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Secret Monsters

 ( オリジナルなりきり )
- アクセス(846) - ●メイン記事(32) / サブ記事 (42) - いいね!(5)

篝火 @hijirisaya☆zk2IQ04u3Kaf ★iPhone=ERo4kuD5mW



ぎぃいいいぃぃ、

不快な音を立てながら、錆びた門を押し開く。
夜の空気は一瞬波立ったように揺れたが、すぐに冷たい風が凪いでひっそりとした静寂が戻った。
荒れ果てた庭には草が足の踏み場もなく生い茂り、一歩進むごとに何らかの虫が逃げ惑うように蠢き出した。
そして、四人の前に聳えるのは古い洋風の屋敷。豪奢な設えは見る影もなく風化し、心は浮き立つどころかざわめいて不安に駆り立てた。
ここには"バケモノ"が巣食っている。
四人が見つめる先で、扉が黒く暗く口を開け来訪者を待っていた。



数日前、某SNSサイト。
オカルト愛好家のグループにて。
メンバーの一人が持ってきたオフ会企画。
場所はU市の郊外。ベッドタウンとして50年前栄えていた地域。新しい路線の開通で現在ではもぬけの殻となり、ゴーストタウンの一員となった。人の住んでいないマンションや家だけが取り残された町。
その一角に洋風の屋敷がある。長い間空き家のまま買い手がつかず荒廃してしまった。
そこに出るらしい。
幽霊か怪物か正体不明の人でないものが。
その正体を確かめるべく四人のオカルト好きが集まった。肝試しでは幼稚すぎるからと、調査と称したオフ会が始まる。

それぞれの胸にそれぞれの思惑を抱いて−−−−



【閲覧ありがとうございます。
定員四人のミッション系なりきりです。
秘密要素あります。
興味を持たれた方はサブへどうぞ。】

メモ2018/01/14 23:21 : 篝火☆zk2IQ04u3Kaf @hijirisaya★iPhone-XkeM0BuMCW

サブにて随時Q&A更新中です。

配役 http://mb2.jp/_subnro/15668.html-2#a

A:HEinZ(軽トラ様) http://mb2.jp/_subnro/15668.html-27#a

D:シュウ(千羽様) http://mb2.jp/_subnro/15668.html-23#a

プロフィールの書き方

http://mb2.jp/_subnro/15668.html-9#a

切替: メイン記事(32) サブ記事 (42) ページ: 1

 
 

篝火 @hijirisaya☆zk2IQ04u3Kaf ★iPhone=YtaBdZH2Lw

【序文/21:00/玄関前】


夜がしんしんと、廃墟に染み渡る。
人に忘れられた区間。ぬるりとした冷たさが人を拒むように横たわっていた。

この区画には悪い噂があった。廃墟に迷い込んだ人を喰う化け物が巣食うという噂。
そもそも噂がなくとも誰も好き好んで近寄らない。ゴミと、暗澹と、寂寥しかないこの場所になんの価値も見出せないからだ。

そんな場所に佇む三人の男。
価値のないものに価値を見出そうとやってきた。だが、彼らの本心はそれぞれ違う向きを向いていた。
あるものは本当の価値を知るもの。
あるものはもう一方に価値を見出すもの。
あるものは何の価値を知らぬもの。

お互いのこと知らないまま、初めて顔を合わせた彼らはまさか他の者が肝試し以外の目的でやって来たとは思わないまま。

ゆっくりと屋敷の錆びた門を開いた。


【お待たせしました。自己紹介などしながら館の入口に向かってください。】

8ヶ月前 No.1

軽トラ @bondance☆.KYUGAZIaLG5 ★mde03ZFXMQ_R0X

【HEinZ/21:00/玄関前】

 U市、郊外。周囲はぐるりと濃紺と静けさで満たされ、人が生活している気配は微塵も感じられないが、
まことしやかに囁かれる噂を知る人ならば“バケモノ”の粘ついた気配がそこら中に蔓延っているように感じるやも知れない。

人々に忘却されたこの町に、ざくざくと男たちが荒れた地を踏みしめる乾いた音だけが響いている。

 来訪者たちの中で一際ひょろりと見える眼鏡をかけた男は、仕事終わりのどこか虚ろな目でこれから向かう館の外観をしげしげと眺めた。
一通り見たところで、周りに気を遣っているのか他の者にちらりと目配せをしながらも男が口を開く。

「……えっと、オレがオフ会を企画したハインツです。今日は集まってもらってありがとうございます。」

歩きながら会釈を挟み、

「――こんなおじさんなんで、適当に眼鏡とかおっさんとか呼んでくれれば。」

とへらへらした顔つきでどこか頼りなげに、己より十歳は下であろう相手でも低姿勢で挨拶をした。

>ALL

【本編開始おめでとうございます!
Aはオフ会企画者ということでご挨拶させて頂きました、どうかよろしくお願いいたします!】

8ヶ月前 No.2

千羽 @hina0126☆cC6IJvcXXi01 ★Android=IZJfOFNi5B

【シュウ/21:00/玄関前】

 足元に落ちていたゴミ――ペットボトルやら、お菓子の残骸やら――の文字を読んでいた青年は、つい、とアンバーの双眸を持ち上げる。ぱちり、ぱちり、と瞬きをしてふにゃりと笑ってみせた。

「シュウです。よび捨てでも、なんでも、てきとうに呼んでいただければ」

 よろしくお願いします。そう告げて締めくくった声は少し舌足らずだった。
 きみの悪い冷たい風に揺れるキノコ頭を軽く耳にかけながら、HEinZから廃墟へと視線を向け、そしてやはりまた足元のゴミへ視線を向ける。落ちているものはぞんがい安いな、と口だけで呟いた。くしゃり、と踏みつけた足の下からポテトチップスの空袋が情けない悲鳴をあげた。

