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◆】―BAYONETTA―【◆―第二章

 ( なりきり掲示板(フリー) )
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版権+オリ/魔女/天使 @makita ★Android=QP7DgXg77L

《ラグナ信仰》の神話は語る――――




“かつて世界は神のもと《一つ》であった。
しかしファーストハルマゲドンにより世界は崩壊。
世界は《魔界》《人間界》《天界》その間を満たす《プルガトリオ》に分断され、神は永き眠りにつく”

謂わばそれは、《混沌の時代》の始まりであった……。
そんな時代の中、世界の観測者・二つの目は世を見守り続けた。

光の右目を所有する《ルーメンの賢者》
闇の左目を所有する《アンブラの魔女》



決して交わることを赦されぬ二つの一族……。

だが、二人の男女がその誓いを破ったことが引き金となり、長い争いが勃発。
両一族はこうして忽然と歴史から姿を消した。
不浄の子……《闇の左目の継承者》と共に――――――――




****






そして現代――――――――


500年の眠りから、《女》は覚醒した。
彼女の《目覚め》は偶然か?
それとも必然であったのであろうか?

彼女の憶えていることはたった一つ。
自身が《魔女》であるという事実だけ……。

記憶を失った女は《ベヨネッタ》として、襲い来る天使達の殺戮を繰り返しながら、その意味と運命に導かれていくのであった。



そして、同じく運命に導かれた者達が、あらゆる境界を越えて全てが始まった地《ヴィグリット》に足を踏み入れるのである――――――――――。






【原作はクライマックスアクションゲームBAYONETTA。超セクシーな変態魔女が天使を斬るっ!!

「あんた達を狩る理由が分かる? その顔がMU★KA☆TU★KU☆からよ!」

さあ皆さんもBAYONETTAの世界観でAllキャラを活躍させてみませんか?
BAYONETTAをあまり知らないという方でも大歓迎!スレ主がサポートいたします(*^_^*)】

メモ2017/01/09 21:08 : 謎の少女セレッサ @makita★Android-QP7DgXg77L

◇参加希望の方は此方をクリック!

http://sns.mb2.jp/makita/d-197-2#S2

◇楽屋裏ゲイツオブヘル

http://mb2.jp/_ztd/42514.html#S0

◇登場キャラクター

http://mb2.jp/_subni2/19462.html-126#a

◇ストーリー

§序章§

>>1

第一話「曰く付きの葬儀」>>2,6,12,14,15,17,18,23

第二話「掃き溜めの酒場」>>3,4,7,8,9,11

第三話「明けの明星と闇」>>13,20,21,22,24,28,33

第四話「エンジェルアタック」>>10,19,25,27,29

第五話「レオンハルトの疑惑」>>5,16

第六話「危険なハイウェイダンス」>>26,30,31,34,35

第七話「誘い」>>32,37,38,40,50

第八話「時の観測者」>>36,39,42,43,44,45,46,47,48

第九話「little devils」>>41,49,51,53,54,55,58,69,70,77

§一章§『天使の住む街』

>>52

第一話「白昼夢、或いは記憶」>>56,60,63

第二話「聖なる巨人達」>>59,62,64,65,66,67,68,71,72,73,74

第三話「ヴィグリッド入域」>>57,61,75,78

第四話「怒れる《勇気》」>>80,81,82,83

第五話「CelestialDragons」>>76,79,85,86,87,88,89,90,91,92

第六話「サピエンチア召喚」>>93,94,95,96,97,98,99

第七話「闇の少女達と三月兎」>>84,102,103,104,106,107,109,110,112,115,137,138

第八話「魔拳クライマックス」>>108,111,113

§二章§『奇縁の街ヴィグリッド』

>>114

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アンブラの魔女フェルス @forte10☆NeDCG1Klls. ★I0OJO6Od8p_iQv

【500年前/ヴィグリッド市街地/教会付近/フェルス(市民変装)】

「………」

『……待て』殺気が消え、賢者が呼び止める声が彼女の足を止める。
振り返り、賢者に向き直れば警戒は怠らぬものの剣を収めて敵意はないことを示していた。

『先程の無礼申し訳無い。あの一件以来、魔女への警戒は怠れ無くてな……』

自分の素顔を見せるように、賢者はマントローブのフードをはずし自身の顔を露わにした。
無礼を詫びる彼の言葉に彼女は

「謝る必要はない。あの事件以来、互いに警戒を怠る事はできんだろう…。
あたしも同じような出会い方をしたら、お前と同じような反応をしていただろうからな。」

と、自分が逆の立場なら同じ反応をしていただろうと告げる。そして、賢者は更に言葉を続けた。

『賢者と魔女双方の問題である以上、早急に解決する必要はある。
お前を信用しているわけではないが両一族の為だ。協力をお願いしたい……。私の名はカエルム、ルーメンの賢者だ』

相手はカエルムと名乗り、ルーメンの賢者である事を明かして協力を願い出たのだ。

「ああ…このまま野ざらしにはできない事件だ。解決できなければ双方の関係は悪化するばかり…それだけは避けたい。
協力ならば喜んでさせてもらおう。あたしはフェルス。アンブラの魔女だ。」

それに彼女は快く了承した。願い求めていた相手の申し出を断る理由などないし、
お互い両一族のため。早急に解決したいと言う思いから二人はこれから協力することとなる。

「密会のようであまりいい気はせんが、お前が得られないであろう魔女側での情報などはあたしが提供しよう。
互いに手の届かない場所の情報の交換ができれば、なにか手掛かりをつかめるかもしれないからな。」

>カエルム

26日前 No.175

ルーメンの賢者カエルム @makita ★Android=QP7DgXg77L

【 人間界/ヴィグリッド/ヴィグリッド博物館/賢者像前/(賢者正装) 】


 突如蘇る記憶。どれくらいであったのかは分からないが、賢者カエルムは目の前の魔女を見つめたまま呆然としていた。そうして目を見開き、唇が微かに相手の名を呟くように形をつくる。

「――――――フェルス……」

 蘇った記憶は断片的なものではあったものの、相手がかつての協力者魔女フェルスである事を思い出すには十分であった。
 あの時、カエルムは初めてフェルスと出会い、魔女殺害事件の真相を探るべく密かに手を組んだのだ。それを思い出せた拍子に、何かがこみ上げる。失った自分の一部を取り戻せたような喜びと感動。その一方で、未だに欠落したままの記憶が疑惑を色濃く残すのであった。本当にあれは自分の記憶なのだろうかという違和感だ。

「……どうやら少しは思い出せたようだ。ただ、まだ信じられないところが大きいがな……空白の500年間を越えて、私が何のためにこの時代に来たのか、とても大事なことを忘れてしまっている、そんな気がする。尤もそれを思い出すための里帰りだが」
 カエルムは僅かに笑みを湛えて、ヴィグリッド博物館の方に目を向けた。
「此処はかつて私と伯父が暮らす邸だった。私の記憶の詰まった場所故に、手掛かりがあると思って来てみたんだ」


>ヴィグリッド博物館All

26日前 No.176

アンブラの魔女フェルス @forte10☆NeDCG1Klls. ★I0OJO6Od8p_iQv

【ヨーロッパ/ヴィグリッド市街地/ヴィグリッド博物館/賢者像前/フェルス(通常服装)】

「……少しは思い出したようだな。カエルム…」

呟くように微かに唇を動かし、己の名を囁く彼に彼女はホッとしたような顔を見せた。

『……どうやら少しは思い出せたようだ。ただ、まだ信じられないところが大きいがな……空白の500年間を越えて、
私が何のためにこの時代に来たのか、とても大事なことを忘れてしまっている、そんな気がする。尤もそれを思い出すための里帰りだが』

彼の言葉からして、彼は彼女のように生き続けていたわけではなく、どうやらタイムリープしてしまったようだ。
何故彼がタイムリープしたのかは分からない。しかも、500年前の記憶を失って。

「なるほど…タイムリープして尚且つ記憶喪失になったと言うことか。」

どうして彼がこんな事になったのかは彼女にもわからないことだった。
ここで考えても何も親展はないと考えた彼女は僅かに笑みを湛えて、ヴィグリッド博物館の方に目を向ける彼を見やる

『此処はかつて私と伯父が暮らす邸だった。私の記憶の詰まった場所故に、手掛かりがあると思って来てみたんだ』

そう、この博物館は彼が元住んでいた場所であるということだ。だとしたら記憶を取り戻す手掛かりもあるかもしれない。
あと、アリシアがなにやら奇術めいたものであやしているセレッサを休ませてやれそうな場所だ。

「わかった。そういうことなら話が早い。お化け…恐らく天使に襲われ逃げてきたと言う
セレッサも疲弊しているから、少し中で彼女を休ませてはくれないか?」

>カエルム 博物館ALL

26日前 No.177

ルーメンの賢者カエルム @makita ★Android=QP7DgXg77L

【 人間界/ヴィグリッド/ヴィグリッド博物館/(賢者正装) 】


 偶然なる“二度目の再会”を経て、運命が回り出していることをカエルムはどこかで感じていただろう。500年間の時を隔て、ようやく奇縁の街ヴィグリッドに世界の観測者達と天使が見える者達が集まったのだ。復活祭を目前にして……。
 その事に異様な何かを覚えながらも、進むべき場所はそこしかないのだと自分に待ち受けるものを彼は受け入れることにした。

「――――実際にタイムリープしたかは私とてわからない。ただそう呼びたくなる状態に私はあるということだ。感覚が、時間の感覚がそうさせているからな……500年間の空白の時間がどうしてか感じられない上、ヴィグリッドで過ごしていたのが20年前の出来事、としか思えない」
 500年前何があった? 私の身に――――――? そういいたげな表情で、カエルムはフェルスを見た。今生身で生きていることには違いはなく、あの過酷な時代を生き抜いたのも真実であるはずが実感が湧かない。

「――いやいい。……そうだな、私もそろそろ散歩には飽きてきたところだ」

 ただその様なことを考えても埒があかないと思い、いつの間にか眠たそうな表情を見せるセレッサを見るなり、博物館内で休もうというフェルスの提案に承諾した。
 だが歩き出そうとしたとき、セレッサが地べたに座り込んでおり『セレッサ、もう疲れた。歩きたくない』と言いながらウトウトしているではないか。カエルムはフェルスとアリシア交互に視線を送り「何とかしてくれ」という表情を見せた。


>フェルス

>アリシア

>周辺All

25日前 No.178

鋼鉄の爪牙 @forte10☆NeDCG1Klls. ★I0OJO6Od8p_iQv

【ヨーロッパ/ヴィグリッド市街地/ヴィグリッド博物館/賢者像前/フェルス(通常服装)】

500年間の時間が空白にしか感じられず、ヴィグリッドで過ごしていたのが20年前の出来事としか思えないという彼に

「あたしもお前に何があったのかは知らないが…何かに巻き込まれた…と言う考えもできるかもしれないな。」

と、彼女も彼が記憶を失った上にタイムリープなのかも分からないという言葉に
彼女なりの解釈を混ぜて言ってみるも、彼女もなんだかしっくり来ないようで。
彼女は今一度再会を果たしたカエルムの顔をジッと見つめる。
500年前何があった? 私の身に――――――? そういいたげな表情で、こちらを見つめるカエルム。
きっと、500年前に自分に何が起こったのか知りたいのだろう。だが、これだけは彼女も離す事を躊躇した。
言ってしまって良いのだろうか?唯でさえ混乱するような状態で…愛するものに処刑されかけた…なんて。
迷いが生じている間に、その様なことを考えても埒があかないと言いたげに
いつの間にか眠たそうな表情を見せるセレッサを見るなり、博物館内で休もうという彼女の提案を承諾する。
しかし、セレッサはその場に座り込んでおり、『セレッサ、もう疲れた。歩きたくない』と言いながらウトウトしている。
彼は彼女とアリシアに交互に視線を送り「何とかしてくれ」という表情を見せる。
それを見た彼女はふと柔らかな笑みを浮かべて

「任せな…。セレッサ、色々な事があって疲れたな。ほら、あたしが博物館まで連れてってやるよ。」

そう言って彼女は逞しいその腕でセレッサをひょいと抱き上げ、あやすように軽く背中をポンポンと叩いてやる。
そして、博物館へ入ろうと歩みを進めた。

>カエルム セレッサ アリシア

25日前 No.179

ルーメンの賢者カエルム @makita ★Android=QP7DgXg77L

【 人間界/ヴィグリット/ヴィグリット博物館/賢者像前→博物館内部/(賢者正装) 】


 邂逅した魔女も自分の身に何が起こったかまでは推測の範囲を出ることは出来ず、答えにならない返答をするだけであったことにカエルムはやや残念そうに、反面安心したような複雑な表情を浮かばせる。

『任せな…。セレッサ、色々な事があって疲れたな。ほら、あたしが博物館まで連れてってやるよ』
『……………………マミィ…………』
「ありがとう、フェルス。…………」

 今にも眠ってしまいそうなセレッサを抱き上げる、屈強なその見た目に反して聖母の如き柔らかな笑みを浮かべるフェルスを目にしたとき、子どもの扱いに慣れていないカエルムはその行動に礼を言い終えるなり、思わずその姿に見入ってしまった。その時脳裏に浮かんだのは自分にも両親がいたのだろうかという疑問である。勿論カエルムにもいたが実感がわかないのだ。
 ずっと伯父のことを実の父親だと思っていたカエルムにとって、本当は彼は自分の父の兄で、実の母とは生き別れてしまったことを明かされたのは相当自身を混乱させたものであった。ただ誰にそんなことを聞かされたかは生憎覚えてはいないが。

