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 ( なりきり掲示板(フリー) )
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初心者大歓迎 @ergou☆Aao/rdZJ3/w ★wDk6ay47NY_EP8

クリックありがとうございます。
そして興味と関心を持っていただけた事に感謝を。

こんにちは。
始めましての方は初めまして。

このスレはなりきり掲示板(フリー)にスレ建て予定の現在、別の掲示板円板でも建てられている
2005年8月12日に始まった、アニメや漫画、ゲームのみならず映画といった
様々な映画、小説、アニメ、マンガ、ゲーム、歴史の人物、現実の兵器etc…
文字通り全ジャンル(オリジナルキャラや作品含めて)キャラクターになりきりを行ったり、個々人で勢力を作り戦争をしたり
魔法やら超能力、銃撃戦や肉弾戦やイベントなどを行ったり
かたや日常生活を行ったりなどほぼ何でもありのスレです。
本来は雑談も行えるのですが、それに関してはルールで説明します。

参加するに当って無理には勧めませんしサブ記事のルールのみ知り覚えていただけるだけでも十分です。
しかし雰囲気やキャラの作り方を掴んだり参考になる為本家のウィキを見ることを推奨します。
詳しくはCRP雑談Wikiで検索か募集板でのリンクでのホームページでご確認を。

詳しくは本スレのサブ記事にて

この世界で何をするのか、それは貴方次第です。
それではプッシュスタート!

3年前 No.0
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不確定な蝿/米情報軍隷下偽装屍兵部隊 @izuma☆VNvX9naPtFo ★XdmdoCx531_q5k

【地球/南米/ジャブロー周囲一帯/ノヴァ・プロスペクト/????、ルアーズ(疑似餌部隊)×16(潜伏更に複数)】


<ふむ、言った傍からこれか――>

くだんの(四つ脚四つ腕の物騒な駆除業者※ゾルム)から――間の抜けた羽音の割には巧みな空中機動で逃げ回り、殺虫噴霧の中をしぶとく飛び回る地元南米産の(ハエ)は――

<“一寸の虫にも五分の魂”という東洋の諺がある通り、たかが“ハエ”だからと言って甘く見るのは余り宜しくないぞ?クリプトンの君ら>

無論、この(ハエ)を空間的な意味でも隔絶されていると言っても過言では無いであろう距離から(使役)し確約されし(中継役)をさせているという酷くほつれた糸を遠くにある小さな針の穴に通す様な離れ業と言っていいだろう。単純に魔力の量が多ければだとかそういう簡単な話でも無いと言える。容易な探知を防ぐ為に必要最小限の(リンク)を微弱な魔力のみで維持してここまで来るという真似は…

とは言え、強力且つ更なる改良を施され、尚且つ今の(敵)に対して完璧な装備(キンチョール)で固めた(造魔)を相手にするには、やはり単純に(大きさ)の段階から先ず(ハエ)に勝ち目は無いのだ。おまけに手の空いたクリプトンの数体から浴びせかけられる異星の高度な科学技術の賜物たる水鉄砲めいたプラズマガンの火線すら迫ってくる中、ガスかプラズマに捉えられるのも時間の問題であった。そういう意味では少々強力なアンチサイキックと魔術の片鱗を有する唯のハエ程度の脅威にしか映らないだろう。ハエはあくまでハエなのだ。

―――何の為にそんな(ハエ)がこんな処まで侵り込んで来たのかを除けば…だが



始まりは(検品)に引っ掛かり、四つ足に運ばれ掛けていて――この騒動で結果的に放って置かれていた(人体)の一つ、…常人では先ずパックにされている時点で身動き自体出来る筈も無い有様なのだが…

(それ)は内側から無造作にパックを、しかし音を立てる事無く破り、自らその拘束から抜け出し始めていた。

(検品)に引っ掛かる要素も恐らく様々だろう、無節操に色んな人間を(収集)した訳なのだから、病気持ちだったり、虚弱な体質だったり、そもそも異星人や魔の求める(条件)を満たしていなかったり、体躯を機械化していたり―――と言った具合だろうか。

結論から言うと運用者(情報軍)は意図的に(失踪者)の中へ(彼ら)を紛れ込ませたのだ。

―――明らかにこの場に於ける宇宙人や警備の(造魔)からしてみて優先すべき脅威であるのは、その“力”と“意思”を示し決然と戦闘態勢を整えた彼(古見敦也)と、其れと比べるには大き過ぎる溝のある何というかちんけな奇妙な(ハエ)の二者であり、尚且つ前者が大っぴらな戦意を見せ、自然と注目が集まっている間に、ほんの数分の(隙)に、その他の(検品引っ掛かり)の袋や、何故か(引っ掛かって)無かった吊り下げられた状態のパックが独りでにもぞもぞと動き出して中からゾロゾロと…中身(屍兵)が活動を開始し始めていた。

人種や背格好はまちまちながら、それらに共通しているのは全員が男性であるという点と…不気味に固定された無感情な視線の其れだ。

ホラー映画のワンシーン宜しく、戦闘の喧騒の背後からヒタヒタと造魔とクリプトン星人達の背後へと近付いて往く(屍兵)たち―――丁度、造魔とクリプトン星人達と対峙している彼(古見敦也)から見ると、宇宙人、怪物たちの背後からこれまた全裸の無機質な面々が現れて音も無くそれらへ近付いて来ていると言う不安の種めいた奇妙な光景が目に映っているに違いない。

<まさに“死者の道”、土地柄から考えてもこれ以上の皮肉は無いだろう。>

相変わらずガス噴射やらプラズマ銃の放射線状の火線に晒されながらも、ハエは一匹でそうごちる。…無論ハエ自身がこの状態の仕掛け人だが、彼はただ待機状態(仮死状態)になっていた兵器(ユニソル)に行動命令の切っ掛けを与えただけである。


≫古見敦也、クリプト237、ゾルム、リコンカスターズ他

8ヶ月前 No.384

嶽丸 @firstmoon☆Iqtd6N0SMOw ★iPhone=25Q2sdcr0r

【地球/東アジア島嶼(極東エリア)/沙沃島(旧名エリア8JO経済協力特区)/東頭村道(路地裏)/建物(伽藍の堂内)→移動開始/嶽丸】


楽しんで来るといいーー橙子の言葉を胸中に刻みつつ、はじめてのおつかいへと赴く。


ーー




「どうしました?いきなり立ち止まってーー」


ルビーが急に立ち止まった事を不思議に思い、警戒しつつ彼女に歩み寄る。彼女の視線の先を追うように道角から伺った。

その先には、戦闘が行われていた場所を行き来する通行人と、検問を行う柄の悪そうな武装した傭兵らしき人間達が見えた。

「ーーあれは、関所……ではなく、確か検問というものですね。……恐らく、先程の戦闘が要因でしょう」


長く生きている為か、記憶が混濁してしまったらしい。言い直してから検問に対する推測を述べた。

ルビーに対する説明というよりは、確認の為に言葉に表したようなものだ。確かに彼女は記憶喪失であるが、あくまで出自に関する記憶に限られていると思われる。今のところは、だが。

検問に対する説明は不要だったかもしれない。

「はい。飛び越えるのは容易いですが、見張りがありますね。隠れて通り抜けるとしたら……あの空に浮かぶ絡繰、仮に熱を感知する機能があれば気づかれてしまうでしょう」

見張りと空に浮かぶ無人機を交互に眺めてからルビーに返答する。さりげなく、変化の応用で牙と爪を短くして人間のそれに擬態している。あまり意味が無いかもしれないが、念には念を入れてと思案した上での行為だ。この島は亜人種も見受けられる為、問題はないかもしれないが。

しかし、ここは異なる世界、全く未知の土地だ。あらゆる可能性を想定しなくてはいけない。それは楽しみでもあるのだが、今は警戒せざるを得ない状況だ。


とはいえ、この島で生活していく事を考えると、乗り越えるべき事である。まさに洗礼と言えるだろう。まして、はじめてのおつかいーーであるなら、障害は付き物だ。

「手荷物の中身を直接開けて確認……完全に不味いですね」

なにせ中身は曰く付きの代物である。最悪の事態が容易に想像出来る。その上、どれほどの規模になるかは想像出来ないだけに恐ろしい。それは何がなんでも避けたい。

「手荷物しか見ないのであれば、隠しーーいえ、服の中に隠すには大きいですね」

配達物と自分を交互に見た後に思い浮かんだ案を即座に取り止めた。正直、この配達物を下手に密着させるのは危険だろう。人外の自分ならまだしも、彼女は人間だ。より悪影響を受ける恐れがあるのは、先程の反応を見て明らかだ。


そもそも、この方法は身体を調べられたら気付かれてしまう。


「抜け道ーー物理的なものか、それ以外か……」


聞こえてきた見張りの会話を思い返して、気になっていた抜け道という単語に注目する。

そう、何か抜け道があるはずーーと、思案を巡らせる。

隠れて動かないままでは、いずれ気付かれてしまうかもしれない。

出来る限り穏便に済ませた上で通行する、というのが理想的だ。

ーー何より、配達物は勿論のことだが、彼女が無事であることが大事だ。


「手荒な方法を避けるなら……配達物を見つからないように検問を抜けるか、あるいは隠れて通るか……」



>ルビー・ローズ >>359 、東区ALL

8ヶ月前 No.385

幽玄と夢幻の島/はじめてのおつかい @izuma☆VNvX9naPtFo ★XdmdoCx531_z6W

【地球/東アジア島嶼(極東エリア)/沙沃島(旧名エリア8JO経済協力特区)/東頭村道(路地裏)→道路上/建物(伽藍の堂内)→移動開始/(蒼崎橙子)、ルビー・ローズ、C.M.S.Cオペレーター(警邏兵)、????】

ルビー「うーん、そうだよね。――何かいい手は…」

まさに初っ端からの厄介ごと、それも彼女なりに想像していた(怪異)だの(怪物騒ぎ)だのとは異なるこの土地の情勢的な意味での難問だ。しかも御誂え向きに自分達の最初の(おつかい)と言う名の頼まれ事にピンポイントで直結する様な状態なのだから何とも都合の悪い状況だ。

ルビー「建物沿いに壁を登るのもバレちゃうんなら――あのマシンをどうにかする必要がありそう。――いや、荒っぽいのは駄目だし…」

と、改めて吟味する様に口元に手を当てつつ、典型的な悩んでいるポージングで黒赤髪の少女は依頼品の荷物(柳行李)を抱えた状態から背負う様に持ち方を変える――鬼な彼(嶽丸)が気掛かりにしている通り、この手の(呪物)めいた品の齎す悪影響に関してはその性質(たち)にも寄るものの総じてロクでも無い結果を
齎すモノだ。

ただ先程までに比べると多少は(鳴り)が止んでいるらしく、運び手(ルビー)自身も特に体調や精神衛生面での悪影響は最初に比べると無いに等しくなっている様だ。―(中身)に“意志”があるのならば、…(様子見)をしているとでも形容出来そうな状態である。

そうして、彼(嶽丸)が、警邏にて検問を実施しているC.M.S.Cオペレーター(傭兵)のぼやきから(抜け道)の発想を得始めた時に

ポンッ

ルビー「ひっ!?」

????「お困り事かの?」

形的に丁度横並びで、通りの方を伺っていたルビーと嶽丸の背後から、至極気安く、というよりやたらと(気配の無い)“誰か”が不意に二人の肩に手を置いて間近に話し掛けて来た。

ジャゴッ!

