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仮面ライダー FUSION WORLD

 ( なりきり掲示板(フリー) )
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仮面ライダー&オリライダー @akirakun ★jHA3aZYbO3_m9i

――あらゆる時代、平行世界で歴史を紡いできた仮面ライダー。
巨大にして無数の世界をつなぐ橋(オーロラ)が突如発生し、それぞれの仮面ライダーの世界が融合を始める。――

【融合世界】

本来、1つの地球の形をしている世界同士が何かしらの影響で干渉…中でも融合などと言った現象でぶつかりあえば形を保てずに崩壊する事は実証されている。中にはその事象を目にしたり、その上で阻止したライダー達も世界にはいるのだ。

しかし、今回の融合は異質だった。
その世界に住む仮面ライダーに深く関わるスポットが地球(世界)からその部分だけ切り取られたようにオーロラに吸い込まれ、やがて何もなかった次元の狭間の位置にパズルのように組み合わされ、あらゆる仮面ライダーが深く関わるスポットが集約されたような1つの融合世界が生まれたのだ。

その融合世界は宇宙など地球外から見ると…。
仮面ライダービルドの世界にスカイウォールが存在していた頃、ビルドの世界の日本は地球外から見ればスカイウォールがある部分に亀裂が入っているように見えていたのだが…。(『仮面ライダー 平成ジェネレーションズFINAL』などより)
この地球はあらゆる世界のスポットがつなぎ合わされている奇妙な現象が起きている影響か、もし地球外から見る事ができたならば、「光の継ぎ接ぎだらけ」の、それでいて(スケール故に元より把握しづらいだろうが)本来の地球の大きさより更に肥大化している「地球」である。

この事象を把握しているかどうかは、ライダーや関係者達による。(どういう形であれ、知ってる・知らないは自由。)

なお、世界をここまで融合させた黒幕は1つの超巨大組織なのだが(主の中で大体イメージ設定はしている)、全ての世界の悪組織や怪人種族がそれに関係していたり、その存在を認知しているとは限らない。
黒幕組織が各世界で怪人やライダーをヘッドハンティングしていたり、各世界で倒された怪人を復活させるようなことをしている場合はある。

【概要】

ディケイドのパラレルワールド設定を今更ながら思い出し、ジオウのライドウォッチ設定などがある上で歴代ライダーを出す状況設定がようやく出来上がりました。
「昭和ライダーの世界」には1号〜ZX、BLACK RXがいます。
「次世代ライダーの世界(第二期平成ライダーをこう指す)」にはW〜エグゼイドが共存。
BLACK、シン、ZO、J、クウガ〜キバ、ビルド、ジオウはそれぞれ個々の原作世界にいるとします。
ディケイドのように異世界を旅する者もいます。
これらはジオウが自分の世界の歴史の中で出会ったレジェンド達、本スレで参加者様方が使われるレジェンドは別人とします。
で、オリライダーはそれぞれの出身世界に。
それらの世界のライダー関連スポットがつなぎ合わされている融合世界が舞台です。

【ルール】

・一人何役でも可能。本編への登場など管理はしっかりするように。

・オリキャラもありです。ライダーでも怪人でも。

・原作キャラは記事メモでなりきりたいキャラを言ってくださればOKです。

・質問・疑問があればいつでもどうぞ。ただし主のアカウントではなく、サブ記事に。

・募集はこのスレのサブ記事を使います。ここを建てる前に参加予約用のスレを建てていましたが、そこはもう用済みになってるので書き込まないように。

・進行の相談や提案はサブ記事で必要に応じて行ってください。

・本編では居場所は書いてください。ドッペル禁止。

・参加許可されたキャラは記事メモに記載していきますが、記事メモは主以外は触れないように。

・オリキャラ用のプロフは…そうですね。主もオリキャラを考えていますが、あらかじめ用意してみたプロフ通りでは書きにくかったり、プロフがない場合はない場合で自己流でしっかりと書いてくださる参加者がいるのを見た事があります。
ですからプロフは…下記に用意した項目を参考に…必要な分の項目を使い、時には下記の例にない項目を自分で足したりなどで作ってみてください。

【オリキャラプロフ項目】

・名前:
・性別:
・容姿:
・性格:(ここまで4つはまあ必須かもですね)

・変身後 or 怪人態:(変身後の姿の名前。お好みでこの項を用いずに、「名前」の部分に「名前/変身後」みたいな感じにするのOKです。)
・特徴:(変身後の特徴・性能などですね。)

・変身アイテム:(「特徴」にまとめても可)
・専用武器名:(同じく「特徴」にも)
・フォーム:(フォームが複数あるオリの場合はこの項目は活用してもらいたいですね。この項にフォーム名一覧を乗せてもいいですし、フォーム頃に項を分けてそれぞれの特徴を書いたりね(例:マイティフォーム:赤カラーが基調のクウガの基本フォーム…みたいな?))

・参考元:(参考にした作品・モチーフの怪人種族や敵組織などなど)

・備考:(ああ、これも重要かな?書く場合は絶対項目の最後に書いてください。それまでに書いた情報を集約する形での経歴や備考など。)

メモ2019/06/20 23:22 : okojo☆xrKtuZ/Egr.c @okojo★qEnzvJ1lHA_TnX

「・」は原作 「*」はオリキャラ


【太陽/主】


・如月弦太朗/仮面ライダーフォーゼ

・朔田流星/仮面ライダーメテオ

・大木美代子

・風田三郎/サナギマン/イナズマン(『MOVIE大戦アルティメイタム』リメイク)

・操真晴人/仮面ライダーウィザード

・野上幸太郎/仮面ライダー NEW電王

・テディ


【okojo様】


*二階堂満:仮面ライダー月兎/仮面ライダー月兎天火/仮面ライダー月兎天魔→http://mb2.jp/_subni2/19812.html-9#a

*フィーネ・エステン:仮面ライダーヒストリカ→http://mb2.jp/_subni2/19812.html-38#a

*エリシア・ノルド/二階堂仄(ほのか):仮面ライダーフォーチュン→http://mb2.jp/_subni2/19812.html-52#a

*クミン・マルツーノイ:ブラッドインセイン:http://mb2.jp/_subni2/19812.html-75#a

*ルチル・オトゥアー:イーグルフライシュッツ:http://mb2.jp/_subni2/19812.html-76#RES


【もやし様】


・門矢士/仮面ライダーディケイド(ネオ)


【死神SKALL様】


*タツヤ/死神SKALL→http://mb2.jp/_subni2/19812.html-14#a

* 立咲 栞→http://mb2.jp/_subni2/19812.html-36#a

*War→http://mb2.jp/_subni2/19812.html-37#a


…続きを読む(10行)

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太陽/本編開始 @akirakun ★jHA3aZYbO3_m9i

【如月弦太朗/天ノ川学園高校:校門】

ここは天ノ川学園高校。通称「天高」である。

天高の教師:如月弦太朗は校門の前に立ち、その先の学外の景色を見ている。
そこはいつも生徒達が通る通学路とは違う景色が広がっているのだ。

数日前、弦太朗は生徒たちの帰りを見送っていた時、突然オーロラが天高のすぐ前に現れ、壁を作った。
そのオーロラを超える事が出来ず、校門を抜けた生徒は驚いて振り返ってもオーロラを越えて学内に戻る事が出来ない。
これから帰ろうと校門を抜けようとした生徒は校門を抜けてもそのすぐ前に現れたオーロラに阻まれ、帰路につけない。
あまりの出来事に驚愕している間にオーロラの向こうの景色が歪み、やがてその先が見たことの無い景色に変わってオーロラは消えた。

その先の景色を弦太朗は進んでみたがどれだけ歩いても、自分が学生時代に通っていた見慣れた道すら無かった。
オーロラ発生時から家に帰る事が出来ず、学内に取り残された生徒達は不安と共に学校の教室や寮の一部を借りて過ごしている。
職員室では教師:大杉忠太も「何が起きたの〜、帰れない」と嘆いてばかりだ。

弦太朗(弦)「一体、何が起きてやがんだ?」

世界の融合をまだ知らない弦太朗。その時だった。

美代子(ミヨ)「弦ちゃん!弦ちゃん!」

後ろから慌てて駆け寄ってくる。後者側から来た生徒は自分が顧問をしている仮面ライダー部のただ一人の部員。
大木美代子。愛称「ミヨッペ」。
弦太朗の生徒であり、友達だ。

弦「ミヨッペ?どうした?」

ミヨ「こっちに来て!何だか知らない子が倒れてて。」

弦「ええ!?」

弦太朗は驚き、慌てて美代子に案内されるままついていく。

>>ALL


【では、本編スタートです。
まず弦太朗から投下しましょうか。】

2ヶ月前 No.1

okojo @okojo☆xrKtuZ/Egr.c ★qEnzvJ1lHA_l7r

【二階堂満/天ノ川学園高校:中庭】

気が付けば、空はいっそ腹が立つほどの青空。
遥か彼方まで雲一つなく、眩い日差しが照り付ける。
目を開けた瞬間飛び込んできたのがそれだったもので、俺は一度開いた眼を反射的に強くつむって直射日光から目を守った。
とりあえず体をひねって仰向けから俯せに向きをひっくり返し、腕立ての要領で体を起こす。
次に目に入ったのは青々とした緑。どうやらここは草花の生い茂る場所らしい。コンクリートで鉄板焼きよろしく体を焼かれながら起きるよりはまあマシだろう。
恐らく背中に草が張り付いているはずだからそれはまあ後で落とすとしよう。
そして体を起こした俺が三番目に視界に入れたものは――俺を取り囲む人、人、人。

全員が心配そうな、あるいは面白そうなものを見る目で俺を見つめる。いわゆる野次馬と呼ばれる種族だ。
こういう視線は今まで何度も経験したので人に囲まれていることそれ自体は気にならなかった。だがそれとは別で気になったことが一つある。
それは、俺を取り囲む連中の格好がそろいもそろって青地に赤ラインのジャケットと赤いネクタイ、チェックのスラックスか同じ柄のプリーツスカートをはいた連中ばかりだということだ。
いや、時折違う格好の連中が混ざってもいる。アメフトやってますといわんばかりの野郎と、チアリーダーやってますといわんばかりの女たち。
とにかくここはこの連中の格好から鑑みるにどこかの学校らしい。なら俺はそこに突如現れた異物と言うところか。服装も制服と私服だし、浮いてしまうのは致し方のないことだろう。
少なくとも俺の通っていたミタ高――三田間高校とは違うようだ。何しろうちは私服OKの良く言えば自由な学校、悪く言えばアホの吹き溜まり。制服を着るのは入学式と始業式、終業式、それから卒業式だけだ。
制服にしたってデザインが全然違うんだから、これはもうほとんど確定で今いるのはよそ様の学校と考えていいだろう。

ここがどこかは大体把握した。自分の状況も何となく理解した。だが一番の問題は「何故ここに俺がいるのか」ということだ。
少しばかり考えてみたが思い当たる理由が全く思いつかない。そもそもどこかの学校のいきなりふらりとやってきて中庭に寝転がるなんて、そんなエリシアじゃあるまいし……いや、さすがにエリシアでもやらねぇか。
いくら考えても答えは出ないままだ。だから俺――二階堂満はその辺の野次馬に俺がここに寝っ転がるまでの経緯を尋ねようとする。

「なあ、あんたら――」

そう口を開いたその。目の前に今時時代遅れと言ってもよさそうなリーゼント頭の、しかし服装はどう見ても生徒ではなくどちらかと言えば教師然とした、チグハグな風貌の男が現れたのだった。

>>如月弦太朗、他ALL


【よろしくお願いします。校庭か教室のどちらかということでしたが、間を取って中庭ということにしました。】

2ヶ月前 No.2

太陽 @akirakun ★jHA3aZYbO3_m9i

【如月弦太朗、大木美代子/天ノ川学園高校:中庭】

ミヨ「あ、気がついたんだ!」

美代子が弦太朗を呼びに校門へ赴き、やがて少年が倒れているこの現場に戻ってくると、その少年は気が付き立ち上がったようだ。
彼女と連れられた弦太朗は彼に近づく。

弦「この天高じゃ見たことねえ。ここの生徒じゃねえな。」
ミヨ「うん。何か「突然現れた」って?」

倒れている少年を最初に見た一部の生徒達の目撃証言だ。
「突然現れた」というのがどういう事なのかはわかりかねるが…。
少年が立ち上がったのを見て、美代子はトレードマークの笑顔で問いかける。

ミヨ「あなた、名前は?どこから来たの?」

美代子が後に二階堂満と言う名前を知る少年と接している間…。


天高に向けて異形の集団…様々な種族の怪人が混じった混成集団がこちらに徐々に近づいてきているのであった…。

>>二階堂満、ALL

2ヶ月前 No.3

okojo @okojo☆xrKtuZ/Egr.c ★iPhone=SCo4680sC0

【二階堂満/天ノ川学園高校:中庭】

今の言葉でわかったことが一つある。それは俺が突然この場所に現れたということだ。少なくとも夜のうちにふらりとここへやってきて朝までぐっすりってパターンではないらしく胸をなでおろす。
まずは先に自己紹介をすべきだろう。なぜ、そしてどのように現れたかはひとまず置いておく。

「まあ、見ればわかるとおりこの学校の生徒じゃないっすよ。俺は三田間高校三年の二階堂満っていいます」
背中を軽くはたいて草や土を落とし、普段から尻ポケットに入れっぱなしの学生手帳を開いて見せながら、気さくに話しかけてきたリーゼントの男と、そして今しがた気づいたがその横で屈託のない笑顔を浮かべる生徒らしき少女を交互に見て自己紹介をする。

「色々と聞きたいことはあるんすけど、とりあえず3つ」
手で3を作りながら、目の前の二人に問いかける。
「まず、ここはどこか。少なくともここがどこかの学校で、そして俺の通ってる三田間高校じゃないってことまではわかるけど、それ以外のことは何一つ分からない」
三田間高校は、俺が住む地方都市の三田間市にある私立高校だ。通称はミタ高。自由な校風を売りにしているが、一方であまりに偏差値が低いせいで「入試で名前書けば受かる」とまで言われ、バカとクズとチンピラと穀潰しと出来損ないの吹き溜まりとなっているのが悲しいかな、俺の通う高校である。
そんな連中の多い学校であることに加え、一時期は俺自身も常にイラついてたこともあって多方面から恨みを買っており、よく喧嘩をふっかけられる。無論その辺のチンピラ程度なら軽く捻ることも容易いが、札付きのワルどもを相手にする場合はそうもいかず手こずることが多い。
今でこそ仲間として共に戦っているレオンハルトって日独ハーフの金髪トーテムゴリラは特に俺を見つけるなり頻繁に勝負を挑んでくるバトルジャンキーだったもんだから余計に……と、この話は今関係ないか。言っても分からんだろうし。
とにかくそれが俺の通う高校で、少なくともこの学校の生徒からはそんな雰囲気は一切感じられない。それなりに自由ではあるが荒れてはいない、まあそれなりに普通な感じだろう。校舎らしき建物にも見覚えがない以上ここは俺の知るミタ高出ないことは確かだ。

「次。さっきあんたは俺が突然現れたっつってたけど、具体的にはどんな風に俺が現れたのか」
さっきも述べたとおり俺はどうやら突然現れたらしいが、実際俺はどのように突然現れたのだろうか。どこぞのアニメのように降ってきたか、それとも単に気がついたらそこにいたのか。単なる好奇心での質問だが、とはいえ些細な情報も外すわけにはいかないだろう。もしかすると、俺がここにいる理由にも繋がる可能性がある。聞いておいて損はないはずだ。

「それから最後に……」
最後の質問。これが一番気にかかっていることだ。もしここで聞きそびれたら一生心に靄が残るだろう大事な質問だ。これだけはなんとしても聞いておかねば。

