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王国の運命と異世界人【ALL+オリ】

 ( なりきり掲示板(フリー) )
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ティーラ @akuno1414 ★iPhone=ls5vTa4xGf

これは…とある世界の王国の物語…
ある国は和風…
ある国はモンスターと暮らし…
ある国は美しく平和に…
そしてある国は…
革命が起きた。
ある魔道士は時を戻し、国に異世界人を呼んだ…これはそんな国民達と異世界人の物語である…

【はい、これは前回私が立てたスレのリニューアル版です。設定などの詳細は設定板にて書いてありますので、気になった方はそちらをのぞいて見てください!】

メモ2017/03/21 13:10 : ティーラ @akuno1414★iPhone-Z7SNTwZYqm

【設定板】

http://mb2.jp/_nrs/4208.html


【参加キャラ】

(異世界人)

・成歩堂龍一(逆転裁判)

・綾里真宵(逆転裁判)

・ボクト・ツアーニ(逆転裁判)

・ミタマル(逆転裁判)

・ランスロット(ソニックと暗黒の騎士)

・シェゾ・ウィグィィ(ぷよぷよ/魔導物語)

・アルル・ナジャ(ぷよぷよ/魔導物語)

・カーバンクル(ぷよぷよ/魔導物語)

・サタン(ぷよぷよ/魔導物語)

・ラグナス・ビシャシ(ぷよぷよ/魔導物語)

・アリィ(ぷよぷよクロニクル)

・ティ(ぷよぷよテトリス)

・オー(ぷよぷよテトリス)

・リデル(ぷよぷよフィーバー以降)

・アニマリー(オリ)ぷよぷよSEGA期)

・ルイア(オリ)ぷよぷよSEGA期)

・ピーチ姫(スーパーマリオ)

・パレッタ(マリオストーリー)

・ビビアン(ペーパーマリオRPG)

・未空イナホ(妖怪ウォッチ)

・USAピョン(妖怪ウォッチ)

・トムニャン(妖怪ウォッチ)

・カービィ(星のカービィ)

・ロラン(ドラゴンクエスト2)

・ガイギンガ(デュエルマスターズ背景ストーリー)

…続きを読む(22行)

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NACL @izuma☆VNvX9naPtFo ★HhCfmmMzXU_mwG

【ビルスト国/集落(正面戦闘)/タナガ―(艤装顕現・艦載ヘリ(Ka-31E)×3展開・レーザー誘導配置)】

「position(撃ち方用意)」

座標の指定と空中目標への誘導――その照準はあの妖しき魔力をまるで隠すこともなく、尚且つその巨体で悠々と飛来するソレ(成虫)へ向けられ、砲撃は(幼虫)へと継続したまま腰周りのSSM(RGM-84Dハープーン艦対艦ミサイル)の連装発射機及び、後部艤装のSLCM(トマホーク巡航ミサイル)の射出口――が一斉にその向きを最適化する様に可動、装填済みの全誘導弾を一斉に発射する寸前まで持って行き―――

「一発?馬鹿を言うな――装填済みを“全弾”くれてやる。なぁに、遠慮は要らん」

――ゆめゆめ勘違いせぬことだ、わたしは(やる)と決めたら徹底的にやる。とでも言い表さんとする様な――兵器特有の凄みのある怜悧な笑みを浮かべた彼女はカエルムに誘導される形でやってきた(標的)を前に――指揮者の如く片手を上げ

「feu!(撃て)」

狩人が獲物を猟犬の群れに指し示す様にその手で(敵)を指し示す様に振り下ろせば…

シュバババババババ!!…轟!!

一斉に白の噴煙と轟音と共に射出されていく対艦ミサイル。

その名に由来する銛――鯨を獲るのなら2本目は不要、即ち並みの艦船ならば一撃――何よりその弾頭には大型の装甲目標を想定し、タンデム構造の先端に爆速9000m/秒+を誇るオクトーゲン(HMX)が充填されている。純粋な対地攻撃用のクラスターや通常炸裂弾のトマホークとは異なりその一撃一撃が致命打足り得る過剰な破壊力を有しているのだ。

―そして、見た目は(人間サイズ)のソレだが――その威力は本来の(火力)と同等。

内蔵している装薬量から考えれば…その衝撃波は凄まじいモノ。

そんな代物を魔物で巨体とは言え(生き物)に6発も撃ち込めば…典型的なオーバーキル(過剰殺戮)の図柄が出来上がる訳である。

中間誘導は慣性誘導、終端誘導はアクティブレーダー誘導――亜音速の白煙をひいたソレラらは四方から囲む様に(成虫)へと突っ込んでいき――着弾して肉を裂きながら(成虫)の体内で一斉に炸裂した。


――集落上空で、大きな一つの紅蓮の花が咲く。


≫カエルム、ステイル、嶽丸、セラフィム、ビルスト国森ALL

5ヶ月前 No.417

雁淵ひかり @recruit ★0fKR6AbOdF_M0e

【月詠国/海上/雁淵ひかり】

>>望月、トムニャン、カービィ、(???)


「私も我慢出来るけど、今後もずっとそれで通るかわからないし、どうにかしなくちゃマズイよね。……あ、釣りなんてどうかな?」

 大海原へと航海を始めた一行の目下の危機は、早過ぎる食料問題。船旅何て、本来ならば出航前にある程度の準備を整えて然るべきなのだが、今更論ずるまでもなく一行は其れが簡単には出来ない素性の人間である。
 時間を掛ければ更なる厄介事が、例え此方に起こす気が無くとも降り掛かってくるやもしれない───そんな不安定極まる地から一刻も早く離れるという考えは、間違いない筈なのだが。
 どうしようと悩むのはひかり。
 自分は耐えられる。だが、そうでない者も居る。
 そうでなくともどれほどの長い間、海を漂う事に成るかわからない今、最低限食べ物や飲み物を得る方法は必要不可欠。せめて水さえ確保出来れば……

 ふと、海面を覗き見ながら、魚を獲ってというのはどうかと考えるが、道具がないし、調理の術もない。
 一応提案として出しては見るが……現実性に欠ける。

「お腹が空いてはなんとやら、だもんね。……うーん」

 出来れば三食きちんと取りたいと零す望月に、小さく笑みながら頷いた。

 いや、いっそ本当に魚を獲るのに挑戦してみるか。
 何事もまずはやってみないことにはわからない、以外に上手くいくかもしれない。調理の方法については後々に考えるとしてだけど……

 船への潜入を考えの一つとして過ぎらせた望月とは別に、そんな事を思いながら、ひかりは波に揺られていた。

5ヶ月前 No.418

嶽丸 @firstmoon☆Iqtd6N0SMOw ★iPhone=QtQ3S8TXME

【ビルスト国/集落(教会周辺→南側)/嶽丸】


ーーセラフィムを連れて教会を離れ、集落の南側に逃れた。教会と距離はさほど離れていないようだが、カエルムが親玉を誘導してくれたおかげで今のところ危険から遠ざかっている。

距離は離れているが、カエルムの動きが何処か不安定に見える。あの親玉の放つ邪気が原因なのだろうか。

それから暫くの後、カエルムが何かを叫ぶ。恐らくタナガーに攻撃の合図を送ったのだろう。そこからの反応は早く、白煙を吐き出しながら大量の飛び道具ーーミサイルが親玉目掛けて放たれる。

まるで親玉に吸い込まれるようにミサイルは全て着弾。天を灼いて爆炎の華を咲かせた。


「ーー流石タナガー、派手にやりましたな」

この状況では不謹慎かもしれないが、自分も鬼の端くれ。こういった派手な“花火”は嫌いではない。むしろ好みだ。


このまま親玉を倒して残った虫達を仕留めるだけーーなのだが、やはり引っかかる。先ほど親玉から感じた憎悪と言い、嫌な予感が拭えない。

「ーーセラフィム殿。周辺で怪しい気配がないか“視て”頂けますか?……胸騒ぎがするのです。杞憂であればいいのですが、


声を抑えて、セラフィムに聞こえるように頼みこむ。カエルムとタナガーが親玉を抑えており、ステイルと距離がある以上、現状で頼れるのはセラフィムだ。



>カエルム >>412 、セラフィム >>415 、タナガー >>417 、ステイル、ALL

5ヶ月前 No.419

久音 @firstmoon☆Iqtd6N0SMOw ★iPhone=QtQ3S8TXME

【萩宮久音/月詠国/茶店】


美奈子の方も笑顔でラグナスと挨拶を交わした。

『…私は勇者ラグナス・ビシャシ。すまないが、なぜ私がここに飛ばされたのかを説明してもらえないか?』

『んとね、君以外にもここ含めた4国に飛ばされた人が多いんだ…原因は不明だけどね…魔道士の仕業っていう噂もあるけど…』


「はい。それに、この事態は15年前から起きています。あくまで可能性ですが、その頃に魔導士が何かをした……という噂です。

ーー実際、この世界には人外の住人もおりますし、可能性はゼロではありませんね」


美奈子の説明に付け加える形で答える。あくまで憶測に過ぎないが、有り得ないとは言い切れない。尤も、自分達は茶店の従業員。出来ることには限りがある。

今のところは、だがーー


『…なるほど、つまり…その事件を解決するために、この私勇者ラグナスがよびだされたのだな!?』

『…はい?』


「はは、流石にそれは……いえ、無いとも言い切れないですよ。

この事態の元凶に悪意があると仮定すれば、わざわざ勇者のラグナスさんを呼んだりしないでしょうから」

キョトンとした美奈子と共に、勘違いをした様子のラグナスを見て一言告げようとして止める。それから、ラグナスの言葉もあながち勘違いでは無いかもしれないと答える。


「ーーとはいえ、ラグナスさんから見れば私達の世界は異世界ということになります。慎重に行動する必要がありますね」

過去の事情もあって、この月詠国は人外に厳しい。フリシア国ほどではないが。

とはいえ、人外と疑われるような行動や、目立ちすぎる行動は奉行所に目を付けられてしまう。

可能性は極めて低いが、姫様の協力と理解を得られたとしたら、あるいはーー

>美奈子&ラグナス >>413

5ヶ月前 No.420

黒美あいな @firstmoon☆Iqtd6N0SMOw ★iPhone=QtQ3S8TXME

【フリシア国/城下町/商店街(屋上)/黒美あいな】

「おねーさんの御察しの通りだよ。僕も詳しい事はわからないけど、他の世界に来たんだよ」

驚いている彼女の反応に満足しつつ、表情が察したものに変わるのを気づく。


弱体化したせいか、召喚された際に知識を検閲されたのか、本当に術の詳細がわからない。

ーー面白い。思い通りにならない悔しさもあるが、未知を感じられることが嬉しい。

しかし、この女性ーーメディナの事が最優先だ。約束は守る。彼女が元の世界に帰す。それまでの在り方を、この世界で如何なる答えを見つけるのかを見届けたい。


「ごめんなさい、わからないんだ。僕も、どうして選ばれたのか……時代や世界がバラバラだとしたら、無差別かもしれないけど」

素直に謝る。彼女の言葉の答えがわからない。

実際、どうやって選ばれたのかはわからない。無差別に召喚しているのか、あるいは何らかの条件があるのか。

ただ、この手の黒幕が辿る末路は大概ロクでもないものになるが。全てを把握してはいないが、□□である自分でさえ持て余すイレギュラーが多いーーような気がする。

いずれにせよ、黒幕の思い通りにはならないだろう。

「ーーありがとう。此方こそよろしくね、メディナおねーさん」

親指と小指を開いて、差し出された手を握り返す。これからよろしく、と心からの笑顔で答える。

これで約束は交わした。彼女が歩み続ける限り、共に進もう。その果てに何を得るのかーー


「ーーさて、これからどうしようか。……このフリシア国は人間にも人外にも厳しい。特に、ここの王子様には気をつけて」

これからの行動を決める前に忠告する。この世界において気をつけるべき存在であり、恐らくは要となるであろう人物について。

このフリシア国で行動するにせよ、他の国へ行くにせよ、まず知っておくべき必要性がある。

>メディナ・アスタロッド >>416

5ヶ月前 No.421

NACL @izuma☆VNvX9naPtFo ★HhCfmmMzXU_Xgx

【フリシア国/城下町/商店街(屋上)/メディナ・アスタロッド】


「………そう」

曰く、彼女(彼)もまた現在の状況に関して――少なくとも“喚ばれる”基準に関してはまるで分からないとの事らしい。無差別であるのならば下手人からしてみれば(来て)しまえば誰だって良いという事なのかもしれない。だからといって巻き込まれた身からしてみれば堪った物では無いが…

「あ、…いや、別にあなたが謝らなくても良い事だと思う。大丈夫」

何処かしらしょぼんとした様子の相手に、少しばかし気を遣うべきだっただろうか?と思ってしまう。どうにも――例え(見た目)だけ、仮にそうだったとしてもどうしても自分は小さな子には甘い性質を変えられないらしいと少々自嘲気味に笑う。

弟か妹が欲しかったな…と、何時かの日の自分が思った事をふと思い出す。――子供心に覚えたての初歩的な魔術を使って拙いホムンククルスもどきを土くれで造っては崩して泣いていたっけ。


