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MyselfApplication

 ( オリジナルなりきり )
- アクセス(2724) - ●メイン記事(214) / サブ記事 (207) - いいね!(26)

ようこそ異世界へ【戦闘】 @96109610 ★ckDnZME2Oh_PHR


『ねぇ、マイアプって知ってる?なんでも自分自身がキャラになって遊べるゲームらしいよ!』


そんな会話を聞いたのがすべての始まりだった。
それは会社の昼休みだったかもしれないし、学校帰りの電車の中だったかもしれない。
今となればその話をしてたのが男だったのか女だったのか…それさえも思い出すことができない。

「疲れた…明日も会社か」  「明日のテスト受けなくない〜」  「…退屈」
「もう嫌だ逃げたい」  「明日休みになんないかなぁ」  「なんか楽しい事ないかな」

(((振動音)))

「なんだこれ」  「見たことないアプリ」  「噂のゲームかな?」

手元のスマートフォンには最近聞いたアプリの名前が表示されていた。


【MyselfApplication】


「「「マイセルフ、アプリケーション?」」」


よくある冒険ものの王道ファンタジー、現実逃避?暇つぶし?
気が付けば『スタート』のボタンを押していた。【規則】ちゃんと読んだ?


【※このアプリはあなた自身がキャラクターとなって世界を駆けるものです。それでもよろしいですか?】


(タップ)(…通信中)


視界が歪む、眠たくなってきた。意識が落ちる…


『ようこそ異世界へ』

そんな声が聞こえたような気がした。



【こんにちは、ようこそお越しくださいました。もし興味がおありでしたら是非サブ記事の方までどうぞ。】

メモ2017/09/26 18:23 : GameMaker(スレ主) @96109610★ckDnZME2Oh_PHR

【参加Player一覧】


【男性Player】

〇BB(ベベ)/20代前半/男/職業:道化師(Crown)…スレ主 http://mb2.jp/_subnro/15626.html-23#a

〇ゼノ/17歳/男/職業:暗殺者(Assassin)…霧雨様 http://mb2.jp/_subnro/15626.html-29#a

〇上鳴 翔汰(かみなり しょうた)/14歳/男/職業:魔術師(Grimoire)…希望様 http://mb2.jp/_subnro/15626.html-32#a

〇ウォルフガング=カイエン/20代中盤/男/職業:剣闘士(Gladiator)…参加希望者様 http://mb2.jp/_subnro/15626.html-48#a

〇バレット/28歳/男/職業:狂戦士(Berserk)…スサ男くん様 http://mb2.jp/_subnro/15626.html-54#a

〇アラタ/17歳/男/職業:召喚士(Summoner)…レーリン様 http://mb2.jp/_subnro/15626.html-133#a

〇ユリウス・エーベルハルト/28歳/男/聖職者(Priester)…ロッド様 http://mb2.jp/_subnro/15626.html-60#a

〇ムゲン/19歳/男/職業:暗殺者(Assassin)…ライブラ様 http://mb2.jp/_subnro/15626.html-64#a

〇シズマ/23歳/男/職業:剣闘士(Gladiator)…酢橘様 http://mb2.jp/_subnro/15626.html-82#a

〇ロレンス/38歳/男/職業:重装兵(Aegis)…フェルデイ様 http://mb2.jp/_subnro/15626.html-99#a

〇アレクセンド/18歳/男/職業:竜騎兵(Dragoon)…Future Re:Vision様 http://mb2.jp/_subnro/15626.html-174#a

〇独毒(どくどく)/17〜19歳/男/聖職者(Priester)…Gift様 http://mb2.jp/_subnro/15626.html-171#a


【女性Player】

〇ミス・ハロウィン/20歳/女/職業:魔術師(Grimoire)…友禅様 http://mb2.jp/_subnro/15626.html-188#a

〇カレン/18歳/女/職業:錬金術師(Alchemist)…革迷家カーリー様 http://mb2.jp/_subnro/15626.html-30#a

〇キサラギ/17歳/女/職業:聖職者(Priester)…かしわぎ様 http://mb2.jp/_subnro/15626.html-47#a

〇アリア・ベリー/14歳/女/職業:魔術師(Grimoire)…むぅた様 http://mb2.jp/_subnro/15626.html-50#a

〇トア/15歳/女/職業:聖職者(Priester)…スマイル様 http://mb2.jp/_subnro/15626.html-61#a

〇アリス・シュトルーデル/15歳/女/職業:召喚士(Summoner)…雪鹿様 http://mb2.jp/_subnro/15626.html-93#a

〇まりる/11歳/女/職業:錬金術師(Alchemist)…グリーヴァ様 http://mb2.jp/_subnro/15626.html-89#a

〇星月/14歳/女/職業:竜騎兵(Dragoon)…Future Re:Vision様 http://mb2.jp/_subnro/15626.html-97#a

〇HAL(ハル)/20代前半/女/職業:剣闘士(Gladiator)…茅様 http://mb2.jp/_subnro/15626.html-113#a

〇ベル/9歳/女/職業:魔術師(Grimoire)…ますたぁ様 http://mb2.jp/_subnro/15626.html-117#a

〇ヴァネッサ/23歳/女/職業:狂戦士(Berserk)…Charlotte様 http://mb2.jp/_subnro/15626.html-176#a

切替: メイン記事(214) サブ記事 (207) ページ: 1 2 3


 
 

GameMaker(スレ主) @96109610 ★ckDnZME2Oh_PHR

【BuG&BB(ベベ)/はじまりの草原】

『BB、あと3ターンファイトだよ!』
トアが自分を応援してくれる声が聞こえる。嬉しくて泣きそうである。

「サンキュ〜、今日一番の良心を見た気がするよ」

状態異常解除まであと2ターン、ぼちぼち身体も動きそうである。
腕をつき重たい身体をやっとのこと起こす、全快とはいかないが戦えないこともない。

「ふんぬぬぬ…きっ気合いだぁぁあ!」

BBはポケットから再び暴れ玉を出すとそれを怒り任せにぶん投げる。

「よくも俺をコケにしてくれやがったな!くらえ!」

玉は地面にぶつかり小爆発を起こしながらBuGに接近する。BuGはそれを避けるがその後ミス・ハロウィンのボムたちの攻撃範囲に入ってしまい爆風を受ける。
驚いたBuGは体制を立て直し反撃を試みるが突如現れたアレクセンドの風の攻撃受け吹き飛ばされる。

『!!?』

悲鳴に近い叫び声を上げるBuG、BuGの霧状の身体が風により霧散しよく見ると体の中心部に『中心核:コア』のような金色の丸い球体が隠されていた。
今の衝撃でコアに小さなヒビが入ったらしくBuGは慌てて霧状の身体を復元させる。
ふるふると身体を振動させると怒りをあらわにしたのか先ほどよりも広範囲に『重力増加:グラビティ』の波動を発散させる。

>草原周辺ALL様

11ヶ月前 No.101

ウォルフガング=カイエン @sibamura ★o0W3VsenYO_Y9V

【カイエン/城壁の外:始まりの草原】

 秘奥義スキル使用の反動で体力を消耗し、岩にもたれかかるカイエンに上鳴が言葉をかける。その言葉は一見ぶっきらぼうで不器用だが、よく聞けばそれが心遣いから出たものであると分かるだろう

「あぁ、少し休ませてもらうよ。君も気をつけてな……」

 そういって、BUGの方へと駆け出す上鳴を見送る。
戦場になっている場所をみれば、黒い霧のようなBUGは石化の能力や物理無効などの能力を持っているようだ。接近性が主体の自分では不利だが、

「あいつなら、いけるか」

 先ほどの戦闘を見た限り、上鳴のスキルは遠距離からの雷撃のようだ。あのBUGを相手にするにはうってつけだろう。
 そう考えていると彼方から聞きなれた爆発音が響く、どうやらミス・ハロウィンが再び南瓜爆弾で距離をとりつつ攻撃を繰り返しているらしい。その攻撃は派手に見えて実に堅実、自分の能力の強みと弱みを把握したうえでの最善の一手を常に取っているようだ。
 そして、突如乱入した戦士による巻き起きる旋風や道化師BBによる爆風を浴びてBuGがそ中心にある玉をむき出しにする。それがなんななのか、漫画やアニメになじんだものならば当然一つの推測が出る。

「あれが、弱点か? いわゆるコア的な」

 ちなみに、コアが弱点と思って彼が考えたのは、体の半分が氷で残り半分が炎の怪物だったら、構成物質に違いはあれど遺伝子の98パーセント以上が人類と同一だったりする巨大な怪物だったりするのだが、それまた別の話。

「あの黒い霧を払う手伝うくらいはできるか」

 そういうと、カイエンは岩から離れて動き出した。左手はまだ痛むが、スキルの反動はずいぶんましになったようだ。

>>上鳴様 ミス・ハロウィン様 BB様 ALL様

11ヶ月前 No.102

レーリン/スマホから失礼します @reirin16☆iFOiR2juBrUr ★iPhone=t2Gdx8uNU5

【アラタ&ニーア/城壁の外:はじまりの草原】

自らの待ったの声も聞かずBuGのもとに行ってしまったニーアを追ったアラタの道のりは、予想外に険しいものだった。
まずはニーアの走る速度が飛ぶように高かったこと。アラタの身体能力が平均程度であったこともあるが、ニーアのそれはそれ以上に高く、必死に追い付こうと全力疾走で走っては息切れを起こし、ただただお互いの距離を引き離してしまうだけであった。そうして2度目の息切れによって立ち止まった際、目の前にゲームのブラウザの如く、イエローファング討伐完了の告知と参加者全員への1000Gの報酬の自動支給を完了したことの告知が同時に表示され、他のメンバーがターゲットを全て片付けてくれたことを確認するために周囲を見渡したこともタイムロスの原因の一つとなるだろう。
次にたいへん困ったのは、BuGのスキルによる蛇に驚いたことと、それらが地面を次々と石化させてゆくのを見て必死に避けながら進んで行かなければならなかったことである。ただ相棒を追い掛けるだけで何故ここまで苦労しなければならないのか……と、アラタは後にげんなりとした表情で語ったという。

「……ふぅ。やっと追いついた。そこの……えっと、聖職者さん?と、道化師さん……大丈夫?……少しの間、うちの召喚獣が世話になったみたいだな。こいつ、迷惑掛けなかったか?何か変なこと言われたんなら後で叱っとくから……」
『嫌だなぁ、ボクがそんなことすると思うかい?流石に傷つくよ』
「いつものことだろーが!」

やっと息が整ったところで、アラタが最初に口にしたのは、ニーアの側にいたトアとBB(BBは絶賛重力に潰され中なので大丈夫かと尋ねつつ)への、ニーアが世話になったということと、彼から何か言われていないかということであった。それをすぐ側で聞いていたニーアが大袈裟に彼の発言に傷付いた振りをするが、アラタはそれにすかさず突っ込む。
ちょうどその時、重力に押し潰されていたBBが『気合いだぁぁあ!』と叫びつつ本当に気合いで暴れ玉を取り出し、BuG目掛けてぶん投げる。それに怯んだらしいBuGが移動した先には上空に浮かんでいるミス・ハロウィンのかぼちゃ爆弾の爆撃が襲う。

『おや、物理が効かないのに爆裂には怯むようで。先程は失敗したっぽいアラタの銃撃も今なら効くのでは?』
「無理だよ、さっき【邪眼】使ったばっかだし……」

そんなことをボソボソと言い合っていると、いつの間にか自分たちの側に来ていた男性が、BBに回復薬を渡すや風の呪文を唱える。すると彼の前に竜巻が出現し、BuG目掛けて突き進んでいく。

『あ!召喚獣…さん!風だよ!風!』

トアもそれを見て、先程のニーアの発言を思い出したのか彼のローブの布を引っ張りながら教えてくれる。彼らの予想は当たったのだろう、BuGの霧状の身体は竜巻によって吹き飛ばされ、ヒビの入った金色のコアが現れたではないか!

「今だっ!」

その好機を見逃さず、アラタが銃を構え、コアに向けて発砲を開始しようとする。しかし瞬時に奴の身体は再生され、突然の不意打ちに怒ったかのように再びBuGの『重力増加』のスキルが発動。それも先程より広範囲に及ぶ規模である。当然近くにいたアラタも重力に負け、引き金を引く前に地面に身体を叩き付けてしまう状況となってしまう。

「やばっ……!?」

その時、引き金を引こうとしていた手をニーアの手が掴み、【形状変化】によって大きなヒレ状に変形された片手を重力も利用したかのようにBuGの霧状の身体を再び吹き飛ばさんと力一杯振り下ろし、強い風を起こすと同時に銃口から一発の銃弾がBuG目掛けて放たれた。(これはスローモーションで起こった一瞬の出来事とお考え下さい)

「ぐはっ……!」
『ぐっ……!』

その一瞬の出来事の直後、アラタの上にニーアが半ば覆い被さるように倒れこみ、今まで味わったことのない、自身に襲い掛かる重力に必死に抗おうとするのだった。

>BuG、トア、BB、アレクサンド、周囲ALL

11ヶ月前 No.103

むぅた @muuuuuuta ★Tablet=nxCluXfSjh

【アリア/はじまりの草原】

「よろしくね、ベルさん!」

僕はベルと名乗った少女をチラリとみる。 見た目は一言で言うと妖精って感じだ。これは僕の勘だけど、ベルさんは攻撃系は不得意なのだろうか… 見た目と無防備なまま敵に立ち向かっていく性格から考えた事だから外れてるかもだけど……

そんなことを考えていたら、BuGの様子がよく分からないが怯んでいるように見えた。今ならチャンスか? …でもベルさんを置いて行くわけにも行かない… 一緒に飛ぶ? 手が塞がっちゃう… うーん…

「あの、ベルさんはどんなスキルを持ってますか?」

とりあえず、ベルさんのスキルを聞いてから考えよう

【遅くなってすみません!】

>>ベル様、周囲ALL様

11ヶ月前 No.104

上鳴翔汰 @railgun230 ★iPhone=z0FNsBzA5m

【上鳴翔汰/始まりの草原】
「そうか。そうするといい。くれぐれもあんま無理して動くなよ?」
少しだけ休んでいる。というカイエンに、『おまえさん、無理しすぎなんでぜってー安静にしてろよ?』と、一言付け足してそう言えばまたしてもBUG相手に電撃を容赦なく稲妻が空から雷を落とすかのようにスキルを使って落とし、ぶっ倒すということばがぴったりで、電撃を投下したものの、何故か無効化され、何一つ傷を負っていないBUGに少し驚き隠せないような表情で
「な…んで効かねえんだよ俺の最大出力で10億vも出してるのによ」
なんできかねえ?遠距離だからなのか?と、色々勘ぐりならば、そのまま直に流せば俺の電流は効くはず!と、思い
→カイエン、BUG、その場All

11ヶ月前 No.105

ますたぁ @ritonetto ★iPhone=gWqlrtM9V5

【ベル:始まりの草原】

一緒に走っていると、真っ黒い霧の様子がおかしい感じになっている。怯んでる?霧なのに区?
するとアリアさんがどんなスキルを使えるかと尋ねて来た。えっとなんとなく頭の中に流れて来る情報だと

「えっと、回復させるスキルと……花びらで敵を状態異常にするスキルみたい。ごめんね、攻撃用のスキル持ってないの。後はこの杖で戦うことくらいしかできないよ」

杖を握り締めながら、少しショボンとした。
あの霧に状態異常とか効果あるのかな

≫アリア all

11ヶ月前 No.106

Future Re:Vision @voltexfbk ★1DXVdHzeIP_M0e

【アレクセンド/城壁の外:始まりの草原】

「あれがあいつの心臓か……やるだけでも厄介だな」
シュトゥルムを放った後一瞬見えたそのコアの位置を覚える。
だがその刹那霧が覆い隠し直後に襲いかかる波動……体に当たると突如重くなる。『重力増加』でやはり確定だろう。
それを受け止めて寝転ぶと、重さを体に適応させその黒い霧を見つめる。

「BB、と呼ばれる男をこのようにしたのはお前で間違いないな」
そう呟きスキル『俊足』を発動、強引に体を動かせるようにし攻撃範囲外に逃れる。いや、何とか逃れられるような状況になっただろう。
MG29-SXを構えて撃つ。有効射程内だが、ダメージが入った様子は見えない。奥義ではなければ間違いなくシュトゥルム以外銃も同様に使い物にならない。

重力増加、石化、物理無効らしき部分があることから、ある1つの推理にたどりつく。



そのモンスターは、『BuG』だろうと。

>>草原all


【アレクセンドはようやくBuGだと推理しました。星月は全員のロルが回るまでしばらく待ちます】

11ヶ月前 No.107

GameMaker(スレ主) @96109610 ★ckDnZME2Oh_PHR

【BuG&BB(ベベ)/はじまりの草原】

皆の連携のおかげで弱点である『コア』の存在を確認することができた。
しかし再びあの波動『重力増加:グラビティ』が発せられてしまう、重い身体をくねらせ(というかブリッジ)させ何とか避けたがまだ残る身体の重みに負け地面に転がってしまう。
あと1ターン経てば復帰できるが如何せんこのままでは悔しい…

「だっ誰か〜『火属性』のプレイヤーさんいない〜?!」

こうなったらこっちもスキルを使って反撃してもらうしかない!そう思ったBBはスキル『フレイムギフト』を発動すべく仲間を呼んだのだった。

『!!?!』

アラタ&ニーアの連携により風が巻き起こされBuGの身体の霧が再び霧散する。しかし危機を感じその場から素早く移動を試みた結果弾丸の方は当たることはなかった。
霧の身体を再生しようと集中したところBuGのもとに眩い光が襲い掛かる。上鳴の電撃がコアを捉えるとコアは悲鳴を上げるように甲高い音を鳴らし震える。

『!?!?』

コアの破壊を恐れたBuGは『石化付与:黒煙』をまき散らしながら逃走を図る。コアは先ほどよりもダメージを受けたのかくすみヒビが目立つ。
命の危険にBuGは空高くへと避難するために上空へと舞い上がろうとする。
先ほどよりも余裕がなくなり移動速度も少し遅くなっているような印象を受けるだろう。

>草原周辺ALL様

【約2名ほど『規則』の文字数に到達していない方がいらっしゃいます。初回ですし読み返せば分かると思うので名前は出しません、以降続くようでしたらサブにて注意をさせて頂きます。】

11ヶ月前 No.108

スマイル @smile390 ★Android=1S90cPmGjt

【トア/はじまりの草原】

『サンキュ〜、今日一番の良心を見た気がするよ』

トアが励ますとBBは嬉しそうだけど泣きそうな顔をする。トアはそんなに嬉しかったのかなぁと思いながら笑って返す。BBの状態異常解除まであと2ターンだ。

『……ふぅ。やっと追いついた。そこの……えっと、聖職者さん?と、道化師さん……大丈夫?……少しの間、うちの召喚獣が世話になったみたいだな。こいつ、迷惑掛けなかったか?何か変なこと言われたんなら後で叱っとくから……』
『嫌だなぁ、ボクがそんなことすると思うかい?流石に傷つくよ』
『いつものことだろーが!』

アラタは追いつくや否やトアたちに問題児の保護者のような言葉を並べる。それに対し召喚獣は大袈裟に返し、アラタがそれに突っ込む。何だか漫才みたいだ。

「大丈夫大丈夫!むしろ色々提案してくれて助かってるよー」

アラタと召喚獣の会話に微笑みながらトアは言う。

『ふんぬぬぬ…きっ気合いだぁぁあ!』

と、BBが叫び出した。かと思うと重い体を起こしポケットから玉を取り出すとBuGへ投げる。BuGはそれをよけてしまったけどお陰で魔女のお姉さんのボムに当たっている。

「わー!さすがBB!」

トアは素直に称賛する。さすがというのはBBの無茶な行動への皮肉にも尊敬にも聞こえるがトアは後方である。
先程の男性の竜巻も直撃しBuGは飛ばされた。飛ばされたBuGを見てトアは、ん?と思う。霧の中から金色の丸い玉が現れたのだ。トアはゲームに詳しくはないからはっきりと何とは分からないけど心臓のようなものだろうか。アラタはそれが何か分かったのか即攻撃を仕掛けようとする。が、すぐに体制を立て直したBuGがさらに広範囲へ重力増加のスキルを発動した。

「わっ…!」

アラタと召喚獣、そしてトアにスキルの波動が直撃してしまう。攻撃を仕掛けていなかったトアにはアラタたちより遅れて波動が届いた。そのためトアは瞬時に察し、

「リカバリー…っ…!!」

倒れる前に召喚獣たちへ向けスキル名を短縮して回復魔法を放つ。短縮したので完全な光は放てなかったため2人のどちらかしか回復できなかっただろうけど、2人とも強そうだしどちらが回復しようが安心だろう。そう思いながらトアは重くなった重力のせいで地面に伏せた状態になる。

「意外ときついな…」

BBはこんな重力に耐えていたのかと感心する。トアは剣の腕に自信があると言っても筋力がすごいある訳では無いため無理やり動くことは出来ない。トアのスキルは自分には使えないから自分で自分を回復することもできない。何にもできないなあと諦めてトアは脱力し、戦いを傍観することにする。と言っても石化付与の蛇たちがうようよしているため安心は出来ない。石化までしたら厄介なためどうにか腰の剣を引き抜き手に持っておいた。

>>BB様、アラタ&ニーア様、はじまりの草原周辺ALL様

11ヶ月前 No.109

かしわぎ @kashiwa☆0JtkEMONf/hg ★AcwmdJQC8P_PHR

【キサラギ/城壁の外:はじまりの草原】

 先ほどまで空を覆っていた暗雲が晴れ、太陽が顔を出す。イエローファングBがついに倒れたのだ。時間にしてみればあまり長くはなかったのだが、キサラギには数日ぶりに浴びる陽の光のように感じられ目を細める。と、今まで張っていたバリアが点滅し、ジジ……と音を立てて消失した。十分の持続時間が経ち、自動的にスキルが解除されたのだ。

『「んもう、一難去ってまた一難ねぇ。気味の悪い敵だわ。ねぇ、キサラギちゃん」』

 前に座っているミス・ハロウィンがそう話しかけてくる。

「そうですね……で、でも、弱点っぽいのも見えましたし勝機はこちらにありそうですよ!」

 地上にはいかにも強そうな召喚士とその召喚獣やさっきキサラギを回復させた聖職者の少女がいる。BBに付与されている状態異常スキルももうすぐで解けそうだ。BuGの弱点である『コア』が露呈してしまった以上、奴は倒せない敵ではない。一つ心配なのは重力操作の範囲がどんどん広くなっていて、彼らもその被害にあってしまっていることだ。もしスキルがキサラギたちにも発動してしまったら……考えるだけで血の気が引く。
 BuGも自身の危機を悟り黒煙をまき散らしながら上空への逃走を図っている。このまま精霊の加護の効果が消えたキサラギたちに近づいてくるとかなりまずい。

「そうなる前に誰かが地上に引き戻してもらえると助かるんですけどね……」

自分の思考が思わず声に出てしまっていたのに気づいたキサラギは慌てて口をつぐむ。なかなかに他人任せな作戦ですね……と苦笑しながらBuGを見つめる。ミス・ハロウィンの云っていたとおり、本当に気味の悪いモンスターだ。


>>ミス・ハロウィン様、周辺ALL様


【やっと書き込めた……!なにか抜けている描写があったらすみませんっ!】

11ヶ月前 No.110

友禅 @yuuzenn☆fXqsD0VZIxk ★DoaFJQIlTR_Qks

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11ヶ月前 No.111

Future Re:Vision @voltexfbk ★1DXVdHzeIP_M0e

【アレクセンド/城壁の外:始まりの草原】

BuG――――――そいつは高度を上げて逃走をしようと図る。
ここで逃してしまうのは面倒だ。だからと言って銃を撃とうと効かないうえ、嵐を呼ぶシュトゥルムを使う必要はない。
増援はまだか!と内心舌打ちし囮になろうとMG29-SXを乱射する。

当たらないのにも乱射するのは、高度を下げさせるためでもある。
程なくするとカチカチカチと音が立つ。弾薬が切れた――――――
残り2マガジン。耐えるには不利なうえ、奥義を使うには相手の高度を下げさせなければならない。

「狙撃出来るやつが来なければ……逃す事になるぞ」
俊足が切れると体が一気に重くなり寝転ぶ羽目になる。寝転びながらBuGを見上げるが、先ほどより遅い移動速度だ。

「作戦は効をなしても……俺みたいな竜騎兵が足りないな」
もう1人の女性の竜騎兵を思い出しながら銃のマガジンを何とか交換する。

この際、他の人も形勢不利か同じ状況だ。どうにかしなければ高度を下げないだろう。

>>草原all


【星月の方なんですが、明後日までに他の方の動きが見られなければそのまま草原へと動かそうと思います。8人に加えてこの停滞ではキャラが動かせませんので……ご了承ください>>緊急クエスト参加者all】

11ヶ月前 No.112

ライブラ @5121☆stkO0KxpThU ★ztEbdaugmt_5cz

【ムゲン/中心街:ギルド→城壁の外:はじまりの草原】

「お。このネタ分かるとは中々の通でスね、んじゃ行きましょうか」

この分かりづらいネタに反応したユリウスにそう返すとマントの下の腰に下げた小太刀二振りを検める。
切れ味耐久度共に問題ナシと、パッと見た感じこの中でリーダーシップを積極的に取る人はいなさそうである。
とりあえずスポーツ物ではないのだが、積極的に声を上げていこう、ネトゲみたいにチャットを撃ち込む必要はないのだからラクなものである。

「BuGって名前だけ聞けばハエとかそれっぽい感じですけど、何語でBuGなのか分からないッスなぁ、このメンツなら早々後れを取ることはないでしょうよ
 よくあるスポ魂モノじゃないッスけど、積極的に声出して行きましょうや、具体的にはやって欲しいこととかチャンスは今だ! とか」

よく考えればこのメンバーと前のクエストのメンバー合わせれば軽いレイドクラスのパーティになるのではなかろうか?
だったら連携のために声を上げるのは大事なことだと思ったのでそう提案してみる。だんまりで戦って気が付いたらやられてた、じゃ連携の取りようもない。
いくらメンツを揃えても連携が取れなきゃ烏合の衆である、とはとあるネトゲがリアルになった系アニメで主人公が言っていたことである。
パーティの指揮とか取ったことないけど、火力に乏しい自分が色々とやった方がよさそうである、及ばずながら色々やってみよう。

門を潜るとそこは草原でした、まる。じゃなくて、既に結構な人数がドンパチやらかしている。
どうやら霧状の魔物のようだが、ぱっと見た感じ斬ったり叩いたりはあまり効果がなさそうだな。
だったら自分の有効そうな攻撃は手裏剣砲か秘奥義スキルしかないわけだ、これは少々ツライか?

「こちらは緊急クエストのBuG退治のパーティッス、援軍にきたッスよ、どなたでもいいので持ってる情報くださいな、っと!」

とりあえず援軍に来たことを伝えて上空に居る霧状の魔物に手裏剣を三枚投擲する。
無論手裏剣砲のスキルを使ってだ、そうじゃないと届く気がしないし、風属性付きの飛び道具だが果たして効くかどうか。

>バレット、星月、ユリウス、アリス、シズマ、まりる、ロレンス、はじまりの草原ALL

【ちょっとこのままでは皆さんが動く前に片付いてしまいそうなので強引ですが場面を動かさせていただきました】

11ヶ月前 No.113

GameMaker(スレ主) @96109610 ★ckDnZME2Oh_PHR

【BuG&BB(ベベ)/はじまりの草原】

状態異常が解除された。
それを確認するとBBは勢いよくその場から起き上がり恨みの籠った瞳で上空にいるBuGを見つめる。

「ふはははは!俺はついに耐えきったぞ!完全復活!!ふぅ〜!……さて次はてめぇだなぁ」

両手を天高く掲げながら重力増加の効果を耐えきったことを喜ぶ。
しかし敵であるBuGは残念なことに自分の攻撃が届かない範囲に逃げてしまっている。さてどうしたものか…
そうこう考えていると上空に陣取ったBuGが震えだす、今度は何をやらかすつもりだ?

BuGはその身体から無数の黒煙の蛇を出現させるとあたり一帯、動くもの全てに『石化付与:黒煙』のスキルで攻撃を仕掛けてくる。
まるでメデューサのようなその光景にBBは危機感を覚える。このままじゃ他プレイヤーが危ない。
暴れ玉を回収しこの場をどう逃げ切ろうか考えているとふとあることを思い出した。それは自身のキャラメイクの時に見た項目だ。
『その目立つ風貌や行動ゆえに敵に狙われやすい』
……『敵に狙われやすい』、これだ!!!

