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 ( オリジナルなりきり )
- アクセス(1490) - ●メイン記事(28) / サブ記事 (100) - いいね!(15)

ヴィランスレ @kafune☆01.vmkBoVYY ★iPhone=gvuiG3FWjP










 ――ある日、世界からヒーローが消えた。







 退廃した都市の街頭モニターに映し出されたのは最後の希望と名高かったスーパーヒーローが為す術もなく朽ちてゆく姿。下部のテロップには『最後のヒーロー、死す』の文字が繰り返し流れ、それを見詰る街のワタシたちは声を発することも出来なかった。画面越しに見せられたものはあまりにも悲惨で無慈悲な結末で、子供たちは愚か大人までもがただただその映像を見詰めることしか許されない。かつての偉大なる英雄の死を憐れむことも、悲しむことも、息をすることだって今となっては簡単には出来やしない。




 なぜって? だって、こちらに向かって銃を構えたヴィランがこちらを睨んでいるんだもの。あのスーパーヒーローを殺した張本人が、口許を歪ませて「ハロー」と鳴いたら最後。セーフティーを外された銃の引き金をなんの躊躇いもなく引いたヴィランが大層愉快そうに嗤い声を上げ、不気味な色に彩られた唇を僅かに動かすとモニターは真っ暗な世界に覆われてしまった。









 それから数年が経ち、退廃した街の汚い掃き溜めと化した路地裏でひとりでに鳴るラジオ。そこからはあの忌々しい声が響き渡る。
 あの瞬間から世界は滅亡への一途を辿った。ヴィランズに支配される運命を認めてしまったかのように世界は傾いてしまった。









「俺たちがこのクソッタレな世界を壊してやる」









【閲覧ありがとうございます!
 こちらはヴィランズ(悪役)をメインにしたダークファンタジーなスレッドになっております。気になった方は是非一緒に世界を支配しましょう〜〜!
 詳しくはサブ記事へ!】


 ※メイン、サブ記事共にレス禁止

切替: メイン記事(28) サブ記事 (100) ページ: 1

 
 

ファーストイベント @kafune☆01.vmkBoVYY ★iPhone=gvuiG3FWjP


【ホワイト・リリー/酒場マザー・グレイス】



 クロック・タウンを闇が怪しく包み込む。夜空に浮かぶはずの月は今宵もその姿を隠してしまっているらしい。星すら輝かない真っ暗な夜は足早に進む時計塔の針と同様にどんどんと耽ってゆく。こんな暗い夜の街には中央区の色鮮やかな極彩色と陽気な笑い声が魅力的な世界を想像させる。光が弾き飛ぶ。酒瓶の割れる音を掻き消すように沸き上がる賑やかさに満たされた飲み屋街は今夜も人気を博しているようだった。


 表通りの賑わいとは無縁と言わんばかりに静まり返った裏通りにそれはひっそりと存在していた。赤煉瓦で造られたレトロな外装。木製のドアを照らし出す光は表通りの明かりとは異なり、ぼんやりとした淡い光を放ち、訪れるものを暖かく迎え入れる。その光に導かれるがままにドアを開けた者を裏も表も読めない優しげな表情で来る者を待つ。


「……ねえ、マザー。彼等は本当にわたくしと遊んでくれるの? わたくしを、楽しませてくれるのかしら?」


 薄暗い店内にぽつりぽつりと灯る蝋燭の光で照らされたアイスグリーンの長い髪が妖しく揺れた。真っ白なレースの手袋を嵌めた右手を頬にあてがって、うふふ、と薄ら笑いを零し、ミントグリーンの目をそっと細める。まるで獲物を捉えた獣のように卑しくて、強かな眼差しを向ける白一色の女――ホワイト・リリーは、店の奥の方に座っていた。あちこちに配置された丸テーブルの上には白のテーブルクロスが敷かれ、軽い食事が幾らか置いてある。リリーの腰掛ける丸テーブルの席にも同様のものが置かれるはずだったが、ブロンド髪の女性――マザー・グレイスが持ってきたのは全て糖分の塊のようなスイーツたちに変貌していた。まあまあ、なんて嬉々と声を上げ、マザーの運ぶ甘い誘惑に手を伸ばした。細い指に捕えられたケーキの上に飾られていた真っ赤なラズベリーがリリーの口許に運ばれる。甘酸っぱい風味と新鮮な果肉が口の中に広がるとリリーは蕩けるような表情を浮かべ、束の間の幸福感をあとひとつ、もうひとつと次々に貪る。


「慌てなくても食べ物は逃げないからゆっくり食べなさい。……それに心配しなくともちゃんと遊んでくれるわ」


 きっと、ね。マザーはリリーのことを見ないまま、カウンターでの作業に戻って行ってしまった。話し相手がいなくなってしまったリリーは再び甘い物を口にした。


>>おーるさま



【本編開始となりました!
 次第に集まっていく形で進めていけたらと思います。ぜひリリーとも遊んでください!よろしくお願いします〜〜!】

1ヶ月前 No.1

猫に小判 @yuusha145 ★iPhone=7ZD6KpJM0h

【 グランツ / 酒場マザー・グレイス】



仰ぎ見た空には雲一片たりとも浮かんでなく、鈎針の如く細い月、そして隠し切れないざわめきを深淵に押し込めた無数の砂金ぐらいの光達がちりりと冷たそうに震えている。――そんな空を見たのはいつ以来だったか。

闇に住まうヴィランズとして、相応しい時間帯はいつだって夜だった。黄昏時から夜こそが真の世界。後ろ暗い仕事するのであれば明るいところでは出来ない。太陽は彼らには明る過ぎるようだ。
星の輝きすら飲み込んでしまうほどの夜だからこそ隠れやすい。招待状をわざわざ届けに来た只者では無い怪しげな雰囲気を醸し出す謎の二人組を手配した主催者もまた、闇に身を投じ詳しい素性すら今のところハッキリとしない。

今宵も訪れる真夜中の空の色も立派な漆黒を纏っていた。月明かりがまったく降り注がれない道は、遠くの方ではクロックタウンの街の灯りがかえって映えていたように思えた。道が分からずとも時計塔を目指して行けばほぼ間違いなくたどり着くだろう。
人工的に生み出された光の元に人々は挙って集まる中央区の街。そろそろかと思い、視線をめぐらせる。
人でごった返す駅の改札。いつもの時間に滑り込んできた銀色の電車から吐き出される人々。いつもと同じ、馴染みの光景の中に祭りに招かれた招待客が何人か居合わせていたかもしれない。
ポケットから招待状を取り出し、同封されていた地図を片手に持ったグランツは、人混みに紛れてすれ違う人々を後にして青丸で記された店に向かった。




ひっそりとした路地裏突き進めていくと突如出現するかのようにその店を見つけだした。招待状と照らし合わせてみるとその場所で間違いなさそうであると分かると扉を静かに開けた。

すると、店を灯していた唯一の灯りが風とともに中へ侵入してきたグランツ達によって騒がしく揺れ動いた。
初めて訪れた店内をぐるりと見回す。夜の酒場だというのにはほとんど人が見当たらない店内で、奥の方の席に一人ポツンと座ってた女性の姿を捉えた。ようやく一人の客の姿が見えてきたところで店が開店中であることを証明してくれた。

奥の席に座る女性に声をかけようとも思ったが、美味しそうにスイーツを頬張り夢中になっているところを邪魔するわけにもいかず、自然とそのままカウンターの方へと足を運んだ。
静かな足取りで席に着くと彼女の爽快な食べっぷりを観察しつつ、その時が来るのを待つことにした。



【オリオン座流星群を迎える夜にこんばんは。なりきりは出戻りで不十分な所が多々あるかもしれませんが、宜しくお願いします。】>>all様

1ヶ月前 No.2

悪の味方 @kaizelkai ★VwxWcbHAbI_mgE

【 茨崎 刈 /→酒場マザー・グレイス】


 夜のクロック・タウンに一人の男が歩いている。月夜のない晩の空は黒一色、星すら輝かない真っ暗な夜。足早に進む時計塔の針と同様にどんどんと耽ってゆく。こんな暗い夜の街には中央区の陽気な笑い声が魅力的な世界があるかもしれないが、そんな馬鹿騒ぎが起きてるところでは飲まない。ひっそりと静かな場所で、飲んでいきたいものだ。
 表通りの賑わいとは無縁と言わんばかりに静まり返った裏通りの中を歩く。表の喧騒とした世界から切り離された裏の世界、見慣れた光景なので特に面白いものはない。今日はこの手に持つ招待状――真っ白な便箋を見つめる。スーパーヒーローが倒されたという事で、祝いましょうという内容であった。



「 ……フン、祝祭か……。 」



 忌々しいそうに呟く、自分を倒せる者がいなくなった祝事に祝う気持ちはない。まあ招待されたので、それが断る理由にはない。
再び歩き出し、便箋に入っていた地図の場所『マザー・グレイスの酒場』にたどり着く。長年、この通りを歩いていたがこんな場所に酒場があるのは知らなかった。

 招待状と照らし合わせてみるとその場所で間違いなさそうであると分かると扉を静かに開けた。内装はレトロだが、薄暗い店内をロマンチックに灯す蝋燭の光がゆらゆら揺れている。高級感はないが、汚い感じではない。
 初見の店なので、店内をぐるりと見回す。奥の方の席に一人ポツンと座ってた女性、カウンターに一人、どうやらまだ開店して人はいないようだ。まだ空いてそうなカウンター席に腰をかける。そしてカウンターにいる妙齢の女主人に声をかけた。




