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〈インフィニット・ストラトス if 〉

 ( なりきり掲示板(フリー) )
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ユタロー @janus ★Android=g1wYDPJIn3

クリックしていただきありがとうございます。

こちらは http://mb2.jp/_ni2/18761.html まで続いたスレより、「男性もISに乗れる」という設定をそのままに一から再始動する意味を込めて建てたスレです。
なので上記のスレを知らない方々もお気軽に参加していただければ幸いです。

細かなルールはサブ記事にて

メモ2017/09/06 14:20 : ユタロー @janus★Android-g1wYDPJIn3

現在までのルール(徐々に追加予定)

1:オリキャラ可

2:恋愛可(いきすぎた行為は禁止)

3:原作キャラの死ネタ禁止(オリキャラの退場は可)

4:キャラクター上限無し(自己管理できる範囲で)


参加キャラクター↓(随時更新予定)


原作キャラクター

織斑一夏(グリーヴァ様)

篠ノ之 箒(ユタロー)


オリジナルキャラクター

御上 零治(1年2組)

ステラ・ピアース(1年2組)

フィル・カルディオ(1年2組)

ラファエル・ベルダムンド・イ・シエルバ(3年3組)

リュイス・ベルダムンド・イ・シエルバ(1年3組)

北城 明佳(1年1組)

涼月宗也(2年1組)

ジークリット・フォン・リューベック(2年2組)

天条若狭(1年3組)

切替: メイン記事(63) サブ記事 (42) ページ: 1 2


 
 
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北城 明佳 @fantsu☆HOu6VywnVNE ★5KdiJ3wIq2_M0e

【IS学園・食堂/北城】

ようやく食堂について一息つくかと思いきや
券売機あたりでもやはり視線がこちらに向いているのは分かっていた。

『噂のロシア代表候補生くんってあんな感じの子が好みなのかしら』
『ねぇねぇもしかして織斑くんと零治くんって…。』
『なんかこうああいった感じ系な子が好みなのかな。』
『もしそうだとしたら私、明日からシャツ出すわ』
『よし、私も思い切ってミニスカートに』
『お母さんが昔持っていたスケバンな衣装を借りてみようかしら』

といった感じな会話が
小声ながらもちらほらと耳に入ってくる。
やめておけよおまえら。風紀をカオスにするなよ。
由緒正しく学園を不良学園にするつもりか。
千冬先生が鬼と化するぞ。っと心の中でツッコミを入れる。

それはさておき、男性2人方のメニューは決まったらしい。
織斑の奴は日替わり定食。本日は夏野菜を中心とした焼き野菜定食。一方零治は焼き魚定食を選択。
なんともまあ誰がどう見ても健康に気を使っているのかていうぐらいのチョイス。
もっとこう今時の男子といえば(知らないけどイメージ)
『ザ・揚物』じゃないのかよ。(あくまでもオレのイメージ)

そして肝心のオレはというと…

「きつねうどん。」

若干ぎこちない雰囲気でいつも食べているものを選択。
二人が食べるものとは違ってごくシンプル。
だがそれでいいんだ。ここの食堂のうどんは
下手な店で食べるより麺がもちもちと弾力があって、
カツオを昆布といった主な食材で取れた出汁。
そしてほどよく甘く煮詰めた油揚げ。

…ってなんでオレは心の中でいっているのだろうか。

シンプルだけ2人が頼んだ定食より先に提供された。

次に焼き魚定食が提供された瞬間、零治の表情が活気が戻ったかのように感じた。

あまりの料理の出来上がりに「食べていいんですよね。」と尋ねると

「食べねぇと作った奴と食材に失礼だろ。」

と零治に告げるのであった。

≫零治 織斑 ALL

3ヶ月前 No.14

織斑一夏 @arthur ★iPhone=BJB6xuhKvV

【IS学園・食堂/織斑一夏】

 食堂のおばちゃんといつものように軽いやり取りをしながら、一夏は食事の乗ったトレイを受け取った。それぞれの皿からは料理にとって鮮度の証左とも言える白い湯気がうっすらと立ち上り、鼻腔を通して胃袋を熱烈に揺さぶってくる。零治は視覚的な効果も相まってか、ハンバーグを前にした少年のように目を輝かせていた。

「はは、食堂のおばちゃんもきっと喜ぶぞ。さて、御上くんにとって初の寮食堂だし……よし、あそこにしようぜ」

 奥の方に空席を見つけると、そこへ向かって歩いていく。距離があるとはいえ、太平洋を望める絶好のスポットであり、眺望だけを切り抜けば洒落たレストランにも負けないと一夏は思う。最も、私的な要件でそんな所には行かないので、我ながら説得力がないとも思うのであったが……
 席に着くと、手を合わせて「いただきます」と日本式のマナーを守ってから、ナイフとフォークに手を伸ばした。IS学園は世界中から優秀な少女が集まることもあって、世界各国の食事のマナーがあちこちの席で披露される。イギリスとフランスですら、フォークの使い方が僅かに異なるのだ。食には一家言ある一夏にとっては、興味深いことであったが、半年も過ごせばもう大きな衝撃はない。

「うん、うまい!トマトのフレッシュさは残ったまま、きちんと火が通ってて柔らかい上に甘さが引き出てるわこれ」

 彼自身がよく料理をするだけあって、感想もその経験を踏まえたものになった。誰に頼まれた訳でもないだろうに、下手なタレントより伝わりやすいレポートをしては、うんうんと頷いている。

「あ、二人とも食うか?」

 と、味の感動を分かち合いたくなったのだろうか。いつもの調子でそんな提案を一夏はする。この場に彼に恋い焦がれる少女たちがいれば、いかにして「あ〜ん」を達成させるかに全力を注ぎ込んだであろう。とにかく、さほど親しくない仲の相手でも、一夏はあまり壁というものを感じさせない人間だった。

>>零治 明佳

3ヶ月前 No.15

零治 @janus ★Android=g1wYDPJIn3

【IS学園・食堂/零治】

零治「失礼……そうですよね!いただきましょう」

北城の言葉に後押しされるように一夏が勧めてくれた席へと座り、この時が来たとばかりに手を合わせる。

零治「いただきます!」

作った人への感謝のこもった一声の後、茶碗を持って無駄のない箸捌きで最初の一口をつまみ、流れるように口に運ぶ。
米独特の香りとほんの少しの甘味をまるで口の中に刻みこむように噛みしめ、それを30回繰り返した後に飲み込む。

零治「……はぁ……とても、とても美味しいです。もう少しでこの味を忘れてしまいそうでしたから…」

もはや先程とは別人の域の恍惚な表情で一口、また一口と食べ進めていく零治。
米だけでなく、少しつまむだけでホロホロと身が崩れていく魚に、味噌汁のあっさりとした白味噌の風味を味わう度に「ほぅ…」と息を漏らす。
その様子は零治を「クールで大人びている」と感じていた女子の第一印象を覆すには充分だろう。

と、しばし料理に夢中になっていたところで、一夏が味見を提案してきた。

零治「良いんですか?では、私も御裾分けしないと…あ、北城さんも食べますか?」

一夏の申し出を受け入れ、焼き魚を三つに取り分け小皿に移しながら北城にも尋ねる。

>一夏 北城 ALL

3ヶ月前 No.16

北城 明佳 @fantsu☆HOu6VywnVNE ★5KdiJ3wIq2_M0e

【IS学園・食堂/北城】

織斑と零治達は昼食の味に感心している一方それどころじゃない北城がそこにいた。
勧められた席に座ってみたものの、何せ2人のある意味有名男子2人に囲まれての食事で謎の緊張感が発生。
せっかくの光景の美しさはもちろんいつも食べているうどんの味すらわからなくなっていた。

「(ちくしょう。なんなんだよこの緊張感はッ!)」

心の中の北城はきっと歯を食いしばっているだろう。
表情はかたくなに固くなってしまい、ぎこちない動作で
ただただうどんの麺を啜るのが精いっぱいだった。
しかしそこに追い打ちを仕掛けるがごとくに…

『あ、二人とも食うか?』
『私も御裾分けしないと…あ、北城さんも食べますか?』

突然のシェアタイムが訪れたのであった
あまりの出来事だったので「ごほッ」とむせた

「い、いやオレはいいからッ!」

慌てて赤面で二人の分け合いを断った。
そして呼吸を整えている時に

『うそでしょ?せっかくのチャンスを』

周囲の女子生徒達の雰囲気がまるで「もったいない」と言わんばかりの残念ムードがただよう

「(お前らはすげぇよ。こんな状況になってはいそうですかと承諾できる度胸というかその自信はどこにあるんだよ」

周囲の女子生徒達に対して心の中で嘆く
北城であった。

≫織斑 零治

3ヶ月前 No.17

若狭 @chinatu420☆W70gfm2ujQap ★fQlwkThNIv_jCr

【IS学園・食堂/天条】

 適度な疲労と空調の効いた校内、代わり映えしないIS学園の授業内容を含むのんびりと各々の進みたい道をなんとなくで歩んでいるクラスメイトや学友たちの姿を見ながら、ふあふあと欠伸をしつつ食堂に入り、カウンターで学園に入って以来昼食にいつも頼んでいる、
【サンドイッチとコーヒーとオニオンスープ】と言うつまるところサンドイッチ定食を頼み、開いている席は無いものかとゆったりとした歩調で歩き始めた。

 さて都合よく一人分開いている席はないかとあたりを見回しつつ顔見知りに挨拶をしながら食堂内を散策すると、ちょうど良く席がガラッと開いている場所を発見した。
 例によって例のごとく、この世に名高き男性操縦者二名と、明らかに焦ったような、緊張しているような快活そうな少女が同席している周囲は誰も近寄ろうとせず、周囲の人間はそそくさと立ち去り遠巻きに彼ら三人を眺めるだけであった。
 特にだが、織斑一夏とは今まで接点も全く無かったが、会話をできる程度には仲を深めておきたい。
 【銀の福音】による日本近海襲撃を阻止し、尚且つ実戦によるISでの戦闘で生き残っただけの実力があるのだ、そんな貴重な経験をしている人間を遊ばせておくような真似は許されないだろう。 代表候補生として強くなるためでも有り、何より交友を深めるという事自体を好む性格である彼女は僅かに微笑むと三人の元に歩いていき、声をかけた。

「少し、よろしいですか?」

 極めて普通に話しかけた筈だが、相変わらず彼女は自らの眼光、目付きの悪さ……言い換えれば、つり目で気の強そうな女、という印象を与える、という事実を度々失念して話しかけるので、初対面の相手には恐れられるか喧嘩を売っているのかと興奮されるかの二択が多いのだが、同性が多く、尚且つ代表候補生と言うだけで尊敬され、ある意味甘やかされている状態の現状の若狭が、そんなことを思い出す由も無かった。

 つまるところは、いきなり現れて話の腰を折った目つきの宜しくない、僅かに(口元だけ)微笑みながらじっと三人を見つめ居る女、という非常に威圧感を与えかねない話しかけ方だということに気づいていない、ということだ。

>>織斑、北城、御上

3ヶ月前 No.18

織斑一夏 @arthur ★iPhone=QeG2VbG8Fl

【IS学園・食堂/織斑一夏】

「どんな食生活送ってきたんだよお前……」

 ロシアにも美味い料理はあったろうにと苦笑しながら、一夏は零治の食事風景を見守る。無論、それは侮蔑から来るものではなく、温かみのあるものだった。零治の食べ方は勢いはあるが、決して無作法ではなく、それでいて幸せそうな顔をするのだ。料理を作った者でなくとも、気分の良くなる食いっぷりである。
 彼も一通り、焼き魚の味を堪能したところで、一夏の提案を受け入れた。手際よく小皿に魚の身をほぐして入れていく。

