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◆】―BAYONETTA―【◆―第二章

 ( なりきり掲示板(フリー) )
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版権+オリ/魔女/天使 @makita ★Android=QP7DgXg77L

《ラグナ信仰》の神話は語る――――




“かつて世界は神のもと《一つ》であった。
しかしファーストハルマゲドンにより世界は崩壊。
世界は《魔界》《人間界》《天界》その間を満たす《プルガトリオ》に分断され、神は永き眠りにつく”

謂わばそれは、《混沌の時代》の始まりであった……。
そんな時代の中、世界の観測者・二つの目は世を見守り続けた。

光の右目を所有する《ルーメンの賢者》
闇の左目を所有する《アンブラの魔女》



決して交わることを赦されぬ二つの一族……。

だが、二人の男女がその誓いを破ったことが引き金となり、長い争いが勃発。
両一族はこうして忽然と歴史から姿を消した。
不浄の子……《闇の左目の継承者》と共に――――――――




****






そして現代――――――――


500年の眠りから、《女》は覚醒した。
彼女の《目覚め》は偶然か?
それとも必然であったのであろうか?

彼女の憶えていることはたった一つ。
自身が《魔女》であるという事実だけ……。

記憶を失った女は《ベヨネッタ》として、襲い来る天使達の殺戮を繰り返しながら、その意味と運命に導かれていくのであった。



そして、同じく運命に導かれた者達が、あらゆる境界を越えて全てが始まった地《ヴィグリット》に足を踏み入れるのである――――――――――。






【原作はクライマックスアクションゲームBAYONETTA。超セクシーな変態魔女が天使を斬るっ!!

「あんた達を狩る理由が分かる? その顔がMU★KA☆TU★KU☆からよ!」

さあ皆さんもBAYONETTAの世界観でAllキャラを活躍させてみませんか?
BAYONETTAをあまり知らないという方でも大歓迎!スレ主がサポートいたします(*^_^*)】

メモ2017/06/24 14:17 : ルーメンの賢者 @makita★Android-1ZJoxJicBJ

◇参加希望の方は此方をクリック!

http://sns.mb2.jp/makita/d-197-2#S2

◇楽屋裏ゲイツオブヘル

http://mb2.jp/_ztd/42514.html#S0

◇登場キャラクター

http://mb2.jp/_subni2/19462.html-126#a

◇ストーリー

§序章§

>>1

第一話「曰く付きの葬儀」>>2,6,12,14,15,17,18,23

第二話「掃き溜めの酒場」>>3,4,7,8,9,11

第三話「明けの明星と闇」>>13,20,21,22,24,28,33

第四話「エンジェルアタック」>>10,19,25,27,29

第五話「レオンハルトの疑惑」>>5,16

第六話「危険なハイウェイダンス」>>26,30,31,34,35

第七話「誘い」>>32,37,38,40,50

第八話「時の観測者」>>36,39,42,43,44,45,46,47,48

第九話「little devils」>>41,49,51,53,54,55,58,69,70,77

§一章§『天使の住む街』

>>52

第一話「白昼夢、或いは記憶」>>56,60,63

第二話「聖なる巨人達」>>59,62,64,65,66,67,68,71,72,73,74

第三話「ヴィグリッド入域」>>57,61,75,78

第四話「怒れる《勇気》」>>80,81,82,83

第五話「CelestialDragons」>>76,79,85,86,87,88,89,90,91,92

第六話「サピエンチア召喚」>>93,94,95,96,97,98,99

第七話「闇の少女達と三月兎」>>84,102,103,104,106,107,109,110,112,115,137,138

第八話「魔拳クライマックス」>>108,111,113

§二章§『奇縁の街ヴィグリッド』

>>114

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影術師 @forte10☆NeDCG1Klls. ★SjANaFstHP_Gxb

【ヴィグリッド市街地/博物館付近・崩壊した石橋の向こう側/影を操る青年】

強い影の…もとい闇の魔力を湛えた銀髪オールバックの青年は崩壊して進めなくなった
博物館に向かって伸びていたであろう石橋を見つめて大きくため息を吐いていた。
駅舎にも行ってみたが、あそこはもう天変地異が起きた後の惨状としか言いようがなく、
そこら中に固まった溶岩が広がり、瓦礫の山ができていて景観もなにもあったものじゃない。
彼は裏社会で“影の牙”の異名を持つ暗殺者として生計を立てているのだが、
少し気分をリフレッシュさせたいと思い、少しの間休業して旅行にでも行こうと計画を立て、
古風な街並みのウィグリッドに行って景色を楽しんだりして過ごそうと思っていたが、
夜の街並みを見つつ駅舎の広場で一休みしようとしたら固まった溶岩と瓦礫の山…
博物館の外観でも見てみるかと赴けば石橋は原形をとどめずに崩壊…

「はぁ…ただの旅行に来ただけなのにどうしてこうも運が悪いのか…」

彼は額に手を当てて俯き、自分の運の悪さを嘆くような言葉を口にする。
すると、彼の耳がピクリと動く。だが、その耳の形状はまるで
ファンタジー映画に出てくるエルフのように長く、尖っていた。
この特徴はこの世界にいるかはわからないが伝説の古代魔族「コルディス」のものである。
そう、彼は古代魔族「コルディス」と人間のハーフなのである。
コルディス譲りのずば抜けた聴覚から彼は橋の向こう側にいる複数の人物が
どうにかしてこちら側に渡りたいというような会話をしているのを聞き取った。
あと、小さな少女と思しき声が自分を見つけた黒猫を飼いたいと言っていることや、
ハスキーボイスの女性の声がそれを宥め、諭す声も聞き取ったがそれはこちらには関係のないことである。
このまま無視して去っていくこともできたが、流石に彼もそれには思うところがあったらしく、
崩壊した石橋の許へと歩いていき、渓谷の前で足を止め、その澄んだ青い瞳の持つ鋭い眼光で奥の人物を見つめ

「おい、あんたら…こっち側に渡りたいのか?」

と、橋の向こうの相手に聞こえる声量で問いかける。

【フェルスのロケーションのプルガトリオを消し忘れていました;脳内で削除お願いしますm(__)m】

>博物館付近ALL

20日前 No.263

ルーメンの賢者カエルム @makita ★Android=1ZJoxJicBJ

【 人間界/ヴィグリッド/博物館付近/(賢者正装) 】


 石橋の向こうに妙な気配を感じたとき、黒猫を自分の家族にしたいという少女にフェルスが冷静に諭している様子が自然と賢者の目に入った。やや口角を上げながら、彼は「“フェルスマミィ”は、そこはしっかりしているからな」と小さく笑う。
 そして残念そうにする少女と、それを諭すフェルスに「飼い主が見つかるまで、預かっておいても構わないと思うが? 石橋の壊れた博物館に取り残すわけにはいかない」と提案した。

「……ところでフェルス。渓谷の向こう側にいるのはお前のボーイフレンドか何かか?」
 冗談めいた言葉を言いつつも、向かい側を睨む表情は真剣なものである。何せこの気配――――“闇”……そこには人影――――そしてその人影が若い男性の声で向かい側へ渡りたいのかと声を掛けてくれば「魔法使いに助けてもらえるというなら、どこぞのファンタジーみたいだが、まあそういったところだ」と正体不明の誰かに相変わらずふざけた応答をする。
 ただ警戒は解いていないのか、賢者は相手からその鋭い視線を反らすことは出来なかった。隠した片方の手は、既に拳銃を召喚し握っている。


>影術師

>博物館All

20日前 No.264

アルニアス/黒猫 @maaya115 ★vZhiyCrw2S_yFt

【 人間界/ヴィグリッド/博物館付近/(黒猫姿) 】

力無い黒猫こと、アルニアスは―――子供に抱き上げられていた。

だがしかし、野良猫でもなく飼い猫でもないアルニアスの力の源である“闇”が猫の右足に輪っかになって光り出す。
近くに“闇の力”を持った者が居ると輪っかみたいに光り出すと同時に、身体の魔力が少しずつ闇の恩恵の影響を受けていく。

すぐさま、子供の手から離れると―――元の姿へと戻ったのである。

「あ、やっと、元に戻った。」

やっと人の姿に戻れたアルニアスは、石橋を隔てた一人の少年と隣にいる子供と魔女らしき女性を見やることにした。
そして、やらかしてしまった。

「……あ。」

そしてもう一つ、瓦解した石橋のところからマントが一人でに動いて体の一部として纏ったのである。
今、此処に古の魔女が現れたのである。

>>周辺ALL

20日前 No.265

異端者 @ergou☆Aao/rdZJ3/w ★siB5HwVanD_EP8

【人間界/ヴィグリッド/広場/大友英凌、真アサシン】

「こんな物か」

スマートフォンを弄りながら何かを書き上げて送信する。
一人の少年はベンチに座りながら周囲を見渡す。

(エイリョウ、船のチケットが取れたよ)

「了解、ありがとうアサシン」

互いに魔力によって繋がっている為、口も動かさず思考しその言葉を伝える。
周囲からはただの何処にでもいる子供としか―いや日本人の子供が一人だけいるのは
さすがにおかしいか。
そう思った矢先、このヴィグリッドを支配するイザヴェルの私兵が声を掛けてくる。

『君、一人かい?ご両親は?』

内心下打ちをしつつ、何時ものように

「姉と一緒に来ていますから一人じゃないです」

とこれだけで済んだはずだが、この辺も物騒なことが起きたばかりだから
念のために身分証明書を見せてくれないかと尋ねられる。
此処で渋る理由は無いので素直にパスポートを取り出す。

『ありがとう、此処に来たのは観光かい?』

そうだと返答し、それから暫く会話が続く。
その内にアサシンが戻ってくるとイザヴェルの私兵は保護者かどうかを聞いた後
アサシンもそうだと返事を返し、最近物騒なことが起きているから余り離れないようにと
注意をした後、立ち去っていった。

「此処も警戒レベルが高いなぁ、いや子供だからか?」

東洋人だから目立つのかはわからないが、一人で居たら寄って来る可能性はある事を覚えた。
だがそれで連中の詰め所に潜り込めれば直接情報も流せる機会もあるので悪い手段では無いなと思った。

>all

20日前 No.266

アンブラの魔女フェルス @forte10☆NeDCG1Klls. ★SjANaFstHP_Gxb

【ヴィグリッド市街地/博物館付近/フェルス(戦闘正装)】

カエルムの黒猫の飼い主が見つかるまで預かっていても構わないと思うという発言に

「最初からそのつもりでここから出してあげよう。と言ったんだがなぁ…まあいい。」

と、自分も最初からそのつもりだった旨を伝えるとカエルムは渓谷の向こう側にいる人物は
彼女のボーイフレンドか?と冗談めいた言葉を言いつつも、渓谷を隔てた向かい側を真剣な表情で睨んでいる。

「馬鹿言え。あたしにボーイフレンドなんざいないぞ…」

彼女も冗談めいた言葉で返すも彼女も真剣な表情で向かい側にいる人影を睨む。
向かい側にいる闇の魔力を湛える人影…それから発せられる声は割と高めの若い男性の声。
闇の魔力を纏う彼は向かい側へ渡りたいのかとこちらへ声を掛けてきた。

「ああ。あたしたちはそちら側に渡りたいのだが…見ての通りだ。
なんだ?まさかお前が向かい側にあたしたちを連れていくことができるとでも言うのか?」

得体のしれない闇の魔力を持つ青年の声に彼女は警戒した声で答え、鋭い眼光で人影を見つめる。
カエルムはその人影から鋭い視線を外すことはなく、隠した片方の手は、既に拳銃を召喚し握っていた。
しかし、こっちもこっちで警戒を緩めることができない事態が起こった。
セレッサの抱く黒猫の右足に闇の魔力がリング状に光りだしたのだ。
そして黒猫はセレッサの腕から抜け出すと…女に姿を変えた。ビースト・ウィズ・インを使っていた魔女か?
彼女はそう思いながら再びチャクラムに変形させたハンディクレセントに手をかけ…

「貴様は…何者だ?見たところ、我々アンブラの魔女とはまた違う感覚がするが。」

と、強かで重々しい声で目の前に現れたマントを纏う古の魔女に問いかける。
闇の青年の方はカエルムに任せておくことにしよう。まずはこの女の問題を片付けねば…と彼女は思考を巡らせる。

>博物館付近ALL

19日前 No.267

アルニアス/黒猫 @maaya115 ★vZhiyCrw2S_yFt

【ヴィグリッド市街地/博物館付近/ アルニアス/(解除)】

元の姿に戻れた古の魔女と呼ばれている人物――アルニアスが姿を現した。

「あ、やば!!」

常闇魔女とか古の魔女とかの噂がどこまで影響が出ているのかわからなかった。
だが、魔力が少しずつ蓄積している感覚が明らかに脈動するように回復していく。

ポーチの中から一つの魔法瓶を取り出して、地面に投げつけた。

ぼふんっ

置換魔法――グラビィ・スキィラーを使って上空へと瞬時に飛んだのである。
どうして元の身体に戻ったのか整理をしようと思い召喚魔法を使うべくまたポーチから魔法瓶を取り出して発動させる。

召喚魔法――ルニクス・ギャレットを使い空を自由に飛べる魔鳥獣(ガーゴイル)に指示を出して鳥の姿へと変えさせた。
鳥の姿へと変えた魔鳥獣の背中に乗りながら深呼吸をして少し落ち着きを取り戻すことが出来た。

「でも、危なかった。あのまま子供に飼われたら…食事にありつけると思ってたけど、少し残念な気もするわね。」

上空へと逃げたアルニアスは、魔法の規約制限によって使えるものが数個ぐらいしか出来ない。
まずは、仕方ないと思いながら食料と旅の支度をするために買い出しできる場所の特定をすることにした。


>>周辺ALL


《魔法の種類を少しずつ増やそうかと思います。ゲームのストーリーも進めておきます。今回は、これぐらいで失礼します。》

19日前 No.268

影術師 @forte10☆NeDCG1Klls. ★SjANaFstHP_Gxb

【ヴィグリッド市街地/博物館付近・崩壊した石橋の向こう側/影を操る青年】

壊れた橋の向こう側。対峙する光の力を感じる青年はこちらの問いかけに

『魔法使いに助けてもらえるというなら、どこぞのファンタジーみたいだが、まあそういったところだ』

と、ふざけた応答が返ってくる。しかし、その声色は警戒している声のままで
相手から発せられる警戒の気配は強いままだ。恐らく、隠された手には武器を持っているのだろう。

「そう警戒するなって。僕がそんな物騒な奴に見えるのか?それはそれで少し悲しいよ…」

彼は渓谷の向こう側にいる相手に向かってそんなに物騒な人物に見えるのかと少し落ち込んだような声で返答する。
最も、彼自身の職業は物騒極まりない“暗殺者”なのであるが…。そして、それこそファンタジーものに出てくる
エルフのような長くとがった耳など通常の人とは違う見た目も警戒される要因かもしれない。
夜目が利く彼は奥の方で筋肉質な女性と少女と黒猫の方も見やる。すると、黒猫は少女の手から離れ、
なんと、人間の女性の姿に変わったではないか。どこからともなく現れたマントを羽織るその女性には
流石の彼も驚きを隠せなかった様子。彼もまた変わった能力を持っているが他の生物に化身することはできないし、
それができる存在を見たことがない。(厳密には見ているのだが、変身する姿を見ていない。)。
しかも、その女は何やら怪しい小瓶を地面に投げつけて浮遊。続けざまに鳥のような生物を召喚して上空に逃げていく。
そんな出来事に彼は思わず目を丸くするも今は目の前の橋をどうにかしなければならないと彼は我に返る。

「さて…なんか色々あったけど、お望みどおりにしてやるよ。…うらぁ!」

光の力を発する青年と彼を隔てる渓谷の地面に彼は拳を叩きつける。
すると、青白く光る魔力の混じる不可思議な太い影の茨がいくつも断崖から素早く伸び、
それは互いに絡み、縺れ、互いの棘で隙間を埋めながら対岸の岸壁に突き刺さり、
その蠢きが鎮まる頃には棘は消え、一つの実体を持つ影でできた大きな橋が出来上がったのだ。

