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異才能による変革

 ( オリジナルなりきり )
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悪来 @yousei1227☆8YLCApB6i/6 ★xfeSYTGP2R_pxp

最近、世の中は進歩した。
異能を使える人間が現れ始め、世界は数少ない異能を求め始めてしまった。まぁ確かに、奴らの異能は便利だよ。その異能を世の中の為に使用する手はないだろう。

しかし、残念ながら、私は異能を否定する。

異能を使える人間はそりゃ、魅力的さ。様々な光を浴びることができる。だが、異能がない人間……才能しか持ち得ない人間はどうなったと思う?
才能しか取り柄がない人間は、今まで日陰にいながらも日々努力し続けて、やっとこそ陽を浴びれると思っていた。だが……異能を使う人間が現れて日陰に戻ってしまった。
悔しかっただろう?許せなかっただろう?日々の努力を一瞬のうちに無駄にされたことに。


だったら――――分からせてみないかい?


この世の中に。異能より才能の方が優れているということを。
もし、キミにその気があるなら応えてあげよう。連れ出してあげよう!───光が当たる世界へ!!




******



「おい!何がどうなってやがる!!状況を説明しろ!!」

「お、恐れなながら、特殊異能部隊がほぼ全員行動不能に!!……中には、戦闘不能者も多数存在する模様」

「ふ、ふざけんな!!特殊異能部隊だぞ!?」

警察服を身にまとっている人が叫んだ。
こんなこと、ありえないし、ありえてはいけないと思ったからだ。
なぜなら奴らは――――

「相手はただの、才能しか取り柄がない人間だろ!?」



******


『ご覧下さい。今現在私たち報道陣は予告状が送られたある美術館を中継しております。―――と、ここで何か変化があったようです』

淹れたてのお茶を飲みながら、ボクはテレビをじっと観ていた。
世間では今、この報道で盛り上がっている。

『どうやら!予告状を送った集団の主犯格と思しき人物が現れたそうです!!予告状通りの絵画を持っています!!
 一体、警察は何をやっているのでしょうか!!』

どうやら、警察は今回役に立たなかったらしい。そして、その特殊異能部隊も。
テレビに映っている主犯格と思しき人物は、これが報道されていると知っての行動かはわからないが、メガホンを用意していた。そして、

『今宵我々は、予告状通り有名な絵画を盗んでやった!!異能者や警察などを退いてだ!!
 そしてこの機会に宣言させていただこう。―――才能者の方が優れていると!!
 事実、こうして絵画を盗んだのが何よりの証拠である!!故に我々はこれからも、挑戦していくつもりである!!』

その演説じみた発言とともに、その美術館一帯にいた一般人どもが歓喜をあらわにしたのだった。
そして……それをテレビで見ていたボクは、不敵な笑みを浮かべた。

「いいねこういうの。―――潰しがいがありそうだよ」


というボクの発言とともに、ボクの周りにいた同士も同じように笑みを浮かべるのだった。


【ここまで読んでいただきありがとうございます! メイン、サブともにスレ禁です!!
興味がある方はサブ記事までどうぞ】

メモ2017/01/06 03:25 : 悪来☆8YLCApB6i/6 @yousei1227★xfeSYTGP2R_pxp

【募集&予約状況(サブ記事スレ109 時点)】


【警察組織】

・異能警察(22歳以上で3名)……1名確定

・才能警察(22歳以上で無制限)……2名確定


【特殊異能部隊イージス】

・部隊長(年齢は25歳以上が好ましい。1名。少々強い設定でも可)……募集終了!!

・副部隊長(年齢は22歳以上男女1名ずつで2名)……募集終了!!

・隊員(年齢は22歳以上無制限/多くなれば締め切ります)……1名確定。


【才能者集団サーカス】

・ボス(年齢は25歳以上。1名。少々強い設定でも可)……募集終了!!

・ボス代理(年齢は不問。男を主がやらせていただきますので女性を1名募集。すみません)……募集終了!!

・メンバー(年齢不問の無制限/多くなれば締め切ります)……1名確定。


【犯罪者集団ブラッド】

・リーダー(年齢は不問。1名。少々強い設定でも可)……募集終了!!

・副リーダー(年齢は不問。異能者の女性をやらせていただくため、男性1名募集。すみません)……女性は主がやらせてもらいます。男性は空き。

・メンバー(年齢不問の無制限/多くなれば締め切ります)……3名確定。


【一般の才能異能者】

・無制限(多くなれば締め切ります)……一般才能者1名確定。一般異能者2名確定。

一般人はモブであったり、友人であったり、はたまたどこかの組織に招待される可能性もあります。

他にもこんな役が欲しければご相談ください。

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ゆんかーさん。 @yunkermaze ★iPhone=Q123BFia6f

【博物館前:メリーメイズ隊集合場所/メリーメイズ】


「さて、いよいよですよ皆様方。準備はばっちり万端オッケーですね?」

眼下に博物館を臨むビルの一室。
そこに十数名の男女が集っている。
外回りに行っていたサーカスのメンバーや、アジトに居た者達だ。
彼等は今宵、この博物館に納められている『金の王冠』を頂きに参上仕った訳であるが、件の博物館は我等の予告令状を受けて相当に警備が強化されている。十中八九警察や特殊部隊が詰め掛けている事だろう。

同志からの情報提供で暗黒非合法組織が動いていると言う余り望ましくない話も耳に入っているが、どうなる事やら。

「私達はレートさん率いる陽動部隊が騒ぎを起こした後、ボス達の部隊と共に博物館内部に侵入するよっ!博物館内部の構造や人員配置、『金の王冠』のある場所の把握は各自済ませてあるかな?」

ホワイトボードに掲げられた博物館の内部地図、王冠の写真、侵入経路や逃走経路が綿密に書き込まれた図案。それらを手にした指揮棒で指し示しつつメリーメイズは熱弁を振るう。

勿論此処にいる全員が理解している。

「何度も何度も再三に渡りしつこく言うけど、我等が盗み出すのは御宝で、人命じゃあ無い。各自無用な戦いは避け、自らの命の危険を感じたら即刻逃げる事っ!命あっての物種、帰ればまた来れるからね!!」

そう言ってメリーメイズは新しく出来上がった通信機に触れる。いざとなれば此処から各種通信連絡が出来る。連係無くして良い結果が出せるものか。

「予期せぬ異状事態には即刻報連相!君子危うきに近寄らずと言う名台詞もあります。超気をつけてねっ!」

ずびしっ、と手にした指揮棒を眼前に突きつける。此れから始まる変革の為に、そしてまだ見ぬ笑顔の為に、メリーメイズは窓辺に立って博物館を睥睨する。

「……レートさん達が一騒ぎしたら、我等は此処からワイヤー滑走を使って直接窓を突き抜けて侵入します。其処からはボス達の隊のサポートだよっ。侵入箇所は一階西側。二階への階段まで少し距離が有るけど其処は各自で何とかして下さいね。二階は更に警備が厳重で、警備員はおろか各種防犯設備まで取り揃えて有るよ、怖いね。王冠はその中の一室、『王族の間』に展示してあるはず。多分此処が一番の山場で難所で障害だよ。慌てず焦らず焦らさず素早く迅速に!」

しゅぴ、と踵を返してホワイトボードの前に戻るメリーメイズ。既に綿密な計画が練り込まれた上で更に入念な仕掛けも施した。

「細工は流々、後は結果を御覧じろ、ってね!」

本当は目立つのが仕事で有る陽動部隊の方をやりたかったが、私情は挟まない。自らが出来る事を最大限にやるのみである。

いよいよ作戦決行予定時刻が近付き、メリーメイズは隊員達に持ち場に着くよう指示を飛ばした。ビルの窓の上にはレート勲製のワイヤーガンが設置され、三つある窓の其々から撃ち出される時を待っている……。


>>ALL

【一応準備の場面だけさくっと描写。此方のモブメンバーはネームド含めて12人構成。】

14日前 No.57

悪来 @yousei1227☆8YLCApB6i/6 ★nGVoAFNkky_Xrr

【博物館東入り口付近/レート】

博物館に予告状を送り付けたことで、警備は強化され博物館周囲には警察が多く待機している。まぁ、それでも特殊異能部隊ではないだけマシな方だろう。
新型の通信機のおかげで、メリーやボスはもう準備が出来たことが理解できた。
となると後は、私が陽動舞台として動くのみとなっている。
陽動部隊……といっても、この役は私じゃなくどちらかというとメリーが適任だっただろう。目立つし、派手なことをするとなるとその分、その場にいる全員が注目するようなものを発明しなければならない。けど、そんなこと今更気にしていても仕方ない。
私の陽動部隊数十名と共に――――仕事をこなしていこう。

「さて……作戦、開始といきますか!!」

そう言って私は、手持ちのスイッチを押した。


すると、博物館東の入り口が大きな轟音と共に爆発し、様々なカラフルな色をした煙を噴出しながら上空に花火が打ちあがった!!
どれもこれも、注目をあびるために開発したものだがさすがにやりすぎたような気もしなくもない。
打ちあがった花火の大きな音などが切れた後、私は、博物館東入り口前に、数十名の仲間と共に堂々と現れてそして、メガホン片手にこう言い放った。


『才能者集団サーカス――――ここに、参上!!
 今宵、我らは予告状通り、博物館の展示品である《金の王冠》をいただきに参った!!
 そして前回、無知で敗北した無能な警察諸君にあえて告げてやろう! 我らを、止められるものなら、止めてみろ!!』

そのメガホンから発する言葉は、警察側を挑発するものである。
レートの言葉を聞いた警察たちは案の定、レートたちを逮捕する勢いで向かってくる。そして、先程の前座の轟音を聞きつけたほかの警察も次第にレート部隊がいる博物館東入り口付近へと集まってくるのであった。


「さすがに、警察の異能者は出てこないか……でも、この人数をまともに相手にするのは少々大変そうだ」

私たちに向かってくる警察共を目の前にして、冷静に分析をした。
こっちはざっとみて18名ぐらいはいるが、警察はそれ以上の人数で対処してきている。まぁ、こっちに人数を割いた分メリーやボスの部隊12名ほど……侵入するには丁度いいと思える人数だ。ならばこそ、余計こちらに注意が向いてくれれば、うまくボスやメリーの方も侵入できるってことだ。

『レート部隊に告ぐ。敵は少し多いがここが踏ん張りどころです! 無茶せず目立っていきましょう!! 何かあってもいけませんのでできる限る2人で行動してください。無茶だと判断した場合は一時撤退することも考えて各自行動するように!! 以上。
皆の奮闘を期待しています!!』

私は、通信機で自分の部隊にそう告げた後、向かってくる警察に向かっていった。
そして、その通信をきいた私の部隊は、内容を理解した後に2人一組となって、私の後に続いたのだった。

>>ALL様
【さてはて、待たせるのもどうかと思いますので第1話の物語を開始いたします!! 各々参加者様は一旦交流をやめて、サブ記事の物語の設定や目的&作戦をご確認して行動してくださいな、また、ご質問やご相談がございましたらいつでも言ってください。出来る限り対応します。
また、レート部隊のモブキャラは全員で18名です】

14日前 No.58

削除済み @akira0908 ★Tablet=UIgVrM4Ag0

【記事主より削除】 ( 2017/01/07 15:55 )

14日前 No.59

大革迷 @fromsign☆Tzz8anAJCsGV ★Tablet=9c5T7FFZ0n

【東京警察本部 / 斎海氷雨】

氷雨は手首を返し腕時計に目をやる。暫く前から博物館へ出動していた彼女は、頃合いだろうと無線のスイッチを入れる。

『総員に告ぐ。今回の目標は才能者共の撃退もしくは逮捕だ。捕まえた才能者から情報を引きずり出してやる。殺すな。攻撃は確保の為の手段に留めろ。
また、ブラッドが関与してくる可能性が十分に考えられる。才能者は交戦を避け、異能者が優先して迎撃しろ。
その他は情報が入り次第追って支持をだす。以上』

連絡が終わると大きく溜息をつき、両腰に一本ずつ差した黒と金の軍刀の右の方、その柄頭に手をかける。眼を瞑り、神経を集中させ研ぎ澄ます。

不意に爆発音が轟く。氷雨はゆっくりと目蓋を持ち上げた。
窓に目をやると場所に似合わない派手な花火が咲いている。

『才能者集団サーカス――――ここに、参上!!
 今宵、我らは予告状通り、博物館の展示品である《金の王冠》をいただきに参った!!
 そして前回、無知で敗北した無能な警察諸君にあえて告げてやろう! 我らを、止められるものなら、止めてみろ!!』

挑発的な言葉が満載された宣言が響く。
それを聞いた氷雨は嘲笑うかのような口調で呟く。

「『止められるものなら止めてみろ』、か。どうやら奴等は自信満々の様だ」

氷雨の顔からは徐々にいつもの様な穏やかな雰囲気が消え去り、名前通り降り注ぐ雹の如く、冷たい鉄仮面を被る。幾重にもなるプレッシャーを、無表情の下に仕舞い込んでいた。
再び無線機に向かって、低いトーンで指示を出す。

『総員、行動開始。博物館への侵入者を警戒し抑えろ。
奴らは強い。前回の敗北の原因を忘れず、一瞬たりとも気を抜くな。前回のような無様な失態は二度と許されない。全力で挑め。以上』

今回の予告状を受け警察側で任務にあたっているのは数十名に上り、恐らくは才能者集団以上の人数を用意している。そしてそのメンバーは優秀な異才能の保持者ばかり。幾ら精鋭の才能者がいようと突破は容易くないだろう。
そして万が一博物館内へ侵入された場合は特殊異能部隊の遊撃により完全に阻止する。そして出番が無い事を祈るが、王族の間――金の王冠の元には部隊内でも特に戦闘面に秀でている異能者二人が最後の砦として待ち構えている。例え予想外の事態が重なりに重なったとしても、この三枚の壁を登り切って王冠を奪うのは不可能だ。

氷雨はゴキゴキと首を鳴らし、冷たい眼で扉越しに遠い才能者達を睨んだ。前回の様に行くと思っているのならば間違いだ。今回の勝者は我々だ、と。

>>ALL

【イベント開始イェーイ!
何卒宜しくお願い致し申し上げ奉り候】

14日前 No.60

来栖大吾 @kamen0000☆t/AONpMG4d92 ★nAKcpiXN1v_yoD

【博物館(一階西側)/来栖大吾】


「状況から考えるにこれは陽動で間違いないだろうね―」

先ほどの放送、正々堂々と才能者集団サーカスが攻めてきたらしい。警察の人も対応に追われているだろうが、これは間違いなく陽動だと思っている。明らかに少しでも多くの警察官をあっちの部隊に引き付けることで、博物館の中の警戒を少しでも緩める作戦だろう。なぜわかるのか、それは俺がもしこの金の王冠を盗むのならそうするからだ。まぁ今ここにいるのも何人もの警察官に飽きるほどになぜおまえがいるんだ!?って質問攻めされて帰らそうとしたけど、なんとか博物館の人が事情を説明しここに置かせてもらっている。
警察には俺が単なる悪ガキとしか思ってないらしいし、いまだにこちらを見る目は睨んでいる。



「たくっどいつもこいつを俺をなめやがって……見てろよちきしょう。 アンタらより活躍できる自信おおありだっつーのに。 ていうかそろそろ多分くるよ、気をつけたほうがいいね」


おそらくだが侵入するとしたら間違いなくここだ、ここから少しの距離に金の王冠があるし、時間もできるだけ短縮できる。警察官は何いってたんだこのガキみたいな顔をしているが、俺がもし侵入するとしたら間違いなくここに侵入するから、ここに待機していた。
実戦は未経験だが、別に殺しはしないし、確保するだけなら容易にできる自信がある。木製バットを軽々と片手で振りながら、格好的には田舎のヤンキーなのだが待ち望んでいた。


「さぁ来やがれってんだ悪党、この大吾様が遊んでやるぜ!」

自信を高らかに上げ、敵がくるのを楽しみにしていた――。


>(メリーメイズ) ALL本体様


【とりあえずここに待機しておこう……】

14日前 No.61

岬咲 @misaki01 ★iPhone=AkjqqFkzfm

【一階西側出口付近/妃 ちゆう】


負けられない戦い、とは、こういうものを指すのだろう。
時間もなかったし、さすがに敵組織の回線はつかまらなかったが、味方組織、つまり警察と異能部隊の無線や緊急時の連絡放送などは、できるだけ小型の機械でキャッチできるようにした。さすがに大きすぎるものだと、私の才能の意味がないもの。

「才能者集団ねぇ......」

何が楽しくてこんなことをするのか検討もつかない。特殊異能部隊隊長こと氷雨さんの連絡を聞きながら思う。警察の威厳を取り戻す。そう、確かにいい機会だわね。
懐のナイフに手を当てて、そっと二丁拳銃に片手をやった。大丈夫、自衛くらいできるわ。逃げることも、できる。相手がよほどの才能者でない限り、そして、ブラッドと出会わなければ。まあ逃げきれなくてもその時はその時だ。

と、突然の轟音。これは、おそらく、東側か.......。ここまで聞こえてくるとは、よほどの爆発だろう。戦闘開始、だ。

放送はうっすらとしか聞こえなかったが、明らかにこちらを挑発してきていた。まあこれに乗る人なんていないと思うけど。

すっと体を起こしたところで、前方に少年の姿を見つける。小学生、かしら。他の警察は何をしているの。もう始まったっていうのに。よく見ると、ゴーグル.......? 警察ごっこか。よりによって今日?それとも彼、まさかサーカスの......!?


