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〈インフィニット・ストラトス if 〉

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ユタロー @janus ★Android=g1wYDPJIn3

クリックしていただきありがとうございます。

こちらは http://mb2.jp/_ni2/18761.html まで続いたスレより、「男性もISに乗れる」という設定をそのままに一から再始動する意味を込めて建てたスレです。
なので上記のスレを知らない方々もお気軽に参加していただければ幸いです。

細かなルールはサブ記事にて

2年前 No.0
メモ2019/10/19 19:21 : 零治 @yutaro4869★Android-g1wYDPJIn3

現在までのルール(徐々に追加予定)

1:オリキャラ可

2:恋愛可(いきすぎた行為は禁止)

3:原作キャラの死ネタ禁止(オリキャラの退場は可)

4:キャラクター上限無し(自己管理できる範囲で)


参加キャラクター↓(随時更新予定)


▼原作キャラクター▼

織斑一夏(グリーヴァ様)

篠ノ之 箒(ユタロー)

セシリア・オルコット(北城様)

シャルロット・デュノア(北城様)


▼オリジナルキャラクター▼


ー1年ー

北城 明佳(1年1組)

ライラ・グリプ(1年1組)

御上 零治(1年2組)

ステラ・ピアース(1年2組)

フィル・カルディオ(1年2組)

久出 楪(1年2組)

天条若狭(1年3組)

リュイス・ベルダムンド・イ・シエルバ(1年3組)


ー2年ー

彩代 鈴菜(2年1組)

涼月宗也(2年1組)

ジークリット・フォン・リューベック(2年2組)

…続きを読む(18行)

切替: メイン記事(261) サブ記事 (151) ページ: 1 2 3 4


 
 
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バカラ @bakara ★iPhone=x40n3PoB9Z

【IS学園 第3アリーナ】

『それを言うなら四対四でしょ』

 何言ってんのよ、と目ざとく返されてようやく自身が発言していた事に気づく。しまったと思うも時すでに遅し。話は完全にそちらの方向になってしまっている。楪にとっても悪い話ではなかったため問題はなかったのだが、それでも、

(みんな耳良すぎないかな…)

 そう思わずにはいられなかった。
 力なく苦笑して誤魔化していると持ちかけられたのはステラからの共闘の提案。少し間を開けてフィルからも同様のそれを持ちかけられる。
 ステラの話から察するに楪はおまけ扱い。それ自体は問題ではなく、寧ろ願ったり叶ったりの状況。フィルからのそれも何ら不都合はない。怒りに燃える箒は別として…。

「僕としてはいいと思うよ。凰さんはどうかな」

 と言っても四対四を元々に言い出したのは鈴であり、こちらのリーダー格も鈴。いくら楪には問題なくとも彼女にはあるかもしれなかった。

》鈴達、ステラ達、セシリア達、アリーナALL

1年前 No.212

零治 @janus ★Android=g1wYDPJIn3

【IS学園/第三アリーナ/零治】

零治の言葉に応え、北城が飛び上がる。
既に村雨のチャージは完了し、あとは振り下ろすだけで斬撃は光の一閃となって勝負を決める一撃に変わる。

あとは振り下ろすのみ……しかしここで北城が刀を捨て、得意の拳に攻撃を切り替える。

零治(…巧い。なら、私もーー!!)

投擲された刀を避ける為、その場で回るように村雨で刀を打ち払う。
これで村雨を振り下ろすタイミングは潰え、次に構えるよりも北城の拳が銀夜を貫くほうが速い間合いに詰められてしまう。
が、手元が北城の死角に入っていた瞬間、右の掌の内蔵型拡散砲「鳴神」を起動し、振り返り様に発勁(はっけい)の要領で突き出す。

迫る拳と掌底。どちらが先に相手を打ち砕いてもおかしくない場面に両者はおろか見守る他の生徒達にも緊張が走る……………!



ーーー零治の身体が後ろに跳ねる。


北城の一撃を受けた訳でも鳴神を放った反動でもない。
互いの攻撃が衝突する寸前に銀夜のスラスターが勝手に逆噴射を起こし、回避したのだ。

零治「…!?機体が、勝手に……!!」

コントロールの効かないまま地上へと着地し、零治の操縦を受け付けないままその場で動かなくなる。
エネルギー残量を画面に表示し確認するが戦闘を続けるのに十分な数値を示している。

……代わりにステラに決められていた5分間を記していたタイマーが"0"を告げていた。

零治「時間切れ……?何だ……どうなってーーーッ!!」

状況が分からないまま視界が暗転し、次の瞬間には赤く点滅を始める。
バイザーが可変し、顔全体を覆う仮面になり息苦しさを感じる間もなく仮面の内部から霧状の"何か"が散布される。

零治(これは、ガス…?ステラさん…銀夜にいった…い何、を……。)

息を止めるのを試みるも、ほぼ密閉された仮面内では無抵抗に等しくガスを吸い込んでしまう。

身体に取り込まれる度に脳が白く塗り潰されていく…。

しかし意識は濁るどころかガスを吸う程に鮮明になり身体が軽くなっていく。


ーーーそして、機体のコントロールが再び正常に戻るころに"御上 零治"は目を覚ました。

>北城 all

1年前 No.213

零治 @janus ★Android=g1wYDPJIn3

【商店街/零治、フィル/買い物イベント】

零治(うぅむ…こういう場合、どうしたら良いのでしょうか…?)

フィルとシャルロットが店の中へと消え、北城と二人でその場に取り残された零治。話すことが思い浮かばすただ呆然と二人の帰りを待つだけの状態。自分一人だけなら特に問題はないが、隣にいる北城も言葉に詰まっているあたり、黙って待つのが正解ではないことは嫌でも察せられる。

特に北城とは先日の一騎打ちのこともあり、場合によっては地雷を踏みかねないため、何を話すか慎重にならざるを得ない。

気がつけば通行人の女性の何人かがこちらを見ていることから自分たちが端から見て珍しいのかと思い尚焦る。

零治(やはりこの制服では目立つのか……。私服で来れば良かったですね。)

見られている本当の理由など知るよしもなく学園の制服が人目を引いているのかと考え、とりあえず怪しい者ではないことを示す為に笑みを浮かべながら小さく手を振ってみる。
すると目が合った女性らはそそくさとその場から立ち去り、また北城に振る話題を考え始める。

ーーー再び流れはじめた沈黙の時間に痺れを切らしたのか北城のほうから口を開く。
やはり北城もこの状況が落ち着かなかったのだと分かり、早く間を持たせるような話題をと頭をフル回転させる。

零治「ーーーそういえば、北城さんも専用機を頂いたんでしたよね。しかもミスリル社の新型を。ミスリルさんとは元々お知り合いだったんですか?」

散々考えた末、結局直近で気になっていた事について聞くような話題しか思い浮かばず情けないと思いながらも北城に話し掛ける。


>北城 all

1年前 No.214

北城達 @blize859☆J8/D6MAlKoU ★7gqmMkEWNn_ef5

【IS学園/第三アリーナ/北城】

北城「ッ!」

タイミングも完ぺきだったはずだ。
だがその拳は零治を貫くこともできず空気を切るだけであった。

考えている暇はない次の攻撃を移ろうとした時、零治側に異変が起きた。

北城「どんな隠し玉をもっていようが関係ねぇ!」

北城は零治に対して再度急接近して回し蹴りを繰り出そうとしていた。

≫零治

【仕事の方が忙しくなって返信が遅れて申し訳ありませんでした。買い物イベントの返信は後日送ります】
≫零治本体様

1年前 No.215

織斑一夏 @arthur ★sMTaXRmOG3_TJc

【IS学園・第三アリーナ/織斑一夏、凰鈴音】

「セシリアとシャルがこっちにつくんじゃないの……って言っても、そんな事も言ってられなさそうね」

 どうやらアプリでチーム分けを決めたらしい二人の反応を見るに、てっきり一夏の敵に回ったのかと鈴は思ったのだが、千冬がいよいよ視線だけで蚊くらいは落としそうなほどに苛立っている。
 一夏の危惧したように、鈴のチームはお互いのISの特性すらも満足に知らないまま連携を取ることになるので、不利に立たされることにはなるが、今から行うのはあくまで訓練だ。それこそ緊急時に初めて共闘するIS操縦者がいるとも限らないし、それに備えておくのも良いだろう。
 無論、だからと言って負けを前提に戦うほど、鈴は消極的な性格はしていない。むしろかなりの負けず嫌いである。無策で挑むつもりはなかった。

「アタシの甲龍は近・中距離両用型。あんたらは?」

 ステラの戦闘は大会などで見ているので、基本的なスペックは戦闘スタイルは把握しているが、フィルと楪に関しては一切が不明だ。
 まだISを動かしてから日も浅いことだろうし、自分とステラが近距離戦をして、その援護を行ってもらう形にはなるだろうが、なんといっても男性操縦者だ。一夏の白式のようにピーキーな機体を与えられている可能性も否めない為、大まかな特徴は知っておきたい。
 一方、一夏はと言うと燃える箒の横顔を見て、「専用機持ちの自覚がこんなにあるとは……」とズレた感銘を受けていたが、すぐに布陣を考える。