□HEinZさん、ALL
【本編開始おめでとうございます。
 古参のDもといシュウです。宜しくお願いします!】

8ヶ月前 No.3

真庭 @toukun22 ★Android=TVnkjESwdP

【ヨースケ/21:00/玄関前】

 ゴーストタウンという名を冠するだけあって、本当に人っ子一人いない。外はすっかり夜闇に包まれているというのに、寂れた家屋に灯りらしきものは一つとして見つけられなかった。生命の息吹が消えた町。この区間だけを見ると、まるで地球上の人間がすっかり死に絶えてしまったかのようで、存在しないはずの死臭すら錯覚しそうになる。
 その時、そんな重苦しい住宅街の空気を、場違いなほど快活な声が切り裂いた。

「へー! ここが例の館かぁっ! すっげー! マジでなんか出そうじゃん!」

 声の主は、金色の頭にジャラジャラとやけに多い装飾品の数々を見に付ける、派手な格好をした青年だった。彼の表情は喜色を湛えており、キラキラと目を幼子のように輝かせている。まるで生まれて初めて入園する遊園地でも前にしているかのような浮かれ具合だった。
 そんな様子で意気揚々と一歩館の扉へ踏み出した彼の足が、HEinZやシュウらの自己紹介が始まるやいなや、大慌てで元の位置に戻される。どうやら眼前の館の異様さに目を引かれるあまりグループメンバーとの自己紹介をすっかり失念していたらしい。

「ああぁっ忘れてた! 俺がヨースケ、よろしくな!」

 ははは皆けっこーネットのイメージ通りかも! と一同の顔を見て再度挙がった陽気な笑い声が、ひっそりと静まり返った住宅街へ不釣り合いに響き渡った。


>all


【本編開始おめでとうございます!
一人だけやけにテンションが高い野郎Cですが、これからよろしくお願いします!】

7ヶ月前 No.4

篝火 @hijirisaya☆zk2IQ04u3Kaf ★iPhone=Ma2ojWqFkJ

【鴉熄/玄関前】

「ヨースケはしゃぎ過ぎだろ……。あ、俺が鴉熄です。カラスでもヤミでも好きに呼んでいい、です」

しまった、出遅れた。と、元気のいいヨースケの声が響いたあと、鴉熄は内心舌を巻いた。
リアルと違いネット上では尊大な口調の鴉熄は、ここでこうして集まる前まではネット上と同じく上から目線でいこうと考えていた。
探索が始まったら自分がリーダーとして行動し、右も左も分からないはずの新参や、参加頻度の高くない古参に頼られる。それが彼の思い描いていたオフ会だったのだが。
誰も彼も自分より背が高く、ヨースケ以外はみな年上とは想定外だった。
そして年上相手に傍若無人に振る舞えるほど、鴉熄は大物でもなければ型破りでもなかった。
さらに悪いことには、元来の根暗な性格が災いして初対面の相手に対して遠慮が働いてしまった。
そんな複合的な理由でタメ口にしそびれた敬語のような自己紹介をした。勿論失敗である。

「準備は、俺は出来てるんだけど……もう入ります?」

とりあえず流れを変えようと、さくさくと歩き出し扉の前に立つ。
三人を見回すとやはりまだ緊張して語尾が硬くなった。


【皆さま、よろしくお願いします!】

7ヶ月前 No.5

篝火 @hijirisaya☆zk2IQ04u3Kaf ★iPhone=Ma2ojWqFkJ

【玄関前】

・探索可能箇所

庭(10分)
館外観(5分)
ドア(trigger)

7ヶ月前 No.6

真庭 @toukun22 ★Android=TVnkjESwdP

【ヨースケ/21:00/玄関前】

「えー! だってさぁ、こういう友達と探検みたいなのってワクワクすんじゃん!」

 呆れ気味の友人に、更に弾んだ声で返答する。ヨースケはあまりオカルトに詳しくなければ、鴉熄ほど興味を持ってもいない。しかし、それでもこのオフ会に参加したのは、ひとえに鴉熄の参加を聞きつけたからだった。
 きっとこの一風変わった友人との今宵の冒険は楽しいものになるだろう。今日初めて顔を合わせたHEinZやシュウとも、年の差こそあるが親しい友人、仲間になれるかもしれない。館の不気味な雰囲気などものともせず、そんな愉快な予感に駆られたヨースケは、衝動のまま扉へ向かった鴉熄の後をたたたっと追いかける。

「早く入ろうぜっ!」

 館の外観などに興味はない。重要なのはその中身、中にいると噂の化け物と冒険のみだと言うように、ヨースケは力強くそう即答した。

>all

7ヶ月前 No.7

千羽 @hina0126☆cC6IJvcXXi01 ★Android=IZJfOFNi5B

【シュウ/21:00/玄関前】

「タメ口でいいよ。敬語とか、にがてだし……しんどいでしょう?」

 再びぱちりと瞬いたシュウはヨースケと鴉熄にふっと笑みを浮かべる。リア友だと聞いていたが、確かにかなり仲がいいようだ。鴉熄の方は緊張しているようだけど、ヨースケの方は寧ろ興味が勝っている。何というか二者二様、弟のようで可愛らしい。

「古参っていっても、こういうオフ会、ほとんど出ないし……いちばん経験があるみたいだし、たよりにしてるよ?」

 ね、と微笑み鴉熄の背中を掠めるように叩く。触れるよりも離すほうが速かった気もするが、まあ大丈夫だろう。
 そうして、どうするか、という提案に片手をあげた。

「僕はまわりを見てからがいいかな……庭とか」

 そう告げながらざっと庭を見渡す。特に情報がなくとも、無いという情報が手に入る。そういった心情――と、少しの興味だ。ゲームでも始まりの街をくまなく潰してから旅に出たいタイプである。
 何か印象に残る物や目印と館の位置関係が、ざっくりとでも分かれば良いんだけど……。

