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音切島の樒学院【募集中】

 ( オリジナルなりきり )
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錬金術×魔法×召喚×青春 @sykss☆JmA.4qOGL8M ★aHYJPChRm4_OzI

例えば、パソコンを作り出して、その機能の進歩に助力したり
例えば、電話を作り出して、更には携帯電話、スマートフォンへと発達させたり
例えば、戦争で使われた兵器に、武器と身一つで乗り込んで、国に勝利をもたらせたり

この世の人類の目覚ましい進化には卓越した頭脳や能力を持つ人間が尽力していた。そういった人々はしばしば、こう呼ばれた

魔術師、あるいは錬金術師、はたまた召喚士とも

こうした、たぐいまれなる能力を持った人物は決して良い結果だけを持ちこむわけではない
ある組織は、敵対する組織を葬り去るために召喚士を使い、ある国は無尽蔵の戦力を生み出すために錬金術師を使い、ある人は自分の理想通りの世界を作るために魔術師を使った。

世界を救い、人を幸せにする力を持っていながら、悪に手を染めることを強いられる彼らを憂いたとある人物は、とある島に、とある学院を作る。

それがここ、音切島の樒学院。

特別な力を持った人間だけが入ることを許されたこの島で、今日も日常が繰り広げられる。


【閲覧ありがとうございます。
このスレは錬金術師と魔術師と召喚士と呼ばれる学生と生徒が、泣いて笑って怒って、恋して、謳って、友情をはぐくんで、時々戦ったりする青春学生生活のオリなりスレです。
ご興味のある方は是非サブ記事へどうぞ】

メモ2017/08/10 00:53 : さよか☆JmA.4qOGL8M @sykss★aHYJPChRm4_FWA

【予約受付中】


生徒会/会長(3年/男)、副会長(3年/スレ主)、書紀(2年)、会計(2年)、庶務(1年)

風紀委員会/会長(3年)、副会長(2or3年/逆流王子様)、書紀、会計、庶務

図書委員会/会長(3年)、副会長(2or3年/彼方様み)、書紀、会計、庶務

美化委員会/会長(友禅様)、副会長(2or3年/みこ柴様)、書紀、会計、庶務

保健委員会/会長(3年)、副会長(2or3年/)、書紀、会計、庶務

放送委員会/会長(3年)、副会長(2or3年)、書紀、会計、庶務

寮長/バラ寮長、ユリ寮長、ツバキ寮長


【生徒会】

・副会長/さよか(スレ主)「黒姫羽矢/3年/召喚士/ツバキ寮1号室」

http://mb2.jp/_subnro/15613.html-12#a


【美化委員】

・委員長/友禅様「仙丈ケ岳紫金/3年/魔術師/バラ寮50号室」

http://mb2.jp/_subnro/15613.html-15#a

・副委員長/みこ柴様「氷室易/3年/錬金術師/ユリ寮84号室」

http://mb2.jp/_subnro/15613.html-19#a


【保健委員】

・顧問/さよか(スレ主)「山中真冬/28歳/魔術師/バラ寮201号室」

http://mb2.jp/_subnro/15613.html-22#a


【風紀委員】

・委員長/似非紳士様「フランソワーズ・ド・サン=ジェルマン/3年/錬金術師/ユリ寮28号室」

http://mb2.jp/_subnro/15613.html-24#a

・副委員長/逆流王子様「ローリー・ウォールライト/3年/魔術師/バラ寮20号室」

http://mb2.jp/_subnro/15613.html-25#a

切替: メイン記事(14) サブ記事 (33) ページ: 1


 
 

さよか @sykss☆JmA.4qOGL8M ★aHYJPChRm4_FWA

【生徒会室付近 / 黒姫羽矢】

 目の前にある窓を開けると、ぶわりと生ぬるい風が入ってきた。室内はほどよい冷房で、心地よい気温を保っているが、外はだいぶ暑いらしい。自分の白い前髪を撫でる生ぬるい風を浴びて、羽矢は窓から手を離す。冷房で体が冷えていたから、ちょうどいい。壁に体を預けて、窓の外からの音を聞く。遠くの波の音、外で授業を行う生徒たち、空き時間に談笑する声、それから課外活動から帰ってきた声だろうか。それらの声を風が羽矢の耳に届ける。

「ふぁ、ふ……」

 ゆっくりとその音に耳を傾けていると、一つ小さなあくびが出た。口元を抑えて、なるべくあくびをかみ殺していると、今度はお腹がぐぅとなる。忙しい体だ。いましがたなった腹を撫でてぼんやりと考える。そういえば時刻は12時少し前。もうすぐお昼時なわけで、彼女の正確な……それよりも少し先走った腹の虫は存在を主張した。


【保健室 / 山中真冬】

「はい、終わり。もう窓から中庭に出ないでよ」

 男子生徒のズボンを膝までめくりあげて、ぺたりと絆創膏を貼る。普通より少し大きめな四角のそれは、男子生徒の膝に痛々しく残る傷跡に蓋をした。ぺしんとその絆創膏の上から傷を叩くと、男子生徒は小さく悲鳴を上げて、それから真冬の言葉に2,3度頷く。