「……あんた、教師?それとも生徒?」
後に仮面ライダーとしての先輩である仮面ライダーフォーゼ、如月弦太郎であると知ることになる目の前のリーゼント男に、俺はそんな傍目から見ればどうでもいいような質問を投げかけたのだった。

>>大木美代子、如月弦太郎


【フォーゼは大まかなあらすじを知ってても本編はまだ見終わってないのでこれ書きながら後ろで一気見してます。それからチラリと名前の出たレオンハルトも仮面ライダーの一人です。このスレに出るかは不明。

それから一つ質問なのですが、この弦太郎って時系列でいえばフォーゼドライバーを捨てた後の弦太郎ってことでいいですか?】

2ヶ月前 No.4

太陽 @akirakun ★jHA3aZYbO3_m9i

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2ヶ月前 No.5

okojo @okojo☆xrKtuZ/Egr.c ★iPhone=SCo4680sC0

【二階堂満 / 天ノ川学園高校:中庭】

今までにわかったことを整理しよう。
まずここは「天ノ川学園高校」といい、この学校は宇宙飛行士を養成する学校でもある。これは最初にきたときからなんとなく察してはいたが、まさか宇宙飛行士を養成する学校とは驚いた。おそらくそんな学校は日本全国を探してもここ1校だけだろう。

次に、俺はオーロラのようなカーテンのような、そんな感じのものから出現したらしい。これで俺がどうやって現れたかはなんとなくイメージはできたが、あとで彼女から詳細を聞くとしよう。これに関しては今の所保留か。

そして目の前の男、如月弦太郎は一応教師らしい。……スーツ着ただけのツッパリにしか見えないが。
だが何よりもインパクトが大きかったのは──

「……友達、っすか」
──その後の『学校の生徒全員と友達』という言葉だ。
いや、別に悪いことだとは思わない。交友関係が広いのも、年下の生徒たちと友達であることも、むしろすごいことだと思うし尊敬する。生徒と教師の距離感が近いという点でも生徒からすれば理想的だろう。事実、目の前の彼は周辺の生徒から高い評価を得ていることがわかる。
だから、悪いことではないのだ。ただ、友達100人できるかなを本当に達成している人間が目の前にいるというその事実が衝撃的だっただけ。おそらく並大抵の人間ではできない偉業だろう。

「全校生徒どころか卒業生まで友達なんてすごいっすね。俺には到底真似できそうにない」
俺は呆れたように苦笑しながら彼にいう。
普通、友達というのは増えれば増えるほどその関係が希薄になってしまうものだ。今手近にいる連中と付き合いを維持するので精一杯で、だから昔の友達との関係というのは年月の経過とともにどうあっても疎遠になってしまう。事実、小学校の頃一緒に遊んでた連中とはもうほとんど連絡を取っていない。中学の連中だって同じくだ。
だから関係を維持したまま友達の数を増やすというのは簡単なようで実はとても難しいことで、それを実際にやっている目の前の彼は本当にすごい人間なのだろう。人間として尊敬する。手の届く範囲にあるものしか守れない俺にはきっとできないことだ。

そんな風に目の前の弦太郎と話していたその時だった。
絹を裂くような奇声が聞こえる方向を向くと、そこでは前髪が侘しいことになっているノッポの男性教師がこちらに向かって走ってきた。
そしてその奥には、彼の後を追うように怪人の集団が乱れきった足並みでゆっくりとこちらに進軍している光景。
装いも見た目も、そしておそらく有する能力も異なる目の前の怪人たちはいずれも見覚えのない連中ばかり。少なくとも、俺の知る魔人──LM(レーム)という異世界の魔獣人類とは異なるようだ。
「団体1組様、天ノ川学園見学ツアーのお通りってか……なあ如月センセ、こいつらのこと何か知ってるか?」
俺はダメ元で弦太郎に目の前の化け物について尋ねることにした。おそらく何も知らない可能性は高いだろうが、それでも聞いてみる価値はあるだろう。俺はジャケットの中に隠している「あるもの」をいつでも取り出せるように準備してそう尋ねたのだった。

>如月弦太郎、大木美代子


【フォーゼドライバーについては把握しました。きっと賢吾が頑張って作り直したのでしょう、多分】

2ヶ月前 No.6

太陽 @akirakun ★jHA3aZYbO3_m9i

【如月弦太朗/天ノ川学園高校:中庭】

弦「大杉先生!」

校門の方角から奇声を上げて走ってきた大杉。
向こうからは怪人軍団が…。

(…!)

弦太朗は怪人達を見た満の反応…怪物を目の前にした者としての彼の反応を伺った。
ほとんど驚いていない…。『未知の存在』に出会ったような反応じゃない…。

弦「…あいつらは俺の先輩で友達…『仮面ライダー』に倒された怪物共だ。」

一際目立つ怪人達は、先輩の仮面ライダーオーズが確か戦ったというメダルの怪物バッタヤミー、プテラノドンヤミー…かつて自分が戦ったアルターゾディアーツにカメレオンゾディアーツ…そしてマントを着けている女性型のゾディアーツ…ヴァルゴゾディアーツ、スコーピオンゾディアーツは集団の中心だろう。
その中心を取り巻くのは戦闘員集団…そしてウィザードと戦ったグール達だ。

「「…。」」

マント付きの幹部ゾディアーツからは僅かな呼吸音が聞こえる気がする…あえて喋っていないみたいな…。

生徒たちは「怪物だ!」と怪人の出現に驚愕し、怯える。

ミヨ「どうしよう…弦ちゃん、風田君がいれば…!!」

この学校を守る戦士が本来のいたのだが…今ここにはいないのだ…。
しかし弦太朗は目つきを鋭くして身構え…。

弦「ミヨッペ、大杉先生。みんなを安全な場所へ…。」

「お前はどうするんだ!」と大杉の言葉を聞いて弦太朗はフッと笑う。

弦「生徒を守るのが、教師の務めだろ?俺達でみんなを守るんだ…!」

弦太朗は怪人と戦う力を今失っている…しかし、守るべき者のために立ち向かう姿勢はブレない。
見た目から伺える程に大杉も冴えない教師だ。だが教師としての在り方は追求している。
恐ろしい怪人相手にビビリやヘタレは発動しているが、それでも生徒を見捨てるような事はしない…「お、おう!」と頷き、「みんな、逃げるぞ!急げ!」…大杉の呼びかけで生徒たちは怪人のいないところへと急いで避難していく。大杉も後から続いた。

弦「っし…ッ!」

弦太朗は頭部の側面を手のひらでなぞるような仕草で気合を入れてから怪人達に向けて走り出す。
戦闘員集団…グールを相手に奮闘する。体のバネも利いている躍動感のある動きでグール達と格闘を繰り広げ、一体一体を殴り倒し、蹴り飛ばし、頭突きをかます。
彼の身体能力なら戦闘員クラスなら相手にできる…だが問題は…。

『ッ!!』

その戦闘員の上をいく怪人達だ。老婆・魔女のようなアルターゾディアーツは杖から火球を弦太朗に向けて放つ。

弦「おわッ!」

弦太朗は横に転がって回避し、命中を避けた。身構える弦太朗は怪人達をにらみつける。不屈の想いがそこにあるが、実際今怪人達を相手にするのは厳しいであろう。

ミヨ「弦ちゃん!」

他の生徒たちと共に避難しようとしたがやはり美代子は弦太朗が心配だ。
しかし、弦太朗の他にその場から逃げていない者の存在に気づく…。

ミヨ「…二階堂君?」

>>満


【怪人知識も聞いといてよかった。
あと、フォーゼドライバー…いい事思いつきました。
やっぱり、フォーゼドライバーはまだ使いません。後で本編の中で手に入れます。
月兎のデビュー戦を引き立たせましょう。僕なりに仮面ライダー月兎のプロフを再び見直し、機動力が高い奴等をチョイスしました。

仮面ライダーヒストリカのプロフの確認は後程(別端末で大雑把に見た)。】

2ヶ月前 No.7

okojo @okojo☆xrKtuZ/Egr.c ★qEnzvJ1lHA_l7r

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2ヶ月前 No.8

太陽 @akirakun ★jHA3aZYbO3_m9i

【如月弦太朗、大木美代子/天ノ川学園高校:中庭】

ミヨ「嘘っ…。」

逃げようとしない二階堂が変身ベルトと思わしきものを腰に装着…非常に見覚えのある光景。
そして彼は変身した。
学園の平和を守り、仮面ライダーについて研究する「宇宙仮面ライダー部」でも見たことのない姿…しかし眼の前のそれが何なのか確信を持てる。

…『仮面ライダー』だと…。

弦「…え!?」

弦太朗も少し遅れて気がついた。
二階堂満と名乗った少年の今の姿に。
彼は、瞬く間にアルター・ゾディアーツを倒した。

ミヨ「え、えっと…!!」

二階堂が変身したライダー――仮面ライダー月兎の超人的な能力…一体何が起きたのか。
美代子は先代の仮面ライダー部の部員達が残してくれたツール、フードロイドを起動。
ハンバーガーを模したフードロイドの名はバガミール。
6番のアストロスイッチ・カメラスイッチを差し込んで起動する。
展開・変形したバガミールの目のライトは光、月兎の姿を捉える。解析するのだ。



「…。」

アルター・ゾディアーツを倒した仮面ライダー月兎の姿を見たスコーピオンゾディアーツは、腕を横に伸ばすアルターが持ち味を全て発揮できずにほとんど瞬殺された実力を見て、他の怪人達が襲いかかろうとする姿勢にストップをかけたのだ。
そしてヴァルゴ・ゾディアーツとアイコンタクトを取ってから、「自分が出る」…そう言うかのように、スコーピオンが歩き出し…。
…徐々にスピードを上げて走り出し、助走をつけて飛び上がる。
そして、当たれば壁にめり込ませる勢いで相手を蹴り飛ばす程の威力を乗せた飛び蹴りを月兎の放った。


>>仮面ライダー月兎


【描写は…小技のやりとりするのもじれったいので、ギミックや能力を活かした強烈な攻撃とかのやりとりや表現がいいかもしれません。

ちなみにまさか僕の脳内で(ここの一般怪人勢では)一番の使い手でいたアルターが真っ先にやられるのは想定外でしたが、まあ大丈夫です。
スコーピオンやヴァルゴと言った幹部格は僕が動かします。】

2ヶ月前 No.9

okojo @okojo☆xrKtuZ/Egr.c ★qEnzvJ1lHA_l7r

【仮面ライダー月兎 / 天ノ川学園高校:中庭】

老婆の怪人を倒した俺は即座に対象を切り替え、プテラノドンのような奴を攻撃しようとする。しかしその前にいかにも大物という雰囲気を放つサソリを連想させるような怪人が遮ったことで攻撃の対象をそちらへと移した。どうやらあれがいわゆる幹部のようだ。
足を止めて相手の動きを観察する。隣に立つ羽の生えた桃色の女の外見をした怪人に目配せのようなものをしているところを見るに、少なくともあれは仲間とコミュニケーションをとる程度の知性を持っていると見た。
うかつに手は出せない。先ほどの攻撃はほとんど奇襲のようなものだから成立したのであって、正面からやり合う場合は話が大きく変わる。
相手の行動をしっかりと見定める。次に打つ一手を読んで有利を奪い取る。これが戦ううえで重要な事であることはもはや語るまでもないだろう。
時間にして秒もない刹那の間に、可能な限り多くの情報を集める。相手がサソリの形をしているということは無論のことながら毒による攻撃も存在するはずだ。下手に間合いに入るのは避けたほうがいいだろう。ともあれひと先ずは様子見だ。3秒間相手の出方を見て、それ次第でどう動くかを決める。

――1秒。体が前に傾いた。

――2秒。相手が走り出した。

――3秒。助走をつけて飛んだ。


――――来る。


次の行動は飛び蹴りだ。相手の全体重と助走をつけたことで加速が乗ったキックは間違いなく強烈な一撃になる。自分がそういう攻撃を頻繁に使っているのだから肌感覚でわかる。
この場合、喰らったら大ダメージを受ける可能性が高い。ダメージが少ないにしても吹き飛ばされたことで体勢を崩され追い打ちをかけられるだろう。
だから、「受ける」。普通に避けるよりもあえて受け止めるのが得策だと判断した俺は、相手のキックが入るよりも早く剣を構えて“防御態勢”をとった。

そして、接触。
激突によって生じる豪快な金属音はその一撃が有する威力の高さを物語るが、果たしてその一撃を受け止めた俺は――

――その場から一歩も動くことなく、そこに立っていた。

「驚いたか。絶対吹っ飛ぶって思ってたろ。でもこうなった」

思わず口角が吊り上がる。表情こそわからないが、うろたえているのは確実だろう。
理屈は非常に単純だ。相手が俺を軽く吹っ飛ばせる威力の蹴りを放つというなら、“相手の蹴りで吹っ飛ばないぐらい自分の体を重くすればいい”。
同じ大きさでも木の柱と鉄塊ならば吹き飛ばないのは無論後者だ。だから俺は自分の重量を鉄塊以上に重くした。
あとはしっかりと地に足をつけて腰を落とすことで重心を下げ、しっかり受け止める体勢を取ればいい。
その結果は御覧の通り。相手の蹴りをしっかりと受け止め、その上で俺は微動だにせず、隙を生んだのは俺ではなく相手になったというわけだ。

「つまり――今度はこっちの番だ!」
言って相手を弾き飛ばし、剣を天高く掲げる。剣にかかる重量を増やし、攻撃の威力をあげる。
そして振り下ろされた一刀、果たしてその刃はどこへ向かうか。

>>スコーピオンゾディアーツ、他All


【わかりました、では幹部連中はお任せします。あとアルターを最初に倒したのは想定外でしたか……】

2ヶ月前 No.10

太陽 @akirakun ★jHA3aZYbO3_m9i

【スコーピオンゾディアーツ/天ノ川学園高校:中庭】

弦「すげぇな!」

初めて見る仮面ライダー月兎がスコーピオンの強烈な蹴りをどうやって耐えたのかはわからないが、弦太朗は感嘆する。


月兎に懇親の蹴りを受け止められ、剣で弾き飛ばされたスコーピオンゾディアーツは空中で宙返りをする。
しかしスコーピオンが地面に着地する前…というより弾き飛ばされ、宙を舞った直後だ。

バッ!…寡黙なヴァルゴゾディアーツが杖を振って合図をする。
するとゾディアーツを構成するコズミックエナジーで作られた戦闘員・星屑忍者ダスタードが大量に召喚される。
ダスタード達は現れると同時に爆発する手裏剣を凄まじい速度で連続で放ち、同じく戦闘員のグール達は全員が持っている槍の刃先を月兎に向けると刃の先端からビームを放つ。
月兎の周囲を飛び回るプテラノドンヤミーも火炎弾を月兎に向けて発射。

一斉射撃。

先程のアイコンタクトはヴァルゴを司令塔、スコーピオンを先陣に、連携戦法に変えた合図だ。

次なる戦法を組み立てるために…カメレオンゾディアーツは透明化し、その場から姿を見えなくする。

スコーピオンゾディアーツは空中で伸縮自在のサソリの尻尾を校舎の壁へと伸ばしてトゲを突き刺し、それを伝ってロープアクションのような動きで空中を移動し、サソリの尾を壁に突き刺したままにする事で自分の体を安定させて壁に貼り付く。
高所から一斉射撃に対する月兎の様子をじっと窺う。

>>仮面ライダー月兎


【展開次第で戦い自体はすぐに終わるかもしれませんね。】

2ヶ月前 No.11

太陽/野上幸太郎 @akirakun ★jHA3aZYbO3_m9i

【野上幸太郎、テディ/謎の砂漠】

青い時の列車が空間に次々と組み立てられる線路を走っていく。
NEWデンライナーだ。
NEWデンライナーの操縦席には操縦の要となるデンバードに乗る仮面ライダーNEW電王と相棒のイマジン、テディだ。
NEWデンライナー内部のモニターで外の様子を見ているが…。

NEW電王(NEW)「テディ、ここは一体何なんだろうな?」
テディ「ふむ、我々が時を超える際に通る時間の中とは違うな。世界の融合に巻き込まれた…どこかの世界の欠片のようなものだろうか…。」

一面に広がる砂漠地帯の上空を走っていたその時だ。

――ドォォン!!