ルビー「だっ…誰!?」

反射的にルビーは飛び上がりそうになったが、そのまま身を翻してワンアクションでライフルモードのクレセントローズ(大口径狙撃鎌)を腰だめに構えて、その背後の“誰か”に銃口を向ける。

????「おーおー銃弾はノーセンキューよノーセンキュー。まあ落ち着かんかお嬢ちゃん、そんな物騒なモノを向けられたんじゃ出来る話も出来んじゃろ?」

軽く手を上げてさり気無く後ずさりしつつも、言う程銃口に対して警戒している様子も無い謎の老人…背丈はルビーと同じ位で、季節外れのマフラーによれよれのジャンパーに厚手の上下(開いたシャツの胸元にはLOVEの字が入っている)に草履という出で立ち――に、色黒に焼けた肌に何というか伸び放題でライオンの鬣めいた有様の白髪に口髭、一歩間違えば仙人の類にも見える。無論実態はどう考えても浮浪者(ホームレス)だが


この島(沙沃島)に於いて、あの人形師(魔術師)から本日二人目の遭遇者――この謎の老人はニンマリとしたにやけ顔でこんな提案を持ち掛けてきた。

????「大方お前さんら“運び屋”か何かじゃろ?オマケにド素人の…でなきゃこんなところで通りを伺ってあの軍隊もどき(PMCS※この場合はC.M.S.C)の検問を伺うなんて真似しないモンさな。…そ こ で じゃ、――“抜け道”の一つに案内してやろうか?って訳じゃよ。」


―恐ろしく胡散臭く、それでいて誤魔化す様な気もしない。一体何が目的なのかは分からないが…普通ならばこんな唐突な、それもこんな(島)でこの手の誘いに乗るのは非常に大博打を打つ様な真似とも言える。


ルビー「…タケマルさん」


やや困り顔のルビーは、一先ずこの手の状況に対して…少なくとも自分よりは(大人)な彼(嶽丸)にどうしようか、という様な目配せをする。一応得物(クレセントローズ)の銃口は下げているが…」


一方


≪キャスパー01より、カウンター1-5へ――D1-8臨時検問付近にて何やら動き有り。…UCAVからの映像を送る。其方の動向を嗅ぎ回ってる二人組がいるぞ。≫


停車している装甲車内にて、備え付けの戦術情報端末にリンクした無人機(スライダーUCAV)からの熱源画像が表示され、オペレーターの一人がその様子をチェックしつつ…インカムで外の要員にこの情報を通達する。

C.M.S.CオペレーターA「…了解」

立ち話をしていた傭兵の一人が、吸い掛けの煙草を指で弾き飛ばしつつ…付近の二人にハンドサインで素早く何かを知らせ――他の検問に当たっている要員に頷き掛けつつ、もち手のアサルトライフルを構えて壁沿いにゆっくりと移動し始める。合図を受けた二名も自然、その後ろにカバーの構えで付いていく。

ついで、装甲車の後部貨物扉が開かれ、内部にてスタンバイしてるインヅク(人型攻撃ロボット)を速やかに起動――感付いて二人の方向へ調査に向かった数名の傭兵をバックアップする為に活動を開始する。

まるで計らったかのように動き始めた事態…其処からどう流れるかはまだ誰にも分からない。


≫嶽丸、(東区ALL)

7ヶ月前 No.386

SAFブラジル州海軍機械化航空歩兵中隊 @izuma☆VNvX9naPtFo ★XdmdoCx531_z6W

【地球/南米/大西洋上〜海岸線・SAF海兵隊上陸地点上空→ジャブローエリア内/コスタ姉妹、ブラジル州海軍機械化航空歩兵第一飛行中隊、他友軍多数。】【漸くまとまったので動かして行きます。】


収束した(魔力の渦)、どちらかと言えば(空域の“風当たり”や“風流”)を自身や友軍の航空歩兵達の飛行環境へ最適化する形で“操作/調整”するという戦術的な用途で用いていたライサ大尉の固有魔法だったが、転用は先祖返りを起こすがごとく、繊細で包み込み、飛行そのものをスムーズに導いてくれる(とび心地の良い風)は一変してその猛烈かつ暴力的な災害じみたベクトルを内封し、尚且つ指向性を有した風量に比して異常な力場を秘めた(暴風)へと姿を変え、魔法の行使者(ライサ)の後方にて維持され続ける。

ブラジル州海軍ネイビーウィッチ5≪ブルー5、配置に就きました。――いつでも、あの艦にフェジョアーダの壷よろしく大穴を空けて見せますよ。≫

ガジャゴ

ガリア/フランス製のミラージュタイプのジェットストライカーを駆る古参のネイビーウィッチは得物の汎用機関銃をスリングで吊るして一度手を離しつつ、ストライカーの脇に備えられたメカメカしい馬上槍めいた大振りのランス型パイルバンカーを手にして構える。大型ネウロイ相手に使用する事を想定されて開発国――ガリアや幾つかの諸国の航空歩兵(ミラージュシリーズやラファールモデルのジェットストライカーを採用している軍の航空歩兵が主である)が使用している特殊合金製、尚且つその芯まで貫徹効果を高める術式が仕込まれた代物だ。

おまけにこの(馬上槍)には幾らか更なる(仕掛け)がある…

アレッサンドラ少佐≪ジェネレーターや動力源は避けるように、まだ中尉達が艦内に居る。≫

そしてそんな彼女(ネイビーウィッチ5)の背後に、ライサ大尉が創り出し・維持している暴力的な規模の圧縮された(風)の魔力の渦がポジションに就く。言うなれば火砲の装薬(嵐の魔力の渦)と弾体兼弾頭(ネイビーウィッチ5)の関係に近い。

即ち砲身のない人間大砲

それも頗る馬鹿げた破壊力の相互協力型の魔法と個人技術の合わせ技と言ったところだろうか?

ブラジル州海軍ネイビーウィッチ3≪周辺警戒≫

アレッサンドラ少佐≪維持せよ…平行して突撃準備≫

―――口にしながら突入後に関する予測を複数、態々戦力差で叩き潰す事もせずに引いていっただけに、当然もっと自分達(ウィッチ)に対して有効な攻撃手段を用意して来るだろう。こちらとしても空中機動で遅れを取るつもりは更々無いが…


―不意に流れ出す広域全周波数帯への放送、その内容を聞いた双子星の片割れ――指揮官の少佐の顔は少々訝しげな表情を浮かべる。

ライサ大尉「…このタイミングで」

ブラジル州海軍ネイビーウィッチ4≪少佐…我々は?…我々はどうすれば≫

いざ振り上げた拳を叩き付けんとしたタイミングで流れ出したそのオープンチャンネルの放送、内容はどうにも情緒という物が、何故だか欠け切ってしまっている様にすら思えてしまう。――ここにきて彼女らの指揮官は、今し方相対している(敵勢力)が――少なくとも感情的な意味での常識に関してはまるで伺えない相手であると改めて思い知った。

SAF主力空母サンパウロUCP≪第一中隊残存各員へ通達、交戦を一時中止し帰投せよ、繰り返す、帰投せよ≫

アレッサンドラ少佐≪ブルーリーダー、アレッサンドラ少佐よりサンパウロ、――些かその指示には疑問が在ります。―我が隊は損害甚大なれど継戦能力に支障無し、士気旺盛であります。―刺し違えてでも敵旗艦の撃破を行う所存ですが…ここで引き下がれと?≫

SAF主力空母サンパウロUCP≪少佐、君や部下の気持ちは十二分に理解出来ている。しかし今や我が軍の損害は甚大だ。――上陸部隊も現状ではそう長く持たないだろう。何より少佐、君らの替えはそうそう無い貴重な戦力である事を自覚したまえ。――これ以上の損耗は………何?≫

通信先の上官の声が途切れ、尚且つ不意に察した悪寒…そこで彼女は理解した。

アレッサンドラ≪?……ッ!――なるほど、今になって…≫


――――



主戦場であるジャブロー及びその周辺海域・空域――――環境追従迷彩により、複数の高度差にて(投射)されていた多数の飛翔体、速度こそ亜音速程度ではあるが、…問題はその数だ。

四方八方――凡そ数千発のトマホーク巡航ミサイル、まるで在庫の一斉処分とすら言わんばかりの物量で、一斉に飛来してくる。見え見えの飽和攻撃、確認が出来ている時点で大方これらが何故(この状況)で(誰が)放ったのか位は最早確信犯的に理解できるだろう。

もっと早期に(介入)を出来た筈の彼の国は―こと此処に至り漸くセレーネ側に対して(ジャブ)を放って来た事になる。

≫南米戦線ALL

7ヶ月前 No.387

セレーネ @sierra09 ★5aJ5lBLy87_QCk

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7ヶ月前 No.388

オリンポスの頂にて @izuma☆VNvX9naPtFo ★XdmdoCx531_z6W

【アメリカ合衆国/首都ワシントンD.C/ホワイトハウス/オーバルオフィス(大統領執務室)/大統領、????】


「この“事態”が想定の範囲内だったかって?勿論そんな事は無い。」

背後の窓から木漏れ日が差し込み、ほぼほぼ自然光で満たされているこの古き良き時代の名残と歴代のこの部屋の主達が残していき、積み重なって混ざり合った微かな気配――はそれこそ慣れている者や、そんなモノ端から歯牙にも掛けない様な者以外からしてみると、無条件の緊張感に満たされかねない独特の空気が流れている。