「それじゃあ帰った帰った。僕は忙しいからね、それにもうすぐお昼だよ」

 帰ることを促すように保健室の扉を開けると、男子生徒はすんなり外に出た。ひらひらと彼の後姿に手を振り、扉を閉める。それから保健室の窓際に置いてあるティーポットにお茶を入れて、紅茶を注ぐ。ふわりと桃の香りが彼の鼻孔をくすぐる。同僚からもらったピーチティーだが、なかなかに美味しい。砂糖をスプーンに一杯入れて、くるくるとかき混ぜる。顆粒のそれがなくなったのを確認してカップに口をつけた。


【開始時間をうっかり忘れてしまいました! すみません!
ドッペルありなのでどちらかでも両方でも構いませんので、絡んでいただけると嬉しいです。
宜しくお願いします!】

>ALL

1ヶ月前 No.1

みこ柴 @lyshe ★qJi6wotwKN_PHR

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1ヶ月前 No.2

さよか @sykss☆JmA.4qOGL8M ★aHYJPChRm4_FWA

【生徒会付近廊下 / 黒姫羽矢】

 ぬるい風はだんだん熱をもたらす。室内にかかる冷房に、窓から入る熱が勝ち始めていた。じわじわと首元あたりから羽矢の体へと広がる熱。暑いな、なんて思いながらも、機械の風で冷やされていたときよりもなぜか健康的に感じるのは、自然に対しての人間のうちにある何か特別な感情だろうか。そんなことをぼんやり考えていた。

「僕の体、忙しいみたい」

 自分に声をかけてきた氷室に対して、返事をするようにまたお腹がきゅうと鳴った。お腹が空いた、けれど動きたくない。心地の良い空腹感を持ったお腹に手をあてて、首をかしげた。さらりと純白の髪が揺れる。夏の太陽の光に当てられて、髪はきらりと眩しく光った。
 夏休みというものはこの学院には存在しないが、今は普通の学校における夏休みの期間。通常の授業はなく、補習だけという日程もあり、しかもお昼時というのもあって、校内に人はまばらだ。特に委員会と生徒会の教室が連なるここには、今ほとんど人がいない。なぜならたいていの人間が現在は活動中だからだ。かくいう羽矢の所属する生徒会も、彼女以外は今、生徒会室には不在である。

「……委員会?」

 鞄を背負った彼がこちらに来た、ということは委員会の仕事だろうか? 確か彼は美化委員会の副委員長だったと思う。校内清掃の時に壇上でしゃべっていた委員会連中の顔を思い出す。どれも水に絵の具を落としたようにぼやけて滲んで思い出されるが、確かいたはずだ。ほんの5,6mほど先にある美化委員会の教室をちらりと見て、それから彼を見て、羽矢は首をかしげた。

【絡みありがとうございます!
私もオリなりに戻ってきて久しい感じなので、探り探りになってしまうと思いますが、よろしくお願いいたします】

>氷室易様、ALL様

1ヶ月前 No.3

友禅 @yuuzenn☆fXqsD0VZIxk ★DoaFJQIlTR_Qjg

【 仙丈ケ岳紫金 / 本校舎・屋上 】

 魔術師ならば誰しもが使えるとされる魔法の一つに、物を浮かせる魔法というものがある。それを使って自分が身につけている靴や衣服などを浮かせば、理論上は自由に空を飛ぶことが可能だ。屋上の避雷針の上に立っている――という風に見せかけてギリギリ避雷針を踏まない程度の隙間を空けて宙に浮いている紫金は、ぶっちゃけてしまうと特に大それた理由も無くこんなことをやっている。強いていうならただ一身に風を浴びたい気分になったからだが、そのためにわざわざ避雷針の上を選ぶ必要は無いから、やはりこの行為にも意味は無い。が、風が気持ち良いという事実さえあれば理由だの何だのといった細かいことはどうだって良いのだ。フリルにまみれた完全遮光の黒い日傘をさしてしまえば、頭上に降り注ぐ陽光も気にならない。遠くで小鳥の囀る声が聞こえる。磯の香りを微量に含んだ風が肌を撫ぜて髪を煽って通り過ぎ、またどこからともなく戻ってくることの繰り返し。それが何故だか、心を落ち着けた。

