。ちょっと怪しすぎるだろう。さっきの変な囁き声やこの停電との関係まで疑った方がいいかもしれない。
一旦外に出た方が良いだろうかとも思ったが、外は暑いだろうし、先にこっちを決着してしまいたい。

>>桜月姉妹様、七星様、巳雷様、白様、


【すみません遅くなりました!急いだのでちょっと時系列ぐちゃぐちゃかもしれないです…】

24日前 No.143

つゆり。 @abyss017☆iervV4WoQZd4 ★iPhone=E6S4C45v0f

【 元響花 / ファミレス 】

 どうやら、あの声は二人にも聞こえていたようだ。可笑しな現象に巻き込まれたせいで、自分の頭まで可笑しくなっていないか心配だったので、響花は安堵した。──超能力。夏乃の発した言葉に、ピクリと反応する。もし超能力だったら、自分以外にも能力者が居るのだろうか。響花の持つ能力は便利と言えば便利だが、あまり使えるものではない。他人の脳内に直接語りかける能力だったら、色々と楽だろうな、なんて。

 話を聞いたところ、二人ともお手上げのようだ。それは響花も同じで、必死に頭を回しても何も浮かばなかった。何をすれば良いか、声の主は誰なのか、目的は何か──、考えれば考えるほど謎だけが深まっていく。兎も角、情報が少ないのだ。
 とりあえず、声の主達の会話を思い出す。キーワードになりそうなのは、『探しなさい、闇の中の出口を』と『出口を見つけられたら鍵をあげる』の二つだろうか。一先ず、最後の助けを求める声は置いておこう。闇の中──現在起こっている現象のことを指しているのだろうか。そうだとしたら、合点はいく。この暗闇の中から出口を探し、何に使うのか分からない鍵をもらう。何となく理解は出来たが、出口のヒントが無いため、何処に行けば良いのか見当がつかない。全く、困ったものだ。

「あの声の人達は、私達にこの暗闇の中から出口を探せって言いたいようね。多分だけど。……出口を見つけたら貰えるらしい鍵が、もしかしたら何かこの現象を解決するヒントになるかもしれないわ。……アタシは外に出てみるのが良いと思う」

 夏乃の言うように、確かに暗くて危ないかもしれない。だが、多少のリスクを背負わなければ、何も進まないだろう。同級生の女子達よりもだいぶ肝の据わった響花は、暗いことも危ないことも恐れていなかった。ただ、この現象が続くことだけが怖かった。
 だが、意見を言った後に、何処を目的地とするか決めていないことに気が付いた。闇雲に歩き回るのは効率が悪い。目的地を決めなければ。すると、何処が良いだろうか。なるべく近くて、皆が分かる場所。

「明治神宮を目的地にして、取り敢えず向かってみない?そこなら、此処からもそんなに離れていないし、何かヒントがあるかもしれないわ」

 確か、ここから明治神宮までは約15分程度で到着するはずだ。然程遠くもないので、ある程度疲れが取れた足で行けるはずだ。

「あなた達はどうする?」

 もし却下された場合はその時考えれば良い。二人を見つめ、答えを待った。

>>東雲深月様、春咲夏乃様、周辺ALL様

19日前 No.144

スマイル @smile390 ★iPhone=MqRcTcnPfX

【 気絆巳雷 / 渋谷某所・ショッピングモール 】

 目の前の少年……空舘白は他人の能力の制限や弱点を解除することができる、らしい。ということは彼の能力は他の能力者がいることではじめて使える能力ということだ。自分の能力を知っているのなら過去に自分以外の能力者に会ったことがある、と考えていいだろう。それなら初めて会った巳雷たちが能力者なのではないかと考えるのも納得がいく。いや、少し違うか。空舘は巳雷たちが能力者であることを前提に話していた。ということは出会う前、もしくは出会った当初から巳雷たちが能力者であると気づいていたということになる。何故。見たところ、巳雷含め全員が空舘とは初対面なはずだ。それなのに何故、空舘は巳雷たちが能力者だと知っているのだろうか。実はずっと前から巳雷たちの動向を伺っていた、と考えるのが妥当な気がする。それ以外なら一般人と能力者を見分ける方法を空舘が知っているとか……。とにかく空舘はまだ何か隠している可能性が高い。まさかとは思うが、先程の謎の声の主の関係者ということも無くはないので警戒しておくに越したことはないだろう。取り敢えずは様子見といこう。

