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最後の夏の日

 ( オリジナルなりきり )
- アクセス(826) - ●メイン記事(88) / サブ記事 (58) - いいね!(7)

ぺけ @xxx00xx ★iPhone=6ezsgKT9jn


嫌になるくらいの青い空、耳に刺さる蝉の声。
暑い、夏が始まった。


「 ねぇ、閉じ込めて仕舞いましょう 」

「 そうね、そうね。」


神々の悪戯か、僕らは夏の日に閉じ込められてしまったのだ。
抜け出すためには探さなければならない、抜け出すための鍵と方法。


ーーさぁ、最後の夏の日を探しに行こうかーー





【 クリック頂きありがとうございます。興味のある方はサブ記事の方にお願い致します。
メイン記事、サブ記事共にスレ禁とさせて頂きます。解禁まで少々お待ちくださいませ 】

メモ2019/01/13 21:44 : ぺけ @xxx00xx★iPhone-U2HPQO0zTT

参加中のキャラクター様です

※番号はサブ記事の番号になってます


>>6

有栖川 姫路 (ありすがわ ひめじ)

女、16歳

能力:音

弱点:使いすぎると声が出なくなる。


>>8

三条 飛燕 (さんじょう つばめ)

男、17歳

能力:風を操る能力

弱点:無風だと風を起こすのに時間がかかる、能力を使用すると体力が消耗する。


>>10

鬼丸 真砂 (おにまる まさご)

男、17歳

能力:瓦礫

弱点:保存状態の良い瓦礫は扱うことができない。使った時間に比例して口に入れたものが砂や石に変換される。


>>11

結城 千羽 (ゆうき ちはね)

女、17歳

能力:怪力

弱点:体力消耗が激しい。長時間の使用で強烈な眠気と疲労と空腹に襲われる。


>>12

倉本 愛守(くらもと めもり)

女、14歳

…続きを読む(62行)

切替: メイン記事(88) サブ記事 (58) ページ: 1 2


 
 
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@purple3ru ★iPhone=5uXDFiflht

【 狐ヶ崎七星 / 渋谷某所・スターバックス店内 】

桜月姉妹のお互いに食べさせ合うソレに(初対面からイチャつきますなぁ……)と思いつつ、コーヒーを一口挟んで2つ目のワッフルに齧りつく。
さて、ややカマをかけたような物言いをしてみたけれど、2人はどう出るか。こんな賭けに出た時点で、七星が自分から能力のことを話す気はさらさらない。ずるい女だ。もしこれが当て外れなら、見当違いなら、何事もなく何か恥ずかしくかわいらしい秘密でも明かされて終わりだろう。そのときは自分も友人のために夜の学校へ忍び込んだ話をしよう。でも、誤魔化したり、なんらかのファンタジーなことをしたら……予想通り、ということだ。
七星の言葉に何を考えたのかはわからないが、欹と粲は虱潰しを提案する。多数の中にしか少数派存在しない――その通りだ。これを、隠すように話題を変えたととるか、不思議な双子ちゃんのノーマルな思考回路ととるか。出会って数十分と経たない今では、わからない。

「そうですわねぇ……欹と粲の言う通りかもしれませんわね。やはり、こうなったら人のいそうなところへ出向いていくしか無いのかもしれませんわね。私が言っておいてなんですが、『そういう人』の集まりそうな場所、私は思いつきませんわ」

2個目のワッフルも食べ終えて、にへ、と緩い笑みを浮かべ、双子の意見に同意する。まるで、自分の鋭い意見はただの偶然だったかのように、それこそ誤魔化しを入れるようにゆるゆるな笑い方をする。
3個目は食べ歩き用、あとは他の種類をいくつか持ってきてもらって、先ほど出た代々木公園にでも行こうかと考えながら甘いコーヒーを啜り、口を開いた千羽の方をチラリと見る。

「……!」

ごくん、と喉が鳴る。コーヒーだけじゃなく唾も一緒に飲んだ音だ。ついでに息も呑んだ。小さな木屑が高い音を立てて舞う。さっきまで床と垂直だった平面は、ぐにゃりと派手に曲がっている。千羽が、そうした。最初はただ音が鳴るだけだった。つまり、彼女は入れようと思えば物凄い怪力を発動できるということだろうか? ――計画通り、だ。不可思議なことをしでかしてくれた。やっぱり、読みは間違っていなかったのだ。自分は空を飛び、千羽は怪物のような力を有している。2人がそうなら、この双子だって、まだ見ぬ残ったマイノリティだってそうだろう。

「――なるほど。それが千羽のトップシークレットですわね。実は私は、空が飛べるのですよね。七星ちゃんはかわいいだけでなく、人類の夢まで叶えた存在なのですわ! 千羽と私で、十分な騒動は起こせそうですわね――私は千羽に乗りますが、欹と粲は?」

千羽に便乗して、自分もさらっと冗談めかしてソレを明かす。あまりにもあっけらかんと簡単に。欹と粲は? という質問には、2通りの意味がある。まずは、千羽の案に乗るのか。もうひとつは、2人の能力はなんなのか。

>>桜月姉妹さま、結木千羽さま、allさま

5日前 No.39

彼方 @oracion999☆xtH1zHfFiBA ★Android=b1bHRn7IEr

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5日前 No.40

莉衣菜 @jpgewpg50☆nx/sj25GYcOK ★iPhone=4nSrDv0CSz

【春咲 夏乃/家 → 明治神宮】


昨日の深夜に届いた一通のメールを読み直すと、夏乃は緩慢な動作でスニーカーを履いて玄関の扉を開けた。たった数歩進んだだけで襲い掛かってくるような、憎たらしいほど眩い夏の日差しと生温い風が鬱陶しい。
既に白いシャツに汗が染み込みそうなのは彼が多汗症であるのか、それとも今日の気温がおかしいのか。
くだらない問答はさておき、早く代々木公園に行かねばメールの送り主が怒るかもしれない。

夏乃は使い古した自転車を跨ぐと自慢の脚でペダルを踏み込んだ。玄関先でのナマケモノを想起させる、あのだらしなさを頬を撫でる風とともに吹き飛ばし、急いで目的地に向け漕ぎ続ける。
安全運転をなるべく心掛けながらやっとの思いで代々木公園に着いた夏乃は、原宿門の近くに設置されている時計塔を見上げた。集合時間はやや過ぎているのだが、周りに人は誰もいない。

「人が……いない?」

彼は自転車を端に寄せて、不意に視線を周囲へ巡らせる。視界には木々の緑しか入ってこない。
加えて人の声もなく、まさか原宿門は異世界への入り口だったのかと思わせる程の静けさが彼の耳を侵した。
全速で漕いできたせいで乱れている自分の呼吸が、いやに大きく聞こえる。
最悪の予想が脳内に浮かび上がったが、夏乃は馬鹿らしいと首を横に振った。

しかし、全てを否定できるほどの確信は持ち得ていない。

「まさか神様の悪戯……って感じ?」

夏乃がこの異常な空間の原因は神の仕業であると、冗談半分ではあるものの仮定してみる。ならば手っ取り早く明治神宮に行こうと疲れ気味の脚を酷使して、突っ走った。此処にいても時間を無駄にしそうである。
彼処ならば幾ら本物の神ではないといえど、神聖な場所には変わらないし何かしらの縁もあるのではないか。

そんな彼の考えは、的中した。

「お前、一人だけ?」

まずは明治神宮で日陰にいた、小さく愛らしい顔の少年とも少女ともとれる人物に声を掛けてみる。

>>彼方様、周辺All様

【良ければ絡ませて下さい!】

5日前 No.41

@itxmm☆OxYUdDLLJjM ★iPhone=O46U9oTb94

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5日前 No.42

ぺけ @xxx00xx ★iPhone=CyHXSkVPRV

【 有栖川 姫路 / ファストフード店 】


勢い任せで自分が能力者だと宣言したはいいものの愛守に完全に否定されてしまった。やっぱり勘違いだったのかと、冗談だよと笑い飛ばしてやろうとしたら真砂の発言に姫路のテンションが一気に上がった。

「 真砂!君もか! 」

嬉しさのあまり、真砂に駆け寄り手を取って飛び跳ねて喜んでしまったが、真砂のそう思ってたの発言の後の言葉を思い出し、我に帰る。

「 ごめん、真砂。ついテンションが上がってしまって… 」

と真砂の手を離し、愛守の方に向き直る。

「 愛守、君は違うみたいだから僕の発言は忘れてくれ。きっとこれは共通点ではないみたいだ。この状況とは関係ない…。そうすると他に共通点…。年齢とか?僕は16歳だ!愛守と真砂は? 」

能力が関係ないのなら他に共通点は年齢ぐらいしかないんじゃないかと思い年齢を口にした。


>>鬼丸真砂様、倉本愛守様

5日前 No.43

ますたぁ @usagishi59 ★iPhone=oVdQpL6VUk

【倉本 愛守/東京都内 渋谷ファーストフード店】


私が姫路の発言をした後、それを塗りつぶすように真砂が、『自分も能力者だ』と公表した。私はそんな二人を見て、何か虚しい気持ちになった。
この二人みたいに、素直に『自分も能力者だ』と言えたらいいのに。私と言うやつは、情けない。
でも、今更、自分も能力者 だと打ち明けることもできなかった。私の中のひねくれた性格がそれを邪魔していた。

「……14よ。どうやらこれも違うみたいね。」

ただ、今の私には、二人が知らない共通点を知った。
それは三人とも能力者だと言うこと。つまりさっきまで姫路と真砂が考えていた共通点は当たっていた。それを私一人が否定したことによって、二人の中からその考えは除外されてしまった。

言うべきなのか、今……でも
もし今言ったら、さっき私がついた嘘に
この二人は幻滅するかもしれない。
問題を解決できたかもしれない大事な発言に
嘘で答えてしまった。嗚呼、どうして私はこんなにも



バカなのかな


≫姫路 真砂 周囲All

5日前 No.44

渡空飛燕 @hirundo058 ★Android=n3pwQ9Lvv9

【渋谷駅前】

新幹線を降りてから数分も経たない内に自分よりも1歳年下ぐらいの少女が話しかけてくる。17歳な彼の口から「東京の日本酒って美味いのかな」とまるで日本酒を飲んだことのあるような事を言ってるため未成年なのに酒の話かよ、というツッコミはかわされてしまったが、どうやら彼女も書店へ向かおうとしているらしく、

「ん…?ああ、いいぞ。つうか、なんか…デートみたいだな。初対面だけど」

いがね、か。まるでどこぞの田舎からきた女性のようだ。まあ飛燕もする場所も政令都市に登録されているが東京から見れば田舎同然なので人の事も言えないのだが。

飛燕は特に断ることなく、少し笑みを浮かべてそのまま誘いを受け入れる。断る理由が無いのもそうだが、どこか安心感…というかどこか嬉しそうな気持ちが芽生えるため、それもあって相手との同行を受け入れた。

「オレは三条(さんじょう)飛燕(つばめ)だ…!飛燕(ひえん)って字だけど飛燕(つばめ)だからな。」

もうお決まりと言っていいほどの彼の自己紹介をする。三条飛燕(さんじょうつばめ)…まるでどこかの県の中の市を名前にしているかのよう。三条を(さんじょう)と呼ぶのはいいが、なぜ飛燕(ひえん)を飛燕(つばめ)と呼ぶのだろうか。完全に当て字のような気がするが、まあそんな事は知る由もなく、飛燕は「字は飛燕だけど読みはつばめだからな」と伝える。ある意味初見殺し。


≫真

5日前 No.45

三条飛燕。 @hirundo058 ★Android=n3pwQ9Lvv9

【申し訳ない…名前ミス】

5日前 No.46

つゆり。 @abyss017☆iervV4WoQZd4 ★iPhone=zg9LbEkcsI

【 元響花 / 自宅→渋谷109前 】

 小さく開いた口を赤いネイルが施された右手で隠し、ふぁ、と欠伸をする。純白のカーテンの隙間から覗く外の世界は、天から眩しい光が差していて、夏の暑さを感じさせる。一人で寝るには大きすぎるサイズのベッドから身を下ろし、ぺたぺたと冷たい床を裸足で歩く。この部屋にはクーラーが効いていて、冷んやりとしている。夏であることを忘れさせるくらいに。カーテンの端を掴み、勢い良くカーテンを開ける。太陽の光が入り、部屋は一気に明るさを増した。――天気は雲ひとつない快晴。外出するには良い機会だ。
 ウォークインクローゼットから、薄手のブラウスと花柄のスカートを手に取り、着替える。髪を結び、いつもの髪型にしてから鞄を手に取り、階段を下りる。確か今日はママがまだ家に居たはずだ。一言言ってから遊びに出掛けよう、そう思ってリビングの扉を開けた。――が、そこには誰も居なかった。

「あら、もう出掛けたのかしら。置き手紙してから、仕事に行ってくれたら良かったのに」

 全くもう、と肩を落とす。リビングの扉を閉めると、回れ右して玄関へと向かう。靴箱を開いて自分の靴を取ると、そこである事に気付く。ママの靴があるのだ。出掛けたはずのママの靴がある、その事に強い疑問を抱いた響花は、起床後見た外の景色を思い出す。そういえば、普段は人が行き交う道なのに誰も居なかった。落ち着いて考えてみると、可笑しいのだ。苦笑いを浮かべ、急いで靴を履いて外に出る。私の勘違いであってほしい、そう思いながら。