《ギギィ……》

 そうして博物館の重い扉を開けたカエルムは、その中へと足を踏み入れた。その時に飛び込んできた景色はドーム状の天井をした、まるで大聖堂を彷彿とさせるようなつくりのエントランスホールである。
 ステンドグラスから射し込む色とりどりの光が赤いカーペットが敷かれた大理石の床に降り注ぐ。とても厳かで、まだ開館前のそこはとても静かだ。普通の人間が入れば“とても清らかな雰囲気”“神聖さを感じる”といった言葉がまず浮かんでくることだろう。だがカエルムの表情はそれとは異なる警戒したものを帯びていた。

「来る……!」

 そう呟いたのと同時か直後か、突然太陽の光のような眩しさが薄暗いホールの中を燦々と照らしたかと思えば、丁度ドームの天井に金色の円陣が現れた。気付けば博物館の出入口には強力な光の結界がしかれ出られなくなっている。
 そしてとうとう、円陣から飛び降りてくる二体の大きな影が地上へと着地した。翼が退化した大天使アプラウドを赤い鎧で完全武装させたような見た目の権天使アーダーだ。その手には巨大な大剣が握られており、あれに一撃でも当てられれば大きなダメージを与えられることは目に見えている。


>アリシア

>フェルス

>付近All

23日前 No.180

アンブラの魔女フェルス @forte10☆NeDCG1Klls. ★I0OJO6Od8p_iQv

【ヨーロッパ/ヴィグリッド市街地/ヴィグリッド博物館/賢者像前/フェルス(通常服装)】

『……………………マミィ…………』

小さくそう呟き、ウトウトしながら彼女抱かれるセレッサの顔を見て、彼女もまた表情を緩める。
だが、前を向けばその表情は瞬く間に警戒を崩さぬ凛とした顔つきになる。
何故かは分からないが少しの間こちらに見入っていたカエルムも博物館の重い扉を開け、彼と共に彼女も仲に足を踏み入れた。
ステンドグラスから射し込む色とりどりの光が赤いカーペットが敷かれた大理石の床に降り注ぐ。とても厳かで、まだ開館前のそこはとても静かだ。
神聖さを感じる…と言った言葉が似合うであろうその場でカエルムの顔は警戒を帯びている。
彼女も同様だった。ジッと彼女は一点を睨みつけていた。

『来る……!』

カエルムがそう呟いたのと同時か直後か、突然太陽の光のような眩しさが薄暗いホールの中を燦々と照らし、ドームの天井に金色の円陣が現れた。
博物館の出入口には強力な光の結界がしかれ出られなくなっていた。――奴らだ。
円陣から飛び降りてくる二体の大きな影―翼が退化した大天使アプラウドを赤い鎧で完全武装させたような見た目の権天使アーダー。
その手には巨大な大剣が握られており、あれに一撃でも当てられれば大きなダメージを与えられることは目に見えている。

「ったく…こっちは手塞がってんだぞ…!だが、悠長な事は言っていられんな。アリシア、セレッサを頼む!
セレッサ!アリシアから離れるんじゃないぞ!大丈夫だ…あたしがお化けをやっつけてやるからな…」

一度抱き上げたセレッサを戦う術は持っているであろうアリシアに預け、彼女は臨戦態勢に入る。
彼女が利き手である左手に手にしたのは腰に下げていた大きな三日月のアクセサリー…否、三日月を模した円形の刃。
彼女の愛用武器“ハンディクレセント”…要するに三日月の名を冠する大鎌(正しくは大鎌状に刃を取り付けた戦斧)だ。
このハンディクレセントと言う名は昔保護した不思議な子供が勝手に名づけた名であるが、彼女はそれを気に入っているようだ。
ハンディクレセントは己の身の丈を優に超える戦斧であるが普段はこうしてアクセサリーほどの大きさに格納してある。
無論、アクセサリー状態でもチャクラムのように投擲武器として扱うことが可能な品だ。
彼女が左手を掲げ、ハンディクレセント持ち手に魔力を流し込めば。
禍々しくも神々しい月光のような光に包まれた三日月の刃は一瞬にして彼女の身の丈を優に越す金色を讃えた戦斧と化す。

「お前の昔の邸宅ならあまり破壊はしたくない…。できるだけ早くけりをつけるぞ。」

刃、柄を含み2.5m以上はあるそれはかなりの重量…床に振り下ろしたら100%床に大穴が開いてしまうだろう。
天魔大戦の時は数多の賢者と天使の血を吸ってきたその刃は鈍く輝き、アーダーを惹きこむ様に映し出す。
ハンディクレセント(手近な三日月)と言うよりもブラッディムーン(血塗れの月)といったほうが正しいような
その巨大な刃はアーダーに向かって横一直線に4回の軌跡を引いた一閃を放つ。
無論、内装を破壊しないように少し加減がされているがそれでもなおその刃は恐ろしいまでの切れ味を発揮するであろう。

>カエルム セレッサ アリシア アーダー

21日前 No.181

謎の少女セレッサ @makita ★Android=QP7DgXg77L

【 人間界/ヴィグリッド/ヴィグリッド博物館内部 】


「きゃぁああああっ!? イヤァ! お化け!」
 接近した光の気と強まったローズマリーの香、何よりただならぬ雰囲気で、魔女フェルスに抱き抱えられていた少女セレッサは目を開けた。その時彼女の瞳に、プルガトリオに現れた聖なる怪物達の姿が飛び込み、当然の事ながら恐怖でわめき始める。

「お化け嫌だぁああ!!」

 目に涙を浮かべ始め、助けを請うように魔女フェルスに強くしがみつこうとするセレッサであったが、これから戦わなければならないフェルスにとってそれはやりにくい状況だ。

『セレッサ! アリシアから離れるんじゃないぞ! 大丈夫だ……あたしがお化けをやっつけてやるからな』
 そう魔女フェルスから心強い言葉で諭されて、セレッサはもう一人の魔女アリシアに預けられた。これでフェルスも戦えるようになり、禍々しくも美しい、巨大な戦斧を手にアーダーへと切りかかる。

「フェルス! 頑張って!!」
 闘いはつい先程始まったばかりだとはいえ、魔女フェルスから漂う気迫や敵が現れても動じない毅然とした姿は、魔女見習いセレッサにとってとても輝いて見えた。また同時に、己の母の姿が重なり、彼女は大きな声でエールを送る。


>フェルス

>アリシア

21日前 No.182

時の観測者 @makita ★Android=QP7DgXg77L

【 ???/ヴィグリッド/壊された石橋付近 】


 私は遠くから、渓谷を挟んだ向かい側から博物館の中へと入っていく複数の人影を眺めていた。その中に“彼”―カエルムの姿もあったのだ。漸く自身の過去に向き合おうとし始めたらしい。

「ロキ…………早くお前が目覚めれば……………………」

 私は自分に気付かないまま一歩を踏み出すカエルムの横顔を眺めつつ、その中で今もなお眠り続ける“存在”の覚醒を待ちわびる。

「そうすれば、彼は思い出すことができる。時間はない……後少ししか――――――」

 そう呟いた途端、同調が途切れ私は再び時空の狭間を漂うこととなった。


>All

21日前 No.183

変幻自在の暗殺者 @forte10☆NeDCG1Klls. ★I0OJO6Od8p_iQv

【ヨーロッパ/ヴィグリッド/石橋の渓谷(プルガトリオ)/気ままな暗殺者(飛鳥 睦月)】

幻滅している彼女に魔女はこう言う。

『天使は天使よ。奴らはこっちの命を狙ってくるわけだし正当防衛。気にするだけ無駄よ。天使の色恋沙汰なんて私達には関係ないわ』

とおどけた感じに腕を曲げた状態で両手の平を上にあげる。
それを聞いた彼女は「それはそうだけどぉ…」と、半ば口を尖らせて魔女の意見を肯定する。更に魔女は

『このことに関しては人間の男が罪深いのよ。天使サマを惚れさせちゃうような男がね』

と言う。確かに…倒した敵がその男の姿を模したというのならばイケメンである事に変わりはなかったが。
彼女にとって年齢=彼氏or彼女いない暦の自分からすれば人間に惚れた天使もまた色恋沙汰なわけだが。

「天使のくせに人間に惚れやがって…俺なんて生まれてこの方お付き合いなんてねーよ!」

と愚痴るようにやや強めに捨て台詞を天使の残した物体を蹴りつけながら言い、膨れっ面をする。
そうしていると魔女は彼女の種族のことを交えた自己紹介について

『チェンジリング……見たことも聞いたこともない生き物だけど、アンタもあの“モノマネ”天使と実は気が合うんじゃない?
とはいえ巻き込まれたのは災難ね。私も自分探しの旅の途中なんだけれど、巨大な天使に襲われたり、
サイボーグの色男に攻撃されたり……本当についていないわ。私とアンタ、仲良くなれそうね』

見た事も聞いたこともない生き物だが先程倒した“モノマネ”天使と気が合うんじゃない?とからかい気味に言われ

「似通ってるからって気が合うとは限らねーだろ…事実俺襲われてるし…」

とマジレス。だが、魔女も魔女で自分探しの旅の途中と言う。こちらは自分と似ているかもしれない。
しかも巨大な天使に襲われたりサイボーグの色男に攻撃されたりと似たような境遇…。
私とアンタ、仲良くなれそうね。と言う言葉に彼女は「確かにな。」と返答した。
彼女も飛鳥睦月として生きる以前の記憶を何故か失ってしまっている。人間として生きる前の記憶が一切ないのだ。

「俺も半分は自分探ししてるって言えば良いのかねぇ…。俺、一部除いて人間として暮らす以前の記憶がないんだよ。
記憶がなくなったのは…崖下に落ちた子供を助けようとして正体現してその後だな。
翼で飛んで崖上までつれてって手当てしてやろうと思ったら駆けつけた大人たちにボコボコに暴行受けてさ…
鈍器で頭バコーン!!っと殴られてぇ…その衝撃でこれ!こっちの角もっきり折れちまって…
それからその一連の事件の前の記憶、一切思い出せねぇの。だから、俺がどんな風に暮らしてたかなんてわかんなくて。」

と、自身の折れた右の角を指差しながら記憶を失った原因とも割れる事件のことを魔女に話した。

>ベヨネッタ (レオンハルト)

20日前 No.184

アンブラの魔女ベヨネッタ @makita ★Android=QP7DgXg77L

【 プルガトリオ/ヴィグリッド/石橋の渓谷 】


 余程、色恋沙汰を起こした天使に物申したいことがあったのか、チェンジリングの飛鳥という女はヘイロウを不機嫌そうに蹴飛ばしていた。
 その姿を見て魔女ベヨネッタは「私だって同じようなものよ。だって、ろくな男に出逢ったことが無いんだもの。まあ気になる子猫ちゃんはいるけど」とフォローなのか何なのかわからない発言をして微笑みを浮かべる。

 その後も飛鳥の自分と何処か似ている素性に関することを本人の口から教えられ、彼女の迫害の過去を打ち明けられたとき、不自然な角の理由も記憶を失った理由もはっきりと知ることとなる。
 闇を抱えているようには見えないものの、飛鳥の中にも同じものがあるのだろうと鈍感な魔女といえども初めて感じていた。

「他人を助けて記憶を失うほど暴行受けるなんて悲惨な話ね」
 同情したような言葉をつぶやいた後に、魔女は次に思い出したようにあることを尋ねる。
「――――――失った記憶を取り戻すことに、アンタは怖さとか感じる? 自分が本当は何者で何をしてきたのか……。まあ……そんなこと聞いても何にもならないわね」
 相手に尋ねながらも求めていたのは自分自身に対する答えであった。けれどそれをきいたところで意味はないだろうと、すぐに取り消し「先に進むわよ」と建物の扉へと繋がる階段を降りていく。


>飛鳥(レオンハルト)

【次に勝手に進んじゃってください】

20日前 No.185

変幻自在の暗殺者 @forte10☆NeDCG1Klls. ★I0OJO6Od8p_iQv

【ヨーロッパ/ヴィグリッド/石橋の渓谷(プルガトリオ)/気ままな暗殺者(飛鳥 睦月)】

天使の落とした物体を蹴り飛ばして天使の癖に人間に恋しやがって…と愚痴っていると
魔女から『私だって同じようなものよ。だって、ろくな男に出逢ったことが無いんだもの。まあ気になる子猫ちゃんはいるけど』
と、フォローなのか何なのかわからない言葉をかけられ、魔女は微笑む。
そして、自身の記憶を失った事件のことを話せば、魔女は同情したように

『他人を助けて記憶を失うほど暴行受けるなんて悲惨な話ね』

と呟く。それに彼女はなれきったような態度で

「ま、人間なんか同族にも動物にも化け物にも対して非常なもんだよ…お前らのことを言ってるわけじゃないが、
大抵の人間ってのは異端を恐れ、少しでも姿形が自分たちと違ったり、見た事もないものを見れば逃げるか消そうとする。
中世の魔女狩りだってそうだろう?恐怖心や勝手な思い込みから勝手に魔女は悪いって決め付けて虐殺してさ。それと同じ。」

と、悟ったような半ば諦めたような言葉を口にすれば。
「あーあ…どっかにイケメンの同族転がってないかなぁ〜。」と、話を逸らすように頭の上に手を組み、空を見上げて呟く。
すると、魔女は次に思い出したようにあることを尋ねる。