NEW「うわっ!!」

車両が爆発音と共に大きく揺れ、NEW電王はバランスを崩しそうになる。

NEW「何だ!?」
テディ「幸太郎!地上に怪人の大群を確認した!そいつらに攻撃されている。」

砂漠の砂中から様々な種類の怪人達が湧き出るように現れる。
中には飛び道具を使う怪人もおり、特に群れの中に同個体が何体もいるデストロン怪人・カメバズーカのバズーカ砲の威力は危険だ。
背中にバズーカ砲を搭載しているカメ型の怪人の砲撃は受け続けるとデンライナーが破壊される…。

NEW「片付けた方が良さそうだな…テディ!」

NEW電王はパチパチンと二度指を鳴らし、テディに呼びかける。
テディが「ああ!」と応答し、銃剣・マチェーテディへと姿を変え、NEW電王の手に。

――ブォォン!!

NEWデンライナーの頭部が展開し、そこからマシンデンバードに乗ったNEW電王が勢いよく飛び出す。
そして砂漠の砂上にドリフトをしながら巧く着地した。

周囲を見渡すと…。
いる怪人は…「ゲハハ」と笑うモールイマジンを始めとする、イマジンの混成部隊、そして何体かのカメバズーカと、両腕が二対一体のハサミとなっているジャガー怪人・ハサミジャガー。片腕がナイフになっているナイフアルマジロなど…仮面ライダーV3と戦ったデストロン怪人…そして今の時代ではショッカー怪人に統合されている怪人達ばかりだ。

>>ALL


【連レスになるのでNEW電王の方は「泉2」の文字色にしてみました。頭に浮かんでいるオリ怪人を二体形にして、やがて出そうと思います。】

2ヶ月前 No.12

okojo @okojo☆xrKtuZ/Egr.c ★qEnzvJ1lHA_DwI

【二階堂満 / 天ノ川学園高校:中庭】

その手に持つ剣を今にも振り下ろさんと天高く掲げたその時だった。サソリ野郎のその向こう、翼を持った雌型怪人が一斉に手下を呼び出した。現れた手下は忍者を想起させる黒装束に身を包んでおり、彼らは一斉に忍者らしく手裏剣を放つ。それと同時に鬼のような容貌の怪人たちが槍を構え、一斉に先端からビームを放つ。さらに天高く舞い上がったプテラノドンのような怪人は空対地の火球爆撃を敢行。地上と空中からのほぼ理想的と言っても過言ではない波状攻撃が一斉に俺めがけて押し寄せる。つまり目の前にいるこのサソリ怪人はあくまでも囮。本命はその奥にいる雌型怪人であり、彼女こそが司令塔だったのだ。
目の前にばかり集中しすぎたのが失敗だったのだろう。今更すぎたことをああだこうだと言っても仕方ないが、完全に選択を誤ったことだけはまず間違いない。そしてそれに気づけなかった俺はとんだ大馬鹿野郎だ。この手に持つ剣をガードに回しても遅すぎる。

迫り来る極大の波濤を前に、俺はその攻撃を避けることもできず──否、避けることなく、その攻撃を受け止める覚悟をした。
避けようと思えば避けられるのだ。自分の体を軽くして空中に逃げるか、あるいは左右に避けるか、はたまた一気に距離を詰めるか。そうすればある程度は被弾するにしても直撃を避けられるだろう。
だが仮にこの攻撃を避けた時、後ろにいる如月先生や名前も知らない彼女、もっといえばその奥でいまだに逃げ惑う学生たちはどうなる。……ほぼ確実に巻き込まれるだろう。
だからどうした、と俺の中の悪性が嗤う。自分さえ助かればそれでいいだろう。今しがた会ったばかりの素性も知らない連中を助けて何になる。自分ばかり傷ついて他人は無事だなんて、それではただの阿呆だろう。自分をこそ最も大事にすべきであって他人はどうだっていいじゃないかと、俺の中に眠る悪魔が耳元でささやくのだ。或いは、それこそが俺の本心なのかもしれない。

俺は自分のために、自分の身の回りにある日常を守るためにこの力を手にした。だからその日常に関係ない彼らを守る必要なんてどこにもない。見捨てて俺だけ避けてしまえばそれでいい。それは確かにその通りだろう、なにも間違ってなどいない。自分のため目に力を使うのは何もおかしいことではない。
……だが、できなかった。俺にその選択をするだけの根性はなかったのだ。傍から見れば「他者を守るために避けられる攻撃をあえて避けず体を張って護った」ということになるだろう。それは確かに聞こえがいい。だがとどのつまりは他者を犠牲にしてでも生き残るという気概がないということだ。多数の人間から見ればそれは美徳かもしれないが、結局のところはただの意気地なしでしかない。本当に誰かを守るつもりなら、他者を犠牲にしてでも攻撃を避けて戦闘を続行すべきだったのに、決断が遅すぎるが故にこうなった。
最早これ以上の戦闘続行は不可能だろう。ソウルシステムによる強化装甲のおかげで死ぬことはないだろうが、変身は緊急脱出機構によって強制的に解除される。そうなれば後の展開は語るに及ばずだろう。だから俺は強く目を瞑り、視線を逸らし、まずは1秒もしないうちに襲い来るだろう衝撃と激痛を覚悟した。

「──四号、大地。座標設定、-263,-128,263,-64。隆起、断絶、鉄城、防護」

……しかし、衝撃と激痛は訪れなかった。代わりに聞き知った女の声が聞こえ、後に轟と大地が揺れ動く。
目を開けばそこには先ほどまでなかった巨大な土の壁が隆起しており、しかしその壁は砕け散っていて、そしてその手前に案の定と言うかなんというか、見知った女が立っていた。

「……全く、貴方は莫迦ですか。いえ、莫迦でしたね。私と幾度となく戦い、挙句の果てに敵である私を助けた、貴方はそういう莫迦でした」

銀の髪に銀の目。俗に美人と形容される整った顔。良く言えばスリム、悪く言えばフラットな体系を持ち、薄花色の軍服に身を包む、一風変わった外見の女性。

「少しは目の前だけでなく周りに目を向けて戦ってください。私と幾度となく戦い、挙句の果てに敵である私を助けた莫迦が、この程度の相手にこの体たらくでは助けられた私まで情けなくなるじゃありませんか」
「――フィーネ」

突如現れたこの女。名をフィーネ・エステン。俺とは違う世界で生まれた女であり、軍人であり、魔術師である。

「攻撃は防ぎました。貴方のような前にしか進まない男にこのような芸当はできないでしょうから」
「うるせえ、言ってる暇があるなら手ェ貸せ」

フィーネは淡々と敬語で話しながら、その言葉の節々に鋭利な棘を立てる女だ。棘はいちいち俺に突き刺さり、会って早々嫌な気分になる。いつものことではあるがやはり慣れない。とりあえず一言だけ雑に言葉を返してから、先の攻撃によって砕け散った土壁を避けて前に出る。
この壁は彼女が魔術で作り出したものだ。彼女の住む世界には魔術が存在しており、ちょちょいと呪文を唱えればこの通り壁を作ることができるというわけだ。俺の使うソウルシステムも蓋を開ければその中身は魔術式の集合体なのだそうだが、俺はその辺に詳しくないので省略させてもらおう。

「わかりましたよ。それにしてもまあ、有象無象が良くもここまで集まったものですね。一周回って称賛したいところです」

フィーネは俺に一言了承の言葉を返してから、眼前の敵を一瞥して棘まみれの言葉を吐き捨てる。言葉の棘は何も俺だけに向いているわけではなく、むしろ分け隔てなく誰にでも立てるし、誰にでも刺さる。下手をすれば挑発していると取られかねないのだが、生憎とこれが彼女の平常運転なのだから俺ではどうしようもない。

「……ですが、私の敵ではありません」

さらに敵を煽るようなことを言いながら、彼女は懐から奇妙なアイテムを取り出した。それは図書館で見るような本の台座にに似たアイテムで、真ん中から右側には左右にがっちゃんと動きそうなレバーが付いている。これが彼女のもつ変身ベルト、「ヒストドライバー」だ。
フィーネが左手に持ったヒストドライバーを腰に当てると、俺のソウルドライバー同様にベルトが伸びて彼女の腰に自動装着される。そして逆の手を懐に入れたかと思えば、そこからまた別のアイテムを取り出した。
それは遠目から見れば白い色をした手帳サイズの本だった。左側中央にはベルトが付いており、迂闊に開かないように固定されている。彼女はその本を右手で持ち、左手の親指で弾くようにして固定ベルトを解除する。
そして頭上に高く掲げたかと思えば、腰に装着したヒストドライバーに、上から下へ差し込むようにしてセットした。

『セット・クォーツメモリカ』

差し込んだ瞬間、学者を想起させるような凛とした、しかし感情の籠らない無機質な老婆の声で音声が流れる。

「変身」

フィーネもまたそのように、感情の籠らない声でそう言ってレバーを左手で持ち、まるで本を開くかのように右から左へレバーを動かした。

『リーディング』

直後、ヒストドライバーの台座の上に置かれた本から、大量の頁がばらばらと宙を舞う。その光景はまるで本の中の世界が現実へと広がっていくかのようで――

『原初の水晶。純真無垢なる無色透明の輝き。虚ろなる玉座』

散らばったページは渦を描きながら、一枚また一枚と彼女の体へまとわりつく。
そして全身が覆われたのち、彼女の体に張り付いたすべての頁が弾け飛び、その下からまるで蛹が蝶へ羽化するように、姿を変えたフィーネが姿を現した。

『――此れ即ち、オリジンクォーツなり』

顔や肩に本が張り付いたような一風変わった容姿は見る者目を引くだろう。しかしそんな奇抜な姿でありながら、漂う気はただもののそれではなく。

「私は時の終端。史文最後の白紙にして、歴史を辿る始まりの一頁」

ゆっくりと顔をあげ、敵を見据えて、彼女は言う。

「識りなさい。我が名は――ヒストリカ」

彼女は、フィーネ・エステン。
異世界の人間であり。
軍人であり。
魔術師であり。
そして――仮面ライダーヒストリカである。

>>スコーピオンゾディアーツ、ヴァルゴゾディアーツ、他All



【このまま満一人だとズタボロになって負ける未来が見えたので、勝手ではありますが仮面ライダーヒストリカをこちらに投入しました。おかげで文章量がすごいことになりましたがまあ大丈夫でしょう】

2ヶ月前 No.13

太陽 @akirakun ★jHA3aZYbO3_m9i

【如月弦太朗、大木美代子、スコーピオン・ヴァルゴゾディアーツ/天ノ川学園高校:中庭】

ミヨ「増えた!?」

あの女性どこから…?それに…。

弦「あの子も仮面ライダーなのか。」

しかも、どうやって防いだ?あの一斉射撃を

「…」

スコーピオンゾディアーツは壁にサソリの尻尾を突き刺して校舎に張り付いたまあ顎をしゃくる。
敵が…仮面ライダーが増えた…次なる戦術は…。

「…」

ヴァルゴもカツンを地面を杖の柄で叩く。次なる陣形の合図だ。
ヴァルゴの前に槍を前方に突き立てたグールが並んで壁を作る。
司令塔を守り、近づく者には一斉射撃の陣形。

残っているヴァルゴ達の指揮下の戦力。
星屑忍者ダスタードは一回転ジャンプ、側転などのアクロバティックな動きで月兎とヒストリカの周辺で円を作って二人を囲む。
プテラノドンヤミー…。火炎弾を防がれた今、月兎とヒストリカの頭上で高度をとりつつ、翼を羽ばたかせて空中にとどまっている、
バッタヤミー…相手の視野には映るだろうが、グールの射撃が及ばない別位置で待機。
やがて円を囲んだこの場にいる全12体のダスタードは忍刀を構える。

>>月兎、ヒストリカ


【プテラノドンヤミー、バッタヤミー、ダスタードと言った下位戦力はレスでパスし合って使いましょう。倒すイメージが出来た時点でアルターの時のようにレス内で動かして倒してしまっても構いません。
なお、カメレオンゾディアーツは姿を消していますので、今は触れないように。手の内をバラすと不意打ち要因ですね。】

2ヶ月前 No.14

okojo @okojo☆xrKtuZ/Egr.c ★qEnzvJ1lHA_DwI

【仮面ライダー月兎、ヒストリカ / 天ノ川学園高校:中庭】

忍者のような連中が俺たち二人をぞろぞろと取り囲み、刀を構える。その光景を見てフィーネはまた煽るようなことを呟いた。
「数だけは立派ですね。ですが実力がなければ無意味ですよ」
「お前もう黙ってろ」
相手がキレて突っ込んできた時が怖いんだ。頼むからこれ以上煽らないでくれ。
「とりあえずまずはこいつらを片付けないとな」
言って俺は剣を構える。
「その意見には同意です。こちら側の6体はお任せを、そちら側の6体は貴方に一任します」
彼女もまたそう言って武器を構える。彼女の武器は本から柄が伸びたような形状の斧だ。
そして俺たちは二人ほぼ同時に前へと駆け出した。

俺は敵の眼前で踏み切ってジャンプし、いつも通りの重量に任せた斬りおろしを敢行する。この衝撃で1体が地に伏した。すかさず俺は地面に叩きつけた剣を持ち上げ、吹き飛んだ敵の1体へと横薙ぎに振って追撃をかけ、続けざまに後ろのもう1体も斬り捨てた。
その向こうから別の個体が地を駆けて俺に斬りかかる。すかさず俺はその刃を剣で防ぎ、弾き飛ばしたのちに追撃をかけた。振るわれた刃は弾き飛ばされたことで態勢を崩し立て直している最中の相手に見事にヒット、また1体が地面に倒れた。
「どしたどしたァ! こんなん物の数に入んねえぞ!」
剣を肩に担ぎながら、空いた片手で挑発する。すると直後、背後から先ほど倒したはずの敵が2体跳躍しながら俺に斬りかかって来た。音で敵の存在に気づいた俺は前転によって辛うじて刃をかわすが、直後俺めがけて降り注ぐ手裏剣の爆発によって吹き飛ばされてしまう。
「どぉわ……ッ!!」

爆風で吹き飛ばされた俺は空中で態勢を立て直すという並の人間にはできない、しかし月兎ならば可能な芸当で復帰し、校舎の壁面へ着地する。

「へっ……やってくれるじゃねえか! だったらお返しだ、とっておきをプレゼントしてやる!!」

俺は頬をぬぐう動作をしながらそう言い、ソウルドライバーのレバーを再び倒す。

『ブレイジングバースト!!』

音声が鳴ると同時に壁を蹴って飛び出し空中でくるりと回転。足を忍者共に向け、連中目がけて斜めに突っ込む。
今の俺の速度はだいたいその辺の自動車が出せる最高速度と同等。そんな速度で突っ込む攻撃をまともに受ければどうなるか。

「どぉりゃあああああああああああああっ!!」

時速100km超の人間砲弾による飛び蹴りが衝突し、6体をまとめて同時に薙ぎ払う。
地面に滑り込むようにして着地する俺の背後で、一拍おいて雑兵たちが爆散。忍者6体の撃破に成功した。


