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――→ ハイティーン・スパークリング! ←――

 ( オリジナルなりきり )
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スレ主 @xxx39☆ac5xGKREVv. ★Android=4FveTfpVde



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 ―――→ チャンスはたった一度きり、後悔してもだめなんだから! ←―――









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(はじめまして!あけましておめでとうございます!
 こちらのスレッドは過去スレのリメイクになります。
 興味を持っていただけた方はぜひサブ記事へ!)

メモ2017/02/17 22:43 : スレ主☆ac5xGKREVv. @xxx39★lOuFx1AtBp_mgE

 ――→ 39いいねと2000アクセスありがとうございます!(⌒▽⌒)


 ――→ 桜咲祭=i1/29〜2/28)

 概要→http://mb2.jp/_subnro/15496.html-148,175,217#RES


 桜咲祭準備期間→>>1〜59(1/14〜1/28)

 桜咲祭本番→>>60〜(1/29〜2/28)


 ――→ キャラクター!


 合田 姿風→http://mb2.jp/_subnro/15496.html-213#RES

 浅倉 温→http://mb2.jp/_subnro/15496.html-26#RES

 天津 祝→http://mb2.jp/_subnro/15496.html-85#RES

 伊咲 深心音→http://mb2.jp/_subnro/15496.html-58#RES

 石動 夏樹→http://mb2.jp/_subnro/15496.html-78#RES

 稲葉 匡貴→http://mb2.jp/_subnro/15496.html-95#RES

 今泉 巴→http://mb2.jp/_subnro/15496.html-133#RES

 上野 貴衣子→http://mb2.jp/_subnro/15496.html-224#RES

 卯月 月菜→http://mb2.jp/_subnro/15496.html-86#RES

 花厳 由雨→http://mb2.jp/_subnro/15496.html-171#RES

 狼谷 憐→http://mb2.jp/_subnro/15496.html-98#RES

 桔梗 雫→http://mb2.jp/_subnro/15496.html-219#RES

 君嶋 阿智→http://mb2.jp/_subnro/15496.html-14#RES

 京極 万昼→http://mb2.jp/_subnro/15496.html-53#RES

 工藤 蓮華→http://mb2.jp/_subnro/15496.html-71#RES

 甲 千依→http://mb2.jp/_subnro/15496.html-24#RES

 日下部 律太→http://mb2.jp/_subnro/15496.html-36#RES

 黒崎 歌→http://mb2.jp/_subnro/15496.html-113#RES

 古郡 羽菜→http://mb2.jp/_subnro/15496.html-41#RES

 東風 春兎→http://mb2.jp/_subnro/15496.html-16#RES

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メロ @soofar☆vDjvdwlItTM ★WARScuJ0lm_qxX

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19日前 No.79

@akira0908 ★Tablet=UIgVrM4Ag0

【奉日本美風/屋上】

あの頃みたいにすぐには怒らない、という蓮華の発言に思わず美風も苦笑しながらも「確かにだいぶ丸くなったねえ」などとくすくすと苦笑の中にもどこか楽しげに笑う。今思えば蓮華が学校の教師だなんて学生の時は全くもって予想も出来なかったし、それだけじゃなくて学校を牛耳ると言っても過言では無い生徒会の顧問まで請け負っている。美風としては逆に本当にちゃんと仕事をしているのかと疑いたくなるほどだが、実際仕事はちゃんとしているし学生時代と今では変わっているのも目に見えているので野暮なことは言わずに働く幼馴染みの姿を少し嬉しくも思っていた。

「あー、お化け屋敷!そうだね、私も黒崎ちゃんに会いたい!何やってるんだろ、和服似合うんだろうなぁ。速水も居るならお化け屋敷は良いかもね!」

お化け屋敷、の単語に分かりやすく美風は反応する。いかにもお祭りっぽい行事が好きなのもあり、そのうえ蓮華の妹である黒崎歌の事も速水同様に可愛がっている美風からすればまさに一石二鳥である。なんとなく蓮華は歌に会いたいんだろうなぁと余計な勘を美風が働かせつつも、美風としても居る気はしないのだが速水に会いたいというのは紛れもない事実だった。

「取り敢えずお化け屋敷行こうよ!蓮華が居たら安心!!」

もちろん、安心というのはストッパーがいるから、と言うのもあるのだが、長年の付き合いということもあり美風の無意識の破壊行動を止めてくれるという意味でも蓮華のことは信用していた。
美風はにっと子供のような笑みを見せたかと思えば、屋上の扉に向かった。

>>工藤蓮華様、all様


【遅筆な上に短くて申し訳ないです……!!】

19日前 No.80

メロ @soofar☆vDjvdwlItTM ★WARScuJ0lm_qxX

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19日前 No.81

@purple3ru ★iPad=o1RdeKbLL2

【月冠実果 / 2年フロアお化け屋敷出口付近】

>>月冠さん、凄い……。手慣れてますよね、おれ緊張しちゃって。やったこととかあるんですか?


うたたねをしていると、横から声をかけられて、「はっ」とよだれを数mm垂らしながら目を覚ました。寝ぼけなまこで口元を拭って、自分を呼んだ方を振り返る。そこには、よくハロウィンイベントのモブキャラに見る、頭からシーツを被っている少年がいた。彼は獅子尾純。クラスメイトというわけではなく、隣のクラス…2Bの生徒だ。特に今まで関わりはなかったけれど、今回、この“キャンディ配布係”を共にしている。背丈は自分より5cm6cm程高いが、男子学生としては小さい方だろう。素直で愛くるしい子犬、というイメージを実果は持っている。正直ぐっすり寝そうになっていたところを起こされたので、大助かりだった。少し目を閉じるだけでいいと思っていたのに、深い眠りについては、お客さんに飴を渡せない。仕事を果たせないことを嫌がるあたり、真面目である。

「そう? 普通だと思うけれど…こーゆーの、はじめてだし、まず学校行事で何かの仕事をするの初めてだし? 別に相手はおばけじゃないんだから緊張することないさー」

お母さんと手をぎゅっと握って泣きべそかく小さな男の子に飴を渡して、参加賞なので、と一応母親にも受け取ってもらい、ゆるい笑みを浮かべて親子に手を振ったあと、和やかな笑顔のまま、純に言葉を返す。キャンディの詰まった籠を持ち直して、相手の声が自分に対してかたくなっているのに遅れて気付き、ちゃんと純の方を向いてやる。ふわり、とお団子から垂れた蜜柑の色をした髪が揺れる。きちんとキャンディが同じくらい詰まった籠は、彼の座る背丈と不釣り合いな椅子の上にある。渡そうと思えば渡せる状態ではあるのだ。それを確認して、実果はひとつ飴を取り出すして、純に差し出し、これ以上ない癒しの笑みを浮かべた。

「じゃあ、慣れるために、次は獅子尾くんがキャンディを渡してみたら? もし失敗しちゃったら、みかんがフォローするからっ」

>>獅子尾純さま、周辺all【びえええぇぇぇぇ絡みありですすすすすす(´;ω;`) 嬉しくて涙が止まりませんんん!!ヽ(;▽;)ノ】

19日前 No.82

工藤蓮華 @koki☆iOEaToagbI2 ★P24UIEe7ZZ_Q1n

【工藤蓮華/屋上】

 こちらが口にした昔みたいに感情をすぐに表に出さなくなったという言葉に同意するかのように丸くなったという美風に同意を示すかのように小首を縦に振る。確かに荒れていた頃はまともに学校にもいってなかったし遊びほうけていた。そんな教師と反対側の位置にいた自分がいまや教師なのだ。昔から自分を知っている彼女からしてみたら青天の霹靂だっただろうか。美風のお陰でまともな大人になれたのだ。お礼をいったことはないが、とても恩義を感じておりいつの日かお礼をしたいと密かに思っていた。

 「…丸くなりすぎて角がなくなったかな。…そういえば速水には久しく会ってないな。元気にしてるか?」

 幼馴染のためお互いの親族にも交流があり妹である歌と同様、美風の弟である速水とも知り合いであった。自分が荒れていた頃でも気軽に接しご飯を一緒に食べたりとしており仲はいいと思っているものの教師として働いてからはあまり話していないことを思い出した。お互いに新しい生活が始まって距離をとっていた。変な偶然か二人が同じ高校に入学したのを知ったときは驚いたものである。


 「…ビックリしすぎて設備を壊したりしないでくれよ。なんだかこうして文化祭を楽しむなんて始めてだな」

 自分がいるから気兼ねなくお化け屋敷へといけると口にする美風に対し本人に自覚があるかわからないが、驚くと物を壊してしまう破壊衝動に駆られるのを知っている分気をつけるが極力抑えてほしいと告げると美風と同じく扉へと向かっていけば幼馴染ではあるが、こうして文化祭を回るのは初めてだというのを言葉にしていく。最も自分が文化祭にまともに参加しないで遊び呆けていたから仕方ないといえばそれまでではあるが

 美風

【大丈夫ですよー。読みやすくて動きが伝わるとても綺麗なロルだと思います】

19日前 No.83

絡繰 @ne9rodoll ★wgm3NQbNwV_4qc

【伊咲深心音/中庭】

 いつになく狭く感じる校舎の人の波を掻きわけ、もみくちゃにされながらも必死に足を動かす。何時もならスイスイと動くはずの足も今日ばかりはそうもいかない。ひ弱そうな細めの足を包むのはゴツいベルトやらリボンやらの装飾がなされた厚底の編み上げブーツ。歩きにくいに決まっているのだ。それに準ずるように、今の服装は、正直自分からは目も当てられない状態である。襟もとに沢山のフリルと黒薔薇の飾りが乗った純白のブラウス、王子様が履くような膨らんだ形の黒のショートパンツはサスペンダーで肩に吊るされており、編み上げブーツと足の間は薄い生地のモノクロの格子柄のニーハイソックスに隔てられている。その至る所にレースなどが散りばめられており、制作陣の趣向を凝らした工夫や拘りが見えてくる。おまけにその服を覆うように羽織った藍色のコート風のジャケットは明らかにいち高校生が作れるようなものではないクオリティを醸し出していて、腰元に飾られた大きいリボンがいっそ清々しいほどに豪奢な雰囲気を盛り上げている。

 俺の頭の中はこれを着ることを了承した自分と、とんでもない隠し芸を持っていた依頼主の女子生徒への恨みと後悔でいっぱいだった。俺はあくまでも男の子である。人生の内でこんなにもフリルとレースに包まれるなんてこと、あってはならなかったはずだ。死んでも妹には見られたくない。まさか、まさかこんなにもハイクオリティなのを完成させてくるとは思っていなかった……いや、俺も手伝ったから当然と言えば当然なのかもしれないけど、やはりあの女子生徒の力と才能は計り知れない。以後気を付けよう。……と、現実逃避のような考え事をするくらいには俺は疲れ切っていた。文化祭は既に終盤の三日目。それはもう色んな人と会った。いっそ女装といってもいい恰好をからかいにきた同級生、純粋に褒めてくれた後輩、極めつけは、この素晴らしい出来栄えの衣装に引きつけられてやってきた生徒や外来からのお客にやれ写真だ作り方は材料はと囲まれ続け、勿論こちらは持て成している側。ぞんざいに扱う訳にもいかず、ひとつひとつ丁寧に対応していたらこのザマだ。やはり俺は不器用というか、要領が悪いらしい。やっと休憩時間をもぎ取って自分の出しものから抜け出してきたところである。

 お祭り騒ぎの雰囲気には似合わない大きなため息を吐いて、なんとか足を引きずり、外の空気を吸おうと中庭へ出る。周りも碌に見ずに近くの校舎の壁へふらふらと近づき座り込んだ。中庭も校内と変わらず文化祭らしい賑わいを見せていたが、場が開けている分室内よりは幾分かマシだ。ようやっと一息つけると、安堵して顔を上げた時、ふと視界の端に物騒な色を感じ取る。恐る恐る自分の隣の方向を向いてみれば、一メートルも離れていない隣に人がいた。まったく気が付いていなかったため、驚きに体を飛び上がらせたが、それに続け悲鳴もあげることとなる。

「ひ、ひえっ!?!?ち、ちち、血……!?チェーンソー!?!?ごっ、ごめんなさいごめんなさい殺さないでっっ!!」

その人物は服装こそは浴衣という穏やかな出で立ちだが頭には血のような赤い染みが滲んだよくある怪談で見たことのある仮面に手元には大きな刃が並んでいるチェーンソーが携えられていた。勿論それらはどれも作りもののはずで、よく考えれば文化祭の出しものの衣装のひとつだと判断出来るだろう。しかし、ここ数日の疲労度がピークに達していた自分にそれを冷静に判断出来る頭はなく、根のビビりな面が繕う暇もなく全面的に出てしまい、異様な出で立ちの彼に過度な恐怖を覚えた。座り込んだままガタガタと震えてほぼ涙目で殺さないでと言いだす彼は服装に見合わずかなり情けないものに見えるだろう。頭からぱさり、と凝ったデザインのシルクハットが落ち、その場は豪奢な王子風の服装をした男が浴衣を着た祭りをエンジョイしている殺人鬼に命乞いをしている異様な雰囲気に包まれた。