 私の勘違いであることを確認する為に歩いてはみたが、何処にも人は居ない。気配すら無いのだ。試しに向かいの夫婦の家のチャイムを押してみたが、反応が無かった。どうやら、勘違いでは無かったようだ。普段は人でごった返している東京で、誰も居ないなんて可笑しすぎる。大きくため息を零し、頭を抱える。……とりあえず、心を落ち着かせたい。特に用事は無いが辿り着いてしまった渋谷109の前にあった自販機で、レモンティーを買う。

「……あ、美味しい。自販機の紅茶も美味しいのね」

 ごくり、ごくり。お嬢様のおの字も無いような、豪快な飲み方をする。家でこんな飲み方をしたら家族に激怒されてしまうから、一人で遊びに行った時の楽しみの一つだ。一気飲みしたせいで半分近く減ったレモンティーの蓋を閉め、片手で持つ。少し落ち着いたものの、まだ不安が残っている。誰かに会えたら良いんだけど、なんて思いながら空を見上げる。眩しい。そういえば日焼け止め塗ってなかったわね、どこかに売ってないかしら。そんなことを思いながら、自分以外の誰かと遭遇できないかな、なんて期待した。

>>周辺ALL様


【ALL文投下失礼します!響花は今、自販機の前で立っています。拙い文章ではありますが、何卒宜しくお願い致します!】

5日前 No.47

彼方 @oracion999☆xtH1zHfFiBA ★Android=QY7V02uj82

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5日前 No.48

友禅 @yuuzenn☆fXqsD0VZIxk ★YRuDhSwQ0p_Qi5

【 桜月欹&桜月粲 / 渋谷某所・スターバックス店内 】

 とりあえず人が多そうな所に移動しよう、という無難な形で終わるかと思われた話し合い。
 されどその道は千羽の豪快なカミングアウトによって断たれた。華奢な少女の腕から放たれたとは信じられないパワーでスターバックスの綺麗な壁がダメージを受け、建物が痛みを訴え涙を流すかのように破片が落ちる。単純な身体強化能力か、その系統に類する別の何かか。どちらにせよ、目の前で証拠を見せられたなら彼女もまた特殊な能力者であると信じるのは容易い。後続が簡単に名乗り出られる空気を作ってくれたことにまずは感謝。
 さて次は自分たちだと気合を入れるべくコーヒーを一口。飲んだところで、双子より先に七星が自分の能力を開示してしまった。呑気に飲み物を摂取しているから出鼻を挫かれるのである。まあ、二番手が三番手に変わったところでこれといって不都合も無し。気を取り直して二口目のコーヒーを二人してシンクロで飲み、ことりとカップをテーブルに置く。そして椅子の上で身を寄せ合うと、指と指を絡め、磁石を英訳したタイトルの付いた某ボーカロイドの有名曲の例のイラスト並に顔を近付けて歌い始めた。

「「やめてよ 月夜 いやよ 潮騒
 そんな粗雑に 飲みこまないで
 時に聞かず 鼓動にゆれて
 今は身体まかせないで

 欲する時のシチュエーション
 合図は無視だけど
 夢想の行為にしようなら
 そろそろペースじゃ駄目かしら

 もう一度、感じて ほとばしる黒浜
 流れて流されて カクテルライト 良いんじゃない」」

 無駄に仲睦まじい絵ヅラが展開され、響き渡る曲の名前はオーラルヴァンパイアの『 湘南族 -cannibal coast- 』。
 これだけだと能力を明かす流れでいきなりデュエットしだした極端に空気の読めない双子でしかないが、千羽と七星が自身の肉体の一部でも視界に入れてさえいれば、バフ魔法にありがちなキラキラエフェクトが身体を包んでいるのを目撃して「はいはいそういう感じのアレね」と察してくれるはずだ。
 一分ちょっとだけ歌って急に切り上げれば、途端に少女漫画のトーンじみたオーラもしゅんと掻き消え無色透明な空気だけがその場に残る。ちなみに能力をかける側である双子は特にキラキラパウダーを纏っていない。あれはかけられる側限定のサービス(?)なのである。

「「このように、私達は歌で味方にバフをかけて敵にデバフをかけます。細かい説明は省略。ひとまずはそれだけ知っておいて頂ければ問題ないかと。つまるところの後方支援役職なのですー」」

 にぱっと笑って距離感を正常――とはいえ相変わらず手は繋ぎっぱなしだし席は隣同士のままである――に戻した後、歌で少し乾いた喉を潤すべくコーヒーを三口ほど。これでカップの中身がちょうど空になった。次は歯に着いたカフェインを落とす目的で普通のお水を飲もう。

「「騒動、起こすなら協力はしますがあんまり人が悲しんじゃうようなことはメッ、なのです。スターバックスにだって店長さんはいるのです、戻って来て自分のお店が傷付いてたら店長さんの心も傷付くのです。人が傷付くことが平気になってしまうと人生は色褪せ情緒を失うのです。千羽お姉様にそんな生涯をおくって欲しくはないのです」」

 二人して同じ角度に眉尻を下げ、互いの手と手をぎゅっと握りしめ合いながら目の前の千羽の良心に訴えかけるような潤んだ眼差しを贈る。一昔前のCMに出て来るチワワみたいな目だ。
 例えばいきなり目の前にエイリアンやドラゴンが現われて戦う破目になったのなら、その余波で建物が半壊しても全壊しても仕方ないと思う。そこまで双子は潔癖じゃあない。でも、今の壁は別に壊さなくったって他の方法で能力を明かせた気がする。例えば大きなテーブルを三つ重ねて小指一本で持ち上げるとか。
 もちろん緊急事態なんだからそんな些細なこと気にしていられるか、という意見があるのも承知している。その上で、双子はそれでも出来るだけ穏便に行きたいと考えそれをアピールしているのだ。要するにこれは『説教』ではなく『お願い』である。

>結木千羽様&狐ヶ崎七星様&ALL様

5日前 No.49

莉衣菜 @jpgewpg50☆nx/sj25GYcOK ★iPhone=4nSrDv0CSz

【春咲夏乃/明治神宮】

 知名度のない神社ならば違和感はないが、この明治神宮は名の知れた有名なスポットである。そんな場所に一人しか参拝客がいないことに、阿呆らしいと思っていた予感が色濃くなっていく。

目の前の、と言うには夏乃の身長の方が少し高いのだが、とにかく正面にいる深月の発言で増々予感は真実へと姿を変えている気がした。“全員消えていたから”などという言葉を現代に生きていて聞いた試しは一度もない。もしかしたら何かイベントがあり移動した結果なのかもしれないが、今までそのような気配もなく音すら聞こえなかったのを思うと言葉通りの意味なのだろう。相手だって、いつの間にか他の人たちを見失うほどぼんやりするような人間ではなさそうだ。

 夏乃はどうやら本当に消えてしまったらしい友人の安否を心配したが、そもそも彼にとって友なんてものはいたら便利だと思う程度の存在だった。ならば状況的には深月という女の子らしい少年のことを優先しておくに限る。

そう考えた夏乃は、特に思い入れもない嘗ての友人に対する感情は潔く切り捨て薄らと笑みを浮かべた。

「おっけー、深月ちゃんね。俺は春咲夏乃。人探しっていうか友達と遊ぶ約束しててさ。まぁ周りに人の気配なんてまるでないし、その友達も約束時間過ぎてるのに見つからなかったんだけど……」

 自分と同じように取り残されてしまった者を見つけた今、人探しよりも原因究明の方が利口な策だ。
しかし初めて会った彼に友人のことはどうでも良くなったなどと言えば、酷い奴だと距離を置かれてしまう。そうなれば話は進まなくなり、一体何が起きたのかの話どころか夏乃がこの非常事態の原因ではと疑ってくる可能性だって孕んでいる。

これ以上の面倒事を避けるためにも、と夏乃はある選択肢を選んだ。

「良かったら一緒に見に行く?他の場所とかさ。もしかしたら、俺たちの他にも誰かいるかもしんないしね」

これは彼がイエスと言うかノーとするかが問題だ。なにせ会って数分の人間に共に行動しようと言われたのだから、断られる確率の方が高いだろう。それにこの場所をもう少し探索したいと思っているかもしれないのだから。

だが夏乃からしてみれば、断られたら余計な警戒心を抱かなくて済むし、頷かれたらそれはそれで知恵を出し合えて助かるだけのことだった。どちらにせよ深月ちゃん次第か、と夏乃は目元と唇にいっそう深い笑みを湛え返事を促す。


>>東雲深月様、周辺All様

【宜しくお願いします!】

5日前 No.50

@itxmm☆OxYUdDLLJjM ★iPhone=O46U9oTb94

【 鬼丸 真砂 / 東京都内 ファストフード店 】

 真砂があくまでもやんわりと姫路の言葉を肯定をすれば、姫路にはその意味が伝わったらしく、姫路は嬉しそうに真砂の手を取った。
 しかしまあ、目の前の愛守は違うということもあるし、姫路の考えていた年齢という線にも「ああ」と小さく納得したが、姫路から出てきた年齢と、愛守から出てきた年齢が揃っていないこと、そして真砂自身もたったの一つ違いと言えども、姫路と年齢が違うことからその線もどうやら違うと見て良さそうだ。
 仮に自分が女であれば、性別という分かりやすい共通点があったのだが、生憎真砂は男だ。確かに、女性的と言われたことが全くないわけでもないが、やはり男子高校出身というだけあってそこそこの男力、というよりかは漢力みたいなものが試されているところはあるし、そこまで露骨な女性的な人間というわけでもない。

 「ええと……困ったな……。…………まさか、とは思うけど、あんたらもバンドマン、とか……」

 やはりバンドマンとしてはその線も追ってしまうのは否めない。もしかしたら自分のバンドとは関係のない他のバンドのファンの仕業かも、ということも考えて、再度愛守と姫路をまじまじと見るが、こうした言い方を失礼だがあまり楽器経験者という感じがしない。もしかしたらピアニストだのなんだの、そういった類か?

 「…………ないよなぁ……」

 思わず真砂の口からぽつりとこぼれてしまったわけだが、仮に本当に2人がバンドマンだったとしたら間違いなく真砂はぶっ飛ばされていたであろう。もしかしたら姫路の方は天才ベーシストかもしれないし、愛守はキーボーディストかもしれない。もしかしたらシーケンサーを使うタイプのEDM系統の独特なバンドを組んでいる可能性だってある。
 しかし、バンドマンの定義とは難しいところだし。中高生の部活動でもライブ経験があれば、それだけでバンドマン認定されているようなものだと真砂は思っているし。

 「……あー……他に、人は居ない、かな……。3人だけだから余計視野が狭くなってるかもしれない……。誰かと会えたら……多少は、また別の考察ができるかも……」

 正直、真砂の弱い頭ではここまでが限界だったらしく、お手上げを意味するように両手をあげて肩を竦めて、できることなら人と合流したいという意図は伝えるだけ伝えておいた。ここから先はこの2人に任せよう。正直、自分は頭脳派ではないから、こういう時余計なことを言ってしまいかねない自覚はあるし。
 まあ、頭脳派だからと言って脳筋だとか体力派というわけでもないのだが。ドラマーである故に多少の握力はあるにしたって、まあ平均よりちょっと強いかな、くらいが関の山だ。

>>有栖川姫路様、倉本愛守様

4日前 No.51

ぺけ @xxx00xx ★iPhone=U2HPQO0zTT


【 有栖川 姫路 / 東京都内 ファーストフード店】

愛守と年齢が違うことも明らかになりたいにお手上げ状態になってしまった。
真砂がバンドマンとか?と言っていたが小さく首を横に振り否定をした。

「 ここまでくると僕の頭ではどうしようもない。」

自分の座っていた席に戻り座りなおす。愛守に貰ったオレンジジュースを一気に飲み干し、その容器をぐしゃりと握りつぶした。行き詰まってしまった状況への怒りを何の罪もないジュースの容器にぶつけたのだ。

「 僕も、真砂の意見には賛成だ。早速だけど愛守さえ良ければ他に人がいないか探しに行かないか?
まぁ、2人に会えただけでも奇跡に近いようなものだと思ってるからこの先他の人に会えるかもわからないけど… 」

この重苦しい雰囲気をどうにかしてでも変えたかった。2人も人に会えたからもしかしたら自分らと同じ状況の人も他にいるのではないかと思うが、外は炎天下で長時間外にいたら倒れてしまいそうだ。

「 もし、あれなら僕だけでも… 」

途中まで言いかけて言葉を飲み込んだ。自分だけでも人を探しに行き、見つかり次第戻ってくる案を出そうと思ったがこの状況での単独行動は避けた方がいいだろうと思い返したのだ。

>>鬼丸真砂様、倉本愛守様、周辺all

4日前 No.52

ますたぁ @usagishi59 ★iPhone=oVdQpL6VUk

【倉本 愛守/東京都内 渋谷ファーストフード店】

二人は、これといった共通点、どうして自分たちがこういう状況下に置かれているのか、という答えに辿り着かず、とりあえず一度外に出て他に人がいないか探しに行こうという。