□ALL

7ヶ月前 No.8

軽トラ @bondance☆.KYUGAZIaLG5 ★mde03ZFXMQ_R0X

【HEinZ/21:00/玄関前】

 三人それぞれの自己紹介によろしくと返し、和やかな雰囲気に安堵したのかHEinZは目を細めた。
そしてSNSでの鴉熄との違和感に、シュウの発言で気づいたのか、

「そっすね、おじさんにも敬語とか無しで大丈夫っすよ……ま、おじさんのは癖だから気にしないでくださいね。シュウさんも。」

と気さくな感じで話しかけた。
友人同士の二人はだいたい干支一回り分、院生のシュウはその半分くらい自分と差があるからか、引率の先生くらいのスタンスでやっていくようだ。

 それから数分もしないうちに扉の前に辿りつき鴉熄の提案を聴くと、
一瞬乗り気な表情だったが察したようにぎくりとして

「ま、待って玄関開けたらいきなりなんか出てくるとか、ない、ですよね……?」

 焦りからか少し早口で、砕けた口調を無理やり繋げて喋り出す。
この男には恥も外聞もないのか、オレまだ心の準備が……と弱弱しくため息交じりに呟いて、

「オレも窓とかちょっと見てきたいなー、なんて……」

渡りに船だと言わんばかりにシュウの言葉に乗っかるように右手を挙げた。

>ALL

7ヶ月前 No.9

真庭 @toukun22 ★Android=TVnkjESwdP

【ヨースケ/21:00/玄関前】

 完全に頭が館の探索の方に向かっていて鴉熄の違和感に気付くのが遅れた、というよりも、まあ大体初対面とか教師の前の鴉熄は多かれ少なかれ緊張の交じった対応になりがちなので、いつものことだ、時間さえ経てばきっと元の調子を取り戻すだろうとさして気にしていなかった。
 しかし、その後のHEinZとシュウの友人を気にかけた言葉を聞くと、ヨースケは思わず嬉しそうに破顔する。良かったやっぱこの人達いい奴そうだ!

「おー、敬語いらねぇって! やっぱこういうオカルト事のリーダーはお前しかいないしな、いつもみたいに引っ張ってくれよっ」

 ちなみにヨースケの方はといえば、自分が年上二人に最初からタメ口全開であることに未だ塵一つ程の疑問すら抱いていない。基本的に馴れ馴れしく図々しく神経の太いタイプなのである。
 その後さあいざ探索! とばかりに扉を開けようとしたところ、HEinZの静止を聞いて伸ばしかけた手を止める。

「? よく分かんねーけど、こんな序盤でもし出てくるならスライムとかそんなレベルだきっと! 心配しなくてもなんかいたら俺かこいつが何とかするって! 任せろおっさん!」

 オカルト知識など鴉熄から聞きかじった程度しかないヨースケだが、自分と鴉熄がいれば何があってもきっと大丈夫だと、不安そうなHEinZを元気づけるべく、ビッと親指を立て無駄に自信満々な笑みを向ける。
 順当にホラー物を想起しているHEinZに対し、ヨースケの思考は剣と魔法の冒険RPG一色のようだ。相当鈍感なのか、それともホラー耐性が異常なのか、周囲のおどろおどろしい雰囲気は今のところまるっきり彼の思考に影響を及ぼしてはいないらしい。

「えーっ、なんだ皆外なんか気になるのか? んー……じゃあ俺もシュウと庭でも見てみるかな!」

 早く中を探索したいのは山々だが、ここで二人を無視し強引に扉を開けるほどヨースケは協調性に欠けてはいない。まあいっか〜とさほど不満気な様子もなく軽い足取りで扉から離れると、さっそく懐中電灯の光を荒れ放題の庭へと向けた。

>all

7ヶ月前 No.10

篝火 @hijirisaya☆zk2IQ04u3Kaf ★iPhone=Ma2ojWqFkJ

【玄関前】メイン

・情報開示

〈シュウ〉
荒れ果てた庭である。草が好き勝手生え伸び、踏み込めば虫に刺されたり無用な怪我をしてもおかしくなさそうだ。二階の窓の下に低木が何本も生い茂っているが剪定もされていないので、互いの成長を妨げていて窓には届かない。
草に隠れるようにして、不可解なものがシュウの目に映る。黒いダレスバッグが取り残されたように転がっていた。注意深く観察しなければ見えなかっただろう。
取りに行くためにはさらに10分の消費。
ダイスを振り3以下が出たら擦り傷を負い体力-1


〈HEinZ〉
何気なく屋敷を見渡す。白い壁の荒廃した屋敷だ。とはいえ今では滅多に建てられないような洋風の豪華な造りだ。部屋の数を思わせる沢山の窓は割れているものもあるが、どれも分厚いカーテンで中が見えない。2.5階か3階建であり、三角屋根の下に小さな窓もある。こちらはシャッターが閉まっている。


【時間更新 21:10】

7ヶ月前 No.11

篝火 @hijirisaya☆zk2IQ04u3Kaf ★iPhone=9Pe0yRmVRk

【鴉熄/21:10/玄関】サブ

三人がそれぞれ探索に行ってしまったので、荷物の確認をしながら待つことにした。
懐中電灯を取り出し、付けたり消したりする。まだ外は月明かりで明るいが、中に入ったら必須になるだろう。フィールドワーク初心者だろう他の参加者のために人数分持ってきた。だが、ヨースケは持参してきたようでライトをつけながらシュウを追っていった。感心だが、友人が頼もしくなってくることに対して焦りや寂しさを感じる。
魔術武器のナイフ。ナイフとしての切れ味はお世辞にも良いとは言えないが、聖別され霊的なものに対して威力を発揮する。攻撃にも防御にも使える鴉熄の相棒である。今のところ敵らしい敵と出会ったことはないため、鞘から抜くのは家で儀式を実践するときと手入れするときくらいである。
とりあえずはこの二つをいつでも出せるようにすればいいかと、懐中電灯を手に、ナイフをポケットにしまった。