「 ……店主。ビールを一つ。 」



 カウンターに座った黒髪の男性は店主に注文した。極悪ヴィランが集まるといわれる酒場にはこの男は特段目立った格好や風貌、奇声や奇行もない。まるでただの酒場にきた“客”。まさか彼がヒーローと戦うヴィランとは誰も思わないだろう。
とりあえずビールでも飲んで、自分を呼んだ者の顔でも拝む事にしよう。男はシンプルにそう決めたのだった。しかし、男は気づいていない。自分のほぼ知り合いも此処に来ることを。


>>ALL



【本編開始おめでとうございますー。】

1ヶ月前 No.3

毬藻 @shuchishin☆jHqXF0noOB6 ★Android=bCWnTq9vMa

【エインツ=アーデルハイト/酒場マザー・グレイス】

 黒く塗りつぶしたような闇夜。

 表通りではネオンが輝き、酔っぱらいの笑い声やら喧騒やらで賑わう。あまりの眩しさに月も星も霞んでしまっているかと思いきや、裏通りへと足を向ければ全てを呑み込んでしまいそうな闇夜が広がっていた。

「(さて、と。そろそろ見えてくる頃だが……)」

 我が家に届けられた招待状。内容を思い返して苦い顔を浮かべる。今まで正体を明かされないように細心の注意を払いつつ仕事をしてきたつもりだが……一体どこで悟られたのか。場合によっては───

「……ふむ、これは……」

 闇夜の中で、ぽつりと柔らかな光が漏れ出ている建物が現れた。迷える子羊に差し出されるような、暖かい光の手。思わずといった感じで足を止めると、珍しいレトロな外見を見回しつつ、顎に手を当てて頷く。

「(間違いない。ここだろう)」

 マザー・グレイスの酒場。招待状どおりなら、今宵ここにはクロック・タウン中のヴィランズが集うことになっている。スーツに仕事鞄を抱えた如何にもサラリーマンのような身形の男性、エインツ=アーデルハイトも招待客の一人だ。

 ドアノブに手をかけると、やや遠慮がちにゆっくりと開いてみる。空いた隙間から顔だけを覗かせると、外装と同様に落ち着いたレトロな店内が彼を出迎えた。客はまだ数人しかしないようだが、営業はしているようだ。取り敢えず身体も店内へと滑り込ませ、後ろ手にドアを閉める。

 くるりと辺りを見回せば、所々で蝋燭の灯りがちらちらと揺れていた。カウンターでは店主であろう女性が居り、先客の一人が注文をしているところだった。こんな裏通りに落ち着いた雰囲気の店があったとは。少し意外に感じながら、まだあまり人が座っていない辺りのテーブル席に目をつけて腰を下ろした。

「マスター、でよろしいでしょうか。紅茶を頂いても? ……ああ、なければブランデーでも構いませんので」

 店に入ったならば何か頼むのが礼儀だろう。カウンター内にいる女性ににこりと笑みを浮かべながら声をかける。もし、本当にヴィランズが集うのなら、“彼女”もきっと。

「(……“あの子”を巻き込むのは、少し心苦しいがな)」

 知らず、今この場にはいない彼女のことが脳裏に浮かび、静かにため息をついた。

>>ALL

【本編開始おめでとうございます! よろしくお願いいたしますm(__)m】

1ヶ月前 No.4

猫に小判 @yuusha145 ★iPhone=7ZD6KpJM0h

【 グランツ / 酒場マザー・グレイス 】


糖分への渇望は人間が本能的に持っているものだと云える。生後間もない赤子に砂糖水を与えると微笑むという。
こちらに気づいているかどうかなどグランツは興味のカケラもなかった。よくよく観察しているとスレンダーなボディと色白の肌を持ち合わせていながら、糖分に貪る彼女の脳内は快楽を得て恍惚感に浸っているのが伺える。一見して大人びいた印象ではあったが、口元にスイーツが運ばれる度に分かりやすい表情を多様に浮かばせる様は、どことなく甘いお菓子を食べ漁る子供のような雰囲気が漂っていた。

やはりここで一声かけるのは些か無粋な事に思えてきた。そうグランツが思い始めた頃、ふと風の気配を感じ前髪をふわりと揺らした風の正体を目で追いかけた。
扉がぎこちなく開いたかと思えば、そこに入ってきた二人の客は、どちらもこの店が初めての様子で各々席に着いた。
まず、自分と同じくカウンターを選んび、腰をかけた男は黙ってビールを一つ注文しだした。しかし、酒場という場所には慣れてはいるようではあったが入ってきた瞬間のよそよそしさは一般の常連客とは相反していた。


「……じゃあ、俺もビールを貰おうか。」


すっかり注文をし忘れていたグランツはようやく店主と思わしき人物に声をかけた。グランツの次に来た東洋人の男に習うようにして同じものを頼んだ。
その後すぐに店に入ってきた男も同様に店内を見回す。そしてカウンターに座るのかと思えば誰もいない空いたテーブル席を選んだ。座るやいなや早速注文しだしたサラリーマン風の男がわざわざその席を選んだ理由はおそらく誰かしら待っているからだろう。ガラの悪い野郎2人がカウンター席に陣取っているとなれば、それを避けた上でテーブル席を確保したこととなる。それは相手の事を想っての行動だ。相手は女に違いない。


「無理にとは言わない……あんたの待ってる彼女さんが来るまでこっちへ来て、一緒にちょっと飲まないか?」


断られれば素直に彼のやりたいようにさせるつもりだし、無理強いするつもりはない。
せっかくの酒の場、美味しい酒と、美味しい料理を楽しみたいだけなのだ。


>>リリー & エインツ・刈

【リリーさんまでは絡めていない気がしますが一応宛先出しておきます。】

1ヶ月前 No.5

陽香 @brahman☆r92H8KW1RF2 ★Android=lmNuvruUyx

【マタ・ハリ/酒場マザー・グレイスの前】

 逡巡、のち熟考、最後にフリーズ。

 形容するならそうだった。誰かもわからない者から押し付けられたその手紙の指示に従いここマザー・グレイスまで来たはいいが、彼女には思い当たる節が全く無いようで実は多すぎる。「祝杯をあげよう」なんて「ぶっ殺すぞ」を1000枚オブラートに包んだセリフとしてよく使われる常套句なのだし。ヴィランズで、仮にそのセリフが本当だとしても、誰彼構わず依頼を受けていた彼女なら恨みを買ってるヴィランズの1人や2人はいるかもしれない。しかもヴィランズ全員集まる保証なんて無く、ドアを開けた瞬間袋叩きにされる可能性だってあるのだ。そのことが幼い彼女──マタ・ハリ、あるいはジャックの足枷となり、マザー・グレイスとは道路を挟み向こうがわ、違う建物の壁に背を向け立ち尽くさせていた。要するに、入るのが少し怖いのである。

 仲が良い、といっていいかわからないが、面識があるヴィランズは何人かいて、少なくとも険悪ではない関係を築けている。彼らのうちの1人でもここに現れるなら手紙の内容は本当かもしれない、オブラートには包んでないかもしれない、とも思えるのだが……。窓から店内を覗く限り、見知った顔はまだいない。これ、本当にぼっちなんじゃないかという一抹の不安が浮かんでは消えず、更に浮かぶという悪循環。というか明らかに子供の見た目の自分がのうのうと入っていっていいのか、という思いも無くはない。しかも便利屋の看板替わりの目立つ容姿、小さい背丈では……。

「帰った方が賢明でござるかね……」

 誰に向けたわけでもない、独り言。だがしかし、この手紙を読んでみると、なぜだかこの場を離れてはいけない気さえしてくる。さて、どうしたものか……。

>>All様


【本編開始おめでとうございます!】

1ヶ月前 No.6

猫に小判 @yuusha145 ★iPhone=7ZD6KpJM0h

【 グランツ / 酒場マザー・グレイス】


率直なところ彼らはヴィランズではないかとグランツは推測している。しかし、直感的に把握しているだけなので証明は出来ない。
なんとなくではあるけれども強い直感だ。おそらく、これから先、どんどん訪れる客の殆どがヴィランズで間違いない。そう感じた矢先にそれは確信へと突き動かされた。
再び扉が開かれ、誰が来たのだろうとその顔を拝む為に目線動かした。
扉が閉ざされた瞬間だけではそこに誰かの姿を捉えることができず、暫く視線は宙を泳がせたのちにようやく目線を下へと向けた。そして内心ホッとしていた。背が小さいというだけでこうも翻弄させられるとは思いもよらなかったからだ。よく見れば何処ぞの古本屋と一緒にたような気がしてきたので


「――そこのちっこいの、こっちに座れ。」

空いた席に軽くポンと手を置いて小さく震える小動物もどきを呼び寄せる。見たところいつものヤンキーとは一緒ではなさそうである。そのまま放置しておいても中に入れずじまいで通行の邪魔になりかけない。
招待されてここへ来るのはヴィランズなのだから。


>> マタ・ハリ

【古本屋さんの常連客ということで顔見知り程度かなぁと思い絡ませていただきます。】

1ヶ月前 No.7

毬藻 @shuchishin☆jHqXF0noOB6 ★Android=bCWnTq9vMa

【エインツ=アーデルハイト/酒場マザー・グレイス】

 店主と思われる女性に声をかけていると、カウンターに座っていた男性の一人が彼女さんが来るまで一緒に飲まないかと誘ってきた。一瞬、言葉の真意が分からずぽかんと間の抜けた顔を晒すも、直ぐに合点が行き口許に手を当ててクククと可笑しそうに笑った。