日下部律太様、周辺ALL様>>

【ビビり全開の変な絡み方申し訳ございません!よければお相手いただけると嬉しいです!】

19日前 No.84

たろ @y40 ★km7PdjKy6U_yoD



【北条香織 / 3B教室前廊下】


ずっと、彼か分からないがそれを見ていると香織の視線に気づいたらしい。確かに見過ぎていると思うし、周りからすれば変な奴である。あと一年、変人というあだ名で暮らさないといけないのかあ、と呑気か分からないがそんなことを考えていた。
すると、穴が開くぐらい見ていた彼に動きがあった。「――――ていうかあ、いやまあニコちゃんが可愛いのは分かってるんだけどおー、タダ見は駄目だと思うんだよねえ、観覧料として中でカレーでも食べてきてくんない?」にっこり笑い首を傾げる姿はとても可愛らしいがおおよそ女装だろうとやっと理解できた頃には、話しかけられていた。

普通のお店は、観覧していたら観覧料と言いお金を取られるものなのか?と疑問が浮く。流石と言ったらなんだが、流石箱入り娘だ。途中からだが。
そんな香織の中には、観覧料の3文字。確かに見過ぎたし、観覧料を取られるのはしょうがないことだがまさか、こんなところでとられるとは思いもしなかったという困惑の色が顔にも出ている。
言葉の綾だと思うのだが、そんなことは彼女には通じない。
ぼったくりか!とも思ったらしく、ますます困惑している彼女は固まることになり、思考停止であった。

「か、かあ、観覧料ですかっ!す、すいません!ええと、すぐに払いますっ!」

思考が戻ったわけではなく、リセットされたらしい。
自分のポケットから財布を出し、どれくらい出せば許してくれるだろうかとか、お金を無駄にすることしか考え居ない。

>> 二戸森迷様 ALL様


【こちらこそありがとうございます。こちらこそ、常識はずれの回答ですいません!←】

18日前 No.85

神波 @thousand00☆hyqkMkn9Rthi ★iPad=BENrHRNU7h

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18日前 No.86

リラ @thanatos ★KBeRIzxIN9_qxX

【 黒崎 歌 / 二年フロアお化け屋敷内 】


「ヤクザの、おばけ……なんだろうな」

自分の問い掛けに帰ってきた答えは予想の斜め上を行く回答で、歌は思わず吹き出した。普通のおばけではなく、ヤクザのおばけ。だが成る程、それならば両腕の龍の刺青らしきものも納得がいく。歌は改めてサファイアブルーの瞳で相手の格好を上から下までじーっと観察する。がっしりとした体型にたくさん空いているピアス、切れ長で見た者を射抜いてしまうような目力の強い瞳。確かにヤクザの若頭のようだ。
きっと死因は見ての通り敵から蜂の巣にでもされたのだろう、可哀想に。そんなことを頭の中で呟いては歌はこくこくと頷きながら相手の方にぽん、と手を置く。

「…似合ってる。どこかの組の若頭みたい。」

無駄にキリッとした表情で真顔でヤクザの蜂の巣幽霊のことを褒める血まみれ白髪幽霊女は、きっと傍から見たらおかしな光景かも知れない。いや恐らく絶対におかしな光景だしかなりへんてこだ。だが歌は結構真面目に巴のことを褒めているつもりだ。事実相手は和服がとても似合っているし、二年生の幽霊イケメンコンテストとか開催してしまったら優勝してしまうくらいに似合っている。

すると、さすがというかなんというか、自分の手元にあったクマのストラップに気づいた巴が「それ、落し物か?」と聞いてきた。手にランプを持っていたとしても、なぜ気がついたのだろうか。歌はそんな疑問を胸にそっと抱きながらも小さくこくりとひとつ頷いた。

「うん、落とし物なの。話しかけようとしたら…その、怖がられて逃げられちゃって。……怖がられた。」

最初のうちはいつものように無表情でぽつぽつ喋っていたものの、後半に行くにつれて少しずつ声が小さくなり、最後の方はもうつぶやくというより言葉を地面に落とす程度の声量だった。いくら幽霊の格好をしているからってあんなにビックリすることないのに…、と唇を尖らせてながら「巴、見回り係でしょう…?これ、あげる。」と相手にそっとクマを持たせる。そういえばこういうの好きだったもんなぁ、と相手の趣味があみぐるみだということを思い出してこの姿であみぐるみをしている姿を想像してちょっと精神が回復する。血まみれであみぐるみをするヤクザのおばけ。なんとまぁ形容し難い光景というか、ヤバイものを見てしまったかのような気分になる光景だ。

「……今度、こういうの作ってほしい、…かわいい。」

そんな要望をこっそり相手に伝えては少し照れくさそうにえへへ、とはにかんで。



【可愛いものレーダー搭載してる巴くんかわいすぎやしませんか……!!?
 大好きです……!!(変態)】


>>巴くん、周辺all様

18日前 No.87

@akira0908 ★Tablet=UIgVrM4Ag0

【奉日本美風/屋上】

美風の正直失礼とも言える発言に対してなんの口出しもせず、小首を縦に振った蓮華の姿にも思わず美風は目を見開く。無理もない、まさかここまで素直に受け止めてもらえるとは思っていなかったことも事実。それと同時に蓮華の成長が心から嬉しくもあった。
美風本人としては自分が少しでも蓮華が良くなる方向へ進んでいった原因になれば良いと軽くふわふわとした花畑頭で考えているが、それが的中しているだなんてことは美風には思いもしないだろう。
人のマイナス思考の感情の変化には敏感でも、人のプラス思考の変化には鈍感なのが奉日本美風だ。
蓮華の丸くなったというより角が取れた、との発言に思わず美風は何が面白いのか軽く吹き出してしまう。

「まあ尖ってるよりは全然いいじゃないの。尖ってると生徒に怖がられちゃうしねえ。……あ、速水!元気だよ!良かったら今度茶道部でも覗きに行ってやってよ。きっと喜ぶよー!んー……でも…………元気……なら良いんだけど……やっぱ兄弟なんだよ……学生の頃の私見てるみたいで友達いるのかが不安…………」

実弟の速水の話題を出されたことを露骨に嬉しそうに顔を輝かせながら、嬉々とした様子で速水の事を語りつつも苦笑混じりに不安そうな表情を見せながら肩を竦めながら心配の旨を言ってみる。
美風には蓮華という幼馴染みが居たのが良いものの、速水には幼馴染みと言える幼馴染みが居ない。学生の時の美風は今とは打って変わってまさに速水そのもの、敬語しか使わないうえに周りからはいい人と思われ、そしてそのままいい人止まりで友達なんてものが出来ない虚しい学生時代を送っていた。
少し考えるような素振りをしていると、蓮華からびっくりして設備を壊すようなことはするな、との発言に思わず「うっ」と呻き声に近い低い声を出す。
そして文化祭を楽しむのが初めてだという蓮華の発言に美風もそういえば蓮華は遊び呆けて出てなかったなあだとか、保護者(蓮華)が居なかったから回りたいとこ回れなかったなあだとか、しみじみと昔の事を思い出してしまう。

「設備…………は、努力する……。い、いやー、でも高校生のお化け屋敷だしあ、案外行けそうじゃない……?あっ、きっ、奇遇だねえ、私もちゃんと回るのは初めてだよ!しかもその初めてが蓮華ちゃんなんて嬉しいなぁ。きゃー!」

お化け屋敷のことに関しては無意識にも明後日の方向を見ながら言う。高校生のお化け屋敷だからと少し侮っているが、美風はなんなら高校生のお化け屋敷の方が怖いような気すらしている。
急いで話を逸らすように、蓮華の文化祭をちゃんと楽しむのは初めて発言に関しての話にする。他の先生達に対して言うように名前に「ちゃん」を付けてくすくすとからかうように適当な棒読みのすごい黄色い歓声をあげてもみる。ヘタしたら怒られかねない案件だが、それでも楽しい事好きの美風は素直にすぐにはい、すいませんとは言わないでおいた。

>>工藤蓮華様


【そう言って頂けると幸いです!やたら言動の若いムカつく三十路手前の女ですが愛嬌と思ってやってくださいませ……!】

18日前 No.88

メロ @soofar☆vDjvdwlItTM ★WARScuJ0lm_qxX

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17日前 No.89

工藤蓮華 @koki☆iOEaToagbI2 ★P24UIEe7ZZ_Q1n

【工藤蓮華/屋上⇒お化け屋敷入り口】

 こちらが先ほど、失礼とも取れる言葉に対し素直に首を縦に振り同意を示すと余計な言葉を出さずに肯定したことが驚いたのか瞳を見開く美風にそこまで自分は幼いと思われていたのかとより一層苦笑いが漏れるも美風自身が自分を大きく成長させた要因であることには気がついていないらしい。感謝を伝える日という記念日ができたら伝えてみるのもいいのかもしれない。

 「…ついさっき、怖がらせてしまった。怖がりな生徒には背が高くて鍛えてるってことも相まって余計怖く見えるらしい…歌にも怒られたよ。可愛くないって」

 尖っている事によって生徒から怖がられてしまうと口にする美風につい先ほど、勘違いではあったが妹に関連する出来事で話をしようとしたら怖がらせてしまったことを口にしていく。声のかけ方が悪かったのか妹である歌にも可愛くないからだめだと叱られてしまった。大人ということだけでなく平均よりも身長が高いのと日々の趣味というか習慣の筋トレが相まって怖がりな生徒を泣かせてしまったと口に苦笑いを浮かべつつ言葉にしていく


 「…血は争えないというか、さすが弟といったところか。…わかった。一度顔を出してみる」

 弟の速水は元気にしているかと世間話を振ったところ予想と違った返事が返ってきた。確かに美風は誰に対しても敬語を使っていて友達もあまり多くはなかった。そんな中で学年でも問題児筆頭の自分と幼馴染であるが故に彼女に迷惑をかけていて距離を開ければ友達ができるのではないかと考えていた時期もあったが、うまくはいかなかったことを思い出した。

 「…どうだか、案外高校生のほうが遠慮がないだけ怖いかもしれないな…俺も昔からの知り合いの美風とが始めてでよかった。…なんだか、デートみたいだな」

 高校生がするお化け屋敷だから怖くはないと高を括る美風に対して大人と違って遠慮をしない彼らだからこそ怖がらせることに関しては上かもしれないと言葉にしていくと他の教師を呼ぶのと同じくちゃんづけをされてからかわれるとこちらもお返しをしたくなり、一拍間を空けた後にこうして幼馴染が二人で回ると学園ドラマによくある展開でのデートみたいだと悪戯っぽい笑みと共に言葉にしていき、屋上から階段を下っていき廊下へと出て行くと2年が行っているお化け屋敷の手前までつけば"行くぞ?"と横目で美風の様子を伺い

美風

【大人になりきれてない明るくてかわいらしい美風に笑みを浮かべながらロルを読ませていただいてます】

17日前 No.90

神波 @thousand00☆hyqkMkn9Rthi ★iPad=BENrHRNU7h

[太刀川飛鳥/本校舎入口]

 少し沈黙を挟んだかと思うと彼はたこ焼きの感想を口にした。実際、美味であるし相手は知らなくても自分の教えた生徒の技術が褒められて悪い気がする教師はいないだろう。だが、美味そうと言うわりには彼の視線は下を向いていた。彼は意味のない嘘を多く言うような人物ではないし、相手のプラスになることはよく口にすることも知っている。だからこそ、何かに迷った結果出たように感じるたこ焼きの感想に心中で首を傾げてしまう。先程言った彼女の自嘲についても何か返したようだったが、彼女の耳に届く前に桜咲祭の賑やかさに飲み込まれてしまったようだった。
 そのまま視線だけでなく、顔も下に向けてしまった相手に少し心配を覚えた。伸びていた背筋を曲げて顔を少し前に出すと、輪郭に沿って流してある髪が少し目に掛かるように流れた。今度は役目を果たした指でそれを瞳の前から退かすと、口元を両手で覆った彼がいた。

『俺、ぼっちで周るの寂しいですし、一人でいてもこき使われるんで……一緒に周ってくれませんか』

 掌を通しているので曇り、少し響いて聞こえるその声に前に出ていた顔をハッと後ろに退いた。言葉の内容と共に、どうしても栗皮色をした髪が掛かった耳が視界で主張してくる。最後なんで、と付け加えられたこの言葉にどんな意味があるか分からないほど彼女も女性をしていない。何より彼女は今の彼にはつい最近の既視感を感じていた。
 考えていた言葉も、準備していた気持ちも全部分からなくなってしまう。それでも、何とか紡いだ言葉を相手にぶつけようとする。玄関に満ちていた青春の一片。三年生に声を掛ける新入生に今の彼はそっくりなのだと彼女は少し笑ってしまった。いつもは飄々としていて、誰とでもそつなく付き合える、人付き合いでは天才肌の彼がこんな姿を見せるだなんて本当に学校のイベントというものは良い意味で末恐ろしいものである。
 ただ、それまで理解した上でも彼女は自分に向けられた好意を素直に受け取ることが出来なかった。何故にこのようなひねくれた人間になってしまったのか自分でも首を傾げてしまう。賛辞は受け取れ、と家でもよく言われているのにどうも飲み込むことが出来ない。喉元で詰まりかけたその言葉に少し息を吐いてしまう。それは相手ではなく、自分に向けてのものであることは確かだった。