「出来上がりだ。そっちの空に逃げたやつはどうするか知らんが、早く渡るといい。」

そう言って彼は拳を地面から離し、立ち上がる。これは影を操る影術師と呼ばれる彼だからこそできる芸当だ。
影を実体化させ、自在に操り、そして影の住民である強力な召喚獣『アルタ』と契約を結んでいる存在である。
彼の契約している『アルタ』は現在、彼の影に潜んでいていつ攻撃をされても対処できるよう影の中で警戒している。
ちなみに影術師の攻撃や捕縛に使うスキルに関しては体力を使うため、制限時間があるが、
影を実体化させるだけならば大した消費にはならず、彼が術を解かない限りはその影は実体化し続ける。
彼は自身が作り上げた影の橋が架かった渓谷の奥…博物館の前にいるカエルム、フェルス、セレッサを見つめ、
全員が影の橋を渡りきるのをジッと待っている。

>博物館付近ALL

19日前 No.269

アルニアス/黒猫 @maaya115 ★vZhiyCrw2S_yFt

【ヴィグリッド市街地/博物館付近 只今、上空/アルニアス】

しばし、上空に飛んでいる魔女ことアルニアスは、悩んでいる。

『なぜにして、魔力が戻ったのか?』

これは、2つのパターンがあると考え付いたのである。

一つ、魔力低下の時間経過によって回復したのではないか。という過程論。
これには、矛盾が生じるのだが…魔力低下時間は、ある程度すると回復が動き出すまでタイムログがある。
先ほどの右手前足にリング状の魔力が発動したことで変身魔法が解けたのと同時に回復機能が作動したのではないか。
だがそうなると、猫に変身した後に魔力が低下し続けていたのに関わらず時間経過で元の姿に戻るには――誤作動が起きない限り解除はできない。

二つ、これはいわゆる闇の魔力が近くに存在することで共鳴振動(ハウリング・ブースト)を引き起こす。という結果論。
それには、合点もいく内容なのだ。近くに同じ闇の力を有する者が居ると私の魔力が回復なんてことは起きないのだ。
結果的に言うと、『闇の力を発動したり解除したりするのは同じ闇の力があれば可能』という安易な答えだ。

「だとしたら、あの少年のような青年のような…いや、今…影が動いたような?気のせいかな。」

遥か上空から眺めているアルニアスの眼に見えたもの…影が蠢いているように視えたのである。
ふんわりと上空に漂い続ける魔鳥獣(ガーゴイル)の鷲姿にある指示を出した。

「ガーゴン…貴方なら魔物の正体を見極めることが出来るわよね?あの少年のような青年のような子…どう見える?」

(ふむ…人物に関しては、闇の気配は感知していないのだが。)

ガーゴイルの言葉を理解しなければ聞けない古の言語。
常闇魔女のなせる業の1つが、どんな魔獣や魔物でも話せる語源力と理解力が高くないと出来ないのだ。
この技は、自身の世界の魔女たちから小さい頃に教わったものである。

「…どういうこと?」

アルニアスは、ガーゴイルに話の続きを聞こうとより思考をトレースしやすいように首の近くを右手で触る。
ガーゴイルは、魔獣の中でも種類によってSランクの危険度とBランクの知識を有しているのが存在している。
アルニアスが召喚した魔鳥獣のガーゴイルはというと…そんじょそこらの魔物よりは、知識度はSランクなのである。(危険度はDランク)

(……うむ…あの人間の影……『アルタ』という契約魔獣だな。召喚するには、特殊な方法で姿を現すのだが……あれは、イレギュラーだな。)

「イレギュラー…か。以前、影術師の人間と話したことがあったわね。彼…寿命を契約で交わしたのかしら?」

アルニアスの言葉に少し動揺をするガーゴイル。

(おい、お嬢…なぜ、知っている!?特殊な方法で契約をする際に捧げるもの…“人間の寿命”だと…なぜ知っている!?)

「知っているもなにも……あなた、忘れてない?私、寿命関係なくあなた達を召喚しているのよ?正式な召喚をするには、契約をする時寿命を捧げるぐらい分かっているわよ。」

いとも簡単に紐解くアルニアスの知識量。
これまで魔法のことで知識を披露するにしても魔獣の知識ガーゴイルでさえも驚きを隠せないでいた。
そして、飛び方も忘れていたようだ。

「で、落下しているのだけど……何か言うことあるかしら?」

落下中のアルニアスに、ガーゴイルはシリアスな状況下で茶番を入れる発言をする。
いや、思念を送って来た。

(…ふむ……時間切れだ。)

そして、魔鳥獣のガーゴイルは霧状に霧散して消えた。

アルニアスはというと――――ヴィグリッド市街地の広場に落ちて悲鳴らしき断末魔をあげていた。

「どうして茶番を入れないと終われないのよぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!!!!」

アルニアス、ヴィグリッド市街地にて―――――チーン。(するわけありませんが、水場のあるところに落下します。)

>>ヴィグリッド市街地周辺ALL

19日前 No.270

謎の少女セレッサ @makita ★Android=1ZJoxJicBJ

【 人間界/ヴィグリッド/博物館付近 】


「キャアッ!?」

 突然、抱いていた猫―正確には猫の足首が光り出したかと思えば、セレッサが驚いたと同時に腕を離れた瞬間、猫は一人の少女へと変貌を遂げた。
 見たこともない少女であったが、雰囲気からして魔女のような気がしたセレッサは「貴方も魔女?」とやや不安げに問い掛ける。

 魔女フェルスも突如現れた少女に、警戒の色を帯びつつも何者かをとうている。だがそれに答えることなく、魔女の少女は彼女達に見つかったことが不都合であったのだろうか、何やら魔導術とおぼしきものを駆使して、上空へと跳躍、召喚した魔鳥に跨がり、その場から逃げ去ってしまったのだ。

『あの魔女……』
「おじちゃん、知っているの?」

 その様子を流石の賢者もやや驚いて見ていたが、フェルスやセレッサよりかは落ち着いているようだ。この賢者ならば彼女について何か知っているだろうと問いかけてみると、返ってきたのは駅舎で出会った魔女で指名手配されていたという情報――――。

『……そういうわけだ。私も詳しいことはわからない』
「あの子……悪い人なの。怖い……」

 先程まで普通の黒猫であったと思い込み、飼いたいとさえ思っていたセレッサであったが、その正体が指名手配犯だと知ったら穏やかではいられないだろう。

『何かしてきたら、私が殺してやる……』
「ありがとう、おじちゃん……!」
 なかなか過激な発言をサラッと言った賢者であったが、そういった言葉には慣れているのか、セレッサは特に怯える様子もなく嬉しそうに賢者に抱き付いた。それと同時にローズマリーの香りがセレッサの鼻を擽る。

『それとだが……私はおじちゃんじゃない、カエルムだ』
「うん、分かったよ、おじちゃん!」
『…………。』


>アルニアス

>博物館All

19日前 No.271

ルーメンの賢者カエルム @makita ★Android=1ZJoxJicBJ

【 人間界/ヴィグリッド/博物館/(賢者正装) 】


 子ども相手だとどうにも調子を崩されてしまう賢者カエルム。彼自身自覚があるのか、あまりまともに相手をすべきではないと、セレッサから視線を逸らし、再び向かい側にいる闇の力を持つ謎の青年を見やった。

 見た目からしても普通ではない、以前見た『ロ○ド・オブ・ザ・リング』というファンタジー映画に登場するエルフという種族に酷似した美しい青年は、此方が警戒しているというのに何とも余裕綽々とした態度を見せてくる。自分達を向こう側へと連れて行ってくれるようだが、どれほどの実力を持っているかは定かではない。ただ今のところ敵意らしきものは感じられない。
 しばらく手に握る銃はそのままに様子を見ていると、何やら思い切り地面に拳を叩きつけたかと思えば、その直後の現象に賢者は息をのんだ。

「なんだ……?」

 拳を叩きつけたと同時に、顕現する青白く光る茨――――その禍々しいとも形容できるようなそれは、瞬く間に橋の形へと変貌を遂げた。

「なかなか凄い術だな……」

 そうほめ言葉を口にするなり、カエルムは一番先に影の橋へと踏み込んだ。彼の姿は瞬時に兎の姿となり、風のような速さでそこを渡りきり再び青年の姿へと戻る。
 やはり相手を信用しきっていないのか、途中で橋を消されたらといった場合に備えてのことであった。
そして相手と一定距離を保って問い掛ける。

「その影……契約悪魔か何かか――――? アンブラの魔女でも無さそうだが……?」


>影術師

>博物館付近All

19日前 No.272

アンブラの魔女フェルス @forte10☆NeDCG1Klls. ★SjANaFstHP_Gxb

【ヴィグリッド市街地/博物館付近・渓谷の向こう側/フェルス(戦闘正装)】

「………」

先程現れた黒猫に変化していた女は魔導術とおぼしきものを駆使し浮遊。
続けざまに召喚した魔鳥に乗って上空に逃げていった。なにかやましいことでもあったのか…
セレッサが自分達よりも落ち着いた様子のカエルムにあの女が何者だったのかを問いかけている。
だが、カエルムの口から出てきた言葉は…駅舎で出会った魔女で指名手配されていたという情報だった。

『……そういうわけだ。私も詳しいことはわからない』

これには彼女も眉を顰めた。なにゆえに指名手配されていたのか…何の罪を背負っているのか…
そんな人物がこれからも接触するであろう確立など…色々なことが思考の中を巡った。
さっきまだ形態と言っていた黒猫の正体が指名手配された人物だったとなると、
セレッサも穏やかではいられないだろう。そんなセレッサにカエルムは

『何かしてきたら、私が殺してやる……』

と、過激な発言をするが、セレッサは特に怯える様子もなく嬉しそうにカエルムに抱き着く。

「ま、その時はあたしも全力で殺しにかかるから大丈夫だ。」

と、セレッサの様子を見て彼女も過激な発言を一つ。

『それとだが……私はおじちゃんじゃない、カエルムだ』

『うん、分かったよ、おじちゃん!』

『…………。』


そんなやり取りの後、子供相手に調子が崩れるのかカエルムはセレッサから視線を逸らし、
再び向かい側にいる闇の力を持つ謎の青年を見やる。
此方が警戒しているというのに何とも余裕綽々とした態度を見せている青年の姿は通常の人間のそれとは違う。
それこそファンタジー映画や小説に登場するエルフという種族に酷似した姿をしているのだ。
よく見れば顔立ちも整っており、本当にエルフなのでは?と思いたくなるような容姿である。
敵意は特に感じられず、自分達を向こう側へ連れて行ってくれるようである。
信じていいのかと思った矢先、青年は思い切り地面に拳を叩きつける。その直後の現象には彼女も思わず息を呑んだ。
白く光る魔力の混じる不可思議な太い影の茨…それが幾重にも重なり、絡まりながらこちらに伸びていくのだ。
そして鋭利な茨の先端がこちら側の岸壁に突き刺さり、縺れながら棘は隙間を埋めるように溶け込み、
一つの実体を持つ影でできた大きな橋が出来上がる。

『なかなか凄い術だな……』

そうほめ言葉を口にするなり、カエルムは一番先に影の橋へと踏み込みラビット・ウィズ・インを発動して
風のような速さでそこを渡りきり再び青年の姿へと戻った。

「よし、セレッサ。あたしたちも行くぞ!」

彼女はセレッサを抱き上げると鍛え上げられた体による瞬発力と自慢の脚力で影の橋を駆け抜けた。

「ふぅ…助かったぞ、青年。」

そう言いつつも彼女はカエルムと同じように影を操る青年と一定の距離を保ち、
カエルムの問いかけの答えを待った。

>博物館付近ALL

19日前 No.273

影術師 @forte10☆NeDCG1Klls. ★SjANaFstHP_Gxb

【ヴィグリッド市街地/博物館付近/影を操る青年】

上空に逃げた女性と奇妙な鳥のような生物との会話を彼の鋭い聴覚は拾うが、
鳥のような生物は知らない言語を使っていたので話は半分しかわからなかった。

『イレギュラー…か。以前、影術師の人間と話したことがあったわね。彼…寿命を契約で交わしたのかしら?』
『知っているもなにも……あなた、忘れてない?私、寿命関係なくあなた達を召喚しているのよ?正式な召喚をするには、
契約をする時寿命を捧げるぐらい分かっているわよ。』

女性の言葉を聞きつつも彼は呆れたように小さなため息をつき、自分の影(正確にはその中に潜むアルタ)に囁きかける。

「寿命捧げるだってよ…。んな馬鹿なことしなくても僕とアルタは最高のコンビだよな?」

“グルル…”

と、直後にどこからともなく聞こえる唸り声に嬉しそうな笑みを浮かべる彼。
この唸り声はアルタの鳴き声であり、契約者である彼にはその言葉がわかる。
“主の寿命などいらぬ。我は主に寄り添えればそれでよいのだ”と言う意味の唸り声に主である彼は嬉しそうに笑う。
だが、すぐに表情は真剣なものになり、自分の創った影の橋を見やる。
目の前でウサギに変身し、橋を駆け抜ける青年に少女を抱きかかえながら物凄い脚力で橋を渡りきる筋肉質の女性。

「………僕ってそんなに信用できないか…と言いたいが、初対面だから当たり前というべきか…」

少し悲しげな声で彼はそうつぶやくと、青年たちの方を見つめて

「人数はこれで全部か?」

と問いかける。と、同時に光の力を放つ青年はもうアルタの存在に気付いたらしく
『その影……契約悪魔か何かか――――? アンブラの魔女でも無さそうだが……?』と
一定の距離を保ちながら問いかけてきた。

「ん?ああ…こいつは“アルタ”って言う影の住民だ。物心つく前からずっと一緒でさ。
僕が影術師と言うものになると決意した時に契約したんだ。と言っても、どちらかの命が尽きるまでという条件だがな。」

と、彼は少女がアルタを見たら絶対泣くだろうと思い、影の中のアルタには出てくるなよと囁くように命じておく。

>博物館付近ALL

19日前 No.274

異端者 @ergou☆Aao/rdZJ3/w ★siB5HwVanD_EP8

【人間界/ヴィグリッド/広場/大友英凌、真アサシン】

このまま夜までこの街とイザヴェルグループの調査、そして情報収集するつもりだった。

突然広場の噴水に何かが落ちたような大きな音が起こる。

「?」

周囲に居た住民達も当然驚くが真アサシンは反射的にすぐ周囲を警戒する。
英凌も当然警戒はしている。
今や何処の国もテロの目標であり、ましてイザヴェルグループを
ファントムソサエティとの抗争を本格的に仕掛けて利用しようとしているのだから。
とはいえ彼は手段を問わないテロリストではないので、一般市民を巻き込むのは当然良しとしない。

(まさか、真昼間から仕掛けてくる馬鹿が出てきたのか?)