「ねえ、君? ここは危険。他のところで遊んだ方がいいわよ。美術館とか、図書館とか。小学生かな。お父さんやお母さんが心配しているんじゃないの?」


自衛も大事だけど、まずは市民の命。彼が犯罪者だと断定はできないし。私は彼に歩み寄り、笑顔で声をかける。東側の爆破、西に来るのはもう少しか、いや、あれが囮なら、なおさら彼を連れ出さなければ。


「ていうか、どうやってきたの......」


呆れ気味につぶやきながら、さらに足を進める。

もちろん____後ろポケットに入れた拳銃からは、決して手を離さなかった。

>>来栖大吾様、All


【ついに始動ですね!書くときも楽しすぎてわくわくでした!!
早速絡ませていただきました!お相手お願いします】

14日前 No.62

@akira0908 ★Tablet=UIgVrM4Ag0

【博物館非常口付近→非常口階段付近/朝陽】

各自持ち場につき、自分のメンバー12名の些細な味の違いを朝陽がしっかりと確認した後に、口の中に蔓延する煙のような味からしてついに動き出すのか、と朝陽は口角をあげる。すると案の定、丁度三秒後、東口の方で轟音が鳴り響いたかと思えばカラフルな煙が巻き上がったかと思えば花火が盛大に打ち上げられる。

「まったく……本当に派手にやるわね……それにしても、ここの警備どうなってんのかしら?ガバガバじゃないの」

苦笑をしながら肩を竦め、博物館の非常口から侵入を試みる。朝陽の予想では本来、非常口にも警備が張り巡らされ窓を割って入るだのなんだのと結構大掛かりなことを考えていた訳だが、逆に博物館に決して多いとは言えない数の人が勝手に非常口の方から出て行くものだから勝手に非常口は開くし警備もガバガバで朝陽、それどころか朝陽の部隊が入るのは容易かった。
朝陽の率いるメンバーおよそ12名がそれぞれの配置につくと、ひとまず朝陽は2階にあがる前にメリーメイズとの合流を優先的にしようと思い立つ。

『えー、メリーメイズ?アタシよ。アタシは今非常口階段付近に居るわ。それと、さっき視界にちらっと映ったから確かではないけど……西側の方から嫌な味がしたわ。しかも1人じゃないわ、2人よ。なんならアタシの方からアナタの方へ行くけれど……もしメリーメイズがアタシの方に来るなら西側には気を付けて頂戴。危険があったらすぐにその場から離れるのよ。その時はその時、合流は後にしましょう』

小型通信機を出して心配をするかのようにメリーメイズに指示を出す。
そして相手の応答をちゃんと聞かないまま通信機を切り替えると、すぐに朝陽の部隊の連絡を回す。

『それと、朝陽チームに告げておくわ。メリーメイズとアタシの合流の援護を頼むわ。ただし捕まりそうになったりしたら一度退いてね。それと個人行動は厳禁よ。必ず何人かになって頂戴。くれぐれもレート部隊の邪魔はしないようにね。あと……誰一人として失うわけにはいかないわ。絶対に捕まるんじゃないわよ。死んだりしても食べてあげないんだから』

最後にそう言い捨て、なるべく上の方から全員の位置を改めて把握しておきたいということもあったので通信機を切って非常階段を音を立てないようにゆっくりと登っていく。2階に行くにはまだ早いと判断し、階段を登って一つ目の踊り場のところでじっと目を凝らす。
軽く舌なめずりをして、口の中に広がる3秒先までの味を確認しながら。

>>(メリーメイズ様)、all様


【イベント開始ですね!!早速朝陽はずる賢いことしてますね、きっと朝陽は誰かに刺されますね(フラグ)】

14日前 No.63

花夏 @hana5natu8 ★iPhone=X4EOZsmUqP

【アラク・ラシード(ライル)/博物館 周辺】

才能者集団サーカスが『金の王冠』を狙っている。
そんな噂を耳にして、博物館を訪ねてみれば見事に警察の規制線が張られていた。火のないところに煙は立たぬ、とは、誰が言い始めたのか、なるほど納得できる。
それにしても、『金の王冠』か……、

「イイね。奪おうか。」

博物館に向けてニッコリと笑みを浮かべる。周りはサーカスを支持してる人が多いらしく、便乗して盛り上がる若者たちにそれとなく混ざってるから、笑み一つで警戒されることもないだろう。
違和感を消すために周囲とサーカスについて、二、三言無難に語り合ってから、その場を立ち去る。
ある程度博物館から離れたところで、ポケットから携帯を取り出してメールを打ち込む。

[『金の王冠』を奪え。
 手段は問わない。]

簡潔な内容だけを一斉送信した。
細かい指示は必要ない。いつも言っていることだ。

獲物(展示品)に傷をつけるな。
そして、邪魔者は全員……ーー殺せ。

大きな轟音と上げる博物館を背にしながら、溢れる笑みを隠すように、口元に携帯を軽く当てる。
ゆっくりと踏み出した足は、戦闘準備のために、“現在”自室としているオフィス街のとあるホテルに向かっていた。

ーーさて、勝ち取るのはどいつだ。

>ALL様

14日前 No.64

来栖大吾 @kamen0000☆t/AONpMG4d92 ★nAKcpiXN1v_yoD

【博物館(一階西側)/来栖大吾】

「って誰が小学生だ、誰が! 小学生じゃねぇよ中学生だよ! もしかして身長? 俺の禁句ワードに触れちゃってますかぁ!?」

後ろから話しかけてきたのはおそらくは警察関係者。グレー色の髪をしたいわば綺麗系のお姉さんか、さすがに小学生といわれ少し怒ってしまったが、こんな綺麗な女性に怒ってしまったのは少しばかり心の中で反省した。いや雰囲気的には氷雨お姉さんとはまた違う人だ、しかしおそらく聞いてくるだろう質問が直球に来た。
ここになぜいるのか、まぁわかりきったことだ。同じことを何度もいうのも飽きてきたが、しょうがない。


「俺はここの博物館の人から雇われてんだよ! 今確認してみればすぐにわかるさ、悪党を捕まえて金の王冠を守る仕事だよ。俺様はすべきことをしてるまでさ
むしろ俺様の力はここにいる警察連中よりも使えると思うぜ?」


若干最後に警備していた警察官を煽るような発言をすると、まぁ睨んできた警察官がちらほらとでてきた。とりあえず今ここから離れるわけにはいかない、相手は才能者といえど組織的に集まってるグループ、さらには前回警察はサーカスに負けているというのを聞いたので、余計にこの連中に任せるのは不安がある。
といっても実戦は初めてではあるが、何度か練習しているためできる――――はずだ。


「ていうことでお姉さんよろしくお願いしまーす。 まぁまぁ見ててくださいって、すーぐ俺の力が使えるってことを証明してやりますから」

明らかに調子に乗ってる大吾は、笑いながらそう答えた。

> ちゆう (メリーメイズ) ALL本体様

14日前 No.65

半日草 @cistusrock☆9vXqixCQ/Bs ★Android=G6d1bqo4B5

【博物館東入口/真田蓮歌】
東からの派手な爆発音となにもしなくても聞こえてくるメガフォン越しの宣誓。真っ先にその声を脳内に染み込ませつつ、集中を高める。
前回、つまるところ才能集団サーカスのデビュー戦において蓮歌は参加していなかった。警察組織が彼らを侮った結果とも言えた。刑事課が中心で事に当たっていた当時、異能者であっても特殊部隊でもなければ刑事課でもない単なる交通課の蓮歌にはお声がかからなかった。
本来なら外で交通整理と洒落混むところだが、警察は本気らしく手札は切っていくつもりらしい。
もっとも、蓮歌がどれほど便利な手札かは知らないし、自分を優秀だと思ってもいないのでそれを鼻にかける気もない。やれることを求められるまま、やれる範囲で行うことが今回の蓮歌の仕事だ。
申し訳程度の防弾チョッキを身に纏いつつ、ふぅ、と軽く息を吐く。大雑把とは言え、彼女の異能は数キロ範囲を網羅する。そして、それだけあればこの博物館全てを押さえられた。

東口部隊の後方、戦闘部隊に紛れながら目を閉ざし神経を尖らせる。爪先をトントンと軽く床を蹴り……ーーパッと目を開いて腰の無線を手に取った。
大雑把にしか分からないが、大雑把でも概要が掴めれば問題ない。例えば、東口に集合する警察班とは対称的に西口をゆっくりと、感じ方によっては注意深く進む集団の存在。
なにより、異能により高められた集音能力は耳聡くあらゆる声を拾い上げる。

「本部、本部……西側非常口より侵入者あり。注意されたし。恐らくあちらが本命。至急西口へ増援を」

分かったら行って、と自分の近くにいた警備班を促す。顔を見合わせる彼らにもう一度「行って」と強く言えば何人かを引き連れて西口へと踵を返すーーどうやら持ち場を離して東へ増援を寄越したらしい。間に合えばいいが。
だが、東の人員が約十数名ごっそり離れることになり、才能集団サーカスの勢いがグッと増す。こちらに残っているのは相手と同数か少し多いくらい……自分を含めて25人程度だろうか。向こうに裂いたせいで東を押されて正面突破を許しました、なんて首が飛ぶかもしれない失態になりかねない。
ここの死守は絶対だ。

「お仕事、頑張ろうかしら……ね?」

激しくぶつかり合う人の波。多分転びでもしたら踏み潰されて骨の一本二本内臓ひとつふたつは潰れるだろう。この乱戦では音波で一気に掃除する、というのは難しい。
一人ひとり対処するしかない。
ただでさえこちらは劣勢なのだから。この場にいる異能者は蓮歌ひとりで、才能者もいないとなれば自身が効果的に動かなければならないわけで。この場合一番効果的なのは……。

「……止めるのは、仕事上結構得意だけど。巻き込み事故にもご注意くださいってね」

警棒を引き抜きぶつかり合い殴り合いひしめき合う人の波を越える。そして、一人の声を辿った。

「車を止めるなら、まずは運転手を対処する!」

人並みから黒いゴーグルに葡萄色の髪をした男を視界に写す。そして、振り抜いた警棒をぶおんと豪快な音をならして降り下ろした。

>(警察ALL)、レート様、東口ALL
【本編開始おめでとうございます。取り合えずモブを動かしつつ絡みというか殴りに行きました(
よろしければお相手ください。】

14日前 No.66

カリー @karikari10 ★Android=GZn0EZmRVy

【博物館 王族の間/山塚 龍助】

「けどあんまり根を詰めすぎるなよ? まだ書類とかも残ってるみたいだし……もし隊長殿に倒れられでもしたら、署にいる人間の大半の士気がガタ落ちしちまう」

話の前半こそ何時ものノリだったが、後半は語気に一切弛みがなくなり、表情も鋭く固いものとなる。

「……………へっ、どうやら心配は要らなかったみてえだな」

氷雨が素っ気ない対応で踵を返すのを見送ると、直ぐに何時もの表情に戻った。

――――――――――――――――――

「……………」

数時間前の記憶から意識を現実に戻す。そろそろ作戦開始時刻だ、いつまでも呆けてはいられない。常におちゃらけてはいるが仕事で手を抜くようなことはしないのが彼のモットーである。

(さて、汚名返上させて貰いますかね)

右手に携えたアサルトライフル、XM8 M320を肩に乗せ、静かに意気込む。出来ることなら彼らとの衝突は避けたいところだが、この組織や人員には愛着がある。そちらが事を構えるつもりなら、こちらも躊躇はしない。
視界の端に映る美しき上司は、今の時間を確認すると具体的な作戦内容を話し始めた。

(殺すな……か)

ありがたい。自分としては元よりそのつもりだ。対立はしても、殺戮までする気はない。
伝達を終えた氷雨は一旦瞑想に入る。その直後に爆音が轟き、窓には些か場違いな花火が映り込んだ。

「おーおー、景気よくやりますなあ」

正面からの宣戦布告を、子供の悪戯といわんばかりに軽く受け流す。
氷雨の方も一切臆することなく、表情を仏から夜叉のそれに変えた。だが僅かばかり苦渋の色が見えたのは、気のせいだろうか。

(ま、考えてもしょうがねえな)

たった今号令も下った、あとは仕事に集中するだけ。今回はいつも以上に失敗の許されない作戦だ。余計な思考はミスに繋がりかねない。

「とりあえず無茶だけはしないでくれよ隊長殿。仕事仲間を亡くしちまうなんてのは御免だぜ?」

>>斎海氷雨、周辺all

13日前 No.67

大革迷 @fromsign☆Tzz8anAJCsGV ★Tablet=9c5T7FFZ0n

【博物館 王族の間 / 斎海氷雨】

静かに敵を待っていた時、不意に隣から声がかかった。

「……善処しましょう。貴方こそ――いえ、失礼。心配は要りませんね」

無表情で視線すら微動だにさせず、声だけを返す。無礼ではあるが、彼もこの状況を理解してくれているだろう。
氷雨はある程度親しい相手に対しては、基本的に敬語ではなく固い文語の様な喋り方をする。しかしそこには例外が存在する。
山塚龍助。今共に王冠を守っている隊員であり、氷雨の恩人であり、そして今の氷雨の正義感が形成されるきっかけとなった人物だ。階級的に言えば氷雨の方が立場が上ではあるが、尊敬の念を込めて敬語を使うようにしている。但し他人に使うようなものではなく、親しみを込めた物を。

「異能は自由に行使してくださって構いませんが、もし危険であれば私がサポートに回ります。その際はお気になさらず、相手に集中をお願いします」

山塚の異能は部隊としての集団行動に向かない、多少癖の強い物だ。個人の強さで言えば間違いなく部隊では最強格の人材であるが、部隊全体の強さには作用出来ない。
その性質を知っている氷雨は、山塚にそう言った。

既に館内が若干騒がしくなり始めている。才能者と対峙するのもそう遠く後ではないだろう。
氷雨は左手を左の軍刀の鞘に添え、いつでも鯉口を切れるように親指を鍔にかけた。

>>山塚龍助様、ALL

【(あっ、暇だこれ)_(:3」∠)_
カリー様、合わせて頂き有り難うございますm(_ _)m】

13日前 No.68

悪来 @yousei1227☆8YLCApB6i/6 ★nGVoAFNkky_Xrr

【博物館東入り口/レート】

武器であるボウガンを使用して、警察相手に奮闘する。といっても、倒す程度ではなく無力化する程度だ。
装填した弾丸を放ち、警察の行動を妨害して他メンバーの手助けをする。他メンバーは相手を無力化するために持っている武器を壊したり、警察を気絶させたりしようとしている。まぁ、なかには手こずっているメンバーもいるようだ。
しかし、時間をかけた甲斐あってボスが博物館内に侵入できたようだ。通信機というのはこういうことが分かるのですごく便利だ。作っといてよかった。しかし、メリーは未だに侵入はできていないみたいだ。……と、考えていたその瞬間。何者かが攻撃を仕掛けてきた。私はその攻撃を手持ちのボウガンで受け止める。