「おーい、もやもや野郎!こっちだこっち!」

BuGは声の方を見下ろす、そこには真っ赤な衣装に身を包んだ的がこちらに向かって叫んでいる。
怒りで前の見えないBuGはその蛇たちをまるで鞭のようにしならせてBBに向かいって一斉に放つ。
振れた個所は石化し始め鞭による物理攻撃により辺りの地面は亀裂を走らせる。

「あっぶな!あぶあぶぶぶぶ!ちょっ誰か今のうちに決めておくれ〜!!」

先ほどの威勢が嘘のように逃げ惑うBB、せっかく状態異常が解けたのにまた石化とか絶対いやなので死ぬ気で逃げまくる。
一心不乱にBBを狙うBuGだったがその間ほかのプレイヤーに目がいかず、ミス・ハロウィンのボムたちの爆風をもろに受けてしまう。
爆炎の中から逃げるように移動してきたBuGだったが再び中心部のコアが顔を出してしまう。引き続きアレクセンドの放った銃弾とムゲンの手裏剣が命中しコアを傷つける。

『!!!???』

BBの猛攻が止んだわけではないがその代わり鞭蛇の数本をその『攻撃を放ってきた』プレイヤーたちに仕向けてくる。

>草原周辺ALL様

11ヶ月前 No.114

レーリン/スマホから失礼します @reirin16☆iFOiR2juBrUr ★iPhone=t2Gdx8uNU5

【アラタ&ニーア/城壁の外:はじまりの草原】

アラタが追い付いてからの漫才のような会話を聞き、トアは特に不満そうな顔はせず、『色々と提案してくれて助かってる』と微笑みながら返してくれた。先程から別に彼女に対し失礼なことは一言も言っていないという自覚を持っている(BBに対しては兎も角)ニーアはアラタに向かって仮面越しにニヤリとドヤ顔を披露するが、すかさずアラタからの肘打ちが脇腹に炸裂する。常人ならば肉の柔らかい部分にぶつけられた打撃の痛みに蹲るだろうが、一応人外であるニーアにはそれ程効いた様子は無かったが。

BuGから発された波動に当たる直前、アラタとニーアの咄嗟の判断と行動によって再びBuGのコアは晒され、恐らく物理攻撃の通る状態となるも、奴もそれを警戒したのか一発のみの弾丸は避けられてしまう。ここまでか、と思われた矢先、遠くで上鳴の放った電撃が命中。それを重力の重さに耐えながらニーアは見、一言呟く。

『さ、流石は雷属性……私も、こんなことになっていなければ……上手く立ち回れそう、なんですけど……!』

流石に身体に掛かる重圧は堪えるのか、絞り出すような声で呟いていると、彼が覆い被さっている状態になっているすぐ下で、アラタが辛そうに声を掛ける。

「そ、そんなことよりニーア……ちょっと、どいてくれない?お前の重力が増加してるとはいえ、お、重……」
『無理だよ……暫くは耐えておかないと……アラタも同じ状態だろう?』
「お、俺は大丈夫……!そこの聖職者の人が、状態回復の呪文をかけてくれたから、な!」

どうやらトアの放った回復魔法はアラタに当たったらしい。なので彼単体ならばすぐに行動もできるが、ニーアの下敷きになっているために動けない状態のようだ。
そうこうしているうちに、上鳴の電撃によって更にダメージを被ったBuGは、更に石化の黒煙を撒き散らしながら上空へ上がろうとしだした。そこを先程駆け付けた青年や最初から一緒に戦ってくれているメンバーたちが妨害しようと行動しているが、BuGから放たれた黒煙の蛇は刻一刻と此方側に迫りつつある。動けないまま石化するなんて間抜けは御免だし、他の『重力増加』の状態異常を被っているメンバーにも被害が及ぶ可能性がある。

「…………あぁもう!!」

ニーアの下で何かを考えたのか、手足以外を碌に動かせないアラタはその場で一言叫ぶと、蛇が近付きつつある中でニーアの手を掴んだ。
__瞬間、紐が外れた仮面を残し、二人の姿がその場から消える。否、消えて見える程の速さで跳躍したのだ。アラタのスキル【邪眼】により状態異常を回復したニーアがアラタを小脇に抱え、空中や地面近くを浮遊する蛇たちをその目に捉える。

『危機一髪ってところかな!アラタ?』
「ああ……早いところ邪魔者くらいは俺たちで片付けなきゃな」
『ところで、本当に重力増加は解除されてるの?何か重いんだけど』
「人は重いもんなんだよ、馬鹿!」

仮面が外れたことで素顔を晒し、尚も不敵に微笑むニーアを見つつ、アラタは抱えられたまま腰の左右のホルスターから拳銃を一丁ずつ取り出し、蛇たちへと照準を合わせる。

「俺が倒れたら、後は頼むぞ、相棒」
『了解、相棒クン』

直前に一言ずつ交わすと、拳銃を握ったままの手で右目の眼帯をずらし、黒く染まった右目を半分開く。そこから漏れ出たドス黒いオーラのようなものはアラタの両腕を通って両方の拳銃へと充満していく。
時期を見計らい、まずは状態異常に掛かっているメンバーたちの近くにいる蛇へ、次に他の場所を浮かぶ蛇へと、闇属性のエネルギーを纏った弾丸を乱れ打つ。物理攻撃が効かなかったとしても、物質である弾丸の周りにあるエネルギー体くらいならダメージを与えてくれるだろう。

>トア、BuG、周囲ALL

【もう何発かでBuGのコアが破壊されそうなので、二人には石化能力を持つ蛇たちの排除に回って貰います。何か援護が必要な状況になったら助太刀しますので!】

11ヶ月前 No.115

スサ男くん @kodai4370 ★iPhone=zjgl2HOplW

【バレット/中心街→城壁の外:はじまりの草原】

「…フン」

やはりチームを組むのは慣れない、このパンパンに膨れ上がったパーティを一体誰がどう仕切るのか。連携面で少し不安が残るが、今始めたばっかりです!みたいな初心者もいないようだし案外なんとかなるかもしれんな。それに今は報酬が肝心だ。バグとやらの正体も気になるが、やっぱり最優先は金だ。これのためならば本心や誇りを砕くことには微塵も躊躇しない。財布を無くしたお陰でこんな事態に巡り会えたのだから感謝しなくてはな。


各々が自己紹介をし終えたところでようやくその現場に辿り着いた。と言っても城壁から少し進んだ辺りなので特段時間はかからなかったが。それにしてもこのムゲンという男が真っ先に声を上げるとは、やはり見かけや言動で判断できるものではないな。

援護に来たということを伝えた彼から視線を移し、空に悠々と漂い続ける異質な存在へと向ける。考察の余地なくあれがBuGだ。殺意はあまり感じない、むしろ逃走しようとしている印象すら与えるほど怯えが見える、鈍い速度で更に空高く上昇している。そんな敵を見て勝てるかどうかよりも先に脳内を通過したその考えは、彼のような戦士からすればごく当然のものだった。

「…ガス状でしかも空中浮遊のオマケ付き、お手上げだな」

物理一辺倒な技構成の俺では絶対に太刀打ちできない。周りを少し見渡すと、まるで時間が止まったかのように動かない草がある。ああいう色合いで物が動かなくなる現象はおとぎ話の類いで見たことがある、石化だ。
こんなふざけた攻撃まで仕掛けてくるとは、生き物相手ならやり易いが実態がアレではやり辛いことこの上ないぞ。

しかし組んでおいて今更無下にもできない。せめて報酬が貰えるぐらいの活躍はさせてもらうさ、しなきゃならない。
そう考えたら通用しようがしまいが特攻するのみ、腰回りに挿した鞘から短剣を逆手で抜き出し、おもむろに構えてみせる。

>緊急クエスト参加者All様、草原All様

【便乗する形で草原まで移動させていただきました】

11ヶ月前 No.116

スマイル @smile390 ★Android=1S90cPmGjt

【トア/はじまりの草原】

どうやら回復魔法はアラタに当たったようだ。しかし、運が悪いことにアラタは召喚獣の下敷きになっていたため、同じく状態異常にかかっている召喚獣の重圧で起き上がれない状況にいた。トアはこうなるパターンは考えてなかったなあと一瞬落ち込んだが、アラタも回復魔法的なものを使えたようで召喚獣の状態異常を解除していた。トアが回復魔法をかけなくてもアラタがどうにか出来たかもしれないがトアは自分のスキルも無駄じゃなかった!と思っておく。
回復したアラタと召喚獣…じゃなくてニーア(という名前であることを2人の会話から知った)は迫ってきていた蛇たちを倒していってくれた。トアは剣を持ってはいるもののまだ自由には動けないからほっとする。アラタたちは蛇の排除にあたってくれるらしく、動けないまま石化してしまう心配は無さそうだ。
BuGの方はというと流石に皆の攻撃に耐えられなかったのか上空へ逃げるように移動していた。そんなBuGへBBが囮になるように叫び、必死に逃げ回っている。そして、BBに夢中のBuGへ魔女のお姉さんのボムが直撃し、その爆風でBuGの心臓らしい球がまた顔を出す。そこへ先程合流したらしいクエスト参加者たちの攻撃が命中し球に傷が入る。

「うわあー……」

その攻撃の連続にトアはぽかーんと口を開けて圧倒される。始めに相談して役割を決めた訳でもないのに皆がそれぞれ自分のやるべき事を考え、行動している。トアは自分もこのままでは駄目だと思い、今の自分には何が出来るか考える。そして考えついたのが_

「皆ー!!頑張れーーー!!!!」

トアは胸いっぱいに息を吸い込み周りに聞こえるよう大きな声で叫んだ。そう、考えついたのは戦っている皆の応援をする事だ。自分が動けなくても出来ることと言ったら応援すること。もっと他にやれることがあるだろと思われるかもしれないがトアの中ではこれが最高の案だった。

>>アラタ&ニーア様、はじまりの草原周辺ALL様

11ヶ月前 No.117

ウォルフガング=カイエン @sibamura ★o0W3VsenYO_Y9V

【カイエン/城壁の外:始まりの草原】

 身体を回復させながらBUGとの戦闘地域へ向かうと、他のプレイヤーがすでにBUGを追い詰めている。しかも、BUGは空中にあり、物理無効の特性と合わさってカイエンには有効な攻撃方法がないのが現状だ

「まいったなぁ、これじゃ単なる見学だ」

 頭を掻きながらカイエンがそういう間にもミスハロウィンの爆撃や上鳴の雷撃、アレクセンドの放った銃弾やムゲンの手裏剣など多種多様な攻撃なBUGを追い詰める。だが、追い詰められたバグも黙ってはいない。鞭蛇の数本をアレセンドとムゲンの方へと向けた。
 黒い鞭が撓りながら二人を襲う

「なら、俺はできることをするか。」

 そういってカイエンは刀を抜くと、鞭蛇の軌道と自分の刀を軌道が合うように振る。
 連続して高鳴る金属音、カイエンの黒い刀はBUGの鞭をあるものは叩き落し、またあるものは逸らせることで威力を落としている。

「さて、俺の体力が尽きる前に決めてくれよ。」

 秘奥義スキルの使用で減った体力を気にしつつ、カイエンは味方が全力で攻撃できるように敵の攻撃を防ぐことを選択したようだ。

>>BUG様 アレクセンド様 ムゲン様 平原ALL様

11ヶ月前 No.118

酢橘 @karasu1010☆TyGLtXpsS1g ★0gkYBdXyN1_zI8

【シズマ/中心街・ギルド→城壁の外:はじまりの草原】

はじまりの草原へ続くであろうゲートに向かってシズマが歩こうと気合いを入れているとムゲンと言うプレイヤーが積極的に分かりやすく声を出して欲しいと言う提案を行う。確かに連携のズレでいくらでも全滅の可能性を引き出す事は有り得てしまうとムゲンの提案に素直に心の中で関心する。ただ、表面上はそんな事は分かっていると言わんばかりにコクリと一度頷いただけの冷たい反応を見せそのままゲートを自らの手で開いていく。
ゲートを開いた先は足に草の感触を確かめる事が出来れば見る前から誰がどう足掻いても草原だと言うのは一目で分かる。ただし人によってはこの光景を戦場と呼ぶ人物もきっといるであろう。
既にイエローファングは討伐された様だが明らかにBuGと名乗るのに相応しい浮遊する核の様なコアの様な金色の丸い物体とその周りを霧状で覆っている見た事の無いモンスターを見つける。それと同時にそのBuGに対して戦闘を開始しているプレイヤー達と合流する。そして合流した途端にシズマは情報も聞かずに顔を隠す様に仮面を装着して双剣をBuGに向かい静かに抜刀する。

「護封光剣」

そうシズマが周りに聞こえる様に呟いた後、太刀が柄から刀身の先に向けて眩い程の白い光や小太刀から溢れる程の金色の光が神々しく照らされ覆い尽くして見せる。

「時雨光剣」

そしてシズマは金色に靡く小太刀を目に止まらぬ速度でBuGの方向に振り始める。そしてその空を切る斬撃に大量の光の粒を乗せ、光によって煌めくガラスの如く攻撃を仕掛けてみる。同時に太刀を浮遊する霧に太刀を向けながら切り込み隊長として接近。シズマは太刀に光を乗せて思いっきり突いてみる。光は剣の刀剣を超え捻りながら回転し、BuGに向かって人が走る速度程で舞う真っ白な斬撃は伸びていく。しかし眼球に悪影響を受ける程に光が眩しいのか、シズマは一旦光の魔法を利用した攻撃の手を止めてBuGの様子を見てみる。

>>緊急クエスト参加者ALL様、はじまりの草原ALL様

11ヶ月前 No.119

かしわぎ @kashiwa☆0JtkEMONf/hg ★AcwmdJQC8P_PHR

【キサラギ/城壁の外:はじまりの草原】

 かつて「麗しい」の一言でこんなにも力を発揮した人間がいただろうか。いや、少なくともキサラギの知る範囲ではいない。そう思わせるほどミス・ハロウィンの運転は素晴らしいものだった。BuGに追いつかれるかもしれない――などというキサラギの考えは杞憂に過ぎなかったようだ。最初の頃は驚いてばかりだったこの空の旅も今では慣れて少しだが“楽しい”と思うようになってきた。友達と乗る絶叫マシンもこんな感じなんだろうな〜と思うと自然と笑みが浮かんでくる。無論、友達と絶叫マシンに乗る予定はあるわけがないのだが。

「『峠の魔女』」ですか……!うんうん、ファッショナブルでグレイトなハロウィンさんにぴったりの異名ですね!」

 彼女の嘘を真に受けたのか、露骨にミス・ハロウィンを褒めまくるキサラギ。いろいろとハイになっていて横文字がやたら多い気がするが気のせいだろう。二人を乗せたホウキは高速で後退を続けているが不思議と怖くはない。もしかしたらこのまま無傷で逃げ切れちゃうかもしれませんね……!とホウキを握る手に力が入る。
 地上では緊急クエストの知らせを見てきたのか、新しい顔も見える。各々が自分のするべきことを見つけ実行しているさまはキサラギにとって圧巻のものだった。さらに、ミス・ハロウィンのボムが炸裂したのかまたもBuGの中心部のコアがむき出しになっている。とどめを刺すなら今だろう。BuGも攻撃を仕掛けた面々に向け黒煙を放っているが今の二人にならかわせるものだろうとキサラギの胸中に根拠のない自信が渦巻いた。


>>ミス・ハロウィン様、ALL様

11ヶ月前 No.120

GameMaker(スレ主) @96109610 ★ckDnZME2Oh_PHR

【BuG&BB(ベベ)/はじまりの草原】

闇属性の銃弾が黒煙の蛇たちに直撃する。蛇は唸り声を上げながら次々に塵へと変じて消えていく…。
しかしそれに負けじとまた新たな黒煙が生成される。BuGとしても一歩も引けない状況なのだ。
忌々しい召喚士と召喚獣を封じるがごとく猛攻をみせるBuG、近くにいたバレットも攻撃の対象とみなし攻撃を開始する。
しかしそれを他のプレイヤーたちが黙っていないかった!
カイエンの刀が黒煙たちの攻撃を退け軌道を変える、その先で光属性のまばゆい光がBuGの視界にとまる。
シズマの光属性の強い輝きを纏った小太刀がBuG目がけて振り下ろされる。危機一髪でコアの直撃を防ぐことができたが、あまりの眩しさにBuGの視界がやられ動きが止まる。

『!?!!??』

視界機能に打撃を受けたのか方向感覚がつかめず空中をふらふらと移動し始める。
ついには攻撃対象を定めるのを放棄し辺り一帯を粉微塵にするように暴れまわる。
この時BuGは知らなかった、『自身の弱点となるコアが霧の身体から見え無防備なことに!』

一歩走り回っているBBだったが体力の限界により転げ落ちる。
頭上には今まさに自分にぶち当たろうとしている黒煙の蛇たちが!

「はぁ、はぁ…まっずい!!」

動こうにも足が言うことを聞かない!…ここまでか
そう悟ったBB、しかし目ざとくBuGの弱点があらわになってることに気が付く。

「みんなー!!BuGの弱点みえてるぞー!頼む!!!」

この先自分がどうなってしまうのかは他のプレイヤーの行動に委ねられる。
今のBBにできることは大声で敵の弱点が出ていることを仲間に伝えることだった。

>草原周辺ALL様

【みなさまのおかげでBuGの体力は赤ラインです!一気に決めちゃってくださいな!】

11ヶ月前 No.121

友禅 @yuuzenn☆fXqsD0VZIxk ★DoaFJQIlTR_Qks

【 ミス・ハロウィン / 城壁の外・はじまりの草原(空中) 】

 地面にめり込んだ大変呼吸のしづらそうな状況から復活したBBが、起き上がったばかりとは思えない元気さで目立ちまくってバグの注意を引き付けてくれる。さすがは道化師だ。道化師は魔術師や聖職者と同じであまり頑丈な部類の職業ではないと思っていたが、少なくともBBはタフネスの有り余った男であるらしい。単純な殴り合いとかなら普通に負けるかもしれない。そんなシチュエーション絶対に嫌だけれども。殴り合いの戦いが最高に恰好良く盛り上がるのはもっと別のジョブだ。
 多種多様な手段でバグを攻撃する前衛の面々に比べ、ミス・ハロウィンは先程からずっと飽きそうなくらいにホウキ移動とジャック・オ・ランタン・ボムでの特攻を繰り返しているだけ。が、これが自分のパラメーターでは最善手だと思っているからこそこればかりやっているのだ。変に目立とうとして距離を詰めたところで、結局攻撃できるスキルは『南瓜爆弾』しかない。それならやっぱり距離は取ったほうが良いし、距離を取ってもジャック・オ・ランタン・ボムでの攻撃が効くならそれはやり続けるべき。何度思考してもその結論に達するから、たぶんこれが正解なのだ。でも誰かに「他にやることねーのかよ!」とか言われたら傷付くので言わないで欲しい。ミス・ハロウィンは褒められると舞い上がるが貶されると舞い落ちる面倒臭い女だ。精神的にワレモノ注意なのである。

「あぁんっ! ファッショナブル、グレイト……あたくしちゃんの心を幸福に高揚させてくれる良い響きだわん……!! あたくしちゃんもっともっと頑張っちゃうぅー!!」

 アヘ顔の一歩手前くらいに歓喜の極まった顔でブルブルと多幸感に身体を震わせるその姿は、控え目に言って痴女であった。キサラギを乗せているのが前ではなく後ろで良かった。こんな顔を真正面から見られていたら、絶対に小さな声で悲鳴を上げられるかドン引きされるかしていただろう。口の端からヨダレが垂れそうになって慌てて唇に力を入れる。興奮しすぎてちょっと汗をかいた。目も潤んでいる。なんかもう色々と出過ぎだ。
 褒められて爆発的に上がったテンションを魔力に変換でもしたように、一気に五百個のジャック・オ・ランタン・ボムを生み出すと「あひゃひゃひゃひゃひゃ!」なんて悪役じみた哄笑と共に片腕を振り降ろしてそれをバグに突撃させる。しかし高揚しすぎて完全にアホになっているわけではないので、視界の端で黒煙の蛇たちに襲われそうになっているBBと蛇どもとの間にちゃんと『魔法円陣』で結界を張っておいた。咄嗟のことで二枚しか張っていないし、この結界は何枚でも何度でも張れる代わりに一枚の強度がかなり弱いが、それでも二撃くらいは防げる。それだけの時間があれば、後は本人が撤退するか周囲のパーティメンバーたちが彼の救助に回ることだろう。

>キサラギ様&BB様&バグ様&ALL様

11ヶ月前 No.122

Future Re:Vision @voltexfbk ★1DXVdHzeIP_M0e

【星月/中心街・ギルド→城壁の外:はじまりの草原】

移動始めてすぐ。
狙撃専門の自分にとって、連携は最重要の項目。単独での戦闘は基本的に難しいし、やるにもテクニックがいる。
そう考えればムゲンさんの言ったことについては完全に同意する。

そう言っている間にゲートが開かれ、その先には草原が広がる。勿論これを草原と言わない人はほとんどいないだろう。
だがそんなのを語っている暇などない、すぐに『視力強化』でBuGを探す。

「見えた――――――!」
すぐに少し移動しMIALを構え、絶妙に遠い距離から何か弱点を探す。
その間にも下から銃撃や様々な攻撃が加わったその刹那に、BuGは『暴れ出す』。
もうあれは殆ど弱っている、といってもよいだろう。

カチャッ――――――と音を立てて銃弾を込め、丸見えのコアに向け1発。
大きな音を立てて高速で射出されたその弾丸は、BuGに向けて一直線に向かう。そして銃の反動が体を襲うのが同時。
食いしばりながらも耐え、その弾丸の着弾結果を見届ける。

>>緊急クエスト参加者ALL様、はじまりの草原ALL様


【アレクセンドについては他の方のレスを挟んで返します!申し訳ない!】

11ヶ月前 No.123

ウォルフガング=カイエン @sibamura ★o0W3VsenYO_Y9V

【カイエン/城壁の外:始まりの草原】

 BUGの蛇鞭を迎撃するカイエンの視界が一瞬まばゆく白む、次いで響き渡る爆音

「くっ こういう時は派手な遠距離攻撃が欲しくなるな」

 基本的に接近戦しかできない自分のキャラメイクを悔やみながら目を細めて光の方角をみれば、シズマが光の太刀を振るい、ミス・ハロウィンが爆撃しBUGを追い込んでいた。
 その猛攻に、まともに狙った攻撃さえもできなくなったのか、BUGは辺り一帯を暴風のように暴れまわる。

「むぅ、黒い暴風という二つ名はカッコいいから、いつか名乗ろうと思ったが、先に敵に取られたな」

 そういいながら、もうBUGの攻撃を防ぐ必要もないだろうとカイエンは刀を下ろした。あれはもはや断末魔を上げる獣だ。狙ってこちらを攻撃などできない。
 だいたい自分の体ももう限界に近い、後は他のメンバーに任せてもいいだろうと考えながら。
 だが、

『みんなー!!BuGの弱点みえてるぞー!頼む!!!』

 BUGの黒煙に迫られながらも、BBが仲間へと声を掛ける。自分の身が危険だというのに敵の弱点を教えることを優先したのだ。それにカイエンは心を動かされる。
 彼の、道化師の強さでなく、その行動に、その心に。
 故に、

「間に合えよ! ゲール・シュナイダー!」

 彼は傷ついた体に鞭を打ってスキルを発動させる。
 彼の最速の疾風の剣。先ほどの麻痺状態での使用とは明らかに違う素早さで、カイエンはBB、そしてBUGとの距離を刹那の間にゼロにするとBBの前に立って、黒き刀で切り上げた。

「切り裂け!」

 その黒い旋風は、彼らに迫る黒煙、そしてその中心のコアへと進む。

>>BB様 BUG 草原ALL様

11ヶ月前 No.124

ユリウス @zexion☆k39FQPKv5bQ ★iPhone=5ISdhhOrha

【ユリウス/中心街・ギルド→城壁の外:はじまりの草原】

始まりの草原に着いた時、戦いは既に佳境に入っていた。
イエローファングと戦っていたパーティが奮闘したのだろう、BuGの弱点であるコアが剥き出しになっている。
BuGの周りには近接戦闘が得意そうなプレイヤーもいるし、この場には竜騎兵もいる。
戦闘に関してはまもなく決着を迎えるはずだ。戦闘向きの職業ではないユリウスは、聖職者としての役割を果たそうと辺りを見回す。

そして、この世界に来てからの知人ーー道化師のBBの姿を見つけた。戦闘での消耗が激しいのか、動けない様子のBBの周りには仲間の誰かが張ったと思われる結界が二枚ほど張られていたがその周りには蛇の様な形状の黒煙が漂っていた。
黒煙の周りの草木が石になっているのを見ると、どうやら石化してしまう効果があるようだ。彼に今張られている結界は見たところ強度はそこまで高くない。
BuGが倒される寸前とはいえ何があるかわからない。早く救出に行かなければ、とユリウスは走り出した。

「消えろ!」

杖を結界の周りに漂う黒煙の蛇に向けて、スキル『疾風』により突風を放った。煙ならば風で拡散するはずだ。
結界を超えてBBの側に駆け寄った。クエスト通りならイエローファングとBuGとの連戦だったはず。体力も限界だろう、手で触れて『癒やしの風』により回復魔法を発動させる。

「緊急クエストで加勢しに来たよ。大丈夫ですか?BBさん」

一応彼とは顔見知りではあるが、そこまで長く会話したことがないため思わずさん付けになってしまった。
言った後に思わずしまったという顔になるが、ユリウスは取り繕ったように表情を変えて「とりあえずこの場から離れよう。肩を貸す必要はあるかな?」と声を掛けた。

>>BB様、緊急クエスト参加者ALL様、はじまりの草原ALL様

11ヶ月前 No.125

まりる @arthur ★iPhone=m4SitzY9vM

【まりる/はじまりの草原】

 緊急クエストは参加者が大人数になった為か、出発までに時間が掛かってしまった。
 急を要するクエストにおいて致命的なミスだと言えるが、錬金術師のまりるは事態をそれほど悲観していない。すでに別の冒険者が正体不明のモンスターと戦闘していると言う情報もあったし、彼らのパーティ編成を聞いた限り、まずい手を打つか、あるいはモンスターが初見殺しの技でも持たない限りは壊滅という憂き目には合わないだろうと踏んでいたのだ。
 事実、目の前の冒険者たちは傷つきながらも、懸命に連携を組んでモンスターことBuGへと攻撃を畳み掛けている。優勢にまで持ち込んでいるのは予想外であったが、むしろ嬉しい誤算だと言っていい。宝石で彩られたガトリングガンをまりるは構える。

 「食らっちゃえーーー!!」

 彼女の叫びと共に、円状に並んだ砲口がBuGのコアへと向かって鉛の種を吐き出す。遠距離職である竜騎兵と比較すれば、飛行タイプの敵に特攻を取れるわけでもない上、彼らのような射撃に特化したスキルを有している訳ではないが、それでも錬金術師が作成した武器は高い性能を誇る。
 フレンドリーファイアを招かぬように、BuGのみではなく他の冒険者の動きも大まかに読み取りながら、まりるはガトリングガンの銃口を引き続ける。ガトリングガンの強みは連射機能である。なにも全ての弾丸を弱点に叩き込む必要はないので、惜しみなく弾丸を馳走することにした。

【寄生かよってタイミングでの参加ですが、お許しを・・・】

>>BuG はじまりの草原ALL

11ヶ月前 No.126

ロレンス @ferudhires ★pCtQIlBluB_Y9V

【ロレンス/中心街・ギルド→城壁の外:はじまりの草原】

「…あれ?これ俺やることないねぇ。」

はじまりの草原へとたどり着いたとき、既に趨勢はほぼ決まっていた。
おそらくは空中に浮いている霧状の敵が今回の目的たるBUGであろうことはある程度の予想はついた。そして、それが先んじて戦闘へ入っていたプレイヤーたちと援軍に来た緊急クエスト参加者との渾然一体となった連携により、コアと思われる物体への攻撃が続いている。
攻撃向きのスキル構成ではない自分はそれに参加することは叶わない。とはいえ、これは団体行動だ。各々が我を出すよりかは、己の立ち位置に合った動きをして周りをサポートすることこそが肝要だ。
見れば、道化師だろうか、かなり消耗していると見える青年を数人がサポートしている。

「若者の美しき連携だ…ってそうじゃねぇだろう。俺もやることをやっておこうか。」

BUGとそれに関連するモンスターの耐性などというのは正直調べたことがなかったが、通用することを祈りつつ蛇にも似た黒煙に対し、スキル【挑発】を使用する。さらに、これが反応しなかった場合やもしもの事態に備えて【かばう】のスキルを使用できるよう準備しておく。どんな事柄でももしものバックアップがあるとないでは大違いであるからだ。


【一応滑り込みで参加。。。つっても、おじさんにできることがほとんどないのでやれることをやらせてもらいます。。。遅くなって申し訳ない。。。】


>>はじまりの草原ALL、BUG

11ヶ月前 No.127

むぅた @muuuuuuta ★Tablet=nxCluXfSjh

【アリア/はじまりの草原】

「なるほど。 …後もう少しで終わりそうですし、僕達は援護に回りましょう。」

ベルにそう言ったアリアは辺りを見渡す。 上にはBuG、地面には黒い大蛇。
(とりあえず結界を張って待機しておこう…)そう、アリアは思った。 すると、トアの声が聞こえた。

『皆ー!!頑張れーーー!!!!』

(トアは戦ってないのか…? だとしたら危険じゃないか?)

