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〈インフィニット・ストラトス if 〉

 ( なりきり掲示板(フリー) )
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ユタロー @janus ★Android=g1wYDPJIn3

クリックしていただきありがとうございます。

こちらは http://mb2.jp/_ni2/18761.html まで続いたスレより、「男性もISに乗れる」という設定をそのままに一から再始動する意味を込めて建てたスレです。
なので上記のスレを知らない方々もお気軽に参加していただければ幸いです。

細かなルールはサブ記事にて

メモ2017/09/06 14:20 : ユタロー @janus★Android-g1wYDPJIn3

現在までのルール(徐々に追加予定)

1:オリキャラ可

2:恋愛可(いきすぎた行為は禁止)

3:原作キャラの死ネタ禁止(オリキャラの退場は可)

4:キャラクター上限無し(自己管理できる範囲で)


参加キャラクター↓(随時更新予定)


原作キャラクター

織斑一夏(グリーヴァ様)

篠ノ之 箒(ユタロー)


オリジナルキャラクター

御上 零治(1年2組)

ステラ・ピアース(1年2組)

フィル・カルディオ(1年2組)

ラファエル・ベルダムンド・イ・シエルバ(3年3組)

リュイス・ベルダムンド・イ・シエルバ(1年3組)

北城 明佳(1年1組)

涼月宗也(2年1組)

ジークリット・フォン・リューベック(2年2組)

天条若狭(1年3組)

切替: メイン記事(119) サブ記事 (65) ページ: 1 2


 
 
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若狭 @chinatu420☆W70gfm2ujQap ★Bb8LDg8VKJ_WcJ

【IS学園・アリーナ前】
「えぇ、そうかも知れませんね、気分は悪くはないですし、今の貴女よりは……少なくとも元気ではあると思います」

 厄日だ、とストレートに言われたことに苦笑しつつ、自分の胸に手を当てながら発情期の獣か、という問いかけに対してそれとなく返答する。
 もちろん、彼女自身がどう思っているかや、あからさまな、自分は今疲れています、と言ったオーラを理解していないわけではないが、ソレを踏まえた上で若狭はこの様に返答した。
 当然、悪意も害意もなく、ただ皮肉には皮肉で返すというただの言葉遊びの基本に習っているだけだが、昼間のように取り繕って自分を騙るよりも遥かに気安く話すことが出来るのだから、無理に怯えた演技をする必要も無いのだ。

「ピアースさんは忙しそうですし、私は今の課題を纏めるために図書館にでも行ってきますね。」

 一応心配して声を掛けたは良いものの、彼女が扱っている案件や疲労の原因を絞りきれない今、無理に話をして彼女の気分をこれ以上下降させる理由もないので、申し訳ない、という雰囲気を出しつつ、一旦ノートやペンを鞄にしまう。

「でも、もし差し支えないことでしたらいつでも、愚痴を聞くくらいはできますから、話して頂いても構いませんよ、そう、いつでもです。」

 鞄を肩にかけ、スーツの上から制服のスカートを穿き、長袖ジャージの上着を羽織ると、上着と鞄を抱えたまま丁寧に礼をして振り返りそのまま歩き始める。

>>ステラ、ALL

2ヶ月前 No.70

織斑一夏 @arthur ★iPhone=mxwE798uKN

【IS学園・武道場/織斑一夏】

 目を輝かせる零治を見て、一夏は微笑ましく思った。あれだけ遠慮していたことが嘘のようである。真面目だとは思っていたが、予想以上に純朴でもあるらしい。
 そんな風に零治を見たところで、聴き馴染んだ声が鼓膜に入って来た。反射的に顔を向けると、幼馴染の篠ノ之箒が驚いた様子で近付いてくる。ホーステールに結い上げられても、腰に届くような黒髪が歩くたびに光沢を放って揺れる。

 「なんだよ、いちゃ悪いか?」

 慌てふためく箒に悪戯っぽく尋ねる。一夏が武道場を訪れたのは、幼馴染がどんな反応をするかを楽しみにしていたという部分もある。
 一方で自分のISの特訓に付き合っているばかりに、あまり部活動に顔を出していないと聞いて、孤立しているのではないかという懸念もあったのだが、少なくとも完全な幽霊部員になっている訳ではないようである。

 「まぁ冗談はさておき、彼……御上零治くんに学校案内をしてたんだ。んで、せっかくだしここにも寄った」

 隣で興奮冷めやらぬ様子の零治を目で指し示しながら、そう説明する。箒としてはお前に会いに来たと言ってもらいたいところであったろうが、一夏としては冗談でもそんなことを言う気も起きない。気恥ずかしさもあるが、セシリアや鈴、ラウラ、シャルの耳に入った時のことを考えれば、決して口に出してはいけない類の内容だろう。
 あまり会話を弾ませても、零治の入る隙がないだろう。一度そこで口をつぐむ。少なくとも自己紹介はし合うはずだろう。零治はもちろんとして、箒も気難しいところはあるが、彼女とて礼儀を弁えている。

>>零治&箒

2ヶ月前 No.71

零治 @janus ★Android=g1wYDPJIn3

【IS学園・武道場/零治、箒】

箒「そ、そうか。編入生の案内か…」

僅かに自分に会いにきたのかという期待を抱いたものの、きっぱりと学園案内の為にと言い切られ少し残念そうに息を吐きながら一夏が示した先にいる零治の方を見る。
零治の方も箒の視線に気づいたのか、正面に向き直り、姿勢を正すと堅苦しくない程度に一礼すると手を差し出して握手を求める。

零治「初めまして。御上 零治です。よろしくお願いします。」

箒「あ…ああ。篠ノ之 箒だ。よろしく。」

箒も挨拶を返し、零治の求めに応じて握手をする。

箒「ここに来たということは君も剣道の経験者なのか?」

零治「いえ、恥ずかしながら剣道に関しては話しに聞いただけで実際こうして目にするのは今日が初めてです。」

その答えに箒は僅かな違和感を覚える。
箒自身、伊達に全国大会を制してる訳ではない。一流と自負するつもりはないが、素人と経験者の区別くらいは呼吸と体裁きを見れば見分けることが出来る。
そして零治は箒から見ても明らかに素人のそれではなく、ましてやただの経験者でもない。
……箒はこの違和感を確かめたくなってしまった。

箒「一夏。お前の防具があるなら彼に貸してくれないだろうか。……彼と手合わせしたいんだ。」

零治「ええッ!?」

突然の提案に零治はおろか端から聞いていた部員達も驚きの声を上げた。

>一夏 (北城)



【IS学園・アリーナ前/ステラ】

ステラ「……そう。なら良かったわ。」

極めて無難な若狭の反応に、ステラは微笑を浮かべながらそう呟く。
今の返しで昼間の過剰なまでの怯えようはやはり演技であり、こちらの言葉遊びに乗ってくる程度には余裕を隠していることを確信する。
興味の対象にもなり得ない薄っぺらな存在だと思っていたが、それは早計だったようだと自身の認識を訂正する。

ステラ「そうね。たまになら貴女を話し相手にするのも面白そうね。」

着替えを終えてその場を後にする若狭の背中にそう言い放つと入れ替わりに更衣室に入っていく。

ステラ「期待してあげる。私の目的の為の踏み台として……ね。」

>若狭

2ヶ月前 No.72

織斑一夏 @arthur ★iPhone=tUoFhmTXbY

【IS学園・武道場/織斑一夏】

 零治と箒の二人はお互いに名乗り合い、自己紹介を終えたところで箒が妙な申し出をした。剣道の経験がないという零治に手合わせを所望したのである。
 一夏は少し考えたが、すぐに結論を出した。

 「零治が構わないなら。あと部活動に支障が出なければな」

 ちらりと部長の方へと目配せすると、彼女は頷いた。それほど時間のかかることではないし、純粋に御上零治という人物に興味を持つ生徒は多い。剣道部においてもそれは然りで、部員たちの意を汲んだということでもあるのだろう。
 あとは零治の意思次第であろう。剣道に対する好奇心は強いようであるが、大勢の前で剣を振るう事に抵抗がない訳ではないだろうし、本人が萎縮してしまうようだったらやめさせようと考えていた。

>>零治&箒

2ヶ月前 No.73

零治 @janus ★Android=g1wYDPJIn3

【IS学園/武道場/零治、箒】

零治「一夏さんまで何を…!」

ただ見学にと来たつもりが予想外の事態になり困惑する零治。
周りを見回せばそれまで一夏に注目していた部員達の目が箒に手合わせを申し込まれた自身に集中していることが嫌というほど分かる。

この状況で断ろうとすればまたもや代表候補生としてマイナスな印象を与えてしまうだろう。
それは同じロシアの代表候補であるステラに迷惑がかかるかもしれない。
退路は無し…ならばと零治は深く息を吸った後に口を開く。

零治「私で宜しければ、お手柔らかにお願いします。」


ーーーーーーーーーー

一夏から胴着と防具を借り、武道場の裏で着替えを済ませ再度武道場に入るとそこは先程とは違う場所だった。
場内は静寂に包まれており部員は全員壁際にそして箒は零治に向かい合う位置にて正座している。

正式な試合ではないにも関わらず箒は目を閉じて既に精神統一に入っており、その姿から全国最強の剣士の名に恥じない覇気を感じる。

零治(…凄い集中力だ…これが篠ノ之箒さんの実力。)

周りの空気に気圧されぬよう平常心を保ちつつ箒の前へと進み正座すると互いに防具をつけ始める。
慣れないながらも箒より少し遅れて零治が防具をつけ終えた後に審判である部長と部員二人が三隅に移動する。

ここで箒が手を上げて一夏の方を見る。

箒「一夏、すまないが審判を部員の一人と交代してくれないだろうか。一番近くで見て欲しいんだ。」

その言葉から普段、一夏に向けている感情は一切ない。
同じ剣士としてこの手合わせを間近に見てもらいたいという真剣な申し出だ。

>一夏、(北城)

2ヶ月前 No.74

織斑一夏 @arthur ★iPhone=tuElJOuvwr

【IS学園・武道場/織斑一夏】

 零治は予想だにしなかった展開に慌てふためいていたが、覚悟を決めたのか箒との仕合を受けることを了承した。これだけ期待した目に囲まれれば無理もないだろうな、と一夏は思った。

 「あんま気張るなよ、箒は強ぇからな。負けても馬鹿にされるようなことはない」

 男子更衣室ーーーとは言っても、倉庫の片隅ではあるがーーーへと零治を案内しながら、そう声をかける。入学時であればともかく、入部から半年が経過した今となっては、篠ノ之箒の実力を疑う者はいまい。いくら代表候補生とは言っても、剣に関して篠ノ之箒の右に出る者は、それこそ学園内では織斑千冬ぐらいのものではなかろうか。贔屓目を引いても一夏はそう思う。
 防具と道着を手渡すと、臭くないかなという一抹の不安を抱えながら、一夏は倉庫から退出した。

ーーー

 五分もしないうちに両者は向かい合っていた。
 零治には道着と防具の結び方などは軽く教えたが、初心者にしては驚くほどしっかりと防具に身を包んでいる。さすがに理解力が高いというよりは、経験があると一夏も勘づいていた。零治の口振りは、剣道自体に経験はないが、他のなんらかの武術は修めているというようにも取れたし、何より箒が初心者相手に立ち合いを申し込んだ時点で光るものが疑いようがない。
 精神を研ぎ澄ましていた箒が不意に手を挙げる。どうやら審判の一人と変わって欲しいとのことであった。

 「ああ、良いぜ。じゃあ、副審に立たせてもらう」

 副審に立っていた女子から紅白旗を受け取ると、試合場の隅に一夏は立つ。剣士としてきちんと見ておけということであろう。半年でだいぶ磨かれたとは言え、まだまだ剣の技量では箒に及ばない一夏だ。後学のためにも断る理由はなかった。

>>零治&箒

2ヶ月前 No.75

零治 @janus ★Android=g1wYDPJIn3

【IS学園/武道場/零治、箒】

「始めぇッ!」

一夏が副審に加わり、零治と箒が竹刀を構えたところで主審である部長が試合の開始の一声を高らかに上げる。

零治(軽い…やはり木刀とは違うんですね…。)

初めて持つ竹刀の感触に普段扱う物との明確な違いを感じつつ既に箒が竹刀を中段に構え、切っ先で牽制し出方を伺っているのを見据える。

試合開始から二分……緊張感が高まる中、箒が動いた。

箒「たあぁぁぁッ!!」

零治の構えが若干ずれた一瞬の隙を突き掛け声を上げ、地面を強く蹴る。
狙うは面。踏み込みも速さも今日一番と言って良い程完璧。これを捌けるのは経験者であっても難しいだろう。

箒「面ッッッ!!」

箒の竹刀が零治の脳天を捉え、試合を見ていた部員達が箒の勝利を確信した……その時。

零治「……ふっ!」

小さな息遣いの後、零治の竹刀が箒の竹刀を弾き、スパンと面…ではなく肩に直撃する。
これを見ていた一夏を除く審判二人が驚いた様子で紅白旗を交差するように振り、箒の面が決まらなかったことを示す。

箒(あれを止めるのか……やはり只者のはずがない)

再び間合いを離しながら今日最高の打ち込みを止められ、心なしか火が着く箒。

ーーーその後も隙を見計らって面、小手、胴を打ち込もうとするも、零治はそれを防ぎ続ける。
が、既に何合も竹刀を打ち合っているにも関わらず、零治からは一向に攻めてはこない。

攻めかねている訳でも何かを狙っている訳でもなく、ただ箒の打ち込みに反応し、防ぐだけ。
勝つことを放棄している零治の姿勢に箒は歯痒さを募らせていく。

箒(なら…無理矢理にでも!)