『――――――失った記憶を取り戻すことに、アンタは怖さとか感じる?
自分が本当は何者で何をしてきたのか……。まあ……そんなこと聞いても何にもならないわね』

彼女はその言葉を聞き、ふと自嘲的な笑みを浮かべると…

「確かにうっすらと恐怖は感じるぜ…。自分が本当は何者で…どんなことをしてきたのか…。
もしかしたら俺は人食いで理性のない正真正銘の怪物かもしれねぇ。
だがな、犯した罪も積み上げた善行も過去のものは変えられないし、
未来のことなんかだーれもわかりゃしねぇさ。預言者や予知でもできる奴じゃない限りな。
だから俺は小さな恐怖はあるが、記憶を取り戻す事に恐れは感じていない。それが、真実だろうと偽りだろうとね。」

その言葉はまるで人ならざるものでありながら人として暮らす彼女なりの悟りが混じったような言葉だった。
けれど魔女はそれをきいたところで意味はないだろうと、すぐに取り消し「先に進むわよ」と建物の扉へと繋がる階段を降りていく。

「まてよ…俺もつれてけ。巻き込まれただけじゃなくて、この街やお前にも興味がわいてきた。
初めての筈なのに何故こんなにも懐かしいのか…。そしてお前から感じる雰囲気にも惹かれる理由も…。
俺は一度興味を持ったものはとことん追求する性質でね。そろそろお名前伺っても良いかい?魔女さん。」

と、自分も同行する意と興味を抱いた事や不思議な感覚の理由の追求したいと告げれば。
いまだ名を聞いていない魔女に名を尋ねながらもその後を追った。

>ベヨネッタ (レオンハルト)

18日前 No.186

ルーメンの賢者カエルム @makita ★Android=QP7DgXg77L

【 人間界→プルガトリオ/ヴィグリッド博物館/エントランス/(賢者正装) 】


 降臨したアーダーに最初の攻撃を開始したのは魔女フェルスであった。魔女アリシアに預けられたセレッサを後目に、カエルムもそれに続いてプルガトリオへと戻り、赤い鎧の敵二体を狙って銃弾を浴びせた。
 だが奴らは巨大な金色の盾を使い、足を踏ん張らせマルファスの異名を持つ魔女の強烈な一撃でさえそれで堪え忍んだのだ。カエルムの銃弾など話にもならない程度だ。これでは全く歯が立たない。
 しかもアーダーは時折疾風のように突撃してくることがあるため一人が相手をしもう一人が背後を狙ったとしてももう一体がいる以上油断などできない。

「あの盾、どうにかならないのか!」
 フェルス、そしてアリシアに問うように言葉を掛ける。この場合、協力が何よりの武器になるが、アリシアが参戦してくれることが必要だと判断してのことであった。カエルムは手を貸してくれと言うように、その魔女アリシアの方に視線を送る。
「……お前の協力もいる。此方へ来てくれ……!」
 そう言いカエルムはアリシアの前に金色の円陣を展開し、プルガトリオへの侵入を促した。


>アリシア

>フェルス

16日前 No.187

アンブラの魔女フェルス @forte10☆NeDCG1Klls. ★I0OJO6Od8p_iQv

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15日前 No.188

異国の修羅 @ergou☆Aao/rdZJ3/w ★siB5HwVanD_EP8

【ヨーロッパ/ヴィグリッド市街地/何処かの路地裏/コンラッド・トンプソン、???】

雑多として様々な箱が置かれている路地裏に突然音も無く一人の男が現われる。

「着いたのか?」

―星の意思が飛ばした位置なら間違いないね

男は其処には誰も居ないはずで口も開いていない為傍から見ればただ立っている人物に見える
相手は霊体化している為普通の人間には見えないが確かに会話をしている。

「アメリカ国内じゃないみたいだが…」

気になって周囲を見渡し、通路がある方向を歩きながら

―ちょっと待ちな

霊体化していた話し相手が現界し現われたのは一人の老婆。
ただしその姿は絵本や恐らく仮装などですぐに分かる魔女と言われるそのものである。
老婆は使い魔を放ち、すぐに霊体化する。

「おいおい、人が居れば聞けば良い話じゃねぇか」

―あたし等には必要最低限の情報しか与えられない以上、調べる為に割かれる時間が勿体無いだろ?
それにアンタ忘れたのかい?あたし等はいきなり敵地のど真ん中に放り込まれることなんて珍しくない事を

「俺は自分の足で得た情報の方が納得できる、婆さんの事を信頼していないわけじゃねぇけどな」

そんな会話をしていると放った使い魔の一匹が戻り、得た情報を彼らに教え
この地がヴィグリッドと呼ばれている場所という事を理解する。
そしてある神を信仰している者達が住む町だという事も。

「始末するのがいるのは間違いないみたいだな、それが分かれば十分だ」

―まずは何処に行くんだい?

「その神あるいは天使共の動向を探る為に教会にでも行くか?」

神を祀るなら何かしらの信仰施設はあるはずだと其処に目を付けて教会にでも行くかと
路地裏からまずは出る。

>all

13日前 No.189

アンブラの魔女ベヨネッタ @makita ★Android=QP7DgXg77L

【 プルガトリオ/ヴィグリッド/石橋の渓谷→どこかの路地裏 】


「…………」
 悟りきったような諦めたような人外の女の言葉はどこか印象的なものであった。彼女は相当色々な目にあってきたのだろうと、同情ではなく察すれば、魔女ベヨネッタは何もいわず背中で彼女の言葉を聴いていた。
 魔女狩りがどういう理由で起こったのか記憶のないこの魔女には定かでないにしろ、賢者一族と魔女一族が忽然と歴史から姿を消したのは確かなのだ。歴史家が云うように、“闇のものと関わる魔女の力を恐れて――――”というのが真相なのだろうか。ならば賢者は……?

 考え事をしながら階段の段を歩きながら降りていると、記憶を取り戻すのは怖くないのかという問に共感できるような答えが後ろをゆく相手から返ってきた。
 罪或いは善行――――魔女にとって誰に何をしたかなど正直どうでも良かったが、失ったとはいえ現実を受け止めるのは間違ってはいない、そんな気がした。
「――――ありがとう。……どうすればいいかちょっと分からなかったのよ。記憶を失ってる人なんて私の周りにいなかったから参考になったわ」
 そうしてそのまま目の前の扉に手をかけたとき、相手から呼び止められた。

『まてよ……俺もつれてけ。巻き込まれただけじゃなくて、この街やお前にも興味がわいてきた。初めての筈なのに何故こんなにも懐かしいのか……。そしてお前から感じる雰囲気にも惹かれる理由も……。俺は一度興味を持ったものはとことん追求する性質でね。そろそろお名前伺っても良いかい? 魔女さん』
「あら何? 私って本当にモテるわね! 私記憶を失う前は有名なアクション映画女優だったのかしら? ……別に構わないわよ。同じ事を言ってしつこく付きまとってはミャーミャー煩い子猫ちゃんみたいな人には見えないし、常識もありそうだし」
 この魔女の口から“常識”という単語が出て来ること自体おかしな話ではあるが、要は彼女を煩わせるような行為さえしなければ同行しても問題ないというものであった。魔女は相手に「ベヨネッタよ」と名を名乗り、そうして扉を開けた。

 空は既に早朝の明るさ。小鳥の囀り、そして薄暗いながらも清々しい空気が彼女達を迎える。高い古風な建物に囲まれた石畳の路地はくねるように伸びており、入ってきた扉の両脇には魔女と賢者の水晶像が佇む。
 ベヨネッタはその道を進んでいくと、やや曲がったところで立ち止まった。

「またお客さんね」
 お客さん……つまりヴィグリッド市民でないものを示すが、案の定魔女の目の前には透明で輪郭だけの存在が二人。神や天使などと口にしていたが、彼らもただの観光客ではなさそうである。と、考えている間に彼らは路地から出て行ってしまい、彼らが去った後は巨大な金属の壁が立ちはだかり前に進めなくなってしまった。追いたくても追えない状態だ。とはいえ目的地の情報は得ることができた。
「教会へ行くとか言っていたけど……。私達もそこへ行ってみましょうか?」


>飛鳥

>レオンハルト

>(コンラッド)

13日前 No.190

謎の少女セレッサ @makita ★Android=QP7DgXg77L

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12日前 No.191

変幻自在な暗殺者 @forte10☆NeDCG1Klls. ★I0OJO6Od8p_iQv

【プルガトリオ/ヴィグリッド/石橋の渓谷→どこかの路地裏/飛鳥 睦月】

自身の記憶を取り戻す事についてのことを自分なりに考えて言ってみれば。魔女からも返答が来た。

『――――ありがとう。……どうすればいいかちょっと分からなかったのよ。記憶を失ってる人なんて私の周りにいなかったから参考になったわ』

どうやら先程の自分探しと言うことばのとおり、この魔女も記憶喪失であると彼女は察した。

「それは俺もだよ…。お互い記憶喪失なんてすげぇ確率じゃねぇの?まあ、取り戻した記憶がなんにしろ、受け入れるしかねぇってことだ。
逃げて拒絶するなんてこともできるが、そんなんじゃせっかくの自分探しの旅が意味なくなっちまうだろ。」

互いに記憶喪失であると言う事に強い共感を覚えた彼女はそう告げる。
そして、ずんずんと先に進む魔女を呼び止めれば。

『あら何? 私って本当にモテるわね!私記憶を失う前は有名なアクション映画女優だったのかしら?
……別に構わないわよ。同じ事を言ってしつこく付きまとってはミャーミャー煩い子猫ちゃんみたいな人には見えないし、常識もありそうだし』

常識もありそうと言われ、人外に常識があるってのも…と彼女は考えかけたが、
要は魔女を煩わせるような行為さえしなければ同行しても問題ないという意味合いだと言う事を彼女は理解した。
そして、名前を聞けば魔女は『ベヨネッタよ』と答える。その答えに彼女はふと笑みを浮かべて

「いいねぇ…カッコいい名前じゃないの。」

と素直に褒めれば扉を開けたベヨネッタと共に扉の奥へと進む。
空は既に早朝の明るさ。小鳥の囀り、そして薄暗いながらも清々しい空気が彼女達を迎える。
高い古風な建物に囲まれた石畳の路地は曲がりくねるように伸びている。彼女はこの風景にも懐かしさを感じる。
振り返れば、入ってきた扉の両脇には魔女と賢者の水晶像が佇んでいた。

『またお客さんね』

ベヨネッタはそう呟く。お客さんと言う事はこの町の市民以外のものがいるということだろう。
彼女とベヨネッタの目の前には透明で輪郭だけの存在が二人いた。神や天使などと口にしている…普通の観光客とかではなさそうだ。
立ち止まっていると彼等は去って行ってしまった。すると、巨大な金属の壁が立ちはだかり前に進めなくなってしまった。
まるで、追っ手が来る事を予想しているかのように。だが、彼等の目的地の情報は得られた。

『教会へ行くとか言っていたけど……。私達もそこへ行ってみましょうか?』

彼女が金属の壁を拳で叩いたり、足で蹴りつけて強度を確認しているとベヨネッタがそう尋ねる。

「俺は異論はないぜ。この町の懐かしい雰囲気がなんなのか…鍵になるものがあるかもな。
この壁…強度的には渾身の力でぶん殴ればぶち壊せねぇこともないんだが…なんか触る度にビリビリすんだよ…。
人外よけか何かまじないでもかけてあんのか?ま、この中なら周囲には透明人間にしか見えねぇだろ?
一気に教会に行くなら俺が空から連れてこうか?人乗せて飛べる獣にはなんぼでも変身できるし…
何故かこの街の地図が頭に刻み込まれたみたいに分かるんだ。」

彼女は壁にまじないでもかけてあるのかと首を傾げた後、人を乗せて空飛んで教会にいけると得意げに言う。

>ベヨネッタ (レオンハルト) (コンラッド)

【カエルムの方は了解です!】

12日前 No.192

レオ from BPSサイボーグ @acguyman ★iPhone=CQxBpeKmAo

【プルガトリオ/ヴィグリッド/石橋の渓谷→どこかの路地裏】

イザヴェルグループに直接連絡がとれないか”魔女”に問われ、通信機能を先程から起動していたが…
「回線が繋がらないな。会社の場所までの最短ルートなら探知出来るが、
直接アポだのメッセージを連絡するのは困難を極める。
とうとう俺”達”にも見切りをつけたといった処か…。」

眼前の”魔女”の話じゃ、依頼主も魔女だの天使云々の関わりでもあると推測すべきか…
そう危険視だと察している堅い表情を浮かべながら、
俺”達”とまるで自身もイザヴェルグループに対抗する組織に属しているかの様な口調のセリフを呟く…

尚レオが受けたこの一連の被害に関して、レオは既に治安維持局に連絡しており、いずれ彼と組むチームメイトが来るのは…そう遠くない先の話である…

「了解した…この壁を斬り開けば良いのだな?」

そう告げてからレオは既にチャージしたポジトロンブレードを傾け、金属の壁を斬り裂こうと…

>ベヨネッタ、飛鳥

11日前 No.193

アンブラの魔女ベヨネッタ @makita ★Android=QP7DgXg77L

【 プルガトリオ/ヴィグリッド/何処かの路地裏 】


 “自分探しの旅”――――そうだ、自分は記憶の手掛かりを頼りに自分を探しているのだ、ぼんやりと。魔女は静かに頷き「確かにね」と飛鳥に相づちを打った。
 その後、相手の質問通りに名を名乗ったところ、名前を褒められたことに一瞬戸惑いを見せる。ベヨネッタとは、イタリア語で銃を表す名詞を女性名詞に変えたものだ。確かにこう言われればカッコいいものではあるが、それは本名ではない。

