Google
    
<< TOPページ 掲示板TOP 記事データ お知らせメール ▼レス(214) >>

MyselfApplication

 ( オリジナルなりきり )
- アクセス(2213) - ●メイン記事(214) / サブ記事 (206) - いいね!(26)

ようこそ異世界へ【戦闘】 @96109610 ★ckDnZME2Oh_PHR


『ねぇ、マイアプって知ってる?なんでも自分自身がキャラになって遊べるゲームらしいよ!』


そんな会話を聞いたのがすべての始まりだった。
それは会社の昼休みだったかもしれないし、学校帰りの電車の中だったかもしれない。
今となればその話をしてたのが男だったのか女だったのか…それさえも思い出すことができない。

「疲れた…明日も会社か」  「明日のテスト受けなくない〜」  「…退屈」
「もう嫌だ逃げたい」  「明日休みになんないかなぁ」  「なんか楽しい事ないかな」

(((振動音)))

「なんだこれ」  「見たことないアプリ」  「噂のゲームかな?」

手元のスマートフォンには最近聞いたアプリの名前が表示されていた。


【MyselfApplication】


「「「マイセルフ、アプリケーション?」」」


よくある冒険ものの王道ファンタジー、現実逃避?暇つぶし?
気が付けば『スタート』のボタンを押していた。【規則】ちゃんと読んだ?


【※このアプリはあなた自身がキャラクターとなって世界を駆けるものです。それでもよろしいですか?】


(タップ)(…通信中)


視界が歪む、眠たくなってきた。意識が落ちる…


『ようこそ異世界へ』

そんな声が聞こえたような気がした。



【こんにちは、ようこそお越しくださいました。もし興味がおありでしたら是非サブ記事の方までどうぞ。】

メモ2017/09/26 18:23 : GameMaker(スレ主) @96109610★ckDnZME2Oh_PHR

【参加Player一覧】


【男性Player】

〇BB(ベベ)/20代前半/男/職業:道化師(Crown)…スレ主 http://mb2.jp/_subnro/15626.html-23#a

〇ゼノ/17歳/男/職業:暗殺者(Assassin)…霧雨様 http://mb2.jp/_subnro/15626.html-29#a

〇上鳴 翔汰(かみなり しょうた)/14歳/男/職業:魔術師(Grimoire)…希望様 http://mb2.jp/_subnro/15626.html-32#a

〇ウォルフガング=カイエン/20代中盤/男/職業:剣闘士(Gladiator)…参加希望者様 http://mb2.jp/_subnro/15626.html-48#a

〇バレット/28歳/男/職業:狂戦士(Berserk)…スサ男くん様 http://mb2.jp/_subnro/15626.html-54#a

〇アラタ/17歳/男/職業:召喚士(Summoner)…レーリン様 http://mb2.jp/_subnro/15626.html-133#a

〇ユリウス・エーベルハルト/28歳/男/聖職者(Priester)…ロッド様 http://mb2.jp/_subnro/15626.html-60#a

〇ムゲン/19歳/男/職業:暗殺者(Assassin)…ライブラ様 http://mb2.jp/_subnro/15626.html-64#a

〇シズマ/23歳/男/職業:剣闘士(Gladiator)…酢橘様 http://mb2.jp/_subnro/15626.html-82#a

〇ロレンス/38歳/男/職業:重装兵(Aegis)…フェルデイ様 http://mb2.jp/_subnro/15626.html-99#a

〇アレクセンド/18歳/男/職業:竜騎兵(Dragoon)…Future Re:Vision様 http://mb2.jp/_subnro/15626.html-174#a

〇独毒(どくどく)/17〜19歳/男/聖職者(Priester)…Gift様 http://mb2.jp/_subnro/15626.html-171#a


【女性Player】

〇ミス・ハロウィン/20歳/女/職業:魔術師(Grimoire)…友禅様 http://mb2.jp/_subnro/15626.html-188#a

〇カレン/18歳/女/職業:錬金術師(Alchemist)…革迷家カーリー様 http://mb2.jp/_subnro/15626.html-30#a

〇キサラギ/17歳/女/職業:聖職者(Priester)…かしわぎ様 http://mb2.jp/_subnro/15626.html-47#a

〇アリア・ベリー/14歳/女/職業:魔術師(Grimoire)…むぅた様 http://mb2.jp/_subnro/15626.html-50#a

〇トア/15歳/女/職業:聖職者(Priester)…スマイル様 http://mb2.jp/_subnro/15626.html-61#a

〇アリス・シュトルーデル/15歳/女/職業:召喚士(Summoner)…雪鹿様 http://mb2.jp/_subnro/15626.html-93#a

〇まりる/11歳/女/職業:錬金術師(Alchemist)…グリーヴァ様 http://mb2.jp/_subnro/15626.html-89#a

〇星月/14歳/女/職業:竜騎兵(Dragoon)…Future Re:Vision様 http://mb2.jp/_subnro/15626.html-97#a

〇HAL(ハル)/20代前半/女/職業:剣闘士(Gladiator)…茅様 http://mb2.jp/_subnro/15626.html-113#a

〇ベル/9歳/女/職業:魔術師(Grimoire)…ますたぁ様 http://mb2.jp/_subnro/15626.html-117#a

〇ヴァネッサ/23歳/女/職業:狂戦士(Berserk)…Charlotte様 http://mb2.jp/_subnro/15626.html-176#a

切替: メイン記事(214) サブ記事 (206) ページ: 1 2 3


 
 
↑前のページ (164件) | 最新ページ

友禅 @yuuzenn☆fXqsD0VZIxk ★DoaFJQIlTR_Qks

【 ミス・ハロウィン / 中心街:Mallow 】

 わりと演技モードの素面モードがガバガバのウォルフガングだが、そういう所も魅力の一つとして見ているので彼を痛々しいと思うことはない。真実を知れば、むしろ二人の内より痛々しいのは変な姉ちゃんとして全力でネカマをやっているミス・ハロウィンのほうであろう。しかもキャラモデルにしかのが実の姉。シスコンとネカマの二重苦だ。自分がウォルフガングに貸しを作ったと思っていないのは本当でも、それとこれとは話が別で褒められると素直に歓喜してしまうので「いやんっ、あたくしちゃん照れちゃう!」と頬に手を当ててクネクネと大喜びしておく。この照れちゃう、は建前ではなくガチの本音だ。火照りを抑えるためにまたしてもカボチャジュースを口にする。早速無くなりそうなので女性店員におかわりを頼んでおこう。

「あたくしちゃん、こっちの世界は楽しいけどあっちの世界はもっと楽しいから、帰りたい派になるわねん。だってこっちの世界、やっぱり地球に比べるとマップ狭いじゃない? 世界は広大で多彩なほうが楽しいわよ。だからまあ、贅沢を言うならこっちの世界もあっちの世界も自由に行き来が出来るようになればそれが一番かしら。そしたらほら、世界がもっと広くなるじゃない?」

 BBの質問を皮切りに色々な人物が己の意見を述べていく中、ミス・ハロウィンもピンク色のサイケデリックなミニトマトを頬張りながらそう答える。紛うことなき本音だ。ミス・ハロウィンは――というよりも中身の男子高校生は、自分で言うのも何だか現実世界でもわりと愉快で幸福な日々を謳歌していたタイプの人間である。性格は変わっているが自分を愛してくれて、自分からも愛を注げる家族がいた。面白可笑しく心優しい個性的な友人たちがいた。お互いちょっと意識しあうような仲良しの女の子もいた。他にやりたいゲームがあって、読み残してきた本があって、行きたいけどまだ行けていない観光地があって、そうだ、近場に出来た新しいカフェでモーニングを食べるという予定もまだクリアしていない。こう考えれば現実世界ではやるべき事もやりたい事もたくさんあって、だから帰りたいか帰りたくないかと言われれば、やっぱり帰りたいのだ。
 だからといってこちらの世界が嫌いなわけではない。どちらも行き来できるなら、それが一番。その答えは本音だけれど、それが駄目で『この世界に居続ける』か『元の世界に帰って二度とこちらの世界には来られない』の二択しか選べないなら、絶対に後者を選ぶ。この世界は刺激的で楽しいけれど、それでもやっぱり、元の世界より圧倒的に狭いし乏しい。ミス・ハロウィンが勝手にそう思っているだけで、他の人間が別の意見を持つことを否定はしない。今まで聞いた意見の中では、一番近いのはシズマのそれだろうか。それとムゲンの言葉は褒められたと解釈したので、「ありがとねん」なんて甘ったるい声を出しながら投げキスとウインクを送っておいた。語尾にハートマークの付きそうな響きだ。相変わらずチョロい女(ネカマ)である。

>キサラギ様&ウォルフガング=カイエン様&BB様&ムゲン様&ALL様

2ヶ月前 No.165

GameMaker(スレ主) @96109610 ★ckDnZME2Oh_PHR

【BB/中心街:Mallow】

『元の世界に帰りたいか?』今更ながら酷な質問だと痛感する。なにせ皆の答えが満場一致のYESじゃないからだ。
現実世界(リアル)に重点を置くのは人それぞれだと思う。中には理由あって帰りたくない者もいるはずだ。

「あー、何も帰ることが正義ってわけじゃないぜ!訳アリなやつも多そうだし…まぁこっからは道化師の戯言だと受け取っておくれよ。」

強要はしない、しかしどちらにせよ本人の意思は必要だ。なんせこんな世界だからね。
実際BBもBuGを追い求めてきたがこれと言って帰るための貴重な手がかりなんてものは持っていない。

「俺はリアルじゃ社会人でさ、会社の事も仕事もあるし…そりゃここの生活も捨てがたいけれどいつかは決別しなきゃとも思ってる。……まぁ悩むよな〜」

そう吐き空を仰ぎ見る、こうやって見ている星空も吸っている空気も料理の味も温かさもリアルのそれと同じ、それが何よりも帰ることを悩ませる。
…あ、話の途中だったんだ。思い出したようにBBは仲間の方へと向き直り口を開く。

「俺がこの世界に落とされた時の話だ、仕事帰りの電車の中でアプリを起動して意識がなくなっていったんだよね俺…でもその時完全に意識が消えきれなくてさ、男か女かわかんない微妙な声で『ようこそ〜』みたいな言葉が聞こえて…そして電車の中で『白いフード姿の人影』を見たんだ。思い出せば皆も見てるかもしれない!」

こめかみを押さえ必死に思い出すような仕草を取る。確かこの後も意識が朦朧としたままだったと思う。

「上空からこの世界に叩き落された時だ、上空からその人影が俺の事をじっと見下ろしてて…それを取り囲むように『不定形の影』が…たぶん7、8体くらいいたような気がするんだ…おそらくそれらはBuGと呼ばれる連中だったんだ。…正直夢だと思ってたけれど今回の件であながち奴らが無関係でないことがはっきりしたんだ。そして予想が正しければ白いフード姿の人影が『あの時の声』の張本人だと思う。」

一通り話し終えると深呼吸をし心を落ち着かせる。

「BuGを倒していけば恐らく『白いフード姿の人影』に会える。そんな気がするんだ。」

それは同時に『俺はこれからもBuGを追い続ける』といった意味合いも込められていた。
こんな戯言信じてもらえるかは分からないが知っていることをこの場にいる者たちに話して…楽になりたかったのだ。

>MallowALL様

2ヶ月前 No.166

レーリン/スマホから失礼します @reirin16☆iFOiR2juBrUr ★iPhone=t2Gdx8uNU5

【アラタ/中心街:Mallow】

『アラタ!』

自己紹介を終えた直後、アラタは突然名前を呼ばれてビクッと肩を震わせると、声のした方へ顔を向ける。驚きで変な顔になっていないか心配だ。

「うぉっ!?ビックリしたぁ!……あ、トア……さん。え、隣?別にいいけど……」

そこにいたのは、クエストの途中で共闘し、打ち上げ直前に仲良くなったトア。移動中に友達と一緒に行ってしまい間もなかったが、その友達(ともう一人の友達らしき人)の手を引いているのを見ると、自分の友達のグループで座るのではなく此方も仲間に入れてくれるということなのだろう、と思い、アラタは若干照れ臭くなる。これもリアルではあまり経験したことのない出来事だ。
別に呼び捨てに抵抗はないし、相手の方が年下に見えるのだが、初対面から間もないのに急にそうするのは何だか馴れ馴れしいと思い、名前を呼んだ直後に「さん」を付けて話す(中身が中学生なのもあり、殆どが年上かもしれないメンバーたちに対してはあまり強く出ないようだ)。彼女から隣に座ってもいいかと聞かれ、若干キョドりながらも承諾し、ほんの気遣いのつもりで隣の席を引いてやる。友達もいるのに、俺なんかと一緒でいいのか、という質問は野暮なのでしないでおく。

BBの質問を聞き、カイエンがその答えにYESと答えた後、アラタと同意見の者がいればこの世界と元の世界を行き来出来る方法を探していると言う者、やはりカイエンと同じく帰りたいと願う者等賛否両論の意見が出た。中でも初めて見た時からこの世界でも十分楽しんでいけそうなタイプのミス・ハロウィンが帰りたい派だったのには正直驚いた。元の世界でも余程リア充しているのだろうと思うと、羨ましいと同時に嫉妬の情も湧く。自分はこんなに現実味のある日常を嫌っているのに。
少し機嫌が悪くなっていくのが自分でも分かり、気分を変えようと周囲の景色に目を移そうとしたが、その時に気付く。隣の席に座っているトアが、表情が、自分と同じくらい____否、もっとそれ以上に、それも自分の悩みなんか思考から吹き飛んでしまう程、苦しげで悲しそうなものになっていたのである。

「……トアさん……?」

ふと、ある考えが脳裏に浮かぶ。彼女は、元の世界では悲惨な人生を送ってきたのではないか、と。例えば親の愛を受け取れなかったとか、末期の重病で死にかけているとか、陰湿な虐めに遭って死にたいと思っているとか。その考えの大半が的中していることはまだ知らないが、アラタはそう思ったのだ。けれどもしそうだとすれば、トア自身は帰りたくない派となるが、それはこの中の誰よりも辛く重苦しい理由があってこそ、だ。そう考えると、自分の我儘のなんともちっぽけなことか!自分が直接悪い訳ではないのに、自分で自分が嫌になる!
アラタは若干でも頭は良い方だ。しかし対人関係に関してはそれを当てはめることは難しい。それでも、今まで自分がして貰ったり、他人がされているのを見たりして、ある程度の選択肢は作れる筈だ。だからこそ、アラタは少し、ほんの少しだけの勇気を振り絞り、行動をすることにした。

「…………あの、さ」

口を開き、そうポツリと呟くように言うと、側に置いてある余った皿にW超高級ルビー貝のアクアパッツァWを少し大皿から取り、トアの前に寄せて渡した。

「……そんな顔してるのに、渡すにはアレな名前の奴で悪いんだけど…………食えよ。俺も最初に食べてみたんだけど、凄く美味いぜ?」

雰囲気的にいつもの調子で話せず、途中モゴモゴとした所もありつつ、トーンを落とした口調で語り掛けると、両手をテーブルの下の両膝の上に置き、自分まで俯いてしまう。こんな時、ニーアなら(良かれと思い)わざわざ明るい口調でその雰囲気をぶち壊しに掛かるのだろうが、今はそうされなくて正解だろう。

『あー、何も変えることが正義ってわけじゃないぜ!訳アリなやつも多そうだし…まぁこっからは道化師の戯言だと受け取っておくれよ。』

自身の質問した内容で皆の意見を聞いて申し訳なくなったのだろう。質問をした張本人がそう声を上げると、次は彼がこの世界に落とされる前や落とされた当時の話と、その時に見た『白いフード姿の人影』、そしてそいつの周りにいた7,8体の『不定形の影』の話題を話し始めた。そしてその人影に会うことが、BBの目標だという。

「……『白いフード姿の人影』……?」

BBの話に出て来たWソレWの形容詞を耳にし、アラタは俯いていた顔を上げる。アラタもWソレ"について見覚えがあった。あの時、中学校へ通うバスの中、スマホの画面に出現した謎のアプリ。登録した瞬間薄れていった意識。そんな中で聞いた中性的な声。気が付けば自分の身体は上空からスカイダイブしていて、それを『白いフード姿の人影』が見下ろしていたのだ。
あーーー、思い出した!