一方、フィーネの方はどうなっていたかと言うと。

「……やはり、多数を相手にクォーツでは苦戦しますね」

フィーネは周囲に群がる敵を一瞥してそう言い、ヒストドライバーのレバーを閉じてメモリカ――先ほどドライバーにセットした小さな本のことだ――を取り出す。

『イジェクト』
「――であれば、こちらで参りましょう」

そういってフィーネは黄色い本を取り出し、それをドライバーに挿入してレバーを開く。

『セット・トパーズメモリカ。リーディング。剛毅なる黄玉。勇壮にして堅固なる輝き。大軍師の腕。此れ即ち、トパーズビショップなり』

彼女の姿が変わり、体に張り付いた本が白から黄色へと変じ、その腕に巨大な岩でできた腕が出現する。これこそがヒストリカ最大の特徴、ヒストリーライドだ。
俺の扱うソウルシステムは「装着者の魂から力を引き出すもの」だが、ならばヒストシステムはどういうものかと言うと、「過去の英霊から力を借りて身に纏うもの」なのである。
メモリカとはつまり過去の英霊の魂が記録された記憶媒体だ。それをヒストドライバーにセット、記録された魂を読み取り自身に憑依させることでその力を借り受ける事で戦うのがヒストシステムなのである。
もっとも、そんな特性故かフィーネ一人しか扱うことができなかったのだが、事実彼女は一人で英霊数人分に相当する実力を有している。彼女を相手に敵うものなど、おそらく俺くらいなものだろう。
因みにここで言う英霊とは、彼女の生まれ育った世界――LM世界と呼ばれる異世界の英霊たちだ。だから俺たちが知る宮本武蔵だとかニュートンだとか、そういった人物の魂が憑依するわけではない。
俺もあのメモリカに記録されてる連中がどういう偉業を成して歴史に名を残したのかよくわかってないが、ただ間違いないのはあの中に記録されている英霊はこちらの世界の英霊よりも戦闘力という意味でははるかに強い連中ばかりということだ。

「――むんッ!」

彼女は巨大な拳を地面にたたきつけて地震動を発生させる、のみならず連中の足元から巨大ない土の槍を発生させて串刺しにし、ものの一瞬で6体を全て倒してしまった。
こうして圧倒的な力をふるう彼女を見るたびに、やはりあれとは何度も戦いたくはないなと強く思うのだ。

「これで塵芥共は殲滅完了ですね」
「ああ。これで残るは目の前のお姫様と、そこの壁にぶら下がるサソリ野郎、バッタ野郎と、頭上を飛ぶ鳥野郎だけだ」
言いながら俺は雌型の怪人とそれを取り囲む鬼、壁にぶら下がるサソリの怪人、全身緑色のバッタみたいなやつ、そして頭上のプテラノドンみたいなやつを指さす。

「あなたの能力を鑑みるに、あのサソリと空を飛ぶ翼竜はあなたに任せた方がよいでしょう。私は緑のあいつと、あの護衛に囲まれた女を片付けます」
「おーけー乗った。んじゃそういうことで!」

そして俺たちは、各々の標的目がけて駆けだしたのだった。

>>スコーピオン、ヴァルゴゾディアーツ、他All



【了解です。まずはダスタードを一掃してみました】

2ヶ月前 No.15

死神SKALL @ergou☆Aao/rdZJ3/w ★IZkIgWZ0cr_b5K

【タツヤ/どこかの岩石場】

頭と身体の痛みで目を開けると目の前が真っ暗で

(僕は死んだのか…)

真っ先にそんな事を思うがすぐに突っ伏してているだけだと気が付き
仰向けに身体を動かすと空が見えた。
地獄のようなおどろおどろしいものではなく雲が流れる見慣れた大空で太陽が自身を照らす。
その姿は簡単に言ってしまえば真昼には似合わないマントに身を包んだ髑髏の怪人が其処に倒れていたが
怪人が手で掴み髑髏のマスクを取り外すと儚く壊れそうだが美しいとも取れるアルビノの少年の素顔が露になる。

「痛みも感じて空気も吸え血も流れている…なら僕はまだ生きている」

周囲を見渡すと岩だけしかなく此処が賽の河原と呼ばれる場所とすれば角の生えた鬼みたいな存在も居なければ人と思しき存在も見当たらず

「何処だろう此処は」

死すれば必ず行く冥土に足を踏み入れていなければ冥府に辿り着いて裁きを待つ訳でもなければ自らの居場所に皆目検討が付かない。
タツヤこの場合神宮甲斐という新たに与えられた彼は此処に来る前を思い返すがどう考えても此処に行き着く理由は頭に浮ばず

「まずはアンチショッカー同盟と協力者の皆に連絡を取らなければ」

痛む自らの全身を起こし立ち上がろうとするが力が入らない。
そんな時彼はクゥーンという犬の鳴き声を五感が常人よりも遥かに強化された耳に届くと最早反射的に身体が起きて動き出し
聞こえた場所に視線を向けると崩れそうな崖の上に子犬が居るではないか。

「危ない!」

真っ先に駆け出して崩れそうな崖から子犬を崩れる前に間一髪救出に成功。
今まで戦い続け取りこぼした命も救えない者も居たが目の前にある命を救い出せた無事な姿に胸を撫で下ろし
同時に助ける事が出来た喜びに涙を流す。

>>ALL


【とりあえず結局どれでもなかったですが投下します。ちなみにロケーションは仮面ライダーブラックが子犬を助けて
バイタルチャージを使えるようになった岩石場です】

2ヶ月前 No.16

太陽 @akirakun ★jHA3aZYbO3_m9i

【怪人軍団/天ノ川学園高校:中庭】

スコーピオンゾディアーツは校舎の壁…二階ほどの高さから月兎を見下ろす。
そのスコーピオンの横をプテラノドンヤミーが飛行して通り過ぎ、弧を描いて地上にいる月兎へと急降下していく。
「アァ…!!」…うめき声を上げてプテラノドンヤミーは口から火炎弾を乱れ撃ち。
まっすぐと向かっている火炎弾、そしてそのコースから外れている火炎弾は月兎の周囲の地面に命中し、爆発・炎上を起こす。
…降下速度も早めつつ、プテラノドンヤミーはやがて腕を前に伸ばして月兎の首元をつかもうとする。
つかめたらそのまま弧を描いて上昇し、月兎の体を上空に持っていくつもりだ。
避けられれば弧を描いて再び高度を上げ、距離をとる。
…もっとも、この方法がまだこちら側、怪人達は確信出来ていない月兎の能力を相手にするには悪手だと言うことを知らなかった…。

そしてヒストリカに対して身構える怪人達。
バッタヤミーも迎撃しようと脚に力を入れようとしているが。

「待て…。」

女性の声…。ヴァルゴゾディアーツだ。
実は言葉を発することが出来たのをこれまであえてしなかったヴァルゴが今、言葉を口にする。
今は戦いを見ているしか無い弦太朗と美代子はそれを聞き逃さず、目を見開く。

「待て」というのは自分の配下の怪人達に対してのことであり、グールとバッタヤミーは戦闘態勢を解いてヴァルゴの方に向き、そして道を開くように左右に分かれた。
その開かれた道をヴァルゴが歩き、やがてヒストリカと一定の距離をとった位置で立ち止まり、カツン!と杖の柄を地面に打ち付ける。

「私が相手をしよう。ほんの少し…だがな…」

杖の先端を相手に向け、ヒストリカに戦闘意志を示す。

>>仮面ライダー月兎、仮面ライダーヒストリカ

2ヶ月前 No.17

太陽 @akirakun ★jHA3aZYbO3_m9i

【ドラゴンゾディアーツ、カメバズーカ/どこかの岩石場】

その時だった。

「ズゥゥガァァ!!」

ドン…ドォォォォン!!

砲台の発射音が鳴り響き、やがてタツヤの付近に砲弾が着弾。
かなりの爆発を起こす。

「ズゥゥガァァ、何だてめえは。何で人間がここにいるぅ!?」

この辺り、実はショッカーアジトの近くなのだ。
それ故に怪人が徘徊している。
現れたのはその一部、デストロン怪人のカメバズーカ。放たれたのはそのバズーカ弾だ。
そしてドラゴン座のゾディアーツ、ドラゴンゾディアーツ。
ドラゴンゾディアーツは自身の精製能力によって作った武器の砲丸を手の上でパシパシとバウンドをさせながらカメバズーカに呼びかける…。

「はぁ、ちゃんと当てとけよ。そうすりゃあ跡形もなく吹っ飛ばせたろうがよ。」

このドラゴンゾディアーツ、自我を持っているようだが、そこにいる命などなんとも思っていないような発言だ。
しかしドラゴンは砲丸のバウンドをやめて、首をしならせて…。

「まあいい、何でこんなとこにいるのか知らねえけどよぉ・・・・生きては帰れねえぜ…お前。」

「ズガァ!だから選ばせてやる、今度こそ俺様の砲弾で消し飛ばされたいか…。」
「俺様の砲丸で頭蓋割られて昇天するか…。」

「「さあ、どうやって死ぬ?」」

>>タツヤ

2ヶ月前 No.18

okojo @okojo☆xrKtuZ/Egr.c ★qEnzvJ1lHA_DwI

【仮面ライダー月兎、ヒストリカ / 天ノ川学園高校:中庭】

駆けだしたその時、空中を飛ぶプテラノドン怪人が下級を放ち俺を攻撃する。周辺で起こる爆発は成程、昔の兵士が恐れ戦き精神を患ったのも頷けるほどに恐ろしい音を轟かせ俺の行く手を阻む。
降り注ぐ火球の雨あられに俺は思わず足を止めてしまったが、しかしその選択が正解だったのだろう。爆発にって発生した数百度にも上る高温の炎が俺の肌を焼くものの、直撃だけはかろうじて避けることができた。
それと同時に、空中から飛行物体が急降下する時特有の風切り音が爆発によって反響する耳にかすかに届く。おそらく奴は俺に体当たりを仕掛けて来るか、或いはもっと別の攻撃を仕掛けて来るか――
とはいえ向こうからこっちに来てくれるならば有難いことこの上ない。すかさず俺は迎撃態勢を取り、タイミングを合わせて地を蹴り空中に退避、間一髪のところでプテラノドンの凶手を逃れたと同時に隙だらけの背中へ一閃する。しかしその刃は空を斬り、敵は弧を描いて空中へと飛翔していった。
空中前回りの要領で着地した俺はヤツをにらみつけ、即座に追撃を選択する。位置について、身をかがめ、体をバネとして力を蓄え、さらにそこへ能力によって自信の重量を軽減し射出体制へ移行。そして強く、強く、大地よ砕けと言わんばかりの膂力を以て地を蹴った俺は、さながらミサイルの如く一直線に空を飛ぶ。狙うはあの鳥野郎。空中に逃げたと思い込むあの間抜けに、俺の本当の戦い方を見せつけてやる。
軽量化と膂力による加速で先ほどの奴と同様に風切り音を立てながら真っ直ぐに飛翔し、空中で剣を構え、反応されるよりはやく一刃を叩き込む。

「でぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇやぁっ!」

空中で刃を受けたプテラノドン怪人は避けることもできぬまま刃をその身に受け一刀両断、俺が奴を通過したところでその身にため込んだエネルギーの暴走に伴い爆発四散した。
無論空中に投げ出された状態の俺はこのままいけばいい的だろう。だが問題ない。直線上にはあのサソリ野郎。俺が狙ったのはこの状況だったのだ。
プテラノドンを首尾よく倒した俺は放っておけば弧を描いて校舎を通り過ぎるだろう。だがその前に自身にかかる重力を一気に増大させれば侍従によって勢いが削がれ地面へ落下することができる。……そして。タイミングを合わせればあのサソリ怪人も叩き落せるという寸法ってわけだ。
俺は刃を再び天高く掲げ、首尾通りに自身にかかる重力を一気に増大させ急降下。その刃を、サソリ怪人の体躯目がけて振り下ろした。

「往生、せいやぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!」


他方、フィーネ。彼女は駆けだしていく満と対照的にゆっくりと歩きだし、さながら魔王に挑む勇者の如く威風堂々の出で立ちでゆっくりと歩みを進める。

「私に倒されたいのは誰ですか。一人ずつでも、まとめてでもお相手しましょう」

そういいながら彼女は右の拳を構え、一歩、また一歩と歩みを進める。
槍を番えた鬼のごとき怪人と、そして別の位置でそれを眺める緑色のバッタの怪人もまた動き出そうとする。
がしかし、雌型の怪人の放った一言によって彼らは斉しくその行動の一切の行動を止め、そしてあろうことか指揮官たる彼女自身が歩み出した。

「指揮官が前線に立つ部隊は敗北する。そう誰かから教わりませんでしたか? ……もっとも、私としては好都合ですが」

いいつも通り冷静な口調で言いながら、しかし彼女は逆にその歩みをやめて敵を見据える。
はてさて、彼女の能力は如何なるものか。事ここに至るまで一切行動を示すことのなかった雌型の怪人の能力はその一切が未知数である。故にこそ外見から情報を収集すべきなのだろうが、いかんせん得られる情報は少ない。
そこで彼女は、いかなる状況にも対応できる最善の一手を選択する。

「……あなたを相手に近接特化は少々不利に働きそうですね。では、こちらで行くとしましょう」

取り出したのは琥珀色の輝く装飾が施されたメモリカ。これは彼女が保有する万能にして最優の形態、ラストアンバーライトメモリカである。
本来はサファイアメモリカと言うトパーズと同様ある英雄の魂が記録されたメモリカの一つに過ぎなかったのだが、
真の能力を引き出すべく上位互換タイプのラストメモリカに記録情報を移植したことで真価を発揮できるようになった特殊なメモリカなのである。
彼女は現在挿入しているトパーズメモリカを抜き取り、ラストアンバーライトメモリカをセットして形態を変化させる。

『セット・ラストアンバーライト。リーディング。四大を司りし琥珀。愛に生きし姫君。偉大なる天才魔術師。称えよ彼の者、汝即ちラストアンバーライトクインス』

変化した姿は全体的に輝く宝石を想起させるような豪華な姿だった。身体に装着された本はその色味が琥珀色のそれへと変化し、さらに彼女の周辺には四冊の本が浮遊する。
これぞラストアンバーライトクインスフォーム、琥珀色の姫君の力を宿し、四大元素全ての属性を操ることが可能な最優の姿である。

「さあ来なさい。あなたの相手はこの私です」
そういって彼女は腕を広げ、まるでおまえを受け止めるとでも言わんばかりに彼女を見据えたのだった。

>>スコーピオン、ヴァルゴゾディアーツ、他All


【今日のジオウはすごく電王でした。モモタロスが憑依したゲイツを取り込んだトリニティフォームとか面白くないわけがないんだよなぁ……そしてこちらもいよいよ幹部との戦いが始まりそうでオラわくわくすっぞ。】

2ヶ月前 No.19

okojo @okojo☆xrKtuZ/Egr.c ★iPhone=SCo4680sC0

満とフィーネがスコーピオンゾディアーツとヴァルゴゾディアーツ、他多数の怪人と天ノ川学園高校にて切った張ったの大立ち回りを繰り広げているのと同じ頃──

【二階堂仄||エリシア・ノルド / どこかの牢屋】

{じゃから、妾は言うたじゃろう。あのまま見捨てて逃げておけば、このような事態にはならんかったと}

体の内側か、或いは脳裏とでもいえばいいか。兎角、私の内側で老婆口調の少女が喚いている。

「そうは言うけどさ。あのまま見捨ててたらそれはそれで絶対後悔してた。同じ後悔なら、やってから後悔する方がいいと私は思ったんだよ」

私はその苦言に対して自らの意見を叩きつける。

{ハ。小娘が言いおるわ、その結果がこのザマとは呆れて物も言えんわこのバカチン。少しは自分の身を大事にせんか。この身はもはやお主一人の器ではない。お主の中にはもう一人、違う者の魂がおるのじゃぞ?}
「その私の中のもう一人が歴史上における悪党なら話は別じゃないかな? なにしろ魔人と魔獣の群れを率いて自分の生まれた国を滅ぼした挙句周辺諸国をも侵略してヴィアルト大陸全土を占領、史上最大の版図を誇る魔人の国「ヘクセネリシア魔女帝国」を築き上げ、およそ300年に渡って人類を虐げた最悪の魔女──エリシア・ノルドだもんね」