「ベヨネッタっていう名前だけど……あれは通称名よ。本当の名前は忘れた。“ベヨネッタ”は行きつけのバーの、ロダンっていうマスターがつけてくれた名前。武器の販売もやっていて“魔界の名工”なんて呼ばれちゃってるけど、チープな玩具ばかり作ってるから私が言ってあげないとマシなものを造ってくれないの……。私に自分の武器を使わせて、その使い勝手を何処からか見ているらしいわ」

 ロダンの素性は誰も分からないが、あのサングラスの奥にある眼光を見ればただ者ではないと分かる。しかも武器を作るさい、獰猛な魔界の住人を自分一人で屠って武器に吸収してしまうのだから、悪魔、相当力のある悪魔であることが窺えよう。
 が、通常魔女によって召喚され初めて顕現する悪魔が、単体で人間界で過ごせるのも妙な話ではある。

「まあロダンの話なんか正直どうでもいいわ。……ええ、その“壁”なんだけれど、魔力を使わないと決して壊せないわ。例の駅舎の地下遺跡にも同じものがあったのよ……ただ、これはちょっと一筋縄ではいかないかも」

 破壊しようとするレオンハルトにちょっと待てと言うかのように魔女はそう言った。そして腕を組みながらその壁を眺めていると、ふと先程入ってきた扉の両脇に設置されている二体の水晶像のことが思い出され「成る程ね……」と一人で納得を始めるのである。
 魔女の中ではどうすればよいか分かったらしく「イザベルグループとは連絡も取れないようだし私はもう少しゆっくり行くわ。別にその色男と二人で先に行ってても構わないわよ。それに私が気掛かりなのはさっきの二人だから」と一気に教会まで飛んでいこうかと提案する飛鳥に釘をさして、続けて「これは特別な金属で、仮に魔力で破壊しても一瞬のうちにまた元に戻るの。“時間でも止めない限り”無理ね……」とふつうに聞いたら不可能であろうようなことを口にした。
「……で、どうする? もし私と同行するなら此処でしばらく待っておいて貰いたいんだけど?」


>飛鳥

>レオンハルト

>(コンラッド)

11日前 No.194

レオ from BPSサイボーグ @acguyman ★iPhone=CQxBpeKmAo

【プルガトリオ/ヴィグリッド/何処かの路地裏】
“時間でも止めない限り”

チャージを止ませポジトロンブレードを格納するレオはその助言を聞けば、先程ベヨネッタと一戦交えた記憶を察し、
脳裏で説明と合点が一致した。

確かにあの時は、まるで”時を止めた”かのような動きを見せたとあって、
この女には何か策もしくは考えがある

と察した目線と表情をしてから…

「”なるほど”、まるで何かしら手があるらしい口振りだな。
解った、ここは一旦お前に任せる。」
と告げて
ベヨネッタを待つという意見に賛同するレオだった。

11日前 No.195

異国の修羅 @ergou☆Aao/rdZJ3/w ★siB5HwVanD_EP8

【ヨーロッパ/ヴィグリッド市街地/何処かの路地裏→教会/コンラッド・トンプソン、ライダー】

男は教会へと向かう道すがら様々な人々から話を聞く。
時に観光客として時に雑誌記者としてこの街を取材すると言って
それでも相手の口が堅ければ金などを渡して情報を得る。

(なるほどな)

このヴィグリッドという街という表向きの顔が少しずつだが分かってくる
しかしそれは表向きの迫れる範囲のみに限られているが。

――胸糞の悪い街だね、間違いなく天使共の支配地域だ

(天使共には都合が良い街ってのは確かだな)

(それに此処は異常な程に放電現象や内部から焼け爛れている死体が出てる)

新聞記事に出ていた事から読み取ったコンラッドが知る限り天使の降臨、天使が念動力で誰かを殺した際に内部から焼き殺した証。
そしてこの地域の気象もいろいろとおかしい点もあるしかもこれはほぼ最近に起きている為
何かしらヴィグリッドでは天使関連の何かがあると見て良い。
これはFBI捜査官として名乗り、治安組織の類から裏側から迫るべきだと考えていた。

そんな最中コンラッドは教会に辿り着き、巡礼者の後に混ざり入り口に入る際に教会の人間から見ない顔だと言われ

「この街の宗教に感心を持ち、是非この教会を見たいと思いまして」

ニッコリと笑い、一冊の本を取り出す。
それはこの街の宗教のバイブルでありある細工を施してあるが本当に興味があるように見せて教会内部に入る。
そして共に巡礼者達に混じり、共に祈るもちろんこれっぽっちも信じちゃいないが。

(なぁ婆さん、此処に来るまでに誰かに見られてる気配が無かったか?)

(確かに見られてる気配は感じたね、ただ周囲を観察していたけど見ているのは居なかったと思う)

自分だけではないのなら感じていた視線は本当なのだろうが
まさか天使どもか?そんな事をミサが終るまで考えていた。

>ベヨネッタ、飛鳥 睦月、レオンハルトall

11日前 No.196

ヴィグリッド市民(街角の美女) @makita ★Android=QP7DgXg77L

【ゲームにも登場しルカに口説かれていた美しきモブ娘を登場させますね(笑)設定は都合により勝手な創作も含みますので注意】



【 人間界/ヴィグリッド/市街地中心部 】


 復活祭を間近に控えた頃、ただでさえ街は騒がしいというのに、昨日突然駅舎付近で溶岩を吐き出すような地震が発生したり、建物が倒壊したりと皆一様に“主神の復活の予兆だ”、或いは“復活の日に天変地異が起こり不信仰者が裁かれる時が来るのだ”と酷く怯えていた。
 イザベルグループに雇われている市の警備兵達は問題ないと怯える彼等を宥めようとするものの、彼らの中の不安が信仰心を扇いだらしい。市民たちの中には朝から神に祈り、教会へ足を伸ばす者も多くいた。
 話では、信仰深き上流市民たちは自らの命を主神復活のため捧げたというではないか。その出来事は世界的なニュースにまで取り上げられており、今でもこの閉鎖的な街中で唯一外界を映し出すブラウン管テレビには、悲劇的な事件、集団自殺として映し出されている。
 殉教者を讃えるヴィグリッド市民たちの声も、そして殉教という“美徳”を成し遂げられた喜びに殉教者達が包まれていたことさえメディアは知らずに――――。

 カテリーナも、そんな特殊な信仰生活に人生を捧げる市民たちの間で育った少女であった。母と二人で民宿を営む彼女は決して裕福では無かったが、信心深く、善悪の判断をきちんと持った思慮深い女性として一目おかれた存在でもある。
 教会通いはほぼ毎日であり、今日もミサに参加するために教会へ赴く“はず”であった。“はず”――つまり、彼女は途中ある出会いにより、教会へ行くことをやめたのであった。何故なら、怪我人を放っておくことなど彼女には出来なかったからである。

「そこのお方! 大丈夫ですか?」
 彼女の目の前には気分悪そうにしている白い男性とそれを介抱する宿泊客の長身の男性の姿があり、白い男性の方は酷い怪我をしているようであった。普通ならこの様な怪我人がいたら目立っていたはずなのだが何故か誰も今まで気付いていなかったかのようにそこにいる。
 カテリーナはすぐに二人に駆け寄り「うちの宿はすぐそこですから、その方を中に入れて寝かせましょう。すぐお医者様をお呼びいたします」と告げた。この時間帯であれば医者もミサに参加しているだろう。男性を中へ運ぶのは宿泊客の男性に任せ、彼女は急いで教会の方へと向かった。


>白

>クロウ

【クロウが宿泊してる宿の娘ということで顔見知り設定にしました。教会へいったん向かいすぐ戻る感じにするので、その間のストーリーを書いていただければと】

11日前 No.197

変幻自在な暗殺者 @forte10☆NeDCG1Klls. ★I0OJO6Od8p_iQv

【プルガトリオ/ヴィグリッド/どこかの路地裏/飛鳥 睦月】

自分探しの旅について、ベヨネッタは静かに頷いて『確かにね』と相槌を打った。
話が変わって彼女がベヨネッタの名前を褒めたところ、ベヨネッタは一瞬戸惑ったように見えた。
そして、彼女からベヨネッタと言う名は通称名であることと、本当の名前は忘れてしまっている事、
名前を付けてくれたのが行きつけのバーのマスターロダンなる人物である事、
そのロダンが“魔界の名工”と呼ばれる武器作りの職人のようなものである事を聞いた。

『まあロダンの話なんか正直どうでもいいわ。……ええ、その“壁”なんだけれど、魔力を使わないと決して壊せないわ。
例の駅舎の地下遺跡にも同じものがあったのよ……ただ、これはちょっと一筋縄ではいかないかも』

一筋縄ではいかない。その言葉に腕の筋肉を増強させようとした彼女は踏みとどまり、
電子の刃で壁を切り裂こうとしていたサイボーグも刃を格納させた。
魔力…どこか懐かしい響きのそれを使わなければこの金属の壁は破壊できないとベヨネッタは言う。

「なんか仕掛けあるだろ…この壁。自己再生でもしそうだぜ?」

ベヨネッタは一人で何か納得しているようだが、彼女もふと先程振り返ったときに見た賢者と魔女と思しき水上像のことを思い出す。
アレが元凶か。そう思い、彼女は上を見上げた。高い建物に挟まれた路地の空がうっすらと色づいて見える。
建物の高さを超えてしまえば先回りも可能なのだが…あいにく今は一人ではない。
教会に飛んで先回りしようかと提案する彼女にベヨネッタは
『イザベルグループとは連絡も取れないようだし私はもう少しゆっくり行くわ。
別にその色男と二人で先に行ってても構わないわよ。それに私が気掛かりなのはさっきの二人だから』
と釘を刺し、続けて『これは特別な金属で、仮に魔力で破壊しても一瞬のうちにまた元に戻るの。“時間でも止めない限り”無理ね……』
とふつうに聞いたら不可能であろうようなことを口にした。

『……で、どうする? もし私と同行するなら此処でしばらく待っておいて貰いたいんだけど?』

その言葉に彼女は頷くと、

「俺も教会に行きたいってよりはあの二人が気になるんだよな…先回りも良いかと思ったけど…。
なんか、この壁はベヨネッタの専門っぽいから任せるぜ。待ってるからな。」

と相変わらず長い尻尾をゆらゆらとゆったり振りながら彼女はベヨネッタに従う意思を見せる。

>ベヨネッタ レオンハルト (コンラッド)

10日前 No.198

聖竜と白血球 @forte10☆NeDCG1Klls. ★I0OJO6Od8p_iQv

【ヴィグリッド/市街地中心部/記憶喪失の真っ白な青年(白血球)(「」)クロウ・クルワッハ(擬態)(『』)】

「うぇ…っ…ごほっ……」

その場に蹲ったまま白い青年はえずきはじめる。
彼は助けを呼ぼうとするも、頭部に外傷を負っている青年を一人にはさせられない。
うろたえながら青年の背中をさすっていると…背後から足音が聞こえてきた。
やっと人が来た。そう思って振り返ろうとしたとき、女性の声が背後から聞こえてきた。

“そこのお方!大丈夫ですか?”

振り返って見てみれば、宿泊している宿の娘がそこにいた。
彼は半分ホッとしたような顔をして娘に語りかけた。

『ああ…助かった…助けを呼ぶに呼べなくて困っていたんだ!』

娘はこちらに駆け寄ってくると

“うちの宿はすぐそこですから、その方を中に入れて寝かせましょう。すぐお医者様をお呼びいたします”

と告げた。恐らくミサがあるのだろう。娘は一旦去っていった。

『…少し吐けたみたいだな…。街の人が医者を呼んでくれるみたいだから、宿で休もう…!』

娘と話しているうちに僅かな胃液を吐き出した様子の青年を彼は今度は抱き上げ、自分が泊まる宿へと急いだ。
彼が青年を背負わずに抱き上げたのはすぐベッドに横にさせられるようにと言う事と、
青年が他の体調不良を訴えたり、嘔吐しそうな時にすぐ降ろせるようにと彼が考えた結果である。
苦しそうな青年の負傷した頭部を見ると、応急処置で巻いたハンカチは真っ赤に染まっていた。
止血がうまくいっていないか…それとも傷口が思ったより大きいか…
彼は急いで宿へと向かい、自室へと戻るとベッドに青年を寝かせ、枕にタオルを敷いて血が枕につかないよう工夫する。
そして、吐いたものが気管に詰まらないよう青年の体を横に向けさせるとバスルームから洗面器を取ってきて枕元に置く。

『医者が来るまでの辛抱だからな…。吐きそうなら枕もとの洗面器に吐いて。』

彼は青年がまた意識を失わないよう必死に話しかける。

「…うぅ……」

青年は未だに苦しげな呻き声を上げ、苦痛に顔を歪めている。
そして、彼の言葉を聞き取ったのか小さく頷くと吐き気が辛いのかベッドの上で身を縮めていた。

>カテリーナ

【お待たせしました!飛鳥さんはベヨネッタの言うとおり待機、クロウ君は白を宿に救急搬送しました。】

10日前 No.199

ヴィグリッド市民 @makita ★Android=QP7DgXg77L

【 人間界/ヴィグリッド/教会内部 】


 500年前から形を殆ど変えていないヴィグリッド教会には、数多くの参列者で席がいっぱいとなっていた。教会自体はそこまで大きくはなく、だが海に面した高台にある中世風のその建築物は実に美しい。
 人々の祈りの声に誘われるように、太陽の光を浴びる教会の屋根には“親しみの神使い達”が舞い降りて、中の人々の様子をジッと窺っている。機会を窺っているのか、何故か中に入る様子はない。