「……そうね、ここであんたたちとグダグダしてても、意味ないし……。
他の頼りになりそうな人を探すのが懸命ね……」

そういうと立ち上がり、さっきかったコンビニのお茶をいっきに飲み干して、ゴミ箱に入れた。
嗚呼、何を言っているんだろう。どの口がそんなことをいう。人を不快にさせるようなことは言えるくせに、幻滅されるのが、嫌われるのが怖くて、本当のことが言えない。
私の方がよっぽど役ただずなのに

「ほら、さっさと行くわよ」

≫姫路 真砂 周囲All

4日前 No.53

彼方 @oracion999☆xtH1zHfFiBA ★Android=QY7V02uj82

【東雲深月/明治神宮】

 『深月ちゃん』と親や親戚以外に呼ばれたことは無い、いやあるが初対面では『女だと思って寄ってきた人』以外なかった為、えっ、という表情を浮かべる。性別の公表もした方が良かったのだろうか。それとも相手が男だろうが女だろうが関係なくちゃんなのだろうか。男だと気づいていないなら後で伝えよう。
 それより遊ぶ約束をした友達がいない、それはこの境内で起きた事と同じで。

「お友達、どこに行ったんだろう?連絡取れるなら取ってみたらどうかな?SNSとかで『おい、お前どこにいるんだよ』とか…ああでも、もしかしたらお友達も境内の人と同じように消えちゃってたりして……」

 連絡が取れるなら取るのに越したことはないない。だがこの場所から存在が消えてしまっていたとしたらそれは不可能になる。消えた人に、消えた機体にコンタクトをとる方法なんてこの世界には無い。残された人以外がいる場所への扉や、この場所に復活する為の呪文がない限り不可能だろう。あったとしても意思疎通が出来るかという問題が出てくるが。

 「移動ねぇ………うーん、まぁ悪くない、か。もし他に人がいるなら話を聞けるし、ここに止まっているよりも運動になる」

 夏乃の深い笑みに対して何が別の意図があるのかと警戒しながらも賛成すると、本殿の日陰から南参道へと足を進める。ここはまだ境内だからスケートボードは使えない、小脇に抱えて額の汗を軽く拭う。そろそろ水分補給をしなければ。彼はここまで走ってきたのだろう、汗と日光で顔が煌めいている。このままだと倒れかねない。あぁそういえば凍らせた水があるではないか、リュックの脇にあるジッパーを下げて水を2本出すと片方を夏乃の前に出す。

「ちゃんと水分補給しないと倒れて干物になるよ?……普段人が多いところ、ここから近いところ、と言えば渋谷109かな、とりあえずそこでいい?」

 そう問いかけるとペットボトルを腕に挟みキャップを開け、水を3分の1ほどいっきに飲んだ。

>>春咲 夏乃様、周辺all様

4日前 No.54

莉衣菜 @jpgewpg50☆nx/sj25GYcOK ★iPhone=4nSrDv0CSz

【春咲夏乃/明治神宮】


連絡を取ってみたらどうか、と提案されて夏乃はズボンのポケットにしまわれた携帯に触れた。自分の脳内では既に亡き人となっている友人について、少しぐらい気にする素振りを見せた方が良いと思っただけである。そろそろあの友人に関しては腹の探り合いに疲れてきていた為に、無事だったとしても素直に喜べないのが本音ではあった。

実際は夏乃が疑り深いだけであって、相手は探り合いなど微塵にも思っていないのだが。
さて、夏乃の意味深な笑みで少々警戒しながらも、深月はどうやら提案に乗ってくれたようだった。

そして干物になる心配をしてくれた彼に対し、夏乃は至って単純に感謝の言葉を述べる。人間不信なところがあるにしても全てに対して敏感なわけではなく、人の気遣いにはほぼ無意識に礼を言うくらいには普通の高校生なのだ。

「ありがとう、親切だね深月ちゃんは」

冷たい水を受け取り、一口飲んだ後に次の目的地を思い浮かべる。

「渋谷109か……おっけー、確かにそこが妥当かもなぁ」

となると移動手段だが、夏乃は横目で深月の持つスケートボードを見た。普通ならば彼のスピードについていくなら先ほど置いてきたチャリで行くしかないのだが、この炎天下の中で取りに行くのも面倒だ。暑さよりもそれを回避したいと思っているあたり、夏乃らしいと言える。水分補給はさせてもらったし、無様に倒れる心配はなくなった。

夏乃はペットボトルの蓋を閉めると、軽いストレッチをして前を見据える。脚の具合は明治神宮までの走りで万全とは言い難いが、伊達に“逃げるが勝ち”の生き方を貫いているわけではないのだ。逃げ足の速さを自慢にしてきたこの相棒は、夏乃に力を貸してくれるであろう。

ついでにさらば壊れかけた自転車よ、と元々捨てる気だった十数分前までの相方に別れを告げたら、行く先は渋谷109である。

「じゃあ、俺は走って行くからさ」

今度は失敗しないように。夏乃は心の中でそう呟くと、口を弓形に描かせ太陽の日差しの如きオレンジの瞳を細ませた。

人好きそうにも見えるその微笑みで彼を軽い男のようにも思わせるが、外見と口調の裏に隠された人への警戒心は隠しきれていなかった。



>>東雲深月様、周辺All様

4日前 No.55

彼方 @oracion999☆xtH1zHfFiBA ★Android=QY7V02uj82

【東雲深月/明治神宮→渋谷109】

 連絡してみたら、そういった後彼はポケットに入ってるのだろう通話機器に触れる。ただ触れただけで終わったのは彼にとってその行為が『意味の無いもの』であるか、何かしら連絡をしたくない理由があるのだろう。出会って長くない自分には関係ないが。
その後、彼に水を手渡すと優しいと言われた。それほど優しかったかは分からないがそう言われるとやはり嬉しい。

 さて、渋谷109へ向かうにしても彼は何で行くのだろうか。自転車で来たのだろうか、それとも電車?そう思って彼を見るとストレッチをして前を向いている。まさかこの炎天下の中を走るつもりなのだろうか。しかも社のテラスがある一の鳥居から渋谷109までは16分はかかる。それよりも後ろ、まだ御苑東門の前だとそれよりも長い時間がかかるのは容易にわかるはずだ。

「いやいや『じゃあ、俺は走って行くからさ』じゃないでしょ。馬鹿なの……こんな暑い中で爆走するなんて。もう1本水あげればよかったかな?あーもう走られると歩いてる事に罪悪感が出てくるよ」

 そう言って夏乃を追うように駆けて南参道を通り、一の鳥居をくぐり抜け、スケートボードに乗って渋谷109を目指す。せっかく彼が走ったのだ、早めに建物内に入れるように急がなくては。というか彼を追い越してしまおうか。人がいない分気をつけなくてはいけない対象が減っている、これならいつもよりスピードを出して進めるし、追いつきも追い越せも出来るだろう。車が動いていない限り。

 車の動かない道路を渡り、赤信号を無視してから約10分。目の前に目的の建物と夏乃とは違う人、自分とは違う本当に本物の女の子が、明治神宮で話していた自分達以外に残された人に当たる者がいた。これは話しかけるべきだし、夏乃に報告もするべきだろう……が彼がどこにいるのか見えない。もう彼女を通り過ぎたのだろうか、それとも自分が彼を追い越してしまったのだろうか。前者なら彼女を連れて行くか彼を連れてこよう。後者ならここで彼女と待ち続けよう。兎に角夏乃以外に見つけた消えなかった人、このままスルーする訳にはいかない。

「ねぇ……そこの君、そう自販機前にいるお姉さん。この人のいなくなった現象について何か知らない?」

微かに乱れる呼吸を整えながら彼女に近づいて声をかける。警戒されないように願いながら、自分より高い身長を羨みながら相手の反応を待った。

>>春咲夏乃 様、元響花 様、周辺all様


【掲示板では絡み許可ありがとうございました!ちょっと強引な始まり方ですがよろしくお願いします】>>つゆり。様

4日前 No.56

朱華 @loading☆otJOY5C0qs2 ★Android=MZepO17WUn

【結木千羽/渋谷スタバ店内】

「うわ、結構さらっと言うね。」

七星ちゃんは何かのついでのように空が飛べるとカミングアウト。確かにそれは人類の夢。『もしも空が飛べたなら』なんて文学作品のテーマとして王道だ。七星ちゃんふわふわしてるし。うん、似合う。
でもこの流れでは、結構考えて勇気を出して行動に移した自分が馬鹿みたいだ。これは多分、踊らされた、とでもいうのだろう。世渡りの上手い子だと感心する一方で、端的に苛ついた。もともと感情の起伏が激しいという自覚はあるが、これは年下に踊らされた敗北感というよりは、乙女ゲームの分岐を間違えたような悔しさがある。『あ、くそ、しくじった』みたいな。
そういやこの状況、他に人がいない状況下で可愛い系の女の子に囲まれるとかギャルゲーみたいだなぁ、私も女だけど。苛立ちから気を逸らそうと下らない方に思考が傾いたとき、双子ちゃんがさっきにも増してギュッとくっつく。同じ顔だからそうはみえないが、ポーズだけ見たら百合みたいだ。この構図は音ゲー画面で見覚えがある。確かボカロだった気がする。そしてその姿勢で、何をするかと思いきや唐突に歌い出した。あ、これ知ってる。湘南族。これも某音ゲーでやったわ。結構難しいんだよね。攻略キツかった。懐かしい。自然と指が机の上ではねる。

「バフ、か。なる。」

そんなのもあるんだ。画像加工アプリみたいなエフェクトのかかっていた腕を見つめながら呟く。マジでゲームみたい。
で、私の提案に対する反応は、今のところ2:2.。双子ちゃんの言い方は説教じみていてやや苛つくが、まあ早い話が物を無闇に壊すべきでない、と。そう言いたいのだと思う。単に気遣いの苦手な千羽の思考にそういう考えがなかっただけだ。優しいなあ、と妙に客観的な感想が浮かんだが、面倒なので口には出さなかった。復元系のマイノリティが見つかったりすれば話は変わるだろうが、本当にいる確証もない。
そして、半数が反対している場で強行はするべきでない。

「じゃあ、折衷案。取り敢えず外出て人を探そう。で、壊しても大丈夫そうな物があったら、騒動を起こしてみよう。」

それじゃダメかな?、と言いながら、最後のポテトチップスを口に突っ込む。
自分で充分頭も体も冷えたし、お腹も満たされた。
それ何より、子供っぽい苛つきの収まらない自分の頭を切り換えたい。そもそもお気に入りのゲームができなくなってフラストレーションが溜まってる上に、色々と気に食わない事が重なった。ストレスの発散がされていないから、普段なら流せることでも、流せない。つまり今の千羽は、自分でもよく分からない理由で機嫌が悪い。これ以上この閉鎖空間に一緒にいたら、多分何かやらかしてしまう。
分かっているから、この状況から脱したかった。

「…ゲーセン、行きたいなぁ。」

三人に聞こえないような距離で、呟く。シューティングでも、格ゲーでも、音ゲーでも、UFOキャッチャーでもいい。何かで発散しないと、どこかで爆発しそうだ。

>>桜月姉妹様、狐ヶ崎七星様

4日前 No.57

つゆり。 @abyss017☆iervV4WoQZd4 ★iPhone=zg9LbEkcsI

【 元響花 / 渋谷109前 】

 自分以外の人と遭遇できないか、そんな事を思って時間が経った。どれくらい経ったのかは覚えていないし、そんなこと覚えておく気も無かった。ただ、響花の右手に持たれているペットボトルの中身が、購入して一度飲んだ後の量と然程変わっていない様子から、一時間もは経っていない様だ。
 もしかしたら、自分以外の人間は居なくなっちゃったのかも。なんて、嘘であってほしいことを苦笑を浮かべながら思った。――ここにずっと居るのもあれよね。何か行動しなきゃ。ペットボトルをカバンに無造作に放り込み、何処かに移動する為に足を一歩踏み出した。――が、その足がそれ以上動くことはなかった。
 遠くに、人影が見えた。はっきりとは見えていないので、知り合いか他人かは分からないが、人であることは確実だ。嘘であってほしかった事実が、本当に嘘であったことに安堵した。良かった、一人じゃなかった。ふっと肩の力を抜き、その人影に再び視線をやると、どんどん自分に近付いてくるのに気付く。相手も響花に気づいたのだろうか。

 どうやらその通りで、先程の人影の主は響花に近付いてきた。微かではあるが乱れている呼吸には気付いたが、言及する程のことではない。
 目の前の彼女、……彼女?容姿だけでは女の子だと勘違いしそうになったが、目の前の人物から出される声から男の子であることが分かる。いけない、アタシったら見た目で女の子だと判断しちゃいそうになってた。アタシらしくない。しかし、整った顔だ。ちょっとだけ彼の整った顔を良いなぁと思いつつ、質問に答える。