そこまで見境が無いのであれば、此処で始末せねばと思いながら
噴水の方に近づくと一人の女子がそこに居た。
当然水に濡れていたが

「………」

一先ず自分も彼女の手の届くところまで近づいて手を差し出す。
噴水の中に居ると風邪を引くからだ。

>アルニアス、all

18日前 No.275

ルーメンの賢者カエルム @makita ★Android=1ZJoxJicBJ

【 人間界/ヴィグリッド/博物館付近/(賢者正装) 】


 橋を渡りきった先にいる闇の力を持つ、エルフ風の青年は賢者カエルムの問に対して答えたが、要に契約悪魔もとい“影の住民アルタ”と契約した“影術師”なるものであることが明らかにされる。
 賢者の知る悪魔というものは、絶大な力を与えるのと代償に魔女に天使を生贄として要求し続け、その魔女の死後は魔界へと引きずり込むという何とも厄介な“お友達”だ。カエルムの契約天使達も死後は肉体諸共天界へ連れて行くため似たようなところである。
 だが、そのアルタの場合もっと違う絆を青年と築いているようだ。

「仲がいいんだな? 私の“友達”にもアルタの爪の垢でも煎じて呑ませたいぐらいだが――――」
 そうどうでも良いような返事をするなり、賢者は再び二丁の白い拳銃を召喚し、敵か味方かも判別できていない影術師の青年の目の前で恰も玩具でも扱うように、指先で無駄に見事に青と赤の宝石の煌めく二丁を回転させて見せ、青年の方に向けたのと同時に表情を一切変えず、問答無用で発砲を始める。
 だが、すべて軌道は青年からずらされており、代わりに辺り一帯に妙な断末魔とローズマリーの香が広がった。そして『お化け!!』と叫ぶ少女。

「どうやらお前もお化けに歓迎されているらしい……。私はカエルム、アメリカの情報屋だ。今は故郷に里帰りといったところだが……。見ての通り、私は天界では人気者で、熱狂的ファンにストーキングされている。お前がいったい何者なのか全くわからないが、先ずはファンの相手からだ……!」
 その時、カエルムの姿は急に消えて、どこからともなく銃声やら色んな音が響き始めた。尤も見えるものからすれば、彼が異形の御使い達と戯れている光景がそこにあるだろう。


>博物館付近All

17日前 No.276

アルニアス @maaya115 ★vZhiyCrw2S_yFt

【人間界/ヴィグリッド/広場 水場/ アルニアス】

『………』

無言で手を差し出す人物が目の前にいる。
なにこれ?君〇名はの映画タイトルに匹敵するラブコメが始まると思った?残念、何も起きません。

「………。」

自分と同じ感覚を感じた。
いや、正確には……その差し伸ばしている手に違和感を感じていた。

(今すぐ、離れて!!)

その警鐘音が頭に響いている、近づいてはいけないと水の中に潜った。
そして、水の中に潜った状態で姿が消える。

魔女らしく正体がバレないようにその場からいなくなることにした。
その場に…“危ないから、気を付けて”という文字を相手に見せて。


>>大友英凌、真アサシン氏

16日前 No.277

異端者 @ergou☆Aao/rdZJ3/w ★siB5HwVanD_EP8

【人間界/ヴィグリッド/広場/大友英凌、真アサシン】

「あらら、フラレちゃったね坊や」

クスクスと笑う真アサシンに対しては特に反論することもない。
そもそも何も思っていない以上反応しようが無い。

そして水面には危ないから、気を付けてという文字が書かれているが

「…もう遅いと思うけどね」

先ほどは彼一人で居た時でさえイザヴェルの私兵がやってきた。
この人が集まる騒動で来ないわけが無く、今度は集団でこちらに来ようとしていた。

「時間が無いから率直に言うけど、たぶん此処等一帯はこの騒動でイザヴェルグループの兵士にすぐ封鎖される。
此処の兵器の技術レベルは明らかに世界とは違うから、幾ら隠れようが何れ見つかる可能性は十分あるよ」

彼自身は淡々とその事実だけを述べる。
イザヴェルグループは恐らく自分達の知るレベルの技術を超えている。
相手は見ての通り普通では無いのは水辺で文字を出すことも姿を隠すこともできるのですぐに普通では無いとわかっているが
それでもどうにもならない相手かもしれない。

「立ち向かわず逃げ回るのであれば好きにすればいい。だがもし立ち向かう気があるなら」

噴水に背を向けて懐から自身の連絡先を書いた名刺をケースから取り出して噴水の中に投げ込む。
此処で何もしないから出て来いと言った所で信頼して貰える保証は無い。
だから自分なりに出来る誠意として必ず繋がる番号の名刺を渡した。これで付いてくるのも自由ではあるが

「力になれるかも知れない、もちろん貰う物は貰うけどね」

そしてそのまま背後を振り向かず足早に広場から立ち去ろうとする。
彼は誰彼構わずこんなことをする訳でもなく、少なくても黙って消えれば良いものを
相手に気遣う姿勢を見せたから自分の名刺を渡そうと思えたからだ。

「次は何処に行くんだい?そろそろ二人きりで逢引でもしようじゃないか」

「古書店でルーメンの賢者やアンブラの魔女の文献を宿屋で読み漁るのはいい加減飽きた。
ルカ・レッドグレイブ氏を探そう、運が良ければ情報交換できるかもしれない」

真アサシンが本気で言っているのも白けた目で無視し、この場所に来ているジャーナリストである人物
彼は裏社会―つまりは大友英凌が居る更に闇、悪魔召喚師や異能者と言った普通ではない住人達には
表社会では知られてはならないオカルト・神秘に迫ろうとしている人物としてそれなりに知られている。
下手をすれば命を狙う連中もいる、自分達に関る物に下手に首を突っ込もうとするのなら消そうとするのも当然だろう。

「エイリョウあんた、堅気の人間にはあんまりこの界隈に首突っ込ませたくないんだろう?」

「もう遅いさ、此処に来ている以上は…だがあの人は面白い記事を書くから死んでほしくはないね」

少なくてもファントムソサエティの襲撃で失われていい人命では無い。
いざとなれば逃がすことを考えながら、歩いた。

>アルニアス、all

16日前 No.278

アルニアス @maaya115 ★vZhiyCrw2S_yFt

【人間界/ヴィグリッド/広場 透けたガラスの鏡の中/ アルニアス】

「…あまり、関わらないが一番の者ね。」

魔女の中で古から生きて来たアルニアスにとっては、魔女の中では傍観者として手を貸したり助けたりはしない方だった。
だから、人の手に借りることもしないのであのまま人間界側から姿を消したのだ。

今は、異様な魔物と世界で戦闘をしている。
やはり、相手方の攻撃を躱して逃げの一手を繰り返している。
このままではじり貧を起こしてしまうのだけど、古の魔女はそれでも戦況を覆す方法を知っている。

―――堕天した使いの一体に目掛けて駆け抜ける。

すると、異様な魔物は堕天の使いとぶつかる…その寸前で爆発する魔法瓶を使う。
爆発する魔法瓶は、堕天の使いの頭上に放り投げたことで異様な魔物は手で掴む。

どがぁぁぁぁん  (現実:衝撃波だけ)

まるで昔に見た異界の戦場を思い出すかのようにアルニアスの眼にその光景が見えた。

「ことは急がないと……ある人物に会わないといけないし。」

アルニアスは、その場を後にしてヴィグリッドの道を走って行く。
途中、壁を走りながら召喚獣を呼び出してまた鳥の姿に化けて貰って飛んでもらった。

>>周辺ALL

16日前 No.279

おつかい火力馬鹿 @izuma☆VNvX9naPtFo ★HhCfmmMzXU_m8y

【ヨーロッパ/ヴィグリッド博物館(博物館内部)〜移動中/アリシア「」(魔女装束※ガンロッド展開中)ダークネス()】


「私は…そうね。貴方達に同行するわ。――特に当てなく来た割には意外と早く“辿り着けた”」

それ故に態々離れると言う選択肢は初めから存在せず、旧きアンブラの古強者からの問いに、異郷の魔女は同行を申し出る。元より事態が動き出しているであろう現状で手を離せば次が有るかも判らないのだから…

そんな中で彼女(セレッサ)は彼女で一匹の黒猫と何やら問答をしている。

目的地へ向かう為の(渓谷)を渡る(移動手段)に関して、戻って来ていた件の賢者(カエルム)とフェルスが協議している中、一応足に頼らずとも比較的空中を移動する術は持っている魔女の端くれはスムーズな移行に気を遣う様に敢えてその辺の事は口出しはせずにその場の流れに任せる事にしてガンロッドを片手に歩哨宜しく周囲へと警戒を続けていたが…

そうこうしている内に起きた事は二つ。

――(向こう側)からの渡りに船な誘(いざな)いと、セレッサが構っていた黒猫の豹変――前者は賢者(カエルム)と彼女(フェルス)という頼りになり過ぎる手練れが二人もいて、彼ら(彼女ら)が対応しているから大丈夫だろう。ぱっと見では(あちら側)の彼(影を操る青年)とその伴う者もやる気では無さそうだ。

後者は少々間の抜けたコメディめいた展開になっていて、形だけでも構えていた分隊支援火器形態のガンロッドの銃口を向けたままながら――ソレ(アルニアス)が早急に離脱するに任せた、彼女(アルニアス)は彼女で何か事情でもあったのだろうが…

(騒々しい――だが、モノは使い様という訳か)

「離れずに動ける分ありがたいわ、渡り切ってから彼に礼を言いましょう。」

―その身を兎に変えて先行する賢者、そしてその後に続き軽々とセレッサを抱き上げて速度的には変わらないソレで速やかに移動するフェルス、自然殿をする形で後方へと意識を向けながら、魔力を帯び、そしてそのブーツに施された(仕掛け)、そして自前の脚力で、ガンナーな異郷の魔女もまた最後に(影)で構成された即席の(橋)を殆ど足をつける事無く滑空する様に渡り切った。――向こう岸では姿を兎から戻したカエルムと、セレッサを抱えたフェルスが用心を兼ねてかやや距離を置く形で(こちら側へ渡る手助け)をしてくれた不可思議なモノを伴った青年と相対している。

「余所者なら私も余所者だから分かるモノがある。――確かに彼のソレは珍しい“力”ね。」

そうごちながら魔女と賢者の後方で足を止め、アリシアはガンロッドを片手にそのままカエルムからの質問への答えを待ち…そして青年からの答えと紹介ををきいて魔術的なモノとはまた異なるモノのソレなのか、と一人頷いていた。


≫影術師、フェルス、セレッサ、カエルム、博物館付近ALL




【ヨーロッパ/ヴィグリッド/広場付近の忘れ去られた旧街路/セイバー】

膝元、もとい城下町――現地行政区のソレもまた当たり前の様に手中に収めている巨大企業の私兵の警備部門は――既に戒厳令一歩手前まで様々な異常が発生している現状に於いて、既に直接的な警邏から検問による封鎖線を敷く段階へと移行しつつあった。――黒光りする自動火器に近未来的な個人装備に身を包んだ私兵の分遣隊を乗せた軽装甲車両の車列が通り過ぎ、中空には小型の自律ドローンの類が目立たない軌道を巡航している。

――嵐の前の静けさの様なそんな空気の中、奇妙なほどの静謐を保っている街路の奥の忘れ去られた様な古風なレンガ造りの道に


ふわり


と一片の桜の花びらが舞う。


―真っ赤な唐傘――


そこを素足でひとつひとつ噛み締めるようにゆっくりと歩む一つの人影、――明らかに場と容のソレが一致しないにも関わらず、不思議と雪の様に白く独特の意匠の和装の出で立ちで、まるで“最初から其処に居た”とでも言わんばかりに当たり前の様な希薄な存在感の“彼女”


―ふと足を止めて顔を上げて空を見上げる。


「陽は変わらないモノね。…“今は”」


不思議な色のその瞳に映す物が何であるかは――当人のみぞ識る。


≫広場付近ALL

15日前 No.280

アンブラの魔女フェルス @forte10☆NeDCG1Klls. ★SjANaFstHP_Gxb

【ヴィグリッド市街地/博物館付近・渓谷の向こう側/フェルス(戦闘正装)】

「全員渡ったな…人数は以上だ。影を操る青年よ。」

彼女はアリシアも無事こちら側にたどり着いたのを見てエルフのような青年の人数はこれで全部かという問いかけに応える。
そして先程から気になっていた青年の影の中の気配と魔力…青年の答えからは
彼が契約悪魔もとい“影の住民アルタ”と契約した“影術師”なるものであることが明らかにされた。
そして契約の条件もまた変わったものでこちらの悪魔とは違い、まるで共に戦う相棒のようなものであった。

「ほう…お前とそのアルタとやらは仲が良いんだな。あたしの“友達”にも見習ってほしいねぇ。
あたしはフェルス。まあ、アメリカ中心に自営業で“万屋”を経営している。彼(カエルム)と同じく里帰りみたいなもんだが…」

とややふざけたように言葉を返し、名を名乗るがその言葉は途中で途切れ、彼女の眼は一瞬にして獲物を狙う豹のごとく鋭くなり、
青年を…否、青年の背後の何かを睨みつけて『お化け!!』と叫ぶセレッサを守るように抱き寄せる。

「アリシア!カエルム!今回の戦場はお前たちに任せる!!幼い少女を一人にはできん!!」

彼女は隠れる場所もなく、どこも決して安全とは言えない外にいる状態のセレッサを守護することにしたようだ。

「セレッサ、あたしから離れるんじゃないぞ…!」

彼女は己の逞しい腕の中の幼い少女“セレッサ”に自分から離れないように語り掛ける。

>博物館付近ALL

14日前 No.281

影術師 @forte10☆NeDCG1Klls. ★SjANaFstHP_Gxb

【ヴィグリッド市街地/博物館付近/シャドウ】

「これで全員だな…よし、橋(これ)の役目は終わりだ。」

そう言いながら彼がパチンッと指を鳴らせば青白く光る魔力が織り込まれた影の橋は霧のように四散し、
夜の闇の中に溶け込んでいき、足場をなくした渓谷はぽっかりとその場に口を開けている。

『仲がいいんだな? 私の“友達”にもアルタの爪の垢でも煎じて呑ませたいぐらいだが――――』

アルタのことを聞いてきた光の力を感じる賢者のような服装の青年はそうどうでも良いような返事をするなり、
二丁の白い拳銃を召喚し、目の前で恰も玩具でも扱うように、指先で無駄に見事に青と赤の宝石の煌めく二丁を回転させて見せ、
こちらに向けて発砲する。彼は驚く様子も怯む様子もなく、すべて自分から起動が外された弾丸の行きつく先に
研ぎ澄まされた刃のような視線で鼻腔を擽るローズマリーの香りの広がる妙な断末魔の先を睨みつける。
そして『お化け!!』と叫ぶ少女。筋骨隆々の女性“フェルス”はこの少女―セレッサを守る側に回ったようだ。

『どうやらお前もお化けに歓迎されているらしい……。私はカエルム、アメリカの情報屋だ。
今は故郷に里帰りといったところだが……。見ての通り、私は天界では人気者で、熱狂的ファンにストーキングされている。
お前がいったい何者なのか全くわからないが、先ずはファンの相手からだ……!』

カエルムと名乗った賢者のような青年はそう言って異形たちと交戦し始めた。

「僕は…とりあえずシャドウとでも呼んでくれ。まったく…僕が何をしたって言うんだ?まあいい…行くぞ!出番だ、アルタ!」

青年はシャドウと名乗りつつ、出番だ、アルタ!と叫ぶや否や彼の影から
人とも獣ともつかぬ上半身のみの漆黒の生命体が姿を現し、
その巨大で鋭利な爪で空間を切り裂くと、主であるシャドウと共にプルガトリオに入っていった。

「せっかくの観光が台無しだ!代償は命で払いな!!」

彼はプルガトリオの中で右大腿部のガンホルダーに収納していた銃を取り出し、
影からそれと同型の銃を作り出すとカエルムと同じように異形の御使い達に発砲し、
それでも倒れない異形はアルタが己の鉤爪を使った追撃で切り裂く。流石物心つく前から一緒だったというべきか…
その見事な連携攻撃は阿吽の呼吸で繰り出され、次々と聖なる怪物たちを蹴散らしていった。

>博物館付近ALL

14日前 No.282

アルニアス @maaya115 ★vZhiyCrw2S_yFt

【ミラーワールド/ヴィグリッド/広場 透けたガラスの鏡の世界の中/ アルニアス「」魔鳥獣()】

ミラーワールド―――古の魔女の世界とも言われている。

鏡の中の世界では、自分の姿を消すことが出来るのだがその時間も制限がかかっている。
鏡の世界に入る方法は、古の魔女が水の中に入ることが条件とされているため、誰彼構わず入れるという場所ではない。

もちろん、現実世界に影響が出るので普段は―――移動手段として誰にも見られないようにするため使っている。
見られてはいけない魔鳥獣や魔獣を召喚する際にミラーワールドに入ると人間界に姿は映らない。
ただ、鏡になる物になら魔法が発動しており動物の姿をしていたり人間の姿として写り込むことがある。

「この世界のことを他の者に知られると……やばいのだけど、既に使われてしまったわね。」

(だが、我らが使うと無制限の力を使うことが出来るから助かるのだがな。こうしてこっちの世界で呼ばれてもずっと使えているだろ?)

