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 Can I touch your heart?

 ( オリジナルなりきり )
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やすらおかしき @falschxx ★PdVPqadcX9_8gk

__ 雑踏、若しくは混沌。或いは明けない夜より。




 喉元を掻き切って、自ら命を絶ったのだ…と声のよく通るニュースキャスターは伝えた。午前七時。普通の日。いつもの朝。食パンがきつね色に焼けたことを知らせる音が鳴る。___ チン。それよりも大きな音で胃のあたりがきゅうっ、と収縮した音がした。腹は減った。昨夜は飯を食べなかったから。食欲をそそるはずのじんわりと蕩け出すバターの匂いが吐き気を誘う。口許を抑えてどうにか耐えた。ついでに鼻も塞ぐ。幾分かはマシになった。手足の熱が引いていく。癖して、鼓動は速い。汗ばむ。頼りない両の足でテレビの前に躙り寄る。キャスターは笑っていた。口角をバケモノのように高くあげて。話題はもう、変わっていた。
 「今日のウラナイは………」
 あのキャスターはピエロだ。すべてが嘘で作り上げられた話で、妄想の産物。寝惚けていたのだろう。そう思いたかった。
 どくり、どくり。どうか息をする方法を教えて。あの日のような笑顔を見せて。彼女の名前が消えていく。思い出せない。存在していなかった…?あの体温は。

 ハヤクワタシヲミツケテ。カミカクシカラスクイダシテ。

 一枚の紙切れには、赤色の文字が。

 「 どうして彼女は、いなくなったの? 」







   止まった時間はいとも簡単にうごきだす。







   (  閲覧ありがとうございます。推理、微ホラー。一つの生を通して謎と秘密と奇麗なことと汚いことを解いていくおはなしです。ご興味がある方はサブ記事へお越しくださいませ   )



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