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アルカディアの晩餐会

 ( オリジナルなりきり )
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異能力/実験施設/晩餐会/生贄/人喰い/箱庭 @karasu1010 ★0gkYBdXyN1_aLu

ステンドグラスの影に照らされた教会を見事、ジオラマの様に再現した教室の中で悩める生徒達は子羊の様に祈りを待って一列に並んでいく。

ある者は救済の為に。ある者は幸福の為に。ある者は安眠の為に。

そんな彼等を周囲の者達は天使と呼んでいた。

そしてそんな天使達を余所に各自、学校でよく見られるであろう座席で使徒と呼ばれた羊飼いが、悩める天使を平然と給食の如く不味そうに喰らっては淡々とナイフとフォークを持ち寄って晩餐会を行っていた。

しかしそんな中、使徒の後ろの席で空腹の狼の如く微笑みながら銃口を向けるのは紛れもない悪魔達であった。





これは箱庭に招待された、生贄、人喰い、怪物と名付けられた人間達が決して抗えない自身の役割を、一切れの殺意が付着したナイフと胸一杯に近い量の慈悲が零れ落ちるフォークを持って演じ続ける晩餐会である――









「あー……悩める子羊ちゃん。君もあの行列に並ぶのかな?」
「……」
「そうか……。まあ、別に良いんだけどさ。でも、きっと何も変わらないと思うよ。だってあの行列は君達の無事を祈る為のものじゃないんだから」
「……」
「あれはただ何も知らない君達の為に用意された、此処から逃げ出さない様にちゃんと殺す順番を待たせるだけのくだらない行列なんだ。分かったら、僕に殺されてよ。ほら、他の悪魔と違ってなるべく楽に死なせてあげるからさ」
「……ええ、知っているよ。そしてこの行列は貴方達もいずれ並ぶ道なんだ。僕はそれだけを光として此処で待ち、祈り続ける」





そう言って人間らしさを役割として学ぶ生徒達の前には使徒の形を演じていながらも、紛れもない人間の姿がステンドグラスの光に照らされていた。

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