―それを除いても同じ境遇の相手に気分のままにわめき散らすのも余りにも大人げないし、何より建設的ではない。自分でも不思議なほど平静でいられているのは僥倖と言える。


「――これからどうしようかしら。」

自然、口から出る言葉はコレに限り、同時に色々な問題が頭の中を駆け巡り始める、アイナが忠告する様に、この今居る場所(国)がフリシアと呼ばれる王政の国家で人でも人ならざるモノでも余所者には手厳しい国柄らしく、特に其処の“王子”には気を付けるべきだという言葉を聞いて、大方典型的な暴君やら独裁者の様なモノなのだろうかと有らぬ想像をしてしまうが…心に留めておいて。

ふと、そんな考え事をしている自分の視界の隅にひっそりと転がっている――革製の古びてはいるが丈夫そうな旅行用の鞄――が転がっているのを認めて。

「!?…私の鞄、どうしてこんな所に」

驚きの表情のまま、魔術師の端くれは小走りに其方へ駆け寄りその古びた鞄を手に取る。


≫黒美あいな



【月詠国→移動中/海上(筏を進めつつビルスト行き大型帆船の後方より後続)/望月(艤装顕現)、???、???】


―――錨を上手く使って引っ掛けて船後部からこっそり登って入り込んだり、はたまた無理矢理攀じ登って砲門から入り込んだり―比較的古典な侵入方法から無茶の一文字に尽きる潜入手段までを吟味しておる望月。有る意味必要を迫られればそのくらいの事はやってのけようとする気概はある。――そんな駆逐艦とはまた別ながら―取り敢えず現状の身近にある食材(魚類)の調達を思案するひかり、海面を見遣る彼女に気付いて望月はこう切り出す。

「セオリーっちゃセオリーだけどねぇ…生憎、釣り道具なんて持ってないし…」

と、ふと思う、何も直接釣り上げるなり、潜って取るなりするよりもっと手軽な(方法)があるじゃないかと…

「―――陸軍さんの真似事って訳じゃないけど…まぁ…起爆深度を弄ればいけるっしょ。」

艤装の腰に備わっていた対潜爆雷を抱えて…

「こう、ダイナマイト漁みたいにコレ水底に放ってドーンって――どうかね?」

下手を打てば筏ごと自分たちが海に放り出され兼ねないが…上手くやれば魚がショックで気絶して浮いてくる筈である。――しかしながら一応こっそり(バレてはいるが)追随している形の帆船の方でも騒ぎが起きそうな…起きなそうな…


――

一方


???「…あの子達、何する気かしら。」

一応泥酔している船長を起こしに行ったが、あの有様では当分起きないだろうと考えて船尾上部から再び筏の面子の様子を見守る異世界人の亜人な彼女――――と、其方にばかり気を取られている間に、

???「っぬ」

???「きゃっ!?ちょっとッ…脅かさないでよ」

何時の間にか肩車する形でひょいと彼女を下から担ぎ上げた、牛の様な角をもつ二メートル半は有りそうな巨漢。

???「ずっと外を見ているからな、気になったのだ。」

???「まぁ…ね。――あんな筏で海に出るなんて…余程何か理由でもあるんだろうけど…」

???「…丁寧な造りの筏だな。あの小童達だけがが造ったとは思えん。――それに海面に立っているあの小娘の装備…」


―ドラフは男も女も職人気質、巨漢の男が先ず気にしたのはやはりそういったところだ。

そうやって二名の異邦人は筏の面々の様子を見守る。


≫雁淵ひかり、トムニャン&カービィ

5ヶ月前 No.422

黒美あいな @firstmoon☆Iqtd6N0SMOw ★iPhone=QtQ3S8TXME


【フリシア国/城下町(屋上)/黒美あいな】


「僕みたいな、ちょっと変わってる子はいいとして、普通の人には傍迷惑なハナシだよね」

変わっている自覚はあるため、苦笑を浮かべながら女性の心中を察する。

ーーちょっと変わってるどころじゃない、というツッコミが入りそうな予感がしたが、気のせいだろう。


「……ありがとう。優しいね、おねーさんは」

甘い、と感じながらも与えられた優しさが心地よかった。実際、らしくなく落ち込んでいたのは事実だ。

人間として生きてた頃、周りにはまともな人間は数えるほどしかいなかった。まして、家族などーーだから、兄や姉が欲しかった、という願望があった。

自分で創り出したものを家族として接したり、“娘”として自分の血を加えたホムンクルスを鋳造したーー結局、寂しいのだ。人ならざるものでありながら、心は人と大して変わりなかったのだ。

子供の姿をしているのは、この姿が都合がいいからーーだったが、実のところは子供のまま死んでしまったからだ。


「そうだね。いつ帰れるかわからないし、まずは寝るところをーーっ、おねーさん!?」


拠点となる場所を探そうかと考え始めた時、急にメディナが何かに駆け寄るのを見て驚いた。どこか必死さを感じた事から、余程の大切な何かを見つけたのだろうか。


ーー食料とか、この世界での通貨とか、気になることはひとまず置いておこう。

「どうしたの、メディナおねーさん……かばん?」

慌てて駆け寄ると、彼女は古びた鞄を手に持っていた。使い古されているが、まだまだ使えそうな状態だ。先ほどの反応から察するに、大切なものなのだろう。

しかし、どうして異世界にーー

「……もしかして、その鞄。おねーさんの大切なもの、なの?」

悩んでも答えは出ない。素直に確かめようと、メディナを見上げながら問いかけた。

>メディナ・アスタロッド >>422

4ヶ月前 No.423

雁淵ひかり @recruit ★0fKR6AbOdF_M0e

【月詠国/海上/雁淵ひかり】


>>望月、トムニャン、カービィ、(???)



 だよね──結局は道具がないという事実に着地する。

 まさかこういう時に都合良く釣り道具一式が流れて来るなんて事があるはずもないし。
 それならば潜って直に獲ってみる?
 ……いやいや、さすがに海を泳いでいる魚を捕まえるのは相当の難易度。正しく至難の業だ。
 無論、やってみなくちゃわからない。根気には自信があるし、長い時間を掛ければひょっとしたらまぐれでも一匹かに二匹くらいは捕まえられるかもしれない。ただ……
 ただ、帆船を頼りに進んでいるわたし達の現状を鑑みればそんな長期に渡って足を止めるわけにもいかず、つまるところ、現実的な手段じゃない。

 もっとも身近なような気がして、なかなか上手くいかない──そんなとき、望月が何かを思いついたようにぽつりと。

「それって…」

 望月が手に持ったのは、自己紹介のときにも見せてもらった爆雷だった。

「た、確かにそれなら釣りをしなくても、潜って直接獲らなくてもよさそうだけど……」

 望月が提案したのはこの爆雷で以て、水中の魚達を気絶させ、それを確保しようと云うものだ。
 食料を獲るためとはいえ、些か過剰な方法のようにも思えてか、ひかりの返事は歯切れが悪かった。
 だが、さんざ話した通り、役立つ道具と云えるものを持ち合わせていない自分達にはそれ以外には選択の余地がないのも事実。

 爆雷を使うことによる影響を危惧できないわけでもないが、対案が浮かばないのならそれに乗らざるを得ない。なので、間を置いてから一つ頷き。

「他に方法もなさそうだし……やらないで悩んでいるよりマシだよね。うん、やってみよう、望月ちゃん!」

 リスクを抱えてでも。覚悟を決めて、望月の言うやり方を試すことに決めた。

4ヶ月前 No.424

Ω綾崎ハヤテΩ @linnvo ★iPhone=vHS9oEFUi7

【ビルスト国/集落(南側)/パトロン=セラフィム】

パトロンは嶽丸と共に教会を離れ、南側に逃れた。しかし、その間のパトロンの表情は珍しく神妙な面持ちだった。
それは当然……女神が存じ上げないこの国の生物などほとんどいないはずなのだ。あれ程の大群を形成していて、希少種とは考えにくい。となると、もしかすると異世界から来た者と同様に迷い込んでしまった生物かもしれない。あるいは……。

……と、ここで嶽丸さんから周辺を視てくれるよう頼まれた。胸騒ぎがするそうだが、あまり良い予感がしないのは此方も同じ……。

「そうですね。見てみましょう……」

両手を握り合わせ、天使とコンタクトをとり、周囲……特にカエルムさんの辺りを見てもらう。そして、私に見せてくれたのは……。

「……ふむ。私達の周囲には特別変わったものは見られませんが……ん?」

カエルムさんが向かった方の付近を見ていると、一瞬引っかかるものが映った。

「……今、カエルムさんに近い方で初めて見るものが映りました。もう少し追ってみましょう」

はっきりと姿を捉えられてはいなかったが……異様な気配を感じた。しかもカエルムさんの周囲となると、やはり……。

「実は、先程カエルムさんが何者かに連れ去られるような未来予知が見えまして……私も気がかりだったのですが、恐らくカエルムさんに何かが迫っていると思われます」

千里眼であの見えた姿を捜しながら、未来予知のことを嶽丸さんに打ち明ける。

>嶽丸、集落all

4ヶ月前 No.425

嶽丸 @firstmoon☆Iqtd6N0SMOw ★iPhone=QtQ3S8TXME

【ビルスト国/集落(南側)→移動開始/嶽丸】


ーー今、思えばカエルム達と森で出会った時、虫の死骸から薬品めいた臭いがしていた。異世界だから、此方の常識は通じないこともあると解釈していた。

もしかしたら、本当に自然発生した命なのかもしれない。だが、それらを操る何者かの存在を感じるのだ。

『そうですね。見てみましょう』

「お願いします、セラフィム殿」

両手を握り合わせたセラフィムを見守る。その姿は神に祈りを捧げているように映る。



『……ふむ。私達の周囲には特に変わったものは見られませんが……ん?』

「……何か、見つかりましたか?」

セラフィムの反応が変わった。何かを見つけたらしい。問いかけた後、彼の回答を待つ。

『……今、カエルムさんに近い方で初めて見るものが映りました。もう少し追ってみましょう』

「っ……お願いします」

カエルムの近くで何か見えたらしい。嫌な予感が的中するかもしれない。息を呑んで警戒を一層高めつつ見守る。

『実は、先程カエルムさんが何者かに連れ去られるような未来予知が見えまして……私も気がかりだったのですが、恐らくカエルムさんに何かが迫っていると思われます』

「カエルム殿が……ーーセラフィム殿もでしたか」

カエルムが何者かにさらわれるーーセラフィムが千里眼で観た未来を口にする。彼もまた、事態の異様さを気にかけていた。

「ーー不味い、今のカエルム殿は弱っている……恐らく、疲労に加えて怪物の放つ瘴気を浴びているせいでしょう。このままではカエルム殿が危ない……」

人外魔性の身ならば持ち堪えるかもしれないが、自然の命に対してあの瘴気はまさに猛毒。カエルムのように神聖な存在ならば、人間以上に穢れの影響を受けやすい。例外も然りだが。

「やむを得ない、妖精殿を通してタナガーに知らせ……しかし、北には虫の群れが……ーーやむを得ない、私が行きます。

黒幕に気づかれるやもしれないが、私が動けばタナガーや妖精殿も気づくでしょう。セラフィム殿は結界を張って隠れていてください」


こうなれば自分が行くしかない。爆炎で五感が十全に働かないが、気配は辿れる。

この身を以てカエルムを救う。例え、さらわれたとしても奪い返す。

しかし、セラフィムが付いてくると答えた場合はーー

「ーー元凶をやっつけて、皆まとめて助けて帰りましょう」

>セラフィム >>425 、集落ALL

4ヶ月前 No.426

NACL @izuma☆VNvX9naPtFo ★HhCfmmMzXU_NFR

【移動中/海上(筏を進めつつビルスト行き大型帆船の後方より後続)/望月(艤装顕現)、???、???】


試せる事は試してから――やらないで後悔をするよりはやって後悔をした方が悔いは残らず。何より目下で真っ当な方法が船に忍び込む以外だとこれぐらいしか無かったのも一つ。一応、同行者(ひかり)からも同意を得られたのできゅるきゅると爆雷の信管を調整しつつ…

「んじゃまぁ、いくよっと…だいじょーぶだって〜大体深度60mぐらいで起爆する様に調整したから――安全性はイケると思うけどね。」

そもそも(大体)で締めくくっている時点で色々と怪しいのはさて置き、一応サイズはヒューマンサイズながら(実物)と変わらない爆発力を有する九十五式爆雷をそれこそドラム缶でも放り出す様な感覚で、望月はヒョイッと海面に放った。

ドボンッ!

―――――

―――



BOOOOOOM!!