「お、サンキュな」

 一夏も礼を言うと、それに応えるように自分も彩りある野菜をおおよそ全種、時には切り分けて手際よく小皿に移していく。零治が残している白米にちょうど良い配分で、日頃からこうしたことをしている事が見て取れた。
 一方で、明佳はと言うと、むせ返ったかと思うと赤面して食べ物のシェアを拒否する。周囲の女生徒であれば、その反応の真意は読めるのであろうが、生憎とそういった心理にはとことん疎いのが、この織斑一夏である。

「お、おい、大丈夫か?まぁ無理にとは言わんけど、遠慮はするなよ」

 咳き込んでいた明佳にそう声をかけると、彼女のコップを差し出して、落ち着くように促す。
 男女の性差というものが彼には薄いのであろうか。男女などの性差というよりは善悪や道徳を前提として、人と接するきらいが彼にはある。年頃の男子生徒としては変わっているとしか言いようがないが、だからこそ多くの人には優しくあれるのだろう。彼の姉が力の振るい方を知っているように。
 そんな風に盛り上がっていると、ふと三人に声が掛かった。
 誰だろうと一夏が音の方向に振り向くと、そこには長い茶髪を髪先で纏めた女生徒が立っていた。目つきの鋭さは尋常ではなく、さながら怒った時の箒の放つ眼光にも負けず劣らずではないかと思わせるほどの眼力である。

「え、えっと、何か?」

 胸元のリボンから同級生だということは分かったので、あくまで対等な相手として一夏は接した。最も、怒っているように見えた事もあって、少し腰の引けた返答であっただろう。

>>零治 明佳 若狭

3ヶ月前 No.19

若狭 @chinatu420☆W70gfm2ujQap ★fQlwkThNIv_jCr

【IS学園・食堂/天条】

「そちらの方は困っていらっしゃるようですし、何より自分の立場を弁えたほうが良いのでは?」

 極めて優しい語調ではあったが、じっと目を合わせながら手を北城さんの方に向け、尚且つ「立場を弁えろ」と言うある種の差別発言とも取られかねない言葉を発した若狭。
 決して男性を卑下しているわけではないが、彼女の中では織斑一夏や御上零治は保護されていなければ誰に拐われて身体をバラバラにされた上で細胞の一辺まで調べ尽くすためにあの手この手で接触を図ろうとする人物が多いであろう人間だ。
 先程からの対応から裏はなさそうだと判断こそすれど、目の前の彼女が本物の「やり手」でこの緊張して動けない様さえも演技であることは否定しきれない、何より得体も知れない自分のような女に話しかけられて、及び腰ながらも普通に返答しているのも非常に危なっかしい、総判断した若狭は、ひとまず彼らの危機意識や警戒心を煽るために、尚且つ固まっている彼女の緊張を解すために少しばかり二人をからかうことにした。

「極上のモルモットになるであろう人間が群れて、しかもこんなに無防備に女性と話すなんて、自分の価値が全くわかってないようですね」

 目を細め、喧騒に紛れるように小さな声で独り言を言うような素振りで、しかしテーブルに座っている三人にはしっかり届く声で話しながら、じっと織斑一夏、そして御上零治の二名を交互に見つめる。
 自分の中では非常に優しい「嘘」の部類に入る、からかい程度だと思っている彼女の動作は他者から見れば、主に目の前の三人から見ればどれほど空恐ろしい様子だったかは想像に難くないだろう。
 仲良くなろうとして話しかけたのに、善意で注意しようとしているだけなのに、何故これほどまでに威圧感を出しているのか、と言う疑問符が尽きないが、残念ながら彼女は極めて軽い気持ちで、ただちょっとからかってやろうという程度のお遊び、悪戯的なノリであった。
 あるいは彼女が極めて演技がヘタならば、もしくは彼女の顔つきがもう少し甘く優しいものならば、間違いなく多少怒られこそすれど冗談として笑い飛ばせたであろう。
 だが、彼女はそこそこに演技が上手であったし、ぱっちりと大きな目ではあるが目尻の鋭いつり目であった。

「さて、あなたに言いたいことは幾つか有りますけれど、そんな無防備な事では、恐らく私が【その気】なら、あなたは三回ほど死んでいますよ」

 織斑一夏の耳元に顔を寄せ、ぶっちゃけ冗談の域を越した脅し文句を、本当にそうならば間違いなく生徒会長がすっ飛んできていつの間にか意識を奪われ牢屋に繋がれているであろうセリフを囁くのだった。

 その怪しい様子は恐らく、誰から見ても同じように映ることだろう。
 その証拠に、遠巻きに眺めていた女子諸君は、随分とざわついていた、これではついでに狙った彼女の緊張を解く、と言う副次効果どころか自分に対する警戒心と周りのざわつきで更に居づらくなるだけではなかろうか。

>>織斑、御上、北城

3ヶ月前 No.20

零治 @janus ★Android=g1wYDPJIn3

【IS学園・食堂/零治】

零治「ああ…それには訳がありまして……」

一夏の疑問に零治は苦笑する。
ロシアでの食事は食べるというよりも腹につめる作業という意味合いが強かった。
毎日毎日、ステラの指示でやや大きめのカロリーメイトのようなレーションにサプリメントを混ぜたドリンクといったおおよそ食事とはいえないものを取らされ、空腹は満たされても食べている気はしなかったのだ。

しかしそんなことを話す前に話零治達の元に来て話しかけてくる女子が現れた。
見た目は穏やかで物腰の柔らかな雰囲気なのだが、言葉が「立場を弁えたほうが…」とか「その気ならば三回死んでます」などやけに物騒である。

普通ならばここまで聞いてしまえば、気分も多少悪くなり食事どころではないのだが…、

零治「ははは。ならまだその気になっていないようで安心しました。初めまして、御上 零治です。」

と零治は彼女の言葉に怒るどころかむしろ笑いながら自己紹介をして軽く会釈までやってのけたのだった。

>若狭 一夏 北城 ALL

3ヶ月前 No.21

北城 明佳 @fantsu☆HOu6VywnVNE ★5KdiJ3wIq2_M0e

【IS学園・食堂/北城】

「…ありがとう。」

織斑からコップを渡されれば渋々とそのコップを受け取って一気に水を飲んで一息つく。
この対応といい、唐変木ザ唐変木とはこのことだろうかと身をもって感じたような気がする。
よくこの男に好意を持つことができるなと多少なりと呆れにも近い感情が湧いた。
でも別に嫌というわけでもないというのも事実。

このまま肩身が狭い状態で時間を過ごすかと思いきや状況が変わった。
1人の女子生徒がこちらの団体に話しかけてきたのであった。
つり目で気が強そうな女・・・リボンの色をみて同級生。
わずかに口元だけ微笑んでいるも穏便とは感じられない。
この状況を不快に思って因縁をつけてきたかと思ったのか
北城は相手に対して睨みつけ、自然を身を構えていた。
するとその女性の口からは

「立場を弁えろ」「極上のモルモット」「無防備」「自分の価値が全くわかってないようですね」

煽り文句が放たれた。
もちろんこれは北城に対しての発言ではなく織斑、零治に対してではあるが
相手を罵っている、北城は不快に思った。そして…

『そんな無防備な事では、恐らく私が【その気】なら、あなたは三回ほど死んでいますよ』

それを聞いた瞬間、北城は抑えきれなかった。

「おい、何様のつもりか知らんが少しばかり言いすぎじゃないのか?」

相手の顔をじっと睨みながらゆっくりと立ち上がった
その声のトーンからして若干ながら怒りを感じさせていた。
このままでは喧嘩が起こってしまうかもしれない。
そしてそれを防いだのが…零治であった。

『ははは。ならまだその気になっていないようで安心しました。初めまして、御上 零治です。』

その瞬間、北城(とその心)はずっこけた。
本当であれば反論すべきなのは零治達のはずなのにその当の本人が、
笑いながら自己紹介して律儀に会釈したのであった。
視線をその女性(若狭)から零治に変えれば

「お前、自分が何を言われているのか理解してんのか?」

零治に若干呆れた雰囲気で問うのであった。
何がともあれ一触即発は免れたのであった。

≫零治 織斑 若狭

3ヶ月前 No.22

若狭 @chinatu420☆W70gfm2ujQap ★fQlwkThNIv_jCr

【IS学園・食堂/天条】

「言い過ぎ、言い過ぎですか? 私が何者か、と言う問いには天条若狭、と言う名前で検索してください、とお答えしますが、言い過ぎではないか、問いに感しては、少しばかり反論させていただきたいですね」

 先程まで緊張しきっていたにも関わらず、恐らく流されるままに同席になりとてもとても疲弊しているように見えた少女が立ち上がり、言い過ぎだ、と顰め面で言葉を挟んできた。
 若狭はあくまで笑みを崩さず、穏やかな語調のままで返答を返すが、どう見ても喧嘩を売っているとしか思えない返答である。
 しつこいようだが若狭はあくまでも交友関係を広げようとして彼らに話しかけたのであって、喧嘩を売ってヘイトをもらう為にこうして話しているのではない、純粋な善意で忠言を与えた上でお友達になりましょう、と言うつもりでここまで喋っているのだ。
 あきらかに言葉の選び方がおかしいが、若狭に悪意は一辺たりとも無い。
 だが、恐らく指摘されれば今日の放課後、自室にてルームメイトが帰ってくるまでベッドの上で悶え暴れるのは必至であろう。

 そんな折に、もう一人の今までもぐもぐとご飯を頬張っていた男子生徒、御上零治から話しかけられる。

「なら、まだその気になってないようで安心しました」

 そんな言葉をかけられ、若狭は今までの、あくまで表面上は穏やかな表情から一変して、苦虫を噛み潰した様な、とまでは行かないが明らかな不機嫌顔となった。
 零治が発した言葉が、若狭の、―――行き過ぎた面もあったとは言え―――、(自分の中では)善意からの忠言をほぼ理解していない、あるいは完全にどうでもいいことのように受け取られた、そう感じさせる発言だったからだ。
 正直、これで憤慨するか、警戒して距離を取ろうとするかであれば若狭も軽くネタバラシをして適当に顰蹙を買い、多少気まずいながらも、なんとか交友を広げられるか、と考えていたのだが、これは全くの予想外、若狭からすれば警戒心も危機感も全くないぼーっとした兎も同然であった。

「えっ? え、えぇ……そ、うですね……?」

 自分が何を言われているのかわかっているのか、と御上零治に問いかける彼女に便乗するように本当に理解してないのか?という問いかけを投げかけつつ、なぜそんな返答が返ってくるのか、どうしてそういう返答ができるのか、と言う疑問を彼女は高速で処理し始めたが、全くもって答えは浮かばない。

「……えぇ……どうしましょう……」

 その返答が帰ってきた瞬間には顰めっ面だった若狭も、今は気の抜けた呆れ顔でぼんやりと男子生徒二人を見つめているだけであった、と言うより、完全に気が抜けてしまっていた。

>>織斑、御上、北城 ALL

3ヶ月前 No.23

零治 @janus ★Android=g1wYDPJIn3

【IS学園・食堂/零治】

零治「?…私は何か変なことを言ってしまいましたか?」

自己紹介をしたつもりだったのだが、何故か不機嫌そうな顔でこちらを見る女子に首を傾げる零治。
北城からも何を言われているのか分からないのかと訪ねられ、尚更理解できずにきょとんとした顔を晒す。

