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hello,new world.

 ( オリジナルなりきり )
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異世界転生/ファンタジー/サバイバル @bakara ★kanIEqkLWh_keJ

 空は青かった。初夏の陽気な風が頬を撫で遠くでは小鳥のさえずりが聞こえる。
 桜は緑に染まり花見には遅い。かと言ってセミが鳴き始めるにはまだ少し早い。朝と夜は涼しく、昼は少しだけ暑い。そんな日に、

 …僕は死んだ。

ーーーーーーーーー

 …ここはどこだろうか。暗い。壁も天井も見えない。なのに何故か足元には一本の道が引かれている。光も何もないはずなのに不自然に白くはっきりと見える。
 僕はなぜここにいる。わからない。経緯も何もかもがわからない。
 ただひとつわかる事は前後にただ道だけがあって他は闇。道を外れたら、なんて考えたくもなかった。
(進むしか、ないよな)
 意を決し立ち上がるとゆっくりと歩き出した。先の見えない一本道をどれだけ歩いたろう。そろそろ足が疲れ始めたころようやく光が見える。
 出口だ。ここから出られる。期待に思わず足が速くなる。そして光の先には、
(え…?)

 ジャングルが広がってた。遠くには高い城壁で囲まれた街のようなものが見える。
「ここは…」
 いったいどこなんだ。その呟きが口からこぼれることはなかった。

ーーーーーーーーーーーーーーー

はい、どうもスレ主です。
よくある異世界転生モノ…なのですが、装備やら何もなし。ステータスは一般人。もちろんチュートリアルなんてありません。ファンタジーな異世界で真の意味でゼロからスタートとなっています。
いきなり放り出されたこの世界でどのように生きるかはあなた次第。魔法や剣を極めようがただ漫然と生きようが野盗と化そうが、お好きなように生きてください。

興味を持たれた方は是非ともサブ記事のほうへおいでくださいませ。

メモ2018/12/25 22:49 : バカラ @bakara★iPhone-1h9j3mwLgF

【本編開始。キャラ募集中】


【現在の状況】


始まりの穴

・雪代 氷亜(女/クラス未習得)

・猫宮 沙羅(女/クラス未習得)


森林地帯

・安芸津川 陽菜子(女/クラス未習得)

・負箙 憂(女/クラス未習得)

・更科 蒼(女/クラス未習得)

・三条 飛燕(男クラス未習得)

・陽永 璃海(女/クラス未習得)


ウォルテラ

・神凪 裕二(男クラス未習得)

・空原エレナ(女/クラス未習得)

・鶴城町 鉛(男/白魔法使い/レベル1)

・リゼット・シュピーラー(女/クラス未習得)


【不備などありましたらご指摘ください…】

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天獄の使者 @yosinon447 ★NolTC1MmME_keJ

【始まりの穴→森林地帯/安芸津川日菜子】

今、こうして憂ちゃんと対話してる自体、迂闊と言わざる得ない愚かな行為だっただろう。仮に彼女が良く頭が周り他人の命を顧みず狡賢い性格の持ち主であれば、私は簡単に手駒にされていた所だろう。だがそうなった場合、きっと私は彼女を悪いと思うのでなく自分が悪いと思う
それは此処に来るまでもなく変わらない、最愛の人であるダイキが機嫌が悪く怒って私を殴る蹴る包丁で刺す、物を投げたり…挙句の果てに性行為に及ぶのも、自分が言う事の聞けないどうしようもないお人好しで、例えそこに悪意があったとしても偽善だとしても私は放っておけず、助けてしまう。不器用な性を持って生まれてしまったのが私、安芸津川日菜子なのだから……。

触れ合った今、憂ちゃんがただ無邪気で純粋な少女だった事には喜ぶべきと思う
本当に…良かったと…。

「……ひなちん……うん、いいねありがとう!そうだ私も……うれいちゃんだから…うれ…れい…『れいちん』かな?あ…憂ちゃんが嫌なら呼び方変えるから……ねっ。へぇ、お母さんが……お兄ちゃんは杞…くん…さんか……そ、そうだね……!」

そう言った感じにあだ名をつけられると私からもあだ名をつける事にした。まぁ憂ちゃんが嫌なら辞めるけど……
それとあだ名をつけられるのはよっぽど悪意とかない限りなら特には気にはしていないし、基本、敬称を使われたら敬称を、
あだ名ならあだ名と見合った形で呼び方は考えている。加えて純粋に仲良くなりたいと距離を縮める為。

それとは別に彼女とそのお兄さんの名前について若干口元を引きつらせながらなんとかその気持ちを誤魔化すよう微笑む
先程、『良い名前だね』なんて褒めたがそれはお世辞にも言えないだろう。苦し紛れに褒めるのも程がある。後、憂ちゃんはお父さんの事口にしないけど、既に亡くなってしまったのか或はお父さんとの間にいざこざがあったのだろうか。

まぁ…まだ聞いただけで字を見た訳ではない為一概には言えないけど、きっと親ならそんな名前付けないだろうと心の中で勝手に、
茄子科の落葉低木からと捏造したり、今流行りのキラキラネームかなと、出来るだけマイナスな印象を付けたと考えないように
そうであって欲しいと願うばかりの心境な私の一方で……

喜ぶ憂ちゃんの顔付きに若干曇りが見える。家族の事を曝け出した時から……本来の彼女の肉体年齢ぐらいなら、嫌な事は言わないと選択できた筈だけど、この娘の心の成長に何かあったのではないかと気になるけど他人の事は、根掘り葉掘り聞くのは良くない
だから憂ちゃんがいつか明かしてくれる事を待とう。

それから憂ちゃんに家族の捜索を助力すると言うとそれが嬉しかったのだろうか
ちょっと機嫌が良くなっただけで本当の所は良く分らないけど、見る限りでは嬉しいのだとぴょんぴょんと飛び跳ねている。本当に幼いんだな
ただ背中を摩ってあげていた際にその勢いで急に抱き着かれると急な事だったので思わず、
一瞬目を大きく開けて驚きあわやそのまま押し倒されるように転びかけたのは…ナイショ。

危なかった…そのまま倒されたら今度こそお陀仏になるんじゃないかとヒヤヒヤした反面。そんな彼女が愛らしいと感じて

「うん!そうだよ!ふふっ!うんうん、すぐお兄さん達にあえるよ!」

憂ちゃんの言葉に微笑み続けて応えると抱きしめかえす。……既にその家族は居ないと言うのに…なけなしの希望を与えてしまったなんて酷いい事をするね私は……

「うん、その意気だよ。私も頑張るから!」

ここから出ようとの提案に乗ってくれた事で、しっかりしないとと再度自分に言い聞かせ、憂ちゃんに頷き返せば、
軽い足取りで前へ前へと洞窟の外へ向かう、憂ちゃんに手を離れないように痛くない限りで強く握った形でその後
「ちょ、ちょっと早いのは良いんだけど…音はなるべく立てないように…ね、」と言いながら慌てふためき、引かれながらあとを追っていく
勿論、なるべく足音を立てずに……

》負箙憂さま、周辺ALLさま

【すみませんっ!お待たせ致しました。】

2ヶ月前 No.38

裕二 @6aa1 ★Android=AN1LsrMJSg


【神凪裕二/森林】

「よろしく、リゼット」

彼女の差し出された手を握り握手を交わした。綺麗で細い指をした女性の手だがややしっかりしている感触だった。
彼女も自分と似たような境遇で気がついたらここに居たらしい。

「犯罪…?ごめんまだ少し混乱していて。陸上自衛隊俺は平和維持活動で中東にいたんだ。そして俺は…」


鼓膜を叩いた1発の銃声。爆発…。鈍い頭痛とともに記憶が蘇る。そして眩む視界と激痛。絶えず流れる赤黒い血液。次第に落ちていく感覚…。

「俺は死んだはずなのに…腕と足が吹き飛ばされたんだ。それが目を覚ましたら元通りになってた。夢じゃない。」

こめかみを抑え記憶を整理する。今はこれ以上考えていても仕方ない。理由は不明だがこうなってしまった以上、ここがどこなのかを優先的に突き止めた方がいいだろう。

「他にも誰か居ると言ったか。どこにいるんだ」

他にも同じくしてここに迷い込んできた人がいるなら何か情報が集まるかもしれないと考えリゼットに聞いたが…そこに突如、叫び声と共に女の子が転がり込んできた。

「…おいおい大丈夫かい。残念ながら余所者だ。もしかして君も迷い込んできた系か?俺は神凪裕二だ」

ダイナミックな登場をした少女に軽く自己紹介をする。

「ところで街があるのか?」

【遅れてしまいましたね…。】

>>リゼット、エレナ、all様

2ヶ月前 No.39

更科蒼 @railguns03 ★iPhone=gXeY8DTIMi

【更科蒼/始まりの穴移動中】
飛燕に探しててくれたのか。そういわれると、自身からすれば飛燕はやはり自分のかけがえのない一人の仲間であり逆に飛燕が、探してくれてる。いや、探してくれてたということだけで嬉しいと思い

「当たり前っしょ!仲間だら?っつか、飛燕も私んこと探しとってくれたんやな」

さがしてくれてたんだな。という飛燕に対して仲間、いや、友達ならこう(心配だし、探すこと)は当たり前である。と、思ったので、そういう。

「そう。森あんの?まじかーなんとなく面白そうたからいぐか!」

そして、飛燕からここを出れば森があると聞かされる。また、こういうの、面白そうだな。おい!とまた、「こういうの、なんか腕がなるよなー森の中とか。ポケ○ンみたいで」と、
某、有名ゲームを例に出し、とりあえず飛燕も見つかって良かった。というか、飛燕も、迷子対策として手を繋ぐという同じ事を考えてたんだと思って

「飛燕、実はそれ私もおんなじ事考えてたわ。意外と気、会うかもね」

そういえば飛燕の手をぎゅっと握りながらに微笑んでみてはこれで逸れたりはしないよね?と、思い
→飛燕、all

2ヶ月前 No.40

バカラ @bakara ★iPhone=1h9j3mwLgF

【森林地帯/リゼット】

『他にも誰か居ると言ったか。どこにいるんだ』

「えっと、僕の記憶が確かならあそ、」

『うひゃあ!?』

 裕二への答えは最後まで言われることはなかった。指を差した直後に聞こえる驚いたような声と勢い良く倒れこむ音。
 慌てて振り返るとそこには一人の少女が倒れていた。手元には古びた地図と一本のダガーが放り出され、見るからに痛そうだった。
 後ろを振り向き何もいない事を確認すると少女はようやく立ち上がり土を払うと口を開いた。

『……はぁはぁ。あの、現地の人ですか? 私、その、迷子になってしまって。街の方角を教えて……いえ、もし良かったら一緒に街まで連れて行ってくれませんか?』

 丁度隣の位置になっている裕二が軽く自己紹介を済ませ『町があるのか』と尋ねる。少女が何か答えるよりも先に、

「君、ちょっとごめんね」

 持っていた地図を借り目を通す。

「ここの洞窟が多分これだよね…。それで…。
 うん。街はあるみたいだね。コンパスがあるわけじゃないから正確な方角までは分からないけど、そんなに遠くないみたいだよ。
 あ、僕はリゼット・シュピーラー。僕も迷っちゃって、さっき裕二とあったとこだよ」

 ありがとうと地図を少女に返して微笑むと忘れていたばかりに自己紹介をする。

「君はなんて言うんだい」

》エレナ、裕二、周辺ALL

2ヶ月前 No.41

渡空飛燕 @hirundo058 ★Android=n3pwQ9Lvv9

【始まりの穴/移動中】

「ハハハ…!確かにな。オレも同じ理由だよ、蒼はオレの仲間だから探すのは当たり前だ。それがオレにとって大切な人なら尚更な」

仲間なら探すのは当たり前、と言ってくれた蒼に対し、あまりに嬉しかったのか、声に出して笑って見せれば「確かにな」と返す。飛燕は蒼のことを仲間だと意識していたが、それは一方通行ではないのかと疑っていたのもあり、それを聞けてとても嬉しいのもあった。そして、「オレも仲間を助けるのは当たり前だと思ってる、それが自分にとって大切な人なら尚更な」と返す。

「ああ、楽しいと思う。怖いのは怖いのかもしれねえが、それよりも面白そうだしやりたいという気持ちが強い。ま、なによりも、蒼と一緒ならオレはどんな事でも楽しめるし、乗り越えそうな気がするんだよ。」

蒼も蒼なりに自分と同じく森へ行く事に好奇心を露わにしているようだ。飛燕は「楽しいと思う。」と答えてみては、蒼の手を握った自分の手に視線を向ければ「蒼と一緒ならどんな困難も乗り越えられるし、楽しい。」とそう言う。