「俺は気絆。能力は……」

 七星たちに続いて巳雷も自己紹介をしかけたところではたと気づく。やってしまった。皆自分の名前と能力は最低限明かすものだから流れで口が滑ってしまった。ここで口ごもれば絶対に怪しまれるだろう。いや、別に秘密にしたかったわけではないのだが、なんというか……その……あーもういいや。

「……回復系、かな」

 少し間ができてしまったものの巳雷は簡単にだが自分の能力を明かした。他人から見ればあーね回復系ねくらいにしか思わないかもしれないが、これは巳雷の問題だ。だって、男が回復系能力ってなんかかっこ悪いじゃないか。男なら、そう、例えば結木みたいに力持ちになれるとか。その方が断然かっこいいと思う。大人びて見えるかもしれないが巳雷だって男子高校生だ。思春期真っ盛りなわけでかっこよくなりたい、かっこよく見られたい、というのがある。偏見かもしれないが、回復系……しかも治癒なんて大人しくてかわいい女の子がするものだろう。それか草食系男子とか。巳雷も肉食には見えないかもしれないが草食にだって見えない……と思う。どうせならもっと日常生活に役立つ能力だったら良かったのに。とまあ脳内で愚痴るのもこの辺にして会話に集中しよう。

 今は双子が空舘に純粋な疑問を投げかけたところだ。それに対して空舘はなぜかはぐらかすように答えた。うーむ、ますます怪しく思えてくる。理由なら人見知りで声をかけられなかったとかタイミングを逃してしまったとかあるだろう。それを何故隠す必要があるのだろうか。巳雷自身、能力を明かすのを躊躇っていたというかまだ詳しくは明かしていないためあまり人のことは言えないが、何か言えない訳があるならそれを話してくれてもいいとは思う。

「まあまあ、結木ちゃん落ち着いて」

 空舘の曖昧な返答に結木ちゃんが怒り、というより疑いを露わにして空舘を問い詰める。巳雷は結木を宥めつつ、空舘に向き直ると口を開いた。

「ごめんね、この子も悪気はないと思うから。それで話を戻すけど、君が言いたくないって言うなら無理に聞きはしないよ。だけどこんな状況だ。みんな不安もあって少しピリピリしてるから君を警戒してしまうのも許してほしい。俺としてはみんなで協力できたらなって思うんだけど……。気が向いたときでもいいからさ、知ってることとか話してくれたら嬉しいな」

 巳雷はいつも通りの笑みを浮かべてなるべく穏やかな様子で話した。結木の気持ちも分からなくはない、というか分かる。巳雷だって未だ空舘を信用できていないし、どちらかというと疑いの方が大きい。しかし、だからと言って責めるのは良くないと思う。まだ空舘が完全にあの謎の声の主の関係者だとか決まったわけではないし、確かに怪しい部分もあるが彼も被害者だと考える方が自然だろう。だからできれば彼には怪しまれるような態度をせずに全て正直に話してもらいたい。そうすれば結木も納得してくれるだろうし、巳雷も信用することができる。

「どうするかは君の自由。ただ、ちょっと厳しく言うけど、今の君の態度だと疑われても仕方ないよ。はい、俺からは以上。結木ちゃんも肩の力抜いて。女の子がそんな怖い顔しないの」

 巳雷にしては珍しくやや圧をきかせて言ったあと、結木の肩をぽんぽんと叩きながら最後にはおちゃらけて見せた。空舘と喧嘩したいわけではない、寧ろ仲良くしてほしい。しかし現時点では信用していない、ということを少し言葉を変えて伝えたつもりだ。あとは彼次第。巳雷は取り敢えずは空舘を仲間として受け入れるが、警戒はしておくことにした。

>>狐ヶ崎七星様、桜月姉妹様、結木千羽様、空舘白様、周辺ALL様


【またまたお待たせしました…!巳雷はこんなこと言ってますが、本体は白くん大好きですので…早く皆打ち解けて仲良くなれることを願ってます!】

16日前 No.145

@purple3ru ★iPhone=5uXDFiflht

【 狐ヶ崎七星 / 渋谷某所・ショッピングモール 】

自分のキツめの口調の問いに、白は『他人の能力の制限や弱点を解除できる』と答えた。(……ほう)それはつまり、彼の能力を使えば、七星は一瞬だけ寝落ちしてしまった後でも、無限に飛行ができる、ということだろうか?
一方で、巳雷の能力が判明した。……なるほど、回復。これからたくさんの冒険が待ち構えていると思うと(あくまでただの予想だけれど)、なかなか便利そうだ。他にも能力者が散らばっているかはわからないけれど、早いうちに彼を仲間にしておいたのは強い気がする。
オンジアザーハンズ、自己紹介を済ませ、ピュアでイノセントなクエスチョンを投擲する双子に対し、白ははぐらかすように答えた。こっちにもいろいろ事情がある? そりゃあこっちにだってあるけど、そんなことを言われちゃあ、こちらとしては信用ならない。信頼できない。彼をパーティにするかとても迷う。なんかみんなが能力持ちのせいで表現がどうしてもゲームになっちゃう。