きっかり十数秒後に大きな水柱をあげて爆雷が起爆、水面が白く泡立ってから―――ぷかぷかとぐったりとした様子の魚影が海面に浮かび上がってくる。余りまとまりのないバラバラの種類の食用可能な魚類がピクリとも動かずに浮かんで来るのを見て、上手く行ったとニィッと笑い顔を浮かべながら

「おっ…当たりをひいたみたいだねぇ――アジとかサバとかサンマとか…何か季節感がバラバラだけどまぁ…其処で文句言うのは贅沢か」

と言いながら筏を其方へ近付け始め―肴が手に届く範囲に辿り着いて…

「次は調理の問題だけど、ま…取り合えず、集めよっか」

と、腕捲りした手で無造作に捕らえた魚を筏に載せていく。

――



???「――爆発した。ぬう…しびれるな、良き震動、そして良い音だ。」


???「成る程ね、つり道具がないから爆発物を…思い切ったことするじゃない。…!?…これは」


爆雷の発破を見て目を輝かせているドラフの大男を横目に、(風遣い)の魔法の操り手たる彼女は―――一足先に何か不吉なモノに感付いた様な深刻な表情を浮かべる。

???「まずいわね…震動と音を嗅ぎつけて…“あいつら”が来る。」

―――



有り得ない混じりが生んだ、有り得ない存在…深海の怪異(深海棲艦)と虚空の怪異(ネウロイ)――どういう因果か両者が混ざった(ナニカ)が…“敵”を捕捉して迫り来る。目視可能な距離では無いが――徐々に形になる不吉な予感を、亜人の若き騎空士は感じ取っていた。

―その一方で…

望月「………何か妙だねぇ?」

発端を招いた彼女(艦娘)もまた、浮かんで来た魚を引き揚げながら…奇妙な胸騒ぎを覚え始めていた。


≫雁淵ひかり、トムニャン&カービィ


【少々分けます】

4ヶ月前 No.427

雁淵ひかり @recruit ★wpcVrEAf3F_M0e

【月詠国/海上/雁淵ひかり】


>>望月、トムニャン、カービィ、(???)



「望月ちゃんが大丈夫って言うから、そんなに心配はしてないけれど──」

 信用しているし、信頼もしている。
 戦う者にとって普段から使う武器は命綱。
 どう手入れをして、どう扱えばいいのか、熟知──とまではいかずとも、最低限は理解出来ている。

 彼女が安全性に太鼓判を押すのなら、この爆雷が私たちを害するような事はなく、きっちり予定通りの水深で爆ぜるのだろう。

「──もしものときは、私が盾になるよ」

 だからこの言葉は本当に、億万が一があった場合のハナシだ。



 望月ちゃんが爆雷を軽く海へと投げ落としてから十数秒ほど経つと、水の中で爆音が唸りを上げ、水柱が一本大きく立った。
 滞りなく順調に事が運んだみたいで、爆発の影響をバッチリと受けた魚達がぷかぷかとその身を水面に晒す。

「食べられる魚なら、それだけで今は充分だよ。これならカービィやトムニャン達も大丈夫そう」

 種類云々はどうあれ──鯵に鯖に秋刀魚、今のひかり達には大事な大事な食糧だ。

「うん、私も手伝うよ」

 筏を魚が浮かんでいる地帯に近づけて、回収していく。
 調理方法についてはこの後考えることにしよう。今はとりあえず、ささっと魚を拾い上げることが先決だ。

 一匹、また一匹と担ぎ上げていって……ふと、

「……望月ちゃん?」

 ・・
 艦娘が何かを感じ取ったように、言葉を零した。
 妙である、と。一体何が妙なのかはわからないが、その様子からして、何か善くない物を感じ取った風に見える。

「……何か来る?」

 ひかりも、魚を獲るのを一旦中断し、筏の上に立ち上がって周囲を見渡す。
 嫌な予感というものは他人に伝播するようで、遅れはしたものの、ひかり自身も表情を強張らせる。

 先程の爆雷が原因かはわからないが──何かが現れようとしているのは、間違いないようだった。

4ヶ月前 No.428

ルーメンの賢者 @makita ★Android=FZ8Smrbwm2

【 カエルム・デラ・スペランツァ/ビルスト国/集落/上空/(賢者正装×マントローブ) 】


 親玉に攻撃が加えられる瞬間、光陰術(ライトスピード)で回避、その停止した時の中で爆ぜて粉砕されていく巨体を視界が捉えるも、もたもたしているわけにも行かず、私は即座に地上へと自由落下していった。
 廃墟と化した集落の北側に着地したと同時に、上空で凄まじい爆発音と異臭。空から焦げ付き爛れた肉片が雹のように降ってくる。

「後は残りを始末するか……」

 肩に落ちてきた怪物の肉片を片手で払い落としつつ前を向いたとき、まだ生き残っていた幼虫達が数体、私の気配を察知して集まってきたようだ。あの魔界の濃い瘴気のせいで白昼だというのに神力が夜中並に低下してしまってはいるが、奴らを一掃できる手段が無いわけではない。召喚術を使用するだけの力ならば残っている。

「まだ遊び足りないようだな?」
 それでも余裕と自信に満ちた表情を浮かべ、その後契約天使を天界より呼び出す言葉を唱えた。エノク語の詠唱が終わろうとしたのと同時に巨大な光輪が宙に浮かび上がり、そこから四元徳《智恵》の名を持つメカニックな蜥蜴のような海獣−サピエンチア−が姿を見せる。その四つ脚の膝の上には光り輝くヘイロウ(天使の輪)。
 サピエンチアの頭部が蓋のように開いたとき、表面の
無機質な見た目とは違った生々しい体内を覗かせたかと思えば、そこに収納されていた四つの触手が伸びる。先端には眼球があり、それらが一様に敵を凝視した。そして、あたれば一溜まりもないであろう光線が一斉に放たれたのである。

 肉の焼けるような音と断末魔。放たれた光線は虫達を動かなくさせていく。だが、邪悪な気配と共に私の意識はいつの間にか消失していた……。


>集落All様

4ヶ月前 No.429

NACL @izuma☆VNvX9naPtFo ★HhCfmmMzXU_NFR

【ビルスト国/集落(正面戦闘)/タナガ―(艤装顕現・艦載ヘリ(Ka-31E)×3展開・レーザー誘導配置)】

内側から派手に爆ぜたターゲット、そこらに飛散してきた肉片やら体液やらを位置的な問題で派手に浴びた下手人たる(戦艦)は鉄とも何とも言えない(魔)のソレの匂いに少々顔をしかめながらも軽く腕で拭いつつ。

「重要目標の撃破を確認…どうだカエルム、わたしの“火力”、そう悪くは無かったであろう?」

体液で濡れて黒ずみ、やや濃い紺になった第一種軍装姿の彼女は上機嫌な表情を浮かべながら上手く(目標)を此方の射線へ誘導して見せた共闘者(カエルム)にそう声を掛けてみたが―――残敵掃討を請け負っていた筈の聖職者の格好の青年から返事は返って来なかった。そう離れた距離にいた訳でもない筈だと言うのに……其処から不穏を察知した彼女は…(性質)の違いからか其処まで影響は受けずに済んでいる(瘴気)――しかし視界をやや妨げられる程度の障害は受けている。

「ふむ、これは――タケマル達に一度合流すべきかも知れんな。」

艦載機による哨戒網にも引っ掛からず――何かしら故意的な悪意も感じられるとした彼女もまた良からぬ予感を抱いて行動を始める。別に嶽丸に早く(会いたい)から等のそんな個人的な理由では無…多少は有れども――不可思議な事に先程まで盛んに仕掛けて来ていた(幼虫)の勢いが不自然な程衰えたのも理由の一つである。そしてこれは北部で足止めを買って出ていた(戦艦)がある程度は自由に動ける様になった訳であり――艦載ヘリから一連の仲間の動きを見ていた彼女は躊躇無くその場から移動を始めた。

―――



――

「タケマルー!」

重厚な艤装をその身に備えているとは思えないほどに馬鹿力(機関出力)任せで砂埃を立てながら走る(戦艦)――上空に展開中の艦載ヘリの内二機は彼女の直上に有り、残り一機は件の教会の聖職者と鬼な彼の上から追随している。

≫カエルム、ステイル、嶽丸、セラフィム、ビルスト国森ALL




【移動中/海上(筏を進めつつビルスト行き大型帆船の後方より後続)/望月(艤装顕現)、???、???、????(複数)】


「…たぶん、上等な電探積んでる訳じゃ無いから方位も距離も余り正確じゃ無いけど――この感じ…どーも嫌な予感が」

ひかりの言葉にそう口を動かし答えながらも筏の上に二人で担ぎ上げた魚類を、トムニャンとカービィーを匿った時に使っていた麻袋に放り込みつつ――無意識に自分の兵装の残弾をチェックする。

――砲弾はあと二、三度の水上戦で恐らくカンバン、魚雷は斉射した場合はほぼ一度きり、分けて使えば三回は撃てる本数、爆雷は三個、機銃に関してはまだ余裕はあるが、対空目標は基本専門じゃ無いので群と交戦になれば厳しい。

―無論、この想定は、望月自身の“懸念”が現実だった際の事だ…



???「其処の貴女達!聴こえる?、早くその筏をこっちに寄せて乗り込みなさい!急いで!」

鋭いけれども落ち着いた声色の女性の呼び掛け―――声の主は――茶のロングと―どういう訳か、その頭にぴょこんと生えている二本の真っ直ぐな灰色の狐耳が特徴的で、服装も何だか見慣れない格好の女の人が―目の前のガレオン船の船上から大手を振りながら呼び掛けて来ている。

???「“船長”の許可は出ておらんが、このままあの小童らを放っておく訳にもいかんしな。この際止むを得ん――皆に警報を伝えねば。」

???「事情は私から説明するわ。グラング、一応武器と防衛の用意をお願い。――あの子達を引き揚げたら“快速”でこの海域を抜けるわよ。――それまでに“間に合え”ばいいけれど…」

――



望月「こりゃいよいよやばそうだねぇ…――でもまあ願ってもない話だし、…此処はあのお姉さんの誘いに乗ろうか。」

魚を海面から一通り引き揚げ――緊急を要するらしき状況に、駆逐艦は緊急避難的な判断で取り敢えずガレオン船の左側面へと筏を進め始めて…

―――

望月「!?…アレって」

バシャリと何かが海面から飛び出す――特徴的なダイブブレーキに機銃の位置、航空機らしくないフォルムに――奇妙な光源…しかしながらソレは(普段)彼女が見知っているソレとは異なる部分が有り…やたら黒っぽくどういう訳か青い燐光ではなく、機体表面に赤色に輝く幾何学的な線が奔っていた。

――ソレは一瞬だけトビウオ宜しく海上に跳ねたと思えばまた海中に跳ね石の様に沈む。


望月「“深海棲艦”の艦載機――此処でも出てくんの!?…でも何か普段のと違う。」


≫雁淵ひかり、トムニャン&カービィ

4ヶ月前 No.430

嶽丸 @firstmoon☆Iqtd6N0SMOw ★iPhone=QtQ3S8TXME

【ビルスト国/集落(移動中)/嶽丸】


「危ないっーー……む?」

凄まじい爆発音共に砕け散る親玉の肉塊。咄嗟にセラフィムの前に立って爆風を防ぐーーが、幸いにも此方まで届かなかったようだ。

方角から察するに、どうやら集落の北側に落ちたようだ。艦載ヘリが健在なところを見るに、タナガーは無事なようだ。

しかし、北側には幼虫が密集している。疲弊したカエルムでは危うい。彼の身を案じた直後、宙に巨大な光輪が浮かび上がる。その光輪から機械的な蜥蜴に似た存在が顕現する。

「この神々しい気、まさかーー」

現世(うつしよ)に在らざる圧倒的な存在感。カエルムとの関係から、あれが人智の及ばぬ存在ーー神の御使、即ち天使ではないかと推測する。

人間の美的感覚とは異なる造形美、敵対者から見れば一層に禍々しく映る御使いの頭部が開く。中から伸びた触手の先にある眼が、地上を見据える。まさに、罪人に裁きを下す執行者の姿である。

その眼より光線が放たれて地を焼き払う。離れていても聞こえる虫達の断末魔の叫び。

4ヶ月前 No.431

嶽丸 @firstmoon☆Iqtd6N0SMOw ★iPhone=QtQ3S8TXME

【すみません、コピペのミスで >>431 の内容が途中のままになってしまいました。続きを投下いたします】



【ビルスト国/集落(移動中)/嶽丸】【 >>431 の続きです】



ーー虫達が焼き払われ、何故か邪気も消えていた。釈然としないが、これで終わりなのだろうか。

辺りを見渡していた。するとーー

『タケマルー!』

「ーータナガー!」

自分の名を呼ぶ女性の声ーータナガーだ。出会いから日が浅いとはいえ、彼女の声を聞き間違える筈が無い。

此方も声のする方向へ彼女の名を呼ぶ。砂煙を上げながら、重武装を物ともしない勢いで来る彼女の姿が見える。ふと上空を見上げれば艦載ヘリの姿もある。此方の頭上にも追随していた。位置は把握済み、抜かりなさは見事だと何故か冷静に考えつつ感心する。

ーーしかし、長かった。そう錯覚してしまう程に離れていたように感じる。

邪気の気配は不自然なほどしない、まだ油断出来ない。それでも、今は再会の喜びを噛み締めたい。

>カエルム、タナガー、セラフィム、ステイル、集落ALL

4ヶ月前 No.432

雁淵ひかり @recruit ★wpcVrEAf3F_M0e

【月詠国/海上/雁淵ひかり】


>>望月、トムニャン、カービィ、(???)