「それ、俺も見た!この世界に来る直前の出来事もBBさんと一緒だし、あの不定形な影ってもしかしてBuGだったのか……?とにかく、俺たちがこの世界に落ちてきたのはそいつが関係してるってのは確かだよな……」

素早く片手を挙げつつBBに向かってそう声を上げれば、はっと周りのメンバーを見て我に返ったかのように片手を下げ黙り込む。しかし、BBが体験したことは自分もしているということは確かであり、もしかしたらこの場にいる全員が同じ経緯で今此処にいるということになる。
因みに、自分の実年齢が知れると少なくとも一部で物議を醸しそうなため身の上話は控えた。

>打ち上げALL

2ヶ月前 No.167

Charlotte @kirieru ★Android=ryLO8WYMEG

この投稿はフィルタされています。表示するにはアカウントにログインして下さい。

2ヶ月前 No.168

スマイル @smile390 ★Android=zy5PAP7wf8

【トア/中心街:Mallow】

『……トアさん……?』

隣から自分の名前を言う声が聞こえ、トアはハッと顔を上げる。と、アラタが驚いたような顔をしてこちらを見ていた。そして自分が泣きそうになっている事に気づく。

「…っ…な、何でもないよ…」

慌てて目を擦りながら無理やり笑ってみせる。

こんなの僕らしくないや。いままでずっと笑ってきたんだから、大丈夫。これは僕の秘密。誰かに話す必要なんて無い。いつか帰る日がきても、今まで通り笑って皆を見送るんだ。それで…僕は……、

これ以上は考えまいと途中で思考を中断する。アラタを見ると、何か考え込んでいるようだった。

『…………あの、さ』

と、アラタが呟くようにそう言った。かと思うと皿を持ち、運ばれてきた料理の一つを取るとトアの前に置いて言った。

『……そんな顔してるのに、渡すにはアレな名前の奴で悪いんだけど…………食えよ。俺も最初に食べてみたんだけど、凄く美味いぜ?』

きっとアラタは少しでもトアを元気づけようとしているのだろう。そんなアラタの優しさがちゃんと伝わった。一瞬また目を伏せたトアだったがすぐに笑顔に戻る。

「…………へへ、ありがと。でも、ほんとに何でもないよ」

アラタもさっきのトアのように俯いてしまったので心配をかけてしまったと思い、最後にもう1度同じことを付け加えて言った。そして次にはアラタが取ってくれた料理を口に運び「わー!本当に美味しいねっ!こんな食べ物があったんだー!」といつものトアに戻っている。

『……『白いフード姿の人影』……?』

「…?」

アラタの言葉にトアは食べるのを止め前を向く。皆の視線がBBに集まっていたのでトアもBBの方を見た。どうやらBBは自分がこの世界に来る前に起きたことを話しているようだった。BBの話によるとこの世界にはその『白いフード姿の人影』とやらとBuGたちが関わっているらしい。あの声の主も『白いフード姿の人影』だろうとBBは言う。

『それ、俺も見た!この世界に来る直前の出来事もBBさんと一緒だし、あの不定形な影ってもしかしてBuGだったのか……?とにかく、俺たちがこの世界に落ちてきたのはそいつが関係してるってのは確かだよな……』

『白いフード姿の人影』はニーアも見たらしい。トアは残念ながら見た覚えは無かったけど、BuGたちが関係しているというのは何となく気づいていた。

『なんだと?!テメェ!!』

と、そこまで考えたくところで誰かの怒声が響き、言い合う声が聞こえる。店内の方で何か揉め事が起きているようだ。

「大丈夫かなぁ。あ、そういえばニーアはー?」

店内を心配しつつ、最初に気になっていたことを尋ねる。

>>アラタ様、MallowALL様

2ヶ月前 No.169

ウォルフガング=カイエン @sibamura ★o0W3VsenYO_Y9V

【カイエン/中心街:Mallow】

 BBの言葉に卓を囲んだ面々が思い思い言葉を紡ぐ、カイエンは黙ってそれを聞いていた。そして、シズマの提案を聞いて胸を躍らせる。そのまま、素の口調でつい口をはさんでしまう。

「あぁ、確かにそれはいいですね。こっちはこっちで楽しいし、自由に出入りできるならそれが最高かも!シズマさんでしたっけ? ナイスアイディア」

 ゲーマーとしての彼はこのゲームと世界を愛していたし、帰るか留まるかの選択肢以外の、いわば第三の選択ができたことには素直によろこんだ。ちなみに、若干敬語なのはシズマが素の自分より年上の姿かたちだからである。
 しかし、そんなカイエンの耳に悲し気な声がいくつか聞こえたきた。

『「! ………そう…だよ、ね……」』

『「……すみません、出過ぎたこと言ってしまいましたかね」』

 みると、トアと呼ばれていた小柄な桃色の髪の少女とキサラギが、消え入りそうな声で自分の意志を表しているところだった。その様子が悲し気で、思わずカイエンは胸を打たれてしまう。
 そして、自分の行動の軽率さに焦って頭を掻く、

(だぁぁ、また、空気読めないことやっちまったか。そうだよな、帰りたくない奴だって当然いるよな。あぁ、俺のたわけ)

 自分とて、現実世界の全てが好きなわけではない、反りの合わない先輩やら苦手な教科やらあるのだ。世の中には、もっといやなことがある人もいるだろう。こっちの世界で素晴らしいものを見つけた人もいるだろう。そういう人間のことを考えず、独善的かつ断定的に言ってしまった自分の軽率さを悔いた。
 別に、彼の言葉だけが原因ではないのかもしれないが、二人の様子を見ていると居たたまれなくなってカイエンはさいなまれる。

(どうすりゃいい? ウォルフガング=カイエンならどう慰める)

 脳裏に、『自分の理想とするキャラ』の言動がいくつか思い浮かぶ。だが、

(いや、だめだ。カイエンが謝っても意味がねぇ。『俺』が謝らなきゃ 筋が通らない。)


 『彼』はそう考えると、トアとキサラギの前に立つと口を開いた。それは、いつもの自信満々のロールプレイとは別種の弱弱しい、けれどそれだけに偽りのない本音で、


「あ、あの、すいませんでした。俺、時々考えなしに偉そうなこと言っちゃうことがあって。それがお二人を傷つけてしまったみたいで、すいません。」

 そして、二人に向かって深々と頭を下げた。

>> シズマ様 キサラギ様 トア様 MallowALL様

2ヶ月前 No.170

かしわぎ @kashiwa☆0JtkEMONf/hg ★AcwmdJQC8P_PHR

【キサラギ/中心街:Mallow】

 BBの問いに様々な人物が自分の意見を述べる。元の世界に戻りたいと願う者、この世界にいたいと願う者、二つの世界を行き来することを望む者――やはり現実世界への思いは個人個人で違うということだ。カイエンやミス・ハロウィンは前の世界でも充実した生活を送っていたらしく、真っ先にyesと答えた。キサラギはそれを聞きながら羨ましさとほんの少しの嫉妬を覚える。しかし、キサラギが自分の胸中に生まれた嫉妬に気づくのはもっと先になるのだろうけれど。そしてキサラギはふと同じ聖職者のトアと名乗った少女の方を見やる。いつでも明るく周囲に笑顔を振りまいている太陽のような少女と認識していた彼女であるが、今は少し、否、かなり元気がなさげだ。恐らく彼女もキサラギと同じく何か現実世界に帰りたくないような理由があるのだろう。それもキサラギには想像もつかないような深刻な理由が。彼女に声をかけようか否かキサラギが悶々と考えていると、カイエンがキサラギとトアに向かい頭を下げた。

『「あ、あの、すいませんでした。俺、時々考えなしに偉そうなこと言っちゃうことがあって。それがお二人を傷つけてしまったみたいで、すいません。」』

 あまりに突然であったためキサラギは数秒間動きを止める。次いでゆっくりと瞬きしあからさまに動揺を表す。そこから先の記憶はキサラギにはない。考えるより先に言葉が口をついて出たのだ。

「あああ謝らないでください……っ!自分の意見をすぐ否定しちゃうの、私の悪い癖なんです。だから、その、カイエンさんは悪くないんですよ!それに、自分の言いたいことをきっぱりと言えるの、私はとっても素敵だと思うんです」

 頬を火照らせながらキサラギはそうまくし立てる。キサラギとしてはカイエンの発言に気を悪くしたことなど一度もなく、むしろ常に堂々とした姿に尊敬の念まで抱いていたところだ。自分が興奮のあまり席を立って身振り手振りを交え演説をしていたことに気づき照れ笑いを浮かべたキサラギは、カイエンの元へ近づく。

「今日はお祝いのパーティーなんです。だから、カイエンさんも笑ってください!」

 にっこりと微笑みながらキサラギはそう言い、少し間を置いて自分が今放った言葉の恥ずかしさに気づき顔を真っ赤にする。

「うひぃ……いきなり偉そうなこと言ってすみません!でも、カイエンさんにはいつものかっこいい笑顔でいてほしかったので、つい……」


>>トア様、ウォルフガング=カイエン様、MallowALL様

2ヶ月前 No.171

GameMaker(スレ主) @96109610 ★ckDnZME2Oh_PHR

【BB/中心街:Mallow】

良かった、BBは胸をなでおろす。

「俺が見たのやっぱり幻覚じゃなかったんだ…良かった。」

自分の他にも数人同じ現象を味わったものがいたという事は彼が感じた違和感もあながち間違いではないという事だ。
すると突然アイリーンが再び大量の料理をもって登場した。

『あらお話は終わったかしら?怪訝そうな顔しちゃって、お食事はみんなで楽しくするものよ?…という事で追加持ってきたわよ〜』

語尾にハートが付く勢いでウインクをかましアイリーンは再びテーブルを料理で埋め尽くしていく。もはや満漢全席レベルだ…

「そっそうだね、ありがとうアイリーンさん!とりあえずこの話はまた今度な!…あ、この煮物うまそう!」

あまり皆の不安をあおってもしょうがない、ここは情報共有ができたという事で良しとして置こう。
BBは笑みを浮かべさっそく運ばれてきた煮物にお箸を突っ込む。
…煮物の中に紫色のえぐい色をしたタコのような生き物が入っている。食べられるのだろうか??

「…おぅふ、頂きます。」

普通にタコの味しかしないことに安心し芋を頂こうとしたところ仰天する。…人面芋が入っているじゃないか。

「おぶっ!アイリーンさんこれ何!?」

今にも叫び出しそうな形相の物体に冷や汗をかき作った張本人に問いかける。

『あ、見つけちゃった?それマンドレイクの赤ちゃん。』

その後BBの絶叫とアイリーンの笑い声が場を埋め尽くす。…こんなに楽しい食事は久しぶりだ。
シズマの言う通りこの場所とリアルを自由に行き来することができれば本当にいいのに。ここはとても幸せな空間だ。
叫び声をあげ失神寸前のBBだったがいきなり店内に怒号が響き我に返る。…喧嘩か??

「ほ…ほぁ!?なんだ喧嘩か???」

呆気に取られているBBをよそにアイリーンが向かっていく。
バキバキと拳を鳴らしながらヴァネッサのいる方向へと歩いていく。

『あら〜お客様うちの可愛い看板娘たちにちょっかいはやめて頂戴ね!』

それでも険悪そうに悪態をつくゴロツキたちにアイリーンは息を一つ吸い

『…てめぇらも「食材」になりてぇのかって聞いてんだよ』

やたらゴツイ声色でゴロツキたちを脅しにかかる。その場の空気は一気に氷点下にまで下がり男たちは脱兎のごとく逃げ出した。

『うちの娘ちゃんを助けてくれてありがと。あなたもギルドの子かしら?今テラス席で宴会やってるから行ってきなさい?』

ヴァネッサにそう言い残し自分は片付けの方へ行ってしまう。

>MallowALL様

2ヶ月前 No.172

ライブラ @5121☆stkO0KxpThU ★ztEbdaugmt_5cz

【ムゲン/城壁の外:中心街:Mallow】

「まぁまぁまぁ、今すぐその選択は今すぐに訪れる訳でもないんでスし、今はこの場を楽しみましょうや」

この世界から帰る、というワードに何名かが暗い顔をした、それを紛らわすように、それを遠ざけるようにムゲンはフォローする。
フォローになってないって? ンなことは俺だって分かってるんだよ、ただ選択を後回しにしてるだけだってことくらいわかってる。
このゲームをやってる奴は、少なくとも積極的に活動してる奴は現実で何かを抱えている人間が多い気がする、現実でできないことをこの世界でやる、それを間違とは否定できない。
現実と言う楔から解き放たれるこの世界を否定する権利は誰にもない。BBの話は続く。

「俺はちょっと覚えてないッスね〜、寝落ち寸前にキャラ作ったせいかもしれないッスけど。あ、すんませーん、グレープジュースお替りくださーい」

ムゲンが、四十万涼介という男がキャラを作ったのは午前零時だ、バイトが終わってシャワーを浴びて寝る直前に若干寝ぼけてキャラを作って。
意識がはっきりしたのは日が昇ってからだ、最初に効いた声も朧気だ。その時に居たBuGの数など覚えているはずもない。
自分の意志で来たか巻き込まれたかと聞かれれば間違いなく巻き込まれた側だ、だがこの世界にはそこまで嫌悪感はない。
何故ならこの世界には現実の殺伐としたしがらみがない、それを楽園と感じる人間も居るだろう、それを悪いこととは言えない。

(さて、なんと言うべきか……元の世界に戻る方法は模索するにしても、この空気を和らげたい)

ジュースの入ったグラスを傾けながらも何か空気を明るくする方法を模索する、が、何も出てこない。
リアルの方なら適当に話題を逸らせばいいのだが、このゲームでは注意を逸らせるだけの話題が見当たらない。
そうだな……あ、この覚醒魂ってアイテム使えるかな? フレーバーテキストはっと、三つ集めると上位クラスに? なるほど。

「そういえば、新しく手に入れた『覚醒魂』ってアイテムッスけど、これ三つで上位クラスにチェンジできるみたいなフレーバーテキストがあったんスけど、上位クラスの名前が気になる所ッスね
 俺はいまアサシンだけど、アサシンから何になるのかなーって。もしニンジャとかだったら俺は名実ともに忍者になれるッス」