確かに、ガーゴイルの言うことは一理ある。
魔獣のやつらは、ミラーワールドで呼び出すと召喚制限が引っ掛からない。
何体でも呼ぶことはできる上に、こっちとしては使い勝手の良い召喚魔法なのだ。

「でもね…こっちの世界に放ってある、あの子……相当、荒れて暴れているから…あなた達がどうにかしなさいよ。」

(いや、あやつは…扱いが無理だ。その上に、主が召喚した中では最高位の魔獣だと聞いているから我らの何体かが消えたんだが。)

ガーゴイルは、冷や汗を垂らしながら恐怖の顔色を浮かべている。
やはり、この世界で野に放ったのが失敗だったのかとアルニアスは、頭を抱えていた。
だが、こっちの世界に放っている以上…人間に犠牲が出ていないところを見るとある意味では、このままでも良いのかと考えてしまっている。

「…仕方ないわ…あの人に会いに行くわ。私の知り合いがこっちの教会でシスターをやっているらしいから…行くわよ。」

(まったく、移動手段として使いやがって。たまには、我を戦闘の時にも出してくれないか?)

注文の多いガーゴイルなのだが、こいつもまた最高位の魔鳥獣であり戦闘経験のある。
でも、こいつを異界の魔物と戦闘の時に使うと…見境なく周囲を壊す衝動が出るというのだから、あまり出したくないのが理由でもある。

「…分かったわよ…考えておくわ。」

(分かった…かよ。とりあえず、元の世界に戻るんだよな?)

ガーゴイルは、呆れているのか飛ぶ速度を落として聖なる場所に存在する教会の距離を考え5qほどの距離でアルニアスを下ろすことに。
アルニアスもまた、聖なる場所に行くことを渋っているような感じで後頭部の頭をかいている。

「さてと…博物館から離れちゃったけど、元の世界に戻るわ。どこか、水のある場所を探さないと。」

(それじゃぁ、宜しく頼むぞ。それともう一つ…あいつからのお達しだ。『龍殺し、やらせろ。』だそうだ。)

物騒なワードが聞こえたのですけど、いや、聞き違いじゃないだろうねこれ。
最高位の魔獣を召喚できるアルニアスに無理難題な召喚を要求させられてさすがに、ふらついてしまった。
すると、近くに割れたガラスを見つけて現実の人間界に戻ることにしたアルニアスだった。

「まったく…最近の魔獣たちは、物騒なことを言わないと気が済まないのかしら?」

アルニアスの途方もない魔獣たちの召喚状況を楽しむ概念が消えて行くのを感じた、その始末をどうしよう。
はてさてこの先…どうなりますことやら。

>>周辺ALL

14日前 No.283

アルニアス @maaya115 ★vZhiyCrw2S_yFt

【ミラーワールド/ヴィグリッド/広場 透けたガラスの鏡の世界の中/ アルニアス「」魔鳥獣()】


【人間界/ヴィグリッド/教会前5q 薄く汚れたガラスの破片から現実世界/ アルニアス】


場所移動:広場から教会前

14日前 No.284

異端者 @ergou☆Aao/rdZJ3/w ★siB5HwVanD_EP8

【人間界/ヴィグリッド/広場付近の忘れ去られた旧街路/大友英凌、真アサシン】

ほどなく広場はイザヴェルグループの兵士によって封鎖され、なにやら検証が始まるが
二人はルカ・レッドグレイブを探す前にヴィグリッドに潜入した反イザヴェルグループの構成員の誰かと
情報のやり取りをしようと考えていた。
まずはやはりイザヴェルの連中ですら下手に手出しできない裏社会の支配者であるファントムソサエティの方から
話を聞こうとその一人が居る旧街路に来ていた。

そして待ち合わせ場所の近くまで来ると、念のために真アサシンは周囲の警戒と見張りの為
気配を消して隠れて大友英凌一人になる。

(こんな所があるとはね)

異国にいる事自体は珍しくは無い。
が、此処での調査をしていく内に此処は東京のように普通ではない霊地だということが分かる。
だからこそバルドルという男はこの地を自身で掌握したのかもしれない。
そんな事を考えている最中に

「桜の花びら…?」

なぜか舞っていた桜の花びらが目に入りその視線の先には真っ赤な唐傘と和装の女性が居る。
この異国ではまず見かけないであろう同じ東洋人の姿に一瞬だけ見惚れるが

(幾らなんでもファントムサマナーってのはありえないかな、これじゃ)

幾らなんでも目立ちすぎる、全身イタリアの高級品で身を纏めている女は知っているが観光客だろうか?

(だとしたらこんな人気がない所で女の一人で大丈夫なのか?)

その人気がない所を選んだ人間の言えた義理では無い。
しかし人気のある場所まで連れて行こうにももうそろそろ到着するためそれも出来ない。
内心、仕方ないとしつつ女性の近くを通り過ぎようとする。

>セイバー、all

14日前 No.285

ルーメンの賢者カエルム @makita ★Android=1ZJoxJicBJ

【 プルガトリオ/ヴィグリッド/博物館付近/(賢者正装) 】


 いつもの如く神出鬼没な天使達を歓迎すると、フェルスは少女セレッサの保護に周り、“接待”は異世界の魔女アリシアとルーメンの賢者カエルムに託された。

『アリシア! カエルム! 今回の戦場はお前たちに任せる!! 幼い少女を一人にはできん!!』
「言われなくとも……!」

 現代の賢者は二丁拳銃で闘う――――といったところだろうか、聖職者風の衣装には違和感しか覚えないスタイルで、彼は月影の下で舞うように緋色の花を咲かせる。
 そして漆黒の生命体のような姿で顕現したアルタによってシャドウもプルガトリオへと侵入し参戦。銃を巧みに扱うだけでなく、アルタとの息のあった連携が聖なる怪物達を天へと帰していった。

「シャドウといったな? 残りを蹴散らすぞ……!」
 戦闘によって霊力が高まったのか、賢者の身体は金色の優しい光に包まれている。そして召喚したのは天使達の武器として使用されている金管楽器であった。


>博物館付近All

【教会に早くいきたいので、次のレス辺りで天使を全て片づけておいて欲しいです】

14日前 No.286

おつかい火力馬鹿 @izuma☆VNvX9naPtFo ★HhCfmmMzXU_m8y

【ヨーロッパ/博物館付近・渓谷の向こう側/アリシア「」(魔女装束※ガンロッド展開中)ダークネス()】

「了解よ。――またまた“馬鹿踊り”と洒落込みましょう。」

返事するよりも先に、異郷の魔女の華奢な体躯は不釣合いながらも箒の様にも見えなくは無い意匠な形状をした黒金(くろがね)の重火器を携え“敵”と同行者達の頭上へと跳んでいた、(別の世界※プルガトリオ)の中へ入り、超常的な力と共にローズマリーの香りを伴う血潮と肉片を散らしながら駆逐されて行く神々しくも敵意ある異形(天使)に、仇なして当然な立場とも言える悪魔と交わした外道で人ならざるモノへと成り果てた“魔女”は空いた左腕を其方へ手を差し出すかの様に向けると、その掌を招く様に曲げて閉じる。所謂無言詠唱というモノである。

ドシャシャシャシャシャシャシャ■■■■■■!!

――ボウッ!

途端に石造りの街路を砕き、数十本の呪毒に塗れた奇妙な紋様が施された“槍”が地中より唐突に現れて数体の(天使)を捉えて串刺しにする。肉を裂き最早突き刺さったそれらの体積の方が獲物のソレを超えているとも言える無残な(天使)の瀕死な体躯を槍から立ち昇る紫色の炎が包み瞬時に焼き尽くす。

DOODODODODODODODODODODODODODODODODODODODODODODN!

その刹那の時間の間にも腰溜めに構えたガンロッドは“ケルハトルの槍”の指定範囲外であった天使たちの頭上から中口径の魔弾の雨を激しいマズルフラッシュと共に撃ち込んでいく、そうして排出された大量の空薬莢が路面に転がる前に着地した彼女はバトンか何かの様にガンロッドを後ろ手で回転させて(換装)するは水平二連式の散弾銃のソレ――それから二、三度のスピンコックで弾倉から銃身に複数の散弾を装填し、蜂の巣になりながらも死に損なった最後の一体に片手で構えて無造作に銃口を押し付け引き金を引く

チャッ

BAGON!

文字通り肉片と血煙のソレへと(消し飛ばした)――銃口から硝煙の筋を曳く得物を再びぐるりと腕で回転させて(換装)し、再び汎用機関銃形態へと戻しながら、噎せ返る様なローズマリーの匂いのする返り血を額から拭い(自分が相手した分)の“天使”を一掃した事を確認しつつ…


―――



≫シャドウ、フェルス、セレッサ、カエルム、博物館付近ALL


【ヨーロッパ/ヴィグリッド/広場付近の忘れ去られた旧街路/セイバー】



「――大丈夫、わたしは“貴方”が思っている様な人達とは違うから、それに心配にも及ばないわ、(求められ)なければ余りみんなわたしの事を関知しないの」


“彼”はそれをとても哀しい事だと言ってくれたけれども


気紛れか、それとも何かしらの意味があるのか…袖が触れ合う間もなく――奇異というか不思議そうな、はたまたこの土地と(彼女)格好の取り合わせの不自然さに首を傾げたのか少なくともそんな少年の印象や気持ちに対して

擦れ違いざまに唐突に答える様に振り返る事無く唐傘を揺らしながら、歩みを止めずに穏やかな口調で紡がれる言葉


「“貴方たち”も路傍の人では無さそうね?“護り手さん”―気を付けなさいな、じきにこの古都は――染まるわ。秋の枯れた落ち葉みたいにくすんだ紅(あか)へと。」


少なくとも(探し人)をしているという点では同じである相手に対してそんな突拍子も無い忠告を一つ残して、色々と浮世離れした不可思議な雰囲気の和装の貴人はゆったりとした足取りで旧街路の入り組んだ道へと曲がり、その奥へと消えて行ってしまった。


≫大友英凌、(真アサシン)、広場付近ALL

13日前 No.287

異端者 @ergou☆Aao/rdZJ3/w ★siB5HwVanD_EP8

【人間界→プルガトリオ/ヴィグリッド/広場付近の忘れ去られた旧街路/大友英凌、真アサシン】

通り過ぎようとした時擦れ違い様に自分が内心で思っている事を的確に答えた
まるで心の中を読んだように。

「!???」

振り返ると和装の女性は旧街路の入り組んだ道へといつの間にか消えていた。

「……血に染まるか、もう戦いは始まっているよ何れにしろ」

ヴィグリットは既に避けられない戦いの渦に巻き込まれようとしている。
そしてそのお膳立てをした一人は自分だと言っても良い。
最早何時火蓋が切られてもおかしくないその状況で彼女の言葉に対して一人呟く。

「護り手か、そう呼ぶのは何人目だ?」

少なくてもこの世界では彼女で初めてである事は確かで
人によっては彼を世界を救う主すなわち――

「止めだ、馬鹿馬鹿しい」

其処から先は自らの最も嫌いで運命を認める言葉になる。
だから考えるのを辞めて再び歩みを開始する。

歩きながらもやはり疑問は尽きない
あの女性は何者だったのか?
心を読む素振りを見せてきたことから普通の人では無い
異能者か?それとも悪魔か?もしかしてそれ以外の何かか
膨れ上がる謎を胸に抱えたまま、落ち合う場所に辿り着く。

そこは電灯が壊れている電柱の傍ですぐに近くに男が居た。

(あの人か?)

聞いていた特徴と一致し近づいて話しかけるが応答は無い。
聞こえていないのかと思い一歩踏み出すが男は倒れると同時に
全身から大量の血が噴出し、瞳孔が開いて死んでいた。
其れと同時に周囲は異界化=プルガトリオと化し天使に囲まれていた。

「連絡が取れない人達が居たけど理由はこれか」

此処までに来るまで連絡を取ろうとした者達は殆ど行方不明か音信不通になっていた。
繋がった一人の元に来るまでにそれがどういう事か勘が良ければすぐに分かるだろう。

「時間の問題だったけど、バレてたんだね」

と言った瞬間、彼は偽装を解いて戦闘形態であるデモニカスーツの姿に変わった。
そしてディスプレイの表示にサモンと描かれた時、魔法陣が出現。
凄まじい速さで魔法陣から移動したそれは天使達の内数体を一撃で切り裂いた。

「でももう遅い、頼むよくちさけ」

くちさけ「もっと早く呼んでくれてもよかったのに…」

赤い着物を着た見てくれは東洋系の美女だが違うのはその両手に持っているシックルと斧で明らかに人では無い。
外道くちさけ―かつて日本の子供達を戦慄させた都市伝説の存在。その中で特異な分霊。
その強さは常軌を逸している、大友英凌の仲魔の一人。

「悪いね」

といいつつ彼もマグプルで銃撃し、天帝村雨で切り捨て確実に天使達を倒し
あっという間に殲滅した。
それとほぼ同時期、ファントムサマナー及び構成員は夜になるとヴィグリットに存在する監視カメラの類の破壊と
イザヴェルの兵士達及び天使達との局地戦や奇襲を開始した。
しかしこれはまだゲリラ戦法に過ぎず、朝になれば退却を繰り返すのであった。

>セイバー、all

12日前 No.288

影術師 @forte10☆NeDCG1Klls. ★SjANaFstHP_Gxb

【プルガトリオ/博物館付近/シャドウ】

カエルムとアリシア、そして彼の活躍によって天使たちは一気に数を減らしていく。
アリシアの猛攻によって彼女の相手をしていた天使は一掃される。

「…負けてられないね。じゃ、こっちもサッサと片付けるか…」

そう言い、彼は自分を取り囲む異形の天使たちを射抜くように見つめる。

『シャドウといったな?残りを蹴散らすぞ……!』

それと同時にカエルムが天使達の武器として使用されている金管楽器を召喚しつつこちらに語り掛けてきた。
その言葉に彼は頷き、不敵な笑みを浮かべて「言われなくても…!」と返事をすれば…

「お前らにはこいつをくれてやる。プレゼントだよ!」

傍らに寄り添っていたアルタの姿がなくなったのを確認した彼はそう叫び、
大きく広げた腕を振り、胸の前でバシンッ!と両手を合わせれば
周囲の物体の影を取り込んで巨大化したアルタの腕がまるで拍手をするかのように
両手で目の前にいた天使たちを全員を挟みながら押し潰した。これで彼が相手をしていた天使たちはすべて始末した。
巨大なアルタの腕が影の中へ消えていったかと思えば、アルタは再び彼の影から飛び出してくる。

「一掃完了…」

そうつぶやく彼は天使たちの落としていった見慣れぬ物体“ヘイロウ”を拾い上げて見つめている。
天使の生命力の結晶であるそれは複雑な形をしており、何らかの力を秘めていそうだった。
しかし、自分には必要のないものと判断したのか、彼はヘイロウを投げ捨てる…が

『ガルル…!』

興味津々にヘイロウを見つめていたアルタが投げ捨てられたヘイロウを口でキャッチし、呑み込んでしまったのだ。

「こらアルタ!何食ってるんだ!?吐き出せ!今すぐ吐き…なんだ?さっきより魔力が強まったような…気のせいか?」

天使の生命力の結晶を食らった影の住民アルタはその強い光の力によって弱るどころか
更にそれを吸収しようとせんばかりに己の闇の魔力を増強させたのだ。
主である彼にも分け与えられる闇の魔力は微量だが強化され、彼の体内を駆け巡る。
アルタは通常、契約主の能力に応じて成長していき、その姿をより攻撃的な風貌に変えていくが
主と魔力を共有するより強い契約を行った個体は己か主、互いのどちらかの能力が上がれば成長する。
つまり、より強い契約を行えば主も、アルタ自身もより早く強くなっていくということだ。
この場合、ヘイロウを食らったことでアルタは若干であるが成長し、
主である彼も共に力を強めた様子だがまだ姿を変えるまでには至っていないようだ。
これならばヘイロウをアルタに捧げれば一気に強い力を得ることができる…と思うであろう。
しかし、彼の相棒は選り好みが激しいのかどうかは分からないが、
主である彼が他のヘイロウを拾って与えてみるも口に含んだかと思えば吐き出してしまう。
彼は最初こそ首を傾げて相棒を見つめていたが、何かを察したのかそれ以上ヘイロウを与えようとはしなかった。