「悪いけど、アタシはさっぱり。この現象が起きてから、人と会ったのはあなたが初めてよ」

 全く、困ったわ。ため息混じりに、何か知っているだろうと期待しているものとは違う答えを言う。本当に何も知らないし、人と会ったのも彼が初めてなのだ。

「そう言うあなたは何か知ってるの?この現象について」

 多分何も知らないだろうけど。何か知っているならアタシには話しかけないだろうし。そんな事を思いつつも、少しだけ何か知ってたらいいなと期待を胸に秘めた。

>>東雲深月様、周辺ALL様


【いえいえ、こちらこそ絡みありがとうございます!何卒宜しくお願い致します】>>彼方様

4日前 No.58

@itxmm☆OxYUdDLLJjM ★iPhone=O46U9oTb94

【 鬼丸 真砂 / 東京都内 ファストフード店 → スクランブル交差点 】

 行き詰まり。その言葉が相応しい。一先ず、外に出る提案をしてみたものの、姫路の方は快く乗ってくれたが、愛守の方はなんとも刺々しい言い方に思わず真砂の顔が露骨に歪む。人と会話をするのは苦手だから、表情だけはせめて、という思いで今までを生きてきたのが、露骨に顔に出てしまうという、ある意味凶に出たのかもしれない。
 先ほど頭にきたのを5秒我慢したのは良かったが、どうも暑さや今の状況のことも重なって5秒程度我慢できても、それ以降の態度が特に変わることがないと永遠に5秒ストップを繰り返さなければならないという事にふつふつと真砂の中でも色々思うことはあったらしく、「はー……」と大きいため息を吐いた後に真砂はゆっくりと愛守を見てから口を開く。

 「……俺じゃ頼りないし……“役に立てなくてごめんね”。……ええと……倉本と有栖川2人で探しに行って来なよ。……あー……役に立たないやつが一緒に行動しても……意味、ないでしょ……」

 皮肉を込めて、そしてどこか嫌味ったらしく「役に立てなくてごめんね」という言葉を強調して言うだけ言えば、疲れたように頭をかいてからゆっくりと「早く行きなよ」と愛守と姫路に行動を促す。
 真砂はこれから先どうするかは全く手段は考えていないが、彼女たちとは別で人を探せばいい、とか、そういえば携帯で誰かと連絡は取れないか、とか、スタジオを出てからもう何分ほど経っているのだろうか、とか、数少ない友人は無事だろうか、とか。一つ心当たりをあげてみれば意外とやることは多そうだ。
 あそこで喧嘩腰にならなかった自分のことは褒めてやりたかったが、やはり皮肉口調になってしまったのは悔やまれる。が、真砂のとても強いとは言い難い精神的には愛守と行動を共にするのは賢明では無いという判断くらいはできた。こんな状況であのような態度になってしまうのも分からなくはないが、何もわからないからこそ譲歩してほしい気持ちが全くないと言えば嘘になる。
 所詮、いくらバンドマンで、いくら大人ぶったところで真砂も思春期真っ只中、17歳の男子高校生に変わりはない。男子高校にも通えば周りの環境にバチバチに影響されて必然的に精神年齢が低下していくものだし、大人ぶった振りはできても、精神的にはずっと子供のままだ。
 とはいえ、なんとなく今の空気が不穏なことは真砂でも分かる。というか、この不穏な空気の元凶が他でもない自分なのだし。

 「……ごめん、俺が頭冷やした方が良いっぽい」

 そう言って、ウェストバッグとスティックケースを乱暴に掴むと、ファストフード店を後にするようにさっさと足を進めて、結局最初の位置であるスクランブル交差点まで戻ってきてしまった。
 間違い無く、ここで1人になることを選んだ真砂の選択は間違えているというわけだし、その自覚もあるのだが、自分が引き金を引いた空気の後始末くらいは自分で出来る限りしておきたかった。これが吉と出るか凶と出るかはわからないけれど。
 特に行き先も決まっていないが、とりあえず普段人が多い場所を考えて、そういえば本来の予定であれば今日の午後から知り合いのバンドがライブをやるとか言っていたっけな、なんてことを思い出して、そこにならもしかしたら誰かいるかも、と思いながらライブハウスへ向かおうと重い足を動かした。

>>有栖川姫路様、倉本愛守様


【 真砂が態度悪くてごめんなさい……(震え声) この先はお二人にお任せします!!一先ずここまでからみありがとうございました! 継続して頂けるのであれば再びよろしくお願いします!! 】

4日前 No.59

ぺけ @xxx00xx ★iPhone=p760Jock1V



【 有栖川 姫路 / 東京都内ファーストフード店内→スクランブル交差点】


突然の出来事に思考が追いつかず、目を丸く見開く。真砂は一人出て行ってしまったのだ。

「 愛守。君はどうする?僕は真砂を追いかけるけど、君は?見失ってしまうと困るから僕は行くよ 」

と飲み物の容器を乱暴にゴミ箱に入れファーストフード店を後にした。
暑い日差しの中走り続ける真砂はどこへ行ったのか。この時自分の能力を使い、真砂の元へ声を届けられればいいのだが、あいにくそんな微調整をできるほど能力を使いこなすことは難しい。

「 真砂ぉー 」

聞こえるかはわからないが精一杯の声で真砂の名を叫んだ。

「 あれ? 」

気がつくとスクランブル交差点まで戻ってきてた。そこに人影が1人見えた。もしかしたと思いその人影に近づく、真砂だ。

「 真砂!よかった!!無理にとは言わないけど一緒に行動してくれないか?人は少しでも多い方が安全だと思うんだ。もう一度言う。強制はしないが考え直してくれないか? 」

あくまで、真砂の意見を尊重するつもりでいるが、できることなら大人数で行動したいと言うのが本音だ。あとは真砂の判断に任せるしかない。

>>鬼丸真砂様、倉本愛守様、周辺all


【 とりあえず、自分は継続したかったので追いかけました!あとはお任せします!!よろしくお願いします 】

4日前 No.60

莉衣菜 @jpgewpg50☆nx/sj25GYcOK ★iPhone=4nSrDv0CSz

【春咲夏乃/明治神宮→渋谷109前】

地獄のようであると、夏乃が呟く。

彼は人が誰もいない道を走ろうとした事を後悔した。既に虫の息同然である。項垂れるように膝に手を付き、貰った水の半分ほどを飲み干す。財布は持っているため、無くなったら自販機で買えばいいだけの話だ。

彼の上から降り注ぐ太陽の睨みが皮膚を焼き、身体中からは汗が滲み出る。軽く額を腕で拭うも、汗の嫌な感触がして額に皺を寄せることになった。

気を取り直して喉の燃えるような熱さを感じつつ辺りを見回すと、深月の後ろ姿が視界に入った。

「深月ちゃ……っ、は、速すぎ____」

でしょ、と言いかけて口を噤んだ。深月の隣に女の子がいたからである。
少々気の強そうな風貌ではあるが全体的に女の子らしい少女だった。

隣の深月も、容姿は勿論のこと声も高く女の子と見間違うほどだ。
彼の少女のように細くて透き通る響きを奏でるその声は、聴く者の心に潤いを与えてくれる。
そんな二人は周りからしてみれば女性同士が話し込んでいるようにしか映らないのだが、この状況でその輪に入らなければ此処まで走ってきた意味が無い。

動悸を速める臓器に抗い、規則的な呼吸を意識しながら二人に近付いた。

「ごめん、話の途中でお邪魔しちゃったかな?俺も詳しく話を聞きたくてさ」

仲間に入れてよ、と暑さで未だに頬を朱に染めながら声を掛ける。


>>東雲深月様、元響花様、周辺All様
【遅ればせながらも、自分も絡ませて頂けると聞き嬉しいです!どうぞ宜しくお願い致します。】

4日前 No.61

ますたぁ @usagishi59 ★iPhone=oVdQpL6VUk

【倉本 愛守/東京都内 渋谷ファーストフード店>スクランブル交差点】

ああ、やってしまった。
私の言葉に傷つき、私の態度で不快になり店を出て行った二人の背中をただ見送った。
私はなぜこうも人を傷つける。
さっきちゃんと自分の能力のことを打ち明けて入られたら
いや、最初から不快にさせていたことだろう。
まともな人間になるまで、人と関わることは避けなければいけなかったのに。

「ああーもう!!」

姫路が出て行ってから、だいぶ時間が経ってから、遅れて追いかけ始めた。
二人はどこへ行ったのだろう。方向的にスクランブル交差点のほうだろうか。
追いつけたとして、今の私が追いつけたところで、また相手を不快にさせてしまうかもしれない。それでも謝らなければ……

そして今度は打ちあけよう。
自分も貴方達二人と同じ能力者で
同じ状況で不安だったのだと

お願いだから、今だけは私の悪態は引っ込んでいてほしい

走って追いかける

≫姫路 真砂

4日前 No.62

乙坂真 @railguns03 ★iPhone=gXeY8DTIMi

【渋谷駅前】
先程、本屋に誘ったらば拒否られるどころかOKという回答をもらいデートみたい。と、どこか楽しそうに言ってくれ、彼の名前は三条飛燕というらしい。初対面ではあるため、自身も名乗り
「三条飛燕くん。か、私はさ乙坂 真!よろしくねー。」
「んーデートみたいでいいよね!こーいうのもさ」
こういう経験もデートみたいだな。と、誘った自分も思ってたりし
飛燕と書いてツバメか。かっこいい良い名前してるじゃん。と、思いながらに、また、どんな本が好きなんだろ。と、本はどんなものを読むのかと考えながらに推理小説とかすきなのか?それとも、動物図鑑的なやつを見に行くのか?と、色々考えを巡らせながら
→飛燕

4日前 No.63

@purple3ru ★iPhone=5uXDFiflht

【 狐ヶ崎七星 / 渋谷某所・スターバックス店内 】

「ふふふ、私にとってはなんの特記事項ではありませんのよ、この飛翔能力は」

さらっと言うね、と述べる七星に、更にさらっと返す。こういう上手な逃げ方が得意な女です。
期待を込めて双子を見つめていると、突然身体を密着させ、歌い始めた。無意味に仲良く歌いだすような空気の読めない双子とは思えないし、この流れでそうするってことは、さすがに歌うことでどうにかなる能力だとは思うけど――と、『歌の力で何かが破壊される』と考えた七星は、警戒しながらいつでも飛び出せるように(文字通り)構えていたけれど、それは杞憂に終わった。

「……おー」

だいぶお嬢様言葉が抜け落ちた現代っ子っぽい反応をしながら、ワッフルを包み込んだ両手を見つめる。普段は袖に隠れていれども今は出ているおてては、現実世界ではお目にかかることが無さそうなCG合成みたいな煌めきがまぶされていた。そのまま視線を動かし自分の方や腹や足を見てみると、やはり同じ輝きに包まれている。だいたいアニメのOPまたはEDぐらいの長さで歌が止まると、やはりさっきまでのキラキラ効果も消え失せた。

「なるほどー、完全なるサポート系ですこと。欹と粲がカード化されたら『発動時間中、味方を強化し敵を弱体化する』みたいな感じの説明文がつきそうですわ。千羽はもろアタッカーで、私は――……。まあ、それはさておき」

飛行って役割でいうとなんなんだろ。自分から言い出したくせに思いつかなかったので、何事もなかったかのように話題を切り替える。
人が悲しむことはダメ、と、双子は言う。なんともかわいらしい考えだ。かわいらしいというか、心優しい。七星は割とそういうところは適当なので、物壊しちゃっても『消えていたアンタ達を戻してあげたんですわ』とか言って誰もいない渋谷の写真とか見せれば許してもらえるかなって思っている。別に過激派というわけではなく、もちろん穏便に事が済むならそれが一番ではあるけれども。
なんて考えていると、千羽が折衷案を出した。なるほど、折衷案とは頭が良い。

「千羽の案に賛成ですわ。では、人探しに出かけましょうか。空を飛んで探索なんて如何です? 実は、アンタらのことも飛んで探して見つけましたの。私は筋力で飛んでいるわけではありませんので、おんぶとか腕にしがみつくとか手を繋ぐとかしていただければ、一緒に飛ぶ事ができますわ」

へら、と、これまた頭の悪そうな笑みを浮かべ、そんな風に提案する。双子ちゃんが手を繋ぎ続けていることやそもそも人数が多いことを踏まえると、少々キツい案ではあるかもしれない。でも、みんな楽できていいかな、と思って。
そうやって案を出しながらも、千羽の様子を伺う。さっきからややイライラしているのが伝わってくる。これは非常によくない空気だ。こっそり気を遣える女でもあるのが七星なので、バレないようになんとか4人の空気を良くしようとしてしまう。

「あ、それと。一応『美少女』というのも共通点ではありますわよね? 『能力者の美少女』というのが条件である可能性も踏まえて、ガール達が集いそうなショッピングモールにでも探しに行きませんか? 割と本格的なゲームセンターもお店に紛れて入っているような、結構大きめのやつに」

コーヒーを飲み干して、ガタッ、と立ち上がり、残った抹茶ワッフルをレインコートの下に着ているワンピースのポケットへ突っ込んで、更なる提案をする。
千羽の呟きが聞こえたわけでは無いけれど、ストレス発散するならゲーセンとかかなって。