「……どうやら、攻撃的な輩がいるみたいだね。そして、他の警察と違って頭も回るようだ!!」

私はそう言いながら、受け止めた警棒を弾き返して一旦、起動させたダッシュブーツで距離を取った。
相手は女性だが、力は警察並み……いや、警察以上だろうか?どちらにせよ、私を狙ってきたということはそれなりに知性がある。それか、私の情報がある程度知れ渡っているかのどちらかだろう。
何にせよ、博物館にメリーが侵入するまで時間を稼がないといけないのは確かなんだけどね。

「ちょっと質問だけど、キミ頭の回転速いでしょ? 普通なら、どこか違うとこを担当するんじゃないのか?……これが陽動だって分かってたらだけどね」

仕掛けてきた相手に、弾丸が装填されたボウガンを向けて尋ねてみた。
時間稼ぎというわけではないが、ただ純粋にどうして私に向かってきたのかを知りたいと思ったので聞いてみた。
何にせよ、メリーたちの部隊が侵入出来次第、私たちの部隊は次の行動に移行することができる。それならば、多少の時間はあるので敵と話をしてもこちらとしても問題はない。まぁ、相手はどうか分からないけどね。

>>真田蓮歌様、東入り口ALL様



【博物館周辺/如月イロハ】


今現在、博物館周辺には警察によって規制線が張り巡らされていいる。そして、才能者集団サーカスのファンである一般人も応援に駆けつけているようだ。まぁ、これはこれで人質とかにできそうだけどねー。残念ながら今回は『金の王冠』の奪取なんだよねー。ほんと残念。

「まぁ、何にしても使える玩具は使っとかないとねー」

そう呟きながら、黒服パーカーを着た如月イロハは、人混みに紛れてとある人物に多少の傷をつける。傷をつけられた一般人は多少の痛みを感じたが、それを気にせずにデモに参加し続けた。
イロハに呪われたことも知らずに……。

「さて、保険はかけたし……後は侵入するだけっと〜。
 ど〜こから侵入しよっかな〜。フフッ」

如月イロハはこの状況を楽しみながら、携帯に送られていた今回の目的を確認していた。
メールの内容としても今回も斬ってもいい。という内容が来ていた。斬ってもいい。というのはイロハがそのメールを確認して簡単に要約した結果だ。考えることが苦手な彼女にとってはこういう解釈をしてしまう。
まぁ、このメールの内容をどう解釈しようが、展示品さえ傷つけなければ何してもいい。
ならば―――斬ってコワシテも問題ないということだ。

それはとても、興奮して仕方がないじゃないか

フードを被って顔を見えなくしているが、イロハの顔はすごく不気味で、怪しい笑みをしていたのだ。それこそ、こいつ犯罪者です!!というような笑顔である。

「フフッ、待っててねーワタシの大切な玩具たち。必ず斬って―――コワシテあげるから」

如月イロハは嬉しそうにスキップしながら、闇夜へと消えていった。

>>ALL様

13日前 No.69

ゆんかーさん。 @yunkermaze ★iPhone=ILIX7F2V3l

【博物館:突入/メリーメイズ】


不意に、博物館東入り口にて耳を劈く様な轟音とカラフルなスモークが確認される。

如何やらレートが動き始めた様だ。

「玉屋に鍵屋にハレルヤ!やってくれましたねレートさんっ!」

此方も負けては居られない。打ち上がる色取り取りの花火を見ながらメリーメイズは手早く指示を出す。
隊員が窓の上のワイヤーガンを引き下ろし、博物館へと狙いを付けた。

「カウントダウン5秒前っ!4!3!2!1……、0っ!!」

バシュッ!

一斉に撃ち出されたワイヤーが博物館一階の窓の上の壁に突き刺さる。ピンと張ったそれを固定して、滑車付きのハーネスがワイヤーに掛けられた。

「YES!! 総員降下!降下!降下!」

メリーメイズの号令と共にワイヤーを伝って降下していく隊員達。最後に一層大きく鳴った花火の炸裂音と同じタイミングで窓を突き抜けて、博物館へと侵入した。

「ワイヤー回収っ、いざ王家の間へ!」

侵入経路となった東側のこの一室は資料室だ。各種文献的な過去の遺産が眠るこの場所がスタート地点。ワイヤーを手早く回収した一同がざわざわと動き出す。

『あー、あー。此方メリーメイズ、此方メリーメイズ。予定通り一階東側資料室より無事侵入。これより中央階段へ向かうよっ!一応西側へは成る可く近づかない様にするけど、こっちも中々賑やかしいかな?over!!』

侵入成功の報を入れた後、メリーメイズは音を殺しながら行動を始めた。
隊員達は一様にバズーカを抱えているが、何の事は無く唯のネットガンである。そして虚仮威し程度の光量のフラッシュバンが数個。

「アルファ、ブラボーはクリアリングを。チャーリーは私に追随して来て下さいねっ。」

アルファ、と呼ばれたポニーテールの女性とブラボー、と呼ばれたテンガロンハットの男性が進路を確保しに動き、チャーリー、と呼ばれたシスター服の少女がとことことメリーメイズに続く。

最初の数部屋は難無く通り抜け、展示室を繋ぐ通路までやって来た所で歩みが止まった。
防犯シャッターが降り、更に数名の警備員が屯している。

メリーメイズが素早くハンドサインすると、アルファのチームが密かに接近。電光石火の早業で組み付くとあっと言う間に拘束し、無力化した。
ブラボーはその間に防犯シャッターを専用の器具で分断し抉じ開ける。見事な手際だ。
今迄居たのが出土品展示コーナーで、このシャッターの向こうは古代生物コーナーへ続いている。草食恐竜やマンモスの骨や古代生物の化石が所狭しと並べられ、薄暗い。展示物に興味津々な様子のチャーリーを促しつつ先へ進む。

此処から先はタイダルウェーブ上のタイトロープ。少しのバランスの崩壊が危険に繋がるのだ。


>>周辺ALL

【夜勤明けでぐったり。休み時間中に書き上げたブツです。】

13日前 No.70

@purple3ru ★iPad=o1RdeKbLL2

【博物館非常口階段付近 / トヨタマ】

トヨタマは、朝陽チームにいた。理由はひとつ。朝陽がぶっ倒れたら自分の料理をすぐに(待ち時間3分で)食わせてやれるようにだ。今回の目的は『金の王冠』を奪取するため。朝陽がレートの作った小型通信機でメリーメイズと連絡をとっている間に、今日の仕事の内容をおさらいする。うん、大丈夫なはずだ。人を切るだけ用の包丁、料理用のナイフ。今日持ってきたりんご、投げれば百発百中のがカバンにあるのを確認して、カバンを肩にかけ直すと、舌舐めずりの音で朝陽が連絡を終えているのに気付き、声を潜めて、少しだけ真面目な表情で、周りに警戒しながら話しかける。

「どうだ? 大丈夫か?」

>>朝陽、周辺all



【博物館周辺 / 木葉】

「はぁ…騒ぎになってますね」

面倒事は嫌なのですが…と毒を吐き、ため息をつく。今日の目的は『金の王冠』を盗むこと。携帯に届いたメールを確認しながら、そんなことを考えた。ピンク髪でカラフルなアイドルっぽい格好に包まれたのは、『木葉』と名乗る少女だ。冷気を操る能力を持つ。この博物館へ入らないといけないのだが、警察や野次馬だらけの入り口からは、入れそうにない。目立ちまくる衣装は人ごみに紛れるのには向いていなさすぎる。しばらく静まるのを待とうと冷たい目でそれを傍観した。

>>all

13日前 No.71

スサ男くん @kodai4370 ★iPhone=Z1yWYNidBs

【博物館 2階/神功浩伸】

…身体中を巡るチャージされた電気量、携帯に換算するとおおよそ50%ほどか。本来発揮できるフルパワーとは天と地ほどの差があるが、電気の消費量とパワーが一番見合っている安定した値、そう言い訳すればいいだろうか。

サーカスと呼ばれる才能集団が犯行声明を出したとのことだ。ついでにブラッドとか言うふざけた犯罪集団も絡んでくると予想されているらしい、つまりこの博物館でこれから起こるのは大乱闘と言って差し支えない物だろう…化け物集団が三つ巴で大暴れしたとなれば、この建物が残るかどうかさえ怪しい。いっそ王冠は大人しく渡してしまった方が博物館の為なのではないだろうか。


にしても先ほどの轟音といい、外の騒ぎといい既に奴らは行動を開始しているという検討は概ね外れてもいない。しかし王族の間にはあの2人がいる、そしてロリータ副隊長も、姿は見えないが何かしら仕掛けを施しているはずだ。ならば俺にもできることがあるはず、そんな考えから取った行動はたった1つだけだった。


「あー、全く! 近頃の若いモンはゴミを簡単に散らかしおって! これだからゆとり世代は嫌いなんじゃぁ!」


二階廊下をモップと水の入ったバケツを抱えて掃除する、清掃員のオッサンに扮しているのだった。ポニーテールと帽子は健在だが、服装は灰色の清掃服を上下に身に付けている。これら一式は近くの個室の掃除ロッカーから拝借してきた物だ。
これで注意が逸れた所をモップでガツンと殴る、人を殺さずに捕まえるのならこれが一番手っ取り早い。

>All様

13日前 No.72

友禅 @yuuzenn☆fXqsD0VZIxk ★Ywte4t2Nfq_Q1n

【 屋根舟舞楽 / 博物館周辺 】


 才能集団サーカスが博物館のお宝を狙って犯行予告状を出した。そんな噂という名の真実が広がるや否や、博物館の周りには観客もとい野次馬たちがそれぞれスマートフォンやデジタルカメラ、中には本格的な一眼レフだのビデオカメラだのを構えながらたむろし始めた。あんまり近くに行きすぎて張り巡らされた立ち入り禁止のテープを破こうものなら配備された警察官たちから怒号が飛ぶが、中にはそんなの気にするかとばかりに何とか規制をくぐり抜けて博物館の近くまで行こうとしているはた迷惑な人間もいる。そんな奴を止めようとする野次馬もいれば行け行けとはやし立てる野次馬もいて、総合すると中々にカオスな状況だ。もちろんこの状況をニュースで生中継すべく野次馬に紛れてマイクやカメラを掲げているメディアの人間もいる。
 そんなおしくらまんじゅう並に込み入った野次馬最前線から数メートル後方。こっくりさんを呼び出す為の紙みたいな柄のTシャツに裾が地面すれすれまで来るようなやたらと長い赤黒チェックのロングカーディガンを羽織り、スリムなシルエットのズボンは右脚部分が蛍光ピンクで左脚部分が蛍光イエローという、いかにもサブカル系全開の派手な格好で立っているのは、異能こそ持っておれど肩書きは普通の中学生でしかない屋根舟舞楽だ。ちなみに靴は虹色の羽が生えたファンシーなスニーカーである。それはどこで買ったのかとクラスメイトに聞かれた回数は裕に片手を超えるだろう。


「ここから帰れないとなると、家に帰るまでだいぶ遠回りしねーとな」


 自分が常日頃から使用している道が事件の影響で封鎖されていることを遠目に悟り、どうしたものかと後頭部を掻く。遠回りするとなると家に帰るまでの時間が10分は伸びるのだ。今日はもうすぐ見たいテレビ番組が始まる予定だったのだが、こうなってしまっては最初の数分を視聴するのを諦めなくてはなるまい。
 こういう時、自分の異能が自分には使えないものであることが嫌とまでは行かずとも面倒になる。人の能力や身体能力のように、自分の身体能力も歌で強化できれば自宅まで走ってすぐだというのに。何故だかこの能力は自分に使えない代物だから、特に使う相手がいない状況では舞楽は一般人と何ら変わりない。いや、身分的にはそもそも異能者であれ才能者であれ中学校に通っていれば一般人の中学せいでしかないのだが……そういうことではなくて。


「あー、今だけ私の能力ワープ系に変わんねーかな……」


 そんな独り言を呟いてはみるものの、当然、決してそうならないのは本人が一番よく分かっていた。


>ALL様


【一般人の中学生なので適当に野次馬やらせときます(`・ω・´)】

13日前 No.73

カリー @karikari10 ★Android=GZn0EZmRVy

【博物館 王族の間/山塚 龍助】

館内の喧騒が徐々に大きくなってきた。時折聞こえてくる怒号の内容から、どうやら敵の戦力、策略は予想を上回るらしい。
氷雨の返答は口頭だけで、目も合わせない。しかしこの状況ではそれが正解だということは龍助も理解していた。それに言葉遣いこそ他人行儀で余所余所しいが、その裏には多大な信頼があった。

「……すまねえ、その時が来たらお言葉に甘えさせて貰うぜ」

どうも自分の能力は使い勝手がよくても使い時を選ぶ。単独行動の場合は何の問題もないのだが、今みたいに集団での作戦を行う場合は彼女のような理解者がいなければ足枷となってしまう。
彼女はいつでも戦闘に入れるよう構えた。自分もそれに倣い、TVなどでよく見る兵士がやるようにアサルトライフルを両手で保持する。

「鬼が出るか、蛇が出るか……」

どのような者が相手でも、遅れを取るつもりはない。自分達は市民を守る警察だ、その市民の不安を拭うためにも、ここで雪辱を果たして見せよう。

(……けどやっぱ、お互い話し合いで解決出来りゃ、それが一番なんだけどなぁ)

>>斎海氷雨、周辺all

13日前 No.74

半日草 @cistusrock☆9vXqixCQ/Bs ★Android=G6d1bqo4B5

【博物館東口/真田蓮歌】

 勢いよく降り下ろした警棒はゴンと重たい音を立てるも男のボウガンに受け止められる。そして下ろした力よりも強い力で弾き返され、こちらがよろめいた間に男は素早く後退していた。素早い身のこなしは中々のものだ、無力化するのも骨が折れるだろう。
 距離を取った男を捕捉し警棒を強く握り込めて注意深く男を見る。向けられたボウガンに、素直にまずったな、と内心で苦く悪態をついた。残念ながら戦闘系の異能者でも才能者でもない蓮歌に、放たれたボウガンを回避するなんてスキルは備わってない。放たれるタイミングを見て、軌道から退く必要がある。
 参ったと言うようにーー表面上は余裕な様子でーー肩を竦めて軽く両手を上げる。一種の膠着状態であるが、乱戦でありながら邪魔は入ってこない。

「先に暴力的な手段に訴えてきたのはそちらでしょう? まったく、女性に凶器を向けるなんてまるで暴漢ですね」

 なにやら声をかけられ、会話が始まる。こちらとしても損はない。
かけられた言葉にクスクスと笑いを溢しながら答える。含みのある態度、とやらを目指したのだが出来ているかは自分で確認することはできない。知り合いに無感情の才能を持った男がいるが、こんな場面ならば彼の才能がより活きるのだろう。
 だが、始まったものは投げ出せない。下手な身動きよりも、会話を通じてなんでもいいからこちらが有利になる手札を揃えたかった。

「……ーー、ああ、やっぱり陽動なんですね、これ。あなたのお陰で確信が持てました。ありがとうございます」

 こことは違う場所を担当するんじゃないかと言われて一瞬動揺した。いや、まさか本来は交通整備がお仕事なので現場にはいるはずない、なんてことは向こうは分からないだろう。分からないだろうことは分かっていたが動揺して言葉に詰まった。前後の文脈からむしろ恐らく誉められた。
 そこはいい、取り合えず、やはりこれは陽動。西側の非常口からの侵入者が本命か。向こうに向かわせた警備班たちが間に合えばいいがと内心で焦りを覚える。それらの内面は隠しているつもりだが、どこまで覆えているか分からない。
 だから誤魔化すように、にっこりと微笑んだ。驚かせやがった仕返しだ。上げていた手をおろして左の指先を唇にあて、精一杯妖しく微笑む。

「いえ、あなたっていうのもややこしいですね。レートさんって呼んでもよろしいですか? 私、例え陽動でも大物を放っておこうと思うほど無欲じゃないんですよね」

 流れるような口からでまかせ。この発言はある意味で賭けだ。
 こうして乱戦が始まる直前、この男が恐らく無線か何かに向かって声をかけている音を拾った。その際にレート班、と言っていたのも知っている。レート、というのが何を意味するのか正確には分からないが、恐らく部隊長の名前かなにかだろうとアタリをつけていた。そして、この場において一番立場が高いのは宣誓をし、かつ指示を出していた目の前の男……のはず。きっと多分。
 これで違っていたら蓮歌的にとても恥ずかしい思いをするのでどうか当たっていろと願いつつ、彼の反応を伺おうとし……ーー先程まで必死の思いで保っていた余裕の表情を殴り捨てて目を見開いた。