 その祈りの響く中、突然扉が開かれる音が響いた。ただならぬ様子にその場にいた人々は振り返るが、彼らの視線が注目するところにはベールを被った美しい少女の姿があった。走ってきたのだろう。息遣いも荒くなっており、顔からは疲労が窺える。

『カテリーナ、どうしたんだい?』
『お医者様! ……お医者様はいませんか? 怪我をして気持ち悪そうにしている人がっ!』
 カテリーナと呼ばれる少女の声で医者が立ち上がり、彼女の近くにいった。
『此処にいるよ。患者はどこに?』
『私の宿にいます。頭を怪我していて』
『わかったすぐ向かおう。私の車に乗りなさい』
『はい……!』

 その出来事は教会の中の人々をざわつかせたが、二人が出て行ってしばらくもしないうちに嵐の後のように静まり返った。


 そうしてミサは人々の不安の吐露の後に再開され、教壇の前にいる司祭風の中流市民男性が説教のようなものを始める。

『……主神復活――光に使える偉大なる賢者の末裔が主神復活が近いことを告げました。私達はその時をどれだけ待ちわびたでしょう。この信仰も全てはこの時のためにあったのです。私達はその“予兆”を感じ、こうして信仰者同士の結託と強い神への畏敬の念を強めたことでしょう。――――――恐れることはありません。信仰深き殉教者達は自らの命さえ神に差し出し、報われ神の力となり救われた。私達もそれに倣えば魂は天上へとあげられ、偉大なる神との合一を果たし、真の祝福、恩寵に与れるのです……。主神を、光の従者を、殉教者達を讃え、祝福の杯を此処へ…………』

 司祭風の男性がそういい近くに侍っていた女性に目配せすれば、列席者全員に謎の飲み物が渡された。特にこれといった香りもない、無色透明な液体だ。
 関係者以外の者からすれば得体の知れない怪しげな飲み物ではあるのだが、信仰者達にとっては特別なものに映っていたのだろう。皆有り難いものでも渡されたような雰囲気だ。
 そして司祭が杯を掲げたその時、教会の外で待機していたアフィニティのうち何体かが教会内部へと入り込み、市民たちの近くまでいき、再び同じ様に様子を窺い始めた。勿論、彼らには天使たちの姿は見えていない。

『主神ジュベレウスの祝福があらんことを――――――!』

 司祭、そしてヴィグリッドの市民たちはジュベレウスと呼ばれた主神の名を唱え、その杯を一気に飲み干した。と同時に、全ての天使たちが教会へと侵入したのである。

《バタッ!》

《バタッ バタバタ バタッ!》

 そして突然何かが倒れる音が響いたや否や、市民たちは司祭を含め、その場に倒れていったのだ。天使たちは騒ぎ、けたたましい咆哮をあげながら、倒れた市民たちの身体から抜けていく光のようなものを吸い取っていった。その光が魂だというのなら、市民たちは既に息の根を止めている。安らかに眠る彼らの身体は冷たくなり、一切動かなくなってしまった。


>コンラッド

>(白、クロウ)

>教会All

10日前 No.200

異国の修羅 @ergou☆Aao/rdZJ3/w ★siB5HwVanD_EP8

【ヨーロッパ/ヴィグリッド市街地/教会/コンラッド・トンプソン、ライダー】

「大当たりだ、コイツは」

教会内部に参拝する振りをして教会に入り込んだコンラッドは天使の気配をすぐ近くで感じ取っていた。
彼は普通の人間ではなく、人とそうで無い物を見分ける事が出来る。
しかし連中は入ってくる気配は無い、そもそも彼が知っている常識では器という現世で動く際に必要な人間の身体が必要なのだから
それがなければ只のエネルギー生命体に過ぎず何も出来ない、とコンラッドはそう考えていた。

だがその事に関わりがあるのか突然扉が開き、なにやら騒がしいことになっている。
一人の女が血相を変えて医者を探している様子で、その助けに反応した医者が付いて行き
すぐに元に戻る。

「………」

―どうしたんだい?

「いやなんでもねぇ」

助けを求めている存在が居るにも関らず天使の気配が減ったわけでも消えた訳でもない
あいかわらず本当にどうしようもねぇ連中だな神もそしてその天使も、と
そう思っただけのことだった。

そんな事があってもミサは続き、彼自身はこれっぽっちも信じちゃいないが周囲の観察と天使共の動きに気を配っていた
途中に司祭かあるいは神父かは分からないがなにやら言い始めた。
しかしその内容に次第に身を乗り出すその際に飲み物を渡される。
中身を覗きそれは何なのかがまったくわからないが、周囲の人間は喜んでいる
理解が出来ず少しの間に立ち止まってしまった。
だがこの間にも話は続いてしまった。

光に使える偉大なる賢者の末裔が主神復活からはまだ聞き流せた。
次第にそれは信仰深き殉教者達は自らの命さえ神に差し出したという言葉でコンラッドは立ち上がったが
天使共の動きも一気に変わり、教会内部に入ってくる

「おい――」

そいつはどういうことだ、と聞こうとした時に主神ジュベレウスの祝福を称えた時全員が渡された液体を飲み
全員が倒れ、コンラッド以外の隣に居た人達も同様に倒れた。

「おい!!」

すぐ隣に居た者を揺らして起こすが返事はない。
素早く脈を確認するも脈も無く天使共もまるで見計らったように騒ぎまわり
倒れた彼らから光―魂を持っていきはじめた

「テメェ等何してやがる――!!」

そう叫び、取り出した天使の剣を近くに居た天使の心臓を刺し、光が発生して死に絶え
更に近くに居る天使達を同様に刺し殺した。

「集った理由と目的がこれで分かったぞ、こうなるのを待っていたな!?」

此処までくれば最早怪物と大差あるまい

「何処までも腐りきった連中に成り果てたな、最これ以上の下調べはするまでもねぇ」

今度は天使の剣ではなく聖油が入った瓶を取り出してライターで火を付ける

「お前らは此処で死ね、魂も持っていかせねぇ俺の意志で殺す」

火を付けた最早聖炎を灯した火炎瓶を凄い勢いで天使達に投げつけながら距離を詰めていく。

>ベヨネッタ、飛鳥 睦月、レオンハルトall

【正直バイブルに書いたのは天使追放スペルで全員飛ばそうかと思いましたが、またの機会に回します】

10日前 No.201

アンブラの魔女ベヨネッタ @makita ★Android=QP7DgXg77L

【 プルガトリオ/ヴィグリッド/何処かの路地裏 】


 先に教会へと向かうか、それとも同行するか。魔女の出した選択肢のうち、選ばれたのは後者であった。レオンハルトも飛鳥も先程の二人が気になったのであろうか、魔女に“任せる”と告げ、ベヨネッタを二体の水晶像のある方へと走らせた。

《Clapp》

 そうして像の近くまで寄った魔女の指を鳴らす音を合図に、魔人マダム・バタフライの両手が魔法陣から召喚され、その高貴なる魔人の手は件の水晶像二体を軽々と持ち上げている。
 ベヨネッタはそれを確認するなり素早く飛鳥とレオンハルトのいる場所へと戻り、天からさす光と地に漂う闇を身に纏い、何の断りも入れずいきなり二人の体を強く掴んだ。
 その瞬間、ベヨネッタの頭上に落雷のような現象が起こったのである。しかし彼女の頭上付近でそれは動きをほぼ停止させており、掴まれた二人もその光景を目の当たりにできる状態へとなっていた。――――そう、魔女は光陰術《ウィッチタイム》を発動する際相手を掴み、相手をも時間の止まった空間へと連れていったのである。

「“瞬間の世界”へようこそ。こんなサービスは初めてだわ。魔女だけが発動できる光陰術ウィッチタイムよ? いえ賢者もかしら? まさか術名が賢者タi……〈ゴホン〉というのはさておき、アンタとの戦闘の時もこれを使わせて貰ったの」
 魔女ベヨネッタはいたずらな笑みでレオンハルトの方を見やり、「さあて」と今度は壁の方へと向き直った。そしてその壁に対し蹴り技やパンチなどの連続攻撃を与え、一時的に通り抜けられるほどの穴を作り出す。
「――――これで通り抜けられる。急いで……! どうやら広場につながっているみたい」


>飛鳥

>レオンハルト

>All様

【此処から先は喫茶店のある方の広場になっているので、先に進ませて勝手にイベントを発生させていただけると嬉しいです。どんなイベントかは自由です】

10日前 No.202

ヴィグリッド市民(街角の美女) @makita ★Android=QP7DgXg77L

【 人間界/ヴィグリッド/宿屋/カテリーナ(モブ) 】


 ――――《ギギッ》

 宿泊客がほとんどいない古い民宿の戸が開かれ、中へと入ってきたのはこの宿の娘と医者であった。体調不良を訴える怪我人の青年の為に少女が約束通り医者を連れてきたのだ。

「部屋で寝かせております」
『此処だね?』
「はい」

 怪我人に準備しといた部屋の戸を開けると、まず視界に入ってきたのは寝台の上で横になる青年。白い青年と言い表したくなるほどに彼は白く何処か神秘的な雰囲気を醸し出していた。そして彼のそばでは介抱を続ける宿泊客の男性。彼が準備してくれたのか、枕元には洗面器が置かれ、血が付着しないよう配慮までなされていた。

「ありがとうございます、お客様。お医者様を呼んできましたからもう安心です。……お医者様、あちらの方が患者さんです。頭に大きな傷があって………………」
『酷い怪我だ。応急処置がなされているのが不幸中の幸いだよ…………。さあ治療をするから、君達は部屋の外で待っていなさい。頭の傷は場合によっては縫合する必要があるからね。それと完治するのに何日もかかるかもしれない』
「分かりました。ではお願いいたします」

 此処から先は医者に任せるしかないだろう。見守っていても仕方がない。そう思い、少女は宿泊客の方を見て部屋の外へと促した。
「お客様、こちらへどうぞ。下でお茶をご用意いたしますわ。お話でもしながら治療が終わるのを待ちましょう。手作りなのですがクッキーも御座います」
 そういい少女はキッチンの方へと向かいお湯をわかし始める。その近くにはクッキーが入った皿がおかれた木製のテーブルがあった。


>クロウ

>白

>All様

10日前 No.203

ヴィグリッド警備兵 @makita ★Android=QP7DgXg77L

【 人間界/ヴィグリッド/教会/(モブ) 】


 昨日の騒ぎで市民たちは教会へ集まっているとの報告を受けて教会付近へとやってきたのは、ヴィグリッドを警備するイザヴェルグループ管轄の兵士たちであった。
 市民の安全を守る役目もあるが、不法入域者を捕まえて自国へ帰すか或いは逮捕する権限が与えられており、寧ろその側面の方が強いことを、彼らの物騒な装備を見ればだいたい想像はつくことであろう。

『おい本当に此処か? 祈りの声さえ聞こえてこないぜ。この時間ならそういう感じだろ、いつも』
『確かにそうだ。取り敢えず中の様子を見てみよう』
 教会へは二人の警備兵が足を運んだが、どうやら様子が妙なことに彼らは気付く。更に耳を澄ませば中から男の怒るような声、何かが割れる音が聞こえてくる。
 二人は警戒の色を強め銃を構えながら扉前まで行き、ドアノブに一人が手をかけ隙間をそっとあけて中を窺った。その中の様子を見た一人は「おい嘘だろ……」と顔色を変える。

『いったいどうしたんです?』
『倒れている大勢の市民の真ん中で、暴れてる奴がいるんだよ……。しかも武器を所持している』
『なんですって!?』
 これは大事件だと、警備兵の一人は無線で救援を呼んだ。狭い範囲ではあるため、救援が駆けつけるまでは時間はそんなに掛からなかったが、何をしでかすかわからない男に対して注意は崩せない。
 そして漸く教会内部へと突入すれば、一斉に銃口を男(コンラッド)に向けた。その時には既に天使たちは光へと帰されており、周りには人間のみとなっている。

『武器を捨てて手を挙げろ!』
『妙な真似さえしなければ危害は加えない、話は後でじっくり聞かせてもらうことにする』


>コンラッド

>All様

【警備兵はモブなので勝手に動かしていただいて構いません】

9日前 No.204

異国の修羅 @ergou☆Aao/rdZJ3/w ★siB5HwVanD_EP8

【ヨーロッパ/ヴィグリッド市街地/教会/コンラッド・トンプソン、ライダー】

天使共を倒したのも束の間、武器を捨ててを手を上げろという声が聞こえ振り向くと
其処には武装した兵士が其処に銃を構えていた。

「オーケイ」

後ろに振り向き、天使の剣を一旦床に捨てると同時に
霊体化していたライダーが兵士二人の背後に立ち
杖を翳し、途端に兵士達は昏倒した。

「婆さん大丈夫だろうな?」

ライダー:ちょっと寝てもらったところだよ、あとはあたし等の顔は見なかったと暗示でもかけて置けば問題なし

振り向いたコンラッドは兵士二人が死んでいないか確認すると、ただライダーは眠らせただけらしい。
そして眠る兵士に暗示をかけている最中にコンラッドは兵士達の懐を弄り調べていると
IDだの身分証明書が出てので目を通すと