そして現在の(この部屋の主)――は、腰に手を遣りながら窓際から空を眺め、レゾリュート・デスク(執務机)越しに客人用のソファに腰掛けている(誰か)との会話を続ける。

「何度も上院議会やJCS(統合参謀本部)の将軍達に急かされた物だよ。…同盟(AFTA)に於ける盟主としての合衆国の沽券に関わると言ってね。彼らの言う事にも当然一理在る。だが、――この機会だ。一度はっきりさせて置くべきだと私は言った」

向き直った大統領はそう言いながら執務机に腰掛けた。

「過去の南米事変を始めとする内紛や外的脅威による直接侵攻、世界的な経済危機と、世界規模の統治機構のシステム的な崩壊に伴う各国の反グローバル化と其々の道を歩み始めた各同盟、絶え間ない軍拡と増え続ける厄介ごと、国連でさえてんてこ舞いと来た。――我らが兄弟、南米諸国もまたその体質としての熟した果実のような腐敗とは裏腹に、時代の荒波に飲まれる事を断固として拒否し対抗して来た。」

そして、と彼は続ける。

「――強大な力を有したリーダーのみが、後に続く者の面倒を見続けるベビーシッターでは意味が無いのだ、…現時点に於いて、彼ら(SAF)が何処までやれるのか、この目で確かめて置きたかったのさ。―無論、補填もするし、失われた人命以外の損失も穴埋めし、更に増強する。同時に平時は動きを見せなかった(薬売り共)を清算する機会としても、この紛争は我が国としても実に都合が良かったのだよ。」

結果は満足の行く物だったと大統領は言う。

その双眸には憂い気な暗い光が宿っていた。

「彼らは奮戦して見せた。同盟の一員として、故郷を護る者として血を流す事も躊躇わず。我々に示して見せた。―事が始まればすぐさま尻尾を巻いて逃げる様な臆病者でない事を見事に示して見せた。――無論これは一セントにもならない、物質的な価値の概念の無いモノだが――(この先)では必ず必要になって来る要素だ。日和見が当たり前の様に横行するこの世界では特に」

――



「それにしても、月の彼ら(セレーネ)も随分とタイミングの悪い時期に来た物だ。――私は彼らとその同盟者が気の毒に思えるよ。この星が抱える無数の厄介事に彼らも関わり始める羽目になるのだからな。――最早この星は、彼らが考えている様な(聖地)とは掛け離れた――文字通りの(混沌の地)だと言うのに…」

それこそこの地球は無数の信管を突き刺した巨大な爆薬のようなものだ。

故に世界(基底現実)はたやすく壊れてしまう。――おまけにそう成り得る不安要素は無数にあるのだからたまった物ではない。

7ヶ月前 No.389

SAF主力空母サン・パウロU/US.JSTF @izuma☆VNvX9naPtFo ★XdmdoCx531_z6W

【地球/南米/ジャブローエリア内→大西洋上/大西洋SAF艦隊(サン・パウロU、22型フリゲート“トロヴァン”、他随伴艦艇)、海兵警備(臨検)部隊、コスタ姉妹、ブラジル州海軍機械化航空歩兵第一飛行中隊】


≪エリア防空網が突破された、敵は軽歩兵相当と思われる、甲板要員は退避後白兵戦用意!各警備小隊は全てフライトデッキへ!繰り返す≫

バラバラと頗るコンバットブーツの駆け音を立てて、突然の襲撃者に困惑気味ながらも早々に退避していく甲板要員の面々と入れ替わる形で青と水色の配色をした独特なリザード迷彩の戦闘服・ヘルメットor略帽にプレートキャリア+タクティカルベストにインベルIA2アサルトライフルやSC-2010バトルライフルと言った小火器を装備したブラジル州海軍の艦艇配置の臨検・警備を担当している30名編成の二個警備小隊が、満足とは言えないながらもジェットパックで径空侵入してくる歩兵相手には火力的な意味で過剰とも言える各艦の防空火力の迎撃により損害を受けながらも次々とフライトデッキに降り立って行く小勢力のセレーネ兵の部隊を緩く包囲する形で銃口を向ける。

同時に甲板より上部に当たる位置の20mmCIWS数基も、水上射撃モードで其方へその砲口を無機質に向けて照準している。

SAF海軍警備水兵A「あの人数でこの艦を?…舐められた物だ。」

SAF海軍警備水兵B「何の真似を――隊長!妙な真似をされる前に発砲許可を!」

SAF海軍警備水兵指揮官「待て、――なんだ…?アレは」

恐らくはその小部隊の指揮官クラスであろう者が、徐にジェットパックとヘルメットを外し――その異形の姿を晒した事に対峙する水兵たちは絶句する。と同時にほぼほぼ身の危険を感じて、指示される刹那には一斉にその引き金のトリガーを引き絞って行く。

SAF海軍警備水兵指揮官「!ッ…fogo(撃て)!!」

――



一方、帰投命令を受けて、頭数の少なくなったブラジル州海軍のウィッチーズは一先ず態勢を立て直すべく母艦への帰艦を急いでいた。途中、物凄い物量の亜音速の巡航ミサイルの群れと擦れ違いになり――この紛争の流れがまた新たな段階に至った事を知りながら……再び最前線へ戻る事を念頭に更に速度を速めて移動していたが…

アレッサンドラ少佐「…この(感じ)は、急ぐわよ。各自交戦準備。」

ライサ大尉「今の内に各自残弾確認を――まさかとは思うけど…その“まさか”?」

(嫌な予感)を真っ先に感じていた指揮官に副官もまた疑う以前の様子で、残存している隊員へ装備の残弾を確認し備える様に伝える。

…それこそ、(帰る母艦)さえ無くなってしまう様な悪夢は御免故に

≫南米戦線ALL



【地球//南米/大西洋上/米海軍第47統合打撃任務群(タクスフォース47)/????、?????】


≪敵空中艦隊の移動開始を確認、――欧州方面及び軌道上からの他方面展開部隊及び増援との合流を目指している模様です。≫

≪立て直して、再度奪還地点の確保を仕掛ける気か…監視の目を絶やすな――思いの外あっさりと動きましたな。≫

空軍の一個戦略爆撃航空軍及び、海軍の各水上艦艇・大西洋潜水艦隊からの改良型トマホーク巡航ミサイル(通常弾頭)群を用いたアウトレンジ攻撃の第一波は此方の想定以上の効果を発揮したらしく、あのまま持ち場の維持に固執することなく移動を開始した敵空中機動艦隊―無論、そのセレーネ側の動き自体は大正解であった。何せ最初の第一波は第一波であり、うかうかしていたら第二、第三波と極音速ミサイルや特殊弾頭の代物を用いた同規模の馬鹿げた飽和攻撃が仕掛けられ兼ねなかったからである。

≪第一波攻撃によるジャブロー各エリアの敵砲火地点をマーク。座標情報を第11、13、16、18SAGへ通達、海兵隊上陸時の露払いを行います。≫

≪陸軍第十一機動旅団及びベネズエラ陸軍の第二主力機甲軍の国境侵攻開始。≫

≪デュアルクレイター級の(転移)展開を開始。―――ETAは≫

――ベネズエラ側より地上軍を中心とした兵力と米軍のストライカー旅団が展開し侵攻を開始。既にセレーネ側の地上兵力が展開している各州の主要地域に対しては空挺軍団及びO.D.R.Bの強襲降下が行われる予定で、本命のジャブロー制圧には、猛将マイルズ・クオリッチ大佐率いる海兵隊遠征軍の大部隊が(転移)により投入される。

―太平洋上へ移動した敵主力に対する追撃に関しては、太平洋軍及び航空宇宙軍が現在対策を検討中である。

≫南米戦線ALL

7ヶ月前 No.390

セレーネ @sierra09 ★5aJ5lBLy87_QCk

【地球/南米/大西洋SAF艦隊〜南米各戦線/旗艦サン・パウロU艦上他/奪還軍・SAF】

- SAF艦隊旗艦「サン・パウロU」艦上 -

無謀な特攻作戦にひとしい空母への空挺強襲作戦。そして案の定降り立ったのは運よく迎撃をすり抜けられた極わずかな人間…
だった筈だが警備部隊が目にした"それ"は人の形をしてはいるが何故か人とは感じられない。このご時世生体兵器やサイボーグ技術等普遍的な物であり
翼が生えていたり頭が渦模様だったりしたとしても、決して不可能では無い。だが何故か頭からそうした理性的な、合理的な判断が決定事項として下されない
ただの人間では無い皆厳しい訓練を耐え抜いた歴戦の海軍水兵それもフネで荒れくれ者の水兵を抑える警備部隊。
なのになぜ…足はこんなにも震えてしまうのだろう?何故歯の根が合わずガチガチと音を立ててしまうのだろう?
「根本的に理解出来ないモノへの恐怖」を植え付けられる。指揮官の発砲命令が下された後は大半の兵が恐怖から引き金を引いた。

小銃と突撃銃の銃声が響き渡り、必要と感じたら甲板への被害を無視してもCIWSで攻撃を仕掛けるかもしれない。
だがこの特攻部隊と思われた少数の兵は銃撃が始まると瞬時に散開し、正面に残ったのは最初にヘルメットを脱いだ渦巻き頭
そしてフード付きのローブを纏った狙撃兵、もう一人は白いカラーリングの一般的な強化戦闘服を纏った兵士の三人。
発射された銃弾の大半は何時の間にやら渦巻き頭が展開させた光り輝くシールドの様な物で大半が弾かれていた。

ミゴナント(渦巻き頭)
「(渦巻き状の楕円形の頭を発光させブザー音の様な物を出した後)フフフ我等は<選ばれし者>そしてその中からさらに選ばれた真なる選ばれし者
それこそ私ミゴナントだ。光栄に思うがいい貴様達が最期に見るのは我がムーンライトソードの輝きなのだからな!」