「いやあ……今日も夏やわあ」

 当たり前のことをさも感慨深げに呟いては一人でに頷き、ここに来る前に食堂で買ってきたアイスクリームをちろっと舐める。クランキーのチョコチップミント味。チョコミントは「歯磨き粉の味がして不味い」という者もいれば「歯磨き粉の味なんてしない、美味しい!」という者もいて、中には「歯磨き粉の味がするから美味しい!」なんて過激派だって存在するらしいが、紫金はそもそも味の付いた歯磨き粉を使ったことがないので「歯磨き粉の味がするしないは分からないけどチョコミントは美味しいと思う」派閥だ。ところで本当にチョコミントの味そのままの歯磨き粉など存在するのだろうか。あるならちょっと紹介して欲しい。
 全身で風をたっぷりと浴びながら美味しいアイスに舌鼓を打つ時間は、クーラーでキンキンに冷やされた部屋でゴロゴロするのとはまた違った気持ちよさがある。快適さで言えば圧倒的に後者が勝るのだろうが、視覚的な爽やかさで言えば前者も中々のものだ。どちらにするか迷って、今日はこちらを選んだ。明日もこちらを選ぶかもしれないし、選ばないかもしれない。昨日はクーラーの恩恵を受けられる室内を選んだし。要するに気分次第なのだ。昼食の場所など校則で決まっているでも無し。その日の気分でどこにだって行って良い。……さて、あまりにも屋上に放置し続けてはそろそろランチボックスの中身に異常が出てしまうかもしれない。ちゃんと保冷剤は詰めてきたが、そろそろ風に当たるのは止めて下の弁当に手を出したほうが良さそうだ。

>ALL様

【メイン解禁おめでとうございます!】

1ヶ月前 No.4

似非紳士 @baccano☆/.lpbIA2P7M ★J1SGpZKeln_PHR

【フランソワーズ・ド・サン=ジェルマン / 本校舎・屋上】

困っている人を探す傍らお昼を食べに屋上に来たら、困っている人というか、困った人というか、うん、とにかく避雷針の上に浮いて全身で風を感じている女の子が、というか良く知る同級生が居た。

ちなみに、屋上に階段で上がるのが面倒くさいので、校庭から『フラスコの中の小人』の一体である「アンちゃん」に乗って飛んできた形になる。
下から上をめがけて昇っていれば、嫌でも上に居る人間が目に付くもので、とりあえず彼女の魔術なら特段問題ないと考えてのんびりと昇って来たわけだ。
けれど、一応危険な行動に違いはなく、彼女が怪我でもすれば彼女の友人たちは泣くだろう。
それを見過ごすのは家訓に悖る。
それだけは看過できない。

別に、特段問題児とも言わないけれど、たまにこういう突拍子もない思い付きを実行することがある其の少女は仙丈ケ岳紫金、美化委員会の会長を務めている。
たまに後輩を部屋に連れ込んでいるなんて言う噂もあるけれど、実際に付き合ってみれば気さくでさっぱりとした好感の持てる少女だと感じる。

「紫金ちゃ〜ん、とりあえず『青天の霹靂』に打たれちゃうとまずいから降りてきた方がいいんだよ?」

友人たち曰く「外国人の割に流暢な日本語」でそう話しかけると、とりあえずそのまま屋上へと着陸する。
危険行動と言えばこちらの方がと言われそうだけど、僕はこの子たちを信用している。

「この時期の天気なんて本当に訳が分からないんだから、突然の夕立や落雷なんて珍しくはないんだよ?」

流石に、僕も知人のグリルされた姿なんて見たくない。
いや、彼女の結界魔法なら神鳴すらも防いでしまいそうではあるのだけれど。

>>仙丈ケ岳紫金様、ALL

【絡ませていただきます、よろしくおねがいします】

>>スレ主様

【メイン解禁おめでとうございます。遅くなってしまい申し訳ない(^^;】

1ヶ月前 No.5

友禅 @yuuzenn☆fXqsD0VZIxk ★DoaFJQIlTR_Qjg

【 仙丈ケ岳紫金 / 本校舎・屋上 】

 クラゲのような半透明の、いかにも瑞々しい、を通り越し水っぽい生き物に乗ってふよふよと屋上にやって来たのは見慣れたクラスメイト。委員会は違えど同じ会長という立場に身を置く生徒、フランソワーズ・ド・サン=ジェルマンであった。人に言えた義理ではないが、今日も今日とて小学生にしか見えない身長の低さである。しかしそれを紫金が口に出そうものなら、それはグラニュー糖がブトウ糖に対し「今日も色白だね!」と声を掛けるようなもので、つまるところは似たようなものだ。テメェも白いんだよ馬鹿としかならない。

「そらアカン! ウチがお亡くなりになったらこの学園の可愛い子ちゃんたちがぎょーさん悲しんでまうからな。その子らのためにもさっさと降りたらんと」

 大阪人特有のすぐにホラとわかる大袈裟なホラを吹きながら避雷針の上から降りる。大阪のレジ打ちのおばちゃんがよくやる、客に五百円のお釣りを返す時に何故か「はい五百万円」と過剰にケタを盛り出すあれなんかもすぐわかるホラの一例だ。大阪にはそんな感じの奴が五億人くらいいる。これももちろんケタを盛った。ついでに紫金が亡くなったことを悲しんでくれる可愛い子ちゃんも、まあ何人か思い当たりはあるが「ぎょーさん」と形容できるほどの数はいない。