アリアはナイフを手に持ち、注意しながら声がした方を目指して進む。 時々ベルの方を見ては、

「はぐれないでくださいね」

と、つぶやく。

途中は何も遭遇しなかったから、すぐにトアの所までたどりつく。

「トア!! 大丈夫?」

アリアはトアに飛びつきそうな勢いで近づく。 だが、目的を思い出したのか、トアの前でピタリととまると何やらぶつぶつと呪文を唱え始める。
しばらくして呪文を唱え終わると3人の周りに3つの結界が3人を囲む様に現れる。

「これでしばらくは大丈夫だよ!」

>>ベル様、トア様、周囲ALL様


【中の人が少し忙しいので遅くなってしまいます…すみません】

11ヶ月前 No.128

ライブラ @5121☆stkO0KxpThU ★ztEbdaugmt_5cz

【ムゲン/中心街:ギルド→城壁の外:はじまりの草原】

「どうも遅きに失っしたようでスが、まだ終わっちゃいないなら話は別ッス」

まあこの大所帯を引っ張ってくるのに大分時間を掛けたが、機を逸したワケでもないようである。
クライマックスならばムゲンお兄さんもはりきっちゃうぞー、とでも言わんばかりの格好よくマントを翻して見せる。
そして翻したマントの中でムゲンは手に持てるありったけの飛び道具を構えていた。
どうせなら秘奥義スキルでかっこよくシメたかったが、あの味方の遠距離攻撃の弾幕の中を突っ切ったらムゲンが死ぬので却下される。

「ありったけ持って行け! 手裏剣砲・連撃!」

近くで弾ける鞭蛇を尻目にムゲンは踊るようなモーションで次々に手裏剣と投げナイフ、クナイを連続で手裏剣砲のスキルを用いて投擲する。
その姿は結構様になっているように見える。まあこのモーション自体は昔の格闘ゲームのパクリというか再現なんだがな。
一直線に、あるいは曲線を描いた中距離攻撃の乱打は確実にBuGのコア目掛けて殺到していた。

>BuG、はじまりの草原ALL

11ヶ月前 No.129

GameMaker(スレ主) @96109610 ★ckDnZME2Oh_PHR

【BuG&BB(ベベ)/はじまりの草原】

視野が回復しないBuGは最後のあがきとでもいうように無尽蔵に暴れまわった。
挑発のスキルを発動したロレンス目がけて鞭を放つがピントが定まらず鞭はあらぬ方向へ飛んでいく…。
草も、木も、岩も破壊し叩き割っていく。その間コア付近の防御は薄くがら空きだった。
まず最初にコアにダメージを与えたのは黒い刀、カイエンのゲール・シュナイダーだった。
黄金に輝く塊に亀裂が走る、その後ユリウスが放った突風によりBuGは抵抗のために伸ばした黒煙をいとも簡単に薙ぎ払われてしまう。
そのまま投げ出されるように空中へ放り出される。あとは地獄だった…
ミス・ハロウィンのボムたちがコアの装甲を砕きBuGの身体を焼き払う、まりるのガトリングの弾丸が炸裂し中心部に大きな風穴が開く。
それでも砕けまいともはや皮一枚つながった状態のコアをムゲンの手裏剣砲と星月の放つ弾丸がまっすぐ貫いた。

『……!?っ』

ぱりんっ!
甲高い破裂音が聞こえる、上空からパラパラと黄金の雨が降る…コアが砕け散った。
黒煙が消える、草木の石化が戻る、空気が変わった…
BuGは最期に呻き声と笑い声の合わさった不快な音を残し消えていった…。
そして…

『 つかえない駒 』

男か女か分からないような、そんな声をポツリと残し消滅した。
プレイヤーには心当たりがあるだろう…そうこれは『あの時』に聞いたことのある声、
『ようこそ異世界へ』
あの時と同じ声だったことを…

その頃BBはユリウスによる回復魔法のおかげでなんとか一命をとりとめていた。
といっても外傷は少なくただの走り過ぎによる疲労だったのだが…

「た、助かった〜…ユリウスありがとな!」

だるそうに上体を起こし立ち上がる、元気はまだあるようだった。
背伸びをしクエスト達成を実感していると空から降ってくる『黄金色の塊』を手に取る。

「レアアイテムゲット〜!みんなも取っとけよ!これ『覚醒魂(かくせいこん)』って貴重なアイテムだからな!」

覚醒魂と呼ばれた黄金色の塊をBBは手に取る、するとそれは手に吸い込まれるように消えていった。
なんとなく特別な力を得た気がする。これぞBuGの落とす希少なアイテムの効果なのだ。

>草原周辺ALL様

【緊急クエストクリアです。お疲れさまでした!『覚醒魂』とその他の説明は後でサブの方に記載しておきます。クエストクリア後はまた自由に行動して頂いて大丈夫です!今回のレアアイテム『覚醒魂』は緊急クエストを受けにはじまりの草原に来た方全員にプレゼントいたします!】

11ヶ月前 No.130

ウォルフガング=カイエン @sibamura ★o0W3VsenYO_Y9V

【カイエン/城壁の外:始まりの草原】

 カイエンが放った疾風の一撃は、黒い煙を切り裂きBUGのコアに到達した。だが、まだ足りない。彼の剣は声にヒビをいれたかもしれないが、未だBUGは健在だった。

「くっ!」

 歯噛みするカイエン。

 が、

「ん、どわぁぁぁ!」

 BUGに肉薄するカイエンごと吹いた突風がBUGを上空に巻き上げる。ついでにほとんどの力を使い果たしたカイエンは情けない声を上げてその場に仰向けに倒れてしまうが、それはまた別の話。
 仰向けになったカイエンが見たのは、冒険者たちの攻撃によって蹂躙されるBUG。爆発が、剣戟が、銃撃が、BUGの体を削り取っていく。そして、

「クエスト完了……かな?」

 上空でコアが破裂し、その金色の破片が宙を舞う。空を向いたまま倒れているカイエンはなんの気なしに空に向かって手の平を伸ばした。特に意味はない、あえて言えば太陽の光を反射する金色の粉が眩しかったのだ。
 しかし、

「ん……これは? 特別報酬ってやつか」

 その差し向けた掌に確かな重みが加わる。掌に乗る金色の塊、それは暫しカイエンの手の内で輝くと彼の体に吸収されるように消えていった。同時に、彼の身体の奥に何かが宿るのを感じる。
 それが何なのかは分からないが、時が来れば分かるだろう。そう思っているカイエンの耳朶を小さな声が打つ

『 つかえない駒 』

 どこかで聞いたことのある声を聞いて、カイエンは立ち上がってあたりを見回すが、近くにいるのはBBのみだ。首を傾げながら、まぁいいかと考え、そしてカイエンは思い出す。そういえば、何人かにおごると約束していたことを。

「お疲れ様! もし、この後予定がないなら飯でも行かないか?」

 そう任務を共にして者たちに声を掛けた。

>>はじまりの草原ALL様


【お疲れさまでした。この後は自由とのことなので、もしよろしければキャラ同士の親睦を深めるため、任務の後の打ち上げ的な交流のシーンしたいという方がいましたら、いかがでしょうか?】

11ヶ月前 No.131

レーリン/スマホから失礼します @reirin16☆iFOiR2juBrUr ★iPhone=t2Gdx8uNU5

【アラタ&ニーア/城壁の外:はじまりの草原】

アラタが半ば一心不乱に放った弾丸たちは、見事複数の鞭蛇たちへと命中し、消滅させてゆく。度重なる連携攻撃によりほぼ満身創痍のBuGも負けじと次々に鞭蛇たちを生成し、二人目掛けて飛ばしてきたため、アラタも右目に宿るスキルの負担に耐えつつ、自らを抱えるニーアが地上へ着地する途中に必死に撃ちまくり、相殺するので手一杯であった。

「くっそぉ……あいつ無尽蔵に飛ばし過ぎなんだよ。BuGにはMP上限なんて無いのか……!?」
『それか、使用上限が限りなく高いかだねぇ。蛇に関しては後から遅れてきたハイエn……ゴホン、緊急参加者たちも頑張ってくれてるから、心配するなら本体だろう』

ニーアの細腕にしっかりと抱えられたまま悪態を吐くアラタ。それにニーアが普段の軽口(流石に蔑称はアラタに銃口を突き付けられ不発に終わったが)を叩きつつ、素早く走り回り鞭蛇たちから距離を置く。
先程まで二人が立っていた地点では、ターンが経過し状態解除がされたのか、BBが本格的に(?)動き出し、状態異常になったばかりのトアは自分たちに声援を送ってくれている。そろそろ右目と両腕がキツくなってきたが、彼女の声援に応えるためにも、再び【邪眼】を半ば発動し、迫り来る鞭蛇を排除していった。
それから間も無くして、BuG最期の悪足掻きも虚しく、他の飛び入りのメンバーにトドメを刺される形でコアは破壊された。それと同時に黒煙は消失し、石化した草木も元に戻り、後は自分たち含む、その場に居合わせるメンバー全員に向かって金色に輝く欠片が降り注いだ。

「これは……?」
『ふむ……どうやらBuGの討伐章のようなもののようだ。あの道化師クンも『レアアイテムゲット〜』とか言ってるしね』

目の前に落ちてきた欠片をアラタが手に取ると、欠片は彼の体に吸収されるように消え、代わりに何かが宿ったような気分になった。このまま何個か手に入れれば、何か良い事が起こりそうだ。そう思った矢先、アラタの耳__もしくは脳内__に聞き覚えのある声が響く。

『 使えない駒 』

この声は確か、この世界に飛ばされる直前にスマホのアプリから聞こえた気がする。恐らくBuGとその『声』は、自分たちが異世界に来たことと関係があるのだろう。だが____今のアラタには、そんなことはどうでも良い。

「……ところで、そろそろ降ろしてくれねぇ?脅威は去ったし、ずっと抱えられてるのもちょっとな……」
『ん?あぁいいよ。そろそろ腕も疲れてきた頃だしね』

そろそろ降ろすように言われると、いつ拾ったのか、先程外れて地面に置き去りにしていた仮面を片手に承諾し、ニーアはゆっくりとアラタを地上へ降ろす。しかしその直後。

「っ……!」

ぐらりとバランスを崩し、地面に崩れ落ちそうになったアラタの身体を慌てて支える。【邪眼】の使い過ぎにより、アラタの体力は自立出来ぬ程に削れてしまっていたのだろう。完全に元のコンディションに戻るには早くても一週間ほど掛かる。それまでに何も起こらなければいいが……。

『……とにかく、今日はさっさと帰って休むべきだね』
「……打ち上げとか行きt『駄目』……こんな時にオカンぶるなよ……」

>はじまりの草原ALL様

【BuG討伐お疲れ様でした!ですがアラタはスキルの影響でまともに動けない状態です!((
このまま帰宅させるのもいいですが、もしこのあと打ち上げ等のお誘いがございましたら是非とも引っ張っていって下さい!(←ただ他メンバーとの交流もしたいだけ】

11ヶ月前 No.132

スマイル @smile390 ★Android=yRngEPU5CB

【トア/はじまりの草原】

プレイヤーたちの攻撃が次々とBuGへ直撃する。BuGは心臓も丸見えで命乞いをしているかのように暴れているだけだ。あともう数分も絶たないうちに倒せるだろう。トアはほっとし力を抜く。

『トア!! 大丈夫?』

聞き覚えのある声が聞こえた。

「アリアー!」

見ると、アリアがこちらへ駆け寄ってくるところだった。考えてみればアリアとは戦闘中ほとんど一緒にいなかったな、と思う。トアは親友との再開にぱああと顔を明るくし手を振った。

「だいじょぶだいじょぶー♪蛇はニーアたちがやっつけてくれてるしね!」

トアはニーアたちをちらっと見ながらそう言い、アリアはトアの前でぴたりと止まった。「?」と思っているとぶつぶつと呪文のようなものを唱え始めた。

『これでしばらくは大丈夫だよ!』

呪文を唱え終わるとアリアはそう言った。どうやらバリアを張ってくれたようだ。

「アリア、ありがと!」

まだ動くことが出来ないためとても助かった。敵は瀕死だが、いつ反撃してくるか分からないので油断はできない。といっても先程思いっきり力を抜いていたのだけれど…今も。と、『ぱりんっ!』という破裂音がし、見るとBuGの心臓が見事に砕け散っていた。話している間に皆が倒してくれたようだ。同時に重力増加スキルも解け、体の重さも無くなった。結局あまり役に立てなかったなと思ったが自分だって出来ることを頑張ったんだ!と思っておく、というか思いたい。



『 つかえない駒 』

と、声が聞こえた。どこからかは分からない。空からか、BuGのテレパシーか、あるいは自身の頭の中からか。トアはこの声に聞き覚えがあった。忘れもしない、あの、ゲームが始まった日__『ようこそ異世界へ』__最初に聞いた声と全く同じだった。つかえない駒…どういうことだろうか。BuGのことを差しているのか、プレイヤーたちに対してか。しかし、今日のBuG討伐が何かの1歩になったことは間違いないだろう。その何かは、現実世界へ帰るためか_。トアは真剣な顔をし、考えていた。いつか、現実世界へ帰る日が来たら……トアはこれ以上何も考えないようにぶんぶんと頭を振る。どうせまだまだ現実世界へ帰ることは出来ないんだ。こう思うのは現実世界へ帰ることを待ち望んでいる人にとっては傷つくことだったかもしれない。けれどトアは…こう思っていたかった。
と、空から黄金に輝く塊が降ってきていることに気づく。それは手に取ると、手の中へ吸い込まれるように消えた。そして目の前にクエストクリアの文字と持ち物に覚醒塊が追加されたことが表示される。この塊は覚醒塊と言い、それぞれのジョブを覚醒することが出来る超レアなアイテムなようだ。トアはついさっきまで考えていたことは忘れ、無事にクエストを終了できたことにほっと息をつく。

そしてトアは今更アリアの後ろにもう1人いたことに気づいた。この人は…さっきモンスターに襲われそうになっていた人だ。アリアが助けていたのは見たけど、その後もずっと一緒にいたらしい。アリアの親友としてはちょっと嫉妬。まあそれはおいといてさすがアリアだ。その優しさで面倒見もいい!と、心の中で親友を称賛し、自由になった体で起き上がりつつ話しかける。

「初めまして。僕はアリアの大大大親友のトア!君は?」

トアは焼きもちから大を強調して言うとアリアの腕にぎゅっとくっつき少し頬を膨らませながら聞いた。

『お疲れ様! もし、この後予定がないなら飯でも行かないか?』

男性の声が聞こえてトアは声がした方を向く。イエローファング討伐のとき、トアの中では1番に頑張っていたと思っている人物だった。

「わあー!僕行きたい!!」

トアは話の途中であることも気にせず、身を乗り出すようにバッと手を上げる。

「ニーアたちも行こ!」

そしてふらふらなアラタを支えるニーアを見つけ、声をかける。アラタは行きたそうにしているが、ニーアに止められているみたいだ。

「僕が回復するから!ねっ、いいでしょ?」

トアは自分の杖を掲げて尋ねた。

>>アリア様、ベル様、カイエン様、アラタ&ニーア様、はじまりの草原ALL様

11ヶ月前 No.133

かしわぎ @kashiwa☆0JtkEMONf/hg ★AcwmdJQC8P_PHR

【キサラギ/城壁の外:はじまりの草原】

 前に座っているミス・ハロウィンは褒められた悦びからかぶるぶると震えている。流石のキサラギでも彼女が褒められるとめちゃくちゃ伸びるタイプの人だと理解してきたところだ。これ以上何か言うとこの人は死んでしまうのではないかと逆に心配になってくる。
 そんなことをしているうちにBuGの体力はどんどんと削られていく。今までの仲間はもちろん、新しくやって来た者たちも着実にBuGに攻撃を食らわせていく。そして、ついにその時がやって来た。ガラスの割れるような音があたりに響く、仲間の攻撃がBuGのコアを貫いたのだ。と、同時に空から無数の金色の何かが降って来る。BuGを倒したことによるドロップアイテムだ。キサラギが恐る恐るそれに触ると、手の中に吸い込まれるようにして消えた。詳しい効果は分からないが、おそらくパワーアップアイテム的な何かだろう。――クエストをクリアした。その実感が少し遅れてわいてくる。

『 つかえない駒 』

どこかからそんな声が聞こえてくる。どこかで聞いたことがあるような……と首をかしげるキサラギであったが、そんな疑念はすぐにかき消されてしまった。そして興奮冷めやらぬままミス・ハロウィンに声を掛ける。

「や、やりましたね……!」

 やはり、仲間とともに何かを成し遂げるということはとんでもなく気持ちの良いものである。それはこの異世界でも同じだ。キサラギは他のメンバーの様子を知るため地上を見やる。すると、キサラギの耳にこんな言葉が入ってきた。

『「お疲れ様! もし、この後予定がないなら飯でも行かないか?」』

 どうやら今回のクエスト達成の立役者であるカイエンが参加者に声をかけて回っているようだ。その様子にキサラギは妙な既視感を覚える。――そうだ、打ち上げ会だ。文化祭やら体育祭やらのあとにクラスの中心人物がやるアレだ。本当はキサラギも…否、美里もその打ち上げ会に参加したかったが門限などの都合上参加できたことはない。まず誘われたことがない。夢にまで見た光景を目の当たりにし分かりやすく動揺するキサラギ。ミス・ハロウィンを横目でちらりと見るが社交性の塊のような彼女は間違いなく参加するだろう。そもそも私なんかが本当に参加していいのでしょうか……とますます不安になってくる。

「でも、一度でいいからやってみたいなぁ……」

 共に戦った仲間たちと喜びを分かち合う……そんな経験はキサラギにとって初めてなのだ。


>>ミス・ハロウィン様、ウォルフガング=カイエン様、はじまりの草原ALL様


【クエストクリアおめでとうございます!】

11ヶ月前 No.134

酢橘 @karasu1010☆TyGLtXpsS1g ★0gkYBdXyN1_zI8

【シズマ/城壁の外:はじまりの草原】

シズマの目の調子が戻る頃には仲間のプレイヤーが見事な攻撃を見せコアと呼ばれる物体に亀裂が入ったかと思えば見事に浮遊した状態で砕け散る。そして偽物の青空に煌めく黄金の塵は寝転びたい草原の風に乗りながら不愉快な声に混合しながら流れていく。また駆除に成功したBuGが最後の断末魔に選んだ言葉は『つかえない駒』。言っている事の意図を確かめる事は出来ないがその声はこの世界に誘ったあの声と同じであった。彼はこの世界に呼び出した何かとこの世界を蝕むBuGとの関連を心で感じ取る。だがこの世界を愛する彼にとってBuGやその何かの言動は理解出来なかった。彼等は一体この世界をどうしたいのか。目的が見えない今、この世界の敵か、プレイヤーの敵かどうかも分からない。とにかくつかえない駒と言う発言は何か重要な意味を示しているのは間違いではないだろう。
そんな答えの無い問いを考えていると、空から『黄金色の塊』が舞い降りる。先に来ていたプレイヤーによるとこれは覚醒魂と呼ばれるレアアイテムらしい。BuGに遭遇した事の無い彼にはどこかで聞いた事があるかも知れないが初めてみるアイテムであった。そしてその魂は剣を握る手の甲にのめり込んでいく様に融けていった。後でこのアイテムの詳細を他のプレイヤーにでも聞いて効果を確かめようと考える。
すると、プレイヤーであろう一人が任務の参加者について食事の誘いを行っていた。他のプレイヤーと情報交換出来れば、現実世界と電脳世界が繋がる方法があるかもしれないので彼にとっては願ってもいない話だった。ついでにBuGや覚醒魂についても色んなプレイヤーに聞きたい事が山ほどある。そしてシズマは単純にプレイヤー同士での交流も心の中で密かに楽しみにしている節もある。それにあまりこのクエストに関しては最後の方で参加してしまったから、どうにかもっと交流を深める必要があるとシズマは彼なりの見解だが判断する。

「……俺も入って良いか?」

そう言ってシズマは刀を納め頭に装備していた仮面を外し改めてプレイヤー達の様子を窺う。こう言った打ち上げはパーティを組んでいれば幾度も無く経験するものだが、この場に参加しているプレイヤーがもしもではあるが全員参加となるとこんなに大人数での打ち上げは始めてかもしれない。それに大人数だと様々な交流と言う良い意味でも様々なトラブルと言う悪い意味でも盛り上がりそうである。

>>カイエン様、周辺ALL

11ヶ月前 No.135

GameMaker(スレ主) @96109610 ★ckDnZME2Oh_PHR

【BB/はじまりの草原→】

BuG討伐も終わりやっと解かれた緊張感に肩の力が抜ける。
流れとは言えかなりレアなアイテムもげとできたし、これは幸先いいなと感じる。
安心したのもつかの間BBの腹が大きくなる、そういえば金欠続きでこの一週間まともな食い物にありつけなかったな…
収入の1000Gもあるし街で腹ごしらえでもしてくるか、今日は…どうしようか。
そう考えているところにカイエンがプレイヤーたちに飯の誘いをしてくる。よっしゃ、のっかるか!

「はい!はーい!俺も行く!もう腹減って死にそう!」

これでもという位目立つ赤色が飛び跳ねる。

「なに食いに行く?肉?それとも肉?と見せかけて肉??」

涎をだらだらと垂れ流しながら飯の想像を膨らませているが、頭の中は肉一色である。
料理と言えばこの間パフォーマンスショーで言った料理屋、そこのまかない飯が旨かったことを思い出す。
きっと料理も格段にうまいはずだ、名前は確か…『Mallow(マロウ)』という料理屋だった気がする…。
和洋中一通り全部あるし贅沢だが300Gあれば満腹になれる、美人店員が多いことで割と有名な店だ。
まぁ料理長兼店長がオカマという点を除けばかなりパーフェクトな店なんだがな…。

「じゃあさMallow(マロウ)知ってる?行ってみないか?店長がアレでアレだけどアレだよ…いい奴だからさ、うん。きっとイケメンいたら割引してくれるよ」

ショーやった後に一回お礼の連続キッスの嵐で死にかけたことあるけれど思い出さないようにしておこうそうしよう
若干青ざめた顔をしながら行かないかとその場のプレイヤーたちに問いかける。

>草原ALL様

11ヶ月前 No.136

友禅 @yuuzenn☆fXqsD0VZIxk ★DoaFJQIlTR_Qks

【 ミス・ハロウィン / 城壁の外・はじまりの草原(空中) 】

 パーティメンバーそれぞれがそれぞれらしい攻撃手段を執拗に繰り返しダメージを与え続けた結果、ついにバグはガラスが割れるような破壊音と共にその命を終わらせた。降り注ぐ黄金の雨は元が黒煙だったとは思えぬほどに美しい。色は違うがダイヤモンドダストを連想した。現実世界で北のほうの国に旅行した際、あの時の一度きりしか見ていないが、それでも目を閉じれば今でも思い出せるほどに幻想的な光景だ。けれど金色なのも良い。どっちが上かは、まあ金閣が上か銀閣が上かの討論みたいに泥沼化しそうなので深く考えないでおこう。しかし、これだけで終わってくれれば最後は綺麗な散り様だったと評価してやれたものを、潰れた笑いじみた不愉快な声とどこかで聞いたことがあるムカつく声まで残していくのだからあのバグもタチが悪い。……けれどもっとタチが悪いのは、これだけ大勢の人間をゲームの世界に引きずり込んだあの声の持ち主か。勝手に黒幕扱いしているだけで実は彼女も雇われであり、上司が本当の黒幕とかなら勝手にヘイトを向けて申し訳ない。もしそうだったら詫びにいつもストックしている飴ちゃんでもプレゼントしよう。セールの時は一つで10Gだ。
 やりましたね、と声をかけてくれたキサラギにこちらも「やったわねん!」と笑顔とウインクで返しつつ、BBの助言に従ってホウキをかっ飛ばし覚醒魂(かくせいこん)を取りに行く。レアアイテムと聞けば惹かれずにはいられないのがゲーマーのゲーマーたる所以だ。近くで見たらダイヤモンドダストより大きいわねこれ、と思いつつ空に舞う黄金の塊をキャッチ。みるみるまに体内に吸い取られるように消えていく。とてつもなく眠かった時に30分の昼寝をし、起き抜けに珈琲を飲んだ直後のような満たされた感覚が身体を包んだ。もっと言うと、レッドブルだとかモンスターエナジーだとかのドリンクを飲んだ直後の感覚をちょっと割り増ししたような状態でもある。ここら辺の感覚は共通しているのだろうか。それとも個人差があるのだろうか。確認する術は無いが、これを体内に入れて辛そうなリアクションをしている者がいないことから前者の確率が高そうである。

「あら、人間やりたいと思ったことは心の底ではやれると思ってることよん? 行きましょ生きましょ! ごはん食べるなら女の子が多いほうが華やかで良いわ! 男ばっかりじゃ、どれだけ良い店でもチェーンの牛丼屋みたいな雰囲気になるもの!」

 ウォルフガングの言葉を聞いて小さな声で呟くキサラギに、高いテンションの余韻を引きずったままの口調でミス・ハロウィンが同行を迫る。本人的には迫るというか『勧めている』あるいは『誘っている』つもりなのだろうが、ホウキの上でくるくる回りながら飯に誘われたら大抵の人間は断り辛いと感じるものだ。よって相手にしてみれば迫られているのと同義であろう。色々なことをテンションで押し切ろうとするのはミス・ハロウィンの悪い癖である。ついでに中身が男子高校生のくせにさりげなく男をディスるのもどうかと思う。これに関しては自分しか知らない事実だし、まあ問題ないと言えばないのだが。

「はいはいはーい! あたくしちゃんとキサラギちゃんも参加するわー!」

 キサラギの返事も聞かない内からウォルフガング達のいる地上に向かってそう叫びつつ、やっとホウキを空中から地上に向かわせる。ずっと飛び回っていたから、いざ地面に降り立つとなんだか足元がふわふわしてしまう。ジェットコースターに散々っぱら振り回された後もこんな感覚になったことがあるが、乗っていた時間が時間なだけにジェットコースターよりも違和感が凄い。とはいえミス・ハロウィンはこの違和感にも慣れているほうなので、ふわふわしたのは最初の一歩だけで後は普通に歩き出せた。キサラギのほうは大丈夫だろうか。もし転びそうになっていたら支える準備くらいしておこう。

>キサラギ様&バグ様&ALL様

11ヶ月前 No.137

ライブラ @5121☆stkO0KxpThU ★ztEbdaugmt_5cz

【ムゲン/城壁の外:はじまりの草原】

『つかえない駒』

「コマ?」

この声は確か最初にこの世界に来た時に流れた声と同じ声だった。
さっき倒したBuGってハエとかそういう意味じゃないのなら、バグはバグでもプログラム的な意味だったなら?
……まさかな、考え過ぎか? だが頭の片隅には留めておこう、とりあえず黄金の塊である『覚醒魂』を取得する。
とりあえず、クリアしたことには変わらない、このムードにシリアスな意見をぶっこむのは野暮ってものである。

「やー、皆さんお疲れ様ッス。戦闘に参加するのが遅れてスンマセンねえ、なにせ大所帯になったもので移動にも一苦労でして」

とりあえず陽気な感じで一つ頭を下げるとさっさと謝罪を終わらせる。今回はラクして儲けたようなもんだからな。
だって実質攻撃二回しただけで殆ど何もしていないようなものなのだから、まあ来ないよりはマシだったとは思うが。
イエローファングとの二連戦お疲れ様である、打ち上げをやるみたいなことを皆が言い始めたので便乗してみようと思う。

「打ち上げッスか、んじゃ俺も……って、その店長オカマサンじゃないですかー、俺知ってるッスよ」

色々なパーティに参加して打ち上げとかにも参加してる身としては店にもそれなりに詳しくなるワケで。
うまい店も知っているがその店は確か店長がオカマだったのを覚えている、一度目を付けられて大変な目にあったのも覚えてる。

>はじまりの草原ALL

11ヶ月前 No.138

スサ男くん @kodai4370 ★iPhone=zjgl2HOplW

【バレット/はじまりの草原→】

剣を構えてスキル発動の準備をしていたら終了したではないか。まったく数の暴力とは恐ろしいものだ、あのBuGとやらも噂ほどではない実力だったし、やはり今日はついていないようだな。後ろを振り返ってみると「飯に行かないか」という提案をする者やそれに乗っかるプレイヤー達の姿。半分はイエローファングの討伐に向かった連中だ、こんな真昼間からよくもまぁ連続で頑張るものだ、任務なんて一週間で1つか2つこなせれば充分だろうに。

それにしてもあの玉…。
右腕の掌から身体に入っていったアレはなんだろうか。初めて見るもの、というよりは現象と言うべきか。レアアイテムとやらの類いでは無さそうだし気にする必要は今の所ないかもしれん。
そしてバグ消滅時に聞こえたあの声、そして発した言葉も気になるな。この玉といい、どうやら遊び尽くしたというにはまだまだ程遠いらしい…フッ。いや、詮索はこの辺りにしておこうか。面倒な推理ゲームは彼らのようなゲームを楽しむ連中に任せればいいだろう。

「こんな時間から打ち上げとは恐れ入る」

率直な感想が呟きとして出てきた。
羨ましさと面倒さが半々と言ったところか、だがこの大所帯で打ち上げなんてバカげてる。あまり知らないがプレイヤー達のオフ会(?)というものでももう少し少ないらしいじゃないか。

「…じゃあな」

またまた独り言を呟いた。それと同時に持っていた短剣を鞘に収め、そのまま両手をコートのポケットに突っ込む。
やはり大勢でガヤガヤするのは性に合わない、これっきり会うこともないだろうし。ストレスを溜めてまで馴れ合うつもりはない。


全く、ここまで言い訳しなければ羨望を抑え込むことすらできんとは、今までワンマンプレイだった自身にとって、あんなに大多数で行動するのは驚くほどにとても新鮮だったらしい。出番こそ殆ど無かったが、それでも見ているだけで少し感動すら覚えたほどだ。

なぜかフッと微笑が浮かんだ、それに城門へ向かう足取りも少しだけ軽快だった。


≫はじまりの草原All様
【流石に人数が多いようなのでバレットおじさんの出番はこの辺りで一旦区切らせていただきます】

11ヶ月前 No.139

ウォルフガング=カイエン @sibamura ★o0W3VsenYO_Y9V

【カイエン/城壁の外:始まりの草原→中心街:Mallow】

 カイエンの提案に、何人かの冒険者から賛同の声が上がる。それを見つつカイエンは、

(よ、よかった〜。 颯爽と誘っておいて参加者ゼロだとかだった恥ずかしくてもうこの人たちに会えんかった)