頼りにしてるよ、リーダーはお前しかいない。

もらった言葉を反芻しながら、HEinZの隣でぼんやり屋敷を見上げた。
持ち上げられることに弱い少年の口元はだらしなくにやけている。

7ヶ月前 No.12

真庭 @toukun22 ★Android=TVnkjESwdP

【ヨースケ/21:10/玄関前】

「あれ、なんだ……? あんなところに、鞄?」

 まさかかつてこの館に住んでいた住人の忘れ物だろうか。それとも、例の悪い噂を聞きつけ、自分達と同じようにここへ訪れた者が他に……?
 不思議そうに首を捻るが、ここでずっとバッグを見つめ続けたところで答えなど出るはずもないだろう。しかし、その中身を見ることが出来れば推察が可能かもしれない。
 というよりも何より、こんな不気味な洋館の庭に取り残された意味ありげな謎のバッグ……放置して先に進むのはヨースケの性分ではない。

「ちょっと俺取ってくるっ!」

 好奇心を前にして、伸び放題の雑草ごとき臆すには値しない。シュウの反応を待たず飛び出したヨースケは、懸命に草を掻き分け押しのけ踏み潰し、一直線に目当ての品へと向かう。その際むき出しの手の甲や足首に鋭利な草の葉先が擦れいくつかの傷を作ったが、大して気にも止めずバッグの持ち手を勢いよく掴んだ。

【 ダイス結果→1/体力→−1】

>all

7ヶ月前 No.13

軽トラ @bondance☆.KYUGAZIaLG5 ★mde03ZFXMQ_R0X

【HEinZ/21:10/玄関前】

 サムズアップとともに励ましの台詞を言ってシュウと庭へ駆けていくヨースケを、「めっちゃ頼もしい……」と羨望が含まれた眼差しで見送る。
それからじっくりと館を眺めていたが、すべての窓にカーテンもしくはシャッターが下ろされており、HEinZが内部の様子を窺い知ることは出来なかった。

「どこも部屋の中は見えそうにないなあ。」

 残念そうに呟いて、肩を竦める。安全のために確認を取りたいところだったが仕方なく諦めて隣に居た鴉熄の方を見ると何かしらの用具を取り出していることに気づく。

「鴉さんも懐中電灯とかきちんと持ってきてるんすね、オレなんかスマホあれば灯は何とかなるかなーって思ってて持ってきてないんですよ〜……」

 オフ会と言えばゲーム内の仲間たちと集まって食事と談笑くらいしかしたことのないHEinZは自分の用意の足りなさを少しばかり後悔しているのか、その表情には申し訳なさが漂っている。

>ALL

7ヶ月前 No.14

千羽 @hina0126☆cC6IJvcXXi01 ★MpRc3BcAKQ_xKY

【シュウ/21:10/玄関前】

「あっ、ちょっ……」

 止めるより先、飛び出してしまったヨースケに中に浮いた手をどうしようかと考えながら見送る。しかも怪我したっぽいんだけどあの子。典型的な後先考えないタイプか、と失礼な言葉が思い浮かぶ。
 やることも気になる事もなくなり、さてどうしたものか、と少し考え首を捻り、あ、と顔をあげる。

「だれか予備のライト、持ってない? 家に、わすれてきちゃった」

 年下二人の手から伸びる光を見て、漸う思い出したのだ。机の上にとんっと置いたまま、すっかりこんと忘れ去っていた。夜の探索だというのに光源が無ければ普通に困る。まあ、無ければ無いでHEinZの言う通りスマホあたりでも使えばいいだろう。

>ALL

7ヶ月前 No.15

篝火 @hijirisaya☆zk2IQ04u3Kaf ★iPhone=ZVotjEF5iJ

【鴉熄/21:10→21:20/玄関前】ヨースケ:サブ

「あの、俺、持ってるから、探索終わるまで貸しとく。返すのは出るときでいいぞ」

未だに不安定な口調で鞄から懐中電灯を取り出すと、二人に渡した。
HEinZの低姿勢な様子に少しずつ安心してきている。気弱なものにほど大きく出られるのが鴉熄の子供っぽい短所であり長所でもある。

「電池は一応新品だけど、無くなったら交換するから俺に行ってくれ」

気合の入った装備に後押しされ、自信が回復してくる。
やはり周りは初心者だ。俺がしっかり先導しなければ。そんなことを少年は内心でこそっと思う。
二人への配給が終わり、鴉熄はなにやら藪の中でごそごそやっている友人を見やった。

「おい、何やってんだヨースケ。置いてくぞ」

声はかけるが追いかけはしない。草があまりに高いので、低身長の自分は下手をしたら怪我をすると思ったからだ。
大人しく彼がここまで帰ってくるのを待った。


【誰かが行動している時、待機して時間を同じまで進めるときは、一行目にサブとつけてください。サブにしない場合、別行動可能です。(この場合ヨースケくんが+10分使い、鴉熄がサブで+10分して合わせました。同じく合わせるか、別の行動で10分使うと二人に合流します。)】

7ヶ月前 No.16

真庭 @toukun22 ★Android=TVnkjESwdP

【ヨースケ/21:10→21:20/玄関前】

 庭へ足を踏み入れてから十分程度が経過しただろうか。ヨースケはその手に目的のバッグを持ち、シュウ達の元へと急ぎ戻る。あいにく、"無事に"とまではいかず、バッグを握る手やズボンの裾から覗く足首など、肌を晒す箇所にいくつかの擦り傷が出来、赤が肌を伝っていた。更には、ヨースケが動くたびパラパラと服に付着した土や草の破片が地面に落ちている。
 しかし、ヨースケはそれらには一切頓着しない様子で、薮から出た時まっさきに視界に入った鴉熄に対し、誇らしげに戦果……と言うには、荒れ果てた庭へ無造作に転がっていただけあっていささか薄汚れ過ぎているダリスバッグを掲げた。

「よっしゃぁっ取ってきたぜ! おぉ、"いた"……あっ、違う違う、えっと"カラス"! 見てくれよ、こんなの見つけたんだっ」

 もちろん己の負傷に気が付いていないわけではないが、そんなものは始まったばかりの探索もとい冒険への期待と興奮を前にしては取るに足らない問題だ。
 しかし、ほんの少しばかりはしゃぎ過ぎただろうか。せっかく今日のオフ会はこの友人をハンドルネームで呼ぼうと決めていたのに、思わず彼の本名が口から飛び出しそうになった。まあたとえ本名で呼んだところで支障はないだろうが、あえてSNSでの呼称をする方が深夜に不気味な館の探索という目的と相まり、なんだか少し大作戦決行中のような様相で自分好みだ。