 正確ではない。だが嫌な予感は離れない。

 こういう時の予感というのは人間が本能的に持つ危機察知能力が働いているのか、大抵は当ってしまう。
 だから程度の差異はあるかもしれないが、間違いなく何がやって来る。それも善くないものが。

「此処を離れよう、望月ちゃん。今ならまだ間に合うかも」

 危険は出遭わないに越したことはない。

 筏一つで大海に出た私達には、大きな災害に抗う術は少ない。
 一番の戦力は望月ちゃんだが、ただでさえ一番負担を掛けてしまっているのだから無理をして欲しくない。

 だったら、難からは逃れるのが最善手。
 魚は回収したんだから、何事もない今の内に移動してしまおうと提案する。



 直後、聞こえて来たのは女性の声。
 それは私達が航海の目印にしていた帆船の乗員さんの物だった。
 中でも一際目を惹いた気のはその狐耳だが──

「うん、そうしよう。それに多分、あの船は大丈夫だと思うから」

 今はそれ以上を考えている場合じゃない。
 ・・ ・
 狐耳の人を同船させているから、あの船ならカービィやトムニャンといった面々も問題なく受け入れてくれるはず。
 声音からして猶予はあまりなさそうで、急ぎ船に乗り移させて貰おうとひかり達は筏を進めていこうとして……

「──、」

 とうとう、悪寒の正体に直面した。

(見間違いじゃない。見間違える訳がない──でも、そんな、どうして!?)

 俯き加減で、一人小さく──信じられない物を目にしたとう風に、ひかりの表情は強張った。
 海面を一度だけ跳ね、直ぐに海中へと姿を消したから、少女がその異形を捉えたのは数秒もない。

 しかしそれでも、そう、彼女の目がそれを勘違いする事はなく。

 それは望月もまた同様で、アレが彼女の世界に存在する彼女達艦娘にとっての不倶戴天である事は確か。

「……ストライカーユニットはこっちに流されて来てた。この世界にやって来るのが、私達みたいな人だけじゃないなら──……」

 だからこそ、これは異常事態であり。

「──望月ちゃん!!」

 急がないと不味いという答え。
 もしも想像が現実の通りなら、こんな筏は簡単に破壊されてしまう。

4ヶ月前 No.433

NACL @izuma☆VNvX9naPtFo ★HhCfmmMzXU_NFR

【移動中/海上(筏を進めつつビルスト行き大型帆船の後方より後続→マルテナンモセン号へ乗船)/望月(艤装顕現)、???、???、????(複数)】

「あぁー分かってる!」

筏を押す望月もまた突如訪れたこの危機に際して焦りも混じった声色で彼女(ひかり)からの呼び掛けに応える。そりゃそうだ―――個体で潜水する能力すら身に着けて、尚且つあの速度――今まで資料なり、実戦で直接目撃・交戦したどのタイプとも異なる。とんだ厄介な相手に目をつけられた…自分の放った爆雷が遠因とはいえども…



――数十秒後には、ガレオン船の側面、網目の大きな乗船用の手繰り縄が下ろされて其処へ手を掛け、足掛けして登れる様になっている。――筏を寄せて乗り込める状態にした後…望月は突如何も言う事無く唐突にカービィーとトムニャンの二名?を抱えると――ぽんっと緩いカーブを描く形で船上へとボールでも放る様に(投げ込んだ)

「手荒で悪いねぇお二人さん。」

それからひかりを振り返り

「さて――この状態だと…(この船)を逃がすのに“あいつら”を引き付ける囮が要る。」

それも活きの良い(囮)が

――拙いのは言わずもがな、しかしながらこのまま船に乗り込んだ所でこの船が集中攻撃を受けて海の藻屑になるのは目に見えている。少なくとも常識的に考えれば…ましてや船団護衛に多く参加した経験から言ってもこの状況は目に見えて最悪だ。何せこの船は発動機も何も積んでない本当に純粋な(帆船)そのものだからだ。直ぐに逃げ切るだけの速力は期待出来そうに無い。

ジャコンッ

南部式拳銃にも似た12cm単装砲の安全装置を外して、空いたもう片手にも二丁目を携えた望月は

「先に乗り込んでてひかり、必要な無茶って奴さ、ま…貧乏くじひくのは慣れてるけど――何とかこの船から敵さんを引き離してみる。魚でも焼いて待っててよ。」

それだけ言うと返事も待たずに彼女は筏から反転して最大戦速で海上を駆け出す。

絶対に戻ってこれるとは到底言い切れないし、互いに無事でいられるかも分からない。しかしながら望月自身としてはこれしか手が無いと考えていた――旧式駆逐艦単艦で、勢力規模不明で詳細不明の(敵)相手にどれだけ掻き回して見せられるかは見当もつかないが…やれるだけやってやろうと彼女は思う。

らしくはないし柄でも無いけれども

世界は違えど“敵”は同じ――そして同じくしてソレが立ち塞がるのならば、艦娘の端くれたる己が成すべき事は決まっているのだから。

それに

―――

――



引き付ける為に放った爆雷が一斉に発破され海面に大きな水飛沫が上がる。

そうしてまるで浮力や重力の概念を無視した様な挙動で垂直に海中から飛び上がって来る十数の機影…先ほど見た(深海棲艦の艦載機の様なナニカ)だ。サイズは同じだが――その表面に奔る幾何学の赤い光を放つ線と黒金の構造体――おまけに


≪ギュギューッ≫


「!?」


奇妙な鳴き声まで付く始末。

アキンボスタイルで構えた単装砲二丁を構え、ジグザグ航行しつつ、それらの眼下へ切り込む望月

――砲声と機銃の掃射音、海面を割る紅きレーザーの閃き、100m足らずの距離で勃発する戦闘。

―――

???「…あの子、囮を?――拙いわね。」

???「――むう…敵も別働が来たらしい…ルルフィン!」

???「ええ、私たちもやるわよ!」

船上はさながら戦場の様な慌しさ、帆への被弾を避ける為に折り畳む乗組員と、砲門の古風な大砲に付き仰角を上に傾ける砲手と装填手―――大型のクロスボウに鏃を装填して引き絞り空を睨む狐耳な彼女(ルルフィン)は…

???「色々聞きたい事もあるし、貴女達からも訊ねたいことは一杯あるでしょうけど、今は危ないから船倉に避難してッ!!っ…」

ドッ――

船員「左舷に被弾、火災発生!バケツだバケツ!」

すれ違い際に照射されたビームが軽くガレオンの左舷側面を斜めに焼く。木材故かたちまち燃え出したのを防火布と海水で必死に消火する船員達――今の一撃で彼女(ルルフィン)が避難する様に言っていた船倉へ続くドアのかんぬきが外れて、尚且つ傾いた衝撃で積荷の木箱が一つドア越しに蓋が外れながら船倉へと転がり落ちて行く。――その階段を転がる間際にちらりと木箱の間から覗くは橙色の塗装に(白地に太陽と月)の国籍ラウンデル(識別章)が施された何かの機械(零式練習用戦闘脚一一型)…

木箱は船倉へと包装材の藁を散らばせながらガタゴトと派手に転がり落ちていく。


≫雁淵ひかり、トムニャン&カービィ



【フリシア国/城下町/商店街(屋上)/メディナ・アスタロッド】


「ええ、大切って言うより――懐かしい様な…」

見上げて問われる彼女(あいな)からの問いに、本人も戸惑いながらも少し喜んでいる様に口元を綻ばせつつ答えた。

凡そ7年か6年前だったろうか、初めて家を出て、英国は倫敦の“時計塔”の門を叩いたのは――あの時は随分と慌しくて、慣れない環境と…新鮮さから来る興奮と、期待に満ちた時間だった。思えばどうして自分はそんな場所を引き払って、再び実家に帰って来たのだろう。…当たり前の様に思っていた事ながら実際に考えると中々思いつかない。

取っ手から覆いを外してジッパーをひくと、凡そ一通りの魔術に用いる道具・消耗品やら書物…と、元来宝石魔術は専門ではないが、彼女の一門が扱う(魔術)に於いて、その触媒としても使う事が出来るアメジストやらエメラルド、ルビーなどの宝石が少々…これを売れば少なくとも寝る場所くらいの料金は工面出来る筈だ。

「…良かった、中身も変わってない。これで少しは――」

少なくとも野宿する羽目になるのは避けられそうだ、その点は自分としてもありがたいし、彼女(あいな)にとっても良い事だろう。…次は換金できる場所へ行くか、最悪そのまま手渡しで使うという手もある。


≫黒美あいな

4ヶ月前 No.434

Ω綾崎ハヤテΩ @linnvo ★iPhone=vHS9oEFUi7

【ビルスト国/集落(南側→)/パトロン=セラフィム】

嶽丸さんは、北側にいらっしゃる仲間に知らせに行くようだ。

「……ならば、私もお供致しましょう。私の力がお役に立てれば幸いですので」

と、自分もついて行く意思を示した。黒幕を断てば、集落も教会も平穏を取り戻せる。しかし、強力である可能性が高い。過度に力を使用するのはあまり気が進まないのだが、あくまで後衛として、助けが必要ならば力を使いましょうか。
その時、北の方角で謎の光線が放たれるのを確認する。嶽丸さんが庇ってくれるが、此方まで影響は及ばなかったようだ。すぐ様、千里眼で様子を確認してもらう。土煙などで見えにくくなっているが……。

「……いない。活動している虫が見当たりませんね。全滅している可能性が高い……。――おや?」

あの大量の虫が皆全く動かなくなっていることを確認し、嶽丸さんに報告していく。その時、もう一つの異変を感じたが、それを伝える前に……。

″タケマルー!″

″ーータナガー!″

奥から重武装を纏った女性が此方へ走ってくる。上空には二機のヘリ。自分と嶽丸さんの上にも一機存在していた。彼女が北側で戦っていた仲間の方ですか……。

>嶽丸、タナガー、カエルム、集落all

4ヶ月前 No.435

雁淵ひかり @recruit ★wpcVrEAf3F_M0e

【月詠国/海上/雁淵ひかり】


>>望月、トムニャン、カービィ、(???)



 それからの移動は迅速。

 程なくして船に辿り着けば、望月ちゃんがカービィとトムニャンの二人を抱えた……かと思えば、勢いよく船内へと放り込んだ。
 ゆっくりと乗り込む時間すらも惜しいといった感じで。
 後は私と望月ちゃんが乗り込めばそれでいい……はずなのに。

「……望月ちゃん?」

 妙に感じた。

 付き合いこそ短けれど、此処まで一緒に話をしたり、協力し合ってきた望月という少女の印象とはそぐわない。     ・・・
 あの気だるげな雰囲気とはまた違っていて。──だから、嫌な予感がした。私は、こういう顔をした人を見たことがある、だから、何を考えているのかも何となく想像が付く。

「何を──」

 聞くまでもなく、返って来たのはあまりにも思った通りの言葉で。

「何言ってるの望月ちゃん! 一人でなんて絶対にダメ!!」

 その自己犠牲の精神を、ひかりは真っ向から否定した。
 行かせられるわけがない、あまりにも危険過ぎる。
 アレは間違いなく私の知る"敵"だ。それがどんな能力を持っているか──一体幾つもの艦を、無慈悲に、一方的に沈めて来たか。

 この世界で出来た友達を───死地に独り送らせて平気にしていられるような神経を、この少女は持ち合わせていない。

 当然に止めようと手を伸ばして、

「ぁ───」

 だが、届かない。

 返事すら待たないまま、告げるだけ告げて水上を疾走する。
 覚悟を決めてしまった人間に、最早言葉だけで届かせるのは難しく。
 虚しく空に振った手は、その背中をただ眺める視線と同じ方を向いて、力のない今の自分を現しているように思えた。

 牽引してくれる者のいない筏は、揺れる波に任せてゆらゆらと不規則に動くだけ。
 追う事も出来なければ、戦う為の足にすらならない。
 ただ見送るだけで、

 何も、出来ない。

 ──奇しくも、それはあの日に似ていて。

 飛ぶ為の翼があっても、羽ばたく為の技量のない自分。姉が戦う様を、大怪我を負う姿を見ているだけでしかなかったときの。
 今回に到っては、空を舞う為の翼すら存在していない。"チドリ"のない私は、半人前以下の魔女に過ぎないから───

 ……過ぎないから。

 ・・・ ・・・・
 だから、なんなの?