「俺と箒が近距離で戦うから、シャルは中距離、セシリアは遠距離から援護してくれ。特にシャルは箒がピンチになったら援護してくれ、なんなら近距離の間合いに来てもらっても構わない」

 紅椿の単一仕様能力はシールドエネルギーの増幅と言う、ISの戦闘を根底から覆しかねない特性を持つ。銀の福音戦に参加した鈴はそれを知っているし、そもそも世界で唯一の第四世代機というだけで警戒されてしまうだろう。事実、機体のスペックは現行のIS全てを上回るはずだ。
 零落白夜を有する一夏も警戒はされるだろうが、序盤から標的にはなるまい。燃費の悪さと言う大きな欠点を抱えているのだから、消耗を待った方が楽だろう。何より、白式を削ったそばから紅椿に回復されては意味がない。

「セシリアには前線に出てくるだろう鈴とステラに連携を取らせないように攪乱してほしい。あと無いとは思うけど、前にフィルか楪が出てきたら集中攻撃で」

 鈴はともかく、ステラは不気味なほど小器用なところがある。まだまだ我の強い鈴の動きに対応して、うまく動かれると厄介だ。なるべく分断を狙って片方ずつ潰してしまいたい。

【大変お待たせしました!】

>>ALL

1年前 No.216

零治 @janus ★Android=g1wYDPJIn3

【IS学園/第三アリーナ/零治】

零治「━━━遅いです。」

こちらの異変に臆することもなく繰り出された北城の回し蹴りを零治はその一言と共に片手で易々と止める。
狼の頭部を模した仮面に形を変えたバイザーからは獣の眼のような眼光が北城を捉える。

零治「……『天下五剣』展開。『大典太』。」

機械のような淡々とした口調で専用パッケージ『天下五剣』を展開し、銀夜の背部に五振りの鍔と柄のみの刀が現れ、その内の一振りを抜くと瞬時に鍔から長刀型近接ブレード『大典太』の刃が形成される。

蹴りを受け止めた手をそのまま爪を脚部に食い込ませて掴み、逃げられない状態からその重々しい刃を地面を抉りながら振り上げ北城を吹き飛ばす。

零治「『数珠丸』『鬼丸』。」

即座に大典太を戻し、吹き飛ぶ北城を追いながら新たに二振りを抜き放つと小太刀ほどのビーム刃と電気を纏った刃を形成し、容赦のない連撃を北城に繰り出す。
その動きは例えるなら暴風。されど繰り出される一撃一撃は的確に急所を狙い、打鉄を廃棄物(スクラップ)に変え、北城を確実に正確に仕留めんとしてくる。


>北城 all

1年前 No.217

北城達 @blize859☆J8/D6MAlKoU ★7gqmMkEWNn_OYu

【IS学園/第三アリーナ/北城】

北城「かはッ!!」

回し蹴りを易々と止められた上にまんまと掴まれてしまい、零治の大典太が
為す術もない北城に襲いかかり、宙へと舞い上がった。

態勢を立て直す間もなく零治の無慈悲な攻撃を喰らい続ける。
今までの戦いが嘘なまでに一方的な戦いへと化していった。それを見ている者は引いていた。
その光景ほヒビキも見ていて「まるで鬼神のようだわ。」と呟いた。

北城「くそッ!くそくそくそくそくそくそくそッ!!!」

体をなんとか動かして致命傷だけでもずらそうと奮闘するも時間の無駄であった。
少しずつ目頭が熱くなってきて涙をこぼしていた。
その時、脳裏にとある光景がフラッシュバックとしてよみがえった。

北城「やめてぇええええええええええええええ!!!」

そして零治の強烈な一撃が入り、北城はアリーナの壁に向かって吹き飛んでいき叩きつけられた。
土埃が晴れたその時、北城の姿は震えうずくまった状態で戦闘不能となっていた。

シャル&セシリア「!?」

北城の悲痛な叫びを聞いて振り向いた矢先、すでにボロボロの状態となった北城が目に入り、その時、シャルは急いで北城に駆け寄るのであった。

≫零治 アリーナALL

1年前 No.218

バカラ @bakara ★iPhone=1h9j3mwLgF

【IS学園 第3アリーナ/楪】

『セシリアとシャルがこっちにつくんじゃないの……って言っても、そんな事も言ってられなさそうね』

『アタシの甲龍は近・中距離両用型。あんたらは?』

「全距離には対応できるけど決め手には欠けるかな。奇襲とか撹乱がメインになると思う」

 僕の機体は≠ニ付けなかったことに大した意味はなかった。強いて言えば気が進まないくらい。勘のいい人であれば気付くかもしれないが触れてはこないだろうと判断。少なからず金髪の彼以外はこの場においては考えてなくていい。
 それはともかく。立ち回りについて考えるのであれば、鈴とステラが前衛。フィルは不明のため後に考えるにしても、楪は支援を行うことになりそうだった。事前に知らされている情報から察するに我の強いと言えば聞こえは悪いが、積極性のある鈴にステラは言わずもがな。彼女ならば合わせる事も自らが主になることも可能だろう。
 対して向こうは近距離型が2機と遠距離1機。どちらも対応可能な機体が1機。恐らく中衛。支援射撃が主になるだろう。となれば楪が取れる手は2つ。

(突攻して1機抑え込むか、支援に回るか…)

 相手の方が連携は取れる。必ずと言っていいほどに隊≠ナくる筈。強襲と撹乱でそれを崩せば最低でも立て直すまでの時間はアドバンテージは消える。尤も、シャルロットとセシリアの2名はそういった訓練も受けているだろうが。

(突攻なんてしたら集中砲火くらいそうだなぁ)

 などとずれた事を考えながら空を見る。その間も意識の何割かは雰囲気の一変した零治へと向けられていた。

》鈴、ステラ達、セシリア達、アリーナ内ALL

1年前 No.219

零治 @janus ★Android=g1wYDPJIn3

【IS学園/第三アリーナ/零治、ステラ、フィル、箒】

決め手となる一撃で北城を壁へと叩き付け、ゆっくりと着地する零治。
両手の鬼丸と数珠丸の切っ先を向け、一歩また一歩と近付いていきまだ土煙の立ち込める落下地点を見据える。

零治「……反応無し。追撃は無用。」

機体スキャンで打鉄の機能停止を確認し、刃を納める。そして徐々に晴れる土煙の中で踞る北城の姿を見た瞬間、一変した。

零治「そんな……何故、倒れているんですか?……私はまた何か……」

傷つき倒れ伏している北城を見て、狼狽えるように後退りする零治。いつの間にか仮面から元の形に戻ったバイザーを脱ぎ捨て、自身の目でもう一度はっきりと北城の状態を確認しようと近付く。
が、既に異変に気付いたシャルロットが駆け寄り周りの生徒達も集まってきた。

ステラ「良くやったわ。零治。」

動揺し、その場に立ち尽くす零治にステラが拍手を贈りながらしたり顔で歩いてくる。

零治「………あのガスは貴女の仕業なんですか…?」

ステラ「ええ。けれど法に触れるような代物じゃないわ。余計なことばかり考える貴方の頭をクリアにする為の……ただの安定剤よ。」

フフンと得意げに笑みを浮かべながら答えるステラに零治は拳を固く握り締める。
あのガスを吸った途端、不安に思っていたことが取り払われただ北城に勝つことに集中していた。その感覚ははっきりと感じていた。
薬や機体に操られたのではない。この状況は紛れもなく自分がやったのだ。と認めざるを得なかった。

零治「━━━ああ……また、私は………。」

銀夜が待機状態に戻り、その場で膝から崩れ落ちる零治。
そこに遅れて異変に気付いたフィルと箒が零治に近寄る。

箒「御上!…これは一体どういう事だ!?」

説明しろと言わんばかりに零治の肩を掴み、身体を揺さぶる箒に、零治はただ虚ろな目で顔を背けるばかりだ。

フィル「零治……何があったのかは分からないけど、何も言ってくれないと…僕もどうしたら良いのか分からないよ。」

フィルの優しく諭すような言葉にも零治は口をつぐみ。
ゆらりと立ち上がるとふらふらとおぼつかない足でアリーナを後にする。

ステラ「さ、私達もそろそろ始めたほうが良いかしら?」

零治が去ったのを見届けた後、さも何事もなかったかのように次の模擬戦を始めようとする。
そんなステラにフィルは苦笑いを浮かべていた。

>all

1年前 No.220

織斑一夏 @arthur ★iPhone=SrDjShYKm5

【IS学園・第三アリーナ/織斑一夏、凰鈴音】

 作戦会議をしている最中、強烈な激突音が全員の耳朶を打った。驚いて一夏が振り返ると、アリーナの壁の一角から土煙がもうもうと立ち込めており、それをひどく無機質な目をした零治が眺めていた。とても普段の零治とは結びつかない、機械的な印象に一夏は違和感を覚える。
 土煙はそう長くは持たず、すぐに晴れた。そこにはひび割れたアリーナの壁の前に蹲る北城の姿があり、纏った打鉄はシールドバリアーを突破した部分もあるのか、ところどころがひしゃげている。とっくに試合終了のブザーは鳴っていたが、その破壊の痕跡は戦闘の経過すら物語っていた。
 震えている北城を見るや否や、シャルロットがすぐに駆け寄った。セシリアも息を呑んだ様子で、鈴も眉を顰めており、箒に至っては零治に詰め寄るなど、全員が突然な事態に困惑している。
 前向きな緊張感と闘争心に満ちていたアリーナの空気は一変していた。先程の戦いで勝者も敗者も憔悴した様子で、そこには勝利の喜びも敗北の雪辱心も感じられないものだったのだ。重苦しい空気が場を支配する。
 そんな中、ステラだけが平然と戦闘を始めようと言い出した。抜け殻のような零治と怯えた様子の北城など眼中にもないという風に。