「シュウとおっさんも見てくれよ、ひょっとしたらキーアイテムとか入ってるかも」

 そう二人に声をかけながらも、その辺に転がっていたこんな鞄に本気で有益な物が入っているとは、さすがのヨースケでも思っていない。単なる場を盛り上げる為の冗談として口にしただけだ。
 しかしまあ、せっかくこれからより本格的に始まるだろう探索の滑り出し。何か愉快なもの、好奇心を刺激するものが入っていればいいのだが。
 ヨースケは期待に胸を膨らませ、腕の中にしっかりと抱えたそれの口を大きく開けた。

>all

7ヶ月前 No.17

軽トラ @bondance☆.KYUGAZIaLG5 ★iPhone=p2KKlkEID2

【HEinZ/21:10→21:25/玄関前】

「いいんですか? うわーありがとうございます、助かる〜」

 浅く一礼をしてから鴉熄から懐中電灯を受け取って一度カチカチと点灯具合を確認すると、
借りた手前無駄に使うわけにはいかないのですぐ右手側のポケットにしまった。

「え、なんかめっちゃヨースケさん怪我してないっすか? 絆創膏貼ります?」

 庭から戻ってきたヨースケの手足に傷があるのを見て背負っていたリュックサックを下ろし、
中の救急セットからを絆創膏を4枚ほど、それと消毒液を取り出して見えるように持った。
傷の細かさと範囲を考えると、いっそ包帯のが良いかもしれないけれど。

「にしてもこんなところで落とし物なんて珍しいっすね、結構高そうなのに……」

 中身が残っていない可能性もあるが、綺麗だったらそれなりの価値はありそうだ、と値踏みするように眺めている。

【承知いたしました!
ではHEinZは経過時間21:10に行動分の5分と+10分で合流、ということで宜しいでしょうか?
理解力が乏しく申し訳ありません…】

7ヶ月前 No.18

篝火 @hijirisaya☆zk2IQ04u3Kaf ★iPhone=3oSQjtbtE9

【鴉熄/21:20/玄関前】

流石に傷だらけのヨースケが心配になり、薮近くまで駆け寄った鴉熄だったが。

「おいおい、気をつけろよ……」

突然の本名バレの危機にひやりとした。それとなく気をつけろという言葉で、怪我に対して言っているような雰囲気を出しながら暗に注意を促す。
当の本人は反省しているのかしていないのか、にこにこと朗らかにバッグを掲げて見せた

心配は呆れに変わったが鴉熄はどこかでほっとしていた。ヨースケはこんな非日常な場面でも学校で普段自分と接する時の様子と変わらない。
ここ最近で一番張り切ってやってきた鴉熄はその分、緊張もしていた。そんな中でヨースケのいつも通りの様子には救われるのだ。
だが、鴉熄はそんなこと意識しておらず、指摘されたところで納得もしない。変なところで自分を大人だと思い込んでいる節がある。

「なんだそれ?」

ばかり、と友人が開ける鞄の中を他のメンバーと並んで覗き込んだ。

7ヶ月前 No.19

千羽 @hina0126☆cC6IJvcXXi01 ★MpRc3BcAKQ_xKY

【シュウ/21:10⇒21:20/玄関前】

 手渡されたライトをカチカチと付けたり消したりを数度くりかえし、確認を終えると「ありがとう」と微笑む。そうしている間に戻ってきたヨースケに、思わず眉を寄せた。
 単に掠り傷が出来た、だけなら兎角、血まで流れている。遠目に見た時よりも酷かったそれはシュウとしてはいただけないものだった。

「あんまり、むりな行動はしないで。……こんな場所だしこんな時間だから、へたなけがは危ない」

 ぽん、とヨースケの肩を軽く叩き、鞄へと視線を向ける。ついでにいうと本名バレの件は聞かなかったことにした。幾らリアルの知り合いがいてオフ会を開いているとはいえ、こうした第三者に素性を知られるのを嫌がる人は多い。――というか自分もそうなのだけど――だから、本人が知られたくなさそうなことは特に切羽詰まった状況以外では知らぬ存ぜぬが一番のネチケットだ。
 高そう、という感想や、キーアイテムが入っているかも、という言葉に小さくこくりと頷く。あんな場所に捨てられていたのだ。何かはあるだろう。そんな期待なのかも分からぬ思いを抱き、ヨースケの隣で覗き込むのだった。

7ヶ月前 No.20

真庭 @toukun22 ★Android=TVnkjESwdP

【ヨースケ/21:20/玄関前】

「おぉ、おっさんそんなの持ってきてるのか! すげぇ助かるよー!」

 無視出来る程度ではあるとはいえ、やはりジンジンと痛みを訴える手足と血が肌を伝う感触は煩わしい。HEinZの言葉に甘え、鞄を開けた後ででも使わせてもらおうと、鞄を持つ手とは逆の方の手で消毒液と数枚の絆創膏を頂戴しポケットへとしまう。
 それにしてもさすがはグループ最年長。先程の不安そうな様子にはつい『 俺が守らなくては!』と勝手な使命感に駆られたものだが、有事に備え救急セットを用意しているとは。素直に感謝と年上への尊敬の念を抱いたヨースケは「おっさんありがとな!」といつも鴉熄からオカルト談義を聞いている時のような、いささか大仰なキラキラした眼差しをHEinZへと向ける。


「ははは、まあこんな傷大したことねーよっ」

 普段は少々素っ気ないように見える友人だが、怪我を負った自分のことを心配してくれたのだと思い溌剌と答えるヨースケは、残念ながら微塵も鴉熄の裏の意図を汲み取れていない。オカルトグループのあるSNSサイト以外ではあまりネットを使わず、ハンドルネーム決めの際も考えるのが面倒だと安直に自身の本名ほぼそのままを使用しているネットリテラシーの低めなヨースケに、そういった心情の忖度は難しいようだ。
 「もしなんかオカルト的なのが出てきたら分析頼むぜカラス!」と鴉熄の思いをよそに鞄を軽く掲げて見せ、呑気にも全幅の信頼と親愛の情が滲むまっすぐな笑顔を浮かべる。


