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童話対戦

 ( オリジナルなりきり )
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@sashimi343 ★iPhone=KxuGCVineo


「 この世界は狂ってしまった 」

真っ暗な暗闇の中1人の少女がそっと呟いた。

「 自分の童話を守りたい? 」

暗闇の中、声が聞こえた。その声に対して少女は黙って頷いた。

「 なら、貴方達は戦わなければならない。自分の童話を守るために 」

少女は突然の出来事に目を丸くして驚いていたが声の方向を睨み付け

「 自分の童話を守るためならなんだってしてやる! 」

と叫んだ。

そう、貴方達は戦うしかない。自分の童話を守るために。

ーーーーーーーー

クリックありがとうございます。
興味のある方はサブ記事にお越しください

メイン、サブ共にスレ禁です。解禁になりますまで少々お待ちください

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切替: メイン記事(60) サブ記事 (50) ページ: 1 2


 
 
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ばにらあいす @kodai4370 ★iPhone=gCH9Ld9yTs

【サリエル/とある森】


「あーらら、完全に迷子ですよこれ」

口答えしても帰ってくるのは風の囁きだけ、そんな風に見えているのはこの森に潜むケダモノか、もしくはそれを狩るためにやって来た狩人ぐらいだ。
もっとも、こんな森に人も獣もいるなんてのは想像すらできない。何せ不気味だ、まるで死にたくないとのたまう患者の周りを覆う、どんよりとした黒々しい空気にも似ている。これは完全に主観だが。

にしてもさっきから変な歌が聞こえたり、一瞬桁外れな寒さを持った風が吹いたりで、一体この森はどうなってるんだか。情緒不安定だ、人間の体調だってここまでおかしくはない。


随分歩いたか、少し開けた場所に出た。すぐ横を見ると、明らかに人の手が加えられたような通路が伸びていた。偉丈夫が森の中を歩くとああいう感じに草木が折れて道が拓ける、まさにそれだ。

だがこの広間は不自然に開けている、人の力だけで作れるとは思えないような広野だ。前にそびえ立つ鋭く尖った木々を見ていると、歓迎されているような気は全く起きない。まぁこっちが勝手に呼ばれたんだし、帰りたいのは彼だって山々だろう。


そのまま見回していると、少し首を傾けた辺りで、ようやくその人物を見つけた。先ほど見たあの道、恐らくはあの人が通って来た通路に違いない、あれだけの重装備を持っているなら、というよりあれだけ立派な体格なら、簡単に自然の道を作れるハズだ。


「もしかして、あなたも迷子?」

ふいに背後から声をかけて襲われたりしないか、心配なのはその一点、それ以上に人を見つけた安心感が大きかった。


≫アイゼン様、all様

【開始おめでとうございます!】

3ヶ月前 No.11

E9-O3 @e9o3 ★iPhone=kpTHNMlOIW

【アイゼン / とある森(五本の針杉前)】


「ぬぅ?」


不意に、何処からか歌声が聞こえてくるのがわかり、ハンスは顔を上げた。
耳を澄ませてもよくは聞こえないが確かに人がいる。生き物がいる。それが分かっただけでも良かった。

「鎧の男……哀れな子羊?」

かすかに聞こえる歌声は何かを例えるような歌詞を歌っていた。
此処から察するに……、

「鎧の男が誰かを襲っているのか!?いけない、いけないぞそんな事は!」

鎧の男が自分である事とはつゆ知らず、山刀を木の幹から引っこ抜いて振り回し自分を鼓舞する。

「あの城……そうか城か!城の周りに化け物か何かがいるのだな?よし……よぉし待っていろよ!鉄のハンスが今行くぞ!」

そうして踵を返して歩き始めた時だった。
ハンスの前に人影が現れたのは。


「もしかして、あなたも迷子?」


白髪の青年だろうか。その姿を見て一瞬心の片隅に何か引っかかったような気がしたがすぐに忘れた。それよりも。

「迷子……いや、そんな筈はない!あなたも、と言うことは貴様は迷子なのだろう?」

青年の方に向き直り、一瞬その姿を見る。いかにも男であの歌声の主ではないし、あの歌の鎧の男と言うわけでもなさそうだ。

「……気を付けろ、青年ッ。此処は些か……空気が妖しい。殺意に満ち満ちているぞ……」

そう言いながら周囲を見渡し、先程見た城を見遣る。あれもよく考えれば不自然なものだ。

「助けが必要か?青年?」

彼に顔を戻してハンスは尋ねた。

>>サリエル、周辺ALL

【絡みありがとうございます】

3ヶ月前 No.12

洗濯蟻 @arinohito ★iPhone=n7Rebp7mCv

【ローズ/とある森】


かしゃ、かしゃ、かしゃ。

冷たい石の地面に足音が反響する。
何時もの如く寝ぐらの洞窟で寝ていたら、どうにも具合が悪くなってしまった。

夜風でも浴びようかと思って外に出ようとしたら、出口が塞がれていたので別の場所から出ることにした。

そうしてしばらく歩いて出た場所を彼女は知らなかった。見たことのない場所に出たのだ。

「……此処は、何処かしら?おばあちゃんの家の近く?……でもこんな場所はあったかしら?」

不思議に思い周囲を見渡す。深い森の中だった。……いや森と言うよりかは何かの廃墟の跡を森が飲み込んだような感じがする。苔むした石畳から木々が突き出ていて草木が生い茂っていた。

「すてき!」

他に見えるものは、遥か遠くに見える白い建物と、その反対側に見える山と、滝。住処の近くにこんな場所は無い。地面に生えている花も見たことが無いもので、思わずその場で屈んで摘み取ってしまった。血の様に紅くて、いい匂いがする。

「この花で花輪を作りましょう。花束を作ってベッドの横に飾ったらきっと綺麗だわ!」

周囲に疎らに生えている紅い花を追って、次々と摘みながら苔むした石畳の間を抜けて歩いて行く。

>>ALL

3ヶ月前 No.13

闇月 @warabimoti ★Android=xdCufVxL3h

【エグランティーヌ/とある森】

「……何処だろうな、此処は。」
鬱蒼と茂る木々を見上げ、エグランティーヌは誰にともなく呟く。己の城にいたはずが、気が付けば、森の中にいた。エグランティーヌは慌てることもなく、落ち着いて辺りを見渡す。
森は嫌いではない。幼い頃は森の中で妖精達に育てられた。…それだけにエグランティーヌは、自然の空気に敏感だった。動植物があるし、風もそよぐ。一見どうという事もないただの森。だが、違う。
この森には自分の他にも数人が存在する。気配を感じる。
……と。何やら女性のようではあるがよくわからない、不思議な声の歌が聞こえてきた。
「……鎧の男?」
そういえば、先程遠目に見かけた気がするがあの時は大して気にも止めなかった。
森の精なのか他の誰かなのかわからない声の主はどうやら、その鎧の男と戦えと言っているらしい。
「いさかいを薦めるとは、森の精の風上にもおけんな」
どうやら、この声の主は森の精の類いを騙る他の世界の者らしい。
何を目的としてこんな事をしたかは知らないが、わざわざ乗ってやるまでもない。
「…それにしても、やけに風が冷たいな。」
湖でもあるのか、特定の方向から冷風が吹き付けてくる。そちらに向かった方が賢明だろうとエグランティーヌは風の吹く方へ歩いていった。

「…これは驚いた。蕀の城ならば私の居城だが、氷の城とはな。」
大きな大きな氷の宮殿を見上げ、エグランティーヌは呟く。驚いた、とは言うものの、表情はあまり変わらない。
入るが得策か、入らぬが得策か。思案していると、他にも誰かがやって来るのが見えた。
「……お前、この城に入るのか?」
エグランティーヌはやって来た少女に問いかけた。

>>ロード、ALL様


【解禁おめでとうございますー!!】

3ヶ月前 No.14

籤神さん @qujimi☆HG/zYfR8HYU ★iPhone=JYcDdQ2EGT

【とある森/ブルーセ・グルッフ】


「……ぐぬぬ。やっぱり此処は可怪しいぞ!何処まで行っても森じゃあないか!」

高い木の上から辺りを見渡している白いワンピースを着た少女が一人。もう彼此数時間は森を彷徨っていていい加減飽き飽きしていた所。

「元来た場所も分からなくなってしまったし、この身体も使い難いし!全く我輩をなんだと思ってこんな辺鄙な場所に放っぽり出したんだ?」

ブツブツと呟きながら木から飛び降りる少女。普通ならば自殺行為だが、少女は生憎と普通の身では無い。
カンッ!バキッ!ドサッ!っと枝を足場にして地面に降り立つ少女の脚は、蹄を持つ獣の脚だった。

「もし我輩をこんな目に遭わせた奴に会ったら、骨を砕いて谷に突き落としてやるからな……!」

側頭部から生え伸びた黒いツノを撫でながら取り敢えずの方向に歩き始める。

>>all

【始まってることに気づかなかった()】

3ヶ月前 No.15

@sashimi343 ★iPhone=Lp0BRLVwbR

【 ロード・ワンダーランド / とある森の氷の城付近 】


暗い森のなかを草木をかき分け氷の城が見えた方へと進んでいくとどんどん空気が冷たくなっていき肌寒さを感じる。

「 勢いで来て見たはいいものの寒いわね… 」

手で口元を多いはぁ、と息を吐き手を温める。しばらく歩いていると氷の城が見えた。

「 まぁ…なんて素敵なの… 」

氷の城を見上げるとぽつりと呟いた。目を輝かせ、まるで宝物を見つけた時みたいにじぃーっと見つめていた。
すると「お前この城に入るのか?」と聞かれ声の下方向に顔を向ける。氷の城に夢中で人がいた事に気がつかなかったのだ。

「 えっと…。素敵だなって思って来て見ただけなの。私、森で迷子になってしまったどうしたらいいかわからなくて困ってたのそこでカレンって子に会ったんだけど…あれ? 」

自分の行動を振り返り、話をしていると自分が1人で飛び出して来てしまったことがわかる。

「 ありゃ…どうしよう。んーっ。あ!そうだはじめまして私はロード・ワンダーランド、よかったら貴方のお名前を聞かせてもらえる?貴方はこのお城に入るの? 」

辺りをきょろきょろとと見渡し今更遅いと諦め自己紹介を始めた。


>>エグランティーヌ、周辺all

3ヶ月前 No.16

ばにらあいす @kodai4370 ★iPhone=mjyyt3JNgl

【サリエル/とある森】

話しかけると意外と天然そうな人だった、少なくとも見境なく襲ってくるような獣ではない。何かがおかしいというこの異変に気付いているのを見るに、やはり普通の人間ではなさそうだ。この人も恐らくは僕と同じように、ここへやって来て迷っているという感じかな。


「そうだね、あなたの方は知らないけど、僕は確実に迷子だよ」

応答はしたが、今の状況を考えるとそんな呑気に話している場合でもなかった。目の前の鎧男が言うには相当な殺意が満ちているらしい、やっぱりあの違和感は本物だったようだ。それにこの人も、やはりただの生物とは一線を画した存在なのは疑いようも無いだろう。


「助けはいいよ、それよりも森の出口とさっきの歌声の主が個人的には知りたいんだ」

手のひらを上げて腕を前に出すようなジェスチャーで彼にそう言った。ぶっちゃけ声の主人はそれほど重要ではない、大方ここに住んでいる精霊か何かだろう、そういう非科学的な物は大抵どこにでも存在するものだ、死神と会話しているんだから、居ないと断言してしまうのも滑稽に映るだろうしね。