「フフフッ……いやいや失礼。生憎、今まで私とお付き合いしたいという稀有な女性と御逢いしたことはありませんから、少しばかり可笑しくて……」

 つまり『彼女などいない』。そう弁明してから、目尻にうっすらと浮かんだ笑い涙をスッと指先で拭いつつ「お気遣いありがとうございます」と胸に手を当てて感謝の意を表した。

「特に待ち人は居ませんし……いや、ひょっとした知人と出会すかもしれませんが。私で宜しければ、喜んで」

 そう言うと荷物を持って椅子から立ち上がり、誘いをかけてくれた男性の隣へと移動して腰掛けた。荷物はどうしようかと少し考えたが、自分の足元に置くことにする。

「(さてさて……)」

 今、店内にいる客は自分を除いて3人。スイーツを夢中で頬張る女性とビールを注文した男性、あと自分に声をかけてきた彼。

 だがまだまだ集うことだろう。ここクロック・タウンを拠点として活躍するヴィランはこんな数人ではない。まだ“あの子”の姿も見当たらなかったし、まだパーティー開始まで時間があるだろう。しかし、あの招待状どおりに全てのヴィランが馬鹿真面目に従うとは思えない。寧ろそれが正しい考え方だろう。自分達を一掃しようとする奴の罠かもしれない──例え罠であっても簡単に殺られはしないが。

 まぁ今回は真実であるようなので今は無駄な思考はやめよう。考えることを放棄すると、改めて店主に「ダージリンかブランデーを」と柔和な笑みを浮かべながら声をかけた。

>>グランツ、店内ALL

【絡みありがとうございます!!】

1ヶ月前 No.8

徒野 叶 @coffeedrop☆Tohc/3veYiU ★1QFq6tTJ18_LOn

【 徒野 叶(ガイア) / マザー・グレイスの酒場 】


 突然届いた一通の手紙。真っ白な便箋に綴られた言葉はとても魅力的で、“ガイア”というコードネームを持つ徒野 叶はにんまりと笑みを浮かべた。スーパーヒーローがこの世界から消え去った。なんて記念すべきことなのだろう。偽善を振りかざしているだけのスーパーヒーロー。本当に助けて欲しいときに彼らはなにもしてくれない。叶は子供の頃からそれをよく知っていた。

「……んーと、ここで合ってるのかなあ?」

 同封されていた地図を片手に叶はマザー・グレイスの酒場の扉を押し開ける。薄暗い店内をゆっくりと進むと、奥のカウンター席に数人の男女がいた。その中に見知った顔を見つけると、叶は口元にうっすらと笑みを浮かべ、駆け出した。何度アタックしたか覚えていないほど、叶が心酔している茨崎 刈がそこにいた。彼の周りには面識のない人ばかりが集まっていたが、そんなことはどうでもいい。

「お兄さん、お隣座ってもいいですかー? まあ、いいって言われなくても座っちゃうけど」

 んふふと声を漏らしながら、叶は刈の隣に座る。そして、周りにいる見知らぬ人たちをきょろきょろと見渡し、こてんっと首を傾げた。やっぱりみんな知らない人だなんて心の中で呟きながら、叶はうっすらと笑みを浮かべる。きっとみんな、ホワイト・リリーからの手紙で集ったヴィランなのだろう。お仲間がいっぱい。叶はなんだか嬉しくなった。

「店主さん、バーボンってあるかしら?」

 この言葉に言い表せない嬉しさをそのままに、これから始まるであろう楽しい楽しいなにかに乾杯しようと、店主であるマザー・グレイスに甘ったるい声でそう告げる。


【 本編開始おめでとうございます! 初対面なのに笑みを浮かべてる怪しい女ですが、仲良くしていただけたらと思います 】

>>店内ALL

1ヶ月前 No.9

すずり @suzuri0213☆uVgy9R1pZdc ★Android=ti0IvmfI1e

【アルドヘルム・リヴァーモア/マザー・グレイスの酒場】

息苦しい。まずアルドヘルム・リヴァーモアはそう感じた。普段ヴィランとして動くときと同じように、ただ今回は私服のパーカーのフードを目深に被りながら、アルドヘルムは溜め息を吐いた。━━━━あんな手紙を届けられたら嫌でも集まらなければならないではないか。もともと人付き合いが得意ではなくて、むしろ苦手で友人も少ないアルドヘルムがこのような酒場に来ることになったのにはある事情がある。突然何の前触れもなく届けられた真っ白な便箋。それは巷を騒がせるヴィランからのもので、何でもヴィラン同士で祝杯をあげようとのこと。酒に弱く、下手したら悪酔いしながら服を脱ぎ捨てて暴れそうなアルドヘルムはなかったことにしようかとすら思った。

(……思ったんだけどなぁ……)

結局は思っただけであった。嫌々ではあったが、アルドヘルムはこのマザー・グレイスの酒場に足を運んだのである。なぜならアルドヘルムはMr.NIGHTMAREを名乗るいわゆるヴィランであり、招待状の内容に思いっきり該当していたからだった。相手もヴィラン、これを下手に断りでもしたら此方がどうなるかわからない。ヘタレだなんだとどやされるかもしれないが、長年路地裏でやんちゃをしてきたアルドヘルムの直感は「行け」と告げていた。此処で下手に逆らって死ぬよりは、この息苦しい時間を耐え抜いた方が良いと。

「…………」

辺りを見回してみる。知り合いならいる、いるのだがなんとなく声をかけづらい。これまで初対面の相手は殴るか蹴るかくらいしかしてこなかった人間である。自己紹介の仕方を学んだのもつい最近のような気がしてならない。路地裏での生活はアルドヘルムに力こそ与えたがコミュニケーション能力は与えなかった。つまりはどう声をかけたら良いものかわからなくて、アルドヘルムは25歳にもなって一人でうだうだしていた。情けないと笑われても仕方がない。そんなことアルドヘルムがいちばんわかっている。だから今もこうしてフードを目深に被って、先程なんとか頼めたお冷やをちびちび飲んでいるしか出来ないのだ。しかしそれでもアルドヘルムは構わない。ヴィランとして生きるならば、無駄な馴れ合いは不要だとわかっているからだ。……知り合いがいる時点で馴れ合ってるじゃないかとか、そういった突っ込みは無粋というものである。

「……くそ、いつまで続くんだこれ……」

なんとか占拠出来た丸テーブルに頬杖を突きつつ、アルドヘルムは気だるげにそう呟く。出来ることならあと数秒でお開きとかにして欲しいところだが、そんなことはあるまい。再び大きい溜め息を吐いてから、アルドヘルムはお冷やの入ったグラスを煽る。何か頼むべきだろうか。いや、此処はあまり目立たないでおこう。変に目でもつけられたらいけない。……ちらちらと周囲の様子を窺いつつ、アルドヘルムは退屈そうにグラスをいじり始めた。だって他のヴィランとの関わり合いを絶ってしまったら、それ以外にすることがないのだから。

>>all様

【後れ馳せながらメイン開始おめでとうございます!初っぱなからこんな感じの奴で本当に申し訳ないのですが、これからよろしくお願いいたしますー!】

1ヶ月前 No.10

悪の味方 @kaizelkai ★VwxWcbHAbI_mgE

【 茨崎 刈 /酒場マザー・グレイス】



マザー・グレイスの酒場、レトロな雰囲気は悪くはない。これで酒と肴の質が良かったら、また来ようと思う。徐々にこの店に客が入ってくる。意外に人気のある店だったか。しかし、あんな目立たない場所で客が来るのは隠れ家的な名店だろうか。有名なのはいいが、人気が少ない方が落ち着いて飲んでいられるので、多くきても黄色い声が喧しい。そう、何処か聞いた事のある甘ったるい声が自分に向けて話しかけられた。


――背筋が蔦に縛られるような感覚を覚える。振り向くと、ニコニコと笑う彼女がいた。




「 ……だったら、最初から聞くんじゃねぇ。まあいい……好きにしな。 」



 無愛想な表情でぶっきらぼうに答えた。何でお前が此処に来るんだという言葉を飲み込み、口を閉じる。一見、金髪に近いほど明るめな茶髪に子供のような小柄に見える女性だが、彼女は“悪”である。経緯は省くが、自分は彼女に何故か懐かれてしまっている。最初の頃はよく力と力のぶつけ合いをしてたのだが、今は好意の一方通行をぶつけられている。追っ払っても、まるで雑草の如くしつこく付きまとってくる。追っ払うのも面倒になったので、今は彼女のやりたいようにさせているが、彼女の心変わりの様は自分にもわからない。ただ一回、彼女を助けてだけなのに。



「 ……徒野、お前この店の常連か? 」



 横目でバーボンを頼んでいる彼女に尋ねた。彼女がこの店の常連じゃなければ、来ることはないだろう。それかこの店を集合場所に指定して来たのなら、話はわかる。彼女も自分と同じ“招待客”だろうと。