(……おぉ)

千羽がカッとなって、巳雷がそれを宥め、そのまま白に穏やかに説教――じゃないけど、相互理解できるように促した。お見事だ。自分が出る幕がない。否、それはとても良いことなんだけれども。
さーてと。こういうとき七星ちゃんは、どうすればいいですかねー。

「……とりあえず、こんな風に真っ暗になってしまったわけですし、ゲームセンターは置いておいて、ベッドだけお借りして外へ探索に行きませんこと? 闇の中ではゲームも楽しみきれませんわ。きっと今は、此処で停滞していないで、外へアイテムを探しに行くときだと思いますわ! なので、大きめのベッドに乗って、空から手がかり探しを――あ、でも、真っ暗だから、空からでは良くないですわよね……やっぱり作戦変更いたしましょう。大きな懐中電灯を人数分くすねて、歩いて探索した方が良さそうですわ」

腕を広げて、その場にいる全員に語りかけるように、どこか楽しげな笑みで話す。スマホは無意味に天井と七星の手の周りをほわほわ光らす。
少しでも空気が和むといいなと思って、口から出まかせで、その場で考えながら喋った。結果、ベッドは断念して徒歩の方が良いと判断した。太陽あってこそ地上が照らされるわけで、この状況で飛んだって、暗くてとても俯瞰できそうにはない。懐中電灯って、どのコーナーに売ってるのかな。

>>>>桜月姉妹さま、結木千羽さま、気絆巳雷さま、空舘白さま、allさま

【外へ行く流れを作った方がいいかな? と思ってやや無理やりですが流れを作りました(語彙力…) 次で懐中電灯ゲットして外へ行っても良いですし、反対しても構わないです】

16日前 No.146

友禅 @yuuzenn☆fXqsD0VZIxk ★YRuDhSwQ0p_7DO

【 桜月欹&桜月粲 / 渋谷某所・ショッピングモール 】

 自分の能力を開示したは良いものの、秘密主義なのかそれ以外に関しては何故だか語りたがらない白少年。当然、千羽を初めとした面々はその態度に不信感を抱く。さっき妙な女の声を聞いたから余計に怪しく感じるのだろう。正直なところ、双子もちょびっと眉根を寄せて小首を傾げたい気持ちになった。
 よほどの阿呆でなければ、この状況でミステリアスを気取ったとて己の利にはならぬと分かりそうなものだが。……あるいは気取っているのではなく、何かしらの事情があって本当にミステリアスで在らざるを得ないのか。だとすれば、そっちの事情のほうを先に話しておいて欲しい。このままでは『なんか怪しい隠したがり』のレッテルを彼から剥がすことが叶わない。いつまでも色眼鏡で見てしまう。

「「ううー。言及したいのはやまやまだけど、ここは堪えて七星お姉様の仰る通りに懐中電灯を探しに行くのですー……」」

 質問を重ねたい気持ちをぐっと堪え、スマートフォン片手にぽてぽて歩きだす双子。もちろん懐中電灯を探しに行くのだ。
 それまでの道中、光源はスマートフォンのみでいけるかと思ったが、やはり不安なので気休め程度に明るさを増やすためにスマホを掲げたまま首振りDollsの『イージーライダー』を口ずさむ。本家本元はデスボイスと形容して良い声の低さなのに、この双子はあからさまなソプラノボイスなのでもはや別物の曲に聞こえてしまう。とはいえ間の取り方やリズムそのものは合っている。カラオケで歌のキーを上げ過ぎたけど音程はバッチリ、みたいな歌声だ。
 俺と危険な遊びをしようぜ、とメルヘンチックな容姿に似つかわしくない歌詞が唇を震わせると同時、白も含めた場にいる全員の身体が双子のバフの対象となってキラキラ光の粒子を帯びる。これでスマートフォンを掲げていなくても、少なくともお互いの立ち位置がはっきりせずぶつかってしまうような事態は避けられるはずだ。先を見通すにはやはり明るさが足りないので、目的である懐中電灯は必須だが。