>>桜月姉妹さま、結木千羽さま、allさま

3日前 No.64

友禅 @yuuzenn☆fXqsD0VZIxk ★YRuDhSwQ0p_Qi5

【 桜月欹&桜月粲 / 渋谷某所・スターバックス店内 】

 いくら自分たちがお願いのつもりで言葉を重ねたとて、向こうが説教と受け取ってしまったならそれは説教。そして年下の子供に説教を受けて良い気持ちになる年上の子供なぞいない。老齢ともなれば達観して目下からの言葉を受け入れる器が出来ていることもあろう。だが20以下だとそうはいかない。
 故に千羽が欹と粲の発言に苛立ったのも無理なきこと。こういった小さなソリの合わなさは、人間と人間が関わり合って生きていく以上避けては通れぬ道。上手いこと噛み砕いて、飲み込んで、消化して。それから栄養にでも替えてみせるか、それに失敗して胃もたれを起こすしかないのだ。コミュニケーションとは斯様なものである。
 が、まだ幼いといえば双子のほうがもっと幼い。なんとなく相手をイライラさせてしまったことを察した二人は、大人じゃないので『それに気付かないフリをして上手いこと話を流す』なんて真似ができなかった。「「あう……」」と、揃って眉をもっと下げながら溜息にも似た陰鬱な声を漏らす。会話している相手を不快な気持ちにさせてしまった。ただそれだけの事実が、時として幼子の心には多大なストレスとなることもあるのだ。
 自分の意見を相手が受け入れなかったことにストレスを感じているのではなく、自分の意見が相手を苛立たせたことにストレスを感じている。これは泥沼に入ってしまうとお互い『相手がストレスを感じていることがストレスになりそのストレスを感じ取ってまたストレスが〜』の無限ループ悪循環と化すので、どこかで途切れさせる必要があった。それをなんとなく感じ取り、まずは自分たちのストレスを払拭せんと備え付けのペーパーナプキンで思い切り手をごしごし拭く。無意味な行動に熱意を注ぐことで意識が少し切り替えられた。手はちょっとひりひりするけれど。

「「すー。はー」」

 仕上げに深呼吸をしてモヤモヤとした気持ちを口から追い出す。
 鼓膜を震わせる七星の軽口が、今はなんだか有り難い。ひたすら自由な存在であるように見えて、彼女も彼女で意外と気遣い屋さんなのだろう。でなければこのタイミングで空気を明るくしようとはしてくれない。

「「分かりました、なのです。壊して良いものがあれば壊しましょう。私達もお手伝いします。ゴミ捨て場に不法投棄されている粗大ゴミとか、そういうものが見つかるかもしれません! あとは解体工事の途中のお家とか!」」

 できる限り陽気に見えるふわふわとした笑みを浮かべ、椅子から踊るような足取りで立ち上がる。せっかく穏便に事を進めようと周囲が努力してくれているのだ、自分たちもそうせねば。
 いくら解体途中でもさすがに人様の家を勝手に壊すのは駄目なことだろ、と理性が訴えていても。今は自分の発言に理性的なツッコミを入れるより大事なことがある。

「「お空を飛ぶのも楽しそうですね! でも、さすがに三人もの人間を抱えて飛ぶのは重たくありませんか? 欹も粲も、確かに美少女ではありますが内臓がしっかり詰まっているので羽のように軽くはないのです」」

 ついでに美少女うんぬんという話にも否定せず乗っかっておく。13歳でも女は女。自分の顔が並より上か下かなんて大体の者が理解する年頃。桜月姉妹の顔立ちは松竹梅でいうと松の上中下でいうと上だ。周りにもそう評価され、本人らもそう認識し、事実として“そう”である。故に美少女を名乗ることに何ら恥ずかしさは湧いてこない。むしろ美少女が美少女であることを否定すると逆に厭らしいから美少女であることは定期的にアピっていけ、くらいに思っている部類だ。さすがに千羽ほどではなくとも、この双子だって己が容姿に関しては自信不足と自信過剰の二択なら後者に傾く。

>結木千羽様&狐ヶ崎七星様&ALL様

3日前 No.65

朱華 @loading☆otJOY5C0qs2 ★Android=MZepO17WUn

【結木千羽/渋谷スタバ店内→外】

三人が外に出ることを了承してくれて、ホッとする。七星ちゃんには気を遣わせているようだし、双子ちゃんにはストレスを掛けてしまっただろうが、これ以上イライラを爆発させるよりは多分ましだ。年長者のくせに情けないと思うが、性格だから仕方ない。

「あー…そっか、空からの方が効率良いか。じゃあさ、先に七星ちゃんに空を飛んでもらって、人探してもらってもいいかな。ほら、私は身長ある分重いし。」

七星ちゃんは皆一緒に飛ぶことを提案してくれたが、例え筋肉を使うわけでなくとも小柄な女の子が人を三人を担ぐのには無理がある。千羽が力を出すと疲れるように、きっと七星ちゃんだって飛べば疲れるだろう。あまり無理はさせたくない。
でもやっぱり上空からの捜索の効率は魅力的だから、申し訳ないが一人で飛んで探して貰うのが一番良さそうだと踏んだ。

「美少女、ねえ…うーん…109、とか?いつ行っても可愛い子はいるけど。」

友人と行く定番のお買い物スポットを口に出し、ザッハトルテの最後の一口を口に突っ込む。
自分が美少女に分類されるかどうかには触れないことにした。確かに自分は可愛い方ではあろうと思う。メイクをしているせいもあるけれど、元の顔立ちやスタイルも悪くない、と思う。けれど、こういうのは肯定しても否定しても誰かからは反感を買う。それが分かってから、千羽はこういう物には敢えて触れないようにしていた。

「ゴミ、捨ててきちゃうね。」

コーヒーの残りを流し込み、机の上のゴミを手早く纏めてゴミ箱に捨て、トレーも指定の場所に返す。お金をどうしようかとも思ったが、誰もいないし今回は払わなくてもお許し戴こう。もし帰れたら、このお店を使う頻度を上げる、ということで自分の中で納得する。

「…ねえ、因みにさ、お菓子とぬいぐるみなら、どっちがいい?」

出る準備を一通り整えて、近くのゲーセンのクレーンゲーム機を思い出しながらそう三人に問いかける。
千羽のストレス発散と、機嫌の悪い自分に付き合わせた迷惑料だ。

>>桜月姉妹様、狐ヶ崎七星様

3日前 No.66

彼方 @oracion999☆xtH1zHfFiBA ★Android=QY7V02uj82

【東雲深月/渋谷109】

 渋谷109前で声をかけた女の子に初めてあった人物、と言われる。なら情報がないのは仕方がないし、自分だって何も分かっていないのだ。呼吸を整える事と喉を潤す事を目的に水を三口ほど飲むと、口を開いて天使の歌声と評される事のあるボーイソプラノと呼ばれる男とは思えないような高い声──ただし耳につくようなものではない、透き通った清らかなもの──を発する。

「そっか、僕が初めてか…そういや、いまで炎天下の中ここにいたの?暑くない?」

そこで一呼吸置いて

「うーん、なんでこうなったのかは僕もよく分からないんだ。ごめんね……あぁ、でも君に会えたから、男だけが残されたんじゃないってことだけは分かったよ」

 こんなんじゃ答えじゃないよね、と言ってえへへと見えない手を口元に添えて笑う。手を添えるときに首も傾げたのか左耳のチェーンがチャラっと揺れる。
 ちょうど言い終えた頃に後ろから夏乃の声が聞こえた。やはり追い抜いていたらしい、息を切らしながら最初に会った時より汗を流した彼がいた。振り向きながら口元にあった手を後ろで組むと、横から見ると緩いくの字型になる前傾姿勢をとる。

「あっ夏乃くん、お疲れ様……凄い汗だね。今この子と話し始めたばっかりで、お互いに情報ないねーって言ってたところ。でもね、この子のおかげで僕みたいな女モドキじゃない、本物の女の子も残されてるってのは分かったよ」

 そう言うとキャスケットを脱いで髪を1度かきあげ、軽く頭を振るとまた被り直す。中に溜まっていた湿気が逃げていくらか頭部が楽になった。所々髪はボサボサになったし、絡まった気がするがまぁ気にしない。

>>春咲夏乃 様、元響花 様、周辺all様

3日前 No.67

莉衣菜 @jpgewpg50☆nx/sj25GYcOK ★iPhone=4nSrDv0CSz

【春咲夏乃/渋谷109前】


女モドキではない、本物の女の子。その言葉は深月にとってはなんてことの無い、単にありのままを言葉で表現しただけに過ぎないのかもしれない。
しかし夏乃は少しだけ、その台詞に妙な引っかかりを覚えてしまった。他人が気に留めても仕様がないことであるのは理解していても、性別という繊細かつ壁が厚いキーワードに一瞬喉が詰まる。

「そっか、男だけって訳でもないんだな」

結局彼が選んだのは無難な返答で、至極あっさりしたものだった。彼の友人でも身内でもない自分があれこれ考えるのも、本人からしたら大きなお世話なのだろう。

夏乃がはて、ではどうするかと深月にはやや下方向に視線をやり女の子には若干上目気味に目を配った。夏乃が160の身長であるのに対して彼女は更に2cmほど背が高いので目の動きに関してはそうなってしまうのだが、男としてのプライドや体裁のようなものが心に刺さる。
こんな状況でも夏乃は一応男子高校生だった。それに取り残された人を見つけたという安心感もあるのかもしれない。男なら背が高い方が良い、なんて一般的な女性達の意見が思考の隅で巡ってしまうのも無理なかった。

やんわりと軽い絶望感に苛まれたところで、互いに詳しい原因も何も分からない詰んだ状態だと言うのならば自己紹介でもして、今後どうするかを決めるのが順当な案だろうか。それだと三人とも赤の他人には違いないのだし相応の配慮は当然必要になるし、となると建物の中に入って一休みするのを勧めてみよう、というのが夏乃の表面上の考えだった。

しかし口から飛び出したのは、「何も進展は得られないみたいだけど、これからどうするつもり?」という今後の行動を尋ねるかのような言い方だ。先程も述べたようにお互いに他人なのだから、必ずしも行動を共にするとは限らない。

夏乃は人数はいればいるほど真相に近づくような気もするし、何かしら共通項が見つかるのではないかと予想しているのだが、言葉には出さなかった。
もはや焼くというより、痛ささえ感じてきた紫外線の強さのせいだろう。元来の面倒臭がり屋な部分がそうさせているのもあり尚更だ。とにかく、夏乃は此処は名前も知らぬ彼女と深月に判断を任せることにした。

>>東雲深月様、元響花様、周辺All様

3日前 No.68

@itxmm☆OxYUdDLLJjM ★iPhone=O46U9oTb94

【 鬼丸 真砂 / 東京都内 スクランブル交差点 】

 ライブハウスまで向かう途中、やはり先ほどの自分の言動がチラついて、戻ろうかと何度も考えて、足を止めたり踵を返したりしようとしたが、やはりあのように出て行ってしまって後に引きにくくなっており、一歩踏み出すたびに先ほどの自分の行動を思い出して、大きなため息を吐く繰り返しだった。
 とは言え、まずはライブハウスに行く前に今日のライブに出る予定だと言っていたバンドの仲の良いドラマーに連絡を取ろうとスマホを取り出した時、不意に自分の名前を呼ぶような声に振り向く。
 一瞬聞き間違えかとも思ったが、喧騒で紛れているわけでもなく、そしてここにいる人物は自分一人だということも重なり、ほぼ自分を呼んでいる声に振り向くと、走ってここまで来てくれた様子の姫路の姿に思わず目を見開く。

 「え……と……」

 姫路から言われた言葉に、困ったように目線を逸らした後に首元をかく。
 ここまではっきり言われてしまうと、ごめん無理とは言いにくいし、この暑い中、わざわざ勝手に怒って出て行った自分を走って追いかけてくれた姫路の姿をみてしまえば、余計ごめんとは言いづらく、言葉を詰まらせているところで、不意に目線をそらしたときに感じた違和感に「ん?」と首を傾げた後に口を開く。

 「……そ、その……倉本、は?」

 と、尋ねたところで、離れたところから何かが走っている様子が視界の端に映り、真砂はついに幻覚でも見だしたのではないかと目元をこすった後に目を細めてこちらに向かってくる物体の方を見た。
 それは、先ほど真砂が共に行動をしていた姫路ともう一人、愛守だった。
 女の子2人をわざわざ走らせてしまったことに多少の申し訳なさは感じていたが、それよりも愛守まで自分のところに来るとは思っていなかっただけに、言ってしまえば……なんというか、拍子抜け、というか。

 「……なに?」

 取り敢えず、わざわざここまで来てくれた理由くらいは聞こう。どうしても、先ほどのことがチラついてしまってぶっきらぼうな物言いになってしまった。これじゃあ、人のことを言う前に自分の方だって相手を不快にさせてるじゃないか。
 しかし、変なところでプライドが高いのも所詮男子高校生。自己嫌悪が走っているにも関わらず、態度の訂正はしないのは、やはり真砂もまだまだ子供だということだろう。

>>有栖川姫路様、倉本愛守様

3日前 No.69

つゆり。 @abyss017☆iervV4WoQZd4 ★iPhone=AerG0CLgrE

【 元響花 / 渋谷109前 】

 予想通り、響花の発した答えは彼の期待に沿わなかったようだ。彼が期待してるかだなんて響花は分からないが、ただ彼の発したそっかと言う言葉に少しだけ申し訳なさを感じてしまった。暑くない?と目の前の男に聞かれたが、暑さを感じにくい響花はそこまで暑いと感じていなかった。

「そうよ。……暑い?今日、そこまで暑いかしら……。アタシ、暑さに強いから良く分からないわ」

 今こうして話している時も彼女は汗を殆どかかず、涼しい顔をしていた。まるでそこだけ夏では無いかのように。
 響花の質問に目の前の男はすぐに答えてくれた。良く分からない、そう同じことを言った。長い袖で見えない手を添え、えへへと笑う彼の仕草がどれも可愛らしく、そこらの女子より可愛いのではないか?なんて思ってしまった。