「さて…残るはそこだけか。」

彼は足元のヘイロウを蹴飛ばすと傍らに浮遊する相棒アルタと共に、
金管楽器を召喚したカエルムと残された天使たちを見つめていた。

>カエルム アリシア 博物館付近ALL

【アルタとシャドウについての設定た少々変更+追加になりましたので三章に入った時にプロフを更新します。】

12日前 No.289

イザヴェル社CEOバルドル @makita ★Android=EKADxH4UEP

【 人間界/イスラ・デル・ソル/イザヴェルタワー/執務室 】


 地球儀をいたずらに回転させていた手を止めると、イザヴェル社の最高幹部の男バルドルは小さくため息をつく。どうやらこの復活祭を間近に控える重要なときに、因縁のある輩が派手に動きを見せ始めたという。

 けれどバルドルにとって、“愛する娘”が試練を乗り越え、無事に此処までたどり着くことだけが重要なことであり、宿願が叶おうという今、娘の秘密だけは何としてでも守り続ける必要があったのだ。それと無関係であるなら、この妙な部分で慈悲深い男も目を瞑るつもりでいた。

「仕方があるまい……」
 監視カメラの映像を眺めながら、ポツリと呟く。そこには惨殺された男の姿が映っていた。

 向こうが此方の情報を入手しているのと同様に、イザヴェル社もある程度探りを入れて敵対する幾つかの外部勢力のことは把握している。
 アントニオ・レッドグレイヴと密かに繋がりがあったマルチェッロをはじめ、その工作員の何人かは消したものの全員ではないことはバルドル自身も充分分かっているだろうが。

「……ん? どうやら、遊び相手が欲しいようだ……、お望み通り相手をしてやろうではないか――――」
 バルドルが映像から目を離していた隙に、映像は消えていた。ヴィグリッド市街地の監視カメラが件の外部勢力により破壊されたようである。それでもバルドルの表情には焦りはなく、淡々とルート666の封鎖、厳重体制を敷くよう指令を発した。


>All

12日前 No.290

ルーメンの賢者カエルム @makita ★Android=1ZJoxJicBJ

【 プルガトリオ/ヴィグリッド/博物館付近/(賢者正装) 】


 金管楽器……と思いきや、カエルムはそれを宙で回転させて、まるでバズーカでも構えるような姿勢に持ち帰ると、シャドウとアリシアが見事に掃除してくれた仕上げとして――橙色の直径一メートルはあるであろう――球体を楽器特有の音と共にそこから発射した。

 パゥウン!

 そうして音符が絡みついたその謎の球体は、確かな力を含んで残りの天使達へと向かっていき、彼らを弾き飛ばす。さらにはそのまま消滅させたのである。

「さて……ようやく片付いたようだ」
 天使達がその場から消えるのと同時に、賢者の持っていた巨大な金管楽器も光となって消えていった。再びこの場所が静寂に包まれる。

「――――教会はあっちだ。急ぐぞ」


>博物館付近All

【次からはレスを蹴って、教会からのレスでお願いします。】

12日前 No.291

アルニアス/エヴァ @maaya115 ★vZhiyCrw2S_yFt

【鏡面世界→人間界の狭間/ヴィグリッド/教会前5q 薄く汚れたガラスの破片から現実世界/ アルニアス】

後ろから何かの違和感を感じていた――――――足を引っ張られている?

後ろを振り向くと、天使の姿をしたような無色透明な何か。

「どこかの誰かさんが狩り損ねていたようね……この落とし前、見せてやろうじゃない!!」

どこか面白そうな笑顔を見せたアルニアスがある魔法を解除した。
変身能力を解除させると子供の姿から24歳ぐらいの大人な女性へと姿を変えた。
ただし、両脚や両手にバレットを持っていない姿で天使の剛腕なる引っ張りを利用して鏡面世界に戻った。

「このざまとは…舐められたものだよ、人間とはどこまで浅はかなのだろうね。」

次々に無駄口を喋るアルニアスは、口調までも歳を喰ったかのように声帯まで大人の女性に戻ってしまっていた。
だが、こちらのターンと言うばかりに天使が引っ張った力が勢いをつけすぎたのかアルニアスは、天使の腕を引き千切る。

片足に天使の握力のせいかなかなか取れなかった。
何という馬鹿力なのだろうかと考えながらどこからか取り出した煙草を口に咥えた瞬間――天使が3体ほど姿を現す。

アルニアスの着地地点は、地面ではなく――――建物の壁に立っていた。
自身の姿が美貌すぎるようなナイスバディと表現するのは言い過ぎだろうが…天使たちからすると、顔を赤面して逸らしている。
そんなに変な格好なのか自身の身体を見るアルニアス。

すると何と言うことでしょう。
そこには、真っ裸な姿で自主規制が掛かるような裸体があるではありませんか♪
さすがに、これには女の子の咄嗟の行動を起こしてしまっていた。

「きゃぁ!?もう、あなた達…許さないんだからね!?」

あばずれ女とか痴女が居るとか…言われているんだろうなぁ、と思いながら天使のおろたえを見た瞬間。
隙ありとばかりに攻撃を仕掛けるよう駆けだした。
ポーチからフード付きのコートを羽織り右端の片腕が無い天使の首根っこに目掛けて飛び両足を絡めた。
そのまま誰も居ない右の方向へ体重移動をするとあら不思議とばかりに硝子の砕けた天使。
まずは1体を倒すと、足に掴まっていた天使の手が消えた。

どうやら、今の天使が強制送還したおかげで大分さっきより速く動けるようになった。
何故なら、その瞬間を狙って左隣に居る天使が拳を振り下ろす行動を起こしていたのだ。
アルニアスは、そのまま2体目の攻撃をする拳を壁にめり込ませるよう猫のように躱して振り下ろした腕の上に立つ。
まるでその姿は、戦いの女戦士“ウァルキュリ(ヴァルキリ)”を連想させられるように。

天使が腕を壁から引っこ抜く行動に移ったその瞬間を狙い、アルニアスは宙を舞いその天使の足を後ろから引っかける。
壁に倒れる天使に目掛けてさらに虚空で回転を加えた前転回し蹴りでかかとから振り落とされた勢いで天使の顔面から体へと砕けた。

「喋る余裕…あるままに♪」

残りの2体が同時に攻撃を仕掛けた。
アルニアスは、笑顔の次に怒りの表情を見せて古の魔女の威圧を放った。
その場の空間が凍り付いたように、2体の天使は一瞬動きが鈍った。
アルニアスは、その動作を緩めない状態で2体の天使の頭を両手で掴み―――鏡面世界から人間世界へと割れた硝子の中に飛び込んだ。

教会の近くにある少し広めの魚が泳いでいそうな池から、水柱が立つ、轟音と共に。

どっばぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁっっっ!!!

人間の世界に戻って来たアルニアス。
天使を連れて来たと同時―――――空から地上へと降って来たアルニアスと天使。
地面に天使2体の顔が当たりまた硝子のように砕ける、だが、地面は無傷のようにめり込んではいなかった。

「さすが…エヴァちゃん♪良い仕事している様ね。」

アルニアスは、フードコートで羽織っている状態なのでホームレスのようにコートがボロボロになっているのを見た。
周りの人間たちから、怪我をしていないかと問われたが“大丈夫”と言ってその場から離れた。
だが、空から降りて来た姿を目撃した人間からあることを言われた。

“あなたは、天使の召いですか?”

頭を横に振るアルニアスは、教会前にかっこよく登場することになった。
少し、派手な登場だったかなと思うのは、エヴァに怒られる数時間前だったことは、秘密♪


【人間界/ヴィグリッド/教会前5q圏内/エヴァ宅 薄く汚れたガラスの破片から鏡面世界/ エヴァ】

「まったく、あんたって人は。教会5キロ圏内に変なものを持ち込まないでよね!?」

絶賛、怒られているアルニアス。
水柱が起こって数時間して教会に来たアルニアス。
そして、ボロボロのフードコートを着ているがその下が真っ裸だったアルニアス。
怒られるのなら少女の姿でと懇願したアルニアス。

(この子、馬鹿なの?茶番を入れないと馬鹿になる病を患っているの?馬鹿でしょ、大馬鹿でしょ!!)

エヴァは、頭を抱えてアルニアスを路上の上で正座をさせていた。
母親からお叱りを受けている子供の図である。

「いつもあんたは、馬鹿をやらかすのよね。いつも私が後始末をしないといけないし!!この、おバカニアス!!」

躊躇いもないエヴァのげんこつを受けるアルニアス。
泣いてもエヴァは、そのままお説教を続けている。
そこに、エヴァの娘であるセレナが来て母親であるエヴァのタイトパンツをぐいぐいと引っ張る。可愛い少女である。

「ママ…隣の住民から、うるさいって。もう、怒らないで?」

セレナの泣き顔を見たエヴァは、やれやれと呆れてアルニアスを教会の近くにあるエヴァの自宅へと連れて来た。
アルニアスの身長に合うよう魔法の力で服を作り出したエヴァは、下着と一緒に渡した。
食事もまだしていないだろうなと思ったエヴァは、アルニアスにご飯を出すようセレナに猫缶を渡した。

「おい、娘に猫缶を渡さないでよ。私は、あんたの飼い猫じゃないんだけど!?」

「似たようなものでしょ?ご飯をたかりに来たことぐらい、分かってんだから。そのお腹の音でね。」

ぐぎゅるるるるるるる

ぬぐぐぐと、言い返すことが出来ないアルニアスのお腹の音。
しばらくは、此処で足を休ませるかなとアルニアスは、エヴァの自宅で外の様子を見るべくモニタリングすることにした。
セレナをアルニアスの足の上に座らせて。

>>周辺ALL

12日前 No.292

根回しと脅威評定 @izuma☆VNvX9naPtFo ★HhCfmmMzXU_m8y



―――



――

幾つモノ層がイメージされ、それらをフィルタを通して高解像度の“目”が覗く。

<ZOOM>

軌道上の真空で、複数の大口径レンズが相互の距離を調節し、遥か下方の地表を拡大する。一万メートル越しの大気のもつ熱の揺らめきと、レンズ自身の収差が生み出す球状の歪み。各レンズ固有の屈折特性をデータとしてもつ補償光学ソフトウェアがそれらを矯正すると、ぼやけていた画像が鮮明な像を結びはじめる。

RGB(赤緑青)各チャンネルあたり二十四ビットの色分解能で――古都ヴィグリッド上空を映し出す―――細やかな古き中世の名残多き街並み――そんな中で不明瞭に蠢き、はたまた瞬く光の痕跡と立ち昇る黒煙

――――画像をさらに一ピクセルあたり五センチ、つまり最大解像度まで拡大すると、都内の各所で断続的な市街戦が繰り広げられている様相が見て取れる。街の警備を統括しているイザヴェルグループの私設部隊のロゴマークが付いた黒の戦闘服姿の私兵達と対照的に識別章を持たず、装備からも何処の国や組織、勢力のモノかすらよく分からない兵士達が各所で交戦を繰り広げている。規模はそれほどまで大きくは無いもののまるで突然振って沸いた様な有様だ。――所属不明の兵士達は私兵部隊の他にも、少なくとも(肉眼)では“認識出来ないナニカ”とも戦っていた。―またその兵士達に紛れて何かしらの(使役)だの(能力)だのを使う者達も含まれている。

<HUME.Observation.mode>

衛星の機能が切り替えられて―今度は映像の中に不可思議な(揺らぎ)が顕れる。――"現実子(realiton)"の測定は即ち、非現実のソレを科学する上では有用なツールとなる。―衛星に搭載されたカント計数器――による観測、着色されてサーモグラフィー画像にも似たソレはヴィグリッド市内を蠢くナニカ(天使)の姿を捉え始めた。―とっくの昔に人と言う種が識別する“力”を失い、兼ねてより超常的存在であるとされたソレらは―外部からの闖入者達への積極的な攻撃を行っている様だ。

―――




【ヨーロッパ/ヴィグリッド(夜間)/市内検問/梓家始季(私兵所属)、イザヴェル私兵(分隊)/敵対勢力と交戦中】

意図的に破壊された街灯が不明瞭に点滅を繰り返す。

通りには大口径の狙撃用火器による正確な狙撃で頭を吹き飛ばされたイザヴェルの警備兵の死体が複数転がり、その向こう側にはこれまた射殺された所属不明の兵員の死体が幾つか転がっている(おまけにテルミットでも隠滅用に仕込んでいたのか死体が燃え出している)。路上爆弾に投擲武器、擲弾筒に対物火器―よくもまあ警備が厳重な筈のこの趣ある古都にこれだけ色々と物騒な代物を持ち込めたモノだと、遮蔽物代わりに使っている装甲車の影で、仮初の同僚の私兵数名と身を隠しながら(敵)の出方を見ている、ぱっと見では珍しくも無いイザヴェル私設軍の標準装備に身を包んだ一人の女性兵士…

≪タリコス1よりタリコス各班、損害報告を≫

≪タリコス2〜4、消耗8、負傷5、市内監視ネットワークの大部分に破壊工作が行われ稼働率は50パーセントに低下、現在臨時の迂回路の設定及び応急修理を行っています。≫

≪タリコス5、小規模な襲撃後に敵勢力は速やかに後退――敵は持久戦に移行する模様、ドローンによる追撃を要請≫

――



「…安全な土地で御偉さんの周辺警護をしてるだけでガッポリ稼げる良い仕事だったってのに、これじゃ台無しだぜ。」

―私兵の一人がそう零す。

散発的な発砲音と付近を銃弾が飛ぶ音が響く。――敵は完全に市街地に浸透している。

撃ち返しつつ分隊長がハンドシグナルで指示を出し、装甲車の陰から二名が前に出て前方の遮蔽物に移る。

銃弾が掠める、彼女は支給品の単眼式サーモビジョンに映る敵影にSMGの点射を浴びせる。――敵兵は腹に数発、頭に二発と撃ち込まれ、そのまま地面に突っ伏す。――最初に移動した私兵二名が今度は後方に居る味方の前進を援護する形で制圧射撃を行う。後方の6名が前に出る。――それの繰り返し。

不意に火球が飛ぶ、爆発が巻き起こり二名の私兵が吹き飛ばされる。――煙が晴れる前に彼女はSMGから手を離して異能者へと一息に殺到する。抜かれた刃を相手が次に手に出る前にその掲げた両腕を切り飛ばし―鮮血が溢れる。

そして痛みを知覚させる暇も与えず、顎の下から垂直に刺突された小太刀が妖術使いの脳天を貫いた。無造作に引き抜いた得物の血を振るい落しながら彼女は私兵として戦場を駆ける。


≫ヴィグリッド市内ALL

12日前 No.293

アンブラの魔女ベヨネッタ @makita ★Android=1ZJoxJicBJ

【 プルガトリオ/ヴィグリッド市街地/教会 】


「…………集団死?」

 教会内へと足を踏み入れたとき、人間界にいる衛兵の会話からきこえてきた。魔女はその内容を眉を顰めてきいていたが、どうやら此処で礼拝に参加していた市民たちが集団死をしていたというのだ。
 衛兵が教会へと向かったとき、刃物を持った不審な男(コンラッド・トンプソン)の姿があったが、皆傷跡は無く儀礼のために飲んだ水に混ざった毒を接種したことによる毒物死であることと、犠牲者の一人である司祭の部屋から発見された毒が同じものであることから、加害者は司祭である可能性が有力となった。