「いやあ、サン=ジェルマン嬢に馬鹿と煙は何とやらな場面見られるんはえらい恥ずかしいわぁ。ところでこれそういう流れやと思うから、一緒にお昼食べへん?」

 出会って数秒で流れもクソもない。が、避雷針の横っちょに置いておいたランチボックスを片手でひょいと持ち上げながらウインクなんぞをかます姿からは、こいつ絶対に断られるとか思ってないんだろうなといった風情がありありと感じ取れる。大阪人は厚かましいのだ。ちなみに苗字か名前に「はん」を付けて呼ぶのが基本の紫金が『サン=ジェルマン嬢』などという堅苦しい呼び方をしている相手は、学園広しと言えども目の前のフランソワーズだけである。それだけ歴史に名立たるサン=ジェルマン伯のイメージが強すぎた。だってヨーロッパで一番か二番目くらいに不可思議な伝説の付きまとう男だ。そんな男の子孫と聞けば、サン=ジェルマン嬢の呼称もやむなし。他の候補には「ミス・サンジェルマン」だとか「七世のお嬢はん」とかもあったし、そっちもちらちら使ったことがあるが最終的にはこれで落ち着いた。

「あ、別に食堂に移動してもええで? もう風に身を任せたいテンション収まっとるし」

>フランソワーズ・ド・サン=ジェルマン様&ALL様

【ありがとうございます!】

1ヶ月前 No.6

みこ柴 @lyshe ★qJi6wotwKN_PHR

【生徒会付近廊下 / 氷室易】


 委員会? 俺の記憶が正しければ、今日は委員会は無かったはずだ。うちのちっちゃいけど頼り甲斐のある会長さんに限って連絡をし忘れたってことも無いだろうし。こんな暑い日でも会長はあの暑苦しそうな格好をしているのだろうか。夏仕様のクールビズとかあったりすんのかな。すぐそこで開けられた窓からじわじわと沁みてくるような温かい風が自信の体に覆い被さるのを感じながら、「そういうワケじゃ、ないんだけど。」と言って首を左右に振る。首を傾げた彼女の純白の髪がさらりと揺れて輝くのを見る度、キレイだなあ、と月並みに思う。別に変な意味は無くて、幼稚園児が”××ちゃんかわいいねー!”と言うのと同じニュアンスである。まるで絹糸みたいだ。委員会関係以外での接点は無くあまり話したことは無かったが、静かで、どこか堂々としていて。なんだか湖の底に積もった雪のような人、というのが第一印象だ。つくづくこの学園の人たちは不思議な人が多い。もちろん良い意味で、だ。


「あは、急に声かけちゃってごめんね。絵を描こうとしてたんだけど、この暑さでしょ? どうにも集中できなくてさー。気晴らしに散歩でもしようと思って。」


 たいして悪びれた様子も無く、軽い調子で口を弧にして笑う。ついでに次描く絵の題材も見つかったら最高なんだけど。室内の冷房で一度は引いた体の熱が再びこもるのを感じたようで、手を団扇代わりにぱたぱたと仰ぐ。鞄のずっしりとした重みを片方の肩に受けながら、人工的な冷風の在処を手探りで探し、見つけると鞄に振り回されるかのように重心の定まらない体を引きずって其の方へ向かう。そよそよと頬を撫でる冷風が心地良い。暑さに弱く、かといって寒さにも弱い、我ながら面倒な体だ。


「副会長さんは、何してんの?」


 羽矢の方へと踵を返し振り返ると、好奇心に駆られた猫のように質問を投げかけた。


>>羽矢ちゃん、ALLさま。

1ヶ月前 No.7

逆流王子 @mischief ★cjMytOmAWm_yFt

【保健室 /ローリー・ウォールライト】


 耳をつんざくような蝉時雨の中、見ているこっちが暑くなるような服装の女子が一人。定規で測ったかのように左右対称に制服を崩すことなく着て、背筋は棒のようにピンと張る。目つきは鋭く、さながら獲物を探す肉食獣の様。そんな生徒が廊下の真ん中をむすっとした顔で通るものだからすれ違う生徒達は彼女を見るや否やすぐさま道を開ける。それは彼女が悪名名高い風紀委員と言う事も少なからず関係しているだろう。触らぬ神に祟りなし、とはよく言ったものだ。

 そんな彼女が向かう先は保健室。目的地に着くと同時に扉を強引に開き、声を上げる。


「失礼します!バラ寮の三年、ローリー・ウォールライトです。こちらに窓から中庭に飛び出した馬鹿……いえ、男子生徒が居ると聞いて来たのですがその生徒はいますか」


 ここに居るに違いない、と部屋を見渡してみたが居たのは保険医の山中真冬先生のみ。そして部屋には保健室らしからぬ桃の香りが漂っていた。どうやらティータイムの最中だったようだ。ローリーも一応血筋だけで見れば英国人だが日本に引き取られて長いので、と言うよりもほぼほぼ日本で育ったのでティータイムに関してはそこまで興味が無い。寧ろ、何故この部屋で紅茶を飲んでいるのだろうか、と疑問に思っているくらいだ。絶対勝手に持ってきてるでしょこの先生、と思ったが相手は教員なので一応口には出さないでおいた。もしかしたら学院側が保健室で紅茶を飲むことを容認した可能性も無きにしも非ずだし。