零治が怒らなかった理由は2つあった。
1つは男性の適合者に対する彼女の価値観に共感したこと。
「銀の福音事件」以降、男でISに乗れる者が現れたとはいえ、最初の男性適合者である織斑 一夏の希少価値が下がった訳ではない。
彼と事件以降現れた男性適合者……その差違を調べるべく両方を捕らえようとする輩も存在している…とステラに嫌というほど零治は聞かされていた。
だから彼女の言った「モルモット」や「弁えるべき立場」というのは正しい見方であり、そう忠告する彼女を悪人とは思えなかったのだ。

そして、もう1つの理由は………殺気。
最初こそ言動から敵意があるのかと警戒をしていたが、察せられる限り、彼女からは終始こちらに何か仕掛けようとする気配が感じられなかったため、彼女の言葉は分かりづらい冗談と判断したからだ。

零治(いや、後半はステラさんより平気…と思ったからかもしれない…)

ふと訓練時のステラを思い出し、背筋を凍らせる。
ステラの場合はその気がなくとも日に5回は殺されそうで、彼女のほうが回数が少ない分まだ優しいと感じてしまう。

それほどに…恐いのだ…。

>若狭 北城 一夏 ALL

3ヶ月前 No.24

織斑一夏 @arthur ★iPhone=EaHKLNDJ7r

【IS学園・食堂/織斑一夏】

 鋭い眼差しの女子生徒は、初対面であろう一夏たちに随分と挑発的な発言をした。本人の真意はともかくとして、丁寧な言葉遣いすらも嫌味ったらしい印象を与えるものになっており、人の神経を逆撫でするような物腰である。彼女をよく知るものであれば、毒舌とは受け取らないのかも知れないが、見ず知らずの他人に言われて、心地良い内容でないことは明らかであった。
 事実、庇われた側であるはずの明佳ですら、彼女の物言いは気に食わなかったらしく、声と表情に怒りを滲ませた。

「なんだよ、あんた。気を抜くところと抜かないところくらい、他人に言われなくても分かってるっつーの」

 一夏も同様に、僅かな苛立ちを含んだ声で対する。実際、忠告にしては随分と高圧的であるし、まして彼女との間にはまだなんの関係性もないのだ。見知らぬ人間がいきなり自分の家を勝手に尋ねて来て、間取りや家具をいきなり批判してくれば、多くの人は不快に思うであろう。彼女のしている事はまさにそれで、仮に正論であったとしても、発言する立場という土台が無ければ、それは説得力を伴わなくなる。穏やかでない例えになるが、殺人犯が殺人を否定しても、それに賛同する人は恐らくおるまい。
 一転して、張り詰めた空気が流れたところで、沈黙を守っていた零治が口を開いた。毒を受け流すどころか、相手の発言を上手く取って、見事な返しをしてのける。

「ぷっ……ははははは!」

 意図の有無はともかくとして、人を食ったような、それでいていやらしさのない返答に一夏は声を上げて笑った。明佳や目つきの悪い女生徒ーーー先程、天条若狭と名乗ったーーーですら、毒気を抜かれた様子である。

「悪い、ちょっと熱くなっちまったな。知ってると思うけど、俺は織斑一夏。ただ、ああいう喋り方はもうしない方が良いぜ、俺の気がもう少し短かったら掴みかかってる」

 零治にならって、一夏も自己紹介した。もちろん、指摘するべきところはきちんとする。本質としては、そもそも知己でもない相手に振るべき話題ではなかったという点なのだが、比較的改善しやすいであろう点を挙げた。

>>零治 明佳 若狭

3ヶ月前 No.25

若狭 @chinatu420☆W70gfm2ujQap ★fQlwkThNIv_jCr

【IS学園・食堂/天条】

「……はぁ、本当にわかっているのか少々疑問ですけど、もういいですよ、私も悪戯が過ぎましたし……、隣、失礼しますね」

 がくりと首をかしげる用に横に倒し、そのまま椅子に座り、気を取り直して若狭もサンドイッチを食べ始める。

「あ、それと、少なくとも、ISでの実戦を経験したとはいえ、まだ素人のあなたに対して生身でも負ける事は恐らくほぼ無いでしょうからご安心くださいね」

 微笑みながら、今度は織斑一夏の手首を掴み、握力だけで手を握れないようにしながら、つまり実演を交えて証明したのだが、そもそも一夏の発言の意図はそういうことではなく喋り方の問題を指摘したのであって戦闘能力がどうのこうのと言う話ではない。
 盛大に意味を勘違いしながら一夏の腕を捻り上げた後に、オニオンスープをスプーンでゆったりと口に運び、コクの有る強めの塩辛さを味わってからまたサンドイッチを口に運ぶ、と繰り返し、あっという間にスープもサンドイッチも付け合わせのサラダも食べきってしまった。

「そう言えば、名前は教えましたが自己紹介はしていませんでしたね」

 再び立ち上がり、両手を揃え、背筋を伸ばして一夏と零治に向かって向き直ると、先程と同じように口元に笑みを浮かべて

「姓は天条、名を若狭と云います、性別は見ての通り女、年齢は16、クラス割りは1年の3組、一応ですが、日本の代表候補の内の一人です、クラスの関係上授業ではあまり会うことは無いでしょうが、以後お見知り置きを」

 そこまで言うと軽くお辞儀をし、また椅子に座りなおす。

「なにか、質問はありますか?」

 椅子に座り直した後、三人に向けて微笑みながら先程と同じようにまた優しい語調で質問の有無を問いかけ、ウェットティッシュを取り出して自分の手を軽く拭いてから再び向き直る。

>>織斑、御上、北城 ALL

3ヶ月前 No.26

北城 明佳 @fantsu☆HOu6VywnVNE ★5KdiJ3wIq2_M0e

【IS学園・食堂/北城】

「・・・はぁ。たくッ。」

溜息を吐き、二人に続いて「1年1組 北城明佳」と納得しない様子で自己紹介を済ませ
元の席へ着くのであった。
気まずい雰囲気が去り、再びにぎやかな雰囲気へと変わっていくのであった。
北城はふと何か思いついた。

天条 若狭…その名はどこかで聞いたことあると思いきや
とある新聞の一面に「日本代表候補生」として取り上げられることを思い出した。
彼女をあまり見かけなかったものの代表候補生故というやつだろう。

若狭も改めて自己紹介を済ませたのちに、再度椅子に座りなおした。
そして先ほどと優しい口調で質問を問いにきた。

「(何を今更と…)」

先ほどのひと悶着がまるでなかったかのように振る舞いが
北城にとってはあまり許していないのか表情は頑なになっていた。

≫織斑 零治 若狭

3ヶ月前 No.27

零治 @janus ★Android=g1wYDPJIn3

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3ヶ月前 No.28

若狭 @chinatu420☆W70gfm2ujQap ★fQlwkThNIv_jCr

【IS学園・食堂/天条】

 にこやかに微笑みながら不機嫌な顔の彼女や、二人の男性操縦者を見つめていた若狭であったが、ふと視界の端に何かが映ったような、つまりは違和感を感じてそちらに顔を向けるが、何のことはなくただ遠巻きに眺めていた女子生徒たちが談笑しているだけであった。
 首を傾げながらそっと視線を戻すと同時に、御上零治の隣に居る少女を認識した瞬間、若狭は全身の血液が沸騰するような、それでいて一気に体温が下がり全身を氷漬けにされたような、不気味な感覚とともに右手を強く握り込んだ。

「……! く……はぁ…はぁ……」

 代表候補生となるからには他国の候補生の情報も否が応でも入ってくるのだ。 国際感の親善試合なども行われるため、彼女の顔も見たことがあるが、若狭はその時には抱かなかったはずの全く別の感覚、所謂、"恐怖"を感じて椅子から立ち上がりそうになるだけでなく、咄嗟にISを展開しようと、意識を自衛に向けて戦闘状態に変えようとしていたのだ。

「ロ、ロシアの……【槍】……でしたね、あなたは、お、お久しぶりでしゅ、ね」

 再び椅子に腰を落ち着け、自分の精神を落ち着けるために、震え、途切れる声で、舌を噛みそうになっても、笑みを浮かべ直し、額に汗を滲ませながらも声をかける。
 例えどんなに無様であっても、他国の代表候補生に挨拶をしないとあっては、それこそ国際問題になるかもしれない、そんな打算があったわけではないが、顔面蒼白で、冷や汗を流しながら震え声で挨拶をされても正直おかしな奴だとしか思われないだろう。
 そもそも公表されることも殆ど無い程度の小規模な親善試合で顔を見たからと言って相手が覚えている可能性など無いに等しいが、若狭はそんな事を考える余裕もないほどに震えていた。

 零治と話している少女に対して異様な恐怖を覚えつつも、先程のように自然な笑みを浮かべようと必死になっているが、顔の筋肉が引きつり、強張り、明らかに無理に笑おうとしているのは明白であった。
 その様子は、まるで悪戯がバレて怒られるのを待っている状態の犬か、子供のようだと表現できるかもしれない。

>>織斑、御上/ステラ、北城 ALL

3ヶ月前 No.29

織斑一夏 @arthur ★iPhone=d2LNtT4LNo

【IS学園・食堂/織斑一夏】

 若狭に手首を掴まれた瞬間、一夏は反射的に肘の関節を内側に曲げる要領で、その拘束を抜け出した。

「あんま舐めんなよ」

 それだけ言うと、一夏は再び食事に戻った。
 もともと一夏は決して反射神経の悪い方ではない。むしろ小学生の括りとはいえ、当時からすでに全国レベルに達していたあの篠ノ之箒と伯仲できるほどの天稟は持っているのだ。鍛錬を積めなかった中学時代の為にその感覚は錆びついてはいるものの、箒と再会してからの半年間で彼の剣腕は磨かれてきている。
 篠ノ之流の剣術はまして、戦国時代から流れを汲む実戦向きの流派である。当然、得物がない場合の型も数多く存在しており、今一夏が実演したのはその初歩的なものに過ぎない。むしろ教えれば、誰にでも出来る芸当である。自分の右手首を左手で持って、前腕ごとひっくり返してみて欲しい。いとも簡単に右手は自由を得るはずである。

「それよりメシだメシ。二学期早々、千冬姉に怒られるのはゴメンだぜ」

 昼休みももう半ばを過ぎて、食堂の席も空き始めている。かき込むというほどではないが、一夏の食事速度が上がっていた。肉親とはいえ、いや、肉親だからこそ、織斑千冬の恐ろしさは身に染みているらしい。その前に大抵の侮辱や挑発は霞んでしまうものだ。
 そして、未だ納得いかない表情の明佳を多少無理にでも宥めたかった。天然であれ機転であれ、零治が壊滅的な亀裂は回避してくれたのである。食い下がろうと思えば食い下がれるが、彼にとっては初めての学食だ。不快な思いはさせたくなかったし、一夏自身も好き好んで人と対立する性質ではない。家族や仲間を傷つけられたなど、戦う理由があれば話は別だが、若狭と徹底的に争う意義を一夏は見出せなかった。
 と、またもや闖入者が現れた。顔の部位の一つ一つが熟練の職人に磨かれたような美少女である。少女とは言っても、表情にあどけなさはなく、どことなく人を見下したような冷たさと、一方でからかわずにはいられない悪戯心とも言うべきものが同居していた。彼女から表情を剥ぎ取れば、恐らく美しいだけの人形のようになるのだろう。