「大丈夫よ、答えてくれただけでも嬉しい。そうね、とりあえず安心した。あなたと会えてなかったら、アタシパニックになってたかもしれないし」

 目を細め、口元に弧を描く。ふと、一瞬だけ視線を落とすと、腕が少し赤くなっていることに気付いた。先程まで日の当たる場所に居て、太陽光を沢山浴びていたのが原因だろう。この件が落ち着いて、一旦家に帰ったらお肌のケアを入念にしなければいけない。心に冷静さが戻ったせいか、そんなことを考えられるくらいには心に余裕が生まれていた。少しだけだが。

 そういえば彼の名前は何だろう。お互い自己紹介もせず話していたことに気付き、自分の名前を伝えようと口を開きかけたその時、聞き覚えのない声がした。そちらの方に目をやると、そこには汗を流した男が一人。背は響花より少し低めで、焦げ茶色の短髪をしていた。……この中で、アタシが一番背が高いのね。少し、本当に少しだけその事実にもやっとしたが、すぐにその気持ちは捨てた。こんなこと思っても意味が無い。
 現れた男に、先程話していた中性的な男は親しげに話しかけた。どうやら二人は知り合いのようだ。彼が掛けた言葉から、この夏乃と言う男も同じ状況下に居ることが分かった。彼から今後の行動について尋ねられた。会ってから間も無いとはいえ、一緒に行動する方が何か情報が得られるのではないか。二人に一緒に行動することを拒まれたら、一人で行動したらいい。きっと、誰かと会えるだろう。多分。

「そうねぇ……何処かで一休みでもする?近くに喫茶店やファミレスくらいはあるだろうし」

 ずっと立ちっぱなしだったせいで、足は疲れている。それに、この太陽のせいで汗はかいていないものの、疲れてはいた。無難な提案をしてみたが、二人はどうだろうか。どうするかは二人に任せるとしよう。

「あぁ、自己紹介がまだだったわね。アタシは元響花。あなた達は?」

 タイミングを見失い、今まで出来てなかった自己紹介を漸くする。名前だけしか伝えなかったが、それは名前以外の情報を自ら伝える必要性が無いと思ったからだ。聞かれたら答えるが、わざわざ自分から言う必要もないだろう。微笑みを浮かべて、二人の名前を尋ねた。

>>東雲深月様、春咲夏乃様、周辺ALL様

3日前 No.70

@purple3ru ★iPhone=5uXDFiflht

【 狐ヶ崎七星 / 渋谷某所・スターバックス店内 】

おや。どうやら3人は、普段自分がつるんでいるクラスメイトよりも頭が良いらしい。自分が気を遣ったことがバレたようだ。まあ、やや大袈裟に強引にやったから、わかりやすいっちゃわかりやすかったし、気付かれたなら気付かれたで、自分は『気遣ったつもりはない』フリを続けるだけだ。

「いえいえ、内臓が詰まっていようがいまいが、何故だか重さは感じていないようなのでご安心を! 以前、こっそり重い荷物を手に持って飛んだところ、何故だか重みを感じずいくらでも持てたことがありましたので、きっと人間も何人でも運べますわ。欹と粲が歌ってくれたらもっと楽かもしれませんね! ですから、1人だけお空なんてそんな寂しいことは言わないでくださいな、千羽。仲良く空中散歩でもしましょうよ〜。もしも私の身体を労ってのことならば、本当に問題ありませんのよ。寧ろ飛んだ方が歩くより楽かもしれませんわね。――理想としては、気球の籠にアンタらが乗って、私がそれを持ち運んで飛びたいのですけれど、そう上手くは行きませんし……。諦めてみんなで仲良く手でも繋ぎますか? あ、それでは人探しなんてできませんわね……うーん……」

ベラベラと喋りながら、椅子をしまい、ゆさゆさと身体を揺らしながら、ゆっくりと出口の方へ歩き出す。
本当に悩みどころだ。どうやって3人を担ごう。双子ちゃんは手を繋いだまま片手ずつで自分に捕まることができるのだろうか? 少し不安だけれど、片手を欹か粲と繋ぎ、片手を千羽と繋ぐのが無難だろうか……うーん。地雷だろうから言わないけど、飛ぶときだけ手離してくれないかな。

「私は断っ然お菓子ですわ! 中学2年生の七星ちゃんは、まだまだ育ち盛りなのですわ〜。もっと大きくなってみせますわ!」

千羽に聞かれ、食い意地がはっているので、当然のようにお菓子を選んだ。くるっと振り向きどこか自慢気な表情で、腰に手を当ててそう答える。身体の勢いに沿って揺れる。ちなみにさっきからどこが揺れているのかは、それとどこがもっと大きくなるつもりなのかは、ご想像にお任せする。

>>桜月姉妹さま、結木千羽さま、allさま

2日前 No.71

ますたぁ @usagishi59 ★iPhone=oVdQpL6VUk

【倉本 愛守/渋谷スクランブル交差点】

暑い中、普段運動もしない体を無理に走らせたせいかだいぶ息が上がってしまった。
謝りたいのに、上がってしまった息のせいで、うまく言葉が出てこない。否、そうじゃない、今でも怖い。先ほどの嘘を嘘だったと打ち明けるのが怖くて、喉の奥から出てきそうな声が震えてうまく言葉にならない。

なら…

私は右手を肩の上まで上げて手のひらを空へ向けた。すると手の上に小さな異空間の穴が空き、そこからリンゴか一個、ポトンと落ちてきた。異空間の穴はすぐに閉じられた。

「はあはぁ……私も能力者なのよ……。認めたくないけど……。
私、人を傷つけやすい性格なの、自分でも直そうとしてるけど、自分でもコントロールが効かずにいつの間にか誰かを傷つける。だから、誰も傷つけないように、誰にも関わらず……まともな人間になるまで、誰にも関わらないように生きてきた。」

取り出したリンゴを見つめる。この炎天下の中に出されたリンゴはすでに熱を帯びていた。
ああさっきから言っている私の言葉は言い訳でしかない。そういう性格だから諦めてくれ、と言っているようなものだ。それでも

「……ごめん……」

俯いたまま小さな声で謝った。
今はこれが精一杯。
この『ごめん』という一言に全てを込めた。

≫姫路 真砂

2日前 No.72

三条飛燕。 @hirundo058 ★Android=n3pwQ9Lvv9

【渋谷駅前】

手を繋いでいるわけではないがほぼ同じタイミングで飛燕は真の横を歩いている。渋谷駅から出発してから数分経つが書店は見えてこない。が、まるでデートだと飛燕が言っていたようにどこか嬉しそうだ。

「よろしくな、真。」

ちなみに飛燕はというと、特に買いたいと思うような本はなく、どんな本を買おうかを考えていない。なぜなら飛燕は表紙を見て面白そうだなと直感で思った本をあれこれ買って読んでいるのだ、むしろそういう本しか読まない。好き嫌いなし。女性に人気な恋愛小説、雑誌や同人誌、子供が読めない官能小説でさえ興味があれば読んでしまっている。つまり好奇心で本を選んでいるため普通の人よりも範囲が広すぎる。

≫真

2日前 No.73

スマイル @smile390 ★iPhone=ZK8EzVXl7f

【気絆巳雷/渋谷内のショッピングモール前】

「どう、なってるんだよ……」

 誰もいない渋谷の街を見て巳雷は呆然と立ち竦んだ。

__刻は数十分前に遡る。

 巳雷は1歳違いの妹と共に渋谷のショッピングモールを訪れていた。目的は妹の買い物。詳しく話すと、ライブに着ていくための新しい服が欲しいらしい。ライブというのは妹が好きな高校生ハードロックバンド「しいたけが食べられない」、略して「しい食べ」というグループのライブのことで巳雷も何度か付き添いで見に行ったことがあった。妹はドラム役の男性が推しらしく、そのドラマーがとにかく可愛いのだと言う。男が可愛いって……巳雷にはよく分からない。っと、話を戻そう。今朝、妹に服選びの手伝い兼荷物持ちを頼まれたときは正直この暑さの中外出するのは躊躇われたが、可愛い妹の頼みだ。仕方ない。因みに友達とは行かないのかと聞いてみたところ、「お兄ちゃんとがいいの!」ということだった。全くそう言えばついてきてくれると思っているのか……ついてくけど。と、色々あってショッピングモールにやってきたのだ。
 しかし、ショッピングモールに着いたはいいが、なかなか目的を果たせない。妹がしい食べのイメージに合った服がいいと言うからかっこいい感じの服から椎茸のイラストが描かれた服まで色々持ってきてあげたが、どれも「もっとかっこかわいいの!」とか「かわいすぎる!」とか低評価だった。なんだよかっこかわいいって……。挙句の果てには「見てこれ可愛くない!?」と目的の物とは違う物を見始め、巳雷は振り回されてばかりだった。

 そして、その時は突然やってきた。巳雷が少し目を離したうちに妹がいなくなってしまったのだ。初めこそ、今度はどこに行ったんだと軽い気持ちで店内に視線を巡らせていたが、どこを見ても妹の姿は見当たらない。それどころか何かおかしい。なんだ、何がおかしいんだと考えてハッと気がつく。

 人がいない。

 つい先程までは巳雷と妹の他にもたしかにたくさんのお客や店員がいたはずだ。急いで店先の廊下や隣の店に視線を移す。が、どこを見ても人らしき姿は見当たらない。それどころかショッピングモール全体がまるで誰もいなくなってしまったかのように人の気配がしなかった。聞こえるものと言えば店先で流れる広告動画やBGMくらい。
 巳雷は店を飛び出してショッピングモール中を走り回った。妹の名前も叫びまくった。しかし、返ってくるのは自分の声の僅かな反響のみ。巳雷はゾッとした。これは夢なのではないか、何かのドッキリを仕掛けられているのではないか。現実を受け止めきれず、そんな思考が頭をよぎる。しかし意識ははっきりしている自信があるし、さっきまで妹と会話していたのも夢だったとは思えない。しかしどうしてもこれが現実だとも思えなかった。
 巳雷は混乱する頭で必死に思考を巡らせ、とりあえず外に出れば何かわかるかもしれない、あわよくば人に出会えるかもしれない。そう思い、ショッピングモールの出入口に向かった。

__そして、現在に至る。

外に出てみたところ、巳雷の僅かな期待は盛大に裏切られた。ショッピングモール内だけならまだしも街道にも人が一人もいない。こんなことがあるのだろうか。いや、今まさに目の前で起こっているのだが、信じられなかった。

「はぁー……」

 巳雷は右手で頭を抑え、一人息をついた。慌ててはだめだ。非常事態が起きた際は冷静にどう行動すべきか考えなくては。まずは状況を整理しよう。

 俺は光莉と渋谷のショッピングモールに来たんだ。さすが休日というか、ショッピングモール内は賑わってて光莉もいつもよりテンションが上がってたっけ。目当ての店に入ったはいいけど、どの服を持っていっても光莉は納得してくれなくて、挙句には服じゃなくてアクセサリーとか見出して……。呆れて俺は適当に相槌ながら外を眺めてたんだよね。で、光莉に目線を戻したら……光莉がいなかったんだ。それどころか店内にいた人たちも一人残らずいなくなってた。俺以外、一人も。

 巳雷は改めて渋谷の街に目をやる。やっぱり誰もいない。一応状況は理解できたが、どう対処すべきか……。そもそも原因が分からない。不審者を見かけた際や災害に遭った際などの動き方は学校の先生や両親にたっぷりと教わってきたが、人が誰もいなくなってしまったときの対処法なんて誰が教えるだろうか。

「……少し歩いてみよう」

まだ本当に誰もいなくなってしまったと決まったわけではない。そう思いたかった。もしかしたら巳雷のように取り残された人がいるかもしれないじゃないか。もう少しだけ、その可能性に賭けさせてほしい。考えたくはないが、それでももし、もし本当に誰もいなくなってしまっていたら……。……やっぱりやめておこう。今はまず人を探すんだ。その後のことはその時考えよう。

>>周辺ALL様


【遅ればせながら本編開始おめでとうございます!とりあえず巳雷は渋谷のどこかにあるショッピングモール前に置いてみました!どなたか絡んで下さると嬉しいです!改めて巳雷共々よろしくお願いします!(追記:家出設定は無しにしたいなと思ったので後日新しいプロフの方を提出致します)】

2日前 No.74

彼方 @oracion999☆xtH1zHfFiBA ★Android=QY7V02uj82

【東雲深月/渋谷109】

「安心した、か。嬉しいな、そう言ってくれてありがとう。にしても暑さに強い……すごいなぁ羨ましいや。僕もそこまで弱い訳では無いんだけど流石にこんな格好だからね」

安心したと言われ、嬉しそうに顔を綻ばせる。なるほど心が温まる、ほっこりする、というのはこういう事か。
暑くない、という彼女の発言に驚きながら自分の姿を眺めるように手を広げて右から左へ視線を流す。ストラップ付きオフショルダー、紺色のキュロット、くるぶしソックス、黒のハイカットスニーカー……までは夏のような格好ではあるがその上にはコバルトブルーの大きなパーカー、しかもMでも手が見えないほど大きいもにLサイズを着ている。袖はもはや手など見えず、裾も長いせいか後ろから見るとパーカーワンピースを着ているようにしか見えない。全て夏物とはいえ上半身は長袖だ、紫外線も合わさって暑くない訳はない。