仮に霊的なものじゃなければ、冒険者の鼻歌か、もしくは他人を惑わせるためにわざと歌ったのどちらかだろう。人がいるという安心感を持たせる目印にはなっているが、不気味さも同時に持たせかねないね。

それに、あの時感じた凍える風の正体も気になる。あれほど薄ら寒いのはあの一瞬だけだった、それ以降は少し周りの熱が下がったように思えるが、あの冷風が原因なのは間違いない。

「そっちはどうするの? 色々と謎が多そうだけど、この森」

今度はこちらから相手に質問をぶつける。


≫アイゼン様
【こちらこそ、宜しくお願いします】

3ヶ月前 No.17

E9-O3 @e9o3 ★iPhone=kpTHNMlOIW

【アイゼン / とある森(五本の針杉前)→移動開始】


「そうか。私の力を必要とするならば、鉄のハンスと呼ぶが良い。私は常にそこに居る!」

ハンスは満足げにそう言って遥か向こうに見える城を指差した。

「あの城は些か不自然だ。調べて見るに値はするが今はまだ良かろう。それよりも__」


山刀を振り抜く。ごんっ、と雄々しく風を切る音が響いた。

「あの巨きな少女の方だな」

見かけ上は遠くに見える城と同じ大きさの少女がゆっくり周囲を見渡しているのが見えた。
巨大な少女はすぐに姿を消したが、少なくともあれ以上に目立つ存在は無い。

「__我には成さねばならぬ事があるのだ!その為に、行かねば」

ハンスは巨きな少女がいた方へと歩き始めた。広地を突っ切り、真っ直ぐに。
森の中に戻る前に行く手を阻む草薮を山刀で斬り払い、木々の枝をへし折って奥へと分け入っていく。その途中でふと足を止め、後ろを振り返らずに白髪の青年に向けて言葉を残した。

「……付いてくるならば、我から離れぬ事だな!」

それだけ言って、再び道を拓いて歩き始める。

>>サリエル、周辺ALL

3ヶ月前 No.18

緑酢 @karasu1010☆TyGLtXpsS1g ★0gkYBdXyN1_OYu

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3ヶ月前 No.19

闇月 @warabimoti ★Android=xdCufVxL3h

【エグランティーヌ/とある森の氷の城付近】

現れた少女はロード・ワンダーランドと名乗り、こちらの名前と、城に入るのかを聞いてきた。
相手が名乗ったのならこちらも名乗るのが礼儀だろう。エグランティーヌは体を先程よりもロードに向けた。
「…私の名はエグランティーヌ。この城に入るかは今考えていた所だ。興味が全くないわけでもないが、どうやら中には厄介な者がいそうだと思ってな…。この城の主が侵入者を迎えてくれるとも限らない。」
外から眺めているだけでも冷気が感じられるのに、城内はどれ程気温が低いのか。
「……迷子、と言ったな。お前と、そのカレンという者も突然この森にいたのか。そうならば私も同じだ。…何者かが私達を此処に呼び寄せたとでもいうのか……。」
考えながら呟き、エグランティーヌは判断を下す。
「……このままこの城を見上げていても何も分かるまい。私はとりあえず、この城に入ってみようかと思うが、お前は来るか。」
来ても来なくてもどちらでも構わないが、自分が入るついでにロードに問う。

>>ロード、ALL様

3ヶ月前 No.20

@sashimi343 ★iPhone=tsc657Defz


【 ロード・ワンダーランド / とある森の氷の城付近 】


「 貴方の名前はエグランティーヌって言うのね。よろしくねっ 」

エグランティーヌにニコリと笑顔を向ける。

「 んーっ、なんで今、私は森にいるのかわからないの。自分の世界がおかしくなったから飛び出して来てみたら気がついたらここにいたみたいな… 」

自分がなぜ、ここにいるのかと言われ状況を説明するとさっきまで忘れていた不安がこみ上げて来た。

「 カレンもわからない様子だったわよ 」

と付け加える。
城に入ってみるかと問われ、もう一度城を見直す。

「 何度見ても素敵なお城ね…。エグランティーヌ貴方について行っても良いかしら?良いなら私も一緒に行くわっ! 」

城を見上げたあとエグランティーヌに向き直り確認を取った。
1人での行動はなるべく避けたほうがいいだろう、エグランティーヌの言う通り城の主がいい人とも限らない、ならば一緒に行動したほうが安心だろうとはんだんした。


>>エグランティーヌ、周辺all

3ヶ月前 No.21

友禅 @yuuzenn☆fXqsD0VZIxk ★YRuDhSwQ0p_m5I

【 ゲルダ(雪の女王) / とある森・雪の宮殿 】

 氷の城。雪の宮殿。アイスキャッスル。
 どう呼ぼうとどう呼ばれようと、その有様と寒さに変わりは無い。
 忌まわしくも名高き『雪の女王』の仮初の住居は、今は吹雪の吹き荒れる音と、時おりどこからともなく降って来る氷柱の落下音のみに包まれていた。
 鼓膜を震わせる距離に人の足音は聞こえない。何者かがこちらを目指している気配はある。が、それだけだ。
 最も近い位置にいる者も、城の近くにいるだけで門を潜るには至っておるまい。
 中に入って来たなら城はもう少し賑やかになっているはずだ。

「……いや、入って来て騒ぐ間もなく凍え死んだという線もあろう。そのような理由で知らぬ内に増えている氷像が庭先にいくつもあるのだからな」

 雪の女王を打ち倒さん。
 そう意気込んで斧や鉈を片手に氷の城へと乗り込み、そのまま雪の女王の顔さえ拝むことなく凍えて死んで行った者たちを思い出す。
 普段であれば、眼前に姿を見せるに値しない者共がいくら寒さに果てようとどうでも良いが。今回に限っては誰かが辿り着いてくれなければ些か面倒臭くなる。女王たるもの労働はご法度。向こうから来てくれない以上はこちらから探さねばならなくなる。それは嫌だ。『雪の女王』らしくない。
 女王は走らない。無駄に歩きもしない。ただただ凛然と佇み、悠然と愛で、超然と過ごし、冷然と殺すだけ。やりたくもない些事は城に飄々と住み着くあの悪魔めにでもやらせれば良い。……いや、今の城は能力で出した仮初の城なので悪魔は居ないのだった。ならば仕方が無い。靴を磨かせたり床を掃かせたりするための召使いは何処かのタイミングで適当に新調しよう。なに、寒さで死んでしまったらまた新しいのを用意すれば良いのだ。雪の女王はその傲慢と残酷を赦される。
 雪の女王の仕事は、美しいこと、冷たいこと、偉いこと、恐ろしいこと。ただそれだけ。……たまにそれ以外をしてしまったなら。それはきっと、愚かしいゲルダだった頃の名残によるもの。決して『雪の女王』の瑕ではないのだ。

「――しかし、まあ。妾のカイもおらぬとなるといよいよ暇よな。侍らせる美少年が足りぬというだけで、それ以外には大して変わらぬ城がこうも退屈とは」

 あくまで優雅に足を組んだまま、されどあからさまな無卿を滲ませあくびを噛み殺す。
 血も涙も無いと謳われる氷の娘の目尻に、あくびのせいで涙がこぼれそうになった。雪の女王を泣かせたくば、恐怖や感動を与えるよりも退屈一つ与えるのが手っ取り早い。何の感情も乗らない生理的な涙であれば意外と容易く流す。

>ALL様

【まだ誰も玉座のある間には辿り着いていないので、引き続き待たせておきます。なんて独り言の多さなんだ……】

3ヶ月前 No.22

ばにらあいす @kodai4370 ★iPhone=mjyyt3JNgl

【サリエル/とある森】


この様子だと森の出口、僕の目指しているゴールは知らないみたいだね。獣道と言ってもいい開拓された道を歩く人間がルートを知っているとは思えないし、大方予想通りかな。

まぁ人がいただけでも大収穫、やばい獣しかいないと分かれば、さっさと森を焼き払って脱出を試みていただろう。だがあの物々しい城へ行くのは少し遠慮したい、この鳥肌が立つみたいな寒気はあの城から出ているように感じる。


「行くってそんな簡単に…、これだと本当にあの世へ行っているような気がするよ」

小さな声だったが、軽口を叩けるのはまだまだ余裕がある証拠、しかしこのまま彼、自らハンスと名乗ったこの人物について行くのが得策なのかはまだ分からない。ここまで手探り状態なのは患者の人体解剖を初めてやった時以来だなぁ。違うのは自分の命が危機的状況に置かれているってことぐらいかもね。


「…それ以外の選択肢は無さそうだね」

どこからか聞こえてきた遠吠えを耳に入れ、やはり未知のなにかが潜んでいるかもしれないと、無駄に恐怖と好奇心だけが膨れ上がってゆく。そんな邪念を振り払いつつも、ハンスが切り拓く道を少し遅れて歩き出した。


「僕はサリエル、縁起悪そうな名前ってツッコミは無しね」

こちらに背を向け、悠々と草木を切り倒していく鎧の男にそう自己紹介した。初見の相手に名を名乗るのは不用心だが、向こうも教えてくれたんだし、こちらも言っておくのが礼儀だろう。


≫アイゼン様、all様

3ヶ月前 No.23

サムライ @aurasoul10 ★iPhone=32MpJq9M7k

【ファントム/とある森】

(勝手の知らない場所だ…ならば下手に動き回らない方がいいだろう。ここで僕の武器の射程範囲に入った者を狙うとしよう)

鬱蒼と生い茂る木々の隙間から顔を覗かせる怪しい影。顔の半分を白いマスクで覆った男の名は『ファントム』。彼は世界が狂ったことにより愛する女性を失った。だから、すべての世界を破壊してやる…そのような思想の持ち主である。今日もある物語の人物を殺して回る不気味な怪人が狙いを定めているのは…黒い角を生やした白いワンピースの少女だった。どうやらファントムは所謂「待ち伏せ」で獲物が来るのを待つという戦法のようだ。

(まずは…幻惑から始めよう。ゆっくりと追い詰めていくか…)

「The end of your life is approaching(貴女の命は終わりが近づいている)…」

黒い角の少女の周りを木々を縫うように歩き回る白い仮面。その時に口ずさむ言葉はまるで歌を歌うかのようである。この戦法は隠れながら声を出しつつ、素早く動き回ることであたかも複数人に取り囲まれたように錯覚させるファントム得意の作戦である。果たしてこの作戦は吉と出るか凶と出るのか。

>>ブルーセ・グルッフ様、周辺ALL


【メイン開始おめでとうございます。まずはブルーセ様にちょっかいかけに行きました】

3ヶ月前 No.24

太陽 @akirakun ★jHA3aZYbO3_m9i

【狼(ハーネマン)/とある森】

女性(ロード・ワンダーランド)の巨大化に驚いた後、狼は心の中で舌打ちする。
ロードは氷の城がある方角に行ってしまったのだ。

(チッ!あいつらの興味が氷の城の方に向いちまったぁ。だがいつの間にあんなものがぁ…。)

狼がここに来て歌を歌う時はその存在を知らなかった。
この森に不釣合いであれ程存在感のある城の存在をだ。

(誰かが作った?俺も行くかぁ?…だが、あの氷の城…溶けたりしねえだろうなぁ…。)

あの氷の城が万が一溶けた時に生まれる物質…それは…。

(水…ッ!)

想像しただけで狼の顔が青ざめる。

(駄目だ!俺じゃああの城には行けねぇ!あの鎧ヤロウ(アイゼン)も、あんなあからさまに重厚な鎧を着ている上に手の内もわからねえようじゃ、手も出しづらい…!)