「ふざけんなよお前!」

 今にも掴みかからんばかりの勢いで、一夏はステラを怒鳴りつける。
 ステラは決して場の空気を変えようと思って、今の発言をしたわけではない。零治と北城はもちろん、この場にいる誰も思いやらなかったのだ。その上、零治をけしかけたのも彼女らしい。その無神経さに一夏は怒りを抑えきれなかった。

「喚くな、馬鹿者」

 その時、スパーンと一夏の頭が叩かれ、周囲は唖然とする。この一触即発の危うさを物ともしない人物ともなると限られた。

「ち、千冬姉……」
「さっさと訓練に戻れ。御上と北城のケアは私たちがやる」
「でもっ!」

 痛そうに頭をさすりながらも、一夏はジャージ姿の実姉に食い下がる。大抵は出席簿の一撃で沈黙する一夏であるが、同じクラス仲間が傷つけられたとなると引けない。
 そんな一夏を意にも介さない様子で、千冬はステラへとつかつかと近づく。

「そして、ピアース。ここはIS学園だ。校則こそがここの法であり、それに則れば私がこの場の裁量を持っている。次に私の許可なく、何か持ち込んでみろ。ただでは済まさん」

 そんな弟の心情を推し量ったのか否かはともかくとして、千冬は鋭い眼光をステラに送る。野生の虎でさえ竦むような、反論を認めない類のものだった。
 ここはあくまで学園であり、彼女のいた研究機関ではないのだ。御上零治を通しての研究に他生徒を巻き込むことは許されない。

【またまた遅くなって申し訳ない。さすがに教師が出るかと思い、一時的に千冬姉を使いました。文章はちょっと急拵えで妙にお堅いですが、お見逃しを!】

>>セシリア&シャル 零治たち 楪

1年前 No.221

零治 @janus ★Android=g1wYDPJIn3

【IS学園/第三アリーナ/ステラ、フィル、箒】


ステラ「フフフ…申し訳ありませんでした。以後は気をつけるよう努力致します。」

反省した━━とは言い難い声を含みつつ数多の強者でも一度見れば怯んでしまいそうな眼光を放つ千冬に対し、ステラは素直に頭を下げ、謝罪を述べる。

反論など時間の無駄。それに今は気分が良い。多少の恥など今回の功績に比べれば、いや比べる必要もない些末事だ。
脳内でそんな考えを巡らせながら顔を上げると何事もなかったように再び自身のチームへと戻る。

「━━次は貴方の番かもしれないわね。」

戻る方向に立っていた一夏にステラはすれ違い様にそう耳打ちした。


箒「くっ…ステラ・ピアース…」

拳を震わせながらステラを睨み付ける箒。
直接的ではないとはいえ北城があんな状態になった原因であるはずなのに、罪の意識など一切感じていない彼女の態度に久々に沸き上がる激情を抑えられずにいる。

そして意を決し、一夏に近寄ると自身の希望を口にした。

箒「一夏…悪いが私も前に出るぞ。サポートは期待しないでくれ。」

普通ならば一夏が先陣を切り。箒が高い機動力と火力で後方支援をしつつ単一仕様能力を発動すれば消耗を気にせず相手を追い詰めることは容易い。加えて今回はシャルロットとセシリアも味方にいるのだ。訓練とはいえ勝ちにいくならこの戦法を実行しないなどあり得ない。

が、今日の篠ノ之箒はそれを捨ててもあの自分勝手なロシアの代表候補生を直接叩きにいきたいと願っているのだ。


フィル「あーあ。どうするんだいステラ君。君が一騒ぎ起こしたせいで向こうはやる気満々だよ。」

何事もなかったかのように自分たちの元に戻ってきたステラにフィルは呆れた様子で一夏達を指差す。
相手は息のあった幼なじみコンビに代表候補が二人。
こちらにも鈴という場慣れしている代表候補生はいるものの後はステラ、フィル、楪の編入したてで顔合わせしたばかりの三人。

勝てる見込みは限りなく0に近い数値だと計算しなくても分かる。

ステラ「問題ないわ。この程度で劣勢と感じるのは思考が足りない凡人か端から勝とうとしない負け犬だけよ。」

いつも通りの毒の混じった一言。とは言ってもあまり面識のない三人にとっては反応に困るものだったが、次にステラが放った言葉には驚かざるを得なかった。

ステラ「あなた達三人は前線に立ちなさい。後方は全て私がフォローしてあげる」

>一夏達 楪 all

1年前 No.222

北城達 @blize859☆J8/D6MAlKoU ★7gqmMkEWNn_lXe

【第3アリーナ/シャルロット&セシリア】

あの騒動の件に関しては先生たちが処理してくれるらしい。
だがそれだけでステラに対する憎悪は晴れたわけでもなかった。
シャルロットは少し深刻そうな表情をしていた。

セシリア「シャルロットさん?」
シャル「えッ?あ、そうだね。」

心配してかセシリアが声を掛けた時、我に返ったシャルは少し笑みを浮かべて答えるのであった。
そろそろ模擬戦が始まろうとしていた。
相手の陣営はステラを後衛、残り3人を前衛。
シャルロットは相手側のISの特性やパイロットの特徴を考慮して、チーム全員に通信を送る。

シャル「皆きいて。言いたいことはいっぱいあると思うけど、今だけこらえて。こちらの陣営を大雑把に伝えるよ。まずセシリアは後衛として援護射撃しつつ、ステラ・ピアースさんの動きに警戒して。一夏と箒、そして僕は前衛について迎え撃つ。いったんこれですすめるよ…いいね?」

セシリア「分かりましたわ!」

≫一夏、箒達

【第3アリーナ/格納庫/北城】

一方、北城は織斑先生からは保健室で休んでおけと伝えられた。
だが彼女はISスーツを着たまま格納庫にたっていた。

北城「うわあああああああああッ!!!」

ガンッ!!!

硬い金属性の壁に向かって怒号を上げ、蹴りをいれて八つ当たる
くそったれが…とぽろりと言葉がこぼれた。
あれが代表候補生の力、あれが専用機の力…圧倒的な力。
あれを手に入れれば、変わっていたのかもしれない。
自分に…

????「もっと力がほしいですか?」
北城「!?」

振り返ると奥に誰かがたっている
三年生の制服に白いパーカーを着用している女子…だがその女子はみたこともない。

北城「アンタはいったい?」
????「私の名前はマリア―ジュ・クランベル。あなたに夢を与えに来ました?」
北城「は?」
マリア―ジュ「先ほどの戦闘をみていました。悲惨でしたね。」
北城「…。」
マリア―ジュ「しかしあなたは戦闘後、恐怖せずむしろ欲する。そうですよね?」
北城「なッ。」

まるで自分の心が読まれているようで気味が悪い。しかしそれでも北城はその場から離れようとはしなかった。

≫ALL

11ヶ月前 No.223

零治 @janus ★Android=g1wYDPJIn3

【IS学園/男子更衣室→廊下/零治】

ふらつく足で更衣室に戻り、シャワールームに向かうまでにスーツを脱ぎ捨て蛇口を捻る。
捻り過ぎたのか出てくる湯は少し間違えれば熱湯に近いほど熱かったが、零治は声を上げることもなく頭からそれを浴びる。

零治「………北城さん……。」

湯をかぶりながら自分が一方的に傷付けてしまった相手の名前を口にする。
自分がした事を振り返られる程度には気持ちが落ち着いたところでシャワールームを出、身体を拭いて制服に着替えるまでを手早く済ませ、
着替えを取り出したロッカーから一緒に入れていたスポーツドリンクのペットボトルを取り出し、近くに備えられたベンチに腰を下ろしながらドリンクを喉に流し込み一息つく。

零治「謝らないと……いや…謝っても許されるわけない、ですよね…。」

腕に巻かれた待機状態の銀夜に目をやると、十数分前の記憶が鮮明に脳裏に浮かび上がる。
最初はただ打ち合うだけで充分だった。しかし何度受け流しても諦めず向かってくる北城の姿に知らず知らずのうちにもっと続けてみたいと思った。……思ってしまった。

