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妖と12人の怜悧な人々(空席11件募集中!!)

 ( オリジナルなりきり )
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【妖怪×戦闘×青春×殺伐×日常】 @kino10 ★EHAKMvHTHQ_jmr

このお話の脇役、猫田是清は考えていた。


「そろそろ自分は殺されてしまうかもしれない」


……突然物騒な話で恐縮だが、彼がそう思うのには理由がある(彼がネガティブな性格であることとかとは関係なく)。

その理由は、彼が日夜『妖怪』と戦っているからだ。

じゃあ彼は妖怪に襲われて殺されることに怯えているのか?


違う。

彼は仕事に殺されようとしていた。


彼の仕事は税理士であり『霊理士』。

前者の説明はするまでもないが、後者の職業については説明が必要であろう。

霊理士とは、陰の世界で日常を脅かす妖怪達を倒し、制御する人々のことだ。


猫田是清は、朝昼夜は税理士として顧客の相談に乗り決算書とにらめっこする傍ら、深夜は妖怪を退治して回っている。

彼は度重なる過労に殺されようとしていた。



【興味がある方はサブ記事へどうぞ!】

メモ2017/09/23 22:23 : 主 @kino10★ccZgXX84ei_Y9V

【メイン記事解禁!!!】


第一章「選ばれし者達」概要:選ばれし者たちが林間合宿に参加し、霊理士に着任する。


主が順次回すロル:「合宿所到着後の自由行動」→「消灯時間後の夜&霊理士面接」(今ここ)→「イベント発生」→「イベント収束」→「合宿終了」


発生中のイベント:−


【まだまだキャラクター募集中!!!参加までのフロー等質問がある方はサブ記事か主までお気軽にご連絡を。参加キャラは霊獣と選ばれし者達以外でもOK】


◆◆=空席


・選ばれし者達(空席6)/霊獣(空席5)

 子→『子上静乃(百様)/◆◆』 丑→『◆◆/丑島亮介(Nero様)』 寅→『斑夜虎寅(萍様)/(主)』 卯→『◆◆/◆◆』 辰→『◆◆/播磨竜胆(Doubt様)』 巳→『巳扇京華(かしわぎ様)/加々知蟒(巴様)』 午→『火午桂(ぶり大根様)/◆◆』 未→『◆◆/(聖者様)』 申→『◆◆/◆◆』 酉→『酉ノ市紫泥(友禅様)/八咫雅(似非紳士様)』 戌→『戌井狗哉(酢橘様)/獅子丸(柚希様)』 亥→『◆◆/◆◆』


・他霊理士→『猫田是清(主)/根倉胡菴(ますたぁ様)』


・妖怪→(ゆづひこ様) 弔(ウミノモズク様) 師走みそか(似非紳士様) 雀姫(聖者様)


文章力やプロフィールのクオリティを加味して、参加をお断りさせていただくことがございますので、ご了承ください(現在2件発生中)。


【重要事項】

>>http://mb2.jp/_subnro/15631.html-53 http://mb2.jp/_subnro/15631.html-71 

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@sm1109 ★bLVLnEBVv0_Y9V

【斑夜 虎寅/合宿所自室→合宿所体育館】

「へ〜血反吐かぁ、素敵な響き♪ でも随分物騒なこと言うんだねぇ」

体育館の扉を開けた少年の背中からひょっこりと顔を出しながらそう言葉を紡ぐと、戌井の前方左寄りに陣取った。

虎寅がここにいるのは今自分の目線の先にいる、正確には一人の青年と一人の少年、戌井と獅子丸の後を付けてきたからだ。
虎寅は五感を使うことに集中すればその範囲と精度が増すことを知っていた。これは無意識の内に肉体強化の霊功を使っているからなのだが、本人は闘争の日々に身を置いてる内に感覚が研ぎ澄まされたのだろうくらいに思っている。実際に実戦形式で使ってきたのだから間違いでもないのだが。
五感を強化することで外の廊下を歩く振動や話し声を感じ取り、なにやら外が騒がしくなってきたのを感じ取っていた。

端的に言えば、面白いものがある、そう思ってここに来た虎寅はそんな中で部屋に閉じこもってい理由がなかった。部屋から出て二つの足音、二つの気配に付いていった。
虎寅自身尾行などしたことなかったが、殆ど光の届かない世界で生きている環境上、闇に溶け込むように生きてる人間が自分の周囲には非常に多いい。観て覚えてさえしまえば虎寅はその思った通りに身体を動かせるのだ。初めてにして虎寅はもうすでにかなり実践的な環境に身を紛らわせる法を体得していた。この娘が少し本気でスポーツなり武道なりに打ち込めば、霊功なしでも幾つもの記録を塗り替えたり、輝かしい経歴を手にしたりするのだろう。尤もそういったものとは最も遠くにいるような人生を歩んでいるが。

「口ぶりからして貴方が今この場を仕切っている人ですよね?」

猫田の方に振り返りつつ言葉を紡ぐ。

「この人主催者に血反吐はかせるとか言ってるんですけど、やばくないですかぁ?」

そう言う虎寅の顔にはベットリと笑顔が張り付いていた。それも目を細め口角を歪に上げた只々底意地の悪さを感じさせる笑みを。

「怖いなぁ……」

どこを見るでもなく、正面を向き呟く。
変わらずに貼り付けれた表情には思惑などなく、ただこの場が荒れてしまえばいい、そんなことだけを感じさせる表情だった。

>>猫太是清様、戌井狗哉様、獅子丸様、根倉胡菴様、体育館周辺ALL

8日前 No.53

友禅 @yuuzenn☆fXqsD0VZIxk ★DoaFJQIlTR_Qks

【 酉ノ市紫泥 / 合宿場・自室 】

 蟒と雅の様子を見るに、どうやら知り合いどころかかなり親しい間柄のようだ。住んでいる家が近いのかもしれない。見た感じ年は一回り違うし、まさか職場の同僚ということはないだろう。次点で蟒が通っている小学校か中学校の教師が雅という可能性。これは雅が教壇に立っているイメージが少しも湧いて来ない事から、自分で考えておいて正解とは思えない。あるいは血の繋がらない姉弟? 遠縁の親戚? なんにせよ、初対面の者が三人よりは、その中の二人だけでも知り合いなほうが会話は成り立ちやすい。中にはそのパターンで自分が残る一人の側だと疎外感を覚えてしまう、という者もいるにはいるだろうが、幸い紫泥はそのタイプではなかった。

「!? あ、はい、オレっちが酉ノ市紫泥で合ってます。えっと……雅、お姉ちゃん……?」

 いきなり大声で叫びだした蟒に目を白黒させつつも、雅からの問いにはきちんと頷き答えを返す。見目よりも随分と落ち着いた雰囲気を漂わせた少年だと思っていたのだが、まさか蟒が女性に対してあんな大声を出すなんて……ひょっとして紫泥が見抜けなかっただけで、彼はツンデレ属性をも併せ持っているのかもしれない。あるいはツンギレ。どちらも紫泥の周りにはいないタイプだ。素直に可愛らしいと思う。もちろんそんなこと、この状況で口に出せば話が逸れるだけなので呟きはしないけれど。でも表情にはちょっと出てしまったかもしれない。その場合は生暖かい笑みが浮かんでいることだろう。

「お気遣いありがとうございます、蟒くん……あ、いきなり名前を呼ばれるの嫌ならすみません。暗いのでどうぞお気を付けて。こんな山の中なので大丈夫だとは思うんですけど、暗いと変質者とかが活発になりますから……」

 まだ年齢を聞いておらずひょっとしたら年上かもしれないという可能性が残っているため、念のために蟒への敬語も外さない紫泥。しかし名前に付けるのが「さん」ではなく「くん」な辺り、心のどこかでは同い年の前後だろうと予想しているようだ。無理もない。なにせこの時点での紫泥は、幽霊を見たことはあれどそれを親父に使われたヤバめの薬による幻覚として処理し、幽霊なんて生まれて一度も見たことがないと言い張っているタイプの少年なのだ。よって妖怪やら天上獣やらの存在についてもまるっきり知らない。蟒が人間ではないなんて、そんな展開には考えが至らないのだ。
 部屋の外に歩いて行く蟒を見送った後、改めて雅のほうに向き直る。そして暫し迷うように視線を下げたものの、三秒もたてば雅と目を合わせながら彼女にすっと手を差し出した。

「――あの、廊下は電気が落ちてて暗くなってますから。いい男じゃなくこんなガキで申し訳ないですけど、良ければエスコートさせて下さい……雅お姉ちゃん。オレっち結構、夜目は効くほうなんです」

 入って来る時に頭をぶつけていた事から、きっと雅はあまり夜目が効くほうではないと判断。13歳の男児がいきなりエスコートを申し出ても鼻で笑われるかもしれないと思いはしたものの、それで断られても恥をかくのは自分だけ。受け入れて貰えれば彼女はまたどこかの扉や壁にぶつかって恥をかかずに済むし、自分も一緒にいる女性を怪我させてしまうという男としての恥をかかずに済む。だから手を差し出した。出来ればこの手を取って欲しいけれど、そうならなかったとしても逆恨んだりぐちぐちと文句をこぼすよゆな真似はしない。そういう駄目男としての振る舞いは親父の領分だ。自分のすべきことではない。

>加々知蟒様&八咫雅様&ALL様

8日前 No.54

Nero @nerokichi ★Android=ibuMTFvydU



【丑島亮介/子上静乃の自室前】



管理者である猫田からの連絡を知らせる通信機器の機械音に反応して、ポケットから探り出したスマートフォンのディスプレイを起動したのはつい先程の事である。
淡く発光する画面に映る伝達に並べられていた文字が示したのは、早くも霊獣に選ばれた人間が現れた為に、これから面接という名の勧誘を始めるというものだった。
名を連ねたのは子上静乃、巳扇京華、酉ノ市紫泥、戌井狗哉の四人。その中に自身が選んだ者は居ないが、彼等を面接所である体育館に連れていくのはどの霊獣でも構わないと記入されており、正直選んだ奴が勝手に連れていくだろうとは思ったが折角天上界から降りてきた以上仕事はしなくてはならないだろうと、選ばれた人間のうちの一人である"子上静乃"の自室へと歩を進め、現在丑島はそれを隔たる扉の前に立っている。

中から音は聞こえてこないが実際現時刻から考えて就寝していてもおかしくはないし、面識の無い他者が部屋を訪問する様な時間ではマナー的な問題からしても余りないだろう。少なくとも、人間の定める常識としては。だが相変わらずというか、そんな事知った事では無いとでも言うように丑島は特に気にする事も無く軽快なノック音を二度鳴らして、中にいるであろう人間に来訪者の存在を堂々と知らした。そして引き続き名を呼ぶ為に口を開くが、

「……ん? えーと、なんて言ったっけ。確か、子上……そうだ、子上静乃だったか。中に居るよな。お前に用事があるんだが、まだ起きてるか?」

扉を叩いたのは良いものの、肝心の部屋主の名前を忘れかけ右手を自身の後頭部に移動させて少々の唸り声を上げる。そのまま若干の間が空き、やっと不意に四文字に並んだ彼女の名を思い出して簡潔な要件を告げた。
無責任な気もするが詳しい説明については体育館へと誘導した後に管理者の方が上手に飲み込みやすくしてくれるだろう。出来ることは出来る奴がやった方が効率も良い。
平凡な宿舎の扉の中心を眺めつつ、投げやりな思考をぼんやりと動かしながら子上と呼ばれる人間の返答を待った。


>子上、ALL



【丑ですが迎えにこさせて頂きました…!】

8日前 No.55

Doubt @casebycase☆0c9nqQGSPbs ★lCAAWJgq5v_mgE

【播磨 竜胆/檜原村 合宿所 巳扇京華個室前】

「やれやれあの男……押しに弱いと踏んだのだがノラリクラリとようも躱しおるわ。吾としては抱腹絶倒噴飯ものの馬鹿騒動を期待しておったのだがな」

カラコロ。軽快な高下駄の足音を背景音楽にどこまでも自分勝手な悪態が薄暗い廊下に響く。絢爛さを通り越し最早悪趣味ともとられる派手な半纏と不釣り合いに過ぎる和装。竜鱗の異形、『辰』の霊獣こと播磨竜胆はささやかな不平不満を漏らしながら目的地へと歩を進めていた
先の乱痴気騒ぎ、もっともうち二人は単に巻き込まれただけなのだが、が終息し主の居ない部屋ではさしてやることなく、竜胆も即座に退出したわけだが気づいてみれば面接時間が迫っていたわけで。事前に是清伝えられた通り候補者たる人間を説得し試験会場の体育館へと連れ出すのが此度の霊獣の務めだ。本来こういった業務は人間であり、さらには人当りが良く林間合宿の主催者ということで顔も通った是清こそが適任な訳だが、この件の一切を任されている彼にはそのような余暇は無いのだろう。参加者を募りその間に適切な試験場所の選定と借受。試験内容こそ伝えられてはいないがそれらの設営に関しても一手に引き受けているのだろう。考えただけでも目の回る多忙さに今度は茶化し抜きで労ってやるか等と珍しく殊勝な感情を滲ませながらも視覚は目的地への到着を告げていた。彼から聞かされた候補者の名前は都合5名分

『子上静乃』 『斑夜虎寅』 『巳扇京華』 『酉ノ市紫泥』 『戌井狗哉』

十二の霊獣に選ばれた十二の候補者、本来ならば自身が担当する人間を連れて行くというのがセオリーではあるが、生憎一度にその全ての候補者が見つかる程世の中甘くはない。それに加え天上界より解放されたはずの霊獣も皆が皆足並みを揃えたわけでは無い。『丑』『辰』『巳』『酉』『戌』と自身を含めても未だ5柱というのは頗る集まりが悪い。これでは是清でなくても頭を痛めるなと苦笑しつつ辿り着いたのは『巳』の候補者、即ち『巳扇京華』の居室前だった。『巳』の霊獣がこの地に在ることは感覚でなんとなくは分かるが、この室内からはヒト一人分の気しか感知できない。未だ惰眠を貪っているのか将又何らかの事情があるのか……彼奴はもっと律儀だと思ったがと自身の知己の霊獣を思い浮かべながらもドアを三度控えめに叩く。唐突な入室が不作法だ等と慮る心掛けが竜胆に在るわけがなく、ただ単に施錠されている扉を無駄に開こうとするのも億劫だ程度の気持ちではあるがこの場においては図らずも結果オーライということだろう。アレの相方となるやもしれない人間を先に拝んでおくのもまた一興か。顔に張り付く胡散臭い微笑を一層に深めつつ返答を待つ

>巳扇京華、ALL

8日前 No.56

似非紳士 @baccano☆/.lpbIA2P7M ★J1SGpZKeln_PHR

【八咫雅/酉ノ市の部屋】

プルプルと震えながらお見事なまでの矜持を発揮して呼称を断った目の前の相手に、僅かな苦笑を押し殺す。
此処で顔に出せば、彼のプライドに傷がつくだろうから。

「あ〜あ、残念。まぁ、いいか。何時でも呼んでくれていいからね」

これでもそれなりに年の功は重ねている。
それこそ玄武の甲羅にも等しいくらいに。

確かに私から見れば曾祖母と玄孫以上に年の離れた相手だが、それでも立派な霊獣なのだ。
その矜持を易々と傷つけて良いはずがない。

「ううん、大丈夫、気にしてなんかないよ。じゃあ、またあとで体育館でね」

蟒ちゃんが退出するのを見送ると、本題に戻らなければならない。

この子が、私の相方。
確かに、強い力を持っている。
迷っているように見えて、その足はしっかりと大地を踏みしめている。
年の割に大人び過ぎた印象を受ける少年。

まぁ、今はとにかく体育館まで案内しないとね。

そう考えて切り替えようとした思考に、思わぬ方角から思わぬ奇襲があった。
目の前の少年、酉ノ市くんが私の提案した呼称を受け入れたのだ。
正直に言えば断られるだろうと思いながらの冗談半分(もちろん、呼んでもらえるなら嬉しい)だった以上はその一撃は完全な不意打ちで有り、思考の切り替えのタイミングと重なった絶妙な奇襲は混乱を引き起こすのに十分な威力だった。