 だが、それでも声を掛けてくれた。真っ直ぐこちらを見れず、たどたどしく言葉を紡いでくれた。

 そのような相手に誠意を見せないほど彼女を女性をしていない。

「……ありがとう。最後の桜咲祭に私でいいかという気持ちもあるが、君の思い出に立ち会えるというのは光栄なものだ。今日は楽しもうじゃないか、由雨」

 私は見回りという一部仕事もあるがな、と静かに口元を綻ばせ、こちらは最初から相手を正面に見据えた。

>花厳由雨様

16日前 No.91

ふぁすね @yupihiko☆d.mPOva7Vfg ★mbjMynBHF3_OSy

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16日前 No.92

@akira0908 ★Tablet=UIgVrM4Ag0

【奉日本美風/屋上→お化け屋敷入口】

怖がらせてしまった、という蓮華の発言に思わず美風は苦笑してしまう。なんというか、相変わらず不器用な男だというかなんというか。物理的な不器用だとしたら美風に勝る人は早々居ないだろうが、なんというか。勘違いされやすいというかなんというか。

「まあ蓮華は可愛いじゃなくてかっこいい?って感じだしねえ。確かにいずれにしても可愛くは無いね」

ケラ、と軽く笑いながらも少しジョークをまじえながらそんなことを言う。かっこいいと思うか否かは正直に言うと個人の感想というか、人の好みなんて十人十色、蓮華がかっこいいと思う人もいれば怖いと思う人がいるのも致し方ないとも言えるだろう。
幼馴染みとしてはなんというか、本当に蓮華は不器用なだけだと思うしもう少し愛想があれば可愛いものだとは思う。それでも蓮華は蓮華だと思っているし、角が取れただけだいぶマシだと言うのも事実でもある。
念のためフォローのために「私は好きだけどね」と付け加えとく。そういうのにいちいち気にしないタイプだというのは分かっているが、念のためだ、念のため。

「うーん……そうなんだよ……もう少し兄さん寄りだったらもうちょいお友達とか出来たとは思うんだけど……。ごめんね、蓮華にも手を煩わせるようなことになってしまい…………」

少しがっくりと肩を落としながら苦笑混じりにまあしょうがないか、とは思いつつも蓮華にも迷惑をかけてしまっているのが事実、申し訳なさそうに少し眉を寄せながら蓮華を見る。
そんなことをしていると、美風のタカを括った所詮高校生的な発言に逆に「高校生の方が遠慮がないかもしれない」の発言に「確かに……」と若干震え声になりつつもどうか本気で怖いのではありませんようにと思うことしか美風には出来なかった。

「でっ、デート……!!うわあ、蓮華がお相手なんて贅沢だあ。男っ気無いからデートとかした事ないけど蓮華がエスコートしてくれるって信じてるからね!!」

冗談で仕返しに返されたのは分かるも、実際蓮華が相手というのはかなり贅沢な気分だと思ったし、男っ気どころか友達すらそうそう居なかった美風としては本当にデートが初めてだった。色々なことが今日初めてで少し新鮮な気分だった。
2年のお化け屋敷の近くに来ると、思っていたより本格的にやっているようで、思わず少し足が竦む。

「やっ、やっぱりさっきの発言撤回で……」

>>工藤蓮華様、all様

16日前 No.93

あさしま @apology ★sjUAJ4OkeA_qxX

【日下部律太/中庭】

 チクショー誰も既読つかねーな。
 手当り次第に「いまひま??」とナンパの常套句を吹っかけてみるものの、誰一人引っかかる様子がない。返ってくる言葉は「今無理!」といった趣旨のものばかりで、中には「デート中」と語尾にハートマークをつけた上、わざわざ自撮りでツーショットを送ってくる奴もいた。後で覚えてろよ、とせめて液晶越しの怨念が届くように祈りながら、律太はアプリケーションを終了させた。
 SNSを起動させるも暇そうな輩は見当たらず、やはり自分が動いた方が得策か、と壁から腰を浮かせかけた、ちょうどその時であった。すぐ隣から断末魔の叫びが聞こえてきたのは。

「っえ? ……え? ……おれ?」

 律太が反射的に叫び声の方向へ首を回すと、生まれてくる世紀を間違えたんじゃないかというくらい豪勢な衣装を身にまとった男(多分)が屈みこんでいた。背丈は分からないが律太とそう変わらないだろう。チェーンソーだの血だのと何やら一方的に叫んでガタガタと震える王子様とは裏腹に、律太は一周回って平常を保っていた。何より叫び声によって周りから数瞬向けられた視線が容赦なく律太を突き刺す。現時点では圧倒的に律太の分が悪い。

「とりあえず落ち着けって……これ食う?」

 相手の気持ちを知るには相手と同じ目線に立つことが有用だと聞いたのはいつのことだったか。脳内に唐突に浮かんだアドバイスに従うままにすとんと腰を下ろした。片膝をついて肘に引っ掛けていたビニール袋を差し出してみる。学年も名前も、何なら性別でさえ怪しいところはあるが、とりあえず誰でもいいからせめて自分に対する誤解くらいは解いてから名乗ってくれ、という律太なりの意思表示のつもりだった。

>深心音くん、周辺ALLさま
【絡みありがとうございます〜〜〜〜!!返信遅れてしまってすみません!!よろしくお願いします\(^o^)/】

16日前 No.94

工藤蓮華 @koki☆iOEaToagbI2 ★P24UIEe7ZZ_Q1n

【工藤蓮華/お化け屋敷入り口】

 「…褒めてもなにも出ないから…そりゃ、そうだ。可愛いってのは女子を差す言葉だし男に可愛いって言うのもおかしな話だろ」

 可愛くないことを肯定しつつ自分のことを好きだといってくる美風に対して予想外な言葉が飛んできて少し心に動揺が生まれたのかメガネのブリッジに指をかけメガネの位置を正すかのようにすれば、一連の動作で落ち着きが生まれたのか予想外な言葉というかまっすぐに人へと好意を伝えてくる相手には未だに慣れないでいた。学生の頃は好意をそのまま伝えることはしていなかったため、変化になれない自分がいた。

 「…唯一無為の幼馴染のお願いを断れるかよ。…それに美風の弟が困ってるなら俺が助けないわけがないし偶には素直に頼れよ」

 弟のことで面倒をかけてしまうと言葉にし申し訳なさそうな表情を浮かべる美風に対し小さく吐息を吐いた後に昔からお世話になっている一人しかいない幼馴染の頼みなら快く受け入れるし困っているなら助けるのが当たり前だと言葉にしていくと申し訳なさそうな顔を見たくないと思ったのか、眉根を寄せている額に軽くデコピンをし俺の前くらいでは遠慮はなしだと言葉にして

 「…はいはい、それでは力不足の騎士ですが、お姫様を精一杯エスコートさせていただきます」

 こちらの冗談でデートと言葉にしたことに対し男っ気どころか友達すらろくにいなかった美風にとってはデートは始めてであったという事実に少しばかし驚きを感じた。高校生ならともかくお互いいい年なのにデートすらしたことはないとは幼馴染といえど知らないことも多いと改めて感じるも口には出さずにうまくエスコートをしてほしいと伝える美風に悪戯っぽい笑みと共にエスコートする旨を伝えていく。

 足が竦んでいる美風にここまで来ておいて逃げられても困るため一歩美風の元へと近寄り"行くぞ"と言葉を投げかけ袖を掴みお化け屋敷へと入ろうとして

美風

【ご歓談中申し訳ないですがよろしけければ今から入る二人を驚かしていただけないでしょうか?】

歌本体様・今泉本体様

16日前 No.95

@akira0908 ★Tablet=UIgVrM4Ag0

【奉日本美風/お化け屋敷入口】

「でも最近の女子高生ってやたら可愛いって言うよね。あれほんとに何でだろう」

蓮華の可愛いは女の子を差す言葉だと言われ、「確かにそうだねえ」などと相槌を打っていると、ふと気になったやたら可愛いと連呼する女子高生の事を思い出す。なんというか、理解不明すぎる謎物体にまで可愛いというあの姿は……逆に精神を疑うというかなんというか。否、断じて貶している訳では無い。
少し考えた素振りをしていたのをやめ、ふと横目で蓮華の方を見ると蓮華と言えばいかにもと言った感じにメガネのブリッジに触れ対してずれても居ないように見えるメガネの位置を直す仕草に思わず美風はくすくすと笑ってしまう。

「う、うわ、蓮華がイケメンに見えるっっ……!!……でも、ありがとう。蓮華も何かあったら頼るんだよー?私に隠し事なんて何100年も早いんだからな!!」

最初こそはふざけた態度で蓮華がイケメンに見えるだなんだと言っていたが、素直に頼ってくれとの言葉は嬉しかったし、なんというかこはずかしいものもあったので蓮華にも隠し事はしないように、と促す。少しばかり眉を寄せていると、額に軽くデコピンされ、遠慮はなし、とまで言われてしまい色々と先手を打たれてしまう。「ていうかデコピンしないで指の骨折れなかった?私石頭だよ?」などと余計だとわかっていつつも蓮華の手を労る素振りを見せる。

「騎士だー!確かに蓮華は王子様って感じではないよねえ。実際、騎士の方が似合ってそう。騎士っていいよねえ、強いしかっこいい!」

騎士という言葉に少しばかりある美風の少年心的な何かが動く。小さなガッツポーズをしながら若干王子様向きではないなどの失礼発言も見受けられるが、美風は物事を包んで言うのが正直にいうとそこまで得意ではないのだ。それなのに心理学者、もとい心理カウンセラーになれたというのは、もはや運や才能だけだとしか言いようがないだろう。

「…………ね、ねえ、行く、のは決めた、決めたんだけどさ……腕の骨折るかもしんないけど掴んでもいい……?こんな本格的とは思ってなかった……。無理だわこれ」

少しの震え声になりながらそんな事を言いながら蓮華に続くようにお化け屋敷に入ろうとゆっくりと少しだけ足を進める。

>>工藤蓮華様、周辺all様

15日前 No.96

ししくれ @kmnkha☆/pH2qpQf7L2 ★ieluDUuGrE_ELg

【霜月左京/中庭】


「やった! ありがと!」

 了承の返事が嬉しくて、勢いで一歩前に出る。それから少しして、ようやく近いと連呼している千里の声が耳から頭に達したらしく、ごめん、と謝りながら、仰け反るようにして後ろに下がった。まるで叱られた子供のように、千里の顔色を伺いながら、距離感を気にする。
 左京の表情はいつだってよく変わるのだ。笑っていたと思ったら急に静かになったり、凹んでいると思ったらすぐに明るさを取り戻す。打ちのめされるのも立ち直るのも早いのは、もはや彼の一つの個性と言っていい。

「……ううん、どうしようか。とりあえず、中入る?」

 千里に気を使うように声のボリュームを絞りつつ、そう提案してみた。校舎内は二、三年の先輩たちや部活の出店などがたくさんある。

「千里はどっか行きたいとこないの?」

 頼むからお化け屋敷とだけは言ってくれるなと、心の中で願う。
 男でも、高校生でも、お化けが怖いものは怖いのだ。生まれてこのかたホラー映画を見たことはないし、怪談話を無理やり聞かされた日にはそうそう寝付けない。お化け屋敷なんて以ての外だ。


 >>地雷千里様、周辺ALL様

14日前 No.97

千里 @matunogirl ★Android=W1VemU3zJF

【地雷千里/中庭】

千里が許可をすると、嬉しそうに「やった!ありがとう!」と笑う。千里は「どういたしまして」と答えながらこちらも笑った。

左京はコロコロとよく表情が変わる。今だってついさっきまで、ニコニコと笑っていたのに対し、いまは叱られた子供のごとくこちらの顔色を伺うようにじっと見つめられる。左京の中に入る?という提案には、千里も頷きながら答えた。
「そうだね、入ろっか。ここで立ち止まってても邪魔になるだろうしな。」
「千里はどこか行きたいところはないの?」

その質問には千里も悩んでしまう。しかし、行きたくないところは言っておかないとと思い、口を開く
「んー……、特にないけど……。あ、でもお化け屋敷以外なら左京君の行きたいとこ付き合うぜ!俺ほんとホラー系ダメだし……。」

恥ずかしい話し、高校生にもなってホラー系はダメなのだ。夜中とか寝れなくなるし、勉強にも集中ができなくなる。
「あ、でも左京君がどうしてもってなら俺は廊下で待ってるけど……。」

左京が行きたいなら俺は行くけど、一緒には入らない────。そう言いながら、左京を見返す。

14日前 No.98

@purple3ru ★iPad=o1RdeKbLL2

【月冠実果 / 2年フロアお化け屋敷出口付近】

>>えっいいの? その、上手くできるかはわからないけど……失敗しちゃったらごめんね。おれ、がんばってみる


「うん。がんばれー」

甘い笑顔を見せた純は、実果の飴を受け取ってくれた。実果は貰ってくれたことに少し嬉しくなりながら、手を下ろして床を見つめて貧乏ゆすりする。揺らす足に、いちいち冷気が纏わりついて、季節外れな温度にゾワゾワと鳥肌がたつ。ちょっと温度上げてほしいな、と思っていると「はい」と声が横からして、ピンク色の桃味のキャンディが向けられていた。「ふぇ…」と小さく声を出して、数秒硬直後、自分に飴が渡されたことをゆっくり理解する。「わー、ありがとー♪ これでお客さんにもバッチリだね」と素直に言いながら受け取ろうと口を開いて指先が飴に触れた途端、とても大きな叫び声が教室からして、「きゃっ」と小さく悲鳴を上げて飴を取り落としてしまった。

>>そんなに恐いのかな? ……おれ、設営の時はいなかったから分からないんだけど、つ、月冠さんは見た?