「あっごめんね、女の子に先に名乗らせちゃって。僕は東雲深月、声と服でたまに間違えられるけど男だよ。よろしくね響花ちゃん。……じゃあ、どっかで一休みしよっか。夏乃は爆走したし響花ちゃんは立ちっぱなしで疲れてるだろうから、ね 」

女性に先に名乗らせちゃったなぁ、なんて思いながら自分の名前と一応ではあるが性別を伝える。
夏乃だけではなく自分もここまで走ってきたから熱が篭もっていて、少しでも涼しい所で体を冷やしておきたいと思っていたところだ。ついでに何か胃に入れておきたい。

>>春咲夏乃 様、元響花 様、周辺all様

2日前 No.75

友禅 @yuuzenn☆fXqsD0VZIxk ★YRuDhSwQ0p_Qi5

【 桜月欹&桜月粲 / 渋谷某所・スターバックス店内 】

 千羽もそれを望んでいるみたいだし、三対一の多数決でこれが七星が一人で空を飛ぶことで決定かなと思っていた。思っていただけだ。実際には彼女が反対したのでそうはならない。
 自分たちも人懐っこい部類なので、一人で空を飛ぶのが寂しいのはなんとなく分かる。でも、冷静に考えていくら飛べる能力者にくっついていたって自身がそういう能力を持っている訳じゃないのに落ちたら死ぬような高さまで上がるのは怖いのだ。お尻がひゅとしてロクに下界を捜索できる気だってしない。あと粲はスカートなので、下から見上げられたらパンツ丸出しみたいな痴女状態で移動するのは普通に恥ずかしいにも程がある。以上の理由からやっぱりお空の探検隊に参加は避けたい。
 が、先程空気を読んで場をさりげなく仲裁しようとしてくれた七星の希望なのだ。できるだけ叶えてやりたい、と思わないと言えば嘘になる。だから折衷案を考えた。

「「それならショッピングモールなのです! ショッピングモールの家具の売り場でベッドをお借りして、それを七星お姉様に持ち上げて飛んで貰って、その上に私達と千羽お姉様が乗ればそんなに怖くないのです! ただ七星お姉様にしがみついているだけで飛ぶのは怖くてきっと上手にお歌も口ずさめやしませんが、ベッドくらい安定した足場があればイける気がするのです……!」」

 はいはいはーいと二人して手を上げ、ショッピングモールまでベッドを借りに行こうとおねだりする。実際、悪い案ではないと思うのだ。だってショッピングモールなら大きい所は中にゲームセンターも在るから千羽のストレス解消が可能。何よりベッドに座ってお空を飛べば、パンツ見せびらかしウーマンにはならずに済む。これが一番大事だ。双子が揃って汚名を被るのは許せても、片割れだけ服装が理由で変態の謗りを受けかねない状況はなんとしても防ぎたい。
 それにベッドの上で三人が違う方向を向いてキョロキョロしていれば、さすがに人影を見逃してスルーしてしまうなんてことも無い筈。別にベッドでなくソファーやベンチでも良いのだが、ベッドのほうが三人でくつろげるだけの余裕が頂けそうなので最終的にベッドと口にした。もっと贅沢を言えばシングルサイズのベッドよりダブルサイズのベッドが良い。転落防止の柵とか付いていたら恐怖心が削がれてもっともっと最高だ。

「「お菓子とぬいぐるみなら、ぬいぐるみが好きなのです! ふわふわのぬいぐるみをベッドに敷きつめて、たくさんの『カワイイ』に囲まれながら眠るのがとっても大好きなお昼寝の仕方なのです!」」

 七星が千羽の質問に胸を揺らして応える傍ら、双子は相変わらず手を繋いできゃっきゃとはしゃぎつつぬいぐるみ派であることを明言。だが正直なところお菓子も好きだ。どっちが貰えてもべらぼうに嬉しい。仮にお菓子とぬいぐるみを両方くれるおじさんとかが目の前に現れたら、怪しい奴だとは思いつつ嬉しさのあまり両サイドからほっぺにチューとかしててあげちゃうかもしれない。

>結木千羽様&狐ヶ崎七星様&ALL様

2日前 No.76

莉衣菜 @jpgewpg50☆nx/sj25GYcOK ★iPhone=4nSrDv0CSz

【春咲夏乃/渋谷109前】


「一応俺も名乗るけど、春咲夏乃ね」

密かに深月が男であったということに驚いたものの、それでも夏乃の態度は変わらない。初めて会った時は状況が状況だったため、そもそも性別を気にしていられなかった。それでも薄々勘づいていたのもあるのか、彼はあまり狼狽せず簡単に名を明かして二人の案に頷いた。
今まで人が消えたり走ったりなど色々慌ただしいことが続いたおかげで、自分だけではなく響花や深月も心身ともに疲労しているだろう。

しかし休むというのに賛成したは良いが具体的な場所は決まっていない。

「確かにちょっと休みたいなぁ。何処にする?俺は涼しくて座れる所なら何処でも良いけど」

再度判断を二人に任せた夏乃は、焦点を目の前の彼らから辺り周辺へと絞る。初めから世界には自分たちしかいなかったかのように変わらず佇むビルや、空の店内に未だ見慣れないせいだった。

ある日突如として大勢の人間がいなくなるなど、これでは無神論者でも神を信じざるを得なくなってくるではないか。これまではあまりにも突拍子のない事態が続いたおかげで深く考える時間もなく、原因を探ろうという思いが脳内を占めていた。

だが冷静に、本当の意味で現実を直視すれば現状の意味不明さが当初よりも浮き彫り出て気が狂いそうになる。
そんなファンタジー漫画ではあるまいし、というある種の虚勢を張っていた夏乃にとって、落ち着ける環境になるにつれて摩訶不思議なソレは形を成してくるわけだ。

一旦落ち着こう、と夏乃は惑乱しそうになる自分を宥めた。神だなんだという可能性は極限まで有り得ないことと仮定すれば、こんな現実を作り出したのは____。思わず他人を疑うが、犯人の目的も何も分からない今、無駄な警戒は身を滅ぼすだろう。

此処で特殊能力を持つだけの自分が出来ることはない。成り行きに任せながら情報を掴んでいくしかないのである。

夏乃は久し振りに厄介すぎる面倒事に巻き込まれて、思わず溜め息をつきそうになった。


>>東雲深月様、元響花様、周辺All様

2日前 No.77

つゆり。 @abyss017☆iervV4WoQZd4 ★iPhone=AerG0CLgrE

【 元響花 / 渋谷109前 】

 女の子に先に名乗らせて悪いと謝る彼に、「大丈夫よ。アタシは気にしてないから」と伝える。東雲深月と名乗った彼が、男だったようで予想が合っていて良かったと安心する。初めて彼を見た時、女だと思ってしまったことは口に出さないでおこう。
 もう一人の男に目をやる。彼も自身の名前を名乗った。春咲夏乃に、東雲深月。二人を見て、顔と名前を頭に記憶させる。記憶力は良い方なので、これで忘れたり間違えたりすることはないだろう。

「深月に夏乃ね。こちらこそよろしく」

 呼び捨てで呼んでしまったが、もし二人が年上だったらどうしよう。そう名前を呼んだ後に思った。年齢はぱっと見近いように見えるが、同い年や年下だとは断定できない。もし年上だったら、謝って呼び方を改めよう。年上を呼び捨てにすることは、響花が嫌だった。
 一休みする、という提案に二人は賛成の意思を見せた。響花はそうでもないが、二人は暑さに強いわけでもない様なので汗をかいていた。うん、涼しい場所が良いわよね。この周辺で涼しくて座れる場所――と、頭の中を巡らせてみるが、該当する場所が多すぎる。歩いて数分もかからない所には某31のアイスクリーム屋があるし、様々なファストフード店やファミレスもある。どこが良いだろうか、そう考えていると、二人には聞こえないくらい小さくお腹が鳴った。起きてから飲み物しか口にしていないのだ、お腹も減るのが当然だ。しかし、どれだけ小さいとは言え、異性の前でお腹が鳴るのは恥ずかしい。心の中で本日何度目か分からない溜息を吐いた。

「それならファミレスはどうかしら?歩いてすぐだし、足に負担は無いと思うわ」

 確か歩いで一、二分だったはず。それなら爆走してきたらしい夏乃の足にも、これ以上負担が掛からないだろう。あのファミレスなら、ドリンクバーがあるし、喉を潤せるだろう。人が居るかは分からないし、小腹が満たせるかも分からないが、飲み物さえ飲んでおけばある程度は大丈夫だ。最悪どうしても空腹になったら、コンビニで何か買おう。そう考えつつ、響花は二人の答えを待った。

>>東雲深月様、春咲夏乃様、周辺ALL様

2日前 No.78

彼方 @oracion999☆xtH1zHfFiBA ★Android=QY7V02uj82

【東雲深月/渋谷109】

 自己紹介を終え、もう一度彼女を見る。正真正銘の女の子、両親が望んだ性別の子。自分が彼女なら、と叶わぬ事を頭の隅で考えてしまう。男として産まれてきてしまったのだから仕方がない。女子ほど服装に幅がないのと偏見は辛いが、とりあえず今できる精一杯の事をして、この状況の把握が第1優先だ。それからの事はその後考えたって遅くないはず。

「ファミレスか、いいんじゃないかな。出す直前だった定食とかセットとか、作りかけのパスタとかハンバーグとかありそうだし。無かったら無かったで近くのスーパーやらコンビニに行けばほぼ確実にあるだろうからね」

 立ち続けで痛くなってきた足首を回しながら答える。最悪食べかけしかなくても、材料さえあれば簡単なものなら作れる。問題はどうやってお金を払うかという点だが、これはとりあえず適当にレジにお金を突っ込んどけばいいや、と荒い方法を思いついたので解決したと思いたい。そういえばこの人がごっそり居なくなった空間でも防犯カメラは動くのだろうか。動くなら1度人が消えた瞬間を見てみたいものだ。 と考えている内容がところどころ口に出て2人に聞こえてしまっている事を深月は気付いていないようだった。聞かれても問題ないような内容だから、というのもあるが。

「んー、夏乃君はどうする?ファミレス以外に行きたいところってあるかな?……っクシュン」

 ちらりと空を見上げた時に丁度太陽が見えたのが理由か、小さくクシュンと2度くしゃみをする。それだけでは止まらなかったようでもう1度今度は少し大きめなくしゃみが出た。きっと聞こえてるんだろうなぁと思うと顔が茹でダコ未満ではあるものの赤く染っていくのが分かった。

>>春咲夏乃 様、元響花 様、周辺all様

1日前 No.79

莉衣菜 @jpgewpg50☆nx/sj25GYcOK ★iPhone=4nSrDv0CSz

【春咲夏乃/渋谷109前】



隣から聞こえた三度のくしゃみに流石に心配になる。夏乃は羞恥だろうか、顔を赤くする深月に僅かばかりの配慮として敢えて気付かないふりをした。
そしてファミレスはどうかという二人の意見にはなから異論はなく、「俺もファミレスで良いよ。せっかく響花ちゃんが考えてくれたんだしね」と返す。それは本音でもあるし、態々今の疲労を考えて出してくれた提案を無碍にすることはできなかった。
店内で新たな発見があることを願うばかりだが、何も物的証拠だけが欲しいわけではないのだ。彼らはこの環境については無論だが各々の素性を知らなさすぎる。

足を休ませながらであれば自ずと話し合いに発展するであろうから、まずはそこからだった。初めは他人への遠慮やら何やらで個人的な話は深く掘れなさそうでも、行動を共にすれば嫌でも打ち解けてくる____はずである。

取り敢えず今は近くにあるというファミレスに行くしかない。夏乃は肌に汗が纏わりつく不快感に耐えながら、「それじゃ、早速そこに行ってみる?」と首を傾げた。

「此処にずっといたらバテそうだしさ」

そうは言っても、響花の方は暑さも何も感じていなさそうだ。名前に夏が入ろうと暑さには人並みに弱い夏乃にとって、羨ましい体質だ。
店内で小腹を満たしておこうと呑気に考える一方で、終わりが見えない現状に一抹の不安を覚えた。

>>東雲深月様、元響花様、周辺All様

1日前 No.80

乙坂真 @railguns03 ★iPhone=gXeY8DTIMi

【渋谷駅前】
よろしくな!そう言われるとそれでもかというくらいに大きく頷きながらに
「うん。そっちこそよろしく!あ、そういえば、飛燕て、基本的にはどんなの読むの?」
正確にはどんな本読むの?だが、略してもあまり意味は変わらないだろうなと思ってこう言えば、自身の場合は、人間関係の築き方の本をよく読むが、時には恋愛小説もと、時としてライトノベル系のやつもよんだりはするし、色んな本を読んだりはするが、飛燕好みの本とはなんだろかと思って
→飛燕

1日前 No.81

朱華 @loading☆otJOY5C0qs2 ★Android=MZepO17WUn

【結木千羽/渋谷スタバ店内→外】

七星ちゃんは一人で飛ぶのは嫌だという。そんなもんなのかな。千羽にとっては一人は気軽で良いものだが、人の感性に口出しはしないでおこう。それに、ここまで人がいないとまた感覚も違ってくるし。
ただやはり、彼女が三人と同時に手を繋ぐのは物理的に無理があるわけで。どういう体勢までなら飛べるのかとかよく分からないが、七星ちゃん自身そこは迷っているようだから、手繋ぎで飛ぶのは不安があるのだろう。どうすべきだろうか、私が双子を担いで七星ちゃんと手をつなぐとか?等と思案していると、双子ちゃんがベッドでの移動を提案した。家具売り場があったかは忘れたが、ショッピングモールなら割と近くにある。