上位クラス、きっとゲーマーとしては気が惹ける話題だろう、名前はどうなるのか、どういう変更点があるのか、興味は尽きない。

>Mallow ALL

2ヶ月前 No.173

Future Re:Vision @voltexfbk ★1DXVdHzeIP_M0e

【星月/城壁の外:はじまりの草原→中心街:大通り】

弾丸は――――――着弾。それは他のプレイヤーの攻撃と共にコアに突き刺さり「弾けた」。
それはBuGの悲痛な迷惑の二乗の叫びが耳を貫いた。だけど私にはあまり気にならなかった。

気になってしまったのはその後だ。

『 つかえない駒 』

駒。チェスでたとえてるのだろうか?いや、私にはちょっと難しい考えかもしれない。
この声が全く最初に聞こえたあの声と一緒だとわかるのだから、何か関連性があるのだろうか。
少なくとも、今私が気にし続けるには荷が重すぎるだろう。

「視力強化」が終了したことにより魔力消耗の反動が思いっきり体に疲れを伝達させる。
距離が関係されるだろう。相当なレベル。
何とかしてMIALを肩にかけると立ち上がって体を動かし草原を去って大通りへ戻っていく

>>(草原ALL様)


【やっと体調が回復して書けた……星月は疲れで撤退します―】

2ヶ月前 No.174

ウォルフガング=カイエン @sibamura ★o0W3VsenYO_Y9V

【カイエン/中心街:Mallow】

『「あああ謝らないでください……っ!自分の意見をすぐ否定しちゃうの、私の悪い癖なんです。だから、その、カイエンさんは悪くないんですよ!それに、自分の言いたいことをきっぱりと言えるの、私はとっても素敵だと思うんです」』

 その言葉に下げていた頭を上げると、いつの間にかキサラギも立ち上がっていて。身振り手振りを交えながらこちらに声を掛けていたのだ。顔を真っ赤にして手をバタバタ動かす様子は、もともと彼女が持つ雰囲気と相まって非常に小動物的な愛らしさを醸し出していたが、『彼』はそれよりも、キサラギの言葉に感銘を受ける。

『「今日はお祝いのパーティーなんです。だから、カイエンさんも笑ってください!」』

『「うひぃ……いきなり偉そうなこと言ってすみません!でも、カイエンさんにはいつものかっこいい笑顔でいてほしかったので、つい……」』

 その言葉を聞いて『彼』は嬉しくなる。
 キサラギという少女が、初めて会う人が、自分の演じた『ウィルフガング=カイエン』というキャラクターを、そして自分のロールプレイをそこまで気に入ってくれたということに。
 ゲーム上でのなりきりは『彼』にとってとても楽しいものだった。そして、できれば同じゲームをしている仲間にも楽しんで欲しいというのが『彼』の本音だった。だから、自分のロールプレイを他者が評価してくれるというのは彼にとって非常な喜びであった。
 故に、『彼』は一つ頷くとウィルフガング=カイエンとして返答することにした。

「あぁ、そうだな。今日は多くの同胞(はらから)とともに漆黒の悪意を討った記念すべき宴だ。共に食べ、共に飲み、そして共に笑おう。今、ここに集った我々は紛れもなく仲間なのだから。」

 いつもの芝居がかった口調でそういうと、キサラギの方を向いて屈託のない笑顔を見せる。ただし、その後小声で、

「あ、でも。本当にうっとおしかったり、めんどくさいやつって思ったりしたときは遠慮せずに言ってくださいね。そっちの方が俺も助かります。」

 と、素の口調で付け加えるのを忘れなかった。
 カイエンたちがそんな会話をしていると、BB達がこのゲームについて話しているところのようだった。その話を受けて、カイエンも口を挟む、

「ふむ。白い人影に多数のの黒い影か……その黒い影というのがBUGのことだとすると、先ほど討伐したのを除けば残りは六つか七つか。」

 彼自身は、連休の真ん中あたりの夜中、暇に空かせてアプリをダウンロードした後に、凝り性な性格のせいで3〜4時間かけてキャラをメイクした後に起動した後にこちらに来ていた。時間も夜中だったので眠かったし最初は夢だと思っていたのでこちらに来る途中のことはよく覚えてはいないが、BBの話は元の世界に帰る参考になりそうだ。
 さらに、ムゲンの話、先ほど手に入れたアイテムはどうやらクラスチェンジ用のアイテムらしい。ただし、一つでは効力がないという。

「力を手に入れるには試練がつきものというわけか……確かにクラス名も気になるな」

 カイエンにとってクラス名は非常に重要である。ここまでキャラを作りこんだのだ。似合わないクラス名だとかなりつらい。そんな内心の焦りは隠しつつ自分の意見を述べる。

「思うに、能力に関してはスキルや秘奥義の追加、あとはステータスの増加が定番ではないか? アサシンから忍者というのも定番といえば定番だな。 まぁ、BB君のような道化師は、賢者になったりするのかも知れんが。」

>>キサラギ様 BB様 ライブラ様 ALL様

2ヶ月前 No.175

友禅 @yuuzenn☆fXqsD0VZIxk ★DoaFJQIlTR_Qks

この投稿はフィルタされています。表示するにはアカウントにログインして下さい。

2ヶ月前 No.176

酢橘 @karasu1010☆TyGLtXpsS1g ★0gkYBdXyN1_37U

この投稿はフィルタされています。表示するにはアカウントにログインして下さい。

2ヶ月前 No.177

レーリン/スマホから失礼します @reirin16☆iFOiR2juBrUr ★iPhone=t2Gdx8uNU5

【アラタ/中心街:Mallow】

苦痛そうな表情で俯くトアに声を掛けると、彼女は慌てたように、溢れていたらしい涙を拭うと無理に作ったような笑顔で『何でもないよ』と返した。が、その態度がアラタにはどうにも痩我慢にしか見えなかった。きっと彼女には他者に悟られたくない深刻な過去があるのだ。だからこそ、こうして明るく笑顔を見せることができる__できてしまう。そう思うと、ますます放っておけなくなってしまうとアラタは思う。
だからこそ、どうすれば彼女を元気付けられるかを考え、行動した結果が、美味しい料理を彼女に渡すことであった。今思えば安直な行為だと感じるが、少し前に見せた無理矢理な笑顔とは違い、今度こそいつも通りの明るい笑顔に戻ってくれたので、良しとしよう。
その直後に聞いたBBによる『白いフード姿の人影』についての話を聞いて考え込んでいた時、集中していたのもあってトアの上げた声が上手く聞き取れなかったが、何となく『美味しい』という単語が聞こえてきたため、アラタの渡した料理も口に合っただろうと思われる。このまま打ち上げを心から楽しめるようになってくれれば良いのだが。

BBやアラタの他にも数名『白いフード姿の人影』を見た者がいたらしく、BBも安堵の表情を見せる。彼の反応も無理は無い、こんな体験談はオカルトチックで、そういうのを信じている人以外には絶対に信じて貰えないのだから、とアラタは心の中で呟いた。無論彼は信じる派である。
そんな中、ムゲンというアサシンの男性が『覚醒魂』というアイテムと上位クラスについて話題を振ってきた。『覚醒魂』を三つ揃えれば上位クラスにクラスチェンジできるらしいが、その上位クラスの名前はどうなるのか、とムゲンは語る。確かにそこは気になるところだ。自身の職業の名前は「召喚士(サモナー)」だが、それが上位になると呼び名がどう変わるのか想像もつかない。大体のゲームも同じような呼び方をしているし。だが名前はともかく性能の強化は魅力的だ。もしかしたら召喚獣を複数従えることが出来るかもしれないし、召喚条件やスキルのリスク等が軽減されるかもしれない。別にゲーマーではないが、空想話の好きなアラタとしては夢の広がる話である。

「うーん、そうだなぁ……召喚士の名前がどう変わるかはわかんねーけど、召喚系の能力は絶対強化されるって信じてる。他の職業で言うと、アサシンが忍者ってのは良い線行ってると思うぜ?他には、魔術師が賢者か禁術使い、聖職者は大司教辺りが妥当だと思うんだが__」
『なんだと?!テメェ!!』

考えを口にしている途中で店内から怒声が響く。何やら揉め事が起きているらしい。只今絶賛追加料理(その中に余程エグいものが入っていたのか早速手を付けたBBが絶叫している)を並べているアイリーン店長兼料理長はそれを聞き付けるとすぐさま仲裁に向かっていった。大丈夫だろうか、特に問題起こしてる人。

『大丈夫かなぁ。あ、そういえばニーアはー?』

同じく店内を心配しているトアから、突然思い出したように相棒について尋ねられる。そういえば彼が何処かへブラブラしに行ってから随分経つ気がする。テラス付近を見回しても姿が見当たらず、我ながら少し不安になってきたが、その感情を表に出すまいと微笑み、「あいつはどっかで散歩してるだろ」と返し、そのまま続ける。

「景色を見てくるとは言ってたが、正直あいつの考えてることなんて俺でもよくわからん。でもまぁ、あいつなら何があっても大丈夫だろ、俺より強いし」

>トア、ムゲン、その他打ち上げALL


【ニーア/中心街:Mallow】

我ながらとんでもないものを見てしまった気がする。

とある企みにより若い女性店員に変身し、厨房を覗き込んでいたニーアだが、その直後店員に絡んできたらしい男性達と、その絡まれた店員を助けに割って入った屈強な女戦士との間で揉め事が発生し、店員の姿をしている身としては放ってもいられない状況になってしまったのである。
全くこれだからセクハラと酔っ払いは愚かなのだ、と内心で呟きながら、現在の姿でのキャラ付けとしてW弱気で大人しいウェイトレスWを装いその輪の中へと近寄ろうとする。

「あ、あのぅ……わ、私たちの仲間に手を出すのは、や、やめて下さい……です!彼女、困ってますので……」

声の高い少女的且つ小さく弱々しい声音で、一応男性客たちに抗議の声を上げてみる(ニーア曰く「こういうのに混ざる時は取り敢えず一声掛けた方が楽しいんですよ」)。しかし此方まで絡まれるのは御免であるため、すぐに謝罪してスゴスゴと野次馬たちの中へ引き下がってしまう。
そのまま中で女戦士と男性客たちの対決を見届けようと思っていた矢先、ヌッと現れたのは図体と印象のデカい例の店長である。その迫力はどの状況においても一級品だ。その迫力を強めている一つの要素である女口調でやんわりと仲裁に入るも、尚も悪態を吐く輩に突如殺気にも似たオーラを纏いだし(ニーアにはそう見えたらしい)、こう言ったのである。

『…てめぇらも「食材」になりてぇのかって聞いてんだよ』

__ゾクリ、と一瞬背筋が凍った。その声音は普段の野太くも高いものとは打って変わり、低くゴツい、まるでヤの付く裏稼業の首領であるかのようなものであったのだ。いつもならどのような局面であっても愉快そうに笑うニーアであるが、その時本能的に「こいつに逆らってはいけない」という感情が刻み付けられる。それほどまでにこの店長は、否『アイリーン』という個人は相当の実力を持っているのだろう。
どうしよう、何も余計なことをせずにこのまま撤退した方が良さそうか?だがこれでは変身した意味が____と思っていた矢先、店長が店員を庇ってくれた女戦士をテラス席へ誘う声が聞こえ、更にこの騒ぎを聞いていたらしいミス・ハロウィンも、いつものように持ち前のプロポーションを見せつけつつテラス席の方から彼女を誘っているため、ここはと便乗するつもりでオドオドとした演技をしながら女戦士__ヴァネッサをテラス席へと誘導する。

「あ、あのっ!先程は私たちの仲間を助けて頂いて、ありがとうございました……!あのっ、ど、どうぞ!お席も空いていますので、是非お持て成しをさせて下さいっ!」

良いだろう、どうせなら今後の流れに身を任せようじゃないか。

>ヴァネッサ、Mallow内ALL

2ヶ月前 No.178

スマイル @smile390 ★Android=zy5PAP7wf8

【トア/中心街:Mallow】

トアがニーアのことを尋ねると本人は景色を見てくると言っていたらしい。とても信頼しているようで心配はしていないみたいだ。

『あ、あの、すいませんでした。俺、時々考えなしに偉そうなこと言っちゃうことがあって。それがお二人を傷つけてしまったみたいで、すいません。』

と、トアが口を開きかけたところでトアと、同じ聖職者のキサラギに向かいカイエンが頭を下げた。キサラギと同様にトアも数秒動きが止まり、先に話し出したキサラギの言葉でハッと我に返る。

「え………そ、そんなことないよ!さっきはその、ええっと…そう!ここすっごく綺麗だったから眩しくって!それで下向いちゃってただけだよ!うん!だからカイエンは関係ないよ!」

咄嗟に考えたため自分でも苦しい言い訳だと思ったが、他の人たちに気を遣わせたくなかったのでそう言った。

『今日はお祝いのパーティーなんです。だから、カイエンさんも笑ってください!』

キサラギの方は自分の考えを偽ることはせず、最後にはカイエンを褒め励ましていた。嘘をついてしまった自分に罪悪感が湧くが、それでも周りに変に気を遣わせてしまうのは嫌だった。
若干この場の空気が重くなってしまったので、自分のせいだと思い他の話題を考える。

『あらお話は終わったかしら?怪訝そうな顔しちゃって、お食事はみんなで楽しくするものよ?…という事で追加持ってきたわよ〜』

と、なかなか思いつけずにいた所にタイミング良く追加の料理が運ばれてきた。

『そっそうだね、ありがとうアイリーンさん!とりあえずこの話はまた今度な!…あ、この煮物うまそう!』

BBも切り替えるようにそう言ってくれたので、結局空気を変えてもらったことなるがひとまず安心する。その後店長さんはくるりと向きを変えると店内の方へ戻っていき、先程トアが気になっていた二人組の男性へ向かっていく。途中指を鳴らしていたのとその二人組に対する言葉が男らしく、正直ちょっと怖かった。あの店長さんは怒らせない方が良さそうだ。

そして、皆の会話はすっかり切り替わりBuG討伐で手に入れた覚醒魂の話になっていた。覚醒魂を3つ集めるとそれぞれの職業がクラスアップし、名前も変わるそうだ。皆、新しい名前が気になるようで先程から意見を出し合っている。トアも名前を考えてはみるが、ゲームには詳しくないためなかなかいいものが思いつかない。

『うーん、そうだなぁ……召喚士の名前がどう変わるかはわかんねーけど、召喚系の能力は絶対強化されるって信じてる。他の職業で言うと、アサシンが忍者ってのは良い線行ってると思うぜ?他には、魔術師が賢者か禁術使い、聖職者は大司教辺りが妥当だと思うんだが』

「大司教かぁ…いいと思う!」

そもそも聖職者がどういう意味か分からなかったトアだったが、アラタの意見を聞いて何となくそれっぽい気がしたので賛同する。

>>アラタ様、カイエン様、キサラギ様、MallowALL様

2ヶ月前 No.179

GameMaker(スレ主) @96109610 ★ckDnZME2Oh_PHR

【BB/中心街:Mallow】

アイリーンが去り数分後喧嘩の声は聞こえなくなった。きっとアイリーンの素(ザボルグ)が出現したのだろう。
衛兵出身の彼女と戦おうだなんて猛者さすがにいないだろうな…