「「地獄まで 迎えに来たぜ お前のことさ 全てを捨てて 悪魔と踊れ」」

 にこにこ笑顔で手を取り合い、北九州の三人組が歌うロックンロールを中学生の可憐な姉妹はノリノリで真似する。次はチャラン・ポ・ランタンにしようとか、水曜日のカンパネラにしようとか、大森靖子にしようとか、いやさあんまり自分たちの趣味を出し過ぎても何だし大衆向けの曲として月9のメインテーマ辺りにすべきかとか、頭の中では色々と考えているものの、声に出すのはあくまで歌のみ。そうしなければバフもといキラキラパウダーの舞いが途切れてしまう。今はこの程度のライト(?)だって貴重なのだ。

>結木千羽様&狐ヶ崎七星様&気絆巳雷様&空舘白様&ALL様

【とりあえず双子は懐中電灯を探すために歩きだしました】

16日前 No.147

@tamaki4444 ★qtGcyPx0Dz_keJ

【空舘 白/ショッピングモール】

どうやら第一印象はとても良いとはいいがたい結果になってしまったらしい。明らかに不審人物として認識されているようだ。こんなことなら話してしまったほうが良かったかとも考えたが、話したところで逆によけいに白が胡散臭く感じられてしまっただろう。まあ、そういう思考ができるってことはある程度人のことを観察し警戒することができるということだ。行動を共にしていればそのうち感づいてくれるだろう。

「にしても怪力に回復系、飛行系にバフデバフとはねぇ…」

また良い感じに能力がばらけたものだ。これだけ種類があればある程度の状況には対応できるだろう。能力の欠点程度なら自分の能力で補える。まあ安心できる面子とはいえるだろう。しかし、これから懐中電灯を探しに行くことになるのか。まあ、下手に動きたくはないのだがせっかく人と会ったのにわざわざ分かれる理由もないだろう。

「それで、あれが彼女らの能力ってわけか。」
たしかになにか光ってはいるようだ。あれがバフの光とかいう奴だろう。それではさっそく肩慣らしといこう。解除するのは「距離制限」と「同じ歌を歌っていること」そして「カウントリセット」。これらを解除しておこう。そんなことを考えると白の能力を行使して双子の能力の制限を解「解除」した。

>>狐ヶ崎七星様、桜月姉妹様、結木千羽様、気絆巳雷様、周辺ALL様

【すみませんお待たせしました□とりあえず白もついていくことにしました】

12日前 No.148

彼方 @oracion999☆xtH1zHfFiBA ★Android=QY7V02uj82

【東雲深月/ファミレス】

 完全にわからなくなっていた人が1人、分からないながらも外に出ようと言ったのが2人(うち1人は場所も挙げた)。これが脳の出来具合と、思考力の差。この2人が『職場で部下を引っ張れるようないい上司になる人の例』だと言われたら成程納得、と言わざるを得ない。少ない情報の中で優先順位を見出し行動する、それ程今大切なものは無いのではないか。

「んー外かぁ……まぁ今なら車も動いてないし、多分包丁とかスタンガン持ってる人もいないだろうし……完全に安全ではないとしても大きな事故とかは起きないよね?なら、足元さえ気をつければ行けるかも」

 響花の発した明治神宮という単語にピクリと反応する。ああそういえば人が消えた時にいたのも、夏乃と出会ったのもこの場所だっけ。数時間前程度のことだろうに何年か前の事のように感じるのはこの普通じゃない状況のせいなのか、それともそれだけ深月の脳が古いのか。ひとり懐かしがる中、脳のまだ思い出に浸ってない部分から一つだけ確認しておきたい事が浮かび上がった。

「最初に断っておくね、僕は不思議ちゃんじゃないよ。こんな格好してるだけのただの子供だからね?……さっき夏乃くんが『超能力』って言ったじゃん?似たようなのを持ってる…………んだよね、こういう感じの」

