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霧の都に葬送曲No.60 だけを表示しています。

エディ @d0ap ★iPad=qTOmkAVEvD

【エディ/7月4日/メリルボーンハイストリート→裏路地】

この日、エディは市場調査と気分転換を兼ねてこの通りを訪れていた。人並みもそこそこな此処・メリルボーンハイストリートではカフェやブティックがあり、所々寄り道や休憩をしてはラベンダーの香りを残しながらエディなりの楽しみ方で満喫していた。
ストリートを歩き回っていると見覚えのある小さな背中が裏路地の方へと足早に入っていくのが見え、エディは首を傾げた。いつもなら外を歩く時には決まって誰かが付き添っているからだ。けれど今は一人だったことを不思議に思ったエディは後を追うように裏路地へと足を踏み入れた。
入った瞬間、微かに香る鉄臭さに眉を顰めつつ、この先で何が行われているのかが分かり頭を抱える。このままでは無垢な幼子が凄惨な現場へと出くわしてしまうだろう。教育上よろしくない事態に焦りつつも香りの強い方へと足音を鳴らしながら足早に歩を進めれば、その現場へ辿り着くのは容易だった。

「見ちゃダメよ」

噎せ返るような匂いの中で立ち尽くすジャックの視界を手で覆いつつ、いつもよりも低い声色で耳元でそう囁く。エディの視線は穴の開いた女、這いつくばる男、最後にこの惨劇を生み出したダニエラへと向けられた。ゆったりと一服するダニエラとその手の中の物を見るに悪い癖が出てしまった事が見受けられ、溜息を一つ吐いた。

「ダニエラ、貴女のターゲットはこの女だったかしら……ねぇ?それに気を緩めるのはまだ早いんじゃなぁい?」

新たに現れた人物に男の表情が変わったのが見えた。助かるとでも思っているのだろうか。そんな男の視線を感じ鼻で笑うと、咎めるような表情でダニエラへと声をかけた。エディと似た紫の髪を持つ彼女は普段からエディが可愛がっている親しい相手の一人でもあり、同業者。けれどその殺人スタイルは異なり、その証拠に美しい瞳を愛する彼女は今もガラス瓶に熱い視線を送っていた。

「貴女が手早く殺らないから、幼気な坊やが見てしまったでしょう」

責めるような口調だけれど時間をかけることへのリスクの事もあり、それは結果としてダニエラの身を案じていることにも繋がっていた。それにこの事がジャックの親代わりに知れたら……と思うと、エディは痛くなる頭を気にしないようにしつつジャックの視界を塞いだまま顔を自分の腹部へ押し付けるように抱き締めた。そして顎で男を示しダニエラに「先ずは殺ってしまいなさい」と伝えると、足下の男の瞳は絶望に揺れた。

>ダニエラ、ジャック、all

【ダニエラさんと素敵な関係になれたので早速お邪魔しちゃいました;;既に親しい中でのお説教みたいにしちゃいましたが大丈夫だったでしょうか?ジャック君の初めてのお仕事見学のお邪魔になっていたらすみません;;】

2018/07/05 23:45 No.60

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