そう"人間の言葉"で話すと自称選ばれし者のミゴナントは明らかに人間の物では無い鉤爪のついた両腕を振い
ガントレットから蒼く輝くエナジーソード(恐らく之がミゴナントの言うムーンライトソードなのだろう)を展開すると猛烈な勢いで斬りかかってきた。
このやたら自己顕示欲の強い甲殻類系は言うだけあり強い。だが問題はそれだけでは無かった。
何故か警備兵達が次々と恐怖に駆られ正気を失い、パニック状態に陥り始めているのだ。
警備兵だけでなくデッキクルーや遠くの艦橋から見ていた士官の中にも正気を失いだし始めたものまで居る始末だ。之では相手が何であろうと
撃退どころか満足に反撃も出来ない。ならばいっそCIWSで…と考え始めた時CIWSの内一基が行き成り爆発した。
だがミサイルや重火器の類を使われた様子は無い。そして周囲で応戦していたSAF水兵達も次々と体が膨張して膨れ上がり破裂する。
やっているのは恐らくフードを被った狙撃兵の仕業だ。だが攻撃の正体が掴めない。そして狙撃兵なだけあり的確に脅威となる物を排除してくる。

SAF水兵
「クッ何だ一体…人間や砲塔が水風船みたいに破裂したぞ」
SAF水兵2
「水分が急速に加熱されて水蒸気になり皮膚を突き破る…電磁波兵器か?あのスナイパー何て物を…うげっ!」

急に吐き気を催したのは何も破裂した仲間を見たからではない。敵の狙撃兵がマグチェンジを行い、くるりと振り向いて遥か彼方上空に狙いを定める。
恐らくは帰投中のネイビーウィッチを狙っているのだろう。だがその瞬間風にあおられてフードが飛び素顔が露わになったのだ。
"それ"は人間の頭では無かった。たとえるならば人間の頭だけを切り落としてイソギンチャクを植え付けた様な
ポリプ状の触手に包まれた大きな口のみが存在する異形。ミゴナントの様にはならないがそれでもゾっとする光景には違いない。
そして銃口から放たれる光弾。先ほどまでとは性質が違う様だがそれは真っ直ぐそして正確に帰投中のネイビーウィッチに飛来する。
突然の長距離狙撃それもかなりの精度。奇襲もあって回避は難しいだろうならばウィッチの盾であるシールドの出番か
だがこの光弾は展開されたシールドをまるで"無かった様"に素通りし運の悪いウィッチの一人を貫く。そのウィッチは死んでしまうのだろうか?
不思議な事に痛みすら殆ど無かった。何か一瞬体に電気が流れた様な違和感しかない。だが直ぐに次の猛烈な違和感に襲われる。
それは重力。つまり自分が落下しているのだ。何故かストライカーシステムが全く応答しない上今まで軽々持っていた銃火器も急に重く感じる。
このまま本人の意思ではどうにもならなずただ墜落するしかないだろう。その場合コンクリートの如き固さの水面に叩きつけられ
悲惨な最期を迎えてしまう。仲間のウィッチの助けが必須だが敵は狙撃手勿論負傷兵を餌に救助しに来た仲間を撃つ事等躊躇ないは無い。
幸いな事にこの魔弾は後二回…合計三発で止まった。防御が不能な精密狙撃しかも当たると理屈は分からないが魔力が使えなくなる。
それが一時的な物なのかそれとも永久的な物なのかは分からないが…少なくとも今の戦闘で復帰する事は難しいだろう。

ブラインドスナイパー
「ブラインドスナイパー…<選ばれし者>盲目のものは見えぬ。されど判る。逃れる事は出来ぬと知れ」

漸く話した言葉は人間の物だったが、言葉は少なくても冷徹さを嫌でも感じとれ、ただの自己紹介がまるで死刑執行の合図に聞こえた。

そして最後の一人白い戦闘服姿の者は散開した部下を何名か連れて走り、空母の防御兵装であるRAM21連装発射機の一つに向かっていた。
ブルパップ式のアサルトライフル…恐らく発射音と貫徹力からして磁力銃(ガウスライフル)の一種でSAF海軍警備隊と最低限の交戦をしつつ
グラップリングでデッキの離れた箇所を一瞬で距離を詰め、RAM21連装発射機の上に乗るとガントレットのフックらしきものを突き刺す。

SAF水兵コントローラ
「くっハッキングされてコントロールを奪われた!電子戦用のサイボーグ兵か!」
SAF水兵CIC要員
「<<CICよりデッキ警備隊へ。敵のサイボーグ兵に防空兵装を一基乗っ取られた。至急排除してくれ!>>」
SAF警備水兵
「<<了解直ぐに…オイ!ウソだろ!何だよありゃ!!>>」

通信機越しに聞こえる警備兵達の驚愕の声。そして警備兵達の視線の先には先ほどの白いサイボーグ兵の姿があった。ただそれが問題なのではない。
乗っ取られたRAM21連装発射機が見る見る内に色を変え、無骨なカラーリングから一瞬で白を基調とした所々に紅い斑点を持つ模様に変わったのだ。
この模様には覚えがあるだろう。特にウィッチを運用する艦ならなおの事…そう基調カラーこそ違えどそれは明らかに「ネウロイ」の色だった。
そして白サイボーグ兵が突き刺したフックを引き抜いて飛び降りると、「ネウロイRAM21」となったRAM21連装発射機は人類に向け容赦なく牙をむく。

イレブンスカーミッシャー
「私はイレブンスカーミッシャー<選ばれし者>ネウロイとして生まれネウロイに反旗を翻した反逆者。人類と戦う事は不本意なれどこれも任務」

ヘルメットを取った姿はまるでウィッチの様であったが確かに無機質でマネキンの様な顔をしている。最も報告にある「ウィッチもどき」とは
のっぺらぼうだった顔に目や口がある等随分と違っているが。そして何より人間の言葉をしゃべっている。

<選ばれし者>三人共にそう名乗った。情報によれば選ばれし者とはどうやらセレーネ…スペシャルズの誇る上級エージェントらしい。
セレーネはSAFへの報復として最高の刺客とプラスアルファを送って来たと言う訳だ。とはいっても艦隊戦力に対してどこまで有効かは疑問が残る。

- SAF海軍艦隊旗艦「サン・パウロU」ブリッジ -
SAF海軍士官
「之は明らかに陽動です!現にあの化け物どもを送って以降敵に動きは無い。あの化け物どもも本気には見えない!忌々しいですがね!」
SAF海軍士官2
「だがどうする!?ほっとけば連中この艦のクルー全員を永久的狂気に落して扶桑の赤城クラスの様に艦自体をネウロイ化するかもしれんぞ!」
SAF海軍士官
「サン・パウロUをデミトリ号にする位ならいっそ自沈させる方が…それが狙いか?…ってええいそこでふんぐる言ってるアホの口も縛れ!」

今やサン・パウロUの艦上は地獄の如き様相を呈していた。ミゴナントの手によって警備兵だけでなく多くのクルーに恐怖が伝播し狂気と混乱が渦巻き
パニックがパニックを誘発する。しかもミゴナントは狂気を侵食させながら抵抗を試みる者にマインドコントロールまでかけている。
之によって「洗脳されたから暴れ出したのかそれとも一時的にパニックになっているだけなのか」と言う判断が難しくなり警備の瓦解を加速させる。
そして外からの脅威に対してはブラインドスナイパーが対応する。巧みに身を隠したこの盲目の狙撃手は随伴艦の単装砲等武装を的確に破壊したり
援護に来たウィッチや兵員を乗せたヘリに対してもその能力を如何なく発揮し寄せ付けない。
イレブンスカーミッシャーは防御兵装や艦載機のネウロイ化を進め、少しずつ防御を削ぎ落し逆に自分の兵力を増強する。

だがそれでも尚サン・パウロUは健在であり他の艦の損害も軽微である。そして態々名乗りを上げた<選ばれし者>達の様子からしてやはり之は
報復攻撃と言うよりも陽動なのだろう。派手に騒いで少なくともSAFを釘付けに…欲を言えばAFTA本隊から増援を送らせて部隊を割かせる。
AFTA反攻作戦を少しでも遅らせたいと言うセレーネの思惑がうかがえる。
さりとてSAF海軍士官の言う通り化け物達をこのまま跋扈させる訳にはいかないだろう。思わぬところで思わぬ難題が現れてしまった。

>>南米戦線ALL



【地球〜衛星軌道上/南米及び衛星軌道上/南米各戦線/奪還軍・トワサンガ】

- 衛星軌道上リコンカスターズ・トワサンガ連合軍艦隊旗艦ブリッジ -
スカリエッティ博士
「<<それでヒュペリオンは何と?>>」
セレーネ上級士官
「<<撤退戦・包囲戦・市街戦そして負け戦…それ等を経験する良い機会だと>>」
スカリエッティ博士
「<<驚きだ。ヒュペリオンは勝つ気は無いのですか?>>」
セレーネ上級士官
「<<大陸を焼き払って勝つ事に何の意味がある。我々にとっての勝利とは知る事に他ならない>>」
スカリエッティ博士
「<<まぁ実地試験の大切さというのも分かりますが…>>」
セレーネ上級士官
「<<心配せずとも良いドクター貴方と貴方の貴重な研究資材一式は必ず本国に持ち帰らせる。
トワサンガのドレッド将軍は未だに南米の地に固執しておられる様だしな…>>」

こうして大まかな方針は決定した。撤退したジャブロー駐留空中艦隊は太平洋上でコルシカ基地から出たスペシャルズ部隊との合流を目指す。
以後可能なら宇宙へ脱出不可能ならコルシカ基地へ曳航される。
そして第二艦隊はジャブロー地下残存兵力撤収の為南米の地に降下する。
ただしトワサンガ軍は恐らく同時期に行われるであろうAFTA空挺部隊と軌道降下兵団による主要都市奪還作戦に合わせて
直接ぶつける形で降下する事となった。MS主体で実戦経験の無いトワサンガ軍は真面に戦えないだろうと言う判断から
軌道降下兵団を降ろすAFTA宇宙軍と輸送艦隊を強襲し空挺部隊との合流を阻止
逆に自分達が降下する事で軽装備の空挺部隊を火力で圧倒し制圧。というのが大まかな(希望的観測による)流れだ。