「そういえば……」

 その時魔女ベヨネッタは、アメリカの掃き溜めで起こったイザヴェル社の輸送機墜落事件のことを思い出す。これは彼女もエンツォ、クロウも巻き込まれた出来事であるためよく覚えていることだが、イザヴェル社のものであったことは後に知ったことである。
 テロ事件と噂され世間を大きく騒がした事件であったが、乗客は皆墜落によるものではなく、失血死による死亡であることが確認されており、集団自殺であると報道された。また遺体のそばにはイザヴェル聖典が落ちており、丁度主神復活についての記述があるページに夥しい血痕が附着していたというのだ。

「――――コレも復活祭と関係があるようね」
 魔女が視線を向けた先、説教壇の上に開かれた聖典の頁も同じ部分であった。主神復活――預言の章:救済である。魔女はその聖句を静かに呟く。

「“混沌は我々に破滅を齎す。神のもとを離れた人間は闇の中で生き、争い、醜い殺戮を繰り返す。善という光を求めてあがき続けよう。だが、神の復活が光明となり救いとなる。その時が近付けば、天の御使いが偽りの預言者達と、悪魔に従う呪われたもの達を世から滅ぼす。ただ神だけが正しい道を与える。我々は神から盗んだものを返さなければならない。それが贖罪となり我々は生まれ変わる。返すときは必ず来る。その時こそ我々は神のもとの自由を獲得し解放される。新しき時代が訪れる”」

 それを読み終えたとき、突如雪崩れ込む断片的な記憶。どこかの石造りの施設、死に絶えた魔女たち、自分の目の前に立ち切っ先を向ける赤い服の女の姿が――――。

「…………っ!?」



>All

11日前 No.294

ルーメンの賢者カエルム @makita ★Android=1ZJoxJicBJ

【 人間界/ヴィグリッド市街地/教会前→??/(賢者正装) 】


 賢者は、母親との待ち合わせ場所であるという教会に少女セレッサを連れて行くため同伴者四人の案内役として先行した。向こうに見えてきた海に面した小さな教会――かつて彼が講義を行うため度々赴いた懐かしい職場の様子は、今も昔もその姿を変えてはいない。

「“20年”ぶりか……」

 ――とはいっても、実際は500年以上も隔たりがある。それは賢者自身も分かっていたが、自分の身の上に起こった出来事の異常性を、この時感じていたに違いない。
 賢者は旧い友人(フェルス)にさえ、博物館で思い出したあることを語らなかったが、自分が“世界の目”に関することを研究していた事実と、その研究を促していた“誰かの存在”があったことを何となくであるが想い出すことが出来たのである。ただ、いったいそれが誰で、結局“世界の目”に関してどの様なことが分かり、何故調べるに至ったのかは謎のままであるが。
 “私は何を知っていたのだろうか”――――そういった疑問が賢者の中に自然と芽生えていた。過去の自分は何か重大なものを知っていると。



 〜教会前〜


「…………?」
 教会の門前までたどり着いたとき、中から人の気配がし一瞬扉にかけられた手が止まる。同行していた少女は不思議そうな顔で彼を見上げ『カエルム、どうしたの?』と訊ねている。

「――――いや、何でもない。…………あれは……?」

 そう言って扉を開けたとき、賢者の目と鼻の先には見知った女の輪郭だけの姿―つまりプルガトリオにいる―があった。闇の左目の宝石を所有する魔女ベヨネッタ。この件において重要な鍵となる人物である。
 この時件の魔女も、教会内に入ってきた面々に視線が向いていた。最初こそ驚いたようだが、特に警戒する素振りはなく、まるで知り合いに偶然再会するかのような印象である。少女セレッサも、ステンドグラスの美しい教会の雰囲気に好奇心が掻き立てられたのか、はしゃぎ声をあげて無邪気に走り出した。

『あらエンツォのお友達じゃない。また会ったわね? 子連れで家族旅行の最中かしら?』
「少し違うがそんなところだな。子守は友人に任せてるが……」
 やや下がった眼鏡の横を指先で触れながら元に戻し、賢者はそばにいる魔女フェルスの方を一瞥する。そして円陣を展開しプルガトリオに進入すると、彼の目には透明ではなく実体を持ったベヨネッタの姿が映った。だが……

 ――――ドゴォォオオオオオン!!!!

『……?』
「!」

 侵入した瞬間、突如凄まじい破壊音と獣が叫ぶような声が轟き、気付けば教会の壁が破壊され、そこから巨大な竜頭が突っ込んでいき、まさに魔女ベヨネッタに噛みつこうと迫っていった。
 それでも魔女の方は即座に気配を察し避けたため、丁度そこにいた少女に、その牙が襲い来る。


《きゃぁああああああああああ!!!!!!》


 ――――危ないっ!!


 少女の甲高い悲鳴。その小さな身体に巨大な牙が食い込む図など想像することさえ憚れるが、その光景が現実になろうとしたまさにその時、身を咬まれる激痛を負ったのは少女ではなかった。

「ぐぁっ!?」

 とっさに少女を庇った賢者。彼の身は痛々しくも竜の顎に挟まれ、鮮血を噴き、庇って抱き抱える少女と共に教会の外へと放り出され、それだけでなく竜の口から放たれる炎に包まれた岩で呆気なく上空へと飛ばされた。
 彼らが無事なのか、あの様子では流石の世界の観測者一族とはいえ、凄まじい怪我を負い、更なる攻撃まで受けたのだから絶望的な状況も考えられよう。

 その悪夢のような光景が教会に残るもの達の前で起こるも、同行者二人を案ずる余地も与えられぬまま、竜頭は再び彼らを睨みつけたのである。


>フォルティトゥードイベントAll様

【イベント開催です。セレッサとカエルム退場。いったいどうなる……!】

8日前 No.295

エヴァ @maaya115 ★vZhiyCrw2S_yFt

【人間界/ヴィグリッド市街地/教会前5q圏内/ 買い物中/ エヴァ】

けたましい破壊音と獣が叫ぶような声。
エヴァは、気にしなくも買い物をした帰りにそれが聞こえた。

「また、何かの騒ぎか。アルニアスと良い、“連中”と良い…何か連れて来ているんじゃないでしょうね?」

頭を掻きながら買い物袋を自宅前のドアに置いてドアをノックして中に居るアルニアスとセレナに声をかけた。

「ちょっと、用事が出来たから買い物袋を入れておいてね。」

「あーいよ。気を付けてねー。」

「ママ、分かったぁー!!」

二人の返事を聞いてエヴァは、すぐさま音のする方に飛んで行った。
なにかしでかしているんじゃないかと思いながらも音のする方へ飛んで行くと―――悲惨で悲劇な状況を見る光景だった。

痛々しくも竜の顎に挟まれて鮮血を噴きながら庇って抱き抱える少女と共に教会の外へと放り出された男性が見えた。
怪我を負っている男性の方へと駆け寄るエヴァは、上空へと飛ばされた二人をキャッチした。

「……酷い怪我だな。私は、教会に努めているエヴァだ。此処は、危ない…一旦、別の場所へ連れて行く。」

エヴァは、怪我を負っている者と怯えているような少女を空中で拾って屋根から屋根へと飛んで行く。
エヴァの自宅まで、それほど遠くはない上に近い場所だった。
だが、一刻も早く治療をしないといけない男性を担いでだと時間がかかってしまう。

エヴァは、ややこしくするつもりは無かったのだが教会の近くにある聖水のある場所に飛び込んだ。
鏡面世界へダイビングした。
鏡面世界に入ったエヴァと他の二人を回収して抱えて走ることにした。

エヴァが走っている場所―――――鏡面世界の“建物の壁”を。

>>セレッサちゃん カエルムさん ALL

8日前 No.296

ルーメンの賢者カエルム @makita ★Android=1ZJoxJicBJ

【 人間界→鏡面世界/ヴィグリッド市街地/(賢者正装) 】


 上空へと飛ばされた賢者は、与えられた衝撃により意識が途切れたが、その腕から少女を離すことはしなかった。とはいえこのまま地面へと打ち付けられれば、負傷者である賢者だけでなく少女の身にも危険が及ぶ。

 そんなとき、現れた修道女風の女性が、常人とは思えないその身体能力で、飛ばされた二人を空中で掴み、最悪の事態を防ぐことができたのだ。
 彼女には感謝すべきとはいえ、現在賢者は意識不明、さらに少女は訳が分からず大泣きしている状態である。それ故、修道女風の女性―エヴァ―が掛けてくれた言葉も彼らの耳には実質届いていない。

『マミィ!! ダディ!! セレッサ、怖い……お化けいや、イヤだっ!!』
「…………」

 大粒の涙をこぼし、顔にしわを作りながら大声で泣き叫ぶ少女。意識不明の賢者から流れ出る血がよりいっそう不安を掻き立てているようである。


>修道女風の女性(エヴァ)

8日前 No.297

エヴァ/アルニアス @maaya115 ★vZhiyCrw2S_yFt

【人間界→鏡面世界/ヴィグリッド市街地/教会前5q圏内/ 人助け中/ エヴァ】


『マミィ!! ダディ!! セレッサ、怖い……お化けいや、イヤだっ!!』
『…………』

叫んでいる少女をなだめようとしているエヴァは、鏡面世界で落ち着かせようとカエルムの身体を壁に降ろす。
応急処置を施すエヴァは、少女の目の前で見る見るうちに傷から出ている血が止まっていくのを見せた。

「もう、大丈夫よ。お嬢さん、セレッサちゃんっていう名前かしら?この人、もう傷が塞がったから安心して良いのよ。」

普段は、怒っている顔をしているエヴァなのだが、セレッサちゃんが泣いているのを見て笑顔を見せる。
紅い服を脱いでセレッサちゃんに羽織らせる。
落ち着かせるように少し体を温かくさせようと肩を優しく撫でる。

「さて…此処に居ては、竜のようなのが来ちゃうわ。とりあえず、この世界におびき寄せたけど…今すぐ出ないと閉じ込められないからね。」

ミラーワールドは、エヴァの専売特許となる空間。
鏡の世界とは違って、この世界にも住民は居る。
姿は、鏡の動くデコイなのだが生きている存在とほぼ変わらない質感。
ミラーワ―ルドでも生活をしている人たちもいたりするのですぐにでも出ようとする瞬間だった。

遠くから重い音が聞こえた。

どごぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉん!!!

「こっちに来るわね……急がない…と!?」

びゅごぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉん!!!

セレッサとエヴァの目の前にある飛行物体が通り過ぎていった。
エヴァは、通り過ぎていった飛行物体を眺めることとなった。
そう、目が釘付けになるのも可笑しくないその飛行物体、それは―――――神話の激レア魔獣竜の王“バハムート”にそっくりだった。

「アルニアスのやつめ……あいつ、あんなのを飼っていやがったようね!?まぁ、良いわ…此処から撤退するわよ!!」

近くにあった自宅付近の2階の窓に向かって鏡面世界から人間世界へと飛び込んだ。
セレッサちゃんとカエルムという男性を2階の部屋で休ませてあげるように部屋から出て行くエヴァだった。



【人間界/ヴィグリッド市街地/教会前5q圏内/エヴァ自宅 液晶で傍観中/ アルニアス「 」( ) ヴァハヌート《 》】



買い物袋を玄関のところから取りに行って冷蔵庫の中にきれいに並べておいて液晶のところに戻って来てセレナを膝の上に乗せたアルニアス。

「あ、エヴァ…誰か拾ってきたようね。そんじゃま、あいつを呼んでみますか。」

アルニアスは、思念をある魔獣に伝えることにした。
援軍を呼んでおこうと思ったアルニアスは、セレナを膝の上に座らせた状態で念話をすることに成功した。

(あ、バハムート。起きている?今、そっちに変な竜が来たから時間稼ぎ宜しく♪)

《…なぁ、アグル。使いパシリはやめてくれ。それと、我は…ヴァハヌートだ。バハムートは、父上だから間違えるな。》

(あ、そーだったの?ごめんね♪でも、今女の子が危機的状況…。)

《ふむ、行ってやろう。きっと、エヴァも居るんだろうから救ってやるのも良いだろう。》

調子の良いヴァハヌートだなぁと思ったアルニアスは、セレナを抱き上げて遊ぶことにした。
すると、2階の方から物音が聞こえた。
エヴァが帰って来たのでテレビを見ている少女二人(一人アルニアス)は、子供らしく大人しくしていることにした。

>>セレッサちゃん カエルムさん

8日前 No.298

異端者 @ergou☆Aao/rdZJ3/w ★IZkIgWZ0cr_b5K

【プルガトリオ/ヴィグリッド/広場付近の忘れ去られた旧街路→移動開始/大友英凌、くちさけ】

天使討伐後、マグネタイト通称MAGは悪魔召喚の際悪魔が現実に居る際の肉体維持の際に必要なものである。
つまりこれが沢山ないと強力な悪魔はすぐに枯渇してしまうし、悪魔の召喚は出来無いということ。
これは人間では感情等で増減するとも悪魔からすれば味などが変わるらしい。
例外はあるが補充するには生命力を持つ存在人間か悪魔等問わないが殺して手に入れるのが基本。
それと同時にそこらかしこに落ちている複雑な形の物を片っ端から回収する。

「なんだこれ?」

超高度知性を持つメインシステムの解析システムによる解析を行うとヘイロウと呼ばれる
天使の生命力の結晶のようなものらしい。

「此処だとMAGは減らない、やはり異界のようなものか」

この謎の空間は異界に近いものあるいはそのものようであるがどうやって出るのか

真アサシン:坊や、今生きてるのかい?

「なんとかね」

ハンドターミナルにはこのヘイロウを解析したことで、あるアプリを作ることが出来ることを表示していた。
それはこのプルガトリオから行き来が可能となるアプリだった。

真アサシン:で、どうするんだい?こっちからはアンタと糸が繋がってるから生きてることはわかるが…

「あの天使たちは全て掃討した。今現在は此処から出る為の手段が出来上がるまで探索しようと思うそっちはどうなってるの?」

真アサシン:坊やと天使共が突然消えた時、街で例の連中がドンパチし始めてる。

「なら僕が居ない間、地上の情報収集しててくれない?何が起きているか可能な限り知りたいんだ」

真アサシン:構わないけど、坊やは?