「(……敵?)」

 腑に落ちないと言った表情で、発言者を見る。
 恐らく織斑一夏とステラ・ピアースとでは、敵の条件と意味するものが異なるのだろう。前者にとっては、仲間を傷つけるものであり、不当な力を振りかざすものであった。

>>零治&ステラ 明佳 若狭

3ヶ月前 No.30

北城 明佳 @fantsu☆HOu6VywnVNE ★5KdiJ3wIq2_M0e

【IS学園・食堂/北城】

織斑の言う通りであった。
この間にも時間というものは刻一刻とすぎており、
楽しい時間の昼休みはそろそろと終わりを迎えようとしていた。
気付けばうどんはすでに食べ終えていたのでそんなに慌てる必要がなかった。
だが遅刻でもすれば…恐ろしい「織斑千冬」先生が待ち構える。
一足先にこの場から退散しようとしたその時であった。

「うわッ!?」

突如として現れた女性「ステラ」に驚きのあまり声が漏れてしまった。
ちなみにその女性が「ステラ・ピアース」を知ったのはこれもまた
小休憩時間中の女子生徒が教えてくれたので把握はしている。(間接的に)
だがここまで気配もなくまるで幽霊のように出現でもすれば零治の場合は慣れているだろうが
北城の場合は…

「ッ!う、うそだろ。」

急に立ち上がってしまったためにバランスを崩してしまい、
そのまま零治達の方へ倒れこんでしまいそうになってしまう。
なんとか力を入れて態勢を整えようとしても悪あがきにすぎなかった

≫織斑 零治&ステラ 若狭

3ヶ月前 No.31

零治 @janus ★Android=g1wYDPJIn3

【IS学園・食堂/零治、ステラ】

零治「っとと…大丈夫ですか?北城さん」

ステラの突然の出現に驚いてバランスを崩したのか、前のめりに倒れそうになる北城の肩を掴み、支えるように受け止める零治。
女性だからか北城の身体は想像よりも軽いなと感じながら、突き飛ばさないよう力加減に気をつけて元の席へと座り直させる。

それを横で見ていたステラは相変わらずねと言わんばかりに溜め息をしながら、こちらに対し過剰な反応をする若狭に視線を移す。

ステラ「誰かと思えば、日本の代表候補生の天条 若狭じゃない。まだ情緒不安定なのは直っていないのかしら?」

明らかに動揺している若狭にまるで知り合いのように煽るステラ。
小悪魔など生温い…悪魔の微笑みを浮かべながら、だ。

零治「ステラさん。初対面の方もいらっしゃるんですから、自己紹介くらいは……」

ステラの言動でこれ以上場の空気が険悪にならないようひやひやしながら自己紹介をするよう奨める零治。
その言葉にステラは仕方なさそうに姿勢を正すと、軽くお辞儀をした後に口を開く。

ステラ「初めまして、御上 零治と共にロシアの代表候補を担っていますステラ・ピアースです。どうぞよろしくお願いします………これで満足かしら?」

>北城 若狭 一夏 ALL

3ヶ月前 No.32

若狭 @chinatu420☆W70gfm2ujQap ★fQlwkThNIv_jCr

【IS学園・食堂/天条】

「じ、情緒不安定では、これは、緊張してるだけです」

 カタカタと音を立てそうなほどわかりやすく震える身体と冷や汗を全身から流している姿で言われても全く説得力がないだろうが、本人の中ではあくまでも緊張して少し体が震えている程度、らしい。

 実際どう見ても怖いお姉さんに見つかって怒られないように必死で言葉を選んでいるか、一度殺されかけた相手を目の前にして怯えてるようにしかようにしか見えないのだが、親善試合で大失敗を見られた相手が目の前に居り、尚且つ数少ない男性操縦者に、善意からとは言えかなり高圧的な態度を取っていた。
 更に言えば、若狭の耳にははっきり聞こえていた。

『私のいない間に敵と仲良くしてたということね』

 その言葉を聞いた瞬間に、若狭は背骨に氷を打ち込まれたような、そんな感覚を味わったのだ。
 態度は非常に悪かったものの、若狭はあくまでも100%善意のみで、少し警戒心を持つようにと忠告した程度の認識だったが、まさかロシアの【槍】にその光景を見られた上、剰えそれを、馴れ合いだと取られてしまった、そう判断していた。

「え、えぇっと、その、ピアースさん、先程のは、ですね、少し気を緩めすぎなので、少し警戒するようにと」

 顔中に汗を浮かべながら身振り手振りを加えてなんとかピアースに説明しようと言葉をなんとか絞りだし、どうにかして彼女の期限を取ろうと先程とは違う理由で脳をフル回転させるが、全くいい考えは浮かばず、ほとんど無駄な努力であった。

>>織斑、御上/ステラ、北城 ALL

3ヶ月前 No.33

北城 明佳 @fantsu☆HOu6VywnVNE ★5KdiJ3wIq2_M0e

IS学園・食堂/北城】

「あッ」

危うく倒れてしまいそうなその時、零治が肩を掴んで支えるように受け止めてくれた。
そして丁寧に元の席へ座りなおすことができた。
肩を掴んでくれたその瞬間、心臓がどきっとした。少し体が熱いような…
北城はこれをきっかけに零治のことを異性として意識しはじめるようになった。
今まで彼の顔を見ても平気だったのになんだか目を合わせることもなく赤面で「ありがとう」と呟くように
お礼を言うのであった。

「(しかし若狭だっけ。なんだかおかしいぞ。)」

そこらへんは代表候補生同士、何かしらの因縁とか関係とかあるのだろうか。
だが明らかに若狭の表情、態度は今までのそれとは大きく変化していた。
なんというか緊張というより、おびえているかのような。
北城はステラに視線を移した。
他の女子生徒達と比べても一味も二味も違う雰囲気を醸し出している。
口調といい振る舞いからしたら上から目線というか高圧的な印象であるが一言で言い表したら「小悪魔」という言葉が最もしっくりくるというのは分かった。だが日本の代表候補生が蛇に睨まれた蛙のようになるなんて…どんな実力を持っているだろうかとその気持ちはやがて興味へと変わろうとしていた。

≫織斑 零治&ステラ 若狭

3ヶ月前 No.34

織斑一夏 @arthur ★iPhone=OHfmvM9riU

【IS学園・食堂/織斑一夏】

 一夏たちに高圧的な態度ーーー本人にその気はないのだがーーーを取っていた若狭が酷く怯えた様子になっていた。さながら蛇に睨まれた蛙のようである。

「(なんでそんなにビビってるんだ?)」

 確かに現れた少女は纏う雰囲気こそ冷たく、言動も突き放した印象を受けるが、それだけでは畏怖という感情は抱くまい。敬遠や嫌悪と言った感情に結びつく方が自然であろう。
 代表候補生同士、どこかでISによる模擬戦を行い、その時にコテンパンにでもされたか。憶測の域は出ないが、ともかく若狭の怯えようは尋常ではなかった。
 少女を知っているであろう零治ですら、少し緊張した面持ちで彼女に自己紹介を促す。少女は散文的にとはいえ、それに従った。どうやら意味もなく噛み付くタイプの人物ではないらしく、逆に言えば必要を感じなければ人に手を差し伸べる事もしないのだろう。棘のある言葉や雰囲気はその証左ではなかろうか。

「ピアースさんか、俺は織斑一夏。よろしくな」

 にこやかにとはいかないが、友好的な態度を一夏は示した。自己紹介をされた以上は返すのが礼儀だと言うものである。
 少し冷めた残りの焼き野菜を完食すると、何気なく時計を見やる。まだ五分以上の時間はあるものの、そろそろ教室に戻った方が良いだろう。

「もうちょっと話したかったけど、時間も時間だな。俺はそろそろ戻ろうと思うんだけど、お前らは?」

 その場にいる全員に尋ねる。

>>零治&ステラ 明佳 若狭

3ヶ月前 No.35

零治 @janus ★Android=g1wYDPJIn3

【IS学園・食堂/零治、ステラ】

零治(良かった…一時は一悶着しそうだったけど、ちゃんと聞き入れてもらえた。)

多少言わされた風だがステラが自己紹介をし、一先ずこの場にいる全員が顔と名前を覚えられたことを良しとする零治。
一見すると火に油を注ぐのが好きな性格に見られがちなステラだが、手当たり次第に争いの種を撒くわけではなく、少しでも"興味を持った人間"に対し彼女は等しくこういう態度をとる。
彼女曰く、人は自分に敵対するものに素直な反応と性格をさらけ出すから……らしい。

零治(一理あるような無いような…ステラさんの考えは相変わらずよく分からないですね)

とりあえず渋々ながら自己紹介をしたということはここにいる全員は、ステラの中で興味の対象になったということだろう。今はそれで問題無しと思うことにする。

零治(それにしても……天条さんは本当にステラさんと何があったんだろう…?)

ステラが来てからというもの自分が見ても明らかに挙動のおかしい若狭を不思議そうに見る零治。
以前に面識があると言うのなら代表候補同士の親善試合の時だろうか……本人はくだらないと言ってあまり話したがらないが、ステラは当時から親善試合や模擬戦において不敗伝説を築きあげ、代表の座も夢ではないほどの逸材だったそうだ。
その時の対戦相手の中に若狭がいるならば、この反応は納得できるだろう。

ーーーどうしたらこうなるほどのトラウマを覚える試合内容だったのかは聞きたくはないが……。

と、ここで時計の針があと数分で昼休みの終了時間を差していることに気づいた零治は慌てて残った昼食を平らげ、返却口に速やかに盆を返す。

無論、ご馳走さまでしたも忘れずにだ

>一夏 北城 若狭 ALL

3ヶ月前 No.36

北城 明佳 @fantsu☆HOu6VywnVNE ★5KdiJ3wIq2_M0e

【IS学園・食堂/北城】

織斑の周知により、昼休みの時間がまもなく終了することが分かった。
いつもだったら昼食をさっさとどこか外に出て昼寝でも過ごしているところだ。
だが今日だけは違った。
いろいろと噂になっている人。特に異性と少しでも話せただけで北城の心に充実感が広がっていった。

「そうだな。初日早々、織斑先生に説教されるのはいやだろ?」

学園に入ったばかりの零治達にそう告げると零治に続いて返却口に盆を返せば、
いつもとは違う足取りで自分が所属するクラスへと戻るのであった。

≫零治達 一夏 若狭 ALL

3ヶ月前 No.37

若狭 @chinatu420☆W70gfm2ujQap ★fQlwkThNIv_jCr

【IS学園・食堂→廊下/天条】

「あ、あくまでも私は善意で注意しただけですから!」

 空の皿が乗ったトレーを掴むと即座に立ち上がりあっという間に返却口へ返し、そのまま逃げるように立ち去った。
 居心地の悪い場所にずっと居続けられるほど図太い神経をしているわけでも、我慢して耐え続けられるほどの胆力も持ち合わせていない若狭が選んだのは逃走であった。