 確認しておきたい事、それは夏乃の言った『超能力』。深月それに準ずるものを持っていた。重力操作、それが彼の力。人や物を浮かせたり埋めたりできる反面、加減が難しく使い過ぎると動けなくなる。過去に暴走まではいかないが、それなりに発動して次の日全身筋肉痛で苦しんだ事がある。誰かに語るときが来たらあれは地獄だったと確実に伝えるような状態。もう二度となりたくない……がこうなったらやるしかない。
椅子から立ち上がり、安心してねという意味を持たせた微笑みを浮かべる。数秒後に深月が使っていたナイフとフォークがふわりと浮かんだ。そして深月の足が地面を離れ空気を踏むように宙へと上がる。椅子の台座と靴の位置が同じ高さになる辺りまでゆっくりと浮上すると、またゆっくりと地面に足を降ろしていく。それと同時にカチャリと音を立ててナイフとフォークも元の位置に戻った。最初に不思議ちゃんじゃないと断りを入れたが、行動に移して目の前で見せてしまったのだ。言葉だけなら妄言になるが、そこまでしたのだから妄言で無い事は立証されただろう。
後は2人が自分と同じ能力を持つているか否か。持っていたら『消えなかった人』の共通点になるだろうし、持ってなかったら他の理由を探せばいい。ここにいる2人が能力者ならそれを駆使すれば鍵探しも楽になるだろうし、自分のこれを制御する練習にもなるから(深月にとっては)一石二鳥。

>>春咲夏乃 様、元響花 様、周辺all様

【遅れてすみません!能力見せましたが乗るか乗らないかはお任せします】

12日前 No.149

莉衣菜 @jpgewpg50☆nx/sj25GYcOK ★iPhone=4nSrDv0CSz

【春咲 夏乃/ファミレス】

唯一の女性だからと懸念していた夏乃の思いは不要のものだったようで、響花は現状の解決を優先にして外に出てみるという判断をした。身も心も随分と確りしている人だと感心する一方で、明治神宮を目的地にする提案に夏乃は暫し考えを巡らせる。
深月も大きな事故は起きないだろうと言っているし、わざわざ彼女の意見に乗らない手はない。

「うん、深月ちゃんの言う通り足元だけ注意すれば、明治神宮に行くくらい平気かなぁ。もちろん俺も着いてくよ」

しかし、そろそろ暗い視界にも目が慣れてきた頃だった。隣に座っていた深月が自分は不思議ちゃん≠ナはないと言ってきたのだ。夏乃は先程、自分が冗談混じりに話した超能力のくだりを掘り返し、更には自身も似たような力を持っていると話し出す深月に目を丸くする。まさか自分以外にも力を持つ者が、こんなにも身近にいるとは思いもよらなかったせいか声すら出せなかった。

すると深月はさっそく椅子から立ち上がり、ナイフとフォーク、果てには彼自身の体も浮かばせたのである。ふわりと浮かび、ゆっくりと地に足をつかせ宙に浮かんでいたものも元の場所へと戻す。その一連の流れは非現実的でありながら、夏乃はどこか落ち着いている自分にやはり自らも能力者であることを再認識した。普通では持ち得ない力。その力を目の当たりにした夏乃は、瞬きを忘れていた目を緩やかな動作で閉じ、再び開かせた。

「……深月ちゃん、超能力者だったんだ?凄すぎて俺、ちょっと鳥肌たっちゃった」

もしかしたら夏乃も響花も両者ともに一般人かもしれないというのに、あえて能力を見せるという行動に出た深月。超能力≠ノ引っ掛かりを覚えているのだろうと予想づけて、夏乃はへらりとだらしなく口角を緩ませながら「実はさぁ」とこぼした。
せっかく彼が切り出してくれた話題だ。ここで簡単に終わらせてしまうのは勿体ないし、この異常事態のヒントになるかもしれないのだからなるべく深く掘り下げたかった。

「俺も能力?っての持ってるんだよね。深月ちゃんみたいに凄くはないんだけどさ。瞬間移動……文字通り、ぱぱっと他の場所に移動できちゃうやつ。俺だけじゃなくて、他の子も一緒に連れてけるし」

便利だよね、と軽い調子で暴露する夏乃だが巫山戯ているつもりはなく嘘偽りのない本心だった。彼の能力はその場で披露できる類の力ではないため、深月のように信憑性は持たせられないが一人ではなく二人も超能力者であると言っているのだ。それだけでも説得力は増すだろう。

あとは響花も同じく能力者であったならば話は早いし、何よりこの世界に存在する者達の共通点とやらが早々に分かるかもしれない。もしも三人とも同じ仲間であるとすれば、力についての理解を得たという事で心置きなく自分の能力も使えるはずだ。