零治の危機感を刺激するべくそれまで使わなかった"突き"を零治の喉元目掛けて繰り出す箒。

零治「!…うわぁッ!!」

次の瞬間、箒の突きを避け零治が咄嗟に突き出した竹刀が防具の隙間……箒の首を掠めた。

箒「なっ………!」

零治「…ハッ……!?」

その光景に周囲は呆然とする。試合中に誤って竹刀が防具を身に付けている部分以外に当たってしまうのは良くあることだ。
しかし今の零治の突きは咄嗟の動作で当たりこそしなかったものの防具の隙間を正確に"すり抜けて"繰り出されていたのだ。

竹刀を落とし、がくりと膝をつく零治を見てこれ以上は無理と判断したのか、「そこまで!」と部長が試合を止めた。


零治(ああ…またやってしまった…。)

>一夏、北城

2ヶ月前 No.76

織斑一夏 @arthur ★iPhone=goI0JKxa6Y

【IS学園・武道場/織斑一夏】

 両者が対峙して二分が経過した。もうこの時点で零治がただの未経験者であることを誰も信じてはいまい。この膠着はすなわち、あの篠ノ之箒が隙を見いだせなかった事を意味しているのだ。彼女が攻撃を誘うような動きをしても、零治は動じずに守勢を保っている。それだけでも大したものだと一夏は思った。
 だが、それでも気を抜く瞬間というものは必ず生まれる。一夏が気付くよりも早く、箒の右足が床を蹴っていた。その進撃と同時に繰り出される面への一撃は見事で、手のみならず体全体の勢いを余さず威力へと変換していた。
 そんな肌が粟立つような打突を零治は逸らした。肩にこそ直撃しているものの、有効打とは認められないだろう。他の審判や観戦している部員たちと同様に、見事とは言えないが、直撃を避けた反射神経に一夏もまた驚いた。
 渾身の一撃が流されたことに、箒は闘争心をますます昂らせたらしい。隙を伺うような姿勢をやめて、積極的に攻撃を仕掛けていったが、やはり同様に零治が捌いてしまう。一方的に見えながらも、箒は攻めきれないでいるようだ。

 「(箒が怖いのはここなんだよな)」

 よく闘争心の類は余計な力みを生むというが誤りだ。極端に我を失っている場合は別だが、強い感情というものが爆発力に直結することは否定できないだろう。
 箒の場合はそうした精神の昂揚が如実に剣に現れる。最も全国大会の試合をネットで見た時は、圧倒的な強さを感じながらも、どこか乱れた様子ではあったのだが、今の箒は違う。激しくも纏まりのある動作である。
 と、そう思った瞬間、箒が乱れた。苛立ったと一夏が感じ取ると同時に、彼女はそれまで使用を避けていた突きを繰り出す。

 「ッ!箒、無事か!?」

 一夏は審判であることも忘れて、思わず声を上げた。
 箒の繰り出した突きは鋭かった。しかし、それを零治は避けたのちに、奇妙な反応を示したのである。
 同じく突きを繰り出した上で、箒の面と首筋の間を掠めたのだ。
 苦し紛れの反撃がこのような形で終わることはよくある事だが、少なくとも一夏はそうは見れなかった。押されていたとはいえ、果たして箒相手にあそこまで守った零治が、あんな手を打つだろうか。
 ひとまず部長の判断で、試合は中断された。

>>零治&箒

2ヶ月前 No.77

北城 明佳 @blize859☆wKMk21AYDk6 ★XfXF0jdJYf_jG9

【IS学園/武道場】

「はぁはぁ、何だお前らそこにいたのか。」

零治と箒の試合が終わってしばらくして、
武道場には現れたのは先ほど別れた北城であった。
北城は何を急いでいたのか息が少し乱れていた。

「まったく学園中探し回ったんだぞ。」

広い学園敷地を走って零治達を探していたらしい。
一呼吸置いてから彼らに視線を向けて「織斑先生が呼んでいる」と告げた。

何かあったのだろうか?

≫零治&箒 一夏

2ヶ月前 No.78

零治 @janus ★Android=g1wYDPJIn3

【IS学園/武道場/零治、箒】

零治「申し訳ありません…!お怪我はありませんでしたか?」

試合が終わり、互いに防具を解いた途端に飛ぶように箒の前に出て深々と頭を下げる零治。
そのあまりの動揺ぶりに箒は後退りしながら困惑する。

箒「あ…ああ。軽いミミズ腫になっただけだ。こんなものは稽古をしていたらいくらでも出来る。」

そう言って箒は自身の首筋に出来た小さな赤い線を見せ、笑ってみせる。
その様子に安堵したのか零治はほっと息をつく。

零治「流石は全国大会を優勝した方ですね。まるで隙がなくて全く攻めることが出来ませんでした。」

箒「驚かされたのは私のほうだ。最初の面…私なりに渾身の打ち込みだったんだがーーー」

先程の様子とはうって代わり、試合について談笑を交わす二人を見て周りの緊張もほどけたのか、部員達からも溜息が漏れる。

と、そこに図書室で別れたはずの北城が息を切らせながらやってくる。

乱れた呼吸を整えた彼女が言うにはどうやら一夏の姉であり、この学園の教員の織斑千冬が彼と零治の二人を呼んでいるらしい。

零治「分かりました、すぐに行きます。あ、一夏さん。胴着は洗ってお返しするのでこのまま預からせて下さい。」

そう一夏に告げた後、一足先に武道場を後にする零治。

零治の姿が見えなくなった辺りで箒が一夏の傍まで歩み寄る。
しかしその顔は未だに剣士のそれであった。

箒「一夏……見てくれ。」

顔を少し上げて先程零治にも見せたミミズ腫れを一夏に見せる。
指の第一関節程度の小さなものであったが、よく見ると腫れている部分はちょうど首の頸動脈を一閃するように出来ていた。

箒「信じられるか…?防具で隠れていたはずなのに、彼はここを正確にしかも私が首を引いて防具と首の僅かな隙間を縫って突きをしてきたんだーーー」

>一夏、北城

2ヶ月前 No.79

織斑一夏 @arthur ★iPhone=ssR6BUUaYR

【IS学園・武道場/織斑一夏】

 試合も終わり、むしろその内容について話を膨らませる二人を見て、部員たちの多くは緊張を解いたらしい。再び適度に緩みながらも、怠惰の気はない休憩時間が訪れる。
 それでも一夏は小骨が引っかかったように、零治の動きが気になって仕方がなかった。あれはもう剣道の類の動きではない。
 千冬が読んでいると言う明佳と、道着を洗って返すという零治に「ああ」と了解したところで、面と小手を外した箒が近付いてきた。もともと凛々しい顔立ちをしている少女だったが、剣士としての表情になるとまた一段と引き締まったものになる。やはり彼女も一夏と同様に零治の剣捌きが腑に落ちなかったようである。細い首筋には小さくもハッキリとした一線が走っている。

 「……箒と同じ、剣道というよりかは剣術はやってる、あるいは俺みたいにやってたクチだろうな。あそこから見てても、反射的に剣が出てたように見えた」

 剣道とは語弊を恐れずに言ってしまうと、スポーツである。道を重んずるという精神面を鍛える側面は、それこそサッカーや野球のようなスポーツよりも重視されるきらいがあるが、それでも厳密に決められたルールに則り、試合を展開するのだから広義で言えば同じ事であろう。
 一方で剣術は元を辿れば、ハナから殺人を目的とした技術である。どのように人体を動かせば、より間合いが伸びるか、より力が入るか。どの部位を狙えば、より損傷を与えられるか、より死に至らしめられるか。それらを何百年と絶えず研究して、完成させたものが剣術だ。
 あくまでルールで定められた勝利を狙う剣道であれば、有効となる動き以外は不要であり、先の零治の一閃は間違いなく剣道では習いようのない動きだった。

 「……ま、なんとなく聞いてみるさ。それより冷やしとけよ、いくら剣道ったって首にできることってそうないだろ、ミミズ腫れ」

 心配そうにそう言う。剣道に限らず、運動に怪我はつきものではあるが、その処置を疎かにして良いわけではない。単なる心配性であろうが、きちんとやっておいて損はあるまい。

>>零治&箒 明佳

2ヶ月前 No.80

北城 明佳 @blize859☆wKMk21AYDk6 ★XfXF0jdJYf_jG9

【武道場/北城】

「?なにかあったのか?」

箒と零治との試合を見ていない北城は首をかしげた。
何やら箒の身に何かあったのはわかるものの、どうやら命とかに別条がないとわかった。
ただし本当のところ、もしあの竹刀が日本刀としたら実は大変なことになっていたことまでは知らない。
零治が一足先に準備を済ませて武道場を出るときその後ろをついていこうとした際に、ふと箒と一夏のやり取りをみた。
一夏と比べて凛々しく、勇ましい篠ノ之 箒。そんな二人が幼馴染だとは信じられないのだがあの光景を見れば信じるものだろう。

「なのに進展がないというのもおかしいよな。」

織斑一夏は唐変朴 the 唐変朴といわれるほど恋愛に関して鈍感なところがある
そのことをぼそっと呟きながら「先にいってくる。遅れるなよ」と告げて零治の後ろを追いかけるのであった。

≫零治 一夏達



ちなみに…後々、織斑千冬先生の口から出されたのはとあるIS襲撃に対しての防衛任務であった…


―ミッション【対IS防衛線】―

未明、とあるIS企業のサーバーが何者かによる不正アクセスの痕跡が確認された。
漏えいされた内容は転校してきたロシア代表候補生達の武装及びその搬送日であったことが判明。
装備を強奪ことが推定する為、本日よりロシアからの輸送船が港へ到着するまでの護衛任務を依頼された。

なお今回の作戦では増援としてシャルロット・デュノアとイタリア代表候補生がこちらへ合流する予定だ。
各自、専用機だからといって油断はするな。

それともう一つ注意するべき点がある。
各地でISによる襲撃の際に『謎の煙に包まれたIS』による武力介入が目撃されている。
この情報はまだお前たちに公開するべきではない情報ではあるが例外ではない。
仮にそのISが介入してきた際は厳重に注意しろ。

―以上、解散―


≫ALL

2ヶ月前 No.81

零治 @janus ★Android=g1wYDPJIn3

【IS学園/視聴覚室/零治、ステラ】

ーーーーー

零治「護衛任務……ですか?」

北城から聞いた通りに視聴覚室へとたどり着き既にそこにいたステラと共に"任務"の詳細を聞かされ目を見開く零治。
ロシアから運搬される装備……恐らく後日搬送される予定だった零治とステラ二人の追加武装のことだろう。それを積んだ輸送船の護衛……。

内容としては確かにロシアの代表候補生である二人に関わりのあるものだが、他の代表候補生の増援を要するような任務に編入初日の、ましてや初日の実技で代表候補生にあるまじき最低得点を叩き出してしまった自分が何故呼ばれたのか疑問に思う零治。