 他の皆もそろそろ戻ろうという話になっていた様子なのでこれ幸いと大慌てで席を立ったのである。

 どう見ても耐えられなくなった子犬がゲージに逃げ込むのと大差なかったが、若狭の中ではこれは「戦略的撤退」であった。

>>織斑、御上/ステラ、北城 ALL

3ヶ月前 No.38

織斑一夏 @arthur ★iPhone=A1e5ak1VhG

【IS学園・資料室/織斑一夏】

 八月も終わったとはいえ、そうすぐに日が短くなる訳ではない。時計の短針はまだ五時を指しておらず、太陽が水平線の彼方に消える様を見るには、あと一時間は待たねばならないだろう。
 その日の授業を終えた織斑一夏は一年一組の担任教師である山田真耶に頼まれて、ダンボールを資料室へ運んでいた。新学期なので、教師陣としても整理することは多いのだろう。部活に入っている訳でもないし、重い物を自分よりは非力であろう女性に運ばせるのは気が引けるので、一夏は快く引き受けたのだった。
 資料室の扉の前に立つと、自動でドアが開かれる。資料室の内部はそれほど広くはなく、棚には室名の指し示す通り、様々な資料がファイルという形をとって陳列していた。最も、一生徒が出入りできるというのだから、それほど重要なものはここにはあるまい。本質としては、普通の学校の資料室と大差はないだろう。

「(しかし今日は色々あったなぁ)」

 ダンボールを床に下ろすと、一夏はぼんやりとそう思った。
 箒たちとは夏の間にもちょくちょく遊んでいたので、それほど久しいという感じはしなかったが、それでも自室で制服を着た時は夏休みの前より気が引き締まった気がした。
 そして、自分と同じ男性のIS操縦者である御上零治、ロシア代表候補生であるステラ・ピアース、加えて日本代表候補生の天条若狭とも初めてコンタクトを取った。同クラスの北城明佳とも、思えばあれだけ話したのは初めてかも知れない。ともかく、色々あったという統括は具体的ではないにしろ、的を射ているであろう。

「そういや男子の部屋ってどうなるんだろう」

 ふと独語する。聞いた話によると、零治だけではなく、男子の転入生は二人ほどいるらしい。
 男女同室では何かと問題が起こり得るだろう。一夏が体験した箒やシャルとの同室は事情が事情なので例外だったが、男性のIS操縦者ともなれば、表から裏の組織まで狙われる存在だ。無論、表向きは教育上よろしくないなどと宣うのだろうが、実際には男性操縦者を保護しようという思惑が強いに違いない。
 零治か他の二人と同室になるかもなぁと一夏は思って、少し安心した。と言うのも、結構な確率でラウラがベッドに潜り込んでいるのである。男として全く嬉しくない訳ではないが、やはり心臓に悪い。そういった羞恥心とは無縁のラウラでも、自分以外の男子がいる場合ならさすがに控えるようになるだろう。親友の五反田弾が聞けば、贅沢な悩みだなと嫌味を言ったに違いなかった。

>>ALL (零治&ステラ 明佳 若狭)

3ヶ月前 No.39

リュイス @arthur ★iPhone=A1e5ak1VhG

【IS学園・第一体育館/リュイス・ベルダムンド・イ・シエルバ】

 第一体育館では、バスケットボールの試合が行われていた。夕方とはいえ、夏日の続く気候である。息を弾ませるような運動量と相まって、選手たちの肌には熱い汗が流れ落ち、ユニフォームと床を濡らしていく。ボールと足とが床を叩きつけ、声援と選手たちの短いやり取りとが乱舞し、音と振動がコート一帯を支配していた。
 中でも、特別大きな声援を受ける選手がいる。すらりとした手足に、野生の悍馬にも似たしなやかで力強い動きは、相手にはプレッシャーを、味方には闘志を与えるものであった。しかしながら、最も注目すべきはその顔だろう。怜悧でありながらも、どこか不敵な印象を与える美貌は、確かに同性すら虜にするものだった。
 彼女は三人のガードをすり抜けて、相手のゴールに肉迫すると、見事にダンクシュートを決める。一瞬、床を打っていた足音が鳴りを顰め、代わりにコート外からの声援が一際大きくなった。
 無邪気な笑顔でダブルピースを場外に送ると、彼女は再び真剣な表情で試合に戻っていく。

ーーー

 そうして、休憩に入った。時計を見れば、五時を少し過ぎている。先程、ヒーローのように扱われていた少女は、差し出されたタオルで額を拭うと、同じく差し出されたスポーツドリンクのキャップを外そうとし、それが最初からないことに気付くと、そのまま口をつけた。渇いた口内に爽やかな甘味が流れて、そのまま手足にまで伝わるような錯覚がする。
 彼女らに「ありがとな」と声をかけると、そのまま座り込んで、ユニフォームを胸元をつまんで仰いだ。

「あっちぃー……あと一時間か」

  少女ことリュイス・ベルダムンド・イ・シエルバーーー本名はもう少し長いーーーは時計を見て、そう呟いた。
 今日は彼女の兄であるラファエルが転入して来た日である。彼女にとって誇りでもあり、ISに関してはパートナーとも言える存在である彼とは、前日や前々日にも話したのだが、やはり転校初日の感想だけでも早く聞きたかった。もしかしたらこの場にいるのではと思ったのだが、思えば学園案内などもないのだ。自分のいる場所も分かるまい。
 部活仲間やファンの少女たちと話しながら、休憩時間を過ごす事にした。

>>ALL

3ヶ月前 No.40

零治 @janus ★Android=g1wYDPJIn3

【IS学園・食堂/零治、ステラ】

零治「私達も午後はISの実技があるので、ここで失礼します。良かったらまた晩御飯時にでもご一緒しましょう。」

先に立ち去った若狭や北城に続き、一夏に一礼をした後に食堂を後にする零治。
先程まで集まっていた女子生徒達が慌てて自分たちの授業に向かって廊下ががらんとしていたからか、あるいは一夏達と一緒に食事をして気が楽になったからか、足取りは軽やかだった。

ステラ「……一応、零治の休息の一役を買ってくれたお礼は言っておくわ。じゃあね、織斑 一夏さん。」

最後に皮肉の隠った言い回しで一夏に軽く会釈して零治と同じ方向へ歩き去るステラ。
その顔は一夏からは見えなかったが、不適な笑みを浮かべていた。

ーーーー

零治「…はぁ、ようやく一日が終わりか…」

帰りのHRの後、想像とは遥かに違う忙しい編入初日が終わったことに一息つく零治。
帰り支度のために編入したてでまだ少ない教材を鞄に詰めながら、ふと周りの様子を見る。

授業が終わる度に執拗に来た質問攻めは今はなく、午前の時とは打って代わり女子生徒達の零治に対する反応はとても静かだった。

零治(分かってはいましたが、この空気は長く居たくないですね…)

ーーー午後の最初の授業、ISを用いた実技訓練にて先生の提案で編入したての零治とステラの実力を測るべく、1年2組の中で特に実技成績の良い5人の量産機乗りと一人ずつ「先に3回攻撃を当てた方の勝利」というルールで模擬戦が行われた。


結果は……全戦全敗。


しかも零治の方は一度も攻撃を当てることが出来ず最後には地面に叩きつけられるという代表候補生としては有り得ない始末だった。

当然、一夏のような実力を期待したクラスメイト達はこの結果に困惑し、以後は気まずさからか零治に声をかける者は誰もいなかった。
ちなみにステラは圧倒的な実力差で零治とは逆に全戦全勝。見事に不敗記録を伸ばす結果になったのだが…その時の表情は鬼も裸足で逃げ出すほど苛立っていたらしい。

こうして零治は編入初日で"形だけの代表候補"という汚名を背負うことになった。

零治「…お先に失礼します。ステラさん。」

片付けを終え、零治が一声かけるとステラは返事のかわりに不機嫌そうに睨み、失せなさいと言わんばかりに手をひらひらさせる。
それを見てから教室を出た零治は夕食の時間までどうやって時間を潰そうかと考えながら、夕焼けで赤く染まる長い廊下を一人歩いていく。

>ALL

3ヶ月前 No.41

北城 明佳 @fantsu☆HOu6VywnVNE ★5KdiJ3wIq2_M0e

【IS学園・廊下:北城】

午後の授業は特に何も変わらず時間が過ぎ、気づけばすでに放課後となっていた。
八月も終わりになっても日はまだ沈まず、だけど廊下の雰囲気はどこか閑散としており、
窓の景色からは部活に励む生徒達を眺めることもできる。
寮に帰るまで友達と一緒に談話しながら帰宅する奴もいれば…

「くそッ…なんでこんなことを引きうけてしまったんだ。」

私のように雑用を受ける者もいる。
経緯から説明して担任の山田真耶先生が慌てた様子で「すみません。この段ボールを資料室に届けてくれませんか」と急きょ頼まれたからである。特に部活も何もしていない。あまり乗る気ではなかったので適当な理由で断ろうとしたのであるが、ここで私の中の良心が山田先生の苦労を考えて断ることもできず現在に至る。
最後に「資料室に織斑くんがいるので、渡していただければ大丈夫です。」と付け加えたのちに風のように去って行った。どうやら織斑の奴も山田先生に頼まれていたようであった。おそらく何かしか忘れていたのか、最初の追加分であろう。だがしかしこの追加分の資料も中々の重さであった。
こんなことを頼んでしまったことを嘆いても仕方ない。とにかく資料室へ向かうその途中であった。

「(あれって御上 零治じゃないのか?)」

その前方に男子生徒「御上 零治」が歩いていた
よくよく彼とは出会っているような気がする。でもなんだか暗い(ような気がする)
午前のときとは違う、別のことで落ち込んでいるようである。
何かあったのだろうか…他の女子生徒達との関係になんかあったのか。
北城の良心センサーが反応しだした。頭をぶるぶる横に振ってそのような雑念を振り払おうとした。
だが彼の背中から発しされる落ち込みオーラを感じとれれば、じれったい。
あぁーーもう見てられないッ!良心センサーがまたも北城に勝った瞬間であった。

「おいッ!」

段ボールを担ぎながら夕焼け色に染まる廊下を歩く零治に大声で声をかけて「手伝え!」と段ボールに視線を動かして、一緒に運んでもらうように強引に手伝わせるであった。

≫零治 資料室ALL

3ヶ月前 No.42

ジークリット/涼月宗也 @hananomi☆Mwp.W.uiBT6 ★5tuXai74if_R9r

【 IS学園 IS整備室→整備室付近廊下 / 涼月 宗也 】
「とりあえずはこんなところ、か」

 転入早々に整備科に配属された青年は、昼間の授業で傷のついた訓練機の修繕を終え、ふぅ、と溜息を吐いた。
 機械油に照り輝く工具も、不思議と手になじむ。使い慣れている自前の物でないにもかかわらずそうなのだから、ここの工具がずっと大事に扱われてきたことの証左なのだろう。
 先ほどまで整備に使用していたレンチをクリーナーで軽く洗い、雑巾で拭う。本来は洗った後に油をさすべきなのだが、この工具にはメッキがなされているから省略しても問題はないだろう、と判断し、手元のレンチを工具箱に戻した。
工具箱の蓋を閉じて、一呼吸おいてから工具箱を持ち上げる。鉄製の工具がぎっしりと詰まった工具箱は見た目以上に重く、所定の場所に戻すのに想定以上に時間がかかってしまった。

「――――それにしても、女所帯に一人で放り込まれるのがここまで気を使うとは思ってもみなかった」

 周囲に誰も見当たらないのをいいことに、そんなことを呟いた。
 彼自身は学園で初めての男子生徒というわけでもないが、しかしそれでも女所帯の整備科に一人で入っていくわけだから、それなりに気を使わざるを得なかったわけである。
 打ち解けるまでのわずかな間の気の張りかもしれないが、しばらくは大変そうだ、などと考えながら、整備室を出る。
この時間帯に誰か専用機持ち、ないし専用機を建造しようとしている生徒が来ないとも限らないが、特に誰も来ないならば閉めてしまおう。

>>(特になし)


