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霧の都に葬送曲No.31 だけを表示しています。

ミリヤム @mistydark☆NIljAHmRyhk ★Android=GaTaMXF8bf

【ミリヤム/6月13日/西洋料理店Wildcat】

 白雨を見付けたジャックは、奇声とともにおかしなイントネーションで彼女の名を呼んだ。ネエサンは姐さんだろうか、此処に集まる殺人鬼達が彼女をそう形容するのを、ミリヤムも聞いたことがある。しかも、ミリヤムの言動のせいか、ネエサンはシショーに上書きされてしまった。ちらりと覗き見た白雨の様子は別に不満そうではなかったので、ミリヤムも特に訂正はしないでおくことにする。
「うふふ、師匠っていうのはね大切なことを教えてくれる人のことよ。先生でも良いわ。ジャックもいつか素敵な師匠を見付けるのよー?」
 何の、とは言わないけれど。

 シショーって何だと言わんばかりの顔をしていたジャックに適当な説明をし、店の出入り口へと駆け出した彼を追い掛けるようにミリヤムも歩き出す。そこには既に準備万端で手を繋ぐ白雨とジャックが居り、一瞬の逡巡を経て、ミリヤムは空いているジャックの右手をそっと掴んだ。僅かな申し訳なさはあったが、手袋はそのままだ。
 そうして改めて、反対側にいる白雨にも声をかける。
「こんにちは白雨姐さん、この間は助かったわ、ありがとう」
 いつぞやに人形作りのアドバイスを貰った時のことを引き合いに出して笑う。そして、ジャックを罪作りと言った彼女の言葉にうんうんと頷いた。
「ほんとにねぇ、この二人を侍らせられるなんて霧の都中探してもベイビーだけよこの色男。さて、おねえさん二人に囲まれて王子様は何をご所望かしら? おもちゃでもお菓子でもお洋服でも、シャーロックが買ってくれるわよ」
 そして取り敢えず、ミリヤムの中では散歩とはウィンドウショッピングのことを指すらしかった。遊びに行くと言うより買い物に行くと言う勢いで、店の扉に手を掛けた。

>ジャックくん、白雨さん

2018/06/16 21:09 No.31

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