「さすが鬼教官のザボルグさん…」

青ざめた青をしながら水を飲み干す。さっき食べたマンドレイクのダメージがヤバい。
そんなこんなで宴会は進みみなで覚醒魂の話になった。

「職業の名前かぁ…女の子にモテそうなかっこいいのがいいよな!」

そのためにはもっと覚醒魂を入手しなければ、でも神出鬼没のBuGがそうほいほいと姿を現すはずのないか…。

「クエストをいっぱいやってればおのずと彼方から姿を現してくれたりしてな!」

酒が回り上機嫌にそう笑いながら答える。現に今回もクエスト途中にBuGは乱入してきたわけだし…

>MallowALL様

【遅くなって申し訳ありません!いろいろと次のイベントや新しい要素について考えてたらこんな低出没に…。新しいイベントについてですが再びギルドにて受注するクエストを考えております。『こういうのがやりたい!』というのがあれば前向きに検討しますのでぜひサブにてお申し付けくださーい!】

2ヶ月前 No.180

上鳴翔汰 @railgun230 ★iPhone=z0FNsBzA5m

【上鳴翔汰/始まりの草原→中心街mallow】
カイエンの姿を見つけると、やっと見つけたぜと出遅れすまないと言ってはここはどこなのだろうと少し思うがそれは後々わかってくる事だからか、カイエンをみつけると何気に嬉しそうにしたが、なひやらお取込み中かな?と思うような雰囲気であったので
「っつっーかいたいた。カイエンだっけか?年上だからカイエンさん、か。っつか、何話してんすか?」
その、相手に何話してんすか?と軽く聞いてみては、その話してた相手にライバル心はあるようで、「俺がカイエンさんと仲良くなっから」的な雰囲気を醸し出すかのように
【だいぶ遅れましたすみません】
→中心街mallow、その場All

2ヶ月前 No.181

ウォルフガング=カイエン @sibamura ★o0W3VsenYO_Y9V

この投稿はフィルタされています。表示するにはアカウントにログインして下さい。

2ヶ月前 No.182

スマイル @smile390 ★Android=zy5PAP7wf8

【トア/中心街:Mallow】

『…………そうか。確かに、ここは少し明るすぎるようだな。』

カイエンはトアが咄嗟に思いついた嘘を疑うこともなく、そう一言言っただけだった。カイエンが疑い深い人じゃなくて良かった。トアはほっと安心し、椅子に座り直す。すると、店員さんに連れられて赤髪の女の人がやってきた。切れ長の目に獣のような八重歯、筋肉もしっかりしていてかっこいい女の人って感じだ。この人もクエスト参加者だった人だろうか。

『す、すみません。これと同じものを一つ、いや、三つ。』

と、何か呟きながら立ち上がったカイエンがやってきた店員さんに声をかけた。3つ…ってことは他の人の分も頼んだみたいだ。カイエンはキサラギやトアに律儀に謝ってくれたりと周りを思いやれる人のようだ。SNSなどに慣れていないトアだったが、カイエンは信用できる人だと思った。

『っつっーかいたいた。カイエンだっけか?年上だからカイエンさん、か。っつか、何話してんすか?』

そこへイエローファング討伐のときに見かけた男の子がやってきた。子と言うのは、このゲームのアバターをつくったとき普通に自分の歳を打ったトアには現実とゲーム内の歳が違うという考えが無かったため、パッと見だけで歳が近いだろう判断したからだ。彼は嬉しそうにカイエンに話しかけ、今度はトアやキサラギの方を向いて尋ねた。なんだかトアがアリアにやきもちを妬いた時のような雰囲気だ。この人はカイエンの親友なのかな?と思ったが、彼の言葉を聞く限り知り合ってそんなに経っていないようだった。でも多分彼の方はカイエンが大好きなんじゃないかと勝手に思う。ちょっと対抗してみるのも面白そうだけど、彼がどんな人かよく知らないし今の会話にはあまり触れてほしくないので、適当に流すことにした。

「え、えっと…覚醒魂のこととか?あっ、あと、新職業の名前!皆でどんなのが考えてたんだ!」

カイエンとはこの話題についての話は一切していなかったが、何を話していたかと聞かれればカイエンとだけではなく全体と受け取ることもできるから嘘ではないだろう。

>>カイエン様、ヴァネッサ様、上鳴翔太様、MallowALL様

1ヶ月前 No.183

まりる @arthur ★iPhone=H4NCIGdaxc

【まりる/中心街・ギルド】

 BuGを退治した後、まりるは打ち上げに参加しなかった。戦闘の終盤に参加した為にパーティの役に立ったというよりは、ハイエナじみたことをしてしまったという後ろめたさが勝ったのである。まりる以外にもそう感じ取った者は少なくなかったのか、やはり途中参加のプレイヤーの多くは誘いを断って街へと引き返したようだ。
 ギルドの受付で報酬を受け取ると、目に付いた椅子に腰掛けて報酬とドロップアイテムを確認する。
 クエストクリアの報酬については問題ない。緊急時のものということもあって、普段より多くの金貨が小さな麻袋に入っており、素直に喜んで良い代物だろう。
 問題はドロップアイテムの方である。あの正体不明のモンスターが落としたものは『覚醒魂』と記されており、上位職へとランクアップ出来る稀少な品だった。
 未だ上位職の存在は耳にしたことがない。ロレンスのようなプレイヤーと繋がりのあるまりるは、アイテムはもちろんとして情報も多く貰える立場にある。その自分が知らないのだから、恐らくはこの世界に初めてその概念が生まれたのだと考えるべきだろう。

 「(困ったなぁ……知られたら誰に狙われるか分かったもんじゃないし、使うには勇気のいるアイテムだよこれ)」

 喜ぶというよりは、奪われる心配と使用するリスクに悩まされる。
 まず第一に真っ当なクエストで得たものならともかく、明らかに不具合やそれに類する現象であったモンスターだ。そんなものの落としたアイテムが安心に繋がるわけがない。
 また説明通りの効果を発揮すると仮定した場合も、他プレイヤーからすれば喉から手が出るほどの価値を持つだろう。あの場にいる誰かしらが情報を売って、結果としてプレイヤーキルされる可能性も決して低くはない。ゲームだからこそ、利己的なプレイを楽しむ者も少なくはないのだ。まして、情報を売らないなどは取り決めなかったし、非難できることでもない。

 「な、なんだか、急に不安になってきた……」

 花も恥じらう美少女であるにも関わらず、まりるは胃のあたりを抑えて眉間に皺を寄せた。

>>ALL

1ヶ月前 No.184

Charlotte @kirieru ★Android=ryLO8WYMEG

【ヴァネッサ/中心街:Mallow】

各々の武器に手を掛けている大男に対して女性は背中に携行している2つの武器を取り出す事もなくただ両手で指をポキポキと鳴らす。
この男達に武器を抜くまでもなく素手で挑もうという事なのか。
女性は男達に近づくも途中で割って出た女性店員によって阻まれる。

『…てめぇらも「食材」になりてぇのかって聞いてんだよ!』
「ヒイィィィっ!!し失礼しました!!」

その店員がいきなりドスを効いた声で男達を一喝すると荒くれ者の男達はまるで子犬の様な情けない声をあげながら店を飛び出してしまった。

「もう平気だあいつらはもういないよ」
「ありがとうございます........」

絡まれた男達が居なくなった事で女性の後ろに隠れていたウェイトレスの娘は女性に一礼すると店の奥へと去って行った。
すると店で晩酌していた団体から誘われ女性もお言葉に甘えて案内された席に座った。

「あたしはヴァネッサ、職業は狂戦士だ こう見えて腕は立つから女だからと言って舐めてかかると痛い目に合うぜ!」



>打ち上げAll


遅くなってすいませんでした

1ヶ月前 No.185

GameMaker(スレ主) @96109610 ★ckDnZME2Oh_PHR

【BB/中心街:Mallow】

重たそうなパエリア鍋を軽々と抱え中身をまるでドリンクのように飲み干していく。
ここ数日まともに食べていなかったせいか食べ物が簡単に胃に収納されていく。

「(ごきゅっごきゅっ!)」

空になった大皿を重ねていきやがてタワー上になった残骸たちがBBの両側を埋め尽くしていく。
リアルでも食欲は旺盛だったがここに来てからやたら運動するようになったため食べる量が増してしまった。
そんなこんなで食事をしていると鼻歌交じりのアイリーンが登場する。
デザートのお城型ショコラケーキと生クリーム増し増しのタワーパンケーキ、フルーツの盛り合わせを持ってきてくれたようだ。

『デザートをもってきたわよ〜』

テーブル一杯デザートで埋め尽くしながらアイリーンはチラシサイズの紙を取り出す。
クエスト申請書だ、それを手に彼女は次の言葉を口にする。

『あなた達宴会中のところ悪いんだけれど聞いてくれないかしら?なんでも「蒼炎の火山」に「蜜雨(アムリタ)」の原水があるって噂なのよ!蜜雨っていうのは昔は不老不死の霊薬って言われてるの、まぁそれは神話のお話だから嘘っぱちみたいなもんなんだけれど、その蜜雨……美容に滅茶苦茶良いっていうじゃない!あたしはお店あるから行けないのだけれどあなた達良かったら代わりに見つけてきてくれないかしら?あそこ強いモンスターの巣窟だから半端な腕の人間には頼めないのよ〜お願い!』

アイリーンは両手を合わせて必死にお願いをしてくる。
蜜雨(アムリタ)には美容成分が豊富に含まれているのはもちろん、「上級回復薬」や「上級アイテム」の合成源としてかなり名の知れたレアアイテムである。
売れば30000Gほどの大金になるし、錬金術師に頼めば「中級回復薬」「中級アイテム」に合成してくれる。上級を扱えるのはまだ鍛錬(覚醒)が必要なのだとか。

『この瓶いっぱいに取ってきてくれればいいから!残りはあなた達で山分けすればいいし報酬もはずむわ!どうかしら?一応ギルドにいる子たちにも連絡は入れてるから。』

受けたい子は私に報告して現地に行って頂戴ね!と綺麗な桃色の硝子瓶を託しアイリーンの話は終了する。どうやら新しいクエストが来たようだ。


!!クエスト発生!!
クエスト名:幻の霊薬を求めて(中級)
依頼内容:料理屋Mallow店主アイリーンより、『蒼炎の火山』に存在するという噂の幻の霊薬『蜜雨(アムリタ)』を硝子瓶に採取してきてほしい。
出現モンスター:死霊系モンスター、闇属性モンスター、???
達成報酬:蜜雨(アムリタ)、料理屋Mallow一年間無料お食事券

蜜雨(アムリタ)…中級アイテム(回復薬等)の合成源で錬金術師に頼めば合成できさらには「武器合成(杖型)」の原材料ともなる。(上級として扱えるのは錬金術師覚醒後)
無限の可能性を秘め、換金すれば30000Gほどの値が付くため錬金術師以外のプレイヤーも持っていて損はない一品。


>MallowALL様

1ヶ月前 No.186

Future Re:Vision @voltexfbk ★1DXVdHzeIP_M0e

【アレクセンド/中心街:Mallow】

あらかた出された料理を平らげ、会計を済ませようとしていた時。
この店は喧嘩も団らんもよくあることか…と考えつつのときであった。

「蒼炎の火山」…。前にも狩りで出かけたことはあるが、相当手ごわいところであった。
それに相当遠い。弾薬費も考えるとかなりの出費を強いられるだろう。
だがそれでいい。また仕事で稼げばいいものだ。

少しずつその団らんに近づき、雰囲気を確かめる。
やはり、先ほどのパーティーから誘った人だろう。見たことのある人が多い。
「お願いされた任務を受けないほど、断る人間ではない方が多いだろう。私は行くが」
どの道寝たって何も起きない。弾薬を使いきってまで仕事を遂行する方が、時間つぶしにもなる。闘技場での時間つぶしはつまらない。
まだいける(要弾薬補給)状態に簡素に整備されたMG29-SXを見ながら、そう考える。

>>打ち上げ、ヴァネッサ、他ALL


【アレクセンドはクエストに参加します―。ただし、弾薬の関係で少し遅れて出発するつもりです】

1ヶ月前 No.187

レーリン/スマホから失礼します @reirin16☆iFOiR2juBrUr ★iPhone=t2Gdx8uNU5

【アラタ/中心街:Mallow】

『大司教かぁ…いいと思う!』

上位クラスの名前について自分の考えを言ってみると、隣で聞いてくれていたトアがそう言ってくれたので、アラタもややはにかんだ感じで「ありがとう」と応える。もしかしたら本当の名前の方がもっとそれらしいものかもしれないが、予想でも肯定して貰えると少し嬉しい。
BBは『女の子にモテそうなかっこいいのがいい』と言っていたが、アラタには正直モテたいという願望はよく分からない。思春期と言っても良さそうな年頃ではあるが、やはり彼にはまだ恋愛は早いようだ。

店内からの揉める声が治った後、もう一人の戦士然とした格好をした女性が、ウェイトレスに連れられてやって来た。その態度とガタイの良さからすると、例の揉め事には彼女も関わっていたと見える。が、悪い奴ではなさそうだ。

『あたしはヴァネッサ、職業は狂戦士だ こう見えて腕は立つから女だからと言って舐めてかかると痛い目に合うぜ!』
「おぉ、宜しく__お願いします。俺は召喚士のアラタ、闇属性で相棒の召喚獣は人型の真っ黒な奴だ。あいつが戻ってきたら紹介するよ」

『ヴァネッサ』というらしい狂戦士の女性の自己紹介を聞き終えると、アラタも返事の代わりに自己紹介を返す。彼女曰く女だからと舐めたら痛い目に遭う、とのことだが、アラタもそのことは重々承知しているつもりだ。強そうな相手に易々と喧嘩を売れるだけのステータスは無い。
その側で、カイエン辺りから注文を聞いていた、彼女を連れて来たウェイトレスが『で、ではこれで失礼致します!』と慌ただしくペコリと一礼すると、店内へと戻っていった。……あのウェイトレス、何か見覚えがあるな……と思いながら彼女をジーっと見つめるが、微妙に分からなかったため諦めた。

暫くしてようやく団欒が戻ってきた頃、デザートを山盛り持ってきてくれたアイリーンさんからアイテム採取の依頼が舞い込む。そのアイテムは『蜜雨(アムリタ)』と言い、高い美容効果だけでなく武器合成の材料になったり、高値で売却したりできると言う。アラタはこの世界に来て間も無く、蓄えも万全では無いため、『蜜雨』は色んな意味で魅力的なアイテムだ。しかし__……。

「へぇ、凄くお得な話じゃん!あー、でも……俺は今回はパスでいいや。さっきの戦いで全ステータス削りまくってるし、打ち上げも無理言って来たし、これ以上参加したらニーアから五月蝿く言われそうだしな」

残念そうな表情で肩を竦めつつ、その場にいる全員にそう伝える。珍しいアイテムは欲しいが、無理をして死ねば意味が無い。命大事、と最初に言った人は偉いと思う。
隣に座っているトアにも「ごめんな、後でお前も行くなら頑張れよ」と言っておく。

>トア、ヴァネッサ、Mallow内ALL


【ニーア/中心街:Mallow】

ヴァネッサをテラス席へと連れてくると、突然立ち上がった客__カイエンが此方に注文をしてきた。遠くで聞こえてきた会話からすると別の用で立ち上がったことはニーアからは見え見えだが、取り敢えず「ひゃっ!?」と声を上げつつ驚いて見せる。

『す、すみません。これと同じものを一つ、いや、三つ。』
『一つは俺に、もう一つはこちらの席に。』
「ふぇ?あ、はっはい!畏まりました!少々お待ちくださいませ!」

カイエンは自分とヴァネッサ、そして遅れて来た上鳴へ飲み物を持ってきてくれるように頼んでいるようで、ニーアも気弱なウェイトレスを装いながら慌ただしく店内へ引っ込む。その後怪しまれない程度にグラスを用意し、テラスへ戻ると、三人の席へグラスを丁寧に置いていく。その間相棒のアラタからの怪訝そうな視線が痛かったが、これ以上怪しまれないうちにそそくさと退散する。

(ふぅ……これで一先ずは安心かな?)