「……ーーーーっ伏兵!?」

 東側一階、入口ではない。正確な場所も侵入経路も分からない。だが、通気孔か窓か壁に穴を開けたのか、何らかの方法で複数人が博物館内へ侵入したのは察知した。
 西口方面の侵入者だけではなく、別動部隊も用意されていたと言うわけだ。
 ボウガンを向けている男へやってくれたと睨みつつ、無線と言わず異能を発動しながら声をあげた。自分を中心に500m範囲内の味方へ情報を伝達する。

『東側より侵入者あり、現在も一階を移動中。西側に配備されているものは非常口付近、その他は東側の侵入者の迎撃を提案する』

 事前の打ち合わせのまま、伝達された味方が無線を通して本部へ。本部は得た情報を元に各人員へ指示を流す。
 背筋を伝った汗は冷たいのか熱を孕んだものなのか、自分でも判断がつかない。
>レート様、東口付近ALL、(警察側ALL)

13日前 No.75

悪来 @yousei1227☆8YLCApB6i/6 ★nGVoAFNkky_Xrr

【博物館東入り口前/レート】

「大物、か……。まぁ、この中で言うならそうかもしれないね。何にせよ、これで第1段階はクリアした」

レートはそう言いながら、無線に耳を傾けていた。
どうやら、メリーも無事侵入できたようだ。だとするならば、ここでいつまでも戦闘をしていても無意味ということになる。なにより、こんなところで消耗するのは利口な判断ではない。ならば、私たちは次の段階に進むまでだ。

『レート隊に告ぐ。第1段階は成功した。次の作戦を決行します。
 つまり―――各自分散して博物館に侵入。それができ次第、仕事をこなすこと。以上!!』

通信機でそう告げると、周囲にいたメンバーから了解という声を聴き、そして同時にメンバーが分散しだした。
ある者は西に移動し始め、またある者は南にばらけ始める。そして、当然の様に博物館の東入り口の方に向かって走り出す者もいた。その行動に警察共は驚きを隠さずにはいられまいだろう。
メンバーの皆はダッシュブーツを使用しているが、そのスピードは警官が追いつきそうで追いつけない程度のスピードである。それを確認した警察たちは自分たちでも捕まえれると思ったのか、分散したメンバーを追い出した。

「さて……そういうことだ。おねーさん。
 悪いけど私も忙しいのでおさらばさせてもらうよ?」

レートは口から笑みを溢しながら、ボウガンを向けた相手にそう告げた。
そして、レート自身もここから離れる準備をするのだった。

>>真田蓮歌様、ALL様

13日前 No.76

@akira0908 ★Tablet=UIgVrM4Ag0

【博物館非常口階段/朝陽】

朝陽がじぃっと目を凝らしながら穴と思われる場所を探していると、メリーメイズの侵入報告が入る。これであとはひとまず合流だけか、と考えていると、隣から真面目な表情でトヨタマが大丈夫かと声をかけてくる。

「ええ、今のところは、ね。ただし油断するにはまだ早いわ。アタシに万が一の事があったらアタシのことより先に他の部隊の撤退をお願いするわ。と言っても、アタシだってそう簡単に倒れてやらないんだから心配には及ばないけれどね」

にっこりと微笑んでなるべくこの緊迫した、とも言える空気のなかトヨタマの心だけでも軽くしようと優しい口調で声をかける。どうやってメリーメイズとの合流をしようかと思考回路を進めていると、メリーメイズの部隊近くに位置していた2人組が物音を立てずに朝陽の元まで向かってくると言葉を放つ。

「ボッ……朝陽、メリーメイズは中央階段の方から行くみたいです。……それともうわかっているとは思われますが……警察の部隊が近付いております。こちらに長居するのは得策とは言えないでしょう。合流は二階の方が良いかと思われます。確かに警備は2階の方が厳しいですが数の問題でしたらこちらの方が優勢でしょう」
「……あら、そうなの?そう、それじゃあ非常階段の方から2階へ行きましょうか。よくやったわ。報告ありがとう。今から二階の方へ上がるわ。ただし物音は立てないようにね」

1度ボスと言いかけたが、ここでボスとバレたら厄介だということを察した部隊の面々はぎこちなく朝陽、と呼び捨てにしながら報告をする。朝陽も褒め称えるように優しく笑うと、味の異変を感じて急いで報告に来た二人組の頭を掴んでそのまま伏せさせる。

「ふー……。危なかったわね。2階に行く前にこっちに来た警察は拘束しておきましょうか」

背中に背負っていた背丈ほどの剣道袋のようなものを朝陽が取ると、そこからは双頭、上下どちらとも刃のついたギラついた武器を取り出す。

「それと……殺しちゃダメよ。あくまでも……拘束だけね。ここはあなた達に任せるわ。人員が足りなくなったりピンチになったらどこの部隊でもいいわ、ちゃんと助けを求めるのよ。それでも間に合いそうになかったら先に撤退しても構わないわ。いえ、撤退しなさい。絶対よ。撤退した後は報告してちょうだい。それじゃあ、また2階で会いましょ。トヨタマ、ここからはアナタの判断に任せるけれど……どうする?」

逆刃になっている方でやって来た警察部隊数人の頭を軽くひと殴りして気絶させる。何かを縛ったりするのが得意な才能者にここは任せる事にした。メンバーの中でもそれなりの実力者のトヨタマにここに残るか付いてくるかの判断を任せた。

>>トヨタマ様、all様



【博物館中央階段付近/月夜】

「ああ……来てるのか、“兄さん”」

小さくポツリと呟くと、月夜は中央階段付近までくる。彼の才能は“無感情”例え仲間が死のうと家族恋人が死のうと涙一つ流さないサイコパスだ。唯一彼が感情を出す人間は、兄である“朝陽”のみ。
才能者集団サーカスは今回王族の間にある『金の王冠』を狙っているという。そこで待ち伏せした方が確実なのは月夜でも理解済みだったが、そこには既に異能者2人が警備に徹しているという。実用性のない才能者が二階にいたところで邪魔になるであろうと判断した月夜は“逃げ切れなかった一般人の振り”をしてわざとびくびくしたような行動を取りながら中央階段の辺りをうろうろする。
警察側に声をかけられたらその人と組めばいいし、才能者集団サーカスの人間だったらうまく引き込んで捕まえればいい。もし一般人だったらここは素直に引き下がろうと、月夜はそんな事を考えながら博物館に響くような大きな子供のような高い泣きそうな震えた声をあげながらそれでも完璧な大げさな演技をする。

「ああ!!どうしよう、どうしよう……なんでこんなことになっちゃったんだ、どうして、どうして……ああ、帰りたい、帰りたいよ……出口はどこにあるの!?」

自分でこんな茶番をやっていて虚しくならないのか。こんな馬鹿みたいなことをやって可哀想だと自負しているのか。月夜の答えはNOだ。何も思わない。何も感じない。今の月夜は、逃げ切れなかった背丈の大きな子供なのだから。
髪型も少し子供らしく整え、服装も子供らしく少し崩して、カラーコンタクトを入れて目も大きくする。軽く化粧も施して朝陽以外には月夜とは分かりづらいような姿になっている。そして泣きだしそうな顔を作りながら、月夜はそこでわんわんと泣き喚いた。

>>all様

13日前 No.77

ゆんかーさん。 @yunkermaze ★iPhone=pWRWjx0AAI

【博物館付近路上/鐶】


ブロロロロ……ン……。


野次馬達でごった返す博物館周辺。
その程近い場所に一台の白いバンが停車した。
側面には掠れかけた水色で『七対食肉店』の文字。後部ドアが開き、誰かが降り立つ。

「い、行って来ます。」

そう言って周囲を見渡すそれは、薄汚れた繋着姿の少女だった。
身体中に付けた金環がジャラジャラと音を立てている。

「えと、この車は逃走用に使うかも……、なので此処に留めて置いて下さいナ。」

少女は車内で待機している幾人かの人物に向けて言い残し、バタンとドアを閉めて踵を返した。
その視線の先にはスポットライトを浴びる舞台の様に博物館が建っている。

今宵、とうとう大願成就の時が来た。
今迄ずっと陽の目の当たらぬ場所で生きて来た。それがこうして堂々と日の元に立っている。

今宵の主役は我等、『ブラッド』だ。
サーカス等と言う巫山戯た奴等など何構うものか。
既に交戦許可も降りている。存分に遣って殺ろう。演って魅せよう。

彼女の名は『鐶』。
氏が無い唯の肉屋の店員である。

ヂャキンッ!

腰元に下げられた肉切り包丁を両手に握り、鐶は歩き出す。
肉屋は肉を切る。肉を切る為に此処に来て居るのだ。

「人混みは……苦手ヨ。」

博物館周辺には人が集まって居る。
鐶は人目を好く類では無いので必然的にその足取りは人気の無い博物館裏手へと向かう物だ。

>>博物館周辺ALL

【ブッチャー投下。】


【中央階段付近/メリーメイズ】


ボスのチームと合流するのは二階で、という事になったらしく、メリーメイズは展示物の石碑の上に腰掛けつつ頭の横をトントンと指で叩いて考え込む。

目の前では2枚目の防犯シャッターの処理が行われていた。
流石に重要地点なだけあって梃子摺る様だが時間の問題だろう。

中央階段のある大ホールまではこのシャッターの向こうに見える通路を真っ直ぐ行って折れるだけなので、迷う事はない。
そも、事前の下見の段階で迷わず割りと安全なルートを選んで居たのでこのスピードだ。

だが、聊か上手く行き過ぎて居る様な気がしないでも無い。まぁ上手く行くのに越した事は無いが一応留意しておくべきか。

「備えあれば嬉しいなですよねぇ、各人ダッシュブーツの用意!一気に駆け抜け登り詰めるよっ!」

がぱり、とシャッターが外れ、其処から団員が流れ込んで行く。ダッシュブーツを使っての高機動はメリーメイズの十八番である。スケートの様な動きで通路を進む。

「チャーリー、具合は宜しい感じかな?」

メリーメイズは傍のチャーリーに問う。
チャーリーは頭をふるふると横に振った。

「……そうですか、各員警戒。ネットガンの使用を許可します。」

メリーメイズの言葉に団員達が各々準備を始める。
そうして通路の突き当たりの角を折れた所でメリーメイズの耳に聞こえて来たのは……、


「泣き声?騒ぎに巻き込まれた一般人……?いや、このルートは調査済みの筈。」


ホールの中に、警察でも仲間でも無い人物が居る。無論難しい事は考えない。

『泣いて居る人が居たなら笑わせる』。其れが道化師たる者の務めである。

一般人なら外へ逃す。メリーメイズはダッシュブーツの見事な軌道でその泣いて居る人物の元へ駆け付けた。

「泣く子は居ないか?泣く声が聞こえたぞっ!泣いて居たのは誰だ?此処に居る君が泣いて居た!道化師メリーがやって来た!」

目の前で泣く子を見遣る。メリーメイズより頭一つ背の高い中性的な外見だ。近頃の子は成長期で化けるので特に疑問には感じない。
団員達には周辺警戒を任せ、メリーメイズは少し距離を置いてその子に向き合う。近くにはチャーリーと仲間が一人。

「迷子かな?親御さんは来てない?仕方ないなぁほんと。……大丈夫かい?」

優しげに問い掛けるメリーメイズ。どうやって笑わせようか考えて居る風でもある。
その背を見て居るチャーリーが余り良くない表情をして居るのは見えて居ない様だ。


>>月夜s、周辺ALL

【明らかな欺瞞にほいほい引っかかるメリーメイズである。】

12日前 No.78

似非紳士 @baccano☆/.lpbIA2P7M ★J1SGpZKeln_yFt

【博物館付近建物屋上/ドロレス・ハンバート】

少女のような姿は博物館の敷地を一望できる50mほどの高さの建物の屋上にあった。
周囲には数名の隊員と思しき姿が武装して立っている。
彼女の手にはその身長より少し小さい程度の狙撃銃が握られており、バイポットを接地して伏せながらいつもの通り微笑みを浮かべている。
彼女は眼下に見える博物館を見ながら、内部の喧騒を予想する。
全員が身に付けているだろうインカムに対して通信を送る。

「あぁ、とりあえず絶景なんだよ。すごく良く見える。『テステ〜ス! イツミン隊長も、ノブノブも、龍兄さんも、他の隊員の面々も聞こえてるかな〜? 忙しかったら返答は要らないんだよ。とりあえず私はいつも通りみんなの情報をまとめて戦局を読んで行くんだよ。火力支援が欲しい時は要請をお願いするんだよ。弾薬は暴徒鎮圧用のゴムスタンだから、私の腕なら殺しちゃうことなんてまずないんだよ。安心して要請してほしいんだよ。あ、要請の暗号は『顎を触りながら『仕方ない』』なんだよ。以上、いつも通りのロリータちゃんからの通信なのでした。アディオス!!』」

通信を終えて、インカムの通信を切る。
一応は逮捕が至上目的だろうから普段から使うゴムスタンを使っている。
まぁ、非殺傷弾とはいっても当たり所によっては死に至るが、自分の腕ならば間違いなくそんなミスは冒さない。
それだけは自身がある。
その気になれば銃弾でバースデーケーキを傷つけずに蝋燭の火を消す事すら可能だ。
面倒臭いからやらないけれど。

とりあえず、私は戦闘が強くない以上、あっちに居ても足手まといにしかならない。
なら、こうして自分に出来る戦い方をするまでだろう。
スコープを覗きながら、私はメンバーに対して全幅の信頼を寄せる。
皆ならば大丈夫。

>>異能特殊部隊イージスALL様、周辺ALL様


【いろいろと忙しく、本編側では出遅れました(^^; キャラクターの特質的にこのような絡み方となってしまいましたがイージスの皆さまは応答なり何なりをしていただければありがたいです】

12日前 No.79

岬咲 @misaki01 ★iPhone=AkjqqFkzfm

【一階西側出口付近/妃 ちゆう】


「あら、中学生なの?」

少年に怒られて少し反省。そうよね、それくらいの時期って、男子の方が成長が遅いのよね。
身長なんてなんらおかしくはないわ。

「失礼なことを言ったわ。ごめんなさい」

素直にそう頭を下げる。まあ、コンプレックスに触れられたら、私もこんな謝り方で許されはしないでしょうけど。気にしてたならよけい申し訳ないわ。


「雇われている? 信用されてないのね、警察も」

どうしてここに、という質問に対しての彼の予想外の返答には苦笑した。まあでも、1度目のことがあるし当然といえば当然ね。


「でもね、警察を舐めてちゃダメよ」

ひとつ気になる言動に、目を細めた。中学生、いいわね若くて。私と、十、まではいかないか。五歳差以上はあるわよね。そう、それなら仕方ないけれど。


「あなたが言った警察連中っていうのは、それぞれに覚悟を持って戦うのよ。簡単に言わない方がいいわ」

言ってしまって、さすがに言いすぎたかしらと思う。まあでも、この少年、中身は大人っぽい感じあるし、大丈夫でしょうね。怒ってるつもりはないわよと微笑んでいれば 、力を証明してやりますから、なんて言いだすし、それほどすごい何かを持っているのかと思う。
彼が犯罪集団の一員である可能性はすてきれていないけどとりあえず、最悪の場合は拳銃がある。接近戦も才能を使えばなんとかなるわ。
そして少し考えてみる。お姉さんという言葉に覚えた違和感だ。まだ名乗ってないわね。

「私は妃ちゆうよ。職業はただの警官。あなたは___まあ、名乗らなくてもいいけど。とりあえず少年君、警備、頑張りましょう」

警戒させないよう、にっこりと口角を釣り上げた。
戦争はすでに始まっているのだ。


>>来栖大吾様、All



【遅くなってしまい大変申し訳ございません(汗)
リアルの方で忙しかったもので......!とりあえず今日ひと段落ついたので、次回からはもう少し早くなるかなと思います!ご迷惑をおかけして申し訳ございませんでした!!m(__)m】