「……どうやらここにはもういないようですね。すれ違ったのかしら。……山中先生、ティータイム中に申し訳ありませんが、ここに来た馬鹿男子生徒の名前を教えていただけないでしょうか」


 お昼前に飲む紅茶は美味しそうではあったが今は例の男子生徒を追いかけている最中、道草は食っていられない。さっさと用事を済まして立ち去る気満々だ。その証拠に、右足がリズミカルに床を叩き始めている。


>>山中真冬様




【メインに来て早々こんな滅茶苦茶絡みにくい文章で申し訳ないです……】

1ヶ月前 No.8

さよか @sykss☆JmA.4qOGL8M ★aHYJPChRm4_FWA

【生徒会室付近廊下 / 黒姫羽矢】

 委員会ではないのだと言う彼に羽矢は短く「そう」とだけ答えた。素っ気なく聞こえるそれも本人は全く気にしていない。彼女からすれば素っ気なくしたつもりもなく、ただ普通の子がそうなんだと言って笑うのと同じ感覚で言ったのだ。
 委員会ではないのならなんなのか、というのは考えるだけ無駄だ。そもそも、学院内には用事がなくても学院に来ている生徒がうじゃうじゃいる。というかほとんどの生徒がそうだろう。寮内で静かに一日寝て過ごすという生徒は珍しい。それくらい好奇心旺盛……あるいは落ち着きのない人間が多いのだ、ここは。

「絵」

 ぽつりとただその単語だけを呟いて、絵を描くのか、とぼんやりと思った。そういえば前に彼がスケッチブックを片手にアザミ館へ入っていくところを見たかもしれない。あそこには色々な生徒が、色々なものを持ちこんでいるから特に気にしていなかったけれど、彼はあそこで絵を描いていたのだろうか。自分とっては古ぼけた、けれど趣のある別館というだけのアザミ館も、芸術家肌の彼の目には違うものに映っているのかな。
 そんな思考の旅に出始めそうになったところで、彼が自分の手で体を冷やそうとしていることに気づいた。ただ換気程度に空けていた窓からは、十分に熱い風が吹き込んで、エアコンの存在意義を脅かし始めていた。からからと音を立てて窓を閉める。ぴったりと閉めきると、生暖かくなった空気を急いで冷やそうと、エアコンが冷風でその空間を埋めた。

「僕は…………?」

 何をしているのか。……何をしていただろうか? 口元に手を当てて、首をかしげた。少しだけ考えるようにわずかに眉間に皺がよる。自分でもいまいちよくわかっていないことに、今更ながら気づいた。今日は何もすることがなかったから学院まで足を運んだ。そうしたら、生徒会役員が今日はみんな出払っていることを思い出して、それでもなんとなく生徒会室に入って、ぼーっとしてみたり、花に水をやったり、自分の召喚獣と遊んだり……そんなことをして、生徒会室から出て、そして今に至る。それをそのまま氷室に伝えた。

「それから、お腹すかせてた」

 さすさすと腹部を撫でて言う。その顔はいつもと変わらないけれど、なんとなく項垂れた頭からはシュンという効果音が聞こえてきそうだった。

>氷室易様、周辺ALL様


【保健室 / 山中真冬】

 乱暴な扉を開ける音に、真冬は来たな、と思った。廊下から聞こえる、まっすぐとこちらへ向かってくる規則正しい足音。それがなくても、風紀委員である彼女がここに来ることは真冬にはわかっていた。

「いらっしゃい、そろそろ来るころかなって思っていたところだよ」

 にこりと目を細めて笑う。優しげなその笑みを今は入ってきた女生徒に向けて投げかけて、すぐにくるりと身を翻して背を向けた。
 彼女が来るのがわかっていたのは、何もエスパーだからとか、生徒について詳しいからだとかではない。先ほど診てやった男子生徒が口にしていたからだ。「風紀委員が追いかけているっぽいんだよな」と。そして真冬は、風紀委員を足止めされるように頼まれた。もちろん、真冬にとっては聞いてやる義理もないし、むしろ教師であるならば風紀委員を支援すべきであろう。
 真冬は彼女の言葉を背中で聞きながら、その足は冷蔵庫へと向かっていた。保健室に設置されている冷蔵庫には冷えピタや目薬、冷凍室には氷嚢にするための氷がしまわれている。けれど、この冷蔵庫の三分の一ほどは彼の私物であった。アイスコーヒー、アイスティー、牛乳、フルーツ、それから奥の方にはビールと日本酒。冷凍室にはアイスと冷凍食品も隠れている始末だ。そんな冷蔵庫から一本のボトルを取り出す。綺麗な赤茶色のそれは、今度はアップルティー。真冬は手を伸ばしてグラスをとり、甘い香りをさせながら、その紅茶をグラスに注いでいる。