セレーネ第二艦隊はジャブロー西部に降下地下友軍部隊の撤収作業を支援しつつ上陸してくるAFTA海兵隊及びAFTA海軍に対する防波堤となる。
また先に行われた様な巡航ミサイル飽和攻撃等の対策の為、ヒュペリオンはSOL(軌道上衛星ビーム砲)ミノフスキー粒子等各種妨害粒子散布機
ニュートロンスタンピーダーの使用を限定的に許可。飽和攻撃に対して質で対抗する作戦に出た。
SOLの直接的な攻撃は勿論の事ザフトが開発したニュートロンスタンピーダーは名前の通り
中性子の運動を暴走させ強制的に核分裂を起こし、有効半径内に存在する核弾頭をその場で起爆させる対核兵器用防御装備だが
原子炉を暴走させる事も可能な為原子力駆動艦や原子力施設自体に対しても切り札となる。

同時に第二連合艦隊とは別に本国から新しい増援として戦術戦斗機・戦術攻撃機からなる航空団を送り
先の戦いで損耗した航空戦力を補充し殺到するであろうAFTA空軍に航空優勢を取らせない様迎撃戦を行う。
ジャブロー地下に残されたリコンカスターズ第一陣残存部隊は戦力の再編及び防御陣地構築を行い
敵の地下襲撃に備えつつ第二艦隊と連携が取れ次第即座に占領区域を放棄して撤退。
この時点で外交的にも南米紛争は双方痛み分けの「白紙撤回」で決着とする事。以上 セレーネ全二軍総司令官ヒュペリオン

セレーネ上級士官
「北部ベネズエラから侵攻するAFTA陸軍は実質空軍のみで応戦する事になるか…厳しいな」
セレーネ上級士官2
「本来であればリンシャン島で使った例の装置を起動させる予定でしたが現地部隊から応答が未だ無く、敵の奇襲を受けた可能性も」
セレーネ上級士官
「シミュレーションと違い実戦は上手く行かないものだな。生きる事とは戦う事か…そういう意味では我々は生きていなかったのかもしれない」

こうしてトワサンガ軍をオトリに使い、第二艦隊も直接南米に降下させる事で敵に未だ戦力に余裕があり十分巻き返せる事をアピールする
セレーネ防衛軍の戦力までも抽出し投入可能なすべての戦力を使った「攻勢に見せかけた撤退」事
「第二次聖地奪還作戦(南米撤退作戦)」が公式に発動された。
尚対外的には「第二次聖地奪還作戦(******)」と修正入りで発表される。

>> 南米戦線ALL

7ヶ月前 No.391

創世の反逆規格外品 @ergou☆Aao/rdZJ3/w ★IZkIgWZ0cr_b5K

【地球/南米/ノヴァ・プロスペクト/0号ガイバー、UKUNUS量産素体型部隊】

「確かに勝てないな、この戦いいやこれから先の戦いを今の俺一人のままなら」

制御装置(コントロールメタル)が淡く緑色の光を放ちながらプラズマ弾の洗礼を掻い潜りながらゆっくりと歩く。
だが少し様子がおかしい。もちろんマインドコントロールやテレキネシスも受けているがダメージを受けている素振りは無い
マインドコントロールに苦しむ素振りもなければテレキネス攻撃は届いていない。

それは理由は二つある一つは規格外と呼ばれたガイバーの殖装体は人を作った創造主とも言える降臨者が
自分達に逆らえぬように遺伝子レベルでの服従因子を人間に仕込みながら完全に無効化する性質を持ち合わせている。
よって本能レベルで刷り込まれた絶対服従の証ですら効かないのでガイバーには洗脳など出来るはずがない。
そして二つ目は彼の傍にいる人達―この南米で生贄として差し出された者達の霊達がテレキネシスを遮り
0号ガイバーの元に届かないように周囲で盾と壁として立ち塞がっている。
その姿は霊能者や霊感がある者が見れば分かるが、見えない者には訳も分からずなぜか届いていないように見える。

(そう力を貸してくれる人たちが居る…こんなに心強いことは無い)

0号ガイバーは未だ能力が未熟ゆえ身の回りに集った犠牲者の霊たちは見えていないしかし気配は感じている。
額の制御装置は古見敦也の脳に直に教えてくれる、この戦いは決して一人ではないと
それが彼をこの状況でもいやクリプトンと幻魔そしてセレーネに挑むことを恐れさせない勇気を奮い立たせる。
力強く上手く当たらないように軌道を読みながら歩くがプラズマ弾の直撃が避けられない場合が存在する。
それでもバリヤーを張らず針鼠の如く高周波ソードを全身に展開させてダメージを軽減させ、引き裂こうとするように見えるが
高周波ソードにプラズマ弾が当たると高周波ソードが溶けて肉体に穴が空く。
しかしそれは一瞬、穴が開いた場所を除いて全身に展開した高周波ソードはプラズマを吸収する黒色の甲殻部プラズマ・アブゾーバーに変化、
わざと立ち止まり集中砲火を浴びるようにプラズマ弾の吸収し始め、浴びるプラズマ弾のエネルギーに比例して
あっという間に穴が塞がりその部分も黒色の甲殻部と化し、強殖装甲は活性化してプラズマ弾の耐性・無効化を瞬く間に進化及び学習を行い
蓄積されていくエネルギーは両腕と両足の高周波ソードに余剰エネルギーとして意図的に回し伸縮させると
見る見るうち高周波+プラズマエネルギーソードとして刀身にエネルギーが駆け回り、その周りには高周波を纏っていた。
そう、彼は驚異的な速度で進化したのだこの絶望的な状況下を糧に負けるわけには行かないと一瞬で

「俺一人の戦いではない―ならば怖がることも恐れることはない」

飛びかかってきた新型ゾルムに対し片腕に展開した高周波余剰熱プラズマソードで鍔迫り合いに持ち込むのと同時に
尻尾を地面に突き刺して相手の衝撃を地面に受け流した。
確かに幻魔も強い、対峙するこの尖兵も戦い方も無駄な動きも無いしかし

「取り戻す“人間の尊厳”を!!」

対峙する近くの新型ゾルムにクリプトンのプラズマ弾のエネルギーを効率変換した
同程度の高出力レーザーをヘッドビーマーから視覚に向けて乱射する。

この時、周辺から突如目覚めた無機質な印象を感じる者達には気づいている。
しかし相手も相手で油断できない相手ゆえ余裕がない為一瞥もせず

(普通の人間じゃない…何だ?)

ヘッド・センサーが自律的に視界外の敵に対する警戒察知に行い突然現れた気配は
普通の人間ではないのは明白だが、このタイミングで現れるとしたら敵かあのハエの関係者と思うのが想像には難しくないが
今は目の前の敵に集中することにした。

>クリプト237、ギルデンスタン、ハエ?、ルアーズ、all

7ヶ月前 No.392

セレーネ @sierra09 ★5aJ5lBLy87_QCk

【地球/南米/ジャブロー周囲一帯/ノヴァ・プロスペクト/リコンカスターズ 幻魔 クリプトン】

クリプトン
「なんやあのにーちゃんワイの知らん武器でも内臓してるんのか…!何の光ィ!」

暴力的かつ圧倒的な進化能力を見せる0号ガイバー事古見。自身のプラズマ兵器が効かない事やオカルト現象(霊による守護)に驚きを隠せない
しかし四つ脚の新型ゾルムタイプをも圧倒し始める力を見せ、その新型ゾルムを貫く光ヘッドビーマーの中へとクリプトンも消えて行った。
後に残ったのも2体の新型ゾルムと4匹のクリプトンだが明らかに0号ガイバーに対してうろたえている様だ。ハエを追いかけるのも止めていた。

- 加工エリア -
マヌバズー
「アーア仕事キツイノニ給料ヤスイヨーコノ人間タベヨウカ」
マヌバズー2
「マタオコラレルゾー」

この施設は主に「格納庫エリア」「収容エリア」「加工エリア」の三つに分かれている。格納庫エリアはアブダクションの実行部隊であるクリプトン達の輸送機
つまりUFOが駐機してある場所だ。ここでUFOの整備をしつつ帰投後は誘拐した人間を収容エリアに運搬していく。
そして収容エリアには誘拐された多くの南米市民やSAFの捕虜等大勢の人間が詰め込まれていた。何かしらの薬らしきものを使われているらしく
意識が殆ど無い様で問いかけたりしても応答は無い。それどころか自走する事は現状認識も難しい。そんな人間が千人以上も鮨詰めになっている。
そして最後の加工エリアは収容エリアから選ばれた(選考基準は不明だが)人間から次々にレーンへと乗せられていき
まるで冷凍食品でも作る様に吊るされテキパキとパック詰めにされ、最終的にコンテナに収められて「出荷」される。

そんな中加工エリアで「検品」に弾かれた「ダメ人間」達は造魔や下等幻魔達の手によって廃棄処分される。今もマヌバズーと呼ばれる下等幻魔達が
ダメ人間達が入ったパックを担いでぼやきながらダストシュート的な物へそれを入れようとしていた。だがその時だった
突然パックが暴れだし、驚いたマヌバズーがそれを落すと中から現れた「動く屍」に驚きを隠せず尻もちをついて逃げ出した。
主に「加工エリア」を中心に表れたユニバーサルソルジャーだが、最初こそノヴァ・プロスペクト側も驚いたものの直ぐに増援部隊が送られる。
新型ゾルム事ヌーベルゾルムの他に、改造を施されたと思われる巨体のガッチャタイプも複数現れる。このガッチャタイプが持つ棍棒の如き
自動散弾砲はかなりの威力で加工エリアのレーンや周囲の物を吹き飛ばし、大穴を開けて破壊する。当たれば通常の人間なら木端微塵だろう。
そしてこの自動散弾砲はガッチャ本来の戦い方である白兵戦でも使い勝手の良い棍棒として機能する。