それを見透かしてか否かステラが溜息交じりに挙手し、口を開く。

ステラ「恐れながら。今回の護衛対象は仰る通り、我々の武装…しかも大半はここにいる御上 零治の専用機のものが大半。故に現在、零治の機体で調整が完了している武装は近接ブレードの"千鳥"のみ。今回の任務には不向きかと。」

冷たく言い放つもあくまで零治自身ではなく機体が万全でないという体で任務から外すよう千冬に進言するステラ。
その気遣いに零治は感謝しつつも自身の不甲斐なさに胸が締め付けられる。

>北城(千冬) all

【ブリーフィング場所とそこに千冬がいるのか否かが分からなかったので視聴覚室でこのようなやり取りをしているという風にしました。違っているならば後程修正し投稿し直します。】

2ヶ月前 No.82

織斑一夏 @arthur ★iPhone=yxnLBrv8LW

【IS学園・武道場→視聴覚室/織斑一夏】

 千冬は輸送船の護衛を視聴覚室の面々に命じた。本来は軍人でもない少年少女がすることではないのだが、ISという規格外の代物を駆る以上、単なる高校生ではいられない。非常時にはこうした任務を遂行せざるを得ない時もあった。
 そして、ほとんどのIS操縦者は最初からそうした事も理解し、それを前提とした訓練も受けている訳だが、一夏や零治のように本人の意思の外で操縦者になってしまった者はその限りではない。銀の福音の暴走事件などである程度の経験を積んでいる一夏はともかく、ISに触れてからまだ数週間程度の零治には技量的にも精神的にも酷であろう。ステラが反対するのも無理もなかった。

「……これだけの専用機を護衛につけることで、襲撃を中止させるのが狙いか?千冬ね……織斑先生」

 実際に戦闘することを前提に考えれば、零治を編入することに大きな利益は見出せないが、そもそも戦闘自体を回避させることが目的なのではないか。ステラの意見を聞いて、一夏はそう結論付けると、千冬に尋ねる。
 あえて銀夜を編入することで、追加武装なしでも十分な性能を発揮できると思わせる事も出来るだろうし、今日転校してきたばかりの零治が実技において最低得点を記録した事なども漏れるとは考えられなかった。もし漏れているとすれば、それは学園内にスパイが存在していると見て良い。
 いずれにせよ、名目上は国家ですら介入できないIS学園に手を出すのだ。万全を確信していない限り、迂闊に襲撃はして来まい。そして、専用機が少なくとも五機が脇を固めているのであれば、まず攻略は不可能であると判断するであろう。

>>零治&ステラ 千冬

2ヶ月前 No.83

北城 明佳 @blize859☆wKMk21AYDk6 ★XfXF0jdJYf_jG9

【IS学園/視聴覚室/北城、千冬】

千冬は今回の作戦に関する情報が映し出されているディスプレイで説明した。
各々、作戦を理解したようだ。そんな中、ステラは零治を投入させるのは妥当ではないと申し出た。
一方で一夏は専用機を護衛に付けることで襲撃を抑制させることが狙いではないかと考えた。
その時、千冬先生の視線は一夏に向けられ「そうだ。」とうなずいて答えた。

「本作戦では専用機を投入することで敵の襲撃を抑制させる狙いでもあるがもう一つが理由がある。それはロシア代表候補生という肩書き、特に御上零治という男性がISを操縦できる点と関係している。今まではISは女性しか操縦できないものだったが近年になってから一夏以外の男性でも操縦できるようになってしまっているがそれでも指で数えられる程度であろう。」

次に一夏から零治達、ロシア代表候補生組に視線を移す。

「御上零治、お前の模擬戦の戦績はすでに把握している。随分ひどい有様だったらしいな。だがそれは君達の本国は知らないこと。お前にはまだ想像以上の期待と誇りを背負わされているのだ。おかげさまで本国からは是非とも御上零治を投入して、力を示したいとの意向らしい。ステラの意見は妥当だがそれでも零治を投入しなければならない状況なのだ。」

それはロシア代表候補生としての使命なのか数少ない男性ISの操者としての特別扱いなのか。
まるで呪縛にも思えるような重荷により零治を実戦投入しなければならないと半ば嘆くように告げたのであった。

「バックアップ要員として代表候補生2名を投入させる。過剰とも思える戦力であるが、それだけでも相手が大馬鹿者出ない限り襲ってくることはないだろう。」

カツカツとヒールを響かせながらディスプレイの隅へと戻っていった千冬先生。
それと同時にディスプレイが消えたと同時に視聴覚室の明かりがついた。

「本作戦の現場指揮はステラ・ピアース。指令は私と山田先生だ。自分が専用機持ちだからといって油断するな。」

≫一夏 零治達

【次の私のスレにて護衛任務場面へ移させていただきます】

2ヶ月前 No.84

零治 @janus ★Android=g1wYDPJIn3

【IS学園/視聴覚室/零治、ステラ】

零治「期待……ですか………」

千冬の口から出た言葉を呟きながら零治は表情を曇らせる。
男の身でISを扱える…。ただそれだけの理由で故郷でもない国の代表候補に選ばれ、一方的に期待を寄せられ、こちらには拒否権はない。
特別と称されながらも自由の効かない自分の立場に歯痒さを感じる。

ステラも千冬や一夏の言う通り、襲撃そのものを抑えることが目的ならば頭数を増やすのが妥当と納得せざるを得ないのか、顔をしかめるばかりだ。
いよいよ断ることの出来ない状況。こうなってしまったら仕方なしと零治が口を開く。

零治「…分かりました。それで戦闘を回避できる可能性が高くなるなら…」

相手が襲撃を中止する可能性を考え、任務に参加することを決める零治。
任務内容にあった霧に包まれた正体不明のISの存在も気になるが、専用機が5機もいるのだ。諦めて撤退し、何事も起こらなければ……。

ステラ「…では各自準備が出来次第、出撃ということで良いのかしら?」

千冬から指揮を一任され、仕方ないと言わんばかりに席を立ち、出撃する面々を見回す。そして最後に零治の顔を見て「足は引っ張らないように」と言ってから一足早く視聴覚室を後にする。

>一夏、千冬 all

2ヶ月前 No.85

織斑一夏 @arthur ★iPhone=EHSb9RYINO

【IS学園・視聴覚室/織斑一夏】

 事情を理解しながらも、不承不承といった感じで零治は頷いた。無理もない。己の意思とは他のところで、戦いの駆り出されるのである。それも手前勝手な期待を押し付けられての上なのだから、納得出来るはずもない。
 世界では主流となりつつつある女尊男卑的な思想を持つ集団が、むしろ零治を陥れる為、任務に参加させたいのかとも思えたが、政治的な思惑にいくら一夏が思索を巡らせようとも無駄である。世界初の男性IS操縦者も、そういって部分での影響力はないに等しいのだ。

 「……まぁ、心配すんなよ。俺もまだまだ半人前だけど、経験がないわけじゃないし、これから合流するシャルは頼りになるやつだ。大船に乗ったつもりでいろ」

 せめてもの慰めに零治にそう声をかける。事実、軍用ISではないとはいえ、専用機五機を相手に対抗できる手段など、それこそ同じだけの専用機か、千冬やイタリアのアリーシャ・ジョセスターフなど、ブリュンヒルデやヴァルキリーを冠する最高位のIS操縦者とその愛機程度のものである。油断は禁物ではあるが、状況を考えれば、一夏の考えは至極当然のものだと言えよう。

 「俺は問題ない。君の指示に従う」

 やむを得ず指揮を執る、と言った様子のステラに思うところが無かったわけではないが、一夏は彼女の言葉に賛同した。
 零治の不服さとステラの不服さは何か質が違う。前者のものは理不尽に対する無念が感じ取れるが、後者はただ面倒事や興味の外に対する無関心さから来る物に思えた。とはいえ、その傲岸さは自信の証左と言っても良いだろう。狼狽されたり、極度の緊張に強張られるよりかは、遥かにマシだと言える。
 この程度のことで波風を立てる気にもならなかったし、よく知りもしない相手を一方的に決めつけるのは正しくないだろう。今回の作戦では、余程のことがない限りは彼女の指示に従うことを一夏は決めた。

【次のレスで場面転換をしてしまって構いません】

>>零治&ステラ 千冬

2ヶ月前 No.86

北城 明佳 @blize859☆wKMk21AYDk6 ★XfXF0jdJYf_IZy

【ここで場面転換を行います】


【海上→護衛目標(輸送船)】

時は既に夜となり、雲一つもない夜空に浮かぶ月が周囲を照らしてくれる為、視界は比較的良好。
零治達は静かな夜空を飛んで防衛目標となる輸送船へと向かっていくのであった。

「・・・・。」

一夏達専用機組で固められている編成の中でただ一人第二世代型IS「打鉄」を纏った不服そうな表情を浮かべている北城が追従していた。
数時間前…零治達を呼びに来ただけなのになぜか護衛任務の説明を受けさせられ、進み度にいやな予感はしていたが…

『おまえもいけ。』

予感は的中。千冬先生から北城も任務に赴くように指示された。なぜかと問うた際に「零治のお守だ。」という一言であしらわれた。
専用機の中心で量産機…戦力から考えれば果たして必要なのかどうかどうも納得いかず現在に至るのであった。

≫零治達 一夏

2ヶ月前 No.87

零治 @janus ★Android=g1wYDPJIn3

【海上→輸送船/零治、ステラ】

ーーー学園を発つ頃には日はとうに沈んでいた。

海上を沖に向かって飛んで数分。既に街の光などは見えず、月明かりのみが視界をクリアに写している。
各機体がそれぞれを守るように編隊を組んで飛行する中、先頭のステラの機体『ジヤヴォール・ヴォルク』のハイパーセンサーが数十q先の船影を捉える。

ステラ「まもなく護衛対象との合流ポイントよ。出撃前に確認した通り一人は船体の後ろ。もう一人は甲板上空。残りは遊撃として各々の自己判断で防衛網を築きなさい。」

オープンチャンネルにより事前に決めていた船の"足"と上空からの狙撃の警戒以外は特に重要視せず各自の可能な範囲で守りを固める作戦を再度全員に伝達するステラ。
癖のある専用機乗り達には細かい作戦よりも多少は行動に自由を与えたほうが今後の作戦の為の目安が測れると踏んでの作戦だ。

ステラ(…ま、今後も組むとは限らないけれど)

そうした考えを巡らせていたところでふと自身の横に追従して飛んでいる零治の方を見る。
夜に溶け込む黒いボディのジヤヴォール・ヴォルクとは対称的に月明かりに照らされその名の通り銀色に輝く機体『銀夜』。

唯一認める自分よりも優れていた"天才"が生みだした最高傑作にして自分の存在理由を明確に表す象徴…。
機体を眺めながらそのことを再確認した後、操縦者である零治の方に視線を移す。
バイザーを装着しているため表情はあまり見えないが、ここまで一切口を聞かないのを見るに初めての実戦で緊張しているのだろう。

ステラ「…零治」

零治「はっ…はい!」

名前を呼ばれ、呆けていたのを誤魔化すような返事をする零治の反応にクスクスと笑う。

ステラ「気負い過ぎよ。刀一本しかない今の貴方に多くは求めないわ。けれど全く戦果を出さなかったらーーー分かっているわよね?」

零治「…尽力します。」

脅すようなステラの言葉に零治は短くそう答え、更に身を強張らせる。
その様子を見てステラはさらに愉快そうに笑った。

零治「そういえば、現地で合流予定のイタリアの代表候補生とは連絡は取れましたか?」

ステラ「……現在、イタリアから護送ヘリにてこちらに向かっているらしいわ。悠長なことね。」

零治「…どんな人なんでしょうね……」

代表候補生になってからというものステラに大量の資料を渡され、学園にいる専用機持ちの生徒や各国にいる代表候補生の顔と名前を覚えさせられてきたが、今回合流する予定のイタリアの代表候補生に関しては何故かステラから「今は知らなくて良いわ」と見ることが出来なかった。
ステラが言うにはつい最近代表候補に選ばれ、まだメディアには公にされていないそうなのだが………。