エリシア・ノルド。それがこの私、二階堂仄の肉体を器として現世に蘇った大悪党の名だ。
ヴィアルト大陸も、ヘクセネリシアも、魔人もエリシアも、この世界──AS世界において知るものはいないだろう。なにしろ私も、そしてこの女も、本来ならば「LM世界」というこの世界とは異なる歴史と文明を有する異世界を出自とする人間なのだ。おそらく見た目こそ似ていても身体構造は違うだろうし、辿った歴史が違うから見えるものも大きく異なる。そもそも根底に魔導という概念が流れている私の世界とそれがないこの世界ではそもそもの思想自体が異なると思うのだ。
けどその一方で「誰かを助けたい」と願う感情も、「誰かを愛する」という気持ちも、両方の世界ではきっと同じはずで、それを私は目の前で見せつけられたのだからもはや疑いようもなく感情という概念に限れば両方の世界の人間は同じものを持っていると思うのだ。
故に私は、目の前で悪党に襲われる一人の女の子を見捨てられなかった。けれど結局勝てなくて、私の中にいる魔女も呆れて「手助けはしない」とまで言われ、そして結局私は……

「牢屋の中、かぁ……」

私が戦うための武器も奪われてしまった。今ここにいるのは鎖に繋がれた一人の少女とその中で息づく魔女くらいで、彼女は呆れて匙を投げてしまったから実質一人ぼっちのようなものだ。強いていうなら話し相手がいるだけまだマシか。相手がフィーネでも満さんでもなくエリシアなのが気にくわないけど。

{おい、お主今何か失礼なことを考えんかったか?}
「いや、別に」

鋭いなこの女。

{ふむ、そうか。まあ妾も心の中までは読めんでな、不問にしといてやる}
「絶対嘘でしょ。絶対見えてるでしょ」
{見えとらんわ阿呆。見えとったら──もし心の中まで見えとったら、あの日あやつに刃を向けられることもなかったろうよ}

なんの話だろうか。まるで彼女でも「何かを後悔している」かのような、そんな口ぶりだ。
──私は彼女のことをよく知らない。いや、先も言った通りとんでもない悪党だという認識はあるのだ。実際彼女は性格悪いし、目の前で助けを求める人がいても自分に関係なければ平然と無視してすぐ忘れる。他人のことなんか道具くらいにしか思ってないし、悪いところを上げようと思えばいくらでも上げることができる。
けれど近年の歴史研究者の間では「彼女がいなければ現代の魔術文明は存在し得なかっただろう」と言われるようになったし、他にも彼女はヘクセネリシアが生まれる前の時代までは迫害されていた人でありながら人ならざる力を持つ魔法使いに特権階級を提供したという逸話に関して、今までは手駒を増やす方策と考えられて来たが、最近になって「もしかしたら自分と同じ魔法使いを助けたかったのではないか」という説が提唱されるようになったのだ。
つまり何が言いたいかというと、私が知るのは研究者たちの仮説と歴史上の事実だけで、私は時折彼女のことを何も知らないんじゃないかと思うことが増えたということで。こうして肉体を共有していても、彼女のことはわからないことだらけなのだ。
と、ここまで考えたところで我に返る。私は何を考えているのだろうか、こんな女のことを深く知ったところで意味なんてないのに。

「……はー」
{今度はなんじゃいきなりため息なんぞ吐きおって。こういう状況になったのはお主のせいじゃろうが}
「いや、そういうことじゃないの。気にしないで、勝手に自己嫌悪してるだけだから」
{……? まあ、反省しとるならそれで良いが}

誰が反省なんてするか。私は私のしたことを反省しないし後悔もしない。
……という言葉は自分の中の深いところに仕舞い込んで、私はとりあえずこの状況をどうすべきかに考えを巡らせることにした。そうすれば、余計なことに想いを馳せなくても済むだろうと、そう自分の本当の気持ちから目をそらしながら。

>>all


【とりあえず不覚をとって捕まって牢屋に放り込まれたところから始めようと思います。ここから救出する役目はタツヤに任せましょう】

2ヶ月前 No.20

太陽/天高 @akirakun ★jHA3aZYbO3_m9i

【スコーピオンゾディアーツ、ヴァルゴゾディアーツ/天ノ川学園高校:中庭】

「今回連れた手下どもでは貴様に勝てない、と判断した。」

ヒストリカの出現はこの怪人集団には不確定要素だった。(月兎の出現を見越してた訳でもないが)。
機動力は高いが、特殊能力には乏しい今の怪人達…この選抜は結果的に失敗だったようだ。

ヴァルゴは杖を振り上げる。杖の先端に回転ノコギリのように回転する光の刃がまとわれる。
地面や障害物に当たれば、ヴァルゴ自身の空間を操る能力が付加されている事によって、あたった部分を跡形もなく削り取るだろう…ライダースーツでも下手な防御力だったならまともに当たればただで済むのかどうか…。
ヴァルゴはそんな強力な攻撃を放つため、杖を振り下ろす…

…かと思われたが。

「!」。杖を振り下ろす手が止まりエネルギーの回転刃はヒストリカに向けて放たれなかった。
ヴァルゴの視界に月兎を見上げるスコーピオン・ゾディアーツの姿を見た事によってだ。


プテラノドンヤミーを倒した月兎の動きを見て、スコーピオンはアルターを倒した時の動きと、自分が蹴りを放った時に吹き飛ばなかった時の感触を思い出す。

「…自身の重力を操る能力か。大体確信は持てた。」

エコーのかかった…男性の声…スコーピオンゾディアーツだ。
満やフィーネは知らないだろうが、かつて戦った弦太朗が知っている正体の人間とは違う。別の人格である。

スコーピオンは自身は壁に張り付いたまま、重力操作も加えて自分にブレイズソードの刃を振り下ろそうと落下してくる月兎を見る。
…避けることは決してできない訳じゃなかった。
すぐに壁に突き刺しているサソリの尻尾のトゲを放し、壁を蹴って跳べば、相手の軌道からそれることはできる。
校舎の建物の一部に再び尻尾を突き刺してロープアクションをすれば、この地形では普段より機動力を増した戦いもできる。
しかし、あえてそれをしない。

「ウゥゥゥ…!!」

スコーピオンの体が何やら発光すると同時に…。

ズン…!!…ドォォン!!

月兎の攻撃がスコーピオンに当たり、やがて張り付いていたスコーピオンの体も共に地面に落ちる。
凄まじい威力で地面にクレーターが出来、周囲に大量の土飛沫が…。

しかしその土飛沫が晴れ、その先の光景がはっきりした時に周囲が目にするものは…。

「超…新…星〜!!」

スコーピオンゾディアーツの下半身が巨大なサソリの体となり、さらなる異形化をしていた。
スコーピオン・ノヴァ…ホロスコープスと呼ばれる十二体のゾディアーツが持つ自身を強化する力、「超新星」…。
スコーピオンのそれは自らをパワーアップさせる。
巨大化し、強化されたサソリの尻尾がブレイズソードの刃を受け止めていた。
あの重力増加によって振り下ろされた刃は、尻尾の当たった部分に大きく食い込んではいるが、スコーピオンは意に介さない。

「ハハハ!」

スコーピオン・ノヴァは尻尾を振り払うと、食い込んだ刃は離れ、月兎の体を投げ飛ばす。
彼がどこに飛んでどう対応できるか、できないかはわからないが…。

「ヴァルゴ、貴様の出る幕ではない。手下どもが使えないなら、俺がこの力でまとめて叩き潰すまでよ!」

スコーピオンは虫生物特有のいくつもの脚をズンズンと進ませ、やがてヒストリカとも距離を詰めていく。
「…」ヴァルゴはため息をつくようにして、カツンと杖を地面に打ち付ける。

>>月兎、ヒストリカ


【月兎 対 スコーピオン(もしくは相手交代してヴァルゴ)、ヒストリカ 対 ヴァルゴ(もしくは相手交代してスコーピオン)、2大ライダー 対 スコーピオン(ヴァルゴ撤退)。
もしくはその他など、好きな構図に持ってきてください。
ちなみにスコーピオン・ノヴァ相手にどっちかが一人で挑んで勝つつもりで来ても大丈夫です。
フォーゼも持てる機能(スイッチ・ステイツ他)を駆使して一人で勝ちましたしね。】

2ヶ月前 No.21

okojo @okojo☆xrKtuZ/Egr.c ★qEnzvJ1lHA_DwI

【二階堂満、フィーネ・エステン / 天ノ川学園高校:中庭】

振り下ろした剣は風切り音と共にサソリ野郎へ命中。鋼が奏でる硬質的な衝突音と共に怪人と俺は墜落、大地が鳴動したことで周辺が土煙に覆われた。
――手ごたえあり。奴さんはこれで倒れたろう。倒せてなくても身動きは取れないはずだ。直前で何かしようとしていたみたいだが、どうやら無意味だったらしい。
そんな確信と共に俺は剣を抜こうとするが、しかし抜けない。地面か壁か、とにかくどこかに深く食い込んだのだろうか、なんて思ったその時だった。

「のぉわっ……!?」

どこかに食い込んだ剣が“動き出した”。暴れ馬の如く俺を振り回すそれが土煙の中から正体を現した。
地面でも、ましてや壁でもない。食い込んだ先は“巨大なサソリの尻尾”だ。先ほど奴が発光した瞬間すでに奴は奥の手を打ち終わっていたのだ。
なんで、と言葉をつづける前に尻尾が勢いよく振り回される。決して離れまいと剣にしがみついていたものの、剣が先に耐えきれずサソリ怪人の尻尾から放り出される。
奴に振り回され彼方へ吹き飛ばされたことで、俺はようやくヤツの全体像を把握した。サソリそのものと化した八本足と尾を有する巨大な下半身と、その先端に人馬の如く生えた上半身。全身が黒字に金細工と言う先ほどまでの奴と同様の容姿を有したその異形としか形容できない姿こそが、今の奴の姿だったであり、俺を振り回した尻尾の全体像だったのだ。

吹き飛ばされた俺は空中でのリカバリーすら許されず地面と接触、2〜3度ほどバスケットボールよろしく回転しながら大きくバウンドし、そして校舎だか体育館だかの壁に叩きつけられる。
衝突によって勢いが強制的に殺され、壁面に円形の亀裂が広がる。慣性の法則により内臓諸器官や脳、眼球に至るまでが一気に後方へ急速移動。血液を含めた内容物が攪拌され、傷つき、一定レベルを超えたダメージにより変身が緊急脱出機構によって解除されてしまう。
一拍置いてようやく、ぽろりと落下した俺は地に倒れ臥し、のど元にせりあがってくる鉄の味とともに胃液と血液が入り混じった吐瀉物を吐き出す。胃か食道、口、あるいはその全部をやられているらしい。しかし倒れるわけにはいかない。地に生える芝生の草花を土ごと握りしめ、体を起こし、膝をつきながらゆっくりと身を起こす。

「無事ですか、満!?」
「無事に見えたらお前の目は腐ってるよ……」

駆けよってくるフィーネに対し、軽口を口腔内にたまった血液と共に吐き捨てて口元をぬぐう。

「さすがに想定外ですね。『始祖回帰』――使い手は限られてるはずですが」
「いや、こいつは多分違う。なんとなく、根本的な存在自体が魔人とは異なるんだと思う」

始祖回帰。かつて俺たちが戦ったある魔人が披露した、一部の魔人にしか使えない特殊異能だ。
そもそも魔人とはフィーネのいた世界、つまりLM世界に住む異種族のことを指す。俺たちがわかりやすいように言い替えれば「亜人族」や「魔族」が最も適した単語だろう。彼らは人類――と言ってもLM世界の人類だが――とは根底から異なる存在だ。どう違うかと言うと進化の行程が異なっている。
人間は猿から進化した生命体だ。だが魔人は違う。魔人は古い時代には「魔」性の「者」という意味合いで「魔者」と呼ばれていた存在であり、スライムだとかコボルト、オークにゴブリン、ハーピーやサハギン――そしてエルフや竜と言ったあちらの世界に存在する「魔」性の「獣」、すなわち「魔獣」が魔者にとってのルーツに当たるわけだ。つまり種族によっては自らの先祖の中に台風や地震、雷、津波と言った自然災害に等しい災厄のような連中もいるということになる。
で、仮にもし魔人たちがその先祖と同じ力を得て、同じ姿になれるとしたらどうだろうか。竜を先祖に持つものなら炎を吐き空を舞う強大なる竜に、巨人を先祖に持つものなら眼前にあるすべてを薙ぎ払える巨人に……と言った感じで、自然災害と同等の力を得られるとしたら、どうだろうか。
始祖回帰とはつまりそれだ。先祖と同様の姿を得て、全てを薙ぎ払い無に還す災厄を纏う異能。そういう力を持った奴と、俺たちは戦ったことがある。
だが、目の前の奴とは何となくそれと違うように感じたのだ。強大な力を得ているのは言うまでもないだろうが、先祖の姿に回帰したというより、どちらかと言えば体内に眠る巨大なエネルギーを内包しているかのような……
そう考えているとき、妙な単語が耳に入る。

「ちょっと待て――超新星だと!? 超新星っつったらあの超新星か!? だとすりゃやばいぞ!」
「超新星……? なんですかそれは、詳しく説明してください」

何を言っているんだ、と思ったがここであることに思い至る。
LM世界は俺たちが住むAS世界と違う異世界だ。見た目は――以前行ったことがあるのだが――こちらとほとんど同じなものの、その中身は大きく異なる。もしかしたら、こちらの世界と違って宇宙探査が進んでないということも十分に考えられるだろう。
話す前に一言、驚くかもしれないが一気に話すから黙って聞けよ、とだけ言ってから俺は彼女に説明する。

「俺たちの頭上に輝く太陽は、俺たちの世界じゃ恒星とも呼ばれてる。正確には太陽に似たような星だな。空の上にはほかにも同じような星がたくさんあって、恒星ってのはその星の大きな種類の分け方だな。目に見える星はほとんどが恒星だ。見た目は輝く光の玉に見えるが、実際は俺たちが立ってるこの世界よりも――下手するとお前の住むLM世界よりも巨大な燃えてるガスの塊で、しかもあれで小さい方なんだ。さらに付け加えると中心は核融合で尋常じゃねえ分量のエネルギーが供給されてる。でもそのエネルギーは無限じゃない。空に浮かぶ星々には寿命があって、でかければでかいほどその分寿命が短いんだ。勢いよく燃える炎ほど燃え尽きるのも早いって考えたらわかりやすいと思う。で、特にでかい星はそのエネルギーが尽きた瞬間周辺の星々を巻き込んで大爆発を起こす。それが俗に超新星爆発――スーパーノヴァって言われてる現象だ」
「……その話とあの敵、何の関係があるのですか?」
「言ったろ。超新星爆発は周辺の星、つまり5つか6つか、最悪20や30じゃすまない分量の世界を巻き込むレベルの大爆発なんだよ。アイツは体の中にそれだけの超エネルギーを内包している可能性が高い。超新星ってのはつまりそういうヤバイ代物なんだよ」
「ということは下手にここで撃破するのは危険である……と?」
「どうだかな。とは言えほっとくわけにもいかねぇだろ。奴さんはやる気みたいだし、どちらにしろ戦わねぇと」
「その身体で無理をしないでください。ここは私が――」
「駄目だ」
言葉を遮り、そして続けて言う。
「お前ひとりじゃきついぜ。あれを一人で倒すつもりなら、ロストエースでも持って来いってんだ」