12日前 No.80

来栖大吾 @kamen0000☆t/AONpMG4d92 ★nAKcpiXN1v_yoD

【博物館(一階西側)/来栖大吾】

「ああまぁ別にいいよ、言われなれてるしねー」

この低身長と幼い格好のせいでどれだけ小学生と間違えられてきたかわからない、まぁそれは仕方ない。もっとダンディな感じの顔であれば、少しでも大人らしくいけるとは思うのだが、この顔に生まれてきてきた以上しょうがないことだ。
とお姉さんがやはり不思議がっていた、自分を雇ったことについて。確かに異能者といえど公立に通う中学生、最初はただのいたずらの依頼かと思ったが前金が入っていた以上ガチなのはすぐにわかったことだ。なぜ自分に?とあの時は自分も驚いたが、金が少しでも入るならやるしかない。


「覚悟……ね。 ああ確かに悪かったよ、いいすぎた。 まぁとりあえず敵を捕まえて、確保すればこの依頼は完了だから手っ取り早くやってさっさと帰りますかねー」


母ちゃんもまさかこの騒動に自分が入っているとは思ってないしねーと付け加えて、もしばれたら殺されるだけじゃすまないかもしれないが。
帰りも遅くならないように、とっとと片づけてこの騒動を終了させることにしよう。


「ちゆう……さんか。 警察官なのはわかってたけどねー……あ、てことは氷雨お姉さんのこと知ってるのかも。あの人って異能特殊部隊イージスの人?」


この人が警察官ならば、この名前に聞き覚えがあるどころか絡んだ時がある人なのかもしれない。
個人的にもあのお姉さんのことは、警察本部で会って以来正体について薄々気になっていたのだった。


>ちゆう様 ALL様


【いえいえ、私こそ急がせたみたいで申し訳ありません(汗】

>ちゆう本体様


【そろそろ敵キャラがくることを希望したいですw 誰か来ていただけると助かります!】

>ALL本体様

12日前 No.81

紙うさぎ @tbbt3rbt ★iPhone=VBeSsRH8xy

【天海リト/博物館周辺】

今日は祭りか何かなのだろうか?生憎普段はテレビも見ず、世間に対しては疎い少女は今日何が行われているのかまったく理解していなかった。彼女の周りには膨大な人々。彼らの手にはそれぞれスマホやらカメラやらなど映像、写真が保存できるものが手に握られており、皆目を見開き、それらをある一点の方向へ向けていた。何があるのか知りもしない少女は一体何だとそちらへ目を向けた。
映ったのは黄色いテープとKEEP OUTの文字。そして並ぶパトカーと押し寄せる人々を抑える警察。…あぁ、博物館ね。また例のサーカス団が何かしてるのかしら。

「…ほんっと、相変わらずねぇ。」

ポツリと呟いた呆れた声の独り言は群衆の騒ぎ声によって掻き消され、静かに消えていく。頭によぎったのは葡萄色の髪をした知り合い。はぁーっと深いため息をつき、やがて押し寄せる人々に舌打ちをした。これをやれどうしたものかと考えていると1人の男性がこちらへ突進してくるのが見えた。もちろん、あまりに突然の出来事すぎて避けれるわけもなく少女は倒れ込んでしまった。そのせいで彼女の前にいた人も皆ドミノ倒しのように崩れていく。そしてその混乱の中で小さくパリンとガラスが割れる音が聞こえた。
そう、少女…もとい天海リトの白衣に入っていた睡眠薬の瓶が割れてしまったのだ。「やばい」とそれをいち早く察した彼女は口元を手で抑え、息を止め、群れから脱出するとその場から即座に離れた。

そして、はぁはぁと息切れする中で先ほどまで自分がいた場所を見ると、案の定多くの人が眠りについており、警察はそれを見て不思議そうに首を傾げていた。危なかったと胸を撫で下ろし、自身のマンションへ向かって歩き出そうと振り返ったその時…ドンっと今度は誰かにぶつかってしまった。

「ちょっと、危ないじゃないのよ。私帰りたいんだけど。そこ、退きなさいよ。」

リトはいかにも不機嫌そうな顔でぶつかった相手に文句を言い放つ。

>>屋根舟舞楽様,周辺all様


【耐えきれず出てきました(笑)
絡み失礼いたします!ワタシも野次馬混ぜてください(´□ω□`)】

12日前 No.82

@purple3ru ★iPad=o1RdeKbLL2

【博物館非常口階段 / トヨタマ】

自分の問いに、朝陽は、

>>ええ、今のところは、ね。ただし油断するにはまだ早いわ。アタシに万が一の事があったらアタシのことより先に他の部隊の撤退をお願いするわ。と言っても、アタシだってそう簡単に倒れてやらないんだから心配には及ばないけれどね

と、穏やかに笑みを浮かべた。「撤退なんてそんなことできるわけないだろ」と返したかったが、自分の属する集団の頂点がそういうのだ。従わないといけないのだ。言葉をぐっと飲み込んで頷くと、2人の人間がこちらへ近寄ってきた。あの2人は――メリーメイズ部隊付近にいた奴らだ。どうやらメリーメイズは中央階段から、そして警察がこちらへ来ているらしい。それを聞いた朝陽は、微笑を浮かべて命令をするも、味に変化を感じたのか、2人の頭を持って強制的に伏せさせた。

>>ふー……。危なかったわね。2階に行く前にこっちに来た警察は拘束しておきましょうか

>>それと……殺しちゃダメよ。あくまでも……拘束だけね。ここはあなた達に任せるわ。人員が足りなくなったりピンチになったらどこの部隊でもいいわ、ちゃんと助けを求めるのよ。それでも間に合いそうになかったら先に撤退しても構わないわ。いえ、撤退しなさい。絶対よ。撤退した後は報告してちょうだい。それじゃあ、また2階で会いましょ。トヨタマ、ここからはアナタの判断に任せるけれど……どうする?


自分に話を振られて、少しドキッとした。特に深い意味はないのだが、未だに犯罪を簡単に犯したり、相手を痛めつけるのには抵抗があるのかもしれない。3秒ほど考えたトヨタマは、すぐに冗談めかしくにっと笑った。

「お前についてくよ。だって、お前が腹減ってぶっ倒れたら、誰が食わせるんだよ。俺しかいないだろ? そこで撤退するとしても、報告する奴がいないといけねーしなっ」

>>朝陽さま、all

11日前 No.83

半日草 @cistusrock☆9vXqixCQ/Bs ★Android=G6d1bqo4B5

【博物館東入り口/真田蓮歌】

眼前の男ーー名前はレートで確定としていいだろうーーの合図と共に周囲の才能者たちの動きが変わる。錯乱のために西へ南へ動きだし、警察もそれにつられはじめた。全員が特殊な装備でも使っているのか、動きが早い。
警察は各々彼らを追ってあちらこちらに散らばっていく。一方的な翻弄だ。小さく舌を打つ。例え誘導と分かっていても放っておくことはできないし、だからと言って捕まえることも難しいだろう。下手をするとこの人数が王室の間へと雪崩れ込む。
特殊部隊は優秀だ。しかし、警備は二人。津波は頑丈な石では防げない。

『さて……そういうことだ。おねーさん。
 悪いけど私も忙しいのでおさらばさせてもらうよ?』

ボウガンを向けたままそう告げるレートを視界に写しながら周囲を確認。人が玉になる乱戦が嘘のように人の間隔が開いている。西へ南へ走り出したものは兎も角、東口へ突入しようとするものや、まだ警察と押し問答しているもの。蓮歌の近くに残っているのは大体三分の一弱と見ていいだろう。
乱戦で人がもみくちゃだったため敵味方の区別をつけられず使えなかったが、こうなったなら使える。本来の、求められていた蓮歌の運用方法。

「そうですか? ……なら、他の人たちと遊ばせて貰いましょうかね」

半径500m範囲。蓮歌の異能精密範囲。
ひゅん、と警棒を右から左へ自分を中心に円を描くように大袈裟に振り回す。それを合図に、味方への音を遮断しながら東口へ残った才能者たちを対象に能力を発動。人間の耳では聞き取れない周波数の、障害物を透過して人間の脳を揺さぶる高周波を発生させんとする。
気絶させるほどのものではないが酷い乗り物酔いのような目眩と吐き気を催すものだ。並みの人間では長時間立っていられないーー肉体強化や戦闘特化型なら更に効果が弱まるーー程度だが、不意を打たれれば効果はよれなりだろう。

逃げようとする男を追うことも考えたが、自分まで無駄な誘導で足止めされるわけにはいかない。ならば、持ち場の範囲で最大限実行できる相手への嫌がらを行うまでだ。
先程見せた素早い動きを考えると、恐らく500mなんて数秒で移動できるだろう。この場から即刻立ち去る準備をしていた眼前の男ならば気合いなり勢いなりでその数秒を乗りきればあっという間で余韻もなく切り抜けられてしまうだろう。

だが、警察官を吊るためにわざと速度を落としていたのであろう誘導役はそうはいかない。東入り口へ突入しようという動きで警察を翻弄していた才能者の足が縺れ、それをフォローしようとでも思ったのか範囲外だった才能者が戻って範囲に入りよろめき、盾を構えた警察がそれらを押し潰すように確保しようと群がろうとしている。
正直に言おう。ここからの大逆転勝利は不可能だ。だが、完敗なんてしてやらないし無傷無血の勝利なんてさせてやらない。

「それでは大物取りは無理そうなんで小物で稼がせてもらいますよ。そちらが一段クリアするごとに削ってやりますから首を洗って待ってなさい!」

そう叫ぶと逃げようとするレートを追うことはせずにサイドステップで左へ跳ね飛び距離を取る。
自分が無力化されてはその小物取りすら難しくなるのだから。
>レート様、博物館東入り口ALL

11日前 No.84

友禅 @yuuzenn☆fXqsD0VZIxk ★Ywte4t2Nfq_Q1n

【 屋根舟舞楽 / 博物館周辺 】


 何か人ごみの一箇所が騒がしくなったと思えば、パリンとガラスが割るような硬質な音が響いたのを皮切りにそこにいた人々が次々と倒れていった。まるで糸を切られたマリオネットのような有様だ。何が起こったのか分からないのか、警備の警察官も至極不思議そうな表情でその光景を見ている。倒れてはいない他の野次馬たちが電話で救急車を呼んでくれているみたいなので、とりあえず舞楽には何も手伝うことが無さそうだ。血色の良い顔や何人かの口元から聞こえるイビキの音を鑑みれば、少なくとも彼らに命の危険が無いことは分かるわけだし。
 なんてことを考えていれば、突然胸元に走った衝撃。そしてあからさまに不機嫌そうな表情をした少年……いや、少女だろうか。どちらか分からない容姿をした小さい子からの文句も飛んで来た。舞楽が立っているのはかなり道の端っこよりの邪魔にならない場所だし、そもそも勝手に歩いてきたのも勝手にぶつかってきたのも目の前のこの子供であって、舞楽は一歩たりとも動いてはいない。つまりぶつかったのは目の前の子供のせいなのだが、子供はそれに気付いていないか、あるいは気付いた上で謝るという行為が出来ないどころか責任を相手に押し付けるような性格をしているようだ。面倒な相手に絡まれた。


(……こういうタイプのガキに正論で返したって無駄だし、こっちが適当に折れるか。はっきり言ってまともに相手したくねぇ)


 心の中だけで小さく溜息を吐いて、けれどそれを表情には微塵も出さず。にこりと。性別の曖昧な美貌に柔らかな笑みを“作った”舞楽は、膝を軽く折って相手に姿勢を合わせながら、できるだけ申し訳なさそうな雰囲気で目の前の相手に謝罪した。


「ごめんな、坊や。私あんまり周りを見てなかったから……でも坊やも、こんな人だらけの場所で前も見ずにいきなり走っちゃ駄目だぜ? ぶつかった相手が私だったから良かったけど、殺人鬼とか危ない奴なら大変なことになるかもしれないんだからさ」


 やや小首を傾げて、言葉遣いもいつもより落ち着いた感じに。それだけ言い残すとその場からすっと一歩分引いて、言われた通りに道を譲る。さあ、これでもう帰り道とやらの邪魔になるものは無くなったはずだ。帰りたくばさっさと帰るが良い。自分自身、この子供にはさっさと帰って欲しいと思っている。利害は一致しているのだから、ここで大人しく帰ってくれれば相手も幸せで自分も幸せだろう。だからさあ、どうぞ好きなだけ帰ってくれ。


>天海リト様&ALL様


【絡みありがとうございます!
 舞楽の性格がこうなのでちょっと失礼な返しになることもあるかもしれませんが、まあリトちゃんの性格を考えれば失礼な子と失礼な子のややギスった絡みを楽しめるかもしれないという期待感もありまして、許して頂けるなら許して頂きたいところです(´・ω・`)】

11日前 No.85

悪来 @yousei1227☆8YLCApB6i/6 ★nGVoAFNkky_Xrr

【博物館東入り口/レート】


『それでは大物取りは無理そうなんで小物で稼がせてもらいますよ。そちらが一段クリアするごとに削ってやりますから首を洗って待ってなさい!』

そう言いながら、相手はサイドステップで距離をとった。
状況をみたところ、東入り口に突入した数名が何かしらの妨害にあったらしい。そいつらをフォローしようと近づいたメンバーが次々と行動不能に陥っていた。
普通に考えるのなら、警察の奴らが何かしらの罠を用意していた。と考える方が一般的だろう。しかし、残念なことにそれは有り得ないと判断した。
私が対峙していた彼女の言うには、俺よりメンバーの方に狙いを変えると言っていた。つまりそれは、彼女が何かしらの妨害をしているということになる。そして、今現在進行形で行動不能に陥っているメンバーの反応を通信機で確認したところ……私の考えが正しければ、彼女は異能者の可能性が高い。

私から距離を取ったのは、能力の邪魔をしないようにとかそんなところだろうか?それが本当なら、凄く面倒なことになったと思うしかないだろう。
だが、私は焦ることもなく冷静に考えた。そして―――

『東入り口を突破しようとしたレート隊。出来る限り、侵入してください。
 また、フォローに入ったレート隊は出来る限り、外側へ動いてください。……もし、出来なければ、怪我すると思ってください』

通信機で、そう言葉にした。
そして、自身の持っていたボウガンに弾丸……ではなく、矢を装填しはじめた。

「残念だけど、待つことなんて出来ないんだよねー。だってもう、作戦は始まってる。それに―――私たちは、もう止まることは出来ないからね」

ボウガンに矢を装填した私は、ダッシュブーツの出力を上げて移動し始めた。
その移動先というのは、博物館東入り口……今現在、メンバーが何かしらの妨害にあっている場所。
そこからざっと、半径500mぐらいだろうか?フォローしたメンバーが倒れた場所から推測するにそんな感じだろう。その範囲に入らないように範囲外で止まる。
そして、その中心点。そこをボウガンで狙い、矢を放つ。放たれた矢は群がる警察の上を通り抜けてその500mの中心的より少し上方に突き刺さる。
私の腕では、中心点に着弾させるなんて到底不可能だ。それこそ、射撃の才能を持つものが放つ矢等であれば話は別なのだが……何にせよ、次の矢をボウガンに装填する。
まさか、こんな堂々と矢をボウガンに装填できるとは思っていなかったが、それもメンバーが警察の行動を拡散しているおかげだろう。そして、あの能力者であろう彼女も油断してくれたおかげである。
次の矢を装填し終えた私は、ボウガンを構えてまた、あの中心点に撃ち込んだ。今度は中心点より下方にだ。
そして思惑通り、……とまではいかなかったが、中心点よりほんの少し下方に着弾。それと同時に撃ち込まれた二本の矢は――――爆発した。

その爆発は大きくはないが、それだけでも、周囲の人間を吹き飛ばす程度の威力は存在する。
つまり、半径500mにいたメンバーを爆風で範囲外へと吹き飛ばしたのだ。出来る限り、博物館の中へと侵入していたメンバーは爆風のおかげで侵入し、外に向かって動いていたメンバーは外へと押し出されたのだった。
これは全くもって、予想外の作戦だ。異能者による妨害のおかげで少し強引な方法を取ってしまった。後で、メンバーに文句言われるだろう。