「この此処から出るまでの異界の調査とかかな?時間は10分はかからないと思う」

テレパシーで会話をしながらプルガトリオ移動アプリの生成開始を決めた後
装備の確認と周囲に天使の増援と仲間がいないかサーチし
くちさけには更に確認させる。

真アサシン:了解、じゃあまた人間界でね

それだけ会話を終えると、アプリの生成完了まで
プルガトリオをくちさけと一緒に探索するため歩き始める。

>all

7日前 No.299

謎の少女セレッサ @makita ★Android=1ZJoxJicBJ

【 鏡面世界→人間界/ヴィグリッド市街地/教会付近/→エヴァ自宅二階 】


 取り乱し泣きやもうとしない少女を案じてか、彼女達を救った女性エヴァは重傷を負った賢者を一旦おろし、その重力の法則を無視した場所で、少女の不安の一因ともなっていた彼から流れ出る血を止める。

「……わぁ」
 まるで魔法のように見る見るうちに傷は塞がり、セレッサもその神秘的な術を見て自分の父親のことを思い出し、涙もいつの間にか退いていた。
 以前少女が怪我を負ったとき、父親が不思議な力で傷を癒してくれたことがある。とても優しく暖かいものだったことが少女の記憶にははっきり残っていた。彼女が父親と過ごした時間はほんの僅かであったが、春の日差しのように優しく輝いて見える彼が、少女はとても大好きであったのだ。

「ありがとう。お姉さん……」
 大好きな父親と同様、優しい女性エヴァに親切にされ、小さな声でお礼を述べる。肩を撫でる手が暖かく、先程より少女も落ち着きを取り戻し始めた頃であった――――


 ――――どごぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉん!!!
――――びゅごぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉん


 遠くの方から大きな音、しかもほぼ同時期に大きな影がそばを通過したことで、少女は再び恐怖で悲鳴を上げエヴァにしがみついた。
「またお化けっ!!」

 そういった調子であったものの、なんとかエヴァのおかげで彼女の自宅二階へとたどり着いた少女は、疲労しきった心身を一旦休ませることが許された。自宅につくなりエヴァは二階の部屋を後にしたが、傷が塞がったものの、未だに賢者が目を覚ます気配はなく、少女も一人心配そうに彼を見つめている。
 それでも規則正しい寝息からは、彼が穏やかに眠っていることは感じられたに違いない。

「――――マミィが言ってたの。体が弱ったときはよく寝るのが一番だって。だからカエルムも、よく休んでね。子守歌もセレッサ、歌えるよ」
 起きる気配のない賢者を前に、少女はそのようなことを口にすれば、母親が自分に歌ってきかせてくれた子守歌を口ずさむ。


>エヴァ

7日前 No.300

ルーメンの賢者カエルム @makita ★Android=1ZJoxJicBJ

【 夢の中/500年前(魔女狩り時代)/ヴィグリッド市街地→時計塔/(賢者戦闘服) 】


 燃え盛る街。倒壊した家屋。魔女達の亡骸。上空には天の軍隊――――。私はそれらに囲まれた石畳の路地を走っている。見知らぬ……だが何処かで見たことのある“少年”と一緒に。
 私が何処へ向かおうとしているのか、何処へ向かうべきか、既に分かっていた。一刻も早く、私は危険をしらせにいきたかった。なにがあろうと、掛け替えのない親友のため――――。

『“アイツ”を止めないと……っ!!』
「天使達や暴徒化した市民は時計塔の方へ向かっているが、まだ先回りできる」
『急ぐぞ!』

 するといつの間にか時計塔の門の前に場面が切り替わる。だが何の違和感も覚えず扉を開け放つ……と同時に私の口は親友の名を叫んでいた。
 ずっと疎遠だった……他でもない私自身が斥けてしまった、だがいつだって忘れることなど無かった――――後悔。こうなってしまうのなら、もっと傍にいたかった。望むことなら、これからは“彼女達”と一緒に生き延びよう、新しい未来を作って、誰にも邪魔されない未来で、ずっと傍に。そんな小さな希望を抱きながら開け放たれた扉の向こう側――――――

「マリー!!」



【 人間界/ヴィグリッド市街地/教会付近/エヴァ自宅二階/(賢者正装→紳士服) 】


 目を覚ますと、此処はどこかの家の中であった。夢を見ていたようだが殆ど覚えておらず、ただ、行方不明の親友の夢であったということは、賢者も何となく分かっていた。そして、胸を締め付けるような余韻も……

「マリー…………」
 目から滲んでいた涙が、頬を伝って流れる。何故泣いていたのか戸惑いを覚えた彼は、それを慌ててぬぐい去ると、どういった経緯でここに運び込まれたか、頭の中を整理し始めた。そして周囲に視線を向けたとき、眠っている少女の姿を見て、自分がフォルティトゥードによって噛み付かれ意識を喪失したことを思い出すのである。
「セレッサ……? ――――そういえば……私はあの時」

 だが不思議にも血で汚れている上破けてしまった衣服の隙間から覗く皮膚に傷跡は一切無い。応急処置程度で傷跡を消すなどということは普通の医者には不可能だ。つまり命の恩人はそういう特殊能力を持った誰かということになるだろう。

 賢者はそのまま起きあがると、指を鳴らし、聖職者風の正装から、現代人らしいチャコットグレーのスーツ姿へと変身した。そして銀縁の眼鏡をかけて普段のスタイルになると、彼にとって重要な太陽の懐中時計を懐に仕舞い直す。


>エヴァ自宅All

6日前 No.301

エヴァ @maaya115 ★vZhiyCrw2S_yFt

【人間界/ヴィグリッド市街地/教会付近/エヴァ自宅二階/ エヴァ「 」/セレナ『 』】

「ふむ、目が覚めたか。」

エヴァは、食事と着替えを持って来て起きたばかりの人物に声をかけた。
起き上がっていた様子を見る限り、傷の痛みが無いかと近づくエヴァ。

「ほほぅ…面白い肉体をしている。禍々しい力もさほどない…これなら、少しの間だけ安静にしていると良い。」

座っている男性の服の上から傷の癒えた具合を見ているエヴァは、歓心の声を出した。
少女の子は、2階に上がって来たセレナと会話をしようと思って来たのだろう。

『あ、可愛い子が居るー♪私、セレナ♪あなたのお名前は?』

「こら、セレナ…お客さんの前だからはしゃがないように。」

『はぁーい、ごめんなさぁーい。』

親に叱られた子供の光景をお客さんの前で見せてしまった。
エヴァは、セレナを抱き上げてその部屋から出て行こうと着替えと食事をテーブルの上に置いて行く。

「まぁ、此処で…しばらく休んでいくと良い。出て行く時は、宿賃を貰うがな。」

エヴァは、施しをしてあげている上に休ませる場所まで提供をしている。
ましてや、治療までもしていたのも重ねて伝える。

『また、会えたら話そうねー♪』

セレナは、お気楽に笑顔で手を振ってエヴァと一緒に部屋から出て行く。
1階では、アルニアスがテレビを見ながら教会から自宅付近まで探知結界を張っている最中だった。

>>セレッサ カエルム 周辺ALL

6日前 No.302

昼で無く夜でも無い者 @izuma☆VNvX9naPtFo ★HhCfmmMzXU_m8y

【ヨーロッパ/ヴィグリッド/博物館付近・渓谷の向こう側→教会前(プルガトリオ)/アリシア「」(魔女装束※ガンロッド展開中)ダークネス()】

―――

――



此処(ヴィグリッド)へ来てからは随分と連戦に次ぐ連戦、異郷の魔女は同行者が残りの残敵を一掃した事を確認した上で再び一行の最後尾にて殿につく。何となしか定位置になってしまった気もしなくは無いが扱う得物の関係上そう悪いポジションでも無いだろう。――先行する(賢者)に続いて、やや遅れる形で辿りついた彼女が見たのは壮麗な教会のソレとは別の目まぐるしい展開のソレ。

「!?…ッ」

(これはまた大層大袈裟なモノが出て来たモノだな。――この距離だと間に合わん。今は捨て置け…少なくとも虫の息位はあるであろう。先ずは目先の厄介ごとを片付けよアリシア。)

相変わらず空気を読むというコトをしない内なる(高位悪魔)のしわがれ声を半分以上無視する形で自身の使い魔(鴉)を媒体にした魔法を用いて深手を負いつつもセレッサを庇った状態のまま投げ出されたカエルムの元へ置換移動を行おうとするが、どうやら新たに現れた第四者の手により二人はそのまま保護されたらしい。一応トレーサー代わりのちょっとした魔力痕跡を密かに二名に“つかせて”いた魔女は――安否は兎も角現状差し迫った脅威であろうソレに向き直りガンロッドを構え直して対峙する。

現状、この見た目どおりに強大な龍頭の“天使”を相手にするのはこの場に残ったメンバーのみだが…戦力的な不安は欠片も無い。


<念話※――何時も“相手してるの”とは真逆だけれども、“アレ”に詳しい紳士淑女の方はこの場にいらして?……冗談よ。>

ニィッと軽く笑みを浮かべた異郷の魔女、その足元から複雑な幾何学模様を伴ったドルイド系の魔法陣が赤い光の線で構築され始める…


≫シャドウ、フェルス、ベヨネッタ、フォルティトゥードイベントALL




【プルガトリオ/ヴィグリッド/市街地(移動中)/セイバー】【ちなみに当キャラが英凌君にした忠告は後の大火(ヴィグリッド炎上)の事も含めて言っていたり】

――“縁(えにし)”も無しに(彼女)が此処(ヴィグリッド)に顕現した理由はほんの些細な事。前者のそれは正確には間違っては居るものの…“知る者”が居ない筈の(彼女)を呼び止めたモノがいたから―そんな(誰か)に…“織って”はいても(知らない)そんな相手に会って見たかったという事もある。――静かに西洋建築のソレが立ち並ぶ古き良き中世欧州の冥い街並みを進む相反するような和装の佳人は――本当に自然な意味で、ただただ訥々とその(重なり・見えざる世界※プルガトリオ)へと足を踏み入れて往く。

「物騒な話―――あなたたちもそう思わない?」

―――その周囲を、濃厚なローズマリーの臭気と共に取り囲む聖なる異形の群れ。

“在ってはならぬ異物”“此処にいてはならない存在”当然だろう――(彼ら)からして見れば、この(存在)は居るというだけでもどんな危険を孕んでいるかもしれないのだから―(彼らの世界)の免疫機構宜しく―排除に掛かる。

その多方向からの理不尽な程の目まぐるしい人外の猛攻を、白の着物を揺らし、最低限の立ち回りで佳人は躱し続け…何時の間にか包囲を抜けた彼女の手に携えられているのは一振りの大業物(九字兼平)


「斬り捨て、御免なさい。」


明らかな殺意と敵意を向けられているにも関わらず、彼女は何処か哀しげな様子でそう呟いて、抜き身の刀身を朱拵えの鞘に音を立てる事無く収める。

途端に聖なる怪物達は、恐らく意識が在るのならば痛みすら感じる事無く独りでにバラバラになり消失する。


「確かに、(あの子)の言う通り女で一人歩きをするには少しばかり無粋な方が多いみたいね。」


その重ねられた世界の内から闇夜の空を臨む双眸は何を思うか。


≫ヴィグリッド市街地(プルガトリオ)ALL

5日前 No.303

アンブラの魔女フェルス @forte10☆NeDCG1Klls. ★SjANaFstHP_Gxb

【ヴィグリッド市街地/教会前→(プルガトリオ)/フェルス(戦闘正装)】

母親との待ち合わせ場所であるという教会にセレッサを連れていくため、
彼女はセレッサと知り合った仲間を連れ、先行するカエルムの後を追う。

〜教会前〜

教会前に着た瞬間、彼女の目付きは獲物を見定める猛禽類のように鋭くなる。
人の気配がする。カエルムもそれを知ってか瞬扉にかけた手が止まる。
『カエルム、どうしたの?』と、セレッサは不思議そうにカエルムを見上げている。
その先には輪郭だけの女の姿。間違いない。この気配はアンブラの魔女だ。
しかも、カエルムとはすでに顔見知りなのか最初こそ驚いた様子だったものの特に警戒している様子はない。
セレッサは美しいステンドグラスの漂わせる教会の雰囲気に好奇心が掻き立てられたはしゃぎ声をあげて無邪気に走り出す。

「元気なものだな…」

プルガトリオに入っていくカエルムを尻目に無邪気に走り出すセレッサを見つめていると…

――――ドゴォォオオオオオン!!!!

カエルムがプルガトリオに侵入した瞬間、突如凄まじい破壊音と獣が叫ぶような声が轟き、
気付けば教会の壁が破壊され、そこから巨大な竜頭が突っ込んでいき、
まさにプルガトリオにいる魔女に噛みつこうと迫っていった。
魔女の方は即座に気配を察し避けたため、丁度そこにいたセレッサにその牙が襲い来る。

「セレッサ!!」

彼女がプルガトリオに侵入するも遅く、ギッ…と歯ぎしりをする。


《きゃぁああああああああああ!!!!!!》


 ――――危ないっ!!

セレッサの甲高い悲鳴が響きわたる。しかし、目の前に移った光景は無残に食らい付かれたセレッサではなく…
咄嗟にセレッサを庇ったカエルムの姿がそこにあった。
彼の身は痛々しくも竜の顎に挟まれ、鮮血を噴き、庇って抱き抱える少女と共に教会の外へと放り出され、
それだけでなく竜の口から放たれる炎に包まれた岩で呆気なく上空へと飛ばされた。

「カエルム!セレッサ!」

彼女は虚しく叫ぶことしかできず、上空へと飛ばされて行ったセレッサとカエルムの名を呼ぶ。
そして旧友に食らい付き、上空へと吹き飛ばした竜頭を静かな怒りを滾らせる赤みがかった紫色の瞳で射抜くように見つめ…

「よくもあたしの友人たちに傷を負わせてくれたな…その牙を失う覚悟はできているか…?」

どすの利いた低い声で彼女は呟き、腰に下げていた格納された戦斧を手に取って振りかざし、
一瞬で大鎌の形状をした戦斧を大きく振りかぶり、竜頭目掛けて振り下ろしにかかった。
無論、同伴者であるアリシアの攻撃範囲の軌道から外れる死角の位置から。

>フォルティトゥードイベントALL

4日前 No.304

影術師 @forte10☆NeDCG1Klls. ★SjANaFstHP_Gxb

【ヴィグリッド市街地/教会前→(プルガトリオ)/シャドウ】

そのまま成り行きで彼は気分転換にと思い、教会に移動する一行について行くことにした。
そして教会前まで来ると、その荘厳な佇まいに彼は目を細める。
開かれた扉の先には美しいステンドグラスが光を受けて輝き、それに好奇心が掻き立てられたのか少女は無邪気に走り出す。
輪部だけが見える女性とカエルムと名乗った青年が何やら話しており、カエルムがプルガトリオへと侵入したその時…


――――ドゴォォオオオオオン!!!!


突如響き渡る轟音。獣が叫ぶような咆哮が轟く。
彼は思わずその爆風から身を守ろうと腕で顔を隠し、それが治まったころに目を開ければ…

「なんだ此奴は…!?」

視界に入ったのは巨大な竜頭。彼はすぐさま己の影を靴先でつついてアルタを呼び出し、プルガトリオに侵入する。
輪部だけであった女性の姿がはっきり見え、竜の牙から逃れる様子が見えた。
だが、その先にいたのは少女セレッサ。彼は必死に失踪するも…

「だめだ…!間に合わない!」

諦めかけたその時、セレッサの甲高い悲鳴とそれを庇うカエルムの声が聞こえ、
彼の身は痛々しくも竜の顎に挟まれ、鮮血を噴き、庇って抱き抱える少女と共に教会の外へと放り出され、
それだけでなく竜の口から放たれる炎に包まれた岩で呆気なく上空へと飛ばされていく二人の姿が目の前に映し出される。
その悪夢のような光景が教会に残るもの達の前で起こるも、同行者二人を案ずる余地も与えられぬまま、
竜頭はこちらを睨みつけてきた。知り合ったばかりとは言え、
自分が助けた人たちを傷つけられて黙っていられるほど彼は非情にはなれなかった。
既に巨大な鎌のような戦斧を振り回すフェルスにその足元から複雑な幾何学模様を伴った
ドルイド系の魔法陣が赤い光の線で構築され始めるアリシアを視界に捉え、
彼も二丁拳銃を構えると共闘者達からすべて軌道を外して竜頭の目や口内など脆い部分を重点的に攻撃し始める。

>フォルティトゥードイベントALL

4日前 No.305

ルーメンの賢者カエルム @makita ★Android=1ZJoxJicBJ

【 人間界/ヴィグリッド市街地/教会付近/エヴァ自宅二階/(紳士服) 】


 しばらくして、部屋の外から階段を上がる足音が響いてきた。ここの家の者、つまり賢者と少女にとって命の恩人とも言える人物だ。
 賢者は寝台の上にすわった状態のまま扉の方に視線を向けていると、その扉の奥から着替えと食事を持った女性が現れ、彼に調子を訊ねてきた。

「貴女が助けてくれたのですか……恩に着ます。傷は完治したようです。痛みはありません――――」
 女性にそう現在の身体の状況を答える賢者であったが、(どういった能力かは実際は知らないものの)女性が彼の体を服の上から見て傷の状態を診察したのを、“まさか透視をしているのでは”と内心焦り、年甲斐もなく恥じらいを覚え、青年のように視線を相手から逸らす。
 だが200歳以上にもなって、この様な反応をするというのも己の中で納得も行かず、取り繕るように「ま……禍々しい力?」とその場で気になった言葉に対して説明を求めた。