「みゃっ!?」

数千年来放ったこともないだろう奇妙な声が喉から洩れた。
確かに破壊力はあるだろうと思っていたが、このくらいの年の少年がそう言う呼称を口にすると、しかも照れているのか詰まり気味に口に出すと予想以上の威力があった。
思わず上昇する心拍を年の功で押さえつけ、頭の中で1から順に素数を数える。
……素数は2からだった。

「あ、あはは、まさか本当に読んでくれるとは思ってなかったよ。うん、嬉しいような、恥ずかしいような、申し訳ないような……」

苦笑しながらその頭をなでる。

そして、次の一言と差し出された手に思考が止まった。

いま、この子は、目の前の人間の少年は何と言っただろうか。

エスコート。
この少年は知ってか知らずか、この私を導くと言った。
力強くはない、けれど優しいその気が差し出された手のひらに宿っている。

手を取ると僅かに暖かく、額の痛みが少し引くような気がした。

「ふふ、エスコートか。そんなことを言われたのなんてどれくらいぶりだろうね。うん、よろしく頼むよ」

>>酉ノ市紫泥様、加々知蟒様、周辺ALL

8日前 No.57

@haru32 ★iPhone=EfdP0sdhfD

【 加々知蟒/合宿所 酉ノ市紫泥個室 →廊下】


扉を潜る寸前でくるりと踵を返し、「また会おう。」と伝える。虫の声や風の囁きに隠してしまう様に足音だけを残して、巳の少年は夜の闇に溶けていった。

さて、残りの適性者を探すといってもあてがあるかと問われれば、それは酷く曖昧なもので、空気に溶け込んだ霊力から場所を特定する他無い。また、少し気になるところもある。もし妖怪ならば厄介この上ない。夜が得意な方でも無いので油断は禁物だろう。左手の人差し指に嵌めた金の指輪に息を吹きかけると、小さく赤い炎が吹き出した。周囲がじんわりとオレンジ色に灯り、明るく照らす。扉の一つ一つに気をかけつつ、歩き始めた。
五分程経った頃だろうか。ある扉の前で人影が揺れている。そう近い訳でもない故に姿の詳細は分からないが、恐らく霊獣の1柱だろう。扉の奥から強い力を感じる上に、何となく腰が引いてしまう雰囲気がある。事前に聞かされていた今回の参加者の中で見つけた同じ名前を持つ者を探していたが、かの扉の奥に感じる者がその人物にだろうか。
恐る恐る足を進めながら、じいっと霊獣(?)から視線を外さないように、感覚は扉から感じる霊力に傾ける。何処と無く心地良いというか、性に合うというか、先程な酉ノ市少年とはまた違う色を持っている。

扉まで目視3メートル。
出来るだけ足音を立てないようにそうっとつま先に力を込めた。

>>巳扇京華様、播磨竜胆様、周辺all

【友禅様、似非紳士様、絡んで頂きありがとうございました!また、ご縁が御座いましたらよろしくお願いします!!】

【急な絡み失礼します!
明らかに不審者ですが、よろしくお願いします。】

8日前 No.58

かしわぎ @kashiwa☆0JtkEMONf/hg ★AcwmdJQC8P_PHR

【巳扇京華/合宿所・自室】

「……?」

 どこからか、カラコロと下駄を鳴らしたような音が聞こえてくる。私はまだ覚醒しきっていない意識の中ベットからむくりと起き上がりその音に耳を傾けた。時刻は午後十二時近く。こんな時間に誰かが廊下を歩いているとでもいうのか?もしそれが霊的な何かだったらどうしようかと考えながら、ひとまず私は部屋の電気をつけた。廃校のような外観からなにか出るのかもしれないと危惧していたがまさかこんなにも早く現れるとは。無論、林間合宿の職員が見回りに来た可能性も捨てきれないが。
 そしてその足音はすぐ近く――丁度私の部屋の目の前くらいで止まった。次いでノック音が三回部屋に響く。恐らくこの扉の向こうにいる人物は私に用があるのだろう。合宿のサプライズイベントか、それとも全く別の何かか。その人物の目的など私にはさっぱりわからないが、とにかくドアを開けないことには何も始まらない。私は「ちょっと待ってもらえるかしら」と返事をしてすぐに支度にとりかかる。これでも私は花の女子高生だ。部屋着姿のまま醜態をさらすことは許されない。軽く顔を洗い昼間の制服姿に着替え準備万端と言いたげに鏡を見る。ここまでおよそ五分。一応携帯と財布を持ってドアを開ける。

「待たせてしまいすみません。……!?」

 私はその人物を見て思わず言葉を失ってしまった。今の時代滅多に見かけない和服に派手派手しい半纏と高下駄。中性的な顔立ちだが見た目からして歳は二十代くらいか。時代錯誤なその恰好と怪しげな笑み――もしかしたらこの人は関わってはダメなタイプの人だったかもしれない。

「えっと……なんの用でしょうか?」

 その青年を若干、いやかなり警戒しながら私はそう尋ねる。新興宗教への勧誘とかじゃなければいいのだが……。それにこの青年からはなにか妙なオーラを感じる。かといって私は霊感が特別強いわけではないので気のせいかもしれないけれど。
 さらに、扉から三メートルほど離れたところにまた別の人影が見える。少し距離があるので詳細は分からないが少年のように見えなくもない。人影の周りがうっすらと明るくなっているのがその不気味さを際立たせている。霊的なものはこっちだったか。

「あ……その前に、あの人は貴方のお知り合いですか?」

 少年の見える方角を指し示しながら彼に尋ねる。


>>播磨竜胆様、加々知蟒様、ALL様

8日前 No.59

友禅 @yuuzenn☆fXqsD0VZIxk ★DoaFJQIlTR_Qks

【 酉ノ市紫泥 / 合宿場・自室→廊下 】

 雅から言ってくれたのだからその呼び方はOKだと思っていたのだが、この驚き様を見るに冗談半分だったのかもしれない。今更だが雅お姉さん呼びに戻したほうが良いだろうか。一瞬迷いはしたものの、しかし彼女の悲鳴は嫌悪や困惑によるものではなくただただ驚いただけ、という風に見えたので、それなら戻す必要もないかとこのままの呼び方を貫くことにした。賑々しくも飄々としたお姉さん、といったイメージだが、今の声を聞くに距離を詰めれば可愛らしい所も見せてくれる女性なのかもしれない。大人の女性として、それは欠点や汚点ではなく好ましい点だ。他の誰かが違う意見を持つことは認めるが、少なくとも紫泥はそう思う。どんな位置から見ても見え方が変わらないような変わり映えしない者より、距離の変動に応じて見えるものが変わってくる女性のほうが魅力的だ。
 苦笑を浮かべながら紫泥の頭を優しく撫でてくれる手つきに、そんな思い出も無いくせに母親の手を連想する。紫泥にとっての母親は、決して身近な存在ではない。いつもテレビ画面越しに妖艶な演技で日本中の男を魅せている、直接会ったことも言葉を交わしたこともない大女優。父親にも頭を撫でられたことなんてなくて、人生で初めてそうしてくれたのはデート相手の年上の女性たち。だから今しがた脳裏をよぎった母親のイメージは、本当にリアリティの欠片もない、ただの妄想。……13歳にもなって未だに頭を撫でられただけでエア母親を頭の中に作ってしまうとは、自分は意外とみみっちくて甘ったれた男なのかもしれない。これでは駄目だ。既に駄目人間(親父)を一人抱えて生活しているのだから、自分まで駄目になっている暇など無い。自戒するように頭を左右に軽く振った後、改めて雅に笑みを向ける。年上の女性とデートする時によく浮かべる、ちょっと気取ったものだ。

「素敵なレディ。貴方の御手を取らせて頂ける名誉に、感謝を!」

 芝居がかった臭い言い回しも、けれどそれを自覚している少年がウインクしながら放った台詞なら不思議と許される。相手の好みによっては「行こっ、お姉ちゃん! オレっちがエスコートしたげるね!」と子供全開で、エスコートどころか手を無理やりグイグイ引っ張って進んでいくくらいやったほうが喜んでくれる場合もあるが、さすがの紫泥といえども今までの態度からいきなりそっち方向に転じることには羞恥心を感じる。何より彼女がそれを好む確証も無い。
 触れることを許された雅のほっそりとした手に自分のなまっちろい手を重ねて、ゆったりとした歩調で廊下へと歩き出す。暗闇が苦手な彼女がこけてしまわないようゆっくりと、さりとて暇を持て余すこともないよう遅すぎず。我ながら絶妙なペースで障害物を避けて、雅の手を引いたまま静かに廊下を歩いてゆく。向かう先は先ほどの会話から察するに体育館で良いのだろう。ここに来てすぐ、ロビーに地味に設置されてあった施設の全体図みたいなものをちゃんと脳味噌に叩き込んでおいたから、さすがに体育館の場所くらいは把握している。小さな教室などなら記憶力の問題で確認が必要だっただろう。わかりやすい集合場所だったことに感謝。
 ……体育館に近付くにつれて、ボソボソと人の話し声のようなものが聞こえてくる。一人二人ではない。複数人いる。遠目なので性別さえ分からないが、何故か体育館の中に入らず扉の前で何かしらやっている者もいるようだ。ひょっとしてトラブルでも発生しているのだろうか。歌舞伎町育ちはそういう気配に嫌でも敏感になる。面倒臭いことになっている場所に今手を引いている女性を連れて行くのがなんだか憚られて、ちょっと足を止めた。そして雅に振り返る。

「……あの、ひょっとしたら何かトラブルが起こっているかもしれません。オレっち、ちょっと様子を見てきます。危なくなかったら雅お姉ちゃんを迎えに戻ってきますから、ちょっとここで待っていて下さい」

>八咫雅様&ALL様

【こちらこそ、絡みありがとうございました! またどこかで絡ませて下さいませ!】

>巴様

8日前 No.60

@kino10 ★iPhone=2D1LEh2bNy

【 檜原村,合宿所,体育館/猫田是清 】

斑夜虎寅。霊理士候補中で最凶の気を持つ選ばれし者。寅の霊獣が、その凶暴さと強さ故に己が力を分け与えることを拒んだ逸材。
突然現れた巨凶に、是清は今度こそ驚きを隠すことができなかった。是清に多少の侮りがあったとはいえ、是清の霊攻による探知を掻い潜って虎寅がここまで単身やってきたこと、その凶暴性から別途機会を設けて面接を行う当てが外れたこと、そして、よりにもよって居合わせた選ばれし者が戌亥であったこと、全てが是清の想定外だったのだ。


「今からこの場での暴力行為を禁止します。これは強制です。禁則を破った者はその場で拘束します。」


虎寅の台詞も、戌井の立場も、全てを無視して真っ先に一言告げる。
これは呪いの類の気攻。五感を通して相手の気に自分の気でもって訴えることで、抵抗力の弱い者の動きをコントロールする。今回の場合は、この場で暴力を振るった者は、その時点でその者が思い描く形で拘束される。是清の経験上、今まで見た「拘束」は言葉を発する以外の身体の硬直や、気絶などがある。
虎寅の侵入を看過してしまった反省から、是清はこの呪いに特別強い気を込めた。


「失敬。私はこの合宿の主催者の一人です。ですが決してあなた達に危害を与えるつもりはありません。これからあなた達にいくつか申し出させて頂くだけで、それも強制ではございません。」


>>戌亥狗哉、斑夜虎寅、ALL



【ダチョウ倶楽部的ではありますが...】

8日前 No.61

ますたぁ @ritonetto ★iPhone=gWqlrtM9V5

【根倉胡菴:合宿所 体育館】

「ある程度までは予想していましたが、これでは先が思いやられますね。
神聖なる霊獣同士がいがみ合うなど言語道断…そんなことでは、我々が守りしこの東京という都市など、一夜にして魔都へ化してしまうでしょう。何より、主様に血反吐を吐かせるなどと身の程を知りなさい…」

戌井と虎寅の様子を見て大きなため息を吐き、呆れたような目で2人を見る。ユラユラと五本の尻尾を振る。尻尾の先で燃える炎がゴォーッと炎上する。
これより集まりしは天上より選ばれた神聖な霊獣とそのついとなる人間。その使命はこの東京を守護すること。しかし今からいがみ合っていては、何も守れないと

ちなみに、いつでも主様を守れるようにと幻術を使う準備だけは絶やさない。

「主様はただでさえ日々の業務でお忙しいのです。その主様の手を煩わすような行為はどうかお控えなさってくださいまし」

殺気を消して、優しい声で語りかける。

≫是清さま 戌井さま 獅子丸さま 虎寅さま

8日前 No.62

@kino10 ★iPhone=2D1LEh2bNy

【 檜原村,合宿所,体育館/猫田是清 】

隣で沸々と滾り始めている胡庵の様子を感じ、戌井と虎寅に意識を集中させながらも、また別の意味で額から一筋の汗を垂らす是清。


「(胡庵さん、心配いらないよ。ここは僕が収める。...でも、もしピンチになりそうなその時は、サポートお願いね。いつもありがとう。)」


是清は言外に、胡庵にそう語った。
言葉を発さずに相手に意思を伝えるこの技も気攻の一つである。怒りや悲しみといった感情が、表情や言動を通さずともそれとなく相手に伝わる現象を気の力により、スケールアップさせたものが今是清が行なっている気攻だ。
元来、この技も他の気攻と同じように霊力を消費するのだが、殊自分と反りの合う人間とは省エネで用いることができる。使う対象がパートナーであればそれは尚更。
是清もほぼ消耗なしに胡庵に語りかけている。戌井と虎寅に向けられている悲哀を含む警戒とは対象的な温かな感情を乗せて。


>>胡庵、ALL

8日前 No.63

@eguro☆xzf5sj7VTG2 ★Android=C0cl8P1E9o

【子上静乃/合宿所:自室】

いつもの香りに包まれてようやく眠りに落ちようとしたときだった。トントンと部屋の扉をノックする音が耳に届く。こんな時間に気のせいかとも思ったのだが、しばらくして男性のこちらに呼び掛けるような声が聞こえてきて気のせいではないことを知る。

『……ん? えーと、なんて言ったっけ。確か、子上……そうだ、子上静乃だったか。中に居るよな。お前に用事があるんだが、まだ起きてるか?』

自己紹介はみおぎさんにしかしていないし…わたしの名前を知っているということは主催者側の人なのかもしれない。寝てしまっていたのならまだしも、起きていながら用事があると言われてスルーするなんてことはわたしはできない。しかし、寝る体制に入っていたことはたしかで布団から起き出したままの姿で出ていくのは気が引けて。幸い寝る前に明日着ようと用意していた私服が椅子にかけてあったので、それにさっと着替えて髪はおろしたままであったがひとまずあまり待たせないようにと扉を開けた。

「起きてました、が……わわ、わたしにご用とは、なんでしょうか…?」

半分ほど開いて顔を覗かせると最初に目に飛び込んできたのは黒い服。背の高さに若干驚きつつ、すすすっと視線を上に運んで相手の顔を見ながら言葉を紡いだ。身長を除けばわりとどこにでもいそうな感じの格好の人。昼間に見かけたかどうかはちょっとわからない。たとえ顔を覚えていて主催者側の人だったと確証がもてていたとしても、非常識な時間の来訪にはかわりない。警戒心から扉を完全に開くことはせず、相手の様子を伺った。

>>丑島亮介様、all様

8日前 No.64

柚希 @maguromogu ★Android=Som717SoYg

【獅子丸/合宿所体育館】

「!」
虎寅についてきているのに全く気づかなかった獅子丸は、戌井の後ろからいきなり声がして仰天し、「ぐるる…」と唸り虎寅を睨む。獅子丸は聴覚嗅覚が異常に良いのだが、虎寅の存在に気づけなかったことを不気味に思った。確かに鼻や耳を利かせていなかったにせよ、人間の匂いや足音を聞き取れないのはおかしい。よほど虎寅は普通の人間を超越した力を持っているのだろう、と警戒したが是清の暴力禁止、という言葉に気休めではあるが少し安心する。すると途端にいつもの笑顔になり、
「久しぶり、是清、胡庵ちゃん」
とだけ言い自分は面接の邪魔になるだろうと端の方に寄り、これから自分の飼い主になるはずの戌井がどういった人物なのかをじっくり見ようと床に座る