更に三つ目系の高機動型造魔の新型ザクーカスもちらほら姿を見せだす。壁を這い回る立体的な機動と敏捷性の高さで相手を翻弄し
体術で相手を絡め取って身動きを取れ無くし、短刀で仕留める。または中距離からテーザーガンらしきもので昏睡させてくる等厄介な相手だ。
ユニバーサルソルジャー達も次々と現れるギルデンスタン派の新型造魔達に手を焼く事になるだろう。

- 格納庫エリア -
クリプトン
「ここはもう駄目やケツまくって早う逃げるで!」
クリプトン2
「アカンわ!地上はごっつうミサイル飛んどる!今出たら流石に落されるヤバいヤバい!」

さて今古見が応対しているコントロールルームの新型ゾルムとクリプトンの残党を一掃する事は難しくないだろう。
だが「その後」の事も考えねばならない筈だ。先述の通りこの施設は上層部を除いて主に三つのエリアに分かれている。
どこから手を付けるかあるいは各所を回って対応するか。どうも動きを見るとクリプトン達は戦意を喪失し始めて格納庫エリアに集結し
逃げ支度を始めている様だ。だが地表からくる定期的な振動と爆音はクリプトンですら外に出れないらしく手古摺っている。
逆に幻魔は主に加工エリアに現れたユニバーサルソルジャーを相手に次々と周辺に「ゆらぎ」を作って増援を派遣。応戦の構えを見せる。
セレーネは…何を考えているか分からない。或いは殆ど様子が分からない収容エリアで何かしているのかもしれない。

古見にせよハエ達にせよ優先順位を考えて戦う事が求められるだろう。さもなければ「二兎を追う者は一兎をも得ず」となりかねない。

> 古見敦也、UKUNUS量産素体型部隊 ハエ(???) ALL

7ヶ月前 No.393

”不穏” @izuma☆VNvX9naPtFo ★XdmdoCx531_z6W

【地球/東アジア島嶼(極東エリア)/沙沃島(旧名エリア8JO経済協力特区)/南区沿岸/20番埠頭(積荷降ろし場)/SILA民兵(密輸品の武器・兵器搬入中)】


嘗ての繁栄が忘れ去られた人工島(メガフロート)の各区沿岸部に存在する埠頭――此処は貧困と混沌が支配する南区の埠頭の一角、半ば湾口から見えぬ位置にあるように隠された場所にて人工灯がささやかに照らす荷降ろし場へボロ付いた一隻の大型貨物船が停泊し…夜通しでその(積荷)を降ろしていく。

下ろし場には十台以上の貨物トラックと運搬用の型落ちした数台のトランスポーター、に物騒な重機関銃が積まれたテクニカルが数台と、やはり型落ち品のコマンドウ軽装甲車が停車していて、作業用なのか数機の非武装のAS(中国製17式)が運搬作業に従事している。その周囲でクレーンで下ろされて来るコンテナ群に取り付き、忙しく動き回る雑多な民兵(ほぼ私服の者もいれば戦闘服姿も混ざっている典型的な民兵然とした様相)達の姿が闇の中で映し出されていた。

SILA民兵A「見ろよこれ、俺たちの使ってるお古とは大違いだ。」

木箱の中に整然と入っていた突撃銃――旧KPA製の軍制式モデル(FY71)の一丁を手に取り、民兵の一人がやや呆れ顔で自分の肩に吊ってるノリンコ81式と見比べながらそう呟く。

SILA民兵B「新品同然だな――だが、こいつは…」

SILA民兵C「ああ、俺の祖国の軍で使われてた奴だ――しかしただのコピー品じゃ無い。ほぼほぼあの銃そのままだ。」

元KPA軍出身の民兵は、何処か出来過ぎなほどに使用感(中古感)の無い(新品)のこの昔の相棒とも言える銃に感慨深さを覚えると同時に、ほんの僅かながら奇妙な(違和感)を抱く…が、次々と下ろされて来る装備類の運搬作業に再び手を奪われてその違和感は霧散していた。

SILA民兵D「…一体上はどこの太っ腹と取引したんだろうな。」

充実した装備と高品質な機材にアフターパーツまで揃っているRk-92MIサベージが、少なくとも小隊規模の再装備が可能な機数で貨物ベイから降り立って来るのを眺めながら民兵の一人は思わずそう呟いた。

SILA民兵E「その辺は余り考えない方が良さそうだぜ、細かい事は気にすんな…少なくとも直決で直ぐ“使える”戦力がこんな直ぐに揃うなんて――まるで夢みたいだ。」

――



SILA(沙沃島解放軍)、難民の寄せ集めと称される武装勢力は、この奇妙な(協力者)による一方的とも、当事者からして見ても(過剰)と言えるような兵器や装備供給を受け着々と戦力を整えていた。


≫対象無し

7ヶ月前 No.394

Null @voltexfbk ★1DXVdHzeIP_M0e

【地球/南米/太平洋方面→リコーンカスターズ司令部/移動中/吹雪、七月&アレサ?(通信)】
【何カ月放置するんでしょうかこの人は←】

吹雪「……なるほど」

意外とストレートな答えを出したステラに若干戸惑う吹雪。「人間」に近い、というよりかは「人間」である彼女においては無理もない話であろう。
ステラは彼女とは違った存在。そもそも造りが違うといったほうが正しいだろう。
おそらく、ステラのような巨大な試作ストライカーを使うことは彼女たちには難しい話だ。アレサという人体を一部改造して可能にした例外を除けば――――――だが。
レイレナードは一体、何のためにアレサを作ったのだろう。
考えに耽りながらも、吹雪は飛んでいた。


七月<<聞こえるか?アレサのストライカーを半分吹っ飛ばした。後は基地で残りの分を分析してぶっ壊す>>

突然七月からの通信が飛ぶ。内容からしてアレサを操る本人を確認するためにストライカーを破壊しているのだろう。
吹雪は報告を聞きつつ、再び考えに耽った。



なお、七月は通信を入れた後先にアレサとともにリコーンカスターズ司令部の母艦に着艦している。

>>ステラ

(ごめんなさいちょっと強引です)

6ヶ月前 No.395

セレーネ @sierra09 ★5aJ5lBLy87_kqq

【地球/南米近海太平洋上/旧司令部ツインバンシー級汎用戦斗空母/ステラ・奪還軍】

吹雪の質問に答えるとその後は自分から話しかける事は無くステラは黙って追従し、旧リコンカスターズ司令部である
ツインバンシー級汎用戦斗空母に到着出来た。最も当初は南米ジャブロー上空に展開していたツインバンシー級も現在はAFTA軍の本格的な
反攻作戦の開始によって追い出される形となり現在は南米近海の太平洋上に移動していた。素人が見ても分かる位に随伴艦二隻も含めて損傷しており
始めてみた時の威容は無くなっている様に見える事だろう。だが幸いにも内部施設は復旧済みで使用出来、七月の要望は叶える事に問題は無さそうだ。

アレサを連れた七月を迎え入れたツインバンシー級の機械化歩兵用ハンガー内では既に受け入れ準備が整っており
機械化歩兵用の医療施設の使用許可も下りており、ストライカーユニット系メカニクス(技術者)や医療チームも待機している徹底ぶり
例の博士から「七月の指示に従い最大限支援せよ」と命令されているらしく之だけのバックアップ体制が整っていれば七月もやりたい事が出来るだろう。

吹雪とステラが到着する頃着艦したハンガー内には機械化歩兵やメカニクス以外に恐らく初めて見るであろう「普通の人間」らしき人物が立っている。
白衣姿の如何にも研究者と言った風貌の男は二人に近づくと気軽に話しかけてきた。

博士
「やぁ吹雪さん03…ステラの面倒を見てくれて有難う。私がステラや機械化歩兵部隊の技術顧問兼開発者のスカリエッティだ。皆大抵博士と呼ぶ」
「七月さんは先に来ているよ。安心して欲しい之でもこう言った分野に関しては自信があってね…アレサさんだったかな?彼女も助けられるさ」

スカリエッティと名乗った博士はどうやら通信を送ってきた「博士」の様だ。吹雪や七月に対しても紳士的かつ真摯に応対してくれる。
最もそれは彼の研究心を満たす為でもあるのだが…現状は受ける恩恵の方が大きいし害は無いので問題にはならないだろう
博士はステラとも短い会話を交わし、吹雪には七月の元へ赴くなら案内すると提案してきた。ストライカーユニットや艦装の補給や整備も
受け持ってくれるらしい。紛争で被害を出したと言ってもどうやらこの機械化歩兵を受け持つ分野は別枠扱いの様だ

スカリエッティ博士
「当初の契約と私自身の研究の為にも君達に協力は惜しまない。ただここもそろそろ危うくなってきた。もしかしたら今後は別の場所を
拠点として使った方が良いかもしれない。いくつか候補を挙げておくから移動する場合は私かステラに言ってくれたまえ」

レイレナード社は兎も角南米紛争事態は吹雪と七月には殆ど関係無い事だ。それに巻き込まれてしまうのは確かに問題だ
だが既に別の拠点候補を見繕っていてくれているらしい。アレサの治療等が終わったら移動するのも手かもしれない。

>>吹雪 七月他

(時間等は御気になさらずそれから要望がありましたら成るべくお答えするので遠慮なくどうぞ)

6ヶ月前 No.396

”追撃” @izuma☆VNvX9naPtFo ★XdmdoCx531_Tik

【地球/南米近海太平洋上/UA-47C(UCAV)×45、UA-47D(UCAV)×?、巡航ミサイル×36、大型巡航ミサイル(HRGM-01HRGMM、HRIM-046HERMM)×6】【ちょっとした迎撃ミッションをば】

????「アルファ及びブラボー、チャーリー各CMG(巡航ミサイル群)及び無人攻撃群、目標敵旗艦及び随伴艦艇の位置を捕捉。予定通り90秒後に同目標艦隊の推定警戒範囲へ突入開始」

オペレーターの澱みの無い経過報告、薄暗闇の中で浮かびあがる複数の大画面CCDディスプレイと中央のホログラフィック形式の大型戦術表示がデスク上に抽象化された多数の青色のブリップ群、――はその大多数が其々無人戦闘攻撃機(UCAV)と発展型トマホーク巡航ミサイルである事を示す表示が付随しているが、その中に一際大型の飛翔体も複数混ざっている事も確認出来る。時間差で複数の海域に展開中のBB(戦艦)を中心としたSAG(Surface Action Group※水上戦闘群)から射出された波状攻撃の第二波が一時戦線を離脱したツインバンシー級を中心としたセレーネ機動部隊残余をターゲットとして太平洋上に接近しつつあった。