>一夏 北城達 all

1ヶ月前 No.88

織斑一夏 @arthur ★iPhone=nbJ8xYRGRH

【海上・輸送船/織斑一夏】

 街の光が遠ざかってから、どれほどが経過しただろうか。夜空の星々は爛々と輝き、月は黄金にも似た光を洋上に投げかけている。肉眼でさえ、その迫るような光景は畏怖すら与えようものだが、ISのハイパーセンサーを通して知覚すると、ますますその畏敬の念は強まるものだった。こうして、編隊を組んでいなければ、呆けたように眺め続けてしまうだろう。
 もうすぐ輸送船と合流するとステラは言った。なるほど、確かに望遠してみると夜の海を掻き分ける船影が見えた。もし襲撃があるとすれば、ISが合流する前であろうと思っていたが、それも無かったようだ。
 まだ姿を見せぬイタリア代表候補生を除く四人となると、自然と役割は分担される。一夏は主武装が近接ブレードである雪片弐型である以上、艦上や後尾に回っても十全に力は発揮できない。遊撃手につくことにした。

 「イタリアの代表候補生か……シャルは何か知ってるか?」

 本国から向かっているということは、IS学園の所属ではないという事だろう。
 セシリアとの戦いも含め、情報が戦闘においては大いに肝要だという事を知った一夏は学園の代表候補生くらいは調べておいたが、それ以外の代表候補生ともなると、どうにも心当たりがない。優等生をそのまま形にしたようなシャルロットなら何か知っているかも知れないと思い、彼女に話しかける。

>>零治&ステラ シャル

1ヶ月前 No.89

北城 明佳 @blize859☆wKMk21AYDk6 ★XfXF0jdJYf_IZy

【海上・輸送船/シャルロット、北城】

一夏の斜め上を飛行してたフランスの代表候補生「シャルロット・デュノア」は一夏からイタリア代表候補生について何か知っているのかと尋ねられた。
しばらく考えたのちに「ううん」と首を横に振った。

「ごめんね一夏。あまり詳しいことは知らないんだ。でも名前は知っているよ。確か…『フィル カルディオ』くん。一夏と同じ男性のIS操縦者らしいよ。」

公開されている情報はごく限られている。シャルロットは申し訳なさそうに一夏に返答する。
ただイタリア代表候補生の名前はその代表者もまた男性のIS操縦者だと告げた。

「イタリアは伊達な印象だと思えば案外固いところは固いんだな。」

北城の放った言葉は代表候補生であっても情報公開は限られている。それがイタリア政府の方針かどうか定かではないが皮肉交じりに言うのであった。
そんなとき、各ISのハイパーセンサーに反応が現れた。


「ッ!きたのか!?」

それは地平線に護衛対象となる輸送船が見えた直後であった。
センサーに捉えられたものは3機の反応。

「皆、気をつけて。普通のISとは思えないスピードで…えッ!?一機がこちらに接近くるよ!」

3機の編隊のうち先頭の1機が一夏達に向かって急接近するのであった。

≫零治達 一夏

1ヶ月前 No.90

零治 @janus ★Android=g1wYDPJIn3

【海上/零治、ステラ】

零治「フィル……?まさかーーーッ!?」

通信越しからシャルが口にした「フィル」という人物に心当たりがある様子で聞き返そうとした矢先、全員のISのハイパーセンサーがこの場にいる機体とは別の機体の反応を感知する。

ステラ「無駄話はやめなさい!もう敵に気づかれているわよ。」

既に可変式近接ランス「角(クエルノ)」を構え、戦闘体制に入っていたステラの怒号が全員の気を引き締める。
謎の機体の反応は3つ。しかも既存の量産型を遥かに凌ぐ速度で接近しつつある。

零治「やるしか、ないんですね…。」

腰の近接ブレード「千鳥」を抜き放ち、もはや戦うしかない状況を悟った零治はバイザーを索敵モードから戦闘モードに切り換える。
まだISの制御を十全に扱えない零治にとって必要な情報を自動で表示するこの機能は無くてはならないものだ。

ステラ「全機、回線を私が指定したコードに合わせなさい。今後、あなた達の通信は全て私の耳に入るようにするわ。」

オープンチャンネルによる情報漏洩と各々の動きを完全に把握する為に専用回線のコードを全員に送信しつつ敵機の動きをモニターに投影する。

ステラ「零治!突出してくる一機を北城と食い止めなさい。残りは他二機を牽制しつつ輸送船の防衛に回るわよ。」

零治「は…了解!」

はいと言いそうになったのを飲み込み、自身の気持ちを切り換える意味で了解と返事をした後、こちらに向かってくる一機目掛けて先陣を切る。

>一夏達 北城達 all

1ヶ月前 No.91

織斑一夏 @arthur ★iPhone=hqD5vWQOlk

【海上・輸送船/織斑一夏】

 「心当たりでもーーー」

 聞き返そうとした時には、黄色いウィンドウが警戒の二文字を突きつけて、非常事態を知らせる。
 遥か彼方の空に目を向けると、確かに三機のISが急接近しているのが確認出来た。うち一機は他の二機を突き放すような速さであり、まるで獲物を捉えた猛禽のようである。
 国籍も識別コードも不明なその集団は、つい数時間前に起こったIS学園へのハッキングと無関係ではないだろう。

 「止まれ!それ以上接近すれば、そちらを敵として認識する!」

 オープンチャンネルを通じて、所属不明のIS三機に呼び掛けるが、少なくとも突出してきた一機は聞こえてすらいないかのように加速している。
 交渉の余地すらないとステラは判断したのか、すぐさま一夏たちに指示を出した。装備と経験に乏しい零治と明佳、そして二人の不足を補う形でステラが突出してきた一機に当たるようだ。一夏とシャルの二人はその一機を潰すまで、他の二機の援護を妨害する事になる。無論、連絡を密に取るために独自のチャンネルコードも登録した。
 数的有利に立っているので、正しい戦術だと言えるだろう。零治に続いて了解すると、右手に雪片弐型を展開させる。半年前は手こずっていた展開も、今となっては様になっていた。

 「シャル!背中は任せたぜ!」

 共に二機を足止めするパートナーに向かって、そう声をかける。
 銀の福音との戦いを経て、射撃武器である雪羅が増設されたものの、シャルに習った銃とはまた使い勝手が違う。とてもではないが、正確な射撃は出来ないだろう。白式は単一仕様能力の為に、ただでさえエネルギー消費の激しいので、今回の戦いでは恐らくまともに使えまい。そうなると、雪片弐型を用いた近接戦に持ち込む事になるので、自然とシャルロットには背中を常に見せている形になるはずだった。

>>零治&ステラ シャル&明佳

1ヶ月前 No.92

北城 明佳 @blize859☆wKMk21AYDk6 ★XfXF0jdJYf_IZy

【海上/北城、シャル】

北城、シャルロットはステラが指定した回線のコードを設定した際に、
一夏の忠告が聞こえたものの、3機の反応は依然として変わらないところであった。
ステラの指示に対して、二人はうなずいて北城は零治の、シャルは一夏の後ろへと回った。

「まかせて一夏!」

背中を守ってくれと一夏に頼まれたシャルは笑顔で答えてくれた。
そして笑顔から真剣な表情へ変わり、右手にアサルトライフルを装備していつでも対応できるように構えるのであった。

一方、北城は指示通り零治と共に突出する1機に対して迎撃に向かう。

「お、おいまて!御上少し前へ行くな!!」

零治は接近する1機に向かって先陣を切り始めた。
だが専用機と量産機の機動力に差があり、どんなに速度を出しても
零治の銀夜に追い付けずぐんぐんと距離が離れていくのであった。
そしてこちらに突出してきた1機は零治に目掛けてビームを放つのであった。

≫一夏 零治達

1ヶ月前 No.93

零治 @janus ★Android=g1wYDPJIn3

【海上(輸送船付近)/零治、ステラ】

零治「効きません!」

接近してきた敵機の放ったビームを千鳥による一閃にて両断する零治。
そのまま懐に飛び込み、射撃兵器らしきものを抑えながら切っ先を喉笛に突きつける。

零治「お願いします。抵抗は止めて、今すぐ武装を解いて下さい。」

ステラ「良くやったわ。零治、そのまま拘束していなさい。」

武装解除を求める零治を他所に背後から槍の穂先を向けつつ近づき、スキャンモードにて敵機を調べ始めるステラ。
大幅な改良を施されてはいるが、所々の特徴から「ラファール・リヴァイブ」の改造機とまでは分かったが、データを照らし合わせてもどの国籍や所属にも当てはまらない。

ステラ「そう簡単に尻尾は掴めないか……零治。武装を取り上げなさい。輸送船の護衛と合流するわよ。」

専用回線で全員に機体特徴を送信しながら敵機の主武装と思わしき両腕の盾のようなものを指差す。
零治も無益な争いを回避したいがためかその指示に素直に従い、敵機の腕部に手を伸ばすーーー。

>北城達 一夏 all

1ヶ月前 No.94

織斑一夏 @arthur ★iPhone=3jGr8Mo5wM

【海上・輸送船/織斑一夏】

 一夏はまともに敵に当たるのは避けていた。各国の代表候補生、それも専用機持ちから訓練を受けているのだ。たとえ相手が企業スパイの類と言っても、引けは取らないくらいには成長している。
 だが、戦いの目的はあくまで輸送船の護衛だ。敵の殲滅ではない。無論、敵の素性を知るという事も大きな目的ではあるが、それも輸送船が無事だという前提がなくては成り立たない。
 零落白夜を使うことなく、何度か敵機と切り結んでは後退し、その隙間をシャルロットとラファール・リヴァイヴ・カスタムUの射撃が埋める。
 迂闊に攻められない敵機は次第に苛ついてきているようで、そこから綻びが生まれれば攻勢に転じても良いだろう。しかし、その必要もなくなったようだ。

 「そっちは終わったのか?」

 ステラから送られてきた機体のデータを受け取ると、彼女たちに尋ねる。機体の隠蔽は見事なもので、どうやら至近距離から読み取ってみても不明のままだった。とはいえ、操縦者が何も知らないはずはないだろう。その身元さえ拘束してしまえば、なんらかの手掛かりは掴めるはずだ。
 一夏とシャルに対峙している二機は悩んでいる様子だった。ただでさえ戦力的に不利であったにも関わらず、味方すら拘束される一歩手前である。彼女らが強い絆で結ばれていたり、あるいは強い忠誠や信仰にも似たものが根底にあるならばともかく、ここで無理に攻める義理も利益もないだろう。
 一夏は油断なく雪片弐型を構えながら、敵の動きを待った。

>>零治&ステラ シャル&明佳

1ヶ月前 No.95

北城 明佳 @blize859☆wKMk21AYDk6 ★XfXF0jdJYf_IZy

【海上(輸送船付近)/北城 シャル】

零治とステラが敵一機の確保が出来たと同時に残る2機の足もとまった
シャルはまだアサルトライフルを構え続けているも少しホッとしている様子である。
ステラから送られてきた情報ではどうやら相手はラファール・リヴァイヴをカスタマイズされた機体と判明した際に

(カスタマイズにしてもあのスピード…あの3機は何かしらの企業と絡んでいるかもしれない…)

シャルロットの実家でもあるデュノア社が開発した量産型IS「ラファール・リヴァイヴ」をよく知っているうえでシャルロットは襲撃に使用されたISに何かしら違和感を覚えていた。第三世代にも引けを取らない機動力を第二世代型に搭載できる技術力はどんな整備士であっても技力もそうであるが何かしら設備が整っていないとできない。だとすれば今回の襲撃の裏には零治達と関係する企業またはそのライバルが裏にいるのではないかと考えた。

「これであいつらも出だしはできないはず・・・ッ。」

北城もようやく零治においついたらしく彼の傍で待機した。
喉笛に突き付けられた敵ISは何もすることもなくただそこにとどまっていた。
前後共にロシアの代表候補生に挟まれてしまってはどうすることもできない。
零治からの武装解除指示に対しても何も返事をしないことに北城はなにか胸騒ぎを覚えた。その時、拘束されつつある敵ISパイロットがにやりと口元を上げたその時だった北城は咄嗟に

「気をつけろ!こいつまだ何かをッ!」

と叫んだが遅かった。
脚部に取りついていたブースターをパージした瞬間に両腕のシールドが半回転と同時に急上昇したのであった。
そして先ほどパージしたブースターにビームを放ち命中させた。
被弾したブースターから火が瞬く間に広がり爆発。

「くそッ!目くらましか!」

爆炎と煙を利用した目くらまし。
やがて収まれば先ほど急上昇した敵ISが北城に向かって襲いかかってきた。
そしてあの爆発が何らかの合図なのか今まで静観していた残り2機のISが鋭い軌道線を描きながら一夏達に襲いかかってきた。