ロストエース。あるアイテムを使ったヒストリカの強化フォームのうち現状最強と言えるフォームであり――そしていま手元にはなく、苦々しい思い出が残る危険なアイテム。
それを使わなければ目の前の相手は倒せないと、強い口調で言えば彼女は項垂れて拳を握りしめている。
言い過ぎたかと思い、即座に俺はフォローすべく言葉を続ける。

「……ここは二人で協力して倒すべきだよ、間違いなくな」
「ですがその状態で変身すれば――」
「負荷がやばいだろうな。だが、違うデバイスによる変身ならどうだ」
「違うデバイス――まさか!」
「そう、そのまさかさ」

そういって、俺はソウルドライバーを腰から外して懐にしまい、もう一つのアイテムを取り出す。
それはパッと見てコンロのような形状をした、ソウルドライバーよりも一回り小さなアイテムだった。下部には何かを差し込むスロットがあり、しかしそこにソウルライターは大きくて入らないと見える。
そのアイテムの名は「イグナイトデヴァイサー」。ソウルドライバーの技術を解析し、より高い出力を得るべくこちらの世界で開発された予定外のソウルシステム系列機であり――俺が一時期使っていた変身アイテムだ。
今でこそソウルドライバーともう一つ、あるアイテムを組み合わせることでより強力な姿に変身できるものの、そのためのもう一つが生憎手元にはない。ないので、代替案としてこいつを選んだのだ。反動もあるが知ったことか。今魂に火を点けないでいつ点けるってんだ。
デヴァイサーを右手首に叩きつけると、ソウルドライバー同様にベルトが伸びて手首に固定、装着される。そして俺は追加でポケットから手のひらサイズの小さな金属製のカプセルのようなものを取り出す。これはソウルガスカートリッジと言って、要はこのイグナイトデヴァイサー専用のガスボンベと言うわけだ。
俺がその蓋を指先で捻って開くと内部のガスが噴出する音が響き渡る。そしてそれをイグナイトデヴァイサーのスロットにセットすると、歌舞伎役者のような野太く長ったらしい声で音声が流れる。以前聞いた話だが開発者の趣味らしい。趣味悪いぜ、まったく

『あ、挿ぉぉぉぉぉ入ぅぅぅぅぅぅ! 重力ぅぅぅぅぅぅぅ!!』

デヴァイサーをセットした腕をくるりと回し、地面と垂直に、手のひらが目の前に来るように構える。そして俺から見て左側面についたつまみを左手の親指と人差し指でつまむ。

「魂を燃やして戦うんだよ。勝ちたいと願うなら――変身!」

掛け声と同時につまみを思い切り捻ると、コンロの部分から火花の散る破裂音の後に炎が噴出。炎は俺の全身を先ほど同様に螺旋状に包んで再び俺を新たな姿へと変貌させる。

『点火ぁ! 重ぅぅぅぅぅ力ぅぅぅぅぅぅ!! いよおぉーっ!!』

ポン、と言う鼓の軽快な音とともに炎を吹き飛ばせば、その下は先ほどと異なる新たな姿が現れていた。頭部は先ほどと異なり炎で包まれているかのような形へと変化している。また胸部には鎧らしい鎧が装着され、その中心にはアニメや漫画の世界でしか見たことないような炉心が配置されている。腕は右腕と左腕で形が異なっており、左こそ先ほど同様に鎧に覆われているが右はまるで和服のそれと同じような大口の袖がついていた。ちなみに袖を捲れば先ほど変身で使用したイグナイトデヴァイサーがある。全体的に和装を連想させるような容姿を持つこの姿。正式名称とは別に、俺は姿をこう呼ぶ。

「再燃――月兎、天火!」

ちなみに天火は点火と天下がかかっていて、我ながら最高に生かしたネーミングだと自負している。

「さて……ところでお前さんはその姿で大丈夫かよ」
「……私はこれでいいです、何しろ万能型のフォームですから、並大抵の状況なら対応可能です。ですが……貴方、どうなっても知りませんよ」
「なんかあったら治癒はお前に任すさ。一緒にサソリ狩りと洒落込もうや」

俺はフィーネの肩をポンと叩いてから先ほどの剣ともう一本、今度は長刀を手にしてサソリ野郎に刃を向ける。

「さあて、サソリ野郎。あんた話せたんだな。じゃあ俺の言葉もわかんだろ」
「初めに言っておきますが、私たちを簡単に叩き潰せるとは思わないことです」
「ついでに言っとくとな。巨大化は負けフラグって良く言うんだぜ。フラグ立てご苦労さん」
「ではいきますよ。覚悟はよろしいですか」
「できてなくても知らん知らん、でかくなりゃ勝てるなんてそんな思いこみ、今すぐ真っ向から叩き潰してやる!!」

そういって、俺は高速で駆けだす。先ほど以上の猛スピードで真正面から突っ込むと、一気にスライディングをして野郎の腹の下をくぐる。そして潜り抜けたと同時に再び駆け出して地を蹴り、持ち前の重力操作能力で自身の重量を軽減、壁を駆け上がり跳躍すると、頭上から二刀を同時に構えて落下と同時に斬り降ろす。
一方フィーネはと言えば、その場にとどまって周辺に浮かぶ本を展開する。

「――火焔。波濤。風迅。岩礫。四つ此れ即ち万象を形成する大元素。四属同時展開、砲門開け」

彼女が詠唱をすると、宙を舞う本を中心に魔法陣が展開する。これが彼女の扱うアンバーライトの力。四大属性総てを同時に行使する文字通りの万能魔術師である。

「全属性弾丸形成、対象設定、照準固定、弾丸装填――――射出(フォイア)!!」

彼女が叫ぶと同時に、魔法陣から火球、水弾、風刃、岩礫が同時に高速で放たれる。狙うはサソリ怪人。
上空からの攻撃と、眼前から迫る四属性同時攻撃。背後は壁。さあ、お前はどこに逃げる――!

>>スコーピオン・ノヴァ、ほかAll


【ひとまずスコーピオンを同時に狙うことにしました。結構えぐい描写をしてますがどうかご容赦を】

2ヶ月前 No.22

太陽 @akirakun ★jHA3aZYbO3_m9i

【スコーピオン・ノヴァ、ヴァルゴゾディアーツ/天ノ川学園高校:中庭】

「ふん。」

ヴァルゴはヒストリカの攻撃対象がスコーピオン・ノヴァに向いたことで、鼻を鳴らす。
スコーピオンの意思も関係なしに自分も加担すれば敵を追い詰めることはできる…。
しかしヴァルゴはそれをしようとしなかった。
二人のライダーとスコーピオン・ノヴァの戦いをヴァルゴは静観する。

スコーピオンノヴァは二大ライダーの同時攻撃に対応するべく、昆虫型の脚全てにググっと力を入れる。
そして。

「ハハァ!!」

バッ!
わずかな高さだが、その場からジャンプをして体を捻る。
こうする事でこの図体で一気に180度逆方向に全身を振り向かせる。
着地すると同時にスコーピオンは尻尾をムチのように振り払う。
尻尾がヒストリカが同時に放った四属性攻撃を周囲に弾き飛ばす。

このままヒストリカに反撃をしたいが、月兎 天火の攻撃も対応するべく、空を見上げる。
落下してくる月兎 天火を迎え撃つべく、尻尾を振り上げる。

「串刺しだ!!」

長い尻尾が真正面から先端の針をむき出しにして、空中の月兎 天火に突き出される。

>>月兎 天火、ヒストリカ

2ヶ月前 No.23

okojo @okojo☆xrKtuZ/Egr.c ★qEnzvJ1lHA_agK

【二階堂満、フィーネ・エステン / 天ノ川学園高校:中庭】

サソリ怪人――いや、もはや怪人ですらないサソリの怪物は、その巨大な体躯を跳躍によって素早く動かし、全身を半回転させることで発生する回転エネルギーを利用してフィーネの四属性同時攻撃をいともたやすく跳ねのける。そして着地した後、その巨大な尾についた金色の尖端をヲれ目がけて一直線に伸ばし、俺を穿たんと猛烈な刺突が放たれた。
空中では身動きが取れない。その絶対法則は重力を操れる俺さえ縛りつけて放そうとはしない。俺は確かに重さを軽くしたり重くしたりならできるが、それ以上のことはできないのだ。重力を横や上にするなんて芸当は不可能で、いくら軽くなろうと俺は落下と言う必定の法則から脱することはできない。せいぜい落下速度や衝撃を抑えるのが関の山だ。
つまり、俺はこの刺突を避けることはできない。だから俺はこの一撃を受けるしかないのだが――

「――まともに受けてたまるかよ」

俺は振り下ろさんと天高く掲げた二本の刃を真下ではなく弧を描いて横に振り、巨大な尾を刃で受ける。そしてその刃をさっきまで自分がいた場所を貫く尾に対し水平に、下を向くよう這わせて攻撃を流しながら落下する。これならばまともに受けることもない。防ぐことで天高く飛ばされる心配もない。落下しながら、そして第一の目標を叩き切ることができる。
目指すは奴の尾の付け根。ここを叩き落して、まずはその厄介な武器を奪い取る――!


一方、フィーネ。
跳ね返されたことで天高く舞い上がった四属性の砲弾は放物線状に落下。フィーネへと墜落した瞬間、巨大な爆発と共に土煙が舞う。この砲弾は彼女の作り出した魔術による砲弾だ。しかもラストメモリカに記録されている魔術師のによって威力が大幅に増幅されており、まともに受ければただでは済まない。最早彼女は倒れ伏したか。そう思うのはこの状況を傍観する観客と彼女に相対する敵だけだろう。満は、先ほど彼女の言った「この姿は万能」という言葉の意味を深く理解していた。故に、彼は彼女の心配をしない。
土煙の中が白く輝いたかと思うと、光の筋が土煙を切り裂き、その中から一人の英雄が姿を現す。それは先ほどまでのフィーネ、即ちラストアンバーライトフォームと類似した姿でありながら、その配色は全く異なっていた。先ほどまで透明感のある琥珀色だった部分はその一切が眩いほどの白金で彩られており、何処までも何処までも、万里の彼方まで届けと言わんばかりの輝きを放ちつつも、しかしその色味には優しさと愛情があふれている。その手には身体の装飾と同じく白金に輝く一本の剣が握られており、肩部からは一枚の銀細工が施された豪華なマントが羽ばたいている。
これぞ、万能と言う単語の真実。光に導かれし救国の騎士王子の力を宿したもう一つのラストフォーム。仮面ライダーヒストリカ・ラストプラチナムキングスフォームである。

そもそもラストメモリカは特殊なメモリカだ。何しろ「一冊で二人分の魂が記録されている」。本来はメモリカ一つに魂一つが大原則であるわけだが、その原則を何故このラストメモリカが無視しているかと言うと、このメモリカに記録されている魔術師の少女と白銀の王子はその歴史上の逸話からも読み取れるように切っても切れない縁でに強く結びついているのである。魔術師の姫君を語るうえで白銀の騎士王子の存在は決して外せず、同時に白銀の騎士王子を語るうえでも魔術師の姫君を切り離すことはできない。ゆえに二人で一冊。一冊の中に二人分の魂を内包したメモリカが形になったというわけだ。そして以上の性質から、ラストメモリカは四大元素を司る姫君の姿――ラストアンバーライトクインスフォームと、光に導かれし救国の騎士王子の姿――ラストプラチナムキングスフォームを自由に行き来することができるのである。
光に導かれたとは言うが、その本質はもっとシンプルだ。有する力は「光の魔法」。光を操ることで攻撃や防御に転用できる。そして最も特筆すべき点は、これが「光の魔術」ではなく「光の魔法」であるというところにある。魔術と魔法は現実において同一視されることの多いものであるが、LM世界ではそうではなく魔法と魔術はそれぞれ異なるものを指し示すのである。
長々とした説明を省略して端的に解説するならば、「プラチナムキングスは詠唱なしで光魔術を行使することが可能」。これだけで勘の鋭い人間にはそれがいかにすごいことかよくわかるだろう。魔術は詠唱が必要不可欠だが、魔法はそれが不要である。このことからもプラチナムキングスの力の利便性がうかがい知れるだろう。
故に万能。故に最優。四大元素の魔術と光の魔法こそが、ラストフォームの真髄なのである。

姿を変えたフィーネは剣を両手で持ち、切っ先を右側後方に構え、身をかがめ、足に力をため、そして力強く地を蹴って一直線に進む。
狙うは一点。満と同様、尾の付け根。先ほどの動きによってフィーネの側に向いたそれを、フィーネもまた満と同じ思考によって切り落とさんと地を翔ける。
剣にはいつのまにか光が湛えられており、もしこの刃がその尾に掠りでもすればそこには深い傷が生まれるだろう。
上方から襲い掛かる二刀。下方より振り上げられる一閃。ハサミのごとく、計3つの刃がスコーピオン・ノヴァの尾を狙い振り抜かれた。

>>

2ヶ月前 No.24

okojo @okojo☆xrKtuZ/Egr.c ★qEnzvJ1lHA_agK

【失礼。ミスにより書き損じました。レス返しは体調が整ってからで結構です、自分は待ちますので。】

>>スコーピオン・ノヴァ、他All

2ヶ月前 No.25

太陽 @akirakun ★jHA3aZYbO3_m9i

【スコーピオン・ノヴァ、?????/天ノ川学園高校:中庭】

「何ッ!?」

攻撃が流され、直撃の軌道から大きく反れていく。
月兎 天火の持つ刃は攻撃を反らすだけでなく、なお自分の身を狙っている。
尻尾の付け根部分。
そして背後には姿(フォーム)を変えたヒストリカが剣を構えてこちらに向かってくる。

…斬…ッ!!!

二本の太刀筋と一本の太刀筋が閃き、交差する。
スコーピオンの自慢の尻尾は付け根から切断され、宙に高く舞い上がる。

「ぐぅ、まさか…ッ!!?」

尻尾を切断されたダメージに呻きつつ、信じられないという様子で空中の尻尾を見上げる。
尻尾はやがて切断面からトゲのある先端にかけて爆発していった。

ズドドドォォン!!