「ううん、みかんも見てない…というか、寝てたから、知らないんだー……あ、お客さん出てくるよっ、飴渡さないと!」

飴を拾ってから、教室の中で廊下に一番近いところでした物音に気付き、飴を籠に入れてドアを指差した。

>>獅子尾くん、周辺allさま【こちらこそ!】

14日前 No.99

とみや。 @myuu10☆SKeWosbaJPA ★Android=pwXnxWHVkM



 >>周辺オール様


 (南校舎・1階→2階階段踊り場/八馬修真)


 この時期は毎年騒がしい。嫌な騒がしさじゃなく、楽しそう、みたいな? なんかわからんけど、「平和」ってカンジ。今年はいつもより騒がしいような――気が、してる。だけ。たぶん。知らんけど。まあ、なに言うても。みーんなが浮かれとるっちゅーのは、毎年変わらんけど。一年に一回だしー、みたいな。なんか考えてばっかいたら、お腹空いてきた。ぐぅ、切ない鳴き声が聞こえてきた。絶賛サボタージュ中の腹は非常に泣き虫だ。

 「いやあ、言うても。今のカッコで歩きたないわー」

 どこから持ってきたのか、男――しかもなかなかに上背がある人間のくるぶしまであるスカート。それに合わせるみたいな、腰あたりまでのセーラー服。そう、つまり、『スケバン』らしい。まーったく知らん間に、いつの間にかこうなっていた。任せるわ、なんて言ったのが最後であり最期だった。だーって! めんどかったし! 仕方ない! とか、言ったり言わなかったりしたけど、結局意見は聞いてもらえずに、これを着せられた。まあ着てみると悪いモンではなかったし、それなりに楽しいから、よかったけど。……よかったんか?
 しっかし、それにしても暑い。なんと言っても長袖。しかもロングスカート。その上顎に引っ掛けた、「喧嘩上等」とかなんとか書かれた紙マスク。逆転喫茶かなんか知らんけど、まあ、そんなコンセプトらしいし。

 「はー、あっつ」

 よいしょ。なんて掛け声と共に、階段に座り込む。思いっきし股広げてスカートをバサバサと掴んで揺さぶる。若干、涼しい。五ミリくらい。いつもと違って下ろした前髪も鬱陶しくて、たまたま持ってたヘアピンで、左右に分けて留める。これでまた、ちょっと涼しい。ほんのちょっとですけども。

 「……これからどないしよ」

 行く宛があるような、ないような。視線をさまよわせて、とりあえずメシ食おかなぁ、と思いつつ呟いた。



 (踊り場というか階段に股広げて見る人が不快な女装をしたやつを投下させていただきますー! 良ければ絡んでやってくださいませ……!!)

14日前 No.100

かおる @pana25☆tCldNXQFUdo ★Tablet=Ww4b3WuD2E

【三宅法子/南校舎二階→二階階段踊り場】

 文化祭とは、実に面白いものだ。いつもはそれほど騒がしくない廊下が、たくさんの声に包まれて、賑やかさを増す。人のざわめく声、楽しそうにはしゃぐ声。たまに、大きな悲鳴が聞こえたり。そんな中で、法子は胸を躍らせながら廊下を歩いていた。クラスメイトから受け取ったクレープを手にして、休憩時間という至福の時間を満喫しようと辺りに視線を這わせる。――さて、どこに行こうかな。

「いやあ、どこも楽しそうですねー」

 お化け屋敷も楽しそうだし、三年生の喫茶店もなんだか気になる。確か、個性が爆発しそうな喫茶店だったっけ。でも、クレープ持ったまま喫茶店入るのは失礼か。お化け屋敷も、クレープ落としたら大変だな。ええと、そしたら――そうだ、まずはクレープを食べよう。まあ、まだ時間はあるんだし、ゆっくり行けばいいか。手元のクレープに視線を移す。クレープにはクリームはこんもりと盛られていて、食べるのは大変そうだ。うっかりしたら、クリーム全部溢れるかも。座って食べるのが賢明か。そしたら、立ち止まっても邪魔にならない場所を見つけなくては。

 うろうろと歩いていると、いつの間にか階段にたどり着いた。なかなかに人が少なくて、いい感じだ。よし、ここなら。数段階段を下りると、誰かの後ろ姿が見えた。昔のヤンキーみたいな感じの。スケバン、って言うんだっけ。楽しそうな人だなあ。こんな人を見かけたら、話しかけない訳にはいかない。いきなり喋りかけても大丈夫だろうか。竹刀を振り回されたりしないだろうか。まあそれならそれでいいや、と何の前触れもなく相手の隣に座り、当たり障りのない言葉を探した。

「こんにちはーっス、今日もいい天気ですねえ」

 >>八馬先輩、周辺all様
【拙い文ながら絡ませていただきました……! よろしくお願いします〜!】

13日前 No.101

工藤蓮華 @koki☆iOEaToagbI2 ★P24UIEe7ZZ_mwG

【工藤蓮華/お化け屋敷入口】

「…あれは挨拶みたいなものだと俺は思ってる。可愛いっていっておけば相手に失礼じゃないし誰も傷つかない言葉だと思うな」

 美風が最近の女子高生がなににつけても可愛いといってくる事象に疑問を呈していた。あくまでも個人的な見解であるが、可愛いというのは会話における挨拶みたいなものだと言葉にしていく。人と会話をする際には男子以外に関して可愛いっていっておくとプラスの言葉として受け止められるためある意味仲良くなるためのツールとしても使える便利な言葉だと自分が思う可愛いという言葉二反しての見識を口にする。

 「…俺が美風に隠しごとはなし。っていっておいて俺だけ言わないのは不公平だし幼馴染の美風に隠し事したことないだろ。素直に失恋したこともいったしな」

 こちらが隠し事はしないと伝えたことに対し自分こそ隠し事はしないようにと釘を刺してくる美風に対して自虐的な笑みを浮かべつつ振られたことも素直に話したことを言葉にし、自分は美風には隠し事はしていないかというのを証明するように言葉にしていけばデコピンをしたことにより自分の指が折れていないかと確認する美風にわざとらしく人差し指に手を添えて"折れた"と冗談っぽく言葉にし

 「…それを言ったら美風こそお姫様というよりも…というか、思った言葉をそのまま口にするのは心理カウンセラーとしてどうなんだ?」

 自分が王子様ではなく騎士のほうが似合うと自分から口にした言葉ではあるが、素直に思った言葉を口にする美風に対し苦笑いに近いあきれたような笑みと共に思った言葉を素直に伝えるのは他人の心をケアするカウンセラーとしていかがなものであるかと言葉にして。それが美風らしいといえばそうなのではあるが、教師として銅なのかという意味も込めて口にしてみた

「…あぁ、折られるとベースが弾けなくなるから本当にやばいと思ったら離れるけどそれまでは掴んでてもいい」

 思ったよりも本格的なお化け屋敷に恐れをなしたのか入り口まで来たのにも関わらず歩く速度を遅くする美風に本当に怖がっているなと内心楽しんでいると腕の骨を折る可能性があるが掴んでもいいかと伝える美風に左腕を差し出しほら、といわんばかりにそっと相手の隣に並べば掴みやすいように相手の歩く速度にあわせて歩き

美風

【返信が遅れました。申し訳ないです】

12日前 No.102

独楽 @sbluexxx☆rx3sEFPR6z6 ★qxXpJAS7CZ_yoD


【 花三坂直 / 中庭 】

 学園祭三日目。ついに最終日だ。がやがやと賑わう中庭は一日目や二日目に比べても楽しんでいる空気が満ち満ちているような気がして、皆も名残惜しいのかなとまるで他人事のように考える。まあ、楽しくなかったわけではないけれど。良い天気だし。けれどどこかには同級生たちと同じようにはしゃぐことが出来ない自分がいて呆れにも近い溜息が洩れた。つまんない奴。きっと周囲からもそう思われているのだろうなあなんて考えて、まあ考えるだけ無駄かとテントの外に出る。
 シフトの時間がようやく終わって、苦手だった接客業からも解放された。散々同級生に「笑顔が引きつってるよ! 笑って花三坂君!」と言われはしたものの、そんなことが出来ればとっくに友達百人は超えている筈だ。人には簡単かもしれないことが、自分には難しい。やってるけど出来ないんだよ、そう返すと、同級生たちは悩んだ末暴挙に出た。猫耳、の、カチューシャ。ちなみに灰色の浴衣に合わせたのか、ご丁寧に灰色の猫耳だ。つい先程まで自分の頭の上に鎮座していたそれは、どうやらつけるだけで効果があったようで、それ以降は無理に笑わなくとも同級生もお客さんも、皆笑顔で此方を見ていたような気がする。笑顔? 笑顔というか、まあ、好奇の目に晒されたと言った方が正しいかもしれないけれど。ちなみに、「おまえマジ似合ってるよ、男なのにな――」と零したクラスメイトのふざけた奴には一発くれてやったけれども。

 はあ、と溜息を吐いて、わたあめの出店で同じ担当だった同級生に挨拶をしてから、出店のテントを出る。頭の上にいた猫耳は今は左手に握られていた。どうやら部活の先輩から借りたのだというそれを、返してきてほしいと頼まれたのだ。場所は3-A。心底面倒臭いけれど、一緒に回る友達もいないし予定も特にない。ただ、周っていない出店くらいは周ってみたいなと思わなくもない。……一人じゃ少し、さみしいだけかもしれないけれど。
 いやいや、何を考えている。そもそもそんなキャラじゃないだろ、女々しくなるな花三坂直!
 と、自分に突っ込みを入れながら少し人通りの落ち着いているベンチへと向かおうとした、その時だった。膝下に軽い衝撃があって、思わず目を見開く。目の前には尻もちをついた男の子。青色の甚平がよく似合ってて可愛い――じゃなくて、あれ、一人? これくらいの歳の男の子なら、親と一緒なのが普通じゃないのか? そう思った瞬間、目の前の男の子が涙目になる。

「あ、ごめん、大丈夫――」

 慌てて膝をついた瞬間、目の前の大きな瞳からぼろぼろと涙が零れて、声はあがらなかったもののぐすぐすと泣き出してしまった。

「……!?」

 ぴしりと固まる。まずい、泣かせた……?
 慌ててその子を抱えて、ベンチに座らせる。その子の前にかがんでは怪我をしていないことを確かめて、けれど泣き止んでいないことがあるから安心はできない。怪我をして泣いているわけではないということは、まさか。

「……迷子、とかじゃないよな……」

 ぼそりと呟いた言葉は誰に聞かれるわけでもなく。どうしよう、と逡巡して、きっと混乱していたのだろう。泣き止まない男の子を前にして、おもむろに手に持っていた猫耳を頭につけ、いないないばあ、と変顔になっていない変顔をしてみる。一瞬泣き止んだ男の子も、面白くなかったのか再びぐずりだした。ああもうどうしたらいいんだ――助けて。がっくりと肩を落として、花三坂直は学校生活最大とも言っていい試練を与えられていた。


>>ALL

( 皆様初めまして、メイン初投稿になります。生意気な子ですがこれからよろしくお願いいたします! かなり絡み難いのでは……!? と思いつつ投稿してみます、宜しければ助けてやってください……!笑 )

10日前 No.103

メロ @soofar☆vDjvdwlItTM ★iPhone=EiqahOBmV1

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9日前 No.104

メロ @soofar☆vDjvdwlItTM ★iPhone=EiqahOBmV1

【獅子尾純 お化け屋敷出口】

二人の間にコトリと落ちたおもちゃのようなピンクの飴を、これまた絵本から飛び出てきたお人形のような実果が可愛らしい白い手で拾い上げる。セロファンに包まれた飴は何処と無くファンシーで、そしてコスプレじみた今の格好二人には似合いの代物だ。獅子尾は実果と可愛らしい飴の親和性に何だか愉快な気持になってしまう。同年代の女の子とは恥ずかしくて上手に話せないけれど、年相応に可愛らしく声を上げた実果を横目に獅子尾は小さな手でシーツを握りしめた。
小さいからと構ってもらうことが多いけれど、獅子尾だって男の子である。例えお化けでは無くても、外界からやって来る怖い大人から何かされるかもしれないし、そうなったら身を張って守らなくてはいけない。小さい身体に不釣り合いな大きなプライドが獅子尾の中で水を含んだ海綿のように益々膨らんで行くのを感じた。

「ううん、みかんも見てない…というか、寝てたから、知らないんだー……あ、お客さん出てくるよっ、飴渡さないと!」
「ふふ、あったかかったもんね。ちょっとわかるかも。この時期ってとにかく気を抜いたら寝ちゃうような気がするなぁ。……えっ!うん!おれ頑張ってみるね!」