>>猫田是清、根倉胡菴、戌亥狗哉、斑夜虎寅

8日前 No.65

ウミノモズク @96109610 ★ckDnZME2Oh_PHR

【弔/川→合宿所体育館付近】

星を見ようと寝転んでいたところ弔の顔にポツリと雫が滴った。
小雨ではあるが雨が降ってきてしまう。山の天気は変わりやすいと聞く、今日一日てっきり晴れだと思っていたのにと弔は急いで近くの木陰に避難する。
しかし雨は激しくなる一方、おそらくは通り雨だろう…しばらくすれば止むはずだ。
近くには建物があるが先ほどから強い霊力が集まりだしている。妖怪である弔は正直関わり合いたくはなかった。

「…」

…ちょっとだけなら雨宿りをさせてもらえるだろうか?そんな淡い期待を胸に建物の方へゆっくり歩み出した。
先ほどの窓の青年同様、真っ先に攻撃を仕掛けてくる輩はいないかもしれない。
憶測で動くのは危険だがここで着物がびしょ濡れになってしまうよりかはマシだろう…。

「…ごめんください。」

消え入りそうなか細い声で敷地内に入る。極力悟られないように妖力を押さえてはいるがそれでも気づかれてしまうだろう。
正直に話せば大丈夫、大丈夫、そう自身に暗示をかけ大きな建物(体育館)の軒下を借りることにした。
その場にちょこんと座り濡れないように膝を抱え大人しくしている。まるで捨て犬のような光景だ。
濡れてしまった顔布を絞ろうと布を外す、ふと弔の文字に目が行く。

「…」

自身の名乗る名前の由来を考えた。全てはあの日あの時…あの子を失ってしまったことから始まった。
翡翠色の瞳が細められる。後悔と無念を孕んだその目で弔の字を指で優しく撫でた、あの時この手であの子を止められていたなら…。
もっと早くに身体を手に入れられていたのなら、あの子に真名を呼んでもらえたのだろうか…。
しばしの沈黙ののち弔は深くため息をつき顔布を再び着ける。

>周辺ALL様

【思い切り場違いな感じですが。川に放置するのも可哀想で移動させてしまいました。】

7日前 No.66

酢橘 @karasu1010☆TyGLtXpsS1g ★0gkYBdXyN1_zI8

【戌井 狗哉/合宿所・廊下→合宿所体育館】

己の拳を片方だけ力強く握り締めながら戌井はもう片方の腕で体育館の扉を開いていく。この時、浴衣の少年は明らかに戌井の暴走を止めようと慌てふためいていたが戌井自身は既に体育館内に潜む東京に蝕む悪人を見据えていた。そして彼はその悪人だと思い込んでいる人物の発言や自己紹介を一切聞き流し、小馬鹿にした表情を見せながら主催者らしき人物に向かって行きながら主催者を殴り飛ばそうと拳を振り上げる。
しかしその時、前方左寄りにまた同年代らしき青年が戌井に話しながら現れ、そして主催者らしき確か猫田と自己紹介してたはずの人物に近寄り、明らかに歪んだ笑顔をこちらとも言えない方に向けていく。

「嫌だなあ……僕はただ害を駆除しているだけだよ。特に騒動を面白おかしく煽って掻き乱す、君の様な悪人をね」

戌井は直、落ち着いた様子で瞬時に青年に対して明らかな敵意を剥き出しにする。騒動を煽ってこの土地の治安を脅かす危険人物等、東京において必要不可。いや、あの笑顔の様子だと騒動を煽る程度では済まないと戌井は予想する。今、この場でこの自然の肥やしにでもしてあげないと東京はいずれ彼に狂わされる。そして当初自身が主催者のみだけでなく参加者にも東京にとって害なる人物が泊まっていると言う判断は間違っていなかった事に彼はますます自分に自信を持つ。
すると、猫田が自身と青年に対して、暴力行為の禁止をこの場で宣言してくる。

「ハハハ……悪人にも面白いジョークって言えるんだね。……ねぇ、僕が悪人である君の言う事を素直に聞くと思ってるの?」

そう言うと、主催者の仲間らしき人物が呆れた様子でこちらに話しかける。内容から霊獣等の意味不明なワードが出てきてはいたが少なくとも自身が東京を守る存在だと言う事はなんとなく理解は出来る。それに対して理解を示すと共に君程度では愛すべき東京を守る事は出来ない事、だが自身ならばその東京をしっかりと守れる事を伝えようとしたが、その人物はユラユラと五本の尻尾と紅蓮色の炎を体育館を灯していく。
それに対して戌井は自身が正常である事を確かめるかの様にトリック紛いの子供騙しだと決めつけ、自分は幻覚を見ていないと思い込む。

「そんな子供騙しを行っても僕は君達を排除するよ。絶対に」

そう言って、落ち着いていながら密かに見据える鋭い殺意をこの場にいる浴衣の少年以外に向ける。ファンと思われる少年はいつのまにか体育館の端に座っており、恐らく彼等が血反吐を吐くのを今か今かと待っているのだろうと彼は感じていた。

>>猫田是清様、根倉胡菴様、斑夜虎寅様、獅子丸様、周辺ALL

7日前 No.67

Nero @nerokichi ★Android=ibuMTFvydU

【丑島亮介/子上静乃の自室前】



どうやら声は届いたようで呼び掛けから数秒後、中から物音が聞こえてきた。若干扉を開けるのに時間がかかっていたのは恐らく寝巻きから着替えているからなのか、別にそのままでいいのに律儀な奴だなと部屋の主が出てくるまで腕を組みながら待機する。
暫くして開かれた扉の向こうから顔を出した存在は自身の目線より随分下方に居た。身長のせいだろうが、現れた大きい瞳は丑島の顔ではなく胸元辺りに焦点がいっている。そのままゆっくり顔まで上げられた視線には分かりやすく動揺している事が見て取れた。
第一声を発してすぐに吃った所と、扉を半分開けたままそれ以上は動かない所を見ると随分警戒されているようだ。己はそんなに怪しい容姿をしていたかと顎元に手を当ててうーんと軽く唸る。

(餌にされかけてる小動物みたいな反応だぞこれは……。何かやらかした覚えは無いんだが)

扉を盾にするようにして此方の様子を伺う子上はまさに小動物のそれである。そんな彼女の前にほぼ30cmも身長差がある男が立っていれば傍から見て明らかに誤解を受けるであろう状況なのは間違いない。面倒な事になる前に体育館へと連れて行ってしまうのが得策だろう。

「そんな身構えなくていいから。俺は主催者に頼まれてお前を迎えに来ただけだ。で、ここでグダグダするのも面倒だから取り敢えず着いて来いよ。場所は体育館な」

敵意が無いことを証明しようと、目下の彼女に対していつも通りの緩い笑みを浮かべながら廊下の先を右手の親指で示す。殆ど扉に隠れてはいるが、子上の格好を見る限りすぐにでも面接所に向かえるだろう。そう勝手に結論付けて、着いて来いと一言掛けてからお構い無し体育館の方向へと歩き出した。


>子上、ALL

7日前 No.68

Doubt @casebycase☆0c9nqQGSPbs ★lCAAWJgq5v_mgE

【播磨 竜胆/檜原村 合宿所 巳扇京華個室前】

夜も更けてきた時分、であるにも関わらず返答は迅速なものだった。待っていてくれとの趣の台詞と共に僅かな衣擦れの音が聞こえる。この年頃に限らずともヒトというものは自身では理解できぬほどの外見に気を使う。もっともそれで即座に此処を出る準備が整うと考えれば文句の一つも言えぬものだが。苦笑しながらも待機しているとキッカリ五分で施錠が解かれ扉が開く。現れた黒髪黒紅の瞳の少女は予想通りに昼間見かけたままの制服の姿だった

『待たせてしまいすみません。……!?』

「ほう……」

少女の言動と表情から読み取った警戒、それらを目敏く見つけ竜胆は感心の吐息を漏らす。夜分遅くの見知らぬ異性の訪問、成程それはまさしく警戒の対象であろう。ただし彼女の所作には警戒と同分量の動揺が含有されていることも確かだった。例えるならそれはそこにあってはならないものを見つけた反応。まるで「時代錯誤な恰好の男を眼前にしている」かのような対応だった。其即ち竜胆が身に纏う隠密擬態の法を破ったことに他ならない。それは『猫』の持つ幻覚の気どころか別段得手にもしていない凡庸なものである。それを差し引いたとしてもそれを難なく看破したということは彼女に霊理士としての才覚があるという証左だろう。少なくとも並み以上の才能を彼女は秘めているのだ
一先ずの資格は満たしているようだと満足げに頷きながらも新たな問題点が浮上する。彼女をどう口先で丸め込んで会場たる体育館まで連れ出すか、である。指すような鋭い眼差しと凛とした態度、此方まで襟元を正したくなるような毅然とした立ち振る舞いは士族や武家の娘といった面持ちか。第一印象から結論付ければ嘘や詭弁は以ての外、なのだが箱入り特有の甘さというのも彼女からは微塵も感じられない。御伽噺の様な事実を述べたところで一蹴されるのは目に見えていた。さして聡くもない思考回路を高速で回し、結局は現実的だと妥協できる事実のみを正直に白状することにする

「夜分遅くにすまぬな、娘。吾の名は播磨竜胆。言ってみれば此度の林間合宿の主催者、それの小間使いのようなものよ。用件というのは合宿の企画の一環でな、会場の体育館まで同行願おうというわけだ」

説明している最中に娘、巳扇京華の視線が自身の背後へ向けられているのを感じる。距離としては3m前後、暗い廊下を仄かに照らす灯を侍らす人影があった。無論それに虚を突かれたわけではない。寧ろその気の特徴をこの至近で違えるはずもない。見知った気の性質であるからこその無警戒で、その能力の殆どを封じられている竜胆であってもその正体を確信できた。遅かったな友よ。年老いたせいか幾分か時間感覚に締まりがないのではないか?胸の内が温まるような懐かしさにらしくもなく心からの微笑を浮かべ視線を向ける。あゝ、其処には久方ぶりの再会で以前よりも年老いた親友が……居るわけでは無かった
そこに佇んでいるのは愛くるしい容姿の少年。柔らかな亜麻色の髪と藤色の綺麗な瞳、中性的なともすれば艶さえ感じる相貌には少年の無垢を象徴するかのように雀斑が散りばめられていた。童子趣味にでも目覚めたのかとも疑ったが少年の容姿や立ち振る舞いからは彼の老獪さなり気質なりは一切感じられなかった。鏡で映せば見事に人物画教本の手本例にも載りそうな狼狽の表情を浮かべながら竜胆の口唇は至極真っ当な疑問を口にした

「汝……誰ぞ?」

【返信遅くなり申し訳ないです】

>加々知蟒、巳扇京華、ALL

【絡み感謝いたします。と、投稿してからこういったことを聞くのも不躾な話ですが、文中でさも竜胆が先代の『巳』と馴染であるかのように描写したのですが何か不都合在りますでしょうか……?「これは困る」といったようなことがあれば何なりとお申し付けくださいませ】

>巴様

7日前 No.69

@haru32 ★iPhone=EfdP0sdhfD

【 加々知蟒/合宿所 巳扇京華個室前 】

まるで綱渡りでもしているかの様な慎重さで歩みを進めていると、扉は開かれた。随分と警戒しているようで、こちらまでそれが伝わってくる。それもその筈、時刻は深夜、友人が遊びに来るには非常識極まりない時間帯であり、普段ならば蟒は既に夢の中にいる時間である。若干の睡魔に蝕まれつつも、負けてはならぬと堪えていた。矢張り扉の前に立っていたのは霊獣であったかと彼の言葉で納得する。それにしても、

「(はりまりんどう……。)」

聞き覚えのある名前だ。ずっと前に聞いたような気がする。加えて穏やかで古風な口調にも覚えがあった。天上界の実家にて隠居している父によく似た口調である。本来ならば此度の役目も父のものであったのだが、老齢故にと自ら身を引き弁財天の元に身を寄せていた自分が呼ばれたのだ。厳しくも優雅であった父は、見聞を広める為と様々な場所に連れて行ってくれた。恐らくその時に聞いた気はするのだが、後少しの所で答は靄に隠れてこの手に掴むことが叶わない。
ふと、顔を上げると四つの目玉がこちらを見ており、「誰だ」と問われた。少女は訝しげに、はりまりんどうと名乗る男(?)は明らかな狼狽の表情を浮かべている。奥に何かあるのかと振り返ってみたが、其処には夜の虚ろな闇が佇むだけである。はて、と首を捻り何度か瞬きをすれば、彼らは自分のことを指している事に気付いたようで、ハッとした表情を見せた。同時にするべきこと、求められていることを理解した。姿勢を正し、少しだけ距離を詰め、灯を顔の近くで照らす。艶やかな黒髪の彼女が矢張り自分のパートーナーとなる人間なのだろう。強い意志と無垢な気が心地良い。


「盗み見る様な真似をしてすまない。俺は加々知蟒。父、加々知蝮の名代として参った。目的は彼と同じで、体育館までご同行願いた…………あっ!!!!」


距離にして先程の半分。扉まで約1.5メートルくらいの場所に立ち、見た目よりもかなり年の経た大人の挨拶を行ったかと思えば、形の良い目を大きく見開き、藤色の双眸が揺れ動いた。かと思えばカツカツと踵を鳴らして「はりまりんどう」にこれでもかと近付き、至高の美術品も影を帯びてしまう様な端正な顔を覗き込めば、更に驚いた様子で数歩下がる。
そうだ、思い出した。彼は父の古くからの友人で何度か顔を合わせた覚えがある。父の隣で酒を飲んでいた男だか女だか分からなかったあの者である。今も成熟した姿とは言えないが、更に幼い頃の記憶の通りであれば自分は彼をこう呼んでいた。

「竜の兄(あに)さま……。」

はくはくと口からは声になりきれなかった不完全な言葉が洩れる中でその言葉だけはハッキリと口にすることができた。


>>巳扇京華様、播磨竜胆様

【全く問題ありません!お心遣いありがとうございます。】

>>Doubt様

7日前 No.70

似非紳士 @baccano☆/.lpbIA2P7M ★J1SGpZKeln_PHR

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7日前 No.71

友禅 @yuuzenn☆fXqsD0VZIxk ★DoaFJQIlTR_Qks

【 酉ノ市紫泥 / 合宿場・廊下→体育館 】

 君はまだ子供で許されるんだよ――雅に言われた温かい言葉は、廊下を歩く道のりの最中にも脳内で反響していた。人にそう言って貰えたのは随分と久しぶりのことだ。そう言ってくれたことのある大人たちは皆優しかったから、彼女もきっと優しいのだろう。もちろん、それは今までのやり取りでもうっすらと分かっていたことだ。彼女は掴み所が無いように見えて芯のある、飄々としていながら明朗な、面白可笑しく優しい女性。尊敬に値する大人。そんな相手から善意で掛けて貰えた有り難い言葉なのだ、本当ならば素直に受け入れてその通りに行動したいものだが……けれど、残念ながらそれはままならない。
 自分が『子供』であることを許されれば。少しでも『大人』であろうという態度を放棄してしまえば。それでは親父が子供じみた、否、それ以下の駄目人間であることを許されなくなってしまう。大人になれない親父の代わりに息子の自分が大人としての責任を果たすことで、なんとか親父の存在は世間様に許されている。そんな状況で自分が『子供としての当たり前の権利』を行使してしまえば、親父の面倒を見ることを止めてしまえば。他にあんな親父の面倒を見てくれる存在も、親父を許してくれる存在も一人もいなくなる。親父の所業を自分が代わりに謝るから、親父がなんとか許されていて。親父の借金を自分が代わりに反しているから、親父はなんとか存在が許されていて。数を上げればキリが無いが、ともかく紫泥が『大人』としての責務を肩代わりしてやっと親父が生きていられるのだ。
 女性の言い分はこの上なく正当。分かっているのに、そんな事情があって紫泥は苦笑いを浮かべることしかできなかった。彼女の言う通りだ。子供は甘えていい。でも紫泥は甘えてはいけない。紫泥は子供だけど、子供のままでは守ってやれない親父を支えるためには、少しでも大人ぶらなくてはならないのだ。だから名残惜しいけれど、自分はきっと、二度と完全な『子供』としては振る舞わない。許されるべき己の『子供』を許さないことで、その分の『許し』を親父に与えているのだ。それを止めれば親父が許されなくて、自分は親父を駄目人間だと思っているけれど親父に愛情があって、親父に死んで欲しくなくて、どうしようもない男だけど少しでもどうにかしてやりたくて、だから、だから自分は――。