「あっ、そ、そうだな! ……ごめん、気を付けるよ!」

 シュウの言葉を受け、パチリとまばたく。よくやったと賞賛を受けることはあれど、まさか真面目な注意を受けるとは思わなかった。確かに場所や時間帯を考えてみれば軽率だったと肩を落とし反省の意を示すが、しかしそれとは裏腹に、『 心配してくれたのか〜やっぱいい人だな〜!』と、じわじわ喜びがこみ上げ、無意識についへらりと口角が上がってしまう。これでは傍目から見て反省しているのやらそうでないのやら全く判然としまい。
 もともと人懐っこく、その内高い壺でもうっかり買わされそうな程あっさり人を信用しがちな性分であることと、シュウの柔らかな物腰が相まり、ヨースケは彼に対しこの短時間で順調かつ加速度的に懐きつつあった。


 さてさて。好奇心に駆られるあまり、怪我を代償にしてでも獲得した謎のダレスバッグ。戯言のはずだったキーアイテムが本当に出てくるのか。それとも、不気味な洋館に相応しく人間の頭蓋骨でも転がりい出るのか。はたまた放置された鞄だけあって中身もまた使用用途の乏しいゴミなのか。
 全員でのぞき込んだため、月明かりが遮断され見づらくなった鞄の中身へ、ヨースケは懐中電灯の光をさし入れた。

7ヶ月前 No.21

篝火 @hijirisaya☆zk2IQ04u3Kaf ★iPhone=wGTtUmwUpW

【アイテム情報開示】

ダレスバッグ:頑丈で大容量のビジネスバッグ。一般なものと比べて少し値が張る。ナイロン製でショルダーベルトが付いている。今の今まで地面に転がっていたせいか、泥があちこちに付着して湿っている。中には以下のものが入っている。


・ビデオカメラ
見たことのない種類のもの。社名はなし。白いボディ。問題なく電源が付く。充電は残り20パーセント。いくつかメモリに録画データがあるが、どれも4桁の暗証番号が必要。また、Liveボタンというものがついているが、これも暗証番号が必要。録画は可能である。前面に血痕が付着している。

・地図
この地区の地図。紙の端から赤線でこの建物までの道順が示されており、館に丸が付いている。ほかの家にも数軒に丸が付けられている。

・空のメディスンケース
ANAと書かれた蓋がある、開いていて中身はない。

・謎の瓶
HEMOと書かれたラベルが貼ってあり、中には謎の粉が入っている。

・錠剤
恐らくはメディスンケースの中身。4錠ある。

・財布
現金4万円ちょっとが入っている。身分証明書になるようなものは何もない。

・その他、ハンカチなどの通常の持ち物

7ヶ月前 No.22

篝火 @hijirisaya☆zk2IQ04u3Kaf ★iPhone=Xxj5gwoWDs

【鴉熄/21:20/玄関前】

絶対分かってないだろこいつ……とヨースケの天真爛漫な表情から視線を落として鞄を見る。
大人二人も一緒だ。
鴉熄の想像とは違って最年長のHEinZはさすが最年長といったところか、怪我をした時の準備をしてきたらしい。探検に関しては素人だと考えていたが、やはり年の功である。
シュウはシュウでヨースケを気遣ったり鴉熄の半本名バレを知らぬふりをしてくれている。ふわふわした外見によらず、本当はしっかり者なのかも知れない。

バッグを覗き込んで鴉熄は息を飲む。
魔術的なものがあったら頼むと言われ意気揚々としていたが、それらしいものは何一つない。
まだカメラの異変には気がつかずに、その横の瓶を手に取った。
遮光加工がされた冷たい手触りの瓶だ。目の高さで傾けると中でさらさらと粉が流れる。
恐る恐る蓋をあける。
微粒子とまではいかないが、かなり細かいようなので直接は嗅がずに瓶の口付近を仰ぐようにして匂いを確かめた。

「インセンスでは、……ないな」

魔術では粉状の香を焚くことがある。
もし魔術要素があるとしたらこの瓶くらいだろうと思ったが、予想は外れた。
一体何の粉でどんな作用が起こるかも分からないので、鴉熄は蓋を元どおり締めてバッグの横に置いた。


>>ALL様

7ヶ月前 No.23

真庭 @toukun22 ★Android=TVnkjESwdP

【ヨースケ/21:20/玄関前】

「いんせんす?」

 よく鴉熄のオカルト談義を嬉々として拝聴しているヨースケだったが、残念ながらあまり記憶には残っていない様子で、首を傾げながら聞こえてきた台詞を復唱する。その単語の意味についてはさっぱり見当が付かないが、もしもその謎の粉が魔術関連だったのであれば鴉熄が嬉々として語り出さないはずがないので、どうもそういった類のものではないらしいという事だけは辛うじて察せられた。
 さてではいざ自分も、と鞄の内容物を探ろうとしたところ、左手に鞄、右手に懐中電灯という両装備状態では到底不可能な所業だと今更ながら気が付いたヨースケは、一旦鞄を地面に置く。

「うーん、なんか……この地図といいビデオカメラといい、俺達みたいに例の噂を聞いてここに来た奴の忘れ物なのかなぁ」

 適当に目に付いた地図を取り出して広げ、月明かりを照明にためつすがめつしながら浮かんだ推測をそのまま口にした。
 しかし、それにしてはこの館以外にも丸がついているのが些か気にかかる……あまりそういった噂には詳しくないので分からないが、いわく付きの建物がここ以外にも数軒あるということだろうか。『 誰かこの丸のついた家について何か知らねー?』と手中の地図をくるりと裏返し、他の三人にその表側の面を見せながら意見を聞いてみる。