>>徒野 叶


【早速ですが、絡ませていただきますー】

1ヶ月前 No.11

花戯らぴす @lapis12☆4NUzRRaRYiw ★iPhone=vaUwG0CLgh



【ヴィロ ・ダリス/酒場『マザー・グレイス』】


 ――馬鹿らしい手紙。赤に汚れたモッズコートのポケットの中で紙屑になったそれを取り出し、皺を指先で伸ばし文面をなぞりながら店内を見回した。質問を許さない突然の来訪者に文句を言うべく訪れた酒場、マザー・グレイス。落ち着いてカウンターの奥に座っているのは手元で光沢を放つグレーンウイスキーの味に舌鼓を打っているからである。店主の背中にあるウイスキーのボトルを眺めていれば、最近口にしていないものがあったので着席したに過ぎない。手紙の送り主はスーパーヒーローがいなくなった世界を『祝し』たいようだが、スカーラットことヴィロ・ダリスには関係なかった。スーパーヒーローがいてもいなくても、世の中は何一つ変わらず、相変わらず救えない。彼女からすれば、何も祝福することはなく、晴れやかな気分になることもなかった。手紙をポケットに再度押し込めばぐしゃりと潰れる音がするが構わない。指示通りここを訪れ、座ったのだから手紙も役割を終えたことだろう。

 自分がこの店に訪れる前に誰がいたのか、グラスの中の氷が溶けていく間に誰が来たのか。人の気配が増える度に重い赤の目を入り口に向けるが今のところ知り合いと呼べる人物はいない。そもそもこの祝祭に呼ばれたヴィランズの中に、友好関係が浅く狭いヴィロの知り合いが来るのかさえ怪しいところだった。

 話す相手もいないため、酒でしか慰めることができない口に煙草を運ぶ。火を持ち歩かないヴィロはくわえたところで紫煙で肺を満たすことができない。唇で転がせば筒の中の葉がざりざりと潰れる音がする。店内の人の声、足の音、息のひとつひとつ、頭の中から追い出すようにその音に意識を向ける。
 誰かの意思で何かの目的のために他者と関わることをしなかったこのヴィランは、心の内に燻る違和感と居心地の悪さに顔をしかめる。そんな本心を隠そうと、グラスの水滴で手袋が濡れたのが不快であると言わんばかりに片手で指先の布をつまみ、煙草を噛んだ。

「……にっ、が」

 クソ、火が欲しい。もっと言えばこの祝祭とかいう悪の集会をさっさと始めるか終わらせるかどうにかしてくれ――、とそんな思いを込め、深く息を吐いた。


>>ALL


【本編開始おめでとうございますー! カウンターの奥の方でひっそりウイスキー飲んで煙草かみかみして居心地悪そうにしているヴィロ・ダリスです。よろしくお願いします】

1ヶ月前 No.12

はるみや @basuke21☆xM4sO6EUbuM ★sBHPZi6My9_OSy

【サナトス/マザー・グレイスの酒場】




 見た目は自分と大して変わらない少女と、黒い衣服に身を包んだ青年が、真っ白な便箋を片手に自分の下を訪れたのはいつのことだったか。便箋へ視線を落とし、これは、と少女と青年へ視線を上げ口を開こうと思ったのだが、目の前にいた少女と青年の姿はもうそこにはなかった。まるで物語の一節のようなあの出来事と、便箋の中身。良くも悪くも、彼女──サナトスの中で、一生波紋を広げ続けることとなる出来事であった。

 しかし、ヒーローとの対峙は一度だけのサナトスを、この手紙を受け取ってもよかったのだろうか。もちろん手紙の主の名に覚えなんてなかったし、彼女の思う素敵な悪役なんてものではない。そんな自分が、祝祭になんて行っても許されるのだろうか。なんて思考が襲うのもまた、当たり前のことであった。
 クロック・タウンを見守る数多の星々を見上げ、手にしている同封されていた、極普通の──書き手の丁寧さが伺える歪みのない、青いペンで書かれた囲いがあること以外は──中央区の地図にそんな思いを馳せながら、サナトスは歩みを進める。金曜日ということもあり、どこか浮き足立っている往来の人々を横目に、サナトスは何よりマザー・グレイスの酒場へ歩みを進めている自分自身に驚いていた。それでも止まることのない足は、サナトスの心の奥深くにある『どこか楽しみにしている』という思いを最優先事項として動いているらしい。サナトス自身もそれに気づき、雑踏に紛れて小さく笑みを零した。


 往来する人の数も、星々と負けず劣らずな街明かりも、気づけば減っていて、サナトスは大通りから一本外れた、マザー・グレイスの酒場の通りを歩いていた。歩幅を小さくして、地図と辺りを交互に見る。大通りとは違って静かで、サナトスを照らす灯りはどこか優しくて、上品且つ歴史を重んじる建物。まるで大人の世界を具現化したような、そんな雰囲気の通り。どこからか微かに漂ってくるコーヒーの香りと、快活な声は、ここは相反するこの二つが共存している世界だと、訴えている。そんな雰囲気漂う世界に、まるでパズルのピースの如く上手く嵌っているレトロな造りの酒場がひっそりと、前方に立っていた。酒場の窓から淡く零れる灯りは人工物とは程遠い、自然の灯り。ノスタルジックな雰囲気に、思わずサナトスは「おお……」なんて間抜けな声を漏らす。
 もう一度地図と建物を確認して、マザー・グレイスの酒場がここで合っているかを確認すると、どうやら間違いないらしい。サナトスは様々な感情を渦巻いたまま、視線──マタ・ハリのものであるとは気づくことはなかった──酒場のドアを開ける。

 薄暗い店内は、案外人で賑わっていた。甘いお菓子の香り、苦いコーヒーの香り、大人なお酒の香り、煙たい煙草の香り、クラクラする香水の香り、高ぶる血の香り、そして優しい香り。どんな人がいるのか、どんな人が集まるのか。サナトスはすぐに察することができた。嗚呼、ここなら私でも歓迎されそうだ、と期待を確立させて。



「あー……」



 見た目にそぐわない低い声で、サナトスは唸る。というのも、このような雰囲気の酒場に来るのも、初めての酒場に、一人で来るということも始めてであったし、大前提として『ここはサナトスに酒を提供してくれるか』というのがあった。幼い風貌の大人びたサナトスが緊張する理由は十二分である。何をすればいいのか、どうすればいいのか、勝手に座ってもいいのか、注文をしてもいいのか。とにかく分からない以上は何も行動できないと、店内を観察してみることにした。店の奥に一人、アイスグリーンの髪をした、後姿からも兼ね備えた気品が分かる女が座っている。その近くには席に座って女性を眺めている男。カウンターの奥には煙草を何故か噛んでいる女。人気の少ないテーブルには、ビールを飲んでいる男と紅茶を啜ろうとしている男が──



(あ……)



 ──見覚えのある彼が座っていた。声を掛けてもいいのだろうか。でも誰かと一緒に話している。慣れない雰囲気と場に、サナトスは一歩を踏み出せずにいた。いっそ知らん振りして別の人に話しかけようか、それとも一人で座ってしまおうか。なんてどこか捻くれた考えも他人事のように浮かべながら、未だ入り口の前で立っていた。



>>ALL様

【本編開始おめでとうございます!改めてよろしくお願いします*】

1ヶ月前 No.13

猫に小判 @yuusha145 ★iPhone=7ZD6KpJM0h

【 グランツ / 酒場マザー・グレイス / カウンター→テーブル】


面白いジョークを言ったつもりはなかったのだが、なぜ笑っているんだろう?と、涙まで浮かべるほど相手をツボらせたネタの落ちは「……そうか。」などと何の捻りもない一言で返すだけで訝しげに眉をひそめた。
酒を飲む前から笑い上戸になってしまったのか、単に笑いのツボが浅いだけなのかは分からない。
彼女などいないといいつつもその知人と出会えることが気が気でない様子。こうもヴィランズが一箇所に集まって来るとなれば、最後のスーパーヒーローを殺害したヴィランも必然的に紛れて来ることになってくるのだから身構えるのも無理はないのか。


「……まあ、酒を飲むだけだ。この世の終わりじゃあない。」


スーパーヒーロー達が居なくなってからヴィランズというアイデンティティがなくなりつつある今、残ったヴィランズ達だけでやる事など各々だけで好きに勝ってやっていれば、自ずとやる事やったら限られてくる。
世界征服であれ、最強をかけた殺し合いが始まるのかは、この招待状が全てを握っている。
例え世界が終わるのだとしても酒の味を噛み締めておけるのは今しかない。

なんの慰めにもならない言葉を吐くのはこのくらいにしておいて、別の話でも振ろうか。そう思い至って荷物を抱えて隣に腰掛けてきた男はまだあまりぎこちなく緊張気味のようだ。
大きすぎるのか、重すぎるのか、どちらか定かではない荷物は不用心に床へと置かれ、紳士的な振る舞いから小綺麗なイメージとは掛け離れていた為、なんとなく素朴な疑問を問いかけてみる。そして、さりげなく自己紹介して訪ねようかなどとも思考を巡らすも、どこかから自分に向けたものではない視線を感じる。


「うん?……どうやら、おでましのようだ。」


我ながらなんてテンプレじみたセリフなのだろうかとグラスを片手に持ち上げて席を立ち上がった。振り返ればそこに幼そうな少女が何かを訴えげにこちらを見つめている。
お邪魔になっているようなので別の席に移動を始めることにした。


――。


色々一方的に話しかけまくったおかげで店内の配置は大体把握できてきた。さて、何処に座ろうか。だいぶ人が入るようになってきたが、ここの席の数を見る限りではまだ入るようではある。
彼方此方探していると、何度か窒息しかけたような男を見かけた。酸素ボンベでも持ってきてやりたいところではあったがあいにく持ち合わせは飲みかけの酒の入ったジョッキのみであった。
ため息交じりの相手の気持ちも梅雨知らず「サボりか?」と、挨拶交じりにそう投げ掛ければ丸テーブルに向かい合って座った。