仕方がない…。ロードやアイゼンを鉢合わせるのはやめだ…しかしこれからどうするか…その時だ。

――〜〜〜!!(遠吠え)

「?」…何かを聞き取り、耳がピンと立つ。

「今の声はぁ…狼ぃ?オレ様と同じぃ…。」

自分の同族(?)がこの森にいるのか…?
…なんとなく気になった狼は木から飛び降り、忍のように周囲を警戒して、木陰から木陰へ身を隠しつつそちらの方向へと移動していく。

そこにいる『人狼』と出会う事が出来るのか…そして出会った先に待つものは…まだ誰もわからない。

>>周辺ALL、(羊飼い)


【羊飼いのいる場所へと行ってみます。】

3ヶ月前 No.25

緑酢 @karasu1010☆TyGLtXpsS1g ★0gkYBdXyN1_OYu

【羊飼い/とある森】

じっと周囲に生い茂る草木に息を潜めて人狼の姿をした羊飼いは、先程から僅かな獣と血の匂いを漂わせる此方に向かっている気配の正体を涼やかな顔をして待っていた。

「……匂いの感じからすれば、遠吠えに反応した動物である可能性は高いんですけど……。やけに警戒してますね。ある程度、罠に対する知能があるかもしれません……」

そう冷静に此方に来る明確な敵が何者かを分析しながら、改めて落とし穴と言った罠の配置についてしっかりと確認する。

「まあ、どんな生物だろうが構いませんよ……。これが僕の物語における記念すべき初戦闘ですからね。どこの誰だが存じ上げませんがどうぞ光栄に思って下さい」

そしてもしも対象が罠が引っかからず、尚且つ、此方の存在に気付いた場合、直ぐにでも対応出来る様に自身の自慢の牙と爪で相手を喰らい尽くす事だけを最大限に研ぎ澄ませながらも、慎重に息を殺して警戒の準備を事前に行っていく。そしてどの様にその獲物と楽しくそしてより残酷にして一方的に遊んでやろうかと言う無邪気な想像が止まる事は無かった。


「さて……せいぜい僕を楽しませて下さいよ」

そう言って彼は抑えきれぬ殺意と共にこれから現れるであろう一人、いや一匹のキャラクターを待ち侘び始めていた。

>>(ハーネマン様)、ALL

3ヶ月前 No.26

洗濯蟻 @arinohito ★iPhone=n7Rebp7mCv

【ローズ/とある森】



夢中になって花を摘み出来た花輪が三つほどになった頃、不意に何処かで遠吠えが聞こえた。

「!!」

耳がピクリと震えて反応し顔を上げる。
誰かそう遠くない場所、けれど近くもない場所に居る。自分の存在を誇示するかの様な、挑発する様な、誰かを呼ぶ様な……様々な意図を込めた、狼の遠吠えが聞こえた。

狼!自分と同族の存在が居る!

「まぁ!まぁまぁまぁ、これは挨拶だわ!挨拶されたらきちんとお返事しなさいって言われてるの、思い出したわ!」

点を仰ぎ見て大きく息を吸い込み、口を開く。


『_____!!!』


大気を震わせる遠吠え。一定方向に彷徨する咆哮。長く甲高い狼の遠吠えが木霊する。
こんにちは、私はここよ、そこに誰かいるの?
この声の中に様々な意図を込める事が出来るのは狼なればこそ。


そう、自分は狼だ。
狼に食われた紅い頭巾の素敵な女の子。
狼に食われ、逆に狼の喉笛を小鳥の様に割り破って『生まれた』。

「……行かないと!お花を積むのはまた後で!」

すでに作ってあった花輪を一つ首に掛け、残りはその場に置いて遠吠えの聞こえた方向、何やら胸が騒つく匂いがする方へ向けて飛ぶ様に、岩と木々の間を縫う様に駆け始める。
背に負った猟銃の鉄芯がチリチリと啼いている。獲物が欲しいか、でもまた後で。
今はまだ見ぬ『同族』の元に辿り着いてから決めよう。


>>ALL、(羊飼い)、(ハーネマン)

【行かなきゃ(決意)】

3ヶ月前 No.27

太陽 @akirakun ★jHA3aZYbO3_m9i

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3ヶ月前 No.28

闇月 @warabimoti ★Android=xdCufVxL3h

【エグランティーヌ/とある森の氷の城付近】

「…そうか。やはりお前達の世界も狂ってしまったのか。やはり何者かが意図的に私達を集めた、という可能性があるという事だな。」
ロードの言葉に頷いてから、エグランティーヌは彼女の返答を聞く。
ロードの答えは「一緒に氷の城に入る」というものだった。やはり単独行動は避けたいのだろう。賢明な判断といえる。
「私にはお前の同行を拒否する理由も権利もない。来たければ来ればいい。…ただ、城内は相当気温が低いと思われるが。」
エグランティーヌもロードも、そこまで厚着はしていない。城内がどれ程寒いかによっては、このままだと凍えてしまう可能性も十分ある。寒さが極端に苦手なわけではないが、氷の城など冬の寒さの比ではない。

……となると、こうするしかないか。
「…逢って間もないといえど、お前だけ凍えさせるほど私も薄情ではない。私の能力でどこまで寒さを防げるかわからないが、何もしないよりはましだろう。」
そう言ってエグランティーヌは、片腕をスッと挙げた。
するとたちまち、地面から普通のそれとは比べ物にならない程太く大きな蕀が次々生えてきて、エグランティーヌの頭上から城の入り口、そして内部まで蕀のトンネルを作り出した。冷気が入ってこないよう、蕀同士に隙間が出来ないように配慮する。
これで少しは寒さを防げるだろう。多少蕀の表面が凍り付いても支障はない。
「……行くか。」
ロードに一声かけ、エグランティーヌは城に入っていった。

>>ロード、ALL様


【すごい寒そうなので蕀でトンネル作っちゃいました。ロードちゃん好きです。ゲルダ様、もうすぐ参ります!】

3ヶ月前 No.29

@sashimi343 ★iPhone=i89gW3AP19



【 ロード・ワンダーランド / とある森の氷の城付近→氷の城の中 】


城内の気温は相当低いだろうが…エグランティーヌと一緒に城の中に入ることになりその言葉を聞きはっとする

「 流石にこのままじゃ寒いわね… 」

城の付近に居るだけでも寒いのに、中に入ったらどれだけ寒いのか想像がつかない。こういう時に何か役立つ能力だったら…と自分の能力を悔やむ。んーっと考えて居るとエグランティーヌが荊のトンネルを作り唖然とする。

「 まぁ…エグランティーヌの能力?すごいわね… 」

と呟く。目と口を開いたまんま驚いて居ると、行くかという声とともにエグランティーヌが城へ足を踏み入れた。

「 ねぇっ!まってよ! 」

と言い、エグランティーヌの後を追った。


>>エグランティーヌ、周辺all


【 ありがとうございます。ゲルダさんお待たせしました!入りましたよっ 】

3ヶ月前 No.30

緑酢 @karasu1010☆TyGLtXpsS1g ★0gkYBdXyN1_OYu

【羊飼い/とある森】

羊飼いの仕掛けた罠である多くの落とし穴は特に落ちてしまったからと言って、中に尖った木の枝や竹等の殺傷能力の高い備え付けはあえて施しておらず、全く持って殺傷能力があまりにイタズラレベルに低かった。さらにちゃんと落とし穴も落ちた衝撃で死なない様にあえて落とし穴の下にはなるべくふかふかの柔らかい土や落ち葉をしっかりクッション代わりにこれでもかと盛っていた。

何故、こんなに殺傷能力が皆無で、むしろ絶対に生かそうと言う意思さえ感じる罠を仕掛けたのかと言うと、彼が見たいのは獲物の死ぬ様では無く、獲物の騙された顔の為である。
と言うのも彼は騙した後、直ぐに死んでしまうと思う存分、獲物を馬鹿にする事が出来なくなってしまうと考えている為、あえて危険性の高い罠を設置せず、単なる落とし穴を制作していた。ただし勿論、穴に落ちた獲物を存分に馬鹿にした後に自慢の牙で獲物を喰らい尽くしてしまうのだが。

「……? この遠吠えは……。どうやら他にも此方に動物……それも僕の同種である狼が向かっていますね。これは中々、面白くなってきましたよ……」

上手く具合に最初に感じた気配の獲物に対して見えにくい様な角度で隠れていた羊飼いだったが、一匹目の獲物に嗅覚を集中し過ぎてもう一方の二匹目の獲物に気付くのが遅くなってしまった。しかも二匹目の獲物は確実に遠吠えの感じからして自身と同じ存在である狼だと勘付いていた。

「しかしまさか、いきなり初戦闘を二匹同時に行う事になるとは……。誰から遊んでやろうか迷っちゃうじゃないか……」

二匹もこちらの罠に釣られてくれる等、大歓迎。羊飼いはこの上無き嬉しさに打ちひしがれており、元の性格である無邪気さが溢れ出てしまう。

すると、明らかに自身の名を呼ぶ声が羊飼いの耳に高い響きで聴こえて行く。彼は一匹目の獲物だと思ったが、自身の予想では動きが俊敏である事と自身の存在に警戒している事から知能の高い動物だと考えていた為、人間と同じ言語を使う事に少なくとも動揺してしまっていた。

そしてその声の主がいるであろう方向に振り向くと、まさしく自分とは少し違う雰囲気の服を着た人狼がこちらの方へ語りかけていた。

「成程……奇遇ですね。貴方も私と同じ様に話すタイプを狼さんでしたか……。残念ですね……折角、狼同士、分かり合えそうな気がしますが……」

そう誰にも聞こえづらい声で呟いて見せると彼は、まるで言葉が分からない様に再び遠吠えを始めて行く。

「……」

実はこれは相手を何が何でも罠に落とすべく、とにかく遠吠えで呼び寄せ近くに来て貰おうと言う羊飼いの作戦である。またそれが例え、上手くいかなかったとしても近くにさえ来て貰えれば、こちらは戦闘を行う準備が出来ていた為、直ぐにでも襲いかかろうとしていた。

>>(ローズ)様、ハーネマン様、周辺ALL

3ヶ月前 No.31

友禅 @yuuzenn☆fXqsD0VZIxk ★YRuDhSwQ0p_m5I

【 ゲルダ(雪の女王) / とある森・雪の宮殿 】

 無機物には意志がある。
 他の誰が否定しようと、ゲルダはそれを信じている。
 否、それが事実であると知っている。

 故に氷の城がピリピリと肌を刺すような気配を発生させたことで、ゲルダは己が宮殿へついに侵入者が現われたことを悟った。
 入って早々に城の反感を買う――すなわち城を損壊せしめるような行動をとるならば、少なくともこの侵入者どもには品性や高貴さの欠片もあるまい。
 まともな神経を有していれば、いくら氷で出来ていようと他人が所有権を有する建物を無断で破壊などするものか。

 そんな風に見るまでもなく侵入者を侮蔑しているゲルダだが、仮に彼女自身が人の家に訪れることがあれば「狭い。臭い。汚い。雪の女王たる妾に相応しい装いに改めてやろうぞ」の一声と共に氷の城を顕現させて相手の自宅を消し飛ばすだろうから、これは所謂『自分を棚に上げる』というやつだ。
 彼女にしてみれば、自分は雪の女王であるからして他人に許されぬ行為も自分には許されている、むしろ自分を飾るドレスのようなものらしいが。