ガスを吸い、ただ戦うことに集中し、結果目の前で半壊したISと意識を手放して倒れる北城を見て、自分は改めて"普通"ではないと認めざるを得なかった。

零治「━━私はただ本気で北城さんと戦ってみたいと…願っただけだったのに……。」

飲み終えたペットボトルをゴミ箱に捨て、更衣室を後にする。
そのまま教室へ戻ろうとしたが、北城の顔が頭から離れず足が止まってしまう。

零治「……やはり謝りましょう。何を言われても受け止めなければ━━━」

踵を返し、北城を探すため再び更衣室の方まで戻る。
まだ着替えに戻っていないなら、まだ格納庫にいるかもしれない。

>北城 all

【北城を探していますが、他のキャラで絡んでいただいても大丈夫です。】

11ヶ月前 No.224

北城達 @blize859☆J8/D6MAlKoU ★7gqmMkEWNn_HkS

【第3アリーナ/格納庫/北城】

マリア―ジュと名乗る生徒はまるでこちらの心を読み取っているかのように今思っていることを言い当てられている。
それに対して北城は何も言えずただ黙るしかなかった。

マリア―ジュ「貴方に会わせたい人がいます。」

そういってマリア―ジュはポケットから一台の携帯端末を取り出し、差し出した。
恐る恐ると北城はその端末を受け取ると電話がかかってきた。
慌てて電話にでた。

北城「誰だ―――!?ね…姉さん?」

北城は真剣な表情で連絡内容を聞き取る。
そして会話が終わり、端末をマリア―ジュに手渡す。

マリア―ジュ「答えは決まりましたか?」
北城「・・・・。」

≫零治 ALL

10ヶ月前 No.225

零治 @yutaro4869 ★Android=g1wYDPJIn3

【IS学園/格納庫/零治】

零治(……とうとうここまで来てしまった。)

北城に誤ろうと格納庫に戻り、入り口の前まで来たところで足を止める零治。
…戻りながら掛ける言葉をいくつか頭の中で組み立ててみたもののどれも回りくどい感じになってしまい結局何も固まってないぶっつけ本番な状態で今ここにいる。

零治(北城さん……かは分からないが人の気配はありますね。)

ぼんやりと中に誰かいる程度に気配を感じ取り、いよいよ覚悟を決める時。と意を決し静かに中へと入っていく。

零治「北城さん…?御上です。先程のことでお話が……。」

光源がいくつかの照明のみの薄暗い空間を進んでいき、北城の姿を見つけ声をかける。
が、直ぐにそれは失敗だったと後悔した。

北城の横にいるもう一人の存在に直前まで気付かなかったことに━━━。

>北城達 all

10ヶ月前 No.226

北城達 @blize859☆J8/D6MAlKoU ★7gqmMkEWNn_inN

【第3アリーナ/格納庫/北城】

北城「れ、零治。」
マリア―ジュ「…。」

しばらくすると零治がやってきて北城に話しかけてきた。
しかし北城の表情はバツが悪い感じであった。

北城「すまん。少し一人にしてくれないか?

そして北城は零治のことを話したくないと言わんばかりにその場から離れた。
普通なら追うだろう。だがその前にマリア―ジュが零治の前に立ちふさがろうとしていた。

≫零治 ALL

10ヶ月前 No.227

北城達 @blize859☆J8/D6MAlKoU ★7gqmMkEWNn_inN

【北城&シャルロット/商店街】

北城「いやミスリルとは…姉さんの唯一の知り合い。しかもそれを最近知っただけだ。」

零治から聞かれて質問に関して北城は素直に答える。
ミスリルと北城の姉と何かしら繋がっていたらしい。しかもここ最近知ったんだと告げた。

シャルロット「おまたせ!」

そしてこのタイミングで大きな買い物袋を下げたシャルロットが帰ってきた。

≫214 零治 ALL

9ヶ月前 No.228

零治 @yutaro4869 ★Android=g1wYDPJIn3

【第3アリーナ/格納庫/零治】

零治「━━あ…北城さん…ッ!」

この場から立ち去ろうとする北城の後を追いかけようとする零治。
今この時を逃してしまえば、この先北城に謝る機会が巡ってくることはないかもしれないと自身の直感が告げているからだ。

…しかしそんな零治の行く手を北城の隣にいた女性が遮る。

零治「退いて下さい。どうしても北城さんに話したいことがあるんです!」

立ちふさがる女性を相手に身構える。
只者ではないという警戒心からとった行動だったが、それとは別に零治は女性に謎の既視感を覚えていた。

零治(何故だ……何で、私は。)

自身の感覚に戸惑う零治。
目の前の銀髪の女性を見るたびに見知った人物の姿が重なるのだ。

そう…ステラ・ピアースの姿と。

>北城達 all

9ヶ月前 No.229

北城達 @blize859☆J8/D6MAlKoU ★7gqmMkEWNn_inN

【第3アリーナ/格納庫/マリア―ジュ】

マリア―ジュ「無駄です。もう彼女は貴方の声は届かないでしょう。」

そして北城の姿は闇の中へ消え去ってしまったのであった。
ステラを彷彿とさせるパーカーをきた少女はゆっくりと零治を何も感情がこもっていない瞳で見つめる。

マリア―ジュ「御上零治。先ほどの戦いは素晴らしいものでした。」

≫零治

9ヶ月前 No.230

零治 @yutaro4869 ★Android=g1wYDPJIn3

【第3アリーナ/格納庫/零治】

零治「なっ……!?」

北城の姿が見えなくなり。直後、ステラに似た女性からの称賛の言葉をかけられ何が何やら解らず後退りする零治。

零治「違う…あんなのは戦ったとは言えない。あれは、私が、一方的に…傷付けただけです。」

今でも鮮明に思い出せる北城の悲鳴、表情。
ぶっきらぼうながら面倒見が良く、自分のことも随分と助けてもらい感謝してばかりだった彼女にあんな恐怖を味合わせたのは……他ならぬ自分だと俯く。

零治「私はただ…あの人の真剣な気持ちに応えたかった……。」

拳を震わせ、決死に絞り出す声で自身の望んでいたことを吐露する。
だが何故初対面の女性にこんな事を晒してしまったのか……。

零治(これでは……八つ当たりだ。)

本当に言いたい相手ではなくその相手に似た人物に話してしまう自身の情けなさに零治はフッと呆れたように笑う。

>マリアージュ all


【商店街/零治、フィル】

零治「そうですか…お姉さんがいらっしゃるんですね。」

選抜された理由が姉によるものだと分かると零治は心の中で安堵してしまった。
もしも北城が今回の事に踏み切った理由がこの前の模擬戦……つまりは自分と戦ったことと関係のあるものだったならその場で土下座をしても足らないだろうと思っていたからだ。

零治(つくづく私は、卑怯者だな…。)

フィル「ただいま!零治。」

そんな事を考えていたところでフィルが帰ってくる。
まるで激戦地(実際にそうだったのだろうが)から生還した戦士のようにやり切った表情で、両手には文字通り戦利品が入った紙袋をいくつかぶら下げている。

零治「随分と買ったみたいですが……まさか全部私のとか言わないですよね…?」

フィル「(…ニッコリ)」

無言で笑みを浮かべるフィルに零治は額を押さえながらため息を漏らす。
そんなに買っても試着出来る場所などないというのに…。

フィル「大丈夫!抜かりはないよ。」

………心でも読んだのだろうか。フィルが指差した先で、店員がカートで移動させることが出来る試着室を用意してこちらに近づいてきている。
何故そんなものが都合良くあるのか、そもそもこんな往来でバラエティーのようなファッションショーをしても良いのか、と色々突っ込み所があったが今のフィルに何を言っても敵わない気がした零治は早々に諦めることにした。

フィル「さ、どっちから始める?」

>北城達 all

9ヶ月前 No.231

北城達 @blize859☆J8/D6MAlKoU ★7gqmMkEWNn_inN

【第3アリーナ/マリア―ジュ】

マリア―ジュ「…私があの子に似ているのは無理もないでしょう。理由はお話しませんが。」

何か言い含めたことを相手に告げれば今度は零治からゆっくりと離れていく。

マリア―ジュ「今のあなたはその血に、父上に抗うことはできないでしょう。鳴神流の後継者、御上零治。マスターはあなたの活躍に期待しております。」

そうすると彼女もまた、暗い闇の中へと消えていく。

≫零治

【格納庫内での絡みはここまでにしたいとおもいます!お付き合いいただきありがとうございます。】


【商店街/北城&シャル】

北城「お、おいおい。これはちょっとやりすぎだろ?」
シャル「ナイスだよ!」

シャルはフィルに親指を立ててグッとして、北城はその光景に呆れを覚えていた。
そして北城はこの後起こることに嫌な予感を感じた。

北城「あぁ〜オレは用事思い出したからこのへんd」
シャル「さてと、ファッションショーをはじめようか?」

逃げる北城を事前に察知していたのか逃げようとする北城の手を握ったシャル。
為す術もなく北城はシャルと共に試着ボックスへと入るのであった。

≫零治達

9ヶ月前 No.232

零治 @yutaro4869 ★Android=g1wYDPJIn3

【第3アリーナ/格納庫/零治】

零治「……血には抗えない、か。」

格納庫から自身以外去っていき、一人残された零治は女性に言われた言葉を呟く。
何もかも知っているような口振りまでステラにそっくりだとは…いよいよ他人とは思えなくなってくる零治。