「……そういえばさっき、おまえんとこのチッコイの見かけたんだが……。」


隅っこの方で震えていたので声をかけたまでは覚えているが、その後どのような末路を辿ったのか見届けることはできなかった。

>>エインツ&サナトス・アルドヘルム&マタ・ハリ all様

【移動して、絡み直します!】

1ヶ月前 No.14

毬藻 @shuchishin☆jHqXF0noOB6 ★Android=bCWnTq9vMa

【エインツ=アーデルハイト/酒場マザー・グレイス】

 誘いの声をかけてきてくれた男性と話していると、徐々に酒場が華やかになってきた。誘われたのか単に酒場に寄ってきたのかは分からないが、まぁ一般人が紛れていた場合は始末すれば良い。ヴィランズの巣窟に変わりつつあるこの場に足を踏み入れてしまったのが運の尽きなのだから。

 しかしこの祝宴の始まりを心待ちにしている人間は少なそうだ。着いて早々に帰りたそうにしている者もいれば、居心地が悪そうに苦い顔を浮かべる者もいる。中には恋人?と再会できて嬉しいのか女性特有の甘い声を振り撒く者も。
 ヴィランでなくとも、観察をしていてて面白い人材ばかり。自分は退屈せずに済みそうだ。そんなことを考えていると、不意に相手が『どうやらお出ましのようだ』と言いつつ席を離れていった。主催者でも漸く出てきたか? そう思いながら振り返り、そして微かに目を見開いた。

 入り口に立っていたのは、華奢な少女。お伽噺に出てくるようなモンスターのリュックを背負い、どこか緊張した面持ちで佇んでいた。
 お互いに全てを委ね会う存在──唯一、本当のエインツを知る人物であり、エインツが唯一、本当の素顔を知るヴィランであった。

 エインツは席を移動してくれた彼──そういえば名を聞くのを忘れてしまっていた。──に「すまない」と礼を言うと、まだ入り口で固まっている彼女に近づき、二人にしか聞こえないように努めて声量を落として声をかけた。

「やはり、君も来たのか」

 どこか困ったような、それでも無事に辿り着いてくれたことにホッとしたような声色で話しかける。先程の社交辞令のような態度ではなく、心から安堵したような、しかし若干不安そうな声で。
 だが直ぐにスッと先程のような笑みを浮かべると、「こんなところで立ち話は難だろう。私の隣にでも座るかい?」と彼女に手を差し伸べた。

>>グランツ、サナトス、酒場ALL

1ヶ月前 No.15

はるみや @basuke21☆xM4sO6EUbuM ★sBHPZi6My9_OSy

【サナトス/酒場マザー・グレイス】




 ヴィランズはこれだけではないはずだ。ここにただ立っているだけだと、他の名立たるヴィランズに何を言われるか分かったものではない、と、内心苦笑しながら、自分もどこかに座ろう、と、人工の輝きを放つダークグリーンの双眸は、アッシュグリーンの髪を揺らしながら、もう一度店内を見渡した。
 観察するにはやはりテーブル席の方がいいか、しかし目が合うと気まずいな、カウンター席の方がいいだろうか。自問自答を繰り返しながら人との距離感を図り、それでも答えの出ない優柔不断な自分に情けなさを覚えながら、再度見覚えのある彼──エインツ達のいるテーブルに視線を戻す。すると、エインツと相席していた名の知らない男──グランツと目が合う。ふむ、気まずいな。なんてどこか他人事のように思ってみるが、グランツがグラスを片手に席を立ち上がった瞬間、思わず「む……」なんて、申し訳無さと有難さが混じった声を漏らす。察しのいいヴィランもいるものだ、とサナトスは自分が抱いていた偏見を少しだけ小さくして、今度ははっきりと「ふむ」と声を出した。

 エインツと、グランツの配慮のおかげで、サナトスの緊張は溶けていた。肩で重さを主張していたナニかも綺麗さっぱりなくなり、詰まっていた息を吐き出す。そしていつも以上に固まっていた表情は綻び、口角がゆるりと上がり、眉間の皺は無くなって、安堵した表情になる。背負っているモンスターのリュックをもう一度背負い直すように、小さな身体を揺らす。



「ふふ、こんな私でも呼ばれるのかと、驚いたよ。……君も、いて良かった」



 背の高いエインツを見上げるように、そして声は小さめに、そう答える。冗談と、優しさを含ませた、エインツにしか出さない子供の声。子供の言葉。
 どこか不安を帯びたエインツの声音に気づかない“ふり”をしながら、あくまで子供の“ふり”をして、英国紳士のように上品な笑みを浮かべ、スマートに差し出す手を握り、「嗚呼」と首を縦に振る。



>>グランツ・エインツ・ALL様

1ヶ月前 No.16

狼谷 @anima1997☆PMqTzZiUwVg ★iPhone=rWwjSnqBVX

【エリカ/マザー・グレイスの酒場】

 今宵は金曜日。
 それもただの金曜日ではない、招待された催しのある特別な日なのだ。初対面の相手と会う前の日はたっぷり睡眠をとって、栄養のある食事をすることに尽きる。なお、エリカの昨日の睡眠時間は相棒に連れ回してもらっていたのでとても短く、食事に至ってはピザやポテトなど栄養の偏ったファーストフードだった。体のコンディションを整えることには失敗したが、気分は上々だった。不思議とワクワクする。

「……氷の女王サマ、ねぇ。寒いのは苦手だわ。そうね、女王サマとお話する時は、ヴィッキーを連れてこっと。」

 ぽつりぽつりと独り言を紡ぎ、最後に大好きな友人の名前を口にした。エリカが一方的に部屋に押し掛ける、そんな関係。彼女の住む高層マンションに、パックに詰まった苺を手荷物にして上がり込むのが楽しくて。ヴィランの集まりに友人を巻き込んでいいのか? なんていう質問へは、不躾で杞憂であると返しておこう。もっとヴィランについて勉強する必要があるわね!
 そしてエリカは部屋の一角にある白いドレッサーの上に置かれた、真っ白な便箋を手に取り、中身を取り出す。今日までに何度も読み返した。日を跨いで読み重ねていたその理由は、差出人の名前に聞き覚えがあったからだ。そして読み返しているうちに、ホワイト・リリーというヴィランが、最後のヒーローを葬ったという報道を見たことを思い出したのである。その
 だが、だからなんだという話であった。椅子の背もたれにかかっていた、黒のライダースーツに足を通す。いつもの、スタイル。そう、エリカはゲッコーガール。だが、タイトなライダースーツのみで乗り込むのは気が引けたので、ファーフード付きの丈の短いショートジャケットを羽織る。グロスと同じ毒々しいヴァイオレットだ。便箋の中の二枚のうち、地図の描かれたほうを握りしめ、自宅をあとにする。


 中央区のネオン街、色と人と音と、様々な要素が混在する賑やかな場所。此処を歩くのは初めてではなかった。迷うことなく、決して惹かれることも誑かされることもなく、真っ直ぐ進んでいく。だが、エリカが知っているのは表通りだけで、表世界とは打って変わって静寂の広がる裏通りは、初めて見るクロック・タウンの顔であった。赤煉瓦の外装の酒場はすぐに見つかった。未成年であるエリカはアルコールは飲んだことがない……わけはなく、付き合いで嗜むことは多々あった。それに、一癖も二癖もある相棒がバーで働いているので、しょっちゅう遊びに行っていたので酒場の雰囲気には慣れている。ネオン街の奥深く、隠れ家のようにひっそりと佇むこの酒場は、何処かノスタルジックを感じさせる。躊躇うことなく扉を押した。
 ドアは独りでに開き、そして閉まった。……ように見えたかもしれない。それもそのはず、エリカは己のスーパーパワーである擬態能力を使用し、姿を消していたからである。薄暗い店内で蝋燭の灯りが揺れる。その灯りが大きく揺らいだ時、エリカは静かにその姿を現した。涼しい顔で口元に笑みを浮かべて。最初から居ましたけど何か、とでも言いたげな表情で。艶かしいライダースーツという装いは、この酒場の雰囲気にはミスマッチだった。酒場には既に先客が何人も居て、その中には顔見知りもいたのだが、残念なことに相棒はまだ来ていないらしい。

 余裕ありげに店内の様子を観察していたが、ふと、店の奥に座る美しいアイスグリーンの髪をした純白の女性に視線が釘付けになる。直感的に、本能的に、「女王サマだ」と呟いて。散々話し相手になりに行こうと思っていたくせに、いざ彼女を目にすると一瞬だが心が揺れた。でもそれは決して拒絶を意味する訳では無いのだ、決して。
 傍にあった適当な椅子に浅く腰掛けて、作業をしているブロンドヘアの女性に声を掛けた。彼女がマザー・グレイスだろうという確信を持って。

「コンバンハ。アタクシ、此処へ来るのは初めてで。――氷の女王のお城、と言うと怒られてしまうのかしら、ね。……嗚呼、話が逸れてごめんあそばせ。マザー・グレイス、おまかせを注文しても宜しくて?」