「まあ良い。侵入者がただの野蛮人か、それとも強き野蛮人か。それは妾の目の前に現れればおのずと分かる。引き続き、妾は座して待つのみよ」

 しゃらりとドレスの裾を揺らし脚を組み替える。
 マイナス100℃を下回る雪の宮殿の玉座において、いくら長い靴下を履いているとはいえど太腿は剥き出しのドレスを着て平然としていられるのはやはり流石『雪の女王』というべきか。
 名は体を表す。ただのゲルダであった時は、防寒着を幾重にも着たところで此処の空気を吸い込むだけで肺が凍りそうだったのに。今となってはご覧の通り。空気が自身を凍えさせるのではなく、自身が空気をも凍りつかせている。
 嗚呼、そういえば悪魔めの代償の件があった。今回の召喚で、自分はゲルダなる小娘だった頃の何の記憶を持って行かれたのか。既に持って行かれた後ではいくら考えても無駄なこと。それにゲルダのことなぞ、もはや雪の女王である自分にはどうでも良い。


      ◇      ◇      ◇


 相変わらず、雪の女王でゲルダな彼女が待ちの姿勢を崩さず玉座に構えるその一方で。
 雪の宮殿そのものはというと、床に茨で穴を開けられた時点でエグランティーヌとロードの二人を揃って排除すべき外敵と判断。
 そしてその判断を即座に行動へと移していた。

 二人を覆う茨の道に向かい、その外側からまずは無数の氷柱が散弾銃のごとく襲い掛かる。
 ただ表面が凍りついただけなら内側にいる二人は無事だ。だが、一方的に凄まじい速度と物量を以てして放たれ続ける氷柱に対し、茨はいつまでも盾としての役目を果たせない。
 更には茨の道の内側でも、唯一茨で舗装されていなかった足元の氷がことごとくひび割れて『地面の隙間から猛烈な吹雪が叩きつけてくる』という異常事態が発生した。
 外は自然界では有り得ない強烈な氷柱、内はこれまた自然界では有り得ない地下から地上に対しての吹雪。

 眠れる森の美女と不思議の国の乙女は、果たしてこの状況を如何にして潜り抜けるのだろうか――?

>エグランティーヌ様&ロード・ワンダーランド様&ALL様

【おいでませメチャ寒キャッスルへ! 茨は城の床を突き破っているとのことで、防衛システム作動しました。この防衛システムの内容は御二方のロルの中でも自由に描写して頂いて大丈夫です。「デカい雪だるまが降って来た」でも「氷の塊が廊下を転がって追いかけてくる」でも「床一面つららまみれになってめちゃくちゃ歩き辛い」でも、とりあえず雪か氷さえ絡んでいたら何でもありですので!】

3ヶ月前 No.32

闇月 @warabimoti ★Android=xdCufVxL3h

【エグランティーヌ/とある森・氷の宮殿】

「……ほう。やはりこの宮殿は我々を歓迎してはくれないようだ。」
エグランティーヌがそう口にした理由は言うまでもない。頭上から鋭い突起物が降り注ぐような騒音が聞こえる。大方、氷柱でも降ってきているのだろう。どうやら、宮殿を少しでも傷付けた者がいれば自動的に防衛システムのようなものが始動するらしい。
まるで散弾銃の如く一方的に降り注ぐ氷柱に加え、更には足元からも強烈な吹雪が吹き付けてきた。
自然界の法則など無視するかのような迎撃。
「ここまで大層な『出迎え』は期待していなかったが、私が蕀の通路を作ったことが原因ならばこの出迎えはある程度私が受けよう。」
ロードを巻き込む形になってしまったと言えなくもないが、どのみちトンネルを通らなければ二人とも始めから凍えていた。それに彼女も自分の判断で着いてきたはずだ。エグランティーヌはロードを振り返る。
「予想以上に手厚いもてなしだな。私がやれるだけ対処してみるが、お前も最低限の防御は怠るな。言っておくがお前を見捨てはしない。」
それにロードにも何かしらの能力はあるはずだ。
先程見たように体を大きくするのがその一つなら、反対に小さくなることは出来るだろうか。もし可能なら小さくなってもらった方が此方としても守りやすいのだが。
ロードに情が湧いたわけではない。少なくとも今は。
ただ、一時的だとしても共に行動している者を見殺しにするほど、感情が消え失せたわけでもない。

「……来るがいい。迎え撃とう。」
エグランティーヌはまず、降り注ぐ氷柱をどうにかするべく、トンネルの表面から更に蕀を生やし厚さを加え、そこからまた蕀を上方へと向けて伸ばして目にも止まらぬ速さで次々に氷柱を絡めとり、力を加えて砕けさせる。そのまま、城の入り口付近の地面に蕀を生やすと城の床を砕かずに這わせ、人一人が通れるほどの狭い道を空けて足元の氷を覆った。完全に吹雪を遮断できるわけではないが、何もしないよりは圧倒的にいい。
「他にどんなトラップがあるかもわからない。兎に角走るぞ。どうせ見つかってしまったのならもう遠慮する必要もない。」
そう言ってエグランティーヌは走り出す。この宮殿を有する主がいるであろう、玉座に向かって。

>>ロード、(ゲルダ)、ALL様


【うわぁぁ防衛システム怖い……!私の語彙力の問題でとりあえず今作動している氷柱と地下からの吹雪をどうにかするだけで精一杯でした!頑張って二人とも守りたい!】

3ヶ月前 No.33

@sashimi343 ★iPhone=mz4WSKQf9h

【 ロード・ワンダーランド / とある森、氷の宮殿にて 】


この城は歓迎してくれないようだ…というエグランティーヌの言葉にはっとする。気づけばトラップが発動している。エグランティーヌに最低限の防御と言われたがあいにく私の能力はこの場ではどうしようもできない。

「 ねぇ、エグランティーヌ。申し訳ないんだけどちっちゃくなって貴方のところに隠れさせてもらえない? 」

と叫ぶ。
ロードは自分はどうすればいいかわからず小さくなり、走り出すエグランティーヌの方に飛び乗った。

「 ごめんなさい。私何もできなくて… 」

と謝罪の言葉を述べた。


>>エグランティーヌ、周辺all

3ヶ月前 No.34

太陽 @akirakun ★jHA3aZYbO3_m9i

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3ヶ月前 No.35

E9-O3 @e9o3 ★iPhone=kpTHNMlOIW

【アイゼン / とある森(移動中)】


青年の名前はサリエルと言うらしい。

「覚えておこう。……む、」

遠くから獣の遠吠えが聞こえた。
きっとこの森にはウヨウヨと獣がいるのだろう。いつ何処から何が出てくるか判ったものでは無い。

森を進むに連れ先程の刺々しく異様な森の木々は数を減らし、代わりに何処にでもある普通の木々や動植物が増えてきた。あの場所が特別だったのだろうか、それともこれが普通なのだろうか?

空には夜なのか朝なのか曇天なのかよくわからない薄ら昏い雲が立ち込めている。少なくともこの場所から時間を知る事は出来なさそうだ。

「見た目だけ取り繕ってはいるが、矢張りとんでもない場所の様だな、ここは。森自体が生き物なのではないか?」

バキバキバキ、と茂みの上に細い木が倒れ、柵を解くかの如く道を開く。こう言う手合いの低い茂みは上から木を倒して延し、道を作るに限る。何も不用意に無理矢理森に分け入っている訳ではないのだ。

「風向きが変わった。開けた場所に出る様だ」

蔦と枝垂れた木の枝が織り成す生垣を押し退け切り払うと、ある程度開けた窪地に出た。
……巨大な靴裏の形に地面が陥没している。

「……あの巨大な少女は正にこの場所に居たと言う事だ。此処からもあの城が見える。……城に向かったか」

地面についた巨大な足跡。数歩歩いた痕跡。
更に、足で伸されて柔らかくなった地面に小さな足跡もいくつか残っている。巨大な少女ともう一人か二人、この場にいたらしい。

「あの城に向かうか、この周りをもう少し調べる必要がありそうだ」

>>サリエル

3ヶ月前 No.36

籤神さん @qujimi☆HG/zYfR8HYU ★iPhone=JYcDdQ2EGT

【とある森/ブルーセ・グルッフ】


>>ファントムさん、all

【間違えてサブ記事に投下してしまった……すみません、返信内容はサブ記事のレスを見て下さい!】

3ヶ月前 No.37

友禅 @yuuzenn☆fXqsD0VZIxk ★YRuDhSwQ0p_m5I

【 ゲルダ(雪の女王) / とある森・雪の宮殿 】

 鋭角に削られた巨大な氷像が、まるで氷の双翼のごとく後ろで威容を引き立てる玉座にて。
 相も変わらず座して待つだけの雪の女王は、空を荒れ狂う吹雪を戯れに手にとってそれで雪ウサギをこさえながら侵入者たちが此処に来るのを待っていた。
 誰がどう見たって暇を持て余している。なんなら玉座の肘置きの部分に、他にも雪ウサギならぬ雪ネコやら雪イヌやらがこじんまりとお座りしていた。そう、既に何匹かこしらえた後である。

「……ここまで待って侵入者どもが辿り着かんのは興醒めであるが。だからといって、城の防衛システムに手加減の機能なぞ備わっておらぬからな。妾が飽き果て眠りにつかぬ内にさっさと来るが良いぞ、ネズミら。でなければ……ふわぁ」

 あまりの暇さにまたしても欠伸がこぼれるのを止められない。
 眼前にキラキラと光るダイヤモンドダストの美しさも、頭上を掠めるオーロラの眩さも、今の雪の女王には眠気覚ましにもならなかった。
 城の中にオーロラとダイヤモンドダストと吹雪と氷柱と霰と霙と霜。写真家なら夢中でシャッターを切るであろう光景も、これを24時間ずっと『当たり前の光景』として見て来た雪の女王には希少価値の高いものではないのだ。


      ◇      ◇      ◇


 物量VS物量。速度VS速度。
 一秒も休むことなく、無数の茨と無数の氷柱はお互いを相殺し合うかのように絡め取って穿ち抜いてを繰り返している。
 その勢力は明らかに拮抗状態であり、エグランティーヌが少しでも茨の量を減らせば途端に氷柱が彼女らを貫いて来るだろうが、逆に言えばこのまま茨を減らさぬ限り氷柱弾幕に害されることはない。
 更に足元から叩きつける――否、叩き上げる吹雪を、茨で足元さえ覆うことで見事に防いだ。
 実にすばらしい機転の利き方。

 一連の光景を“視た”雪の宮殿そのものは打つ手を変える。

「ユキーッ!!」
「ユキーッ!!」

 吹雪が大きくのたうつようにうねったかと思えば、一所に集まって何百体かの雪だるまへと進化した。
 珍妙な鳴き声を上げる雪だるま達はがっつり肩を組み合ったり他の雪だるまを肩車したりして物理的な壁となり、未だ茨の到達していない通路を阻む形でどっしり構える。
 二列目や三列目や四列目や五列目の雪だるまはただ壁になっているだけだが、最前列の雪だるまは手に何やら氷でできた盾のようなものを持って向かい来る茨のトンネルにキリッとした表情を見せていた。

 そして雪だるま軍団が通路を塞ぐ一方。
 エグランティーヌとロードが今まで歩いて来た茨の道を順番に押し潰しながら、直径で何メートルになるかも分からない見上げる高さの氷の玉が轟音と共に転がって来ていた。
 場所が洞窟で転がって来るのが岩ならゲームのダンジョンによくあるトラップ。
 即ち『行く道も引く道も塞いでデカい一撃で潰す』系の罠に、彼女らはどう対応してくれるのか。