 と、安堵していた。そもそも、彼はリアルでは特にリア充というわけでもクラスの中心人物というわけでもない。そんな彼がなんでこのような提案をしたかというと、ノリとしか言いようがない。
 彼の頭の中で、大仕事を終えた冒険者は酒を酌み交わすというイメージがあったし、正直、リアルでリア充の方々がやっているイベント後の打ち上げにも憧れがあったのである。もっとも、これで誰も参加しなかった本気で赤っ恥だった。まぁ、以前からの知り合いであるゼノとミス・ハロウィンは参加してくれるだろうと思っていたのだが。
 思ったより多い参加者の声を聴き、カイエンは内心でガッツポーズを取りながらもクールに発言する。もっとも、顔が完全に笑顔になっていたが、

「来るもの拒まずだ。我らは共に戦った同胞(はらから)、何を遠慮することがある。……店か。」

 自分的にはキリっと決まったつもりのにやけ顔で痛い厨二ワードをちりばめた言葉を吐くと、BBの言葉に首を傾げる。
 自分が知っている店でもいいが、これだけの人数が集まるのだ、好みも様々だろう。その点『Mallow』は噂に聞く限りだが様々な種類の料理があり、味も確か、そして値段も良心的と三拍子そろった良店舗らしい。
 そう考えているとライブラの言葉が耳に入る。店長がアレなのは少し、いや、正直かなり不安だが、

「ま、まぁ、普通に客として行くには問題ないんじゃないか? まさか、客に色目を使う店長もいなかろう。どうしても、拒否だという人がいるなら変更でもいいと思うが、そうでないなら『Mallow』でいいか?」

 ライブラが店長に目を付けられたことを知らないカイエンはあっさりと承諾した。
 そして、未だ打ち上げ参加を迷っている人達へと声を掛けていく。まずは、茶髪の髪を肩まで伸ばした召喚士とその召喚獣であろう総身が漆黒の人型に声を掛ける。

「限界だというなら、無理にとは言わないが。街に入れば比較的安全だ。そんなに心配しなくても大丈夫ではないか。」

 この二人はイエローファング戦でもBUG戦でも常に動き続けてきたので、体力的に厳しいのは分かっているので体力的に限界だというなら無理はさせたくはないが、はじまりの草原から街に入ってしまえばほぼ安全なのでそう進めて置く。
 そして次は、ミス・ハロウィンのホウキの後ろに乗っていた少女、キサラギに近寄って声を掛けた

「お疲れ様。参加したいなら遠慮をすることはない。参加を強制したりはしないが、参加したいものを拒むこともないさ。」

 そう笑いながら言う。知らない人間の多い集まりに参加するのは勇気がいることだ。だから、ほんの少し後押ししてやったつもりだ。
 そして、参加を断って街へと去ろうとしている大柄な男、バレットへと声を掛けた。

「協力に感謝を。また再び会おう」

 先ほどの言葉通り、彼は参加を断っている者を無理に誘うことはしなかった。そういった行動が相手にとって迷惑だと知っていたからだ。
 最後に全員を見回すと、カイエンはウキウキしながら言った

「よしっ! それじゃ、特に異論がなければ、『Mallow』へ繰り出そう」

>>ライブラ様 BB様 アラタ様 キサラギ様 バレット様


【みなさんありがとうございます。もし良ければこの後は、Mallowへ移動した描写から始めたいと思いますが、よろしいですか】

11ヶ月前 No.140

Future Re:Vision @voltexfbk ★1DXVdHzeIP_M0e

【アレクセンド/城壁の外:始まりの草原→中心街:Mallow】

倒れたことによって相手はこちらの狙いを定めやすい。それを覆すように体をうまく動かして避けた鞭は、他の物の攻撃によって消滅した。
BuGが倒されたあとが、周りには見えるように感じる。いや、考え過ぎだろう。
一つの金の塊が手に落ちると、それは体に浸透していくように消え去った。自分の体の中で何かがうごめく。

『つかえない駒』

何の声だろうか。少なくとも、あのゲームスタートのときの声と全く一緒だ。
使えない、か。少なくとも大人数で倒す状況では使えないだろう。少数精鋭で倒せてからこそが本番、だと自分は感じる。

「つかえない駒、か。それを貴様らが証明することはできるのか……?」
そうやって虚空に呟く。どう相手が思おうと此方が使えないという証明が出来なければ、それは失敗に終わる。
相手はどういう理論だろうか、そしてどうやってこの世界を作り上げたのだろうか……。
結論にはたどり着けない。そう考えてるうちに、打ち上げの話が出てきた。
どうやらカイエンと呼ばれる男が主体となっているらしい。私には不似合いなのかは分からない。それを後ろ目に早足をし始めた。

そのまま始まりの草原から去ると、エデンへと戻った。
素材を確認し、中心街の店に鑑定と売却を行った。1200Gほどの稼ぎだ。一応生活はできるだろう。
たまには外食、とBBというプレイヤーが先ほど何か言っていた時に会話に流れてきた店であろうか。そこへと入ろうかと悩んだ。

>>ALL様


【流れ的には星月も参加はしませんが、ロル的な意味合いで彼女も参加の予定がないという事なので返信しない癖にいろいろ言うなと思いますがご了承くださいー】

11ヶ月前 No.141

ユリウス @zexion☆k39FQPKv5bQ ★iPhone=5ISdhhOrha

【ユリウス/城壁の外:はじまりの草原→中心街】

「どういたしまして」

とBBに答えて、ユリウスは『覚醒魂』というレアアイテムが吸い込まれた腕を暫く眺めてしまった。
自分は何もやっていないのにアイテムだけ貰うというのも何とも後味が悪い。
大所帯で移動に時間がかかってしまったから仕方ないことではあるのだが。

「私は辞退するよ、今回はほとんど何も出来なかったから……打ち上げだけ参加するというのも何だか申し訳ない。気が向いたらあとから顔を出させてもらうよ」

『Mallow』という店は行ったことがある。料理は美味しいし、店の雰囲気も良いのだがオカマの店長が何とも濃いキャラの人で絡まれて結構厄介だったが、決して店長が苦手だから行かないわけではない。
草原にいるプレイヤー達に軽く頭を下げ、エデンへ帰還するために歩き出した。

>>BB様、はじまりの草原ALL様


【返信遅れてすみません。人数も多いようですので、今回は打ち上げの参加は辞退させて頂きます】

11ヶ月前 No.142

ロレンス @ferudhires ★pCtQIlBluB_Y9V

【ロレンス/城壁の外:はじまりの草原→】

「……フゥーッ」
大きく息を吐く。BuGの最後のあがきと言える鞭が飛んで行ったときには流石に肝が冷えたが、どうやらほかのプレイヤー達がコアを破壊したらしい。
流石に肝が冷えたが、プレイヤーたちに大した怪我も無く、無事に終わったようでなによりだった。
それにしても、最後に聞こえたあの声……駒という言葉が指している物によっては、気を付けなくてはならないかもしれないな。

そんなことを、金色の欠片が降っている中、考えていた。
ふと、プレイヤーたちが集まっている場所を見れば、どうやら打ち上げと称してこのまま店に繰り出すようだ。とはいえ、若者たちの集まりにおっさんが出るのは野暮というものだ。

「大して活躍もしていないしなぁ…」
誰に言うともなく呟く。

戦場に着き、戦闘態勢を整えた時には既に趨勢は決まっていた。それは勿論重装兵ゆえの取り回しの悪さもあるのだが、会社員をしていたころに比べて非常事態に対する嗅覚が鈍ってきている、とも感じていた。

とにかく、あの声、それにBuGの特異性も気になる。とりあえずは、なにかこの世界で記録媒体のようなものが見られる場所を探そう。
そう考え、エデンへ戻るため草原を後にした。

【私も今回の打ち上げは不参加とさせてもらいます。次はもうちょい活躍させてあげたいなぁ。。。w】

>>はじまりの草原ALL

11ヶ月前 No.143

GameMaker(スレ主) @96109610 ★ckDnZME2Oh_PHR

【BB/はじまりの草原→中心街:Mallow】

「それじゃあ打ち上げ行くやつはついてこーい!」

手をひらひらと振りながら町の方へと歩いていく。中には参加しない者もいたがまぁ行きたい奴は後からついていくだろう。
中心街へ入ったところで人通りが多くなる。買い物客や仕事に追われるものたち様々な人間たちで賑わっている。
『料理屋:Mallow』はギルドとは逆方向のちょっと入り組んだ場所に位置している。知る人ぞ知る名店というものだ。
見た目は中国風の建物だがどこか和風の古民家のようなアジアンテイストなような…多種多様な文化が合わさった不思議なデザインである。

「こんちわー、大将…あ、いや『アイリーンさん』いる〜?お友達連れてきたんだけど」

暖簾をくぐり店内へ声を掛ける、中には綺麗な衣装を身にまとった女性店員さんと明るいうちから飲んで出来上がってしまっているおじさまたちの姿が…
「いらっしゃいませ〜」と可愛らしい声で歓迎を受ける。…決して変な店ではない、店長の趣味だ。
BBが辺りを見渡していると突如奥の方から声がする。

『あらBBちゃんじゃない!いらっしゃませ〜!そろそろ来るんじゃないかって天啓が来たのよね〜当たったわ!』

店の奥から颯爽と登場したのは身長200cmを超える巨体、筋肉質な身体に美しい赤い色のチャイナドレスを纏った男性…そうここの店長『アイリーン(本名:ザボルグさん)』だ。
その気迫に圧倒されながらもお友達を連れてきたことをアイリーンに伝え席を取ってくれるよう交渉をする。

『そんなことだろうと思って外のテラス席を貸し切りでご用意しちゃったわ!乙女の感はあたるのよ!』

テンション高めに外の席へと案内される。外には色とりどりの花や観葉植物たちがならび魚の泳ぐ池や桟橋など軽く庭レベルな風景が広がっている。
ちょうどど真ん中の一番景色が綺麗に見える席をアイリーンは用意してくれていたのだという。

「ありがとうアイリーンさん……はぁ」

料理はおまかせで持ってくると言い残しアイリーンは去っていく。
なんかこう…寿命が縮むというのはこういう時を示すのだろうか…。

「とりあえずみんなお疲れさま〜。無事にクエスト達成できたしみんなのおかげだよ〜」

椅子に腰かけながら今回のクエストクリアに改めて喜びの言葉をもらす。ぶっちゃけ自分だけだったら軽く三回は死んでたかもしれない。
幸運にもBuGを見つけてアイテムゲットもできたし上々の結果である。

>MallowALL様

【Mallowの場面に移させて頂きました。途中参加も可能ですので気になる方は遠慮なく来てやってください!】

11ヶ月前 No.144

レーリン/スマホから失礼します @reirin16☆iFOiR2juBrUr ★iPhone=t2Gdx8uNU5

【アラタ&ニーア/城壁の外:はじまりの草原→中心街:Mallow】

「ちょっとくらい大丈夫だって……!今日はちょっと動き過ぎたし、初めての外食も体験してみたいんだよ……!」
『語気に力が入ってない癖に何を言ってるんだい?というか、人付き合いは嫌いだってこの前言ってなかった?』
「あれは……日常的な話で……というか!こういう激戦からの打ち上げって、何か非日常的でワクワクするだろ?」
『知らないよそんなの』

ただでさえハイリスクハイリターンなスキルを立て続けに使用して殆どのステータスが下がっている故にまともに立てない様子のアラタと、表面的にはいつも通りの憎たらしい態度を貫きつつも内心心配しており、帰宅させて休養させたいニーアは、支えつ支えられつの状態を持続させたまま言い争う。リアルでの話、アラタ__否『小太郎』は現実的なことを嫌い、退屈な日常を象徴する人付き合いやテレビ番組の視聴等はあまりしないようにしていたが、祭りや年に一度の一大イベント等の非日常的なものは好きな傾向にあったようで、現にアラタとしてもこれから行われる打ち上げには参加したいようだ。しかし自らのスキルに生命力の一部を削り取られた以上、まともに動くことは出来ない。今更ながら何故【邪眼】というスキルを登録してしまったのかと過去の自分を恨めしく思う。
そんな時、救世主のような(主にアラタにとって)言葉が二つの方向から聞こえたのである。

『ニーアたちも行こう!』
『限界だというなら、無理にとは言わないが。街にはいれば比較的安全だ。そんなに心配しなくても大丈夫ではないか。』

危うく喧嘩が勃発しそうなほど意見のすれ違う二人に声を掛けてくれたのは、先程まで共に戦い、サポートまでしてくれたトアと、手強いイエローファングやBuGを相手に善戦してくれていたカイエンである。トアは更に自分がアラタの体力を回復するとまで言ってくれており、どちらかと言えば二人ともニーアに対して説得しているようであった。

『あのですねぇ、アラタのスキルをナメないで頂けます?【邪眼】は使えば使うほど生命力を削り、暫くはゲームで言う所の『基礎ポイント』以外は貧弱になりかねない、実に身に付けた理由の分からない意味不明なスキルで__「でもそれのお陰で、クロだって状態異常を回復できたんだろ?」……う……』

ニーアはそんな二人の誘いと説得にも応じまいとしてアラタのスキルのデメリットについて説明しようとするも、アラタからの横槍に返す言葉が無くなってしまい、俯いて黙り込んでしまう。

「それに……折角の誘いを断る訳にもいかねえだろ?俺、お前にも何か楽しいことを経験させてやりたいんだ」
『…………』

自分の顔を見上げ、口調を和らげつつ説得してくるアラタを見つめ、被り直した仮面の下でニーアは視線を泳がせる。彼の性格上、自らの弱さを見せたくないため、仮面はこういう時の必須アイテムとなる(アラタにとってはそれも無意味だが)。

『…………仕方ありませんね、行きましょう。トアさん、アラタを宜しくお願い致しますね。もし悪化させたら頭から喰らいますよ』
「怖い脅しすんじゃねぇ。っと……早速、頼んだぜ、聖職者さ……いや、トアさん?」

漸くニーアが折れたことで、アラタの打ち上げ参加は決定した。その後アラタがどのくらい回復したかは後で分かるだろう。

____さて、打ち上げ先の詳細はBB曰く、和洋折衷一通りの料理を揃え、300Gで満腹になれるほどのボリュームが期待出来るという。店員は美人が多いようだが、料理長兼店長がオカマで、イケメンが大好きらしい。この世界に来て間もないアラタにとっては初めての店だが、BBを始め既に来店経験のある被害者……基男性メンバーもいるようで、彼らの反応からして店長の人柄は容易に想像出来る。

「……どうする?ニーア。イケメンは割引だってよ」
『ふふっ、愚問だね?精々中の上程度の顔のアラタとは違い、APPの高いボクに掛かれば「TRPG経験者あんまいなさそうなんだから専門用語使うな。あとお前店長に酷い目に遭わされそうだから仮面被っとけ」』

主に料理長兼店長の印象が強かったのか、アラタは冗談半分にニーアを見やりながら呟くと、被害にもニーアがやる気満々だったため、目当ての店に着くまでは彼には目立たぬよう努めさせたらしい。

>打ち上げ参加者メンバーALL

【やっと書き込める時間帯になったと思ったら色々と遅れてしまったため、アラタとニーアのロルは今回此処までにしておきます!もし不都合でなければ、打ち上げが行われるテラス席には黙ってついて行ったということにしておいて下さい!(>_<)】

11ヶ月前 No.145

むぅた @muuuuuuta ★Tablet=nxCluXfSjh

【アリア/はじまりの草原】

『つかえない駒』

――――そんな声が聞こえた。 聞いたことのある声。 男か女かわからないような…そんな不気味な声。 ……つかえない駒……



アリアは視線を空から結界の中にいるトアとベルに向けられた

「あ! 終わったねー!!! 良かったー!!!」

(―――魔力を大量に消費しないで…)

そんな事でかなり安心しているアリア。 周りは命をかけて戦っているのに…回復薬を使う暇は沢山あるのに… 第一自分で決めた事なのに…… そんな事気にもせず、結界を解いていく。

深刻な顔をしているトア…だがアリアの後ろにいたベルに気づくと、トアはアリアの腕に引っ付き、頬を少しだけ膨らませて、

『初めまして。僕はアリアの大大大親友のトア!君は?』

と、聞く。

(大がすごく強調されてた気が…気のせいかな…? …ん? なんだろ?)

アリアはいつの間にかよくわからないものを手に入れていたことに気づく。

「『覚醒魂』? なんだろう……。」

(名前からして、進化とかできるのかな? さっきトアが難しい顔をしていたのはこれ関連なのだろうか…?)

「あ、トア。 これ何―――」
『わあー!僕行きたい!!』

アリアはトアに覚醒魂のことを聞こうと思ったその瞬間、トアは打ち上げに誘われて黄色い声を出している。 トアは他の人に声をかけて誘っている。

「あぁ!!! 僕も行くっ!!! 置いていったりしないでよー!!」

アリアは誘われなかったから少し悲しげにいう。

【あまり戦ってませんが、トア様が行くようなので…!←】

>>トア様、ベル様、周囲ALL様

11ヶ月前 No.146

かしわぎ @kashiwa☆0JtkEMONf/hg ★AcwmdJQC8P_PHR

【キサラギ/城壁の外:はじまりの草原→中心街:Mallow】


『「はいはいはーい! あたくしちゃんとキサラギちゃんも参加するわー!」』

 ミス・ハロウィンのそんな声とともに地面に降り立った二人。今までずっと空中にいたせいでふわふわとした奇妙な感覚がキサラギを襲う。思わず地面にへたり込みそうになるが、自分の杖を支えにして何とか踏みとどまり辺りを見回す。どうやら打ち上げに参加するのはクエスト参加メンバー全員ではないようだ。あまり大人数で騒ぐのが好きではなさそうな人もいたため当然といえるだろう。そして少し遅れてキサラギはミス・ハロウィンと参加することになっていることに気づく。これは願ってもないことなのだが、如何せん心の準備ができていない。「ちょっと待って」と彼女の方を向くが、その前に打ち上げ会の主催者であるカイエンに声を掛けられる。

『「お疲れ様。参加したいなら遠慮をすることはない。参加を強制したりはしないが、参加したいものを拒むこともないさ。」』

 そんなカイエンの言葉にキサラギはなんて素敵な方なのでしょう……と思わず涙ぐむ。参加の意思は固まった。

「それじゃあお言葉に甘えて……参加させていただきますっ!」

 カイエンの目を見てそう言葉を返し深く一礼する。話によると打ち上げは中心街のMallowという料理屋で開かれるそうだ。店長がアレな方だとうわさに聞いているが実際はどうなのだろう。行ったことのないキサラギには全く分からない世界だ。まぁ行ってみればわかりますよね!と出発した一行に置いていかれないようについていく。


 Mallowの外観は中華風でその中に日本家屋のような温かみを感じられるようなものだった。キサラギはもっとこう――西洋のお城のような見た目だと思っていたのだがそんなことはなかったらしい。それでも初めてのお店に入るわけだから内気なキサラギが緊張しないわけがない。早鐘を打つ心臓にそっと手を当てて恐る恐る店内へ入る。キサラギの顔色は蒼白で、とても打ち上げに来たような雰囲気ではない。どうにかして緊張を解こうと今まで行動を共にしてきたミス・ハロウィンに話しかけようとするのだが、どうにも声が出ず金魚のように口をパクパクとさせてしまう。


>>ミス・ハロウィン様、ウォルフガング=カイエン様、MallowALL様


【キサラギもMallowの方へ移動させていただきました】

11ヶ月前 No.147

スマイル @smile390 ★Android=yRngEPU5CB

【トア/はじまりの草原→中心街:Mallow】

トアがニーアたちを誘うとアラタは嬉しそうだったが、ニーアはまだ気乗りしない様子で断る理由を説明している。トアは難しい言葉がいっぱい出てきてよく分からずきょとんとしながら話を聞いていた。でもこれだけは分かった。ニーアはアラタの身を案じて断ろうとしている。さっきから話を聞いていてもアラタのことばっかりだ。いつも言い合っているように見えるけどその分仲がいいんだろうな。兄弟のようでちょっとだけ羨ましい。自分も兄弟姉妹がいたら言い合ったりしてたのかな…。
と、トアが想像しているうちにニーアはアラタが説得できたようだ。

『…………仕方ありませんね、行きましょう。トアさん、アラタを宜しくお願い致しますね。もし悪化させたら頭から喰らいますよ』
『怖い脅しすんじゃねぇ。っと……早速、頼んだぜ、聖職者さ……いや、トアさん?』

ニーアの言葉にビクッと震えかけるが、敬語だったこととアラタの注意が入ったことですぐに落ち着きを取り戻す。一瞬両親のことを思い出してしまった。毎日のように浴びせられた暴言、暴力。でも今ではそんなのもう昔の話だ。この世界でもニーアのように少々口が悪かったりする人もいるが、本気で言われたことは一度もない。ニーアが言ったのだって冗談だと思う、多分。
アラタに言われ、「まかせて!」と言って回復魔法をかける。スキルの疲労なら完全に全て回復とはいかないかもしれないが、かけないよりはいくらかマシだろう。回復し終わるとトアはパッとアラタたちに向き直る。

「よし。改めまして、僕はトア!知ってると思うけど聖職者だよ!よろしく!」

そう言ってトアはニッと笑う。戦闘中はちゃんと自己紹介が出来なかったため、改めて自己紹介しようと思ったのだ。


カイエンの誘いにたくさんの人が集まった。ほとんどがイエローファング討伐のときから見かけていた人たちだ。途中で参加した人たちは帰ってしまう人が多い。せっかくならその人たちともお話してみたかったな、と残念に思っていると

『あぁ!!! 僕も行くっ!!! 置いていったりしないでよー!!』

と言いながらアリアが駆け寄ってきた。トアは「あ…」という顔をする。またアリアを置いて行動していた。決して忘れていた訳では無い。トアは思いつくとすぐに動いてしまうのでそういうところは自分勝手で申し訳ないなとほんとに思う。

「アリアー!早く早くー♪あっ、君も行く?」

トアはアリアに笑顔を向け、急かすように言った。そして、先程名前を聞きそびれた(というかトアが途中で話を放置した)プレイヤーにも声をかける。初めはちょっと嫉妬していたがアリアの友達なのだ。親友の友達も自分の友達的なことをどこかで聞いた気がするから…というわけではないけど、アリアの友達ならトアだって友達になりたかった。皆でご飯を食べるのは仲良くなるいいきっかけになるはずだ。



BBの提案でMallowというお店に行くことになった。トアはたくさんの人とどこかに行くというのが初めてなため、ワクワクと不安が半々だ。店長がアレだと言っていたけど、アレってどういうことだろう。そんな疑問を持ちながら店内へ入る。店内は見たことのないような装飾で溢れておりとても変わったお店だった。トアは外国などのことはよく分からないがきっといろんな国のものが飾られているんだろう。と、BBが店長さんらしき人に話しかけている。その店長さんを見てBBがアレと言った理由が何となく分かった。店長さんは身長がトアの頭何個分にも高く、体はとても鍛えられているのか筋肉がすごかった。見た感じ男の人だと思ったが、服装は真っ赤なドレスで口調も女の人のようだった。トアはオカマやネカマのような言葉は知らなかったが、体型と見た目や口調がとてもチグハグに感じた。


店長さんに誘導され、トアたちは外の席へと案内された。

「わぁー…」

そこから見える景色に思わず立ち止まる。そこには様々な色や形の植物たちが広がり、池では魚が泳ぎ、とても綺麗な場所だった。この世界にはこんな場所もあったんだ。現実世界では見たこともない景色だった。

と、BBが適当な席に腰掛け話始めていたので自分たちも座った方がいいかと思い、きょろきょろと辺りを見回す。こんなにも広いお店に入るのは初めてで何だか落ち着かない。

「アリア〜……なんかすごいね」

トアはアリアの後ろに隠れるようにしながら席を探す。

【Mallowに移動し始めちゃったのでベル様の返答を待たずに移動することにしました。ベル様が行くかどうかは保留にしてあるのでどちらでもどうぞです】

>>アラタ&ニーア様、アリア様、ベル様、MallowALL様

11ヶ月前 No.148

友禅 @yuuzenn☆fXqsD0VZIxk ★DoaFJQIlTR_Qks

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※警告に同意して書きこまれました (性的な表現)
11ヶ月前 No.149

GameMaker(スレ主) @96109610 ★ckDnZME2Oh_PHR

【BB/中心街:Mallow】

椅子に座り先に出された水の入ったグラスを傾ける。中に入ったハーブの清涼感が喉を潤した。
中には来なかった者もいたが主要なメンバーはみんな集まってきてくれたようだ。

「あははは、賑やかな人たちだな!こんなにわいわい飯食うの久しぶりだな……いや飯を食うのが久しぶりなんだな」

以前鳴りやまない腹の音に耐えながら苦笑を浮かべる。
そうこうしていると店主のアイリーンと女性店員さんたちが料理をテーブルに持ってきてくれる。
超高級ルビー貝のアクアパッツァ、濃霧の森で採れた不定形茸のスープ、ドラゴンの卵のエッグサラダ、蒼炎の火山の炎カクテル、ジェットラビットのニンジンケーキなどなど…
層々たる名前の料理たちを一気に運んできてくれる。

『もう可愛い子とイケメンちゃんがたくさんいるからサービスで御馳走するわ!』

広いテーブルはあっという間に料理で埋め尽くされる…まるでパーティーのようだ
名前はえげつないが料理からは食欲をそそる何ともいい香りが立ち込めている。

「ありがとうアイリーンさん!うっはぁ!こんなに食べきれるかなぁ」

料理が出そろったのを確認するとアイリーンは『また追加で持ってきたげるわよ〜』と厨房の方へ去っていく。

「早く食べたい…でもその前に乾杯だよね!」

カクテルグラスを持ち上げみんなの方を向くBB、そして満面の笑みで

「みんなクエスト達成おめでとう!そしてお疲れさま〜!」

乾杯の音頭とまで堅苦しくはないがまずはみんなの無事と成功を祝って乾杯をしようとする。

>MallowALL様

11ヶ月前 No.150

レーリン/スマホから失礼します @reirin16☆iFOiR2juBrUr ★iPhone=t2Gdx8uNU5

【アラタ&ニーア/城壁の外:はじまりの草原→中心街:Mallow】

ニーアの手厳しい脅し文句はともかく、アラタのお願いに応じてくれたトアにより、アラタは回復魔法を掛けて貰った。何だか、身体が大分軽くなった気がする。
試しにニーアの手を借りずに立ってみれば、先程のように体勢を崩すことはなく、難なく自立し、歩き回ることができた。それを確認するとアラタはニッと笑い、トアに向き合うと礼の言葉と自己紹介を行う。

「おぉ、凄い効き目だ……!ありがとう!改めて、俺はアラタ。召喚士のアラタだ。んで、そこの仮面被って突っ立ってるのが俺の召喚獣の『ニーア・ラルシュテフ・ドゥンケルハイト』、でも名前長いから『ニーア』だとか『クロ』だとか好きに呼んでくれ」

トアの自己紹介も聞き、「おう、よろしくな!戦闘ではありがとう」と言うと、アラタの体力が回復してからずっと彼を見て突っ立っているニーアの方を見て「お前も何か言え!」と小声で促す。それでやっと我に返ったのか誤魔化すように咳払いをすると、ニーアもやっと口を開く。

『ゴホン……改めまして、ありがとうございます、トアさん。まぁアラタのスキルがスキルなので、暫くは暴れ回るのをアラタには控えて貰いますけどね』
「お前は一言多いんだよ」

と、ニーアの台詞にアラタが軽く突っ込みを入れたところで、トアは駆け寄って来た彼女の友達らしい少女(二人の会話によるとアリアというらしい)とともに先に行ってしまった。それを見送ると、「じゃあ、行くか」とニーアに言い、二人揃ってBBたちに着いて行くのだった。

『料理屋:Mallow』は、ギルドとは逆方向に位置する隠れ家的名店、という例えが合いそうな場所に建っていた。名前からして洋風の料亭なのかと思いきや、外観は何とも言い難いアジア系の中華風な建物である。ニーアはこの建物について「西洋の人間が日本という国や他のアジア文化の国の情報を所々齧っただけで作った、アジア圏にとっては違和感ありまくりなWなんちゃって日本家屋Wそのものですねぇ」と後で評価したらしいが、そんなことをデザイナーに知られたら厄介なことになりそうなので彼とアラタだけの秘密である。
内装はさておき、店員は殆ど若い女性で、衣装は綺麗なのだが歓迎の声が可愛らしく、アラタは漫画で見たメイド喫茶のようだと思ったが、空気を読んで口に出さないでおく。店員が女性ばかりという点だけならまだ良かった。この店で一番強烈だったのは先に聞いていた料理長兼店長で、身長はニーアよりも高い上、ガタイの良い体を中華服に包み、典型的なオカマ口調でBBを始め皆を歓迎したのである。成る程、この人なら来店経験のある男は皆げんなりする訳だ__とアラタとニーアは心の中でそう呟いた。
案内された外のテラス席は綺麗だった。何となく和洋折衷の雰囲気漂う庭園を思わせる風景は、この席で食事をする客の目と舌を楽しませてくれる。

(成る程、これがWインスタ映え"って奴か……)