店内の物陰で一息吐いていると、大量のデザートを持ってテラスへと向かう店長の姿が見え、コソコソと出入り口を覗いて様子を伺う。

「…………蜜雨……美容や合成の材料に使えるアイテムか……。これはこれで魅力的だけど、それではまだ……」
『おーい、そこのお嬢ちゃん。手が空いてるなら一つ頼まれてくれよー!』
「あっ……は、はい!只今〜!」

途切れ途切れに聞こえる会話を断片的にまとめながら、何かを考え込むニーア。しかしその途中で店内の男性客から注文を頼まれてしまったため、そそくさとその方向へ向かうのだった。

>カイエン、Mallow内ALL


【私の案を採用して下さり、ありがとうございます!ですが先日のクエストで書いた事情により、うちのアラタには一旦お休みさせることにします(;ω;) それとニーアには近いうちにアラタの元に戻らせる予定です〜】

1ヶ月前 No.188

スサ男くん @kodai4370 ★iPhone=zjgl2HOplW

【バレット/中心街】

草原であの一行と別れた後は何軒かの露店に立ち寄った後、最近知り合ったプレイヤーと情報の交換を行ってからギルドへと向かっている。
殺し屋というのは如何に自分のことを話さず相手を知れるか、そのためノーリスクで接するには金や道具を貢ぐのが手っ取り早い。
中高生がそのまま入ってきたようなレベルのオツムならば問題はないが、中には女子供のアバターなのに中身はオッサンというふざけたケースもある、そうなると相手は大人になるわけで交渉にやたら時間がかかってしまい効率が下がる。だから相手を妥協して全く興味のないヤツらとも付き合っているのだ。まぁこの覚醒魂とやらのことまでは話していないが。

ネットゲームのことは詳しくなかったが、ここに来てからはそういった類いのことも勉強している、「レアドロップ」という単語が何を意味するのかを最近理解した。


そんなこんなで報酬を受け取るためにギルドへの道を進む。いや受け取るなんておこがましいことをしてもいいのかとはここまででも何度か悩んだ、悩んだ末に「貰うしかない」という結論に至った。
仕事らしいことは微塵もしなかったとは言え、噂でしか知らなかったBuGを拝むことが出来たし何よりこの覚醒魂という興味深いアイテムも入手することができた。それにしてもさっきセットしたばかりだが、コレって取り外しとかは出来るのだろうか。そんな考えがよぎる。

すぐ近くからいい匂いがしたと思ったら、こんなところに果物屋があった。どうせ報酬が入るし買っていくかと考え、重ねて置いてあった紙袋を一枚取り、その中にリンゴとバナナを詰め込むだけ詰め込んだ。
合計は丁度400G、安いんだか高いんだかよく分からない値段設定だがお釣りを貰わないようにピッタリの金額を払ってから店を後にした。


「…改めて考えると謎だらけだな」


紙袋から取り出したリンゴにかぶりつき、果実を飲み込んだ後に小声で呟く。リンゴを食らう口が止まってもギルドに向かう足は止まらなかった。


≫All様

1ヶ月前 No.189

友禅 @yuuzenn☆fXqsD0VZIxk ★DoaFJQIlTR_Qks

この投稿はフィルタされています。表示するにはアカウントにログインして下さい。

1ヶ月前 No.190

酢橘 @karasu1010☆TyGLtXpsS1g ★0gkYBdXyN1_jG9

この投稿はフィルタされています。表示するにはアカウントにログインして下さい。

1ヶ月前 No.191

スマイル @smile390 ★Android=zy5PAP7wf8

【トア/中心街:Mallow】

『あたしはヴァネッサ、職業は狂戦士だ こう見えて腕は立つから女だからと言って舐めてかかると痛い目に合うぜ!』

やってきた赤髪の女性はそう自己紹介した。気の強そうな女性…ミス・ハロウィン同様見れば印象に残りそうだったが、見覚えがないのでクエスト参加者ではないようだ。まあ大人数だったためただ見かけていないだけかもしれないけど。
狂戦士のヴァネッサが加わったところで店長さんがデザートを運んできた。一つはお城のような形をし、もう一つはタワーのように積み重なり、最後のは果物がたくさん盛られていた。どれも豪華で見た目だけでトアはきらきらと目を輝かせる。アラタに渡されたもの以外あまり料理を食べてはいなかったが、大食いなわけでもないのでもうデザートに入ってもいいだろうと思い、トアは一番印象の強かったお城型のデザートを少量お皿に取る。これもケーキというものなのだろう。前に他のお店に行ったときに見たことがある。このケーキよりは何倍も小さかったが1度食べてみたいと思っていたのだ。トアはきっと美味しいのだろうという期待とともに1口食べてみる。

「んっ…美味しい!アラタアラタ!これすっごく美味しいよ!アラタも食べてみて!」

口に入れた瞬間生クリームの濃厚な甘みが広がりスポンジはふわふわで口の中に溶け込むように飲み込んだ。美味しいだけでは表せないほどでこの感動を誰かとも共有したいという感情が生まれ、隣のアラタに興奮気味に勧める。もしかしたら甘い物が苦手だったかもしれないが、今のトアはそこまで考えていなかった。

デザートを運び終えてまた戻るのかと思えば、店長さんはチラシサイズの紙を取り出した。よく見るとそれはクエスト申請書だった。店長さんの話を聞くと、「蒼炎の火山」にある「蜜雨(アムリタ)」の原水を瓶いっぱいに取ってきてほしいという依頼らしい。報酬は蜜雨とこの店の1年間無料お食事券。1年間無料お食事券…!このままでも安い方なのにこの料理が1年間も無料で食べられるというのならぜひ参加したい。

『へぇ、凄くお得な話じゃん!あー、でも……俺は今回はパスでいいや。さっきの戦いで全ステータス削りまくってるし、打ち上げも無理言って来たし、これ以上参加したらニーアから五月蝿く言われそうだしな』

「えっ行かないの!?」

隣のアラタの言葉に驚いて聞き返す。トアとしてはアラタも一緒に行きたかった。でもよくよく考えると確かにさっきのクエストでのアラタの消耗は大きかったし、この打ち上げだってニーアに無理を言って参加している。これからさらに強いモンスターの巣窟と言われるほどの場所に行って戦うのは正直きついだろう。

『ごめんな、後でお前も行くなら頑張れよ』

「そっかぁ…うん!アラタの分も頑張ってくる!アラタはしっかり休んでね」

しょぼんと肩を落としたトアだったがすぐにシャキッとすると、拳をグッと握りしめて言った。トアは特に消耗が大きいわけでもないし、まだまだ元気だ。強いモンスターが多いと言ってもミス・ハロウィンや強そうなヴァネッサも行くらしいのでこのメンバーなら大丈夫だろう。それにトアは職業的にもサポート専門なので戦うには強すぎるモンスターだったとしても戦闘不能になるまで追い詰められることはないはずだ。

>>ヴァネッサ様、アラタ様、MallowALL様

1ヶ月前 No.192

ウォルフガング=カイエン @sibamura ★o0W3VsenYO_Y9V

この投稿はフィルタされています。表示するにはアカウントにログインして下さい。

1ヶ月前 No.193

ライブラ @5121☆stkO0KxpThU ★ztEbdaugmt_5cz

【ムゲン/中心街:Mallow】

何でもよかったのだが話題を逸らすことには成功したようで結構盛り上がっていた。
ムゲン自身も結構相槌を打ちながらその話題に興じていたが、店長の漢に女と書いてオトメな……名前なんだっけ? まあいいや。
とりあえずクエストの依頼だ、ムゲンは未成年ということもあって酒は飲んでいないし腹八分目程度に抑えていたので十分動けそうだ。

「んじゃ、俺はそのクエストを受けさせてもらうッスよ、ロクに体動かしてなかったし丁度いいッス」

屈伸運動をしつつムゲンは答える、飛び道具の残量は充分だから準備も必要ない。
実は投げナイフや手裏剣は使った後に回収しているのだ、使う度に補充していたら金がいくらあっても足りない。
とりあえず残っていたジュースを飲み干すと手を合わせて「ごちそうさま」と呟く。

「俺はすぐにでも出られるッス、準備が必要な人がいたら待ちますけど、どうします?」

そそくさと自分の分の会計を済ませながら皆に聞く、先発後発に分かれてもいいのだが、そこら辺の判断は他の人に合わせよう。

>Mallow ALL

【体調を崩していて少し留守にしておりました; ムゲンは参加する方向で】

1ヶ月前 No.194

GameMaker(スレ主) @96109610 ★ckDnZME2Oh_PHR

【BB/中心街:Mallow→】

「蜜雨(アムリタ)かぁ…」

ぶっちゃけ錬金術師ではないのでそんなに重要性はないのだが…でもなにか面白い発見があるかもしれない。
食事を終えごちそうさまと両手を合わせお辞儀をするとその場から動こうとする。
他のメンバーの大半は恐らく参加する意向を示しているのだろう。

「蒼炎の火山までは草原から伸びる道を通って森を抜けた先にあるからちょっと歩くかもしれないな。まぁ遠足だと思って頑張るか!」

食後の運動にもちょうどいいとBBはストレッチを始める、このメンバーだと着くのも速そうだ。一時間くらいとみる
店を出る準備を整え向かうとみられる皆に声を掛ける。

「遠足の準備はオッケー?」

>MallowALL様

【雰囲気出すために一時間かかるとか言ってますが蒼炎の火山にはすぐ到着して大丈夫です。行く途中で何があったかは想像でお楽しみください(おい)】



【???/蒼炎の火山】

森を抜けた険しい岩場、青い炎に照らされた神殿の様な廃墟がある。洞窟内ドームの様な大きな空洞内にまるで隠されるように存在しているその場所はどこか神秘的で重い空気が漂っている。
しかし炎という表現とは裏腹に洞窟内は恐ろしいくらい寒い、空洞の上空にはふよふよと浮遊する複数の人型のモンスター「死霊系モンスター:ホロウゴースト」の姿がある。
彼らは冒険の中命尽きてしまった哀れなプレイヤーだったり山に捨てられた女子供の魂だとの噂がある。しかし定かではない…

「〜〜〜」

空中を踊るかのように舞う彼らは特別有害なモンスターではない、むしろ大人しく稀にプレイヤーを助けてくれるという噂のあるモンスターだ。
彼らは住処である蒼炎の神殿の入り口を守るとされるモンスターで中には人語を理解できる種も存在する。
入り口前には二体のガーゴイル像が静かにたたずんでいるその姿は守護神でもあり誰かを待っているようにも思えた。

>ALL様

【蒼炎の火山洞窟内神殿入り口前(ながい…)に到達することでクエストが進行いたします。死霊の中には人語を話せるものもいますので質問がある方は話しかけてみると良いでしょう。なお姿形は子供や女性、老人から大男まで人型ならなんでも存在します。】

1ヶ月前 No.195

ウォルフガング=カイエン @sibamura ★o0W3VsenYO_zRM

【カイエン/Mallow→蒼炎の火山】

『遠足の準備はオッケー?』

 BBのその言葉に、カイエンは手元のグラスの飲み物を飲み干すと腰に刀を差して立ち上がる。

「あぁ、俺は大丈夫だ。」

 その足取りには淀みがなく、先ほどの戦闘の疲れは抜けたようだ。彼自身は蒼炎の火山へ行ったことはないが、どうやらBBが道筋を知っているらしいので、彼に同行することにした。アイリーンに支払いを済ませると、彼は他のメンバーに声を掛けてドアをくぐった

「それじゃ、また会おう。」

【カイエン/蒼炎の火山】

 BBや他のメンバーと新緑の中を歩くことしばし、永遠に続くかのように思われた緑の多いが急に開けてきた。するとそこには、古代の神殿を思わせる荘厳な廃墟がたたずんでいた。その廃墟に響くうめき声、

「『〜〜〜』」

 まるで幽霊のようなモンスターがうめきを上げながらあたりをさまよっている。しかし、今のところこちらへ仕掛けてくる様子はないようなので、カイエンは剣の柄に手を掛けつつあたりを観察する。

「ん、思ったより冷えるな……それに……」

 その視線の先には、二体の石像。
 蝙蝠の羽に鳥の嘴を持った悪魔のような姿、ガーゴイルである。
 そもそもガーゴイルとは、雨どい、つまり、屋根を伝った雨水を外に排出する役割を持つ構造であった。やがて、その構造に彫刻が施されるようになり、転じて、建物から邪なるものを追い出したり、邪なものを侵入を防いだりする、いわば魔除けとしての意味をもつことになる。
 が、それは現実での話。RPGでのガーゴイルと言えば。

「門番モンスターってのが定番だが。さて……」

 そう呟くとカイエンは様子を見ることにした。

>>BB様 ALL様


【カイエンも蒼炎の火山へ移動させていただきました。それと、 >>193 のカイエンの提案は忘れてください。すみませんでした。】

1ヶ月前 No.196

Charlotte @kirieru ★Android=ryLO8WYMEG

【ヴァネッサ/中心街:Mallow>蒼炎の火山】

メンバーの宴会に誘われたヴァネッサは酒を飲み干しながら談笑に耽っていた。
すると先程の男達を一喝した女性がヴァネッサ達に近づいていく。
確かこの女性はアイリーンという名前だった筈だ。

『あなた達宴会中のところ悪いんだけれど聞いてくれないかしら?なんでも「蒼炎の火山」に「蜜雨(アムリタ)」の原水があるって噂なのよ!蜜雨っていうのは昔は不老不死の霊薬って言われてるの、まぁそれは神話のお話だから嘘っぱちみたいなもんなんだけれど、その蜜雨……美容に滅茶苦茶良いっていうじゃない!あたしはお店あるから行けないのだけれどあなた達良かったら代わりに見つけてきてくれないかしら?あそこ強いモンスターの巣窟だから半端な腕の人間には頼めないのよ〜お願い!』

アイリーンが言うには不老不死の霊薬と噂される『蜜雨(アムリタ)』を取ってきて欲しいという物だった。
不老不死という明らかに眉唾物な噂ではあるがここは現実とは違うファンタジーな世界な為、あながち嘘ではなさそうだ。

「折角だしあたしも同行させて貰うよ、そんな大層なもんがあるんだダンジョンの敵も相当強い筈さ、一人でも攻撃力の高いメンバーがいた方が何かと安心だろ?それにこうしてあんたらと出会えたんだここであたしの強さ見せつけてやるよ!」