「一夏こっちにくるよ!」

シャルはアサルトライフルで迎撃するも連続してカーブを描く敵に対して当たらず着実に一夏達に近づくのであった。

≫零治達 一夏

1ヶ月前 No.96

零治 @janus ★Android=g1wYDPJIn3

【海上(輸送船付近)/零治、ステラ】

零治「ッーー!?目眩まし……ですか」

操縦者の挙動から何か仕掛けてくることを察するも時既に遅く、敵機が着脱したブースターへの攻撃を防ぐことが出来ず小規模の爆煙に視界を奪われる零治。

ステラ「…なかなかやってくれるじゃない」

零治よりも早く異変を感じ、咄嗟にスラスターを逆噴射させ煙から逃れることができたステラが苛つく様子でバイザーをスキャンモードにしたまま敵機が飛び上がった方向を向く。
急上昇し、爆煙の中から飛び出した敵機はそのまま北城に襲い掛からんと武器を構える。

零治「ーーーさせませんッ!」

北城が敵機の間合いに入る刹那。収まりつつあった煙の中から零治が北城の目の前まで瞬時加速で飛び出し。千鳥を収めて空いた両腕で敵機の武器を押さえつける。
相手の機動力ごと無理矢理受け止めたせいか、マニュピレーターからはミシミシと軋む音が鳴り響き、バイザーからも「損傷拡大 危険」と表示が現れる。

ステラ「全く、相変わらず甘いにもほどがあるわ。」

武器を収めて攻撃を受け止める零治を見てやれやれと溜息を漏らすステラ。そのまま「角」を構え、スラスターを最大出力にすれば高速で敵機目掛けて突貫する。

>北城 一夏達 all

1ヶ月前 No.97

グリーヴァ @arthur ★iPhone=OHzrz5m3Ht

【海上・輸送船/織斑一夏】

 敵を拘束したと思ったのも束の間、明佳が叫び声を上げ、間髪入れずに爆発が背後で起こる。爆発音こそ小規模なものであったので、それこそ自爆を仕掛けたという訳ではなさそうだが、一杯食わされたということに変わりはないようだ。
 こちらが少なからず動揺した隙を読み取ったのか、一夏たちと対峙していた二機が突っ込んで来た。シャルロットがアサルトライフルによる応酬を見舞うが命中しない。

 「有利なのは変わりねぇ!ステラたちが仕留めるまでに粘るだけだ!」

 射撃を掻い潜ってきた一機の軌道を遮るように進み出ると、雪片弐型を上段に構えて迎撃する。さすがにシャルロットの銃撃をかわしつつの高速移動に加えて攻撃態勢はそうすぐに整えられまい。敵機との距離を詰めると、雪片弐型を上段から振り下ろした。加速の勢いと相まったそれは、進撃を躊躇させるに足る威力を誇るだろう。

>>零治&ステラ シャル&明佳

1ヶ月前 No.98

北城 明佳 @blize859☆wKMk21AYDk6 ★XfXF0jdJYf_IZy

【海上(輸送船付近)/北城、シャル】

「しまッ!」

目くらましにより一時的に見失ってしまったもののハイパーセンサーが上に反応したことに視線を向けるもおそかった。すでに急上昇した一機がこちらに向かって襲いかかってきていることを認識するまで時間がかかり回避行動が遅れた。
だが零治が強襲を仕掛けてきた敵に飛びついた。

「零治!!」

受け止められた敵共々零治は反動でくるくると上空を舞う。
敵側がスラスターを吹かせて姿勢制御すればやがてお互いに姿勢を立て直した。
ステラはすかさず「角」を構え、零治によって取り押さえられている敵にむかって突撃するのであった。

片腕のシールドを動かせばいなやその後面から噴射炎が上がり、後ろから迫るステラの突撃をかわそうとするも動きが制限されていると否やシールドの角度を調節して「角」を受け流した。金属の甲高いかすれ音があたりに響きわたっているもすべての力を受け流しきれず腕とシールドの間にある接続部分から火花のようなものが散った。


一方、シャルロット達は迫りくる2機を迎撃していた。
シャルの射撃は相手の機動力の前には無意味かと思えばそうでもなかった。
少しずつ間隔をつかめてきたかシャルは相手に直撃させることを考えず、一夏の攻撃方向へ誘導させることに成功した。

一夏が雪片弐型を上段に構えて、一機に向かって高速で接近するのであった。
雪片弐型が振り下ろされるその時、狙われた敵機が進行方向と直角に側転する状態に近い軌道を描き、一夏の斬撃をかわし、反撃も何もせずすれ違った。

「今の機動って…バレルロール!」

バレルロールとは例えるならば樽の胴(バレル)をなぞるように螺旋を描く、戦闘機やアクロバット機といった航空機が空中で行う機動(マニューバ)の一つである。
これを回避行動へ応用するとは並のパイロットではないことをシャルは感じ取った。

だが先ほどかわした相手もそうであるが随伴していたもう一機のISはこちらに何もせずただ通り過ぎて行ったのであった。
シャルは何かひっかかった。すでに護衛対象の輸送船に接敵しているにも関わらず敵機は攻撃も仕掛けていない。それに零治達と接触してきた敵も攻撃は「御上零治」に集中しているかのように見える。

「一夏!敵は輸送船にまったく攻撃していない。もしかしたら本当の目的は零治達にあるかもしれない!」

敵機が輸送船に目もくれずにただただ零治達に向かって進撃していること旨を伝えて、抜き去った敵IS2機を追うのであった。

≫零治達 一夏

1ヶ月前 No.99

零治 @janus ★Android=g1wYDPJIn3

【海上(輸送船付近)/零治、ステラ】

ステラ「チッ……そのまま落ちれば楽になれたでしょうに…。」

敵機を零治から引き剥がさんとしたが為に狙いを少しだけ反らしたとはいえ、自身の攻撃を冷静に盾で弾かれたことに舌打ちするステラ。
しかし槍と盾がぶつかり合う時の一瞬、体勢が崩れる様を見逃さなかった零治が縦回転からの蹴りで掴んでいた武装を蹴り上げ、近くにいた北城を牽引して敵との距離を離す。

零治「怪我はありませんね。北城さん。」

北城の無事を確認した後に自身の損傷状況をバイザーのモニターに表示する。
マニュピレーターに軽くヒビが入ってしまったが、機体制御等に異常はなく、刀もまだ握れるようだ。

安堵した矢先に一夏達が押さえていた二機のうちの一機が二人を掻い潜ってこちらに接近してくる。
否、一夏とシャルを相手にせずに真っ直ぐに向かってきていた。

まるで初めからこちらが目的と言わんばかりにーーー。

ステラ「そう…やっぱり"それ"が目的よね。」

通信から聞こえるシャルの言葉でおおよそ想定していた答えの一つと敵の行動が繋がり、確信に変わる。

ステラ「全機!作戦変更よ。全速力で後退、戦線を離脱しなさい!」

そう言いながら最初の一機の前に殿として立ちはだかり、退路を確保するステラ。

>一夏達 北城 all

1ヶ月前 No.100

織斑一夏 @arthur ★iPhone=rvUZTDJ1yU

【海上・輸送船/織斑一夏】

 「ッ!……てめぇっ!」

 敵機は一夏の斬撃を回避することは愚か、見事な体捌きでその脇を通り過ぎて行く。
 相手にされなかったという怒りから、一夏はすぐに追撃を開始する。ある程度の改良がなされているとはいえ、量産機に過ぎない第二世代のラファール・リヴァイヴでは、少なくとも純粋な性能では白式に一歩譲る形になるだろう。それこそラファール・リヴァイヴ・カスタムUのような大々的な改修がされていれば話は別だが。
 怒りを感じているとはいえ、抑えられない訳ではなかった。雪羅による射撃で敵機の移動を妨害する。対峙した際の戦闘ではそれこそ牽制に過ぎないが、追撃の形となった今はその牽制が大いに功を奏す。どれだけ見事に回避を続けても、速度の低下は絶対に免れまい。ISといってもこの世の法則すべてを無視できる訳ではないのだ。
 やや熱くなっている一夏に、シャルロットからの通信が入る。敵の不可解な行動からして、目的が別のところにあるのではないかと疑ったようだ。

 「なるほど……あり得ない話じゃないが……」

 それを聞いて、一夏の頭もいくらかクールダウンする。それにしても専用機を五機も相手取るのは分が悪いだろう。強行に踏み切るだけの理由が何かあったという事なのか。
 懸命な妨害によって、零治たちへの接近を遅滞させることには成功していたが、それでも敵機は一夏たちへの反撃すらせずに、高速移動に専念している。確実に近付かれていた。
 どうしたものかと攻めあぐねていた所に、ステラからの通信が入る。全機撤退。彼女の下した決断はある種の敗北を受け入れたものだった。

 「くそっ……了解!」

 悔しげに呻くと、一夏は了解を受け入れる。
 撤退戦は極めて難しい戦闘ではあるが、敵の狙いが零治とその機体に限定されるのであれば、どうにか四機で守りながら逃げる事が出来るだろう。
 最初から五対三の形に持ち込む手もあるはずだが、まともに連携の訓練もしていない五人だ。シャルロットやステラであれば、即興でも立ち回れるだろうが、あれだけの回避運動を見せられては、一夏は確実な勝算があるとは言えなかった。
 射撃を中断すると、零治たちへの合流を図る。今度は俺が追い回される側か、と皮肉っぽく思った。

>>零治&ステラ シャル&明佳

1ヶ月前 No.101

北城 明佳 @blize859☆wKMk21AYDk6 ★XfXF0jdJYf_IZy

海上(輸送船付近)/北城、シャル】

零治が放った蹴りにより敵ISの片腕に装備されていたシールドが損傷しては宙を舞って爆散。そして敵機は再び零治達を距離をとるためいったんはその場から離れた。

「すまない。オレ…なにもできなかったッ」

零治達を支援すると置きながら今まで見えていなかった自分の実力が露呈してしまい不覚を取られてしまった。実戦だから仕方ないと言われても北城は歯を食いしばった。



一方、シャルロット達は零治達に接近する敵機を追撃しながらこちらへと合流しつつであった。一夏の射撃が良い牽制になっており相手が回避行動をとっている間にじわりと距離を詰めていきなんとか追いぬいた時、シャルがくるりと態勢を背面飛行になったとき、空いていた左手にはもう一丁のアサルトライフルが構えられていた!

「あまり調子に乗らないでよね!」

2丁のライフルをフルバーストで銃弾を浴びせるシャル。敵機編隊前方に弾幕を張ってより相手の行動を制限させた。これを見かねたのか2機のISが方向転換、迂回したことにより時間稼ぎができたのであった。

シャルロット達が零治達に合流出来るその時、ステラから撤退の通信と先ほど損傷したIS1機と対峙するステラと画像が通信用ディスプレイに映し出された。

「ボク達は残りの2機の行動を警戒しつつ御上くん達を守ろう。敵はかなり連携が取れているけど、ボクと一夏のコンビネーションならきっと!」

撤退は確かに敗北を意味することであるもそれは決して恥じるべきものではない。相手の目的が零治の撃墜であれば護衛対象がそちらに移行しただけなのであればまだ私たちは負けていない。そして自分と一夏であれば守れると一夏を励ました。

≫零治達 一夏

1ヶ月前 No.102

零治 @janus ★Android=g1wYDPJIn3

【海上/零治、ステラ】

零治「…良いんです。何もできないことは恥ではないですし、ましてや戦いなんてできないことが"普通"なんですから…。」

無力を嘆く北城の打鉄の背中を押すようにして自身の推力で速度を上げて戦域を全速後退しながら零治は呟く。
いくらISという世界最強の兵器を操れるとはいえ、各国代表、代表候補生や軍人を除けば学園にいるのは戦いなどとは無縁の普通の女の子達だ。
自ら戦地に赴くことも、他者を傷付けることもなく一度しかない青春を大切に過ごすことを優先するのが普通なのだ。

零治「ーーーそれが、一番なんですから。」


ーーーーふと脳裏に少女の姿が浮かび上がる。

小さな座敷に敷かれた布団から半身を起こし、いとおしそうに縁側から見える外を見つめる"彼女"の姿をーーー。

零治「………一夏さん!シャルロットさん!北城さんをお願いします。」

北城の背中から手を離し、未だ追ってくる敵の方を振り向きながら二人に通信を送る。
あとたった数qで戦線から無事に離脱できる。
だが量産機である打鉄では敵の専用機を速度で振り切ることは困難だ。