そう思いながら、アラタはなるべく無難そうな席に腰を下ろす。ニーアはテラス席へ向かった直後に『ちょっと風景を楽しんで来る』と言って(何故か仮面をアラタに託してから)ふわふわと何処かへ行ってしまった。相変わらず気紛れな奴だが、まぁ一人にしても大丈夫だろうと考え直し、『アイリーンさん』と呼ばれる料理長兼店長が張り切って持って来た色取り取りの料理を目を丸くしながら眺める。
外食とは、こんなに綺麗な料理が出てくるのだろうか?とアラタは考える。『石田 小太郎』として生きていた頃は家で母親の作る無難な家庭料理ばかりを目にし、食べてきた。外から来た客に出す料理なのだから綺麗なのだろうとも思うが、やはり家で食べる食事より興奮する、とも考える。__そう言えば、うちの家族は今どうしているだろう?息子が帰って来なくなって心配しているだろうか?母親のことだから早くから警察に届出をしているかもしれない。

(……ん?どうして今更両親のことなんか……。ずっとどうでもいいと思ってたのに……)

ふとして出て来た考えは、BBの乾杯の音頭によって打ち消される。気が付けば皆グラスを持つなりなんなりして乾杯をしようとしている。アラタも慌ててグラスを持つと、

「かんぱーい!」

と皆と重なるように声を上げた。

>打ち上げALL

11ヶ月前 No.151

酢橘 @karasu1010☆TyGLtXpsS1g ★0gkYBdXyN1_zI8

【シズマ/城壁の外:はじまりの草原→中心街:Mallow】

シズマは大人数での食事を予想していたが予想は見事に外れてしまう。確かに彼自身もこの人数を相手にいちいち色んな情報を聞いていたら何も食べられずに打ち上げが終了してしまう。そう一人で考え込みながら、先を歩いていくプレイヤー達の後を自身のペースで追いかけていく。しかし色んな事を考えていた為か、これから打ち上げに行く店がどこなのか全く聞いていなかった。別に味が良ければどこでも構わないのだが。そして打ち上げの場所と思われる『料理屋:Mallow』と言う看板が建てられた中国風っぽくもありアジアンテイストっぽくもある、とにかく多様性が現れているグローバルな店に辿り着く。ちょっと入り組んでおり、まさに隠れた名店と言う雰囲気が建物から醸し出している。彼はこの店に来るのは初めてだった為、どんな料理が出てくるか楽しみであった。そして店の奥から現れたのは自身よりも遥かに巨体で赤い色のチャイナドレスを纏った男性が出現する。どうやらこの店の店長らしい。何だか、BuGやイエローファングも逃げ出してしまいそうな迫力やらオーラやら色々感じざるを得ない。

そして写真映りが良さそうな景色が見える外の席へと案内された後に彼は食事の待ち時間を考え、この場のプレイヤー達に現実世界と電脳世界が繋がる方法を聞いていこうと自身の席から動き出す。しかし自身が動く前に店主と女性店員さんたちがテーブルに料理が次々と運ばれていく。超高級ルビー貝のアクアパッツァ、濃霧の森で採れた不定形茸のスープ、ドラゴンの卵のエッグサラダ、蒼炎の火山の炎カクテル、ジェットラビットのニンジンケーキ等を見せられる度に、予想以上の高級店に来てしまったのではないかとソワソワする。正直、財布事情は結構節約するタイプなのでそこそこお金はあるのだがお金をなるべく使いたくはない。

「……まあ、打ち上げだから少しは良いか」

そうシズマは考え、乾杯の仕草は行わなずに静かに景色を眺めこの世界を堪能する。

>>周辺ALL

11ヶ月前 No.152

ウォルフガング=カイエン @sibamura ★o0W3VsenYO_Y9V

【カイエン/中心街:Mallow】

 BBの先導でたどり着いたMallow。そこはアジアンテイスト溢れつつ多国籍な雰囲気で、こういった店にあまり慣れていないカイエンは少し尻込みする。さらに、彼らを出迎える2mは有ろうかという巨体のチャイナドレスを着た大男、

「お、おぉう。」

 そのあまりの個性にカイエンは思わず言葉を失ってしまうが、ふと傍らを見るとキサラギが焦った様子で口をパクパクさせている。そういえば、彼女は参加表明するときも躊躇していた。こういった集まりが苦手なのかもしれない。彼自身、リアルでは騒がしいのが苦手だっただけにその気持ちはわかる。
 また、人間、自分より焦っている人を見ると逆に落ち着くもので、カイエンは傍らの金髪の少女に声を掛けた。

「ほら、あちらでミス・ハロウィンが呼んでいるぞ。早く行ってやらないと彼女は寂しさで拗ねるだろうから、行ってやってくれ。」

 そう言いつつ、自分もゆっくりした足取りでテラス席へと向かった。ちなみに、途中で見目麗しい店員さんたちが華麗な衣装で給仕している姿を横目でちらちら見ていたり、その脚線美にドキドキしてたりしたが、そこらへんはお年頃なので許していただきたい。
 そして、顔見知りであるミス・ハロウィンの斜向かいに腰を下ろすと、彼女へ声を掛けた。

「やぁ、漆黒にして南瓜の使い手たる魔女よ。今回の闘いも激戦だったがお互いなんとか生き残れたな。それと礼を言う、数々の助力に感謝を、また君に借りができ……あ、の、飲み物は何でもいいです。はい、お願いします」

 前半は厨二病全開のミス・ハロウィンへの挨拶と感謝の言葉。後半は飲み物のオーダーを聞きに来た女性店員への素の混じったきょどりつつの対応である。なんというか、見ていて痛々しいことこの上ないが、お年頃なのでお察しいただきたい。
 そうこうしているうちにそれぞれの参加者に飲み物が配され、食卓には数々の料理が並ぶ。現実世界ではありえない、この世界独自の食材たちが調理されて居並ぶさまは中々に壮観で、カイエンは思わず素に戻って感嘆の声を上げてしまったものだ。
 そして、BBからの簡素な乾杯の音頭とともに皆がグラスを掲げる。

「乾杯」

 カイエンもそれに習ってグラスを軽く掲げると、その中身を一気に呷った。

>> BB様 キサラギ様 ミス・ハロウィン様 Mallow ALL様

11ヶ月前 No.153

ライブラ @5121☆stkO0KxpThU ★ztEbdaugmt_5cz

【ムゲン/城壁の外:はじまりの草原→中心街:Mallow】

そうこうしている内にみんなで移動して飲食店Mallowにやってきた。
メシがうまいのは良いんだが、店長に若干苦手意識があるんだよなあ、悪い人じゃないんだけども。
BBサンの方に意識が言っている内にそそくさと席に移動する。

そんなこんなで運ばれてくる料理の数々、美麗な景色。これを自分で作ったとしたら大したものだ。
現実と区別がつかない程にリアルなこのゲーム、どうしても原理とかその辺りを詮索してしまう、このゲーム……今は現実をまだ受け入れ切れていない証拠なのだろうか?
異世界に転生したりバーチャルなゲームに入り込む感じのラノベはいくつか読んできたけど、実際に体験してみると完全に受け入れ切れるものでもない。
親父とかお袋はどうしてるかなー? とか考えながらグラスを取る。

「はい、かんぱーい!」

今までの湿った思考を一切感じさせないように努めて表情を作り込むとグラスを掲げる。
いやー、自分ほとんど何もしてないから結構疎外感が強いが、まあ何とかして話の輪に入り込もう。
とりあえず自己紹介でもしておこうか、この中でオレの名前知ってる方が限りなく少数だし。

「一応自己紹介を、俺の名はムゲンッス、漢字とかはなくてカタカナでムゲン。職業アサシンで気持ち的に忍者やってるッス
 遅くきてあんまり活躍してなかったけど、まあコンゴトモヨロシクってことで一つ、あ、このサラダうまい」

自己紹介しながら何気なくサラダを手に取って食べ始める、野菜はあまり好きじゃないがこのサラダはいけるな。
肉を食う前に野菜は適当に食べておこうという考えである、まあ酒は飲まないんだけどね、未成年だし。

>Mallow ALL

11ヶ月前 No.154

かしわぎ @kashiwa☆0JtkEMONf/hg ★AcwmdJQC8P_PHR

【キサラギ/中心街:Mallow】

 ようやく周囲を見渡す余裕が生まれたキサラギは改めてMallow店内を見渡してみる。まず目についたのは二メートルを優に超す身長の男性……否、女性だ。どうやらこの人が噂の店長のようだ。アイリーンと名乗った彼女曰く、キサラギたちには貸切のテラス席が用意されているらしい。これはありがたいとキサラギもそこへ移動しようとするが緊張のせいで右手と右足が一緒に出てしまう。ロボットのようなぎこちない歩き方でテラス席へ移動するキサラギ。さらにすれ違う店員や客にいちいち深すぎる会釈をするため周囲の人物にかなり不審がられてしまっている。

『「ほら、あちらでミス・ハロウィンが呼んでいるぞ。早く行ってやらないと彼女は寂しさで拗ねるだろうから、行ってやってくれ。」』

 やっとのことでテラス席付近にたどり着いたキサラギにカイエンがそう話しかける。慌ててその方向を見ると彼の云ったとおり、ミス・ハロウィンが「こっちこっち」と言いたげにキサラギに向かって手招きをしていた。キサラギは一瞬目をぱちくりとさせたがすぐに花を散らしたような笑みを見せる。すぐにそこへ向かおうとするが、カイエンに礼を述べるのを忘れていたことに気づき慌ててくるりと方向転換をする。

「あ、ありがとうございます!助かりましたっ!」

 そう言ってカイエンに深々とお辞儀をし今度こそミス・ハロウィンのいる席へ向かう。彼女やカイエンのおかげでだいぶ緊張がほぐれてきた。現実世界に彼女たちのような人間がいたら、キサラギの性格も随分と変わっていたことだろう。そんなことを考えていると、ふと家族の顔がキサラギの脳裏によぎり一瞬だが笑顔が曇る。しかし、この世界での暮らしが幸せなのもまた事実。今は急いで元の世界へ戻る道理はない。キサラギはそんな考えをどこかへ追いやるように深呼吸をし、ミス・ハロウィンの隣に腰掛ける。

「うひぃ……何から何まで申し訳ありません。お美しいハロウィンさんの隣だなんて恐縮です……」

 言葉では恐縮と言いつつも表情はいかにも幸せそうな笑顔である。これだからキサラギは分かりやすいと言われてしまうのだろう。ちらりと横に座るミス・ハロウィンを見て、横からだとさらに胸の大きさが際立っているなと思うキサラギ。そして彼女の胸と自分の胸を見比べてため息を漏らす。しかしそんな湿っぽい考えはすぐにかき消された。BBが乾杯の音頭をとったのだ。打ち上げ会なのだから乾杯はあるだろうと思っていたが、いざその時になると緊張するもので、さっきまで静かだった心臓が途端に高鳴り始める。キサラギは震える手で水の入ったグラスを取ると、BBにならってそのグラスを控えめに掲げた。

「か、乾杯っ!」

 若干――いや、かなり上ずった声でそう言うと、中身の水を少し飲む。キサラギは恥ずかしさのあまり茹でだこのように顔を赤くし俯き目の前の料理を眺める。元の世界では見たこともない名前と見た目の料理の数々に思わず息をのんだ。料理の一つ一つをじっくりと見ながら、渋谷にいる女子が好きそうですね……なんて思う。

『「一応自己紹介を、俺の名はムゲンッス、漢字とかはなくてカタカナでムゲン。職業アサシンで気持ち的に忍者やってるッス
 遅くきてあんまり活躍してなかったけど、まあコンゴトモヨロシクってことで一つ、あ、このサラダうまい」』

 ムゲンと名乗った忍者風の青年がそう自己紹介しているのを見てキサラギは自分が今までまともに自己紹介をしていなかったことに気づく。もしかしたら自分の名前を知らない人もいるかもしれない……と考え席を立つ。

「じ、自己紹介が遅れてしまい申し訳ございません!ええっと……私の名前はキサラギで、職業は一応聖職者です。これからもいろいろ諸々よろしくお願いいたしますっ!」

 キサラギにしては珍しい大声でそう自己紹介する。席に着くと今までの緊張が一気に解けたのか、キサラギのお腹が「ぐぅ…」と鳴った。数秒遅れてその音が自分から発せられたもの気づいたキサラギはあまりの恥ずかしさに卒倒しそうになりながら蚊の鳴くような声で「すみません……」と呟いた。


>>ミス・ハロウィン様、ウォルフガング=カイエン様、BB様、ムゲン様、MallowALL様

11ヶ月前 No.155

Gift @gift0001 ★iPhone=05OSeWFbnM

【独毒/中心街:Mallow】

「あ、あの、お姉さん、コレと同じのもうひとつ」

まだ外は明るいというのに、お酒のにおいを振り撒くオジサマたちがガヤガヤしている店内。昼間っからだらしないねェ……と呟くこの男も、人のことを言えた立場ではない。と言ってもヘロヘロに酔っ払っているわけではなく、しっかり節度は守って飲んでいるようだ。しかしその見た目は10代の少年。背後を偶然通った青年が、未成年が酒を飲んでいると思ったのか強めの口調で叱りつけてくる。それを軽くいなすと、少年のような見た目の男__独毒は新たに運ばれてきたグラスを掴む。身長と体格のせいでティーンエイジャーにしか見えないが、こう見えても立派な成人である。どれだけ名が通るようになってもこれだけは間違える人が後を絶たない。やはり名前だけ広まっても駄目なのか……などと考えていると。

「わ、なんか急に賑やかになった……」

店長のアイリーン、もといザボルグさんが何者かと親しげに話していたかと思えば、ぞろぞろと大人数のグループが外のテラス席へと移動していく。その先頭の男には見覚えがあった。たしかBBとか言ったか。わかりやすい道化師の格好をしているからよく覚えていた。他にも南瓜魔女や忍ばない忍者、個人的に憧れている厨二チックな剣士など、見たことのある顔が何人か混ざっている。何の気なしにそのまま見ていると、乾杯の声が聞こえたあたりどうやらクエスト終わりの打ち上げか何かのようだ。テラス席の出入口のすぐ側に座っていた独毒には彼らの声がよく聞こえる。あまり見ない顔ぶれに好奇心が疼いたのに加え、ひとりで飲んでいるのもつまらないと思った独毒は手近な窓から顔を出し、酒で酔った勢いに任せてBBたちに声をかけた。

「やあ、クエスト終わりってとこ? お疲れ様。よければ皆のクエストの話、聞きたいなぁ。もちろんタダとは言わないよ、何か奢らせて。それか今後のクエストでヒーラーが見つからなかったとき、呼んでくれれば即座に駆けつけるとかでもいいよ〜? どうかな、流石に無理があるかな……?」

BBたちの側からしてみれば、クエストに参加もしていない独毒はただの部外者だ。全く関係の無い人間が突然絡んできて迷惑だと思うかもしれない。だが独毒は店の賑わった雰囲気や酒の力で、いつもは神経質なほど気にする他人の反応もほんの些細なことのような気がしていた。

>>Mallow ALL様


【お酒の力に頼らなければ絡みにも行けないチキンですがやっとこさ本編にお邪魔します。完全にただの酔っ払った面倒な奴状態なので、迷惑でしたら適当にスルーしていただいて構いません】

11ヶ月前 No.156

友禅 @yuuzenn☆fXqsD0VZIxk ★DoaFJQIlTR_Qks

【 ミス・ハロウィン / 中心街:Mallow 】

 店長や女性店員たちの手によって続々と並べられていくのは、目にも鮮やかで美味しそうな料理たち。そのどれもが現実世界では手に入らない食材をふんだんに使ったものばかりで、こちらの世界に来たばかりの頃は「果たして舌に合うのだろうか」なんて恐々としていたものである。が、それなりに慣れた今となってはどれも美味しく食べられることを知っているから一安心。ミス・ハロウィンのテンションを上げてくれたのは料理だけではない。店長のアイリーンが口にした「可愛い子とイケメンがたくさんいる」という言葉でもテンションを上げていた。名指しされていないのに「可愛い子」の中に当然のように自分をぶっこむ辺り、この女はひょっとしなくても自意識過剰ではないだろうか? 今さらと言えば今さらの話である。

「さっきぶりねぇ、ウォルフガングちゃん。でもでも、あたくしちゃんはあたくしちゃんのやるべき事をやっただけよん? そしてあたくしちゃんのやった事が報われたのは、ウォルフガングちゃんみたいな前衛の子たちが頑張ってくれたお・か・げ! つまりはあたくしちゃん達みーんなの大勝利! 借りただの貸しただの、細かいこと気にする必要ないわん。あ、あたくしちゃんカボチャジュース一つ」

 斜め向かいの席に座ったウォルフガングにひらりと片手を振る。飲み物を聞いてくれた女性店員にはウインク混じりにカボチャジュースを注文したが、メニューに目を通していないのでここにカボチャジュースが置いてあるかは定かではない。まあ、無ければ近い野菜ジュースとかが出てくるだろう。とか考えていたらすぐにカボチャジュースが出て来た。さすが人気店なだけあって品揃えも豊富だ。手招いたキサラギも隣に座ってくれたし、これは楽しい打ち上げになる予感がビシビシする。というかキサラギに「お美しい」と褒めて貰えた時点で精神的ボルケージは最高潮に達しており、酒も入っていないのに既に頬が赤らんで雰囲気がぽわぽわしていた。相変わらず褒められるとチョロい。それでも乾杯の音頭は聞き逃さず、黄色っぽいカボチャジュースのグラスを高々と頭上に掲げる。そして火照った身体を冷ますように半分ほど一気飲み。満足そうにグラスをテーブルに置き、口元をナプキンで拭う。

「あらあらん? これってば二度目の自己紹介の流れなのかしらん? じゃああたくしちゃんも便乗ー!」

 腹の音を聞かれて恥ずかしそうなキサラギを庇ったつもりなのか、あるいはたまたまそう見えるタイミングだったのか――十中八九で後者だろうが、ともかく賑々しく片手を上げて立ち上がったミス・ハロウィンは、テラス席で天井が無いのを良いことにテーブルから高さ5メートルくらいの位置に結界を張ると、愛用のホウキを棒高跳びのように使ってそこに飛び乗った。ふわりと翻るブラックドレス。振り撒かれる甘ったるい匂い。けれど張られた結界のおかげで料理の中に塵や埃が入ったりすることはなく、本人もそれを知っているので遠慮なく半透明の結界の上をくるくると回る。そしてジャック・オ・ランタン・ボムをクラッカー代わりにいくつか弾けさせては、その破片から舞い散る紙吹雪やリボンの中でアイドル並のぶりっ子ポーズをかましつつ声を張り上げた。

「あたくしちゃんのお名前はミス・ハロウィン! 職業は魔術師(グリモワール)! 知っている子はあたくしちゃんを好きになって帰って、知らない子はあたくしちゃんを覚えて帰ってねんっ? 褒めてくれるともっと嬉しいわ! 今回だけじゃなく、今後ともよろしくして頂戴!」

 笑顔で言いたいことだけ言った後、ぴょんっと結界の上から自分の椅子の上に飛び降りて、何事も無かったかのように食事に手をつけ始める。奔放な女だ。なおジャック・オ・ランタン・ボムから舞い散った紙吹雪やリボンなどは、全て結界に受け止められて料理には微塵も降り掛かっておらず、ミス・ハロウィンの魔力で作られたものなので、結界を消してもその前に彼女が指パッチンすれば落ちてくる前に消え失せた。派手な振る舞いが人に許されるか、それとも許されないかの境目は、個人的に人に迷惑をかけるか否かだと考えている。ゆえにミス・ハロウィンは、どれだけ賑々しい言動をしようとあからさまに人の迷惑になるような事だけはしない。それは良識ではなく、最低限の常識だ。

>キサラギ様&ウォルフガング=カイエン様&ALL様

11ヶ月前 No.157

GameMaker(スレ主) @96109610 ★ckDnZME2Oh_PHR

【BB/中心街:Mallow】

乾杯!その言葉の後、青い光を淡く放つカクテルを一気に飲み干した。
仕事終わりのこの一杯!最高である。
リアルの時はよく会社の残業後に缶ビールで仕事の疲れを癒していたっけか…
そんな懐かしい記憶を思い出しつつごくりと喉を鳴らした。

「そういや初対面の奴もいると思うからもう一回自己紹介しとくわ、俺の名前はBB(べべ)職業は道化師(クラウン)やってまーす!今日はなんやかんやで世話になったな」

おつまみがてらサラダをバリバリ食べながら自己紹介をする。
…ドラゴンの卵とか初めて食ったけどこれうまいな。

「運よくBuGにも遭遇できたし覚醒魂ももらえてラッキーだったわ!…あと2つか。」

再度注文したカクテル(今度は赤い酒を飲んでいる)を飲みながらふと思い出したように言葉を続ける。

「あんたたちさ、『元の世界』に帰りたいと思うか?」

正直場違いな質問だと思った、しかし問わねばならないことだと思いそのまま話す。
BuGを倒したときに聞かされたあの言葉…あれはまさしくここに来るときに聞いたあの声と同じ、黒幕の声に違いない。
どうして自分たちがここに来たのかは正直分からない、しかしこれだけは言える
元の世界に帰るための鍵は恐らくBuGが握っている。

「まぁぶっちゃけどう帰ればいいかなんて全くわかってないんだけどな!…ただ声が、あの声聞いて確信したんだ。元の世界に帰る方法はきっとBuGたちが握ってるんだって。」

こんな根も葉もないうわさ程度の妄言誰が信用するか、そう思ったが言わずにはいられなかったのだ。
不安をかき消すように酒を煽る、いつの間にかまたグラスは空になっていた。

>MallowALL様

【あ、お店の料理ですが適当に名前つけて頼んでいただいて結構です!(今更)】

11ヶ月前 No.158

ウォルフガング=カイエン @sibamura ★o0W3VsenYO_Y9V

【カイエン/中心街:Mallow】

 グラスの中の飲みものを飲み干してテーブルに置くと、カイエンは早速料理に手を付ける。正直、朝遅くに起きて急いでギルドに向かい、そのままクエストに直行したのでかなり空腹である。
 まずは手近にあったドラゴンの卵のエッグサラダを食べようと、大皿に盛られたそれを手元の小皿に移す。ついでに、近くにいる数人にも小皿に取り分けて渡すと、さっそく口に入れて咀嚼する。

「ん、これはうまい。うん、うん……」

 卵独特のまろやかさとジューシーさが口内を満たし、瞬く間に小皿に盛った分は消えていく。すると、ムゲンやキサラギが自己紹介をはじめ、ついでミス・ハロウィンがテーブルの上に結界を張ってそのうえで自己紹介を始めた。
 のは、いいのだが正直彼女の衣装で半透明の結界の上にのって頭上にいられると色々と目のやり場に困る。彼女とは以前からの知り合いであるカイエンは特に紹介を聞く必要もないので、彼女の声だけ聴きつつ、自分の中の誘惑にぎりぎり抗って下を向いて一心不乱にサラダをほおばる。
 しばらくすると、彼女の自己紹介も終わったようで今度は自分の番かと思った彼も立ち上がった。

「では、俺も自己紹介をさせてもらおう。ウォルフガング=カイエンだ、剣闘士をやっている。今後ともよろしく頼む。」

 腰の剣を叩きつつ胸を張って朗々というのだが、先ほどまでほおばってたサラダの葉が頬に一枚ついているのでどうにもしまらない。そんなことにはまったく気づかずに、カイエンは腰を下ろすと斜向かいのミス・ハロウィンに話しかけた。

「そうだな。君は君の最善を尽くした。だが、それは誰にでもできることじゃない。君はただがむしゃらに突っ込んだわけでも考えなしに攻撃していたわけでもなく。相手の能力、周りの状況、そして何より自分の能力を考えて常に最善な一手を選択していたように思う。それは、賞賛に値するよ。」

 先ほどの戦闘、ミス・ハロウィンは大雑把に爆撃していたように見えて、その実は上空にいるというアドバンテージを生かして全体を俯瞰で見据えて行動し、相手の動きの制限や味方への結界を行っていた。
 ただ突っ込むだけの自分とは大違いである。
 などと話していると、

『「あ、このサラダうまい。」』

 という声が聞こえた。見れば、ムゲンと自己紹介をしたアサシンがカイエンも気に入ったサラダを美味しそうに食べている。人間、自分の気に入ったものを相手も気に入ると親近感が湧くもので、ついそちらにも声を掛けてしまう

「それ、旨いよね。サラダなのに味があって……君って手裏剣使ってた人だよね。アサシンっていいよね。俺も最初剣闘士とどっちにしようか迷ったもん。」

 ちなみに、相手が同年代っぽいのでロールでなく素のテンションに戻っていたりする。なんともなりきれない男である。
 と、そんな彼らに声を掛けてきた青年がいた。

『「やあ、クエスト終わりってとこ? お疲れ様。よければ皆のクエストの話、聞きたいなぁ。もちろんタダとは言わないよ、何か奢らせて。それか今後のクエストでヒーラーが見つからなかったとき、呼んでくれれば即座に駆けつけるとかでもいいよ〜? どうかな、流石に無理があるかな……?」』

 そちらの方を見やれば、自分とさして年も変わらなそうな緑色の髪をした青年がお酒を片手にこちらに声を掛けていた。彼の年齢など知らないカイエンが見るからに未成年の彼が酒を飲んでいることに首をひねったが。ゲームの中で細かいことを言うのも無粋ということでそれは気にしないで彼に答える。

「奢りはともかく、ヒーラーの知己ができるのはありがたい。俺の知っていることで良ければ……」

 そう話そうとしたとき、今まで陽気に飲んでいたBBからある意味爆弾発言が飛び出す。

『「あんたたちさ、『元の世界』に帰りたいと思うか?」』

 そう問われたカイエンは全く躊躇することなく答えた

「その答えは、YESである。」

 元の生活に今のような刺激や楽しみがあったかというと断じてそれはないが、10数年生まれ育った世界だ。それなりに良い思い出も大切な家族もいる。彼はゲームが大好きだし、この世界にも満足していたが、さりとて現実に絶望しているわけでも諦観しているわけでもない。
 もし、先ほどの声の主が現実への帰還の鍵となるなる。彼はその謎を追うつもりだった。

>> ムゲン様 ミス・ハロウィン様 独毒様 BB様 ALL様

11ヶ月前 No.159

レーリン/スマホから失礼します @reirin16☆iFOiR2juBrUr ★iPhone=t2Gdx8uNU5

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11ヶ月前 No.160

酢橘 @karasu1010☆TyGLtXpsS1g ★0gkYBdXyN1_zI8

【シズマ/中心街:Mallow】

シズマはどれも現実世界では味わえない食事を堪能していた。どれも現実では味わった事の無い料理でこれからも是非機会があれば財布と相談する事請け合いだがいつでも通いたい程である。店主については歪んだ気迫の様なモノを感じるが特に喧嘩を売られる様な事をしてこなければ特に問題はない。そんなシズマは何も思っていないが誰がどう見ても今の彼は尖がっているとしか言いようがなかった。そして蒼炎の火山の炎カクテルを飲みながら、そのカクテルに合いそうな料理を口いっぱいに頬張る。
すると、ギルドで一番に仕切っていたムゲンがこの機会に自己紹介を行うと他のプレイヤー達も自己紹介を開始する。シズマは自身のペースで食事を終えた後、立ち上がり無難と言うより虚無に近い自己紹介を行う。

「剣闘士(グラディエーター)のシズマだ。宜しく」

そう言って自身の席に座り込み、再び楽しげな食事と景色を思う存分に堪能する。すると、この場を仕切っていたBBが元の世界に帰りたいかどうかを聞いて来る。それに対してシズマは自分の考えを淡々と酒の力を借りながら語る。

「元の世界に帰りたいと言うよりも元の世界と繋がれる方法を俺は今、探している。つまりは……いつでも、この世界と現実の世界と出入りが出来る様にしたい。それで折角の機会だから聞くがそう言った方法を何か噂程度で良いんだが情報を持っている奴はいるか? 勿論、こちらも出来る限りだが何か知りたい情報を提供する事も可能だ」

そしてBBが言っていたその鍵を握っているのはBuGと言う発言において俄然、興味が深まる。

「出来ればその話を詳しく聞きたいのだが……。何か見返りが欲しいなら言ってくれて構わない。今は言いたくないなら、それはそれで別にこれ以上は何も言わない」

シズマにとってBuGと言う存在はこの世界の脅威だと感じていたが現実世界へ繋がれる方法の鍵だと言うなら、今の内に是非色々BBの話を聞いておきたい。そう感じながら、打ち上げの雰囲気とは似つかない表情をシズマはBBに見せる。

>>BB様、MallowALL様

10ヶ月前 No.161

ライブラ @5121☆stkO0KxpThU ★ztEbdaugmt_5cz

【ムゲン/城壁の外:中心街:Mallow】

野菜はあまり好きではないが、うまいのならば話は別とばかりに自分の皿に多く取る、無論他の人が食べられなくなるような量は取らない。
大学ではサークルとか入っていないのでその飲み会に行ったことはないがこの程度は最低限のマナーとして叩き込まれてある。
大声で自己紹介を返してくれたキサラギ、そのあと恥ずかしさのあまり縮こまりながらすみませんと呟いていたので適当にフォローしておくことに。