「イザヴェルグループの私兵らしいぞこいつ等」

ライダー:ああいろんな連中に話聞いてた際に出てきたこの都市の支配者のことか

この都市の治安を取り締まる連中が此処に来たとなると巡回か何かで来たのかもしれない
だとしたら余り此処にいると応援を呼ばれる可能性が高い。

「此処から出よう、ちょっと借りるぜ」

ライダー:そうさねとっととずらかるのが得策だよ、長居していると更に厄介事に巻き込まれるよ

コンラッドは迷わず教会から出る選択を取り、倒れた兵士達からIDを持ち出し教会から足早に出て行った。

>all

7日前 No.205

ヴィグリッド警備兵 @makita ★Android=QP7DgXg77L

【 人間界/ヴィグリッド市街地/教会付近/(モブ) 】


 教会に武装した男がいると報告が入り、ヴィグリッド警備兵達は教会のもとへと集まってきたが、その後の報告が無線から一切流れず応答がなかった。これは妙だ。それでまた別の警備兵の班が教会へと向かうこととなったのだが、その時にはその男の姿などはなく、静まり返った教会に何人もの市民達の遺体と、眠らされたと思しき警備兵達だけが取り残されていた。

「酷い有様だ……」

 脈を確認できなかった遺体からそっと離れた警備兵は「外傷一切無し。毒物によるものと思われます」と班のリーダーに伝え、床に転がっている杯を睨んだ。

「どうもそのようだな……。現場の杯を調べるようにまわしておけ」
「はい!」
「それにしてもその男が持っていたのは剣のような武器といっていたが、遺体に外傷がないのは可笑しくはないか。……となるとその男はやっていないということになる」
「確かに……」
「事情は定かではないが目が覚めた人間から状況をきくのと、周辺の警備を厳重にしろ。そして怪しげな男が見つかり次第、捕まえるんだ。そして直接聞き出せ」

 リーダーの言葉を聞いた警備兵達は早速何組かに別れて、周辺の警備を開始した。さらに怪しい人物の捜索も念頭に入れて。
 そして市内が騒々しくなり始めた頃、例の男もといコンラッドそしてライダーの老婆のいるそばに、何やら妖しく神々しい金色に光る円陣が姿を見せていた。特にそこから何かが出てくるわけでも、向こうがはっきり見えるわけでもないが、まるで“此処に隠れなさい”と誘うようにそこにあるのだ。


>コンラッド

>All

【プルガトリオに繋がる魔法陣です。普通の人には見えない設定です】

6日前 No.206

聖竜と白血球 @forte10☆NeDCG1Klls. ★I0OJO6Od8p_iQv

【ヴィグリッド/市街地中心部/記憶喪失の真っ白な青年(白血球)(「」)クロウ・クルワッハ(擬態)(『』)】

『分かりました。では、治療の方をよろしくお願いします…』

彼は娘の連れてきた医者に白い青年の治療を任せると、一旦部屋を後にした。
部屋に残された白い青年は自分のハンカチで口元を覆いながら
頭部の傷の痛みと吐き気の苦痛に顔を歪め、苦しそうな呼吸を繰り返していた。

「……」

青年は涙の溜まった黒曜石のように透き通った漆黒の瞳で医者を見つめると
安堵の表情を浮かべてそのまま医者の治療を待った。


一方、下の部屋へと案内された彼はクッキーが用意された木製のテーブルの横にある椅子に座ると、
これからの予定を手帳で確認し始めた。そろそろイスラ・デル・ソルへ行く手続きも終わる頃だろう。
あの時、船着場の職員に手続きが終わったらこちらへ連絡してくれと会社用の携帯の電話番号を
教えていたので手続きが終われば電話が掛かってくる筈だ。
厄介ごとに巻き込まれたなと彼は思いながらキッチンでお湯を沸かし始める娘をぼんやりと見つめていた。
そして彼は何の気なしに独り言で「綺麗な人だな…」と呟いた。

>カテリーナ

6日前 No.207

変幻自在な暗殺者 @forte10☆NeDCG1Klls. ★I0OJO6Od8p_iQv

【プルガトリオ/ヴィグリッド/どこかの路地裏/飛鳥 睦月】

「!?」

指の鳴らす音が聞こえ、ベヨネッタがなにかしているのだろうと待っていると
いきなりベヨネッタにサイボーグの青年も一緒に体を強く掴まれ、硬直してしまった。
その瞬間、ベヨネッタの頭上に落雷のような現象が起こった。
しかしベヨネッタの頭上付近でそれは動きをほぼ停止させており、
彼女もその光景を目の当たりにできる状態へとなっていた。
まるで、本当に時間が止まったようだった。いや、本当に止まっているのだが。

『“瞬間の世界”へようこそ。こんなサービスは初めてだわ。魔女だけが発動できる光陰術ウィッチタイムよ?
いえ賢者もかしら? まさか術名が賢者タi……〈ゴホン〉というのはさておき、アンタとの戦闘の時もこれを使わせて貰ったの』

と、思わず下ネタを言いかけるベヨネッタの言葉から先程の桁違いな戦いでの不思議な瞬間も、
これだったのかと彼女は理解すると思わずこんな事を口走った。

「ザ・ワールド!時は止まる…なんちゃって。」

この台詞は時間を止める特殊能力を持った某吸血鬼の台詞であるが、彼女がそんな台詞を言っている間に
ベヨネッタは壁に対し蹴り技やパンチなどの連続攻撃を与え、一時的に通り抜けられるほどの穴を作り出す。

『――――これで通り抜けられる。急いで……! どうやら広場につながっているみたい』

その言葉を聞いて彼女は頷くと、持ち前の俊敏さでまるで下水道を駆け抜けるネズミの如く穴を通り抜けた。
そして、彼女は振り返って後の二人が穴を通り抜けてくるのをジッと待っていた。

>ベヨネッタ レオンハルト

【イベントはまだ思いついてませんが飛鳥の波紋を使う何かにしたいなと思っていたり…】

6日前 No.208

ヴィグリッド市民(街角の美女) @makita ★Android=QP7DgXg77L

【 人間界/ヴィグリッド市街地/中心部/宿屋/カテリーナ(モブ) 】


 取り敢えず怪我を負った白い青年のもとに医者を連れて行くことが出来たためひとまず安心だ。意識もあったようだし、きっと無事であると信じたい。
 娘はその様なことを考えながらお湯を沸かすやかんを眺めていると、テーブルに座っていた宿泊客が突然「綺麗な人だな」と呟いたのを聞き、何であろうと振り返った。すると彼と目があってしまい「もしかして私のことですか?」と微笑んで見せる。

 あまり若者のいないこの街では、誰々が素敵、誰々が魅力的だといったような恋愛沙汰になるといった話もなく、ましてや宗教色の色濃い場所では尚更であったのだろう。カテリーナの反応はお世辞を言われて喜んでいる程度の軽い反応であった。
 もしも相手が魔女であったなら、この奥手の男(クロウ)はすぐにからかわれていただろうが、そうでなかったのは幸いといえようか。

「まだ自己紹介はまだでしたでしょうか。私はカテリーナと申します。カテリーナというのは教会の司祭様がつけてくださった名前で、かつてこの地にいた或る賢者様の名前から取ったようです」
 会話が全く無いのは空気が悪いと思い、敢えて話の種となるような話題――自分の名前の由来について――を振ることにした。

「――ラグナの神様と直接通じることが出来た人々が、この街に昔沢山いただなんて何だか驚きですよね。本当にいたのか何処か疑っていたり……。ただ、イスラ・デル・ソルに、その賢者様の末裔でいらっしゃる御方がいて、その方は多くのラグナ信徒から崇敬されています。噂では素晴らしい奇跡を見せてくださったとか……とはいえ、誰もそのお姿を目にしたことはないときいておりますね」
 娘はクロウが関わるであろうイザヴェル社の最高幹部のことを話しながら、その人に一度お会いしてみたいと好奇心を露わにした。


>クロウ

6日前 No.209

異国の修羅 @ergou☆Aao/rdZJ3/w ★siB5HwVanD_EP8

【ヨーロッパ/ヴィグリッド市街地/教会→教会付近/コンラッド・トンプソン、ライダー(霊体)】

教会から離れる際に人目から避けるようにしながら移動していると
その最中に遠目に警備兵を乗せた車両が教会の方へと向かうのが分かる。

ライダー:連中の動きは予想外に早いね、周囲を見てきたがあの連中は警戒を強めているみたいだ

「時間経過と共に包囲網が完成されるのは不味いぜ…強行突破も出来ればしたくないが」

ライダー:それも視野に入れておきな、だがやるとしたら余り人が居ない場所にした方が誤魔化しやすい

出来れば誰も傷つけたくないが余り警備兵が居すぎるとそれも難しい。
とにかく時間が立てば経つほど自分達に不利になるそう考えて足を速めようとした時
突然妖しく神々しい金色に光る円陣が自分の身近に出現する。

「なんだこりゃ?」

いきなり出現した魔法陣に対して当然警戒するコンラッド。

ライダー:こんな状況でいきなり現われるなんて、どう考えてもおかしい。罠かも知れないね

「んな事は俺でも分かる。が、この状況だその時はその時だ」

天使がこの先に待ち構えている可能性は否定できないが
コンラッドは覚悟を決めてその魔法陣の中に足を踏み入れた。

>all

6日前 No.210

四元徳《叡智−サピエンチア》 @makita ★Android=QP7DgXg77L

【 プルガトリオ/ヴィグリッド市街地 】


 巨大な戦艦を彷彿とさせる蜥蜴のような天使が、ヴィグリッド市街地にある開けたエリアに降り立つ。彼は駅舎付近で起こったフォルティトゥードとの戦闘で、賢者に召喚された形で活躍した天使サピエンチアだ。が、彼の近くにはその賢者は見あたらない。
 実は、異質な気配を複数感じ取ったサピエンチアは単独で状況を把握しに此処へ訪れていた。不穏因子の抹殺と闇の左目を見つけ出すことが彼を含む天使達の使命である以上、ちょっとしたことでも見過ごすわけにはいかない。

 そしてふと下方を見やったとき、賢者が作ったと思われる黄金の円陣から男と老婆が顕れるのが視界に入り込んだ。その二人からは今まで感じたことの無いような力、とはいえ闇の気のようなものを感じ取っており、ただ者では無いことは言われずとも伝わってくる。特に男の方からは悪魔のような気配も何となく漂っていた。
 丁度その時、彼の背後で飛鳥たちが壁を通り抜けたところであったが、サピエンチアは目の前の青年と魔女風の老婆の二人に意識が向いており、彼女達に気付いている様子はない。魔女風の老婆は霊体ではあるものの、天使であるサピエンチアの目は実体あるもののようにはっきりとその姿を捉えていたのだ。

「――――闇の力……。……闇の力を持つ人間よ。如何なる理由でこの地へ訪れた? ――――――さあ言え」

 偉そうではあるが、エノク語でやや柔らかい声色でそう相手に訊ね、サピエンチアは返答を待った。答え方によっては見逃すか、或いは相手を消すか。だが今は理性を持つ天界の住人らしく敵意は見せておらず、話し合いが出来る余地があるといった印象だ。


>コンラッド

>ライダー

>(飛鳥)

>(レオンハルト)

6日前 No.211

アンブラの魔女ベヨネッタ @makita ★Android=QP7DgXg77L

【 プルガトリオ/ヴィグリッド市街地/広場 】


 飛鳥が謎の台詞を呟いている間に、魔女によって瞬間の狭間で開けられた通り道を、まず最初にまさかの飛鳥が素早く通り抜け、その後に続くように魔女ベヨネッタが広場へと続く道へと至った。

「あれは……」

 眼鏡を指で軽くあげ掛け直し、ベヨネッタは広場の方に見える大きな影に自然と意識が向いた。メカニックな身体の巨大蜥蜴天使である。
 フォルティトゥードとの戦いで見かけたのを憶えているが、近くにあの賢者がいるのだろうか。何かを話しているようであるが此方には背中を向けており、気づいている様子はない。話相手は向こう側にいる別の誰かということだろう。

「駅舎で見た天使だわ。いったいどうしたのかしら。誰かと会話をしているようだけど、あの様子を見るに契約相手である賢者では無さそうね……」
 耳を澄まして聞いてみたが、あの天使は相手が何者であるか伺っているようだ。つまり相手は契約相手というわけではない。
「ちょっと退屈していたところだし、観察してみましょ」
 と呑気なことを呟けば、魔女はサピエンチアと彼の話し相手とのやり取りを見ようと建物の屋上へとジャンプし、“高みの見物”を始めた。


>飛鳥

>レオンハルト

>コンラッド

>ライダー

5日前 No.212

変幻自在な暗殺者 @forte10☆NeDCG1Klls. ★I0OJO6Od8p_iQv

【プルガトリオ/ヴィグリッド/どこかの路地裏/飛鳥 睦月】

振り返って待っているとベヨネッタが続いて壁の穴を通り抜けたのを確認する。
そして、呑気にピコピコと鋭利な甲殻に覆われた細長い尾を振っていた。
しかし、彼女がその視界に巨大な異形を目に捉えた瞬間、
振られていた長い尾はピンと内部に鉄の棒でも入れられたように真っ直ぐに伸びた。

「な…なんじゃありゃあ…」

巨大な戦艦を彷彿とさせる蜥蜴のような天使と思しき怪物の前では、変幻自在の肉体を持つ彼女ですら戦慄を覚えた。
みたところ、何かに話しかけているようで巨大な蜥蜴天使はこちらには背を向けている。
耳を澄まして天使の声を聞いていると、話し相手が何者かを問いかけているようだった。

『ちょっと退屈していたところだし、観察してみましょ』

と、ベヨネッタは呑気な事を言いながら巨大天使と彼の話し相手とのやり取りを見ようと
建物の屋上へとジャンプし、“高みの見物”を始める。それを見た彼女も

「おいおい……ま、いいか。俺も〜」

と、便乗するようにジャンプするのではなく、巨大な赤い皮膜の翼を羽ばたかせ、
ふわりと浮かび上がってベヨネッタの隣にちゃっかり腰掛ける。
それでも尻尾がピンと張っている所を見れば警戒は薄れていないことが伺える。