「どんな困難も丸ごと楽しもう。そして、この手は絶対に離さねえようにしなきゃな…!」スリスリ

蒼の手を握って繋いでいる自身の手をそのまま自分の頬の方へ近づけてみれば嬉しそうに蒼の手の甲部分を頬ずりして、「絶対に離さないようにしなきゃな」と笑顔を見せながら伝えて。

≫蒼、all

2ヶ月前 No.42

霧灯 @sunsuncat ★o08FOtq5xo_TJc

【森林地帯 / 空原エレナ】

『…おいおい大丈夫かい。残念ながら余所者だ。もしかして君も迷い込んできた系か?俺は神凪裕二だ』
「え」

 まず耳に入って来た期待外れの前半部に一旦顔を暗くさせて項垂れてみれば、続く後半部の意味を数秒遅れて理解し始め再び顔を上げた。「君も」ということは? エレナは答えてくれた男性ともう一人の金髪の外国人女性の両方の顔を見る。

「え?」

 現地人ではなく、それどころかエレナと同じく突然ここに連れて来られたということらしい。特に何も言わないが、外国人女性の方もそうなのだろう。エレナもまた返答はしなかったが、様子から恐らくYESだと伝わるだろう。
 エレナは頭を抱える。自分一人だけでなく集団で誘拐されたとなるとまた話が少し違ってくる。寝て起きればいつもの部屋の天井ないしは病院の天井が見えたりしないものかという淡い期待を裏切った寝起き直後に改めて考えた考察が早くも無駄になった。それも外国人までとなると、これは国際規模の事件に巻き込まれたということなのだろうか。そんなグローバルな話はニュースでしか触れたことが無い。だとすれば、もしかしたらここは日本でも無いのかも知れない。そう考えると一層話が大きく見えてくる。小中学の修学旅行は国内だったエレナは海外旅行にすら未だ行ったことが無かったというのに。……いやそんなことはどうでも良いんだけど。

『ところで街があるのか?』

 それを聞きたいのはエレナも同じだ。近くにあって欲しいという方が正しい。
 ええと、あったら良いなと言うか。率直にそう答えようとした時、

『君、ちょっとごめんね』

 外国人だと思っていた女性が流暢な日本語を話し、突然エレナの持っていた地図を奪い取った。するとエレナはそこで漸く自分が地図を持っていたことを思い出した。パニックになっていた所為ですっかり頭から抜け落ちていた。ウッカリしていた。中身にしても、昨夜は明かりが無くて、明るくなってからは「アレ」の所為でエレナはまだ確認出来ていなかったのだ。何があったのかは話せば少し長くなる。
 兎も角、地図に目を通す外国人女性の隣に移動し、エレナも横から地図を覗き込む。明るい中で見ると確かにそれは地図だった。昨夜は暗かったので正直本当にこれが地図で良かったのかも怪しいところがあった。

『ここの洞窟が多分これだよね…。それで…。
 うん。街はあるみたいだね。コンパスがあるわけじゃないから正確な方角までは分からないけど、そんなに遠くないみたいだよ。
 あ、僕はリゼット・シュピーラー。僕も迷っちゃって、さっき裕二とあったとこだよ』
『君はなんて言うんだい』

「良かったぁ。私、このまま森で遭難するんじゃないかって思って。あはははは。
 私は空原エレナです。そちらはリゼットさんと神凪さんですね。よろしくです」

 安心感から笑顔を見せ、地図を受け取りながらエレナも名乗る。

>>リゼット 神凪裕二 周辺ALL

2ヶ月前 No.43

@purple3ru ★iPhone=5uXDFiflht

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2ヶ月前 No.44

裕二 @6aa1 ★Android=AN1LsrMJSg

【神凪裕二/森林】

リゼットが手にした地図を横からのぞき込む。ざっくりと描かれた略地図のようだ。正確なものなのか定かではないが、見る限りでは恐らく歩いてでも行けそうだ。

「方位なら…あった」

と辺りの地面を見渡して何かを探し出した。 指さしたそれは岩場や朽木に生えた苔だった。

「少なからずとも苔は南側には生えにくい。岩や古い樹木についてる苔は北側に付きやすいから大ざっぱに北側がわかる」

と苔を探した理由を説明する。磁石を持ってない場合は時計と太陽を利用したり植生をみたりなど様々な方法がある。中でも苔は案外と正しい。

「だから北はこの方向」と向こうに平原が広がっている方を指さす。自分たちは今森の中の標高が低い小山にいて丁度下山していくかたちになる。

「おおよその北はわかった。あとは俺達が今どこにいるかだ。エレナ、地図をかしてみろ」

エレナの地図を地面に広げ、適当な木の枝を拾う。

「北はこの方向。視点を右に移すと大きな山脈が見えるだろう。そして左方に視点を移すと…広大な針葉樹林が見渡せる」

手にした枝をその方向に向けて説明し、続いて地面広げた地図上を枝先で指す。

「以上からこの地図にも記されてる山脈と針葉樹林、そして前方に広がる草原を結ぶ線…現在地はこの辺りか」

等高線も座標もない略地図には山や川、森、そして街といった著名に確認できるものが記されている。景色と照らし合わせて現在位置を割り出すという見方しかできなかった。

「地図上だと街が平原の向こうにあるから、このまま北に平原を進めばなにか見えるはずだ」

と地図を畳んでエレナに渡した。

>リゼット、エレナ、all様

2ヶ月前 No.45

更科蒼 @railguns03 ★iPhone=gXeY8DTIMi

【更科蒼/始まりの穴移動中】
自身を大切な人だと言ってくれてる飛燕にそんなこと言うなら飛燕も自分からすれば大切な人ではある。そう思い、ポンッと手を叩きなにかを思いついたかのように
「そっか。そんなこと言われたことあんまないから嬉しい!」
そう、彼女自身、こういう風に誰かに求められることがなく育ってきたが故に、なんとなく、頬が少し痒かったのか、ポリポリかいたり少し照れ臭そうにしてたらば、
飛燕が、なんとなく乗り越えられそう。そういうため、
「一人でできんことでも仲間と一緒だから乗り越えられる。一人でやるにしても困難なことでもあなたがいるから乗り越えられる!仲間の力ってすげーな!その困難を楽しむ!いいじゃん!面白そう。」
面白そうなことだし、なんとなく彼女の中で「うまくやれそう。興味あるし、と、思ってたからか、こういう仲間の力とやらはすごいな。と、思いつつに一人で挫折するようなことでもこうして乗り越えられる。と、困難を楽しんでこー!と、意気込みつつ
→飛燕、all

2ヶ月前 No.46

友禅 @yuuzenn☆fXqsD0VZIxk ★YRuDhSwQ0p_m5I

【 市街地・西部ギルド→武器屋 / 鶴城町鉛 】

 どんなに面倒臭くて複雑な手順の儀式をやらされるものかとドキドキしていた。
 していたのだが、白っぽいお薬を手渡されて飲まされた後、魔法円のある部屋に連れて行かれてそれが光るまで中で立たされるだけでクラス授与が終了してしまった。
 お手軽すぎて逆に怖い。こんなのでクラスを得られるなんて、ひょっとして自分は詐欺に遭ったのではないかと疑心暗鬼になりかける。
 だが「これで白魔法使いのクラスを得ましたよー」と言われて魔法円から出た瞬間、確かに身体中に自分は白魔法使いであるという確信が駆け巡った。
 何の理屈も根拠も無いのに。その確信を持って詐欺師を掴まされたという疑念は完全に破棄され、どことなくふわふわとした心地のまま、今度は杖を購入すべく紹介された武器屋をめざし足を動かす。
 なんでも白魔法使いは杖が無ければ魔法の行使に手間取るという。それに受付のお姉さん曰く、物理系の白魔法使いなら自分で自分にバフをかけまくって手にした杖で敵を殴り殺す戦法を得意にする者もいるらしい。鉛はそんな物騒すぎる白魔法使いを目指す気は無いけれど、それくらい白魔法使いにとって杖は大事な武器なのだ。
 ならば手に入れざるを得まい。幸い、クラスの取得にお金がかからなかったので貰ったお小遣いは杖にたっぷり割ける。

「失礼します。あの、白魔法使い用の杖ってどこにおいてありますか?」

 再び三回ノックをして、辿り着いた武器屋の扉を開く。
 中はこれまたRPGで親の顔より見たような典型的武器屋の光景。剣もあれば盾もあり、刀もあれば槍もある。
 新米が目当ての武器の場所を尋ねてくるのにも慣れっこなのだろう、店長と思しき壮年の男性は無言で杖の置いてある棚を一瞥して再び手元の剣を磨く作業に戻った。
 無口な職人、というやつか。現実世界だとこういう人種にもテレビの向こう側でしかお目にかかったことはない。
 今日は新鮮なものにばかり出会う日だ。

「へぇ、杖だけでも色々あるんだ。どれにしようかな。……うわ、何この金ピカでクソ高い杖。しかも重たっ。これだけはナシだね。センス悪すぎ」

 純金100%の重みと輝きを感じさせる杖を手に取り、しかめっ面で慌てて棚に戻す。値札にとんでもない数字が書かれていた。それに持ち手に巨大なフェニックスがはばたいていて携帯性も最悪だ。こればかりはダイソーで売っていても買いたくない。
 件の金杖をなるべく視界に入れないよう、その他の杖を手に取ったり近くで凝視したり真剣に吟味してゆく。初っ端に見た商品がアレだったから他もそうかと危惧したものの、どうやら例外だったのはあっちのほうなようで、他は携帯性も良くて値段も手ごろで良いデザインの杖がたくさんあった。
 十分に及ぶ熟考の末、ついに鉛は一つの杖をカウンターに持って行く。
 特殊警棒よろしく勢いよく振ればシャッと音をたてて全長が伸びるが、そうしなければ長めの定規と変わらぬサイズに縮まってくれたままの携帯性に優れながら武器としても使用でじゅる逸品。
 素材は木なのか鉄なのか石なのかも定かではない不可思議な感触だったが、爪を立てても喰い込まず、何度も振っても軋まなかったことから強度も充分と判断した。それでいてプラスチック並に軽い。最高だ。
 装飾の少ないシンプルな造りだが、黒と赤のボーダー模様なのも気に入った。今の服と良い感じにマッチする。

「おじ様、これいくらですか?」
「嗚呼、それなら10000G……いや、確か先週値下げしたんだったかな。そうそう、8000Gだ」
「ありがとうございます。これで足りますか?」
「充分さ。ほいよつり銭だ。ここは修理も請け負ってるからな。杖に不調がありゃあまた来てくんな」

 話して見れば意外と気さくだった店長に見送られ、『白魔法使いのクラス』と『武器の杖』を手に入れた鉛はようやく店外で一息ついた。
 何はともあれ。これで自分はまったくの無力、というわけではなくなった。現時点ではまだ無力が非力にランクアップした程度だが、これから経験を積んでいけば一人であちこち行って回って元の世界に帰る方法を探すことも可能なはずだ。
 そのためにもまず戦い。なるべく弱いモンスターとのバトルを数重ねてレベルを上げ、少しずつ強くなってゆくゲームのお約束を踏襲せねば。

「ギルドで初心者パーティにでも入れて貰えるよう頑張るか、一人でこつこつ初心者向けモンスター狩りに勤しむか。……そもそもどこら辺にいるモンスターが一番弱いんだっけ? もしあの森なら、二度と来ないとか宣言した傍から戻らなきゃいけなくなるなー」

 溜息一つその場に残し、ひとまず情報を得るべくギルドに戻る。
 さっきからやることばかりでロクに休む暇も無い。今日一日は本当に色々なことがありすぎだ。

>ALL様

【金の単位、イメージで勝手にG(ゴールド)にしましたがもし円とかドルを想定していたならすみません。もちろんそちらに修正いたします!】

2ヶ月前 No.47

バカラ @bakara ★iPhone=1h9j3mwLgF

【森林地帯/リゼット】

 隣で地図を広げ解説する裕二を見てぽかんとする。迷彩服を着ていることからもしかしてとは思っていたが、

(本物のレンジャーだ…)

 失礼ながら世に言う《オタク》なる人かとも思っていたが、ここまで詳しいと本職なのだろう。気づかれないように心の中で手を合わせ謝っておく。

『私は空原エレナです。そちらはリゼットさんと神凪さんですね。よろしくです』

「うん。よろしくね、エレナ」

 それはそれとして、よろしくと言われればよろしくと返すのが礼儀。少なからずリゼットはそう考えている。

『地図上だと街が平原の向こうにあるから、このまま北に平原を進めばなにか見えるはずだ』

 などと考えていると裕二の解説も終了。一応は聞いていたものの、詳しくは分からない。北に進んでいけば町が見えてくる筈。そう解釈して歩き出す。
 ちなみに遭難者があまりにも多すぎる点についてはすでに考えることをやめていた。学のないリゼットに分かるはずもない。こういう難しい事は頭のいい人達に任せればいい。

