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霧の都に葬送曲No.54 だけを表示しています。

ジャック @fue☆dTW3Rdrh5/. ★iPhone=uYwUDyqtCB

【ジャック/6月13日/おさんぽ】


ジャックは暫くわぁわぁと泣いていたが、ミリヤムのレースのハンカチーフで拭われているうちに、涙の雨は次第に小雨となってきた。
ふわふわだった金髪はぺったりとしな垂れ、レインコートの裾や髪からは雨の雫がぽたぽたと落ちている。
晴天の空のような碧眼は涙を湛えてぐにゃぐにゃと揺れていた。
歪んだ視界に、しゃがみこんだ二人の美女が映る。
『新しいお洋服』『水も滴るいい男』不慣れなようだがしかし懸命な二人の慰めで宥めすかされ、可憐なハンカチーフは涙と雨と鼻水で台無しにした挙句、ジャックは「うん」と首肯いた。
「……なかないよ」
それから、レインコートのフードに付いた水滴を、犬のように身震いして振り払い、慰め下手だとミリヤムに指導する白雨をみて不思議そうな顔をした。

「シラサメ・シショーは、ことばを おしえてくれる シショー なんだね」

何か大きな勘違いをしたままのようだが、二人のおかげで通り雨のように変わり易い子供の機嫌はすっかり治ったらしい。「いこう」と、左右の手をさっきみたいにそれぞれ繋いで貰えるように差し出して、ミリヤムの云うお洋服屋さんに連れて行ってもらう。
左右にカラフルなショーウィンドウの並ぶ石畳の道を進むと、やがて服屋が何軒も並ぶエリアにやってきた。スタイルの良い美しいマネキン達に、エレガントな婦人服が着せられていたり、大胆なワンピースが着せられていたり、男のマネキンにはブランドもののスーツが着せられて洒落た帽子を被せられていたり。ジャックと同じくらいの背格好の子供のマネキンもある。ジャックはまたさっきとは打って変わった景色に、いちいち不思議そうな顔をしながらショーウィンドウを覗き歩いた。

>白雨さん、ミリヤムさん、all


【好きなお洋服をお好きなだけ御試着どうぞ〜!笑】

2018/07/02 19:37 No.54

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