「まぁ、そういう私も今から強引な方法をするんだけどな」

そう言って、少し溜息を吐きながら私は、ダッシュブーツの出力を最大限にして、起動させた。
出力を最大限にしたダッシュブーツは一般人の速度とは思えない速さを出した。正直、車が猛スピードで走っているという感覚ではある。だが、この速度なら……行けるだろう。
東入り口から猛スピードで侵入しようとしている私を捉えた警察たちが、取り押さえようと立ちはだかった……のだが、あまりのスピードに恐怖して衝突する直前で警察たちは回避行動を取った。そして、メンバーが行動不能に陥っていた場所に入った。その瞬間、自身も吐き気と眩暈に襲われた。
なるほど……こういう状況だったか。でも、悪いけど通らせてもらおう。
そう思っている最中でも自動で進んでいくダッシュブーツ。これはもう、あれだ。うん。半径500mぐらいどうってことない。どうってことないのだが……逆にどうやって止まろうかと考えた。
実際のとこ、こんな猛スピードを出して移動したことなんてないわけだし、これでブレーキかけたらどうなるのかも分からない。何分、皆さん安全運転だったもので。

「……あー、やっばい死ぬかもしんない」

そう思考した瞬間だった。
半径500m外へと押し出されていたメンバーの一人が、私の足を蹴り、私の体勢を崩してそして、その体制が崩れた状態からまだ勢いが落ちない私をもう一人のメンバーが受け止めて、それでもなお勢いが止まらない私と私を受け止めたメンバーをもう一人のメンバーが受け止めた。
それによって私は、死を免れたのだった。
……いや、ほんとごめんなさい。助かったわ。さっきの爆風で中に侵入できたメンバー3名は恨めがましい目で私のことを見ていた。が、とりあえず気にせずに通信機を使用する。

『……えー、外にいるレート隊は各自散らばって何とかして侵入してきてください。そして決して、私のように無茶な侵入をしないようにお願いします』

私は、自分の行いを反省しながら外にいるメンバーにそう告げたのだった。


>>真田蓮歌様、東入り口ALL様

11日前 No.86

紙うさぎ @tbbt3rbt ★iPhone=VBeSsRH8xy

【天海リト/博物館周辺】

苛立ちを覚える中で、いちゃもんをつけるかのような目でぶつかった相手を見上げる。すると、青髪の彼女…いや、彼だろうか?中性的な顔立ちのその人物は怒ることもなく静かに、やんわりと笑顔を浮かべた。そして、自らの背に合わせるように腰を落とす。

『ごめんな、坊や。私あんまり周りを見てなかったから……でも坊やも、こんな人だらけの場所で前も見ずにいきなり走っちゃ駄目だぜ? ぶつかった相手が私だったから良かったけど、殺人鬼とか危ない奴なら大変なことになるかもしれないんだからさ。』

リトは自分の中でプツン、と何かが切れる音がしたような気がした。『坊や』、このワードには問題点が二つ。坊やとはあくまで幼児期の男を指す言葉であって、私は女だし幼児でもない。失礼にもほどがある。彼は言われた通り道を譲ったが、リトの苛立ちは最高潮に達していた。やがてすぐに細い腕は何とも表しにくい妙な柄のTシャツを掴み、少年であろう人物をグッとこちらへ引き寄せた。

「あのね、一つ言っておくけど私は糞餓鬼でもないし、男でもないわ。…殺人鬼?そんなのただの能無しでしょ。この天才様がそんな馬鹿にやられるわけないじゃない。あんたこそ早く帰るべきなんじゃないの?ね、"坊や"。」

嫌味と怒りを率直に述べた分。初対面にも関わらず遠慮という言葉は知らない。…まぁ、それは互いに言えたことかもしれないが。

と、言葉を言い終えやっと一息ついた、その瞬間であった。博物館の中から聞こえる爆発音。どうやら大きなものではないにしろ、爆発が起きたようだ。…これは中で混戦してるわね。まったく、"これ"のために帰れないなんて冗談じゃないわよ。私の帰り道を邪魔するなんていい度胸じゃない。
するとリトは少年の胸ぐらをようやく離すと今度は彼の腕を掴んだ。

「アンタ、私にぶつかった罰よ。付き合いなさい。」

そして少年を連れて人混みを掻き分け、どんどん博物館のある方向へと足を進めていくのであった。


>>屋根舟舞楽様,周辺all様


【全然おけっす!こっちも失礼な発言するのでまさに失礼×失礼ですね。無茶が(かなり)多いですがよろしくです(´-`).。oO】

11日前 No.87

友禅 @yuuzenn☆fXqsD0VZIxk ★Ywte4t2Nfq_Q1n

【 屋根舟舞楽 / 博物館周辺 】


 自分より背の低い少年にいきなり胸ぐらを掴まれたと思えば、ぐっと引き寄せられて不機嫌そうな声色と共に性別と年齢を訂正された。性別のほうはひょっとしたら女かもしれないと考えていたものの、年齢のほうは全くの予想外だ。完全に年下だと思っていたし、想像より年を重ねているにしてもまあ同い年くらいだろうとタカをくくっていたのに。これがリアル合法ロリという存在なのか。いや、パッと見はショタっぽいからその表現で合っているのか分からない。『本当はショタじゃないけどショタに見える大人の女性』を指す短い言葉は、ひょっとしたら広いインターネット世界のどこかしらに転がっているのかもしれないが、生憎舞楽の脳内辞書にはぴったり当てはまる表現が無かった。
 それにしても殺人鬼にやられないと断言するあたり、この坊やもとい彼女にはかなり腕っ節への自信があるのだろうか。しかし体型を見る限りどう考えても格闘技が出来ますというオーラは感じない。天才様を名乗る以上は何らかの才能を持っている才能者であるのは確定しているから、ひょっとしてこの細身と低身長で戦いに適した才能を保持しているという可能性もあるが……。


「悪い、見誤った。ひょっとしたら女子かもしれないっていうのは予想してたが、まさか年上だったとは……今後の対応に関わるかもしれないから、念の為に実年齢だけ教えてくれ。まさか四十代とか言わないよな?」


 世の中のアニメにはどこからどう見ても十代前半の四十代ママなどがザラに登場するので、まさか目の前の女性もそのタイプなのではと勘繰りつつ質問。けれど質問をした台詞の後半部分は殆どがいきなり博物館から聞こえてきた爆発音に被って掻き消えたので、相手に届いたかどうかは不明だ。不意に胸ぐらを離されたと思えば今度は右腕を掴まれ、自分にぶつかった罰だと宣いながら結局何歳なのかよく分からなかった女性はどんどんこちらの事を引っ張って進んでいく。向かう先はあきらかに博物館内だ。


「え、ひょっとして入んの? あそこに? うっわあ、たぶんスプラッター映画の殺人鬼みたいなあからさまなキチガイとかサイコパスがひしめき合ってると思うぞー。扉を開けた瞬間に、ブッチャーナイフかチェーンソー辺りを構えた麻薬キめてそうなテンションのヤベー舌出しモヒカンイカレポンチが『ヒャッハー! 今日の俺様の得物が飛び込んできたぜー!!』とか愉快なこと叫びながら馬鹿みたいに襲いかかってくるかもよ? で、そういう奴に限って脳味噌はクルクルパーだけど腕っ節は強いんだ。私異能者だけど自分に使えるような異能の内容じゃないから、そういう手合いと戦うにはお姉さんがある程度戦闘できる人じゃないと厳しいぜ? それとも手前まで行って帰るだけ? それならまあ、戦闘とかしなくても運が良ければ大丈夫かもしれねぇけど……」


 口ではあんまり行きたがっていない割に、大人しく腕を引かれたまま脚を動かして相手についていく。行きつけのカラオケがしょっちゅうテロリストに襲われたりする星の元に生まれているこいつは、実のところ一般人のくせに妙に修羅場慣れしている節がある。戦闘技能は無くとも、精神的には殺気も狂気もばっちこいなのだ。それでもって根がドライだから、仮にここで自分が死んでもまあ人生こんなものかと納得して逝けるだけの胆の据わり方をしている。つまり博物館に行きたがってはいなくとも行ったらひょっとして死ぬかもしれない恐怖感や拒否感があまり無いから、こうして口ではあれこれ言いつつも身体はそんなに嫌がってもいない状態になっているのだろう。


>天海リト様&ALL様


【ギスり合うも良し、たまに結果的に協力するような形になって持ち前の失礼さで敵を二人がかりで煽っても良し! そんな感じの楽しい絡みにして行けるよう、私も頑張らせていただきます(`・ω・´)】

11日前 No.88

@akira0908 ★Tablet=UIgVrM4Ag0

【博物館中央階段付近/月夜】

わんわんと子供のように月夜が泣いた振りをしていると、すごい機動で月夜に近付いてきたモノクロのいかにも道化師の姿をした才能者集団サーカスボス代理、メリーメイズだった。無論、月夜がメリーメイズがそんな偉い役職とは知らなかったが、警察側の人間ではないことは確かだった。そしてメリーメイズの側近のようにそばに居る人間を見てグループを動かせるほどの幹部クラス、ということを即座に理解した月夜はネギしょったカモが本当に来やがった、などと考えながら、メリーメイズと目を合わせてわざと瞳をうるうると潤ませる。

「あのね、妹とはぐれちゃったの……。俺、お兄ちゃんなのに、あの子とはぐれちゃったから探してたらここ、来てて……でもなんか、出口わかんなくなっちゃって…………!」

俯きがちになりながら声と体を震わせてうまく嗚咽をあげながらたまに左目をごしごしと拭う仕草をしながらぽつぽつと話し始める。
────妹とかウザそうだな
そんな事を思いつつ、月夜は磨きあげた演技力と無感情の力をフル活用する。
ふとメリーメイズの後ろにいる人と月夜の目が合い、訝しげに見つめてくる後ろの人物を見たあとにあの人もこちらに取り込まねば、と思いつつ少し考え込む。しかしその姿もすぐに終わらせ、子供のように口を開く。

「お姉ちゃん、あの、あのね、もし良かったら妹探すの一緒にしてほしいんだ。……最後に見たのが2階に行ってた時だから…………もしかしたら大変かもしれないけどお姉ちゃんにも来て欲しいんだ……俺一人だと怖くて……」

もじもじとしながら月夜は恥ずかしそうに涙を拭った後の少し腫れた潤んだ瞳で上目遣いになりつつメリーメイズを見る。
もちろん、妹なんて存在しないので敢えて2階に誘導する事で少しでも油断させて才能者集団サーカス逮捕の貢献の一つさせてやろうかなどと月夜は可愛い顔や仕草をしておいて腹の黒いことを考えていたのだが。

「あ、嫌なら大丈夫なんだ、俺ひとりで頑張るよ……!」

あ、と声を漏らしながら子供らしく少し遠慮するような素振りを見せることにも抜かりない。
もちろん今の月夜の頭は頑張るも何も無いのだが。ただただ、大嫌いな兄の尻尾を掴むためだけである。そのためなら彼は、慈悲ある行動なんでものは一切しない。

>>メリーメイズ様、all様

【絡 み 感 謝 で す ! !】


【博物館非常口階段→博物館非常口2階/朝陽】

トヨタマにどうするかと判断を任せていて、トヨタマの口から判断の答えが返ってくると朝陽はニッコリと優しい笑みを浮かべた後に軽くくしゃくしゃとトヨタマの頭を撫でた後に「よく出来ました」と一言。

「それじゃあ、行きましょうか」

非常口階段で気絶した警察を拘束してもらい、そちらの見張りを頼み、ヒールの高いブーツで階段を登る度に音を立てないようにしながらも速やかに階段を登りきる。もうブーツで音も立てずに階段を登る事くらい彼にとっては容易かった。
なんとか非常口階段を登りきり2階にあがると、2階の展示物が並ぶ部屋の扉の前でじぃっと朝陽は試行錯誤する。ここで扉を開けたら、恐らく警備が強まっている今の状態だと警報やら何やらがなって一筋縄では行かないだろう。それにメリーメイズとの合流も考えていないといけない。こんなことをしている間にもメリーメイズが道草を食っていなければ良いと思うのだが、しかしそれは人の良い性格が災いして不発に終わる。それが吉と出るか凶と出るか、ここは見物だろう。

「それにしても……嫌な味ねぇ。来てるのね、“ウォーレン”」

ウォーレン・エドワーズ。別名を月夜。もちろん朝陽はウォーレンとしてしか彼のことを知らないのだが、彼女の才能の前では月夜は無力だった。唯一の救いと言えば、朝陽が月夜と遭遇していない事だろうか。

『こちら朝陽。今のところアタシのチームは撤退者ゼロで無事2階に着いたわよ。今は2階に入る非常口の扉の前に居るわ。それと妙な人間が居たら気を付けるのよ。もしかしたら食べられちゃうかもしれないわ。例えそれが一般人だとしてもね。後はメリーメイズとの合流になりそうだけれど……メリーメイズの方に何かあったらメリーメイズ以外で構わないわ、連絡を寄越して頂戴』

小声になりながらも息を潜めるように小型通信機を起動させて2階についた事の報告と一般人への忠告をする。もちろん、朝陽の願いとしては本当にただの一般人で済めば良いのだが。

>>トヨタマ様、周辺all様

11日前 No.89

花夏 @hana5natu8 ★iPhone=X4EOZsmUqP

【アラク・ラシード(ライル)/博物館 周辺→一階西側出入り口】

ホテルの自室で普段おろしている髪をバレッタで一括りにまとめあげて、グレーのスーツから黒のスーツに着替えてから、もう一度博物館に戻ってみれば先ほどより野次馬が増えていた。どうやら中ではもう戦いが始まってるらしい。
サーカスの奴らは東口から入ったようだな。サーカスの存在はこの上ない派手な陽動の役目になっている。
野次馬の中から自分より明らかに体重のある筋肉ダルマみたいな男を選び、その首後ろから掴む。男が驚きに声を上げる前に、問答無用で路地裏に連れ込んで、男の背中側から左手に握っていた刀で壁に押し付けると、そいつから呻き声が聞こえた。

「ぐぅ……な、なんだぁっ!?」
「……。」

恐怖に歪む男の顔に目もくれず、トンッと背中に触る。そして、僕の異能により、一瞬で消えた男。頭は悪そうだが、あの見て呉れは身代わりとしては申し分ない。
何事もなかったように路地裏などの人目につかない道を進み、博物館の西口付近に移動する。こっち(西口)はあっち(東口)とは違い内部は静かだな。こっちの警備はさぞ暇だろう。まあ、僕には関係ないけど。
建物の影に身を隠しながら、スッと目を細めて西口付近の警備を監視する。血の匂いがしないところをみると、僕の仲間はまだ暴れてはいないみたいだな。

「派手なのは嫌いなんだがな。」

ため息混じりに呟き、建物の影から西出入り口に向かって抜刀しながら、足音を立てず走り出す。刀に反射した僅かな光に気付いた数名の警察官の喉元を正確に斬りつけていけば、そいつらは声をあげるまでもなく絶命した。サーカスの奴らとは違い、簡単に人を殺したのを見るなり、周辺の警察官の顔が青くなる。

「ま、まさか……!」
「あいつらだ……、ブラッドが来、」

来た、と叫ぼうとした警察官の首を真正面から切り落とす。ただ真っ直ぐ進んできたことを証明するかのように、僕の通った後には死体が転がっている。終始無表情を貫いて、血が降りかかる前に走り抜けながら、西口から博物館に突入した。
そのままの勢いで、目の前にいたグレーの髪の警察官の喉元をめがけて斬りかかった。

>妃ちゆう様、来栖大吾様、周辺ALL様
【急展開ですが、絡ませていただきます!途中、離脱して盗みに行きますが……。】

10日前 No.90

ゆんかーさん。 @yunkermaze ★iPhone=XE7VZvWmXG

【博物館中央階段付近/メリーメイズ】


ふむふむ、ふむふむと連続して頷きながら親身になって相手の話を聞くメリーメイズ。

「迷子の迷子の子猫ちゃん!妹を探す、護りたい。立派な事じゃ無いですか!良いでしょう、捜すのに協力しましょうか!感動的だからねっ!」

そう言って、一歩相手の方に踏み出しかけた足を……、


ズドンッ!