 いつも周りが頼むものと同じものを頼んでいたため、酒場にてどういう物を注文すべきか分からなかったというのが本音である。コーヒーの香りや甘い香りもするけれど、これは何なのだろう。内心ドキドキしながら、表面上ではツンと澄ました振る舞いをして。メニューを見る余裕も無かったなんて口が裂けても言えないし、悟られるわけにはいかない。だって子供扱いされたくないじゃない!
 でも本当は「パンケーキ食べたい!」なんて。エリカなら言えるけれど、ゲッコーガールはそうは言わないのである。頬杖を突きながら、何処か憂いを帯びた瞳で店内を静かに見渡した。さてどうしたものか。

【本編開始おめでとうございます!ひとまずALL文を投稿しに来ましたが、色々な方と絡めたらいいなと思っておりますし、絡みに行くつもりです!何はともあれ、ゲッコーガールのエリカを今後もよろしくお願いします!
また、ビクトリアちゃんとジェリーくんを話題に出しました……!許可も取らずにすみません……】

>>ALL

1ヶ月前 No.17

有栖川 @hananomi☆Mwp.W.uiBT6 ★5tuXai74if_Onj

【チェイス/酒場マザー・グレイス】
 手元の手紙の文面と、目の前の酒場の名前を改めて参照する。今回の宴の会場となっている酒場『マザー・グレイス』、名前は目の前の看板と同じものだ。自らが経営する店の番がある為に普段あまり他の店に出向くことのないチェイスは、僅かな逡巡の後に、店の戸のノブを回す。
 今日来たのは他店の偵察でもなく、他のヴィランズへのカチコミでもなく、ただ単なる祝いの席に招かれた、というだけ。であれば素直に、楽しめばいいだけだ。その祝いの内容が、『最後のスーパーヒーローが倒された』という、チェイスとしてはどちらかといえば喜べない類の物であったとしても。仮にこの場で楽しめなかったとしても、自分の店に戻って飲み直せばよい。それくらいの軽い気持ちでいいではないか、今回くらいは。
 店の中には、既に招待されて来たらしい客が何人かいるように見える。顔見知りの知り合いも既に来ているようという事は直ぐにわかり、また店内を見渡せば普段チェイスのバー『Legacy』に足を運んできてくれている者もちらほらいるようだと気付く。彼らも招待に応じて来たらしいことは明らかだった。

「―――奴はまだ来ていないか」

 交友関係が決して深い訳ではないチェイスが探していたのは、自らのバーでアルバイトをしている青年。彼もヴィランズの一員である以上はこの場に呼ばれていないはずもないのだが、彼のガールフレンドの姿こそあれど、しかし彼の姿は見当たらない。
 大方いつものように薬売りにいそしんでいるか、トリップしているかだろうか、などと考えつつ、手近な席に腰掛ける。
 普段はバーの反対側に立つことが多いだけに、自らが注文する側に立つことはそうそう多くない。さて、何を注文しようか……。

>>all

【遅まきながら、本編開始おめでとうございます。
 何とも絡みにくい文章になってしまいましたが、よろしくお願いいたします……!】

1ヶ月前 No.18

鈴ノ介 @observer17 ★Android=E7eofHTlS6

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1ヶ月前 No.19

雪鹿 @class ★Android=42zyboh5vZ

【アヴィド・ベルトランド/マザー・グレイスの酒場】

一点の光すらも許さないかのように塗り潰されたかのような黒一辺倒の闇夜。それに反するように陽気に賑わい、弾けるように輝く表通りを通り過ぎて、夜空と同じように黒を纏った一台の高級車。しかし、それは程無くして止まる。すると、予めじゅんびをしていたかのように、即座に助手席から降りた麗しい金髪を腰まで伸ばしたスーツ姿の女性が手慣れた様子で後部座席の扉を開く。
そこから現れた灰とも銀ともつかないような髪を下ろして顔の半分はレザーのマスクで隠す、モッズコートを纏った長身の男―――まさしく、その姿は悪名高きヴィランの一人、『アルカトラズ』と名乗った男の姿であった。しかし、彼ではない彼を知る者ならば―――いや、彼を知る者ならば、別の名で呼ぶ者も居る事だろう。裏社会の上層の人間ならば苦い顔をするのか、あるいは、媚を売るのか。現在クロックタウンの裏社会の組織同士を仲介し、円滑に進める調停者としての役割も果たす元マフィア、アヴィド・ベルトランド。
履き慣れたエンジニアブーツをコンクリートの床に鳴らして歩みを進めながらも「後で連絡する、すまないな。」と、そうスーツを纏った女性へ短く告げる。それを合図に、頭を下げてから助手席に戻れば車は間も無く去って行く。そして、歩みを進める彼も、表とは違って静まり返っている裏通りへと姿を消して行く。


ひらり、懐から出した招待状。差出人はホワイト・リリー、最後のヒーローを殺したヴィラン。ヒーローに大しては然したる興味も無いが、少なくとも彼女のもたらした訃報は世界へ絶望を与えた。あの時の街の様子は実に……失礼、これ以上は控えておこうか。ともあれ、渡された時の事を思えば、件の二人も中々に出来る者であった。しかし、そうでなくては彼はこの場に姿を表す事など無かった。なにせ、彼は「つまらない」事が世界で一番嫌いなのだから。これが仮に他のヴィランの罠だったとして、それを楽しむのも悪くはないさ。
そうして手紙を懐へと納め、再び歩みを進めていく内に辿り着いた隠れ家のようにひっそりと立ちながらも目に付きやすい赤煉瓦によって構成された一軒の酒場「マザー・グレイスの酒場」の扉を押し開く。カジノの扉を開けて舞台に立つ時とは違った圧力を平然と振り払っては、手慣れたように、ゆっくりと。

開いた扉から中へ入れば、見慣れた顔と何処かで見覚えのある顔。二つ合わせてもまだ両手の指よりも少なかったが……まぁ、それは別に大した問題ではない。相変わらず、彼のテンションが高く此処に立っていても声が聞こえてきたが、つまりはそういう事なのだろう。
さて、何処の席に座ろうか。こういう場には慣れているが、大体が仕事の為であって、目的もなく参加すると言うのは滅多にない。なら、仕事の話でもしようか、とも思ったが先客が居るようで、流石にそれを割って入るような真似は出来ない。やはり、暗にしたって雰囲気としては血生臭い話は避けるべきなんだろう。では、普通に話し掛けるべきか。しかし、そうなったとしても、それはそれで話題に困るものだ。……やれやれ、少し前に働き過ぎだ、と部下に言ったはいいが、俺も人の事は言えないらしい。

「それにしても……退屈だな。」

適当に人の居ない座席から椅子を一つ引いて腰を掛けた彼は、何を食べるでも無く何を飲むでも無く、鼻から下を覆うレザーマスクの下で小さく呟く。
しかし、それは誰かに向けられた言葉ではない。本当に誰にも向けられていない言葉であった。退屈、それを彼が最も嫌う事ではあるが、この後に起こる事が何か分からない以上は此処を離れる訳にはいかない。まぁ……人間観察、というのもこの場では面白いのかもしれないが。
そんな苦悩と思いをぼんやりと抱えたまま、夜空に浮かばない月のような瞳を机上に置かれた料理へと向けて、相変わらずの変わらない表情のままに何をするでもなく、ただ腕を組んでいた。

>all

【メイン解禁おめでとうございます!】

1ヶ月前 No.20

神波 @thousand00☆hyqkMkn9Rthi ★Android=uJs7nQDOiH

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1ヶ月前 No.21

雪鹿 @class ★Android=42zyboh5vZ

【アヴィド・ベルトランド/マザーグレイスの酒場】

 ただの酒宴と言うのであれば、一人で飲むのも悪くはない。そう割り切ってジジッ、と音を立ててレザーマスクのジッパーを開く。此処に送られてきた時に車内で流されていたBGMにも似たような、ラジオから流れてくる控え目なクラシックに耳を傾けて、瞳を一度閉じる。
 故に、その違和感には気付いていた。次第に奇妙にも声が混じり始めていく時点で、何かが起こるという推測を立てた。少なくとも、この流れる曲は歌詞の無い物であり、混線であれば混じる声が起きる事も考えにくい。ラジオの方も故障している様子はない。ならば、例外を考え無いのであれば、概ね一つに絞られる。何者かが何らかの方法で干渉している、という簡単な結論に。

 それから間もなく、目をゆっくりと見開いた頃合いで声の距離が最高潮に達し、ラジオから火花のように弾けて放たれる電光。そこから現れたかのように空中に突如として現れた、黒髪の若年と思われる糸目を持つ女性の姿。それに手を組んだまま、彼は顔色の1つも変えはしない。何処かで見た覚えがある気がしたが、数多の記憶の海から即座に思い出すには至らず、彼女の名乗りを耳に聞いてサルベージに成功した。
 極愛 クヒドー。近年噂になっているインターネット上で生配信を行うヴィランとして若年層の者達から人気を集めており、彼女はヴィランの中であれば、最も名の知れ渡った者であると言っても差し支えないだろう。かく言う俺も、何度か目にした事があるが……ふむ、中々にエンターテイナーらしい登場の仕方だ。生憎、性分が邪魔をして驚く事は出来なかったが、それでも少しばかり楽しめたさ。

 それから、落ちたように重い音を鳴らした彼女は此方に気付いてか気付かずか、俺の隣の席へと着いて店員へ、カルーアミルクと日本酒を頼んでいた。が、どうやら俺とは気付いていなかったらしく、此方へマナーのように隣席に着いた事への謝罪を述べようとして、椅子から転げ落ちていた。流れるようなその様子に思わず、口元へ左手を当ててマスクの下で静かに笑みを零す。
 一応、極愛の呼び止めた店員の去り際に、適当なシャンパンを一杯、と自分の注文を告げてから帰しておく。細やかながらも、なにやら愉快な事になってきたようだ。