(――誰に子供であることを許されても、世界中の人間に許されても。親父を愛してるなら、オレっちだけはオレっちにそれを許しちゃならない。オレっちがオレっちに子供であることを許せば、それは親父の破滅だ。親父は『大人』になんてなれやしない。好きなら我慢しろ。誰に強制されたわけでもなく自分で決めたんだろうが。揺らいでんじゃねぇよ、酉ノ市紫泥)

 己に言い聞かせるように胸中でそう呟く。さて、いつまでも精神的な葛藤にかまけている場合ではない。宣言通りに先に体育館の様子を見て来ようと一歩を踏み出しかけたところで、雅に手を握られて踏みとどまった。大船に乗った気持ちで任せなさい、と明るく声を張って紫泥と手を繋いだまま体育館に進んでいく雅に、つんのめらないよう慌てて後をついて行く。護身の心得はある、と言っていた。それを見ただけで嘘か誠か判断できるほど、紫泥は格闘技や武道に精通していない。もしも気遣われただけで実際は雅に護身術の心得など無い場合は、小さくとも男の端くれとして盾くらいにはなろう。そう心に決めて体育館に視線を移す。そこにはやたらと筋肉質な女性やら雅と同じく浴衣の人物やら、挙句の果てには尻尾が何本も生えていてその尻尾から炎を出している少女やら、とにかく他にも想像していたよりだいぶと個性豊かな面々が揃い踏みしていて、その内の何人かは危惧した通りに物々しい空気を醸し出していた。
 それらをものともせずに曲者めいた口調で修羅場に踏み込んでいく雅。そんな彼女をちらちらと心配そうに見上げつつも、彼女に暴力を振るおうとする者がいれば間に飛び込むくらいはできるよう覚悟はしておく。大丈夫。この場においては幸か不幸か、親父には暴力を振るわれたことはないけれど、それでも歌舞伎町育ちで荒事は見慣れている。素手で殴られた人間はとても痛そうだったけれど、でも一発や二発殴られたくらいですぐに動けなくなって死んでいる人間はいなかった。なら自分だって耐えられるはず。我慢は得意分野だ。心の痛みに強ければ、身体の痛みにだって強いだろう。

>八咫雅様&体育館ALL様

【とりあえず真横で警戒させるくらいにしておきました。いざとなったら庇おうとしてますけど、たぶん今いるメンツの中で一番弱いんですよねこの13歳】

>似非紳士様

7日前 No.72

柚希 @maguromogu ★Android=Som717SoYg

【獅子丸/合宿所体育館】

「どんどん人が増えてきたなあ、あ、もしかしてこれが戌井がいってた祭囃子かな?」
と、霊獣や選ばれし者であろう人間がぞくぞくと体育館に集まる。それをニヤニヤと1人1人見渡し、
「血の気が多い人が多いなあ。でもおいら平和な人と楽しくおしゃべりしたいよ」
とぼやく。獅子丸はおそらく霊獣の中でも1、2を争う長寿であろう。2000年前からこの国を見つめてきた獅子丸からしたら争いはあまり好ましくないのだ。しかし久しぶりに見る面白そうな修羅場に興奮している様子の獅子丸は少し霊気のある人間なら耳と尻尾が生えているのが見えてしまう状態で、ブンブンと尻尾を振っていた。体育館の入口を見つめ、楽しい人が入ってこないかな、と期待しながら。

>>体育館all

7日前 No.73

@kino10 ★ccZgXX84ei_Y9V

【 檜原村,合宿所,体育館/猫田是清 】


「あ、八咫さん。申し訳ありません。ちょっと立て込んでいますがなんとかなりましたので。ご安心下さい。……酉ノ市さん、夜分突然お呼びだてしてすいません。もう少ししましたらご説明しますので少々お待ちを。」


八咫の「どういうこと?」という問いに対して、上司に叱責された部下のような恐縮した面持ちで返答する一方で、何も知らずに連れてこられて動揺しているであろう酉ノ市に対しては、なるべく安心してもらえるよう柔和な口調で話しかけた。まあどんな口調で話しかけたところで、直前に弱弱しい口調で話していた男を信頼してこの場を任せ、安心することなぞできるわけないのだが。酉ノ市に話しかけた是清自身もそのことを重々理解しているため、表には出さないものの自分の不甲斐なさに溜息をつきたい気持ちでいっぱいであった。

個性派揃いの霊獣とそのパートナー達を統制しつつ、選ばれし者達の面接をした上で全員の勧誘に成功し、気功の開発をする。勿論、そんな中周辺に妖怪が集まってこないかも警戒し続ける必要がある。
以上、本日の是清が成すべきこれらの仕事は、何も是清にとってのみ荷が勝ちすぎる仕事というわけでなく、誰であろうと厄介な仕事であることに変わりはないことは明白だ。例えば今現在のアクシデントも、その後のことを考慮するとただ力任せに戌井と虎寅をねじ伏せてしまうわけにはいかない。二人に正気を保ってもらったうえで、他のメンバーと協調して面接に参加してもらわなければならないのだ。
以上のことを踏まえたうえで、是清は直近で成すべきことを判断する。二人に無傷で冷静になってもらうという骨の折れる作業をこなしつつ、次々やってくるであろう霊獣と霊理士候補にもそれなりの対応し、予期せぬアクシデントにも対処する……是清は膝から崩れ落ちたい気分になった。


「(嗚呼…、早く部屋に戻ってお酒飲んで爆睡したい。)」


>>体育館内ALL、その他ALL


【是清大変そうですが、皆さま奔放に行動してもらって結構です。そういうキャラなので虐めてやってください。】

6日前 No.74

@eguro☆xzf5sj7VTG2 ★Android=C0cl8P1E9o

【子上静乃/合宿所:自室→廊下】

『そんな身構えなくていいから。俺は主催者に頼まれてお前を迎えに来ただけだ。で、ここでグダグダするのも面倒だから取り敢えず着いて来いよ。場所は体育館な』

目の前の男はこちらを安心させるためだろうか、気が抜けるようなゆるりとした笑いの表情を顔にはりつけて話す。内容を聞けば、どうやら主催者さんの命でわたしをわざわざ迎えに来てくれたらしい。ただ、その態度は若干素っ気なく、手短に、必要最低限のことだけを告げて先に歩き出してしまったのを見ればなんだかせっかちな人だと思ってしまった。

「あ……はい、体育館」

普通よりもスローペースなわたしは、ワンテンポ遅れて着いてこいという言葉へ返事をすれば慌ててその背中を追いかける。体育館の場所は地図で見たけれどそもそも地図があったところで、消灯後の廊下を目印もわからずにわたしが、一人で体育館へたどり着けるのはいつになってしまうのやらわからない。主催者さんのことを待たせないためにも、せっかく来てくださったお迎えの人とはぐれないようにしなくてはと普段の倍の速さで足を動かして身長差分の歩幅も補った。

>>丑島亮介様、all様

6日前 No.75

酢橘 @karasu1010☆TyGLtXpsS1g ★0gkYBdXyN1_zI8

【戌井 狗哉/合宿所体育館】

また二人の人物が導かれるかの様に体育館内に入って行き、倒すべき主催者と何やら軽くだが明らかにこの状況に関係ありそうな会話を行っていた。その様子を見た戌井はあの二人は主催者の仲間、即ち悪人だと独自に判断。まさかこんなにも参加者と主催者で悪人が多数存在する事に呆れて物も言えない。だが、いくら人数が集まろうが今まで東京を守ってきた自分がこの程度で負けるはずが無いと絶対的な根拠と自信を持ちながら今までの言動からして主催者のリーダー的なポジションに立っているであろう猫田の方を向かって歩き出す。彼の見た目は特に普通のビジネスマンの雰囲気、イメージ、オーラを漂わせているがこんな年上の男性がこの合宿所をわざわざ使用して参加者を呼び出し洗脳を実施しようと言うのだから実に悪人と言うのは小賢しく面倒で見た目では容易に判断出来ない。彼を見ていると、そんな救えない人間が東京に存在してしまっていると言う事が良く分かる。

「だからせめて自身が東京に行った罪を認めて大人しく罰を受けてくれると助かるんだけどね……」

しかし所詮は根っからの悪人。九割方、罪を認める事無く罰から情けなく逃亡するであろうと心の中で嘲笑いながら冷静な表情でで猫田に向けて拳を握り締め、殴りかかろうとする。
しかし既にこの時、戌井は殴る素振りを見せながら、もうこの状況に慣れてしまったのか、或いは余程の余裕があるのか、まさにいくつもの、いつでも殺せてしまう害虫を駆除する時と同じ様に何か別の事を考えていた。そう、彼はこの自然溢れる合宿所から学生街である高田馬場へ直ぐに帰宅してこれから何を行うかの予定を呑気に建てていた。恐らく大分お腹が空いていると容易に予測出来るので何かカップ麺でも創りながら独自で創り上げた高田馬場情報網で事件の様子を様々な人を通じて連絡を取り合い調べ上げているはず。またこの情報網は徐々に東京全体へ広げる予定だったが相手の都合等で現在はむしろ衰退化している。そして睡眠についてだがはっきり言えば東京と無関係ながら自分にとって一番の害。やはりどう足掻いても眠っている最中は情報がシャットアウトされてしまう為、戌井への情報がどうしても遅れてしまう。等とこんな状況で考える事では無い事を考えながら、拳を動体視力が並なら目に見えない程の速度で悪人の舐めきった攻撃や何も響かない罵声、哀れとも言える一撃や苦し紛れによる武器の取り出し、怯えて逃げる様を作業の様に小馬鹿にしながら眺めていようとしていた。

>>体育館ALL


【戌井は思いっきり殴る気でいますがこの攻撃でまんまと猫田様の拘束に引っかかりたいと思っております】

6日前 No.76

Doubt @casebycase☆0c9nqQGSPbs ★lCAAWJgq5v_mgE

【播磨 竜胆/檜原村 合宿所 巳扇京華個室前】

どうも腑に落ちない。人影の正体を見てもなおこの気の感じは曾ての友のものを彷彿させずにはいられない。いくら力を制限されているとはいえここまでの間近ではこの見知った気配を読み違えるはずも無いのだ。余程少年の正体を懸念しているのか、距離を半分に縮めての少年の紹介も全く耳には入らず、当初の目的たる少女の誘導さえ一時頭から消えて失せるほどの動揺。何か重大な齟齬を見落としながらも果てない過去の記憶を可能な限り鮮明に、仔細を思い返していく
霊獣としての務めを終え天上界へ還る間際、此度が最後やもしれぬと呟く友の顔は急に老け込んでしまったようで、汝が何処か遠くへ行ってしまうかのような寂寥感に咄嗟に茶化し笑い飛ばしたこともあった。そういえば幾度か催した酒盛りの席に年端もいかぬ童子を同席させたこともあったか。何事も経験だと微笑んでおったが、緊張のあまり石の如く硬直してしまったのは流石に気の毒なことをしたと思ったことは記憶にも残っている。せめてもの償いにと亜麻色の頭を撫でてやったがさてさてあれは今思えば逆効果であったかな。取り留めのない記憶の奔流を遡り懐古の遂に辿り着くは巳の霊獣、加々知蝮との初の邂逅。あの時は吾も彼奴もまだ若かった。今でさえ青二才然とした自分はさらに若く、最早少年か少女かも判別に苦しむ有様で、それと相対した彼もまた輪をかけて若々しい。考えれば汝も曾ては紅顔の美少年なぞと持て囃された時期もあったのだな。当時はあのような洒落た洋装は出回ってはいなかったがそれでも容姿は瓜二つといえよう。特にあの澄んだ藤の双眸こそ生き写しとでも形容しようか
なんとも冗長且つ感傷的な思考だったことか。自身のこの無意味な行動に呆れさえ感じつつも現実に戻り視線をあげる。視界には好奇に輝く藤色の眼ばかりが広がっていた。何時の間に歩み寄っていたのか、吐息すら感じられる至近の間合いから見上げる形で此方を覗き込む少年の相貌が先の回想にあったかつての友と重なり合う。虚を突かれ半歩ほど後ずさるが相手方としてもかなり驚愕した様子で此方以上に体が崩れている。酸欠の魚類の如く開いては閉じる口唇からたった一言意味のある言の葉を拾い上げる

『竜の兄(あに)さま……。』

ああ、何故気付かなかったのだろう。永く続くこの生涯で自身をそう呼ぶ存在などただ一人だというのに。他の獣とは違い生殖行為を必要としない竜にとって親子という関係ほど縁が薄いものはない。故に普通ならば簡単に行き着く発想を捻り出すに難儀したという物だが。しかし思い出したのならばこの再会は祝福であろう。ああ蛇というのはなんと成長の早いことか、ただ父の袖に縋るだけの存在では最早無いのだな。汝のこれまでの道程を、汝の今を寿ごう。カラコロと高下駄を鳴らしながら歩み寄り無遠慮に両の手を少年の脇に差し入れる。生まれたての「ややこ」をあやす様に自身の目線まで華奢な体躯を持ち上げながら呵々大笑に破顔した

「そうかそうか、汝あの加々知の子倅か!なんとも大きゅうなったものだ、いや見違えたぞ!しかも親父殿の名代まで勤め上げるとは、吾も何やら鼻が高いぞ」

> 加々知蟒、巳扇京華、ALL

【次レスより体育館へ赴く流れを作っていく所存でございます】

5日前 No.77

ますたぁ @ritonetto ★iPhone=gWqlrtM9V5

【根倉胡菴:合宿所 体育館】

主様を悪人だ罪人だという戌井に対して、ふつふつ怒りがこみ上げてくるが、そこで主様からの伝達にこくりと頷き、怒りを鎮める。

「どんな犬でも番犬くらいにはなるかと思いましたが、とんだ狂犬ですね」

続々と参加者が集まりつつあるようで何人かは主様からにはなしかけていていた。しかし何の心配もない。
何故なら、主様にかかればあのような狂犬ごときを大人しくさせることなんて容易いからである。それでも一応向こうは選ばれしもの。実際選ばれしものにどんなちからがあるのか、胡菴にもわからないので多少は警戒を怠らない。

≫是清さま 戌井さま 獅子丸さま 体育館All

5日前 No.78

かしわぎ @kashiwa☆0JtkEMONf/hg ★AcwmdJQC8P_PHR

【巳扇京華/合宿所・自室→廊下】


『「夜分遅くにすまぬな、娘。吾の名は播磨竜胆。言ってみれば此度の林間合宿の主催者、それの小間使いのようなものよ。用件というのは合宿の企画の一環でな、会場の体育館まで同行願おうというわけだ」』

 播磨竜胆と名乗った青年はそう言って私に体育館へ行くよう促した。どうやら彼は主催者側の人間らしいが、かといって彼を完全に信じてはいけない。すべてを信じるにはまず体育館に行く必要があるだろう。そして私は先ほどの少年――加々知蟒の方を見る。彼もまた主催者側であるようで、距離が縮まったおかげで容姿がはっきりと見えるようになった。亜麻色の柔らかな髪に紫色の双眸。顔立ちはとても美麗で自分の胸が高鳴るのを感じる。播磨もまた端正な顔立ちではあるのだがどうも私には響かない。それにしても、この合宿の運営者は和服を着ることを義務付けられているのか……そう思えるほどに彼らの服装はこの時代に生きる者としては異質だった。そんなことを考えていると、加々知の口からこんな言葉が零れた。

『「竜の兄(あに)さま……。」』

 その言葉に私はただただ首をかしげる。兄さまとは一体どういうことなのだろう。この二人は親戚か何かなのか――それにしては加々知の言葉にこもる尊敬や感動の念が強すぎるような気がする。訳が分からないと眉を顰めると今度は播磨が大層嬉しそうに加々知に声をかけた。

『「そうかそうか、汝あの加々知の子倅か!なんとも大きゅうなったものだ、いや見違えたぞ!しかも親父殿の名代まで勤め上げるとは、吾も何やら鼻が高いぞ」』

 そう言って播磨は加々知を持ち上げて俗に言う「高い高い」をし始める。……さらに訳が分からなくなってきた。外見からすると二人の歳はそんなに離れていないはずなのに、久しぶりに会った孫と祖父のようなテンションなのは何故か。さらに文脈から察するに播磨は加々知の父親とも旧知の仲らしい。しばらく私は二人の様子を眺めながら悶々とそんな考察をしていたのだがもう限界だ。いっそのこと直接聞いてしまおう。