「だが断ります。断固として断然拒否!言語道断嫌ですねっ!」

グルンと片足で一回転した後勢い良く踵を床に打ち下ろして、明るい口調で、親指を立てて、メリーメイズは鮮やかに言い放った。

「君は『お兄ちゃん』としては一流ですが、『道化師』としては弩三流のペーペーだねっ!そんなんじゃ甘いよ、この私を騙して騙って出し抜こうなど、片腹に据えかねる所業だよ!」

ちっちっち、と人差し指を振りながら、反対の手で口元を覆い隠す。

「常人なら騙せただろうけど、私は騙せない。滲み出る本質を隠し切れて無いもの。何よりチャーリーがこの状況で何も言わないのが可怪しいからねっ!」

そう言ってチャーリーを見やるメリーメイズ。彼女の才能はこう言う時に効果を発揮する。『疑わしきは罰しろ』、とはよく言ったものだ。

メリーメイズが口元を覆い隠していた手を除けると、其処にはその口に挟まれたピンとピンを引き抜かれたフラッシュバンが握られて居た。
ヒラリと翳したその手からフラッシュバンが落ち、重い金属音を響かせて床の上に跳ねる。


>>月夜s、周辺ALL

【道化師相手にペテンとは恐れ入る!少し巻き気味で行きます。】

10日前 No.91

来栖大吾 @kamen0000☆t/AONpMG4d92 ★nAKcpiXN1v_yoD

【博物館(一階西側)/来栖大吾】


「――――――ッッ!     危ない!!」


突然と出てきた謎の女が出てきた瞬間、彼女の取る行動はすぐにわかった。狙いはちゆうお姉さんの喉元、そうはさせるかと思った大吾は体から熱気が放出し、ちゆうの目の前にジャンプして木製バットで刀の攻撃を受け止める。もちろんただの木製バットなので、真っ二つに折れたが彼女を救うことはできた。
その刀の反動で後ろへと下がるも、すぐに受け身をとり態勢を整える。

紫がかった紺色の女性、その姿はとても綺麗なお姉さんともいえるがこんな喉元を狙い殺そうとする女性を、口が裂けてもそんな言葉はいえない。だが雰囲気も明らかに殺気だっているし、何よりサーカスの連中ではないことはたしか。
おそらくあくまで出てこられたくない犯罪者集団ブラットの人のだろう、なぜここにきた? もしかしてこいつらも金の王冠目当て? それともサーカスの邪魔をしにきたとかか?

考えている余裕はないが、初実戦がこのただならぬ女性とやる羽目になるとは思いもしなかった。


「てっきりサーカスの人かと思ったけど、違うね。 ブラッドの人間だろう? まさかこんなところにまでくるなんてね……まぁ初実戦の相手が貴方なら文句はないけどね」


両手拳を握りしめながら、戦闘態勢に入る。もちろん彼女は異能者であることは間違いない、さきほどは手の内を見せなかったが後々彼女の能力もわかるはずだ。
とはいえ防ぎ防ぎだとこちらの首が飛ぶ、なにせこの肉体強化時間はたったの5分、今1分を切ったところだ。
だがこの肉体強化のおかげもあって、攻めに攻めることができる。 まずは彼女を座らせることから始めよう。


「じゃあ……いくぞおおおおおお!!」


そのまま一気にダッシュして、空中にジャンプし顔をめがけてキックを放つ


>アラク・ラシード ちゆう ALL

【絡みありがとうございます!】

10日前 No.92

@akira0908 ★Tablet=UIgVrM4Ag0

【博物館中央階段付近/月夜】

まんまと罠に引っかかった。そう思った瞬間の事だった。

『君は『お兄ちゃん』としては一流ですが、『道化師』としては弩三流のペーペーだねっ!そんなんじゃ甘いよ、この私を騙して騙って出し抜こうなど、片腹に据えかねる所業だよ!』

────この俺の演技が、バレた?
初めての事で、思わず月夜は目を見開いて唖然とする。しかし相手は月夜のことを兄と思っているようだった……が、もしかしたらそれは言葉ではそう言っているだけで、本当は既に自分が警察側の人間だということがバレてしまっているのかもしれない。

「なぁんだ。バレてたのか。へぇ……こりゃ面白いや」

初めて見破られた。その事に驚きが隠せないが、それと共に初めて月夜の中で“面白い”という感情が生まれる。と言っても、メリーメイズと離れてしまったらそれが最後、月夜の中の感情は全て踏み潰されて死んでしまうのだが、月夜はそれを自分からしていたし、今更自分の感情でどうこうと思ったりもしなかった。
頑張って流した適当な涙も適当だとバレてしまったのもあり、月夜は肩を竦める。
ふとメリーメイズの方を月夜が見ると、メリーメイズの手にはピンの開いたフラッシュバンが手に握られていた。ここでなら本来は「逃がすものか!!」というのが警察としての役割だが、冷静かつ無感情な彼には分かっていた。
────ここで追い掛けるなんてことをしても、追いつけない

「兄さんに会ったら伝言をよろしく頼むよ。才能者は才能者らしく日陰者でいろってね」

メリーメイズにそれが聞こえたのかは分からないがそういう風に吐き捨てる。もちろん、才能者集団サーカスが潰れたりなんかした時は自分も才能者として黙って静かに生きていくつもりだ。そんな事を考えながら。

>>メリーメイズ様、all様

【絡み感謝でした!!お疲れ様でした!】

10日前 No.93

@purple3ru ★iPad=o1RdeKbLL2

【博物館非常口階段→博物館非常口2階 / トヨタマ】

自分が判断し言葉を答えると、朝陽はにこにこと笑って頭を撫でた。少しくしゃっとされても「髪とリボン崩れるだろ」なんて言えない。これは、リーダーとしての、自分たちを愛してくれているからこその行動だ、悪意はない。ならば、怒れないのは当たり前だ。どころか、撫でられて心地よかった。ならば、何も言う必要性は無い。「よく出来ました」と言うと、階段を登り始めた。自分も足音を立てないように気をつけ、でも置いていかれないようにできるだけ素早く登る。正直こんなことする経験ないし、むしろ階段は足音を普通に立てて普通に歩いていたトヨタマにとっては、かなり難解だった。正直なんで朝陽が簡単にできるのかわからなかった。コツを教えてくれ。何とか登りきり、目的の物がある、と思われるドアの前で、朝陽は止まり、メリーメイズと連絡を取る。…さっき呟いた"嫌な味"が引っかかり、小型通信機をしまったのを見て、そっと声をかける。

「……嫌な味、って…大丈夫か?」

>>朝陽さま、all



【博物館周辺→博物館内 / 木葉】

「…あ」

未だに減らない、どころか増えていく人々の中、背の低い中性的な容姿の人と、中学生くらいのこれまた中性的な容姿の人が、ずかずかと人ごみの方へ歩いていった。あそこに今までいたということは、一般人であることに間違いないだろう。何だ、一般人でもいけるのか。じゃあ私も行かせてもらおう。ただの一般人に犯罪者組織の人間である自分が少し劣ったことに苛立ちを覚えつつ、能力を使う。自分が通る博物館への道を封じる人間の足を、本当に少しだけ凍らせた。少し動けば割れるし、温度も低いので何も感じないが、一瞬動きを止める。今はそれで十分だ。木葉は、自分が足を凍らせた人たちの真横をずかずかと通って行き、博物館へ入った。

>>(天海リトさま、屋根舟舞楽さま、)all【入ってどうするんだろう…((】

9日前 No.94

@akira0908 ★Tablet=UIgVrM4Ag0

【博物館非常口2階/朝陽】

小型通信機をしまった後、トヨタマから大丈夫かと心配をかけさせてしまったようでなんと答えるべきか暫し考える。しかし、それもすぐにバレてしまうことだと考えれば隠す必要も無いかと判断し、朝陽は苦笑しながら声を潜めながらトヨタマ対して口を開く。

「ちょっと厄介な知り合いの味がしたのよ。だから見つかったら面倒な事になりそうって思って。警察だし尚更ね。……幸い、彼は才能者だけれど……アタシが居ないときっとまんまと騙されるわよ。相手は血も涙もないサイコパス、目標達成の為なら仲間1人死んでもいいと思ってるような男だし。……はぁ、そんな精神信じられないわ。人間性を疑うわ」

と言っても、人間性なんてものは彼の中に存在しないのだが、それは胸のうちに秘めておくことにした。肩を竦めながら苦笑した後、ふと朝陽は考えつく。メリーメイズが2階に上がってきたらそこから非常口を開けて合流をしようと。
念のため鍵が掛かっていないか鍵穴を見てみたが、さすが非常口と言うべきか、ちゃんと開いていた。もちろんピッキングくらいなら知識の中に入っているので鍵が閉まっていたところで困ることなんて何一つないのだが。

「メリーメイズが2階に上がったら扉を開けるわ。その際にきっと警報だとかシャッターがあると思うけれどなるべく回避するのよ。気配を消しながらの行動を心がけてちょうだいね」

そのように指示すると、朝陽はメリーメイズの方から2階に上がったという報告が上がるのをじっと待っていた。

>>トヨタマ様、all様

9日前 No.95

@purple3ru ★iPad=o1RdeKbLL2

【博物館非常口2階 / トヨタマ】

警察で才能者でサイコパスなやばい奴がいるらしい。仲間1人死ぬって…おいおいまじかよ。そのヤバい奴が知り合いにいる朝陽もどういう奴なんだよ、とツッコミを入れたかったが、すごく今更だ。と、少し呆れかけたところで…仲間1人死ぬ、の重さに、背筋に寒気が走った。1人、死ぬ? いやいやいやいや、え? それってすごくやばいことだろ、すごく今すぐ帰りたい…と表情は真剣なままで頭の中で盛大に焦っていると、朝陽に命令された。気配を消しながらの行動ってなんだ、気配なんてどうやって消すんだよ。『死ぬ』の重みに未だ頭の中をぐちゃぐちゃにしながら、一度深呼吸し、頭を空っぽにする。今集中すべきことは、金の王冠の奪取。メリーメイズが2階へあがったら扉を開く。警報もシャッターも回避。そして気配を消す。頭の中で整理し終えると、緊張した面持ちで扉を見つめて構えた。

>>朝陽さま、all【絡みようがない文ですが…()】

9日前 No.96

花夏 @hana5natu8 ★iPhone=X4EOZsmUqP

【アラク・ラシード(ライル)/一階西側出入り口】

僕と警察官の間に割り込んできたゴーグルとオレンジのバンダナが特徴の黒髪のガキ。
気にも止めず斬りかかれば、僕の刀はそいつの持っていた武器を真っ二つにした。地面を転がるその切れ端をチラッと見て、武器が木製のバットであったと知る。特にこれといった細工もない玩具か。
今ので崩れた体勢を整え、僕を見上げるガキを無表情で眺める。はた、と記憶の端で思い当たる。2年ほど前に偶然見かけた肉体強化の異能を持ったあん時のガキだ。アレは手に入れておきたい能力なんだが……些か、その呆れた性格が邪魔だな。

「てっきりサーカスの人かと思ったけど、違うね。 ブラッドの人間だろう? まさかこんなところにまでくるなんてね……まぁ初実戦の相手が貴方なら文句はないけどね」
「よく喋る口だな。」

黙らせるか。
両手に拳を作り、臨戦態勢に入るガキに、僕は表情を変えず刀を鞘におさめる。
肉体強化の能力に対して、真正面からやり合うのは得策じゃない……が、それは一般人の話であって、僕に適応される話ではない。

「じゃあ……いくぞおおおおおお!!」

そんな雄叫びをあげながら僕の顔面めがけて放たれる蹴り。直前でそれをヒラリと最低限の動きでかわすと同時に、ガキの頸動脈めがけて抜刀して斬りあげる。その反動を利用し、後ろへ飛び、やや距離を置く。
今のところ何もしてこないグレーの髪の警察官への警戒も怠らず、そもそも、と考える。僕はこいつの能力が欲しいのに殺す理由があるのか。現にこいつは僕の邪魔をしている時点で、殺す対象にはなっている。

ーーああ、そうか。

「あんた警察じゃないよな。なんでここにいる?」

ーーこいつが僕の邪魔をする理由を消せばいいのか。

こんな簡単なことが分からなくなってたとは、僕もやきが回ったか。
鞘を左手に握り、右手の刀は肩に軽く切っ先を乗せ、目を細めてガキの返答を待つ。

>妃ちゆう様、来栖大吾様、周辺ALL様
【途中の斬撃はまともに受けたら大量出血で死ぬんで、受けるなら多少の傷にしてくださいね!】

8日前 No.97

来栖大吾 @kamen0000☆t/AONpMG4d92 ★nAKcpiXN1v_yoD

【博物館(一階西側)/来栖大吾】


「なっ―――!!」

肉体強化で自身が強化されている、よってあの蹴りもそんな容易くよけれるはずがない。そんな事態に一瞬驚いた表情を見せると、頸動脈めがけて抜刀して斬りあげる攻撃を我に返った大吾は反応し、空中に大きくジャンプして攻撃を回避すると、一回転して若干の距離をとる。
たしかに相手は戦い方を熟知しているようだ――おそらく未だに能力は使っていない、自前の身体能力であの攻撃をよけたことになるだろう。ということは相手はとんでもない奴なのは目に見えてわかったことだ。


ふっと態勢を整えて、おそらく今は2分……残り3分で此奴を倒すことは不可能に近い―――が、これ以上被害が出ないためにも彼女にダメージを与えて、止めなければならない。
そんなことを考えていると相手が質問をしてきた、ここまで余裕そうなのは気が散るが、素直に答えることにしよう。


「ここの警備を依頼されて、ただ来ただけだよ。 悪者を捕まえるってのも依頼に入ってる……アンタみたいな奴をなァ!」

もう攻めるしかない、攻撃を一撃でも当ててればさすがの奴も多少は怯むはずだ。さきほどのよけ方からして、ただ突っ込んでも意味がない、なら―――!!
そのままダッシュして、彼女の後ろに滑り込むと、後ろに攻撃すると見せかけて、彼女の前にジャンプし、拳を握りしめて脇腹に一撃を叩き込む。


>アラク ちゆう ALL

8日前 No.98

半日草 @cistusrock☆9vXqixCQ/Bs ★LMNWcg0jcP_Hej

【博物館東入口/真田蓮歌】

咄嗟に出そうなった言葉は「バカじゃないの?」だった。そう言いたくもなる。
レートが倒れた隊員を助けに行くであろうことは事前の通信の声から予想していた、が、まさかあんなバカみたいな助け方をすると思うだろうか。少なくとも蓮歌はもっと安全な方法を使うと思っていた。間違っても矢を爆破させるなんて真似すると思えるものか。
助けに入る直前、隙を狙って捕縛しようと企てたが爆風の余波で足がよろめき前へ進めない。

「なんとかと天才は紙一重ってやつですかね……!?」

敵も味方もまとめて吹っ飛び能力圏外から離脱される。同時に駆け出す。離脱されたならばまた納めてしまえばいいのだ。
だがその目論見も間に合わない。ボウガンを放った背中へ手を伸ばし、直後、襟首に届きかけた指から猛スピードで離れていく。苦し紛れで警棒をぶん投げようとして、咄嗟に思いとどまる。あの速さは恐らく時速60q以上。バカじゃないのかともう一度内心で思う。
人間が生身で出していい速度じゃない。立ちはだかろうとした警官が回避するのを見ていい判断だというしかない。なにせ車並みの速度だ。間違いなく死亡事故にしかならない。速度によっては空き缶が車の防弾ガラスを割るのだ。人間と人間があの速度でぶつかってみろ。どうなるかは明らかだ。
そうして猛スピードで能力精密範囲から駆け抜け……止まらない。
その先は壁である。せめてもう少し速度を落とせ死ぬぞ、みたいな考えが脳裏を過ぎ去る。思わず悲鳴を上げそうになるが彼に押し出されていた仲間たちによって事なきをえていた。

「……ああ、もう、心臓に悪い!」

悪態を吐きながら、随分と距離を取られた彼らを見る。馬鹿正直に追っても追いつくのは無理だ。ため息を吐き出して、見送るしかないかなと頭を抱える。
怒られるだろうか。いや、管轄外の若造にしては私も頑張った方だと思う。
無線を使って本部へ簡潔に侵入を許してしまったことを伝え、爆風でふっとばされていたけが人の安否を確かめる。そこそこ密集していた状態で派手に吹っ飛び、人の下敷きになったせいか骨折と思われる症状が数人。無傷に見えても衝撃のダメージというのは後々に響くものだ。念のため巻き込まれた警官は救急隊のお世話になってもらう。
人がいなくなり東入口は少しばかり閑散とする。
入られたものは仕方ない。次は出口と逃走経路を塞ぐことが仕事になる。はあ、と、もう一度ため息を吐き出した。まったく、ままならないものだ。