「まーまー、そんな縮こまらなくてもいいッスよ。みんないい人そうですし怒る人なんていないでスよ、大きな声で自己紹介できるのはいいことですよ」

自分で言っておいて随分と適当というか気休めっぽいというか、そんな感じのフォローになってしまった、腹が鳴ったことが原因だとは思ってもいない様子である。
褒めてくれると嬉しいわ! となんともまあ個性的な自己紹介に適当に拍手しながら「おー」とか言うと、酒が入った様子の青年がこちらに寄ってくる。
どんなクエストをしていたのかと聞かれるが、自分は答えられるほどに参加していないので回答は他の人に任せることにした。
次に話しかけてきたのはカイエンという剣闘士だ、恐らくイエローファング討伐組の方だろう。

「お、話が分かる人ですねー、俺は野菜あんまり好きじゃないけどこれならいくらでも行けるッスよ
 どうせゲームやるならロマンを追求しないとですよ。ここの皆さんも割とそういう人の集まりじゃないでスか? そこでさっき紙吹雪出してたハロウィンさんみたいに、もういっそ清々しいというか凄いというか」

道化師(クラウン)でもないのにあんな大道芸染みたマネができるのは凄いことだと遠回しに称賛しながら返事をする。
もしゃもしゃと草食動物にでもなったかのような気分になりながらサラダを頬張るとBBの言葉に一瞬目を細める。
が、直ぐにニヘラとした気の抜けるような笑みを浮かべ直すと飄々とした様子で答える。

「そッスねー、難しい質問ですよ。この世界は楽しいでスけど、リアルでも同じ時間が流れてたら俺大学留年の危機ですよ、ハッハッハ!
 まあそこは親がうまいこと休学扱いとかにしてくれてるでしょうよ、俺のスタンスとしては適度に楽しみながら適当に帰る方法を模索するって感じッスわ」

さらっと自分の年齢が割れそうなことを話すが、別に年齢だけ特定されても困るようなことはない、大学生でこのゲームをプレイしている人間はゴマンといるだろうし。
むしろこのゲームをプレイしている層は二十台以下の若い層がほとんどだと推測している、年食ったジジイがスマホでゲームをするという図は想像しにくい。
もし行方不明扱いになっていてもうちの親ならうまく対処してくれていることだろうと信じている、厳しい親であるがその分信じている。
シズマはこの世界と向こうの世界を行き来できるようにしたいと言っているが、自分は割と新参者の部類に入るのでそこまで世界の謎に迫れる情報はない。

「悪いッスね、俺は割と最近来たモンでさっきのBuG以上の情報は持ってないッスよ」

ムゲンがこの世界に来たのは半月程度前だ、それでも秘奥義スキルを取得したりこの世界で戦っていけるだけの能力を整えたのは努力の賜物だ。
情報収集したりクエストでパーティに混ぜてもらったり、悪いことはしていないが色々とやって今に至るのだ。
ただしシズマの思想は面白いものだ、ゲームと現実の行き来、というのは新しい発想だ。

>キサラギ、カイエン、ミス・ハロウィン、シズマ、Mallow ALL

10ヶ月前 No.162

スマイル @smile390 ★Android=yRngEPU5CB

【トア/中心街:Mallow】

トアは相変わらず落ち着かない様子できょろきょろと辺りを見回している。

『みんなクエスト達成おめでとう!そしてお疲れさま〜!』

と、BBが全体に向けて大きな声で言った。それに反応するように皆グラスを手に持ち掲げると乾杯という言葉を口にしている。

「か、かんぱ〜い…」

トアはきょとんとしつつ皆の真似をして言った。トアには乾杯の意味が分からなかった。現実世界では誰かとご飯を食べるなんて経験は病院の看護師さんとくらいだったし、テレビは無かったからその言葉を知る機会も無かった。この世界に来てからも乾杯という言葉は聞いたことがある程度で意味は知らない。皆がそういう行動をとっているところを見ると、決まり事のようなものなのかなとは思っていたけど。

乾杯が終わると今度は自己紹介が始まった。アサシン?のムゲン、自分と同じ聖職者のキサラギ、魔女のお姉さんはミス・ハロウィンって言うんだ、あとは道化師のBBに、剣闘士のカイエン、それと召喚士のアラタ、召喚獣のニーア…とここまで聞いてハッとする。

「アラタ!」

トアはアリアの背中から飛び出すとアリアの手を引き(ベル様がいらっしゃるならベル様の手も引き)アラタの元へ駆けていき「隣いーい?」と尋ねた。この多人数の中で知り合いを見つけられたことにホッとし、いつもの元気いっぱいなトアに戻る。ニーアがいないことに気づくが、さっきのアラタの自己紹介でニーアはどこかに行っていると言っていた気がするのでちょっと気になるけど気にしないでおく。
と、突然のBBの質問にトアはハッとしBBの方を向いた。

『あんたたちさ、『元の世界』に帰りたいと思うか?』

トアが1番考えたくない話だった。現実世界…トアの答えとしては帰りたいとは思わない。

僕には現実世界に家族なんていないし、友達だっていない。父親は生きているんだろうけどトアが病院にいても一度も会いになんて来てくれなかった。僕には生きてて楽しいことなんて一つも無い。いっそ死んでしまえば良かったかもしれない。でも、僕にはそんな勇気だって無かった。痛いのだって辛いのだって嫌だ。薬も注射も手術も嫌いだったけど生きられるなら頑張った。でも…でも…全部ダメだった。僕はこうして死ぬ運命だったんだ。僕は何のために生まれてきたんだろう。そう思った。でもあの日、あのボタンを押した日、僕はこの世界にやってきたんだ。太陽が輝いてとっても綺麗だったのを覚えてる。あの時は本当に夢みたいな光景だったな。体が軽くなって苦しいところなんて無いしどんなに走り回っても平気だった。

トアはアラタ、(ベル、)アリア、そして周りを見回した。

アラタやニーア、それに大切な友達もできた。こんな世界に来れて今更あんな世界に戻りたいなんて思わないよ…。

「その答えは、YESである。」

「! ………そう…だよ、ね……」

カイエンの迷いの無い答えを聞いてトアは俯き、消え入るような声で呟いた。

そうだ、皆は帰りたいんだ。僕だけ帰りたくないなんて言ったら迷惑だよね。………でも…でも僕は、やっぱり帰るのは………やだよ……。

感情が溢れそうになってトアはさらに下を向いた。

【進み過ぎちゃう前に投稿しました。アリア様、勝手に引っ張っていってしまいすいません。トアの行動はいつもの自分勝手ということで見逃してやってくださいm(_ _)m】

>>アリア様、(ベル様、)アラタ様、MallowALL様

10ヶ月前 No.163

かしわぎ @kashiwa☆0JtkEMONf/hg ★AcwmdJQC8P_PHR

【キサラギ/中心街:Mallow】

 幸運にもミス・ハロウィンが随分と派手な自己紹介をしてくれたおかげで先ほどの醜態は誤魔化せたようだ。彼女に次いでBB、カイエン、アラタも自己紹介をする。キサラギはそれらの自己紹介に控えめな拍手を送りながら早くこの空腹を満たさねばと目の前にある料理に手を付けた。“赤銅魚のムニエル”と紹介されたその料理は見た目は一般的な白身魚とほぼ同じで、味は脂っこすぎず淡泊でガーリックの風味がよく効いている。要するにすごくおいしい。肉料理より魚料理の方が好きなキサラギにとっては非常にありがたい。
 ムニエルを頬張りつつ、自分の失態をフォローしてくれたムゲンに「ありがとうございます」と自己紹介のときとは打って変わった小声で返事をする。やはりこの人たちは優しいなぁと思いキサラギは笑みを漏らす。すると、赤いカクテルを味わっていたBBが店内にいる一同にこんな問いを投げかけた。

『「あんたたちさ、『元の世界』に帰りたいと思うか?」』

 その問いにキサラギは自分の顔から笑みが消えるのを感じた。ごくりと唾をのむと震える声で質問に答える。

「わ、私もアラタさんと同意見です。……元の世界に戻ったところでやりたいことなんてないですし。それに、こんなに素敵なお仲間さんに出会えたんです。もう少しはこの世界にいたいなぁ〜、なんて。……すみません、出過ぎたこと言ってしまいましたかね」

 最後の方はすこし苦笑しながらそう言う。今は聖職者としてある程度の地位を獲得しているが、元の世界に戻ってしまえばキサラギはただの冴えない女子高生だ。それならばもう少しだけこの非日常に浸っていたい。今のキサラギにはカイエンのようにきっぱり『yes』と言えるような現実世界への強い意志はないのである。


>>ミス・ハロウィン様、BB様、ムゲン様、アラタ様、ウォルフガング=カイエン様、MallowALL様

10ヶ月前 No.164

友禅 @yuuzenn☆fXqsD0VZIxk ★DoaFJQIlTR_Qks

【 ミス・ハロウィン / 中心街:Mallow 】

 わりと演技モードの素面モードがガバガバのウォルフガングだが、そういう所も魅力の一つとして見ているので彼を痛々しいと思うことはない。真実を知れば、むしろ二人の内より痛々しいのは変な姉ちゃんとして全力でネカマをやっているミス・ハロウィンのほうであろう。しかもキャラモデルにしかのが実の姉。シスコンとネカマの二重苦だ。自分がウォルフガングに貸しを作ったと思っていないのは本当でも、それとこれとは話が別で褒められると素直に歓喜してしまうので「いやんっ、あたくしちゃん照れちゃう!」と頬に手を当ててクネクネと大喜びしておく。この照れちゃう、は建前ではなくガチの本音だ。火照りを抑えるためにまたしてもカボチャジュースを口にする。早速無くなりそうなので女性店員におかわりを頼んでおこう。

「あたくしちゃん、こっちの世界は楽しいけどあっちの世界はもっと楽しいから、帰りたい派になるわねん。だってこっちの世界、やっぱり地球に比べるとマップ狭いじゃない? 世界は広大で多彩なほうが楽しいわよ。だからまあ、贅沢を言うならこっちの世界もあっちの世界も自由に行き来が出来るようになればそれが一番かしら。そしたらほら、世界がもっと広くなるじゃない?」

 BBの質問を皮切りに色々な人物が己の意見を述べていく中、ミス・ハロウィンもピンク色のサイケデリックなミニトマトを頬張りながらそう答える。紛うことなき本音だ。ミス・ハロウィンは――というよりも中身の男子高校生は、自分で言うのも何だか現実世界でもわりと愉快で幸福な日々を謳歌していたタイプの人間である。性格は変わっているが自分を愛してくれて、自分からも愛を注げる家族がいた。面白可笑しく心優しい個性的な友人たちがいた。お互いちょっと意識しあうような仲良しの女の子もいた。他にやりたいゲームがあって、読み残してきた本があって、行きたいけどまだ行けていない観光地があって、そうだ、近場に出来た新しいカフェでモーニングを食べるという予定もまだクリアしていない。こう考えれば現実世界ではやるべき事もやりたい事もたくさんあって、だから帰りたいか帰りたくないかと言われれば、やっぱり帰りたいのだ。
 だからといってこちらの世界が嫌いなわけではない。どちらも行き来できるなら、それが一番。その答えは本音だけれど、それが駄目で『この世界に居続ける』か『元の世界に帰って二度とこちらの世界には来られない』の二択しか選べないなら、絶対に後者を選ぶ。この世界は刺激的で楽しいけれど、それでもやっぱり、元の世界より圧倒的に狭いし乏しい。ミス・ハロウィンが勝手にそう思っているだけで、他の人間が別の意見を持つことを否定はしない。今まで聞いた意見の中では、一番近いのはシズマのそれだろうか。それとムゲンの言葉は褒められたと解釈したので、「ありがとねん」なんて甘ったるい声を出しながら投げキスとウインクを送っておいた。語尾にハートマークの付きそうな響きだ。相変わらずチョロい女(ネカマ)である。

>キサラギ様&ウォルフガング=カイエン様&BB様&ムゲン様&ALL様

10ヶ月前 No.165

GameMaker(スレ主) @96109610 ★ckDnZME2Oh_PHR

【BB/中心街:Mallow】

『元の世界に帰りたいか?』今更ながら酷な質問だと痛感する。なにせ皆の答えが満場一致のYESじゃないからだ。
現実世界(リアル)に重点を置くのは人それぞれだと思う。中には理由あって帰りたくない者もいるはずだ。

「あー、何も帰ることが正義ってわけじゃないぜ!訳アリなやつも多そうだし…まぁこっからは道化師の戯言だと受け取っておくれよ。」

強要はしない、しかしどちらにせよ本人の意思は必要だ。なんせこんな世界だからね。
実際BBもBuGを追い求めてきたがこれと言って帰るための貴重な手がかりなんてものは持っていない。

「俺はリアルじゃ社会人でさ、会社の事も仕事もあるし…そりゃここの生活も捨てがたいけれどいつかは決別しなきゃとも思ってる。……まぁ悩むよな〜」

そう吐き空を仰ぎ見る、こうやって見ている星空も吸っている空気も料理の味も温かさもリアルのそれと同じ、それが何よりも帰ることを悩ませる。
…あ、話の途中だったんだ。思い出したようにBBは仲間の方へと向き直り口を開く。

「俺がこの世界に落とされた時の話だ、仕事帰りの電車の中でアプリを起動して意識がなくなっていったんだよね俺…でもその時完全に意識が消えきれなくてさ、男か女かわかんない微妙な声で『ようこそ〜』みたいな言葉が聞こえて…そして電車の中で『白いフード姿の人影』を見たんだ。思い出せば皆も見てるかもしれない!」

こめかみを押さえ必死に思い出すような仕草を取る。確かこの後も意識が朦朧としたままだったと思う。

「上空からこの世界に叩き落された時だ、上空からその人影が俺の事をじっと見下ろしてて…それを取り囲むように『不定形の影』が…たぶん7、8体くらいいたような気がするんだ…おそらくそれらはBuGと呼ばれる連中だったんだ。…正直夢だと思ってたけれど今回の件であながち奴らが無関係でないことがはっきりしたんだ。そして予想が正しければ白いフード姿の人影が『あの時の声』の張本人だと思う。」

一通り話し終えると深呼吸をし心を落ち着かせる。

「BuGを倒していけば恐らく『白いフード姿の人影』に会える。そんな気がするんだ。」

それは同時に『俺はこれからもBuGを追い続ける』といった意味合いも込められていた。
こんな戯言信じてもらえるかは分からないが知っていることをこの場にいる者たちに話して…楽になりたかったのだ。

>MallowALL様

10ヶ月前 No.166

レーリン/スマホから失礼します @reirin16☆iFOiR2juBrUr ★iPhone=t2Gdx8uNU5

【アラタ/中心街:Mallow】

『アラタ!』

自己紹介を終えた直後、アラタは突然名前を呼ばれてビクッと肩を震わせると、声のした方へ顔を向ける。驚きで変な顔になっていないか心配だ。

「うぉっ!?ビックリしたぁ!……あ、トア……さん。え、隣?別にいいけど……」

そこにいたのは、クエストの途中で共闘し、打ち上げ直前に仲良くなったトア。移動中に友達と一緒に行ってしまい間もなかったが、その友達(ともう一人の友達らしき人)の手を引いているのを見ると、自分の友達のグループで座るのではなく此方も仲間に入れてくれるということなのだろう、と思い、アラタは若干照れ臭くなる。これもリアルではあまり経験したことのない出来事だ。
別に呼び捨てに抵抗はないし、相手の方が年下に見えるのだが、初対面から間もないのに急にそうするのは何だか馴れ馴れしいと思い、名前を呼んだ直後に「さん」を付けて話す(中身が中学生なのもあり、殆どが年上かもしれないメンバーたちに対してはあまり強く出ないようだ)。彼女から隣に座ってもいいかと聞かれ、若干キョドりながらも承諾し、ほんの気遣いのつもりで隣の席を引いてやる。友達もいるのに、俺なんかと一緒でいいのか、という質問は野暮なのでしないでおく。

BBの質問を聞き、カイエンがその答えにYESと答えた後、アラタと同意見の者がいればこの世界と元の世界を行き来出来る方法を探していると言う者、やはりカイエンと同じく帰りたいと願う者等賛否両論の意見が出た。中でも初めて見た時からこの世界でも十分楽しんでいけそうなタイプのミス・ハロウィンが帰りたい派だったのには正直驚いた。元の世界でも余程リア充しているのだろうと思うと、羨ましいと同時に嫉妬の情も湧く。自分はこんなに現実味のある日常を嫌っているのに。
少し機嫌が悪くなっていくのが自分でも分かり、気分を変えようと周囲の景色に目を移そうとしたが、その時に気付く。隣の席に座っているトアが、表情が、自分と同じくらい____否、もっとそれ以上に、それも自分の悩みなんか思考から吹き飛んでしまう程、苦しげで悲しそうなものになっていたのである。

「……トアさん……?」

ふと、ある考えが脳裏に浮かぶ。彼女は、元の世界では悲惨な人生を送ってきたのではないか、と。例えば親の愛を受け取れなかったとか、末期の重病で死にかけているとか、陰湿な虐めに遭って死にたいと思っているとか。その考えの大半が的中していることはまだ知らないが、アラタはそう思ったのだ。けれどもしそうだとすれば、トア自身は帰りたくない派となるが、それはこの中の誰よりも辛く重苦しい理由があってこそ、だ。そう考えると、自分の我儘のなんともちっぽけなことか!自分が直接悪い訳ではないのに、自分で自分が嫌になる!
アラタは若干でも頭は良い方だ。しかし対人関係に関してはそれを当てはめることは難しい。それでも、今まで自分がして貰ったり、他人がされているのを見たりして、ある程度の選択肢は作れる筈だ。だからこそ、アラタは少し、ほんの少しだけの勇気を振り絞り、行動をすることにした。

「…………あの、さ」

口を開き、そうポツリと呟くように言うと、側に置いてある余った皿にW超高級ルビー貝のアクアパッツァWを少し大皿から取り、トアの前に寄せて渡した。

「……そんな顔してるのに、渡すにはアレな名前の奴で悪いんだけど…………食えよ。俺も最初に食べてみたんだけど、凄く美味いぜ?」

雰囲気的にいつもの調子で話せず、途中モゴモゴとした所もありつつ、トーンを落とした口調で語り掛けると、両手をテーブルの下の両膝の上に置き、自分まで俯いてしまう。こんな時、ニーアなら(良かれと思い)わざわざ明るい口調でその雰囲気をぶち壊しに掛かるのだろうが、今はそうされなくて正解だろう。

『あー、何も変えることが正義ってわけじゃないぜ!訳アリなやつも多そうだし…まぁこっからは道化師の戯言だと受け取っておくれよ。』

自身の質問した内容で皆の意見を聞いて申し訳なくなったのだろう。質問をした張本人がそう声を上げると、次は彼がこの世界に落とされる前や落とされた当時の話と、その時に見た『白いフード姿の人影』、そしてそいつの周りにいた7,8体の『不定形の影』の話題を話し始めた。そしてその人影に会うことが、BBの目標だという。

「……『白いフード姿の人影』……?」

BBの話に出て来たWソレWの形容詞を耳にし、アラタは俯いていた顔を上げる。アラタもWソレ"について見覚えがあった。あの時、中学校へ通うバスの中、スマホの画面に出現した謎のアプリ。登録した瞬間薄れていった意識。そんな中で聞いた中性的な声。気が付けば自分の身体は上空からスカイダイブしていて、それを『白いフード姿の人影』が見下ろしていたのだ。
あーーー、思い出した!

「それ、俺も見た!この世界に来る直前の出来事もBBさんと一緒だし、あの不定形な影ってもしかしてBuGだったのか……?とにかく、俺たちがこの世界に落ちてきたのはそいつが関係してるってのは確かだよな……」

素早く片手を挙げつつBBに向かってそう声を上げれば、はっと周りのメンバーを見て我に返ったかのように片手を下げ黙り込む。しかし、BBが体験したことは自分もしているということは確かであり、もしかしたらこの場にいる全員が同じ経緯で今此処にいるということになる。
因みに、自分の実年齢が知れると少なくとも一部で物議を醸しそうなため身の上話は控えた。

>打ち上げALL

10ヶ月前 No.167

Charlotte @kirieru ★Android=ryLO8WYMEG

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10ヶ月前 No.168

スマイル @smile390 ★Android=zy5PAP7wf8

【トア/中心街:Mallow】

『……トアさん……?』

隣から自分の名前を言う声が聞こえ、トアはハッと顔を上げる。と、アラタが驚いたような顔をしてこちらを見ていた。そして自分が泣きそうになっている事に気づく。

「…っ…な、何でもないよ…」

慌てて目を擦りながら無理やり笑ってみせる。

こんなの僕らしくないや。いままでずっと笑ってきたんだから、大丈夫。これは僕の秘密。誰かに話す必要なんて無い。いつか帰る日がきても、今まで通り笑って皆を見送るんだ。それで…僕は……、

これ以上は考えまいと途中で思考を中断する。アラタを見ると、何か考え込んでいるようだった。

『…………あの、さ』

と、アラタが呟くようにそう言った。かと思うと皿を持ち、運ばれてきた料理の一つを取るとトアの前に置いて言った。

『……そんな顔してるのに、渡すにはアレな名前の奴で悪いんだけど…………食えよ。俺も最初に食べてみたんだけど、凄く美味いぜ?』

きっとアラタは少しでもトアを元気づけようとしているのだろう。そんなアラタの優しさがちゃんと伝わった。一瞬また目を伏せたトアだったがすぐに笑顔に戻る。

「…………へへ、ありがと。でも、ほんとに何でもないよ」

アラタもさっきのトアのように俯いてしまったので心配をかけてしまったと思い、最後にもう1度同じことを付け加えて言った。そして次にはアラタが取ってくれた料理を口に運び「わー!本当に美味しいねっ!こんな食べ物があったんだー!」といつものトアに戻っている。

『……『白いフード姿の人影』……?』

「…?」

アラタの言葉にトアは食べるのを止め前を向く。皆の視線がBBに集まっていたのでトアもBBの方を見た。どうやらBBは自分がこの世界に来る前に起きたことを話しているようだった。BBの話によるとこの世界にはその『白いフード姿の人影』とやらとBuGたちが関わっているらしい。あの声の主も『白いフード姿の人影』だろうとBBは言う。

『それ、俺も見た!この世界に来る直前の出来事もBBさんと一緒だし、あの不定形な影ってもしかしてBuGだったのか……?とにかく、俺たちがこの世界に落ちてきたのはそいつが関係してるってのは確かだよな……』

『白いフード姿の人影』はニーアも見たらしい。トアは残念ながら見た覚えは無かったけど、BuGたちが関係しているというのは何となく気づいていた。

『なんだと?!テメェ!!』

と、そこまで考えたくところで誰かの怒声が響き、言い合う声が聞こえる。店内の方で何か揉め事が起きているようだ。

「大丈夫かなぁ。あ、そういえばニーアはー?」

店内を心配しつつ、最初に気になっていたことを尋ねる。

>>アラタ様、MallowALL様

10ヶ月前 No.169

ウォルフガング=カイエン @sibamura ★o0W3VsenYO_Y9V

【カイエン/中心街:Mallow】

 BBの言葉に卓を囲んだ面々が思い思い言葉を紡ぐ、カイエンは黙ってそれを聞いていた。そして、シズマの提案を聞いて胸を躍らせる。そのまま、素の口調でつい口をはさんでしまう。

「あぁ、確かにそれはいいですね。こっちはこっちで楽しいし、自由に出入りできるならそれが最高かも!シズマさんでしたっけ? ナイスアイディア」

 ゲーマーとしての彼はこのゲームと世界を愛していたし、帰るか留まるかの選択肢以外の、いわば第三の選択ができたことには素直によろこんだ。ちなみに、若干敬語なのはシズマが素の自分より年上の姿かたちだからである。
 しかし、そんなカイエンの耳に悲し気な声がいくつか聞こえたきた。

『「! ………そう…だよ、ね……」』

『「……すみません、出過ぎたこと言ってしまいましたかね」』

 みると、トアと呼ばれていた小柄な桃色の髪の少女とキサラギが、消え入りそうな声で自分の意志を表しているところだった。その様子が悲し気で、思わずカイエンは胸を打たれてしまう。
 そして、自分の行動の軽率さに焦って頭を掻く、

(だぁぁ、また、空気読めないことやっちまったか。そうだよな、帰りたくない奴だって当然いるよな。あぁ、俺のたわけ)

 自分とて、現実世界の全てが好きなわけではない、反りの合わない先輩やら苦手な教科やらあるのだ。世の中には、もっといやなことがある人もいるだろう。こっちの世界で素晴らしいものを見つけた人もいるだろう。そういう人間のことを考えず、独善的かつ断定的に言ってしまった自分の軽率さを悔いた。
 別に、彼の言葉だけが原因ではないのかもしれないが、二人の様子を見ていると居たたまれなくなってカイエンはさいなまれる。

(どうすりゃいい? ウォルフガング=カイエンならどう慰める)

 脳裏に、『自分の理想とするキャラ』の言動がいくつか思い浮かぶ。だが、

(いや、だめだ。カイエンが謝っても意味がねぇ。『俺』が謝らなきゃ 筋が通らない。)


 『彼』はそう考えると、トアとキサラギの前に立つと口を開いた。それは、いつもの自信満々のロールプレイとは別種の弱弱しい、けれどそれだけに偽りのない本音で、


「あ、あの、すいませんでした。俺、時々考えなしに偉そうなこと言っちゃうことがあって。それがお二人を傷つけてしまったみたいで、すいません。」

 そして、二人に向かって深々と頭を下げた。

>> シズマ様 キサラギ様 トア様 MallowALL様

10ヶ月前 No.170

かしわぎ @kashiwa☆0JtkEMONf/hg ★AcwmdJQC8P_PHR

【キサラギ/中心街:Mallow】

 BBの問いに様々な人物が自分の意見を述べる。元の世界に戻りたいと願う者、この世界にいたいと願う者、二つの世界を行き来することを望む者――やはり現実世界への思いは個人個人で違うということだ。カイエンやミス・ハロウィンは前の世界でも充実した生活を送っていたらしく、真っ先にyesと答えた。キサラギはそれを聞きながら羨ましさとほんの少しの嫉妬を覚える。しかし、キサラギが自分の胸中に生まれた嫉妬に気づくのはもっと先になるのだろうけれど。そしてキサラギはふと同じ聖職者のトアと名乗った少女の方を見やる。いつでも明るく周囲に笑顔を振りまいている太陽のような少女と認識していた彼女であるが、今は少し、否、かなり元気がなさげだ。恐らく彼女もキサラギと同じく何か現実世界に帰りたくないような理由があるのだろう。それもキサラギには想像もつかないような深刻な理由が。彼女に声をかけようか否かキサラギが悶々と考えていると、カイエンがキサラギとトアに向かい頭を下げた。

『「あ、あの、すいませんでした。俺、時々考えなしに偉そうなこと言っちゃうことがあって。それがお二人を傷つけてしまったみたいで、すいません。」』

 あまりに突然であったためキサラギは数秒間動きを止める。次いでゆっくりと瞬きしあからさまに動揺を表す。そこから先の記憶はキサラギにはない。考えるより先に言葉が口をついて出たのだ。

「あああ謝らないでください……っ!自分の意見をすぐ否定しちゃうの、私の悪い癖なんです。だから、その、カイエンさんは悪くないんですよ!それに、自分の言いたいことをきっぱりと言えるの、私はとっても素敵だと思うんです」

 頬を火照らせながらキサラギはそうまくし立てる。キサラギとしてはカイエンの発言に気を悪くしたことなど一度もなく、むしろ常に堂々とした姿に尊敬の念まで抱いていたところだ。自分が興奮のあまり席を立って身振り手振りを交え演説をしていたことに気づき照れ笑いを浮かべたキサラギは、カイエンの元へ近づく。

「今日はお祝いのパーティーなんです。だから、カイエンさんも笑ってください!」

 にっこりと微笑みながらキサラギはそう言い、少し間を置いて自分が今放った言葉の恥ずかしさに気づき顔を真っ赤にする。

「うひぃ……いきなり偉そうなこと言ってすみません!でも、カイエンさんにはいつものかっこいい笑顔でいてほしかったので、つい……」


>>トア様、ウォルフガング=カイエン様、MallowALL様

10ヶ月前 No.171

GameMaker(スレ主) @96109610 ★ckDnZME2Oh_PHR

【BB/中心街:Mallow】

良かった、BBは胸をなでおろす。

「俺が見たのやっぱり幻覚じゃなかったんだ…良かった。」

自分の他にも数人同じ現象を味わったものがいたという事は彼が感じた違和感もあながち間違いではないという事だ。
すると突然アイリーンが再び大量の料理をもって登場した。

『あらお話は終わったかしら?怪訝そうな顔しちゃって、お食事はみんなで楽しくするものよ?…という事で追加持ってきたわよ〜』

語尾にハートが付く勢いでウインクをかましアイリーンは再びテーブルを料理で埋め尽くしていく。もはや満漢全席レベルだ…

「そっそうだね、ありがとうアイリーンさん!とりあえずこの話はまた今度な!…あ、この煮物うまそう!」

あまり皆の不安をあおってもしょうがない、ここは情報共有ができたという事で良しとして置こう。
BBは笑みを浮かべさっそく運ばれてきた煮物にお箸を突っ込む。
…煮物の中に紫色のえぐい色をしたタコのような生き物が入っている。食べられるのだろうか??

「…おぅふ、頂きます。」

普通にタコの味しかしないことに安心し芋を頂こうとしたところ仰天する。…人面芋が入っているじゃないか。

「おぶっ!アイリーンさんこれ何!?」

今にも叫び出しそうな形相の物体に冷や汗をかき作った張本人に問いかける。

『あ、見つけちゃった?それマンドレイクの赤ちゃん。』

その後BBの絶叫とアイリーンの笑い声が場を埋め尽くす。…こんなに楽しい食事は久しぶりだ。
シズマの言う通りこの場所とリアルを自由に行き来することができれば本当にいいのに。ここはとても幸せな空間だ。
叫び声をあげ失神寸前のBBだったがいきなり店内に怒号が響き我に返る。…喧嘩か??