 と同時期に、女性の娘と思しき少女セレナがセレッサに対して興味を抱き彼女に話しかけている。セレッサも自分と歳の近い少女に親近感が沸いたのか、警戒するような素振りもなく「わたしはセレッサ。よろしくね。私、マミィを探してるの。それとね、私のマミィも魔女なんだよ! みんなを助ける強くて優しい魔女!」と相手の母親が普通の人間ではないことを見抜いた上で親自慢を含んだ自己紹介まで始めている。
 このまま意気投合し、お喋りも弾むのではという勢いであったが、途中で母親であるエヴァの制止もあり二人の幼い少女同士の交流は一旦幕を閉じることとなった。残念そうにするセレッサであったが“また、会えたら話そうね”という言葉で、嬉しそうに頷く。

 その後、エヴァもその娘も、ここをたつ際は宿代を請求するという事を告げ、親切にも着替えと食事をテーブルに起き、部屋を後にした。
 再び部屋には賢者と少女だけとなったが、賢者は少女の方を見て「食べるなら先に食べといてくれても良い。私は少し外の様子を見てくる」と窓を開ける。そしていざ出て行こうとしたとき、微かに服を引っ張る感覚で後ろを振り返った。見るとセレッサが、賢者の上着の端を握っている。

「――――どうかしたか?」
『セレッサも……一緒に行きたい。マミィにあえるかもしれないもん。お願いカエルム』
 自分は平気でも、普通の人間の少女であるセレッサにとって、食事を抜くことは好ましくない。とはいえ賢者も、少女をさっさと母親に会わせて自分は子守から解放されたいという思いもあったため、セレッサには食事をとってから出掛けることにしようと提案した。
 そうしてそれは承諾され、食後二人はここを発つことに決め、相応の宿代として手持ちのアメリカドル紙幣を何枚かおいた後は外へ出て行ったのである。


>ヴィグリッド市街地All

4日前 No.306

エヴァ @maaya115 ★vZhiyCrw2S_yFt

【 人間界/ヴィグリッド市街地/教会付近/エヴァ自宅二階/エヴァ「 」/アルニアス『 』 】

二人が出て行くのが気配で分かった。
まぁ、金銭を置いて行くとは思わなかったエヴァは、食事を下げた。

「…食べてから出て行けば体力も戻るだろうからね。セレッサっていう少女には、悪いことをしたね。」

エヴァは、セレッサという少女に探知されない発信機をセレナによって付けさせた。
セレナは、他愛もない笑顔で発信機を付けさせたことに神業だなと思ったエヴァであった。

『でも、良いんじゃない?セレッサちゃんに何かあったら私が行く予定だからさ。』

エヴァの背中の後ろからアルニアスが、声をかけて来た。
今回、アルニアスの貢献は大したことはしていなかった。
だが、鏡面世界での出来事で助けて貰ったことだけは感謝することにしたエヴァ。

「鏡面世界での救援、助かったわ。あと、会わなくて良かったの?」

エヴァの気遣いなのだろうかアルニアスは、笑顔で答えた。

『私と会うわけにはいかないわ。古の魔女があの子の前で会ってしまったら…まずいことが起こるからね♪』

アルニアスは、警告をしているのか笑顔で意味深なことを言っているのか。
今のエヴァには、ただの戯言だと思っていた。

だが、時は動いていたのだ―――――鏡面世界に“ある不穏な動きを見せている組織が暗躍”していることを。

>>カエルムさん セレッサさん ヴィグリット市街地周辺ALL

4日前 No.307

アンブラの魔女ベヨネッタ @makita ★Android=1ZJoxJicBJ

【 プルガトリオ/ヴィグリッド/教会 】


 凄まじい衝撃波が教会堂に加えられる前から、あの天界の気配にアンブラの魔女である女は既に気付いていた。無駄な動き無く、まるですれ違う人に道でも譲るかのように咄嗟に避けた魔女であったが、襲い来る竜頭は人間界にいる少女に向かい、それを庇った賢者が重傷を負いながら外へと放り出される展開となってしまった。
 これを見た魔女も黙ってはいられず、その両眼に怒りを湛えながら竜を睨み付け銃口を向ける。彼女以外にも、賢者の同行者三名が各々の戦闘準備を開始していた。巨大な戦斧を構え出す立派な体躯の女、魔法陣を展開する女、そして二丁拳銃を構える亜人の青年。この場にいるものの思いは同じに違いない。

「自己紹介はまた後でね。今はあいつにキツいお仕置きをしてあげなくちゃ……っ!」

 闇の力を持つ四人は、全員がプルガトリオへと集いファンタジーゲームの如く強大な光の力を放つ天界(ラグナ)の神々の一柱と対峙することとなった。
 そして早くも攻撃を始めたのはエルフのような見た目の青年であり、二丁の拳銃で容赦なくその竜に弾丸をぶち込んでいく。竜は皮膚で感じる痛みから頭を振り始め、一層攻撃的になったが、動きは実に単純なものだ。特に額にある宝石のような部分を攻撃されると反応が激しかったため、そこが弱点であることは明白。小難しい戦法を練らなくとも単純攻撃で切り抜けられそうである。

「それにしても、本当にこの鳥頭はしつこいわね。何処まで私を追いかければ気が済むのかしら? いたぶられたくてうずうずしているなら、応えてあげてもいいけど? その代わり……早く“逝って”欲しいわ! アンタを相手しているほど暇じゃないの」
 青年の攻撃に続いて、魔女ベヨネッタも竜頭へと接近すれば、バレットアーツを駆使して直接竜の頭にパンチやキックを繰り出し、最後には契約魔人マダム・バタフライの召喚パンチが弱点へとクリティカルヒットした。



《ギャゥァアアアアアア!!》



 痛みに堪えるような悲鳴をあげ竜は一瞬怯むが、向こうも負けていないのか、この場にいる四人に向かって連続で炎の岩を吐き出した。


>教会All

3日前 No.308

ルーメンの賢者カエルム @makita ★Android=1ZJoxJicBJ

【 人間界/ヴィグリッド市街地/エヴァ自宅付近→市内検問/(紳士服) 】


 まだ日が昇らない夜の街を、スーツ姿の賢者とピンクのワンピースの少女が歩いている。命の恩人エヴァの自宅を後にし、教会にもいなかったという少女の母親を探すため、彼女の父親がいるというイスラ・デル・ソルに向かおうとルート666方面へと足を運ぶ最中であった。こんな場所を探し回るより、居場所が明らかな父親を訪ねた方が確実ではないかと感じてのことである。

「ところで、お前の父親は本当に賢者なのか?」
『そうだよ! マミィが言ってたもん! 強くて優しくて、凄くカッコいいって』
「そうか」

 本当のことを言っているか賢者は半信半疑であった。確かに少女の霊力は強いが、だからといって彼女の親が歴史から姿を消したはずの世界の観測者一族であるという証拠にはいたらないからだ。しかも母親が魔女で、父親が賢者など両者の掟のことをよく知る彼にとっては信じられない。もしそうだとすれば彼女は……
 賢者は怪訝そうな表情で無邪気に両親の自慢を始める少女を横目で見ながら、光と闇が交わる――――禁を破ることで産まれる“不浄の子”の言い伝えを思い出した。幼い少女の妄想といったことで片づけてもよかったが、状況が状況なだけに引っ掛かる部分もある。得体の知れない何かを覚えずにはいられなかった。とはいえ真相を握るのは彼女の両親に他ならない。

「……?」
『どうしたの?』
「今さっき銃声が」

 あの時の駅での襲撃などがあってか街は静まり返っていたが、遠くの方から銃声や爆発音、装甲車の走る音など、この風情ある古都には似つかわしくない物騒な音がこだます。しかも場所的に検問所だ。

「いったい何が起こっているんだ……? 侵入者に対するものというより、まるで襲撃に対する――――。イザベル社の管轄地に攻め入るとはいったい何者だ」
 イザベル社に対してこんな大胆な行動に出られるとは、かなりの馬鹿か、或いは強大な勢力の関係か。いずれにせよ調べてみようと、賢者は路上駐車してある一般自家用車を拝借し少女と共に乗り込んだ。
 勿論鍵などというものは持っていないが、指先一つでどうにかなる問題だ。エンジンも霊力を込めた指先で鍵穴を回し、検問所へと走らせる。場合によっては車で突っ切り、太陽島にお邪魔することも念頭に置いていた。


>始季 >>293

2日前 No.309

異端者 @ergou☆Aao/rdZJ3/w ★IZkIgWZ0cr_b5K

【プルガトリオ→人間界/ヴィグリッド/移動中→駅舎前/大友英凌、くちさけ】

そのままプルガトリオ探索をしている内に、各所でイザヴェルと誰か―彼は分かっているがと戦っているような光景が見える。
同時にこの空間に居る場合相手からは見えていない、というのも試して完全に理解した。

「便利だねぇ、この異界いや半異界か?」

くちさけ:MAGの消耗が無いのであれば悪魔なら幾らでも居ても良さそうな場所ね

だからこそ天使たちは自分たちの目の前で堂々と現れることが出来る
しかしこれは厄介でもある。
相手も何時でも仕掛けてこられるというのでもあるのだから。

移動しながら、そして襲い掛かる天使共を倒しながら周囲を観察しているといつの間にか駅舎の前まで来ていた。
しかしその駅舎もイザヴェルの私兵の軍勢により厳重に警備と監視を行っていた。

「此処はもう完全に厳戒体制だ、敵の本拠地である以上情報伝達が速くて当然か」

くちさけ:駅舎に関してはどうするの?

「放置。というか関わらない方が良い、最後の大隊が列車砲で突っ込んでくるかも知れないし」

他人が聞いていればとてもではないだろうが信じられない言葉を吐くが
彼が送ったのは殆ど無作為に近い。それを拾った者は此処の動向に注目するだろう。
最早この世界は秩序による統一勢力が強い。ならばそれに自由と混沌の勢力を用いるべきだ
真っ向から反対の力なのだから当然反発し、戦うのは明白だからだ。
現に目的のために手段を問わないファントムソサエティは人類の進化を阻害する存在として
イザヴェルグループと主神を祝う祭事を持って完全に表に出てまで全面戦争に入った。
時はまだ来ない、故に人類の守護者として行っているかは甚だ怪しいが。
それに連ねてある存在がどう動くかも最早わからない、それは本来噂に過ぎない存在。

最後の大隊――ラストバタリオン。
ナチスドイツの都市伝説である。
それは珠阯レ市の噂により現実化した者達であり本来珠阯レ市が無ければ存在すらしないはずだった。
だがこの世界では珠阯レ市が存在した上で、その噂を具現化させた化身の奴が裏で蠢いているのが
調べていくうちに匂わすことが出てきていた。
だから奴が面白いネタだと思うならば飛びつくはずだと踏んでいたが、そんなに上手くいくことでもとも思っていた。

「そろそろ時間だしね、人目に付かない場所で戻ろうか」

ディスプレイを見ると既に煉獄移動アプリが完成していた。
なので人目に付かない場所まで移動し、アプリを作動させると場面が切り替わるようにくちさけと共に人間界に戻っていた。
一旦真アサシンと合流するか、と考えた矢先凄まじい迫撃砲の轟音と爆発そして銃撃戦が駅舎内で鳴り響く。
駅舎入り口にいるイザヴェル兵士は無線に怒号を向ける者もあるいは駅舎内に方向を向けて応戦を開始し始める者も居た。
それによりヴィグリット内部からの出入り口の見張りや警備が一時的に少し薄くなった増援も遠からず来るのも確実だろうが。

くちさけ:言ってた通りになってきたね、エイリョウ

噂をすればなんとやら、と内心思いつつその場から離れた。
それと同時に空からは使い魔が居ることに気づき、その主は誰か気づきつつ
使い魔の後を追った。

>all

12時間前 No.310

エヴァ/アルニアス @maaya115 ★vZhiyCrw2S_yFt

【 人間界/ヴィグリッド市街地/教会付近/エヴァ自宅二階/アルニアス「 」 ヴァハヌート( )】

「ん、つけられているね。」

(いつものことだろ、アル。)

ヴァハヌートがいきなり声をかけて来た。
アルニアスは、ヴィグリット市街地の周辺を召い魔を通して見ているのである。
その召い魔について来る者を眺めるとはっきりと分かるように姿を消させて逃げることにさせた。

「まぁ、勘づかれる前に撤収をさせたわ。それで、そっちはどう?」

(ん、あいつ…異様な気質を持っていたようだ。鏡面世界の者じゃないな。)

「だろうとは思ってたわ。闘っていた天使とは、変な感じがしたからね。」

アルニアスが鏡面世界から現実の世界へと飛び込んだ時、ふと違和感を感じてたらしいようで。
ヴァハヌートもその違和感を戦ってみて感じていたようだった。

「とりあえず、今回は…他のやつらに目に触れないように手を引くことにするわ。」

(なら、我の出番か?これでも、調査や素性捜査は得意だ。まぁ、アルは、大人しく休んどきな。)

ヴァハヌートの言葉に甘えてみようと思ったのだが、アルニアスは、気に留めた。
そう、こうも素直になるということは裏があるんじゃないかと。

「あまり、目立たない動きで探りなさいよ?」

(分かっている…まぁ、最初は…少女セレッサという子を守るようにしてみよう。何か、分かるかもしれんしな。)

あまりしゃべらないはずのヴァハヌートが、こうも積極的に動くということに違和感を感じながらも渋々許可を出した。
何かあれば、エヴァが動いてくれるだろうと高をくくっていたアルニアスは、足元をくじかれた。

(エヴァは、すでに教会の仕事に向かったようだぞ。誰かと会うみたいらしいがな。)

やはり、私達の世界はシリアスより茶番を入れないとことが動かないと判明したようだ。

>>セレッサちゃん 教会付近ALL

10時間前 No.311

ルーメンの賢者カエルム @makita ★Android=1ZJoxJicBJ

【 人間界/ヴィグリッド市街地/→市内検問/(紳士服) 】


 賢者―少女は天使と思い込んでいるようだが―と共に少女が車に乗り込みしばらくして、“この先ヴィグリッド空港・碇泊所/ルート666”と記された看板が助手席の窓から見えた。市内検問を抜けた先に、件の連絡橋があることから、小規模な戦場と化したエリアを突破しなければならないのは必然的なことである。

 銃撃や爆発音といった不穏な騒音に不安を覚え、少女は運転席に座りハンドルを握る賢者に視線をやった。だが彼は前を見るばかりで、一言も喋らない。少女と違い怯えている様子ではないが、この状況を頭の中で整理しているようにも感じた。

『酷い有り様だ……』

 賢者が呟いたので、その視線の先に少女が目を向けると、なんと何人もの遺体が路上に転がっているではないか。そのどれもが兵士のようで、街で見かけた私兵の他に、どこの所属かも分からないものも。少女はその衝撃的な光景に圧倒され思わず頭を伏せ目を強く瞑った。
 だが目をつぶったからといって、現実で行われている戦闘は収まる気配もなく続けられている状態だ。

『そこの車とまれ!!』

 そして市街地からやや離れ開けた場所――市内検問の近く、所謂激戦区付近に差し掛かったとき、イザヴェル社の私兵の一人が無線で報告して此方に駆け寄ってきた。
 こんな状況であっても取締は怠らない姿に感心しつつも、だが厄介だと思いながら賢者は車を停止。私兵が来るのを待った。
 その間、戦闘する兵士達を遠くから見ていたが、賢者の目には、“普通の人間”であるならば交えることのない輩(天界の住人)と超自然的な能力を駆使し戦闘する者達が映っていた。これは単なる馬鹿がイザヴェル社に仕掛けたゲリラ戦ではないと察しがつく。

『いったい此処に何の用だ』
「太陽島に行きたいんだが、通してくれないか?」

 窓を開けて賢者はイザヴェル社私兵に答えた。私兵は眉間にしわを寄せながら、賢者と少女をジロジロ見ると、仲間のイザヴェル社の兵士達に無線で再び報告を始める。
『――ええ、民間人かと思われます。運転席にはスーツを着た若い白人の男、助手席には4歳ぐらいの子どもが一緒です。見たところヴィグリッド市民ではないようですが、太陽島へ向かいたいと……』
 兵士はそう報告した後、此方に視線を向けしばらく待つよう伝えてきた。


>始季、市内検問付近All

4時間前 No.312
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