「私の名前は巳扇京華。といっても、主催者側の貴方たちはとっくに知っていたかしらね」

 質問をする前にまずは自己紹介だ。私は口元に笑みを浮かべて彼らに向かい一礼をする。緊張が解けたのか何なのか先ほどまでの堅苦しい敬語はすっかり消えていた。

「それで私から質問なんだけど、貴方たちは一体どんな関係なの?差し支えなければ教えてもらえないかしら」

 私はできるだけ高圧的にならないよう気をつけて彼らにそう尋ねた。


>>播磨竜胆様、加々知蟒様、周辺ALL様


【了解致しました。】
>>Doubt様

5日前 No.79

似非紳士 @baccano☆/.lpbIA2P7M ★J1SGpZKeln_PHR

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5日前 No.80

ぶり大根 @buridaikon ★4b4NVukaLH_3lO

【火午桂/屋上→体育館】

吸い込まれそうな星空の下、ホットパンツにTシャツ姿のラフな格好の少女は舞う。
傍らに置いたスマホから流れる、アップテンポな音楽に身を委ねながら。
時に激しく飛び跳ね、ステップを踏む。時には妖艶に腰をくねらせる。表情は真剣そのものであり、足の角度や、手の指の形まで、体中の細かい動きまで細心の注意を払う。額からは汗が噴き出、滴り落ちていた。

この踊り子の名前は、火午桂。都内の高校に通う、高校二年生である。

音楽が終わる。それと同時に、桂はポーズをとって静止した。やがて、緊張を解くと床にあぐらの状態で座り込み、タオルで顔を拭うのだった。表情も緩み、笑顔になる。

「あー、いい汗かいた。これだけ動けば眠れるかな?」

バイトをしている事もあり、桂の就寝時間は何時もは日付が変わってからだった。それか授業中。一度は床についたが、眠れるはずも無く、現在に至る。

「一人部屋は憧れるけど、実際になってみると落ち着かないもんだね……」

桂は苦笑しながら、頭の後ろで手を組むと、床にそのまま仰向けになった。五反田では見れない満天の星空が、視界に広がる。
この合宿所の部屋は立派で、色々揃っていて、とても憧れる。実家の部屋は狭い上に、妹と一緒に3人で一部屋を使用している。
文句はない。……はずなのだが近くに人がいないとどうにも落ち着かない。

「あいつら、ちゃんと飯食ったかな……」

すでに、プチホームシックであった。寝ころんだまま、横を向く。その視線の先には灯りが付いた体育館が見えた。桂がガバッと上半身を起こす。

「やっぱり、この時間はまだ眠れないよねー。私みたいなのがいるのかな?私も混ざろうっと!!」

きっと眠れないから、体育館でバスケでもしている連中がいるに違いない。そう思い、桂は仲間に入れて貰おうと体育館に足を進めるのであった。

暗い廊下を走り、やがて体育館の前に桂はたどり着く。窓から中を見ると数人の人間がいる様だった。嬉しそうな表情で、桂は重そうな扉に手をかけ前に押して開けようとする。しかし、扉はビクともしない。顔を真っ赤にして押しても、ぜえぜえ言いながら手前に引いても、動かない。不思議な顔をしながら桂は全力で扉を押す。鍵がかかっている可能性もある。しかし、問題はそこではなかった。

桂さん、それ引き戸です。

5分ぐらい粘り、やっと桂もそれに気づく。照れくさそうに頭を掻き桂は、扉に手をかけた。何故か両手を。
先ほどから、うんともすんとも言わなかった扉。そのイメージが強すぎたらしい。状態を逸らし反動をつけると全力で扉を開ける。その結果……。

バァァァァン!!

壊れそうなぐらいの勢いで開かれた扉は、ぶつかり耳をつんざく様な音を辺りに響かせる。桂も前のめりになって転びそうになるが、それは持ち前の運動神経で何とか回避した。そして、桂は照れた表情を浮かべながら、嬉しそうに手を振って体育館の中に入っていく。

「ごめーん!!失敗しちゃった!!私は、火午桂って言うんだ!!よかったら私も混ぜ……」

ある程度、近づくと桂の手がピタリと止まる。そして、悟る。


あっ、これ混ざっちゃいけないやつだ


ピリピリした雰囲気。みなぎる殺気。七三分けの青年などは今にも、眼鏡のサラリーマン(?)に殴りかかりそうである。

「あ、あはは……。ごめん、私、空気読めてないよね」

笑顔のまま、器用に顔を引きつらせると、後ずさりする。とりあえず謝るのだった。

>>体育館ALL様

【無理やりねじ込んでみました。ダメなら蹴って下さい!!かなりのアホの子ですが、皆様よろしくお願いします!!】

5日前 No.81

柚希 @maguromogu ★Android=Som717SoYg

【獅子丸/合宿所体育館】

いきなり体育館の扉が開き、獅子丸はまた殺気立った人が入ってきたのかと思った。が、入ってきた人はいきなり自己紹介を始めたかと思うと、この体育館の雰囲気を読みとったのか途端に押し黙ってしまった。どうやら霊獣と一緒に来ている様子もないので、暇だから体育館に来た、という解釈が正しいだろう。とすれば一般人か、いやはや選ばれし者かもしれない。そんな焦っている彼女を見て獅子丸はふっと笑い、面白い人かもしれないと彼女に歩み寄った。

「桂っていうの?おいら獅子丸!なんで桂はここに来たの?」
とニコニコとまさしく犬のような笑顔を浮かべながら

>>火午桂、体育館all

4日前 No.82

友禅 @yuuzenn☆fXqsD0VZIxk ★DoaFJQIlTR_Qks

【 酉ノ市紫泥 / 合宿場・体育館 】

「あ、はい、どうぞお気遣いなく。邪魔にならないよう端に寄っておりますので……」

 声を掛けてくれたサラリーマン風の男性に頭をぺこりと下げながらそう返す。不慣れな若者にありがちな顎だけ引くようなだらしない仕草ではなく、ちゃんと腰から九十度折る丁寧なものだ。親父が何かやらかすたびに頭を下げて来た人生なので、ちゃんとしたお辞儀は13歳にして完璧に板についている。土下座だって手慣れたものだが、さすがにこの場面でそこまでやると逆に悪目立ちなのでこれに留めた。そして宣言通り、すすっと出入り口を避ける形で体育館の端に寄ろうとする。もちろん一人ではなく、雅の手も引っ張ってだ。引っ張って、というよりは、ちらちらと乞うように視線を向けつつ袖を引いただけなのだが。
 邪魔にならないように、というよりは、本音を言うとあの物騒な雰囲気の青年から少しでも雅を引き離しておきたかった。見れば分かる。あれは自分の価値観で無価値と断じた者なら、女性どころか赤ん坊や老人や病人や身体障害者にだって暴力を行使できるタイプの人間だ。たぶん常識も良識も通用しない。同じ目をした人間を歌舞伎町でも何度か見たことがある。えてしてああいう目を持つ人間には枷が存在しない。常人なら踏みとどまるラインを、良くも悪くも簡単に踏み越えてしまって――最後には、どこかとんでもない所に落ちて行く。誰かが手綱を握らなければ、あの青年もきっといつかはそうなるだろう。だけどそれに、雅が巻き込まれる必要は無い。本当はあの善良なサラリーマンに見える男性にも巻き込まれて欲しくはなくて、いっそのことあの青年が誰かに殴り掛かる前に何か目障りな行動でもとって標的になろうとさえ考えたけれど……それを実行するよりも先に、雅が紫泥に声をかけた。

「……すみません。さっきからずっと、気を遣って頂いてばかりで」

 嬉しさ半分、申し訳なさ半分の表情で、頭の上を行き来する雅の手のひらを甘受する。視線は意図せずして下に落ちた。強がることを決めたなら、それが強がりだと誰にも悟られないようやりきらなければならないのに。中途半端にしか出来ないから、ほら、こうして人に気を遣わせてしまう。どこまでも力及ばない己に嫌気が差す。けれど、雅の言う通り……そんな中途半端で力の及ばない存在だからこそ、確かに気を緩められる時には緩めておいたほうが良いのかもしれない。彼女の表現に則って言えば親父は『弓を自力で張りつめられない男』だから、そんな親父の傍にいる時、いつも紫泥は『親父の分まで頑張って弓を張りつめている』状態だ。不足を補わんとしている。が、ここにその補ったり支えたり助けたりしなければあっさり世間様から見捨てられてぽっくり逝ってしまいそうな親父は居ないのだ。親父の傍では常に二人分より働かなくてはならないとしても、その親父がここにいないのだから――ちょっとくらい、ほんのちょっとくらいは、緩んだって良いのではないだろうか?
 甘えるな、頼るな、弱るな、子供になるな――そう常に訴えかけてくる己が声に少しだけ混じって、張りつめぬことを良しとする声が聞こえてくる。それに縋りつきたい気持ちはあるけれど、でも嬉々として手を伸ばすにはそれに手を伸ばさないことがあまりにも染み着きすぎていて。逡巡するようにますます視線を落とした紫泥は、けれど最後には小さな声で雅に尋ねた。

「あの、誰に強制されたわけでもなく自分が一人で勝手に頑張るって決めただけのくせに、それを時々……ほんの時々だけしんどく感じるのって、甘えだと思いませんか? 勝手に身体張って勝手に疲れて、それを理由に人に頼ろうとた時に、ふと『お前の事情は人には関係ないんだよ』『お前が勝手に大変なことなんて他人に迷惑かけて良い理由にならないんだぞ』って心の中で誰かが囁いたりしませんか? 人に裏切られた時、傷付いたのはその人のせいじゃなくて勝手に信じた自分のせいだって思ったりしませんか? 頼まれた訳でもないのに人に尽くしておいて、その人から何も返ってこないことに勝手に傷付くのって馬鹿みたいだと思ったりしませんか?
 ――支離滅裂ですみません。でもオレっち、いつもそうなんです。緩めようと思っても……緩みたいと思っても、心のどこかで何かがそれを邪魔してきて。でもオレっち自身がその意見に一理あるような気がしちゃうから、結局は上手く緩められなくて。張りつめたままでいられるほど自分が優秀じゃないって知ってるくせに、結局こういう言い訳をして張りつめたままでいて。ははっ……こんな奴、そのままプチッとイっちゃっても結局は自業自得ですよね。自分で勝手に頑張って、自分で勝手に傷付いて、自分で勝手に休まなくて、自分で勝手に限界迎えて、自分で勝手に終わる。なんて自分勝手な生き物なんだろう。そのくせ何で被害者面しくさってるんだろう。そんな自己嫌悪が毎日のように襲ってくるけど、昨日も今日もたぶん明日も、そういう自己嫌悪に塗れた自分でしかいられない気がして――ああ駄目だ、やっぱり何言いたいのか全然わからない。すみません。ごめんなさい。申し訳ありません。やっぱり何でもないです。変な話聞かせて、本当に……」

 否定して欲しいのか、肯定して欲しいのか。何か言って欲しいのか、何も言って欲しくないのか。自分ではそれすら分からない。けれど間違いなく本心を語った。整理整頓の行き届いていないめちゃめちゃな本音。声は少し、震えたかもしれない。
 嗚呼、馬鹿じゃないのか自分。ここまで長々と語っておいて、やっぱり何でもないです、なんて。そんなの普通の大人なら気を遣って何か言ってくれようとするに決まっているじゃないか。つまり最後に何を付け足したって、結局自分がいきなり語り出してしまった時点で相手には返す言葉を考えなければならないという面倒臭い仕事を発生させてしまったことになる。本当に自分勝手だ。恥ずかしい。なんて恥ずかしい自分! 罪悪感と羞恥心で目が潤みそうだ。行き場の無い感情を押さえつけるように己の爪でガリガリと手首を掻き毟って、ゆるゆると頭を左右に振る。いけない。こういう情緒不安定は親父の担当なのに。しっかりしろよ自分。そういうのは、お前に許してないんだよ。
 だから早く、いつもの落ち着いた酉ノ市紫泥を取り戻さないと――。

>八咫雅様&猫田是清様&体育館ALL様

4日前 No.83

@haru32 ★iPhone=EfdP0sdhfD

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4日前 No.84

Nero @nerokichi ★Android=ibuMTFvydU



【丑島亮介/子上静乃の自室前】


年端もいかないであろう少女を考慮する事も無く背を向けて目的地へと歩み始めたがふと背後で忙しなく、というよりは必死に着いてきているであろう子上の足音を聞いて、種族間の相違だと相手方を配慮出来ていない事に対しての苦言を呈された事を思い出し、彼女が楽に歩を進められるように歩む速度を緩めた。自他ともに認める己の悪い癖である。霊獣という力のある存在とは言え此処は人間界であり、彼等の棲家。ならば豪に従わねば、其処らの悪さを働く物の怪共と同等と言われても仕方がない。
しかし人間には普通だろうが、己にはどうにも難しい。毎度の事であるが厄介な役回りであると心中で重々しい溜息を零した所で、状況が状況だったとはいえ性急に物事を進めすぎたことで名乗る段階を踏んでいなかった事を思い出し、背後の子上へと首を捻り顔だけ横に傾けた。

「ああ、俺はお前の名前を知ってんのにお前は俺の名前を知らないってのは不公平か。俺は丑島亮介。分かってるとは思うが主催者側の輩とでも認識しておいてくれ」

何故主催者の使いに連れられているのかは謎だろうが、詳しい説明は管理者に任せると決めかかっている為に非常に手短な自己紹介だけを投げる。此方だけが知っている事になるが、霊獣が選んだという事はほぼ決定事項で霊理士になるようなものだ。パートナーでないとはいえ未来の同僚なら此処で名も名乗っておいた方が後々楽である。初っ端に会った霊獣となれば記憶にも刷り込み易いだろう。
そう一旦言葉を区切り、今度は顔をはっきりと子上へ向けた。光の混じらない深緑の瞳の内に、お世辞にもこれから凶悪な物の怪と対峙する者などとは思えない少女の姿がぼんやりと写りこんでいる。丑島はすうっと目を細めて、若干の間を空けた後に再び口を開いた。

「────実際問題、訳の分からない招待状受けて参加してる事になるだろうからもっと疑いに掛かってくる思ってたが、最近の人間は肝が据わってるって事で合ってんのかね。……いや、警戒はしてるか」


尋ねた時から思っていたのだ。今回収集された人間達には"主催者"に対する警戒心や疑心を余り感じない。純粋無垢であるからと言えばそれまでだし、実際見知らぬ団体のぼやかしの効いた誘いに大勢が乗ったのは霊力による誘導だ。だが誘導が効くのは道案内だけだろう。
例に漏れずこの少女も、"初対面の男"である丑島には警戒心を示したが、そういう話では無いのだ。"主催者"というワードには特に疑問を抱いていない事に焦点を当てると余りにも実直の過ぎる行動が見られる。まあ此方からすれば非常に誘導が楽であるから問題は無いが、疑問は抱かずにはいられないと興味を含んだ視線を子上へ当て、返答を待った。

>子上、ALL



【会話始めちゃいましたけど、あれなら次の子上さんのレスで体育館についても全然大丈夫です。お任せします!】

4日前 No.85

Doubt @casebycase☆0c9nqQGSPbs ★lCAAWJgq5v_mgE

【播磨 竜胆/檜原村 合宿所 巳扇京華個室前】

『あ、兄さま。これは……少し、っ……ふふっ___恥ずかしいな。』

「あっ、すまぬ……」

眦からの滴を拭いながらもはにかむ蟒の言葉にふっと我に返る。まさか心底嫌がっているわけでもなかろうが、流石に軽挙に過ぎただろうか。お前は少し相手を慮ることを覚えろと曾ての友の説教が聞こえてきたような気がして、壊れ物を扱うように持ち上げていた蟒を地へと降ろす。記憶が正しければもう250を過ぎた年頃か。嬉しい再会に些か気が昂ぶってはいたがやや子紛いの扱いに喜びを覚えるほど拙くは無かろう。自身の悪癖を戒めながらも膝を折り真剣な面持ちで眼前の少年に向き直る

「互いに知らぬ仲とは言え戯れが過ぎたな。代理とは言っても当代より十二の一角、『巳』を継ぐ汝だ。ならば霊威で言っても吾等は同格、轡を並べる輩に相違いないだろう。故に吾もこれよりは汝をそのように扱おう。良しなに頼むぞ加々知……では少々ややこしいか。ではこれより汝を蟒と呼ぼせてもらおう」