アイリーンからの依頼にヴァネッサも同行すると言い出した。
確かにそんなレアアイテムがあるダンジョンの敵も相当は強さを誇るだろう。
故に攻撃力を高いメンバーが一人でも多くいたほうが何かと重宝するし何より新たに仲間に加わったヴァネッサの強さを確かめるにも何かと都合が良いのだ。

「それじゃ決まりだな!さぁ早く行こうぜ!」

ヴァネッサは意気揚々と他のメンバーよりも先へと移動し蒼炎の火山へと向かった。

蒼炎の火山の火山の入り口にはガーゴイルと思わしき銅像が入り口の前に立ち塞がる様に佇んでいた。
如何にもRPGのお約束の展開である。

「何もしねぇなら先にあたしから行くぜ!」

ヴァネッサは背中から身の丈以上の大剣を鞘から引き抜くと片手で持ちながら大剣をガーゴイルに振り落とすべく突撃していくのだった。




>BB、カイエン様

1ヶ月前 No.197

GameMaker(スレ主) @96109610 ★ckDnZME2Oh_PHR

【BB/中心街:Mallow→蒼炎の火山】

「(ぜぇぜぇ…)ちょっとぉ、みんな歩くの早くない?」

緑広がるなだらかな道から一変し山特有のゴツゴツした岩場に急な傾斜の坂道が現れる。
ハイキングと言わんばかりに楽しそうに上る仲間や無言で息も切らさず登っていく仲間を前に一人だけ死にそうな顔をしてBBはついていく。
最近運動不足だったからな…それに年のせいかなんかこう…動きに切れが無くなってきた。
ぶっ倒れそうになるのを堪え必死に山を登っていくと不自然なくらいのヒヤリとした空気が頬を撫でる。

「冷たい…?」

目の前には蒼炎の火山の入り口である洞窟が見えていた。プレイヤーたちを飲み込もうとするように大きく口を開けた洞窟からはゴーストたちの歌に似た鳴き声と不気味なくらいの冷気が漂ってくる。
自分もここに来るのは始めてだが確かに一般人が行きたくない理由が分かってきた気がする。
洞窟内を進んでいくと大きな空間に通されそこには死霊系モンスターであるホロウゴーストたちが住み着いていた。
こちらから攻撃を仕掛けない限り大人しいタイプのモンスターなので放っておけば襲われることはない…はずだ。

「…でけぇ」

しばらく道なりに進んでいくとそこには二体の大きなガーゴイル像が鎮座していた。
立派な彫刻と埃を帯びているが芸術性のある装飾品がやたらと目を引く。
そんなこんな感傷に浸っているとヴァネッサが大剣を手にガーゴイル像へと突進していったのだ。

「え?なに?そういう展開??」

一人状況がつかめないままとりあえずヴァネッサの後に続くBBであった。

>蒼炎の火山ALL様


【???/蒼炎の火山】

ヴァネッサと名乗る女性の件がガーゴイル像の眼前に迫る。
と同時に切っ先を向けられてしまったガーゴイル像の瞳が大きく見開く、眼球のない真っ暗闇の双眸がヴァネッサの剣を捉えた。

『うっうわぁぁぁあああ!!兄者ぁぁぁああ!』

剣先を向けられたガーゴイル像(以降ガーゴイル弟)が大きく泣きわめく、すると隣にいた兄と呼ばれるガーゴイル像が目を覚まし弟の危険を察知したのか慌てて腕を差し伸べヴァネッサの大剣をキャッチしようとする。

兄『ちょちょちょ!奇襲とかマジないわ!』

剣をキャッチできたかはさておきガーゴイル像は剣を放ってきたその者とこの場を訪れた者たちに問いかける。

弟『おおおおお昼寝中になんだよお前ら!さては悪い奴だな!僕を虐めると兄者が黙ってないぞ!』

兄『間一髪とかマジパネェ!てかおたくらどちら様?俺らこの神殿の門番やってる「神獣:ガーゴイル」っていうんだけどさ。』

泣きわめく弟の頭をよしよしと撫で兄の方のガーゴイル像は言葉を続ける。

兄『なーんか訳アリ?要件あんなら聞いてやるぜ〜?』

>蒼炎の火山ALL様

1ヶ月前 No.198

かしわぎ @kashiwa☆0JtkEMONf/hg ★AcwmdJQC8P_PHR

【キサラギ/中心街:Mallow】

『あなた達宴会中のところ悪いんだけれど聞いてくれないかしら?なんでも「蒼炎の火山」に「蜜雨(アムリタ)」の原水があるって噂なのよ!蜜雨っていうのは昔は不老不死の霊薬って言われてるの、まぁそれは神話のお話だから嘘っぱちみたいなもんなんだけれど、その蜜雨……美容に滅茶苦茶良いっていうじゃない!あたしはお店あるから行けないのだけれどあなた達良かったら代わりに見つけてきてくれないかしら?あそこ強いモンスターの巣窟だから半端な腕の人間には頼めないのよ〜お願い!』

 キサラギがパリパリとしたパイ生地で作られているキッシュ風の料理を頬張っていると、アイリーンの懇願する声が聞こえてくる。どうやら蜜雨というアイテムの採集を頼まれたらしい。キサラギ自身は美容には無関心だが、報酬は集めた蜜雨とMallowの一年間無料お食事券となかなかにおいしい。前のクエストで『精霊の加護』を使ってしまい今はクールタイム中だが、今回は採集クエストであるためこのスキルは余程のことがない限り不必要だろう。蜜雨は錬成すれば強力な回復薬になり、さらにかなりの高額で売れる。諸事情により懐が寂しいキサラギにはうってつけのクエストだ。参加しない理由がない。

「わ、私もご一緒させてください……!」

 足手まといになってしまうかもしれない……という一抹の不安を感じながらおずおずと片手をあげ、参加を表明する。次いでBBの発した「遠足」という言葉に思いっきり顔を引きつらせる。残念ながらキサラギには遠足に関するいい思い出が全くと言っていいほどない。前で皆がワイワイと歩いている中一人黙々と上った山道、狭いレジャーシートの上でひとりぼっちで食べたお弁当……思い出せば出すほど悲しくなっていく。

(落ち着け私……今の貴方は“キサラギ”であって“五十嵐美里”ではないのだから……)

 そう自分自身に言い聞かせて出発の準備を進める。意気揚々とストレッチをする者もいたがキサラギは緊張により碌に席から動けないまま出発の時を迎えてしまった。なお、この数十分後に彼女は準備運動を怠ったことを死ぬほど後悔するのだがそれはまた別のお話。


【キサラギ/蒼炎の火山】

「ぜえ……はあ……や、やっと着きましたぁ……」

 豪華な魔法補助用の杖を突きながら山道を上ること一時間弱。他のメンバーより少し遅れて蒼炎の火山入り口の洞窟にたどり着いたキサラギである。聖職者という職業柄、普段まともに運動をしていなかったからかかなり体力を消耗してしまった。道中そんなキサラギを心配したのか声をかけてくれた仲間も少なからずいたのだが、それどころじゃなかったキサラギは碌な返事も返せていなかっただろう。
 そんなキサラギの目に映ったのは二体のガーゴイルに大剣をふるうヴァネッサとそれをキャッチしようとするガーゴイルであった。察するにこのガーゴイル像×2は兄弟で、敵意はない善良なモンスターである。そこまで考えたキサラギは、自身の疲労も忘れヴァネッサとガーゴイルたちの元へ駆け出す。

「すすすストップです!意味のない暴力、ダメゼッタイですよぉ……まずは話し合いでの解決を――ってうひゃああああっ!」

 そう叫びながら二人の間に割って入ろうとしたキサラギであったが、石に躓き思いっきり顔面からダイブしてしまう。辺りに砂ぼこりをまき散らしながらスライディングしたキサラギは慌てて立ち上がるとワンピースについた汚れを手で軽く払った。

「い、いきなり醜態をさらしてしまい申し訳ありませんっ!私たち、蜜雨(アムリタ)というアイテムを探してここに来たのですが……神獣さんたちはご存じないでしょうか……?」

 ガーゴイル像と目線を合わせるようにかがみ、彼らにそう問いかける。自分たちに害意はないと伝えるようにキサラギはなるべく優しく丁寧に言葉を紡いだ。


>>BB様、ヴァネッサ様、ガーゴイル像様


【レスが遅れてしまい大変申し訳ございません!】

1ヶ月前 No.199

Future Re:Vision @voltexfbk ★1DXVdHzeIP_M0e

【アレクセンド/Mallow→大通り:武器屋『Gray』】

まぁ、この編成であれば大丈夫だろうと踏んだ。
私はすぐに大通りに出たときにGrayに注文して置いた弾薬と銃身が届いたことを知り先に店を出てそこに寄る。

「あんたさん、よくこんなに一度に注文するね」
Grayの主人である老人ヴァルドが呟く。
「いえいえ、いつも用意してもらって申し訳ない。自分の生計を安定させるためにやっていることだから、申し訳ない」
ヴァルドの呟きにそう答える。ヴァルドは顔を笑わせながら、
「まあええ、今回もいつもので取り寄せたものだ、存分に使え」
「ありがとうございます」
アレクセンドはいつもこのように武器屋から弾薬を取り寄せたりして戦闘に使用している。
彼が独りで生きられるのもこのように交渉技術があってからこそだろう。

そのまま彼は、取り寄せた20マガジンの弾薬と2本の予備銃身を持って蒼炎の火山へと向かった。

【アレクセンド(重武装モード:残弾22マガジン)/蒼炎の火山】

草原を抜けて訪れた山道は寒く厳しいものだった。それに現在は重武装モード――――――正確にいえば予備弾薬を複数所持した状態にするために使用するモードではあるが、それに伴う歩行速度の減少で時間がかかってしまった。

どうやら先にメンバーは到達していたらしい。その中、ヴァネッサは廃墟らしき洞窟の前にいるガーゴイル像の片方に一気に攻撃を仕掛けるが、もう片方が引き離すように動く。動きからして、こちらを攻撃する意思はなさそうだ。

「初見となる、こちらアレクセンドだ。蜜雨(アムリタ)と呼ばれるアイテムがこの火山にあるとお聞きしたが、それは本当か?」
引き離すように動いたもう片方のガーゴイルに丁寧に説明し、反応をうかがう。

>>ガーゴイル像、蒼炎の火山all


【なんか重武装モードたる単語が出てきていますが、サブ記事に説明いたしますので待っててください。一応簡単にいいますとマガジン数が15を超えると自動的にその表示が出るようになってます。】

1ヶ月前 No.200

酢橘 @karasu1010☆TyGLtXpsS1g ★0gkYBdXyN1_jG9

【シズマ/中心街:Mallow→蒼炎の火山】

やはり暑い中での登山は自身のスタミナを次々と削って行く。それでも思ったより程、場所も案外近くそんなに火山自体も警戒を行う必要性も感じられない。正直言えばあの店主なら余裕でこの火山を堂々と突き進める気がする。しかしやはり店を置いていくと言う訳にもいかないのであろう。そんな事を考えながらじっくりと休んで周りの幻想的な景色を楽しむ余裕を感じて山を楽しく登って行く。中には戦った事の無いモンスターのホロウゴーストが佇んでいたがこちらに危害を加える気が無いのなら特にこちらも攻撃する理由は無い。
すると、少し遠くから見えるのは幾つかのプレイヤーとガーゴイルと思わしき石像。シズマは双剣を抜刀して即座に構え、相手の様子を一旦見る。BuGの様な明らかな敵なら切り込み隊長として突入するが、もし現実世界や電脳世界を繋ぐ方法やこの世界におけるイベントに重要なモンスター等の場合は斬る訳にはいかない。ただし勿論、嘘を吐くモンスターも存在するので直ぐに善良なモンスターと判断するのはまだ早い。ちなみにガーゴイル自体とは一度だけだがクエストで戦闘を行った事はある。しかしそんな事を考えていると、血気盛んなヴァネッサはガーゴイルに攻撃を仕掛けてしまう。それに対して、シズマはガーゴイルが敵か味方も全然分かっていないのに特攻を開始した彼女に怒りを覚えてしまい狂犬の如く、噛み付こうと力強く歩き出すがその時、ガーゴイルとヴァネッサの間を止めようとしたのか、キサラギと打ち上げで名乗っていた人物が近付くがその前で豪快に転んでしまう。それでもキサラギは起き上がり、これまでの事情を説明してくれる。シズマはこの様子に呆れながらもすっかり興奮は収まりながらもあからさまに警戒を行いながらガーゴイルに質問を行う。

「後は蜜雨とは関係ないが何かBuGとかそう言った物に関連していそうな情報は持っているか? 何かと交換を条件にしても特に構わない。ただ、もし嘘やガセを言うつもりならば応答無用で今度は俺が斬る。勿論、本当の事を言うのなら俺はお前等を信頼してこの無礼を詫びよう」

周りのプレイヤーが優しくちゃんと接し、ガーゴイルも一度殺されかけていたが好意的な反応を見せてはくれるが一人、シズマはこの対応に生温いと考え、精悍な顔付きでガーゴイルに殺気を込めて剣を構える。

>>ガーゴイル像様、キサラギ様、ヴァネッサ様、蒼炎の火山ALL様

1ヶ月前 No.201

スマイル @smile390 ★Android=zy5PAP7wf8

【トア/中心街:Mallow→蒼炎の火山】

話を聞いているとほとんどはこのクエストに参加するみたいだ。皆は食事を終え、ストレッチや装備確認などをし始めた。トアも一応ステータスを確認しておく。体力はほぼ満タン、魔力は少々減ってはいるものの回復魔法程度しか使っていなかったので8割以上はある、その他も大きく削減している様子はない。大丈夫そうだ。トアがステータス画面を閉じ、顔を上げると丁度ストレッチを終えたBBが言った。

『遠足の準備はオッケー?』

それを合図に皆は準備を終え、ぼちぼちと移動を始めたのだった。




(どうしよう…どうしようどうしようどうしよう!)

単刀直入に言う。トアはこのクエストに参加したことを後悔していた。理由は一つ。このクエストの場所、蒼炎の火山は…主に霊系モンスターの出現場所だったではないか!改めてクエスト内容を確認してみても、出現モンスターの欄に『死霊系モンスター、闇属性モンスター、???』とちゃんと書いてあった。???は分からないけれど、これも霊系である可能性は十分にある。


トアはお化け類が大の苦手だった。きっかけは入院していたときの話_。病院では、患者の病気を治すために全力を尽くすが、それでも死人が出てしまうことがある。そのため、病院の跡地が心霊スポットとなったり面白半分で見に来る学生がいたりするらしいが、そのときのトアには死んだ人が幽霊となって現れるというような発想は無かった。
しかしある時、他の入院中の子供たちが話しているのを聞いてしまった。
『ここの病院って、夜になると幽霊が出るんだってよ』
『えっマジかよ怖っ』
『知ってる知ってる。死んだはずの人が廊下を彷徨いてるんだってな』
『そんで生きてるやつに取り憑くらしいぜ』
その話を聞いて以来、トアは夜が怖くなった。生きていたら幽霊に取り憑かれてしまう、だからといって死んで幽霊になるのも嫌だ。トア自身は幽霊というものを見たことが無いため、実際にいるかどうかは分からない。けれど、そのあやふやがいっそう恐怖を増すのだった。


どうしてこんな大事なことを見落としてしまっていたのだろう。報酬にばかり気を取られていた。

(大丈夫大丈夫。今は一人じゃない。皆だってついてるんだから。頑張れ僕!)