AFTA本国海軍(米海軍)の各機動部隊は南米に於ける反攻作戦発動に備えその大半を振り向けた状態ながら、厄介な事にそれらに関してはあくまで(現在稼働中)の常設部隊であり、本格的な戦時体制へ移行しつつある現状では時間と共に注文し過ぎた出前料理宜しく兵力の増強が行われていくだろう。恐ろしい事に“別働”で同規模の戦力を差し向ける事もやろうと思えばさほど時間を掛けずに行える。



 ̄ ̄ ̄

巡航ミサイルの一群は更に複数のグループに分かれて低空と高高度へと突入軌道を再設定、同時に護衛兼対艦攻撃任務を帯びたUCAV群は不規則にそれらのミサイル群に紛れ込み、来るであろう迎撃に備える。

セレーネ側からしてみれば第一波攻撃の大雑把で数にモノを言わせた様な無節操さからは想像も出来ない程小規模で拍子抜けするかもしれないが―これらの弾頭には第一波とは異なり数が少ない分、通常弾頭では無く少々特殊な仕様に換装された(スペシャル)なモノも含まれている。その証拠に第一波攻撃には存在しなかった大型の艦載型巡航ミサイルも複数含まれている。

そして、この攻撃その物は実は本来の正規作戦計画内に存在していた物とは異なり、(とある人物)の要請により行われた物であった。


≫ツインバンシー級汎用戦斗空母及び随伴艦艇。(吹雪 七月)

6ヶ月前 No.397

セレーネ @sierra09 ★5aJ5lBLy87_kqq

【地球/南米近海太平洋上/旧司令部ツインバンシー級汎用戦斗空母/奪還軍】

- ツインバンシー級ブリッジ-
セレーネ通信兵
「ヒュペリオンより警告。新たに表れた敵水上艦隊より多数の巡航ミサイル発射を確認。また之に随伴して敵機も多数飛来」
セレーネ上級士官
「全防空システムオンライン。ダミーバルーンを展開しミノフスキー粒子戦闘濃度散布。ヒュペリオンにSOLの使用許可を申請」
セレーネ通信兵2
「DEADシステム連動開始。ショック音弾内蔵の空中機雷射出」
スカリエッティ博士
「<<艦長レプリカウィッチを野戦重武装形態で出撃させ迎撃に当てよう>>」

当然ながらツインバンシー級空母のブリッジは慌ただしくなっていた。応急修理を終えたとはいえ傷が完全に癒えた訳では無く更に
随伴艦も既に二隻しか残っておらずしかもどちらも満身創痍だ。艦載機もレプリカウィッチ部隊を除けば殆ど残っていない。
しかし一度同じ手で徹底的に痛めつけられた為、既に対抗策は講じある。艦長等は手早く指示を飛ばし艦隊周辺にダミーバルーンが多数展開。
レーダー上では一気に数が増えた様に見え、更にミノフスキー粒子も戦闘濃度で散布される。之こそ超長距離攻撃が衰退した「第一の要因」だ。
電磁波を減衰させレーダーそして電子機器の性能を著しく低下させる。之によって電波を用いた誘導方式の大半は意味を無くし
それだけでなく通過した際付着したミノフスキー粒子の干渉によって電子機器の性能が低下し、精密機械としての機能を果たせなくなる。
赤外線探知や光学認識に関してもミノフスキー粒子の濃度が高ければ之により影響を受け正常に動作しない可能性があり確実性は無い。
ドローン兵器も之によって性能低下を引き起こす事は免れないだろう。

セレーネ通信兵
「使用許可が下りました。本艦のTLS(極超長波レーザーとシューマン共鳴の干渉によってあらゆる目標を検知する新型衛星監視システム。
場合によってはミノフスキー干渉さえ突破することも可能)と重力センサーにより飛翔体を捕捉。SOLによる迎撃開始」

そしてもう一つはラウル・メネンデスが引き起こしたロサンゼルスドローン襲撃事件によって結成された国際組織
ウィンズロー・アコードによって開発された指向性防空エネルギー兵器群D.E.A.D.システム。
衛星軌道上に浮かぶ軍事衛星(セレーネが使ったSOLは発電衛星の改造品だが)と地上の防空兵器が連動
従来の迎撃ミサイル等とは違いエネルギー兵器を照射する事で"点"でなく"面"で防ぐ為遥かに迎撃効率が良く核戦争による最終戦争を未然に防いだ
「平和維持の兵器」とも呼ばれDEADシステムの登場で長距離誘導飛翔体のみならず航空戦力もまたその価値を低下させた。

それは正に"神の力"とも呼べる光景だった。接近する巡航ミサイル群に向けて空から眩い光が降り注ぎ光の柱が形成される。
発電衛星を改造した衛星ビーム砲と言えど出力はそれなりにあり、またSOL事態複数ある為(南米戦線に支障が出ない程度の数三基程が回された)
更に広範囲に渡って桁違いの熱量と電磁パルスが広がり巡航ミサイル群を包み込んでいく。そしてこれらを回避出来たとしてもツインバンシー級を含め
合計三隻の艦艇からの凄まじい砲撃が飛来。特に損傷していると言えど護衛役を担う二隻のムーンベセル級汎用機動戦艦の主砲
重力波衝撃砲の威力は健在である。ミノフスキー粒子により性能低下した状態でこれ等熾烈な砲撃を掻い潜ったとしても次に待っているのは
空中機雷群だ。之は単なる機雷で無く範囲内の火薬を固有振動によって誘爆させるショック音弾と呼ばれる兵器であり、範囲内に飛び込めば
ミサイルやロケットの炸薬は誘爆させられてしまう。しかもそれを見越してセレーネ側はダミーバルーンの周辺に空中機雷を敷設していた。

ダミーバルーンは元々CG補正がかかるMS光学カメラ用のデコイだが、セレーネ製はそれにホログラムによって更に高い画像識別欺瞞効果を持ち
ミノフスキー粒子による妨害を最も受けにくい画像識別式誘導に対してのデコイとして活用しており、慣性誘導に対しても
バルーンの展開と共に艦隊を移動させ「元居た位置とすり替える」事によって更にデコイとしての機能を高めていた。
そして艦隊に近づけば強烈なECMやジャマーの影響下に入り、ただでさえ苦しい状況の巡航ミサイル群や無人攻撃機に追い打ちをかける。

最終防衛線には野戦用重武装のレプリカウィッチ一個中隊が配備され更に艦の近接防御兵装も稼働している為
「運よく突破出来た」巡航ミサイルや無人攻撃機に対して一発たりとも漏らさぬ熾烈な弾幕が形成された。

- ツインバンシー級レプリカウィッチハンガー -
スカリエッティ博士
「やはり攻撃を仕掛けて来たか。予定通りお客さん達には移動して貰った方が良さそうだな…撤収準備を急ぎたまえ!」

熾烈な迎撃戦が展開され艦内に衝撃が響く中スカリエッティ博士は部下達に撤収準備を指示していた。無論吹雪や七月達「お客様」も含めてだ。
もはや殆ど価値の無い敗残艦隊であるこのツインバンシー級等に之だけのリソースが割かれているのは、ひとえに数少ない同盟者達の保護
そしてスカリエッティ博士及び運用中のレプリカウィッチを無事連れ帰る事を優先している為である。

>> 巡航ミサイル及びUCAV群 吹雪 七月

6ヶ月前 No.398

セレーネ @sierra09 ★6iTM2Pmb53_Qi5

【地球/南米/ジャブロー及び南米各戦線/奪還軍・スペシャルズ】

- 地球衛星軌道上 -

セレーネ上級士官
「之より我が艦隊は地球の南米地区に降下する。目標はジャブロー第一次聖地奪還軍の支配区域だ。降下後部隊を展開し残存部隊を回収後帰投する」
セレーネ士官
「しかし既にAFTA軍によって猛攻撃が加えられており第一次聖地奪還軍残存部隊の回収は困難が予想される。その為回収作業中の防衛は勿論反撃に転ずる必要もあるだろう」
セレーネ上級士官
「その為我々第二艦隊が降下後ジャブローエリアに防空システムを起動させる。クルーは勿論の事地上並びに航空隊は高度制限に留意せよ」

この日ついにジャブローに降下した第一次聖地奪還軍の撤退支援の為、セレーネ第二艦隊が地球(正確には南米)に降下を開始した。
ツインバンシー級空母二隻、ムーンベセル級機動戦艦四隻、トランファルガー級巡洋艦6隻を中心に多数の駆逐艦、輸送艦の補助艦艇からなる第一次聖地奪還軍とは比べ物にならない本格的な物だ。
AFTA軍海兵隊がジャブロー東部から海軍の支援の元上陸作戦を行い、陸軍が北部から侵攻している為主に北と東に防衛線を構築する予定だ。勿論第一陣と合流する事を第一とする。
無論この艦隊降下にはAFTA軍の迎撃が予想されるが、たとえ損害を出しても強行突破で強引にジャブローに布陣する予定である。宇宙にはトワサンガ軍のドレッド艦隊並びにその支援部隊がおり
AFTA宇宙軍がたとえ迎撃に出ても戦力的には上回るだろうと判断された。またAFTA宇宙軍の軌道降下作戦には当初の予定通りドレッド艦隊をぶつける計画だ。
之に合わせ戦術戦斗機及び戦術攻撃機一個航空団も別途地球へ降下する。第二艦隊の艦載機と連携して制空権を確保し迫りくるであろうAFTA空軍の迎撃、そして支援砲撃を続けるAFTA海軍に差し向けられる。

また第二艦隊降下をスムーズに行うべくセレーネ防衛軍から抽出されたニュートロン・スタンピード装備の特殊艦艇と衛星ビーム砲SOLがAFTA海軍及び陸上の巡航ミサイルランチャーへけん制攻撃を開始。
単なる衛星ビーム砲撃というだけに留まらず、先述の通りニュートロン・スタンピードは強制的に核分裂を起こし核兵器並びに原子炉を暴走させる為、原子力駆動の多い空母や潜水艦にとって脅威に他ならない。