―――「…!!」

…遠く…天高の外からその爆発の光景を見た者が一人おり、その者は天高に向けて急いで、駆けつける。

そしてここは天高、爆発の威力は思いの外凄まじい。
地上にいるこちらにまで風が生じる爆発で校舎の窓がガタガタとぐらつく。
尻尾が舞い上がった高度がもう少し低ければ、校舎か…まだ巻き込まれるものが増えていただろう。
(今相手にしている月兎達二人は知らないだろうが)本来のゾディアーツの「超新星」程では無いが、やはり高エネルギーのコズミックエナジーがその身に内包されているのだ。
本体が地上で爆発を起こせば、この周囲の校舎が余裕で巻き込みかねない。

「おのれぇ!」

スコーピオン・ノヴァは体内に宿るエネルギーを利用し、本来は持っていなかった攻撃技を放とうとする。
両腕を前に突き出した。体内からエネルギーが流動し、光弾が生成される。

「ハアッ!!」

ドゥン、ドゥン!
そして生成されたエネルギー弾を連続で発射する。
しかしエネルギーの大きさと尻尾を失うという肉体の損傷のせいで狙いが定めきれてないのか、乱れ撃ち状態でどこへ飛んでいくかわからない状況だった。
ヒストリカや月兎まで一直線に向かうエネルギー弾もあれば、校舎や周囲の地面、ヴァルゴが率いる戦闘員部隊など、まったく別の方向に飛んでいき、爆発を起こすものも多い。

ミヨ「キャッ!?」
弦「ミヨッペ…!」

弦太朗や美代子の前の地面にも一発命中し、爆風や爆発で生じた土などが生じてくる。

スコーピオン・ノヴァは構わず乱射を続け、あちこちに光弾の命中による爆発が生じる。

>>月兎 天火、ヒストリカ


【地上から空中に持っていく手段があれば、止め刺す流れにいっていいですよ。撃破される最終的なリアクションは僕がしますけどそこまでは自由に書いてくだされば。
手段が無い場合は次のレス返で僕がなんとかしますし。】

2ヶ月前 No.26

okojo @okojo☆xrKtuZ/Egr.c ★qEnzvJ1lHA_agK

【二階堂満、フィーネ・エステン / 天ノ川学園高校:中庭】

――斬った。
そう思ったのもつかの間、直後内包されたエネルギーが行き場を失ったことで切断された尻尾は大爆発を起こす。
爆風が周辺に在るもの一切を薙ぎ払い、窓は爆風によってガタガタと揺れ動き、あるいはその勢いに耐えきれず激しい音を立てて砕け散った。
俺とフィーネもまたその爆風の資金にいたことで体を吹き飛ばされるが、今度は壁に衝突することなく両手も使って四つん這いになることでようやく着地に成功、それによって生まれた土煙が後ろへと流れていく。

「尻尾だけでこれかよ、ったく」

悪態をつきながらゆっくりと立ち上がる。

「貴方の推測は間違っていなかったようですね。あれが街中で爆発すればとんでもない爆発が起こったでしょう」
「その確認の意味も込めて、まず最初に尻尾落としを選んだんだよ」

尻尾を落とすことを選んだのはあいつの主武装であるっていうのがまず一つ。そしてもう一つの理由がこいつを撃破した際に生じるエネルギーの予測材料にするためだった。
結果は御覧の通り。もう少し爆発したところが低ければ校舎の一部がすっ飛んでたかもしれない。
そこにいる如月先生も吹き飛ばされていたに違いない。生身で壁に叩きつけられればただでは済まないだろう。
ともあれ成果は上々。尻尾の爆発力から推測すれば本体撃破時は少なくともこの学校自体を軽く吹き飛ばせる程度の大爆発が起こるだろう。そうなれば本末転倒、戦った意味なんて欠片もありゃしない。
ならばどうすべきか。それを考えようとしたその時だった。

上半身が両腕を前に突き出し、その先から光の球体を乱射する。おそらく体内に眠るエネルギーの一部を手の先に集めて乱射しているのだろう。
それを見た俺たちはそれを避けるべく反射神経にすべてを委ねて体を動かした。
右後方。左前方。前。左。左後方。右後方――その狙いはあまりにも乱雑で、いもしない先に光弾が着弾、破裂して半径数十センチを砕き散らす。
だがそれは予想外の方向へ流れ弾が飛翔するというのと同義で――

「――如月先生!!」

如月先生と女子生徒の眼前で、光弾が弾けた。爆発によって土煙が生まれその先が見えない。
守ろうとしていた人たちに流れ弾が飛んだのを見た俺は、サソリの化け物を睨みつけ地よ砕けと言わんばかりの膂力でもって吶喊する。

「満!? 何をしているのですか! 怒りに身を任せて突撃することはバカのすることですよ!?」

聞こえない。後ろでバカが喚いてるが知ったことか。
二本の剣を組み合わせて一本の大剣を形成、それを手にした俺は地を蹴って飛び上がり、再度サソリ怪人に奇襲をかける。

「やめてください満! ここでそいつを倒せば、この学校が――!!」

跳躍と同時に天高く掲げた剣。
俺はそれを。
振り下ろし。

――――“投げ捨てた”

右手で剣を捨てた俺は左手でサソリ怪人の上半身をつかむ。これで条件は整った。
先ほど奴が光弾を乱射したのは好都合だった。一瞬肝を冷やしたが、土煙の隙間から二人が無事であることを見抜いた俺はそれを即座に戦術へ取り込んだ。
怒りに身を任せて吶喊。傍から見ればそのようにしか見えなかったろうが、しかし俺の思考はどこまでも冷静だった。
ここまでは演技。そしていけると確信したタイミングで、奴の視線が集中する剣をあえて放り投げる。
奴は投げ捨てられた剣に視線が釘付けとなるだろう。そして俺の行動を驚愕を持って受け止めるはずだ。
その隙に奴をつかみ、容易に外れぬよう組み伏せる。あとは――

「――――フィーネぇ!!」

腹の底から、彼女に向けて強く叫ぶ。

「下準備は整ったァ!! あとは思いっきり、ぶっ飛ばしてやれェ!!」

俺の能力の範囲は「自信と自身の接触している物体」。つまりこうして組み伏せれば、こいつもまた接触している物体の一つたりえるのだ。
あとは“極限まで軽くする”。それで下準備は整う。
だが俺一人ではこいつを天高く吹っ飛ばすことができない。そこで、フィーネの出番だ。
地属性の魔術を使えば、大地を変形させて壁を形成することができる。それを応用して、こいつの足元から勢いよく壁を作り出しさながらエレベーターの如くこいつを空中へと放り出すことができるのだ。

俺の意図を読み取ったフィーネは、ヒストドライバーのレバーを閉じてラストメモリカを抜き、前後を反転させて再度ヒストドライバーに差しなおす。

『リバース・ラストメモリカ。ラストアンバーライトクインス』

ドライバーから発せられる無機質な音声とともに、彼女は再びアンバーライトクインスフォームに変化する。

「四号、大地。座標設定、-986,-1058,986,-854。隆起、断絶、鉄城、防護、急速展開」

そして魔術の発現によって俺とサソリ怪人は押し上げられる形で天高く空に舞う。高度50m、100m、200m――
それなりの高さに到達したところで俺はサソリの化け物から離れ、奴よりより高く舞い上がる。
一方、フィーネは姿をプラチナムキングスに戻して魔法を展開、自身もまた超高高度まで舞い上がる。

「お覚悟はよろしいですか」
「これでフィニッシュだ!!」

俺は袖からイグナイトデヴァイサーを出し、つまみを戻して再びひねる。

『天元突破! 魂魄ぅ、大炎上ぉ!!』

フィーネはドライバーのレバーを戻し、そして再び開く。

『フリップ・オーバー。ヒストリカルフィニッシュ』

燃える魂が力となり、力が足に集中する。
俺は地からの集中した右足を天高く掲げ、そして空を斬るように蹴り降ろす。すると慣性の法則に従って俺の身体は回転をはじめ、縦に回りながらサソリ怪人に落下していく。
無論のことながらすでに重力軽減は切ってある。さらに言えば今の俺はこの世の何をも凌駕する重さを有している。
一方でフィーネは左足が強く輝きを放ち、加えて後方から輝く翼のようなものを生やして俺とともに落下する。
この二人同時に放つ一撃で、こいつを完全に倒す――!!

>>スコーピオンゾディアーツ、他All



【月兎天火は回転踵落とし、ヒストリカは光を纏った飛び蹴りになります。確定ロルになってしまいましたが、あとのリアクションはお任せしました】

2ヶ月前 No.27

太陽 @akirakun ★jHA3aZYbO3_m9i

【スコーピオン・ノヴァ、ヴァルゴ・ゾディアーツ、如月弦太朗/天ノ川学園高校:中庭】

「ハァァ!!」

跳躍し、空中にいる月兎 天火に両腕を向ける。
振りかざした剣もろとも吹き飛ばしてやろうと、エネルギー弾の生成を始める。
感情に任せてそちらから迫ってくる至近距離で…。
しかし、月兎 天火は持っていた剣を投げ捨ててしまった。

「!?」…一瞬の困惑がタイムラグ。
そして月兎 天火が接触した瞬間に瞬く間に、何かが駆け抜けるように生じた違和感。

この巨体で、体が妙に…軽くなった…?

「…!しまっ…!」

尻尾を切られたダメージによって感情的になっていたのはむしろこちらだ。
先程、プテラノドンヤミーをけしかけて確認し、確信した相手の能力を見落としてしまっていた。
「重力を操る」…。厳密には制限があるのかもしれないが、そのような認識だった。

体が軽くなったのを感じてすぐにヒストリカの能力で地面から壁が勢いよくせり出すように現れ、その勢い自分の体ははね飛ばされる。

「ほう…。」

その一連の連携を見て、弦太朗とヴァルゴはつい感嘆する。
ヒストリカの先程の属性の攻撃といい、今の魔術といい…。

弦「すげっ…!」

空を見上げる弦太朗。

急に重量が軽くなったせいでバランスがとれず、空中で全身がふらつく。
体勢が立て直せない…!

そのふらついた動きで体の正面が上を向いたことで、自分の頭上にいる二つの影。

月兎 天火の踵落としが肩に命中…。
ズゥン!!…凄まじい衝撃音と共に蹴りがめり込む。
ミシミシミシ…昆虫怪人型の肉体がきしむ音と共に方から光のヒビがスコーピオン・ノヴァの全身を駆け巡る。
体は爆発寸前…。ならばせめてこの重量で蹴られた勢いを利用し、地上に墜落して自爆…周囲を巻き込んで…。

…そのような事を一瞬考えたが無駄だった。
後ろから続いたヒストリカのキックが腹部をに命中。
相手の攻撃はキックだ。受けた時に感じたのは蹴られた衝撃だが、エネルギーのヒビが全身に入ったことでもろくなった体を、ヒストリカの体が槍のごとく、貫通した。

ビシ…ビシビシビシビシビシ…!!

「ぐわぁぁぁぁぁ」

…ドォォォォォォォン!!!

絶叫とともにスコーピオンノヴァの体がその場で爆発を起こす。
爆炎が上空で巨大な火球を作る程の爆発が置き、地上にはまばゆい光と、砂利を転がす風が生じる。
しかし、これは余波。建物を倒壊させるレベルの衝撃は及んでいなかった。

それでも美代子の前に立って彼女を庇い、衝撃に身構える弦太朗。
そして杖を地面に突き立てたまま身じろぎもしないヴァルゴ。

「ダミーの体に自我を注ぎ込まれたが…この程度だったか…。」

弦太朗達にもよく聞こえないヴァルゴの呟きは、倒されたスコーピオン・ノヴァを軽蔑するもの。

やがて爆発が完全に収まった時、スコーピオン・ノヴァの姿は跡形も無くなっていた。

>>月兎 天火、ヒストリカ


【撃破完了です。】

2ヶ月前 No.28

okojo @okojo☆xrKtuZ/Egr.c ★qEnzvJ1lHA_TnX

【二階堂満、フィーネ・エステン / 天ノ川学園高校:中庭】

高速回転と超重量の組み合わせによる渾身の蹴りはフィーネの一撃よりも早くサソリ野郎の肩に命中する。その堅い鎧を砕き、胴体中心にまでめり込んだ一撃は生半なダメージではないはずだ。
だが足りない。このままでは俺の一撃によって仲良く落下、同時に巻き込んで爆発するだろう。
しかしその程度は初めから計算のうちだ。そしてフィーネもそれは把握している。俺の一撃ではこいつを倒しきれないのは二人の共通認識だ。
故に、上空へと翼を羽ばたかせて舞い上がったフィーネがさらに一撃を加える。光を足に纏わせた飛び蹴りが、サソリの化け物を穿ち貫く。
奴の体にヒビが入り、一気に脆さを増していく。それによって俺の足は奴の体を砕いて脱出することに成功した。
その後、フィーネはまさに天使のごとく地面に触れる直前で羽ばたき、優雅に着地。その横に、速度を落とさず落下した俺が豪快な音を立てて着地する。
そしてゆっくりと立ち上がると同時に、体内のエネルギーが行き場を失って暴走したことにより奴が見事に爆発四散。かくして、俺たちはあの巨大な怪物の撃破に成功したのだった。

だがこれで終わりではない。一番の強敵を倒しただけであって、まだ幹部に限ってもあと一人残っている。
そう、あの翼を持った女怪人だ。

「さて、どうする? お仲間は俺たちが倒しちまったが、これでもまだやる気か?」
「戦うというのならばどうぞお好きになさってください。ただし、命の保証までは致しません」

変身はあえて解かず、俺たちはそのまま真っ直ぐ相手を見据える。
俺としては正直そろそろ限界なのでここいらで撤退していただきたいのだが、果たして。

>>ヴァルゴゾディアーツ、他All

2ヶ月前 No.29

死神SKALL @ergou☆Aao/rdZJ3/w ★IZkIgWZ0cr_b5K

【タツヤ/どこかの岩石場】

だが涙を流している時間すら無く、砲台の発射音が聴覚と第六感が反応し
身体を動かすが間に合わず自身の周辺が爆発を起こし吹き飛ばされるが
そんな状況下でも子犬だけは必死で庇うように転がり回りながら体勢を建て直す。

「くっ…無事か?」

自身は血塗れになりながらも子犬の方を腕の中を確認するが
強化服とマントの性能のお陰でなんとか無事でブルブルと震えて失禁してしまっていた。

そんな時、声が聞こえて振り返ると其処には機械と生物が融合した正しく彼が知るショッカーの怪人のような亀とバズーカが一体化した化け物と
見た事は無いが超能力でもなく砲丸を生成する特別な力を持つ未知なる怪物と思しき存在の二人組が現れる。
二人は言葉から命を奪う事を躊躇わず、踏み躙る事さえ何も感じない思わないそれが読める心からも明確に伝わってくる。

タツヤはこの二人に自身の見知る存在と全くの同じに見えた。
だとすれば放置しておく事も見逃すことも出来ない。

「どれでもない、選ぶのは一つ」

片手にはいつの間にか髑髏のヘルメットが抱えられており
彼のこの言葉と同時に何処からか高速で走ってくる物体が隣に停車する。
現れたのは黙示録の騎士が乗る青ざめた馬ならぬ蒼いバイク。
まるで生きているかのように主の怒りに同調するが如く全身を震わせ、バイクの方に振り向いたタツヤはバイクの搭乗席に
子犬をゆっくり優しく慈しむように乗せる。

「助ける事が出来た小さいこの命を終わるまで頼んだよ」

蒼いバイクに声色と共に真剣な眼差しで頼むと了解したと言わんばかりにブォーンと大きな排気音を鳴らし
一回転した後走り去っていき再度二人組に視線を向けて、髑髏のヘルメット―神託器スカルマスクを被り

「貴様等を地獄へと送り込む事だ」

第三の選択を提示し、空いている片方の手にある端末を口部分に装着する。

『セタップ』

という音声と共に全身のスーツと神託器スカルマスクが一瞬で接続され
髑髏の姿をした怪人否

「悪しき者達に死を与えよう…命の終焉を!」

青ざめた馬と共に黙示録の騎士来る邪悪なる者に破滅と終末を齎すために。

>>ドラゴンゾディアーツ、カメバズーカ、ALL


【時間が掛かりましたが次は立咲栞の方を投下します。】

2ヶ月前 No.30

太陽/岩石場 @akirakun ★JyvC3RmEVp_m9i

【ドラゴン・ゾディアーツ、カメバズーカ/どこかの岩石場】

――!?

「あいつは!?」
「仮面ライダー…か!?」

ドラゴンゾディアーツとカメバズーカは目の前の青年が自走機能付のバイクを有しており、更にヘルメットのようなアイテムで姿を変えたのを見て驚く。
相手がもし仮面ライダーだとして、この近くにいるということは…。

「おい、アジトのことを嗅ぎつけられてるんじゃねえのか?」

カメバズーカはドラゴンゾディアーツの肩を掴んで小声で強く呼びかける。
この周囲…死神SKALLがいる崖の下はショッカーの誇る要塞アジトが潜んでいるのだ。
もしや、それを嗅ぎつけて攻めてきたのか?
ドラゴンもカメバズーカと同じ動揺を抱いているが、鬱陶しそうにカメバズーカの腕をガッと引き剥がし…。

「知るか!だが…。」

ドラゴンゾディアーツは砲丸をパシ、パシと手の上でバウンドさせる。死神SKALLに向き直る。

「いい機会かもしれねえ。ショッカーがよくわかんねえ奴等と取引して戦力の入れ替えを行っている。俺らは「旧世代」呼ばわりでこんな外回りの配置だ。だが、ここでライダーを倒せば…。」
「俺らの存在価値を本部の奴等に証明できる…か…。」

ボソボソと小声で何やら意味深の話し合いをしている二体の怪人。
だが、話はどうやらまとまったようでお互いに頷き合い、死神SKALLに向き直る。

「そうと、決まれば。」

カメバズーカは体を傾けバズーカ砲を死神SKALLに向ける。

「ズゥゥゥガァァァ!!!」

ドォン!…ドォン!