>エグランティーヌ様&ロード・ワンダーランド様&ALL様

【なんて独り言の多さなんだ……(二回目)
 あ、引き続き宮殿内の防衛システムの内容は好きに描写して頂いて大丈夫ですので!】

3ヶ月前 No.38

洗濯蟻 @arinohito ★iPhone=n7Rebp7mCv

【ローズ/とある森】


森の中を一陣の赤黒い風が吹き抜ける。
否、それは風ではない。

疾駆する黒く巨大な塊。四つ脚で強かに地面を蹴りながら猛進する一つの生物だった。


「近くにいるわ、すぐ近くに!もう少しで会えるわ!」


紅い外套が翻る。黒い躯体が跳ね躍る。通り過ぎた場所に赤い花びらを遺して。
一脚一歩を踏み出す毎に地が抉れ残滓が飛び散る岩場を飛び渡り、小さな沢を飛び越え、倒木を蹴り、走って走って走って、とうとうその場所の近くまで辿り着いた。遠吠えの声はすぐそこに聞こえる。

茂みと木立を幾つか挟んだ向こう側から何者かが会話する声。内容は興奮のあまり聞こえないが確かにそこに同胞が居る。

「挨拶は如何しようかしら?どんな人達なのかしら?楽しみだわ!」

いよいよ以って茂みを飛び越え、二つの影の前に躍り出たその瞬間。


ぼしゅっ


足元が何かを突き抜いた感覚がして、がくりと視界が傾ぐ。興奮で注意が疎かになってしまっていた。惚けた表情のまま身体は地面に吸い込まれて、

「……あら?」

気付いた時にはもう遅い。巧妙に隠された落とし穴が口を開けて待っていた。
激しくつんのめるかの様に穴の中へ雪崩れ落ち、視界がぐるぐる回転して二、三回程明るくなったり暗くなったりを繰り返した後、天地を逆さに顛倒した。罠にかけられた、と分かったのは自身の体が穴いっぱいに詰め込まれて居ることを理解して、脱出の為に身を捩った時になってから。

「うぐぐ、れ、レディを罠にかけて穴に落とすだなんて……なんて事っ!」

>>ハーネマン、羊飼い

【折角なので盛大に突っ込みました()】

3ヶ月前 No.39

闇月 @warabimoti ★Android=xdCufVxL3h

【エグランティーヌ/とある森・氷の宮殿】

ロードが小さくなって、エグランティーヌの肩に乗る。
彼女が謝罪の言葉を口にしたのに対し、エグランティーヌは走りながら答える。
「何故お前が謝る必要がある。お前の能力とて十分役に立つものだろう。それに小さくなってもらった方が守りやすい。気にすることなどない。」
慰めでも気休めでもなく、それは本心だ。エグランティーヌには出来ない事がロードには出来る。ロードには出来ない事がエグランティーヌには出来る。それだけの事だ。己に無いものを悔やんで何になる。

と、
「ユキーッ!!」
何やら鳴き声が聴こえたかと思うと、前方に数百体の雪だるまによるバリケードが築かれていた。最前列の雪だるま達は氷の盾を構えている。心なしか顔付きも精悍だ。が、それでもエグランティーヌの足を止めることは出来ない。
「……宮殿の主の眷属か?何にせよ私の蕀の前に立つものは己の愚かさを知れ。」
エグランティーヌが指先をスッと動かすと、雪だるま達の『体』そのもの…つまりは彼らを構成する雪玉から無数の蕀が生えてきて、その体を崩していく。形を保てなくなった雪だるま達がよろめき、倒れていく。文字通りの一網打尽。
「砕けば壊れる盾など無意味。」
氷の盾も尽(ことごと)く砕きつつ、エグランティーヌはトンネルを作り続ける。いくら蕀を出そうと体力には影響しない。
「……後ろもか。盛大にも程がある。」
背後から轟音が響いていると思えば、見上げる程の大きさの氷の玉が転がって来ていた。
「……ちょうど良い。文字通り潰し合って貰おうか。」
エグランティーヌは少々大胆な策を実行することにした。トンネルを潰して迫ってきている氷の玉の『下』から沢山の蕀を出現させ、氷の玉を持ち上げる。ここまで来たらもう床が砕けるなどといっていられない。
「……ほら。雪と氷、仲良くしろ。」
そ蕀が、持ち上げていた氷の玉を雪だるま軍団に向けて
投げ付けた。雪だるまも力を加えれば脆いもの。巨大な氷の下敷きになり、更に雪だるま達が崩れる。

「……あそこから、強烈な冷気を感じるな。」
エグランティーヌが見つめた扉の先には、雪の女王が待ち構える。

>>ロード、ゲルダ、ALL様


【雪だるまジェノサイド事件←犯人
防衛システム凄すぎて燃え尽きそうなのでそろそろ玉座の間に入ってもよろしいでしょうか?】

3ヶ月前 No.40

@sashimi343 ★iPhone=q1iGd3Lgh5


【 ロード・ワンダーランド / とある森・氷の宮殿にて 】


エグランティーヌの気にするなという言葉に安堵する。

「 ありがとう 」

と呟く。
気持ちを切り替え、私に出来ることが来るまでジッと待つことにした。
エグランティーヌの蕀は止まることを知らないかのように次々と防御システムを突破していく。

「 貴方ってすごいのねっ!! 」

勢いに飛ばされないようエグランティーヌの服をぎゅっと掴んだ。
大きな扉の目の前まで来たようだ。エグランティーヌの言う通りおそらくここの主がいるであろう雰囲気が漂っている。

「 もうすぐ会えるのね… 」


>>エグランティーヌ、ゲルダ、周辺all

3ヶ月前 No.41

友禅 @yuuzenn☆fXqsD0VZIxk ★YRuDhSwQ0p_m5I

【 ゲルダ(雪の女王) / とある森・雪の宮殿 】

 雪の女王がついにその姿を侵入者に見せる時が来た。
 扉の向こう側から感じる気配に、暇を持て余し過ぎてついに眠っていた彼女はふわぁと欠伸をこぼしつつ玉座の上で目を覚ます。
 夢の世界にいる内に寝相で振り払っていたのか、自分でこさえて玉座の肘置きに乗せていた雪ウサギたちは地面に散らばりただの雪くれに戻っていた。

「良いぞ。入って参れ。我が城に許可もなく無断で立ち入り、あまつさえ破壊した不敬なる狼藉は、此処まで存命し辿り着いたぬしらの偉烈を以て不問としてやろう」

 あくまでも尊大に足を組み、肘をつき、そこに顎を乗せ。
 俗人がやれば粗野にしか見えぬはずの態度に不思議と恐ろしいまでの気品と冷気を纏って、雪の女王は扉の向こうの侵入者に声をかけた。

 傍目には偉そうな口調と映るが、これでも普段と雪の女王の振る舞いを考えればかなり寛大な部類だ。
 だって彼女の口にした通り、一応は雪の女王に所有権のある城にアポも無く突入された挙句に内部を破壊されたのに、「死ね」も「殺す」も一言も唇から紡がれていない。
 彼女がここまで人間に優しくしたのはカイを除けば初めてに近いだろう。
 最も、それもいきなり見知らぬ森に放り込まれるという非常事態あっての対応だが。

 侵入者たちが入って来れば、まず視界に入るのは何段あるのか数えるのも億劫になる巨大な階段。
 その階段が何のためにあるのか不思議に思って徐々に視線を上げて行けば、階段の先には背後に悪魔とも天使ともつかぬただただ神秘的な双翼の氷像を従えた玉座がある。
 玉座は遠目に見ても分かるほど繊細な氷細工がこれでもかと数多に施され、どのような熟練の技を積んだ職人であれば手掛けられるのか分からない完成度を誇っており、近付いてみたならばますますその麗しさに目を奪われるはずだ。
 類稀なるソレに座すのはもちろん雪の女王にしてゲルダたる彼女。
 頭のてっぺんから爪先に至るまで、雪の女王に相応しい冷たさで統一された色彩を持つ氷肌玉骨。

「――嗚呼。言うまでもないが、まさか妾の目の前で更なる不敬を重ねようなどと息巻くでないぞ? 赦しをくれてやるのは一度までだ。二度めはないと心得ておけ」

>エグランティーヌ様&ロード・ワンダーランド様&ALL様

【超えた罠の数があれだけだと「城の規模(設定的に実在するエカテリーナ宮殿と同じ造り)に対して玉座のある場所までが門から近すぎない?」となるので、緻密な描写は無くともここに辿り着くまでに他にもなんかいっぱい罠を超えて来た的なスタンスでいて頂けると有り難いです!
 こればっかりは、先んじてエカテリーナ宮殿でいうところのどこら辺に玉座があるかを明記していなかった私の問題ですね……すみません……。一応、一階ではなくちゃんと階段を登りに登った先の一番上の階にあるつもりでした】

3ヶ月前 No.42

緑酢 @karasu1010☆TyGLtXpsS1g ★0gkYBdXyN1_OYu

【羊飼い/とある森】

そちらの一匹目であるオオカミさんが来るのを見て、羊飼いでありながら狼と言う天敵の姿をした少年はずっと待ち焦がれる様になるべく盛大な遠吠えで出迎えてみた。ただし特に遠吠えした事に大した意味は無い。とにかく、こちらを呼んでいると言う意思を見せれば良いので適当に狼の見よう見まねで叫んでいるのみ。その為、二匹目のオオカミさんが様々な意図や意味を求めて此方に向かっている事は実に計算外であった。

「……へえ」

そう既に一匹目の狼についてどう遊ぼうかとじっくり企んでいると、目の前の彼は完全に多くの落とし穴の存在に気付いた訳ではないが、何やらこの状況がキナ臭く、不穏である事を感じ取っていた。それにより、狼が一歩手前まで行きながらもこちらについて思いっきり狂気を向けながら警戒されてしまう。
そして遂に相手を騙そうとしている事に気付かれたのか、脅しと言っても近い程の質問をされてしまう。これには今まで自身の騙しが通用しなかった事が無かった為か、羊飼いも軽く動揺の色が見え始めていた。これはオオカミ少年の世界では騙しやすい人物しか彼目線ではほとんど存在しなかった事が大いに影響していた。


「成程、流石に一筋縄では行きませんか……」

そう言ってかなり張り切りながら彼との決戦に臨もうとした途端、何処か別の位置に置いといていた落とし穴に二匹目のオオカミさんがこれでもかと言う程、見事に落ちていた。

「まさか、このタイミングで落ちて来るなんて驚きですね……。まあ、殺し合いは楽しくて大人数の方がお得です。あの多少歪んだオオカミさんも巻き込んで盛大に楽しんじゃいましょうか」

そう提案の様に呟くと、その返答を聞かずして此方から直ぐ近くに見える落とし穴の方角へ向かって行く。

>>ローズ様、ハーネマン様、周辺ALL

3ヶ月前 No.43

ばにらあいす @kodai4370 ★iPhone=cZo7SbNI4d

【サリエル/とある森】


「ふぁぁ〜」

大きなあくびが出た。緊張感を微塵も感じさせない行動だが、身体の方は警戒の様子を緩めていない。さきほどから延々続いているような気もする未知のエリア、この森に出口はあるのか、そしてあの城には一体何があるのか、疑問は尽きない。狼の遠吠えも聞こえたし、力尽きて寝たら最後、骨しか残らないだろう。おぉ、怖い怖い。