「……っ!!」

 何時まで呆けているつもりなのか。
 途方もない脱力感に襲われていた身体に再び火を灯せば、少女は船に掛けられている階段代わりの網を猛スピードで上っていく。

 翼がなくたって私はウィッチなんだ。任せたままで、立ち尽くしているだけでいいはずがない。
 だから必要なのはその意思を乗せることの出来る物だ、意志を叩き込む為の得物さえあるのなら、戦場に駆け出せる。
 魔法力のコントロールは何度も何度も練習を重ねてきた。先生のように上手くいかなくたっていい、無茶だろうと何とかしてみせる。だから、だから……

「──!」

 途中、船が大きく揺れ動く。

「今の……やっぱり、アレは"ネウロイ"……!!」

 原因は左舷を貫かんと放たれた赤色の閃光。
 今ので、疑惑は確証へと変わる。先ほど目にしたのは、間違いなく自分の世界の怪異。
 しかしどうして。ネウロイは水を不得手とする。これまでにも水中型のネウロイが発見されたという話は聞いたことがない。

 まさか、この世界に来てまた進化を遂げたの───

 ……いや、今は考えてる場合じゃない。

 船内へと上がれば、ひかりは先ほどの狐耳の乗員へと駆け寄って。

「避難はカービィとトムニャンを……ああ、えと、さっきの子が舟に投げた二人を御願いします!! それから、使える武器はありませんか!? 銃でも刀でも斧でも矢でも───何でもいいんです!! 何か、何か……!」

 望月ちゃんは必要な無茶だって言ったが、そんなの一人で背負う必要ないんだ。

 そのためには形振りかまってはいられない。戦う為の力──翼の代わりが欲しい。肩を並べられる強さが欲しい。

4ヶ月前 No.436

NACL @izuma☆VNvX9naPtFo ★HhCfmmMzXU_NFR

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4ヶ月前 No.437

黒美あいな @firstmoon☆Iqtd6N0SMOw ★iPhone=QtQ3S8TXME

【フリシア国/商店街(屋上)→移動開始/黒美あいな】

「懐かしい思い出、かあ……ん、いいなあ」

彼女の表情や声色から伝わってくる。

思い出が綺麗なものばかりではないという事だけは知っている。それでも、思い出を語る姿が、眩しくて、暖かくて、美しくて、そして羨ましかった。

もっと聞きたいところだが、お互い出会ったばかりだ。それに、

寝床を確保してから、改めてゆっくりと聞きたい。


「わあ、すごーい!ぴっかぴかー!……ごめんなさい」

ーー“表”の人格が出てしまい、精神世界内で慌てて引っ込める。普段は二つの魂と精神を統合しているのだが、憑代にした“表”の方に支配率が傾いているために言動や思考が幼くなってしまう。

「ーーん、此処は異世界の技術に明るいから、換金して貰えそうだね。もしかしたら、元の世界より価値がついたりするかも」

宝石を眺めた後に彼女を見上げて答える。街中の様子を観察したり、世間話を聴いて得た情報から判断した推論だ。後半に至っては希望的観測や私情が混ざっているが、少なくとも価値が下がることはないだろう。

問題は異世界の住人でも利用出来るかだがーーいざという時は、彼女が言うように直接使う手もある。御釣りがどうなるか、店員の反応が楽しみな悪戯心が芽生える。

「それにしても、不思議な事もあるものだね。思い出の品が異世界で見つかるなんて」

そろそろ移動しようかと手足のストレッチを始めつつ、彼女を見上げながら素朴な疑問を述べる。

懐かしい、と語るところからして人間の感覚からすれば随分と前のものなのだろう。異世界の住人のように時間と空間を越えて来たのだろうかと思案する。

何か手掛かりになるのではないかと考えつつ、下へ降りる通路を探す。



>メディナ・アスタロッド

4ヶ月前 No.438

嶽丸 @firstmoon☆Iqtd6N0SMOw ★iPhone=QtQ3S8TXME

【ビルスト国/集落(移動中→正面戦闘)/嶽丸】


「ーーわかりました。共に参りましょう、セラフィム殿」

ーーセラフィムは共に来るという答えを選んだ。彼が自ら出した答えならば、彼の意思を尊重する。

それに、此処まで来た以上、共に行く方が安全だろう。幸い、セラフィムには身を守る力がある。いざという時は自分が彼の盾になろう。



ーー艤装を揺さぶりながらタナガーは駆けてくる。その身体には至る所に傷が見られ、軍装も傷み汚れていた。彼女が激戦を繰り広げて来た証だった。それでも致命に至る傷は無く、彼女の強さを表していた。

思考に浸る間を与えないとばかりに、タナガーに抱擁された。彼女に一切の躊躇いはなく、艤装の重さと共に人肌温もりと感触が伝わる。

あまりの出来事に、らしくなく心が揺れ動く。どうも、タナガーに対しては感情の波が揺れてしまうらしい。

「ええ、タナガーと長く離れていたように感じましたーーいえ、タナガーも、よく生きて帰って来ました。……ありがとうございます、貴方のおかげで一人の命を救うことが出来ました」

謝るべきか悩んだ。悩んだ末に、彼女の行いに報いるには感謝を伝えるべきだと考えた。

それからタナガーが身を引いてセラフィムへと向き直り、自己紹介する。まだ気を抜ける状況ではない以上、切り換えは必要だ。自分にも言い聞かせて二人の方へ向き直る。


ーーーー

ーー




「カエルム殿が……ええ、確かに妙です。ーー実は、あの親玉が倒された時に纏っていた邪気が消えたのです。もしや、邪気の主がカエルム殿を連れ去ったのやもしれません」


タナガーからカエルムと連絡が取れなくなったと聞かされ、急に消えた邪気の事を伝える。


「セラフィム殿、再び“視て”頂けますかーー邪気の主が居るとすれば、身を隠して不意を打って来る可能性があります」

ようやく虫達を倒して気が抜けたところにカエルムが行方不明のなったという事態、動揺した今を狙って此方に襲いかかってくる可能性がある。

そうでなくとも、このまま受け身で居ては邪気の主の思う壺だ。今まで耐えて来た分、次は此方が攻める番だ。


>セラフィム、タナガー、カエルム、集落ALL

4ヶ月前 No.439

NACL @izuma☆VNvX9naPtFo ★HhCfmmMzXU_NFR

【フリシア国/城下町/商店街(屋上)/メディナ・アスタロッド】


何処と無しに口調や動きが達観と哂いを含んだ大人びたものだったり、はたまた見た目どおり無邪気で可愛い気のある幼子染みていたりと不思議と一定性が無い彼女(あいな)の様子に少しばかり口元を緩ませる。――精神的にもそこそこ現状を受け入れつつある証左と言う事なのだろうか…心に余裕を持てたのなら良い事ではあるが…

「一応腐っても本物よ。鉱物は魔力を長く溜め込んでいる訳だし――作り物とか偽物だったらそもそも自然霊の有無で分かってしまうし…大丈夫だと思う」

“大人びた”方の(あいな)の言葉に頷きつつ――単純にただの宝石として見られたとしても売り物にはなるだろうと彼女は思う。――異世界の技術…が魔術の様なモノにも適応されるのならば、物の価値が分かる誰かに売れれば元々の価値よりも高く売れるというのも納得できる。

「…うん、確かに不思議…私が“協会”に居た頃のモノとほぼ同じ――傷の痕まで一緒だなんて…ね。」

こんな縁もゆかりも無い場所でひょんな感じに手元に戻ってくるなんて、先の(召還)の事例は恐らく(人)以外にも適応してしまうのかもしれない。――これもまた一つの特徴という訳だろうか…

癖なのか如何なのか――そっと自分の手帳を手元に出すと、その(特異)の例の一つとして(物品の移動)を記録する。平坦で平凡な魔術師でも調べものならこれくらいはするモノだ。

ロケットペンシルなどという色々と時代掛かった物でスラスラとメモを取り――鞄を手にすると魔術師もまた身体をほぐす様に軽く体操をしていた少女と同じく階下へ降りるルートを探す。此処は屋上だから…ドアがある筈――外側から降りる梯子が一つ、かんぬきが掛かった状態の木製のドアが一つ。

「…目立たないで下の通りに行くには」

≫黒美あいな

4ヶ月前 No.440

ルーメンの賢者 @makita ★Android=1ZJoxJicBJ

【 ビルスト国/森/洞窟前/カエルム(賢者正装×マントローブ) 】


 廃集落から幾ばくか離れた森の中。その鬱蒼と生い茂る木々が生み出す緑の闇の中に、さらに濃い闇が口を開けている。その前に佇む一人の影――――。
 白いマントローブを纏う後ろ姿は、かの《光の賢者》の青年のものに違いないのだが……。

「代償を支払うには十分すぎるほどだろう……。2000年ぐらいは保ちそうだ。貴様には、生贄となってもらう……」
 青年は微かに笑った。淀んだ目が真っ直ぐ闇の中を見つめている。
「なぁに……心配せずとも、貴様の肉体は私の器となり、朽ちるまで生き続けることとなる。私の新しい肉体、これで終わる。奴らへの復讐……いや、そんなくだらないことの為ではないな…………もっと崇高な目的のためだ」
 彼の視線の先には何もいなかったが、まるで見えない何かに語りかけているような、不審な行動であった。それもそのはずだろう。見えるものであれば、彼の目の前には闇に絡みつかれ身動きが出来なくなっている霊魂―肉体の持ち主―がいるのだ。青年の肉体と瓜二つの霊魂は、じっと相手を睨みつけている。

「悪く思うな。力のない人間の霊魂はすぐに消えるが、闇に抗えるほどの力のある貴様が喰われれば、この世界は魔の者の支配下に入るであろう。そうすれば無闇に殺される人間もいなくなるぞ。必ず成功させなければな……!」
 皮肉混じりに、賢者の姿をした何者かが言った。


>ビルスト国All

4ヶ月前 No.441

NACL @izuma☆VNvX9naPtFo ★HhCfmmMzXU_NFR

【リスター・フリシア国境地帯→リスター国内へ/アムール砦(森林地帯潜伏→奇襲開始→後退)/レンジャー・ルーサン(ステルス・ボーイ使用)、レンジャー・キーバー(ステルス・ボーイ使用)、???、????(多数)】


――――

縄でぎゅうぎゅうに締め付けられて、大人数且つ背中合わせに縛られて身動き出来ないでいる猿轡を噛まされた兵士達、そんな人の塊が8つほど、砦の開けた場所に並べられてもごもごと身を揺らしている。

≪めずらしいモンだな?お前が一人も“殺さず”に制圧するなんて、気紛れか?それとも心変わりか?≫

無線越しのしがわれ声の何処と無く皮肉る様なそんな言葉を耳にするが、気にも留めない様子で姿を(消した)ままのレンジャーは野戦図や指揮書、伝令文の類を粗方引っ提げつつこんな返事を返した。

「(殺さないで制圧する事も出来る)…と示して置けば、――(敵)が此方の戦力を読み誤る。」

これに過剰反応して増援を出してくるなり、はたまた手を出してこなくなるなり、何らかのアクションを見せる筈だ。そもそも極少人数でのゲリラ戦を選択した二名からしてみれば前者ならば望む所であり、後者ならば後者で本来の此方(リスター側)の戦略目標を達成できたと言う事で仕事が完了する訳で、どちらに転んでも構わない訳という事なのだが…――当然、定時連絡が途絶えた点から(フリシア)側もまた、次の手を打っていた。

―――



「…………キーバー」

≪ああ、分かってる…奴さん方、どうやら漸く俺達を“食い手のある相手”だって理解したらしい。――面倒そうな連中を放ちやがった≫

――何かが徒党を組んで、音も無く―しかしながら異様な圧迫感を感じさせる勢いで此方へと向かって来ている事を…片や感性で、片や“勘”で感じ取った二名の兵は…

「此処じゃ場所が悪い。――移動する」

≪賛成だ≫

―そっと足を運んで、持てる物は回収しつつ砦からそそくさと姿を消さんとする。――国境の深い森林地帯で“影”と“闇”が追撃戦・撤退戦をそれぞれ展開――それこそが得体の知れない“隠密”に並ぶ(フリシア)暗部の実働戦力たる“黒騎士”の群れその物であった。

元よりたった二名で何時までも相手にするには余りにも数が違い過ぎる点から、レンジャー側はとっととリスター国内への撤収を狙う事にしていた。


≫アムール砦ALL フリシア・リスター国境線付近ALL

4ヶ月前 No.442

黒美あいな @firstmoon☆Iqtd6N0SMOw ★iPhone=QtQ3S8TXME

【ビルスト国/城下町/商店街(屋上)/黒美あいな】

「ーーにゃはは、おねーさんが笑った」

彼女の表情が和らいだ。よくわからないが、どうやら此方の何気ない仕草が彼女の緊張をほぐしたらしい。

そんな表情を見て、つられるように笑顔を見せて無邪気に喜んだ。

「人工物と違って、本物は大地から採れたから自然霊が宿るんだね。自然って面白い」

大人びた口調だが、よくよく聞けば好奇心に満ちた幼子らしい感想を述べている。

憑代が曲がりなりにも“人間”であるというのもあるが、“裏”の弱体化によって知識に欠落が生じた事が大きい。

不完全な存在になった結果、憑代の人格に引っ張られて人間寄りになっている。

ーー尤も、一番の理由はメディナ・アスタロッドの存在が大きいが。

「“きょうかい”?……ん、もしかしたら、鞄さんはメディナおねーさんに会いたかったのかもね」

メディナの発言を気にしつつ、鞄を眺めながら感想を述べた。幼子らしさを垣間見せつつ、物に魂が宿るという概念を理解しているとも受け取れる。


「おや、懐かしい/何それ、何それ、面白い」

大人びた声で懐かしむように/初めて見るものに好奇心を滾らせるように、異なる答えを口にする。

ーー元から人ならざる何かとメディナが気づいていた為か、はたまた、うっかりなのかはわからない。

少なくとも、メディナ以外に周囲には気づかれない状況である。

「……ん、人払いするか、何かで気を引いてる間にこっそりと、かな?」

前者は魔術、後者は物理的な、異なる方法を提案する。

>メディナ・アスタロッド

4ヶ月前 No.443

Ω綾崎ハヤテΩ @linnvo ★iPhone=vHS9oEFUi7

【ビルスト国/集落/パトロン=セラフィム】

合流すれば、嶽丸さんと抱擁を交わした彼女は、重武装を纏った身体に戦闘による生々しい傷跡が現れている。只者ではないのだろうが、やはりあれ程の大群を一人で相手するのは流石に厳しかったであろう。
彼女の名はタナガーと言い、『戦艦』をしているらしい。