零治「安心して下さい。貴女の背中は私が護りますから。」

再度千鳥を抜き放ち、背中越しで北城に口元で笑みを浮かべながらそう伝えると、零治は迫る敵目掛けて真っ直ぐに駆けていく。


ーーーーーー

敵機と相対して既に数分。
やや劣る打鉄の速度を加味しても全員が戦域を離脱していてもおかしくない時間。ステラは余裕かつ見事に時間稼ぎの役目をこなしていた。
敵機の盾による打撃を片手の「角」で軽々といなし。攻めに転じる際は確実に急所を狙って打突を繰り出し、自身から目を背ければ後ろからいつでも狙えると敵に認識させる。

ステラ(……そろそろ頃合いね。)

自身の中で設定したタイムリミットに到達したところで打ち合っていた敵機との間合いを離し、「角」を前に突き出しながら口を開く。

ステラ「そろそろ教えてくれないかしら?貴女達の目的を……何故、御上零治を狙っているのかを、ね。」

>一夏 北城達 all

1ヶ月前 No.103

織斑一夏 @arthur ★iPhone=pOVWnmGjDb

【海上・輸送船/織斑一夏】

 懸命な妨害が功を奏し、敵機は迂回することに決めたようだ。これで零治たちとの合流は確実に行えるだろう。問題があるとすればその後で、おそらく迂回してきた敵機は一夏たちの進路を塞ぐ形か、あるいは側面を叩く形で現れるはずだ。それさえ突破すれば、こちらの戦線離脱も成功する訳だが、逆に言えば敵もまた死に物狂いで仕掛けてくるに違いない。

 「だな、ステラが一機を引き付けてる間に離脱するぞ!」

 シャルロットの言葉に同意すると、ひとまず零治と明佳の壁になる形で飛行する。このまま四人で編隊を組めば、敵も迂闊に攻撃は仕掛けられまい。全速力で接近しようものなら、ラファール・リヴァイヴ・カスタムUの射撃を馳走されるだろうし、それを掻い潜ったところで、白式との格闘戦に持ち込まれる。
 シャルロット本人が言うように、一夏とシャルロットの相性は良い。一年生の中では特に腕のあるラウラとの戦いなどを踏まえた事もあって、息の合った連携が取れるであろうことは疑いなかった。
 と、敵機の反応が近くなる。自分たちの斜め後方から接近しているようだ。そちらの方角に向けて一夏が陣取ろうとすると、零治もまた仕掛けようとばかりに千鳥を構えている。

 「零治、敵の狙いはお前だ。間違っても自分から仕掛けないでくれ」

 彼自身に戦闘能力が全くない訳ではないだろうが、少なくとも迫って来る二機を同時に捌き切る技量はないだろう。もちろん、あえて零治を囮に出すことで、一夏とシャルロットが敵を各個撃破するという戦法も取れない訳ではないが、万が一にでも零治が撃破されては元も子もない。
 他の機体に目もくれなかった襲撃者たちが今頃になって明佳に集中砲火を仕掛ける可能性も考えづらく、なによりいくらカスタマイズされたラファール・リヴァイヴでも、妨害を受けながらでは打鉄の全速力には追いつけまい。

 「さて、そろそろ来るぞ……!」

 最後の山場だろう。零治を制しておいてなんではあったが、一夏もまた飛び出したい気持ちを堪えて、敵の追撃を待った。

【敵機が迂回したのか、そのまま一夏たちを抜いたのか微妙なところだったので、とりあえず先に投下のあったシャルの文を優先しました。一夏&シャルが零治&明佳と合流した感じですね。】

>>零治&ステラ シャル&明佳

1ヶ月前 No.104

北城 明佳 @blize859☆wKMk21AYDk6 ★XfXF0jdJYf_QaP

【海上/襲撃者C ステラside】

ステラの猛攻によって敵ISの体力はそろそろ限界へと迎えていた。
「角」を前に突き出されたその時、相手はよろめき表情は焦るも『目的はなんだ?』と聞かれれば再び不敵な笑みを浮かべる。
すると相手から通信回線が届いた。

『くくく…目的?そんなこと話すわけないだろうが?』

その口調はどこか尖っておりまるであざ笑うかのようにステラの問いに答えた。

『でもまぁこれだけは言っておくぜ。あの銀夜に興味を持っているやつがいるのは確かだぜ。』

そして最後の力を出して相手に向かって吶喊する。

『少しネタばらししてあげて早々だが私もろとも消えてもらうzッ!?』

その時、双方のハイパーセンサーに何かが反応した。
敵が上を向いたその瞬間、何者かが襲いかかってきた。
彼女を襲ったのは黒い煙をまとった球状の何か…いやその球状からは間違いなくISの反応を発していた。
その黒い煙は瞬く間に彼女を覆い隠し、しばらくしてまるで糸が切れた人形のように海中へ落下したのであった。

≫ステラ


【海上/襲撃者A、襲撃者C 北城・零治Side】

零治が追ってきた2機のISに向かうなか一機の敵ISも零治へ迫った。
そして千鳥が振りかぶろうとしたそのすきをねらってフレキシブルシールドで受け止めたのであった。

『中々の達筋だな。そこは評価してやろう。』

零治の回線に割り込んできたのは先ほど攻撃を受け止めた敵からであった。
その声からして冷静とした雰囲気を醸し出し相手に対して何かしら評価を与えた。

『だがその様子ではこの先、どのような悪手が迫ろうと振り切れまい。』

フレキシブルシールドに備えつけられているブースター及び各種のスラスター機器を総動員させてそのまま零治を追い返そうとしていた。

「御上くん!」

シャルロッテが救援に向かおうと迫るも遠方から残っている一機からビーム攻撃が激しくなり零治を助けることができない。

≫一夏 零治達

1ヶ月前 No.105

零治 @janus ★Android=g1wYDPJIn3

【海上/零治、ステラ】

ステラ「……なんですって?」

嘲笑う襲撃者に対し、先程までの余裕の笑みが消え、殺意を感じさせる声色に変わるステラ。

ステラ「"この程度"の実力で銀夜を奪うつもりだったのかしら?」

これまでで何合か打ち合い、敵の力量におおよそ見切りをつけていた。
いくら改修されていても所詮は量産型。
単純な性能と今回の作戦に参加している代表候補生の実力で圧しきれないことはない。
目の前の一機を無力化すれば形勢はこちらに絶対的有利。撤退を止めて一転攻勢の状況に持ち込むことができるだろう。

その程度の相手が、未だに自分が唯一認めた女性の最高傑作を奪うつもりでいることに怒りを覚える。

ステラ「…身の程を弁えるべきだったわね。」

既にステラの頭から無力化などという生易しい考えは消え失せていた。
二度と自分の前に現れることがないよう確実に仕留めるべく『奥の手』を発動せんとその名を口にしようとその時ーーー"ソレ"は突如として現れた。

センサーが反応を示した途端に敵機を飲み込み、そして瞬く間に海に沈めた黒い煙。
はっきりと視認することはできないが、微かに確認できるシールドエネルギーの反応から黒煙の正体はISだと理解する。

ステラ「増援……という訳では無さそうね。」

不意討ちとはいえ、一瞬で敵機を下した正体不明のISにこれまでとは違う危機感を感じ、警戒を強める。


ーーーーー


零治「くっ…まだまだ!」

競り合ったまま最大推力で圧してくる敵機に負けぬよう。こちらもスラスターの出力を最大に真っ向から押し返そうとする零治。
一夏に言われた通りに二機を同時に相手取るのは避け、一機に絞って攻撃を仕掛けるも千鳥と相手の盾との相性が悪く、決定的な一撃を浴びせることが出来ず時間とエネルギーのみが消費されていく。

零治(もうすぐ残りのエネルギーが危険域に達してしまう……そろそろ決めないと、まずい…!)

刻一刻と迫る活動限界に焦りながらも無理矢理攻めることなく堅実に敵機を釘付けにしては、一夏やシャルロットの援護を待つ。
が、もう一機も一筋縄ではいかないらしくまだこの状態で粘るしかない、と考えていた時。

ステラ「零治!今すぐ単一仕様能力でその連中を片付けなさい…ッ!」

殿を駆って出ていたステラから通信が入る。

その声は彼女にしては珍しく焦りを感じさせるもので、微かだが武器を打ち合わせる音と彼女の荒い息遣いが聞こえてくる。

零治「ステラさん…?ステラさん!一体どうしたんですか!?」

ハイパーセンサーで周囲を見回すように索敵し、ステラの姿を探す零治。

そうして見つけたのはいつも余裕を見せていた彼女からは想像できない苦戦を強いられた姿と謎の黒い煙だったーーー。

>一夏達 北城達 all

1ヶ月前 No.106

織斑一夏 @arthur ★iPhone=nJauX8r3Er

【海上/織斑一夏】

 敵は片方が零治に取り付き、もう一方が一夏たちを引きつける腹積もりのようだ。視界の片隅に敵機と鍔迫り合いをする銀夜の姿が映った。防御に徹する構えであれば、もう少しは保つだろう。それまでに自分たちと対峙している一機を潰す。
 ステラの方はどうやら敵機の方はどうにかしたらしいが、妙な反応が一つ増えている。あのステラが連戦とはいえ一対一で苦戦しているらしい。
 もし彼女が落とされれば、こちらはこの二機に加えて、あの正体不明の一機と交戦せざるを得なくなる事を考えると、こちらの取る手段は限られた。

 「シャル!片方を仕留めるぞ!追い込んでくれ!北城さんは零治の援護に回ってくれ!焔備の射撃でも、シールドの展開でも構わない!」

 短期決戦に持ち込むべきだと判断した一夏は、ステラに代わって二人に指示を出す。さすがの彼女と言えど離れた位置から交戦しつつ、こちらに指示を出すのは困難だろう。特に北城には具体的な指示を出して、少しでも零治が持ち堪えられるように頼んだ。打鉄は量産機でこそあるが、その高い防御性能から来る継戦能力は非常に高く、支援機としては申し分ないポテンシャルを秘めている。操縦者である明佳次第では、十分に時間が稼げるだろう。
 何より、こうして何も出来ないまま帰投するのは、明佳自身にとって辛いことになるはずだった。

 「終わらせてやる!」

 その宣言と共に、雪片弐型の切っ先が割れ、青白い光が刃の形を取って形成される。白式の単一仕様能力「零落白夜」。一撃でも食らおうものなら、敵機を戦闘不能に陥らせる必殺の剣だった。ステラはどうやら零治に単一仕様能力を使わせようとしていたらしいが、銀夜のエネルギーがそれほど残っているとは思えず、ここは戦闘しつつも温存していた自分が切り札を切るべきだ。
 シャルの援護射撃を受け、徐々に逃げ場を失っていく敵機へと瞬間加速で肉迫する。エネルギー消費量は凄まじいが、 それだけにこの加速には敵も反応が遅れるはずだった。

 「おおおおおおっ!!」

 一夏は咆哮すると、上段から振りかぶった雪片弐型を振り下ろす。エネルギーの束に大気が斬り裂かれ、その軌道上にいるラファール・リヴァイヴごと真っ二つにせんと迫る。

>>零治&ステラ シャル&明佳

1ヶ月前 No.107

北城 明佳 @blize859☆wKMk21AYDk6 ★XfXF0jdJYf_QaP

【海上/シャル vs襲撃者B】

「分かった!」

シャルはうなずき再度アサルトライフルを構えるシャルロット。
先ほどの戦闘で敵の軌道を冷静に見定める。

「(一夏の道は…ボクが開くッ!)」

一夏を信じ、シャルは決心の抱いたその時、相手の動きが読めた。
「そこ!」と掛け声と同時にトリガーを引き、敵IS(襲撃者B)を捉えた。

『くッ!』

襲撃者Bは回避運動を行うも徐々に追い込まれていったその時、銃弾が直撃コースを捉えていた。察してかシールドでガードしたその時、相手の動きが止まった。

『ッ!!?』

タイミング良く一夏の雪片弐型の一閃が差し迫った。今度は両腕のシールドで受け止めようとしたのだが相手の判断は間違っていた。「零落白夜」はシールドバリアーを斬り裂くことができる威力の前ではシールドごときでは受け止められるまるで紙のように両断された。