「…どちらにしても、ここで何かしらあったのは間違いないみたいだね」

城へ向かったのは間違いない、ここからでも他の景観に全くそぐわない、異質な城がよく見える。ここにいた人間があの場所へ向かったというハンスの言葉は間違いない、この足跡のサイズから想像できるほどデカくなる人間が、ただの獣に襲われて死ぬわけがない。


「ん?…これ…」

開けた場所に出て縦横無尽に顔を動かし、辺りのものを観察していると、少しばかり興味深いものが見つかった。

足元にあったのはただの雑草、しかしそれは死神が紹介してくれたあの場所にも生えていたもの、それも川沿い付近に生えていたやつだ。ここから水辺が近いのか。あんな馬鹿でかい氷の城があるんじゃ、とっくに凍りついてると思うけど。


「この辺りと言えば、さっきの妙な歌声も気になりましたね、子山羊とか鎧の男とか言ってましたけど…まいいか」

歌詞に出ていた鎧の男というのは目の前のハンスで、子山羊さんは憶測だが、ここにいた女の子達だろう。さっきいた広場からそれほど遠くない事からしても、本当に鉢合わせする可能性だってあったはずだ。

それから足元の草を摘み取り、ハンスに向けて「君に考えがあるなら、僕はそれに同行しますよ」と胸中の言葉を伝えた。


≫アイゼン様、all様

3ヶ月前 No.44

サムライ @aurasoul10 ★iPhone=32MpJq9M7k

【ファントム/とある森】

あの黒い角の少女は思ったよりも単純であった。早速、ファントムの幻惑に慌てるそぶりを見せている。彼女が戸惑っている間にいつの間にか木の上に登ったファントムはその少女を見下ろしながらこう言った。

「声量はなかなかのものだが…残念。気品がまるでない。よって貴女の声は美しくない。だから、ためらう必要はないな。まあ、これは仕方ないことだ。何せ、僕より美しい声を持つのはただ1人…クリスティーヌだけだ。それ以外の者の美しさは僕に劣るのが普通さ。」

ファントムはそのまま木の上から鎖鎌を回転させながら投擲する。しかし、その刃はなぜか弧を描いてブルーセの頭上を越えていった。うっかり鎖鎌を外してしまったのだろうか?しかし、ファントムは木のから鎌が地面につく前に鎖を思い切り引っ張ってブルーセの背後から鎌を襲わせる。その動きはまるでブルーセの背後に誰かが潜んでいるかのような攻撃であった。実際はファントムが1人で鎌をマリオネットのように操っているだけなのだが。

「後ろからの攻撃に対応できるほど貴女は器用なのかな?」

薄笑いを浮かべてブルーセを挑発するファントム。果たしてこの攻撃にブルーセはどう対処するのだろうか?

>>ブルーセ・グルッフ様、周辺ALL


【サブ記事の件了解しました。】

3ヶ月前 No.45

太陽 @akirakun ★jHA3aZYbO3_m9i

【狼(ハーネマン)/とある森】

「何だぁ?話せるんじゃねえかぁ。なら良かったぜぇ。いいかぁ?確かに話し合いってのは口だけじゃない。爪や牙をぶつけ合うって言う命がけのものだってあるが…。だがなぁ、今俺がやりたいのは…!」

>>ぼしゅっ


「…あ?」

近くで何かが抜け落ちるような音を聞き、狼はつい間抜けな声で反応してしまった。
その先で見たのは落とし穴…。
「…」…狼はひょっとしたらと思って、一度腰をおろし自分のすぐ目の前の地面を適度な力で叩いてみる。
ガサァ!!…カモフラージュに上にかぶせてあった落ち葉などが見事に落ちていった…。
落とし穴…。成程、こういうことだったのか…。
自分が感じた「嘘つきの臭い」の正体がほんの一部わかった気がした。

(引っかからなくて良かったぜぇ。落ちたら、間違いなく殺されてたぁ…。)

自分の持ち合わせる身体技能では穴に落ちた時に対処する方法が無かったからだ。もし逃げ場の無いこの穴の中に落ちたら、為す術もなく殺されていた…。
しかも自分の目の前ではなく、別の場所にも仕掛けられていたとは…。狼は身震いする。
敵が十分な罠を張って待ち構えていた、自分に不利な戦いを始めなくてホッとする。

…この事が切っ掛けで狼は人狼(羊飼い)について一つ気になる事が出来たのただが…

…と、それはそうと…。

「ああ、そういえばもう一匹こっちに来てたの忘れてたぁ。」

人狼が遠吠えをした時、それに応えるようにして別の遠吠えを放った狼だろう。
成程、その狼がここにようやく辿り着いたと同時に穴に落ちた訳か…。

そう納得していると、落ちた獲物を確認するために穴に向かった人狼(羊飼い)に気づく。

「おい待てぇ!『話がある』ってさっきから言ってるだろうがぁ?」

まず人狼(羊飼い)に呼びかけてから、穴にいる雌狼(ローズ)にも大声で呼びかける。

「そこに落ちてる奴(ローズ)もだ。お前の事も待ってたんだよぉ!さっさと上がってこい!」

>>羊飼い、ローズ、ALL


【落とし穴にハマらない立ち回りをしたのは上記のためです。落ちてしまったら状況に適した特殊能力が無いですからね、ハーネマンには。
まあただ羊飼い様(キャラクター)の企みもスルーしたくもなかったところでもありました。何と言うかありがとうございます。ローズ様。】

3ヶ月前 No.46

闇月 @warabimoti ★Android=xdCufVxL3h

【エグランティーヌ/とある森・氷の宮殿】

氷柱、吹雪、雪だるま軍団、氷の玉をはじめ、突如床に現れたクレバスや氷柱による剣山など数多の防衛システムをくぐり抜けて階段を上り続け、エグランティーヌとロードは遂に最上階に辿り着く。

「……とうとうここまで来たか。中に入るぞ、心の準備は良いな?」
一声かけ、エグランティーヌは重厚な氷の扉を開け放つ。まず視界に飛び込んできたのは、見上げると首が痛くなる程の階段。何段あるのか。
その先には、実に見事で繊細な彫刻が施された玉座が在る。背から生えている翼の氷像は、まず例えを探すならば天使か悪魔。しかしそのどちらも正解ではないように思える。
「……それとも、あれは邪悪なる妖精の翼か。」
独り言のように呟き、エグランティーヌは階段の一段目に足をかけた。焦ることなく、一段ずつゆっくりと、しかし確実に上っていく。
カツン、カツン、という足音が氷の壁に反響して響き渡る。他には吹雪を除けば音はなく、エグランティーヌの足音だけが妙な存在感を感じさせた。


━コツ、という音を伴い、時間をかけてとうとうエグランティーヌは最後の段に足を乗せた。
上るに連れて、すでに神殿の主がだんだんとその姿を現していた。
頭から足の先まで、寒色で統一された出で立ち。
瞳は左右で色が異なり、髪も美しいグラデーションで彩られている。まさに雪と氷が具現化したような姿。
エグランティーヌとロードよりも背丈は低くあどけなさの残る顔立ちだが、侵入者を間近にしてなお足を組み、肘をつき、尊大な態度を崩さない。
━━雪の女王。その呼び名以外にどう現せばいいのか。

しかしエグランティーヌもまた、動じない。

「……嫌になるほど盛大にもてなして頂き恭悦だ。断りなく立ち入り神殿を傷付けた事は詫びたいが、生憎呼び鈴もなかったものでな。」


>>ロード、ゲルダ、ALL様


【いえいえ!こちらこそ勉強不足ですみません…!一応階段の先かな…とは思ってたんですが確信が持てずうまく描写しきれませんでした…。一応罠は沢山越えてきた感じです!こんな感じでよかったでしょうか?】

3ヶ月前 No.47

洗濯蟻 @arinohito ★iPhone=n7Rebp7mCv

【ローズ/とある森】

「うううー……」

何とか穴の中で体勢を立て直し、如何にか斯うにか穴から這い出ようと試みた。まるで井戸から上がった幽鬼だわ、と一人思いながら身体を後脚で持ち上げ、穴の壁を使い前脚で身体を支え、腕を穴の縁に掛けて外を伺う。

一体誰がこんな穴ボコを掘ったのか。
そこそこ大きく深い穴なので化け物じみたモグラか何かが居るのかも。まあ、そこに居るのは間違いなく御同類だが。


「あなた達ね!さっきからずっと私を呼んでいたでしょう?」


やって来た人物は二人。いや二匹と言うべきか迷うところ。男狼と狼男、あるいは人狼と狼人?
一人がもう一人を追いかけてやって来る。

「素敵だわ!」

目を輝かせながら穴から這い出し身体についた土や枝葉を払い落として身嗜みを整え……、

「こんにちわ!狼さん達!私の名前はローズ。仲良くしてね!」


ヂャキンッ!!


満面の笑みで挨拶しながら背中の猟銃を引き抜いて相手に向け、引金に指を掛けた。


>>羊飼い、ハーネマン

【奇跡のカーニバル 開幕だ(AA略)】

2ヶ月前 No.48

緑酢 @karasu1010☆TyGLtXpsS1g ★0gkYBdXyN1_lXe

【羊飼い/とある森】

人狼が制作した落とし穴の罠は2mの巨体を隠す為になるべく身体を低くしながらも直ぐに反撃出来る中腰の体勢で過ごしていた人狼の位置を軸にした円状の範囲に制作。これにより、遠吠えに反応した自身に近づこうとするこの森に続々と現れるおとぎの国のキャラクター達を獲物として罠に落とそうとしていた。
そして一回目は相手の鋭い勘によって失敗してしまったものの、二回目にして遂に同じ狼でありながら歪な姿をした彼女の元へと嬉しそうに雲梯(うんてい)の如く上手く木の枝を掴んで飛び移りながら、相手の話も聞かずに宙に移動していた。

「大丈夫ですよ。慌てなくとも貴方は確実に僕が思う存分、罵って上げますからね!」

そう移動中にも拘らず、かなり興奮し過ぎて狂った発言を連発しながら盛大に嘲笑っていく。しかし残念ながら、此方が確認出来る頃にはもう二匹目の狼は罠から脱出成功していた。

「ほう、こちらも先程の狼さんと同様に罠に対処致しましたか。流石に二匹の獲物が罠に対処するなんて僕ですら予想すらしていない状況ですね。……しかし僕は自身の世界から抜け出して良かった様です。……命を削る殺し合い。これでこそ、僕が恋焦がれたストーリーだ。死んで後悔しない様に全力を尽くしましょう」

そう言うと彼は思いっきり木の上に飛び乗り、上手く足や手の爪で木に食いこませながら自慢の身体能力によって可能とする高速移動を多くの木と木の間で開始。そして其処から上手く、二匹の狼相手に不意打ちを喰らわせようと企んでいた。勿論、じわじわと精神的に追い込む為にまずは殺さない程度で弱めの攻撃から攻めようと相手をおちょくり、舐める様な行動を取ろうとも考えていた。

>>ローズ様、ハーネマン様、周辺ALL

【命を削るとか、恋焦がれたストーリーとか、全力を尽くすとか言ってるくせになんたるマナーの悪い舐めプレイでしょうか。申し訳ございません。基本的に羊飼いは正面から戦わずに不意打ちで頑張ります。面倒でしょうが宜しくお願い致します】

2ヶ月前 No.49

太陽 @akirakun ★jHA3aZYbO3_m9i

【狼(ハーネマン)/とある森】

「おい…!」…木の上に飛び上がった「羊飼い」を呼び止めようとするが、相手は話を聞こうとせずに臨戦態勢に入っている。
木から木へと飛び移るのを繰り返していた。
厄介な戦法だ。自分よりも体格が恵まれている上に…。

「チッ!おい、お前は話をき…イッ!!!?」

バッ…!!…穴から這い出てローズと名乗った「雌狼」の方に振り向くが、目を見開いて驚愕し、体が自然に後退してローズから距離をとっていた。
驚いたのは理由は…銃を持っていた?いや、それも確かに害獣として銃で狙われる事もある狼としては驚くことだが…その見た目である。

「何だぁ、お前ぇ…ッ!?」

彼女がここに来る前の先程の遠吠えからそれは「狼」だと思っていた…が…。
…少なくとも「狼」と断言できるような見た目ではなかった。だからと言って「人間」と呼べるのかも自信が無い。
下半身は狼の首から下の体、上半身は人間の腰から上…。
プレートで覆われた目元、覗いている人間と同じ位置にある耳の形は狼のそれだ…。
「怪物」…その異形にゾッとする…。

「『嘘つき(羊飼い)』がぁ…とんでもねえもの呼んじまってんじゃねえかよぉ…!」

ある意味、遠吠えに導かれてここに来る前に見た鎧を着た者(アイゼン)以上の衝撃だった。

そういえば…『嘘つきの臭い』がした人狼についても先程気になっていた事を思い出す…。

(あいつも妙だぁ…落とし穴ぁ?ずる賢くても本来オオカミさんが考えることじゃねえだろぉ?)

