Google
    
<< TOPページ 掲示板TOP 記事データ お知らせメール ▼ページ下 >>
切替: メイン記事(1781) サブ記事 (316) ページ: 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19


 
 
【ALL】Chrono Crisis【戦闘/シリアス】No.1130 だけを表示しています。

豪腕剣士 @infernus☆XQ6phrzcKMtR ★F7MrHN45jw_YD6

【時空防衛連盟本部/周辺市街地/マロン・アベンシス】

古代で起きた反帝国勢力の一斉蜂起は、パージルクの"死"による帝国の崩壊という形で幕を閉じた。正確には誰もその死体を発見してはいないのだが、あの高さの宮殿から落ちたのでは助からないだろう。
しかし、事の一部始終を見ていた者達によれば、未来からの来訪者が、彼女を何処かへと連れ去ってしまったのだという。信じ難いことだが、古代にやって来た彼らの技術力を考えれば、不可能ではない。
マロンはというと、エストと別れた後にエスメラルダを保護し、自領のカルストンへと戻り、そこで正式に帝国からの独立を宣言。アベンシス朝カルストンを建国した。
揺れ動く情勢の中でも、孤島であるということもあって平穏を維持していたのだが、彼女はどうしても、パージルクについての噂が気になって仕方がなかった。
もしかしたら、未来でパージルクは生きていて、こちらへ帰る方法を探しているかも知れない……そう感じたマロンは、歴史是正機構の者が落としていった時間遡行装置子機を拾い、時空の旅に出ることを決意する。
留守の間は、親友であるエストに国とエスメラルダを任せることとなった。彼女であれば、絶対に失敗はしないだろう。後顧の憂いなく、遙かなる彼方の時代へとやって来たマロン。
だが、未来では丁度、大きな戦乱が起こっていた。それこそ、あの魔道帝国との戦いを想起させるかのような、激しい戦闘が。時空防衛連盟と歴史是正機構が、お互いの本拠地を置く時代にて衝突していたのだ。
事情を理解したマロンは、すぐに時空防衛連盟に協力することを選んだ。あの時、反帝国勢力を彼らが支えたことは知っている。ならば、今度は世界を変えてくれた彼らを、今度は自分が助ける番だ。

そうして意気揚々と本部を飛び出し、敵地へ向かおうとしたマロンであったが……丁度彼女がエントランスを飛び出したところで、目の前の市街地が天より降り注ぎし極光に焼かれた。
ビルが崩れ去り、その頂点に立つ者の姿が露となる。忘れはしない。帝国が崩れ去るその日まで毎日のように顔を合わせ、嫌というほど記憶に刷り込まれた者。
パージルク・ナズグルは、確かにそこにいた。これほどまでに早く発見出来たことに、彼女は当然のように高揚感を覚えるが、同時に得体の知れない違和感が付きまとう。
今彼女は、一体何をしている? 最初は同じように連盟に協力していて、周辺に展開している敵を倒しているものかと思ったが、だとしたら市街地を破壊することはあり得ない。
疑惑は、次の瞬間に確信へと変わった。マロンの横を通り抜けるように、パージルクへ向かっていく戦闘員達。そして彼らは……瞬く間に物言わぬ屍へと買えられた。
マロンの中で、パージルクという存在の概念が壊れるような音が響いた。あれほど優しく、部下に対して慈悲深かった彼女が、見境なく殺人をしている光景など、あり得ない。

「おいパージルク! こんなところで何してるんだ! そいつらを殺す必要なんてない。早く古代へ戻ろうぜ!」

声を掛けたところで、パージルクの身体を揺すっている者の存在に気付いた。見たことはないが、あの様子からして、パージルクと何らかの形で面識があるのか。
とにかく、今パージルクがしていることはとても彼女らしくない。見知らぬ土地で錯乱してしまっているのかも知れないから、取り敢えずは落ち着かせなければならないだろう。
マロンはそんな思いと共に声を掛け、同時に古代へ帰る手段があることも示唆するが……それが、あんな結果を招くことになるとは、誰も想像し得なかったことだろう。

>パージルク・ナズグル、ニケ・エタンセル

2018/04/08 23:09 No.1130

【ALL】Chrono Crisis【戦闘/シリアス】No.1130 だけを表示しています。
切替: メイン記事(1781) サブ記事 (316) ページ: 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19

 
 
<< TOPページ 掲示板TOP 記事データ お知らせメール ▲ページ上 >>
★必ず ローカルルールメビウスリングのルール をご覧ください。
 ▼スタンプ▲スタンプ
※スタンプはいちどに 3個 まで使えます  ×閉じる
注…進行相談・設定はサブ記事をご利用ください(テスト中)。