「私はパトロン=セラフィムと申します。とある国で聖職者をしている者でございます。厳しい戦況の中、本当にご苦労さまでした。こちらこそ、よろしくお願いします」

自分も簡単な自己紹介をして、彼女の手を取り握手を交わす。
タナガーさんの話によると、虫が一掃されてすぐに仲間の方の姿が見えなくなったようだ。先程疑問に感じていた点と同様だった。此方からも急に確認出来なくなったのだ。

「分かりました。では、見てみましょう」

再び力を借りて、今度は集落全体を一通り確認してみることに。……しかし、彼らしき人影はなかなか映らない。また、邪気の主と思われるものも特に見当たらない。普通に視認できる状態でないだけかもしれませんが。

「此方を狙おうとしている者は特に見当たりません。ですが、仲間の方も……少なくともこの集落の中には居ないようです」

>タナガー、嶽丸、カエルム、集落all

3ヶ月前 No.444

雁淵ひかり @recruit ★wpcVrEAf3F_M0e

【月詠国/→船倉/雁淵ひかり】



>>ルルフィン、???(望月、トムニャン、カービィ)




 戦う為の武器さえあれば。
 今も一人で戦っているこの世界で出来た新しい友達の事を考えれば、落ち着いてなんていられないのは寧ろ当たり前。しかし──

「──っ」

 伸ばされた手によって、焦燥に後押しされた勢いは制され、ほんの少しではあるものの、確かに心中の揺れは和らぐ。
 彼女は水晶の中を覗き込むように、ひかりの眼を見詰めた──まるでその中に宿る、言うなればそう、"意思"を見定めるかの如く。
 やがて彼女は何かを認めたのか、納得したように一人頷けばひかりを抑えるようにして翳していた手である場所を指差した。見ると、それが示していたのは船の内部へ続く階段の入口。

「! は、はい! ありがとうございますっ!」

 船倉へと繋がる道。其処にあなたの望みの物があると。確かな道筋を教えてくれた相手に、少女は大きく御礼を述べれば、一目散に駆け出していた。振り返っている暇なんてない、今度こそ急ぐんだ。間に合わなかったなんて結末は、絶対に厭だから……ッ。



 そうして──走る、走る



 船の底、何処までも続いているような暗がりの奥へ。脇目も振らないまま、ただ真直ぐ──

「!? う、わ──」

 然し、揺れる船と急ぐ足とが災いしてか、途中で空転した足が見事に段差を踏み外して、少女は体勢を保てずにぐるりと階段を転がり落ちていく。
 皮肉な事で、その御蔭か其の侭走って進むよりか、随分と早く目的地である船倉に辿り着く事にはなるのだが。
 叫び声と共に大玉か何かのように雪崩れ込んでくれば、もうもうと土埃が立つ。

「い、つつ……」

 普通の人間なら如何考えても重傷ものの勢いだったが、しかしウィッチである彼女の身体は魔法力に守られて、常人よりも頑丈だ。元々タフな事もあってか、その辺りひかりは余計に際立っている。
 とはいえ、痛みがない訳でもない。ずきずきと奔る痛みを手で抑えながら、少女は周囲を見回すのだった。

3ヶ月前 No.445

ティーラ @akuno1414 ★iPhone=mBlV6SUiZg



【サタン/フリシア王国/城下町】

…私を捉えたのは、1人の少年だった。彼は私を睨みつけた後、ついてこいと言って先に進もうとした…そして手錠がわりなのか、自分につけている包帯を私の腕にも巻きつけた…

「…」

なんなんだ、この小僧は…このサタン様に対して随分偉そうな態度を…だが、ここで抵抗してはさらに面倒なことに…今は黙ってついていくしか…!

>>ルイア


【トムニャン、カービィ/月詠国/港】

…う〜ん…しばらく気絶してたけど、一体何が…そういえば、

ーあなた達(トムニャン&カービィ)も其処へ隠れていて、少なくともココ(甲板)に居るよりは安全だから、幸運をー

…って、夢うつつに声が聞こえたような…ひかりちゃんや望月ちゃんは…?

トムニャン「カービィカービィ!一体何がどうなってるミャウ!?」

カービィ「トムニャン!僕にも何があったのか…!」

すると、トムニャンがこちらに駆け寄って来る…彼も何が起きたかわからないようだ…

>>望月、ひかり


【八代美奈子、ラグナス・ビシャシ(子供姿)/月詠国/茶店】

ラグナス「ふふん、やはりそうだったか…」

美奈子「なんだかなぁ…」

あたしは苦笑いしながらラグナス君を見る。というか、この子ほんとに勇者なのかなぁ…

ぐううぅっ〜…

ん?なんだろこの音…辺りを見回していると、赤面になっているラグナス君が…

ラグナス「…ゆ、勇者は腹をすかすものだ。」

…と、ぷいっと顔を背けながらそう言っていた…

>>久音


【セイラ・フラワッテ、USAピョン、アリィ/リスター国・庭】

セイラ「…あ、すいません。ガイギンガさん…」

アリィ「私が持ちますね!」

…いけない、危うくガイギンガさんを忘れるところだった…アリィちゃんはガイギンガさんを持った。

USAピョン「それで、これからどこいくダニか?」

セイラ「…そうですね…」

…USAピョンにこれからどこにいくのかを聞かれ、私はうーん、と悩んでいた…

>ガイギンガ


【大変遅くなりました…後ほど新たな絡み文を投稿します…】

3ヶ月前 No.446

NACL @izuma☆VNvX9naPtFo ★HhCfmmMzXU_jCr

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3ヶ月前 No.447

NACL @izuma☆VNvX9naPtFo ★HhCfmmMzXU_jCr

【フリシア国/城下町/商店街(屋上)/メディナ・アスタロッド】

恐らくは(知識)で言うなら、目の前の不可思議でやや歪ながらも屈託の無い二面性を持った(彼女)の方が遥かに上なのかもしれない。――流石に中身まで推して図れるほどの人物観察眼なんてものには恵まれている訳ではない平凡な魔術師である己としては其れ位しか伺えないモノだが…

「鞄が会いたがる?…変わった発想をするんだね?貴女は――でも、こんな形でまた手元に戻って来るなんて、“不思議”な事もあるのかも…」

東洋の神秘系列で言う“付喪神”――モノに魂が宿り意思を持つという其れ…文化的にはそれほど身近ではない考え方ではあるものの…ひょっとしたらそういう事もあるのかも知れないという思いも多少抱けている。(それこそ“鞄”が喋り出したりしたらパニックに陥るだろうが…)しかしながら魔術師の端くれとしては論理的・形式的な思考も伴うべきであり、そのまま鵜呑みにしてしまうのにも抵抗が無い訳でもあるけれども…

「!!…(心※…一人から二つの声…)」

片方は懐かしみを、片方はあどけない好奇心を――近しくとも遠いとも言える言葉を、彼女(あいな)は“同時”に口にした。まるで其々に意味があるといわんばかりに…これまた改めて見てもやはりまだまだ良く判らない人だという当たり前の感想を覚えながら

「“人払い”も必要とは思うけど、第三、第四者からもし見られていたらやっぱり怪しまれると思うよ。――気をひいて便乗して移動した方が目立たないで済むかも…」

あいなからの提案に、どちらもどんな手を使うのかは判らないが――前者の場合だと、やたらと急に閑散としだしたら目敏い手合いならば違和感を見つけ出して来てしまいそうだと思った事を言いつつ、後者の(ひきつける)方にメディナは賛成の意を示した。


≫メディナ・アスタロッド、フリシア城下町ALL

3ヶ月前 No.448

嶽丸 @firstmoon☆Iqtd6N0SMOw ★iPhone=QtQ3S8TXME


【ビルスト国/集落/嶽丸】


『此方を狙おうとしている者は特に見当たりません。ですが、仲間の方も……少なくともこの集落の中には居ないようです』


「そうですか、ありがとうございます。……どうやら、この場を離れたようですね。カエルム殿は連れ去られたのでしょう。恐らくは先ほど感じた邪気の主に」




「タナガーと妖精殿にも周囲の探査をお願いします。……すみません、敵の大群と戦った直後であるのに」

タナガーと妖精に協力を求める。酷使する事を謝る。思えば、出会った時から彼女と妖精に助けられてばかりだ。頼ってばかりではいけない。


「私も気配と臭いを辿ってみます」

集落は薬品に似た虫達の臭いが充満しており、錆臭い血の臭いと死臭とが混ざり合っている。嗅覚の鋭いものには息苦しい状況だ。血の臭いだけならまだしも、薬品めいた臭いには慣れない。虫達が体液や臭いは避けた方が良い、と本能的に危険を感じた。

ーー胸騒ぎが治らない。このまま時間をかければ、取り返しのつかない事になる予感がする。何か大きな災厄が起きるような。痕跡を見つけ次第、直ぐに集落を発つ必要がある。

出来るなら村人たちを葬いたいのだが、今しばらく待たせてしまう事になりそうだ。

>セラフィム >>444 、タナガー、(カエルム)、集落ALL

3ヶ月前 No.449

空母ヲ級 @firstmoon☆Iqtd6N0SMOw ★iPhone=QtQ3S8TXME

【リスター国/移動中→街/空母ヲ級】

「ヲッ、ヲッ、ヲー……」

何かの歌詞を口ずさみながら街へと歩む。だが、直感的に遠くから何か近づいて来ると感じて立ち止まる。記憶こそ失っているが、本能的な部分や能力は身体が覚えている。

それこそ、自分が人外の存在であると気づいてしまうほどに。

ーー思考を切り換える。先ほど聞いた話を思い返し、国境付近での事に 関係しているかもしれないと推測する。

「……気ニ、ナル、ケド……」

艦載機を飛ばそうとしたが、躊躇いが生じて止める。

記憶喪失とはいえヲ級も深海棲艦ではあるが、少なくともリスター国には受け入られている。しかし、フリシア国は違う。人外の存在を認めない彼の国が如何に危険かは、今のヲ級でも理解出来た。

存在を知られてはフリシア側につけ込まれてしまうのではないか、という疑念を抱いてしまった。故に、状況を探るために艦載機を飛ばすのを躊躇う。

このまま静かに街へ向かうべきか悩む。


>(レンジャー側) >>442 、街ALL

3ヶ月前 No.450

NACL @izuma☆VNvX9naPtFo ★zjBUBne9qH_aAB

【リスター・フリシア国境地帯→リスター国内へ/アムール砦→森林地帯(後退中)/レンジャー・ルーサン、レンジャー・キーバー(負傷)、???、????(多数)】

BADODODODODODODODON!

DODOM!

GATATATATATATATATATATATATATATATATA!

巻き起こる連続した指向性爆破、木々が数十本単位で薙ぎ倒れる音が轟く―――交互射撃を繰り返しながら彼我の距離感を保ちつつスピードを落とすことなく後退する二人分の影と、そこから適度に追尾可能距離を維持して攻撃魔法や飛び道具、異世界製の光学兵器の牽制射撃を行いながら飛ぶ様に追尾する十数ごとの横隊。

≪数も減らねぇとは、ドリル(教本)みたいに高度に統制・指揮されたやり手の連中。―――個々の技量も高くて、おまけに広域火力持ち、しかも指揮官は即決で迷いも無く速いと来た≫

「監視地点ブラボーから一つ飛んでチャーリーまで後退、其処でアンブッシュして損害を与え釘付けにする。」

≪了解、森林地帯で撤退戦なんて東南アジア以来だ。――あの地点のブービートラップは全て敷設済み、上手く行くと良いんだが≫

光学迷彩(ステルスボーイ)は既にクールダウン状態であり、濃褐色のコートを翻しているNCRレンジャー(もといデザートレンジャー)特有の装備が森林地帯では相応に目立っている。それもそのはず、この手の青々とした自然豊かな環境などと言うものは極一部を除いて最終戦争後のアメリカには存在しないからだ。尚且つネバダからアリゾナ方面で活動している兵員が、そんな環境に対応したモノを有している筈も無く。

――



レバーアクションのブラッシュガン、一秒に二発の速射…一度に複数の軌道を辿らせる熟練の射撃手特有の早撃ち。で高威力のライフル弾を4度ほど撃ち放ち、先に進み膝立ちで得物を構える同僚の肩を軽く叩いて合図しモジュールライフルを扇状に掃射させ火線を張る。

空薬莢の熱と硝煙の噎せ返る様な匂い――だが血の匂いはしない…と、百戦錬磨のレンジャーは思う。敵方にはここ十数分間の撃ち合いで負傷者は出ていない…此方も牽制と制圧射撃優先でそれほど狙って撃っている訳ではないが――この世界の(人間)には珍しく(銃火器)に関する知識と、具体的な防護策を理解している手合いなのは間違いない。

「熱量変動探知」

≪!!…個人携行式の気化爆弾か何かか?≫

数挙動遅れていたら――恐らくは瞬時に100範囲を消し炭にした魔法だか何だかの餌食になっていただろう。一際眩しい閃光と共に紅蓮の熱量が、数秒前まで二名が居た範囲を瞬時に炭化させてみせた。恐らく遠くからでも一際目立ったであろうその一撃。

焼き尽くされた背後を尻目に走り続けるレンジャー、しかし――

ガッ――

≪ッ…レーザーか≫

狙い済ました光線の一撃が、殿についていたグールなレンジャー(キーバー)の右足を射抜く。鮮血が飛び散り…――そのまま倒れまではしなかったが足取りがやや遅くなった同僚を、無言で担ぎ、彼が使っていたモジュールライフルを片手撃ちで背後に掃射しつつ、ルーサンは離れ続ける。

GATATATATATATATATATATATATATATATATA!