が、ステラに知らせようという気にはならなかった。
ステラなら自身の目的に関わることは前もって調べ、教えてくるはずだろう。
そういう面では信頼している。


零治「━━戻ろう。」

もう用はない。そう思い踵を返してその場を後にする。

零治(結局、謝れなかった…な。)

>北城達



【商店街/零治、フィル】

フィル「どうぞごゆっくり〜。」

一人用の試着室に入っていく二人をサムズアップで見送り、自然と後攻(?)にされた零治の隣にやってきて二人の登場を待つフィル。
一方、零治は店員が運んできた試着室に興味を持ち、歩みを止め集まりだす通行人を見て少しばかり緊張していた。

零治(うぅ…必要以上に注目されてしまっている。)

ただ買い物にきたはずがどうしてこうなってしまったのか。
ちらりとフィルの方へ目を移す。するとフィルは特に周りの目を気にする様子もなく朗らかに笑いながらこちらを見返す。

フィル「どうしたんだい零治?あ、もしかして緊張してる?大丈夫だよ。君にピッタリの服しか買ってないから笑われることなんかないよ!」

零治「いや…そういう事ではないのですが…」

>北城達 all

9ヶ月前 No.233

北城達 @blize859☆J8/D6MAlKoU ★7gqmMkEWNn_I0j

【北城&シャル/商店街】

シャル「できたよ!」

シャルの掛け声とともにカーテンが開かれる。
するとそこに現れたのは新しい服に身を包んだ北城であった。

北城「ちょ、ちょっとこれは…」

カジュアルなワンピースに身を包みポニーテールをゴムではなくシュシュでまとめてみた北城の姿。
いつもはファッションに興味なく、シンプルで動きやすいものを選んでいた北城がこのような服になるのは落ち着かないのかもじもじとしている。

≫零治達 ALL

9ヶ月前 No.234

零治 @yutaro4869 ★Android=g1wYDPJIn3

【商店街/零治、フィル】


零治「…………………。」

思わず目を見開くほど驚いてしまう零治。
そうなるのも無理はない。見知った同級生が入っていたと思っていた試着室から全く印象の違う可愛らしい女性が現れたのだから。

フィル「うん!普段の格好いい感じも良いけど北城さんは細身だからそういうのを着るとお人形みたいな可愛さが出ててすごく魅力が上がってるよ。」

うんうんと頷きながら北城とコーディネートを務めたシャルロットを誉めるフィル。
周りからもそれに同意するように北城の姿を見て可愛いと呟く声が聞こえる。

フィル「ね、零治。君はどう思う?」

二人を充分褒めちぎった後、零治の方へ振り向く。
そこで漸く我に返った零治は少しだけ言葉につまる素振りの後、口を開く。

零治「そうですね。……吃驚しました。想像を遥かに越えて、良く似合っていますから。」

フィルのように上手い言い回しではなかったがそれでも本当にそう思っていると口調から誰もが感じとれるだろう。

>北城達 all

9ヶ月前 No.235

北城達 @blize859☆J8/D6MAlKoU ★7gqmMkEWNn_I0j

【北城&シャル/商店街】

北城「あ、あまりジロジロみるなよ。」

北城は少し顔を赤くして顔を俯くのであった。
やはり異性にこのような姿を見られるのは慣れていないらしい。

シャル「次は、御上君の番だよ!どんなのかボク楽しみだよ。」

そう北城だけではない、零治も例外ではないのだ。
次は零治の番となればシャルは少しうきうきしていた。

≫零治 ALL

9ヶ月前 No.236

零治 @yutaro4869 ★Android=g1wYDPJIn3

【商店街/零治、フィル】

フィル「フッフッフ…期待してもらって構わないよ。さ、零治。これ持って。」

零治「はい……ってこれを全部ですか!?」

待っていましたとばかりにフィルは手に持っていた紙袋を全て零治に手渡し試着室へと引っ張っていく。
北城という成功例もあり既に観客と化した通行人達は今度はどんなビフォーアフターを見せてくれるのか楽しみに待っている。

━━そして10分後。カーテンの隙間からフィルだけが先に試着室から姿を現す。

フィル「お待たせ!さあ、勿体ぶらずにさっさと登場してもらいましょー!」

零治「フ…フィル。待って下さい。少し深呼吸を━━」

心の準備が出来ぬまま問答無用でカーテンが目一杯開かれその姿が晒される。
紺のテーラードジャケットに黒いスキニー。襟なしのシャツと北城のようなカジュアルさを感じさせるが、フィルが用意した白縁の眼鏡が知的な印象を与えている。

零治「…ど、どうでしょうか…?」

もはや退路なしと恐る恐る感想を求める零治。
しかし周りからの反応はない。皆、目を見開き口を開くばかり。

零治「━━駄目、でしたか………。」

>北城達 all

9ヶ月前 No.237

北城 @hamin1345☆uOd3H3eVrj6 ★iPhone=ByP1uNosFn

【北城&シャル/商店街】

零治のおしゃれな服装を見てシャルと北城は感心していた。

北城「あ、あぁ。別にいいじゃないのか?」
シャル「すごいよ御上くん!似合ってるよ!」

2人の反応は良好だ。
さらに観客も拍手が送られる

>>フィル 零治

3ヶ月前 No.238

零治 @yutaro4869 ★Android=g1wYDPJIn3

【商店街/零治、フィル】

零治「え、あの…ありがとうございます。」

周りの予想外の反応に戸惑いながらお礼を言う零治。
そんな様子をフィルは満足気に頷きながら暖かい目で眺めていた。

━━その後、少しだけ打ち解けられた四人はそのまま商店街を散策し、日が暮れる時間まで遊び、学園に帰ってきた。

ステラ「━━で?今日の訓練メニューをサボってあなた達は一体どこで何をしてきたのかしら?」

……帰ってきて早々、背筋が凍りつきそうな笑顔で待ち構えていたステラに捕まり、零治とフィルは正座をさせられていた。

零治「申し訳ありません。つい楽しくなってしまいまして…連絡も忘れてしまうほど……。」

フィル「零治を誘ったのは僕だ。当然、零治には何にも罪はないよ。さあ!煮るなり焼くなり好きにしてくれたまえ。」

片や反省、片や後悔なしの二人にステラはどうしてくれようかと考えを巡らせる。
そうしてしばしの沈黙の後、ステラの顔が零治達と一緒に帰ってきていた北城のほうに向けられる。

ステラ「そうね。例えば最近登場した"新型"の実戦データでもあればあなたへの罰よりもそっちに飛びつくかもしれないわね……ね?零治。」

零治「!!……それは……。」

"もう一度、北城と戦え"
ステラが言わんとしている事に気づき驚いたように顔を上げ、北城のほうをちらりと見る零治。
…まだあの時のことをちゃんと謝っていない。
そんな状態でまた北城と戦うのは………。

零治「ステラさん。申し訳ありませんが今回は━━━。」


>北城たち

3ヶ月前 No.239

北城 @hamin1345☆uOd3H3eVrj6 ★iPhone=ByP1uNosFn

【IS学園/北城、シャル】

楽しい時間はあっという間に過ぎ去ってしまった。そしてその罰として再度北城と零治は戦えとステラから指示いや命令が下された。

シャル「ちょっと待って!その件については」
北城「いいぜ。オレはかまわない」
シャル「北城さん…?」

シャルの静止は間に合わず北城は勝負は大丈夫だと告げた。

北城「零治…オレはお前をいやお前らの足を引っ張りたくない故にこの力を手に入れたんだ。あの時、お前と戦って確信したんだ。どんなに努力しても届かないものならあらゆる手を使ってでも乗り越えないとダメなんだって。」

ゆっくりと零治の前に歩み出す。そして零治の前に立てば拳を突き立てる

北城「だからさ…オレはあの時のお前を倒す。だから全力で来い!」

それは零治に対しての宣戦布告であった。

>>零治達

3ヶ月前 No.240

零治 @yutaro4869 ★Android=g1wYDPJIn3

【IS学園/零治、フィル】

零治「北城さん…貴女は…。」

戸惑う自分に対し、承諾とともに拳を突き出して宣戦布告する北城の姿に零治はスッと立ち上がり、真っ直ぐ北城を見据える。

零治「分かりました。貴女がそうしたいと言うのなら、受けて立ちます。」

北城の覚悟を感じ取り、零治も試合を行うことを承諾するとステラと共にアリーナへ向かう。

ステラ「ああ良かったわ。時間ギリギリにアリーナの使用許可を貰ってきたのが無駄にならなくて。」

わざとらしく絡むステラに零治は応えずそのまま二人の姿が見えなくなる。

フィル「あーあ、結局こうなっちゃうのか。…頑張ってね。北城君。」

零治もいなくなり一人残されたフィルは北城たちに応援の言葉を述べ、早く行ってと送り出す。
そうした後で自分もアリーナに向かおうとしたところである変化に気づく。


フィル(足が痺れて動けないんですけどーッ?!)