「まあまあ、馬鹿な男子生徒のためにこの暑い中奔走するなんて、それこそ馬鹿のやることだよ?」

 依然、ニコニコと笑ったまま、振り返る。振り返りざまに冷蔵庫を閉めて、きんきんに冷えた紅茶が注がれたグラスを手に持ち、彼女に近づく。それから手を伸ばして、彼女の奥にある扉に手をかけて、それを閉めようと横に徐々にスライドさせていく。

「お茶でも飲んでいったら? ていうか、もう注いじゃったし、飲んでいってよ」

 既に結露し始めたグラスを揺らして、彼女の目の前に差し出す。氷が入っていないから、氷がぶつかる涼しい音は聞こえない。男子生徒を助けるためではない。というか、おそらく彼女がいかに男子生徒をつかまえても説教だけで済むことだから、彼が少し我慢すればいい話なのだ。生徒会に引き渡されても、今の生徒会なら無罪放免で、明日には今日のことなんか忘れているに違いない。それよりも、むしろこの炎天下に折り目正しく、見ているだけで暑くなりそうなほどにきっちりと制服を着た彼女が、馬鹿な男子生徒のために奔走する方が大ごとになりそうだ。下手したら熱中症になりそうだし、いくら治癒魔法が便利とはいえ、何でも事前に避けるに越したことはないのだ。

【絡みありがとうございます^^ こちらこそなんだかインチキ先生みたいな感じですみません…!】

>ローリー・ウォールライト様、周辺ALL様

1ヶ月前 No.9

似非紳士 @baccano☆/.lpbIA2P7M ★J1SGpZKeln_PHR

【フランソワーズ・ド・サン=ジェルマン/本校舎・屋上】

「それで紫金ちゃんが笑顔になってくれるのなら、僕は何時だって喜んでご一緒するんだよ!! サン=ジェルマンの悲願への小さくても着実な一歩だし、僕自身もうれしいしね」

理想を理想だと諦めてしまえば、その理想は理想のままに終わってしまう。
理想も、夢想も、空想も、信じる心こそが成し遂げる力に変わる。
純粋に、一途に、脇目も振らず信じる。
それは簡単そうに聞こえても、実際にはひどく難しい事なのだと誰かが嘯いていた。
けれど、僕に言わせてもらえば、それほど容易い事もない。
なにせ、出来ると信じて疑わないというのは、僕にとって当然だったのだから。
サン=ジェルマンにとって、それは出来て当然のことだと知っているのだから。

まぁ、そんなまじめなお話を今持ち出すこともないだろう。
今は、お昼を食べて馬鹿話でもすればいい。

「それにしても、その可愛い子ちゃんの中には僕も含まれてるのかな? そのあたりとっても気になるんだよ」

入ってないと抜かした場合は、しばらくアンちゃんとじゃれ合いながら空中遊覧を楽しんでもらおう。
半ば冗談半分にそんなことを考えながら、一応の質問をしてみる。

「食堂も良いけど、あそこはボクが何をする必要もなく笑顔になれる場所だから特段行く意味を見出せないんだよ。それよりは適当に中庭かここ辺りで食べてもいいんじゃないかと思うんだよ。まぁ、食堂の食事が美味しいのはその通りだけど」

食堂への移動を提案する相手に対して、苦笑をにじませながらそう語る。
実際のところ、食堂の料理はTres bienであり、そのお誘いは魅力的だが、あそこは既に笑顔の方が多い場所だ。
僕個人としては、あの場所にそれ以上の改善点は見当たらないしこのままでいいだろう。

「それよりも、僕は紫金ちゃんに興味があるんだよ? こうして二人で話せる機会なんてそうそうないんだし、大勢の前よりも、こういう少数の方が話しやすいことだってあるんだよ」