 疲労困憊かのように椅子に捕まって起き上がる彼女は、しどろもどろの口から発せられた改まった謝罪の言葉を聞いても淡白に戻った表情は一つも変わる事はない。だからといって、怒っている訳でも早々に飽きたわけでもない。慣れているのだ、こうして動揺の伴った謝罪は特に。

「俺は気にしてないさ、Ms.極愛。ただ、君は怪我をしないように気を付けた方が良いな」

 同じく運ばれてきたシャンパングラスに入れられた淡く金に泡立ち揺らめくシャンパンを、レザーマスクのジッパーの中へと悠々と慣れた様子で運んでいき、そのグラスをテーブルの手近な所へと置いた。それから、特段気にしていない事を告げて、少しばかり冗談っぽく席から転げ落ちた事を嗜めるように言葉を続ける。
 怪我の1つで何がどうこう、という訳ではないが、何をするにしたって懸念は取り除けるなら取り除くものだ。こんな状況で暴れるような愚か者も、敵意を振り撒く者も居はしないだろうが、な。

 お酒と共にサービスとして、だろうか。彼女の前に出された皿に乗せられたチョコレート。しかし、彼女は何やら気遣ったのか、辛うじて強気を保ちながらも小さく笑って、選んだのだろう言葉と共に押し渡してきた。
 それが渡されると共に訪れたのは、沈黙。そして、僅かに険しく寄った眉間に一時ばかり手を当ててから、ようやく口を開く。

「……誰から聞いたか知らないが、特段好き好んではいないな。だがまぁ、有り難く頂戴しておくよ。シャンパンには合いそうだ」

 澄みきったポーカーフェイスは揺らぐ事無く、落ち着き払った苦笑を浮かべる彼は、既にシャンパンは残っていないであろう口へチョコレートを一粒、口へと運び入れる。口の中の温度に耐えきれずに、ドロリと溶けゆく濃厚な甘味を味わう彼の表情自体は揺らがずとも、彼の堅牢とでも例えよう雰囲気は何処かで緩んだのは間違いなかった。
 流石に、この場でそういった弱味を見せる訳にはいかないからな。大の男が甘味好きだなんて、流石に面目が立たないだろう? スイーツ男子、それが流行っているとも耳にしたが……流石に、俺がそういった流行りに乗るのは無理がある――――いや、それ以前に1つ。何処で知ったのか、其所が問題だ。やはり、あの時だろうか。着替えるのが手間だから、とアルカトラズのままに、ケーキ屋に行った事が一度だけある。運悪く、その店主がヒーローで交戦する事になってしまった……我ながら、あの時は油断しきったものだ。

「ああ、そう言えば……登場の時よりも少しばかり元気が無いようだが、何か気掛かりでもあるのか?」

 ふと、思い出した配信中の彼女の様子に比べれば、今は随分と大人しいようで。少々、感情を伺いづらい細い瞳へ視線を差し向けたものの、言葉の割りには大して気にもしていない淡々とした様子で尋ねる――――再び、気に入ったらしいチョコレートを、口へと運びながら。

>極愛 クヒドー様、all

1ヶ月前 No.22

毬藻 @shuchishin☆jHqXF0noOB6 ★Android=bCWnTq9vMa

【エインツ=アーデルハイト/酒場マザー・グレイス】

 君も、いて良かった。
 自分にしか聞こえないよう小さく答えてくれた彼女の表情は、もう既にいつもどおりの調子を取り戻していた。先程、些か緊張している様子だったので心配したが、やはり杞憂だったか。

「ああ、私も少し驚いたよ」

 実のところ、エインツ自身招待されたことに驚いたのだ。他のヴィランズの能力に比べたら、自分のはスーパーパワーより体質と言った方が正しい。相手を粛清するような攻撃的なものではないからだ。ただ一般人より治癒力が優れているだけで、それ以外では能力を持たないヴィランとほぼ等しいと考えている。そんな自分がこのような場に呼ばれたことが、意外だったのだ。

 さて、いつまでも素のままで話していたいが今宵はそうはいかない。いつもの笑みを浮かべて手を差し伸べると、サナトスは子供のように、しかしどこか背伸びしているような大人びた雰囲気で頷いた。

 自分の座っていたカウンター席に案内しようとして、まだテーブル席もちらほらと空いていることに気づく。リュックがあるならテーブルの方が無難だろうか。自分は質素な仕事鞄だから床に置いても気にならないが、サナトスのはぬいぐるみのような愛らしいデザインのものだ。床に置くのはあまりよろしくないだろう。

 サナトスに「カウンターだが構わないか」と問おうとしたとき、店内に自己紹介をする元気な声とドスンと落下した音が響く。唐突な出来事にぎょっとして、エインツはびくりと微かに肩を跳ねさせた。
 しばし硬直した後、発生源を確認するべく振り向く。『極愛クヒドー』と名乗った女性は、席に座るとスマートに注文した……と思いきや、図らずもお隣となった男性に心底驚いたようで椅子から転げ落ちた。なんとも賑やかな女性だ。

 不意を突かれたので少し……いや、かなり驚いた。コホン、小さく咳払いをして調子を取り戻そうと試みる。の割りにはまだ心臓バックバック言っているが。

「……いや、やはり不意を突かれるのは……やや苦手、だな……」

 エスコートの途中だったサナトスに向かって口許に手を当て何やら言い訳じみたことをもごもごと呟く。驚いてしまったのが余程気恥ずかしかったようで、眉を寄せながらも頬に若干朱が差していた。

>>サナトス、酒場ALL

1ヶ月前 No.23

狼谷 @anima1997☆PMqTzZiUwVg ★iPhone=rWwjSnqBVX

【エリカ/マザー・グレイスの酒場】

 カウンター越しに女性からグラスを受け取り、軽く頭を下げる。何も確認せず、そのまま流れるような滑らかな動きで、軽く口を付けた。味わいながら覗き込むと、明るい色の液体が揺れている。

(……あー、なんだっけこれ)

 甘くて、でも舌がほんのり痺れるアルコールの味。そんなことを考えていたエリカは、その時名前を呼ばれてはっと顔を上げる。落ち着いた店内に合わない明るい声。声の主は、その顔を見ずとも分かっていた。先程までゲッコーガールとして澄ましていたエリカの表情が、年相応の女の子の笑顔に変わる。

「アタシのほうが早かったね」

 有無を言う暇もなく肩を組まれるが、決して振りほどくことはしない。不快ではないのだから。近づいた相手の顔を見つめること数秒後、わざとっぽく勝ち誇るような態度を取った。この、他の色が混ざった黒髪に、ぽってりとしてどこか艶かしい下唇が特徴的な彼は、ジェリーという。これほどまでに親しい理由は、彼がエリカの相棒だからである。付かず離れず、楽しいことを共有し合う心地よい関係を築いている。
 ジェリーが椅子を引く動作とほぼ同時に、慣れた手つきでテーブルの上を簡単に整理する。どうせ灰皿欲しいなんて言うだろうから、なんて思っていると……ビンゴ。カシスオレンジと灰皿を頼む彼の横顔を眺めながら片頬杖をついた。

(そーだ。これ、どっかで飲んだことあると思ったらファジーネーブルだ。)

 なんて、机上の煙草の箱とライターを眺めながら考えていた。問い掛けに対しては、少し考える素振りをしたあと、店の奥に目をやりながら、

「パーティのあれこれは分かんないんだけど、主催者さんならあそこにいるよー。氷の女王サマが、ね」

 こう言葉を紡いだ。まだ酒場に全員が集まったわけではないが、全員の到着を待つほど律儀なパーティだとは思えない。自分にも分からない旨を伝えた。

 そしてジェリーの視線の先に自分も目を向け、その先に居た人物を見ては顔を綻ばせた。チェイスさんと呼ばれたその男性は、ジェリーのバイト先のマスターである。バーのマスターにしては筋肉を持て余し過ぎているのでは、なんて思っているが口に出したことは無い。

「あーっ、ほんとだチェイスさんじゃーん! 居たのなら声掛けてよね、アタシこれからどうしようか悩んでたんですよ! ジェリーくんがいたからなんとかなったけど、いなかったらどーしてたことか……」

 相棒のテンションはまさに右肩上がりであった。そんな彼を見ていると自分まで楽しくなってしまうから、どんな時でもこんな調子の彼のことが好きなのである。シャブ中だとかいうのはさて置き。そもそもそういうことは、彼も成人している身なので、他人が口を挟むのではなく己で決めればいいと思っている。だからエリカはあくまでも、ジェリーのそういった面には干渉しない。さすがに行き倒れてしまった時は回収しに行くことはあるけれど。そういう関係。
 ヒートアップしていく相棒の動きにぶつからないように、若干身を引いて安全圏を確保する。そうやってワンテンポ置いたのち、ひょこっとジェリーの後ろから顔を出して、彼よりは控えめに、しかし決して渋々といった感じでもなく、無邪気に手を振るのだった。

「……そういえば、この集まりはどーするのが正解なんだろうね? お酒片手に挨拶回り? ジェリーくん知らない人に絡むの得意でしょ。アタシも平気だけどさ」

 そう言って、空になったグラスを机の上に置いた。身内ばかりで固まっていると新しい出会いの機会を失ってしまう。かと言って、ヴィランの友達を増やしたいかと言われると微妙なところだ。でも、自分の相棒のように興味深い人間がいるのなら、と思うと少しそわそわしてしまって。