正座姿のまま声にならない悲鳴を上げ、フィルもまた自分自身との戦いを始めようとしていた━━。


>北城たち

3ヶ月前 No.241

北城 @hamin1345☆uOd3H3eVrj6 ★iPhone=ByP1uNosFn

【学園内→アリーナ/北城、シャル】

シャル「…わかった。北城さんの意思を尊重する。でも無理しちゃダメだからね!」
北城「わかってる。」

シャルの言葉に一言返事で済ませ、北城は零治に続いてアリーナへ向かった。シャルはただ見守るだけであった。

アリーナにて…

北城「……」

先にグラウンドで準備が終えたのは北城のIS「イザナミ」であった。
日は沈み、アリーナ周りの照明群が漆黒の機体を照らしていた。
その時が来るまで北城は静かに待っている。

>>零治達

3ヶ月前 No.242

零治 @yutaro4869 ★Android=g1wYDPJIn3

【IS学園/第二アリーナ/零治、ステラ】

━━━━━━

零治「……行きますッ…!」

掛け声とともに北城とは反対側のカタパルトから勢いよく飛び出す零治。
地面に降り立つ零治の機体『銀夜』の銀色の装甲は北城の機体『イザナミ』とは対象的にアリーナの照明を浴びより一層の輝きを放っている。

零治「お待たせしました。ステラさんに"余計なもの"を外してもらっていたので時間が掛かってしまいました。」

バイザーを装着しながらすぐさま腰の近接ブレード『村雨』を抜き放つ。余計なものとはステラの組み込んだ真剣勝負を阻むもののことを指していたが、普段使用する『千鳥』ではなく切り札の『村雨』をいの一番に抜くのを見るに、精神的な油断も取り払っていることも北城には理解出来るだろう。

零治「私も未熟なのにこの前は上から物申すようなことを言ってしまって、申し訳ありませんでした。ですから今日は━━」

村雨の刀身が青く輝く……瞬間、地面を蹴る音と共に北城の目の前に既に刀を振り下ろす寸前の零治が北城の視界を埋める。

零治「━━胸を、お借りします。」


>北城たち

3ヶ月前 No.243

北城 @hamin1345☆uOd3H3eVrj6 ★iPhone=ByP1uNosFn

【アリーナ/北城】

ガキン!

鋼と鋼がぶつかり合う甲高い音がアリーナ中に響き渡る。
零治の先制攻撃は北城の左腕全体を纏っている分厚い装甲によって阻まれてしまった。

「イザナギ…お前に力を委ねる」

北城がぼそりと何かを呟いたその時であった。
瞬発的にパワーが増し、村雨を押し返した。
そして一気に上空へ飛翔し、右腕に纏っているウエポンアームドVBを起動させる。
2枚のフィンが展開して、砲口にエネルギーが充填される。そしてそれが解き放たれた。
相手の動きを追尾する帯状のビームが零治に襲い掛かろうとしていた。

>>零治

3ヶ月前 No.244

零治 @yutaro4869 ★Android=g1wYDPJIn3

【IS学園/第二アリーナ/零治、ステラ】

零治「…そうだと思いました!」

最初の一刀が防がれた後、北城が何か呟く前にスラスターを逆噴射させ、即座に距離を取る。
その判断は正しかったのか、空中に飛び上がった北城は砲門を開き光の帯を放つ。
咄嗟に左へ回避するも帯は零治の動きに合わせてうねり、襲い掛かってくる。
右へ左へ…飛んで縦横無尽に駆けても、追ってくるそれは獲物を捉えた蛇のようだ。

零治「なら逃げる必要は、ありません!」

急速降下で再び地面に着地し、自身を狙う光の蛇を見据えながら、腰にマウントされたもう一振りに手をかける。
そして上空から光が自身を貫かんとする刹那、抜き放った刀で横凪ぎに両断する。
日本刀型近接ブレード『千鳥』。エネルギー兵器を断つ特殊な金属で制作されたそれは時代が時代であれば『雷切』と名を変えても良い活躍を今まさに見せつけた。

零治「……上手くいって良かった。」

再び千鳥を収め、北城の姿を追う。
既に次の攻撃を決め、準備を整えているはずだ。

>北城

3ヶ月前 No.245

北城 @hamin1345☆uOd3H3eVrj6 ★iPhone=ByP1uNosFn

【第二アリーナ】

北城「そうだよな…お前なら斬撃でビームを切ることができるんだよな…」

すでに予測していたと言わんばかりに呟く北城。戦闘開始時にBIOSを20%程度発動させて放った射撃は通常で有れば攻撃で打ち消す判断すらできないほどの猛攻である。
しかし零治という男はそれをくぐり抜けた。
小細工は聞かないと判断したか北城は次なる行動に移した。

北城「こいつの性能を解放してでもお前を倒して見せる!」

すると北城はBIOSシステムを50%まで引き上げた。この状態は前回シャルロットを打ち負かしたレベルである。
右腕の武装を解除して、新たに装備を召喚したのはシールド。それを右腕に装着した。
そしてイグニッション・ブーストを発動させ、一気に零治との距離を詰める。だがあまりにも直進的だ…その時であった。

北城「はぁっ!!!」

右腕に装着されたシールドから噴炎が立ち上り、急激に軌道が変則的になった。そうこれはただのシールドではない。ブースターが備え付けられているシールド・ブースターという武器である。
そして零治の懐へ回り込み、重装甲を纏った左腕で、鋭いアッパーをお見舞いしようとしていた。

>>零治

3ヶ月前 No.246

零治 @yutaro4869 ★Android=g1wYDPJIn3

【IS学園/第二アリーナ/零治、ステラ】

零治の予想通り、北城は遠距離砲撃から即座にイグニッション・ブーストによる突撃に戦法を変え、詰め寄ってきていた。
冷静な判断からの思い切った行動。それは今の北城の強さが機体を変えただけで手に入ったものではないことを物語る。

零治(やはり貴女は…凄い人です。)

腰を低く落とし、下から上へと斬り上げて反撃する体制を取る零治。
が、瞬間。北城の左拳が低い位置にいるはずの自分より更に低い位置から顎を捉えていた。
ありえない出来事に虚を突かれ、もはや回避は不可能。

零治(ならば、左腕を捨てる……ッ!)

北城の一撃が炸裂する寸前、手にしていた村雨を手放し自身の左腕部を顎と拳の間に割り込ませる。
バキンッ…と装甲が砕け、マニュピレーターからは電流が迸る。

零治「ぐああああッ!!……だがこれで!」

激痛に声を上げつつもそのまま北城の左腕を脇で締め上げ、拘束する。

零治「ようやく捕まえられました。」

互いの息づかいが分かるほど顔を近づけ、笑みを浮かべる零治。
その間に零治の右手に内蔵された拡散砲『鳴神』が反撃の一撃分のチャージを終え、北城のボディ目掛けて炸裂する。

>北城

3ヶ月前 No.247

北城 @hamin1345☆uOd3H3eVrj6 ★iPhone=ByP1uNosFn

【第二アリーナ】

北城「なに?」

零治が笑みを浮かべた時、気が少し緩んだ。
だから気づかなかったのだ…零治の攻撃が。
BIOSの恩恵を受けての左腕を拘束され、さらに先程の気の緩みで反応が遅れてしまい、銀夜の鳴神がボディに炸裂する。
いくらバリアで死なずに済むが衝撃は殺せない。あまりの痛みでその場で膝をついてしまった。


負けてしまう…そう負の感情が生まれた時、イザナキが北城の心を支配しようとしていた。

北城「くぅがあああああ!?ああああああ!!」

武装が全て流質なって消えた時、北城が苦しみ始めたその時であった。イザナギの装甲の隙間から蒼い炎が噴き出した。



【第二アリーナ観客席/ミスリル】

ミスリル「はぁはぁ…まさかBIOSシステムのリミッターが全て解除されている。」

アリーナ観客席出入口から現れたミスリル。
息を整えてグラウンドに視線を向ける。
イザナギから発せられる蒼い炎を見た時、ミスリルの表情に戸惑いが浮かんでいた。
だが…

ミスリル「しかし…なんと美しいのだろうか」

自然と彼女の表情は愉悦な笑みへと変わる。
そしてすぐに真剣な表情へと移り変わり、まるで演技でも知るかのように焦りを演じ始めた。

ミスリル「零治くん!聞こえているならすぐに北城くんから離れろ!BIOSがオーバーロードを起こしている!何が起こるが予想できないぞ!」

零治に向かって零治に警戒しろと注意を呼びかけた時、目の前にいた北城の姿は消えていた。
センサーに反応…北城は…イザナキは零治の後ろに回り込んでいた。

>>零治 all


【すみません。勝手ながらBIOS暴走イベントを起こしたいと思います。もし不都合がありましたらサブ記事にてご連絡ください】
>>零治本体様

3ヶ月前 No.248

零治 @yutaro4869 ★Android=g1wYDPJIn3

【IS学園/第二アリーナ/零治、ステラ】

零治「…?北城さん、どうしましたか?」

吹き飛ばした北城が目に見えて明らかに様子がおかしいことに気づき、ゆっくりと近づこうとした所で突如ミスリルから通信が入る。
彼女の話しによると北城の機体、イザナギに搭載されている『BIOS』が臨界を越えようとしているらしい。