>ベヨネッタ レオンハルト コンラッド ライダー

4日前 No.213

聖竜と白血球 @forte10☆NeDCG1Klls. ★I0OJO6Od8p_iQv

【ヴィグリッド/市街地中心部/記憶喪失の真っ白な青年(白血球)(「」)クロウ・クルワッハ(擬態)(『』)】

彼が独り言を発した時、娘はこちらに振り返る。そして、目が合ってしまった。
娘は彼に対し、『もしかして私のことですか?』と微笑んで見せた。

「あ、え、いや…そうなんだが…決してやましいつもりじゃなくて…!」

娘の微笑に対し、顔を真っ赤にしてやましいつもりはないと否定する彼と対照的に
娘はお世辞を言われて喜んでいる程度の軽い反応であった。
そして、しばしの間沈黙が訪れる。 会話が全く無いのは空気が悪いと思ったのであろう。
娘は敢えて話の種となるような話題…自分の名前の由来について話し始めた。

『まだ自己紹介はまだでしたでしょうか。私はカテリーナと申します。
カテリーナというのは教会の司祭様がつけてくださった名前で、かつてこの地にいた或る賢者様の名前から取ったようです』

その言葉を聞き、彼もハッとしたような顔をすると

「カテリーナさん…賢者様が由来とはとても由緒正しいね。ああ…俺も名乗っていなかったね…
俺はクロウ・クルワッハ。アイルランド人の母と日本人の父親の間に生まれたいわゆるハーフって言うものだよ。
クロウと言う名前は古アイルランド語で“三日月”を意味しているんだ。」

と、自身の名の事を語りながら、チラリとポケットに入った携帯と青年が治療を受けている部屋の方を見る。
そろそろ船着場から連絡がくるころかもしれないと言うのと、青年の怪我が命に別状はないのか心配なのだ。

>カテリーナ

4日前 No.214

異国の修羅 @ergou☆Aao/rdZJ3/w ★siB5HwVanD_EP8

【プルガトリオ/ヴィグリッド市街地/コンラッド・トンプソン、ライダー(霊体)】

魔法陣を超えた先に現われたのは先ほどと同じようなヴィグリッド市街地であるがそれは少し違う。

「何処だここは…いや」

何処と無くデジャヴュのような懐かしい匂いのようなそんな物を感じているコンラッド。

ライダー:そんな事言っている場合じゃないみたいだけどね

ライダーは巨大な戦艦を彷彿とさせる蜥蜴のような存在に早速気づく

「あれは天使か…?気配でなんとなく同じだと分かる」

このような姿の天使などははっきり言ってみたことは無い。
しかし自身と師に当たる家族の一人の守護天使は言っていた
自分達は本来の姿があると。
しかし現世ではその状態では現われる事は出来ないらしく
地獄に行った時も悪魔も本来の顔を見ることは出来ても器の人間の姿だった。

ライダー:此処だと本来の姿になれる、というのかもしれないね

ライダーも実際の所は分からないが、相手はその身から発する力に対して明らかにそこ等の天使とは違う事は
明確には感じ取っていた。
そしてその天使と思われる存在はなにやら此方に喋りかけてくる。
どうやらエノク語で話しかけてきたようだが

ライダー:……アンタ何言ってるか分かるかい?

「簡単に言えばなんで此処に来たかその理由を言え、で合ってるかな?」

ライダー:ずいぶんとまたいい加減だね

「エノク語なんて日常会話で使う奴なんてそうはいねぇよ」

魔術師マーリンの後継者と認められる程の実力と知識を持ち合わせているのかを証明するようにその言葉がエノク語だと言う事が分かる。
ライダーは自身の道具で翻訳する機能を持つ物で聞けば分かるが、そもそも自分を貶めた連中の言語などに興味など微塵も持つ訳がなく
何を言っているのかが分からなかった。
しかし当人はまず普通の日常生活を送る者達は絶対に使う事の無い言語であり、それを知識を教えた相手以外から話されてもその言葉を初めて使う輩
と遭遇したのでそもそも合っているのかさえ分からない。


「仕事をして来いと言われたから此処に来た。ただそれだけだ」

本来ならば得体の知れない連中に答える義理は無い。
しかし何かしらの情報を得られるかもしれないしというのもあったが
天使であればあの教会の出来事に必ず関っていると睨み対話を試みている。

>サピエンチア、all

4日前 No.215

おつかい火力馬鹿 @izuma☆VNvX9naPtFo ★HhCfmmMzXU_Q1n

【ヨーロッパ/ヴィグリッド市街地→ヴィグリッド博物館(屋上→賢者像前)/アリシア「」(魔女装束※ガンロッド非展開→展開)ダークネス()】

事は走馬燈の如く流れて幕間(パート)は再び“闘争”へと移ろい往く。

「――」

現れる新手の(天使)、これまで極力掻き回さない為に交戦する事を避けていた訳であるがそれも此処までだ。黒衣の魔女装束な彼女は頷く間もなく一息に無言詠唱、そうして独りでに張り巡らされて往くはルーン文字の羅列が刻まれ、妖しい光を煌々と放つ石壁、それは物理的・魔術的な障壁、魔も聖も区別なく危害を加えるモノを拒む文字通りの防壁だ。“壁”はそれが物理的に保たれている間は脅威の前進をほぼ不可能にさせる、少なくとも相当な時間を稼ぎ得るだろう。(物理的)に“壁”を破壊されでもしない限り。

セレッサを護る様に構築されたソレ(障壁)を背にして――

「其処でじっとしていて、やるわよダークネス」

(だからその名で呼ぶなと…それは兎も角相応の“大物”だ。手早くやれるのならば出し惜しみは必要無いぞアリシア。)

ジャガゴッ!

空いた右手に(顕現)するのは―――闇に紛れる様な黒金(くろがね)と抽象的な金細工…ソレそのものが膨大な(悪魔)の魂で形成された箒の意匠を現した(魔銃)、銘は素っ気無く(ガンロッド)、人の身丈ほどはある現代火器とオカルト・魔術の複合体とも言えるその兵装を手にして――片腕でソレを無造作に(一回転)させたかと思えば、(魔銃)はベルギー製の汎用機関銃めいた基本形態から瞬時に大口径の対物火器チックな狙撃形態へと一瞬で形状変化…(換装)する。

――照準器(スコープ)の類は無く、千里眼めいた己の(魔眼)を以って狙いを付ける。

ジャキンッ

装填されるは高密度の魔力が込められた形成炸薬めいた性質を持つ(魔弾)

そうして射手は照準器(スコープ)の類も無く、千里眼めいた己の(魔眼)を以って狙いを付ける。

――片方は彼女(フェルス)が仕留めた、盾ごと射抜く目論みは要らぬ算段だったらしい。彼女(フェルス)からの指示通り、残りのもう一体に狙いを定める…が

「!…セレッサ」

(あの童の退路は既にあの魔女が示している。――“目付”も憑けて置いた、心配には及ばんだろう。)

「それなら、尚更早く片付けないと…ブルズアイ!」

DOGON!

(魔眼)故に緩慢に映る(敵)の動き、――今し方の攻防で盾を失った一体の脳天へと、膝撃ちの構えを見せた魔女は寸分の狂いのない一発を撃ち込んだ。


≫カルエム、フェルス、(セレッサ)

【返信が滅茶苦茶遅くなって申し訳ありません;】

3日前 No.216

レオ from BPSサイボーグ @acguyman ★iPhone=CQxBpeKmAo

【プルガトリオ/ヴィグリッド/何処かの路地裏→広場】
「…!!」
魔人の腕を喚び雷の閃光と突如掴まれれるやいなや、
突如静止した世界に驚くレオは、初めて目の当たりにする事で漸くこの魔女の《ウィッチタイム》という技と能力に説明がついた。

『“瞬間の世界”へようこそ。こんなサービスは初めてだわ。魔女だけが発動できる光陰術ウィッチタイムよ? いえ賢者もかしら? まさか術名が賢者タi……〈ゴホン〉というのはさておき、アンタとの戦闘の時もこれを使わせて貰ったの』

「なるほど…通りで速いはずだ」
と納得するレオ。

やがて魔女が壁に打撃技を打ち込み、穴が開けば…

『――――これで通り抜けられる。急いで……! どうやら広場につながっているみたい』

と告げられ、レオも壁の穴を潜ろうと走り出す。

通路を通り抜け、街の広場へ行き着いて間も無かった時だった。
レオのセンサーの反応が機械の巨大蜥蜴に似た怪物を捕捉する。
咄嗟に隠れようとし、この時点で機械の巨大蜥蜴は此方には気づいていない様子である。

『駅舎で見た天使だわ。いったいどうしたのかしら。誰かと会話をしているようだけど、あの様子を見るに契約相手である賢者では無さそうね……』

「存外…複雑な組織の構成かもな。」

機械とはいえミルヴァレンでも見た事の無い仕様の形状に怪しむレオであり、

『ちょっと退屈していたところだし、観察してみましょ』

「何?お…おい」

と屋上へ向かう魔女と、それに連られる飛鳥に対し…
2人の警戒心の無さ対してあまり気乗りしないのか、渋々容認した様な表情で建物の屋上へ向かう。

──────、一方その頃

「あれからレオとの通信機能だけが途絶えた。…いや、何かの磁場の影響によって遮断されているとみて間違いないな。」

それはBPS仕様である輸送ヘリがヴィグリットへ向かう最中だった。

大柄で図太い大型のサイバネ装備とリアクターを有する1人のサイボーグの男と、
対照的に長いブロンドヘアーの髪を靡かせナノマシンスーツを装備する華奢な女が、
ブリーフィングらしい会話をしていた。

「ドローンを派遣するのはどうなの?私達が出向いて被害が出たら…」

「あの都市は治外法権の様な”造り”だ。規模の大きい作戦は不向きと上から言われている。が…もっとも外部から接触を試みて侵入すれば、どういう訳かあの街独特の特異な現象に巻き込まれて消息を絶っているがな。」

「”キナ臭い街”ね。呼び出されたレオが危ないわ」

「あぁ…急ごう」

>>ベヨネッタ

>>飛鳥

3日前 No.217

ヴィグリッド市民(街角の美女) @makita ★Android=QP7DgXg77L

【 人間界/ヴィグリッド市街地/宿屋/カテリーナ 】


 頬を赤く染め動揺を示す相手に「なんだかすみません……」と状況が読めないまま謝ると、一気に場の空気が妙なものになった。しばしの沈黙が二人の間に挟まれる。だが、カテリーナの自己紹介のかいあってか、調子を戻した宿泊客の彼もそれに続いてクロウ・クルワッハと名乗った。

「クロウ様というのですね。三日月の意味があるなんて幻想的で珍しい名前……。そういえば月は、このヴィグリッドでも特別なもので、しばしば女性たちの霊力を強めるといった言い伝えが残っています。ただ小さい頃は、夜は魔女や悪い闇のもの達が活動する時間だから外に出てはならない、とよく言われたものですが」

 かつて世界の観測者と呼ばれた両一族は人々から崇敬の対象となっていたが、500年前の天魔大戦を経てから賢者が全滅させられた後の闇への恐怖と迫害は人々の心の中で膨れ上がった。そうして魔女狩りへと至ったのだ。
 500年後の今でもその意識は消えず、かつてアンブラの魔女が司っていた闇や夜も彼女達と共に忌み嫌われるようになり、カテリーナ自身もその価値観の元育ったためか、名前に月の意味を持った者は実に珍しかった。

『治療がすんだよ』
 あれから一時間ほどだろうか。二階から扉の開く音が響き医者が漸く部屋から出てきた。カテリーナは早速白い青年のことを尋ねる。
「先生、如何でしたでしょうか?」
『そうだね、最初は重傷かと思ったけれど縫うほどでも無かったし問題はなかった。ただ元々彼は身体が弱いのか体調を崩しやすいようだね。きちんと栄養をとって休めば時期に回復するだろう。薬も処方しておいた』
「ありがとうございます。――――クロウ様、あの男性は特に問題はなかったようですよ」
 最後はクロウに対して青年の無事を報告するとニコリと笑みを浮かべた。そんなとき玄関からノックする音が鳴り、何だろうとカテリーナがそこへ向かいドアを僅かに開ける。するとそこには物々しい雰囲気の警備兵が立っていた。

「警備兵の方? ……どうなさいました」
『実は教会でテロが起こった……。重要参考人になるであろう男が逃走し今捜索中なんだが、怪しい外国人の男は見かけなかったか? 火炎瓶と剣のような武器を持っているらしい』
「テロ!? い、いえ……見ていません。それで教会でいったい何が……」
『何人もの人間が毒殺されていた』
「………………」
 カテリーナはそれをきくと信じられないという表情で呆然とその場に立ち尽くした。こんな恐ろしい事件が身近で起こるなど想像しがたい。
『見かけたりした場合はすぐに連絡するように』
「……はい――――――」



>クロウ

>白

>All

3日前 No.218

四元徳《叡智−サピエンチア》 @makita ★Android=QP7DgXg77L

【 プルガトリオ/ヴィグリッド市街地/広場 】


 話し掛けた人間と霊体の存在は、何やら身内だけでしばらく相談をしていた。言葉がわからないといったそのようなことであったが、寧ろサピエンチアにとってその方が驚きであっただろう。
 エノク語はイザヴェル聖典にある通り神が言葉を分かつまで、かつて人間達の共通言語で神の言葉であった。それ故に、人間達は喋れなくとも聞くことは可能であったが、目の前の二人はそれとはどうも違うことに違和感を覚えていた。
 とはいえ人間の方は理解したのか、会話が成り立つ言葉を返してくる。