>>ジェリー、チェイス、ALL

1ヶ月前 No.24

有栖川 @hananomi☆Mwp.W.uiBT6 ★5tuXai74if_Onj

【チェイス/酒場マザー・グレイス】
 そう、ここは祝いの席なのだ。であれば、とチェイスが注文したのはシャンパンであった。程なくして運ばれてきたそれは、『シャンパンファイト』などという風な使われ方もするようなだけあって、勝利を祝うにふさわしい、さながらオリンピック選手のメダルのような黄金色も眩しいものであった。
 ふわりと薫るかぐわしい香りに満足したところで、丁度かけられた声。いつの間にか、先程姿が見えなかった知り合いが来ていたらしいことを漸く知る。

「よう、ジェリー、エリカ。いや済まんな、取り込み中に見えたものでね」

 テンション高く声をかけて来たジェリーと、それによってチェイスがこの場に姿を現していたことに気が付いたらしいエリカが続いて此方へと声を飛ばす。チェイスも二人へと挨拶したうえで、声をかけてくれればというエリカの言葉に軽く謝罪する。
 二人とも随分楽しそうだ、と、グラス片手に彼らの方へと歩み寄りながら軽く観察する。恐らくジェリーは先ほどの予想とたがわずもう既にキメてからこの酒場へと来たのだろう。アルバイトとして雇ってからの彼の行動を見ていればそれは容易に想像がつくことであり、今ではむしろ彼ならばそうした方がむしろ自然だとさえ思えるほどだ。間違っても彼がそう言ったものに手を出すのを否定したいわけではなく、チェイス個人としてはそれもアリだと容認している。エリカの方は、酒が回っているというよりかはジェリーの高いテンションに引っ張られたのだろうか。彼といるときの彼女はずいぶん楽しげに見えるし、少なくとも関係性は今日も悪いものではないだろう。何となく微笑ましくなるのは、気の所為ではないだろう。

「さて、な。まだしばらくは歓談でもいいんじゃないか? 俺は店の常連面子に声かけるつもりだが」

 先に来ていたエリカもまだ案内を聞いていないのか、どうすればいいのかわかっていないようだ。まだ開始までに猶予があるのならば、とそうチェイスは言葉を発したが、実際の所いつ始まるのか、という所はわかっていない。

>>ジェリー、エリカ、all


【遅くなって申し訳ありません、絡みありがとうございますー!!】
>>鈴ノ助様、狼谷様

1ヶ月前 No.25

神波 @thousand00☆hyqkMkn9Rthi ★Android=uJs7nQDOiH

[極愛 クヒドー/マザーグレイスの酒場]

「そう言っていただけると助かります」

 彼女の謝罪を運ばれてきたシャンパンと共に、レザーマスクの中へと流す彼の横顔にお礼を言った。彼と面と向かって言葉を交わしたことはおそらくこれが初めてである。クヒドーからすれば暇があればどこからか集めに集めたヴィランのプロフィールを眺めているのでどうも初対面のようには感じないが、実際に動いている姿を見ると緊張感と共に心が踊る。
 そしてそのままこちらが渡したチョコレートを口に運ぶ姿も眺める。日本酒の辛さには合うが、シャンパンにはどうかと渡してから考えていたがどうやら問題なかったようだ。だが、特段好き好んではいないという言葉に心中で首を傾げてしまう。アヴィド・ベルトランドが甘味を好むのはクヒドーの中では知っていて当然だと思っていた。
 だがそれを口にするのも野暮というもの。クヒドーはゆっくり言葉を飲み込んだ。

「あぁー……流石の私もこのような場でのマナーを弁えているつもりですので」

 おそらく今は騒ぐ時ではないでしょう、といつもの笑い顔を更に綻ばせて笑った。いつも画面の中にいるクヒドーは騒いだりお腹抱えて笑ったりと今と比べると確かに違和感を覚えるだろう。
 この場でかなりの人数のヴィランが集まる中で彼女を知っている人物も多いと思うと、少し気が引けてしまうのかもしれない。この場がつまらない訳でも、逃げ出したいわけでもない。ただいつも憧れたり、応援している人が同じ空間に、何より隣に座っていると緊張もするしいつもの自分が出せないのも確かであった。それにただ騒げば楽しい動画が作れるかと言われればそれはノーであるとクヒドーは思う。画面の向こうにも人はいて、その人のことを考えた内容や編集でないといくらヴィランという話題性があっても動画は伸びない。
 それはこういう場でも発揮すべき考え方であり、人付き合いにおいて大切であると自負していた。

「……もしかしてアヴィドさん、私の動画を見たことがあるのですか?」

 クヒドーは自身があげた動画を脳内で思い返していた。確か、アヴィド・ベルトランドについて語った動画も生放送の見返しも残っていたかと思うと冷や汗が少し滲む。
 待てと自分に言い聞かせる。彼が自分の動画を見ていると決まったわけではないし、見ていたとしても彼について語った動画を見たとも限らない。こういう時に自身の有名さが少し嫌になる。

 カルーアミルクに刺さったマドラーをくるりと回しながら相手に笑い顔を向けた。

>>アヴィド・ベルトランド様 周辺皆様

1ヶ月前 No.26

雪鹿 @class ★Android=42zyboh5vZ

【アルカトラズ(アヴィド・ベルトランド)/マザーグレイスの酒場】

 マナー、人付き合いを円滑にするためには必須と言えるそれを意識して、と返ってきた存外まともな答えに納得したように小さく一度頷けば「そうか」と、短く返して相も変わらず湛えられたままの微笑を向ける。顔の半分は隠れているとはいえ、それでも琥珀の瞳は僅かに細められており、彼にしては穏和な雰囲気も相成れば、その口元が伺い知れずとも笑っている事は分かるだろう。
 どういった状況であれ揺るがない彼のごく自然な微笑も、半ば癖のようになってしまっているとはいえ、社交辞令としての一つと言えよう。感じた不快さも理不尽への苛立ちも、相手には悟らせない事は交渉の場に置いて重要だ――ああ、甘味の一件で多少の疑心を持ったとはいえ、今はそういった感情は無いさ。少なくとも、今のところは。
 それにまぁ……早々に価値を決める、と言うのは愚かというものだ。悠長に構えているのも問題ではあるが、このパーティーを終えるまでは争い事を起こすつもりは無いしな……一つの波乱も無い、というのもつまらないが、たまには良いだろう。

 ふと、カルーアミルクの縁に立て掛けられたマドラーを回して深い茶色に白を入り混ぜながら、笑って彼女はこう尋ねた――私の動画を見たことがあるのですか?と。
 その一言と頭に入れておいた彼女という人物に関する知識、それから対面して得た情報を纏めれば、真意は大方読み取れる。彼女は理知的でマナーを気にする辺り、少なからず恥を知っている人間なのだろう。そして、動画は片手で数える程しか見ていないが、その中でも他のヴィランへの憧憬にも似た言動は耳にした。それに加えて食えない笑みを浮かべていても、それに反して雰囲気は妙に――緊張と言うべきか。少なくとも、単調な笑みで無い事は確かだ。
 なら、大方予想は着くさ。もちろん、動画自体を見た事も聞きたいが、それよりも「私が貴方について触れた動画を見た事がありますか?」と聞きたい……といったところだろうか。残念な事に俺は探偵ではないから、確証も自信も然して無いがな。

「ああ、あるとも。友人に見せてもらってな……まぁ、片手で数える程だ。君の危惧するような事は無いさ」

 どこまでも余裕しかないような微笑を湛えたままに質問に答え、ゆっくりと音も立てずに机上に置いていたシャンパングラスを持ち上げる。照明の光に輝く水泡を上へ登らせて行くグラスを僅かに傾かせて口へ運び、喉を微かに鳴らす。
 笑みに細めた目を薄く開き、片手に持ったままのグラスの中のシャンパンよりも濃い琥珀色の澄んだ瞳を差し向けて、言葉を続けた。
 ただ、彼が差し向けた瞳や視線にも深い意図は無く、殆ど無意識で至って自然体なもの。なにせ、拾い上げた彼は既に友人と見た動画の記憶を思い返している位なもので、既に自分の立てた推論が合っているかどうか、なんていう事に関心は無かった。

「だが――まぁ、この中には君の事をよく知る者も居るだろう。だし見たところ、かなり若年層に片寄っているようだしな」

 ふと、視線を外して周囲で各々話を続けているヴィラン達へ視線を向けて、少しばかりからかうように、小さく笑ってそう告げる。見慣れた顔は少なく、どちらかと言えば見知らぬ顔の方が大半を占めていて分からなかったが、それでも自分よりも年が低いであろう者が多い事は確かだった。まぁ、その辺はヴィラン同士の交流で把握しているのかもしれないが。
 しかし、それをこうして改めて言うのは興味本位という訳だが……レディに対して、少しばかり悪戯が過ぎたろうか。一抹の童心を拭い去るように、片手に持ったままのグラスを揺らして一つ息を吐く。

「すまない、少しばかり意地悪だったな。もし、君が望まないなら出来るだけ避けるが……どちらの方が都合が良いかな?」

 穏やかに浮かべられた微笑みを向けて、一応の確認を取っておく。たおやかなレディをダンスに誘うように上品に、それでいて何処か、食えないような雰囲気はそのままに。

>極愛 クヒドー様、all

1ヶ月前 No.27

鈴ノ介 @observer17 ★Android=E7eofHTlS6

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1ヶ月前 No.28
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