「何が『もう止まることは出来ない』ですか。ガキか」

負け惜しみのように呟きながら博物館内部の人間の動きを把握する。あれだけ喋ったのだからレートの声は記憶した。蓮歌の戦場は続いてる。なんだか少し騒がしい外に疑問を持ちながら、蓮歌はその場にとどまった。
>レート様、東入口付近ALL
【蓮歌はとりあえず東入口に留まりますので後追いできませんのでここまでということで…一旦お付き合いありがとうございました!】

8日前 No.99

悪来 @yousei1227☆8YLCApB6i/6 ★nGVoAFNkky_Xrr

【博物館東口通路/レート】

「……どうやら、外の警察たちは追ってこないみたいだね。
 まぁ、あんな危険なことしたら誰だって追いかけたくなくなると思うけど。いやーうん。うまくいって良かった良かった!!
 ……はい、すんません。反省してます。だからみんな落ち着いてくれ」

能力により行動不能に陥ったメンバーを爆風で吹き飛ばして、さらに自分はダッシュブーツで車並みの速さで東入り口から侵入。メンバーがいなければそれはもう大変な事態になっていたことだろう。冗談で軽口を叩いた結果、メンバーの皆々様は無言で自身の武器を私に向けていた。

あぁ、冗談が通じないのは困るなー……

一応、事前に報告したつもりなんだけどなぁ。
何にせよ、博物館には侵入できた。外に分断されたレート部隊も各自の判断で博物館内に徐々に侵入してくるはずだろう。

「さて、とりあえず侵入できたことだし、次の仕事に移ろうか。……といっても、博物館の中にもまだ敵さんはいるからそこは注意してください」

と言いながら、近づいてきた警察をボウガンで殴って気絶させた。
そしてすぐさま、ロープを持っていたメンバーがその警察を縛って身動きを封じたのだった。

私の予想では、外側を警察が囲んで博物館内は組織の異才能者。又は特殊異能部隊が警備していると予想していた。が、目で確認できる範囲では警察の存在はいない。
多分、どこかに隠れて私たちを捕らえる準備をしているのかもしくは、西側の方に集中しているのか。どちらにせよ、私たちのすべきことは変わらない。
博物館内に侵入したのなら、脱出経路を確保すること。これが最優先だ。

『外で侵入を試みようとしているレート隊は隙を見て侵入してください。中にいる私たちは次の仕事をします。
 中にも警察がいますので侵入する際は気を付けてください』

通信機でレート隊にそう告げた後、私は侵入したレート隊のメンバーと共に脱出経路の確保の仕事を行うのだった。

>>東出入り口付近ALL様
【絡みありがとうございました!!】
>>真田蓮歌様




【博物館東入り口付近/如月イロハ】

東入り口付近に残った警察。
レートの放った矢の爆発により、負傷者が多数でた訳だが死亡した者は未だにいない。これが、サーカスのやり方だろう。だが、こちらとしても警察のプライドがある。故に放っておくことはできないのだ。

「動けるものは私のとこに集まれ! 外にいる残りのサーカスの奴らを捕まえるぞ!!
 このまま黙って野放しにしてなるものか!!」

私の呼びかけに答えた仲間たちがぞろぞろと集まってきた。彼らもまた警察のプライドを見せんとする猛者達だ。

「よし、集まったな!では、これより残ったサーカスたちを捕まえ―――」

と、力強い号令を掛けようとした瞬間。それは起こった。
私の呼びかけに答えて集まってくれた仲間たちが全員、血飛沫を上げたり、首を切られたりして、地べたに崩れ落ちたのだった。

私は困惑した。何が起こったのだろうか?何故、皆が血を流して倒れているのだろうか?疑問を感じざる終えなかった。
しかしそんな疑問もすぐ解決した。なぜなら、その答えを持つ者が、私のすぐ目の前に存在していたからだ

「お……お前は、ブラッ」

彼はその言葉を口にする前に首を、鋭利な刃がついた鎌によって斬られたのだから。
彼を斬った鎌の刃は血で染まり赤くなっていたが、彼女は、その鎌の血を少し舐めたが、すぐさま鎌を横に振って血を飛ばした。

「フフッ、警察の血ってやっぱりマズいわね。
 といってもワタシ……血が欲しいわけじゃあないのよね〜」

黒色のパーカーの前を開き、被っていたフードを脱いで顔を晒した彼女―――如月イロハは怪しい笑みを浮かべながらそう言った。

何故、イロハがこの東入り口にいるのか?どうやってここまで来たのか?と思う者もいるだろうが、実際のとこここまで来るのは簡単なことだった。博物館周辺を守る警察の一部を正面から突破したのだ。勿論警察を切り殺して。
そして、のんびり歩いてきたら、警察達はサーカスの集団に夢中であった。そして、さっきの入り口付近での爆発。そんな騒動の中でただただぼーっとその光景を近くで眺めていた。そして、その爆発の騒動が収まりつつある中で、集団となっている警察達を発見し、我慢していた斬る衝動を解放したということだ。そして、その集団を楽しそうに切り殺したのだった。

「アハハッ!やっぱり侵入するなら人が多いとこだよねぇ!!
 玩具がたくさんいるし、斬りたいほーだいできるしね!!」

集団を斬って、興奮したイロハは集団の付近にいた警察を見つけては、素早く動いて、片手に持った鎌で首を斬ったり、体を斬ったりして楽しんだ。
イロハを発見し、銃で攻撃した警察もいたが、イロハの突然の奇襲によって戸惑った。そして無残にも上下半分に斬られたのだった。

「サーカスって人たちも甘いなぁ……まだこーんなに玩具が残ってるのに。
あぁ、でもサーカスもコワスの面白そーなんだよねー。警察にない武器持っててさぁ? それこそ斬りがいがありそーって思っちゃうんだよねー。
だからー、近くにいるサーカスの人斬っちゃおう。そうしよーっと」

今まで、警察を斬っていたイロハだが、今度は外にいたサーカスのレート隊の一部に目をつけた。
そして、まだ近くで隠れていたサーカスのレート部隊を見つけると、すぐさま走り出したのだ。……玩具をコワス為に。

>>東入り口付近ALL様
【はい、東入り口から失礼します。イロハちゃんです!! テキトーにやっちゃいながら待機中―です】

8日前 No.100

ゆんかーさん。 @yunkermaze ★iPhone=ZAFbzHQzMk

【博物館中央階段→博物館二階/メリーメイズ】


カァオ!!!


周囲を眩いばかりの閃光が包み込む。
光が収まり視界が落ち着いて来た頃には既に団員達は移動を開始して居た。


「ええ、言伝は確かにしっかりバッチリ私から伝えて話しておきましょうねっ!」

メリーメイズも既に二階へ続く階段の踊り場まで来て居た。
ダッシュブーツの高速起動が成せる技の賜物である。

「では、私はこの辺で。」

どこからとも無くばさりと取り出したモノクロームな大布を翻し、次の瞬間、小気味良い破裂音と共にメリーメイズの姿が消える。

一瞬にして階段の上へと移動した彼女達は件の部屋へと急ぐのだった。

「アローアロー、此方メリーメイズ、此方メリーメイズ。只今二階に到着。奥へと進行中なり。合流が待たれているよっ!」

スラロームで展示物を避けつつ通路を進むメリーメイズが二階到着の一報を入れる。

「それはそうと何か知んないけど妙なヤツが居たよ、とても不自然なヤツがね。チャーリーのお陰で助かったけども。日陰者は日陰者らしく、って何だろうねっ!詳しい事は合流してから話すよっ!」

思い返すあの迷子を装った男の子の様な何か。あれは泣いては居た。心配しても居た。よく練られ、完璧に近い出来だった。だが、あれはダメだ。あんなのは不自然極まる。
メリーメイズから見れば稚児の如き演技。どんなに自分を装おうとしても滲み出る本質は隠しきれない。あれの本質はとてもでは無いが直視出来ないものだった。
あの状況下でチャーリーが何も言わないのが異常が起こって居た証明。自分にも他者にも双方向で働くその才能は不自然を浮き彫りにし、メリーメイズにその正体を曝露させたのだ。

「ブラボー、近くにボスのチームメンバーが居ないか確認お願い。アルファは周辺警戒を。警備は更に厳となる筈だからねっ!」


>>二階All

【遅れてすみません、絡みありがとござました!】

6日前 No.101

@akira0908 ★Tablet=UIgVrM4Ag0

【博物館非常口2階→博物館2階/朝陽】

1通りトヨタマにその場の勢いに任せて口走ったことを思い返して思わず朝陽はハッとする。
────しまった。アタシとした事が仲間への配慮を忘れていたわ
トヨタマは才能者集団サーカスの中では一番の一般人だと言える。朝陽も月夜の兄というだけあって彼にもサイコパス思考が少なからずともあるのだが、トヨタマにはその思考を理解するのは難しいだろう。いや、一般人には無理だ。人が死ぬことを平然と語ることなんて普通の人には無理だ。
朝陽もそのような話題が慣れない相手に思わず失言してしまったと思い、

「ごめんなさい、トヨタマの事はアタシがちゃんと守るから、何も心配しなくてもいいわよ」

とトヨタマに小さく少し申し訳なさそうにしながらも微笑んでくしゃくしゃと軽く頭を撫でてやる。朝陽が撫でてやった事により少しリボンがズレてしまったので、慣れた手つきでリボンを朝陽が直してやりながら「うん、可愛いわ」などと言うとメリーメイズからの通信に朝陽はハッとする。

「よくやったわメリーメイズ。アタシもすぐにアナタの方へ向かうわ。そのまま奥へ向かってちょうだい。メリーメイズとの合流をするわ。今からこの扉を開けるわ。展示物に絶対に触れるんじゃないわよ。ダッシュブーツの準備は良いかしら」

メリーメイズからの報告に朝陽もテキパキと慣れた様子でメンバーに指示を出すと、音を立てないように静かに非常口の扉を開いてそのままダッシュブーツを起動させて奥の方へ向かう。
するとメリーメイズからの“妙なヤツ”発言に思わず朝陽は不思議で首を傾げる。そして次に確信を持つ。“日陰者は日陰者らしく”
────どの口が言ってんのよ
そう思いつつ奥の方へ向かっていると、メリーメイズの部隊の数人の味を噛み締める。つまり、合流ももうすぐだろう。

「……居た。行くわよ」

メリーメイズの姿を朝陽の瞳が捉えるとメリーメイズの元へ展示物を避けながら向かった。

>>トヨタマ様、メリーメイズ様、all様

6日前 No.102

スサ男くん @kodai4370 ★iPhone=bRiENSUwuN

【神功浩伸/ 博物館二階】


来た。

なんかよくわからないが、腰を屈めておくと何かしらの気配というのは察知できる物らしい、生物としての本能故だろうか。
まぁそんな本能とは無縁の生活を続けて来たわけではあるが、今初めて人の役に立てる気がする。


「快進撃…俺で止められるか?」


吐き捨てるように小さな声で呟きつつ、屈んでいた腰を元の位置まで戻してから隣の壁際に目を寄せる。
そこにあるのは結構な量の水が入ったバケツ、さっき水を入れて来たばかりであり、清掃員の恰好と合わせて敵を油断させるつもりだったが、こうも早く来られると油断もクソもない。敵も結構頭を使うようだし、仮に二手に分かれて行動を行われていようものなら、尚更ここで合流されるのは困る。

だったら最後の最後に役に立ってもらおう、そして状況を掴めないのなら、俺の『理解』できる状況を作ってしまえばいい。その思考に脳内を染めて、バケツに向けておもいっきり蹴りを打ち込んだ。

渾身の蹴りを喰らい宙に舞ったバケツは、グルングルンと二回転しながら地面と激しく衝突した。落ちたバケツは、侵入者達と自身以外のいないであろう博物館二階の廊下に水がバシャァン!と盛大にこぼれる音を響かせた。

≫二階All様

6日前 No.103

@purple3ru ★iPad=o1RdeKbLL2

【博物館非常口2階→博物館2階 / トヨタマ】

アタシが守る。そう言って誤ると、朝陽は柔らかく笑って、また撫でてくれた。髪とリボンまたくしゃくしゃに…と思ったのだが、今度は朝陽が気付いてくれた。ぱぱっと素早くしかし丁寧に上手に直して、かわいい、などとお世辞を言う。…そんなに顔に出てただろうか。『死ぬ』の言葉を意識していたこと。それとも、朝陽がリーダーで、俺たちメンバーを愛してくれているから、俺がほんのちょっと黙っただけでも気付くことができた? どれが正解だとしても、俺が「し、死ぬ!?」などと叫んでいない限り、人間観察能力が必要だ。人に気を遣う才能なら人一倍あると自負しているが、リーダーには慣れっこないな…などと考えながら『かわいい』の言葉がいまさら効いてきて赤面していると、メリーメイズから連絡が入った。「展示物には絶対触れるな」「ダッシュブーツの準備」を命令されて、緩んでいた顔面をキリッと引き締める。本当に気を引き締めていかないと。ダッシュブーツを起動させて、「行くわよ」の命令で朝陽に続いて走り出した。

>>朝陽さま、周辺all【また台詞なし……】

5日前 No.104

花夏 @hana5natu8 ★iPhone=X4EOZsmUqP

【アラク・ラシード(ライル)/一階西側出入り口→???】

「ここの警備を依頼されて、ただ来ただけだよ。 悪者を捕まえるってのも依頼に入ってる……アンタみたいな奴をなァ!」

依頼か。ってことは依頼主は警察……いや、ここ(博物館)の館長か。まあ、何にせよ、ここの関係者全員殺せばいい。

「それにしても……、」

と、僕の後ろに回り込もうと走り出すガキを視界の端で捉えながら、刀を鞘に収め足元に落として呟く。
ガキが背後に回ったのを気配だけで把握するが、先ほどのように攻撃に転じる様子が感じられず、僕は静かに、かつ素早くジャケットを脱いだ。そのジャケットを脱ぐ動作の中、背後からの攻撃以外の全てを警戒し、周囲の誰にも目撃できない瞬間に、指で2回、空間をノックする。
それは、周囲にあたかもジャケットの中から人が出てきたかのように、錯覚させたことだろう。それでいい。そう仕向けているのだから。

「悪者扱いとは、心外だな。あんたの未熟な正義なんかより、よっぽどマシだ。」

僕の目の前に身長180前後はありそうな、体格の良い男が現れるのと、ガキが僕に向けて拳を放つのとは同時だった。
如何様にも使えると思っていたが、丁度良い盾に、いや、盾にしては些か心許ないが役には立った。
直後に足元に置いていた刀を拾い上げながら、横に跳んで衝撃を回避する。男の呻き声が聞こえてきたが、ノーガードであれだけ重く早い拳を食らったのだから、しばらくは動けまい。あるいは、気絶しているな。まあ、どちらでも構わない。後で片付けるからな。
今は『金の王冠』の奪取とガキの依頼主を殺すのが先だ。

ガキと男から距離を取ったまま、無言で走り出すと、ある目的を持って僕は関係者以外立ち入り禁止の扉を開けて奥へと進んだ。

>妃ちゆう様、来栖大吾様、周辺ALL様
【すいません、ちょっと返信遅くなりつつあることと、ライルの個人的な目的が増えたことで離脱させていただきます。絡みありがとうございました!】

5日前 No.105

ゆんかーさん。 @yunkermaze ★iPhone=XZTABc61c0

【博物館二階/メリーメイズ】

前方を先行して居た仲間が何かに気付き、メリーメイズに向かって手を振った。

「ボス達を見付けたのかな、でかしたよっ!」

角の向こうからやって来るボス達。合流は上手くいった様だ。

キュルキュルキュルキュルッ!

甲高いスキール音を響かせ、とあるアニメ映画の様なドリフトブレーキを決めて静止。
近くにはトヨタマの姿も見える。

「うんうんっ!重畳だね、無事そうで何より。」

ぱたぱたとボス達に駆け寄るメリーメイズ。
此処までで殆ど障害らしい障害に遭遇しなかったのは僥倖だ。

「合流完了、っと。後はレートさんか。……こっちはこっちでやる事やらないとねっ!」

さぁ、次は王冠を手に入れなければ……。

そう考えているうちに何処かで水が弾ける様な音がした。


>>二階ALL

3日前 No.106
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