設営の時間では主に力仕事で体育会系や体格の良い男子の出番だったりする。普段は気怠いと言っている男の子のギャップに女子は色めきだち、獅子尾も同様に来たる成長期を迎えた自分が来年格好良く活躍できる日を想像しては浮き足立っていた。
2年の教室がズラリと顔を揃える一帯は何処もかしこも慌ただしくて、手持ち無沙汰な人は大抵どこかに避難したりしている。中には日向へと足を向けて実果のように何処かで微睡む生徒も居たのだろう。何処でも眠れてしまうことは、一種の平和の象徴で教会が飛ばす白い鳩よりも充分に平和を感じることが出来るのだ。
小さく小さく、被ったシーツの下で柔らかく目を細めて笑った獅子尾は実果の一言にピシリと延ばしていた背筋に力を入れて柔らかそうな内腿に力を入れて両脚をくっつけた。

少しでも格好付けたくて、身の丈に合わない大きな椅子から跳ねるように立ち上がると、ヨタヨタと体を揺らしてからクルりと振り返る。衣服の乱れなんか分からないのに、癖なのかぽんぽんとジャムパンのように白い手でシーツのシワを正す様に軽く叩いた。
ソワソワと自信なさげに実果の方をチラチラ伺っては軽く足踏みをしていた獅子尾だったが、ドアがガラリと開いた瞬間、細い肩を震わせて人見知りの犬が客人を窺い見るように上目に見上げた。
どうやら上級生男子が3名入っていたようで、ヒンヤリとした空気と室内から漏れる奇妙な曲と共に戯れ合いながら仲良く出てきて獅子尾の目の前でピタリと止まる。
3人は女装をしていたり、ゴシック調の衣裳に身を包んでいた。
体育会系を思わせる彼らの大きな身体に似合わぬ衣裳と、そんな衣裳を身に纏い絶叫しながらお化け屋敷内を歩いていた彼らを想像するとどこか面白くて獅子尾は安心したように止めていた呼吸を再開した。

「お、お疲れさまです……!これ、飴です。美味しいので、食べてください」

美味しいか否かは食べた本人の舌による。
もしかすると甘過ぎるかもしれないし、逆に物足りないかもしれない。だけど、そんなことに気が付かないほどに獅子尾は精一杯だった。籠の中からぶどうと蜜柑と林檎の色取り取りの飴を取り出して手渡すと、三年生は大柄な体躯を屈めて飴を丁寧に受け取ってくれた。
彼らは実果や獅子尾とは別の意味で小さなオモチャに見える飴をその場で開封して役目を終えたセロファンをスカートの下に履いているジャージのポケットの中に突っ込んだ。
各々お礼を言って獅子尾の頭をガシガシ撫でて、そして実果には男の獅子尾には見せなかった一際優しそうな声でお礼を行って彼らは騒がしく帰って行った。実果に優しい声で礼を告げた彼は他の二人に小突かれてからかわれていた。
獅子尾はシーツの頭部分をグチャグチャにしたまま呆然と嵐のように去って行った上級生の背中を眺めていた。そして2分ほど突っ立っていた獅子尾はゆっくりとシーツを手で直すと実果の方に振り返って「で、できた……できたよ!」と声を跳ねさせて、実果の元へとややスキップ気味に近付いた。
嵐みたいな人たちだったね、と困ったように呟いて、それでも獅子尾は実果にかかる仕事の負担を軽減できると思ったら晴れやかな気持に満ちていた。


》実果ちゃん、周辺allさま

【お返事遅くなってしまってすみません( ;∀;) そして実果ちゃんに優しく声を掛けたモブ男は私の化身です()モブ描写が不快でしたら無かったことにしていただいて構いません!よろしくお願いします】

9日前 No.105

あさしま @apology ★sjUAJ4OkeA_dB9

【上野貴衣子/中庭】

 どんな出来事だって、何度も経験すれば緊張が慣れに変わる。上野貴衣子にとっての桜咲祭も、つまりはそういうことだった。今年で三回目、そしてこのまま何事もなければ高校生活最後の文化祭。楽しくないわけがないし、楽しまないわけがない。ざわつく人混みの中、貴衣子は深く制帽を被り直した。
 ――というのも、貴衣子の所属するクラスの出し物は逆転喫茶=B異性装を着用して喫茶店を開く、という内容で、要は昔から周囲の男子に引けを取らぬ身長を誇る貴衣子は恰好の着せ替え人形である。衣装を考えるのは得意ではないからと他の女子に任せていたら、あれこれ背中に衣服をあてられて、最終的に着用を半ば強要されたのが警察官の制服だった。どこから持ってきたのかと問うと演劇部だとあっさり返された。よく貸してくれたもんだ、と感心しながら袖を通し、体格にぴったりのサイズに嬉しいやら悲しいやら、腰に警棒まで装備されては今更首を横に振るわけにもいかなかった。
 するすると滞りなく準備は進められて、ようやく始まったと思った桜咲祭も気が付けば三日目を迎えている。貴衣子も忙しなく教室中を行き来したりたまに写真を撮られたりしていたらあっという間に交替の時間だった。とりあえず外へ出たはいいものの、どこもかしこも人だらけで催しを楽しむ余裕などない。毎年こんなに人いたっけ、と戸惑いながら人に流されて、たどり着いたのは中庭だった。確か一年生が出し物をしているのだったか。ここなら拓けているし人もそう多くはないだろう。少し休んでからまた教室へ戻るとしよう、と座れる場所を求めて貴衣子はぐるりと辺りを見回した。――と、少し離れた場所で困惑しきった表情を浮かべる浴衣姿の男子生徒が目に入った。

「何してんの?」

 貴衣子はひょいと首を伸ばして、好奇心本位で声をかけてみる。男子生徒はベンチに座った男の子の前で膝をついていて、何だあれ猫耳? こいつも色々着せ替えられたクチか? 一方男の子といえばただ泣きじゃくっているばかりだった。わざわざ親に着せてもらったであろう甚平が可愛い、と無難な感想を抱く。徐にベンチの空いているところへ座って、男の子の頭に手を乗せた。

「パパかママと一緒に来たんだよな? どっか行っちゃったんだな。こんだけ人多かったらしょうがないよなー」

 貴衣子の問いに微かに頷くその子を見て、自然と笑みが零れる。兄貴の子より少し小さいくらいかな。髪が細くてふわふわしていて触り心地がいい。貴衣子は片方の手でスラックスのポケットからクッキーの小袋を取り出して、どーぞ、と差し出してみる。あまりの忙しさに腹が減るので、今日だけ寮から持ち込んでこっそり食べようと画策していた代物だが、貴衣子だってこんな使い方をするとは思っていなかった。空腹はどうとでもできるし、結果オーライだろう。その子が素直に受け取ってくれたのを見て、もう知らない人からお菓子もらっちゃだめだからな、今回だけな、という忠告の意味を込めて何度か撫でてやった。

「……子供の扱い慣れてねーの?」

 首を回して今度は男子生徒の方へ問いかけてみる。貴衣子だって同年代に比べれば面倒見はいい方だという自負はあるけれど、この男子は自他共に認めるあやし下手ではないだろうか。それとも高校時代の男とはおしなべてこういうものなのだろうか。貴衣子は自分の兄達と比べてみて、そうでもないような気がするけどな、と内心首を傾げた。

>直くん、周辺ALLさま
【はじめまして〜〜!絡ませていただきます!!勝手に迷子くんにしてしまいましたがご不快でしたらスルーしてください!!また、地の文で色々と失礼なことも考えておりますのでそちらもご不快でしたら遠慮なくお申し付けください……!どうぞよろしくお願いします\(^o^)/!!】

9日前 No.106

@purple3ru ★iPad=o1RdeKbLL2

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9日前 No.107

六花 @firefly11 ★Android=cWNcKLuyUE

【桔梗 雫/一階廊下】

桜咲祭。雫はこの春瀬高校の文化祭の名称が気に入っていた。今の時期はその名称とは違い桜はもう散ってしまっていて、代わりに新緑が青々と茂っている、そんな時期だ。なんてアンバランスな名前なのだろうと感じる人も沢山いるのだろうな、と思うし雫自身もそう思うところが少なからずある。しかし桜が咲いていないからこそ、ついひと月前には満開だった桜を思い起こされるような、その季節ではないにも関わらず桜を身近に感じられるようなその名称は何となく素敵だな、と感じる方が大きくて。故に雫は桜咲祭という名称を気に入っている。

さて。本日はその桜咲祭の最終日であり、最終日でもたくさんの来場者が廊下を往来していて、初日や二日目と変わらない賑やかさを見せている。雫はと言えば紺地に白の水玉模様が大小散りばめられた浴衣姿で廊下を歩いていた。浴衣の帯は白で、いつも下ろしている髪はひとつの三つ編みにまとめられ、肩越しに垂らされている。

「……どこを見ようかしら。」

つい先程まではクラスメイトと共にさくら飴を売っていたのだが、今は丁度休憩に入ったところでどの学年の出し物を覗きに行こうかと悩んでいる。とりあえず適当に歩いて気の向くままに入ってみよう、という結論に至れば、休憩に入る際に購入したさくら飴を二つ手に持ちながらそのまま廊下を進んでいく。すると、雫の後ろから小さな男の子が駆けてきて、雫にぶつかりつつ横を通り過ぎて行った。

「あっ……、……さくら飴、割れてしまったわ。」

ぶつかった拍子に雫の手からさくら飴が一つすり抜けて床に落下してしまったらしく、落下の衝撃で割れてしまっている。幸いにも手からすり抜けたのは一つだけだったのでもう一つは無事だ。そのことに喜ぶべきだろうか、と考えながら割れたさくら飴を床から拾い上げて小さなため息を吐いた。


>>周辺ALL様

【許可が下りてから大分時間が経っていてお恥ずかしい限りですが、ようやく本編に投下です…!絡みやすい文章?なにそれおいしいの?みたいな状態ですが、これから精進していきたいです。よろしくお願いします!】

9日前 No.108

独楽 @sbluexxx☆rx3sEFPR6z6 ★qxXpJAS7CZ_yoD

【 花三坂直 / 中庭】

 どうしよう。子供の相手をした覚えなんてこれまでになかったし、当たり前だが教科書にも参考書にも子供のあやし方なんて載ってない。教師に「先生、子供が泣いている時ってどうしたらいいんでしょうか」なんて元気よく質問をする必要のある状況にも置かれたことはなかった。それがたった今、まさか学園祭の最終日になってやってこようとは、一体誰が思っただろうか。どうしよう。冷や汗をたらしながら、直はひたすら地面を見つめてぐるぐるぐると考え込む。

 その時だった。何してんの、と声が聞こえ、ばっと顔をあげる。知らない人だ。……警察官?

「え、あ、多分その子、迷子で……」

 急な展開についていけず、しどろもどろになりながら答える。すると警察官の格好をしたその人は男の子の隣に座り、頭を撫でながら話しかけ始めた。泣いていた男の子は、その手に安心したのか、それとも親しげで柔らかな言葉と表情に心を落ち着けたのか、泣き止んでその人からもらったクッキーを食べている。撫でられて表情が穏やかになっていくのを見て、すごい、と思わず心の中でぽつりと言葉が洩れた。その人が現れて僅か数分、下手をすれば数秒の出来事だ。目の前で行われたあっという間の出来事にアイスブルーの瞳をぱちりぱちりと瞬かせることしか出来なかった自分の無力さを改めて痛感しつつ、手慣れている仕草から、助け舟を出してくれた人は年上だろうかと検討をつける。そこではたと相手の格好を改めて見て、そういえば三年生のどこかのクラスは逆転喫茶をしていたのではなかったか、と目の前のコスチュームに一人で納得をした。そうなると三年生か。すごい。小学生のような感想しか最早出てこない。
 もう彼女のペースに入ってしまった男の子を見つめながら、一先ず泣き止んでくれてよかったとようやく胸を撫で下ろす。安心しきって、頭の猫耳カチューシャを外すことすら忘れて一度目を閉じてほう、と息を吐き出す。すると唐突に此方に向きなおった言葉の矢の先にぎくりと肩が震え、恐る恐る相手に視線を戻しながら苦々しく言葉を紡ぐ。

「う、……し、仕方がないじゃないですか、……初めてなんです、こういうの」

 自分の下に弟か妹がいればあるいは話が違ったかもしれないが、生憎そうではない。それにそもそも人付き合いが得意というわけではないのだ。感情がストレートな子供はある意味苦手と言っても良いかもしれない。否、今関わったことではっきりわかった。苦手だ。相手の言う通り、子供の扱いは不慣れに付け加え苦手。今はっきりと心に刻まれてしまった。ばつが悪そうに目線を横に逃がして、うう、と悔しそうに小さく呻く。