確かによく見れば先ほどの噴炎とは異なる蒼い炎が装甲の隙間から吹き上がっている。

が、それを詳しく確認する間もなく。北城は零治の背後をとっていた。

零治「!?速い…!」

村雨はまだ地面に転がっている…。咄嗟に千鳥を抜き放ち、受け流しの構えを取って来るであろう攻撃に備える。

>北城、ミスリル

3ヶ月前 No.249

北城 @hamin1345☆uOd3H3eVrj6 ★iPhone=ByP1uNosFn

【第二アリーナ/北城 ミスリル】

北城「……」

北城の瞳は輝きを失っている。まるで人形のように。
零治が構え出したその時、今までと比にならないぐらいの機動で銀夜に急接近した。

北城「VC起動」

何も纏っていない左腕に再度武装が装着される。ウエポンアームドVCがグローブから獣の顎を彷彿とさせる4本のクローへと展開され、零治の腕を引き千切る勢いで振りかぶろうとしていた。ガードしようともラファール・リヴァイヴのグレー・スケールをバンカー本体ごと粉砕する威力を持っている。下手をすれば絶対防御が働いてもその衝撃を殺せず軽傷では済まないだろう。
だがその時であった!

ガゴン!

何が金属同士がぶつかった音がした。

ミスリル「この事態を招いた責任は私にもある。援護する。」

VCが到達する寸前にlSを身に纏ったミスリルがひと蹴りで射線をずらしたのであった。
そして脚部のレッグナイフを展開して反撃するもあっさりと回避されてしまった。
そして北城は上空へ飛翔するのであった。

ミスリル「零治くん…残念ではあるがあの状態はもう北城くんではない。イザナギそのものだ。殺す気で挑まなければ殺されるのは我々だ」

ミスリルから非情な通信が零治に伝えられた。

>>零治 all

3ヶ月前 No.250

零治 @yutaro4869 ★Android=g1wYDPJIn3

【IS学園/第二アリーナ/零治、ステラ】

北城の右腕が再び形を変える。獣を思わせる四本の牙。
先の攻防で実質使い物にならなくなった左腕部を引きずったまま迎え撃ったとして二本は砕けるとしても残りの二本が確実に自身の喉を食い破る━━。
そんなイメージが鮮明に脳内で展開されるほど"今のままでは"負けるという確信があった。

零治(やはり……使わなければいけないのか…。)

最悪の事態にならないよう奥の手である単一仕様能力の発動もやむ無しと考えていたその時、意外な援護が現れる。
先ほど通信を送ってきた人物……『ミスリル・ア―ゼ・クランベル』が自らISを駆って出てきたのだ。

この行動に零治は驚いた。最初に会った時から、あまり他人に関して警戒心を起こさないフィルが「用心したほうが良いよ。」と注意してくるほど得体のしれない女性で、更に言えば北城が暴走寸前になっている原因の機体『イザナギ』は彼女の会社であるミスリルエレクトロニクス社のものだ。

零治(いや、今はそんなことを言っている場合ではないはずだ!)

どのような思惑があるにしても彼女自身が動いたということはこの事態は"予想を越えた異常"に他ならない。
利害が一致しているならば元モンド・グロッソ出場者の実力は心強い。

零治「いいえ、止めます。私と貴女で。それが北城さんを変えてしまった私達の罪滅ぼしです…!」


>北城、ミスリル

3ヶ月前 No.251

北城 @hamin1345☆uOd3H3eVrj6 ★iPhone=ByP1uNosFn

【第二アリーナ/北城 ミスリル】

ミスリル「それでは始めようか」

ミスリルは両手にクロスボウのような武器を手に取った。

ミスリル「私が注意を引きつける。零治くんはイザナギを取り押さえる。暴走しているとはいえまだ北城くんの意識が残っている可能性は高い。接触して呼びかけてくれ。…では」

そしてイザナギを追尾するかのようにミスリルも上空に上がる。その時、イザナギが動き出した。右腕にウエポンアームドVBを纏い、ビームを放つ。蛇のようにうねりミスリルの動きを追尾していく。だがミスリルはそれをいとも簡単に掻い潜り、なおかつ2丁のクロスボウで射撃を入れていく。

北城「損傷軽微」

ミスリルの射撃が命中しても、お構いなしと言わんばかりにイザナギは攻撃の手は緩めなかった。
ミスリルのラファール・リヴァイヴはまるでワルツを踊るかのように舞い、合間に攻撃を入れる。
ミスリルのISにはBIOSと言った特殊なシステムは搭載していない。にもかかわらずこうして互角に渡り合っているのは彼女の実力だろう。

ミスリル「BIOSの欠点は戦闘経験の差だ。わかりやすくいえばいまの君にはイメージが足りていないことだ」

相手に聞こえていないであろう解説を交えるほどまだ余裕を見せている。
次にミスリルはクロスボウの射撃モードを変更。実弾からエネルギーが結晶化した「ダート」へと切り替え、狙いを定めて放った。
放たれた鋭いダートはウエポンアームドVB直撃、大破させた。

ミスリル「今だ零治くん!」

イザナギに隙が生じた。接近するなら今である。

>>零治 all

3ヶ月前 No.252

零治 @yutaro4869 ★Android=g1wYDPJIn3

【IS学園/第二アリーナ/零治、ステラ】

零治「……………。」

その動きに零治は目を見張っていた。

装備の差異はあれどミスリルが操るラファール・リヴァイヴは学園で使用されているそれと違わぬ量産機で、専用機のような特色もない機体のはずだ。
しかし彼女はそんな事は些末とばかりにまるで自身の手足のように軽やかに動き、鋭い一撃を確実にイザナギに与えていく。

ただ強いだけではなく機体を隅々まで理解しているからこそあの強さを発揮しているのだ。

零治「…私も、出来るだろうか……。」

などとつい呟いてしまったところでミスリルの合図が聞こえ、現実に引き戻される。
イザナギのウエポンアームドがミスリルのダートによる一撃で砕かれ、隙が生まれる。

零治「はあああああああああああ!」

地面を蹴り、スラスターを全開にし、瞬間加速で北城に接触しそのままアリーナの壁へと叩きつけ、抑え込む。

>北城、ミスリル

3ヶ月前 No.253

北城 @hamin1345☆uOd3H3eVrj6 ★iPhone=ByP1uNosFn

【第二アリーナ/北城 ミスリル】

先程の衝撃でイザナギの活動は止まった。

北城「れい…じ…」

意識を取り戻したか弱々しい声で彼の名を読みそっと零治の頬を触れる。
その時であった。零治に何かか頭の中に流れ込み始めた。

ミスリル「BIOSの精神干渉が零治くんにだと…零治くんそこから離れろ!」

ミスリルの注意が段々と遠野っていく最後には全く聞こえなくなってしまった。

【北城の深層意識】

暗い深い闇の中を抜けた時、そこは薄い明かりが灯った部屋であった。どこかの古いアパートのような一室…その隅っこに誰かがいた。
図体がでかい人を象った影のようなものが何かを殴り、蹴っていた。
よく目を凝らせば暴力を受けているのは1人の少女。

????「タスケテ…ダレカ…タスケテ」

今にも命の灯火が消えそうで苦痛な声がする。

>>零治


【確定ロル気味な文章ですみません!もし何か問題があればサブ記事にてお願いします!】

3ヶ月前 No.254

零治 @yutaro4869 ★Android=g1wYDPJIn3

【IS学園/第二アリーナ/零治、ステラ】

零治「……ここは…?」

拘束した北城が不意に頬に触れた瞬間、零治の視界は暗転し、自身の姿すら見えない闇の中にいた。
手足を動かしてみるとどうやら銀夜は解除されており、自由に動かせる。

零治(…少し…歩いてみましょう。)

何か変化が起こるかもしれないと思い切って移動してみる。
歩けども歩けども、目の前にあるのは闇ばかり。
真っ直ぐ歩いているつもりだが、何も見えないと本当にそうだろうかと感覚が麻痺を起こす。

しかしそんな心配をなかったことにするように黒の中に仄暗い灯りを見つける。
少し小走りに近づいてみると、そこにはドラマ撮影に用いられるセットのように切り抜かれた部屋があった。

部屋の中では大柄な人のような影が部屋の隅にいる小さな影を殴っていた。
否、小さいほうははっきりとした姿形があった。…少女のようだ。
少女が殴られながら、うめき声にも似たか細い声で助けを求めている。