「――――そうか。我々の宿願が果たされるのを邪魔しなければお前に別段用事はない、人間よ。主神ジュベレウス様の復活も間近。二つの世界の目が揃い、この三位一体世界があるべき秩序へと戻ったときの栄光にお前も与るといい」
 仕事をしにきたと抽象的に述べる人間であったが、敢えて自分達の目的についてを話しながら、サピエンチアは相手の反応を窺った。さらに続ける。
「我々の目的遂行のために排斥せねばならない存在もいる。時を漂う亡霊に唆された不穏因子ども、裏切り者にそして図々しく生き残った忌まわしきアンブラの魔女と“破滅の者”、“采配の者”が、な…………」
 そこまで言ったとき、また別の複数の気配を察したサピエンチアは身体を後方へと向けて嗤った。屋上に三つの気配。そこには先程挙げた排斥対象であるアンブラの魔女(ベヨネッタ)に裏切り者(レオンハルト)の姿があったのである。悪魔のような容姿をした女もいたが、その女は特に関係はないとサピエンチアは気にしていない様子だ。

「噂をすれば……。丁度いい、さっさと片付けることにするか――――――」


>コンラッド

>ライダー

>飛鳥

>レオンハルト

3日前 No.219

ルーメンの賢者カエルム @makita ★Android=QP7DgXg77L

【 プルガトリオ/ヴィグリッド/博物館内部/エントランスホール/(賢者正装) 】


 セレッサの為に防壁を構築し、その後加勢した魔女はフェルスに指示された通りに、盾を破壊された権天使アーダーへと禍々しい気配のする箒のような形状の武器を構えた。見たところ銃のようであるが、凄まじい魔界の気がそこらにある代物ではないことを物語る。
 まさか彼女もアンブラの――――と考えていると、突然響いた銃声というにはバズーカのような音に驚き、放たれた方向へと急いで視線を向ける。

 視線を向けた先――――そこには上半身諸共吹き飛ばされた権天使の無残な姿がそこにあった。天使の下半身は数歩前をよろめくように進んだ後壊れた機械のように倒れ込み、光となって霧散する。

「残りはあの一体か……。私が気を引く! 二人で始末してくれ…………!」
 そう言い、私は生き残りのアーダーの前に走っていき挑発めいた投げキッスとウィンクを投げた。ハートマークにウィンクの星が絡み合い権天使にぶつかったその途端、アーダーのヘイロウは赤く輝きだし、身体は金色に燃えだした。
 プライドの高い天使は意図も簡単にその挑発に流され、カエルムに怒りの矛先を向け猪突猛進に攻撃を加えてくるがそれが彼の思惑であると冷静に考える余地など天使にはない。既に権天使の目にはカエルムしか映っておらず、あとの二人のことは眼中に無いようであった。

「美人が二人もいるのに、お前は私に夢中のようだな……? 生憎お前には興味はないが」
 余裕をかました態度で不適な笑みをたたえ、周りからすれば冷や冷やするような挑発をこの怖いもの知らずな賢者はまたもや始めた。


>アリシア

>フェルス

> All

3日前 No.220

聖竜クロウ・クルワッハ @forte10☆NeDCG1Klls. ★I0OJO6Od8p_iQv

【ヴィグリッド/市街地中心部/宿屋/クロウ・クルワッハ(擬態)】

三日月の意味があるなんて幻想的で珍しい名前だと言われた彼は少しはにかんだ表情を見せた。
カテリーナの話によると、ヴィグリッドにはしばしば女性たちの霊力を強めるといった言い伝えが残っているという。
小さい頃は、夜は魔女や悪い闇のもの達が活動する時間だから外に出てはならない、とよく言われたらしい。

「三日月のような優しい光で道を照らせるように…母さんがそう願いを込めて付けてくれた名前だ。
俺はとても気に入っているよ。なるほどね…月はしばしば女性と関連付けられるのはどこも同じみたいだね。
確かに夜は闇に紛れて悪行をするものが出てきたりするし、あまり良い印象はないと思うけど…
俺はそうは思わないな。だって、夜が来なかったらいつ休める?いつ眠れる?ずーっと昼のままじゃ休めないよね。
夜ってのは確かに悪いものが活動する時間帯かもしれない。でも、夜があるから俺達は生きていけるんだよ。」

俺の考えを押し付けるつもりではないよ。ただ、これは外部の人間である俺の個人の意見だ。
と彼は付け足しながらも闇に対する自分なりの解釈を告げる。

『治療がすんだよ』

あれから一時間ほどだろうか。二階から扉の開く音が響き医者が漸く部屋から出てきた。
カテリーナは早速白い青年のことを尋ねる。彼も同時に「彼の容態は?」と思わず尋ねてしまう。

『そうだね、最初は重傷かと思ったけれど縫うほどでも無かったし問題はなかった。
ただ元々彼は身体が弱いのか体調を崩しやすいようだね。きちんと栄養をとって休めば時期に回復するだろう。薬も処方しておいた』

その言葉を聞いてホッとした。あの体調不良も軽い脳震盪の一時的な症状のようだった。

『ありがとうございます。――――クロウ様、あの男性は特に問題はなかったようですよ』

そう言って微笑みかけるカテリーナに向かい、彼も安心した笑みを浮かべて「ああ。そのようでよかったよ。」と告げる。

そんなとき玄関からノックする音が鳴り、何だろうとカテリーナがそこへ向かいドアを僅かに開ける。
するとそこには物々しい雰囲気の警備兵が立っていた。

『警備兵の方? ……どうなさいました』

『実は教会でテロが起こった……。重要参考人になるであろう男が逃走し今捜索中なんだが、
怪しい外国人の男は見かけなかったか? 火炎瓶と剣のような武器を持っているらしい』

『テロ!? い、いえ……見ていません。それで教会でいったい何が……』

『何人もの人間が毒殺されていた』

『………………』

 カテリーナはそれをきくと信じられないという表情で呆然とその場に立ち尽くした。
こんな恐ろしい事件が身近で起こるなど想像しがたい。

『見かけたりした場合はすぐに連絡するように』

『……はい――――――』

彼は一瞬“怪しい外国人の男”と言う言葉にドキッとするが、火炎瓶と剣のような武器を持っていると聞き、
明らかに自分ではない事を察して緊張が解けたようなため息を吐いた。
カテリーナとこの医者は幸運だったかもしれない。自分たちが助けを求めたが故に教会から出てここにいて、
本来いるべき教会では大量毒殺テロが起こっていたのだから。一歩遅かったらこの二人も巻き込まれていただろう。
すると、彼の携帯電話が軽快な音楽の着信音を鳴らし始めた。

「もしもし…あ、その節はどうもお世話になりました。ええ、ええ、分かりました。すぐに準備をしてそちらに向かいます。」

件の船着場の男性からだった。ようやく手続きが完了したと言う事で、イスラ・デル・ソル行きの船に乗れると言う事だった。

「カテリーナさん。色々お世話になりました。俺、これから仕事でイスラ・デル・ソルに向かわなければならないので、
一度チェックアウトさせていただきますね。また、ご縁があったらお会いしましょう。」

そう言うと彼は上の自室へと走っていき、荷物をまとめ、スーツに着替えると白い青年がいるであろう部屋に耳を澄ましてみた。
部屋からは落ち着いた寝息が聞こえてくる。あれだけのことがあったんだ。疲れて眠ってしまっても不思議じゃないだろう。
そして、彼は不躾ながらも眠っている白い青年のことを頼むとカテリーナに告げ、宿泊料金を支払って
イスラ・デル・ソルへと向かっていった。

>カテリーナ

【白はもうちょっとしたら意識回復します。クロウ君、イスラ・デル・ソルへ出発】

15時間前 No.221

変幻自在な暗殺者 @forte10☆NeDCG1Klls. ★I0OJO6Od8p_iQv

【プルガトリオ/ヴィグリッド/広場・屋根上/飛鳥 睦月】

なんとなく向こうにいるであろう人間たちと蜥蜴天使の会話を聞いていると、
なにやら物騒な言葉と共に天使がこちらを向いた。

「な…なんかヤバくねぇか?こっち睨んでるぜ?」

身体を後方へと向けて嗤った時、彼女の警戒がMAXになる。ゆったり座っていた彼女は体勢を立て直し、
いつでも飛び立てるようまるで石柱に座り込むガーゴイルのような座り方をして様子を伺った。
無意識に翼が大きく広げられ、ピンと張った尻尾の先端は天使に向けられる。
獣と同じで翼を広げて威嚇している状態だ。彼女は無意識のようだが。

「…狙いはお前らみてぇだけど…どうすんだよ…。まさか街のど真ん中であいつと戦うってのか?」

逃げ腰になっているわけではなく、障害物の多いこんな場所であのデカブツと戦うのかと言う意味で
彼女はベヨネッタとレオンハルトに問いかけた。

>ベヨネッタ レオンハルト

12時間前 No.222

アンブラの魔女フェルス @forte10☆NeDCG1Klls. ★I0OJO6Od8p_iQv

【ヴィグリッド市街地(プルガトリオ)/ヴィグリッド博物館/エントランス/フェルス(戦闘正装)】

セレッサに防壁を施したアリシアの箒のような形状の武器…おそらく特殊な銃だろう。
直後に響いた銃声というにはバズーカのような音が放たれた方向を見れば
上半身諸共吹き飛ばされた権天使の無残な姿がそこにあった。
天使の下半身は数歩前をよろめくように進んだ後壊れた機械のように倒れ込み、光となって霧散する。

「おお…中々の火力じゃないか?アリシア。」

彼女は驚く素振りも見せずに感心したような声を発する。

『残りはあの一体か……。私が気を引く! 二人で始末してくれ…………!』

カエルムは残されたアーダーに向かい、挑発めいた投げキッスとウィンクを投げた。
ハートマークにウィンクの星が絡み合い権天使にぶつかったその途端、
アーダーのヘイロウは赤く輝きだし、身体は金色に燃えだした。
プライドの高い天使は意図も簡単にその挑発に流され、カエルムに怒りの矛先を向け猪突猛進に攻撃を加えてくる。
その挑発が彼の思惑であるなんて冷静に考えられなくなっているのだろう。

『美人が二人もいるのに、お前は私に夢中のようだな……? 生憎お前には興味はないが』

と、カエルムは更に挑発して天使を煽る。お陰でアーダーは隙だらけだ。

「随分色気の篭った惹きつけ方だこと…ま、そのお陰でこっちは有利なわけだが!」

彼女もカエルムをからかうように呟くと、戦斧を大きく振り上げて隙だらけのアーダーの横から突進する。
盾を活用しきれていないアーダーを仕留めるのは簡単だ。
鎧と鎧の間…その僅かな隙間に戦斧の刃を引っ掛け…手首のスナップを利かせると同時に一気に切り裂く。
時には投擲武器であり、時には戦斧であり、大鎌でもある彼女の愛用武器“ハンディクレセント”ならではの攻撃の仕方だ。
今度はスッパリと綺麗に。アーダーの上半身と下半身は分離した。
上半身は急激に切り離された反動で後方に吹っ飛び、突進しかけた下半身は縺れるように倒れこむ。
そして、上半身と下半身を切り離された天使は光となって霧散した。

「一丁あがりっと…さて…セレッサはどこに隠れたかな…。」

彼女は戦斧に魔力を流し、再びアクセサリー型に格納して腰に下げるとセレッサの気配を辿っていった。
受付の事務所のからセレッサの気配がする。どこに隠れたのかと事務所をうろついていると、
どこからか寝息が聞こえてくる。音源を辿ると、一つのクローゼットが。
そっと音を立てずに中を開けてみれば、そこにはチェシャを抱きしめて眠るセレッサの姿があった。

「セレッサ、みーつけた。かくれんぼはおしまいだぞ?もう出てきて大丈夫だからな。」

もう大丈夫だと目覚めた時に分かるよう、彼女はにっこりと柔らかな笑みを浮かべ、
そっとセレッサの頭に手を置いて優しく撫でてやる。

>カエルム アリシア セレッサ

12時間前 No.223

ヴィグリッド市民(街角の美女) @makita ★Android=QP7DgXg77L

【 人間界/ヴィグリッド市街地/宿屋/カテリーナ 】


 夜の闇の中で光を放ち導く――――そんな優しくも美しい三日月の名を持つクロウ・クルワッハという男性は、静かに、だが熱く闇に対する敬意を語る。
 それを聞いたカテリーナは、聞いたことのない解釈で少々驚きを見せて、何故かつては光と闇双方が敬われていたのかを改めて考えさせられるのであった。ヴィグリッド市街地の各地に見られる賢者と魔女二つの水晶像に魔女の棺。そう、かつては魔女も崇拝のシンボルであったことを物語る。

 余所から来た人間の知識は、閉鎖的な街に住む娘に如何様な刺激を与えただろう。新鮮な視点は興味深く、少女の中でクロウ自身への興味も膨らんでいったが、テロ騒ぎで物々しい雰囲気の中、突如響いた着信音と共に彼はもう仕事へ行かなければならないことを知る。

 カテリーナはクロウの話を色々聞きたいと思い、そしてテロの件で心配だったのだろう。「気をつけていってきてください。お仕事が終わったらまたお話を聞かせてくださいね」と相変わらず優しい笑みを湛えて、スーツに着替えたクロウを見送った。
「ジュベレウス様の御加護がありますように――――――」
 そして祈るようなポーズを作り、カテリーナは思い浮かぶすべてのもののために無事を願った。


>クロウ

>All

【このレスは此処までなので蹴ってください。次からイスラデルソルに向かう描写でお願いします。】

3時間前 No.224
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