「助かりました。……ありがとうございました。失礼します」

 取り敢えずここは相手に任せて逃げたい。そんな気持ちが急いて、おもむろに立ち上がればそのまま踵を返そうとした。

>>上野先輩、周辺ALL様

( 初めましてあさしま様、絡んでいただいてありがとうございます〜! 迷子設定大丈夫です、むしろ助かりますありがとうございます^^ まさにその通り!なことしか書かれておりませんのでもっと言ってやってください、早速逃げようとしていますのでどうか捕まえてくださればと……! すみません……! ご不快なようでしたら訂正いたしますので仰ってくださいませ。面倒臭い子ですがどうぞよろしくお願いいたします;▽; )

9日前 No.109

神波 @thousand00☆hyqkMkn9Rthi ★iPad=BENrHRNU7h

[太刀川飛鳥/本校舎入口]

 心がひかれること。気に入ること。また、そのさま。
 片寄ってそのことを好むさま。物好き。また、特に、好色。色好み。
 自分の思うままに振る舞うこと。また、そのさま。

 彼女の胸で感じる暖かさは、彼の中で暴れているであろう熱さは、どれかに当てはまるのだろうか。答えはないのかもしれないし、見つけてはいけないものなのかもしれない。彼女自身が気づいてはいけないと思い込んでいるのかもしれないし、ただ拒絶しているだけとも取れる。答えは一つではないのだと、自分を無理矢理納得させるように目を少し伏せた。

 では、恋愛とは。

 学生の頃から意識したことはなかったそれに彼女は動揺を隠せていなかった。避けてきたわけではなく、それ以上に夢中になれるものがあったから見てこなかった。相手と相見え、本物の刃を向け合っているような緊張感。特定の部分に一撃必殺を打ち込むことだけを考え、相手の隙を随一狙い続ける。勝った時のガッツポーズも認められず、神聖で礼儀を重きに置く。勝つために、上に行くために、ただただ愚直に、真っ直ぐに剣道に打ち込んできた。
 頭が締め付けられる、不安に押しつぶされそうになる。喉は水分を求め、剣道着を来ているのもあったが、それ以上に汗が全身に滲む。自分だけ別の世界に来てしまったのではないかと思うほど足元が浮いたように錯覚し、視界が歪む。
 そのような緊張感は、幾度も体験してきた。慣れているはずだった。

 相手が噎せたことに驚き、手を出した。だが口元から退いたその手の赤さに目を奪われてしまった。慌てて相手を見た時にふと目が合った。大丈夫かと声を掛けようとしたが相手は目を伏せるように下を向いてしまった。また相手に気づかない間に気に障ることをしてしまっただろうかと気持ちが下へと向かう。そんな彼女を他所に顔を上げた彼が『俺も見回りありますし』と声を上げたのを聞きほっと胸をなで下ろした。そのまま自身の隣に移動してきた彼を少し見上げる。首を上げるほど、というわけではないが目線を少し上に向ける。背丈が女性としても高くよく男性と比べられることが多い。だから、こうやって視線を動かすことに少し嬉しさもある。いつもよりは近いが、どこか遠慮しているような微妙な距離に立った彼が再度、たどたどしく口を開いた。

『あ、の。……由雨って呼ぶの、やめてもらって良いっすか。…………勘違い、しそうだから』

 一瞬、呼吸が止まった。いつもなら口から吐き出される空気が喉で止まり、苦しくなる。慌てて吸い込み、何とか思考を戻そうと酸素が足りない脳を必死に動かす。先程口に運んだたこ焼きではカロリーが足りない。
 正直に言うと、名前で呼んだのは気まぐれであった。だが、彼からすればそれはとても大きなことだったのだと知り、深く考えず発言したことを申し訳なく思った。勘違い、とは。その内容について触れてはいけないものだと彼女は判断した。赤さを隠せない顔も、少し湿ったことが見てわかる指先も、話すことが得意な彼が変に空いた言葉を発したことも、すべてがそれを物語っていた。こちらまでどこか気まずくなり、斜め上を見るように隣に並んだ相手を見るとふと視線がぶつかった。

『本当に、すげえ綺麗だ』

 む、と相手に褒められたであろう目を開いた。これほど素直に言葉を発することが出来るのに、何故先程まで上手く言葉を発することが出来なかったのだと不思議に思ってしまう。やはり根は人付き合いでの天才肌はあるのだと感心すると共に、こういった感情を抱いてしまっている時点で彼が向けてくれている感情に答えることが出来ないのだと自己解決してしまう。相手に対して申し訳ない気持ちが心の底から溢れ出してくるのが分かるが、そうあるべきなのだと納得している自分がその上に立っていた。

 だが、それでも、喜んでいる自分と、朱が走った顔は現実だった。

 思わずたこ焼きを持っていない、爪楊枝を持っている左手で口元を覆った。賛辞は受け取ることにしているし、感謝の気持ちもある。呼吸を整えようと、覆った手のひらに息を吐く。息が当たり、熱くなった手は頭上に上がる太陽を犯人とした。
 少し、落ち着いた顔で相手を見た。再び、少し笑い相手がポケットに差し込んだ手を一瞬見たかと思うと口を覆っていた手を相手の手首に伸ばした。

「ありがとう。私自身もこの目は自慢なのだ。……今日くらい勘違いしてもバチは当たらないだろう」

 ポケットから相手の手を引き抜くと、まだ熱を持っている自分の顔に相手の手の甲を当てさせた。

「それが『青春』というものではないだろうか」

 満月を三日月に綻ばせると私には言いきれないが、と微笑んだ。

[気にしないでください。メロさんの都合のよい時間に書いてくださって大丈夫ですので……]

>花厳由雨様

9日前 No.110

ししくれ @kmnkha☆/pH2qpQf7L2 ★ieluDUuGrE_H50

【霜月 左京/中庭→校舎】

 千里のお化け屋敷はだめだという言葉を聞いて、安堵の表情を見せる。と同時に、意外さも感じていた。男の自分が言うのもなんだが男らしく、サバサバとしていて、凛としたイメージを千里には持っていたので、自分と同様にホラー系が無理な人だとは思わなかったのだ。

「俺もお化け屋敷はだめやわ。映画も怪談も、お化け系は受け付けんのよね」

 大げさに顔をしかめて、軽い調子でそう言う。廊下で待っている、という言葉の途中で、それを遮るようにしてぶんぶんと横に首を振る。

「絶対行かん、……っていうか、怖くて行けん」

 それより、中でなにか食べようぜ。と千里に声をかけると、校舎へと歩んでいく。


 >>地雷 千里様、周辺ALL様



【物部 葵/一階廊下】

 しばらくの間声を張って宣伝をしていた。果たしてこれで何人がお客様として喫茶に入ってくれるのだろうか。少しでも多く入ってくれたらいいなと思いながら、また声を出そうと息を吸い込んでいたその時。目前で人と人とがぶつかった。走り去る少年の後ろで、女の子の手から何かが落ちたのが分かる。

「大丈夫?」

 反射的に声をかけると、女の子の横に並ぶようにして屈み、破片を拾い上げるのを手伝う。きらきらと光り、ほんのりと桃色がかったそれは、きっと、一年の縁日でやっているさくら飴だろう。ばらばらに散ったそれはなんだか妙に綺麗で、しかし手の上に置いてしまえば、ただの割れた飴であり、ゴミだった。
 あらかた拾い終わったようなので、顔を上げ、彼女の手のひらに乗った飴の破片たちを指差す。

「それ、もらうよ。一緒に捨てておくから」

 浴衣の袖と、そこから覗く白い肌に、貧弱そうな細い腕。この時期にこの場所で浴衣を着ているのは大方一年生だろうと見当はつけてみるものの、会話を交わした記憶はない。相手もきっと俺のことは知らないだろう。


 >>桔梗 雫様、周辺ALL様

8日前 No.111

千里 @matunogirl ★Android=W1VemU3zJF

【地雷千里/中庭→校舎】

「……あれ、もしかして意外だとか思ってたりする?……俺だって苦手なものぐらいあるよ……。グロイの無理だろ、……血が苦手でさ……。ホラーダメだろ、くらいの無理だろ……」

千里は歩きながら指を折りながら苦手なものを話し始める。千里は自分が意外とそういう所があるのを周りに知られていないことを意外と驚いていた。学校でもホラーの話が好きな先生の授業や、ホラー話になると、勝手に教室を出ていくのだがあまり知られていないとなると、不思議な感じがする。とはいえ、まだ高校だしなと思い思わず苦笑が漏れた。

「俺もお化け屋敷はだめやわ。映画も怪談も、お化け系は受け付けんのよね」
「俺も俺も。怖いの見た次の日とかその日の夜は、寝られないよ……。俺は左京君がそーゆーの苦手だった方が意外だけどな、」
左京のホラーが苦手なのだという話に目を丸くしながら、ふっと笑みをこぼす。
絶対行かない、という言葉に千里もうんうん、と頷きながら、「そうだな、」と返事をした。

千里は黙って左京の後ろをついていく

「あ、左京君って食べ物で嫌いなものとかあるか?……俺特にないからさ……。」
途中で思いついたかのように口を開いて、前にいる左京に問いかける。左京の行きたいとこについて行こうかな、、そう思っていたからこその質問だった────。

>>霜月 左京様、周辺all様

8日前 No.112

六花 @firefly11 ★Android=cWNcKLuyUE

【桔梗 雫/一階廊下】

「大丈夫?」

無惨にも割れて散らばってしまっている飴の破片を少し掌に乗せ、小さなため息を吐いたところで頭上から知らない声が聞こえた。顔を上げると、どこか暖かみを感じる柔らかな栗色の髪をした男の人がおり、その人は雫の横に同じように屈み込むなり砕けた飴の破片を拾い始める。男の子と接触したところを見られていたのだろうか。
面識は無いけれど、彼は執事の格好をしているので恐らく三年生だろう、と検討をつけた。三年生の出し物はコスプレ喫茶か男女逆転喫茶だと聞いた記憶がある。思わず手を止めて観察してしまっていたが、ああそうだったと我に返れば破片を拾い集める作業を再開し、ひとまず声を掛けてもらったことに答えるべく口を開く。

「ああ、……はい、大丈夫です。拾い集めて頂いてすみません、ありがとうございます」

元々そんなに大きくもないサイズの飴の破片が散らばったところで拾い集める時間は掛からない。更に、横にいる親切な上級生が手伝ってくれたおかげで直ぐに全ての破片を拾うことが出来た。面識のある相手ではないにも関わらず声を掛け、あまつさえ一緒になって廊下を綺麗にしてくれるなんてこの人は良い人だな、と雫は感じた。改めてお礼を言うべく顔を上げたら向こうも丁度顔を上げており、雫の掌に乗る桜色の破片を指差していた。

「それ、もらうよ。一緒に捨てておくから」

「いえ、そんな。私の不注意でこうなった訳ですし、片付けてもらった上に先輩に任せっきりにするのは悪いです。それなら私が捨てるべきです」

雫は彼の方に向き直ると首を横に振り、逆に彼の掌に乗る破片を自分の手の方に渡してもらおうと、破片の乗った手を前に差し出して彼のその空を思わせるシアンの瞳を見つめる。そう、元はと言えば自分が飴をしっかりと握っていなかったから起きたことなのだ。まあ、あの男の子は子供だから仕方がないとして、子供をちゃんと見ていない保護者はどうなのかと思う部分も多少はあるのだが。
――とにかく、本来なら廊下で起きたほんの小さな悲劇なんて無視しても良い筈なのに、優しくもこちらを気に掛けてくれた相手にこれ以上の手数を掛けさせる訳にはいかないだろう。

「あの、手伝ってくださってありがとうございました、先輩。おかげで直ぐに片付きました。そちらの破片は私の方にどうぞ」


>>物部 葵様、周辺ALL様

【絡んで頂きありがとうございます!そして今さら気が付いたのですが、先に待機されていたのですね…!見落としていて申し訳ありません……こんな阿呆ですが、引き続きお相手して頂けると幸いです。】

7日前 No.113

あさしま @apology ★sjUAJ4OkeA_dB9

【上野貴衣子 / 中庭】

 貴衣子が何気なく放ったつもりの言葉は相手にはなかなか刺さってしまったようで、苦くゆがんだその表情に申し訳ないな、と思った。きれいに着こなした鼠色の浴衣から察するに一年生か二年生、下級生であることは間違いない。兄達が高校生のとき、貴衣子はまだ小学生で、そのころの記憶は輪郭がぼやけて曖昧になっているが、小学生の妹がいたからこそ兄達は子供をそつなくまとめられる性質になった、ということなのだろう。逆に貴衣子が誤って図星をついたこの猫耳くんは、そういった小さい子供に触れる機会がなかった、というだけの話で。

「まー、なんか……、気にすることでもないと思うけどな」

 なんか苦手そうなイメージあるけどね、君。
 脳に浮かんだ言葉を脊髄で口に出そうとするのは貴衣子の悪い癖だ。何とか思いとどまって話を逸らす。クッキーを食べ終えてひとまず落ち着いた様子の男の子にも、なあ、と同意を求めてみる。分からないという風に一度首を傾げたが、しかし頷いてくれた。どう育てりゃこんなに出来た子供になるんだよ、すごいなパパママ。
 貴衣子が子供に感心していると、猫耳くんは立ち上がっていた。助かりました、ありがとうございました、失礼します?