>>仙丈ケ岳紫金様、ALL

1ヶ月前 No.10

友禅 @yuuzenn☆fXqsD0VZIxk ★DoaFJQIlTR_Qjg

【 仙丈ケ岳紫金 / 本校舎・屋上→中庭 】

 恥ずかしげも無く――どころの話では無い。誇りを持って、サン=ジェルマン7世たる彼女は理想を本気で掲げている。クールであることやニヒルであることが至上の恰好良さだと思い込んでいるような連中にしてみれば、それは鼻で笑いたくなるような言動なのだろう。だが、紫金はむしろそんな連中をこそ鼻で笑う。理想主義。大いに結構ではないか。それの何が悪い。自身の理想ならいざ知らず、他人の理想まで否定しに出しゃばってくるような輩は基本的に根っこが負け犬だ。自分が自分の理想に負けたから、劣ったから、敗れたから。だから他人もそうでなければ許せない。そんな下らない奴らに偉大にして稀有なるフランソワーズ・ド・サン=ジェルマン嬢を馬鹿にする資格など無いに決まっている。そもそもの話、彼女の矜持なり評判なりを傷付けようと石を投げたところで、そんな奴らの立っている場所より遥か高みに君臨しているフランソワーズに罵倒の礫が届くことなど無いだろう。脚を引っ張れるのは手が届く範囲にいる格上まで。悪意の礫をぶつけられるのは、己の力が及ぶ範囲にいる格上まで。凡夫以下の連中とフランソワーズとの間には――サン=ジェルマン伯の一族と輩共の間には、それ以上の実力並びに精神的な差異が広がっている。ゆえに彼女は威風堂々。今日も今日とて錬金術師のこさえた混じりけのない純金のごとく存在感を輝かせている。
 長々とフランソワーズのことを語ってしまったが、ともかくそんな尊敬すべき彼女と昼食をご一緒できたのは、意外や意外にこれが初めでなのだ。美化委員会の会長と風紀委員会の会長。お互い会議などで顔を合わせることは多々あれど、そしてクラスで言葉を交わすことも多々あれど。それでも何故だか一緒に昼食でもどうかという空気になったことがなく、それはきっと、フランソワーズは腐れ縁のあの子といることが多くて、紫金は可愛い親友たるあの子といることが多かったからだ。そんなわけで、せっかく手に入れた貴重なランチの権利。相手の快諾も得たことだし、とりあえず彼女の希望に沿って中庭まで移動することにしよう。

「やだ、酷いわダーリン……! アテクシのことをそんな非情な女だと思っていたのねッ! ダーリンは最高に可愛いに決まってるじゃない……!!」

 可愛い子ちゃんの中に自分は含まれているのかという問いかけに、無駄に身体をくねらせながら意図的に作ったオカマみたいな裏声でそんなことを言い出す紫金。表情にまで悲壮感を作っている辺り気合が入っているが、この台詞と気色の悪い身体のくねらせ方で冗談なのは丸分かりである。もう少し肉付きの良い身体をしていれば多少セクシーに映ったかもしれないが、なにせこいつのボディラインは『きゅっ、きゅっ、きゅっ』で『すとん! すとんっ!! すとーんっ!!!』だ。どう足掻いたって子供が背伸びしているどころか棒高跳びに失敗しているようにしか映らない。要するに欠片ほどの色気も出ていない。まだ胸を隠したアザラシのほうが艶っぽい。
 一応、こんなおふざけを交えながらも中庭へのルートはしっかり進んでいる。

「それを言うんやったら、ウチかてサン=ジェルマン嬢には興味津々で敬意満々やわ。この際あれや、ふっかい所まで語り尽くそうか。まあウチは誇り掲げて追い求める夢のあるサン=ジェルマン嬢と違うて、将来は人の幸せの役に立てる魔術師になりたいっちゅう、えらいぼんやりした夢しかあらへんのやけど……」

 エセオカマボイスからあっさり元の大阪弁に戻り、頬を掻きながらそんなことを言ってみる。紛うことなき本音だ。向かうべき場所の決まっているフランソワーズはその険しさに負けず疾走していく段階に至っているが、現段階の自分はとりあえずあっちの方角に進んでみようかと決めて手さぐりで歩いているだけ。向かう先に何があるのかも、いまいち理解できていない。……まったく、目の前の彼女に比べればとんだ未熟者だ。学年では同等でも、夢を追う者としての器なら彼女のほうが圧倒的に大きい。嫉妬する気もおきず、ただただ感服の一言に尽きる。

>フランソワーズ・ド・サン=ジェルマン様&ALL様

1ヶ月前 No.11

逆流王子 @mischief ★cjMytOmAWm_yFt

【保健室 /ローリー・ウォールライト】



「ば、馬鹿って何ですか!風紀を乱す様な生徒を取り締まるのが私たち風紀委員の役目で……ああ、分かりました……もう注いじゃったのなら仕方ないですもんね……はい」


 山中先生の評価に不服な顔をしつつも、『もう注いじゃった』と言う言葉を聞いて項垂れる。折角準備してくれたのにそれを無下にすることはできない。男子生徒はこの後に空間魔法を存分に使い例えトイレに隠れていても見つけ出して叱ってやろう。
 差し出された紅茶を丁寧に受け取り、直立不動のまま少しずつ飲み始める。事あるごとに校内中を歩き回っているのでこの暑さにも幾分か慣れているが、それでもこうやって馬鹿みたいに暑い中でキンキンに冷えた飲み物を飲むのは格別のおいしさだ。

 三分の一程度飲んだところで、父親も英国で同じ様に紅茶を嗜んでいるのだろうか、とふと思った。英国人なのだから紅茶には相当煩そうだ。何と言ったって紅茶とともに目覚めて、紅茶とともに眠りにつくという習慣がある様な国だ。絶対煩いに違いない。
 だが、そんな考えが何となく頭をよぎっただけでもローリーは思わず渋い顔をする。それは、ローリーが自分の父親の事を同じ魔術師としては尊敬してはいるが、父親としては中々の屑だと思っているからだ。


(……いや、『同じ魔術師』って、如何にも父親と同じ舞台に立てたと考えるのは私の驕りよね……)