「二人ともー。日が暮れる前に街に着きたいから早く行こうよ」

 十メートルほど歩いて振り返ると二人に手を振った。

》裕二、エレナ、周辺ALL

2ヶ月前 No.48

渡空飛燕 @hirundo058 ★Android=n3pwQ9Lvv9

【始まりの穴→森/移動中】

蒼も、飛燕もドキドキを隠せなかったのか、お互いの心拍が直に手に伝わってくる。そして、「大切な人」と言われ、さらに手を頬にくっつけられて照れ臭そうにする蒼を見て笑みを浮かべるも。やはり飛燕も視線を少し逸しがちで照れくさそうにしていた。

「ん、そうだな…!」

自分から握っている蒼の手を自身の頬から離す、表情には出していないが本心はどこかうっとりし幸せそうにしていたのか。たが、握っている手は離すことなく意気込む蒼に同調するように返事をする。そして、二人してやっとのこと始まりの穴を抜け出してみると、先程見た光景と同じく広い、ジャングルのような森林に少し圧倒されながらも入っていく。

≫蒼、all

2ヶ月前 No.49

天獄の使者 @yosinon447 ★NolTC1MmME_keJ

【始まりの穴→森林地帯/安芸津川日菜子】

「良かった喜んでもらえて、うん!れいちん!」

あだ名を付け返して一瞬戸惑われるも、嬉しそうで何よりだと微笑みそして一安心と心内で深呼吸する。
まさかそんな事がないだろうとは思うが、もし今までの無垢な可愛い少女としての姿がまるで嘘かのように豹変して、
気安い呼び方で呼ぶななんてキレられたらどうしようかと……ほんとにそんな事がなくて良かった。

それから進んで洞窟から出る。憂ちゃんに手を引かれながらあたふたしつつも、何かの物音を聞き逃さないよう聴覚を研ぎ澄ますようにする。
出て早速出くわして襲われるのは嫌だからね。憂ちゃんもちゃんと注意してくれた事守ってくれてるみたいだし…ここまでは。
外の光に照らされ今まで真っ暗闇だった洞窟とは違い、明るい…と言っても周り一面、十以上……それよりも多いかと思われる木々と地面には草が生い茂る森に出たものだ。
……一体何処まで続いてるんだろう。じゃなくて街に繋がってるのか不安に思えて来る……。
最悪、永遠と彷徨ったり、急な崖に脚を滑らせて落下なんて悲惨な事にならないといいんだけど……

それとふと気になったのが地面に生い茂る草。私自身、野草や植物類には特に詳しい訳ではないのだけども、とても私が住む地域…日本全域
いや…外国に至る国々にもこんな草ないだろうと奇妙な色の花を見かけた。奇妙とは言っても変と意味ではなく、色鮮やかで見目美しくこの花を見て誰しもはぁ…と感傷に浸れるのではないかと……といけないいけない花に見惚れて注意怠ったら元も子もないよね。

「……そうだね。取り敢えず、ここで立止まっててもしょうがないから真っ直ぐ進んでみよっか?もしかしたら街とかあるかもしれないしね。
もし日が暮れ…夜までにここから出てない時の為に、歩きながらでも食べられそうな果物とかないか探――っ!?」

れいちんから、今思ってる事と同じ事を尋ねられて、真上を見ながら一指し指を顎について考え。
真っ直ぐ進んでみる事を提案してみた。本来なら無駄に体力を減らさないように変に歩くのは良くないと思うけど、
救助が来るか来ないか分からない状況下で、それを頼みにするのはもっと良くない。獣に襲われるのもそうだけど、一番は食事と寝る所。
食事は一日ぐらいならまだ耐えられるだろうけど…このまま食べられなければただ衰弱の意図を辿って餓死する可能性も出て来る。
そこで歩きながら手頃に食べれそうな果物や野草、キノコ。を探せれば一石二鳥。ただし毒や中毒の可能性も入れて
最初の一口は私が毒見しないとね…

睡眠も取らないとその為に獣に襲われないような寝床作りが必須。まぁ一日…最悪2日3日番を取る事も覚悟してる…
でもそれ以上は……かと言って憂ちゃんにその役任せるのは酷すぎる……。なんて事を考えて憂ちゃんに話しかけていたら
それは一目瞭然ならぬ一耳瞭然とした。聴覚を研ぎ澄ましていたからすぐそれは分かった。少なくとも人間ではない動物の足音。
しかも音の重量からして兎とかの小動物の類ではない、これはマズイマズすぎる。このまま自分達の元を嗅ぎつけられて迫られる事を
恐怖し唾を飲む。

ただ私はまだマシだろう…まだ精神が子供の憂ちゃんはそれ以上に不安と恐怖してるだろう。
その様子は見ればわかる。先程まで元気だった表情は息をひそめ暗く目を伏せて不安げに私を見つめている。
それは彼女のお兄さん達が本当にいるのか?寂しげな疑念の思いが伝わるように……

「れ、れっれいちん。落ち着かないかもだけど落ち着いて大丈夫…大丈夫だから!食べられないよ!だってれいちんは私が守るから!
 お兄さん達もき…きっと食べられてなんかない!無事だから……ねっ」

一方で怖い。怖い…怖いと恐怖と不安に今にも圧し潰されて行動共に表情に出してしまいそうな気持ちをひたすら耐えようと崩れそうな笑顔をキープする。ここで泣き言何て言ったら余計憂ちゃんを不安がらせちゃう。ここは意地でも我慢しなきゃ…そう私だけが我慢すれば上手くいく
……大好きなダイキの機嫌が悪い時の様に我慢すれば……!

既に耐え切れなくなり、その場で身体をガクブル震わせて涙ぐんでしゃがみ込んでしまった。れいちんを、
彼女の母親みたい?に接するように、屈みこんで優しく自分の胸元に寄せて抱き上げて、そう必死に落ち着かせようと言葉を繋げる。
後にしてなんて馬鹿な真似をしてしまったんだろうか、責任も取れない癖に背負っちゃって私はなんて無責任。
本当は自分一人で手一杯なのに……背負い込む…嫌な奴。

そして――憂ちゃんが少しでも今の状態が和らいだ所を見計らって
「れいちん。取り敢えず走って逃げるよ?このままだと本当にたべられちゃう。だから追いつかれないように走って逃げるの…」
と告げてから「行くよ…れいちん!」と言っては今度は自分が憂ちゃんの手を引く形で全力ダッシュするつもりだ。

》負箙憂さま ALLさま

2ヶ月前 No.50

霧灯 @sunsuncat ★o08FOtq5xo_TJc

【森林地帯 →街 / 空原エレナ】

 サバゲーマーだったりして。神凪の知識に感嘆する脇で、服装からエレナはそんなことを思い浮かべる。偏見かも知れない。ちなみに、エレナはやったことは無いが興味はある。確か意外と装備が高く付くのだあの遊びは。やっていると言っていたフレが旅費も掛かると嘆いていたことを思い出した。この森なら大喜びしそうだと思った。最後に神凪の横顔をチラリと見てみる。

 神凪から返された地図を改めて何気なく一人で覗き込む。するとエレナは顔を強張らせた。
 手に持っているのは「羊皮紙」。何かに気が付いてしまった気がした。
 はぁ。エレナは静かに息を吐いた。
 これは一旦二人には黙っておく。自分自身良かったと安心を煽った矢先に落胆させるのも気が引ける。今は進むしかないのだ。
 気付けばリゼットは先に進んでおり、声を掛けられ駆け足で追いつく。

『二人ともー。日が暮れる前に街に着きたいから早く行こうよ』
「はーい!」

 歩き始めればやがて街道らしき道に出て、その先を見れば街が見えた。高い石壁に囲まれたその場所にはそれに見合う高い木製の門があり、近くまで行けばその前に槍を持った門番が数名と、丁度入れ替わりに外へ移動していく人々に出くわした。服装を見ればやはり西洋、いいや、それ以上に。

「えっと、えらく古風な街みたい。ていうか思ったんですけどー、ここって海外みたいですねー。リゼットさん英語喋れます?」

 海外みたいですねというエレナの口調には少々のわざとらしさが混じる。尤も先の杞憂の半分は実際に街があったことで解消されたのでその分余裕が生まれたからというのもあるかも知れない。
 結果的には門番は英語ではなく「こちらにも通じる言葉」を使い、こちらの服装を見て訝しみはしたが通してくれ、エレナ達は街中へ入ることが出来た。その後目にした街の中に広がるのは、門番のイメージから連想されるような中世風の街並。

「ええっと、嘘でしょ?」

 海外に行ったことの無いエレナでも分かる、現代ではあり得ないその光景にエレナは言葉を詰まらせる。
 そこは自動車はおろか、現代設備など一欠けらも見当たらない全てがアナログの世界。
 あんぐりと開かれる口をどうにか閉じて、一旦他の者たちの反応を伺う。

>>リゼット 神凪裕二 周辺ALL

2ヶ月前 No.51

更科蒼 @railguns03 ★iPhone=gXeY8DTIMi

【更科蒼/始まりの穴→森】
「うん!なんか想像してたよりもすごいジャングルって感じやね。跨いだとかとは大違いだし!っつか、元たとこにはこんなとこなかったしさ!」

彼女の元いた世界とは大違い!こういうスリルを彼女は前から求めていたという。そんなこんなだから気があう人がいなかったということになるが、飛燕という仲間でかつ、気があう人物がいて良かったと
彼女は何を想像してたのか、どこをみても草木の大草原。そういうのもいいな。空気が澄んでいるし、何よりも、自分を大切な人だといってくれる飛燕といれるのだから。これを超楽しい以外の何で表せばいいのか。と考えたりし

まるでデートという名の冒険してるみたいでいいな!と、頭の中はお花畑。

「こういうとこで肝試しとかしたらさ、絶対、面白いよね!これだけでもスリルあって面白いし!」

と、手をぎゅっと握れば森のそのスリルを味わい、これだけでもすげえと思うのにそこに少しホラー要素入れたらやっぱりすごいものはすごいよね?と、言ってみては→
飛燕、all

2ヶ月前 No.52

友禅 @yuuzenn☆fXqsD0VZIxk ★YRuDhSwQ0p_m5I

【 市街地・武器屋→大通り / 鶴城町鉛 】

 雑魚モンスターの情報を求めてギルドに戻る道中。
 遠目に洞窟で出会った連中の内の何名かの姿を発見し、ついそちらに寄り道することにした。
 もしも既にクラスを得ているなら、いきなり異世界に放り出されたよしみで彼ら彼女らとパーティを組むことでレベル上げがしやすくなるかもしれない。
 逆にクラスを得ていないなら、そういった諸々を丁寧に説明してやることで恩を着せられるかもしれない。
 どちらに転んでも自分に損は無いと判断したからだ。

「やっほー! お姉さんたち、さっきぶりー!」

 人懐っこい子猫のような笑みを顔に貼り付けてヒラヒラと片手を振りつつ駆け寄る。
 相手は三人。迷彩服姿で自衛官やサバゲー参加者を連想させる男が一人、高身長でジェンダーレス系な印象の西洋人女性が一人、女の子らしい洋服に身を包んだお洒落な少女が一人だ。
 その中の一人、西洋人の女性はあの洞窟から真っ先に飛び出した人物であることを思い出し、表情には出さないものの密かに胸を撫で下ろした。
 良い人っぽかったから、もし死んであの森にバラバラの肉片状態で散らばっていたらと思うと少し罪悪感があったのだ。そうなっていない現実を目視したならもうこんな罪悪感は抱えておく必要が無い。即刻ゴミ箱にポイする。

「ボクもあの洞窟にいたんだけど、覚えてる? まあ覚えてなくても良いや。お姉さん達、もしこの街についたばっかりなら何の情報も無いよね。ボクは幾つか情報あるんだけど、それ教えてあげるから一緒にパーティ組んでくれない? あ、パーティの意味が分からなければそれも説明するから!」

 ほぼほぼ初対面の年上たちを相手に臆する様子もなくグイグイ言葉を重ねてゆく。
 現在の鉛には預かり知れぬ情報だが、今話しかけている面々――即ち空原エレナ、リゼット・シュピーラー、神凪裕二が後ほど獲得するクラスは『戦士』に『騎士』に『狩人』。鉛は既に『白魔法使い』のクラスを獲得しており、パーティのメンバーとしては中々にバランスが良い。偶然コミュニケーションを仕掛けにかかったグループにクラス被りが無いのも、森から五体満足で抜け出せたことに続きかなりの幸運だ。
 もちろん断られる可能性もあるし、そうなったらそうなったで仕方ないと去る者追わずが鉛のスタイル。
 背後にニコニコという文字が読めそうなくらい友好的な印象の笑顔を浮かべ、三人組の顔を順々に覗き込むようにしながら彼ら彼女らの返答を待った。

