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目指せ王子様 @zero45 ★h2BOlEz4kD_sgs

【歴史是正機構本部/大型エレベーター/ルシウス・アルトリウス】

 片や明確な標的を定めず、圧倒的な物量で攻め立てる灼熱の洗礼。片や的確に狙いを定め、それなりの物量で攻め立てる光の洗礼。数だけで言えば、合算して総数約七十にも達する熾烈な反撃。雑兵を殲滅するには十分過ぎて、御釣りが出て来る程の苛烈さ。
 だが、今相対しているのは雑兵などではない。たった一つの油断を死へと繋げて来る、並々ならぬ強さを持った者。相手の選択次第では、先の一撃ですら致死に成り得たかもしれないだろう。
 そして当然、強者が相手であれば必ず通用するとは限らない。フリードリヒを庇う様にして動いたクラリスは迫り来る攻撃の一部を処理し、それ以外の総てを彼は魔術師らしく、ただ冷静に半透明の光の盾を形成して防ぎ切って見せる。

「うわぁっ!? あ、危なかった……」

 急速な勢いで接近して来たクラリスが放つ、三度に渡る背後からの拳撃。魔力を流し込んで強化された肉体が発揮する速度は、目で追う事を困難な物へと変え。増幅する力は、一撃が誇る破壊の強さを高める。幸い、戦いへの集中が高まっていた事もあり、咄嗟の判断で動く事が出来たとは言え、先程までの心構えであったら、確実に重傷を負い、当たり所次第では致命傷になっていただろう。
 そのふざけた態度とは裏腹に、瞬時に敵の弱みを見抜くだけの聡明さを以て、相手の動きが止まっている一瞬の間に距離を取る事で避け。更に、魔術師が横槍として放つ無数の岩の槍、串刺しにせんと迫るそれを直感で捉え、寸での所で避けて見せる。流石に死を間近に感じた事もあってか、少しばかり心に焦燥が芽生えてくるが。
 同じく退避しているコーマが行った目配せ。言葉を介さずに行われた刹那の交信に一つの安心を覚えながらも、同時にそれが意味する物を読み取り、そして結論を出す。それが果たして正しいのかどうかは解らない。だが、これからの未来を考えるのであれば、是が非でも正解を引き当てねばなるまい。勝利を掴み取ると言う意味でも、彼女を愛馬として迎え入れるに相応しい人間である事を証明すると言う意味でも。

「……任せてくれ、コーマ!」

 手に持つ聖剣、もといレーザーソードへと流し込んでいく光の魔力。それに比例する形で徐々に輝きを増すそれを右手に構え、反撃の瞬間を待つルシウス。やがて響き渡る合図の声、放出する火焔の渦が敵対者を取り囲まんと大蛇の如くに襲い掛かったその直後に――力強い声で、応じるは聖剣の主。
 空いた左手を基点に出現させる小さな魔方陣。魔方陣と重なる位置に居るのは、クラリス。彼女の戦法からして迂闊に接近するのはリスクが高く、万が一焔を突破された場合、反撃を喰らいかねない。故に取るべきは、遠距離からの攻撃。陣の中心から放たれるは、強烈な光の奔流。当たれば無事で済む筈が無い、先の光線より二回り上の威力を宿している。
 そして、陣が発動した直後に大地を疾走し、フリードリヒへの肉薄を開始。彼の戦法の場合、遠距離戦を得意としているのは明確。逆に近距離戦は未知数な部分もあるが、恐らくは不得意な可能性は高い。加えて、此方は特に意識していないのだが、焔に続く追撃が目前まで来ている状況に、心理を狂わせられる望みも僅かにはある。
 剣が届く距離まで踏み込んだ刹那に、放つはただの一突き、ただそれだけ。然し、直後に放出される光の奔流がフリードリヒへと強襲を仕掛ける。仮に光の盾を張られようとも、この一突きが必ず孔を空け、放出される光の奔流が敵に害を為す。これを無傷で乗り越えるのであれば、取るべきは別の手段であるのは明白と言えよう。

>フリードリヒ・ガーデルマン クラリス・ツァクトユーリ コーマ・アンダルーシャ

2018/04/11 01:16 No.1138

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