零治「…北城さん……?」

そして零治はその少女の雰囲気から彼女の名前を呼んだ。

>北城たち

3ヶ月前 No.255

北城 @hamin1345☆uOd3H3eVrj6 ★iPhone=ByP1uNosFn

【北城の深層意識/????】

????「ここは北城明佳の記憶…という彼女の深層意識。」

零治にある人物が話しかけてきた。
姿は北城と同じいや髪が腰ぐらいまであってどこか大人びている。そしてその人物の瞳は冷たかった。
カツカツとハイヒールの靴音が白い空間に響き渡らせながら零治へ近寄ってゆく。

????「私の名前は北城 明日菜(きたしろ あすな) 。明日佳の姉だ。」

彼女がそっと手を動かせばドラマのセットのような舞台や大柄な影が砂のように消え去った。そこに残ったのはうずくまる幼い北城だけ。

明日菜「ちなみに私は明日菜本人ではない。明日菜の手によって組み込まれたデータの一部に過ぎない」

ようするに現実世界の明日菜がイザナギに組み込んだデータ。それが今、零治の目の前に立っておるのがそれだ。

明日菜「親のしつけは厳しかった。出来の良い優秀な私こと明日菜と比べて、明佳は物覚えが悪く出来が悪く劣等あるがゆえに、両親はしつけと称して日常的に虐待を繰り返していた。」

そしてまた手を動かせば幼い北城も砂となって消えた。

明日菜「そしてある事件が起きた」

今度は周り一面、赤く染まり炎が吹き出した。

明日菜「ある冬の夜。何者かが家に放火した。幸いに私と明佳は救出されだが、両親はそれで死んでしまった」

グッと拳を握れば、炎が消え去り、また白い空間へと戻った。

明日菜「それからは私共々施設で過ごした。明佳は暴力から解放されたかあの頃と比べて元気に育った。だけど彼女の中に強い劣等感が生まれ、そして酷い目にあったにもかかわらず両親を救えなかったという罪悪感が明佳の心を蝕んでいる。こんなふう…」

指差した方へ視線を向けるとそこにはボロボロの姿で幾多の鎖で拘束されておる今の北城がいた。

明日菜「その鎖は明佳の闇の部分と言ったほうがわかりやすいだろう。数年以上心を蝕んでいる闇だ。結束は今より強くなっている」

>>零治


【北城明日菜については戦闘後プロフを提出いたします。しばしお待ちください。】
>>零治本体様

3ヶ月前 No.256

零治 @yutaro4869 ★Android=g1wYDPJIn3

【北城の深層意識/零治】

突如、自身の目の前に現れた北城の姉を名乗る女性。明日菜から伝えられた北城の過去に零治は言葉を失うも拳を握り締めながら沸き上がる感情を抑え込んでいた。

ここで彼女の父親に怒り、彼女に同情して涙を流すのは簡単だ。そうしてあげたい。
しかしそれは彼女のためにはならない。それは消えることのない劣等感を抱いたまま、それでも今日まで折れることなく生きてきた"強さ"を否定することだ。

……鎖に繋がれた小さな少女に近づいていく。
傍まで来たところでそっと膝をつくと慈しみと尊敬を込めて彼女の頭を撫でた。

零治「貴女は…凄い人です。貴女に出会えて、私は嬉しい。生きていてくれて、嬉しい。」

頭を撫でつつ、鎖に手を触れる。

零治「この鎖も、いつか"北城 明日佳"さんを形作ったほんの一部に変わるまで、その時まで私達が傍にいますよ…。」

>北城

3ヶ月前 No.257

北城 @hamin1345☆uOd3H3eVrj6 ★iPhone=ByP1uNosFn

【北城の深層意識/明日菜】
すると空間が少しずつ暗闇に染まっていく。
その光景を見て明日菜は「時間だ」とつぶやいた。

明日菜「零治だったか…君に頼みたいことがある。彼女の心の鎖を断ち切ってくれる力を共に見つけてくれ」

明日菜の体も少しずつ消えていく。
零治に北城の事を支えてくれと頼んだ後、零治にある事を告げた。

明日菜「組み込まれたデータというのは嘘だ。本当は…イザナギそのものだ。彼女達のこと宜しく頼む」
零治にもう一つ何か託し、明日菜いやイザナギはその場から完全に消え去った。そしてあたり一面闇へと変わった。
黒い空間に全て包まれた後、一筋の光が差し込む。そこから2人の名前を呼んでいるのが聞こえる。

【第二アリーナ/シャル、セシリア、明佳】

シャル「御上くん!北城さん!大丈夫!?起きてる!?」
セシリア「バイタルも落ち着いていますわ。あとは意識が戻れば幸いですけど…」

一方その頃現実世界では零治達周辺にISを纏ったシャルロットとセシリアが囲っていた。
シャルロットは何度も呼びかけて意識の覚醒を促していた。

明佳「うっ…」
セシリア「シャルロットさん!北城さんが目を覚ましましたわ!」
シャル「ほんと!?北城さん!大丈夫?ここはどこかわかる?」
明佳「あ…あぁ…わかる。あっ…」

明佳が目が覚めたタイミングでISが解除され、ゆっくりと地面に降り立つ。だが足の力が入らないのかすぐに尻餅をついてしまった。

>>零治 all

3ヶ月前 No.258

零治 @yutaro4869 ★Android=g1wYDPJIn3

【北城の深層意識→第二アリーナ/零治、ステラ】

━━━━━

北城 明日菜の姿が消え、暗闇の中に現れた白い光を見つけたところで零治の意識が途切れる。

…再び目を開けた時、自分と北城の無事を気遣うセシリアとシャルロットの姿を見て、零治は元の場所に帰ってきたことを察した。
日は既に完全に落ち、二人の後ろには先ほどの暗闇より仄明るい夜空が広がっている。
身体を動かそうとするといつもより重い感覚に気づく。

少し困惑するもその理由が仰向けで動けないまま未だに起動し続けている銀夜だと分かるのに時間はかからなかった。

「……どうやらあなたが意識を失った後、生命維持に必要な機能以外を遮断してたようね。」

声がする方に振り向くと、そこには今まで格納庫のモニターから試合の様子を見ていたステラがこちらを見下ろしている。

零治「…申し訳ありません。今回も…駄目でした。」

今回も"勝利"とは言えない結果になってしまったことを謝罪する零治。
しかしステラはその言葉にクスリと笑いながら、零治の頭をそっと撫でた。

ステラ「…銀夜が終始あなたを守ろうと他の機能を削ってまでエネルギーの消耗を抑えた。素晴らしい反応だわ。━━やはりあなただからなのね…。」

そう言って微笑む彼女の顔は零治には何処か寂しげに見えた。

>北城たち

2ヶ月前 No.259

北城 @hamin1345☆uOd3H3eVrj6 ★iPhone=sM1B90Mvtx

【第二アリーナ/北城、シャル】

北城「零治!」

声のする方へ視線を向ければ、シャルに支えられてこちらへ歩く北城の姿が映った。

シャル「ごめんね。でも北城さんが御上くんに伝えたいことがあるって」
北城「零治…お前やっぱすごいよ。敵わない…よ」

どこか北城の表情は暗そうであったが最後に「ありがとう」と口元に笑みをこぼしながら感謝の気持ちを述べた。

>>零治 all


【返信遅れてすみません!この後は後日へと場面を移して、日常パートに戻って進めていこうと思いましが大丈夫でしょうか?】

2ヶ月前 No.260

零治 @yutaro4869 ★Android=g1wYDPJIn3

【IS学園/1年2組教室/ステラ】

ーー零治と北城の模擬試合から数日。

午前中の授業が終わり、食堂に行く前に教室で機関に提出するレポートを作成しようとタブレットのキーボードを叩きながら、ステラはこれまでの零治の実績に頭を悩ませていた。

ステラ(これまでの実技でISの基本操作は銀夜のバックアップの助けもあってモノには出来ている…。にも関わらず未だに模擬戦は連戦連敗。ここまであの性格が足を引っ張るなんて…。)

この数日、何度か授業内で模擬戦が組まれたがやはりというべきか相手を"壊さないために"手加減をしてしまう零治は一度も勝てていなかった。
それだけなら今までと同じだが、北城を一方的に叩き潰していた姿を覚えている他の生徒達からは不安と疑心の目を向けられ、より一層距離を置かれる存在になってしまっていた。

ステラ(幸いあのイタリア代表が相手なら信頼からか露骨な手心は加えていないようだけれど……あの状態が続くのなら、手を考えないとマズいわね。)

銀夜は着実に成長している。主である零治に応える為に。しかし当の零治が現状のまま停滞し、銀夜の成長が零治を越えてしまったら………。

ステラ(……零治を喰い殺しかねないわね。)

技術に問題があるならばいくらでもやりようはあるものの操縦者の精神的な問題でせっかくの最高の機体を宝の持ち腐れにするわけにはいかない。
レポートを打ち終わり、教室を後にする。

今のままでは国の代表はおろかクラス代表になるのも危うい。そんな醜態を晒す訳にはいかない。

ステラ「…不本意だけれども第三者が必要みたいね。」

>学園all

1ヶ月前 No.261
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