「消えろ!」と言わんばかりにカメバズーカは間隔を空けて二発バズーカを発射する。
二発とも今度は死神SKALLへ直撃コースだ。

>>死神SKALL


【遅くなりました。まずメインのこちらから。
あ、ちなみにリアクションは僕がやりますが、序の口のこいつらは瞬殺コースでも構いませんよ。】

2ヶ月前 No.31

太陽 @akirakun ★JyvC3RmEVp_m9i

【ヴァルゴ・ゾディアーツ、如月弦太朗、イナズマン/天ノ川学園高校:中庭】

「フフ。」

ヴァルゴは笑う。
強がる二人のライダーが消耗している事を見抜けない筈はない。
先程、見限った感情を抱いたのも事実だが、スコーピオン・ノヴァ程の怪人と戦うとはどれ程の事か、それをよく知っているのはこのヴァルゴ・ゾディアーツ。
それを察知した上で、ヴァルゴは意地の悪い言葉をかける。

「そうか、お前たちに戦う意思があるのなら、もう少し相手をしてやろう?相手を消耗させたところに戦力を投じ、攻めるのもまた、有効な戦術だろう。」

先程戦術のノウハウを知っていた発言をしたヒストリカへの意趣返しのような事を言うと、残った一般怪人の戦力のバッタヤミー、カメレオン・ゾディアーツがヴァルゴの前に歩み出て、「ウゥ」っとうめき声を上げる。
そしてヴァルゴもカツンと地面に杖を打ち付ける。
それを合図にバッタヤミーとカメレオン・ゾディアーツが月兎 天火とヒストリカへと襲いかかろうとした…。
…その時だった。

????「フッ!!」

ヒュイン!!
羽が揺れ、空を切るような独特な音が周囲に鳴ったかと思えば、月兎とヒストリカの前方に美しい蝶のような羽を背にした異形の戦士が降り立つ。
その戦士は額に手を当てる独特な構えをとって…。

????「稲妻タイフーン!」

怪人に向けて念動力を放つ。
すると怪人の周囲に光の風が生じ、体を上空へと巻き上げる。

「「ウゥ!!?」」

突然の攻撃に驚くバッタヤミーとカメレオン・ゾディアーツだが、体が急に浮き上がり、空中で隙をさらしたところで、戦士は更に右手をバッと高く掲げ、叫ぶ。

????「チェストォッ!!」

すると晴れている筈の空から青と黄色の二色の落雷が生じ、二体の怪人の体を貫いた。
ドォォォォン!!
断末魔の叫びを挙げる間もなく、怪人達は爆散し、撃破された。

「…貴様は…?」

突然のこと、そして突然現れた戦士に少し驚いた様子を見せるヴァルゴ。
そして弦太朗と美代子はその姿を見て、目を見開く。

戦士は掲げた腕を振り払うように振り下ろして、名乗り上げる。

イナズマ「自由の戦士…イナズマン…!」

弦&美代「「三郎(風田君)!!」」


先程のスコーピオン・ノヴァの攻撃で巻き込まれた戦闘員は全滅し、これで天高を襲ってきた残りの怪人は目の前にいるヴァルゴ・ゾディアーツだけとなった。

>>月兎 天火、ヒストリカ


【あ、念の為言っておきますと、戦闘は次レス辺りでちゃんと切り上げますので。】

2ヶ月前 No.32

okojo @okojo☆xrKtuZ/Egr.c ★qEnzvJ1lHA_TnX

【二階堂満、フィーネ・エステン / 天ノ川学園高校:中庭】

「あちゃー、ばれてら」
「なるほど、もっともな戦術ですね」
「いや納得してる場合かよ」

どうやらこちらが消耗していることはあちらさんにばれているらしい。
……フィーネはさほど消耗してるわけでもなさそうだが。
ともあれ、このまま戦い続けるのは得策ではない。だがここで退くわけにもいかないだろう。
そうなると選択肢は二つに一つだろう。俺は平手に拳をぶつけ、体の底から精神力を引き出す。

「しゃーねぇ、第二ラウンドと洒落込もうか!」
「任務継続というわけですね。では、戦闘態勢に入ります」

フィーネもやる気だ。さすが余力が残っている奴は違う。
重心を前に。身体が前にゆっくりと倒れ、バランスが崩れる。
そして怪人連中が一歩を踏み出すと同時に、前へ駆けだそうとした、その瞬間だった。

――それは、空を舞うアゲハ蝶だった。
いや、アゲハ蝶と言うにはあまりに大きすぎるだろう。何しろその大きさは人間大、通常の何倍ものサイズを有している。
その翼からは輝きが放たれているものの、そこに神気のようなものは感じられない。例えるならばステンドグラス越しに差し込む陽光と言うべきだろうか。
そんな翼をもった、一人の男が眼前に降臨した。そう、降臨したのだ。降り立ったでも、ましてや落ちてきたでもなく、彼の出現を的確に表現する言葉はこの二文字に他ならなかった。
光でひび割れた青い肌。頭部からはみ出た触覚。一見奇抜ではあるが、しかし同時に俺は直感する。

「今度は何ですか、新たな敵ですか!?」

剣を構えて攻撃しようとするフィーネの眼前に腕を伸ばして制止する。

「いいや、違う。あいつは、俺たちと同じ――戦士(ヒーロー)だ」

どういう種を使っているのだろうか、俺たちが相手をしようとしていた敵を彼は独特の動作を経て宙に浮かせる。
そして右手を天高く掲げて叫ぶと、どこからともなく稲妻が落下、怪人を一瞬で穿ち倒して見せた。これぞまさしく青天の霹靂だ。
一瞬で二体の怪人を撃破せしめた彼は雌型の怪人に名を尋ねられ、そして名乗る。その名は自由の戦士、イナズマン。
俺の直感は間違ってなどいなかった。彼は俺が憧れた、そして俺たちと同じヒーローだったのだ。
どうやら後ろの如月先生の反応を見るに、彼はこの天川学園高校の生徒らしい。

「イナズマン、助太刀助かるぜ。俺たち二人じゃ間違いなくやられてただろうよ」
「助力に感謝します。簡易的に礼を申し上げましょう」

そんな彼の隣に、俺は――俺たちはそう言って並び立つ。
最早俺はヒーローにあこがれる子供でもなければ、ヒーローに助けを求める一般人でもないのだから。

「さて、これでもまだやる気か?」

そして俺は改めて、眼前の彼女へと問いを投げかける。

「この状況でもなお戦いをご所望とあらば――いいぜ、相手してやるよ」

>>ヴァルゴゾディアーツ、イナズマン、他All



【今日のジオウはついに電王編後編です。ゴルフの世界が間に挟まったせいで供給不足に陥ってて楽しみすぎて眠れない。】

2ヶ月前 No.33

太陽 @akirakun ★JyvC3RmEVp_m9i

【イナズマン/天ノ川学園高校:中庭】

イナズマ「あんた達も『仮面ライダー』…なんだな。この天高の空で何かが爆発したのを見て急いで駆けつけたんだ。」

スコーピオン・ノヴァの尻尾のことである。
天高の外からそれを見ていたのは彼だったのだ。
イナズマンも目の前のヴァルゴ・ゾディアーツを相手に戦闘態勢を取る。

「…。」

ヴァルゴはしばらく黙っていた。
まだ自分の戦闘力的に戦えない事も無いが…。

「思わぬことで兵が全滅するとはな。…しかも…相手が『4人』となると私でも少し骨が折れそうだ。」

イナズマンの事を見て、そんな事を言うヴァルゴ…。ヴァルゴと対峙している戦士は3人なのだが…。
しかしイナズマンはヴァルゴの言葉の意味を読み取り、僅かな動揺の反応を見せる。

イナズマ「お前…。」
「ここは引かせてもらおう。それにこの世界を元に戻し、迷い込んだ者達が帰るために…お前達が戦うべき相手は、別にいる…。」

イナズマンの言葉を遮り、ヴァルゴの周囲に彼女の体と同じ色の風のエネルギーが舞い上がる。

「ショッカーの動向には注意しておけ…。」

おそらく月兎とヒストリカは知らないであろう、組織の名を出し、ヴァルゴの体は背を向けると共にその場から消える。

…攻めてきた怪人はこれでこの場からいなくなった。
戦いは終わったのだ。

弦太朗と美代子は三人に駆け寄り、ヴァルゴがいた方向を見る。

美代「逃げたの?」

イナズマンは元の風田三郎の姿に戻る。美代子と同じ天高の制服を着た少し男子生徒だ。

イナズマ→風田「気配は無い。もう大丈夫だよ。」

>>月兎 天火、ヒストリカ


【ああ、フィーネそんなに消耗してなかったのですか。フォームの格が違うってやつですかね?
ちなみに三郎は本来変身を解くと全裸なのですが、描写が面倒くさいのでその辺は無しにしておきます。】

1ヶ月前 No.34

okojo @okojo☆xrKtuZ/Egr.c ★qEnzvJ1lHA_TnX

【二階堂満、フィーネ・エステン / 天ノ川学園高校:中庭】

雌型の怪人は、しばしの沈黙を解いて口を開く。
そこから出た言葉は、先ほどからずっと抱いていた疑問を確信へと変えるものだった。

「4人? ここにいるのは3人のはずですが……」
「フィーネ」

俺はそう疑問を口にするフィーネの言葉を途中で遮る。

「そこについては後できっちり説明してやる」
「……そうですか」

俺が彼女の方を見て言うと、彼女は不満そうにそう言って正面を向く。

次いで奴の口から出た言葉は、さらに意味深で興味を引くような内容だった。
まるで“この世界が元とは違う形になっていて、そこに誰かが迷い込んだ”かのような――しかも彼らはその件に関わっていないか、あるいはかかわっていたとしてもさして重要な存在ではないかのような口ぶりで話したのだ。
そして最後に一言、忘れるなと心が叫ぶ未知の固有名詞を告げて、雌型の怪人はこの場を後にしたのだった。

「……退きましたか」
「ああ、退いたな」

そう言って、俺はイグニッションデヴァイサーのつまみを消火に戻してガスカートリッジを引き抜き変身を解除する。すると俺の身体は大きな悲鳴を上げ、それが痛覚と言う形で俺の脳へ届く。痛覚を感知した身体は立ち上がることすら許さず、俺は思わず膝をつく。先ほどの戦闘によるダメージと、そしてイグナイトシステムそのものが有するデメリットによるものだ。
本来ソウルシステムは「魂を複製したソウルライターの火を増幅する」という方法で出力を得ている。だがイグナイトシステムだけは別で、「魂に直接燃料を注いで火をつける」という方式になっている。そのため他のソウルシステム系列機と比べると得られる出力は大きい半面、魂に大きな負担がかかるのだ。そしてその負担は肉体へ痛覚と言う形でフィードバックする。
もっとわかりやすく簡潔に説明するなら、要するにイグナイトシステムは「魂を削っている」のだ。
よって、ただでさえ疲弊した身体にさらなる負担がかかり、カッコ悪いが膝をつく事態に至ったというわけだ。
そしてフィーネもその事実を理解している。理解しているため、彼女はあえて変身を解かず俺の前にかがんで手をかざし、魔法で俺の身体を治癒する。

「無茶をしないでください。こうして治癒の魔法をかけるのも苦ではないのですよ」
「無茶と無謀が俺の専売特許だもんで」

少しして彼女の手のひらからこぼれる柔らかな光が消え去る。治癒が完了した証だ。
痛みが消え、体が軽くなったことを確認した俺は芝生から立ち上がり腕を回す。

「うっし復活。ありがとな、フィーネ」

そう言うと、彼女はその言葉を聞きながらヒストドライバーのレバーを戻しラストメモリカを抜いて変身を解除する。

「そもそもあなたが無茶無謀を行わなければ発生しなかった手間ですから、お気になさらず」

……小言は右から左に受け流すとしよう。

さてそれはそれとして。そうこうしているうちに如月先生ともう一人の女子生徒が駆け寄ってきた。
そういや名前聞き損ねてたな、あとで聞いとこう。

「じゃ、改めて自己紹介を。俺は二階堂満、三田間高校の三年生であり、そして仮面ライダー月兎っす。で、こっちが――」
「初めまして、国際連盟騎士軍魔導研究部特務魔導甲冑運用中隊、通称R.I.D.E.Rの中隊長を務めております、フィーネ・エステン太尉と申します。仮面ライダーヒストリカの装着者です。以後、どうぞお見知りおきを」

フィーネは右腕を地面と水平に伸ばし、左胸に握りこぶしの親指側側面を当てる動作をして名を名乗る。曰く、これがLM世界の国連騎士軍における敬礼の方法らしい。いかにも騎士と言う感じだ。

「さて、俺たちの身の上を話す前に、如月センセに聞きたいことがあるんすけど――如月センセ、あんたもしかしなくても、仮面ライダーですよね?」

その言葉を聞いたフィーネは、俺と如月先生の顔を交互に見て言う。

「お待ちください、仮面ライダーですって? ライダーシステムは確かに量産化計画が進行していますが、まだ一般市民が手にできるような代物でもありません。ましてやエリシア・ノルドを介さずAS世界に流出するなど――」
「そうだ。ライダーシステムは2種類、ソウルシステム系列とお前の持つヒストシステムが該当する。だがそれはあくまで俺とお前が知ってるライダーシステムの話だ」
「……まさか、私たちの知るライダーシステムとは系列を異するライダーシステムがAS世界に存在するとでも?」
「可能性はゼロじゃねえだろ。あくまで俺が知らないだけで、秘密裏に存在してる可能性は高い。現に俺とお前はイナズマンを知らなかったし、さっきの怪人も俺たちが知る魔人とは別の存在だった。それにこれはあくまで俺の推論だが――今はソウルシステムやヒストシステムとは異なる他のライダーシステム保有者がいてもおかしくない状況になっている可能性が高い」
「では根拠は? 彼がライダーシステム保有者であるという根拠は何ですか?」
「いくつかある。まず、俺はさっき如月センセに対してさっきの怪人に心当たりがあるかどうか知ってるかどうかダメもとで質問した。そんで帰ってきた答えは『先輩で友達の仮面ライダーに倒された怪人』。つまりこの時点で『俺の知らない仮面ライダー』があの怪人と昔戦っていたってことになる。この事実はさっきのイナズマンの「あんた達も仮面ライダー」って言葉によって裏付けが強固になっている。それからさっき俺が変身する前、如月先生はものおじすることなく怪人の群れに飛び込んで戦った。それくらいならガッツがあるだけで済ませられるが、身のこなしが明らかにその辺の戦い慣れたチンピラとは大きく異なっていた。そして最後に、さっきの雌型怪人の言葉だ」
「確か、4人と言っていましたね」
「ああ、この場にいるのは3人のはずなのに、奴は4人と言った。まるで、もう一人戦える奴が今この場にいるかのような口ぶりだとは思わないか?」
「誰が隠れているという可能性は……」
「あるにはあるが、考えにくいな。可能性はあるが薄すぎる。むしろ、この場で仮面ライダーを知っていて、且つ怪人と戦える人物――つまり、如月センセが仮面ライダーであるという可能性のほうがよっぽど高いと俺は思うが――如月センセ、そこんところどうなんスか?」

俺は今までの推理をつらつらと述べてから、そして如月先生の方を向いてそう告げた。

>>風田三郎、如月弦太朗、大木美代子



【キャラシに書きそびれましたが満はこんな感じで、荒くれに見せかけて結構頭の回転が速く理知的かつ論理的なタイプだったりします】

1ヶ月前 No.35
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