【レス投下が遅れてしまい申し訳ありません。駄文にて恐縮ですが、よろしくお願いいたします】

3ヶ月前 No.43

零治 @janus ★Android=g1wYDPJIn3

【IS学園・廊下/零治】

零治「…!北城さん?どうしたんですか。」

不意に呼び止められ、声のする方へ振り向けば重そうな段ボール箱を抱えた北城が立っており目を丸くする。
状況から察するに先生か誰かに頼まれて何処かに段ボールを運ぶ途中のようだが…身なりだけなら素行が良いとは見えないが、何だかんだで頼まれたら断れない性格なのかもしれない。
そう思うと少し親近感が沸く。

零治「重そうですね…分かりました。手伝いましょう。」

手伝えと言う北城の言葉に従い、彼女から荷物を受け取る零治。
成る程、確かに女性が運ぶには些か重いなと感じながら自身も細身であるにも関わらず軽々と抱える。

零治「さ、何処に運べば良いでしょうか」

>北城 一夏 ALL

【この絡みに関してはもう資料室に着いたところまで飛ばしていただいて構いません】

3ヶ月前 No.44

北城 明佳 @fantsu☆HOu6VywnVNE ★5KdiJ3wIq2_M0e

【IS学園・廊下:北城】

「…ありがとう。」

少々手荒く相手に頼んでみたものの、素直に承諾してくれた。
お礼を言った後に、いったん荷物をおろし、零治に渡せば分割してと運ぶことができた。
軽々しく荷物を持ち上げるあたり「さすが男だな」と心の中で感心した。

「持っていく場所は資料室。織斑もまっているらしいから急いでいくぞ。」

零治に目的地とそこに織斑一夏も待っていると告げたのちにその方向へ歩くのであった。
そもそもなぜ北城は声をかけてしまったのか…その一番の要因となったのは
とある人物の言葉によるものだろう。

『うじうじしている時は体を動かせ。何もしなければしないほど大きくなる』っと

学園初日、しかも男性のISパイロットであること。そしてそれにはそれなりの使命があることが
昼休みのあの若狭との会話の内容からして自分にはない何かを彼はもっている。
それで何か悩んでいたのだろう。だからこそこうやって手伝わせて気をまぎらそうとさせたのだ。

―――――

【IS学園・資料室/北城】

しばらくしてようやく目的の資料室に到着した。

「織斑。いるか?」

資料室の扉を足で開き、ゆっくりと資料室に入った北城。
資料室全体に声のボリュームでいるであろう男子生徒の名を言うのであった。

≫零治 一夏

3ヶ月前 No.45

織斑一夏 @arthur ★iPhone=XUonDAMCxL

【IS学園・資料室/織斑一夏】

 自動扉の開く音に気付いて振り向くと、そこには昼食を一緒に摂った北城明佳と御上零治の姿があった。二人とも両腕でダンボールを抱えており、教員からの頼まれごとを引き受けたのだろう。明佳の口振りからして、どうやら一夏と同じく山田先生に頼まれたらしい。

「二人とも来たのか。って言っても、そのまま適当に置いておけばいいみたいだけどな。ほら、貸せよ」

 両腕を出して、まずは明佳からダンボールを受け取ろうとする。たかが二、三メートルの距離であれば、本人たちにやらせても良さそうなものだが、そうしないのが彼の人柄なのだろう。最も多くの人に親切で優しいからこそ、色恋沙汰にもとことん疎いのであろうが……

「御上くんも……って、どうした?」

 彼からもダンボールを受け取ろうとするが、その表情に影があることを一夏は読み取った。今日会ったばかりとはいえ、昼と様子が違うことくらいは理解出来る。

「なんかあるなら、相談に乗るぜ。俺も最初の方はいろんな目にあったしな」

 無理に聞こうとはせず、あくまで寄り添う形でそう話す。一夏も初めは箒に剣道で叩きのめされ、IS戦では善戦したとはいえセシリアに敗北し、周囲の期待ほどの活躍は出来なかった。今でこそ、少なくとも並のクラスメイトよりは動けるようになったと思うが、その時に受けた失望の眼差しは、悪意がないとはいえ少し堪えるものがあったのは間違いない。
 具体的な内容までは分からないとはいえ、零治の悩みの根本的な部分はなんとなく予想出来る。もしかしたら、力になれることがあるかも知れないと一夏は思った。

>>零治 明佳

3ヶ月前 No.46

零治 @janus ★Android=g1wYDPJIn3

【IS学園・資料室/零治】

零治「お邪魔します…は少し違いますよね。」

北城と共に資料室にたどり着き、中で待っていた一夏にそんな軽い冗談を言いつつ足を踏み入れる零治。
いくらIS学園といえども資料室まで特別変わっているということはなく、中学校までで嗅いだことのある埃っぽさと真新しい紙類の匂いに何処か懐かしさを覚える。

そうこうした後に一夏に持ってきた荷物を手渡そうとした時、ふと彼からどうしたのかと問い掛けられる。
恐らく今日の出来事に気疲れしているのが無意識に顔に出てしまったのだろう。
相談に乗ると言ってくれた一夏の表情からは悩んでいる零治の力になりたいという真っ直ぐな善意を感じる。

零治(本当に、優しい人なんですね…)

世界で初めて男性の身でISを動かし、自分以外同性のいない環境であるこの学園にやってきた一夏。彼も最初、そんなアウェイな環境で成長し今の頼もしい存在になったのだと考えると、それだけで励みになる。

零治「大丈夫です。一夏さんにそう言われた途端、悩みがどこかに吹き飛びました。」

ありがとうございますと礼を述べる零治。
その顔は昼休みに食事をした時と同じく屈託のない笑顔だった。

>一夏 北城 ALL


【IS学園・IS整備室前廊下/ステラ】

ステラ「……あれがこの学園の整備室ね。」

放課後、零治とは時間をずらして教室を後にし真っ直ぐに整備室へと足を運ぶステラ。
他のISとは違い自身と零治のISを自分以外に弄くらせるつもりはないステラとしては、今後多用することになるここの設備を把握する為の下見といったところである。

ステラ(ん…?あの生徒は確か……)

設備室前へと差し掛かったところで出入り口から生徒らしき人物が出てくるのを見かける。
しかも良く見ればただの生徒ではなく数少ない男子生徒の一人で日本の代表候補…にも関わらず設備科に所属している「凉月 宗也」である。
生徒でありながら国内にてISの搭載部品や武装の開発に力を注ぐ"久慈重工業"の社員である彼はその腕を見込まれ、学園の訓練機全般のメンテナンスを担っている……と、事前に調べていた詳細を記憶から引き出しつつ、彼が持っているであろう設備室の鍵を渡してもらうべく近づいていく。

ステラ「そこの貴方。ここの鍵を持っているなら少し借りても良いかしら?帰りは私が閉めるから。」

>凉月

3ヶ月前 No.47

北城 明佳 @fantsu☆HOu6VywnVNE ★5KdiJ3wIq2_M0e

【IS学園・資料室/北城】

資料室にて、織斑と合流。
抱えていた段ボールは織斑に渡してその様子をただ見るだけ。
別に渡してもらおうなんて思ってはいなかったが織斑が率先してやってくれたことに
やはり優しい奴なんだなと改めて認識した北城。
そして織斑は零治が何か悩んでいることにも気付いた。
同じ男性同士、悩みを打ち上げてくれる存在がいるおかげか
表情もその雰囲気も昼休みと同じくらいにまで元気を取り戻していた。

「男の友情ってこういう感じなんだな。」

その光景に思わず呟いてしまった。
友達とか自分のこと話せる人があまりいない北城にとって
心のどこかで「憧れ」という気持ちがでてきたのかもしれない。

「運ぶだけで帰るのもなんだし…資料の整理手伝ってやるよ。」

このまま帰ってもなんだか味っ気がないそう感じたのか
織斑に自分から資料の整理を手伝うと申し出た。
その時の彼女の表情は軽く微笑んでいた。

≫零治 一夏 ALL

3ヶ月前 No.48

織斑一夏 @arthur ★iPhone=1BC4rvOQU7

【IS学園・資料室/織斑一夏】

 言葉だけとはいえ、一夏の声色と眼差しは真っ直ぐで、それだけでも零治の苦悩を取り払うに値するものだったらしい。零治の表情を支配していた暗雲は霧散して、明るいものへと立ち帰っていた。無論、問題そのものが根本的に解決した訳ではないのだが、彼の精神的疲労は十分に和らいだだろう。

「そっか。まぁまたなんかあったら頼ってくれ……って言っても、俺が頼るかも知れないけどな」

 頭を掻きながら、はははと笑う。彼も男性でありながらISを起動できる人物であり、実姉はあの織斑千冬というイレギュラーだ。常人よりも特異な環境で育ち、未だに世界の関心を集めて止まない存在であるが、独力であらゆる問題を打破できる超人という訳ではない。少しだけはにかんだ様子の笑顔は、多くの少年が持つ、裏のないものだった。
 二人のやり取りに、明佳は心地良いものを感じたのか、ふとした呟きを口にする。

「北城さんもだぜ。あ!男って意味じゃないからな。なんかあったら頼ってくれってこと。俺でも力になれる事はあるだろうからさ」

 他に音の出所がない、密閉された空間である事が原因だろうか。明佳の小さな声も聞き逃さなかった一夏は、そう彼女にも声をかける。
 クラス代表も務めている一夏だ。いわゆる学級委員長のような仕事をする事も多く、そうした事を半年の間もこなしているうちに、責任感が芽生えていた。こうして彼女に心を砕くのも、生来の優しさや正義感が土壌になっているのだろうが、IS学園での生活を通して得たものもあるに違いない。

「いや、さっきも言ったように別にダンボールのままでも良いらしいぜ。俺らがよく分かんないで出しちゃうと、帰って訳わかんなくなりそうだしな」

 明佳の提案に一夏は待ったをかけた。無論、怠惰から来るものではなく、慎重さから来るものである。一夏も常日頃から真耶と千冬には世話になっているので、少しでも負担を減らしてやりたいという気持ちはあるが、ありがた迷惑になっては本末転倒だろう。

「……代わりと言っちゃなんだが、校内探索でもするか?うちの学校、特にそういう案内しないからな。もちろん、疲れてるならまた今度でいいぜ」

 少し考えてから、二人にそう提案する。明佳はともかく、来て間もない零治には意味のある事だろう。IS学園は一つの島が丸々敷地になっている。研究施設など生徒によっては縁のない場所も多いが、それを除いても普通の高校と比較して、設備が充実しているのは間違いない。
 今の時間なら各部活も活動している事だし、主要なものだけ回っていれば、決して退屈はしないだろう。噂好きの多い女子高生にとっても、時の人である御上零治には良くも悪くも無関心ではいられまい。彼の人柄であれば、すぐに受け入れられるだろうし、そう言った意味も含む提案であった。

>>零治 明佳

3ヶ月前 No.49

若狭 @chinatu420☆W70gfm2ujQap ★fQlwkThNIv_jCr

【IS学園・アリーナ】

 専用機を展開し、ゆっくりと宙に浮かび上がり、展開されている透過ディスプレイ型アイウェアを頭上に跳ね上げてあたりを見回すと、現状自分一人だということを再確認できる。