>空原エレナ様&リゼット・シュピーラー様&神凪裕二様&ALL様

【絡み失礼いたします! やっと単ロルから抜け出せた……!!】

2ヶ月前 No.53

渡空飛燕 @hirundo058 ★Android=n3pwQ9Lvv9

【森】

彼女の元いた世界とは大違い、と自身と同じようにこの世界を楽しんでいる蒼に「ハハハ、そうか」と笑みを浮かべてそう返事をする。彼女は初めてあった時よりも数段、ポジティブになっているような気がするがそれは気にすることなく、森の中を進む。表面的には蒼ほど盛り上がってはいない様子だが、内心、彼は彼なりにとても楽しんでいる。

「好きだという気持ちは大切にな。その好きだという気持ちこそ、他の何にも増して最強だとオレは信じてる。」

蒼が持っている「この世界を楽しむ」という好きな気持ちについてそう伝えると、「……お、何か良さげな木の棒だな。」と足元に細長い木の枝を拾い上げる。そしてその木の棒をじっと見て何を思ったのか目をつぶって耳をすましてみるとどこか水が流れる音が聞こえてくる。おそらく彼だけかもしれないが。それを聞くと、目を開けて飛燕は「よし、行こう」と街と反対方向に蒼を導くように連れて行く。ちなみに行き先は川である

≫蒼

2ヶ月前 No.54

更科蒼 @railguns03 ★iPhone=gXeY8DTIMi

【更科蒼/森】
ここにくる前のとこにはこんな青々と生い茂った木々なんかなく、『やっぱり新鮮』だなあと、とも思う。飛燕がなんか細長く頑丈そうな木の枝を拾うと、こういうのも学校の遠足みたいで面白いな。とも思って、ここに来た時はどうなることかとヒヤヒヤしてはいたが彼(飛燕)のお陰で色々と救われた部分も多かったような気もする。というか、何かするのがこんな楽しく感じたのはいつ以来?と感じるくらいでもあり

「おう!やっぱりそういう気持ちが大事なんやな!飛燕もさその気持ちも大事にね!」

飛燕の「好きという気持ち」も、自身の「だからこそ楽しみたい」というのも、2つとも大事だね。と、思いながらに

「おっなんか、水の音するね!早速いこ!」
水の音が聞こえてくると思ったのは彼だけでなく丁度彼女もおんなじことをおもってたが、その水流音がトイレについてるウォシュレットとかの清流音みたい。とか思って川の音を聞きながらにこういうとこの空気美味しいんだよなと思いながらに深呼吸して
→飛燕

2ヶ月前 No.55

渡空飛燕 @hirundo058 ★Android=n3pwQ9Lvv9

【森】

飛燕は、握っている蒼の手を離すことなく、もう片方の手で拾った長い木の枝を握り締めればブンブン、と目の前の草をかき分けながら進んでいく。これは草についている虫や蛇などを退ける為の行為であると共に彼は嬉しそうに蒼との行動を楽しんでいる様子の表れともいえる。彼女に対する好意とも言えるかもしれない。

「ああ…!」

「飛燕もその気持ちも大事にね」という蒼の言葉に乗るように笑みを浮かべればそう答える。飛燕もまた蒼とデートしているような感覚に浸っているが、初めて故にその感情はよく分かってはいない。が、蒼の握っている手の感覚に少し意識していたりと、満更でもなかったり。

「やっぱり在ったな、川。」

川に到着。水の流れる音はそう小さくはなかったので近かったようだ。蒼も水の流れる音を聞いていたようで空気が美味しいと深呼吸をする。飛燕はというと、一旦蒼の手を離せば木の枝を両手に持って木の枝を少しかじり、糸のように1枚を薄く剥いていき、その先端を糸針のようにする。そしてそれをもとの木の枝の先端にくくりつける。

「フフフ…、よし出来た。」

即興の釣り竿&釣り糸&針である。

≫蒼

2ヶ月前 No.56

更科蒼 @railguns03 ★iPhone=gXeY8DTIMi

【更科蒼/森】
やっぱり川があったな。と、言われるとそりゃもう、予想通り、せせらぎの音で心も少し癒されてく。やっぱり水の力は癒されるし、凄いな。とは思い木の枝で、飛燕が作った釣り竿を見るなり

「飛燕って、手先すごく器用なんだね!無人島生活とかなんか向いてそうかも。」
こう、目を漫画とかでよくあるキラキラと輝かせながらに、興味津々で釣り竿を木の枝でつくれるとは…と流石一年先輩のお方!発想が凄い豊かだなと思う。また、いつぞやの夕方くらいに無人島で○○円生活!とかいう番組とかあったっけ?と思いながらにここまで自然に釣り竿作成までできるなら中3にしては凄いものだと思う。彼は人並み以上にこういう自然界で生き残る力があるな。と分析し

もし、自分がいきなりそういうとこに放り込まれたとして自分でも、釣り竿作成というとこまでは考えが及ばなかっただろうと思いながらに、

小振りな石ころを拾い釣りの次には水切りでもしたいなと、ちょっとした遊びに頭は働いてたのか石ころを少々乱暴に左ポッケに数個入れて

→飛燕

2ヶ月前 No.57

@purple3ru ★iPhone=5uXDFiflht

【 森林地帯→ / 負箙憂 】

ガタガタと蹲み込んで泣きだした憂に、日菜子は優しく声をかける。あたたかく抱きしめてくれる。今にも剥がれそうな笑顔で、必死に元気づけてくれている。今、憂が一時的に記憶を取り戻したなら、開口一番に「災難だったね」と言うだろう。「災難だったね、こんな幼いフリしたガキのお守りを押し付けられちゃうなんて。もしあたしがいなかったら、あなたはもっと簡単に生き延びれたのに」、と。しかし、現在の彼女に17歳の精神はなく、フラッシュバックするような要素も無いので、ただただ彼女の言葉を鵜呑みして丸呑みするしかない。

「うん、うん……! わかったっ……だいじょーぶ、だいじょーぶ……お兄ちゃん達も、だいじょーぶ……」

日菜子に言われたことを、ブツブツと復唱する。自分で言い聞かせるように。まあ、お兄ちゃんはずーっと前に刺し殺されているのだけれど……このおかしな世界にいる人間で、ソレを理解できている者は、今はひとりといない。何度も「だいじょーぶ、だいじょーぶ」と唱えながら、日菜子の向こう側、何もない空間をを見つめる。必死に自己暗示でもかけるかのように唱え続ける。しばらく呟き続けていたら、ほんの少し安心した。抱きしめられていることもあり、なんだかホッとして、怖いまんまだけど、なんだか立ち上がれる気がする。それを察してか、日菜子が憂の手をとり立ち上がる。

「う……うん! わかった! あたし、がんばってはしる……!」

首を縦に振ると、日菜子に引かれて駆け出す。必死に空っぽの片手を振り回して、ワンピースに隠れた脚をひたすら動かして。地面を蹴って蹴って蹴りあげて、森を走り抜けていく。何度も転びそうになりながら、いくつもの涙を零しながら。数分の間、走りに走り続けて、クタクタになったころ、やっと足音が完全に聞こえなくなった。途中から何にも聞こえないぐらい夢中だったけど、フッと、重く低い音が消えた気がして、森林がやっと静かになったような感覚。気のせいかもしれないし、木の精かもしれないけれど。

「……っ……はぁっ、はぁっ……! ひ、ひなちん……きゅ、きゅうけ……きゅうけい、しよ……。もう、こわいの……いないきが、する……」

息切れ切れにそう言いながら急停止と変わらないレベルの原則をする。あまりにも突然で、ふらっと崩壊するバランス。なんとか浮いた足を地面につけて持ちこたえるも、今度は右足と左足が縺れて転びそうになって、なんとか片足をずらして一歩進み、ゆるりと手を解きながら、膝をついた。のどかわいた。いきがくるしい。しんどい。つかれた。そんな言葉だけ、ぐるぐると頭を回って、これからどうすればいいかなんて考えられない。7歳未満には容量オーバーな現状だった。

>>安芸津川日菜子さま

【これからどうするかはお任せします!
 森に滞在しつづけても、森を出る方向へ向かっても、もっと別でも構わないです!お好きにどうぞ!】

2ヶ月前 No.58

渡空飛燕 @hirundo058 ★Android=n3pwQ9Lvv9

【森】

なにやら尊敬の眼差しのようなキラキラした目をする蒼に対し、視線は木の枝に向けていたものの嬉しそうな様子を見せる飛燕。

「ありがとよ。といっても、木の枝で釣りしようとしてたのは実は初めてなんだよな。なんか面白そうじゃねえか、普通はやらねえだろ?」

一旦片手を枝から離して蒼の頭を優しく撫でてあげれば(後輩に対する愛情的な)、長い木の枝の下部を片手で握り、枝の一部を細めに糸のように作った釣り糸を川に投げ込み、長い木の枝の尻部を地面に突き刺す。それほど川の流れは強くない為倒れて流される心配もない。釣り糸と言っても元は木なため、色がついており魚も逃げていると思うが…まあ彼なりに考えはあるのだろう。

「少し休憩するか。釣りっては食料確保と同時に休息も取れる。ぼーっとしなくてもいいしな。」

一旦「よっこらせ」とその場で座り。

≫蒼

2ヶ月前 No.59

更科蒼 @railguns03 ★iPhone=gXeY8DTIMi

【更科蒼/森】
ずいぶんやり慣れた様子の飛燕からこれやるのは初であると聞かされると、こんな慣れてるのに初めて?という疑問を抱くが多分、細かいこと好きで手先が器用なんだな。とも思いながらその器用さに少し憧れたりもしつつ

「いやいや、初めてってそれマジ?大分手慣れたような感じだったから、ちっとびっくりだよ。」

初めてということを聞くなり手慣れた感じだったのに初めてだったんだな。やっぱり色々とすごいなと感じ
普通なら絶対にしないことをやる!それは面白いことだ。と、思う。まるで、少し前にやってたサバイバル番組みたいだな。だからおもしろそうとも彼女も思う。

「うん!だね。少し休憩も大切だしね!よっこらしょういち!っと」

休憩でもするか。と、いわれると先ほどまで休憩というものなしで来たし少し休むもありか。と、某、お坊さんのやつじゃないが「一休み一休み」と、思っており少しネタとしては古いものの「よっこらしょういち」と掛け声代わりに言いながらに座って

→飛燕

2ヶ月前 No.60

琴葉 @5108k ★Android=VcbVkh8JCW

【始まりの穴/陽永 璃海】
 ここは…?どこ?
 暗い場所だ。天井も壁もよく見えない。足下を見ると白い道がやたらにはっきり見えた。その白い道は私から前後に伸びている。
 よくわからない状況だった。ついさっき私は何をしていたんだっけか…一つだけ確かなのは道に沿って進んだ方が良い、と思ったこと。
 ならば、足を動かすしかないだろう。
 なんとなく前へ前へ足を踏み出す。周りは真っ暗で、恐る恐るではあったけれど…確かに前へ。
 足が少し疲れたころ。光が見えた。と同時に白い道は終わる。
「出口…?」
白い道から前にはみ出すとゴツゴツとした感触が足から伝わる。
 私はしゃがんで周りを確かめる。手でゆっくり調べてみるとやはりゴツゴツとした岩の感触がする。ひんやりした岩に触りながら、ここは洞窟なんだろうと思った。
 ふと立ち上がって後ろ見てみると、先ほど通って来た白い道はなかった。
「は…?」
試しに手を伸ばしてみると地面と同じゴツゴツとした、ひんやり冷えた岩に当たった。
「ぇえ…」
 狐に抓まれるとはまさにこのことだろう。さっきまで私がいた空間はなく、今は洞窟に立っている…それが、私の状況。
 そもそも何でこんなことになっているのだろうか。
 私は直前のことをもう一度、しっかりと思い出そうとする。
 私は確か――

 すっかり花が散って、葉桜になった桜の木の横を通り過ぎる。空は晴れていて青い。
 蝉はまだ鳴いてないけれど確かに。春が終わり、夏が訪れようとしているのを感じている。こうして自転車で走っているうちは常に風があって気にならないが、その場に突っ立っているには少しブレザーは暑い。
 そろそろ衣更えだなぁと思いながら自転車をこぐ。
 丁度その時だ。車の音がやけに近く感じたのは。
(あれ?)
と思う間もなく吹っ飛ばされた。
 妙にスローモーションな時間。かすかに体の隙間から見える車とひしゃげた私の自転車、引き攣った顔の歩行者の男性。
 轢かれた…?
 交通ルールはしっかり守っていたはず。そもそもあの車が歩道の方に向かっているので私は悪くない。だが、なぜ歩道へ?
「お前が悪いんだ、死ね!」
 開け放たれた車の窓から女性の叫び声がした。一体、私が何をしたんだ…いや、彼女はあそこの男性を轢こうとしたのでは?とばっちり?
 突然の出来事に茫然となった私が受け身を取れる訳がなく。道路に叩きつけられた私はその生を終えた。