『ぐあああああああッ!!!』

一夏の渾身の一撃が入った。襲撃者Bはその反動に耐えきれずそのまま海中へ落ちようとするも姿勢制御のスラスターが働きなんとかギリギリの位置で落下は免れた。
だがもう襲撃者BのISのエネルギーは既に限界を迎えようとしておりこれ以上の戦闘は不能となっていた…

【海中/北城 襲撃者A】

『他人を思いやる余裕があるのかね?』

襲撃者AのISはすべてのスラスターの出力を全開にさせる。零治がこのままはじきとばされてしまうのはもはや時間の問題だった。
その時、零治の後ろから北城の打鉄が押した。

「まけるんじゃねぞ。模擬戦ぐらい負けてもいい…だけどなこの戦いだけは負けるわけにはいかないだろう!!」

北城は打鉄の推力を駆使して、零治とともに敵機を押し返そうとする。

『さすがにッ!』

襲撃者Aもその行動に驚きやがて余裕さがなくなっていた。
IS2機の出力でいくら高機動型特化とはいえ徐々に押されてしまうのは仕方ないことである。

『いっけええええええええええ!!』

北城の掛け声とともに打鉄の推力が全力になったその瞬間、襲撃者Aは大きく弾き飛ばされたのであった。

『…舐めていたのはどうやら私であることか。』
『姐さん、こっちはもう駄目です。』
『…把握した。全機その場から撤退するぞ』

零治達を襲った襲撃者達は踵を返して、撤退を開始するのであった。

≫零治 一夏


【海上/謎のIS】

ステラが攻撃を加えても黒い煙を纏ったISは軽く払いながら徐々に接近していくのであった。それと同時にステラの身体に異変が起こっていた。いや身体の異変というよりIS自身であるがまるで重りが荷重されていくような感覚に襲われていた。黒い煙は徐々にジヤヴォール・ヴォルクのPICを蝕んでいったのであった。
すると回線から通信が割り込んできた。

『コチラに敵意ナシ。コレ以上コウゲキを行う場合、キデンをゲキツイする。』

謎のISから警告文が発信された。そしてステラを取り囲もうとしていた煙が一斉に晴れていき、蝕まれていた機能も回復したのであった。

≫ステラ

28日前 No.108

零治 @janus ★Android=g1wYDPJIn3

【海上/零治、ステラ】

零治「くっ……このままでは…!」

受け止めた盾に全推力を乗せて零治を圧し退けようとする襲撃者とこちらもスラスターの出力を上げ辛うじて拮抗状態を保つ零治。
ステラから単一仕様能力を発動しろとは言われたものの、残されたエネルギー残量では発動しても数十秒しかもたず、加えてあのステラが劣勢に立たされているという状況に焦りを感じてか能力を発動することを躊躇ってしまう。

万事休す…そう思ったその時、何かが背中を押してきた。

振り返れば北城が打鉄で出せる精一杯の出力で零治の背中を押していた。
ここで負けるわけにはいかない。そう叫びながらただ一心に相手を押し返そうと踏ん張る北城の姿にそれまでの不安という不安が抜け、目に力が宿る。

零治「そうでしたね…私もここで負けるのは絶対に嫌です…!!」

迷いを捨て、銀夜のスラスターを最大出力で吹かし二機分のパワーで次第に襲撃者を後退りさせる。

零治「はあぁぁぁぁぁぁぁ…ッ!!」

押し返しながら残りのシールドエネルギーを前面に集中して展開し、相手のシールドとぶつかり合わせ磁石のように弾き飛ばす。
ちょうど一夏達のほうも決着がついたのか、襲撃者達は何か短いやりとりをした後に撤退を始める。

勝ったというわけではないが、敵機を退くことが出来たことに零治はひとまず胸を撫で下ろす。


ーーーーーー


ステラ(……向こうはどうやら終わったみたいね。)

謎のISと交戦を始めて数分、黒い煙の影響か機体制御を担うPICの異常で機体を巧く動かせなくなりつつも槍を振るい攻撃を繰り返すステラ。
戦いながらも一夏や零治達の様子を常にバイザーの小画面にてモニタリングし、既に双方とも敵機を退けたられたことは確認できた。
輸送船も端から敵の標的では無かった為、無事に航路を進み戦線から離れていく。

任務はほぼ完了したと言って良いだろう。


ステラ(あとはこの目の前のジャマ者がどこの差し向けなのか確かめてから撤退すればOK…という訳ね。)

残すは黒煙のISのみと鉛のように重くなった両腕で再度構えながら見据えたその時、謎のISからメッセージが送られてくる。
内容は……なんと意外なことに停戦の申し出だった。

>一夏 北城達 all


【まさかの押し相撲で敵が撤退したのでフィルの登場タイミングが掴めなかったので後日、普通に編入させます。】

26日前 No.109

織斑一夏 @arthur ★iPhone=PIWvRXyv7m

【海上/織斑一夏】

 本来は銃弾すらも易々と受け止めるシールドが、零落白夜の前においては紙のように破られた。瞬間加速の勢いも加わった事によって、敵機は海面に叩きつけられるかのように落下し、済んでのところで体制を立て直した。しかしながら、その装甲は破壊の痕跡を痛々しく残しており、どうにか滞空しているのが限界といった様子だった。

 「さすがだぜ、シャル!うまく追い込んでくれたな!」

 この電撃戦の立役者に一夏は大きな賛辞を送る。勢いに任せて瞬間加速しただけでは、蜂の巣にされるか、良くてこちらの軌道から外れられるかのどちらかだっただろう。シャルロットの巧みな援護があってこその一撃だった。
 とはいえ、勝利の余韻に浸るのはまだ早い。後方の零治たちは上手く連携して敵を退けたようだが、今しがた自分たちが戦闘不能に陥らせた一機は確保したかった。ISの所属を明らかにする事はもちろんだが、操縦者たちも並みの腕前ではない。彼女らの素性というものも学園としては把握しておかねばならないだろう。
 一夏は零落白夜を解除しながらも、雪羅の標準は敵機から外さずに接近する。

 「さ、武器を捨てろ。変な動きはするなよ、お前たちにはさっき一杯食わされてるんだ」

 接近すると、今度は襲撃者を敗北せしめた象徴である雪片弐型を首元に突きつける。零落白夜を発動していない今はただの近接ブレードに過ぎないが、それでも手負いのISを海の藻屑に変えるには十分すぎる武装だった。
 白式も先程の浪費でシールド残量が残り少なかったが、こちらにはシャルロットがいる。取り逃がす事はないように思えた。

 「(問題は乱入してステラと戦ってた一機だ……)」

 この襲撃者たちも国籍コードのない、所属不明機であったが、少なくともラファール・リヴァイヴの改造機である事は間違いない。
 一方、乱入者の方はそもそもが見たことのないタイプのISだった。黒い靄に包まれたその姿は、不気味さすら感じさせた。
 ともかく、今はこの襲撃者を確保し、仲間たちとの合流を図るのが先決だろう。雪片弐型を突きつけたまま、一夏は僚機を待った。

>>零治&ステラ シャル&明佳

24日前 No.110

北城 明佳 @blize859☆wKMk21AYDk6 ★XfXF0jdJYf_QaP

【海上/北城、襲撃者B】

零治達を襲った襲撃者のうち一夏の渾身の一撃によって機能停止寸前の襲撃者BのISは瞬く間に一夏に捕捉されてしまった。

「・・・・。」

苦虫をつぶしたかのような表情で襲撃者Bは両手を上げるのであった。
一夏の傍にシャルがより、ポンと白式の肩に触れ「お疲れ様」とシャルは一夏をねぎらったのであった。

「終わったんだよな…。」

呆然と立っている北城。これがはじめての本当の実戦。未だに自分の体が少し身震いしていることに気付いた。

零治達を襲った敵ISの隊長格はすでに戦線を離脱している。だがその仲間を捕獲出来たのは見事であった。その一方で…

【海上/謎のIS】

ステラから送られた警告文の反応を見てか。
その黒い煙を纏ったISはジヤヴォール・ヴォルクから離れていきそのまま上空へ急上昇した後にどこかへ飛び去ってしまうのであった。

「くっそ…なんだってんだよ。」

あの謎のISが去った後に先ほど墜落した襲撃者Cが海中から出てきた。
どうやらこちらも機能が回復したらしい。

「ガキどもが今日はこのくらいにしてやる!おぼえてろよ!」

まるで負け犬の遠吠え、いつもヒーローの前に立ちふさがる悪者の捨て台詞も吐き、襲撃者Cはその場から撤退したのであった。

こうして一夏、零治達は無事にミッションを終えたのであった。

≫零治達 一夏

【すみません。年末年始からスレの出現率低下する可能性があったので防衛ミッションは早めに終わらせる旨、ご理解のほどよろしくお願いします。後の流れとしては学園に戻っても大丈夫です。捕虜に関しては教師組が身をあずけてもらうという形でお願い致します】
≫ALL本体様

20日前 No.111

零治 @janus ★Android=g1wYDPJIn3

【海上→IS学園第1アリーナ/零治、ステラ】

ステラ「……今日は本当に厄日のようね。」

彼方へと飛び去っていく黒煙のISを睨むように目で追いながらぽつりと呟きながら被害状況の確認をするステラ。
黒煙の影響はPICに一時的な機能障害を及ぼすのみに留まっており、襲撃者を相手に圧倒していたステラの機体自体ほぼ無傷。だが正体不明の機体に状況を掻き回されたことに眉を寄せる程度には気分を害された。
それだけが口惜しいところだろう。

ロシアの代表候補生の圧倒的な力を知らしめるに至らなかったのだから。

ステラ(それにしても…援護に来る予定の"あの男"は何処で油を売っていたのかしらーーー)

今回の任務にて合流予定だったイタリアの代表候補生…その彼が終始姿を現さなかったことに疑問を抱く。
が、その疑問は戦闘中に送られていたらしい暗号回線の履歴にてすぐにぬぐい去られた。
送信者はイタリアの代表候補生本人。内容はーーー、

ステラ「……馬鹿らしい。」

急な悪天候によりヘリが飛ばせず立ち往生。ISでの合流を試みるも到着後のエネルギー残量から護衛は困難…。
という抜き出せばその程度の理由をまるで子供の反省文のような内容で約10000字の謝罪文として添付されていた。
これには流石のステラも怒りを通り越し呆れたように頭を抱える。

ステラ「まぁ…良いわーーー全機、被害状況の確認を。その後学園の第1アリーナに帰還しなさい。」

ちらと輸送船の方に目を向け安全を確認した後、通信を送りながら零治と一夏達らのいる方向へと飛び立つ。


ーーーーーー


零治「はぁ……はぁ………!」

敵機の撤退、及び襲撃者の内一名の確保によりこの海域での戦闘が終わった。
それを場の雰囲気から感じとり、今まで抑えていたものを解くように息は乱れ、全身から汗が吹き出す。

対IS戦闘は訓練で散々やってきたがやはり実戦は違う。
今までISに乗る中で心の片隅にあった「あくまで競技」という考え。それを一瞬で消し去る相手の「殺気」。

………一気に現実に引き戻された気分だった。
自分はとんでもない"兵器"を操っているのだとーーー。

ステラ『零治。』

零治「ッ…ステラさん。ご無事でしたか?」

不意にステラから通信が入り、ハッと顔を上げる零治。
振り返れば既に数十メートル先にこちらにやってくるステラの姿が見える。

ステラ『私がやられる訳ないじゃない。…後で話しがあるから帰還してISを解除した後、しばし留まってなさい。』

その言葉の意味を零治はすぐ理解する。
しかし何も言えない彼はただ「分かりました。」と答えるしかなかった。

>一夏 北城達 all


【この後は学園の第1アリーナにて多少やり取りをした後、翌日に移りたいと思っています。】

14日前 No.112

織斑一夏 @arthur ★iPhone=O3KlbE5BgV

【海上→IS学園・第一アリーナ/織斑一夏】

 学園に戻る頃には深夜になっていた。五機のISは第一アリーナに降り立つと、うち四機はその姿を粒子に変えて霧散させる。残されたのはその操縦者である少年少女たち四人で、打鉄に搭乗していた北城明佳のみが訓練時と同じようにISを解除する作業に入った。
 作戦結果は悪くないだろう。指揮官であるステラ・ピアースの表情筋は引き締まっていたが、全員が無事に帰還し、襲撃者の一人の捕縛には成功して、さらに当初の目的と思われた銀夜の武装も学園に運び込まれる。悪くない、どころか十二分に成功したと言って良い。
 達成感と疲労から一夏は思わず伸びをして、大きな欠伸をした。我ながら戦慣れしてしまったものだと思ったが、ふと視界の端に肩で息をする零治の姿が目に入る。