7ヶ月前 No.24

千羽 @hina0126☆cC6IJvcXXi01 ★MpRc3BcAKQ_xKY

【シュウ/21:20/玄関前】

 ビデオカメラを一撫でしたシュウは「けっこん、ねえ?」と呟いた。前面についているということは、これを持ったまま真正面から血を浴びたのだろう。――カバンに丁寧にしまわれていたのを、持ち主がしたのととるか、第三者と取るか――そう頬杖をつく。と、鴉熄とヨースケの会話が耳に触れた。

「incense……お香のことだよぉ。けむりとか、お香とか、そういうのって厄よけにも、ぎゃくに神よびにもつかわれてたから。たぶん、その話じゃない? せーよぉ魔術でも、おんみょーじでも、よくやる手法なんだよね」

 血まみれのビデオカメラだのは言うべきではないのだろうな、と一人勝手に納得し鴉熄が持っていたらしいケースに視線を向ける。「HEMO」の文字と白い粉というのに瞳を細めた。多分だが、読みはヘモで合っている、と思う、恐らく。だとするとシュウが聞き覚えのある「ヘモ」はヘモグロビンくらいだけど……ヘモグロビンって何だっけ?
 首を捻り、諦める。専門外は分かりませーん。と今度はヨースケの手にある地図を覗き込む。確かに丸がいくつかついていた。その一軒一軒を指先で辿り、記憶を探る。思い当たる節、あったかなあ。


 そんな動作をしながらも、口の中で呟く。それは隣にいるだとか、よっぽどの距離でないと聞き取れない程に籠っていた。

「……ほんとに“忘れ”ものなら、いいけどね」

7ヶ月前 No.25

篝火 @hijirisaya☆zk2IQ04u3Kaf ★iPhone=QhJ47vGwoV

【鴉熄/21:20/玄関前】

さすが古参といったところか、シュウのお香に対する知識は鴉熄のそれと遜色なかった。
喉まで出かかった説明を飲み込んで、軽くシュウへの対抗意識を燃やしながら、地図を見た。

「んー……てんでバラバラだな。何か規則性があるようには見えない……」

赤い印に思い当たる節はなかった。
推理しようにも丸のランダムさと、この地区への情報の少なさがそれを阻む。
ちらりと横目でシュウを確認すると地図を見ながら何やら思案している。
だが、こんな地図を見ても何も分かるまい。俺にもさっぱりなんだからと、あくまで上から目線の鴉熄はヨースケの手から地図を取り上げた。
二人の反応をよそにバッグに入っていた時のように畳んで仕舞う。

「まぁ、考えるのは後でいいだろ。別に館の見取り図とかじゃないからな。それより、早く探索を始めないか? 一応これは持ってくとして……」

鴉熄は参加者を見回す。
すでに自分の荷物が多いため、このバッグを持ったら片手が塞がってしまう。
そうなるともしもの時に不便だと考え、荷物持ちが名乗り出るのを待った。


>>ALL様

7ヶ月前 No.26

真庭 @toukun22 ★Android=TVnkjESwdP

【ヨースケ/21:20/玄関前】

「マジで! お香なんかで神が呼べんの!? すげぇなーっ!」

 さらっと自身の疑問符に応えてくれたシュウに対し、「SNSでもそんな節はあったけど、シュウの知識量もハンパないよな!」と感情のまま手放しで賞賛する。
 その後、地図についても意見を募ってみたものの、そちらは誰からもそれらしい答えは得られなかった。ひょっとしたらオカルトとは無関係の印なのかなぁと諦めて畳もうとしたところ、

「──え? 何言ってんだよ、忘れもの以外に何が……」

 地図をのぞき込んでいたシュウの独り言のようなかすかな呟きを、すぐ真横のヨースケが拾ってしまった。そのどことなく不穏な響きを受け、いつもの笑みに困惑が差し込む。
 ……一応、財布らしきものも入っている鞄を自発的に置いて帰ったとは思えない。普通に忘れ物だろうと軽く思っていたが、その線を消し、あえて仄暗い方向に思索を進めるならどうだろう。この鞄の持ち主は、中にいるという異形の者に追い立てられ、あえなく鞄をここに捨て置いて逃げたとか……? もしくは、既に殺されて鞄だけが──。

 しかし、そんな珍しく真面目な考察は地図を取り上げた鴉熄の『探索を始めよう』という提案によって呆気なく吹き飛ばされ、ヨースケの体を圧倒的な歓喜が貫いた。

「おお! もういいんだな!? いよいよ館の探索開始で本当にいいんだなっ!? んじゃあ早く中入ろうぜ中! さあ行こう今行こうすぐ行こう!!」

 謎鞄の登場で多少紛らわされていたとはいえ、いの一番に庭の探索を放棄し中に入ろうとしただけあって実は内心ずっとうずうずしっぱなしだったのだ。ヨースケは早口でそうまくし立てるやいなや、サッと眼前の黒鞄を利き手で担ぐと、フリスビーを投げられた犬のごとく真っ先に玄関扉へ慌ただしく駆けて行く。
 しかし、勢いよく腕や足を振り回したのが悪かった。パタタっと一つ二つ赤が散り、不気味な洋館へ更にホラーな装飾を施してしまう。同時にずきりと手当を後回しにしていた怪我がその存在を声高に主張して一瞬顔を歪めたが、手当など中をちょっと見てからでもいいだろうと無視し、辿り着いた扉に勢いよく手をかけた。

7ヶ月前 No.27

篝火 @hijirisaya☆zk2IQ04u3Kaf ★iPhone=zWG6pqUM7Y

【玄関ホール】

扉をあけて直ぐに現れた部屋。電気はついておらず、外からの光で手前のみが薄ぼんやりと確認できる。
靴箱や段差がないため、日本では珍しく外靴のまま入る家のようだ。
カビと埃の匂いがする。壁材は痛んでおり、不用意に触ると手を切る可能性がある。