そう自分に言い聞かせる。しかし、いつの間にか周りは漂う死霊モンスターでいっぱいだ。嫌でも視界に入るし、冷気も感じてしまう。トアは足がすくみそうになるのをグッと堪え、なるべく皆から離れないように歩く。


長かった山道と洞窟が終わりやっと入り口に辿り着いた。入り口の両脇には像が建っている。と、そのまま入り口を通ってクエストが開始されるのかと思えば、Mallowで加わった女性ヴァネッサが剣を引き抜き、佇む像の片方へ突撃していった。敵だったのかとトアは驚…きかけたがそれよりも驚くことが起きた。一見ただの像だと思われた2体の像が突然動き出したのだ。

「う…うああああああ!!」

ただでさえでもびくびくしていたトアは予想外すぎる出来事に驚いてというより純粋に怖くて悲鳴をあげる。そして、逃げようとしたがふらつき、近くにいたカイエンに思いきりぶつかってしまった。

「わあっ!…いったた、か、カイエン!!動いたああ!!」

見知った人物を見つけ、バッとカイエンの後ろに隠れる。まずはぶつかってしまったことを謝らなければいけなかったが今のトアはそれどころでは無かった。

>>カイエン様、周辺ALL様

1ヶ月前 No.202

友禅 @yuuzenn☆fXqsD0VZIxk ★DoaFJQIlTR_WcJ

【 ミス・ハロウィン / 中心街・宿屋→蒼炎の火山に向かう道中(空中) 】

 天井からチェーンで吊り下がったタイプのハンモックのようなベッド。大きくて丸っこくて木製。ふかふかのマットレスにすべすべのシーツが敷かれたそこは本当に寝心地が良くて、細かいビーズの詰まった柔らかなクッションがたくさん置いてあったから、まるで鳥の巣で眠っているような気持ちを味わうことが出来た。大きな窓を開け放して睡眠に入ったから、吹き込んでくる爽やかな風が本当に心身をリラックスさせれくれる。どこからともなく香ってくるのはラベンダーの匂い。宿屋の人がサービスでくれたアロマペーパーか、それとも庭先に咲いていた本物のラベンダーの香りか――。
 そんなこんなで最高のお昼寝タイムを終えたミス・ハロウィンは、ベッドの上で「んー」と伸びをしながら満足のいく目覚めを迎えた。良い。実に良い。今までの人生の中で五本の指に入る上等の目覚めだ。さすがに現実世界でシネアクアの水槽ベッドルームに泊まった時ほどのワクワク感は得られなかったものの、今回の睡眠は興奮よりもリフレッシュを目的としたものなのでそれで構わない。あらかじめ起きてから飲むために用意していた丁度良い温度の生姜湯をゆっくりと飲み干し、するりとベッドから這い出る。今着ているのは普段着の黒いドレスではなく、ゆとりのある造りのワンピース状のパジャマだ。いくらなんでもこのままで蒼炎の火山に赴けないから、それを脱ぎ捨ててベッドの脇に畳んでおいたドレスに袖を通し直す。短時間の利用でもパジャマを用意してくれる丁寧さは、この宿屋が中心街の中でも特に人気であることの理由の一つだ。
 着替えが完了し、備え付けのブラシで髪を梳きながら時計を見上げる。ふむ。予定より長く三十分ほど眠ってしまったが、まあさすがに三十分ではあのクエストも終わっていないだろう。今からでも充分に間に合うと判断。身支度の最後にジャック・オ・ランタンの飾りが付いたマントを羽織って、捨て忘れているゴミなどが無いかをチェックしてから荷物を持って部屋を出る。料金は先に払ってあるから、カウンターはそこにいるニコニコ笑顔の恰幅の良い親父さんに頭を下げるだけで通過した。パン職人ではないけどジャムおじさんによく似ている。この宿屋に来るたびにそう思う、絵に描いたような笑顔のご主人だ。

「道歩いたら疲れるしー、ホウキで飛んで行くわよん、っと」

 回復アイテム等をぱんぱんに詰め込んだズタ袋――例によって柄はジャック・オ・ランタンである――をホウキの端にきゅっと結び付け、よっこらせとその上に跨る。体力良し。魔力良し。精神的疲弊も問題無し。つまりは総じて良し! 何の気兼ねもないコンディションに満足げに頷きつつ、軽快にホウキを駆り空を奔る。今回は後ろにホウキに不慣れな子を乗せていないから、かなりのスピードを出すことが可能だ。中心街から蒼炎の火山までは、歩けば一時間くらいかかるだろうが……この速度なら十分以内といったところか。宿屋に入るまでに十分、宿屋に入ってから睡眠のための準備を整えるのに十分、睡眠に三十分、起きてから宿屋を出るまでの準備に十分ほど使ったので、この分なら先に行ったメンバーは既に到着しているはず。さて、良いタイミングで華麗に登場できれば良いのだが。

>ALL様

【休んでた設定があるので、蒼炎の火山サイドの時間軸がもうちょっと進んだら合流させますね】

1ヶ月前 No.203

ウォルフガング=カイエン @sibamura ★o0W3VsenYO_zRM

【カイエン/蒼炎の火山】

『「何もしねぇなら先にあたしから行くぜ!」』

 カイエンがあたりを探っている間に痺れを切らせたらしいヴァネッサが大きな剣を抜刀して石像に切りかかる。それにしても、自身の身の丈ほどもある巨大な剣をああも軽々と扱うなど狂戦士は伊達ではない。
 だが、その剛剣に続くのは勇壮な戦いの叫びではなかった。
 二体のガーゴイルはカイエンの予想通りに門番のようではあるが、自らを神獣と名乗っており、その様子も寸劇じみていて敵意は見られない。

「まぁ、偽装ってこともありえるが……ん?」

 一見して人畜無害そうなガーゴイルだが油断はできない。だまし討ちということも考えられる。そう思ってカイエンが警戒していると背後から靴音が聞こえた。どうやら、遅れたきたメンバーのようだ。
 が、

「お、おい。そんなにふらついてるのに、走ったら……ぁぁ」

 ガーゴイルとヴァネッサの諍いを止めようと、着いたばかりのキサラギが駆け出す。しかし、山道で疲れ切った彼女の足はもつれ、石に躓いて転んでしまう。だが、それでもキサラギは自分の主張を優しく、だが堂々と言ったのだった。
 その彼女の行動に感心したようにカイエンはうなずくと、何気ない足取りでガーゴイルとキサラギの間に立ち、ガーゴイルの方も見ながらキサラギに声を掛ける。

「そうだな。無用な戦闘は避けるべきだろう……体力も消耗していることだしな。ほらっ」

 キサラギの意見に敬意を表しつつ、もしガーゴイルがやはり敵だったときのためにキサラギの盾になる位置へ移動したのだ。ついでに息を切らしているキサラギにまだ封を切っていない新しい水筒を渡す。山道を歩いた上にあんなに叫んだら、さぞ喉が渇いていることだろう。
 と、そんなカイエンへ何かがぶつかった。といっても敵の攻撃などではなくごく軽いもの、トアである。

『「わあっ!…いったた、か、カイエン!!動いたああ!!」』

 この小柄な少女は、どうやらこういうシチュエーションが怖いらしい。このゲームにおいて見た目年齢と実年齢は一致しないが、カイエンに縋りつくその様子はその見た目通りの年齢なのかも知らないと思わせた。

(もしかしたら、心の底からキャラになりきったロールプレイかもしれないけどな。ま、どっちにしろ俺はウォルフガング=カイエンとして応えるだけさ。……あぁ、でも、できればもうちょっと年上のぱっつんぱっつんのね〜ちゃんにくっついて欲しかった)

「ふっ! 案ずるな、桃色の髪の少女よ。このウォルフガング=カイエンの剣ある限り、御身(おんみ)に降りかかる災いのことごとくを切って捨てよう。」

 厨二セリフを決め顔で言い放ちつつ、心の中の後半は非常に失礼であり、万が一心を読むスキルを持っているプレイヤーがいれば彼の評判はがた落ちである。そんな心の声はともかく、カイエンはキサラギとトアを背にかばうように立つとガーゴイルの動きを厳しく見つめる。
 他のメンバーが事情を説明してくれているので、ガーゴイルの出方を待っているのだ。もし、ガーゴイルが穏やかに通してくるならそれでよし、もしこちらに襲い掛かれば……

>> キサラギ様 トア様 ALL様

1ヶ月前 No.204

GameMaker(スレ主) @96109610 ★ckDnZME2Oh_PHR

【BB&ガーゴイル/蒼炎の火山】

突然石像が動き出しその大きな腕が眼前に迫ったことでBBは驚き尻餅をついてしまう。
それに引き続き石像たちは言葉を発しその光景に呆気に取られてしまう。
神獣といっただろうか…基本的に神獣とは人に関しては無害で「何かを守る」といった使命のもと生命を帯びているものだと聞く。

「おぅふビックリした…あ、俺たちギルドって場所から来たんだけどさ、蜜雨っていうアイテムを探してんだけどしらない?」

BBと同じく他もプレイヤーたちも同じような質問を石像たちに問いかける。また何人かは警戒をしているのか武器を持ったまま石像たちに詰め寄っていた。
ガーゴイル弟の方は終始怯えている様子だったがガーゴイル兄の方はそうでもなかった。
冷静な眼差しでプレイヤーたちを見た後おもむろに口を開いた。

兄『蜜雨〜?それだったらこの火山の最深部、この門(ゲート)を進んだ先にあるぜ?中はホロウゴーストとは違う死霊系のモンスターがうじゃうじゃいるぜ?大丈夫かぁ?』

何でもガーゴイル兄の話では『蒼炎の火山の最深部の空間』に蜜雨が滴っている場所があるのだという。
しかしそこに行きつくまでに邪魔や妨害をしてくるモンスターの情報も聞ける。

弟『い、一番奥を守っている死霊系のモンスターは『物理無効』な上に『特殊な技』を使ってくる奴が多いんだ……『うまく連携して弱点属性を見つけて攻撃する』とか工夫しないと満足にダメージを与えられないぞ?』

弟の言葉に続くようにガーゴイル兄はプレイヤーたちにある提案を出してくる。

兄『俺らはここを通る人間がこの先で通用するか見定めるためにこの場所に祀られてるんだが…見たところ大丈夫そうだな。今回は特別にここを通してもいいぜ?…その代わり頼みなんだけどさぁ、最近この奥に変なモンが住み着いちまってさぁ…蜜雨のある間を独占してるから嫌でも対面することになるだろうけど…やっつけてきてくれない〜?』

聞けばここ最近になって奥地から変な気を感じているのだという、一向に出ていかないしホロウゴーストたちは怖がって見に行きたがらないし自分たちはここを動けないしで大変困っているのだそうだ。
タイプも形状も分からずじまいでその先の情報は何もないがプレイヤーたちなら大丈夫だろうと謎の信頼を置き相談してきたのだという。

「一難去ってまた一難な予感?…どうするお願い聞いちゃう?」

まぁどっちにしてもここを通らないと始まらないしと思うのだが一応パーティメンバー全員の意見を聞いておこうとBBは皆に尋ねる。

>蒼炎の火山ALL様

1ヶ月前 No.205

レーリン/スマホから失礼します @reirin16☆iFOiR2juBrUr ★iPhone=t2Gdx8uNU5

【アラタ/中心街:Mallow】

店長からの新たなクエストが出現してから、大部分のメンバーは行く気満々のようである。蜜雨のこともありそうだが、大体の人が惹かれているのはMallowの一年無料食事券なるものだろう。アラタも食い扶持を抑えられ且つ美味い食事を1年間無料で食べられるアイテムは欲しいと思ったが、前述の理由によりやはりパスであった。別に外食がしたければたまに金に余裕がある時で良い。おまけに彼がよく行きそうな店はもっと別の部類である。
さて、時は少し戻り、店長によって大量のデザートが運ばれ、ヴァネッサとも合流した頃、アラタもその巨大に盛られたデザートの数々をまじまじと見つめる。お城のような形のケーキや塔の如く積み重なったパンケーキは壮観なもので、持ってくるには高度なバランス感覚が要りそうだ。やはり店長は只者ではない、とアラタは思う。彼に好き嫌いは基本無いが特に好きな食べ物があるという訳でも無く、出されたものは取り敢えず選り好みせずに食べることが日常であったのだが、漂ってくるスイーツの甘い匂いは若者の鼻を擽り、魅力的なもののように見せる。アラタは身も心も男の子だが、甘いものも普通に食べる。
トアは一足先にデザートに手を付けていたようで、お城型のふわふわなショコラケーキを口にしてはキラキラと瞳を輝かせる。まるでケーキを食べたことが無いような喜びようだが、男子と女子では甘味の感じ方が違うのだろうと思い直し、何も思わないようにする。

『んっ…美味しい!アラタアラタ!これすっごく美味しいよ!アラタも食べてみて!』

言葉では言い表せない程の感動を全面に表した顔で興奮気味に勧めてくる。ここまで喜んで貰えるなら、ケーキもケーキを作った人も本望だろう。そう思いながら僅かにたじろいだ態度を見せつつ、アラタも彼女が食べていたケーキを少し取って食べてみた。

「お、おぉ、そんなに美味いの?じゃあ、俺も食べてみるか…………ん!確かに美味いな、これ!チョコレートの味がしっかりしてて…今まで食べたケーキの中で一番かもな!」

インスタ映えしそうな見た目ではあったが、中のスポンジ生地やクリームの味も絶品であった。まずスポンジ生地はふわふわしているのにチョコレートの味が染み込み、中に挟み込まれたクリームも絶妙な舌触りで上手く口の中で生地と溶け合っていく。昔ケーキ屋で買ったチョコクリームのケーキはクリームが固めで、チョコレートの味も薄く、あまり美味しいとは思わなかったが、此方は先程の料理と同じくらいレベルの高いもので、こういう洋菓子店があったら常連になるのに、と思える(行くとしても年に数回程度だが)。

『えっ行かないの!?』

時間を進め、新クエストへの参加不参加をメンバーが口々に言い合い、アラタは不参加の意見を口にすると、トアが一番驚いたようで(アラタが唯一仲良くなった人にのだから当然だが)、そう声を上げると共に肩を落としながら落ち込む様子を見せる。悪いとは思うが、此方は一応手負い(?)の身なのだ。行くにしても険しい戦いを強いられそうな場所は出来るだけ控えたい。そう考えて「ごめんな」と彼女に声を掛けると、彼女もアラタの事情を汲み取ってくれており、無理は言わず再び元気を取り戻すと、シャキッとしながらガッツポーズをして見せた。それにアラタも返すように、片手で握り拳を作って見せた。

『そっかぁ…うん!アラタの分も頑張ってくる!アラタはしっかり休んでね』
「ああ。お前もクエスト、頑張って来いよ」

「生きて帰って来い」とは、敢えて言わなかった。彼女たちが戦争に行く訳でも無し、強敵が多い環境に飛び込むとしてもトアも皆もすぐにやられる程弱くは無いと知っているのだから。