若かろうが幼かろうがそれで十二の獣の王、即ち『霊獣』の一角を任されたのだ。ならば未熟者扱いというのも悪かろう。そもそも自分からして霊獣の中ではまだまだの若輩の身、それを棚に上げて他の者を侮る資格すらないのだ。と、先ほどまでの遣り取りが功を奏した……かどうかは定かではないが口端を緩ませながらも少女が名乗る。最低限の警戒は解かれたようで自己紹介から続く問いかけは恐らく単純な好奇心からくるものだろう。別段隠し立てする必要も感じられず簡潔に返した蟒に続き口を開く

「聞いてのとおり吾と彼は同輩だ。さらに言えば汝の世話役を務めるであろう男だが……まぁ、見てくれこそ愛いばかりで頼りなく見えるかもしれぬが先代のお墨付きをもらった良い男の子(おのこ)だ。吾の如き男か女かも定まらぬ腑抜けより余程できるぞ!」

蟒の頬を愛おしげに撫でながらも自信満々に宣言する。どこからどう見ても子煩悩な親馬鹿の行動に所作だが存外厳しいところがある彼の実父と足して割れば丁度好かろうと適当且つ自分勝手な解釈で物事を進める。そもそもこういう行為からして既に子ども扱いではないのかという疑問は最早竜胆の脳裏には一切浮かばない。そういう所こそ彼の彼たる所以であるのだが。そんな己の筋金入りの欠点を発揮しながらも本人はどこ吹く風、話は纏まったと言わんばかりに体育館の方へ足を向ける。予想外の再会に些か時間を食ってしまったが遅参以上に気にかかることがある。それは何のことは無い虫の知らせ、かの『酉』の獣が有する神託の力と比すれば一時の気の間違いで片付けても何ら問題ない、何の根拠も裏付けもない勘。しかして竜胆はそれをさも絶対のものであるかのように信仰していた。先に在る絶対の凶事、本来ならば忌避されるものではないそれを歓待するように口元を緩める。それは余裕からくるものか、戦慄故の強張りが偶然笑みを形造ったのか、あるいは……その内面は何者にも窺うことは叶わぬだろう

「では、往こうか京華。乞われれば吾が些細まで説明してもよいが……それならばもっと適任がおるし何より面倒だ。それに汝の拵えから察するに答えは決まっておるのだろう?ならば己が眼で行く末を見据え、進むべき道を切り開け」

>加々知蟒、巳扇京華、ALL

4日前 No.86

@kino10 ★ccZgXX84ei_Y9V

【 檜原村,合宿所,体育館/猫田是清 】


「はあ……アハハ……。」


相手の言っていることが聞こえないときや理解できないとき、処理しきれないときに深く追求しようともせず、それっぽく相槌を打って如才なく笑う。人が普段何の気なしにする行動であるし、ご多分に漏れず是清もよく使う手法だ。
ただ彼が同じ行動をとるとき、彼の精神には常人よりも重い負荷がかかる。それは、霊気や霊力、霊功がどうといった話ではなく、単に彼が「気にしい」だから。
是清は幼少期や少年時代の経験から自分の思いを無視されることにはなれている。慣れるほど彼は自分の気持ちであるとか内面の部分を無視され続けてきた。その分、無視される他人の気持ちがよくわかる。だから彼は、ただ億劫だからという理由で人の思いを無視することに非情な罪悪を覚える。
今は、戌井の思いに応え、話し合っているほど自分に余裕はない。だからといって彼の思いを、彼が潔癖なまでに他人を憎むまでに至ったその理由を無視したくない。任務・仕事をこなすという彼の頭の中の主軸から離れた片隅に、常にそんな考えが纏わりついていた。
ここまで切迫した状況ではないにしろ、是清という人間はほぼ毎日こういったアンビバレントな思いを抱えて社会生活を送っている、どうしようもない「気にしい」なのだ。

長年の経験から、そんな中でもどこか冷静でいられる是清は、自分が思っているよりは事が荒立つことはないだろうと判断を下した。そして、拘束の霊功は依然として継続したまま警戒を解いた。


「程なく3,4人ほど生徒がいらっしゃると思うので、そうしたら話の本題に入りたいと思います。それまで建物の中で待機していただきますよう……」


途中まで言いかけたところで、件の3,4人の内の1人が場にそぐわないポジティブな空気を纏い、大きな音を立てて体育館に現れた。物事とは計画通りになかなか進まないもので、そのプレイヤーが選ばれし者達と霊獣なら尚更だ。と、虎寅に続いて霊獣を携えずに闖入してきた火午を見て是清は思った。


「えーっと。火午桂さんですね。これからとある催しが始まりますので、今しばらくお待ちください。夜中なので出来ればお静かに……。」


>>体育館ALL

3日前 No.87

酢橘 @karasu1010☆TyGLtXpsS1g ★0gkYBdXyN1_37U

【戌井 狗哉/合宿所体育館】

害を駆除すべく握られたその拳はいとも簡単に猫田に止められてしまう。さらに戌井の身体は凍り付いたかの様に動く事を止めていた。彼は現状に理解する事は出来なかったが、瞬時に恐怖で身体が動かないと言う選択肢を頭で思い描いてしまう。ただし彼にそんな経験はなく、あってはならないと恐怖に関して思考をピタリと一瞬にして停止する。そして次に考えられるのは猫田が何か戌井に行ったと言う事である。しかし戌井は自身がこの土地を脅かす悪人、東京に不要な存在、いや有害な存在ごときに負けるはずが無いと考え込む。しかし身体を動かそうとするがやはり動く事は一切ない。

「そんな……この僕がこんな下衆の策に引っ掛かるなんて有り得ないね。こんなの……何かの間違いに決まってるに違いないよ……」

やがて彼は脳内補正を再び開始。とにかく身体が動かない理由を正当化しようとするが全く何も思い浮かぶ理由は存在しない。自身の思想と行動の矛盾が遂に彼の前で現実として現れる。
しかし戌井はまず身体が動かないと言う事実を消してしまおうと必死に何度も身体を動かそうと試みるが身体は勿論全然梃子でも動かない。少しずつ矛盾が浮き彫りになるのを感じ取り、戌井は絶望した様な顔付きへ変わってしまう。恐らく現在、拘束された彼が出来る事は野次を飛ばす事かよく響くであろう体育館にて絶叫する事くらいしか無いであろう。しかしこの状況でさえ彼はまだ東京を守ってきた自分なら出来ない事はないと拘束された身体を再び動かそうと気合いで開放させようと思いっきり叫ぶがやはりと言うか当然だが動く事はない。

「こんな所で僕が終わる訳が無いよ……。この程度の修羅場なんて僕なら楽々乗り越えられるはずなのに……。こんな奴に負けるはず無いのに……。そうだ、僕なら絶対大丈夫……大丈夫……」

そう狂った様に呟いてはこの現実を受け入れられないのか拘束されてから結構な時間が経つのだが未だ彼は全く諦めていなかった。

>>体育館ALL

3日前 No.88

@eguro☆xzf5sj7VTG2 ★Android=C0cl8P1E9o

【子上静乃/合宿所:廊下】

徐々に急いでいた歩調が普段に近いものへと変わっていく。こちらにペースを合わせてくれたのだろう。どこか素っ気なくてなにも言わないけれど、じつは相手を見て些細な気配りができる人なのだと勝手に思い込んで感動する。一歩後ろをついていきながらキラキラとした瞳を向けていれば、ふいに首がこちらへ捻られ顔がちらりと見える。ハッとして反射的に視線を足元へそらしつつ、聞こえてきた声に耳を傾けた。

「あっ、いえ………うしじまさん、ですか…わかりました」

不公平、という言葉にそんなことはないと否定しようと口を開いたものの、知らないよりは知っていた方が良いのではと思い直して口をつぐむ。聞き取った名前を反芻し、続く内容にもこくりと頷き理解を示した。最初に抱いていたほどの警戒心はもうどこかへ行っており、 不自然に距離を取ることもしない。振り向いた彼の顔がちゃんと見えて、その目に品定めでもするかのように見られればへらりと困ったような笑いを浮かべた。暫くして再び開かれた口から発せられた言葉にきょとんとした顔をして、返答を考える。

「……ええっと、わたし、難しいお話はちょっとよくわからないですけれど。でも、そうですね…すべてを信用しきっているといったら嘘になりますが、主催者さんは怪しい人、という風には見えなかったですので。それに、わたしのお祖母ちゃんが、行ってきなさいって言ってくれました。今まで、お祖母ちゃんが言うことは間違いなかったですから。今回も、きっと大丈夫です」

理解力がないわけではないと思っているけれど、それでも何が言いたいのだろうと思わず首をかしげてしまいたくなる。こうして、彼にひょこひょこついてきてしまったからそれを咎められているのだろうか。用心深さが足りない、とは、たまに言われることもあるけれど、今回に関しては全部がそういうわけでもなくて、わからないなりに返答を試みる。着いてすぐのときに簡単に説明をしてくれたあの人が主催者さんだったはずで、その姿からは人を騙して悪事を働こうというような感じはしなかった。もちろんその少しの間で全てそうだと決めつけはしないけれど……それに、と付け加えたのは果たして彼を納得させるだけの理由になるだろうか。たとえならなくても、わたしがここへ来た一番の理由だからそれはそれで構わない。わたしにとってお祖母ちゃんは何よりも正しいから。きっと、とは口にしているものの、大丈夫ですと告げるその姿は自信に満ちていた。

>>丑島亮介様、all様


【体育館組が待ちぼうけてしまうと思い到着させようかとも思ったのですが、どうやって入っていこうかなと悩んだ結果ちんたら歩みを進めるだけにとどまってしまいました(汗)申し訳ないです…】

3日前 No.89

ぶり大根 @buridaikon ★4b4NVukaLH_3lO

【火午桂/体育館】

目の前の光景に後ずさりする桂。すると、自分に歩み寄って来る人物がいる。
茶髪で太眉の少年。年齢は自分と同じくらいだろうか?緊迫した雰囲気の中、人懐っこい笑顔で近寄って来る。

『桂っていうの?おいら獅子丸!なんで桂はここに来たの?』

フレンドリーな、その発言に桂は盛大に胸を撫でおろす。どうやら、話せそうな人間もいるらしい。

「いやー、体育館の電気がついていたから誰か居るかなって思ってさー。扉が開かなくて、全力で開けたらもの凄い音たてるし。中に入ってみれば、何かピリピリした雰囲気だし、喧嘩をおっぱじめそうだし、やばい所に出くわしたと思って……。生きた心地しなかったよ……。話しやすそうな人がいてよかった」

しなしなの表情で自分がここに来た理由を捲し立てる。そして、ため息を一つつき肩がカクンと落ちる。
因みに、引き戸が分からず押していたのは心に秘めておく。流石に恥ずかしいし。

「さっきも言ったけど、私は火午桂。え〜と、苗字?名前?珍しいね。こんな所で合ったのも何かの縁だからさ、よろしく獅子丸!!」

さっきまでの表情はどこへやら。今度は満面の笑顔で獅子丸に挨拶するのだった。
安心し落ち着いた所で、桂は周りを見回す。そこに居るメンツは多彩である。最初はおやじ狩りの決定的瞬間かとも思ったが、どうやらそうでもないらしい。

「ところで獅子丸。これ何の集まりなの?」

歳も近そうという事で遠慮なく呼び捨てにし、疑問をぶつけてみるのだった。

『えーっと。火午桂さんですね。これからとある催しが始まりますので、今しばらくお待ちください。夜中なので出来ればお静かに……』

そんな折に、さっきのサラリーマン(?)に話しかけられる。どうやら、無事だったらしい。
そして、催しという言葉に目を輝かせる。これは林間学校なのだから、確かにイベントはあるはずだ。今の時間からやるという事は肝試しだろうか。ここで内容を聞くのも野暮かもしれない。完全に明後日の方向に思考が向く。

「分かりましたー!!大きな音を立ててすみませんでしたー!!催し楽しみにしてますー!!」

桂は嬉しそうに是清に向けて手を振るのだった。それはもう、大声で……

>>猫田是清、獅子丸、体育館ALL

2日前 No.90

@kino10 ★ccZgXX84ei_Y9V

【 檜原村,合宿所,体育館/猫田是清 】


自分の注意を度外視した火午の元気な回答に対して、是清は困ったように頭をかいた。まあ今後のことを考えるとそれくらい活力があって元気なのは良いことだ。もうパートナーでもない霊獣と仲良くなってるし。


「こちらは元気過ぎますね……。そのまま、面接が始まるまでジッとしてくれると有難い。」


是清の拘束の霊功にかかり、身動きがとれなくなった戌井を前に、だれにも聞こえない程度のごく小さい声で呟くと、戌井の目の前に歩を進める。


「失礼ですが、前もってあなたのことをいくつか調べさせていただきました。戌井さん、あなたの目的は東京を悪い人達から守り、住み良くすることですね。これから私が皆さんにお話させていただく内容は、あなたの目的の一助になることかと思います。ですので、どうか冷静にお話を聞いていただければ幸いです。」


戌井にそう説明し、是清は愁いを帯びた表情で軽く微笑む。
大勢の前で人に説教をすることが是清は苦手だった。なによりそれは相手のプライドを傷つけることになることになる。そういった理由とは別に、ここで是清が戌井に人生のアドバイス的なことを語らなかった理由は、他人の自分が無抵抗な相手にここであれこれ話をするよりも、今後戌井が霊理士となり様々な経験を積んでいく上でそれを見守り諭していく方がよっぽど彼のためになると考えたからだ。自分の霊理士としての経験上。


「お分かりいただけたと思いますが、誰であれこの場で暴力を振るうことは不可能です。皆さんご安心下さい。」


戌井の方から全体に向き直ると是清は全体にそう告げた。


>>体育館ALL

2日前 No.91

ますたぁ @ritonetto ★iPhone=gWqlrtM9V5

【根倉胡菴:合宿所 体育館】

戌井さんの元へと一歩ずつ進んでいく主様の後ろからふわりふわりとついていく。莫迦なお人…主様の拘束から逃れることなんて不可能に決まっているのに…縛られてもなお暴れるなんて…
何となくだが、昔の自分もこんな感じだったのではという考えが過ぎる。
人を信じることができなくなって、是清さまに対して牙を向けていたあの頃に…


「私たちはあなたに危害を加えません。東京にも危害なんて加えませんし、それどころか私たちは東京を護るべく集められた選ばれしものなのですよ。つまり同士……。いまは信じられないかもしれませんが、私たちに敵意など鼻から持ち合わせていませんわ」


尻尾を揺らしていたのをピタリと止めて戌井を見つめ、優しく寄り添うように語る。

ちなみに、犬は喜ぶ時に尻尾を振るが、猫はその逆、猫が尻尾を振っているときはそれは警戒している合図なのだ。

≫戌井 獅子丸 桂さん 体育館All

2日前 No.92

かしわぎ @kashiwa☆0JtkEMONf/hg ★AcwmdJQC8P_PHR

【巳扇京華/合宿所・廊下→体育館前】

 二人の答えを総括すると、播磨と加々知は仕事上の先輩後輩の関係――ということらしい。仕事とはこの合宿の運営のことを言っているのだと解釈し、ひとまず納得する。しかし、先ほど播磨の云っていた「霊獣」とはいったい何を指し示しているのだろうか。気になるところも少なくないがとにかく二人に感謝を述べなければ。

「ご丁寧にありがとう。改めて、これから宜しくお願いするわ。播磨さんに加々知くん」

 反射的に「加々知くん」などと呼んでしまったが、もしかしたら彼は子ども扱いされるのが苦手なタイプだったかもしれない。だとしたら悪いわね……と思ったがすでに後の祭りだ。それにしても、播磨がいとおしげに加々知の頬を撫でる様はいわゆる「親バカ」を彷彿とさせなんだか感心する。私の両親はとてもじゃないがこんなことはしなかった。それ故に親の愛を身をもって体感することなどほとんどなかったのだが、今ではもうすっかり慣れてしまっている。それでも、彼らの仲睦まじい様子に少しの羨望と疎外感を覚えてしまうのも事実だ。

『「では、往こうか京華。乞われれば吾が些細まで説明してもよいが……それならばもっと適任がおるし何より面倒だ。それに汝の拵えから察するに答えは決まっておるのだろう?ならば己が眼で行く末を見据え、進むべき道を切り開け」』