――はずだった。
 体の感覚はしっかりしている。怪我も血もない。服は生前私が着ていた制服だ。
 まるで何ごともなかったかのように。死んだ時の姿、けれど綺麗な状態でいた。
「どう…ぃうこと…?」
 情けない声を出しながら地面にへたり込む。次から次へと普通ならありえない出来事が起こりすぎて、思考が追いつかない。

 しばらくしてから立ち上がる。このままじゃこれからどうしようもない、と思ったからだった。
 取りあえず光に向かおう。洞窟の外に出ないと始まらない。ここには何もないから…

【最初の白い道のくだりは >>0 を参考に書きました】

2ヶ月前 No.61

渡空飛燕 @hirundo058 ★Android=n3pwQ9Lvv9

【森】



「ん、そうか…!それは嬉しいな。」

木の枝を剥いて竿と糸代わりにするなど、まるで慣れた手付きで作業をしていたためか、憧れを抱いてくれている蒼に素直に嬉しそうにするに飛燕。

「でもよ、蒼にも負けてないものがある。」

視線をかわの流れに沿ってゆらゆらしている竿から蒼の方へ向ける。

「それは、真っ直ぐで、嫌いなものは嫌いと感じ、それと同時に好きをとことん好きでいてくれることだ。嫌いなものは嫌い、好きなものは好き…それを区別できるのはとてもいい事だよ。」

誇れ、と笑みを浮かべながらそう蒼に語りかける。

≫蒼

2ヶ月前 No.62

更科蒼 @railguns03 ★iPhone=gXeY8DTIMi

【更科蒼/森】
自分にもまけてないものがある。そう言われると、こういうことを言われるだなんて思っても見なかったし、実際、そういう類の事も言われた事なかったため、少し照れ臭そうにしてたりし、生まれてこの方こう言う時どう答えるべきか悩んだが、負けないものか。と、一瞬少し考えながらに

「そう、かな?うん!あんがとねー」

こういう事は一度あったかなかったか。くらいだったし、自身の『そのもの』を
いい事である。といってくれたことが嬉しく、気分が上がったような感じでノリノリであり
「それ、な(あなた)にも言えとるがな!」
そこを言うなら、飛燕もそうじゃん!と、言いたかったが、下の名前呼びは今更ながらどこか恥ずかしかったために照れ隠しにあなた。と、どこかの田舎っぺじゃないが、方言を使って言ってたりするが、誇れと言われたら、「うん!」と、子供が母親に返事するみたいなあどけなさを感じさせるように言って
→飛燕

1ヶ月前 No.63

渡空飛燕 @hirundo058 ★Android=n3pwQ9Lvv9

【森】

実にうれしいことを言ってくれて返す言葉も見つからずにしばらく蒼は黙っていたが、やや照れくさそうに「あんがとねー」とお礼をもらう。そしてそれ以降、蒼はノリノリであり、「あなたにも言える」と言われると、飛燕も嬉しそうにする。

「ん、ありがとな…」

そう一言だけお礼を言ったと思えば、蒼の方へ近づいていき、リードするようにゆっくりと葵をこちらに向けて抱き寄せれば、唇に自身の唇を重ねてキスをする。

≫蒼

1ヶ月前 No.64

琴葉 @5108k ★Android=VcbVkh8JCW

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1ヶ月前 No.65

バカラ @bakara ★iPhone=1h9j3mwLgF

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1ヶ月前 No.66

霧灯 @sunsuncat ★o08FOtq5xo_Tbw

【ウォルテラ / 空原エレナ】

 現れた少年は口振りからしてリゼット達の知り合いのよう。それはつまり、やはり同じく気が付けばあの洞窟へ連れて来られた内の1人だということだ。エレナは他の人間には会ってはいない為当然知らないが、他にも居たとしても特に驚くこともない。リゼットと神凪しかおらず、それ以外の者が一緒ではなかったことついては、きっと何かしら成り行きがあったのだろう。

 改めて少年を見ると、まだ若い。エレナと同年代に見える。背はエレナよりは高い。顔を見れば中性的な顔立ちで、加えて声も高め。一見女子に見えなくも無いだろうが、総合的に見れば男性だろうと理解する。こういったタイプは偶にいる。服装は何かパンクっぽい印象。私服にしては趣味が……と思えるので、どんな状況で連れて来られたのかを想像する。小市民なエレナとしては生きる世界が違う部類の人種に思えなくもない。ただそれを言えばエレナも人種として何か誤解されそうな格好をしている自覚がある。叶うなら今すぐ着替えたい。

 彼は情報を持っているとのことなので、エレナとしてはそれを是非聞いてみたい。彼の言う「パーティ」という言葉はこの街の風景から連想される意味として引っ掛かりはしたが、単にチームを組むということを言い換えただけかも知れず聞き流した。ただ、それだとわざわざ「意味が分からなければ」と付けることも無いだろうが、どの道今は流した。

 エレナは2人を見て押し黙る。大人が居るならまず大人に任せる方が良い。それがエレナの自然な反応だ。その上、彼女らが彼と顔見知りなのであれば尚更口を挟む隙は無い。

『ちょっと待って、ちょっと待って。
 …君は何を言っているんだ。まず君を知らないし、あの洞窟にはいなかっただろう。裕二とエレナは洞窟の外で会ったけど、君には一度も会ってないよ』

 すると、驚くことにリゼットは少年のことを知らないらしい。エレナは思わず「え」と口に出した。じゃあ一体誰なのこの人? 言いそうになるが、覚えなくても良いと言っているので単にリゼットが覚えていないだけなのだろう。少なくとも一応現代的な服装から見て彼は「お仲間」ではあるだろう。今は彼とリゼットが知り合いか否かより、彼の持つ情報の方が気になる。

『それにパーティを組むって宴会でもする気かい。いや、僕も嫌いじゃないけど。
 …じゃなくて! そのパーティってのを組むにしても判断する材料がないと決められないよ』

「要は一緒に行動したいってことよね? 構わないんじゃ、ないですか? こんな状況だもの。それより、情報があるって言ったわよね? これって一体どういうことなの? ここはどこなの? どこの国? なんで私達こんな場所に連れて来られたの!?」

 矢継ぎ早に少年へ質問を並べる。

>>鶴城町鉛 リゼット 神凪裕二 周辺ALL

1ヶ月前 No.67

裕二 @6aa1 ★Android=AN1LsrMJSg

【森林地帯→ウォルテラ/神凪裕二】

辿り着いたのは確かに街だった。しかし、その外観は外壁に囲まれ、入口には丈夫な門を拵えている。日本には見ないような中世風の佇まい。中にはバロック調の立派な建物もあるようだ。門は今は開門しているが、上から重たい鉄格子を下ろすタイプのやつだろう。有事の際にこの門や防壁は立派な防衛施設の役割を果たすことを神凪は察していた。

「まずここが日本だという可能性が一気に遠のいた気がするな」

リゼットが門番になにやら話しかけたあと見知らぬ少年が話しかけてきた。その時、ポケットになにやら硬いものが入っていることに気がつく。

「ラッキーストライク…」

金鉱でゴールドを掘り当てたスラングを思わず呟いた。 それはプラスティックの防水ケースに入った煙草だった。
神凪はリゼットたちの会話を後ろで聞きながらタバコを加えるがそこで気がついた。

「ちくしょう火がねえ…」

と仕方なく門番の元まで行き火を持ってないか聞いた。門番はしばらく神凪を睨んだ後、マッチの箱を渡した。

「どうも、助かった」とマッチでやっとラッキーに火をつけ煙をくゆらせた。
美味そうに吸う神凪を門番は変わらず睨んだままだ。

「…悪い禁煙だったか?」
「どこから来た」と門番がやっと口を開いく。
「俺にもよくわからないんだが、住んでいる国は日本てところだ」
「聞いたことないな」
「……多分すごく遠い。ついでにこの街について聞きたい。観光してくからな。ああ、この門と防壁は戦略的な目的があるんだろ」
「ここはウォルテラだ。防壁と門は森からたまにモンスターが降りてくるし山賊対策のためだ」
「……ああ、モンスターね。モンスター。なるほど。ああこりゃどうりで立派なわけだ。世話になったな。お勤め頑張って」

門番とのやりとりを終えてリゼットたちの元へ戻る。神凪の予感が徐々に現実そのものになろうとしていた。まず目覚めたときだ。原因不明の移動現象、そしてこの敵である何かを意識した街とその外観。甲冑を身にまとった衛兵らしき人達。そして門番が発したモンスターや山賊という聞き慣れない言葉。
自分たちはもはや違う世界線に存在しているのでは?というレベルの話だ。
まさかと思いつつも、この街を調べればその答えばほぼケリがつくという新たな予感が生まれる。
煙草を地面に落とすと足で火を踏んで消した。


「落ち着けエレナ」

と彼女の頭に手を置いて抑える。

「リゼット、エレナ。もう恐らくここは日本なんかじゃない。だろ?少なくともそう考えた方がいい」少年と2人に言った。

「立ち話しよりどこか落ち着いて話せる場所はあるか?少し休む必要もあるし、知っていることを話してもらいたい。君の用事はその後で考えよう」

と少年に交渉し返事を待つ。ここで彼が言うパーティーというのは宴会でも誕生会の事ではなくチームを組む方の意味合いを指すものだろう。何をするのかは知らないが情報があるのなら情報量の多い人物と行動すれば何かと有利だと判断した。

>>鶴城町鉛 リゼット 神凪裕二 周辺ALL

1ヶ月前 No.68

友禅 @yuuzenn☆fXqsD0VZIxk ★YRuDhSwQ0p_Qi5

【 市街地・大通り / 鶴城町鉛 】

 積極的に話しかけたは良いものの、どうやら海外出身と思しきルックスの中性的なお姉さんは鉛のことを認知していなかったらしい。
 それもそうか、と素直に受け入れる。だって自分は彼女が飛び出すまでずっと岩陰に身を潜めていたのだ。物音もたてなかったし、そんな自分の存在を把握していた者があの洞窟にいるとすればたぶん忍者とか殺し屋とかそういうヤバめのお仕事に従事していらっしゃる。彼女はどちらにも見えない。

「えへへ、実はいたんだよね。真っ先に洞窟の出入り口にいたのがボク。お姉さんが飛び出した次に飛び出したのもボク。森もめちゃくちゃ頑張って一人で抜けて来たから、誰にも存在自体把握されてないのもまあ仕方ないかなって」

 にこにこ笑って、とりあえずちゃんと洞窟にはいましたよと重ね重ねアピールしておく。
 この場にいる三人のうち一人はアウトだが、残り二人は自分が飛び出したあの瞬間にまだ洞窟にいただろうから、姿は見えないまでも飛び出す瞬間の声さえ聞いていてくれれば裏付けもとれるはず。
 もっとも、自分が飛び出してからもあの洞窟に新しい人間が湧いて来た可能性は高い。ので、残り二人にも認知されていない完全なアウェー状態からスタートすることも覚悟しておく。現時点のリアクションではいまいちどちらか分からない。

「ま、そりゃそうだよね。ボクだってボクみたいな奴が急にまくしたててきても初っ端から信用できない。ってなわけで、リゼットお姉さんにエレナお姉さんに裕二お兄さん。お茶の一杯くらいなら奢るから、さっき見かけたボクが個人的に入りたいだけの喫茶店で座ってお話しよっ」

 語尾にハートマークを付けてウインク。
 と同時に踵を返し、三人がついてくるのを確認することもなく鼻歌混じりに歩きだす。
 彼らの名前は彼ら自身の会話の中で出て来たので知ることができた。が、そういえばこちらは自己紹介をした記憶が無い。
 ……まあ、それは喫茶店についてからでも良いか。

「喫茶店まで無言も寂しいから、とりあえずエレナお姉さんの質問に軽く答えるねー。何でこんな状況になってんのかはボクにもわかりませんっ! でも、裕二お兄さんが言う通りここは日本じゃないってのは大正解で、もっと言うならここはウォルテラ。森林地帯にただ一つだけ存在する独立都市さ。ぶっちゃけると異世界ってやつで、ここは日本どころかアメリカでもないし中世ヨーロッパでもない。魔法とかモンスターが当たり前に存在しちゃう古典的かつ王道的ファンタジーワールド!」