それはあくまでこの狼が知る範囲の常識と言ってしまえばそれまでではある。
しかし、どうも違和感を感じた。落とし穴…そんな手のこんだ罠で相手を嵌めようとするなど…。

(まるで…人間…?)

人狼の正体が元々人間だったことを見抜いた訳では無い。彼なりに似たようなものを感じただけだ。

ただわかったのは、ここに集まった者達は自分以上に…普通じゃない…。
彼らが本来歩む物語がどういうものなのかは知る由も無いが…それらの童話が狂ったとは、時にこういう存在を生み出す事でもあるのか…。
狼の頬に冷や汗がつたう…。

「まぁでもぉ…?…ここで死んでこっちの物語が終わっちまったら、俺自身の目的が果たせねぇよなぁ…?」

動揺が完全に消えた訳ではない。だが、黙ってやられる気も無い。
警戒を強める相手はいるが、それでもいつか闘うことはわかりきっていたことだ。

狼は両手を地面につけ、這う姿勢になる。狼本来の歩行法、四足歩行で機動力を高める姿勢だ。

そして、その「目」はローズの銃を見据え、「耳」は羊飼いが木々を飛び回り、木の葉をガサつかせる音を聞き取り、周囲を警戒する。
最後に…狼本来の強みである、鼻…。自分にとって「臭い」はあらゆる事を察する切っ掛けになりうる。

あらゆる感覚を総動員させる準備を完了し、戦闘姿勢は整った。

狼は舌舐めずりをし、目を狂気に血走らせる。

>>羊飼い、ローズ

2ヶ月前 No.50

E9-O3 @e9o3 ★iPhone=kpTHNMlOIW

【アイゼン / とある森(移動中)】


「……あの城にあの巨大な少女が向かったとすれば、脅威はその後を追って移動したやもしれん」

周囲の草叢を薙ぎ払い何か手がかりがないか探るハンスは、倒木の下に伸びる石畳の道を見つけ、ほう、と声を上げた。

「……この地は少なくとも全く未開と言うわけではないな。これはあの城が現れる以前にあった道だ」

苔生し、草花に覆われ、地面と同化していてよく見ないと分からない様な石畳の道が左右に向けて伸びている。一方は城を掠めて森の奥へ、もう一方、反対側は丘の様な場所に続いていると見えた。

「……人の手は入っているが、随分昔の事らしいな……」

丘の向こうの景色を眺めて居たハンスは振り返ってサリエルを見遣る。

「この辺りはこれ以上の物は無さそうだ、城に向かうぞ」

石畳の道はあの城を掠めて伸びている。この道を使えば森の中を捌いて進むよりかは良いだろう。

>>サリエル

2ヶ月前 No.51

籤神さん @qujimi☆HG/zYfR8HYU ★iPhone=Cygs2wYmSG

【とある森/ブルーセ・グルッフ】


周囲を取り囲む白い仮面の群れ。
そればかりに気をとられていて最初はその攻撃に気づかなかった。

飄と空気を割く音。廻る刃が迫り来る。
寸での所でそれに気付いたブルーセだったが、それは驚愕するブルーセの頭上を飛び去っていった。

「ははッ!何処を狙って__」

鎖の出所を探し、笑みを浮かべるブルーセ。
ぎちんっ、と鎖が伸びきり張り詰める。
廻る刃が引き戻され、背後からブルーセの肩口目掛けて襲いかかった。

首と胴体が別たれて哀れ仔山羊は屠られる、かと思われたその時。

「__いるのだッ!!」


ゴキンッ


しなやかに振り抜かれた脚。蹄が宙に半弧の軌跡を描いた。
鎌と蹄は見事に搗ち合い火花を散らせて互いに弾け飛ぶ。一撃を防いだブルーセはそのまま脚を地に突き下ろし、鎖の出所を木の上に見出した。

「其処か!!其処だな!!?」

突き下ろした脚を軸にして地を蹴り、猛然とその木の下に突進したブルーセ。頭を下げて角を前に出した状態で木の幹に激突。

生木を割く音と強烈な衝撃音が混じり合いドゴンと響く。大きく木は揺れた。更に木の前で構え直したブルーセは一撃二撃と木の幹に強かな蹴りを見舞う。木の幹が衝撃で砕け、メキメキと音を響かせて倒れ始めた。


>>ファントムさん、all

2ヶ月前 No.52

洗濯蟻 @arinohito ★iPhone=n7Rebp7mCv

【ローズ/とある森】


ローズの口角が三日月めいて吊り上がり、歯を剥いて嗤った。次の瞬間その顔が閃光に照らされる。


BLAAAAAM!!


異様な四連装の長銃身を持つライフル猟銃が先んじて火を吹いた。
BLAM!! BLAM!! BLAM!!
続け様に目の前の狼男に向けて一発、それから樹上に移った人狼に向けて大凡の位置にもう二発、返す手でまた狼男に一発。
CLANK
此処まで四発撃って、猟銃を上に掲げて圧し折るように排莢。硝煙と熱気を尾を曳いて地に落ちた薬莢を前脚で踏み付けながら、ローズは楽しげに呟いた。

「『おばあちゃん、何でそんなに口が大きいの?』」

フード付きの外套の内側から替えの弾を取り出して装弾。擦り切れた赤い襤褸外套のフードの奥から暗く澱んだ眼光が垣間見える。樹上の人狼、地上の狼男を捜す様に周囲を睨め付け、獲物を狙う獣の如く、銃を携え駆け出したローズは、先ずは姿の見える狼男に突っ掛けた。

「行くわよ、狼さん達!」


>>ハーネマン、羊飼い

【人狼=羊飼い、狼男=ハーネマンです】

【ローズは女狼ですかね】

2ヶ月前 No.53

緑酢 @karasu1010☆TyGLtXpsS1g ★0gkYBdXyN1_lXe

【羊飼い/とある森】

此処はとある森。飛び乗って移動出来る木々が多ければ多い程、相手をより撹乱させ、困惑させる事が出来る。そう考えながら人狼は上手く手と足の爪を引っかけて高速移動を行いながら、狼男と女狼の相手の様子を窺う。

「出来れば二匹共、僕の手で殺してあげたい所だけど……。やっぱりひと癖も二癖もある獲物に同時に攻撃するのも難しいよね……。んー……どうしよ」

此処までは上手く相手を撹乱させている事に成功していたが、しかし此処から決め手に欠けてしまいどう二匹を攻撃すればいいかかなり迷っていた。

「なるべく二匹の興味を僕に惹いて貰えれば何とかなるかもしれませんね……。って事はあえて動きを止めてこれでもかって言う程、遠吠えすれば相手を煽り、挑発するって言う意味でも面白い事になるのでしょうか……?」

しかしそう考えた途端、なんと一匹目の狼男は五感を研ぎ澄ませながら四足歩行を開始。突然の行動に人狼も思わず、心の中で動揺してしまう。だがさらにその直後、女狼が躊躇無く所持していた猟銃を自身と狼男に発砲。

「……へえ、脅しの道具って訳じゃないんですね。ちょっと油断し過ぎてましたか」

そう心底煽る様に言いながら、ギリギリのところで二発の銃弾を避けたが一発の銃弾が胴体をかすってしまい、少しだけ怪我を負ってしまった。

「全く、そんなに早く殺し合いたいなんて予想外ですよ。なら、その結末をこれから見せてあげます。覚悟して下さいね?」

そう言うと、高速で木の上から地面に下りて女狼と狼男の二人それぞれの方向に倒れる様に巨大な爪が目立つ手刀を斧に見立てて、なるべく巨大な数本の木を選んだ後、自慢の腕力で倒そうとしていた。

「流石に僕も一度で木を斬る事は出来ませんが、何度かやれば木を折る事は出来ます。では……」

>>ローズ様、ハーネマン様、周辺ALL

2ヶ月前 No.54

サムライ @aurasoul10 ★iPhone=32MpJq9M7k

【ファントム/とある森】

ブルーセはファントムが背後から飛ばした鎖鎌を蹴り落とし、さらにファントムが潜む木を頭突きと蹴りでなぎ倒した。驚いた。パワーだけならあちらの方が圧倒的に上だ。たぶん真正面からやり合えば力負けすることは想像に難くない。ファントムはこのままでは大木の下敷きになってしまうため、急いで木から飛び降りた。

「ふむ。力と反応だけはまあまあだな。きっと結構な場数を踏んでいるのだろう。だが、貴女にはまだ足りない物がある…それは…貴女は前しか見えていない…!」

ファントムはブルーセの突進を警戒してまだ茂みに身体を隠している。自慢のよく通るオペラ座で培った歌うような声で会話している。まだ正体を現さずに隠れたままのファントムにブルーセはどう対応するのか。

「こそこそと隠れて攻撃するのは卑怯だと言いたいだろうが、これは戦いではなく狩りのつもりだからな…!確実に貴女の命を頂戴しよう!」

ファントムはブルーセの左横からやや上向きに鎖鎌を投げ、右横からはやや下向きに鎖鎌を投げた。これはジャンプしても伏せてもどちらにせよ鎌の刃が当たるようになっている…というねらいでファントムは投げたのである。果たして、ブルーセは無事に切り抜けられるのか。

>>ブルーセ・グルッフ様、周辺ALL


【遅くなって申し訳ありません。】

2ヶ月前 No.55

@sashimi343 ★iPhone=oV2tfpv0ti


【 ロード・ワンダーランド / とある森・氷の宮殿 】


最後の扉と思いきやそこにあった長い階段。とても長い道のりがまだ続いていた。
ロードは黙ってエグランティーヌの肩に乗ったまま辺りを見回すことしかできなかった。

とうとうたどり着いた先にはこの宮殿の主であろう人物が居た。
ロードはエグランティーヌの肩から降り元の大きさに戻る。
殺伐とした状況に雪の女王も、エグランティーヌも全く動じず堂々と構えているのに対しロードは状況がつかめず、おろおろする事しかできなかった。


