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受け継がれる凪の系譜 @infernus☆XQ6phrzcKMtR ★F7MrHN45jw_YD6

【歴史是正機構本部/食堂/セリィ】

相手の飄々とした態度は、セリィに苛立ちを覚えさせるには十分過ぎるものであった。こうした行為にまるで悪意を感じていないのは、見た目相応の精神年齢だからなのか、それとも別の理由があるのか。
何にせよ、倒さなければならない存在であるということは、大いに理解出来た。この場に倒れている戦闘員は誰一人として殺していないというが、状況からして同じようなものだ。
こちらを煽り立てる、というよりは、人間を虫などと同程度と認識しているかのような物言いが心底腹立たしいが、セリィは湧き上がる怒りを深呼吸することで抑え込み、冷静さを保とうとする。
諏訪子にどこか、人ではないような雰囲気を感じ取りつつも、セリィはいよいよもって始まる攻撃に対して身構える。だが、それは彼女の想像を超える、苛烈なものであった。

「最悪のパターンが洒落になってないつうの……!」

威勢よく突っ込んでいったセリィの攻撃は、退屈そうに振るわれた鉄輪によって受け止められた。その時点で、セリィは敵の恐るべき実力の一端を垣間見る。
しかし、本領発揮はここから。諏訪子が足を踏み鳴らすと同時に、食堂の床から次々と水柱が吹き出してくる。狙いなどないようなものであったが、逆に予想が付かないことが脅威であった。
咄嗟の判断でセリィは身体を光の霧、もしくは雲のようなものに包み込んで空中を飛び回り始める。高速で動きながら、予想不能な攻撃を凌ぎ切るという作戦であろう。
常人の域を軽く逸脱した速度で動くことの出来るこの回避術だが、欠点がない訳ではない。それは、姿を変えている間に"茶々"を入れられると、ダメージが数倍になる、という点だ。
つまり、これを使う場合は敵の攻撃に絶対に当たらないことが前提となるのだが、諏訪子のような者を相手にして、それを果たすのはなかなか酷というものだ。
それでもセリィがこれを使ったのは、そうでもしないと避けようがなかったから。ようやく安全圏へと辿り着いた彼女は変身を解くが、直後に翡翠の弾丸が襲い掛かる。

「っ! エデンズデイブレークッ!」

着地直後の隙を狙われ、回避は不可能。小手調べとはいえ尋常ではない威力を誇る諏訪子の攻撃に対し、セリィは自身の持つ最強の防御魔法を発動することで抵抗する。
彼女を包み込んだ光の聖域は、まさしく無敵の名に相応しいもの。ありとあらゆる暴威がこの光の前では無意味と化し、砂上の蜃気楼の如く消え去っていく。
魔力を大量に消費するため、常時発動したままでいることは出来ないが、今回のような窮地を切り抜けるためには最高の技であるといえる。敵の攻撃も、一旦は止んだ。今度は、こちらの番。

「好き勝手に暴れてくれるわね……少しは弁えて欲しいものだわ」

右手に握られた剣に、月の光が宿る。神聖なる輝きに満ちたそれは、見る者を圧倒すること間違いなしだが、本物の神である諏訪子にとっては有象無象でしかないかも知れない。
真正面から斬り掛かって失敗した一撃目の反省を活かし、今度は姿を消して一瞬の内の背後へ移動してから、一気に敵の懐へと飛び込んで斬撃を放つ。
一度目の斬撃の後、地面を滑りながら方向転換し、再び相手の背後方向へと駆け抜けながらもう一撃。ここまでは、一発の威力よりも手数を重視したスタイルで攻め立てるセリィ。これも通用しないとなれば、また少し違った手を考えねばならないだろう。

>洩矢諏訪子

2018/04/05 18:47 No.1118

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