「それにしても…暇になったなぁ。つか、俺まだ店にいていいの?皆が帰ってくるまでは此処で待機…なのかなぁ?」

クエスト参加組が揃ってMallowを出た後、殆どの人がいなくなった席で、アラタは退屈そうに座りながらそう呟いた。依頼主が此処の店主である以上再び戻ってくるとは思うが、不参加組の自分はずっと此処に入り浸っていて良いのだろうか…という常識的な迷いが生じ、席も立たずこうして一人座っているのだ。

「…つか、クロの奴、マジで何処行ってんだよ…?一応ご主人サマの俺を一人残したまんま戻って来ねーとか考え物だろ…ング…」
『気まぐれな話し相手をご所望ですか?』
「ブーーッ!?」

その呟きがニーアが戻って来ないことへのボヤきに変わり、テーブルに置いているグラスの飲み物を口にした途端、耳元で聞き覚えのありまくる声で囁かれたものだから思わず噴き出してしまう。その時反射的に下を向いたので被害は最小限に抑えられた__筈。

「ゲホッゴホッ……遅いんだよ、クロ……」

グラスを再びテーブルに置き、口を片手で押さえて咳き込みつつ、咳き込んだ影響で目に涙を浮かべ、背後で可笑しそうに笑い転げている相棒を睨み、低い声で声を掛けた。笑い過ぎて時々腹を押さえて息切れを起こしているのが余計に腹が立つ。

『ヒーッ!ヒーッ!……いや、悪かったって!ちょっと忙しかったからさぁ。それにしても君、驚いて飲み物を噴き出すとか…なんてコミカルな反応をっ…いとも、容易くっ……ふっあはははははは!!』
「あーもうぶり返すな!思い出すな!!アレ一応お前の所為なんだからな!?」

軽く謝りながらも直前のアラタの失態を思い出し、再び笑い転げるニーアに、羞恥と怒りで顔を真っ赤にしながらアラタは怒鳴る。一応このような光景は日常茶飯事なのだが、今この場にいないメンバーもいるメンバーもこうしているのは初めて見るだろう。

「あーもう、テーブルも服も濡れちまってるじゃねぇか……。あ、すみません、タオルあったらお願いします。あーもう…」

自分の責任とはいえ、先程のアレで濡れてしまったテーブル(アラタの手元の辺りの部分)と自身の服を見ながらボヤきつつ、たまたま近くに来ていたウェイトレスに拭くためのタオルを頼むと、笑い過ぎて倒れているニーアのもとへ行き、片足で背中を数回軽く蹴る。

「おーい、生きてるかー?」
『生きてまーす…というか、もっと他にいい起こし方あるでしょ…相棒を足蹴にするのは良くないよ?』
「だれの所為だと思ってんだよ?ったく…ほら、早く起きろ。起きたらちょっとでいいから何か食おうぜ?ちょうどテーブルにも色々並んでるし…」
『……うん。ありがと』

ウェイトレスが気を利かせたのかタオルを数枚持ってきてくれたころ、二人は濡れた部分を拭きつつ、暫くはクエストの完了か店員からの何らかの呼び掛けがあるまではテラス席にて待機することにしたのだった。

>トア、Mallow内ALL

【返信が遅れてしまい申し訳ございません…!】

1ヶ月前 No.206

スマイル @smile390 ★Android=zy5PAP7wf8

【トア/蒼炎の火山】

『ふっ! 案ずるな、桃色の髪の少女よ。このウォルフガング=カイエンの剣ある限り、御身(おんみ)に降りかかる災いのことごとくを切って捨てよう。』

カイエンはぶつかってきたトアを怒ることもせずそう言った。案ずるとか御身とか正直何を言ってくれたのかよく分からなかったが、トアはそれよりも自分の呼ばれ方に引っかかった。

「僕の名前はトアだよ!トっアっ!」

トアは少しむっとしてカイエンの背中に向かって言った。偽名でも何でもない、正真正銘自分の名前なのだからちゃんと名前で呼んでほしかった。漢字は永い愛と書いて永愛。両親がどういう思いでこの漢字にしたのかは分からないけれど、せっかく両親がつけてくれた大切な名前だ。どんなに酷い両親だったとしても憎んでなどいないし、2人ともいなくなってしまった今は唯一トアに残されたものなのだから大事にしたい。

『蜜雨〜?それだったらこの火山の最深部、この門(ゲート)を進んだ先にあるぜ?中はホロウゴーストとは違う死霊系のモンスターがうじゃうじゃいるぜ?大丈夫かぁ?』

「しゃ、喋った!!?」

と、今更2体の像が言葉を発していることに気づく。カイエンの傍で落ち着いたおかげか、先程よりは驚かなかった。いまだカイエンの後ろに隠れながら話を聞くと、蜜雨はこのさらに先の最深部にあるらしい。最悪なことにそこに辿り着くまでにホロウゴーストというらしい周りを漂っているモンスター以外の死霊モンスターがうじゃうじゃいるという。

「うぅ〜…」

トアはますます行きたくなくなる。ここまで来るのも精一杯だったのにこの先にはさらに他の死霊モンスターまで出現するというのか。また辞退しようかという考えがよぎる。が、思い直した。アラタの分も頑張ると約束したのだ。それなのに何もせずに帰るなんて絶対できない。
頑張れ僕!と前と同じように自分を励まし続きを聞くと、住み着いてしまっているという謎のモンスターを倒してほしいとお願いされた。出現モンスターのところに???と載っていたモンスターのことだろうか。どうせ蜜雨を採取するためには必ず対面しなければならないらしいので、このメンバーならついでに倒してしまえばいいだろう。

(でも、怖いものは怖いんだ!)

???って何だか分からないし今までのよりもっと見た目の恐ろしいモンスターだったら今度こそ逃げ出してしまいそうだ。

「カイエン…あの、近く歩いててもいい?…ですか」

先のことを考えるととても一人では行けそうにない。トアはおかしな敬語になりつつ控えめに尋ねた。

>>カイエン様、蒼炎の火山ALL様

【全然大丈夫ですよ〜。二人のやり取り、読んでて自分も吹き出してしまいました(笑)>>レーリン/スマホから失礼します様】

1ヶ月前 No.207

Charlotte @kirieru ★Android=ryLO8WYMEG

【ヴァネッサ/蒼炎の火山】

「うわっ何だよ」

ヴァネッサが大剣を振り落とそうとした瞬間、ガーゴイルの石像は動き出したと思ったらいきなり泣き出しもう1体の石像が大剣を受け止めた。
泣き出した石像の台詞からどうやらこのガーゴイルは兄弟のようだ。
無用な争いを好まないキサラギが割って入りそれに同調する形で自分達に敵意はないと説明し出す。
何でもここに来る冒険者達を見極める為に二体のガーゴイルはここにいるとか。

『最近この奥に変なモンが住み着いちまってさぁ…蜜雨のある間を独占してるから嫌でも対面することになるだろうけど…やっつけてきてくれない〜?』

今回は特別に通してくれるらしいがガーゴイル達は代わりにある条件を提示してくる。
簡単に言うとこの先に居る魔物を退治して欲しいという条件だ。

「まぁ.......別に良いぜあたしらは蜜雨を取りに行くだけだしな.......だけど物理攻撃無効か.....ちょっとあたしでもキツいかもな」

ダンジョンの最新部にいる魔物は物理攻撃を無効にする特殊能力があるらしい。
物理攻撃特化のヴァネッサでは少々相性が悪いのだ。

「どうする大将?ここで作戦たてた方が楽じゃねぇのか?」

奥の魔物を撃退するには綿密な作戦を練る必用がある。
ヴァネッサはメンバーのリーダー格であるBBに委ねるのだった。


>>BB、All

1ヶ月前 No.208

GameMaker(スレ主) @96109610 ★ckDnZME2Oh_PHR

【BB&ガーゴイル/蒼炎の火山】

「うーん、どっちにしても奥に行かないと蜜雨は取れないし…行くしかないのかぁ」

正直なところ戦わないに越したことはない、蒼炎の火山に生息しているモンスターはどれもが中級クラスでかなり厄介なのだ。
それに神獣が手を焼くくらいなのだから万全の状態で臨まないとたぶん痛い目を見ることになる。

「まぁ攻撃力は申し分ないし大丈夫そうという事でガーゴイル像のお話を聞こうと思う!」

ここで立ち止まっているわけにもいかずみんなの反応を見て話を聞くことにした。

兄『おっ、ラッキー!じゃよろしく頼むわ〜。倒してくれたら帰りに俺らのところによってよ!お礼を用意して待ってるからさ〜』

弟『せ、せいぜい死なないように祈っておいてやるよ!』

ガーゴイル像たちはプレイヤーたちが遺跡内へと入ることを許可するとまた再び石造状態に戻る。
浮かんでいるホロウゴーストたちもプレイヤーたちの周りを応援するかのようにくるくる旋回している。

「まぁ!なんとかなるさ!」

ガーゴイル像の守る門(ゲート)をくぐり暗いトンネル内を歩く、進むほど気温が低くなり地面には微かに霜が降りている。
サクサクと霜を踏みつける音が静かな空洞内に響く、吐く息が白くなり始め奥の方から死霊系のモンスターと思わしき鳴き声も聞こえてくる。
トンネルを通り抜け再び大きな空間が姿を現す、そこには青白く光る水晶の原石や柱が一面に広がり蒼炎の炎が吹き荒れる幻想的な風景だった。
また所々に古代の遺跡の名残らしき物体も転がっていた。
見たところ迷宮のような複雑な造りはしていないが『二つの分かれ道』が延々と続いてるような不思議な構造だった。
先に進むにはこの『二つの分かれ道(以降Aの道、Bの道)』のどちらかを選んで進まなくてはならないらしい。

「いきなり分かれ道か……右(A)にしようかな…うーん…。」

>洞窟内ALL様

【遅れてしまい大変申し訳ありません。今回のイベントは進むルートを多数決制でAかBか決めていきます。進んだ先で『宝箱』があればアイテムをゲットでき、逆に『モンスター』であれば戦闘になってしまいます。ボス戦もあるので戦闘はなるべくサクサク行けるように工夫いたします!ある程度皆様のAかBかの宣言が集まり次第次に進めたいと思います。なお分かれ道選択は3回行われる予定です。(今は一回目です。)】

1ヶ月前 No.209

GameMaker(スレ主) @96109610 ★ckDnZME2Oh_PHR

【BB/蒼炎の火山】

「とりあえず右に進んでみようかと思ってるんだけど皆はどっちがいいかな?」

悩んでも始まらない、まずは進むべき道を決めよう。BBは右にある道を指さすと他のメンバーに尋ねる。
その光景を上空より浮遊し眺める不思議な影があった。

『(ふよふよ)』

風船のように浮かんでいるその影は頭がカボチャ身体は黒いローブで包まれた一見愛嬌のある可愛らしいモンスターだった。
少女のような甲高い笑い声をあげるとその影は洞窟の奥へと消えていった。
それはちょっとレアな死霊系モンスター「ハロウィンゴースト」だった。彼は左に道へと消えていったが追いかけるか追いかけないかは場のプレイヤー次第である。

>洞窟内ALL様

【ちょこっと更新、今クエストに参加していないプレイヤーの方も途中参加や違うロケーションへの移動などは自由となっております!(あと余裕ができたらプレイヤー整理(キャラリセ)のほうを行っていきたいと考えております!)】

1ヶ月前 No.210

Future Re:Vision @voltexfbk ★1DXVdHzeIP_M0e

【アレクセンド(重武装モード:残弾22マガジン)/蒼炎の火山】

「分かれ道、か」

先ほどのガーゴイルの話を聞き了承、そして先ほどのBBというプレイヤーについていく形で歩く彼。
やはり気温の低さが身にしみる。そう感じながらハロウィンゴーストと呼ばれるモンスターが彼の頭上を通ったのを確認した。

「左……か」
左に消えていったというのは追って行ってもよいのだが、相手が相手で戦うべきではないと判断した自分。
あのモンスターが仲間の元に戻っていったのか、それか逃げてるだけなのかは不明。今のハロウィンゴーストの動きだけでは流石に判断不足だ。

「ここで左に行ってしまえば情報不足で戦闘になる可能性も十分考えられる。十分賭けにもなるが右を選択すべきだと私は推測する」
彼は丁寧に今までの勘を働かせ、それをもとにしてBBに提案する。
彼も右を選択することを考えてるかは、知らない。

>>BB様、蒼炎の火山all


【あわわ放置しててすみません!ロルを急きょ投稿させてもらったので許してください】

1ヶ月前 No.211

友禅 @yuuzenn☆fXqsD0VZIxk ★DoaFJQIlTR_WcJ

この投稿はフィルタされています。表示するにはアカウントにログインして下さい。

1ヶ月前 No.212

GameMaker(スレ主) @96109610 ★ckDnZME2Oh_PHR

【BB/蒼炎の火山】

アレクセンドとの分析の結果、ここは下手に戦闘するよりも安全に回避できるかもしれない右の道に決定した。

「じゃあ安全だと思う右の道に行こうよ」

右の道へ進むのであればこの道は敵の気配はなく周りから敵意も感じられないとのことが分かる。
一方左の付近からは小さいものではあるがモンスターと思われる気配が数体感じられる。
苦戦はしないだろうが左の道を進んでいれば戦闘になっていたかもしれない…

「最深部になんかいるみたいだし体力は温存しといたほうが吉かな〜」

右の道を進むと再び開けた場所に到着する。先ほど同様に二つの分かれ道が存在している。
右か左か…今度は直感でいくしかないか…

「変な感じは今のところ感じないっぽい?」

どちらに行こうか悩んでいると洞窟の奥のほうから地震のような大きな嘶く音が聞こえる。
…ガーゴイル像たちのいっていた良からぬ輩だろうか?

「おぅふ、なんか凄いのいそう」

冷や汗をかきつつBBは再びみんなの意見を聞こうと向き直る。

>洞窟内ALL様

1ヶ月前 No.213

Future Re:Vision @voltexfbk ★1DXVdHzeIP_M0e

【アレクセンド(重武装モード:残弾22マガジン)/蒼炎の火山】

「どうやら、抜けられたようだな」
右の道を進み敵がいない事を確認するとホッとする。だがまだ油断はできない。再び同じ分岐だ。

確かに体力の温存は重要だろう。無暗に戦闘して体力を使いきるなどこの長い道を見れば論外だ。
そう思いつつも洞窟の奥から響く地震のような大きな嘶く音。古参の1人に当てられるような彼にとっても久しぶりの戦場に近い。

だがこの分岐ではあまりにも判断材料がない。二手に分かれるのも非常に危険だと判断できよう。

「さて、モンスターが動く様子もなし。どっちからか気配が感じるという判断材料もなし。直感に頼る、という事か」
この状況ではどちらに行くにも結果が変わるかどうかを判断するのは難しい。

(あのスナイパーのスキルがあれば、もしかしたらうまく突破できたかもしれない)
そう思いつつ彼は考え始めた。

>>蒼炎の火山all


【さて考え始めましたアレクセンド氏。星月のロルは期間を見次第投稿します】

28日前 No.214
切替: メイン記事(214) サブ記事 (206) ページ: 1 2 3

 
 
<< TOPページ 掲示板TOP 記事データ お知らせメール ▲ページ上 >>
★必ず ローカルルールメビウスリングのルール をご覧ください。
 ▼スタンプ▲スタンプ
※スタンプはいちどに 3個 まで使えます  ×閉じる
注…進行相談・設定はサブ記事をご利用ください(テスト中)。