>>エグランティーヌ、ゲルダ、周辺all



【 長らくお待たせしてすみませんでした 】

2ヶ月前 No.56

ばにらあいす @kodai4370 ★iPhone=3YQjlzA46v

【サリエル / とある森→移動中】


「本当だ、なんでこんな所に…」

彼の言う石畳の道、ここは分岐点のようなもので、ここから先に二つの道が伸びている。観察不足で殆ど見えなかったが、片方の道はあの城、というより元々あった湖のような場所へと向かうために造られたものの可能性が高い。殆ど推測だが、近からず遠からずって所…なのかな?
もう片方は知らないね、どうでもいい。


「了解…」

いつもの調子が嘘のように、二つ返事でハンスの言葉に了承した。城が近づいているせいか、やたら寒くなってきた。何もしないとやっぱり普通の人間なんだなぁ、と改めて実感できる反面、ガタガタと震えて動けなくなるのも時間の問題だと悟った。

寒いのは好きじゃないし、城に着いた時点で能力を発動しよう、そう考えながら、あれだけ歩いて全く温まらない身体を必死に動かし、開拓されていない獣道より幾分マシな通路を歩き続ける。


「ところで、城に着いたらどうします?」

予てより疑問だった事だ、実は自分自身城に着いて何をしようとか、そういうのは全く考えていない。少女達を救出するならそれでも構わない、しかし本音を言えば、自分だろうが誰だろうが死んだって興味はない。目的がないなら、やはりハンスの考えに従うのが一番、自分にとっては都合がいい。


≫アイゼン様、all様

2ヶ月前 No.57

友禅 @yuuzenn☆fXqsD0VZIxk ★YRuDhSwQ0p_Qi5

【 ゲルダ(雪の女王) / とある森・雪の宮殿 】

「ほう、呼び鈴の無い城は壊して良いと教わって育ったか。ぬしは随分と辺境にある蛮族の村にでも生まれ落ちたらしい。ふむ。ならばなおさら赦そう。メスの獣に人間の行動を求めるのは無理だろうて」

 常人であれば既に死んでいても可笑しくはない――むしろ死んでいないほうが可笑しいほどの寒さの中、気丈にも階段を登るまでしてきた侵入者らに改めて言葉をかける。
 字だけで見れば馬鹿にしているような言い種だが、雪の女王は侵入者を挑発する目的でこんなことを言っていない。
 単に『相手を怒らせないように言葉を慎む気遣い』なんてものを、そもそも発想の段階から所持していないだけで。
 結果として煽りじみた発言になっても、それは結果がそうなったのみ。煽ろうとして煽ることなどない。

 命が凍りつく寒さの中、相変わらず氷そのものより冷然とした姿で雪の女王は侵入者らを一瞥する。
 数は二人。地面に足をつけて立っているのは一人で、もう一人はそういう能力を所持しているのだろう、最初は小さくなってもう一人の肩に乗っていた。
 今はちゃんと人間サイズに戻っている。それが正解だ。
 ベルクマンの法則曰く、極寒の地域に住んでいる動物のほうが身体が大きい。それは何故か。体積が大きいほうがより多くの熱を産めるからだ。
 つまりこの寒さの中で生き抜くには、むしろ小さくなるより巨大化でもしてのけたほうが生存率が上がる。
 あまりにも大きくなりすぎて天井をぶち抜けば、その時点でまた城に攻撃されるから遣り過ぎは禁物だが……。

「――女王たる妾がぬしらに問うてやろう。拝聴し、静聴せよ。
 不遜にもこの妾を森なぞに召喚せしめ、あまつさえもてなしの用意も無く姿も現さぬ不届き者。その正体をぬしらは知っておるか?」

 知っているなら褒めてつかわす。
 知らぬのならば疾く失せよ。
 妾の役に立たぬ者などお呼びでないわ。
 口に出さぬまでも、つららと見紛う氷の眼差しが言葉より雄弁にそう語っている。

 薔薇のごとき美貌の姫君を目の前にしても。不思議の国と戯れる愛らしい娘を目の前にしても。
 雪より寒々しい態度を崩さぬからこそ、彼女は『雪の女王』なのだ。

>エグランティーヌ様&ロード・ワンダーランド様&ALL様

【申し訳ありません。ずっと私達の書き込みはエグランティーヌさんの次にロード・ワンダーランドちゃんが書き込む形で進んでいたので、次も当然ロードちゃんの番だと完全に待ちの姿勢でおりました。五月雨ロル(※相手のロルを待たずに回すロル)はできるだけしたくないので……。停滞させるつもりでそうしたのではなく、結果としてそうなったのだということをご理解して頂ければ有り難いです。あと、次からロードちゃんの書き込みを一回飛ばして進めて欲しいと考えている場合はそう仰って頂ければ有り難いです。でないとその意図を汲み取れず待ってしまいます。すみませんがよろしくお願い致します】

【あと、足音が氷の壁に反響して響き渡るってことはもう足元も周囲も茨の壁で覆っていないということなので、もっと寒さへのリアクションといいますか、身体異常の描写も入れて頂きたいです。だってゲルダを視界に入れた時点でマイナス100℃を下回るのに、もっと近付いたってことはそれ以下の気温に身を晒しているんですよ? なのに肉体強化系の能力者ではない御二方にその反応で済まされては、他のキャラクターもその反応で済ませて良いことになってゲルダの能力がクソ以下のザコ能力と化してしまいます。人間は中枢温度が30℃になれば意識を失うような構造なので、もっと『寒い』という事実そのものが脅威であるのだと捉えて頂ければ嬉しいです……】

【ロル以外でこんなに長くなってすみません。次回からはサブ記事に書き込みます。失礼いたしました!】

2ヶ月前 No.58

闇月 @warabimoti ★Android=xdCufVxL3h

【エグランティーヌ/とある森・氷の宮殿】

蛮族、という言葉にエグランティーヌは少しだけ目を見開く。
「蛮族…確かに今となっては、100前の王族など蛮族も同然かもしれないな。これでも城に生まれたのだが、育てられたのはこのような森の中なのでな」
エグランティーヌの出身は蛮族とはかけ離れているのだが、憤慨するでもなく、ただ自分は一応王族であると仄めかす。
元の大きさに戻ったロードは不安げにしている。
雪の女王の態度と口振りからは、こちらを見下しているのがひしひしと伝わってくる。
…しかし果たしてあれは、真に女王と呼べるのか。
血筋を別にすれば王というのは、城を持ち、部下を持ち、力を持てば誰でも名乗ることは出来る。
しかし、王には二つの種類があるとエグランティーヌは思う。
彼女のように他者を見下し、不遜に振る舞い、慎みを知らぬ尊大な王か。
民に寄り添い、慎み深く、歩み寄る寛大な王か。
…果たして、王に相応しいのはどちらか。

雪の女王は、その態度を崩さぬままエグランティーヌとロードに問いかけた。
その内容は、自分達の抱える疑問と変わらない。
誰が自分達をこの森に召喚したのか、と。
生憎答えは持ち合わせていないし、知っていた所で信用されるかは別だろう。
「…それが他人にものを訊ねる態度か?私などより余程蛮族に似つかわしいではないか。仮に私が元の世界で女王になっていたとして、そのような態度ならたちまち革命が起こるだろうな。……簡潔に答えよう。私達はお前の求める答えを持ち合わせていない。ゆえにこうして答えを捜し彷徨っているのだが、お前は自ら動くまでもないと?」

>>ロード、ゲルダ、ALL様


【トンネルが健在という事にしたので寒さによる身体異常はそこまで酷くない、というスタンスで良いでしょうか?勿論寒気などはあります!
リアルの都合で今日から新年3日まで来れなくなります!ご迷惑をおかけしますが、ご了承ください。】

2ヶ月前 No.59

太陽 @akirakun ★jHA3aZYbO3_m9i

【狼(ハーネマン)/とある森】

「チッ!」

女狼(ローズ)の持つ銃が発砲された。
1発目に対しては首をわずかにそらすがそれでも頬をかすめ、わずかに傷を作る。
2発目の機動は脚の部分に来た。撃ち抜かれたら機動力を損ねる…そう考えるよりも先に、狼は脚をわずかに持ち上げ、2発目の銃弾は素通りする。

(銃…やっぱり早えよなぁ…!)

野生の勘…そう呼べるものに身を委ねても、銃弾の速度は早い。
銃の動きを少しでも見るために銃を見据えていたが、それでもこちらの反応速度に限度がある。
ローズはこちらに駆け出して来た。銃の装弾は手慣れているようで、すでに弾の補充を終えていることを認めて、再び「チッ」と舌打ちする。

命中率を少しでも下げるためにローズの間合いの内側に入りこむか…いや、それを実行するのはタイミングが遅かった。先程も認めたように銃弾は補充されている。
近づけば的が大きくなる。
逆に離れるか…あの銃身の長さにローズの狙撃…狙いを定めるのはたやすいだろう。
背を向けるのも危険だ。
そのようなことを考えている時…。

――…!!…!!

…ピク……ほぼ一定の間隔で木に硬いものが打ち付けられるような…感覚を研ぎ澄ませた狼の耳はやがてそんな音をわずかに拾う。

(木を切る音…?この近くで…まさか「嘘つき(羊飼い)」の奴?…)

そう…もうひとり警戒を怠ってはいけない存在がいる…その事も決して忘れてはいけなかった。
聞こえる音はわずかだが、それでも聞こえる分、自分のいる場所が比較的に近い…。
…何をやろうとしているのかを、やがて察知する…。

…やがて狼はニヤつく。とは言え頬に冷や汗が流れている。苦笑と言うものだ。
あることを思いついたのだが、うまくいくかどうか…。

だがやるしかないか・・・。

…狼は歌を歌いだす。
その歌詞は本来の「赤ずきん」という物語を知ってのことではなく、偶然即興で紡がれていく。

『狼さん、あなたの目はどうして大きいの?』

狼はズボッと地面に自分の右手を突っ込む。手首まで埋まった。
やがて埋まった手は地中の土を大量に掴み取る。
相手の射撃のタイミングを遅らせるために…。

『君の姿をよく見るためさ、視野にいれてじっくりと狙うために…!♪』

狼は右手を振り上げ、走ってくるローズに向けて大量の土を撒き散らす。目眩ましだ。

『どうして、耳は大きいの?』

狼はそれをした後に二足歩行の姿勢に戻り、ダンッ!と地面を蹴り、大きく、バックステップをする…。

『お前の声をよく聞くためさ、お前がたてる物音もそこにお前がいることを証明する…♪』

羊飼いがたてる音を聞いたまま、バックステップで浮き上がった狼の体はやがて静かに落下していく…。

(俺が引きつけてやるよぉ…。)

狼は両手を左右に広げ、歌の続きを歌う。

『どうしてそんなに手が大きいの?
 …お前を抱きしめるためさ…!一度捕まえる事ができれば、あともう一息…♪』

狼が落下する地点…それは、先程自分が引っかからずに、あることだけを確認するために空けた穴…。

自分がここに来る前に人狼が前もって掘った落とし穴の一つだ。
こうして狼は引っかかることを避けた穴の中に自分から落ちていく。

ローズに対する狙いは二通り…。

(どうする?俺のもとに辿り着く前に、嘘つき(羊飼い)がこれから倒す木に潰されるかぁ?それとも俺に突っ込んで一緒に穴に飛び込むかぁ、その場合(後者の場合)は…。)

狼は牙をむき出しにしてニヤリと笑う。

(至近距離で、食ってやるよぉ!)

左右に広げた腕は、距離をこちらまで詰めたローズを捕らえるだろう。
相手がこちまらに来なければ、狼一人穴の中へ落ちるが、無事に着地するだろう。

>>ローズ、羊飼い、ALL

2ヶ月前 No.60
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