≪しくじった、チィッ…ヤキが回っちまったらしい≫

「…もうじき街だ、手当ては其処でやる。」

≪モルパインは自前でもう打ってあるさ、のんびりどうぞ?≫

グールは皮下細胞が腐ってるから痛みにゃ鈍いんだと軽くジョークを飛ばしながらもやはり少なくない痛みに悪態を吐く同僚を担ぎながら、レンジャーは獣道をスピードを下げる様子も無く走り続けた。――

―――

――

国境線から大分離れ、また(敵)の追撃が収まった頃に…――二名は森の麓より、街の郊外へと到着する。


≫(空母ヲ級)、リスター王国ALL

3ヶ月前 No.451

Ω綾崎ハヤテΩ @linnvo ★iPhone=vHS9oEFUi7

【フリシア国/城下町/ルイア】

路地裏から、サタンの手首に縛り付けた簡易包帯を引いて移動を始めた。この構図は、見た目はまるでペットを連れ歩く主の様。しかしそれ程呑気ではいられなかった。
サタンに話しかけもせず黙ったまま先を歩くルイアは、数分後二人の人影を見つける。幸い追っ手はまだ来ていない。

「ボクトー!」

まずはボクトの名を呼び、二人に近づいていく。

「お探しの奴連れて来たよ。空飛ぶ人間はこいつが本物で間違いない」

と伝えて、欲しい物を手に入れたような笑顔を向ける。頭の角は落とした帽子を被らせて見えなくなっているが、取ればちゃんと角はある。

「あんたも間違ってなけりゃ……こいつのこと捜してたんだろ?」

続いて少年(アイト)にも確認を取る。

>サタン、ボクト・ツアーニ、アイト、フリシア国城下町all

3ヶ月前 No.452

黒美あいな @firstmoon☆Iqtd6N0SMOw ★iPhone=4FRSUGKsNa

【フリシア国/商店街(屋上)/黒美あいな】

【すみません、前のレスで国名を間違えました】


「東洋の島国にある、万物に魂が宿るという考えが好きなので……ん、もっと単純に言うなら、そういう不思議な事があってもいいな、それは素敵だなと思ってね。……変、かな?」

尤もらしい答えを言おうとして言葉を止め、素直な答えを返した。

この身に憑いている存在のせいで人外の存在になったとはいえ、心が無い訳ではない。不思議な事があってもいいじゃないか、と考えてしまう感情がある。

そんなメルヒェンな思考を抱きつつ、彼女のことをさりげなく振り返る。論理的な思考や言動、恐らく彼女は魔術師なのだろう。少なくとも、人間を辞めてはいないようだ。それに、人間味を感じる。

ーーだが、そこがいい。彼女の愛すべき個性と言えよう。

「ーーああ、ごめん。珍しいものを見たから、つい……驚かせてしまったかな」

人外の一面を見せたことに対する反応を問いかける。驚いたように見えるが、嫌悪は感じられない。

どうやら、今のところは嫌われてないようだと安堵する。様子見つつ人外らしさを小出しにしているが、初対面に対して攻めすぎただろうかと考えつつ彼女を見る。


「気を引きつけて、か……そうだね、目立たず穏便に済ませる方法がいいね」

しゃがんで辺りに触れて何かを探す。拾ったのは小石を数個。

「これで音を出して注意が向いた隙に降りる、か……あるいは声帯模写で動物の声か、警戒音でも出そうか。これなら魔術や能力と違って気付かれない」

魔術を使わない方法、という要望に応えて提案する。こんなこともあろうかと身につけた技術だ。

問題は、どうやって注意を逸らすかだ。声帯模写を使う場合は自分が囮になる必要がある。

いざとなったら建物を飛び移って渡れる程度には鍛えている。先ほど彼女を助けた時みたいに。


「仮に見つかったとしても、仲の良い姉妹にしか見えないよ」

もしものことを考えつつ、彼女の不安を和らげようと無邪気に笑う。

本音を言うなら、家族というコミュニティに興味がある。メディナが姉というのも悪くないーーと、初対面に対してこんなことを考えてると知られるのは良くない、かもしれない。

ーー最初は少女と間違えてしまったとは言えない。良く言えば、なかなか若々しい。素直に言えば、幼く見えてしまう。決して悪くない、むしろ、それがいい。


ーー落ち着こう。本業(悪だくみ)以外で人間と話すのが久しぶりで興奮しすぎた。

クールダウンしつつ彼女の答えを待つ。人間である彼女の見方が気になる。


>メディナ・アスタロッド >>448

3ヶ月前 No.453

NACL @izuma☆VNvX9naPtFo ★HhCfmmMzXU_R7k

【ビルスト国/集落(正面戦闘)/タナガ―(艤装顕現・艦載ヘリ(Ka-31E)×3展開・レーザー誘導配置)】


「礼など要らん、この場でわたしがやるべき事をやったまでの事だ。――貴様とわたしの仲じゃないか、水くさいぞタケマル。――寧ろ、礼ならわたしから言うべき事であろうさ。」

曰く“良く無事に戻って来てくれた”という――当たり前の事だが切実な彼女の想い。少しばかし照れくさいからか口には出さないものの…

――

セラフィムとの自己紹介と挨拶を終えた後、彼の有する(力)を以って集落全体を“視る”

しかしながら特に手掛かりになるモノや残敵の類は確認出来なかったらしい。


「当たり前だ。此処がまだ敵中であることに変わりは無い。都合の良い休息など敵が与えてくれるものか、…任せておけ。“彼ら”もわたしもまだまだ余力なら有り余っている。」

哨戒中の艦載ヘリ三機は相変わらずの様子で上空から四方の索敵を続け、タナガー自身は送られて来るそれらの情報を選り分けて観ている。

――



「……村人達の遺体は後で弔おう。しかし、酷い事をするモノだ。」

流石に彼(嶽丸)ほど嗅覚が良い訳では無いので詳しくは察する事は難しいが、それでもうんざりするような死臭や血の匂いと――あの妙な魔特有の慣れない(頭から被りまくっていたが)臭いは彼女でも分かる位に濃く――不吉なモノを感じさせる。



≫嶽丸、セラフィム、(カエルム)、集落ALL

3ヶ月前 No.454

雁淵ひかり @recruit ★wpcVrEAf3F_M0e

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3ヶ月前 No.455

エストエル @firstmoon☆Iqtd6N0SMOw ★iPhone=4FRSUGKsNa

【ビルスト国/移動中→港/エストエル】【港にエストエルを移動します】


ーー森の方から“懐かしい”気配を感じた。同じ世界の“知り合い”か否かまではわからないが。向こうは取り込み中かもしれない上に、いざ顔を見せたら挨拶がわりに一戦交える流れになりかねない。今は、そっとしておこう。


気を取り直して、足を運んだ先はビルスト国の港である。つい先ほどまで他国の輩がドンパチやらかしていた場所だ。

何故、そんな場所にエストエルは足を踏み入れたのか。それは、何か面白いことになる予感がしたからだ。理由としては曖昧過ぎるとツッコミが入りそうだが、直感というのは案外と馬鹿には出来ない。

まして、超自然的な人外の存在ならば尚更である。その直感が訴えるのだーー“港に迎え、そこで奇妙な運命の出会いがある”、と。

「仮にも地ごkーーげふんげふん……仮にも、私ともあろうものが、直感をアテにするなどとは……いや、たまには思いつきで行動するのも悪くないか」

そろそろ、否、割と始めから正体を隠すのが面倒になってきたせいか、独り言からボロが出始める悪魔。受肉したせいか人間味がマシマシなようである。あるいは、これが素なのかもしれないが。


ビルストーー様々な種族が暮らす国。多かれ少なくかれ問題はあり、程良く混沌としている。


召喚当初は平和で堕としがいのある面白い街と思ったがーーなかなかどうして壊すには惜しい、と今は思う。世紀末はとうに過ぎている。悪魔だって休暇をとってもいいだろう。問題ない、魔王(わたし)が許す。


ーー悩みを自己解決した後、周りの邪魔にならないように港から海の方を眺める。


「そろそろ船が来る頃合いか……さて、どんな人間に出会えるか楽しみだ」


奇妙な運命との出会いーー未知への期待に心を弾ませながら船を待つ。


>ビルスト国・港ALL

3ヶ月前 No.456

空母ヲ級 @firstmoon☆Iqtd6N0SMOw ★iPhone=4FRSUGKsNa

【リスター国/街/空母ヲ級】

「ヲヲ……オサマッタ?」

闘争の気配が遠ざかった。離れた此処からではわからないが、少なくとも街が戦場になる事は無さそうだ。

ーー今のところは、だが。

気を取り直して街へと足を踏み入れた。花の国と称されるだけあり、街中に花が咲き誇っている。風が運んで来る花弁から匂う、花の香りが心を和ませる。

「綺麗ーー」

昏い□□には無かった彩りが、温かな日の光が此処にはある。探し求めていたものーー□□□□とは違うけれど、それが何か知る為のきっかけになると感じた。

未だに思い出せない、しかし僅かに覚えているような気がする過去の記憶。



見知らぬ世界に来て、おまけに地上で過ごしている。正直、未知の事ばかりで不安が多い。

しかし、同時に心の何処かで楽しみだと感じている自分がいる。こんな人間的な感情が芽生えるとは思わなかった。


まだ、自分が何者なのかはわからない。人間ではないのかもしれない。それでも、今は此処で生きてみよう。自分の求める答えが見つけるためにーー


>(レンジャー・ルーサン、レンジャー・キーバー)、リスター国・街ALL >>451

3ヶ月前 No.457

ルーメンの賢者 @makita ★Android=1ZJoxJicBJ

【 ビルスト国/集落/上空→地上/カエルム(マントローブ×賢者正装)/アセンション発動 】


 彼は不穏因子となるであろう全てのものを滅ぼす必要があった。未だ生贄は闇に食われておらず、浸食されるまでには時間が必要だ。もしもその間に邪魔が入るようなことがあれば、今までのことが水の泡となってしまう。それだけは避けなければならない。

 森林地帯の遥か上空。純白の翼を広げ、彼は地上を見下ろしている。猛禽類の如き視力で捉えたのは、この肉体の持ち主(生贄)と先程まで共に行動していた三人だ。鬼に、聖職者に、何とも不思議な、だが物騒な姿の娘――――。

「取り敢えずは挨拶からとするか……」
 意味深にそう呟いて、彼は肉体の脳が憶えている記憶をたよりに詠唱した。途端、雲に覆われた天空には巨大な黄金の円陣がいっぺんに四つ浮かび上がり、そこから溢れる輝きは、恰も太陽の光のように地上の彼らを照らし、枯れた土からは豊かな緑と色とりどりの花を甦らせた。だが決してそれは、穏やかなものではなかった。

 その四つの円陣から巨大な目がそれぞれ現れたかと思えば、まるで殺戮兵器のように太い光線を照射した。《挨拶》ということ故か、敢えて三人を狙わず彼らの周りを狙ったわけであるが、直撃した場所は当然のことながら、岩石は溶け、或いは黒く焼け焦げている。

「成る程……。“聖なる力”というものは扱いにくいが、これだけのことが行えるのならば文句はない」
 新しい服を試着でもしているかのような素振りで、使い勝手を一人賞賛。表情は欲しかった玩具を弄ぶ子どものようだ。


>タナガー、嶽丸、セラフィム

>ビルスト国All

3ヶ月前 No.458

嶽丸 @firstmoon☆Iqtd6N0SMOw ★iPhone=4FRSUGKsNa

【ビルスト国/集落(正面戦闘)/嶽丸】


『礼など要らん、この場でわたしがやるべき事をやったまでの事だ。――貴様とわたしの仲じゃないか、水くさいぞタケマル。――寧ろ、礼ならわたしから言うべき事であろうさ。』

「貴方と私のーーええ、そうでしたね。タナガー」

タナガーの言葉に驚いて目を見開いた後、海で出会った時に話した事を思い返し、納得して静かに目を細めて微笑む。どこか照れくさそうに見えた彼女に、思わず表情が綻ぶ。こんなに短期間で感情が動くのは久しぶりだ。

それに、彼女と出会ったのは、つい、先ほどの事の筈だった。なのに、随分と長く共に居たように錯覚していた。まるで、ずっと昔から一緒だったかのように、というのは大袈裟かもしれないが。





改めて振り返る、共に行こうという彼女との約束ーー元の世界に戻るまでの間か、あるいはーー何れにせよ、今はこの事態を解決してからだ。


「お願いします。私は引き続き、臭いと気の流れを辿ります」

哨戒中のヘリで周囲を探索するタナガー。タナガーとセラフィムの“目”、此方は“鼻”と“肌”で周りを調べる。相変わらず死臭と血の匂いが充満しているが、あの親玉から感じた濃い憎悪の残り香が混じっていないかと探る。