「おいおいおい猫耳くぅん。それはちょっとねえんじゃねーの?」

 遠ざかりかけた背中に語りかけ、ベンチから腰を浮かしてその肩に手を置いた。まだ出会ってから数分程度の仲だが、猫耳くんが子供が苦手なことは十分痛感した。苦手というよりコミュニケーションの取り方が分からないのかもしれない。貴衣子が話しかける前の、泣く子に何も話しかけられず目の前でおろおろと戸惑うだけだった様子からもそれが読み取れる。
 しかし、だからといって偶然行き会っただけの貴衣子にそのまま子供を預けて去るのは当然頂けない。貴衣子に任せておきたいという消極的な思考が貴衣子の癇に障った。

「お前が拾ったんだろ? 最後まで面倒見な。あたしも手伝うから」

>直くん、周辺ALLさま
【嬉しいお言葉ありがとうございます…!!;;; 直くんめちゃんこ生意気かわいいのでもう大変です(?) こちらも売り言葉に買い言葉?で引き続き失礼な描写が続くかと思いますがご不快でしたらいつでもお申し付けくださいませ〜〜〜!私は直くんの素直じゃないところがたくさん見たいです(???)】

6日前 No.114

にな @xxx39☆ac5xGKREVv. ★lOuFx1AtBp_mgE

【二千翔蛍/三階廊下】


 春のざわめきにかき消されそうなか細い声が、それでもどうにか蛍の耳に届いた。
 くるりと振り向いても、誰一人として目は合わない。廊下は在校生や一般客でごった返しているが、どうにも蛍に反応した様子はない。幻聴? 空耳? まさか……幽霊?! なんて一人でキョロキョロしてみるが、それらしいものは見当たらない。幽霊が見たいならワンフロア下にしかいないのだから。小首を傾げて、なんとはなしに俯くと、そこには少女――もとい女子小学生がいた。
 桜咲祭の名にぴったりの、桜が散りばめられた桃色の浴衣。浴衣と揃いの下駄は、きっと彼女が歩くとカランコロンと音を立てるのだろう。蛍よりもずっと下にある頭には、女児向けアニメのヒロインのお面。そういえば妹が見ていた……気がする。なんとも可愛らしい彼女は、双眸を真ん丸にさせてぱちくり瞬きしている。どうやらびっくりさせてしまったみたいだ。身長差を鑑みれば当然なのだが、すっかり蛍の視界には入っていなかった。ちびっ子を、それも女の子を威かしてしまった罪悪感が胸に募る。タッパのある大の男が、似合わないセーラー服で声を張り上げているのだから怖がるのも頷ける。文化祭という大義名分がなければ、とっくに通報されていてもおかしくない。なにせこちとら、歩いているだけで悲鳴を上げられるのだ。上背があるのも困り者だ。悪人面は尚更。
 蛍は向日葵のように、人懐い笑顔を見せる。なるだけ警戒心を解いてほしくて、桜咲祭を満喫してほしくて。目線を合わせようと、するりとしゃがみ込んだ。プリーツスカートの下のハーフパンツが丸見えだが、男の体操服が見えたところでどうということはない。

 「あれ、驚かせた? ごめんな! お兄ちゃん悪い人じゃないから許して〜! チビちゃんは迷子? いくつ? 俺は十八!」

 彼女の真ん丸の瞳を覗き込んでみると、自然と上目遣いになる。目を合わせると、顔の前で手を合わせてこてりと首を傾げてみた。蛍にはとてもじゃないけれど似合わない仕草が、かえってシュールだ。背格好が弟妹にそっくりだからだろうか。年上ぶった一人称は無意識だった。ついでに、失礼極まりない二人称も。

 「タマネギ食べれんの? スゲーね! 俺ニンジン食べれねーわ! ね、ね、食べたい? カレーライス! 美味いよ。俺の手作りだから」

 蛍ではなく蛍のクラスメイトの手作りだが、気にせずえへんと胸を張る。実はタマネギを切るのをお手伝いしただけなんて、教えてあげられそうにない。今なら飴ちゃんもついてくる! なんて冗談めかして、セーラー服のポケットから飴玉を差し出してみせる。ちょっぴり溶けたレモンキャンディは、昨日のヨーヨーすくいのおまけだ。手ぇ出して、と白い歯を見せて笑った。


 >>祝ちゃん、ALL様
 (絡んでくださりありがとうございます!せっかく絡んでもらったのに返事が遅れてすみません!遅れるどころの話じゃなくて本当に申し訳ないです…;;)

5日前 No.115

メロ @soofar☆vDjvdwlItTM ★iPhone=EiqahOBmV1

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5日前 No.116

ししくれ @kmnkha☆/pH2qpQf7L2 ★ieluDUuGrE_H50

【霜月 左京/中庭→校舎】


「うっそー、そんなことないやろ。俺ほんっと無理やもん」

 意外だという千里の言葉に、ないない、と顔の前で大げさに手を振る。言って回っているわけではないが、ホラー系統が苦手なのは結構みんな知っている。そういえば千里は時々授業を抜け出しているから、そういう類の話の時に俺が耳を塞いでいるのを知らないのかもしれない。

「んんっと、辛いのは無理! でも、それ以外はなんでもいいよ」

 クラスメイトだというのに知らないことばかりだな、と何となく寂しい気持ちになった。
 一歩校舎に踏み入れると、そこはもう、すごい賑わいようだった。中庭の喧騒にも負けない騒がしさが校舎という限られた空間で行われているものだから、いつもは不自由のないサイズのこの場所が途端に狭く感じられ、少しの窮屈感さえ感じる。

「喫茶店とか、行く?」

 ふと、思いついた催しを口にしてみる。コスプレとか男女逆転とか、なんだか凄く面白そうだったので、記憶に強く残っているのだ。


 >>地雷 千里様

4日前 No.117

@purple3ru ★iPad=o1RdeKbLL2

【月冠実果 / お化け屋敷出口】

>>ーーッ!! あ、そよ、その、つっ……!! あの、ぼっ僕そのくらい出来きゃら、近いのだめ、だよ

>>そのっ、月冠さんが嫌いとかじゃなくて! お友達として好きなんらけろ、その、ちかいと、ここがぎゅうってなるから、だ、だめなの


だめ。
髪を直そうとしたら、はっきりとそう言われた。もちろん最強鈍感女なので傷つくことはないし「あ、嫌なことだったんだ」程度にしか思わないのだが、何が嫌なことなのかはいまいち理解できないでいた。自分でできることをやってもらったのが子ども扱いみたいだったかな? 近いのだめ、ってどういうことだろ。みかんのことを嫌わないでくれるのは嬉しいけど、"友達として"好きってなんだろ。好きには色んな種類があるのだろうか。ここ――彼が両手で覆った胸のあたりを見る。ぎゅう、ってなんだろう? 恋愛ゲームやってるときも、画面の中の乙女やイケメンにこんな感じで言われた気がする。でもあんなのコンピューターで、現実にはないんじゃ…?
情けない足どりで数歩退いた彼をぼんやりを見つめる。もう一度言うが傷ついてはいない。ただわからないだけだ。だからこそ思考に全意識が向いてしまい、純の髪を直そうとして右手は不自然にあがったままで、背が足りないからとつま先立ちになった足はそのままで、かたまっていた。

>>でも、撫でられるの、……暖かかかったから、またやってほしいな……なんて

「……うん」

彼は何故か顔を赤く赤くしたまま、微笑んだ。顔を赤くするのは恥ずかしいときだ。なんで恥ずかしがってるんだろう。やっぱり何にもできない子ども扱いされたのは恥だったのだろうか。そんなことを考えながらつま先だけで全身のバランスをとっていた足のかかとも地面につけ、あげたままだった右手をゆっくりおろし、曖昧に頷いた。そして、俯く。他人から見ると、微笑をたたえられて恥ずかしくなったか、やはり「だめ」と言われたことが嫌で泣くのを我慢しているように見えるかもしれないが、決してそういうわけではない。ただ単に、彼の赤い顔を見ていては頭が働かないので、真っ白で冷たい空気の漂う床に視線を動かしただけだった。

「……獅子尾くんは、どうして真っ赤なの…?」

本人は口にしたつもりはないが、完全に漏れてしまっている。しかもいつもなら独り言で済むのに相手への疑問のようにしかなっていない。しかも俯いているから嫌われたと勘違いしたりなんだりの誤解を受けそうである。

>>獅子尾くん、周辺all

4日前 No.118

独楽 @sbluexxx☆rx3sEFPR6z6 ★qxXpJAS7CZ_yoD

【 花三坂直 / 中庭 】

 初めてであってもなくても、きっと泣いている子どもを前にしての対応は今とそう変わらないだろう。つい意地を張るような言葉が出てきてしまうのは癖だ。悪癖。洗っても洗っても落ちない、昔から染みついてきたもの。人付き合いがへたくそで、愛想も悪ければ口も悪い、おまけに素直じゃないというこのフル装備。気にすることでもない、という言葉も、どことなく気を遣われているような気がして尚更申し訳なくなった。その子も可哀想だな、僕なんかにぶつかって――そう思っていると、彼女の言葉に呼応するかのように頷いている男の子がいる。あれ、何時の間にそんなに仲良くなったんだ……? もしかしてコミュニケーションおばけか何かなのか、この人。この短時間ですっかり落ち着いてくれたらしい男の子に安心しつつ、その隣に座る警察官ルックの彼女に畏敬の念を抱き始めていた。

 一応、申し訳ないとは、思っているんだけど。だって此処にいたってきっと役には立たないし。だがそんな言い訳が通用しそうな人ではない、とは何となく直感で感じ取っていた。掴まれた肩に、足を一歩踏み出した状態で静止する。う、と小さく声を洩らし、ゆっくりと振り返っては恨みがましそうな目で相手を見つめた。

「……猫耳くんって言うな、……花三坂です。言っておきますけど役には立ちませんよ」

 相手の言葉で猫耳カチューシャをつけたままだったということを思い出し、振り返り際にそれを乱暴に外す。じわじわと熱くなってくる顔、こういうとき顔色が出やすいのはかなりの弱点だと思う。羞恥を隠そうとして敬語が外れてしまったことにしまった、と一瞬目が泳ぎ、暫し黙った後にこちらから名乗った。花三坂直、と名前まで名乗らなかったのは単純に、この性格と正反対の名前が恥ずかしくて、皮肉に感じられるからだ。そこに悪意がないとしても、その名前を気に入ることはまだできそうになかった。呼ばれること自体はまあ、満更でもないというか、いやまあ、悪くはない、けれども。聞かれない限りこちらから言うことは殆どなかった。
 そうして観念したように体を向き直して、はあ、とあきらめたように息を吐いた。自分だけ逃げられるなんて甘い考えは捨てなければ。手伝ってくれるという言葉が救いだった。

「……ありがとう、ございます。ええと、……お母さん? お父さんかな、どこを回ったんですか?」

 優しい警察官の彼女に小さく頭を下げた後、逡巡するかのように目を泳がせて、先程していたように膝を折る。目線を男の子よりも少し下から見るように合わせながら、軽く首を傾げて問いかけた。迷子探しなら回ったルートを辿っていくのがいいだろう。放送してもらってもいいけど、校内という限られたスペースなら探して見つけた方が良いはずだ。だって、全校放送で呼び出されるなんて恥ずかしい。自分の過去を振り返りつつ、面倒を見ろという彼女の言に従うべく、事情聴取を始めるのだった。

>>上野先輩、周辺ALL様

( 貴衣子ちゃんのはっきりとしたところを少しわけていただきたいです;;頼れるお姉さまありがとうございます本当に;▽; わーんもう本当すみません、可愛いなんてありがとうございますよかった…!;///; 直くんは素直じゃない、ラノベのタイトル?な感じですがどうぞ面倒見てやってください……貴衣子ちゃんからしたら子供がふたり……すみません……^▽^ )

4日前 No.119

千里 @matunogirl ★Android=W1VemU3zJF

【地雷千里/校舎】

校舎は蒸し蒸ししていて、暑い。千里は一度ブレザーを脱いで腰に巻き付けてから、左京に向き直る。こんなことをしていたらまた風紀員に怒られそうだが、折角の文化祭の日ぐらいは見逃してくれるだろうという希望を持ちながら。左京はどうやら、本当にホラーは無理らしい。男の子でも苦手なヤツはいるんだなーとか思いながら、「そっかー授業抜け出してっとわかんねぇ事あるもんだなー」と返事を返した。

好き嫌いの有無を尋ねると辛いものは苦手だ、ということを知らされる。千里はあまりクラスの人のことを知らなさすぎて、呆れてはいないかと一瞬不安になったが、すぐにその思いを断ち切る。「喫茶店とか、行く?」
その言葉にに千里は頷きながらパンフレットを開く。キラキラと目を光らせながら、口を開く。
「いいかもな!ほら、男女逆転喫茶とか、コスプレとか面白そうじゃね?俺もやるんだとしてら男女逆転喫茶とかやりてぇかも!」

千里は嬉々としながらそんなことを話す。
千里は今でも男装をしてみたかったりする。
「なぁ、ここってお客さんも男装させて貰えるかな?」

分かりもしないことを左京に聞くあたり楽しみなのだろう。わかりやすいとはこのことを言うのだろうか。

>>霜月 左京様、周辺all様

4日前 No.120

メロ @soofar☆vDjvdwlItTM ★iPhone=EiqahOBmV1

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4日前 No.121

神波 @thousand00☆hyqkMkn9Rthi ★iPad=BENrHRNU7h

[太刀川飛鳥/本校舎入口→一階廊下]