 「大丈夫か……って、大丈夫じゃねぇよな。シャワー浴びてゆっくり寝ろ、それが一番だ」

 屈みながら、零治にそう声をかける。水でもあれば差し出したかったが、生憎と持ち合わせていなかった。
 シールドエネルギーによるバリアがあったとはいえ、先程までの戦闘はテレビで中継されているような競技としてのISのものではない。兵器を使った命のやり取りであり、たとえ目的が相手の殺害でなかったとしても、どちらかが死ぬ可能性はあった。
 そんなものを経験したのだという実感が、零治の肉体と精神を侵しているのだろう。その疲れた心体を癒すにあたって、人類が古くから親しんできた方法を一夏は勧めた。本能すら拒むほどの苦痛とはそれほど多くは存在しない。

>>零治&ステラ シャル&明佳

13日前 No.113

若狭 @chinatu420☆W70gfm2ujQap ★Bb8LDg8VKJ_UxJ

【IS学園第一アリーナ/天条】

「……ん、あぁ、やっぱりここに……」

 深夜、夏にも関わらず厚手の若草色をした寝間着にストールを羽織って第一アリーナ周辺を歩き回っている不届きな生徒がお目当ての物を発見し、拾い上げる。
 夕刻、ステラとの会話にはそれほど意識を向けていたつもりはなかったが、椅子の上でカバンの下敷きになっていた携帯を見落としてしまったのに気づいたのは、寝る前に明日の予定を確認しようとカバンを探った時だった。
 メモ帳にスケジュールを管理して書き留めているので確認自体は出来たが、連絡事項や他人に見られてはいけないような、『代表候補』としての立ち振舞を要求されるような予定は自らの携帯に保存してあり、ロックを掛けた上でいつも席を離れるようにしていた。

「はぁ、メモを落としたり盗られても良いように携帯に分けているのに……これでは本末転倒ですね」

 自分に苛立つかのように少し語気荒く独り言をつぶやき、一通り携帯をチェックして誰かがロックを破った形跡がないかを確認し、問題がないことを確かめるとふとアリーナに視線が向く。
 そこには6人の生徒がアリーナの中央に集まって何事かを話し合っており、全員が緊迫、もしくは疲れきって精気の抜け落ちた表情をして暗い雰囲気が漂っていた。

 若狭は近寄るべきか近寄らざるべきかと数瞬ばかり思案し、そしてアリーナの中央に固まっている5人へ声をかける為にアリーナに入った。
 宵に教師が何やら騒いで慌てた様子で会議をすると言う会話を『たまたま』聞いた若狭は何事かが起きていると確信していたが、代表候補として自分に命令が出ていないのであれば、自分が関わるべき案件ではない、と判断し、部屋で待機をしていたのだが、もちろん携帯を置き忘れていた事により、出頭命令――ではなく、出頭待機の命令が降りていたのだが――に気づかず、知らず知らずのうちに待機命令を果たして、こうして6人の揃っている所に偶然居合わせた、という次第である。

「あの、こんな深夜にどうかされましたか? 皆さん随分と疲れ切っているようですが……」

「……御上さん、とても顔色が悪いようですけれど」

 近寄りながら声をかけ、零治の顔を一瞥すると、即座に零治の側に寄ってHMDを通して心拍や血圧等を簡易的に測定し、極度のパニック状態であると判断し、拡張領域から取り出した常温の未開封飲料水を開封して零治をその場に座らせた後に手渡し、ステラに視線を向けつつ話しかける。

「ロシアの槍、彼はなぜここまで憔悴しているのですか、一体何があったのかを、説明して頂いても?」

 先程携帯を拾った時に待機命令が出ていた事を確認した後の出来事であり、尋常ならざる様子の候補生が居る事に疑問を持ち、自分に対して向けられた責務はこれであっていたのかという疑念とともにステラに問いかけた。

>>零治&ステラ、シャル&明佳、織斑一夏

13日前 No.114

北城 明佳 @blize859☆wKMk21AYDk6 ★XfXF0jdJYf_qTF

【IS学園・第一アリーナ】

夜中になってようやく一同はIS学園にたどり着いた。
アリーナで真っ先に千冬先生と真耶先生が彼らの帰りを待っていた。
「よくがんばった」と千冬先生が労いの言葉を送った後に
そのあとの処理は任せて各自解散せよと告げた後、身柄を拘束した襲撃者を連行して二人はその場から去るのであった。

「・・・・。」

黙々とIS解除の作業を行う北城であったが先ほどの戦闘の雰囲気のせいなのか
まだ緊張がほぐれていない様子であった。というより彼女の心はなぜかもやもやとしていた。

「北城さん?」

その様子を見て心配してかシャルが話しかければ振り返り「大丈夫だ。」と北城はシャルが何を言いたいのか分かったかのような返答をして再び作業に戻った。今はそっとしておいた方がいいかもしれない…シャルはそう思ってこれ以上話しかけないようにするのであった。

≫零治達 一夏 若狭

11日前 No.115

零治 @janus ★Android=g1wYDPJIn3

【IS学園/第1アリーナ/零治、ステラ】

専用回線で逐一互いに言葉を交わしていた数刻前とはうって変わり、帰路についた全員は会話もなく静かに学園へと帰投し、出撃前に指定した待機場所である第1アリーナへと着陸した。

アリーナの中央部に降り立ち、打鉄を使用した北城を除いた皆がISを待機状態に戻す中、零治だけは機体から降りたその場で立ち尽くしていた。
先程よりは軽度になっているものの息は荒く、握り締めた拳は震え、帰りを待っていた千冬先生と摩耶先生両名からの労いの言葉も聞こえていない。

その様子から異常を感じ取ったのか、一夏が駆け寄り声をかけてくる。
そこでようやく零治は我へと帰る。

零治「あ………すみ、ません。大丈夫です…。」

どうにか息を整えようとしながら僅かに言葉を絞り出す零治。気をしっかり保てと脳が信号を発しているはずなのだが、心臓はその場の皆に聞こえているのではないかというくらいにドッ、ドッと力強く脈打っている。

と、そこへ何の偶然か昼休みに顔を合わせた天条若狭が何事かという面持ちでやってくる。
彼女は明らかに様子がおかしい零治に歩み寄るとその場に座らせ拡張領域から飲料水を取り出すと、それを零治にと手渡す。

零治「……ありがとうございます。天条さん。」

渡された水を飲み、ようやく一息つけたのか零治の表情が落ち着きを取り戻す。

零治が礼を述べた後、若狭はステラのほうに視線を移す。
何故、彼がこのような状態になっているのかと問う若狭。
しかしステラはその質問に耳を貸す気は無いのか、零治だけを見据えゆっくりと近づくと零治に手を差しのべる。

ステラ「ーーー立ちなさい、零治。」

零治「………はい。」

ステラの手を取り、そのまま引き上げられるように立たされる零治。


ーーー次の瞬間、アリーナに乾いた音が響くと共に零治の頬に熱が走った。

ステラ「何故、私の撤退の命令を無視して北城明佳の援護に向かったのかしら?あの場で狙われていたのは銀夜だと理解していたでしょう。」

ステラの言葉に零治は何も言わずただ俯いたまま打たれた頬に触れる。

ステラ「痛かった?なら良かったわ。もしあのままろくに戦わず、最悪銀夜を奪われていたら……こんなもので済まさないわ。」

零治「………すみません。」

触れれば凍りついてしまいそうなくらい冷たく鋭い目で睨み付けてくるステラに対し、零治は特に反論するわけでもなく今日何度目かもわからない謝罪を口にする。

>一夏 北城達 若狭 all

7日前 No.116

織斑一夏 @arthur ★iPhone=hmu2tOJ8Qi

【IS学園・第一アリーナ/織斑一夏】

 声を掛けたは良いものの、零治の心身にはかなりの負荷が掛かっているようである。大丈夫だという本人の弁も喘ぎ喘ぎでは、説得力に欠けていた。
 万一に備えて、医療班も控えているであろうし、そこに連れて行こうかと一夏が思ったその時、意外な人物が手を差し伸べた。天条若狭である。
 この深夜に寮から離れた第一アリーナにいた事は疑問だったが、彼女は零治に水を差し出す。零治はゆっくりと水を飲み込み、少しずつ精神の安定を取り戻していった。
 一夏はそれを見届けると、シャルロットの近くに歩いて行く。

 「シャル、お疲れ。北城さんも疲れてるみたいだな……」

 彼女に声を掛けながら、離れた位置で黙々とISを解除する明佳に視線を向ける。塞ぎ込んだ様子だったが、初めての実戦だったのだ。むしろ、ひどいパニックに陥らないだけ、マシと言える状態だろう。
 再び視線を零治たちの方に向けると、若狭がステラに状況の説明を求めていた。確かにこの深夜に専用機持ちたちがこぞっての帰還を遂げた事に関して、無関心でいられる者の方が少ないだろう。
 しかし、ステラはもちろんこの場にいる誰も答えることはしまい。いや、正確には出来ないのだ。ISは軍事利用の禁止はもちろんだが、運用する事すら基本的には国家の認証が必要であり、アラスカ条約を始めとする法の規制がされている。
 そのISが国家の認証を受けないテロリストやそれに類する集団の手中にあり、まして国家のISの強奪を目論んだなど、あってはならない事である。
 そもそも、ロシアの最新機たる『銀夜』の装備が輸送されるという情報すらも国家機密にカテゴライズされるであろう代物なので、少なくともここにいる生徒の一存では口に出せる内容ではなかった。
 若狭を無視する形で、ステラは零治に起立を命じると、その頬を強かに打った。一夏は思わず眉根を寄せる。
 間髪入れずに、ステラは零治の行動について叱責し始めた。その内容については擁護出来ないが、先程まで息も絶え絶えだった人間に、もう少し言いようはないのだろうか。

 「やめろよ、今の零治見てた上で、まだ言うんだったら俺が相手になるぜ」

 稚拙な感情論ということを一夏は自覚していたが、ステラに向き合うように足を踏み出す。
 これがラウラ・ボーデヴィッヒや更識楯無であれば、理路整然とした反論をするのだろうが、生憎と織斑一夏は軍人でもなければ暗部の人間でもない。ただ仲間を守る為に戦い、そして疲れ果てた人間を見てすべきことは叱責ではなく、まずは労いの言葉であるべきだ。そう思わずにはいられなかったのである。

>>零治&ステラ シャル&明佳

7日前 No.117

参加希望者 @blize859☆wKMk21AYDk6 ★XfXF0jdJYf_qTF

【IS学園・第一アリーナ/シャル】
アリーナに響く乾いた音。
ステラの『撤退命令』に反してしまったための行動したための報いだ。
だが考えてもみれば零治は初の実戦。なれない戦闘の中感情的に行動してしまうのは仕方ないことである。ステラに怒られた零治はしゅんと落ち込んでいる。
何度も謝罪の言葉を口にしながら。
そんなステラの行動に真っ先に叱責したのは織斑であった。
彼は零治の行動は仕方のないことだとかばった。

「そうだね。ステラさんの意見は分かるよ。でも御上くんは感情的に行動してしまったけど北城さんを助けてくれた。それって大事なことだとボクは思うよ。」

続いてシャルも零治のフォローに入った。
彼女はすぐさま彼の元に駆け寄り「よくがんばったね。」と労いの言葉をささげた。
ふと彼女は何かに気づく。

「あれ?北城さんは?」

そうこの場に北城は既にいなくなっていたのであった。
使用された打鉄もすでに格納準備が済まされていたことを考えれば作業は終了したと思えるがこの状況にまったく触れずどこかへ去ってしまったのであった。

≫零治達&一夏

【いったんここで北城をフェードアウトさせます。彼女この後何をしたのか後日スレとして話したいと思います。戦闘イベントに付き合っていただきましてありがとうございます】

4日前 No.118

北城&シャル @blize859☆wKMk21AYDk6 ★XfXF0jdJYf_qTF

【すみません >>118 は私のスレです。連レスしてしまいすみません。】
≫ALL本体様

4日前 No.119
切替: メイン記事(119) サブ記事 (65) ページ: 1 2

 
 
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