探索可能箇所
・壁(5分)
・床(5分)
・廊下(trigger)次のシーンへ

7ヶ月前 No.28

篝火 @hijirisaya☆zk2IQ04u3Kaf ★iPhone=Xm56jaTqyE

【鴉熄/21:20/玄関前→玄関ホール】

ヨースケが扉に手をかけるのと同時に、鴉熄はその横をすり抜けて先に屋敷へと足を踏み入れる。
先導者になることには拘りがある。さっきは先を越されてしまったが、意味深なアイテムなどは自分で見つけたい気持ちが強いのだ。
それにもしも霊的ななにかが襲ってきたりなんかしたら、あまり実践報告のない他のメンバーはひとたまりもないだろう。ヨースケとはたまに祓いの儀式の練習をするが、鴉熄からすればまだまだである。ましてや、シュウとHEinZはオカルト好きだということには間違いないだろうが、実践や実験をしているそぶりはなく、シュウはひたすらROM専のようなものだし、HEinZは来たばかりの新参。頼りになるのは自分だけだろう。と驕る鴉熄の目に真っ先に飛び込んできたのは、壁のような暗闇だった。

「中は真っ暗だ。みんな、懐中電灯を使った方がいいぞ」

言いながら自分も点灯する。
光に照らされてキラキラと埃が舞うのが見えた。
マスクをつけてこなかったのは失敗だったかもしれない。からからに乾燥した埃っぽい空気に面食らいながらも、慎重に一歩ずつ進んで行く。床板は崩落するほどには劣化していないものの、一足ごとにミシミシと微かに軋む。
本格的に探索らしくなってきた。メンバーの間にも緊張が糸を張るのが分かった。

「慎重に行こう。みんな来たか?」

前を見たまま声だけで確認する。

7ヶ月前 No.29

軽トラ @bondance☆.KYUGAZIaLG5 ★mde03ZFXMQ_pp5

【HEinZ/21:20/玄関前→玄関ホール】

 鞄から出てきた錠剤やらを訝し気な顔で見つめた後、何か考えているようなポーズを取っていたら取り残されていることに気づいて、慌てたように扉の前まで移動した。

「遅くなってスミマセン、いよいよ探索開始ですね……頑張ろ。」

 自分を鼓舞するように声を出したが、その表情は未だ固いまま。扉の軋む音、そしてそこから覗く闇に反応して身体を強張らせ「ひっ……」と短く息を飲んだ。
 いくら月が出ているとは言え重厚な館には一筋の光も通されず、手前2メートルほどの距離になると目を凝らしても暗闇しか見えず。
HEinZは鴉熄の言葉に思い出したかのように懐中電灯のスイッチを押し、柄を握りしめる。

「HEinZ居ます。うわぁさっすが廃墟……いかにもって感じっすね。」

 周囲に聞こえるくらいの小声で応答して、ありきたりな感想を述べた。
そして埃っぽい空気に気がついて、気休め程度にはなるだろう、とパーカーの襟を立てて鼻と口を隠した。

【長期間書き込めず申し訳ありませんでした。どうか今後とも何卒よろしくお願い致します。】

6ヶ月前 No.30

真庭 @toukun22 ★Android=TVnkjESwdP

【ヨースケ/21:20/玄関前→玄関ホール】

「おおっ、リーダーやる気だなっ!」

 いざ扉を潜ろうとした瞬間、一手早く中へ入った友人を見て、ヨースケは嬉しそうに声を上げる。そうか、うっかり失念していたが、今回の探索におけるリーダーは彼なのだった。ならば彼が先陣を切るのは当然だ、と内心納得しながら、自身もすぐその後を追って屋敷へ侵入した。

「俺もいるぜ! うわあ、マジで廃墟って感、っげふげふ! うぇ、埃っぽ……」

 HEinZに続いて鴉熄の点呼に応答すれば、無防備にも勢いよく室内の埃を吸い込んでしまい、しばしむせる。怪我の手当は屋内に入ってから、と考えていたが、衛生的な問題や室内の暗さもあり、この中で行うのはあまり得策ではなさそうだ。そう判断し、扉は開け放したままの状態で、外へとさっと足を戻す。

「……あー、俺ちょっとだけここにいるから、その辺先に探索しておいてくれよー」

 こんな怪我、放っておいて館を探索したいのは山々だが、いい加減傷の鬱陶しさが勝った。玄関前に座り込むと、HEinZから貸してもらった絆創膏と消毒液を取り出して、中にいる三人へ無念さと焦燥感の滲んだ声をかける。

【おかえりなさいませ……!また軽トラ様と絡めること、大変嬉しく思います。こちらこそ何卒よろしくお願い致します。
また、私もこちらのスレに長期書き込みをせず、申し訳ありませんでした。】

6ヶ月前 No.31

篝火 @hijirisaya☆zk2IQ04u3Kaf ★iPhone=IqL7CLp79S

【鴉熄/21:05/玄関ホール探索】

「足元にも気をつけないとだな……」

横に並んだHEinZを牽制するようにその足元を照らす。
穴などは空いていなかったが、否が応でも慎重になる。
まずは足場の確保が重要だと思った鴉熄は玄関ホールの床に満遍なく光を這わせていった。
危険物などがあったら後続組にも知らせねばならない。

瀬戸物の破片のようなものと枯れ草が散らばっている。大方、花瓶か何かが割れたのだろう。

「入ってすぐ向かって右、破片があるから踏まないようにな」

自然な、例えば地震などの現象によって割れたものか。それとも人為的に倒されたのか。いずれにしても、花も枯れ水も乾ききっておりこの花瓶が割れたのは相当前のことのようだ。
ゆっくり歩みを進めると、こつんと足元に何かがあたり、鴉熄はそれを見下ろす。
誰の視線も自分に向いていない事を確認し、鴉熄は光も当てずにそれを拾い上げるとポケットにしまい込んだ。


【見られずに物を拾う……ダイス判定6(クリティカル)成功】


【お久しぶりです! こちらこそ長らく連絡せずすいませんでした。早速不穏なレスですが今後ともよろしくお願いします〜】

6ヶ月前 No.32
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