「ふぅ……相変わらずこの『脚』にはなれませんね」

 鳥の足のように逆関節型の大型脚部の上に腰掛けるようにしている体勢は、普段使っていた通常の二足機とは全く別の感覚のため、若狭はほぼ毎週毎日という頻度でアリーナに篭り、狂ったように基礎動作訓練を繰り返していたのであった。
 代表候補生と言う身分でほぼ毎日アリーナに篭り、更に数週間先までの使用許可を申請しに来る若狭に教師は怪訝な顔をしていたが、流石に代表候補生といえどそんな頻度で貸し切りにはできない、と素気無く返されてしまった。
 一応、今日の放課後は貸し切りにできたということで、昼間失敗したことを引きずっていた事もあり気分転換もかねて一人で展開から基礎動作を一通りこなしてから、またアリーナの中央に戻り展開を解く、と言う訓練を繰り返していたのだった。

「踏ん張る、という動作はあまり意識しなくても良いですが……地上旋回の時に膝を曲げて重心を落とすと体幹が崩れますね……」

 独り言ではあるが、自分の感覚上の問題点を一つづつ口に出しメモに取っていく。
 専用機を任されているからこそ、自分の機体への研究は惜しんではいけない、という自己判断に基づいて、彼女はひたすら基礎機動訓練と武装の確認を行っていた。

>>ALL

3ヶ月前 No.50

零治 @janus ★Android=g1wYDPJIn3

【IS学園・資料室/零治】

零治「校内探索…良いですね!私もちょうど機会があれば学園内を歩き回ろうかと思っていたんです。」

一夏のこの後の提案に快く賛成の意を示す零治。
編入したてで午前中は考える間もなかったのだが、これほど他に類を見ない広大な学園だ。目的はなくとも自分の目で色々見てみたいという探求心が擽られるのは当然である。

加えて今日はステラから放課後の予定についての連絡はきていない。
今日の実技の結果から、何か咎めや訓練の追加があるのではと内心覚悟していた零治だったが、HRを終えても何も言わずに帰れと意思表示してきたので意図せず夕食まで暇な時間が出来たのだ。

零治(ステラさんの考えは分からないが……今後のためにも今日は残りの時間を好きに使わせてもらおう)

そういう訳で決意を固めた零治だったが、探索といっても当てずっぽうに学園内を回るのではなく、目的地を決めてその道すがらを案内してもらったほうが覚えられるのではと思いつき、では何処にしようかと考える。

そうしてしばし沈黙の後、どの学校施設にもあるであろう場所が頭に浮かび上がった。

零治「ここには図書室は…ありますよね?」

>一夏 北城

2ヶ月前 No.51

北城 明佳 @fantsu☆HOu6VywnVNE ★5KdiJ3wIq2_M0e

【IS学園・資料室】

「余計なひと言が多い。」

頼るのは別になんともないが、その男っていみじゃないからなという付け加えに
少しだけムッとした表情をした。
織斑は決して悪い奴ではないのは同じクラスに所属しているから分かっている
でもどちらかというと彼にどれだけ好意をアピールしてもそれがなかなか心に届かない
唐変木な部分であろうなと北城はふと考えた。

資料の整理に関してはこのままでいいらしい。
勝手に資料とかを整理しても結局ここを使用するのは生徒ではなく教師が多い。
人の好意は時に迷惑になることがある。そのことに関して北城は何も言わないことにした。

さてこれからどうするかと考えた際、織斑が「校内案内をしよう」と提案した。
これはまだ学園初日で来た零治の為であろう。クラスが違えどおそらく零治はこの学園や施設に関しての
不足している箇所があるであろう。それに関して零治は賛成。しばし沈黙した後に「図書室」というワードが出てきた。

「図書室…私はいったことないなぁ。」

あまり本を読むことに関しては嫌いではないが好きではない。無関心である。
図書室は普通の高校にもあることだしここIS学園にもあっておかしくないだろう。
しかしなぜ図書室なのだろうか…?

≫零治 一夏

2ヶ月前 No.52

織斑一夏 @arthur ★iPhone=71P7eAk9fN

【IS学園・資料室→図書室/織斑一夏】

 一夏の補足はどうやら明佳にとっては面白くないものだったらしい。彼女の眉根や表情筋が小さな不愉快を訴えており、その口からもはっきりとした感想が出てきた。

「うぐっ、すみません……」

 一夏は少しわざとらしく仰け反ると、素直に謝意を伝えた。
 悪意のない発言であったし、それこそたおやかな女性であれば、むしろ相手を気遣った発言として受け取るのだろうが、明佳は言葉遣いを始め中性的な少女である。男性に限らず助けるという意味よりも、彼女を常日頃は男性のように見ているかのように伝わってしまったのだろう。
 それはともかくとして、校内案内に零治と明佳は乗り気のようだった。しばしの沈黙の後に零治はまず図書室の名前を挙げた。

「ああ、あるぜ。専門的な本とかになると、図書室とはまた別の図書館があるらしいから、そっちに行くのも手だな……本、好きなのか?」

 質問に答えると、一夏は零治に質問する。意外という感じはしなかったが、多くの施設が思い浮かぶであろう中でその名を挙げたのである。好きな分野や、あるいは小説家でもいるのかと思った。
 ちなみに明佳はと言うと、特に興味はないようで、図書室という空間そのものにも、特別落ち着きを感じるとか、そういった事はないようである。

「とりあえず、歩きながら話すか。まぁ図書室はそんな遠くないんだけどさ」

 そう提案すると、一夏は開いた自動扉の間から廊下へと踏み出した。夏のようなものなので、日没時間までまだ時間はありそうである。窓から差し込む光は真昼に比べれば、弱々しくなっているものの、黄昏時という感じはあまりしなかった。あと三十分か一時間もすれば、夕焼け空が拝めるようになるだろう。施設の一つや二つの案内は出来そうだった。

>>零治 明佳

2ヶ月前 No.53

零治 @janus ★Android=g1wYDPJIn3

【IS学園・資料室→図書室/零治】

零治「読むのは好きですよ。簡単な読み物なら暇にちょうど良いですし。ただ専門書は流石に好きにはなれませんが…」

たはは…と苦笑いをしながら、とりあえず歩きながらと先に外に出た一夏の後に続いて資料室を後にする。
図書室を選んだ理由は単純に今後調べ物をする際に利用したいのもあるが、もう一つ……とても大事な"目的"の為だ。

零治(二人には話す必要はないだろう)

この"目的"に関しては今いる二人はおろか出来ることならステラの耳にも入れたくない重要なことだ。必要な時が来るまでは内密にしておきたい…。
そう考え、一先ず一夏の言葉に乗っかって自分が本好きだから図書室を希望したことにする零治。
僅かに隠し事をした罪悪感もあったが、実際に読書は嫌いではないので嘘は言ってない。と自分に言い聞かせつつ図書室を目指す。

>一夏 北城

2ヶ月前 No.54

北城 明佳 @fantsu☆HOu6VywnVNE ★5KdiJ3wIq2_M0e

【IS学園/資料室】

「ふぅーん。」

図書室とは別に専門書を取り扱う図書館があることは初耳だったのはさておき、
織斑が零治に本が好きなのかと尋ね、零治は簡単なものであれば読むらしい。
もしこれが他の生徒に耳に入ればまた根ほり葉ほり聞かれるであろう。

織斑達に続いて北城も廊下に出た。
さっきとは違って日差しが弱弱しくなっているも夕暮れといえるほどではなかった。
図書室までは遠くないらしい。本当に話がら進めばあっという間になるかと思うが、
さすがに異性に挟まれて歩くのは抵抗があり、二人とは若干距離をとって後を追う北城であった。

≫織斑 零治

2ヶ月前 No.55

織斑一夏 @arthur ★iPhone=ixlWSNbbVW

【IS学園・図書室/織斑一夏】

 零治は当たり障りのない回答をした。その苦笑に一夏は違和感を覚えることもなく、適当に相槌を打った。

「俺も専門書目当てで図書館は行ったことないなぁ。あ、でもいろんな料理本があるのは嬉しかったわ」

 二人は知る由もないが、一夏は家事の達人である。彼女の姉こと織斑千冬は世界最強のブリュンヒルデでありながら、生活力という点ではゴミ屋敷の主人には勝てるであろうと言った程度である。無論、未成年でありがらも幼い弟を女手一つで育てていたという背景もあるのだが、そういった事情も相まって、一夏が物心ついた時には、自然と家事全般は彼の担当になっていた。
 自分を見捨てずに育ててくれた姉への恩義もあるのだろう。現在でも一夏は彼女を喜ばせる為もあって、料理の研究を怠っていない。

「……と、ここだな。まぁ迷うほどのデカさでもないから、案内見てれば分かると思う」

 話しているうちに図書室に到着した。普段は文芸部などが活動しているのだろうが、二学期初日から集まるほどの熱心さはないらしい。いつもの図書室よりも閑散としており、わずかな生徒が読書に勤しんでいた。何人かは入室者に気付いて顔を上げたが、すぐに本の世界へと戻っていく。

「雑談は禁止って訳じゃないが、デカい声で喋ってると追い出されるから気をつけろよ。あとまぁ静かなんで、勉強するのにも向いてるかもな」

 声量を少し抑えて二人にそう言う。

「せっかくだし、なんか借りていくか?話題書や雑誌なんかも本屋ほどじゃないけど入ってるしな……お、鈴のヤツが表紙になってる」

 一夏の言うように表紙が見えるように作られた本棚には、雑誌が並べられており、やはり女生徒がほとんどということもあってか、女性誌や芸能、生活に関するものが多かった。しかし、それ以上に多いのはやはりIS関連の雑誌である。大手出版社のものはほとんどあるようで、一夏はその中から、幼馴染の鳳鈴音が表紙になっているものを見つけると、手に取ってパラパラとめくり始めた。

>>零治 明佳

2ヶ月前 No.56

零治 @janus ★Android=g1wYDPJIn3

【IS学園・廊下→図書室】

零治「お料理ですか…自分で作れるのは良いですよね」

歩きながら一夏が料理本も多く、嬉しかったという話しを聞き、一夏が料理をすることを知った零治はふと自身の家庭を振り返る。
母・美月がロシアの研究施設に行ってしまった後の御上家の食卓は散々なものだった。
祖父、父、息子ともに料理などしたことはなく肉や魚はほぼ丸焼き。野菜は祖父の趣味である漬物や裏山で採った山菜や野草を塩や醤油で味付けしただけ等、米と味噌汁以外は野生味溢れる(というより野生味しかない)ものばかりだった。
だがそんな絶望的な状況を救ってくれたのは父の幼なじみである"恭子さん"の存在だった。
上京先の職場を本人曰く"一身上の都合"で退職、帰省して久しぶりに父に会うために御上家を訪れた際、この惨状を目の当たりにした彼女が父と祖父に激怒。
その後国際電話で美月の快諾を得て、御上家の住み込みの家政婦として家事の全権を掌握したのだ。

以降の御上家の生活水準は大幅に改善され、零治は中学のお弁当に魚の丸焼きを持参せずに済んだのである。

ちなみにロシアに発つ際にも恭子は零治にお弁当を渡してくれたのだが、見事ステラに没収され将校達のお昼として献上されてしまった。
……噂だとその美味しさにしばらく軍の食事が喉を通らなくなったそうだが……。

ーーそんな事を考えているといつの間にか目的地である図書室に着いてしまっていた。
道すがらも含めて案内してもらおうと考えての提案だったのを自ら不意にしてしまった事を悔やみながら、中へと進む零治。
中学の図書室とは明らかに違う室内の広さと蔵書の数に驚きながらも案内板を見ながらゆっくりと本を物色していく、と一夏が立ち止まった雑誌コーナーの表紙の中に見慣れた人物が顔を覗かせていた。

