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霧の都に葬送曲No.41 だけを表示しています。

ミリヤム @mistydark☆NIljAHmRyhk ★Android=GaTaMXF8bf

【ミリヤム/6月13日/おさんぽ】

 ジャックを間に挟んで並んだ白雨とミリヤムは、霧雨の中、ゆっくりと彼の歩調に合わせて歩き出す。
「うふふ、何時か出来るわよ。だってジャックは、アタシ達の息子だもの」
 師匠が欲しいと無邪気に笑うジャックに、ミリヤムは相変わらず師弟関係の中身を伏せたまま無責任に告げた。着せ替え人形と同レベルの愛で方をしている彼女が息子発言をするのはそれこそ無責任だが、殺人鬼達のうちの何人かは――驚くべきことに――ジャックにもマトモに接しているので問題はないだろう。
「うーん、それはちょっと違うわねぇ……誰よこの子にエスコート教えたの」
 ジャックの間違った解釈にぶつくさ言いながら歩いていると、そこそこ人の往来のある通りに辿り着いた。彼は目を輝かせて傘の群れを眺めているし、反対側を歩く白雨は、何処に行くかは任せきりの様子である。
 確かに此処なら、ジャックの望むおもちゃもおかしも買えるだろう。先程から彼の興味を引いているらしい白雨の異国の傘だって売っているのかも知れない。

 けれど、ただジャックの買い物に付き合って、後々タダ酒を飲むだけでは、ミリヤムという存在は満足しない。

「ねぇマイスイートベイビー? 玩具やお菓子も勿論だけど、素敵なお洋服も欲しくない? ミリヤム、王子様みたいにカッコいいジャックが見たいなぁ……別に貴方が良ければ、お姫様みたいに可愛いのでも良いんだけど。ね、白雨姐さんも見たいわよね?」
 猫撫声で告げる。
 もう一度言おう、ミリヤムはジャックを、着せ替え人形と同レベルの愛で方をしている、と。

>ジャックくん、白雨さん

2018/06/19 22:50 No.41

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