 両手をばっと広げて冗談めかした態度でそんなことを宣った後、再度くるっとUターンしてまた目当ての喫茶店まで歩きだす。
 これを信用されるとは思っていない。たとえ全て真実であったとしても。だってあまりにも荒唐無稽。鉛だって情報の入手経路が入手経路で実体験が実体験なだけに真実だと判断しただけで、それを取っ払って年下の子供にいきなりこんなことを言われたら「こいつ違法な葉っぱキめてんのか?」と考える。
 こんな証言を、後から見せる予定の証拠も無しに『真実である可能性が高い』と判断してくれそうなのは……見た感じだと裕二と呼ばれたあの青年あたりか。途中で門番にコンタクトをとっていたことだし。

>空原エレナ様&リゼット・シュピーラー様&神凪裕二様&ALL様

【道端パートであんまり時間を喰うのも何ですので、皆様のロルの中で喫茶店に辿り着いて頂いて大丈夫です。面倒な場合は私の次のロルで到着します!】

1ヶ月前 No.69

更科蒼 @railguns03 ★iPhone=gXeY8DTIMi

【更科蒼/森】
ありがとな。と、言われるが、自身が何かやったという自覚もさらさらなかったが、抱き寄せられると、ちょっといきなりどうしたんだろうかと思ってはいたがこういうことも初めての経験であったのでこういうこともいいなーと内心思いながらに

「あなたの方こそさっきはありがとう」

自身にありがとなという飛燕に飛燕の方こそ色々とありがとう。と、言ってはだが、人生初めてのキスにいつにもまして緊張した様子であり、なんの前触れなしのキスだったために思考が追いつかなかったが、こういうのも、まあいいかなとも思って
【すみません。遅れました】
→飛燕

1ヶ月前 No.70

渡空飛燕 @hirundo058 ★Android=n3pwQ9Lvv9

【森】

「おう…!まあちなみにファーストキスだから大丈夫だ。」

何が大丈夫なのかは不明だが、嬉しそうに抱き寄せた蒼の頭を優しく撫でる飛燕。抱きしめた際に感じる蒼の温もりに好意を覚える。そして、十分温もりを感じればゆっくり離れて木の枝の釣り竿を見る。

「んー…釣りはダメみたいだな、引いてねえし。」

そもそもエサはないし、目立つので魚が寄ってこないのだが、そこは物の試しのようだった。そして一旦釣り竿を引き上げれば地面に置く。

「んじゃ。街行ってみるか…!」


【ん、いや、急かせてすまなかった…。街にも行きたかったし、あんたからの返信を楽しみにしてたもんで…まあ大人気ねえ理由なのに返信してくれてありがとう。】

 ≫蒼

1ヶ月前 No.71

バカラ @bakara ★iPhone=1h9j3mwLgF

【ウォルテラ 大通り→喫茶店/リゼット】

『要は一緒に行動したいってことよね? 構わないんじゃ、ないですか? こんな状況だもの。それより、情報があるって言ったわよね? これって一体どういうことなの? ここはどこなの? どこの国? なんで私達こんな場所に連れて来られたの!?』

『落ち着けエレナ』

 興奮気味のエレナに驚くも、門番らしき男と話を終えた裕二に諌められ少し大人しくなる様子を側で見て、

(なんだか手慣れてるなぁー…。妹でもいるのかな)

 などと場違いな事を思いながらも耳は三人に傾ける。裕二は少年に喫茶店かどこかで落ち着いて話す事を提案。少年はそれを快諾。踵を返し歩き出す自分より一回りは小さい背中を追う。
  街道はまだ良かったがその前は獣道。それに比べて整えられた道の歩きやすさに若干の感動を覚えつつ歩を進めていると、途端に少年は止まりその場でUターン。こちらを見て、

『喫茶店まで無言も寂しいから、とりあえずエレナお姉さんの質問に軽く答えるねー。何でこんな状況になってんのかはボクにもわかりませんっ! でも、裕二お兄さんが言う通りここは日本じゃないってのは大正解で、もっと言うならここはウォルテラ。森林地帯にただ一つだけ存在する独立都市さ。ぶっちゃけると異世界ってやつで、ここは日本どころかアメリカでもないし中世ヨーロッパでもない。魔法とかモンスターが当たり前に存在しちゃう古典的かつ王道的ファンタジーワールド!』

 そしてまたくるりとUターンして歩き出す。ぽかんと間抜けに口を開けて固まってしまうのがリゼットにも分かった。いきなりファンタジーワールドなどと言われて、「はいそうですか」と納得できるほどリゼット・シュピーラーという人間は利口ではない。追いかけられた謎の生物も実際は熊か何かだったのではないかと思っているほどだ。熊に追いかけられて逃げ切れたのなら我ながらすごいと思っていたが、彼の話を信用するならそれも違うかもしれない。
 …違ったところで命の危機に瀕していた事には変わりないが。

「…君のいう事を信じるなら僕たちはそのファンタジーワールド? に連れてこられたんだよね。
 その証拠はあるのかい」

》鉛、エレナ、裕二、街中ALL

1ヶ月前 No.72

霧灯 @sunsuncat ★o08FOtq5xo_Tbw

【ウォルテラ / 空原エレナ】

 ふと誰かの手が頭に乗せられる。直後の神凪の「日本じゃない」という発言から、自分以外にも察した者がいたことを理解する。尤も、こんな光景を見せられればそれも当然だろう。
 神凪と少年の提案から喫茶店へ向かうことになり、エレナも「そうね」と同意する。

『喫茶店まで無言も寂しいから、とりあえずエレナお姉さんの質問に軽く答えるねー。何でこんな状況になってんのかはボクにもわかりませんっ! でも、裕二お兄さんが言う通りここは日本じゃないってのは大正解で、もっと言うならここはウォルテラ。森林地帯にただ一つだけ存在する独立都市さ。ぶっちゃけると異世界ってやつで、ここは日本どころかアメリカでもないし中世ヨーロッパでもない。魔法とかモンスターが当たり前に存在しちゃう古典的かつ王道的ファンタジーワールド!』

「……はぁ?」

 半分想定通りだった前半の情報をそのまま受け入れつつ聞いてみれば、その後の「異世界」とか「ファンタジーワールド」とかそちらの単語に対して少し考えてから聞き返した。

『…君のいう事を信じるなら僕たちはそのファンタジーワールド? に連れてこられたんだよね。
 その証拠はあるのかい』

 リゼットが少年に対して尋ねる。エレナとしてもそして恐らく神凪としても同じ気持ちだろう。
 しかし、エレナはその質問を止めた。

「あー、待って? 彼の言うお店かは分からないけど、あそこで良いんじゃないかしら? 喫茶店っぽいし。それで、続きは着いてからにしましょ? それまでは一度みんな一切黙る。寂しくても無言よ? だって、このままだったら店に着く前にまた足を止めて全部聞きたくなっちゃうもの」

 そう伝えるエレナは、混乱しながらも息を吸い込んで必死に自制する。このまま聞いてしまったら気がどうにかなってしまいそうだ。着いてきちんと話を聞くまでに自分の中の気持ちを整理しておきたい。

「じゃあ、行きましょ?」

 エレナは他3人を促す。その顔は固まり気味でぎこちない。

>>鶴城町鉛 リゼット 神凪裕二 周辺ALL

1ヶ月前 No.73

更科蒼 @railguns03 ★iPhone=gXeY8DTIMi

【更科蒼/森】
ファーストキスだから大丈夫と飛燕に言われるも蒼自身もこういうの初めてだったしある意味大丈夫なのかなと思いながらに

「うん?それ、初めてのキスだったんだ?飛燕は多分モテそうな感じだから何回かしてるかと思った」

そう、優しいし、イケメンで、家事もできそうという感じの印象をさっきの森での時といい洞窟の時といい抱いたので、自身以外の好きな人一人二人は軽く居るんじゃないの?と、おちょくりながらに笑みをこぼしては
やはり、釣りはダメか。と思い飛燕に街に行くか?といわれるとすかさず
「街、か。んじゃ行くかね!楽しみだし!」
自身の力を使えば電気ウナギとかそこらへんの奴が捕まえられるんじゃ?とは思ってたが、街に行くこと自体楽しみであり
【いや、大丈夫だよ。もし仮に私でも多分同じことしようか迷ってただろうし(汗)】
→飛燕

1ヶ月前 No.74

琴葉 @5108k ★Android=VcbVkh8JCW

【森林地帯→ウォルテラ/陽永 璃海】
 苔を頼りに森を進む。生い茂った草や木々を石と手で退けていく。
 頼りになるのは苔だけではない。泥濘んだ土に残った足跡が私を導いてくれた。
 いくつかある足跡のうち、南西と思われる方角に向かっているものも参考にする。
 しかし…
「遠い…」
なんとなく近くにあるわけじゃないんだろうな、とは思っていた。それでも結構遠くないか。
 普段歩く距離は精々1qちょっとだろうか。学校へは自転車で行くし、学校以上に遠いなら公共交通機関を利用する。
 泥濘んだ地面はいつも以上に体力を奪っていく。
 休める所はないだろうか?そう思いつつ周りを見回すと。
 木々の隙間から見えたのは草や葉の色とは違う緑色。これは、なんと言ったか。
 目がこちらを見ている。粗削りの棍棒をそれは構えた。
「ゴブリン、って言うんだっけ?」
 思ったよりも近くにいる人型の、だが人ならざる魔物に顔を引き攣らせる。
 心拍が耳を澄ませなくてもはっきりと聞こえる。こういうのは嫌いだ。怖くて堪らない。心臓の場所が相手にはいとも容易くわかるのではないかと。あっさりと心臓を抉り取られるのではないかと。いつも不安になる。
 いつもは画面ごしだ。けれど今は。
「し、死にたくないっ…」
目の前に危険がある。

 無意識のうちに走り出したのか、気がついたら足跡が全くない場所を走っていた。
 後ろからはゴブリンの奇声が聞こえる。
 今はまだ良い。ゴブリンの体力と私の体力。どちらが先に尽きるのかは明白だ。このままでは2度目の死が待っている。
 打開策は……そうだ!
 何のために石を集めたんだ、私。こういう時のためのはずでしょう!
 ポケットから石を取り出して投げる。だがまあ…別によく投げているわけでもないから、外れる外れる。
 残弾が尽きてもゴブリンは追ってくる。残念なエイム過ぎて逆に笑える。
 どうしようどうしよう…!
 手がそのままポケットを漁る。何か掴んだ。薄い物。構わず投げる。
 ゴブリンが悲鳴を上げた。思わず足を止めた。
 何が起きた?
 ゴブリンが鼻を押さえている。なぜだろうか?
「あ」
原因は1つしかない。さっき投げた…切り取った葉だ。
 さしてキツい臭いがするわけでもない大きめの葉で、ゴブリンはどうして鼻を押さえているのか不明だけど…チャンス以外の何でもない。
 逃げろ!
 一目散に逃亡した。

「つ…着いた…」
 城壁が見えた。立派な物で見上げていると首が痛くなりそうだ。大きな門には衛兵らしき人が立っている。門から見える街並みは中世ヨーロッパ風…ようはファンタジーっぽい。
「……まさか」
 ここまで頭に出て来なかったあたり、結構切羽詰まっていたと思うけど…
「ここ、異世界なのでは…?」
 いや、死んで不思議な出来事があって…と来て元の世界なのはおかしい、かもしれないが…
 現代っ子がファンタジー世界で生活するって、キツいよね。絶対。うわぁ…

>>ALL様

【取りあえず街まで来ました。絡んでくれると嬉しいです(他力本願ですみません)後勝手に魔除けの葉っぽいの出しちゃったけど大丈夫ですかね?】

1ヶ月前 No.75

バカラ @bakara ★iPhone=1h9j3mwLgF

【ウォルテラ 外壁周辺/八郎】

 ぶらりと森を歩く。
 鬱蒼と生い茂る木々の間から溢れる陽は今が昼間と知らせるだけ。明かりには心許ない。
 昨晩は雨だったのだろうか。ぬかるんだ地面はサンダル越しに不快感を与える。ぬちゃりとした感触に少し眉をひそめ、

「うへぇ…」

 思わず声が漏れた。

「こりゃ帰ったら洗わないとだ。参ったね。ここ最近は散々だ。
 変な所に急に連れてこられるわ、変な化け物には追い回されるわ、挙げ句の果てにはお気に入りのサンダルまで汚れるときた。
 俺が一体何したってのかね。女子更衣室の覗きだってまだ実行してなかったのによ」