「ほ…ほぁ!?なんだ喧嘩か???」

呆気に取られているBBをよそにアイリーンが向かっていく。
バキバキと拳を鳴らしながらヴァネッサのいる方向へと歩いていく。

『あら〜お客様うちの可愛い看板娘たちにちょっかいはやめて頂戴ね!』

それでも険悪そうに悪態をつくゴロツキたちにアイリーンは息を一つ吸い

『…てめぇらも「食材」になりてぇのかって聞いてんだよ』

やたらゴツイ声色でゴロツキたちを脅しにかかる。その場の空気は一気に氷点下にまで下がり男たちは脱兎のごとく逃げ出した。

『うちの娘ちゃんを助けてくれてありがと。あなたもギルドの子かしら?今テラス席で宴会やってるから行ってきなさい?』

ヴァネッサにそう言い残し自分は片付けの方へ行ってしまう。

>MallowALL様

10ヶ月前 No.172

ライブラ @5121☆stkO0KxpThU ★ztEbdaugmt_5cz

【ムゲン/城壁の外:中心街:Mallow】

「まぁまぁまぁ、今すぐその選択は今すぐに訪れる訳でもないんでスし、今はこの場を楽しみましょうや」

この世界から帰る、というワードに何名かが暗い顔をした、それを紛らわすように、それを遠ざけるようにムゲンはフォローする。
フォローになってないって? ンなことは俺だって分かってるんだよ、ただ選択を後回しにしてるだけだってことくらいわかってる。
このゲームをやってる奴は、少なくとも積極的に活動してる奴は現実で何かを抱えている人間が多い気がする、現実でできないことをこの世界でやる、それを間違とは否定できない。
現実と言う楔から解き放たれるこの世界を否定する権利は誰にもない。BBの話は続く。

「俺はちょっと覚えてないッスね〜、寝落ち寸前にキャラ作ったせいかもしれないッスけど。あ、すんませーん、グレープジュースお替りくださーい」

ムゲンが、四十万涼介という男がキャラを作ったのは午前零時だ、バイトが終わってシャワーを浴びて寝る直前に若干寝ぼけてキャラを作って。
意識がはっきりしたのは日が昇ってからだ、最初に効いた声も朧気だ。その時に居たBuGの数など覚えているはずもない。
自分の意志で来たか巻き込まれたかと聞かれれば間違いなく巻き込まれた側だ、だがこの世界にはそこまで嫌悪感はない。
何故ならこの世界には現実の殺伐としたしがらみがない、それを楽園と感じる人間も居るだろう、それを悪いこととは言えない。

(さて、なんと言うべきか……元の世界に戻る方法は模索するにしても、この空気を和らげたい)

ジュースの入ったグラスを傾けながらも何か空気を明るくする方法を模索する、が、何も出てこない。
リアルの方なら適当に話題を逸らせばいいのだが、このゲームでは注意を逸らせるだけの話題が見当たらない。
そうだな……あ、この覚醒魂ってアイテム使えるかな? フレーバーテキストはっと、三つ集めると上位クラスに? なるほど。

「そういえば、新しく手に入れた『覚醒魂』ってアイテムッスけど、これ三つで上位クラスにチェンジできるみたいなフレーバーテキストがあったんスけど、上位クラスの名前が気になる所ッスね
 俺はいまアサシンだけど、アサシンから何になるのかなーって。もしニンジャとかだったら俺は名実ともに忍者になれるッス」

上位クラス、きっとゲーマーとしては気が惹ける話題だろう、名前はどうなるのか、どういう変更点があるのか、興味は尽きない。

>Mallow ALL

10ヶ月前 No.173

Future Re:Vision @voltexfbk ★1DXVdHzeIP_M0e

【星月/城壁の外:はじまりの草原→中心街:大通り】

弾丸は――――――着弾。それは他のプレイヤーの攻撃と共にコアに突き刺さり「弾けた」。
それはBuGの悲痛な迷惑の二乗の叫びが耳を貫いた。だけど私にはあまり気にならなかった。

気になってしまったのはその後だ。

『 つかえない駒 』

駒。チェスでたとえてるのだろうか?いや、私にはちょっと難しい考えかもしれない。
この声が全く最初に聞こえたあの声と一緒だとわかるのだから、何か関連性があるのだろうか。
少なくとも、今私が気にし続けるには荷が重すぎるだろう。

「視力強化」が終了したことにより魔力消耗の反動が思いっきり体に疲れを伝達させる。
距離が関係されるだろう。相当なレベル。
何とかしてMIALを肩にかけると立ち上がって体を動かし草原を去って大通りへ戻っていく

>>(草原ALL様)


【やっと体調が回復して書けた……星月は疲れで撤退します―】

10ヶ月前 No.174

ウォルフガング=カイエン @sibamura ★o0W3VsenYO_Y9V

【カイエン/中心街:Mallow】

『「あああ謝らないでください……っ!自分の意見をすぐ否定しちゃうの、私の悪い癖なんです。だから、その、カイエンさんは悪くないんですよ!それに、自分の言いたいことをきっぱりと言えるの、私はとっても素敵だと思うんです」』

 その言葉に下げていた頭を上げると、いつの間にかキサラギも立ち上がっていて。身振り手振りを交えながらこちらに声を掛けていたのだ。顔を真っ赤にして手をバタバタ動かす様子は、もともと彼女が持つ雰囲気と相まって非常に小動物的な愛らしさを醸し出していたが、『彼』はそれよりも、キサラギの言葉に感銘を受ける。

『「今日はお祝いのパーティーなんです。だから、カイエンさんも笑ってください!」』

『「うひぃ……いきなり偉そうなこと言ってすみません!でも、カイエンさんにはいつものかっこいい笑顔でいてほしかったので、つい……」』

 その言葉を聞いて『彼』は嬉しくなる。
 キサラギという少女が、初めて会う人が、自分の演じた『ウィルフガング=カイエン』というキャラクターを、そして自分のロールプレイをそこまで気に入ってくれたということに。
 ゲーム上でのなりきりは『彼』にとってとても楽しいものだった。そして、できれば同じゲームをしている仲間にも楽しんで欲しいというのが『彼』の本音だった。だから、自分のロールプレイを他者が評価してくれるというのは彼にとって非常な喜びであった。
 故に、『彼』は一つ頷くとウィルフガング=カイエンとして返答することにした。

「あぁ、そうだな。今日は多くの同胞(はらから)とともに漆黒の悪意を討った記念すべき宴だ。共に食べ、共に飲み、そして共に笑おう。今、ここに集った我々は紛れもなく仲間なのだから。」

 いつもの芝居がかった口調でそういうと、キサラギの方を向いて屈託のない笑顔を見せる。ただし、その後小声で、

「あ、でも。本当にうっとおしかったり、めんどくさいやつって思ったりしたときは遠慮せずに言ってくださいね。そっちの方が俺も助かります。」

 と、素の口調で付け加えるのを忘れなかった。
 カイエンたちがそんな会話をしていると、BB達がこのゲームについて話しているところのようだった。その話を受けて、カイエンも口を挟む、

「ふむ。白い人影に多数のの黒い影か……その黒い影というのがBUGのことだとすると、先ほど討伐したのを除けば残りは六つか七つか。」

 彼自身は、連休の真ん中あたりの夜中、暇に空かせてアプリをダウンロードした後に、凝り性な性格のせいで3〜4時間かけてキャラをメイクした後に起動した後にこちらに来ていた。時間も夜中だったので眠かったし最初は夢だと思っていたのでこちらに来る途中のことはよく覚えてはいないが、BBの話は元の世界に帰る参考になりそうだ。
 さらに、ムゲンの話、先ほど手に入れたアイテムはどうやらクラスチェンジ用のアイテムらしい。ただし、一つでは効力がないという。

「力を手に入れるには試練がつきものというわけか……確かにクラス名も気になるな」

 カイエンにとってクラス名は非常に重要である。ここまでキャラを作りこんだのだ。似合わないクラス名だとかなりつらい。そんな内心の焦りは隠しつつ自分の意見を述べる。

「思うに、能力に関してはスキルや秘奥義の追加、あとはステータスの増加が定番ではないか? アサシンから忍者というのも定番といえば定番だな。 まぁ、BB君のような道化師は、賢者になったりするのかも知れんが。」

>>キサラギ様 BB様 ライブラ様 ALL様

10ヶ月前 No.175

友禅 @yuuzenn☆fXqsD0VZIxk ★DoaFJQIlTR_Qks

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10ヶ月前 No.176

酢橘 @karasu1010☆TyGLtXpsS1g ★0gkYBdXyN1_37U

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10ヶ月前 No.177

レーリン/スマホから失礼します @reirin16☆iFOiR2juBrUr ★iPhone=t2Gdx8uNU5

【アラタ/中心街:Mallow】

苦痛そうな表情で俯くトアに声を掛けると、彼女は慌てたように、溢れていたらしい涙を拭うと無理に作ったような笑顔で『何でもないよ』と返した。が、その態度がアラタにはどうにも痩我慢にしか見えなかった。きっと彼女には他者に悟られたくない深刻な過去があるのだ。だからこそ、こうして明るく笑顔を見せることができる__できてしまう。そう思うと、ますます放っておけなくなってしまうとアラタは思う。
だからこそ、どうすれば彼女を元気付けられるかを考え、行動した結果が、美味しい料理を彼女に渡すことであった。今思えば安直な行為だと感じるが、少し前に見せた無理矢理な笑顔とは違い、今度こそいつも通りの明るい笑顔に戻ってくれたので、良しとしよう。
その直後に聞いたBBによる『白いフード姿の人影』についての話を聞いて考え込んでいた時、集中していたのもあってトアの上げた声が上手く聞き取れなかったが、何となく『美味しい』という単語が聞こえてきたため、アラタの渡した料理も口に合っただろうと思われる。このまま打ち上げを心から楽しめるようになってくれれば良いのだが。

BBやアラタの他にも数名『白いフード姿の人影』を見た者がいたらしく、BBも安堵の表情を見せる。彼の反応も無理は無い、こんな体験談はオカルトチックで、そういうのを信じている人以外には絶対に信じて貰えないのだから、とアラタは心の中で呟いた。無論彼は信じる派である。
そんな中、ムゲンというアサシンの男性が『覚醒魂』というアイテムと上位クラスについて話題を振ってきた。『覚醒魂』を三つ揃えれば上位クラスにクラスチェンジできるらしいが、その上位クラスの名前はどうなるのか、とムゲンは語る。確かにそこは気になるところだ。自身の職業の名前は「召喚士(サモナー)」だが、それが上位になると呼び名がどう変わるのか想像もつかない。大体のゲームも同じような呼び方をしているし。だが名前はともかく性能の強化は魅力的だ。もしかしたら召喚獣を複数従えることが出来るかもしれないし、召喚条件やスキルのリスク等が軽減されるかもしれない。別にゲーマーではないが、空想話の好きなアラタとしては夢の広がる話である。

「うーん、そうだなぁ……召喚士の名前がどう変わるかはわかんねーけど、召喚系の能力は絶対強化されるって信じてる。他の職業で言うと、アサシンが忍者ってのは良い線行ってると思うぜ?他には、魔術師が賢者か禁術使い、聖職者は大司教辺りが妥当だと思うんだが__」
『なんだと?!テメェ!!』

考えを口にしている途中で店内から怒声が響く。何やら揉め事が起きているらしい。只今絶賛追加料理(その中に余程エグいものが入っていたのか早速手を付けたBBが絶叫している)を並べているアイリーン店長兼料理長はそれを聞き付けるとすぐさま仲裁に向かっていった。大丈夫だろうか、特に問題起こしてる人。

『大丈夫かなぁ。あ、そういえばニーアはー?』

同じく店内を心配しているトアから、突然思い出したように相棒について尋ねられる。そういえば彼が何処かへブラブラしに行ってから随分経つ気がする。テラス付近を見回しても姿が見当たらず、我ながら少し不安になってきたが、その感情を表に出すまいと微笑み、「あいつはどっかで散歩してるだろ」と返し、そのまま続ける。

「景色を見てくるとは言ってたが、正直あいつの考えてることなんて俺でもよくわからん。でもまぁ、あいつなら何があっても大丈夫だろ、俺より強いし」

>トア、ムゲン、その他打ち上げALL


【ニーア/中心街:Mallow】

我ながらとんでもないものを見てしまった気がする。

とある企みにより若い女性店員に変身し、厨房を覗き込んでいたニーアだが、その直後店員に絡んできたらしい男性達と、その絡まれた店員を助けに割って入った屈強な女戦士との間で揉め事が発生し、店員の姿をしている身としては放ってもいられない状況になってしまったのである。
全くこれだからセクハラと酔っ払いは愚かなのだ、と内心で呟きながら、現在の姿でのキャラ付けとしてW弱気で大人しいウェイトレスWを装いその輪の中へと近寄ろうとする。

「あ、あのぅ……わ、私たちの仲間に手を出すのは、や、やめて下さい……です!彼女、困ってますので……」

声の高い少女的且つ小さく弱々しい声音で、一応男性客たちに抗議の声を上げてみる(ニーア曰く「こういうのに混ざる時は取り敢えず一声掛けた方が楽しいんですよ」)。しかし此方まで絡まれるのは御免であるため、すぐに謝罪してスゴスゴと野次馬たちの中へ引き下がってしまう。
そのまま中で女戦士と男性客たちの対決を見届けようと思っていた矢先、ヌッと現れたのは図体と印象のデカい例の店長である。その迫力はどの状況においても一級品だ。その迫力を強めている一つの要素である女口調でやんわりと仲裁に入るも、尚も悪態を吐く輩に突如殺気にも似たオーラを纏いだし(ニーアにはそう見えたらしい)、こう言ったのである。

『…てめぇらも「食材」になりてぇのかって聞いてんだよ』

__ゾクリ、と一瞬背筋が凍った。その声音は普段の野太くも高いものとは打って変わり、低くゴツい、まるでヤの付く裏稼業の首領であるかのようなものであったのだ。いつもならどのような局面であっても愉快そうに笑うニーアであるが、その時本能的に「こいつに逆らってはいけない」という感情が刻み付けられる。それほどまでにこの店長は、否『アイリーン』という個人は相当の実力を持っているのだろう。
どうしよう、何も余計なことをせずにこのまま撤退した方が良さそうか?だがこれでは変身した意味が____と思っていた矢先、店長が店員を庇ってくれた女戦士をテラス席へ誘う声が聞こえ、更にこの騒ぎを聞いていたらしいミス・ハロウィンも、いつものように持ち前のプロポーションを見せつけつつテラス席の方から彼女を誘っているため、ここはと便乗するつもりでオドオドとした演技をしながら女戦士__ヴァネッサをテラス席へと誘導する。

「あ、あのっ!先程は私たちの仲間を助けて頂いて、ありがとうございました……!あのっ、ど、どうぞ!お席も空いていますので、是非お持て成しをさせて下さいっ!」

良いだろう、どうせなら今後の流れに身を任せようじゃないか。

>ヴァネッサ、Mallow内ALL

10ヶ月前 No.178

スマイル @smile390 ★Android=zy5PAP7wf8

【トア/中心街:Mallow】

トアがニーアのことを尋ねると本人は景色を見てくると言っていたらしい。とても信頼しているようで心配はしていないみたいだ。

『あ、あの、すいませんでした。俺、時々考えなしに偉そうなこと言っちゃうことがあって。それがお二人を傷つけてしまったみたいで、すいません。』

と、トアが口を開きかけたところでトアと、同じ聖職者のキサラギに向かいカイエンが頭を下げた。キサラギと同様にトアも数秒動きが止まり、先に話し出したキサラギの言葉でハッと我に返る。

「え………そ、そんなことないよ!さっきはその、ええっと…そう!ここすっごく綺麗だったから眩しくって!それで下向いちゃってただけだよ!うん!だからカイエンは関係ないよ!」

咄嗟に考えたため自分でも苦しい言い訳だと思ったが、他の人たちに気を遣わせたくなかったのでそう言った。

『今日はお祝いのパーティーなんです。だから、カイエンさんも笑ってください!』

キサラギの方は自分の考えを偽ることはせず、最後にはカイエンを褒め励ましていた。嘘をついてしまった自分に罪悪感が湧くが、それでも周りに変に気を遣わせてしまうのは嫌だった。
若干この場の空気が重くなってしまったので、自分のせいだと思い他の話題を考える。

『あらお話は終わったかしら?怪訝そうな顔しちゃって、お食事はみんなで楽しくするものよ?…という事で追加持ってきたわよ〜』

と、なかなか思いつけずにいた所にタイミング良く追加の料理が運ばれてきた。

『そっそうだね、ありがとうアイリーンさん!とりあえずこの話はまた今度な!…あ、この煮物うまそう!』

BBも切り替えるようにそう言ってくれたので、結局空気を変えてもらったことなるがひとまず安心する。その後店長さんはくるりと向きを変えると店内の方へ戻っていき、先程トアが気になっていた二人組の男性へ向かっていく。途中指を鳴らしていたのとその二人組に対する言葉が男らしく、正直ちょっと怖かった。あの店長さんは怒らせない方が良さそうだ。

そして、皆の会話はすっかり切り替わりBuG討伐で手に入れた覚醒魂の話になっていた。覚醒魂を3つ集めるとそれぞれの職業がクラスアップし、名前も変わるそうだ。皆、新しい名前が気になるようで先程から意見を出し合っている。トアも名前を考えてはみるが、ゲームには詳しくないためなかなかいいものが思いつかない。

『うーん、そうだなぁ……召喚士の名前がどう変わるかはわかんねーけど、召喚系の能力は絶対強化されるって信じてる。他の職業で言うと、アサシンが忍者ってのは良い線行ってると思うぜ?他には、魔術師が賢者か禁術使い、聖職者は大司教辺りが妥当だと思うんだが』

「大司教かぁ…いいと思う!」

そもそも聖職者がどういう意味か分からなかったトアだったが、アラタの意見を聞いて何となくそれっぽい気がしたので賛同する。

>>アラタ様、カイエン様、キサラギ様、MallowALL様

10ヶ月前 No.179

GameMaker(スレ主) @96109610 ★ckDnZME2Oh_PHR

【BB/中心街:Mallow】

アイリーンが去り数分後喧嘩の声は聞こえなくなった。きっとアイリーンの素(ザボルグ)が出現したのだろう。
衛兵出身の彼女と戦おうだなんて猛者さすがにいないだろうな…

「さすが鬼教官のザボルグさん…」

青ざめた青をしながら水を飲み干す。さっき食べたマンドレイクのダメージがヤバい。
そんなこんなで宴会は進みみなで覚醒魂の話になった。

「職業の名前かぁ…女の子にモテそうなかっこいいのがいいよな!」

そのためにはもっと覚醒魂を入手しなければ、でも神出鬼没のBuGがそうほいほいと姿を現すはずのないか…。

「クエストをいっぱいやってればおのずと彼方から姿を現してくれたりしてな!」

酒が回り上機嫌にそう笑いながら答える。現に今回もクエスト途中にBuGは乱入してきたわけだし…

>MallowALL様

【遅くなって申し訳ありません!いろいろと次のイベントや新しい要素について考えてたらこんな低出没に…。新しいイベントについてですが再びギルドにて受注するクエストを考えております。『こういうのがやりたい!』というのがあれば前向きに検討しますのでぜひサブにてお申し付けくださーい!】

10ヶ月前 No.180

上鳴翔汰 @railgun230 ★iPhone=z0FNsBzA5m

【上鳴翔汰/始まりの草原→中心街mallow】
カイエンの姿を見つけると、やっと見つけたぜと出遅れすまないと言ってはここはどこなのだろうと少し思うがそれは後々わかってくる事だからか、カイエンをみつけると何気に嬉しそうにしたが、なひやらお取込み中かな?と思うような雰囲気であったので
「っつっーかいたいた。カイエンだっけか?年上だからカイエンさん、か。っつか、何話してんすか?」
その、相手に何話してんすか?と軽く聞いてみては、その話してた相手にライバル心はあるようで、「俺がカイエンさんと仲良くなっから」的な雰囲気を醸し出すかのように
【だいぶ遅れましたすみません】
→中心街mallow、その場All

10ヶ月前 No.181

ウォルフガング=カイエン @sibamura ★o0W3VsenYO_Y9V

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10ヶ月前 No.182

スマイル @smile390 ★Android=zy5PAP7wf8

【トア/中心街:Mallow】

『…………そうか。確かに、ここは少し明るすぎるようだな。』

カイエンはトアが咄嗟に思いついた嘘を疑うこともなく、そう一言言っただけだった。カイエンが疑い深い人じゃなくて良かった。トアはほっと安心し、椅子に座り直す。すると、店員さんに連れられて赤髪の女の人がやってきた。切れ長の目に獣のような八重歯、筋肉もしっかりしていてかっこいい女の人って感じだ。この人もクエスト参加者だった人だろうか。

『す、すみません。これと同じものを一つ、いや、三つ。』

と、何か呟きながら立ち上がったカイエンがやってきた店員さんに声をかけた。3つ…ってことは他の人の分も頼んだみたいだ。カイエンはキサラギやトアに律儀に謝ってくれたりと周りを思いやれる人のようだ。SNSなどに慣れていないトアだったが、カイエンは信用できる人だと思った。

『っつっーかいたいた。カイエンだっけか?年上だからカイエンさん、か。っつか、何話してんすか?』

そこへイエローファング討伐のときに見かけた男の子がやってきた。子と言うのは、このゲームのアバターをつくったとき普通に自分の歳を打ったトアには現実とゲーム内の歳が違うという考えが無かったため、パッと見だけで歳が近いだろう判断したからだ。彼は嬉しそうにカイエンに話しかけ、今度はトアやキサラギの方を向いて尋ねた。なんだかトアがアリアにやきもちを妬いた時のような雰囲気だ。この人はカイエンの親友なのかな?と思ったが、彼の言葉を聞く限り知り合ってそんなに経っていないようだった。でも多分彼の方はカイエンが大好きなんじゃないかと勝手に思う。ちょっと対抗してみるのも面白そうだけど、彼がどんな人かよく知らないし今の会話にはあまり触れてほしくないので、適当に流すことにした。

「え、えっと…覚醒魂のこととか?あっ、あと、新職業の名前!皆でどんなのが考えてたんだ!」

カイエンとはこの話題についての話は一切していなかったが、何を話していたかと聞かれればカイエンとだけではなく全体と受け取ることもできるから嘘ではないだろう。

>>カイエン様、ヴァネッサ様、上鳴翔太様、MallowALL様

10ヶ月前 No.183

まりる @arthur ★iPhone=H4NCIGdaxc

【まりる/中心街・ギルド】

 BuGを退治した後、まりるは打ち上げに参加しなかった。戦闘の終盤に参加した為にパーティの役に立ったというよりは、ハイエナじみたことをしてしまったという後ろめたさが勝ったのである。まりる以外にもそう感じ取った者は少なくなかったのか、やはり途中参加のプレイヤーの多くは誘いを断って街へと引き返したようだ。
 ギルドの受付で報酬を受け取ると、目に付いた椅子に腰掛けて報酬とドロップアイテムを確認する。
 クエストクリアの報酬については問題ない。緊急時のものということもあって、普段より多くの金貨が小さな麻袋に入っており、素直に喜んで良い代物だろう。
 問題はドロップアイテムの方である。あの正体不明のモンスターが落としたものは『覚醒魂』と記されており、上位職へとランクアップ出来る稀少な品だった。
 未だ上位職の存在は耳にしたことがない。ロレンスのようなプレイヤーと繋がりのあるまりるは、アイテムはもちろんとして情報も多く貰える立場にある。その自分が知らないのだから、恐らくはこの世界に初めてその概念が生まれたのだと考えるべきだろう。

 「(困ったなぁ……知られたら誰に狙われるか分かったもんじゃないし、使うには勇気のいるアイテムだよこれ)」

 喜ぶというよりは、奪われる心配と使用するリスクに悩まされる。
 まず第一に真っ当なクエストで得たものならともかく、明らかに不具合やそれに類する現象であったモンスターだ。そんなものの落としたアイテムが安心に繋がるわけがない。
 また説明通りの効果を発揮すると仮定した場合も、他プレイヤーからすれば喉から手が出るほどの価値を持つだろう。あの場にいる誰かしらが情報を売って、結果としてプレイヤーキルされる可能性も決して低くはない。ゲームだからこそ、利己的なプレイを楽しむ者も少なくはないのだ。まして、情報を売らないなどは取り決めなかったし、非難できることでもない。

 「な、なんだか、急に不安になってきた……」

 花も恥じらう美少女であるにも関わらず、まりるは胃のあたりを抑えて眉間に皺を寄せた。

>>ALL

10ヶ月前 No.184

Charlotte @kirieru ★Android=ryLO8WYMEG

【ヴァネッサ/中心街:Mallow】

各々の武器に手を掛けている大男に対して女性は背中に携行している2つの武器を取り出す事もなくただ両手で指をポキポキと鳴らす。
この男達に武器を抜くまでもなく素手で挑もうという事なのか。
女性は男達に近づくも途中で割って出た女性店員によって阻まれる。

『…てめぇらも「食材」になりてぇのかって聞いてんだよ!』
「ヒイィィィっ!!し失礼しました!!」

その店員がいきなりドスを効いた声で男達を一喝すると荒くれ者の男達はまるで子犬の様な情けない声をあげながら店を飛び出してしまった。

「もう平気だあいつらはもういないよ」
「ありがとうございます........」

絡まれた男達が居なくなった事で女性の後ろに隠れていたウェイトレスの娘は女性に一礼すると店の奥へと去って行った。
すると店で晩酌していた団体から誘われ女性もお言葉に甘えて案内された席に座った。

「あたしはヴァネッサ、職業は狂戦士だ こう見えて腕は立つから女だからと言って舐めてかかると痛い目に合うぜ!」



>打ち上げAll


遅くなってすいませんでした

10ヶ月前 No.185

GameMaker(スレ主) @96109610 ★ckDnZME2Oh_PHR

【BB/中心街:Mallow】

重たそうなパエリア鍋を軽々と抱え中身をまるでドリンクのように飲み干していく。
ここ数日まともに食べていなかったせいか食べ物が簡単に胃に収納されていく。

「(ごきゅっごきゅっ!)」

空になった大皿を重ねていきやがてタワー上になった残骸たちがBBの両側を埋め尽くしていく。
リアルでも食欲は旺盛だったがここに来てからやたら運動するようになったため食べる量が増してしまった。
そんなこんなで食事をしていると鼻歌交じりのアイリーンが登場する。
デザートのお城型ショコラケーキと生クリーム増し増しのタワーパンケーキ、フルーツの盛り合わせを持ってきてくれたようだ。

『デザートをもってきたわよ〜』

テーブル一杯デザートで埋め尽くしながらアイリーンはチラシサイズの紙を取り出す。
クエスト申請書だ、それを手に彼女は次の言葉を口にする。

『あなた達宴会中のところ悪いんだけれど聞いてくれないかしら?なんでも「蒼炎の火山」に「蜜雨(アムリタ)」の原水があるって噂なのよ!蜜雨っていうのは昔は不老不死の霊薬って言われてるの、まぁそれは神話のお話だから嘘っぱちみたいなもんなんだけれど、その蜜雨……美容に滅茶苦茶良いっていうじゃない!あたしはお店あるから行けないのだけれどあなた達良かったら代わりに見つけてきてくれないかしら?あそこ強いモンスターの巣窟だから半端な腕の人間には頼めないのよ〜お願い!』

アイリーンは両手を合わせて必死にお願いをしてくる。
蜜雨(アムリタ)には美容成分が豊富に含まれているのはもちろん、「上級回復薬」や「上級アイテム」の合成源としてかなり名の知れたレアアイテムである。
売れば30000Gほどの大金になるし、錬金術師に頼めば「中級回復薬」「中級アイテム」に合成してくれる。上級を扱えるのはまだ鍛錬(覚醒)が必要なのだとか。

『この瓶いっぱいに取ってきてくれればいいから!残りはあなた達で山分けすればいいし報酬もはずむわ!どうかしら?一応ギルドにいる子たちにも連絡は入れてるから。』

受けたい子は私に報告して現地に行って頂戴ね!と綺麗な桃色の硝子瓶を託しアイリーンの話は終了する。どうやら新しいクエストが来たようだ。


!!クエスト発生!!
クエスト名:幻の霊薬を求めて(中級)
依頼内容:料理屋Mallow店主アイリーンより、『蒼炎の火山』に存在するという噂の幻の霊薬『蜜雨(アムリタ)』を硝子瓶に採取してきてほしい。
出現モンスター:死霊系モンスター、闇属性モンスター、???
達成報酬:蜜雨(アムリタ)、料理屋Mallow一年間無料お食事券

蜜雨(アムリタ)…中級アイテム(回復薬等)の合成源で錬金術師に頼めば合成できさらには「武器合成(杖型)」の原材料ともなる。(上級として扱えるのは錬金術師覚醒後)
無限の可能性を秘め、換金すれば30000Gほどの値が付くため錬金術師以外のプレイヤーも持っていて損はない一品。