さて、響花はどう出るのかと夏乃は視線を前に座る彼女へと向けて、軽薄な笑みを崩さずに様子を見た。


>>東雲深月様、元響花様、周辺ALL様

【大丈夫ですよ!私も便乗させて頂き、能力持ちなのを話す方向でいきます】

11日前 No.150

朱華 @loading☆otJOY5C0qs2 ★Android=MZepO17WUn

【結木千羽/ショッピングモール】

「……はーぁ。」

気絆に宥められ、深い溜息をついて白くんから目を背ける。落ち着け自分。向こうにまともに答える気がない以上、ここで責めたって空気が悪くなるだけだ。不審者だったとしてもそれなりに対応していかなくちゃ。一緒に行動する人が全員信頼の置ける人でなくてはいけないルールなんかない。それに、そんなこと言ったら双子ちゃんや七星ちゃんだって今日始めて会ったのだから、彼女たちを信頼していることの方がイレギュラーなのだ。
いろいろ理屈を並べて無理矢理自分を落ち着ける。どうにも頭に血が上りやすいのは、自分の悪い癖だ。喧嘩沙汰になっても負けない自信もあるせいで、どうも歯止めがきかない。気絆に止められなかったらこのまま喧嘩になってもおかしくなかった。白くんと喧嘩したいわけではない。落ち着け落ち着け。

「あー…そうだね。懐中電灯…うーん、アウトドアのお店とか?入ってなかったっけ、ここ。」

頭を切り換えようと七星ちゃんの提案に乗り、自分のあやふやなショッピングの記憶を辿る。登山用の懐中電灯まで揃えたアウトドアショップ、どこかは忘れたが入ってはいたような気がする。意外と登山用品も可愛い物があるのだと思った記憶がある。お店の名前は覚えているから、地図を見れば分かるかな。
フロアマップまで行こうとライト代わりのスマホを付けたのとほぼ同時に、全身がエフェクトがかかったようにキラキラ輝き双子ちゃんの綺麗な歌声が響く。成る程、こういう使い方もできるのか。賢い。選曲にはいろいろ疑問を感じざるを得ないが、まあ上手いから気にしないことにする。中学生に流行りの曲は残念ながら知らないが、量産型アイドルだのカラオケトップ10入りシンガーソングライターだのを選ばない辺りは双子ちゃんらしい、のだと思う。まだ会って一日も経っていないが、なんとなくこの二人はそういうイメージだ。
「ありがとね」と二人に感謝を述べ、皆から離れて足下をスマホで照らしながらエスカレーター脇のフロアマップを確認しにいく。よかった、ちゃんとあのお店入ってる。そんなに遠くもない。

「こっち行って2ブロックくらいのところに、アウトドアショップ入ってるって。そこ行ってみよ。家具も近くに売ってるらしいし。」

多分懐中電灯もあると思う、と言って右側を指さす。広い店ではなかった気がするが、懐中電灯があるとしたらそこだろう。そのままその近くのエスカレーターを降りれば、家具売り場もあるという。そのあたりで必要な物は揃いそうだ。掲示されているのポスターの下、紙のフロアマップも一枚貰っておこう。こういう異常事態ではアナログが一番だ。

>>桜月姉妹様、狐ヶ崎七星様、気絆巳雷様、空舘白様


【お待たせしてしまい申し訳ありません!
 懐中電灯を探す流れに乗らせていただきました!】

9日前 No.151

ぺけ @xxx00xx ★iPhone=yKBWcVYsw7

【 有栖川 姫路 / ショッピングモール 】


真砂と愛守とはぐれてしまった後、スマフォのライトだけを頼りにようやくショッピングモールにたどり着くことができた。
中に入り懐中電灯が売っていそうなお店を探す。
やはりスマフォのライトだけでは明かりが小さく探すのは一苦労だと思った。それに加えていた電池が切れてもおかしく無いため急いで懐中電灯を探す。
ふと耳をすますと歌声、そして話し声が聞こえてきた。

「 誰かいるのか〜? 」

と少し大きめな声を出し、多少の不安を持ちながらも呼びかけてみた。
暗闇での1人の行動は危ないから誰か仲間がいればと思ったが真砂や愛守みたいに善人とは限らないことを思い出し、はっとした。もしかしたら極悪人達かもしれないと思うと怖くなりスマフォのライトを消した。少しずつ明かりの方へ近づき様子を伺うことにした。


【 お久しぶりです…。もしよろしければショッピングモール組に混ぜてくれると嬉しいです。検討よろしくお願いします 】


>>ショッピングモールall

8日前 No.152
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