零治「ステラさん…雑誌の取材を受けていたんですね。」

単純な興味から一夏と同じくパラパラとページをめくっていく零治。
しかし表紙で取り上げているにも関わらず、ステラ関連の項目は10ページにも満たず、インタビューもそのほとんどが「どうでも良い」「話しても無駄」という答えだった。
これを見るだけでその日ステラがどれほど不機嫌だったのか手にとるように分かる。

>一夏 北城

2ヶ月前 No.57

北城 明佳 @fantsu☆HOu6VywnVNE ★5KdiJ3wIq2_M0e

【IS学園・図書室】

「料理…ねぇ。」

織斑の料理はうまいと評判なのは既に知っている。
料理だけでなくありとあらゆる家事が得意ことも…どんだけ女子力高いんだと心の中でツッコむ
ちなみに自分の場合は…

1.衣類の整理整頓はあまり得意ではない。部屋のベッド周辺にちらほらと下着とか服とかが置いている。
2.掃除とかもあまりしない。明日からやろうパターン。
3.料理できなくても、インスタントがある。

ストライクスリー、バッターアウト。どこにいってしまったのだろうか自分の女子力。
それはさておき、二人の会話を聞いているうちに図書室に到着したようだ。
図書室はイメージ通り、静粛で閑散としている。わずかな生徒が読書にふけっている。
織斑からはあまり大声でしゃべるなよっと言われると「わかってる」と小声で返事をした。

それからは、織斑達は表紙が見えるように作られた本棚へ移動してIS関連の雑誌を手にした。
織斑は同じクラスであり、中国の代表候補生「鳳 鈴音」が表紙になっているもの雑誌を。
ツインテールと小柄な体格で八重歯が生えていてかわいらしい印象を受けるが実際にはサバサバとした性格であるも
その表紙からはとうていそのような性格を伺わせない。下手なモデルより、きっちりこなしているというより
本当にプロもモデルのようであった。
一方、零治もまたIS関連の雑誌を手にしていた。表紙は「ステラ・ピアーズ」。
その表紙から感じた印象は・・・最初にみたときから変わらず冷たい。
さてとここまで来たのだから自分もなんか雑誌とか見ていくかと思い、並べられている雑誌の表紙をざっと
見ていく。

「何々…『ミスリルエレクトロニクス社』IS開発に着手か。』…あまり聞いたこともないな。」

表紙には雑誌のタイトルと社長らしき、30代ぐらいのスーツを着こなす女性が写っていた。
適当にパラパラをめくっていくと断片的にであるが、この企業は元々ゲームをメインに取り扱う事業であったことと
『私達が目指すISとは、軍事的利用としてではなく一種のスポーツやエンターテイナーとして取り組んでいきたい』という社長のインタビュー。
今現在、ISは既存するありとあらゆる兵器を超越した存在。数も限られているため各国は兵器として必死にISの開発を進めている。そんな中、ISを1つのスポーツとして取り組んでいきたいなんて素晴らしいことであるが、そうそうできることではないこと。でもその女性の写真からはどこか自信に満ち溢れているように感じた。

「実現するといいな…。」

一息おいて、次のページをめくった際にとあるその女性とは別の記事が取り上げられていた。
そこもまたIS関連の記事であるが、そこで北城の手が止まった。
そして本を閉じて元の場所に戻すのであった。

≫零治 織斑

2ヶ月前 No.58

織斑一夏 @arthur ★iPhone=Y5N8nuVkFq

【IS学園・図書室/織斑一夏】

「……やっぱピアースさんって性格キツイのか?」

 横から首を伸ばした一夏が紙面を覗きみて、零治に尋ねる。
 ここまで容赦のない回答をするなら、いっそ取材など受けなくても良いだろうにと一夏は思ったが、代表候補生の身分ではそうもいかないのかも知れない。セシリアなどもあまり乗り気ではないと以前にボヤいていたのを覚えているし、ISという大きな力を持つ以上はそれだけの制約も受けるという事だろう。他人事ではないな、と一夏は心内で呟いた。
 しかし、こうした発言をそのまま紙面に載せられるあたり、やはりこうした女性を求めている層もいるのだろう。特に男性に嫌悪感や差別意識を持つ女性にとって、ステラのような女性は惹かれるものがあるに違いない。本人としては良い迷惑であろうが、いつの時代も民衆は理想の偶像を作りたがる生き物である。それは女尊男卑以前の世界も変わらぬことだ。

「そっちは……新しいIS開発についてか。アラスカ条約があるから、本来は軍事利用は禁止されてるんだけどな……まぁ、形だけって感じも薄々あるけど」

 今度は明佳の読んでいた雑誌を覗いて、そう発言する。
 『軍事利用』がどこまでを指すのかも明確にされていない以上、取り締まりようがないのだろう。日本の自衛隊なども、兵力ではなく実力などという呼称をしているが、実質上は軍隊である。だが、いざという時に災害やテロリストから国民を守る必要は当然あり、それを多くの人が理解しているからこそ、今日も自衛隊は組織されているのだ。ISに関しても同様であり、平和主義をテロリストに訴えたところで、銃火による応酬しか期待できぬであろう。
 そんな中で、純粋に競技としてのISを追求する人々がいる事は一夏にとっても好ましい事だった。同時にその競技で頂点を掴んだ実姉のことを改めて誇りに感じる。

「……応えなくっちゃな」

 二人に聞こえるか聞こえないかくらいの声量で呟く。姉はその栄光すら手放して、自分を助けてくれたのだ。そして、白式を託してくれた倉持技研の人々がいて、放課後にレクチャーしてくれる親友たちもいる。彼女らに報いなければ、男として、人として恥ずかしいことではないのだろうか。そんな想いのこもった独語だった。

>>零治 明佳

2ヶ月前 No.59

零治 @janus ★Android=g1wYDPJIn3

【IS学園・図書室/零治】

零治「さぁ…どうでしょう。私自身、未だにステラさんがどんな人なのか把握できていないので…」

申し訳ないと一夏に謝りつつ、雑誌に写るステラの顔を真っ直ぐに見る。


ステラ『貴方の母親、御上 美月が死んだわ』

挨拶を除けば、その一言が初対面で彼女の口から最初に聞いた言葉だった。
自然に溢れた片田舎の風景に似合わない軍服とコートを纏った彼女は母の死に呆然とする零治を他所に淡々と母の最後までの話しをし、待機状態の銀夜を手渡すまで眉の一つ動かさなかったステラ。
その姿は零治が目の前の彼女が本当に自分と同じ人間なのかと生まれて初めて他人を疑わせるほどに不気味だった。

ーーー少し過去の出来事に没頭しすぎたと感じ、雑誌を閉じる零治。

零治(癖の強い性格だが母の残した遺品を真っ先に日本の御上家に渡しにやってくるほどだ。
母をとても慕ってくれていたのだろう……今はそう思っておこう)

雑誌を元の位置に戻し、本探しを再開する零治。
日頃から図書委員がこまめに整理を心掛けているのか、ジャンル別の戸棚を探せば気になる本がすぐ見つかった。
が、借りるには些か量が多いと判断し、タイトルをメモするだけに留めておく。


零治「こちらの用事は一通り終わりました。皆さんはどうですか?」

主な目的があったのは自分だが、他の二人も何か気になる本でも見つかっただろうかと尋ねてみる。

>一夏 北城 ALL

2ヶ月前 No.60

零治 @janus ★Android=g1wYDPJIn3

【恐れ入りますが、ステラの絡みを一旦リセットさせていただきます】


【IS学園・廊下→アリーナ/ステラ】

ステラ(全く…今日は散々な日だったわ…。)

先に出た零治と顔を合わさぬよう充分に時間を空けてから教室を後にするステラ。
零治の顔を見ては今日の失態を咎めることしか出来ない。それはメンタル面がまだ弱く、帰国からの編入初日で心身共に消沈している零治にとって毒でしかなく、教訓として身に染みないと判断し、あえて訓練メニューも設けず零治を先に帰したのだ。


ステラ(今日の実技…あそこで零治の力を見せつければ、クラス代表は確実に零治に譲られ、代表候補との模擬戦が組み易くなる…はずがーーー)

まさか一度も攻撃を当てられずに全敗するなんて…と心の中で消えぬ鬱憤を吐露するステラ。
零治の実力を認めさせ、クラス代表にのし上げて他の代表候補生と模擬戦をする機会を増やし経験を積ませる計画が今回の一件で遠退いてしまった。

加えて零治が実力のない御飾りの代表候補生と周囲に認識されては今後それが足を引っ張る可能性が高い。

ステラ(対策は幾つかある。けれど肝心の本人がアレではまた同じことを繰り返しかねない…。)

苛立ちを覚えながらアリーナへと続く廊下を歩いていく。
一先ずは学園の訓練システムを把握し、零治の訓練メニューを確立せねば始まらない……。

>ALL

2ヶ月前 No.61

若狭 @chinatu420☆W70gfm2ujQap ★fQlwkThNIv_m8y

【IS学園・アリーナ→アリーナ前】

「もういい時間ですし、そろそろ切り上げてもいいかもしれませんね……」

 独り言を呟きながら空中旋回や急加速停止、急降下からのホバリング等、基礎動作制御をひたすら繰り返していたが、日も傾き始めそろそろ寮に戻る時間も迫ってくる頃合い、若狭は訓練を切り上げ、更衣室に戻ろうとピットに戻っていった。

 程よい汗をかき、タオルに汗を吸わせながらスポーツドリンクを飲むと、制服に着替えてアリーナから出ようとする。

「あら……、どうも、こんにちは、ロシアの……いえ、ピアースさん」

 おそらくは偶然、アリーナの前を横切ろうとしたステラに対し、昼間とは真逆の落ち着いた言動で声をかけた。
 昼間に見せたのは演技か本心かは定かではないが、落ち着いた笑みを湛え、どことなく冷たさと柔らかさが同居した雰囲気を持っており、それで居て自然体な若狭の体捌きや表情からは、昼間見せたものとは全く別の印象を与えさせるようなものであった。

「なにかお困りのようですし、もし迷子でしたら私が職員室まで……という冗談が通用しそうな状態ではなさそうですね」

 優しく微笑みながら、パーソナルスペースを侵さない絶妙な距離を保ちつつ、ステラの背後から明るい調子で声をかける。
 何があったかを追求するつもりはない、代表候補生同士、個々人の都合に首を突っ込むつもりはないが、食堂で一種の【漫才】を演じ、学校外、候補生同士としても何度か顔を合わせているからこそ、若狭はステラ纏う雰囲気が、普段より鋭く硬いものになっている、と察し、声をかけたのである。

>>ステラ、ALL

2ヶ月前 No.62

零治 @janus ★Android=g1wYDPJIn3

【IS学園・アリーナ前/ステラ】

ステラ「……日に二度も貴女と顔を合わせることになるなんて、今日は俗にいう"厄日"というやつね。」

無視してそのまま横切ろうとしたところで、やけに明るい調子で背後から声をかけてきた若狭の声にステラはただただ率直に今日という日の感想を一言で述べる。
そのまま無視を通して歩き去ってしまおうかとも考えたが、言われてばかりなのは自身が気にくわなかったことと食堂の時とは違う余裕を見せた雰囲気から何を言ってくるかという興味から足を止め、若狭の方へと振り向く。

ステラ「随分と良い汗をかいたようね。…ああ、発情期の動物は身体が火照って気分が高揚するそうだけれども貴女もその類いなのかしら。」

微笑む若狭に合わせるようににっこりと笑い返しながら軽く毒を吐いてみる。
効果があるとは思っていないが、自分の知る天条若狭とどう変わったのか知るための様子見だ

>若狭 ALL

2ヶ月前 No.63
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