>MallowALL様

10ヶ月前 No.186

Future Re:Vision @voltexfbk ★1DXVdHzeIP_M0e

【アレクセンド/中心街:Mallow】

あらかた出された料理を平らげ、会計を済ませようとしていた時。
この店は喧嘩も団らんもよくあることか…と考えつつのときであった。

「蒼炎の火山」…。前にも狩りで出かけたことはあるが、相当手ごわいところであった。
それに相当遠い。弾薬費も考えるとかなりの出費を強いられるだろう。
だがそれでいい。また仕事で稼げばいいものだ。

少しずつその団らんに近づき、雰囲気を確かめる。
やはり、先ほどのパーティーから誘った人だろう。見たことのある人が多い。
「お願いされた任務を受けないほど、断る人間ではない方が多いだろう。私は行くが」
どの道寝たって何も起きない。弾薬を使いきってまで仕事を遂行する方が、時間つぶしにもなる。闘技場での時間つぶしはつまらない。
まだいける(要弾薬補給)状態に簡素に整備されたMG29-SXを見ながら、そう考える。

>>打ち上げ、ヴァネッサ、他ALL


【アレクセンドはクエストに参加します―。ただし、弾薬の関係で少し遅れて出発するつもりです】

10ヶ月前 No.187

レーリン/スマホから失礼します @reirin16☆iFOiR2juBrUr ★iPhone=t2Gdx8uNU5

【アラタ/中心街:Mallow】

『大司教かぁ…いいと思う!』

上位クラスの名前について自分の考えを言ってみると、隣で聞いてくれていたトアがそう言ってくれたので、アラタもややはにかんだ感じで「ありがとう」と応える。もしかしたら本当の名前の方がもっとそれらしいものかもしれないが、予想でも肯定して貰えると少し嬉しい。
BBは『女の子にモテそうなかっこいいのがいい』と言っていたが、アラタには正直モテたいという願望はよく分からない。思春期と言っても良さそうな年頃ではあるが、やはり彼にはまだ恋愛は早いようだ。

店内からの揉める声が治った後、もう一人の戦士然とした格好をした女性が、ウェイトレスに連れられてやって来た。その態度とガタイの良さからすると、例の揉め事には彼女も関わっていたと見える。が、悪い奴ではなさそうだ。

『あたしはヴァネッサ、職業は狂戦士だ こう見えて腕は立つから女だからと言って舐めてかかると痛い目に合うぜ!』
「おぉ、宜しく__お願いします。俺は召喚士のアラタ、闇属性で相棒の召喚獣は人型の真っ黒な奴だ。あいつが戻ってきたら紹介するよ」

『ヴァネッサ』というらしい狂戦士の女性の自己紹介を聞き終えると、アラタも返事の代わりに自己紹介を返す。彼女曰く女だからと舐めたら痛い目に遭う、とのことだが、アラタもそのことは重々承知しているつもりだ。強そうな相手に易々と喧嘩を売れるだけのステータスは無い。
その側で、カイエン辺りから注文を聞いていた、彼女を連れて来たウェイトレスが『で、ではこれで失礼致します!』と慌ただしくペコリと一礼すると、店内へと戻っていった。……あのウェイトレス、何か見覚えがあるな……と思いながら彼女をジーっと見つめるが、微妙に分からなかったため諦めた。

暫くしてようやく団欒が戻ってきた頃、デザートを山盛り持ってきてくれたアイリーンさんからアイテム採取の依頼が舞い込む。そのアイテムは『蜜雨(アムリタ)』と言い、高い美容効果だけでなく武器合成の材料になったり、高値で売却したりできると言う。アラタはこの世界に来て間も無く、蓄えも万全では無いため、『蜜雨』は色んな意味で魅力的なアイテムだ。しかし__……。

「へぇ、凄くお得な話じゃん!あー、でも……俺は今回はパスでいいや。さっきの戦いで全ステータス削りまくってるし、打ち上げも無理言って来たし、これ以上参加したらニーアから五月蝿く言われそうだしな」

残念そうな表情で肩を竦めつつ、その場にいる全員にそう伝える。珍しいアイテムは欲しいが、無理をして死ねば意味が無い。命大事、と最初に言った人は偉いと思う。
隣に座っているトアにも「ごめんな、後でお前も行くなら頑張れよ」と言っておく。

>トア、ヴァネッサ、Mallow内ALL


【ニーア/中心街:Mallow】

ヴァネッサをテラス席へと連れてくると、突然立ち上がった客__カイエンが此方に注文をしてきた。遠くで聞こえてきた会話からすると別の用で立ち上がったことはニーアからは見え見えだが、取り敢えず「ひゃっ!?」と声を上げつつ驚いて見せる。

『す、すみません。これと同じものを一つ、いや、三つ。』
『一つは俺に、もう一つはこちらの席に。』
「ふぇ?あ、はっはい!畏まりました!少々お待ちくださいませ!」

カイエンは自分とヴァネッサ、そして遅れて来た上鳴へ飲み物を持ってきてくれるように頼んでいるようで、ニーアも気弱なウェイトレスを装いながら慌ただしく店内へ引っ込む。その後怪しまれない程度にグラスを用意し、テラスへ戻ると、三人の席へグラスを丁寧に置いていく。その間相棒のアラタからの怪訝そうな視線が痛かったが、これ以上怪しまれないうちにそそくさと退散する。

(ふぅ……これで一先ずは安心かな?)

店内の物陰で一息吐いていると、大量のデザートを持ってテラスへと向かう店長の姿が見え、コソコソと出入り口を覗いて様子を伺う。

「…………蜜雨……美容や合成の材料に使えるアイテムか……。これはこれで魅力的だけど、それではまだ……」
『おーい、そこのお嬢ちゃん。手が空いてるなら一つ頼まれてくれよー!』
「あっ……は、はい!只今〜!」

途切れ途切れに聞こえる会話を断片的にまとめながら、何かを考え込むニーア。しかしその途中で店内の男性客から注文を頼まれてしまったため、そそくさとその方向へ向かうのだった。

>カイエン、Mallow内ALL


【私の案を採用して下さり、ありがとうございます!ですが先日のクエストで書いた事情により、うちのアラタには一旦お休みさせることにします(;ω;) それとニーアには近いうちにアラタの元に戻らせる予定です〜】

10ヶ月前 No.188

スサ男くん @kodai4370 ★iPhone=zjgl2HOplW

【バレット/中心街】

草原であの一行と別れた後は何軒かの露店に立ち寄った後、最近知り合ったプレイヤーと情報の交換を行ってからギルドへと向かっている。
殺し屋というのは如何に自分のことを話さず相手を知れるか、そのためノーリスクで接するには金や道具を貢ぐのが手っ取り早い。
中高生がそのまま入ってきたようなレベルのオツムならば問題はないが、中には女子供のアバターなのに中身はオッサンというふざけたケースもある、そうなると相手は大人になるわけで交渉にやたら時間がかかってしまい効率が下がる。だから相手を妥協して全く興味のないヤツらとも付き合っているのだ。まぁこの覚醒魂とやらのことまでは話していないが。

ネットゲームのことは詳しくなかったが、ここに来てからはそういった類いのことも勉強している、「レアドロップ」という単語が何を意味するのかを最近理解した。


そんなこんなで報酬を受け取るためにギルドへの道を進む。いや受け取るなんておこがましいことをしてもいいのかとはここまででも何度か悩んだ、悩んだ末に「貰うしかない」という結論に至った。
仕事らしいことは微塵もしなかったとは言え、噂でしか知らなかったBuGを拝むことが出来たし何よりこの覚醒魂という興味深いアイテムも入手することができた。それにしてもさっきセットしたばかりだが、コレって取り外しとかは出来るのだろうか。そんな考えがよぎる。

すぐ近くからいい匂いがしたと思ったら、こんなところに果物屋があった。どうせ報酬が入るし買っていくかと考え、重ねて置いてあった紙袋を一枚取り、その中にリンゴとバナナを詰め込むだけ詰め込んだ。
合計は丁度400G、安いんだか高いんだかよく分からない値段設定だがお釣りを貰わないようにピッタリの金額を払ってから店を後にした。


「…改めて考えると謎だらけだな」


紙袋から取り出したリンゴにかぶりつき、果実を飲み込んだ後に小声で呟く。リンゴを食らう口が止まってもギルドに向かう足は止まらなかった。


≫All様

10ヶ月前 No.189

友禅 @yuuzenn☆fXqsD0VZIxk ★DoaFJQIlTR_Qks

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10ヶ月前 No.190

酢橘 @karasu1010☆TyGLtXpsS1g ★0gkYBdXyN1_jG9

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10ヶ月前 No.191

スマイル @smile390 ★Android=zy5PAP7wf8

【トア/中心街:Mallow】

『あたしはヴァネッサ、職業は狂戦士だ こう見えて腕は立つから女だからと言って舐めてかかると痛い目に合うぜ!』

やってきた赤髪の女性はそう自己紹介した。気の強そうな女性…ミス・ハロウィン同様見れば印象に残りそうだったが、見覚えがないのでクエスト参加者ではないようだ。まあ大人数だったためただ見かけていないだけかもしれないけど。
狂戦士のヴァネッサが加わったところで店長さんがデザートを運んできた。一つはお城のような形をし、もう一つはタワーのように積み重なり、最後のは果物がたくさん盛られていた。どれも豪華で見た目だけでトアはきらきらと目を輝かせる。アラタに渡されたもの以外あまり料理を食べてはいなかったが、大食いなわけでもないのでもうデザートに入ってもいいだろうと思い、トアは一番印象の強かったお城型のデザートを少量お皿に取る。これもケーキというものなのだろう。前に他のお店に行ったときに見たことがある。このケーキよりは何倍も小さかったが1度食べてみたいと思っていたのだ。トアはきっと美味しいのだろうという期待とともに1口食べてみる。

「んっ…美味しい!アラタアラタ!これすっごく美味しいよ!アラタも食べてみて!」

口に入れた瞬間生クリームの濃厚な甘みが広がりスポンジはふわふわで口の中に溶け込むように飲み込んだ。美味しいだけでは表せないほどでこの感動を誰かとも共有したいという感情が生まれ、隣のアラタに興奮気味に勧める。もしかしたら甘い物が苦手だったかもしれないが、今のトアはそこまで考えていなかった。

デザートを運び終えてまた戻るのかと思えば、店長さんはチラシサイズの紙を取り出した。よく見るとそれはクエスト申請書だった。店長さんの話を聞くと、「蒼炎の火山」にある「蜜雨(アムリタ)」の原水を瓶いっぱいに取ってきてほしいという依頼らしい。報酬は蜜雨とこの店の1年間無料お食事券。1年間無料お食事券…!このままでも安い方なのにこの料理が1年間も無料で食べられるというのならぜひ参加したい。

『へぇ、凄くお得な話じゃん!あー、でも……俺は今回はパスでいいや。さっきの戦いで全ステータス削りまくってるし、打ち上げも無理言って来たし、これ以上参加したらニーアから五月蝿く言われそうだしな』

「えっ行かないの!?」

隣のアラタの言葉に驚いて聞き返す。トアとしてはアラタも一緒に行きたかった。でもよくよく考えると確かにさっきのクエストでのアラタの消耗は大きかったし、この打ち上げだってニーアに無理を言って参加している。これからさらに強いモンスターの巣窟と言われるほどの場所に行って戦うのは正直きついだろう。

『ごめんな、後でお前も行くなら頑張れよ』

「そっかぁ…うん!アラタの分も頑張ってくる!アラタはしっかり休んでね」

しょぼんと肩を落としたトアだったがすぐにシャキッとすると、拳をグッと握りしめて言った。トアは特に消耗が大きいわけでもないし、まだまだ元気だ。強いモンスターが多いと言ってもミス・ハロウィンや強そうなヴァネッサも行くらしいのでこのメンバーなら大丈夫だろう。それにトアは職業的にもサポート専門なので戦うには強すぎるモンスターだったとしても戦闘不能になるまで追い詰められることはないはずだ。

>>ヴァネッサ様、アラタ様、MallowALL様

10ヶ月前 No.192

ウォルフガング=カイエン @sibamura ★o0W3VsenYO_Y9V

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10ヶ月前 No.193

ライブラ @5121☆stkO0KxpThU ★ztEbdaugmt_5cz

【ムゲン/中心街:Mallow】

何でもよかったのだが話題を逸らすことには成功したようで結構盛り上がっていた。
ムゲン自身も結構相槌を打ちながらその話題に興じていたが、店長の漢に女と書いてオトメな……名前なんだっけ? まあいいや。
とりあえずクエストの依頼だ、ムゲンは未成年ということもあって酒は飲んでいないし腹八分目程度に抑えていたので十分動けそうだ。

「んじゃ、俺はそのクエストを受けさせてもらうッスよ、ロクに体動かしてなかったし丁度いいッス」

屈伸運動をしつつムゲンは答える、飛び道具の残量は充分だから準備も必要ない。
実は投げナイフや手裏剣は使った後に回収しているのだ、使う度に補充していたら金がいくらあっても足りない。
とりあえず残っていたジュースを飲み干すと手を合わせて「ごちそうさま」と呟く。

「俺はすぐにでも出られるッス、準備が必要な人がいたら待ちますけど、どうします?」

そそくさと自分の分の会計を済ませながら皆に聞く、先発後発に分かれてもいいのだが、そこら辺の判断は他の人に合わせよう。

>Mallow ALL

【体調を崩していて少し留守にしておりました; ムゲンは参加する方向で】

10ヶ月前 No.194

GameMaker(スレ主) @96109610 ★ckDnZME2Oh_PHR

【BB/中心街:Mallow→】

「蜜雨(アムリタ)かぁ…」

ぶっちゃけ錬金術師ではないのでそんなに重要性はないのだが…でもなにか面白い発見があるかもしれない。
食事を終えごちそうさまと両手を合わせお辞儀をするとその場から動こうとする。
他のメンバーの大半は恐らく参加する意向を示しているのだろう。

「蒼炎の火山までは草原から伸びる道を通って森を抜けた先にあるからちょっと歩くかもしれないな。まぁ遠足だと思って頑張るか!」

食後の運動にもちょうどいいとBBはストレッチを始める、このメンバーだと着くのも速そうだ。一時間くらいとみる
店を出る準備を整え向かうとみられる皆に声を掛ける。

「遠足の準備はオッケー?」

>MallowALL様

【雰囲気出すために一時間かかるとか言ってますが蒼炎の火山にはすぐ到着して大丈夫です。行く途中で何があったかは想像でお楽しみください(おい)】



【???/蒼炎の火山】

森を抜けた険しい岩場、青い炎に照らされた神殿の様な廃墟がある。洞窟内ドームの様な大きな空洞内にまるで隠されるように存在しているその場所はどこか神秘的で重い空気が漂っている。
しかし炎という表現とは裏腹に洞窟内は恐ろしいくらい寒い、空洞の上空にはふよふよと浮遊する複数の人型のモンスター「死霊系モンスター:ホロウゴースト」の姿がある。
彼らは冒険の中命尽きてしまった哀れなプレイヤーだったり山に捨てられた女子供の魂だとの噂がある。しかし定かではない…

「〜〜〜」

空中を踊るかのように舞う彼らは特別有害なモンスターではない、むしろ大人しく稀にプレイヤーを助けてくれるという噂のあるモンスターだ。
彼らは住処である蒼炎の神殿の入り口を守るとされるモンスターで中には人語を理解できる種も存在する。
入り口前には二体のガーゴイル像が静かにたたずんでいるその姿は守護神でもあり誰かを待っているようにも思えた。

>ALL様

【蒼炎の火山洞窟内神殿入り口前(ながい…)に到達することでクエストが進行いたします。死霊の中には人語を話せるものもいますので質問がある方は話しかけてみると良いでしょう。なお姿形は子供や女性、老人から大男まで人型ならなんでも存在します。】

10ヶ月前 No.195

ウォルフガング=カイエン @sibamura ★o0W3VsenYO_zRM

【カイエン/Mallow→蒼炎の火山】

『遠足の準備はオッケー?』

 BBのその言葉に、カイエンは手元のグラスの飲み物を飲み干すと腰に刀を差して立ち上がる。

「あぁ、俺は大丈夫だ。」

 その足取りには淀みがなく、先ほどの戦闘の疲れは抜けたようだ。彼自身は蒼炎の火山へ行ったことはないが、どうやらBBが道筋を知っているらしいので、彼に同行することにした。アイリーンに支払いを済ませると、彼は他のメンバーに声を掛けてドアをくぐった

「それじゃ、また会おう。」

【カイエン/蒼炎の火山】

 BBや他のメンバーと新緑の中を歩くことしばし、永遠に続くかのように思われた緑の多いが急に開けてきた。するとそこには、古代の神殿を思わせる荘厳な廃墟がたたずんでいた。その廃墟に響くうめき声、

「『〜〜〜』」

 まるで幽霊のようなモンスターがうめきを上げながらあたりをさまよっている。しかし、今のところこちらへ仕掛けてくる様子はないようなので、カイエンは剣の柄に手を掛けつつあたりを観察する。

「ん、思ったより冷えるな……それに……」

 その視線の先には、二体の石像。
 蝙蝠の羽に鳥の嘴を持った悪魔のような姿、ガーゴイルである。
 そもそもガーゴイルとは、雨どい、つまり、屋根を伝った雨水を外に排出する役割を持つ構造であった。やがて、その構造に彫刻が施されるようになり、転じて、建物から邪なるものを追い出したり、邪なものを侵入を防いだりする、いわば魔除けとしての意味をもつことになる。
 が、それは現実での話。RPGでのガーゴイルと言えば。

「門番モンスターってのが定番だが。さて……」

 そう呟くとカイエンは様子を見ることにした。

>>BB様 ALL様


【カイエンも蒼炎の火山へ移動させていただきました。それと、 >>193 のカイエンの提案は忘れてください。すみませんでした。】

10ヶ月前 No.196

Charlotte @kirieru ★Android=ryLO8WYMEG

【ヴァネッサ/中心街:Mallow>蒼炎の火山】

メンバーの宴会に誘われたヴァネッサは酒を飲み干しながら談笑に耽っていた。
すると先程の男達を一喝した女性がヴァネッサ達に近づいていく。
確かこの女性はアイリーンという名前だった筈だ。

『あなた達宴会中のところ悪いんだけれど聞いてくれないかしら?なんでも「蒼炎の火山」に「蜜雨(アムリタ)」の原水があるって噂なのよ!蜜雨っていうのは昔は不老不死の霊薬って言われてるの、まぁそれは神話のお話だから嘘っぱちみたいなもんなんだけれど、その蜜雨……美容に滅茶苦茶良いっていうじゃない!あたしはお店あるから行けないのだけれどあなた達良かったら代わりに見つけてきてくれないかしら?あそこ強いモンスターの巣窟だから半端な腕の人間には頼めないのよ〜お願い!』

アイリーンが言うには不老不死の霊薬と噂される『蜜雨(アムリタ)』を取ってきて欲しいという物だった。
不老不死という明らかに眉唾物な噂ではあるがここは現実とは違うファンタジーな世界な為、あながち嘘ではなさそうだ。

「折角だしあたしも同行させて貰うよ、そんな大層なもんがあるんだダンジョンの敵も相当強い筈さ、一人でも攻撃力の高いメンバーがいた方が何かと安心だろ?それにこうしてあんたらと出会えたんだここであたしの強さ見せつけてやるよ!」

アイリーンからの依頼にヴァネッサも同行すると言い出した。
確かにそんなレアアイテムがあるダンジョンの敵も相当は強さを誇るだろう。
故に攻撃力を高いメンバーが一人でも多くいたほうが何かと重宝するし何より新たに仲間に加わったヴァネッサの強さを確かめるにも何かと都合が良いのだ。

「それじゃ決まりだな!さぁ早く行こうぜ!」

ヴァネッサは意気揚々と他のメンバーよりも先へと移動し蒼炎の火山へと向かった。

蒼炎の火山の火山の入り口にはガーゴイルと思わしき銅像が入り口の前に立ち塞がる様に佇んでいた。
如何にもRPGのお約束の展開である。

「何もしねぇなら先にあたしから行くぜ!」

ヴァネッサは背中から身の丈以上の大剣を鞘から引き抜くと片手で持ちながら大剣をガーゴイルに振り落とすべく突撃していくのだった。




>BB、カイエン様

10ヶ月前 No.197

GameMaker(スレ主) @96109610 ★ckDnZME2Oh_PHR

【BB/中心街:Mallow→蒼炎の火山】

「(ぜぇぜぇ…)ちょっとぉ、みんな歩くの早くない?」

緑広がるなだらかな道から一変し山特有のゴツゴツした岩場に急な傾斜の坂道が現れる。
ハイキングと言わんばかりに楽しそうに上る仲間や無言で息も切らさず登っていく仲間を前に一人だけ死にそうな顔をしてBBはついていく。
最近運動不足だったからな…それに年のせいかなんかこう…動きに切れが無くなってきた。
ぶっ倒れそうになるのを堪え必死に山を登っていくと不自然なくらいのヒヤリとした空気が頬を撫でる。

「冷たい…?」

目の前には蒼炎の火山の入り口である洞窟が見えていた。プレイヤーたちを飲み込もうとするように大きく口を開けた洞窟からはゴーストたちの歌に似た鳴き声と不気味なくらいの冷気が漂ってくる。
自分もここに来るのは始めてだが確かに一般人が行きたくない理由が分かってきた気がする。
洞窟内を進んでいくと大きな空間に通されそこには死霊系モンスターであるホロウゴーストたちが住み着いていた。
こちらから攻撃を仕掛けない限り大人しいタイプのモンスターなので放っておけば襲われることはない…はずだ。

「…でけぇ」

しばらく道なりに進んでいくとそこには二体の大きなガーゴイル像が鎮座していた。
立派な彫刻と埃を帯びているが芸術性のある装飾品がやたらと目を引く。
そんなこんな感傷に浸っているとヴァネッサが大剣を手にガーゴイル像へと突進していったのだ。

「え?なに?そういう展開??」

一人状況がつかめないままとりあえずヴァネッサの後に続くBBであった。

>蒼炎の火山ALL様


【???/蒼炎の火山】

ヴァネッサと名乗る女性の件がガーゴイル像の眼前に迫る。
と同時に切っ先を向けられてしまったガーゴイル像の瞳が大きく見開く、眼球のない真っ暗闇の双眸がヴァネッサの剣を捉えた。

『うっうわぁぁぁあああ!!兄者ぁぁぁああ!』

剣先を向けられたガーゴイル像(以降ガーゴイル弟)が大きく泣きわめく、すると隣にいた兄と呼ばれるガーゴイル像が目を覚まし弟の危険を察知したのか慌てて腕を差し伸べヴァネッサの大剣をキャッチしようとする。

兄『ちょちょちょ!奇襲とかマジないわ!』

剣をキャッチできたかはさておきガーゴイル像は剣を放ってきたその者とこの場を訪れた者たちに問いかける。

弟『おおおおお昼寝中になんだよお前ら!さては悪い奴だな!僕を虐めると兄者が黙ってないぞ!』

兄『間一髪とかマジパネェ!てかおたくらどちら様?俺らこの神殿の門番やってる「神獣:ガーゴイル」っていうんだけどさ。』

泣きわめく弟の頭をよしよしと撫で兄の方のガーゴイル像は言葉を続ける。

兄『なーんか訳アリ?要件あんなら聞いてやるぜ〜?』

>蒼炎の火山ALL様

10ヶ月前 No.198

かしわぎ @kashiwa☆0JtkEMONf/hg ★AcwmdJQC8P_PHR

【キサラギ/中心街:Mallow】

『あなた達宴会中のところ悪いんだけれど聞いてくれないかしら?なんでも「蒼炎の火山」に「蜜雨(アムリタ)」の原水があるって噂なのよ!蜜雨っていうのは昔は不老不死の霊薬って言われてるの、まぁそれは神話のお話だから嘘っぱちみたいなもんなんだけれど、その蜜雨……美容に滅茶苦茶良いっていうじゃない!あたしはお店あるから行けないのだけれどあなた達良かったら代わりに見つけてきてくれないかしら?あそこ強いモンスターの巣窟だから半端な腕の人間には頼めないのよ〜お願い!』

 キサラギがパリパリとしたパイ生地で作られているキッシュ風の料理を頬張っていると、アイリーンの懇願する声が聞こえてくる。どうやら蜜雨というアイテムの採集を頼まれたらしい。キサラギ自身は美容には無関心だが、報酬は集めた蜜雨とMallowの一年間無料お食事券となかなかにおいしい。前のクエストで『精霊の加護』を使ってしまい今はクールタイム中だが、今回は採集クエストであるためこのスキルは余程のことがない限り不必要だろう。蜜雨は錬成すれば強力な回復薬になり、さらにかなりの高額で売れる。諸事情により懐が寂しいキサラギにはうってつけのクエストだ。参加しない理由がない。

「わ、私もご一緒させてください……!」

 足手まといになってしまうかもしれない……という一抹の不安を感じながらおずおずと片手をあげ、参加を表明する。次いでBBの発した「遠足」という言葉に思いっきり顔を引きつらせる。残念ながらキサラギには遠足に関するいい思い出が全くと言っていいほどない。前で皆がワイワイと歩いている中一人黙々と上った山道、狭いレジャーシートの上でひとりぼっちで食べたお弁当……思い出せば出すほど悲しくなっていく。

(落ち着け私……今の貴方は“キサラギ”であって“五十嵐美里”ではないのだから……)

 そう自分自身に言い聞かせて出発の準備を進める。意気揚々とストレッチをする者もいたがキサラギは緊張により碌に席から動けないまま出発の時を迎えてしまった。なお、この数十分後に彼女は準備運動を怠ったことを死ぬほど後悔するのだがそれはまた別のお話。


【キサラギ/蒼炎の火山】

「ぜえ……はあ……や、やっと着きましたぁ……」

 豪華な魔法補助用の杖を突きながら山道を上ること一時間弱。他のメンバーより少し遅れて蒼炎の火山入り口の洞窟にたどり着いたキサラギである。聖職者という職業柄、普段まともに運動をしていなかったからかかなり体力を消耗してしまった。道中そんなキサラギを心配したのか声をかけてくれた仲間も少なからずいたのだが、それどころじゃなかったキサラギは碌な返事も返せていなかっただろう。
 そんなキサラギの目に映ったのは二体のガーゴイルに大剣をふるうヴァネッサとそれをキャッチしようとするガーゴイルであった。察するにこのガーゴイル像×2は兄弟で、敵意はない善良なモンスターである。そこまで考えたキサラギは、自身の疲労も忘れヴァネッサとガーゴイルたちの元へ駆け出す。

「すすすストップです!意味のない暴力、ダメゼッタイですよぉ……まずは話し合いでの解決を――ってうひゃああああっ!」

 そう叫びながら二人の間に割って入ろうとしたキサラギであったが、石に躓き思いっきり顔面からダイブしてしまう。辺りに砂ぼこりをまき散らしながらスライディングしたキサラギは慌てて立ち上がるとワンピースについた汚れを手で軽く払った。

「い、いきなり醜態をさらしてしまい申し訳ありませんっ!私たち、蜜雨(アムリタ)というアイテムを探してここに来たのですが……神獣さんたちはご存じないでしょうか……?」

 ガーゴイル像と目線を合わせるようにかがみ、彼らにそう問いかける。自分たちに害意はないと伝えるようにキサラギはなるべく優しく丁寧に言葉を紡いだ。


>>BB様、ヴァネッサ様、ガーゴイル像様


【レスが遅れてしまい大変申し訳ございません!】

10ヶ月前 No.199

Future Re:Vision @voltexfbk ★1DXVdHzeIP_M0e

【アレクセンド/Mallow→大通り:武器屋『Gray』】

まぁ、この編成であれば大丈夫だろうと踏んだ。
私はすぐに大通りに出たときにGrayに注文して置いた弾薬と銃身が届いたことを知り先に店を出てそこに寄る。

「あんたさん、よくこんなに一度に注文するね」
Grayの主人である老人ヴァルドが呟く。
「いえいえ、いつも用意してもらって申し訳ない。自分の生計を安定させるためにやっていることだから、申し訳ない」
ヴァルドの呟きにそう答える。ヴァルドは顔を笑わせながら、
「まあええ、今回もいつもので取り寄せたものだ、存分に使え」
「ありがとうございます」
アレクセンドはいつもこのように武器屋から弾薬を取り寄せたりして戦闘に使用している。
彼が独りで生きられるのもこのように交渉技術があってからこそだろう。

そのまま彼は、取り寄せた20マガジンの弾薬と2本の予備銃身を持って蒼炎の火山へと向かった。

【アレクセンド(重武装モード:残弾22マガジン)/蒼炎の火山】

草原を抜けて訪れた山道は寒く厳しいものだった。それに現在は重武装モード――――――正確にいえば予備弾薬を複数所持した状態にするために使用するモードではあるが、それに伴う歩行速度の減少で時間がかかってしまった。

どうやら先にメンバーは到達していたらしい。その中、ヴァネッサは廃墟らしき洞窟の前にいるガーゴイル像の片方に一気に攻撃を仕掛けるが、もう片方が引き離すように動く。動きからして、こちらを攻撃する意思はなさそうだ。

「初見となる、こちらアレクセンドだ。蜜雨(アムリタ)と呼ばれるアイテムがこの火山にあるとお聞きしたが、それは本当か?」
引き離すように動いたもう片方のガーゴイルに丁寧に説明し、反応をうかがう。

>>ガーゴイル像、蒼炎の火山all


【なんか重武装モードたる単語が出てきていますが、サブ記事に説明いたしますので待っててください。一応簡単にいいますとマガジン数が15を超えると自動的にその表示が出るようになってます。】

10ヶ月前 No.200


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