 などと一人ぼやいた所で何かあるわけでもなし。ここ数日で当たり前になってしまった遠くから聞こえるゴブリン共のやたら甲高い奇声に、「うるせえ」と八つ当たりとする程度。人間、慣れてしまえば異常も日常と化す。現実は小説よりも奇なりとはよく言ったものだ。
 ただひとつ違うとすればそれに混じって若い女性の声がする事。
 リスクとメリットを天秤にかける。リスクは命の危機。ゴブリンは数体とはいえ一人でやるには危険が伴う。対して得られるメリットは自己満足と名も知らぬ相手からの感謝。あとは経験値くらいなもの。どちらを取るかなど考えるまでもなかった。
 地面を蹴り駆けた。アロハシャツの裏側に仕込んでおいた簡素なダガーを抜き取ると、見えてきた緑色の頭に投げる。完全な奇襲。強度も威力もないが威嚇にはなる。結果、ゴブリンの頭に刺さったダガーは気色の悪い液体を撒き散らしながら悲鳴と共に森の中へと消えていった。
 ふぅ。と一息。ハーフパンツに跳ねた汚れを軽く払うと辺りを見渡した。

「うっし。これでもう安し、…いねえし」

 見ればさらに遠くに人影。恐らく女性。先ほどの声の主だろう。

「感謝はまあいいけど、逃げられたのは何かやだな。俺が悪いみたいだし。
 しゃーなし。ちょっと声かけてみっか」

 にこやかな笑顔を浮かべ大きく手を振りながら駆け寄る。世に言うナンパ。かつてどころか今に至るまで一度も成功してない悪ふざけである。

「おーい、そこの人ー!」

》璃海、森ALL

【こんな絡み文で申し訳ありませんが絡んでもらえると幸いです】

1ヶ月前 No.76

渡空飛燕 @hirundo058 ★Android=n3pwQ9Lvv9

【森】

「ハハハ…!そりゃあねえな」

初めてのキスだったんだ?と聞かれてからかい気味に笑みを浮かべてそう尋ねる蒼に思わず笑い、そう言う。自分を謙遜しているわけではなく、自身は蒼の容姿も性格にも好意を持っている。完璧に自分の好みの相手であった。

「まあ男ならそういう女だらけのハーレムとかに憧れるんだろうが…オレは蒼からしかされたくねえし、蒼としかしたくもねえよ。これからもな。」

今更かと言わんばかりに再び蒼の手を取ってぎゅっ、と握りしめて。

「釣りは残念だったが、楽しかった。街は森(ここ)よりもずっと楽しいと信じてる。どんなことがあっても楽しもうぜ、蒼。」

蒼も楽しみにしていてくれており、飛燕はそう述べた後、「蒼となら…」と言おうと思ったが、なぜか急にこっ恥ずかしくなったのか言うのをやめてそのまま、街へと歩き出した。

【ん、それなら良かったよ。せっかく返信してくれたのにオレが遅れてしまってごめんね。】

≫蒼

1ヶ月前 No.77

更科蒼 @railguns03 ★iPhone=gXeY8DTIMi

【更科蒼/森】
じしんのその「何回もそういうことやってそう」という発言に対し飛燕は、笑って自身としかしたくない。そう言ってくれ嬉しかったし、照れくさかったりし
「私も、飛燕以外のひとからはそーゆうことはされたくねーかな!つか、今は飛燕しか見えねーよ!」

やっぱり自身とよく気があうのは飛燕しかいないし、それ以外に誰かいても、電車じゃないんだからのりかえたりすんのはまずありえねーよ!っと思ってたからか少し自身の発言に対しノリツッコミしては、街は今いるとこりも楽しいと信じてると言われると

「だね!ここよりも楽しくなくてどうしろってんだし苦難もさ飛燕となら乗り越えられる気はするし、一緒に乗り越えよーね!」

ここよりつまらんとこってどこだよ。と、思いながらもそりゃ盛り上げてくんだよ。自分らが。と、思って

飛燕のその楽しもう!という姿勢にいいじゃん。と、思いながらなら、自分も!と、張り合うように
【んーいや、遅れることとかはだれでもあっから、全然大丈夫だよ!】→飛燕

1ヶ月前 No.78

琴葉 @5108k ★Android=VcbVkh8JCW

【ウォルテラ周辺/陽永 璃海】
『おーい、そこの人ー!』
 後ろから声が聞こえた。周りを見渡しても他に人はいない…ということは呼ばれているのは私ってことかな?
 声がした方向に振り向けば近寄ってくる人影が。
 暗い茶色、目立つ黄色、無難な灰色。目に入った感じはそんなもの。何と言うか、場違い感がすごいするのはなぜだろう。
 何となく同じ境遇の人だ!とは思うのだが、性格が合わなさそうな気がする。不思議だ。
 段々と近づいて来るにつれて、細かい所がはっきり見えてくる。
 にこやかな笑顔浮かべて大きく振っている彼はサンダルを履いている。今日みたいな泥濘んだ地面はさぞ歩きにくいことだろう。赤縁のメガネを掛けている。目が悪いのかな?着ているのはアロハシャツとハーフパンツ。お洒落と見るか、チャラいと見るか。イマイチ判断がつかない。
 この世界の住人じゃなさそうだな。少し年上に見える。
「えーと…」
 何と返答すれば良いのか。ここは無難に挨拶しておこうかな。
「こんにちは。あの…」
ここはどこですか?とついでに聞きかけて思った。
 私、不法入国者では?と。
 元の世界と同じようにパスポートとかが必要だったら、詰むと思うんだけど…どうしよう、犯罪者として捕まりたくない。帰る国もないし、奴隷制度があったら最悪奴隷になってしまうような…
 あ、いや聞けば良いのか。多分この人は何とかしたかもしれないし、助けてくれるかも。この人がお人好しかはさて置き。
「パスポートって要ります?」
 こうして、冷静に考えると素っ頓狂な質問をかました。
 スラックスと靴が泥まみれで頭に葉っぱが乗っている上、顔立ちもパッとしないので第一印象が酷いことになるだろう。しかし本人は今の状況に混乱していて必死なので、自分が残念な状態であることに気づいていない。

>>八郎、周辺ALL

【絡んでくださって嬉しいです!璃海の状態を一人称で表現する方法が思いつかなかったので最後三人称になっています】

1ヶ月前 No.79

バカラ @bakara ★iPhone=1h9j3mwLgF

【ウォルテラ 外壁周辺/八郎】

 近づいて見れば女性の格好は酷いものだった。紺のブレザーはまだ綺麗なものだが、下は跳ねた泥が至る所につき頭には狸よろしく葉が乗っている。
 とはいえ、その姿を見て馬鹿にするなど八郎には出来るはずもなかった。つい先程までゴブリンに追われて必死に逃げてきたのだから、服装が汚れているのは仕方ない。ほんの数日前に同じような経験をしているのなら尚更だ。

『こんにちは。あの…』

 若い女性、年は八郎より少し下くらいだろうから少女か。はこちらの様子を見るように話しかける。
 何を言うのだろうか。後に続く言葉を待っていると出た答えは素っ頓狂なものだった。

『パスポートって要ります?』

 …。

「くっ…。
 あはははははは!! パスポートって! あははははは! はー、頬が痛え…。
 …ごめんごめん。いきなり笑って悪かった。心配しなくてもパスポートなんて要らねえよ」

 目尻に光る涙を指で拭いあえて軽い口調で質問には答える。
 相手は真剣だろうがこういう時こそ気楽に考えた方が動き易い、とは八郎の経験則である。
 尤も、これはあくまで個人の考えであり、相手に強要などする気もないが。

「紹介がまだだったな。俺は乾。まあ、好きに呼んでくれていい。
 良かったら街中を案内しようか。俺も丁度戻るとこだし。
 あ、ちなみにあそこで怖い顔してる門番のおっさんなら大丈夫。強面なだけで気はいい人だから。…地獄耳だけど」

 少し離れた所から送られてくる男からの視線を誤魔化すように明後日の方を向いて相手の返答を待つ。

》璃海、森ALL

【こちらこそありがとうございます! 本当に訳の分からないような奴なので、こいつに関してはあまり深く考えない方がいいかもしれません←】

1ヶ月前 No.80

琴葉 @5108k ★Android=VcbVkh8JCW

【ウォルテラ周辺/陽永 璃海】

 質問した直後。

『くっ…。
 あはははははは!! パスポートって! あははははは! はー、頬が痛え…。
 …ごめんごめん。いきなり笑って悪かった。心配しなくてもパスポートなんて要らねえよ』

いきなりの大笑いだ。私は呆気にとられた。
 ……。
 よくよく考えてみると中世に関所はあってもパスポートはないよね。非常識極まりない質問だったか。それでも通行証とかはあってもおかしくないけど…必要なら言ってくれそうだし、ないのかな?

『紹介がまだだったな。俺は乾。まあ、好きに呼んでくれていい。
 良かったら街中を案内しようか。俺も丁度戻るとこだし。
 あ、ちなみにあそこで怖い顔してる門番のおっさんなら大丈夫。強面なだけで気はいい人だから。…地獄耳だけど』

 へえ。それなら森に野宿とかしなくてもいいかな。助かった〜。サバイバル能力があるわけじゃないし、安全地帯の確保とかできる気しないし…
 ゴブリンが住んでる密林とか、はっきり言って普通の現代人には危険すぎる。密林には猛獣や毒を持った生物が居てもおかしくない。そこにさらに魔物だなんて…殺傷力的に鬼に金棒ならぬ密林に魔物、だ。
 少なくともこの城壁内と密林では危険度が段違いだろう。宿に泊まれれば間違いなしだが、一文なしに等しい私が宿に止まるのは厳しいと思われる。

「聞き慣れないですね…?えっと、私は陽永って言います。いぬいさん、と呼びますね」

 名乗ったのは苗字かな?
 取りあえず相手が名乗ったんだからこっちも言っておく。名前は向こうが言ってないっぽいし、いいや。
 呼び方は無難中の無難、さんづけ。大体の人が怒ったりしないので楽だ。

「街を案内してくださるなら、とっても助かります。さっきの変な質問でお察しかと思いますが、初めてここに来たもので…」

 と言ってから少し恥ずかしくなってきた。
 焦っていたとはいえ変なことを言った、と改めて思ったら汗が滲み出てきた…心なしか頭の方に血が上っている感じがするし…顔、赤くなってそう。

「そう言えば、お仕事はどうされているんですか?多分同郷の方だと思うんですが…?」

 これで実はこっちの人だったら、なお恥ずかしいことになるけど…パスポートで笑ってたしほぼ確定だよね。
 仕事は超がつくほど重要だ。最重要事項である。
 なんせ仕事で稼がなければもれなく死亡。食い詰めて窃盗とかいう事態はやりたくない。犯罪者というのは大抵、碌なことがないものだし。
 リュックがないのが惜しい。お弁当や様々な物が詰まったリュックがあれば、要らないであろう物を売って数日間は生活できただろうに。
 ここでは物珍しい物ばかりだと思うし、価値は希少さに比例するからなあ…今売れるとしたら精々ブレザー、しかし冬を考えれば売るのは躊躇われる。
 となれば稼ぐ手段はやはり仕事のみ。聞くのは当然の流れだった。

【いぬいさん、となっているのは璃海が乾を想像できてないからです】

1ヶ月前 No.81

バカラ @bakara ★iPhone=1h9j3mwLgF

【ウォルテラ 外壁周辺/八郎】

『街を案内してくださるなら、とっても助かります。さっきの変な質問でお察しかと思いますが、初めてここに来たもので…』

 自身の先ほどの質問が恥ずかしくなったのだろう。顔を赤らめている。

『そう言えば、お仕事はどうされているんですか?多分同郷の方だと思うんですが…?』

「よく分かったな。そうそう。俺も丁度、何日か前にここのあたりの洞窟に気付いたらいてさ。
 変な化け物には追いかけられるわ、…ああ。さっきの緑色した小人、ゴブリンって言うらしんだけど、そいつなら追っ払っといたから安心しな。
 それにこの辺りにはあまり来ないしていい。衛兵のおっさん共が馬鹿強いからビビってんだと」

 ここまで言って首を傾げた。

「違うな。話が逸れた。
 えっと、確か仕事だな。俺の場合はさっきの化け物みたいなのを殺したり、人に頼まれて届け物したりしてる。まあ、宿屋とかに頼んで住み込みで働かせてもらうって方法もあるんだが…。とにかく仕事なら結構ある。西の方にあるギルドって建物に行けば色々話も聞けるしな」

 やたらと饒舌に話しているが、この異世界にいきなり連れて来られて数日。同郷の人間などほぼいないらしく初めて同じ境遇の人と話せたのだ。少しくらい無駄話をするくらいは神様も許してくれるだろう。
 神様だろうが仏様だろうがこの男は信じてはいないが。

「とまあ、そんな感じだ。ここから先はとりあえず街に入ってからするか。それにいつまでもその格好じゃ年頃の女の子には辛いだろ。とりあえず俺が持つから着替えなよ」

 世話を焼くのも多少は浮かれているせい。貸しを作る意味も無いわけではないが、この辺りはただの自己満足だ。強いて言えば顔を売っておきたいくらいなもの。
 しかし、陽永と名乗った少女がどう捉えるかは分からない。最悪の場合は誘拐犯扱いされて牢獄行き。それだけは避けたい。