「はい……せめて、安らかに眠っていただけるように。……ええ、何故このような酷い事を……ーー虫の親玉から感じた憎悪……そこまでするほどに怨みがあったのでしょうか」

タナガーの言葉に頷く。後でセラフィムに、この国での埋葬方法を教えてもらおう。そして、惨状と虫の親玉から感じた憎悪を振り返り、目的が復讐なのではないかと推測する。

ーーその直後だった、急に天が光り輝き出したのは。


「ーーな、っ……!?」

天を見上げて目にした光景に、思わず息を呑む。黄金に輝く巨大な4つの円陣が天に浮かび、それらが放つ光が周囲を照らして地上の枯れた大地を蘇らせるというーーまさに奇跡の光景だった。

だが、その奇跡は一瞬にして悪夢へと変わる。4つの円陣から目が開き、地上に向けて太い光線が放たれた。

「いかん、間に合わーー」

せめて二人を庇おうとしたが、動く間も無く光は放たれていた。

さながら、天の裁きの如く光は地上を焼き払った。岩石は飴細工のように溶け、地は黒く焼け焦げてしまった。

「生き、ているーーっ、タナガー、セラフィム殿、ご無事ですかっ!?」

光が消えるや否や、急いで皆の無事を確認する。

幸い、直撃はしなかったーー否、敢えて直撃させなかった。これだけ正確に周囲へ狙いを定めて放たれたという事は、いつでも狙えるという意思表示だ。

>タナガー >>454 、カエルム >>458 、セラフィム、ビルスト国ALL

3ヶ月前 No.459

NACL @izuma☆VNvX9naPtFo ★HhCfmmMzXU_0CP

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3ヶ月前 No.460

NACL @izuma☆VNvX9naPtFo ★HhCfmmMzXU_0CP

【フリシア国/城下町/商店街(屋上)/メディナ・アスタロッド、???(捕捉後離脱)】


「…ううん大丈夫、気にしてない。」

驚かせてしまったかという少女(あいな)に彼女はそう言いつつ首を振りながら大丈夫だという旨を伝える。事実驚く事には驚いたものの、相手の特異性から言えばまだまだ序の口とも言えるという認識もある為か、それとも割かし自分でも思ってもみないほど、この手の事に対する気持ちの受け入れが早いのか、いずれにせよ最早そんな事でどうこう忌む様な反応するほど不慣れでは無くなってしまった様だ。

「――確かに一番自然なやり方かも、…声真似も出来るなんて、貴方って相当多芸で芸達者なんだね?…ええ、それで良いと思う。」

提案された方法は非常に単純ながらもそれ故に中々難しくも思えるモノ、とはいえ相当運動オンチな自分は兎も角先ほど落ちていた自分を助けた際の身のこなしや立ち回りからして人外であることが分かり切ってる彼女(あいな)ならば簡単な事なのだろう。よってその提案で自分は構わないと頷く。



「姉妹…そう、かな?」

安心つかせる様なあいなの言葉に少し戸惑った様な表情を浮かべる、――でも確かに見ようによっては姉妹にも見えなくも無い。そして心なしか自分もまたそんな風に喩えられた事に対してそれほど悪くは思っていなかったりする。未だ得体の知れない(ナニカ)という認識が少なからずある(そして恐らくはソレで合っている)少女(あいな)ではあるものの…憧れていた家族として擬似的でも意識するというのは満更でも無いと感じている。

―――



一方



そんな二人を監視する“ソレ”…――離れた人混みの内から、(誰も気がついて居ない)であろう屋上に居る二名を視界に捉え――やがてそのまま流れる人波へと紛れ、ただでさえ希薄な気配を途絶えさせて速やかにその場から離れる。――

その(誰か)の首元には――この国の国章と、それを囲む感情を感じさせない八つの眼が示された装飾品が揺れていた。


≫黒美あいな、フリシア城下町ALL

2ヶ月前 No.461

NACL @izuma☆VNvX9naPtFo ★HhCfmmMzXU_0CP

【ビルスト国/集落(正面戦闘)/タナガ―(艤装顕現・艦載ヘリ(Ka-31E)×3展開・レーザー誘導配置)】


―――まだほんの短期間、けれども何故だか長くすら感じていた不可思議な感覚、彼(嶽丸)との旅路は始まったばかりだと言うのに。ほんの少しだけ互いに命を賭けた戦いに出向いた所での――微かな疼きの様なモノ。

見た目通りの娘でも、とりわけ命を持つ事自体が在り得ない事である。

そんな(元無機物)の彼女にはその心の“疼き”が何なのかがまるで見当がつかなかった。―身を張る事に、損害に、損傷に…そういったものは戦いの場では付き物であると理解して当たり前だと思う戦人のソレ(心構え)

それなのに…どうして

――そんな一隻/一人の物思いは、未知の手法を用いた(牽制)によって遮られて霧散する。

「…!――むっ」

“慈しみと無慈悲”

つまりそんな所だろうか…不自然ながらもまるで時間を早送りするかの様に緑葉麗しく育った草木

そして対照的に速やかな挙動で成される高エネルギーによる灼熱と破壊。――あの煌びやかな黄金色の四つの円陣を構築した者…その(目)から放たれた光線は正確に此方の周囲の地面を溶解させるほどの熱量と破壊を以って派手な有様にせしめていた。

「ッ彼奴の有効射程範囲内という訳か――此方は無事だタケマル、セラフィム神父は?」

――同時に哨戒ヘリから送られてきた画像情報が視界に投影されて――こんな真似をやってのけた(敵)を鮮明に彼女に認識させた。その姿を見て、身構えた状態の戦艦は首を傾げながらも…理解する。


「この感じは…“似ている”。――到底無関係では無いだろうが。…彼奴は――カエルム?」


≫嶽丸、セラフィム、カエルム、集落ALL

2ヶ月前 No.462

黒美あいな @firstmoon☆Iqtd6N0SMOw ★iPhone=SkBYWclB4P

【フリシア国/城下町/商店街(屋上)/黒美あいな】

【返信が遅れてすみません、分けて返します。見落としがあれば仰って下さい】


「……そっか、それなら良かった。ありがとう」

大丈夫だと答えた彼女を暫し見上げた後、静かに見上げながら笑顔を見せる。

未知に対する慣れが早いのか、はたまた心の受け皿が大きいのか、いずれにしても有り難い。

小出しに本性を見せているが、ギリギリを楽しむ以上に不安を感じていた。少なくとも、依り代の人格にとっては。

「生きる為に身につけた知恵だよ。魔術も道具も使えない時に重宝するよ。ーー何より、おねーさんの役に立てるなら嬉しいな」


彼女の方を見上げながら自信満々に笑顔を向けて答えた。


敵が多い立場上、不測の事態に備えて様々な術を身につけた。

保身の為ではなく、ヒーローを出迎えるヴィランの嗜みとして。あらゆる手段と悪意を持ってもてなす為にーーという事すらも後付けで、本当のところは彼女に伝えた通り“生きる為“だ。

人外の存在と言えど、この依り代は生を受けて十年にも満たない。それが一人で生きるには多くを学ぶしかなかった。

ーーそれが、偶然にも巡り会えた彼女の役に立つならば、それは尊い事になる。

「犬猫とか動物の声で注意を引くか、あるいは石が地面に落ちるタイミングに大きな音を出すか……」

出来る限り安全な方法を考えつつ、候補を立てながら拾った石を掌で転がす。普段の快楽主義が災いして、安全な方法が浮かばない事に悩む。



「………」

表情や動きには出さず、何かの視線に気づいて思案する。どうやら、自分たちは見張られているようだ。異世界の技術に明るいフリシア国なら、まして“あの王子の”国ならば、それくらい用意周到でもおかしくはない。例え、王子本人の意思によるものでなくとも。

ーー急いだ方がいいかもしれない、


>メディナ・アスタロッド、??? >>461 、フリシア国ALL

2ヶ月前 No.463

ルーメンの賢者 @makita ★Android=1ZJoxJicBJ

【 ビルスト国/集落上空/カエルム(マントローブ×賢者正装:アセンション発動→ノーマル) 】


 地上を焼く四つの目に見下ろされた三名。そしてそんな彼らを賢者の姿をした何者かは不適な笑みを浮かべ眺めていた。

 その後彼は天空の四つの目はそのままに、背中に召喚された大天使の銀翼を消し去ると地上へと自由落下。三人のいる場所付近へと、勢い良く着地した。
 普通であればバランスを崩すどころか身体が地上に接した際に発生する強い衝撃に堪えきれず、見るも無惨な姿になるものなのだが、これも世界の観測者一族としての霊力が作用してか、まるで何事も無かったかのようにマントを翻し、三人に向き直る。

 が、そのうちの一人に神父がいるのを認めると、賢者の余裕めいた表情は曇り、怒りや恨みといった負の感情を覚えさせるようなものへと変貌していく。
「神父か……。私は聖職者は嫌いだ……。存在だけで反吐がでる。私を迫害した奴も貴様のような聖職者だった」
 徐に聖剣を召喚する賢者の目には静かな怨念が宿る。
「先ずは貴様からだ……っ!」

 そう叫ぶやいなや、賢者は剣を握り、セラフィム神父を目標にきりかかろうと、迫ろうとしていた――――――


>ビルスト国集落All

2ヶ月前 No.464

嶽丸 @firstmoon☆Iqtd6N0SMOw ★iPhone=SkBYWclB4P

【ビルスト国/集落(正面戦闘)/嶽丸】

物思いにふける時は破壊の一撃で霧散し、再び闘争の空気が場を支配し始める。

「良かったーーっ、セラフィム殿は……此方は無事です」

タナガーが無事だった事を確認した後、セラフィムの方を見る。どうやら、攻撃は外れたようだ。外された、というのが正確だが。

「カエルム殿……いや、あれはーー」


タナガーの言葉に対して、何か違う、と言いかけた途端、カエルムの姿をした相手が動く。セラフィムを見た瞬間、急にに感情を爆発させて切りかかってきた。

「ーー危ないっ!」

このままでは間に合わないと瞬間的に力を放出、蒸気を噴き出しながら一時的に鬼の姿へ変化。角が鋭く長く伸びて、全身の肌が赤銅色に染まる。めり込むほど地面を踏みしめて駆ける。超自然的な加速で間に割って入り、金棒で剣を受け止める。



「ぐ、ぬうっ……!」

凄まじい感情の流れが剣を通して伝わってくる。間違いない、虫の親玉から感じた憎悪と同じだ。むしろ、それ以上に濃くて禍々しい。

「やはり、カエルム殿の体を……それに、この深い憎悪ーー貴方が虫達を操っていた術者ですね」

角が縮んで肌の色が戻り、再び人の姿になりながら問いかける。力は緩めておらず、相手の出方を窺う。

冷静さを保ちつつ、彼の答えを待つ。

>タナガー >>462 、カエルム >>464, (セラフィム)、集落ALL

2ヶ月前 No.465

見張り目と守り手 @izuma☆VNvX9naPtFo ★HhCfmmMzXU_Qjg

【フリシア王国内/????/???、???】


―広く、僅かな燭台の光のみが薄暗いそんな大広間の数少ない光源として機能している――煉瓦と古めかしい材質で作られ、ヒヤリとした空気が漂う様はまさしく其処が地下深くに位置している場所である事を誰に示す訳でもなく示唆している。そんな空間の中にあるのは儀式台にも似た祭壇めいた何かと、大きな机上に曝された一球の大きな水晶…仄かに鈍く、青白い光を放っているソレの前で腰に手を当てて立っている一人のフードを深々と被った初老の男の姿。

「―――報告を」

何処かやや掠れた声質ながらも、ハッキリとした声量で“彼”は己以外は何者も居ない筈のこの場で一つ、そう命じる。

途端に中空に更々と独特な筆記体が二方向にも三方向にもサラサラと赤く光る文章を瞬く間に書き出し、付随した映像としての記録が多数、中空に像を以って現される。――これらは彼が…彼が率いる組織が有する情報網・監視網・諜報網から精査されて抜き出された現状を記している。――この国(フリシア)の国内外――査定部門が捕捉し準脅威と認識した多数の不穏分子や、その兆候が見られる人物や存在。――そして重脅威として共通認識を持てるだけの証左が得られた未接触の(新手)…

「…“暗きもの”些か私が知るモノとは異なるが――脅威である事に他ならんな。」

各所にて活動中の(監視者)からの更新された情報…国内に顕現し、捕捉された(上位的存在)…の分身か、分裂体かのナニカ。――全くこの大事な時期に厄介なモノが(喚ばれて)来たモノだと半ば溜息を吐きながら…

「リスターの方は、追撃失敗とは珍らしい。(黒手)を抜ける手練れだったという訳か」



――何れにせよ(前者)は早急に手を打つべきだが…

「少々荒っぽいが――ソレと同行している―、召喚者なのか寄り代なのか、それとも疑似餌なのか…はたまた只の玩具なのかは知らないが…(彼女)の方を此方で確保する必要が在る。」


≫対象無し

1ヶ月前 No.466
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