 この年齢になっても高校最後の全国大会に向けた冬の練習を思い出す。悴む指に息を吹きかけ、手を擦っては冷えきった竹刀を握っていた。
 実業団に入ってからは空調がしっかりとされた俗に言うトレーニングルームという部屋を多く使うようになった。その分、外気温と差がほとんどない剣道場にこもってひたすら竹刀を振っていた思い出が強く残っている。声を上げて、腕を振って、足を動かしていた。体が冷えてしまうことは運動をする上でメリットは少ない、と思うと同時に無意識のうちに抽象的でありながら死の予感を感じていたのだと思う。寒さを、冷たさを昔からあまり好きになれないのはそのような恐怖を連想してしまうからだろう。
 負けることが許されなかった。誰かに怒られるとか、そういったことではない。だが、太刀川家の、学校の、自身の誇りを背負っていることもその重さも高校生ながらに理解していた。誰にも頼れず、重みを感じているからと言ってその背筋を曲げることはしたくなかった。出来なかった。今になって分かるが、竹刀袋を肩にかけて剣道場に向かう途中によく見た雪にはしゃぐ子ども達は今頃高校生になっているのだろうとふと思う。
 恐怖や、重圧を感じながらも何か一つしか取り組んでこなかった自分だからこそ、生徒達に学生を楽しんでほしいと思う。守りたいと、教師になってからずっと内に秘めているこの感情には絶対嘘はつかないと決めている。

 だが、それでも起こしたこの行動はおかしなものだと思い返してしまう。そもそも相手の手の甲を自分の頬に当てるなんて自身で意味が分からない。何故あんなことをしてしまったのか自分で首を傾げてしまう。自分が感じたこの熱を分け合いたかったのか、誰かと共有したかったのか、それは彼女も分かっていなかった。だが、体が勝手に動いたのだ。そうしなければならないような気がしたのだ。
 掴んでいる手は予想を超える熱を持っていた。彼女のなのか、彼のか定かではないが正に血液は流れていることが分かるその熱さにまた少し顔が熱くなった気がした。静かに笑って相手を見ていたが、肝心の彼は心ここにあらずになっていた。こちらを見てはいるものの、それはどこか浮いていて見ているというよりは考え事をしているだけで、視界に入っているだけ、というのが正しいかもしれない。その動作に不思議と少しの不安を覚えて声を掛けようとしたが、それより早く彼が静かに反対側の手をポケットから抜くと自身の頬を摘んだ。一瞬、戸惑いも覚えたがこのような動作は古典的ではあるが夢か現実か分からない時にとる動作であろう。彼女の思考の答え合わせをするように彼はそっと呟いた。

『これは……これは夢か。先生が、でる、夢』

 この呟きに、綻んでいた三日月が上から潰れ、不満が滲んでいた。彼の気持ちには先程までは答えられていない。それを置いておくとしてしまったら、彼のこの発言に少しムッとしてしまう。ここにいる自分は現実だし、自分でも理由が分からなかったとはいえどあの行動を起こしたのは事実である。それを夢と少しでも思われるのはどこか悔しい。大人げないと、頭が硬いと言われるだろうか。それでもここは文句を言おうと口を開きかけた。

「おい、花厳――っん」

 当たっていた手の甲から感触が変わったことに驚き、小さく声を上げてしまった。女性とは違う、彼の風貌や普段の様子からは想像をしにくいしっかりとした指と手のひらが自分の顔を包むように沿って流れていた。白く、長いのにそれは力強さをどうしても意識させてくる。夢じゃない、と呟く彼に反論するために動こうしていた脳の一部も停止してしまった。一番驚いたのは彼女であり、するりと静かに、解けるように、物語が終わるように離れていったその指を見つめることしか出来なかった。このような声を上げてしまったこと、そして何より、彼の手のひらが触れた瞬間に心臓が跳ね上がった自分に何より恥ずかしくなってしまった。

「目の前で死なれるのは困る。一緒に回るのだろう」

 何とか平静を保ち、腰に手を当てたまま息を吐く相手の背中を軽く叩き少し歩いた。相手より先に玄関を潜り、入口で外部の受付をしている生徒から桜咲祭のパンフレットを一つ貰うとそっとそれを広げた。渡した生徒が言葉少なだったのはもう気にしないようにした。
 背中に彼の小さな要望を聞いた。たこ焼きを持ったまま器用に、そして少し嬉しそうに出店のページを開いた。

「……綿あめ、リンゴ飴まであるのか。……花厳はどこか行きたい場所あるか」

 前半は独り言だったのだろう。振り向くと潰れた半月は元に戻り、顔に少しかかる銀世界の合間から相手を見つめていた。

>花厳由雨様

3日前 No.122

@purple3ru ★iPad=o1RdeKbLL2

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2日前 No.123

冬野 @sweetcatsx☆9GxCtIs.1LM ★iPhone=VHGaT7ZbKj

《 二戸森迷 / 3B教室前廊下 》

  ニコくんのことをまじまじ見つめてくる女の子、何なんだろう。ニコくんが可愛すぎて息するのも忘れたかんじ? ニコくんちょー罪作りなかんじ? いやまあそんなことはどうでもいいんだけど。とにかくこの子がカレーでも食べて売り上げに貢献してくれたらニコくんも仕事をしたことになって、ついでにこの子のお腹も膨れてみんなハッピーじゃん、問題なし。

 しばらく彼女が喋り出すのを待ってたら急にあたふたし始めた。なんか勘違いしてるし、もしかしてニコくんがいじめたみたいに見えない? やばくない? ふう、と息を吐いてからにっこりと笑ってみせる。ニコくん笑うとめっちゃ可愛いと思うんだけど。

「ニコちゃんにお金払えって言ってるんじゃないよぉー? ニコちゃんのクラス、カレー売ってるからあんたが、カレー買って食べてくれたらいいよぉー、そしたらあんたもお腹いっぱいになるし、ニコちゃんは売上に貢献できるし二人とも幸せ、でしょぉー?」

 ね、って小首を傾けながら笑う。財布を出す女の子を見つめる。

>> 香織ちゃん、周辺おーるさま


(返信遅れてしまい申し訳ありません…! いやいや香織ちゃんすごく可愛いからお気になさらず!)
>> 香織ちゃん本体さま



《 天津祝 / 三年廊下 》

 セーラー服を身に纏った大きな人はどこからどう見ても男の人だ。なんなのこの人、こわい、こわすぎる。やっぱり一人で三年生の教室なんか来るんじゃなかったわ、ほふりはちょっぴり間違えてしまった、ほふりってばピンチだわ、絶対絶命だわ。こわくて泣いちゃいそう。ほふりは大人だから泣かないのよ、と自分に言い聞かせる。ほふりは強いんだから泣かない、泣かないけどやっぱり怖い。ちょっぴり涙で目が濡れてしまってるのを袖で拭いてからそっと顔をあげる。

 ほふりと目線を合わせるようにしゃがんでくれて、にっこり笑うセーラー服のお兄さん、その笑顔はまるで大輪の向日葵みたいで、きらきらしてて眩しくて、似合わないし変な格好だけど、本当に、とっても格好良かった。

「違っ、驚いてなんかっ…………ほふりは、ほふりは迷子なんかじゃないもの! ちびでもないわ! ほふりはね! これから大きくなるのよ! 立派なレディになるの! あ、えっと……ほふりは十二歳だけど立派なこの高校の一年生なのっ!」

 変なお兄さんは自分の顔の前で手を合わせて首を傾ける。全然似合わないけどそれでも良い人なのは分かった。でもほふりに対して失礼なことを言ってることは確かだ。む、としながらほふりは胸を張る、ほふりは確かに小さいし十二歳だけどもう立派な高校生なのだ。

「え……いや……その……に、人参食べれないなんてまだまだお子さまねっ、好き嫌いしちゃだめなのよっ! えっ……じゃあ食べてあげるわっ」

 ほふり本当は玉ねぎたべれないけどついごまかしてしまった。でもお兄さんは人参が食べれない、と素直に言えてほふりはすごいなって思った。ポケットから飴を取り出してほふりに渡してくれるこの変なお兄さんは、変だけど本当に優しいひとなんだなあ、と、きらきら輝いててちょっぴり眩しい。気がついたら涙はもう引っ込んでしまっていた。

>> 蛍くん、周辺おーるさま


(わわ、お気になさらずー! 変を連呼しまくってて申し訳ないです(;ω;))
>> 蛍くん本体さま

1日前 No.124

砂糖 @akkaricha ★iPhone=gzAST5FnB2


【 都祠李汰/1階廊下 】



「 2年生お化け屋敷やってま〜す。
あっ先生 、 怖いの好き ? 来ない ? 」



本来ならば 脅かす側 ≠セった。
淡い紺色の着物を身に纏って、血糊のついた包帯を額にぐるぐる巻にし頭から矢を生やているその姿は誰が見ても恐ろしいお化けそのものなのだが、脅かし方に覇気がないと怒られてしまい仕方なく宣伝する側に回ったのだ。


可愛らしいお化けにふきだしで『 楽しいよ ! 』と色とりどりのペンで書かれたプラカードを片手に大きな声で呼びかけてみるがなかなか客は捕まらない。 頼みの綱の教師でさえも 、困った顔を浮かべるだけで来てくれそうにはない。 何て薄情な。


「 んぐ〜。楽しいのになあ 、 みんな分かってないなあ …… あ〜苺ミルク飲みたい …。 」

咄嗟に呟いた願望は誰かに聞こえているわけでもなく、人混みと騒音に流されて消えた。 こんな時 、突如目の前に現れた可愛い女の子が「 都祠くん 、これどうぞ 」と可愛らしい笑顔で苺ミルクを差し出してくれたら ……… と、胸中で妄想するがこれまで一度も彼女ができたことがないのであまり現実感は無く、非リアにとっては虚しいだけで溜息を零しながら乾いた苦笑を浮かべた。


「誰か俺に彼女と苺ミルク恵んでくだあ〜い…。 お礼にお化け屋敷ご案内するからさあ 、 」


> おーるさま

14時間前 No.125

メロ @soofar☆vDjvdwlItTM ★iPhone=EiqahOBmV1

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12時間前 No.126

メロ @soofar☆vDjvdwlItTM ★iPhone=EiqahOBmV1

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5時間前 No.127

ししくれ @kmnkha☆/pH2qpQf7L2 ★ieluDUuGrE_H50

【物部 葵/一階廊下】


 彼女のお礼の言葉に、気にしないで。と微笑みながら答える。
 あの子供は一体どこに走って行ったのだろうか。この人混みの中、保護者と離れ離れにならなければ良いな、と頭の片隅で思った。

「それにさ、この混雑の中で子供が走ってきたって普通は避けられないだろうう? 誰が悪いわけでもないんだよ、君が不注意だったわけでもないさ」

 この状況で自らのことを不注意だったと言える彼女に好感を覚えた。しかし、差し出された手を見て、少し困ったような表情になる。

「いいよ。もうそろそろ教室に戻ろうと思ってたところだったし、ついでだから」

 別に教室に戻る予定はなかったが、そんな言葉が咄嗟に口から出た。なんとなく、女の子の手にゴミを乗せるというのが嫌だったのだ。それに事実、案外長いこと宣伝もしている。もうそろそろ教室に戻っても良い頃だろう。しかしそれにしてももう少しまともな言い訳はできなかったのだろうかと、言ったそばから自分の言葉に呆れ果てた。それと同時に、もしもこのまま譲り合いを続けていたら話が先に進まないから、自分が彼女に飴の欠けらを渡すべきなのか迷った。

「……それよりも、手、大丈夫? ベタついてない?」

 飴に触れた指先がなんだかベタついて感じた。俺だけかもしれないし、彼女もそうかもしれないと思い、尋ねる。もしかしたら捨てる捨てないの話から離れたい気持ちもあったのかもしれない。

 >>桔梗 雫様
【いえいえ、お気になさらずに! こちらこそお相手よろしくお願いいたします……!】


【霜月 左京/校舎】

「んん、どうなんやろ。でも、千里めっちゃ綺麗やし、男装なんかも似合いそうやな!」

 少し考えてみたが、本当のところどうなのかは分からなかった。
 しかし、男装をしたいと言う千里の話を聞いて、俺も千里の男装姿を見て見たいと、横に並んで歩く千里を見て素直にそう思った。

「……あっ。そうしたら俺も服着ないと、いかんかな?」

 自分が女の格好をしているところを想像して思わず笑ってしまう。身長もあるし、筋肉もそれなりにある。顔もバリバリ男だ。そんな俺が女の子の格好してるとか面白すぎた。でももしできたらそれはそれで面白いだろう。写真を撮って家族に送って見るのも良いかもしれない。
 あるかどうか分からないことだが、想像、否妄想をしてみるのは楽しかった。

「それじゃあ、逆転喫茶行こうか?」

 楽しそうやね、と付け加えながら、千里の返事を待った。

 >> 地雷 千里様

3時間前 No.128
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