 播磨のそんな言葉に我に返る。確かに、彼の云うとおりだ。私は自分の目で見たものしか信じない。裏を返せば自分の目で見たものは否が応でも信じなければいけないのだ。だから私は数年前に見たあの光景を今でも律儀に信じてしまっている。きっとそれはこれから先も変わらない私の中の絶対的な常識となるのだろう。今もそうであるように。
 それはさておき、ここで彼に長々と詳細を説明されても私が信じる可能性は低い。それならば件の体育館へと移動し実際に見た方が賢明だ。

「えぇ、もちろんよ。ここであなた方に何を言われてもきっと私は信じないでしょうしね。申し訳ないけど、まだ完全にあなた方を信用しているわけじゃないの」

 笑みを浮かべながらそう言うと、コツコツと足音を響かせながら体育館へ向かう。自由時間に静乃と部屋巡りをしたおかげでこのフロアの構造はあらかた把握している。その足取りに迷いはない。しばらく進むと廊下の先に明かりのついた体育館が見えてきた。少し古びたその扉に手をかけ私は小さな深呼吸をする。


>>播磨竜胆様、加々知蟒様、ALL様


【多少無理やりではありますが京華も体育館へ向かわせました】

2日前 No.93

柚希 @maguromogu ★Android=Som717SoYg

【獅子丸/合宿所体育館】

桂に苗字か名前かを問われ、そういえば自分に苗字がないことを思い出す。もちろん苗字を持つ霊獣もいるが獅子丸は自分の苗字を持ちたがらないのだ。獅子丸は飼い主の苗字を自分の苗字にしたいと考えていて、若い見た目ながらも実年齢2000歳という、霊獣の中でも有数の長寿を誇るが、これも自分の飼い主に巡り会うまでには身を滅ぼしたくない、という飼い主に対する執着の為であった。ちら、と飼い主になる予定の選ばれし者もとい戌井の方を向くと、早くも是清に拘束されてしまったようだ。話しかけている胡菴は尻尾を振っており、警戒しているのが分かる。
「胡菴ちゃん、尻尾は嬉しい時に振った方が可愛いよ?」と愉快そうに笑いながら嬉しい時に尻尾を振る自分と正反対の胡菴を揶揄し、動こうとしている戌井を見つめながら

>>根倉胡菴、戌井狗哉、体育館all


桂に何の集まりなの、と聞かれ桂の方を振り向き、どう答えようか少し考えていると是清から声を掛けられ彼女が選ばれし者だとわかる。パートナーを連れてきていない、ということは無意識に体育館に漂う霊気を感じ取って体育館にやって来たのかもしれない。
「うーん、おいらにもよくわかんないや」
とにこっと笑い、まあもうすぐ皆集まるみたいだしすぐに始まるんじゃないかなぁ、と言いながら
>>火午桂、体育館all

2日前 No.94

@haru32 ★iPhone=EfdP0sdhfD

【 加々知蟒/廊下→体育館 】


霊格が同位だとか、轡を並べるだとか、そんな畏れ多いことを言わないでくれ。と内心羞恥に染まりながらも、竜胆の言葉は純粋に嬉しかった。多少むず痒いと感じながらも、頬を撫でるその手が心地好い。謙遜を口にしそうになるのをぐっと堪え、賞賛に身を委ねた。父からは受けることがあまり無かった甘さを堪能しつつ、竜胆の微かな変化に舌先を震わせる。何かを感じ取ったのだろう。ぞわぞわと肌が粟立つ。彼の気に飲まれない様に背筋を伸ばし気を引き締めた。
巳扇に「加々知くん」と呼ばれたことが、一瞬誰のことを言っているのか分からず返事のタイミングが一呼吸遅れてしまった。今まで「加々知」の名は父のもので、自分は「蝮の坊(ぼん)」だとか「小僧」が殆どだった故に実感が無かったのだろう。「あ、ああ。」と曖昧な言葉しか返せなかった。まだまだ意識が弱いと戒めつつ、体育館に向かう二人の後についた。

カラコロ
コツコツ
コツコツ

三つの足音が暗い廊下に響く。説明を求めなかった彼女は実に賢い。いきなり現れた正体不明の輩の言う事を馬鹿正直に信じること無く、実際に己の目で見てこれからの身の振り方を決めるというのは合理的で堅実だと感じた。別段話すこともなく、そもそもが体育館までの距離がそう長くないこともあってか、目的地に着くまでに時間はかからなかった。
体育館の扉を前にしてふと、先程の竜胆の変化の原因に勘付き、咄嗟に古びた扉に手をかけていた京華の手首を掴んだ。


「急にすまない。伝えねばならんことがあるのを思い出した。」


体育館全域に漂う霊気は恐らく猫のものだ。それも、この纒わり付くような感じは一種の呪いであろう。猫の霊理士がこちらに危害を加えるなんて真似は考えられないが、詳しい事が分からない以上こちらも細心の注意を払うべきだと考えた。


「何、簡単なことだ。これから先、出来るだけ大人しくしてくれ。そうすれば、貴女の身の安全は俺が保障しよう。」


そう言って、そっと手を離すと答え合わせを求めるように竜胆の方を見た。無意識であった。完璧主義故につい相手の顔色を伺ってしまう悪癖がほんの少し顔を覗かせ、「上手くできたか?」と問うてくる。蟒自身も知らない己の内に、蟒本人が気付くのは一体何時になることだろうか。


>>巳扇京華様、播磨竜胆様、周辺all

【体育館までの誘導ありがとうございました!!】

2日前 No.95

似非紳士 @baccano☆/.lpbIA2P7M ★J1SGpZKeln_PHR

【八咫雅/体育館】

永い独白。
それは、少年の心の内側。
思春期の不安定な時期に、身に余る苦労を抱え込んで、崩れてしまう一歩手前の悲鳴。
そんなに苦痛ならば、一度全てを清算して飛び立ってしまえば良いのに。
そんな風に考えるのは、やはり私が人間とは違うという事だろうか。

人間とは不思議な生き物だ。
自らを、自らの鋳た縁という鎖で縛り続けながら生きる。
それは自由こそを是とする私たち鳥の目からは見るからに窮屈に映るが、しかし、彼らは地に足を付けるため自らを縛り続ける。
わたしたちの様に風の向くまま飛んでいくことを善しとしない。

空を飛べない人間に、縁という鎖の切れた完全な自由とは恐ろしいものなのかもしれない。

「う〜ん、それにこたえるのは難しいねぇ。私の生き方と君の生き方はまったく違う。縁とは根本的な意味で鎖なんだよ、それは鎖の様に重くて、簡単には切れない。人間は縁の鎖でお互いに括りつけ合って、そうやって自分自身がどこかへ飛んで行かないように留めているわけさ。自由への憧憬よりも、己の足が地についている安堵の方が大きいんだ。君が本当に自分勝手だと言うなら、私みたいに風の向くまま気の向くままに何処へでも飛んでいけるだろうけど、それでも君はそれを善しとしていない。自分勝手と自己中心主義は確かに違うけれど、その根元は『己可愛さ』だ。君は、他人の為になることを考え過ぎだね。君が、君の言うところの自分勝手、身勝手で倒れでもしたら、君のそこまでして助けたいという相手はいったいどうなると思う? 君がその人を大切に思うのなら、少しずつでも良いから、そう言う風に思いを吐き出して、周囲に頼るべきだよ」

いわば、この子は膨らみ続ける風船だ。
今は自分自身をがんじがらめに縛り付けることで破裂しないように耐えているが、それは根本的な解決になっていない。
少しずつ中の空気を抜かなければ、何れは戒めを引きちぎって爆発してしまうだろう。
人間の理性は、感情という獣を完全に飼いならせるほど優秀ではない。
僅かずつでも吐き出さなければ、やがて抑圧された感情は、抑圧の理由への恨みに変わっていく。
それが自分を押さえつけられるほど大切な相手に対しての悪感情に繋がってしまう。
そんなことを、この子に味合わせるのは年長者として忍びない。

「感情は無理に押さえつけるより、少しずつでも吐き出す方がいい。吐き出し方を忘れる前に、少しずつでも吐き出さないと。私だって君より長く生きてるわけだし、少しくらい甘えたってお伊勢様は罰を当てたりなんてしないさ。それとも、君は大切な人の為の献身のあまりその人ごと身を亡ぼすのがお望みかい? どれほどの清流も、流れが滞れば忽ち淀むものさ。それと同じように、親愛や愛情と言ったものも押さえつけて苦難とまじりあえば、瞬く間に怨嗟に変わっていく。だから、清水は流し続けるものだよ」

そう言って微笑みかけようとしたところで、大きな音とともに体育館に新たな闖入者が現れた。
正直なところ、シリアスな空気を打ち砕いてくれた彼女には微量の感謝と、同量程度の煩わしさを感じる。
獅子丸と仲良さげに会話を交わしている辺り、なるほど類は友を呼ぶのだろうか。

思わず顔に苦笑が浮かぶけれど、こればかりは仕方ないよね。
あぁ、若いって良いな〜。

いつの間にかヒーロー君も取り押さえられたみたいだし、蟒ちゃんや竜胆ちゃんもやって来た。
どうやら、そろそろ本題が始められそうだ。

というよりも、私は何時までこの子たちに正体を隠していればいいのだろう?


>>体育館ALL

2日前 No.96

友禅 @yuuzenn☆fXqsD0VZIxk ★DoaFJQIlTR_Qks

【 酉ノ市紫泥 / 合宿場・体育館 】

 スーハ―スーハーと静かに深呼吸を繰り返し、脳内で荒れ狂った感情を鎮める。掻き毟った手首に視線をやれば、うっすらと血が滲んでいた。しかしこの程度の傷なら痕にはならない。痕が残るとリストカッターと間違われて色々と面倒臭そうなので、それなりの力を込めたはずなのに全然深い傷を作っていない自分の指の非力さに感謝。滲んだ血は逆側の手の指の腹で拭っておいた。気分的には、鼻水が出て来るけどティッシュが無いから応急処置として指の関節の辺りで鼻をこする奴と同じである。絆創膏でもあれば貼っておいたのだが、あいにくそういうのは全て部屋の中の鞄に詰めたまま置いて来た。
 自分の精神世界でのあれやこれやに気を取られている内に、気付けば体育館には新しい人影がまばらに増えていた。元気な人だ。ひょっとしたら雅より元気かもしれないと思ったが、同時に、彼女の元気さと雅の元気さはまたベクトルが違うものとも思う。なんにせよそれは良い事だが、確かにサラリーマン風の男性の言う通り、夜に限っては褒められたことではない。これが歌舞伎町なら夜でも叫んでいるおっさんがいるから今更だけれど、ここは静かな山の中だし。……ところで、とある催しとは一体どのようなものなのだろう。

「……なんだか雅お姉ちゃんって、お姉ちゃんを通り越して先祖霊みたいに思えてきます」

 するすると、こちらの複雑に絡み合った感情の糸を慣れた手つきで解いていくような言葉の数々に、思わずそんな言葉が口をついて出る。お母さん、でも、お婆ちゃん、でも足りない。何百年か何千年も前から世界を見つめ続けて達観している人に声を掛けて貰っているような、そういう気分にさせられる女性だ。だから先祖霊なんて言葉を使ったけれど、別にそんなマイナーワードを使わずとも「一神教じゃなくて多神教のほうの、もっと限定して言うなら神道辺りの神様みたいな、緩くて偉くてたまに怖くてでも導いてくれる感じがします」くらいの分かりやすさで伝えたほうが良かったかもしれない。うん。自分で考えておいてなんだか、こっちはこっちで先祖霊より分かり辛い。でも一口に神様と表現するとどうしても絶対的で唯一無二の存在というイメージが強くなってしまうから、やはり紫泥が雅に感じたものを表現するにはそのくらいの言葉を費やさねば難しいのだ。

「大切な人……ですか。そういえばオレっち、親父に対して『オレっちのこと愛してる?』なんて聞いたことなかったんですよね。否定も肯定もされてない内は、肯定の可能性のほうに強くしがみ付いてられるからって思って。けど、帰ったらやっぱり聞いてみることにします。望みは薄いですけど、でももし『うん』って頷いて貰えたら――親父にも、ちょっとくらい心の内を吐き出せるようになるかもしれませんし。『愛してない』って言われたら親父を平手打ちしてヤケ酒してやりますけどね。ははっ」

 ちょっとだけ何かを吹っ切ったように薄く微笑んで、雅へと向ける視線にそっと感謝の気持ちを込める。今まで紫泥は、親父が自分のことを愛してくれているかもしれないと思うと同時、たぶん愛していないだろうなとも思っていた。だって親父からは頭を撫でられたことも無ければ風邪を引いた時に看病して貰ったこともなく、抱きついたり手を繋ごうとしてくる時は必ず酔っ払っていて、『艶歌』と、紫泥の生みの親たる女の名前を呼んでいたから。スキンシップを求められるのは親父が紫泥のことを『艶歌』と誤認している時のみ。『紫泥』としては金や家事以外を求められた覚えが無くて。誰にそう言われるでもなく、親父が自分に期待しているのは息子ではなく自分に金を持って来てくれて料理を作ってくれて服を洗濯してくれて粗相の後始末をしてくれる、奴隷か使用人のような働きなのだろうと勝手に思い込んでいた。実際、自分で自分を俯瞰しても、そして恐らくは傍目から見ても、そうである可能性のほうが高いだろう。けれど、それでも。耳に付けたピアスにそっと指先で触れて、懐かしむように軽く瞼を閉じる。――親父が初めて自分にプレゼントしてくれたもの。少なくともこれを貰えた時には、自分は「親父から愛されているかもしれない」と思えていた。だから当時の気持ちを呼び起こして、ちょっとだけ、頑張ってみよう。絶望しないために希望を見ないことを止めて、自分と親父の幸せのために、どれだけ傷付くことになろうと片っ端からありとあらゆる希望に飛びつくくらいはしてみよう。それで一つでも、希望を手に入れることが出来たなら。きっと自分の人生も親父の人生も、今より少しはマシになる。
 信じて、裏切られて、傷付いて、また信じて、また裏切られて、また傷付いて、何度も信じて、何度も裏切られて、何度も信じて――それでもやっぱり信じて、信じられる可能性があるものがある内は諦めずに信じることに挑み続けよう。何も望まずただ茨の道を行くよりは、何か望みがあるかもしれないと考えて茨の道を歩きたい。後ろ向きな我慢より、前向きな我慢を。彼女と話していると、なんだかそんな気持ちになった。

「……っていうか今更の話なんですけど、あっちの女の子に尻尾が生えてるのとか、あっちのお兄さんが急に身動きとれなくなってるのとか、一体どういう現象なんでしょう」

 本当に今更の話でしかないが、精神的にひとまず落ち着いたこともあってやっとこさ目の前の異常に触れる。また親父が自分の飲み物に変な薬でも混ぜたせいで幻覚を見ているのだろう、と思いもしたが、しかし幻覚にしてはあまりにも時間が長すぎるのだ。

>八咫雅様&体育館ALL様

2日前 No.97

Nero @nerokichi ★Android=ibuMTFvydU

【丑島亮介/合宿所:廊下→体育館前】



自身の問い掛けに、目下の少女はどこか困った様な笑いを浮かべた後、クエスチョンマークがよく似合いそうな表情を見せてぽつぽつと言葉を紡ぐ。その答えに、純朴な言葉に丑島も拍子抜けと言えばいいのか、毒気を抜かれたような顔付きに変わって思わず苦笑を漏らした。
選ばれし者とその候補としてこの合宿に収集された人間は全て成人前か、成人して間もない霊獣からすればまだまだ幼い者達ばかりだ。無垢とはいかないが、彼等は只管に純粋であるし心身ともに脆い。それ故に拠り所を求め、進む道を委ねるのだ。
だが同時に支柱を失うというのは致命的な事柄となる。この少女も絶対の信頼を置く祖母を人間であるが為の短命により失ってしまえば、少なからず痛みは大きかろう。そこから立ち直るか崩れるかは彼女次第であるが、選択肢を委ねる程の存在を亡くしたその先で、どの道を選べばいいのか苦悩してしまう未来は想像に容易い。自身ら霊獣はそんなうら若く儚い思想を抱えるパートナーの支柱とならねばならないのだろう。
それは今更ながら分かりきった意味の無い問い掛けをしてしまった自身に対する笑みだった。