 心の中でそう自粛する。普通の魔術師ならばできて当然のことすら満足にできず、得意魔法ですらパッとしないものばかり。そんな自分を父親と同等のように考えるのは思い上がりも甚だしいのではないか、そう思い、少し虚しそうに顔を伏せる。


「……そういえば」


 蚊の鳴くようなか細い声でローリーが話し始める。若干震え声で、顔はこんなことを聞かないといけないような自分に対する恥ずかしさと虚しさで泣き出す3歩くらい手前。プライドだけは無駄に高いことが、自分に対する失望感や虚無感をなお一層引き立てる。なるべく普通を装っているものの無理をしていることは火を見るよりも明らか。


「そういえば、確か山中先生も魔術師でしたよね。……その、魔法を発動させる際のコツみたいなのってあるのでしょうか。私、上手く魔法が使えなくて……なんとか上手くできるようになりたいんです」


 あの紅茶を飲んで心が落ち着いたからかもしれない。普段はこんな事は紫金にだってあまり言わない。


>>山中 真冬様

1ヶ月前 No.12

似非紳士 @baccano☆/.lpbIA2P7M ★J1SGpZKeln_PHR

【フランソワーズ・ド・サン=ジェルマン/本校舎・屋上→中庭】

「ミャハハハ!! 何? そのアテクシって。面白かったんだよ! でも、お互いに可愛いって形容詞は良くつくけど、美しいとか色っぽいって形容詞とは無縁なんだよ……」

後輩にすら可愛いとしか形容されない自分としては、これは非常に深刻な問題だ。
一刻も早く人体の真理を解き明かして、身長とプロポーションをしっかりと改善しなくては……。

そんな益体もない事を考えていると、

「抱く夢に貴賎はないんだよ。僕の夢も、紫金ちゃんの夢も、どちらも同じ抱いた理想なんだよ。そこに優劣はないんだよ」

時に「夢や理想はより大きな方がいい」などと訳知り顔に騙る愚者がいるが、それは愚かな考えだ。
夢や理想が大きすぎた結果、目的と手段が入れ替わり「夢を叶える」のではなく「夢を追い求める」ことに一生懸命になる本末転倒な事態に陥りたくないならば特に。
大きすぎる理想を抱いた結果として身を持ち崩し道を踏み外した人間なんて五万といる。

あえて大きすぎる夢を追いかけて、その末席に名を連ねる必要もない。

私は大きな夢を追いかけるが、それを他者にまで強要するほど愚かではない。

大きな夢も、小さくささやかな夢も、同じく夢だ。
其処に貴賎は無く、等しく大切な夢なのだから。

「僕は生まれた時点でスタートラインに立っていたんだよ。父祖が残してくれた家訓という理想の鋳型が有ったんだよ。それは人に言わせれば窮屈に聞こえるらしいけど、僕にとって非常に幸福だったんだよ。方向がわかったなら、後は歩き続ければいい、走り続ければいいだけなんだよ。ゴールが示されたならばどれだけ厳しい道中も踏破できる。ゴールはきっとある、そう考えているから、はるか遠くに向かって一歩ずつ歩いていける。僕らにとって理想は人生の地図で、自信や誇りは旅路を助ける杖なんだよ。地図に示された目的地が遥か遠くても、もしも僕の足ではたどり着けなかったとしても、サン=ジェルマンはいつか必ずたどり着く。その確信が、次の一歩を踏み出す力になってくれるんだよ!」

僕の抱いた夢は、僕たちの夢。
僕の父が、祖父が、曾祖父が、曾々祖父が、曾々々祖父が、そして初代サン=ジェルマンが抱き続けた理想。
そしてきっと、僕の子供が、孫が、玄孫が、絶えず抱き続けてくれるだろう理想。
有ったことのない先祖が、未だ見ぬ子孫が共に抱く理想。
一人で背負うのは重すぎるけれど、これだけ多くの相手が絶えず一緒に背負ってくれる。
なら、みんなで一歩ずつ進んで行ける。

「それと同じように、紫金ちゃんにもその夢を抱いた原点がきっと存在するはずなんだよ。初志貫徹とは言わないけど、初心忘るべからず、だよ。夢の原点をしっかりと受け止めて、それを杖にすればどんな夢に向かっても恐れずに進んで行けるはずなんだよ!」

そして、そんな夢の始まりは彼女にも存在する。
それが過去に根差しているのか、今の思想に基づくのか、何者かの影響によるものかは知る由もないけれど。
彼女の、彼女だけの夢の拠り所。

「大丈夫だよ、最初から夢と共に生まれた僕とは違うけど、紫金ちゃんはこれから色々な人に出会って、色々な人と話をして、きっとその中で夢の形を探し出していけるんだよ。そんな弱気にならずに、堂々と夢を語るほうが、きっと未来は明るいんだよ!」

>>仙丈ケ岳紫金様、ALL様

1ヶ月前 No.13

友禅 @yuuzenn☆fXqsD0VZIxk ★DoaFJQIlTR_Qjg

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1ヶ月前 No.14
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