(いざとなったら本気で逃げるか。口封じに賄賂を握らせるのもあり…)

》璃海、森ALL

【明けましておめでとうございます。
遅くなってしまい申し訳ありませんが、皆様には気楽に楽しんでいただければ幸いです。今年もよろしくお願いします】
》ALL本体様

1ヶ月前 No.82

@purple3ru ★iPhone=5uXDFiflht

【 森→ウォルテラ 外壁周辺 / 負箙憂 】

走っては止まり、止まっては走り。そんなダッシュを必死に繰り返して、恐怖をなんとか振り切って。手も足も痛くて息が苦しくて、もう諦めてしまいたかったけれど、やっぱり死ぬのは怖くて駆けて、そんな風に繰り返していたら、前方に人影を発見。(お兄ちゃん? おかあさん?)ちがう。あれはお兄ちゃんたちじゃない。でも、だからと言って話しかけない理由は憂には無かった。だって、自分の家族のことを少しでも知っているかもしれないし、この世界のことを何かわかっているかもしれない。とにかく、情報が必要なのだ。

「ね、ねえっ、おねえちゃんた……きゃあっ!」

お姉ちゃん達、と話しかけようとしたところで、それは遮られてしまった。何に? 強いていうなら、自分の鈍臭さに。
憂は、泥濘んだ地面に足をとられ、派手にすってんころりんしてしまった。転んだ。それは綺麗転んだ。顔から突っ込むことなく、きちんと手で身体を支えたので大怪我には至らなかっただろうし、羞恥心とかそういうのがまだハッキリとは芽生えていない精神年齢なので、安心してほしい。ただ、2人にとって憂の第一印象が『転んだ子』になっただけだ。でも、羞恥心がなくても、問題になるのが、

「ふえ〜〜ん!! いたいよぉ! おにーちゃん、おかーさぁん!! ふえぇ〜ん!!!」

転けた程度で大泣きするぐらい、憂の精神年齢が幼稚なことだ。八郎と璃海から見れば、『赤ずきん被った高校生ぐらいの女の子が、すっころんで小学生みたいにギャン泣きしている』状態である。すごい混沌。

>>乾八郎さま、陽永璃海さま、allさま

【あけましておめでとうございます!やっと再戦です!序盤から泣き散らかしてますがよろしくおねがいします…】

1ヶ月前 No.83

琴葉 @5108k ★Android=VcbVkh8JCW

【ウォルテラ 外壁周辺/陽永 璃海】

『よく分かったな。そうそう。俺も丁度、何日か前にここのあたりの洞窟に気付いたらいてさ。
 変な化け物には追いかけられるわ、…ああ。さっきの緑色した小人、ゴブリンって言うらしんだけど、そいつなら追っ払っといたから安心しな。
 それにこの辺りにはあまり来ないし気にしなくていい。衛兵のおっさん共が馬鹿強いからビビってんだと』

 と言ってからいぬいさんはちょっと首を傾げた。どうしてだろう。

『違うな。話が逸れた』

あ、確かに質問からはズレてるね。
 仕事のことを聞かれたのに、同郷という言葉を気にして思うままに喋っちゃったから傾げたのか。
 洞窟って、私が出てきた所と同じなのかな?だとしたら、あそこは異世界と繋がり易いのかもしれない。というか数日分、先輩だったのか。

『えっと、確か仕事だな。俺の場合はさっきの化け物みたいなのを殺したり、人に頼まれて届け物したりしてる。まあ、宿屋とかに頼んで住み込みで働かせてもらうって方法もあるんだが…。とにかく仕事なら結構ある。西の方にあるギルドって建物に行けば色々話も聞けるしな』

 ふむ。選択の余地はそれなりにあるみたいだね。良かった。
 家事は多少できるし、宿屋はありかも。逆に魔物――と言うのかは知らないけど――討伐は怖いな。何があるかわからないし…
 いや、ちょっと待て。この人何て言った?

(『…ああ。さっきの緑色した小人、ゴブリンって言うらしんだけど、そいつなら追っ払っといたから安心しな』とか『俺の場合はさっきの化け物みたいなのを殺したり』とか言ってなかった?)

 普通の現代日本人が魔物に敵うか?そんなはずはない。
 考えてみて欲しい。私たちは普段戦うだろうか?戦闘技術を一般人が身につけているだろうか?どちらも違うはずだ。余程の興味か事情がない限り、自衛隊員以外は身につけないと思う。
 実はいぬいさんは自衛隊員?その可能性は低そうだ。

(自衛隊員だったなら『変な化け物には追いかけられるわ』何て台詞になるか?変な化け物に襲われて倒した、とか言う方が自然たよね?)

 ということは…戦いの素人でも化け物と渡り合う方法がある?
 秘訣があるとすれば、色々話を聞けるらしいギルドかな?ギルドって多分、ファンタジーのお約束的に冒険者ギルドのことだと思う。
 これでいぬいさんが素で戦える人だったら、勘違いかつ節穴で恥ずかしいな。
 しかし…武器はどこに?いぬいさんの服装的に隠せるはずはないよね?まさか素手…?
 色々不思議なことやツッコミどころがある気がする。が、今は置いておこう。ギルドに行けば取りあえず仕事は斡旋してもらえそうだ。

『とまあ、そんな感じだ。ここから先はとりあえず街に入ってからするか。それにいつまでもその格好じゃ年頃の女の子には辛いだろ。とりあえず俺が持つから着替えなよ』
「あ、はい。……その格好じゃ…?」

 どういうこと?
 慌てて私は自分の状態を確かめる。
 まず、足下。泥まみれだ。泥濘んでいるところを走ったせいで靴に大量に着いているし、スラックスに撥ねて泥のシミを作っている。
 ブレザーは比較的綺麗ではあるが、良く見ると枝か何かで擦ったような跡がいくつかある。
 髪は触ってみるとボサボサで、頭の上に木の葉が乗っかっていた。
 なるほど。これは酷い。女子高生にあるまじき状態だ。お母さんが怒る。私ももう少しまともにしたい。

「…えーと。いぬいさんが持つ、というのは替えの服を代わりに買ってくれる。ってことですか?」

 だとすると申し訳ないんだけど…今日会ったばかりで他人だし。ここは断ろう。

「櫛を貸していただければ良いので、服は買わなくても平気です。汚いけど…お金を貸してもらうのはちょっと…それよりも街に――」
『ね、ねえっ、おねえちゃんた……きゃあっ!』
「――え?」

 かけられた声は最後まで続かず、小さな悲鳴に変わる。
 一体何ごと?
 声の方に顔を向けるとそこには

『ふえ〜〜ん!! いたいよぉ! おにーちゃん、おかーさぁん!! ふえぇ〜ん!!!』

幼い言動で泣く少女が居た。身体の前面に泥がついているから、話している途中で足を取られて転んだっぽい。
 年は同年代、もしくは少し下かな?大体中・高生ほどだと思うんだけど。なんでこんなに泣いているんたろう?え、転んだくらいならさして痛くないよね?
 いきなりの出来事に私はただ困惑することしかできなかった。

>>八郎,憂,周辺ALL


【皆様、明けましておめでとうございます。今年もよろしくお願いします。前回の投稿、宛先を忘れていました。すみません。後、八郎の台詞を一部加筆しています。脱字しているようにかんじたので】

1ヶ月前 No.84

バカラ @bakara ★iPhone=1h9j3mwLgF

【ウォルテラ 外壁周辺/八郎】

『櫛を貸していただければ良いので、服は買わなくても平気です。汚いけど…お金を貸してもらうのはちょっと…それよりも街に――』

『ね、ねえっ、おねえちゃんた……きゃあっ!』

 陽永の言葉は最後まで続かずに別の声が入ってくる。反射的に声の方を向く。

『ーーえ?』

 陽永の口から声が漏れた。驚いているのだろう。八郎も同じ気持ちだった。

『ふえ〜〜ん!! いたいよぉ! おにーちゃん、おかーさぁん!! ふえぇ〜ん!!!』

 目線の先には同じくらいの年頃の少女。白いワンピースに赤い頭巾を被り思い切り泣いていた。
 側では陽永が呆然としている。いきなり謎な展開が続いたのだ。多少は思考がフリーズしてもおかしくない。八郎もここに来た直後なら同じようにフリーズしていただろう。

「大丈夫か。見たところ大きな怪我はないみたいだが…。立てるか」

 だから八郎が少女に手を差し出せたのは慣れ≠ノよるものだった。
 差し出した反対の手でハーフパンツのポケットからハンカチを取り出す。セクハラ扱いされると後が厄介なのでそちらも渡すだけにしておく。

「ほら。とりあえずこれで汚れ落しな。
 陽永さんには悪いけど、もう少し我慢してくれ。街の中に入ったら宿取るから。汚れ落とすのはその時でいいか」

》璃海、憂、森ALL

1ヶ月前 No.85

@purple3ru ★iPhone=5uXDFiflht

【 ウォルテラ 外壁周辺 / 負箙憂 】

泣きじゃくっていると、男性の方が動いた。少女の方は、ぽかんとして硬直しているようだ。無理もない。見た目と言動が一致していないのだから。しかし、男の方はソレをまるで当たり前かのように憂の方へ手を向けた。優しく、声をかけた。

「……ぐすっ……うん、だいじょうぶ。あたし、たてるよ」

涙を拭いながら、鼻をすすりながら、そっと彼の掌に自分の掌を重ね、立ち上がる。そして、ハンカチを受け取り「ありがとぉ」と、嬉しそうに目を細めてふわふわした笑みを浮かべる。この世界にまったくにあわない笑顔。世界の不幸を知らないような、世界の綺麗な部分だけ煮詰めたみがいな笑い方。……実際は、小さな不幸を世界の理不尽でコトコト煮込んだみたいな精神の成り方をしているのだけれど。

「……あっ、あのねっ、あたしね、お兄ちゃんとおかーさんをさがしてるの! お兄ちゃんたちのこと、みなかった? きづいたらいなくて、それで、それでね……」

>>乾八郎さま、陽永璃海さま、allさま

1ヶ月前 No.86

琴葉 @5108k ★Android=VcbVkh8JCW

【ウォルテラ 外壁周辺/陽永 璃海】

 私が固まる中、いぬいさんは少女に手を差し伸べる。

『大丈夫か。見たところ大きな怪我はないみたいだが…。立てるか』
『……ぐすっ……うん、だいじょうぶ。あたし、たてるよ』

少女は彼の手を取り、

『ほら。とりあえずこれで汚れ落しな』
『ありがとぉ』

彼が差し出したハンカチを受け取る。
 その様子はやはり見た目からすると不自然なほど幼い言動だ。彼女に一体何があったんだろうか?理由もなくこのような状態には陥らないと思うから、過去に酷いことが起きたのかもしれないが…余計な詮索か。
 …これでこの言動が演技だったらキレると思うけど。演技にしては違和感が見た目と合わないくらいなもの、というのはかなりすごいことだ。完璧に演じきっているということだから。

『陽永さんには悪いけど、もう少し我慢してくれ。街の中に入ったら宿取るから。汚れ落とすのはその時でいいか』
「え?あ、はい」

 いぬいさんに聞かれて咄嗟に返答してしまった。
 しまった。さっきお金は…って言ったのに。借金はなるべくしたくなかったんだけど…

『……あっ、あのねっ、あたしね、お兄ちゃんとおかーさんをさがしてるの! お兄ちゃんたちのこと、みなかった? きづいたらいなくて、それで、それでね……』

 すみません、今の返事なしで…とか言う暇もなく質問が飛ぶ。仮にもう少し時間があったとしても、言う勇気があったかは…聞かないで欲しい。

「えーと、話しの途中にごめん。あなたのお兄さんとお母さんの特徴は?それがわからないと、見かけたかどうかが判断つかないと思うの」

 借金の事実から逃避するように少女に話しかけた。もちろん軽く屈んで彼女と視線を合わせながら。できるだけ笑顔を心がける。

「あ、あと…私の名前は陽永璃海。あなたの名前も教えてくれると嬉しいな」

 ついでに名乗り、相手の名前を尋ねる。名前を知っていた方が少女の保護者を探すにしろ、私たちで保護するにしろ、行動しやすくなるはず。
 ……そう言えば彼女の父親は出て来なかったけど…?それに、よくよく考えてみると死んでここに来たし…いぬいさんも彼女も死んでる?だとすると彼女の母親や兄が死んでなかったら、彼女ってひとりぼっちでは?
 いやいや。今考えても仕方ないだろう。

>>八郎,憂,周辺ALL

1ヶ月前 No.87
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