「いや、悪い。お前の事を笑ったんじゃないんだ」

顎に手を当てて緩んだ口の端を指で拭う。きっと此方の反応を訝しげに思うだろうが、それならそれで良い。一人で勝手にだが、久しく霊理士、というか人間に関わる事が無かった為に忘れていた感覚をほんの少し程度でも思い返せたような気がする。背後で穏やかに笑う少女の言葉によって。
そうこうしている内に目的地である体育館の前まで進めていたらしく、立ち止まって扉の前で彼女に対して正面を向いた。

「此処が体育館な。中に猫……主催者が居るからそいつから詳しい話を聞いてくれ」

そう親指で目的地を示し、笑みを深める。己はまだ自身の相棒なる霊理士候補を選んではいないが、存外まだ見ぬ人の子を迎える事が楽しみになってきた。

「────俺は『丑』だから、直接的にお前の支援が出来るわけじゃない。だが多少なりとも助けにはなるだろうから、そん時は遠慮無く頼れ。……頑張れよ」

きっと今の彼女には理解出来ない言葉だろう。だがこれもいずれ分かればいい。腕を伸ばして、身長差のある子上の頭に手を置いて、黒い長髪を混ぜるようにくしゃりと撫でた。


>子上、ALL



【とりあえず前まで来た事にさせてもらいました】

2日前 No.98

Doubt @casebycase☆0c9nqQGSPbs ★lCAAWJgq5v_mgE

【播磨 竜胆/檜原村 合宿所 巳扇京華個室前→体育館】

「礼には及ばんよ。それに『播磨さん』では些か以上にむず痒い。吾もまだまだ若輩故、気軽に竜胆とでも呼んでくれ」

相手の感謝の意に此方も軽く返す。成程聡い、その上剛毅な性質でもあるらしい。真偽を見極めるのは己が眼、自身の進退を他者に求めぬその様は生まれ持った覇者の気質だろう。ただ初対面の二人の男(?)の誘いに応じ足を運んでいるこの現状は少々真面目に過ぎるかどうか。暗がりと人気のない場所など狼藉者の恰好の穴場だろうに。尤も彼女の軽い足取りからこの施設の構造が頭に入っていることは何となく察せられる。もしそういった状況に陥ったとしても十二分に対処できるのだろう。彼女のそれは無警戒からくる無謀ではなく確固たる勝算に裏付けられた豪胆だ
蟒の灯す焔を頼りに暗い廊下を三者が三様の足音と共に進んでいく。距離で言えば大したものでもなく、何の話題も上がらぬうちに薄明かりに浮かび上がる古びた扉へと到達する。主となる宿泊棟はともかくここまでは改築の手も回らなかったのか、廃校舎然とした外観に似つかわしい荒廃した光景、扉の上には煤けた「体育館」の銘板が傾きながらも本日の目的地であると主張していた。少女、巳扇京華が扉に手を掛ける。気を落ち着かせるように小さく深呼吸し扉を開かんと手に力を込める。寸前、横合いから伸びた小さな手が制止するかのように少女の手首を掴む

『急にすまない。伝えねばならんことがあるのを思い出した。」

取り乱すでも声を荒げるでもない冷静な声音。続き静かな警告未満の指摘が蟒の口から発する。その言葉を意味するところを理解できるのは気に通ずる者だけだろう。眼前、寂れた建物の内部からは一種の呪いの類の性質を帯びた気が漏れ出している。そこまで強力なものではないが見習い未満の候補者を制圧するには十分だろう。竜胆では気の持ち主まで読み取ることは出来ないが状況を鑑みるにこれほどの気攻を練り繰り出せるもの此度の主催者たる『猫』の霊理士のみだろう。想定外の事態には違いないが、だからといって厳戒な警戒もまた無意味だ。ふと視線を下げると藤色の瞳にぶつかる。どこか縋るような少年の視線に小さく首肯で応える。おそらく蟒は気の持ち主まで把握しているのだろう。良い目を、いや蛇ならば鼻といった方がより正確か、を持っている。父の蝮もそうだったが感知探査においては蟒は竜胆の数枚上手を行くだろう。大したものだと短い賞賛の言葉を残し京華の前に立つ。古びた扉に手をかけ開き、先導するように中へと入る。成程、それは想定していない状況だった

「吾ら以外は『丑』『酉』『戌』『猫』……先達の御歴々を前に遅参を詫びたいが、それにしては集まりが悪いな。だが、候補者の方は中々活きの良いのが揃っているな是清」

入場、外観のそのままに荒れ果てた館内には揃わぬまでもそこそこの人数が集っていた。入口の丁度目の前、今先程到着したという体の二人は大柄な青年『丑』、その横で対比から小柄がさらに強調されているのは『子』の候補者だろうか。何処か憔悴したような少年とその隣に庇うように立つ『酉』。先の遠吠えから所在は割れていたが『戌』の少年は相も変わらず陽気な笑みを浮かべている。その横で同系統の雰囲気を醸している朗らかな少女はどうも『午』の候補者らしい。そしてその中でも目を引く二人、獣の如き獰猛な笑みを浮かべる『寅』に見初められた少女、そして是清の眼前で術中にはまり平伏すのは『戌』の候補者。カラコロと高下駄を鳴らし拘束され倒れ伏す戌井狗哉の傍に立つ。いつもの怪しげな微笑はそのままに品定めするような視線を送りこむ

加々知蟒、巳扇京華、体育館ALL

【体育館への移動感謝です!】

1日前 No.99

@kino10 ★ccZgXX84ei_Y9V

【 檜原村 , 合宿所 , 体育館 / 猫田是清 】


「ええ。なので少し手間取ってしまいました。面目ないです。」


巳扇と蟒を携え、最後に現れた竜胆にそう返答すると、是清は徐に体育館の壇上に登壇する。移動の過程で、手を下したまま、無造作に印を組むと、体育館の壇上にほど近い端の方に、霊獣の人数に合わせた椅子が現れ、体育館の真ん中にも選ばれし者達の人数分の椅子が現れる。月明りだけが光源だった体育館のそこかしこには青いの火の玉が現れ、まだ多少薄暗いものの体育館全体を照らした。


「霊獣各位、霊理士候補生の方々をお導きいただき、真にありがとうございます。子上静乃さん、巳扇京華さん、で間違いないですね。私、猫田是清と申します。改めてよろしくお願いします。その他の皆さんも大変長らくお待たせしました。」



是清は説明をした。今回この合宿が開催された理由から、その経緯に至るまで。また、天上界、人間界、妖下界などの基本情報。そして、その都度出る質問にも返答をしていった。



「最後に。皆さまお気づきでしょうが、先に申し上げた選ばれし者達、霊理士候補とはまさにあなたたちのことです。ご説明した通り、危険の伴う職業ですので強制はしません。選ばれし者として、霊理士となるか。今、ここで、選択してください。辞退される方はこのままお帰りいただいて結構です。私共と共に仕事をする覚悟のある方は、ご登壇ください。」


突然のことで皆、動揺しているだろう。申し訳ない。天上界のお達し通りのフローとは言え急すぎる2択だ。ただ、自分の時は選択肢なんてあってないようなもの、ほぼ強制的な採用だったんだぞ。それに比べたら現在の天上界も少しは丸くなったものだ。と、内心で後ろめたさとやけっぱちな気持ちが交差する中で、是清は選ばれし者達の返答を待った。


>>ALL


【予定通り、ロルを回させていただきました。選ばれし者達の決意表明と霊気の解放を行い、霊獣の紹介を始めよとしたところでイベントを発生させたいと考えています。よろしくお願いします。】

1日前 No.100

ぶり大根 @buridaikon ★4b4NVukaLH_3lO

【火午桂/体育館】

「いやいやいや!!いきなりそんな話されて信じろって言われても、無理だし!!」

桂は椅子を倒さんばかりに音を立てて、立ち上がり、是清の言葉を否定した。

桂はポカンとあっけに取られた表情で、是清の説明を聞いていた。桂の頭の回転では話についていけない。もっとも、突拍子もない話に理解が着いて行ける者がこの中に何人いることか。霊獣、霊理士、天上界、妖下界、聞きなれない単語が説明の中に並び、桂の頭の中を駆け巡っていく。是清の話す内容はどれも信じがたいものだ。しかし、印を組む事により突如として出現した、椅子や青い火の玉を見る限り信じざるを得ない。手品にしても手が込みすぎている。

桂は辺りを見回す。どうやら自分と同じ立場なのは、体育館の真ん中に座っているメンツらしい。数えれば自分を含め6名

細身のちょっと艶のある雰囲気の、オッドアイ男子

さっき入って来た、三つ編みパッツンの地味目な女の子。自分よりもちょっと年下だろうか?

同じく後から入って来た少女、此方は朱色のカチューシャをつけ、ちょっと吊り目で気が強そうに見える。

それに、来たときは既にいた、金髪で独自の髪形、虎のスカジャンの独特な雰囲気の女性。これは余り近づきたくない類の人間に見える

さっきの、いきり立っていた男も此方の組の様だった。ブレザーを着用している所を見ると、自分と同じぐらいの歳だろう。

それでもって自分

明らかに共通点が無さそうな6人だと桂は思う。後者の2人はそういう事が得意そうに見えるが、自分を含めて前者は、明らかに素人だろう。三つ編みの女の子などは、向いて無さそうに見える。

「ええー……」

桂は顔を手で覆い倒れる様に椅子に座り込む。そして俯く。
自分には無理だ。危険すぎる。こんな怪しい話受ける理由は無い。まともじゃない。断る理由がいくつも頭の中をよぎる。
ただ、是清のいう事が本当であれば、東京は危機という事だろう。もしかすると、自分の友達や家族が被害に合うかもしれない。それでなくても、何の罪もない人間が妖怪の餌食になっているという。それを聞いてしまった以上、桂の中の正義感が断る事を拒絶する。

「要するに妖怪を退治するのには、霊功とかいう特殊な力が必要で、けどそれを持っている人間は限られると。そして、私達はそれを持っていると。だから妖怪退治の仲間になれという事でいいんでしょ?」

散々悩んではみた物の、この話しを聞いた時点で選択肢は無かった。親譲りの正義感の血かも知れない。
桂は、顔を覆うのを止め、スッと立ち上がった。その顔は決意に満ち、瞳は炎の様に燃えている。

「私は馬鹿で、単純だから細かい事は分かんないけどさ。私達がやんなきゃ、妖怪の被害が増えて行くって事でしょ。それを聞いちゃった時点で負けだよ。私断れないや」

そして、自分と同じ境遇のメンツを見回す。

「こうみえても私の夢は、消防士か警察官で、人の役に立つ仕事に就きたいなーって、思ってたんだよね。ただ、勉強が苦手でさぁ。難しかったんだ。丁度良かったよ。霊理士だっけ?ヒーローみたいでカッコいいじゃん!!私やるよ!!」

照れるような笑顔を見せ、茶化しながら決意を喋る。こういう重苦しい場は桂は苦手だった。出来るなら、明るく門出を祝いたい。でなければ、震える足で一歩を踏み出せない。

(これでいいよねお父ちゃん……)

心の中で亡き父に問う。人生の最期まで、炎に挑んだお父ちゃん。きっと炎に挑む時は、悩み今の自分の様な決断を下したのだろう。この自分の決断を天国でサムズアップで応援してくれるだろう。

「じゃあ、お先に!!」

同じ境遇のメンツを見回し手を振ると、桂は駆け出す。若く荒々しい駿馬の様に。そして、壇上に勢いをつけて飛び乗った。

「火午桂、霊理士やります!!よろしく!!あっ、私家族多いから生活面は保障してよね!!」

そして、是清を見つめ、二カッと笑うのだった。

>>猫田是清、体育館ALL

9時間前 No.101

@haru32 ★iPhone=EfdP0sdhfD

【 加々知蟒/体育館 】


与えられた椅子の中でも下座の椅子に座り、本日集まった霊理士候補の面々を見下ろす。こちらも集まりが良いとは言えないが、人間も見込みがあったのが6人とは猫の霊理士(猫田是清と言ったか)の負担が減るのは何時になるやら。
妖怪も人間も神霊も、兎に角人の集まる所に自然と集まるものでメジャーな妖怪だって京の都を舞台にその名を馳せていたのだ。ほんの数百年前まではド田舎極まれりだった関東一帯がここまで栄えるとは誰が予想しただろう。きっと代々霊獣の一角を担ってきた加々知の先達も驚いているのではないだろうか。恐らく自分だったら信じられないと言って墓から出てきそうだ。
くあ、と小さく欠伸をして重い瞼を指の腹で擦る。座ったら先程まで形を潜めていた眠気が一気に襲ってきた。眠ってはならぬと思えば思う程に瞼は重さを増していく。これも全て妖怪のせいだ、と責任転嫁も甚だしいことをぼやきながら今回集まった面々に再び視線を戻した。

『子』を司るのは、あのお下げ髪の少女だろうか。柔らかく、素朴な雰囲気を持っている。激しい戦闘には向かないというか個人的に巻き込みたくない、そんな少女だ。どうか断ってくれ、と内心思いつつも、きっと彼女はこの役目を受け入れるだろう。根拠の無い只の勘だが、そう思わずにはいられなかった。

『寅』は、随分と分かりやすい。特にあの上着は良い。かなり攻撃的なのだろう。鋭い槍を彷彿とさせる霊気故に力のコントロールが肝要となるだろう。徒手空拳ならば敵わない、と想いつつあの長い髪をどう結おうかと考えてしまう。あれだけ長いと幅が広がるな。

『巳』の少女は、そうあの者だ。巳扇京華、先程共に此処へ来た者である。強い意志と洗練された霊気もそうだが、何より立ち居振る舞いが美しい。上手く付き合っていけるだろうか。現在集っている霊獣の中でも一際若く、経験も少ない自分に対して一抹の不安がぷかりと浮かんで来る。

『午』も見つけたと聞いていたのだが誰であろうか、と探していたその時だった。1人の少女が声を上げた。快活で溌剌、素直且つ行動力に満ちている。何処ぞの霊鳥を思い出させる元気の良さだ。「無理だ」と言った割にはしっかり理解しているじゃないか、と内心賞賛の言葉を贈る。彼女の言う事はしっかりと的を得ていた。我々霊獣の力は、それ即ち神気溢れる天上界の剣とでも言おうか。しかし、個の力がどれだけ強くともこの人間界において、力ある妖怪と対抗する為には霊理士の存在が不可欠なのだ。故に彼女の応えは純粋に有難かった。

『酉』の少年は見覚えがある。巳扇の前に迎えに行った者だ。見た目の割に随分と大人びた印象を受けたが、その力は優しく包み込む様な温かみに満ちている。彼の人柄なのだろう、と勝手に思いながら、矢張り戦いの場には巻き込みたくないと感じた。子どもと言うのは精一杯学び、遊ぶものではないのだろうか。されど、彼等の力無しには我らの役目が果たす事は叶わない。矛盾した気持ちを抑え込むように視線をずらした。

さて、最後は『戌』である。人類が生まれてからというもの最も長く傍に仕えている種に入るものを司るのは、あの学生服の彼だろう。見た目こそ優等生然としているが、その気は大人しいとは程遠い鍔の無い刀そのものだ。さながら「狂犬」と呼ぶのが相応しいのか。しかし、その心根は驚く程に真っ直ぐで、真っ直ぐに研ぎすまれたからこそ、あの雰囲気があるのだろう。

一通り候補の少年少女達を眺め終わると一息ついて隣に並ぶ自分以外の霊獣を横目で見た。誰も彼もが御先祖様の代から生きている格式ある面々に一筋の汗が背中を伝う。同じ舞台に立つことすら戸惑われる彼等から見れば、自分は赤子同然なのだろう。竜胆に褒められたのは嬉しいが、正直そう思えてならない。

「(己を下げるな蟒。貴様も十二の霊獣の一角だ。下を向くな、前を見ろ!)」

卑屈に傾いた心を正すように姿勢を直し、自らに喝を入れる。まるで父の声で言われている様で、否が応でも背筋が伸びた。
今更だが、霊獣である蟒も悩むのだ。候補の皆皆には時間の余裕があるとは言えないが、できるだけ悩んで答えを出して欲しいと思いながらそっと状況に身を委ねた。


>>体育館all様

【蟒は椅子の上で大人しくしときますね。】

26分前 No.102
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