「その方がいいかも。一番近くのショッピングモールなら、そんなに遠くないし。人少ないから十分くらいで着くんじゃない?」

少ないどころではなく全くいないんだった。と言ってから気付く。まあいいや。どっちにしろ、いつもより早く着くだろう。あそこならゲーセンもあるし。
千羽の質問に対しては、七星ちゃんはお菓子と答えた。まだ成長するんだ、羨ましい。長らくサイズの変わらない自分の胸元と彼女の豊かなそれを見比べて、一瞬で目を背けた。自分は自分、七星ちゃんは七星ちゃん。気にしてもしょうがない。
一方双子ちゃんはぬいぐるみ派か。うん、たっぷりのぬいぐるみに囲まれる姿が想像できる。

「OK。じゃ、ショッピングモールついたらゲーセンで好きなの取ってあげるよ。」

そう言いながらスタバの外に出る。やっぱり暑いが、体が大分冷えたので幾分楽だ。
さて、ショッピングモールは確かこっち。人のいない渋谷を、目的地へ向かって歩き出す。

>>桜月姉妹様、狐ヶ崎七星様

1日前 No.82

@purple3ru ★iPhone=5uXDFiflht

【 狐ヶ崎七星 / 渋谷某所・スターバックス店内 → ショッピングモール前 】

我ながら少々空気読めないフリをしすぎたかなと思ったが、自分は空気をかき乱すように調和するのが好きだから、このぐらいはなんてことないだろう。いい子ばっかりだからこうして良い案を出してくれたことだし。
それにしても、なるほど。予定通りみんなでショッピングモールに己の足で行って、何か乗るものをゲットしてから飛ぶ。それなら完璧だ。ベッドなら最終的にこのまま夜を迎えてしまった際に眠る場所を確保できるし……。

「おー。欹と粲、ナイスアイディアですわー! そうですわよね、アンタらは空なんて飛んだことないから怖いですわよね……考えてもみませんでしたわ。国語が得意で筆者の考えもすぐわかってしまう七星ちゃんだというのに、アンタらの気分を察せませんでした。申し訳ないですわ。――それでは、とりあえずショッピングモールへ歩きながら人を探し、ショッピングモールでも人を探しながらゲームセンターへ行き、そこでお菓子とぬいぐるみをゲットし、探し終わったらベッドを盗……――拝借して、そこからは空を飛んで人探し。これでよろしいですわね? では、千羽がとってくれる物を楽しみにレッツゴーですわー!」

冗談をもはや常套句かのようにまじえながら、これからすることをまとめ、確認するも相手からの応えをもらう前にスターバックスを出る。クーラーが効いていた店内と対照的に、ムワッと蒸し暑い空気が押し寄せてきてUターンしそうになったけれど、なんとか耐えて千羽に続いて歩き出す。有難いのは、人がいないから人混みで温度が上がらないということだけれど、これではあまりにも寂しすぎる。早く戻ってこないかなぁ。

***

炎天直下道の上を十分ほど歩いたぐらいで、そのショッピングモールは見えてきた。暑い。とにかく暑い。溶けてしまいそうだ。汗でベトベトして気持ち悪い。シャワーが浴びたい。アイス食べたい。うん、ゲームセンターの前にアイスを貰おう。そんな風に暑さでやられ始めた脳で考えていると、ショッピングモールの前には先客がいた。

「……あら、どうやら条件は『能力持ちの美少女』ではなかったようですわね――ごきげんよう。私は、狐ヶ崎七星と言いますの。中学2年生ですわ。空を飛べます。アンタは?」

先客は、青年だった。これで条件は『能力持ちの美少女』から『能力持ちの少年少女』へチェンジだ。七星より20cmは背が高いんじゃなかろうか。体型は男性にしては細め。お顔はどっちかというと女顔でつり目。髪は白を中心に染めてあって左側だけ赤メッシュ。髪を染める機械や染めた人を見ることがない中学生としては「ふ、不良……?」と一瞬考えてしまった。
暑いからさっさとモール内へ入りたいので、あだ名に関する冗談はカットし、代わりに能力を明かす。初対面でそんなこと言うなんて頭おかしいと思われるかもしれないけれど、彼もきっと能力持ち出しそうじゃなくても「これから此処で色々ゲットしたあと空を飛んで人探しするんですがついてきますか?」と持ちかけるだけなので特に不備はないだろう。きっと。

「私達はいま人探しをしながら此処へきて此処で人探しをしながら色々としようと思っているのですが、アンタは元々このショッピングモールへいらっしゃいましたの? それならばお尋ねしたいのですが、人はいましたか?」

いないから外に出てきたんだろうなぁと思いつつ、ゆるい笑みを浮かべてお尋ねした。

>>桜月姉妹さま、結木千羽さま、気絆巳雷さま、allさま

【勝手にショッピングモールまで移動し勝手に巳雷くんに話しかけました!色々すみません!!】

23時間前 No.83

友禅 @yuuzenn☆fXqsD0VZIxk ★YRuDhSwQ0p_Qi5

【 桜月欹&桜月粲 / 渋谷某所・スターバックス店内→ショッピングモール前 】

 ショッピングモールまでベッドをレンタルしに行く案が無事に採用されて一安心。
 一向は早速スターバックスを出て、炎天下の中を暑さに耐えつつショッピングモールへ歩いた。
 お金は自分たちの食べた分だけレジに置いて来たが、端数まで正確に計算したわけではないのでギリギリで足りていないかギリギリで足りているかのどちらかだと思う。足りていたら良いな。気分の問題として無銭飲食を避けたかっただけなので、もう支払ったという事実がある時点で目的は達成された感があるけれど。

 お日様の照りつけを我慢してショッピングモールを目指すチーム『能力者の美少女(仮)』。
 スタバから冷たい飲み物でも持って来るんだったなと後悔しつつ、やっと目的地に辿り着いたメンバーを迎えたのは新たな人影であった。
 女顔だが女ではない。いや、じっくり見ずにぱっと見ただけであれば高身長な女性に見える部類なのだが、よくよく見れば体つきは細身なだけでちゃんと良質な筋肉に覆われた男のそれである。ボディラインを上手く隠せる洋服を着て軽く化粧でもすればハイレベルな女装家になれそうだ。髪にメッシュを入れている辺り、仮に女装に拒否感が無いとしてもいざするとなった場合に目指す方向性はV系バンドの女形かもしれないが。あと髪色で遊んでいる割に服装はさほど派手でない。

 そんなニュー登場人物に対し、まず先手を打って話しかけたのは空飛ぶ少女七星。現在進行形で空を飛んではいなくても、空を飛べるのは本当なので空飛ぶ少女で良いのである。インパクト抜群の自己紹介をした彼女に続き、この流れなら自分たちも乗っておくべきかと双子は青年の前に躍り出た。そして無邪気とお茶目を混在させたような愛くるしい笑みで喋り始める。

「「私達は欹と粲、中学一年生なのです。お空は飛べませんが歌でバフれますしデバフれます。さあさお次は千羽お姉様のターンなのです!」」

 手を繋いだままくるりとワルツの振りつけのようにターンして、自己紹介の流れをこっちサイドではラストの千羽に繋ぐ。千羽お姉様、と呼んでしまっているから下の名前はもう紹介してしまったようなものだが、こういうのは本人の口から名乗るのが本番だ。もしかすると先に青年のほうの自己紹介が挟まれるかもしれないが、まあその時はその時。三番目も四番目も大して変わりやしない。全員の名前が分かればそれで良しだ。
 ……それにしても暑い。めちゃくちゃ暑い。こんな屋根も冷房も無いショッピングモールの手前で話に興じず、「それはそうとして先に中へ入るのです!」とでも言い張って快適な空間を確保するべきだったか。

>結木千羽様&狐ヶ崎七星様&ALL様

20時間前 No.84

三条飛燕。 @hirundo058 ★Android=n3pwQ9Lvv9

【渋谷駅前】

真から藪から棒に「基本的にどんな本を読むの?」と聞かれれば、真に向けていた視線を空に向けて見て、どこか考えるような表情を浮かべてみれば視線を戻す。

「どんなの…か、オレは興味のある本しか読まないからそんなこと考えたこともねえな。しかも、オレの場合は読みたい本ってのは日によって大きく異なる。前までは興味がなくて読みたくなかった本が今日は興味を持ち始めて読みたくなるなんてこともザラにあるしな。」

そして、口を開いて見せればそう答える飛燕。

「“基本的に”なんてのは無い。今日は今日、明日は明日の風が吹くようにな。ハハハ…、まあ興味があればオレは何でも読むよ、恋愛小説でも自己啓発書でもな。」

興味の有無で本を選んでいる飛燕。誰にとってと興味がなければそもそも買おうとも読もうとも思わないので当たり前ではあるが、本が好きな飛燕でもそこだけは譲れないようだ。

「…真はどんな本を読むんだ?」

同じ書店に行く者同士なので真はどんな本を読むのか少し気になっているのかこちらからも聞いてみる。

≫真

13時間前 No.85

乙坂真 @railguns03 ★iPhone=gXeY8DTIMi

【渋谷駅前】
興味ある本しか読まない。と飛燕から返ってくると、自身は自身で興味が湧きそうな本をパラパラと読んでそれが面白そうなものであれば買うし、そうでなければ買わないからなと。思いながらに
ここ何年かの統計から、よく読む本は、恋愛小説、推理小説が、一位二位に入るくらいだなとは思っては、
「んー私も大体は飛燕と一緒だけど、統計的にいえば恋愛小説と推理小説かなあ。あと、哲学関係の本とか」
興味がわけば、それ以外の本も読みはするため、こういうと、自身は人と関わるのがそもそもが苦手故にああいう哲学本も読むよ!と、言っては
→飛燕

9時間前 No.86

朱華 @loading☆otJOY5C0qs2 ★Android=MZepO17WUn

【結木千羽/ショッピングモール前】

渋谷のくせに人混みがなくて歩きやすいし、人混みの熱は確かにないが、でもやっぱり夏は夏。あまりお外は歩かない方がいいのではなかろうか。日本暑すぎ。東京暑すぎ。温暖化ダメ絶対。これ以上暑くなるとか考えられない。
じりじり焼け付くような日差しと高い湿度にうんざりし出した頃、ようやっとショッピングモールが見えてきた。よっしゃもうすぐでまたエアコンの効いた室内に入れる。
と、そこで、ショッピングモール前に人影を発見する。声を掛けようとして、やめた。先に七星ちゃんが声を掛ける声が耳に響く。
なにこの、圧倒的既視感。何度か瞬きするが、幻影ではないようだ。
細身な男、ここまではまあ珍しくもない。でもあの、派手な髪型。太陽光を跳ね返して眩しい白い髪に、ポイントで入った赤いメッシュ。アシンメトリーにカットされた長めの前髪。反射する太陽光の眩しさに目を細めつつ顔を見れば、それはもう間違いなくて。
あれ、気絆? クラスメートじゃん。いつめんじゃん。いつも教室で見る、見慣れた青年の姿がそこにあった。

衝撃がすぎて七星ちゃんのサラッとした異能カミングアウトも気にならない。七星ちゃんに続いて双子ちゃんが自己紹介をして、次は私、らしいんだけど。

「…え、いや…気絆…?」

目を見開いて、ポカンとして彼を見つめる。とても、自己紹介なんて感じじゃない。てか、多分しなくてもいいんだけど。
ビックリしすぎてリアクションが下手くそだ。だってだって、今この東京にいる人間は“マイノリティ”のはずなのに。え、うそ、じゃあ、気絆も何か能力持ち?結構近くにいたのに、気付いたことなんかない。あ、でも私も隠してたか。暑さで溶けた頭は回転が遅い。
人間は、緊急異常事態において身近な人を見つけてもフリーズするだけらしい。こんな身近な人を見つけても、ビックリするしかできなかった。

>>桜月姉妹様、狐ヶ崎七星様、気絆巳雷様

5時間前 No.87

渡空飛燕 @hirundo058 ★Android=n3pwQ9Lvv9


【渋谷駅前→ジュンク堂渋谷店】

「へえ、中でも恋愛小説と推理小説好きなんだな、あと哲学も__順位分かりやすいな。」

案外自分と似たような人間も居たんだな、と真の存在にどこか嬉しそうに笑みを浮かべると、統計的にデータを教えてくれた真に少し驚けば褒める。飛燕は読書記録など付けておらず、次へ次へと本を読みすすめていくために当然、週間でも月間でも年間でも何冊読んだかな知る由もない。そして、そういや、最近持ってた小遣いは本代で一瞬で消えたな、とふと思い出して。

「人間関係か…不安の種だよな。…まあ、オレも人は苦手だよ。だから、哲学的な本とか読むんだろうな。そこに答えがあるのかも知れないから。」

算数の1+1=2のような完璧な解答がそうあるはずもない。完璧な答えこそ無いが、それに関連した本をたくさん読み込むことで答えに近づいていく気がする。

「……辛い事や嫌な事とかあったら頭撫でてやるよ…!」ハハハ

最後にからかい。


≫真

5時間前 No.88
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