同時にAFTA宇宙軍並びに宇宙に存在するAFTAの衛星に対して多数の隕石が飛来し始める。セレーネ共和国本土のマス・ドライバーを含む各種兵器による遠距離攻撃だ。
何せセレーネ側からしたらその辺にそれこそ無数に存在する大小の隕石(月本土から掘り出してもいい)を磁力あるいはビーム砲等で加速をつけ目標に向けて「投げる」だけでいい。
現状宇宙での使用のみに留まり、隕石が地球に降り注いでこないのは幸いと言えるだろう。最も戦略兵器及び地球環境破壊をヒュペリオンは禁止している為戦況がどうなろうと
これ以上の攻撃は無いのだが…巡航ミサイル攻撃の報復と思われるこの「隕石落とし」がテレストリアル(地球人)に与える心理的影響は計り知れないだろう。
一年戦争や第一次・第二次ネオジオン紛争等それこそ幾度も隕石落としの被害を蒙っているのだから。最も北米大陸はウィンズロー・アコード加盟国でありDEADシステムが存在する。
その為ある程度は安心出来るが問題は南米だ。南米は非加盟国なのでDEADシステムは存在せず最も防空能力のある基地は現在セレーネ側の手中にある。故にその不安は計り知れない。

- ジャブローセレーネ軍掌握エリア司令部 -

セレーネメカニスト
「司令官防空システム網が完成しました。旧式です故リアクターに若干の不安が残りますが」
セレーネ通信兵
「通信網確立!現在降下した第二艦隊はストリブリング級汎用輸送艦から兵力を展開中。更に宇宙と海上にて戦闘が始まりました」
セレーネ上級士官
「<エクスキャリバー><カラディーン><クレメント>起動開始。全防空システムを地上へ」

セレーネ軍リコンカスターズ第二艦隊が降下しジャブローの残存部隊と合流を開始し始めた頃、ジャブロー側にいる残存部隊にも動きがあった。先の巡航ミサイル群によってジャングルの中
荒れ地と化した周囲の地面が突如割れ始め中から巨大な建造物が出現し始める。高さ1kmもあろうかと言う巨大な塔が三つも。更にその周囲を囲む様に小型の物も生えてきた。
確かにジャブローにはついにジオン公国すら攻略出来なかった防空設備があり、その中には旧世紀の「高射砲塔」を思わせる高出力ビーム砲塔が存在したが、高さが1kmもある物等は記録にない。
恐らく既存のビーム砲塔を突貫工事で改造したものだろうが之ほどの短期間で、これほど巨大な物を作り上げてしまう辺り流石はテクノロジー至上主義国家セレーネといった所か。

そして之は存在を確認したあらゆる勢力が想像する通りの物だった。高き塔は光り輝くと先端から凄まじい出力の蒼きプラズマレーザーを放ち、ジャブローに向け飛来するあらゆる飛翔物体を瞬時に灰に帰した。
超高層レーザー兵器。ドイツ・ベルカ公国で開発された物をセレーネ共和国が独自改良を加えた物と推測される。それ故新兵器ながらある程度性能を把握出来るだろう。
だがこの「三本の剣」には四本ずつ随伴のビーム高射砲塔が存在し、他にも各種防空兵器が地上に展開されている。大火力によって一掃される危険性が無くなったと判断したのだろう
地下の残存兵力を挙げてDEADシステム…すなわち防空システムの完成を優先させたという訳だ。

更に太平洋側からはキャリアーと呼ばれるフロート艦(空中戦艦程高い性能は無く利便性の高い色のついた輸送機程度の物)そしてタンカー改造型らしき小型空母二隻と水上輸送艦で構成される
スペシャルズ部隊も到達した。既に「選ばれし者」を送られたSAFなら分かるだろうがスペシャルズはセレーネであってセレーネでない精鋭部隊であり数は少なくとも油断は出来ない。

セレーネ共和国は「攻勢に見せかけた撤退戦」を行う事を基本方針としていた。確かに之だけの物を見せつけられれば誰しも撤退する等と考えないだろう

>南米戦線ALL

6ヶ月前 No.399

”追撃” /AFTAフォース・リーコン @izuma☆VNvX9naPtFo ★XdmdoCx531_Tik

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6ヶ月前 No.400

深海組 @firstmoon☆Iqtd6N0SMOw ★iPhone=25Q2sdcr0r

【返信をお待たせして大変申し訳ないです。レスを分けて返します】


【地球/ユーラシア大陸/欧州戦線/虹の霧※エイプスコンサート/空母ヲ級、????→戦艦レ級】


空母ヲ級「ーーソウ、ダネ。……ソレデモ、今ハ思イ出セタ。アノ夏ノ海デ出会ッタノハ、嘘ジャナイ」


向けられた照準は下げられた。このまま再会の喜びを分かち合いたいが、艦娘と深海棲艦という立場の違いがソレを阻む。

しかし、それでもとヲ級は一歩踏み出す。


ヲ級「ーーウン、アノ時ノ私モ、今ノ私モ同ジ……貴方ノ知ッテル、ヲ級ダヨ、シャル。夏ハ終ワッテシマッタケレド、貴方モ、私モ、アノ時モ変ワラナイヨ」

涙に濡れた瞳を隠さず、微笑み返しながら真っ直ぐな想いを言葉を紡ぐ。



ヲ級「アレ、今ノ悲鳴ーーヲッ!?」


いきなり聞こえた短い悲鳴、そして何かが沈むあぶくの音に振り向く。ゲダツが居なくなった事に気付いて見回すと、同胞である潜水艦ーー潜水ヨ級と呼称される個体が居た。シャルンホルストが彼女へと砲を向ける。

ヲ級「………」

砲を向けたシャルンホルストとヨ級の間に立つ形で、両者の動きを見守る。


ヲ級「待ッテ、シャル……アノ子、負ノ感情ガ薄イ。
ーーワカッタ、ソノ人ノ事、オ願イ」


シャルンホルストに、ヨ級が深海棲艦特有の強い負の感情に囚われてない事を伝える。

意外にも流暢な口調で弁解するヨ級を見て、意思疎通が出来ると判断した。魔女の唄と口にした事から、現状について知っているようだ。

ヲ級「ウン、行コウ。シャル。彼女、魔女ノ唄ト言ッテイタ。キット、何カ知ッテイル」




????→戦艦レ級「ーーン、誰カ来タミタイダ。丁度、退屈シテタンダ」


一方その頃、船の墓場でイシガニと戯れていた人影が来客に気付いて笑みを浮かべる。その姿は深海棲艦の特徴である白い肌に青い瞳、フード付きのコートを羽織り、首にアフガンストールを巻いた少女ーー戦艦レ級と呼称される個体である。

シャルンホルスト達が来るより以前に、彼女は此処へと迷い込んでいたのだ。所謂、迷子の先輩ということになる。つまるところ、彼女も魔女の唄に誘われたのだ。

>シャルンホルスト、潜水ヨ級 >>358

5ヶ月前 No.401

PEUドイツ/ベルカ連邦海軍所属W.F @izuma☆VNvX9naPtFo ★XdmdoCx531_vqN

【地球/ユーラシア大陸/欧州戦線/虹の霧※エイプスコンサート/シャルンホルスト(艤装顕現)、ゲダツ(気絶→最覚醒)、潜水ヨ級、????】【尚、某スレに於けるヲっさん(とレ級)とシャルの関係や経験もひょっとしたらリンクしてくるかもです。】

穏やかな水面と優しい日差し、…“此処ではない何処か(世界)で”嘗て出会い、砲火を交える事無く交わした言葉――それが夢幻でも、嘘でも無い事は確かに理解していた。それが(有り得ない)事であったとしても。

“変わらない”と優しい笑顔で話す彼女(ヲ級)の言葉と…その姿。

忘れ去られた筈の自身の中の億劫な(記憶)、所々ノイズ混じりのソレがまるでタールの様な暗闇から着実に腕をのばしているかのようにはっきりとした形を再び形成して行く。


シャルンホルスト「――私は」


言い掛けて、しかしそのまま口の中から飛び出してくれない(言葉)――ソレが何なのかは理解出来ている筈なのに。己と彼女(ヲ級)と彼(ゲダツ)…それから――まだ思い出せない。鳴りを潜めていたノイズが再び強くなって……

――――

――



潜水ヨ級「フゥ…話ガ分カル(艦娘)ト同胞(ヲ級)デ助カッタ。―――コノトコロノ(マケイクサ)続キデミナ気ガ立ッテルカラネ。」

“深海棲艦”に理性ありきか否か…無論その大多数はヲ級が言う様に(存在)としての段階で(負の感情)そのままに人類やそれに属するモノへと本能的な敵愾心を掻き立たせるものだが――ここ最近の従来からは考えられない様な人類側(つまりセレーネ共和国の参戦と、それに伴う各戦線に於ける大攻勢)の反攻により劣勢に立たされつつある状況でよりエスカレートしつつある。そんな中で“深海棲艦”側の少数の(異端)…いつの間にか明確な個性が芽生えた者、終わらない憎悪の連鎖に疲弊した者、何かしらの出来事が切っ掛けで戦いを放棄した者――理由は様々ながらとにかく積極的な戦闘をやめた少数派の“深海棲艦”の集団。の立ち位置はより悪化しつつあった。

その大概の者達は皆、圧倒的多数である(主戦派)により疎外されるか裏切り者や異分子として粛清という形で同胞の手で撃沈される…一部では大規模な“深海棲艦”同士の戦闘にまで発展した例すらあるらしい。

そして何を隠そうこのヨ級もまた、そういった(少数派)の“深海棲艦”の一隻。

シャルンホルスト「思っていたより理性的だな。要は敗残兵の集まりと言ったところか。」

潜水ヨ級「否定ハシナイ“敗残兵”トハ聞コエハ悪イケレド…良ク言エバ誰カヲ沈メズニ済ム。」

霧の立ち込める静かな波一つ立たない(霧の海)をそんな会話をしながら進んで行く面子、…その中でもヨ級に曳航されている白目を剥いたままの変な髪形の大男は割りとこの場の雰囲気的に浮きまくってるとも言える(プカプカ海面に浮遊してるだけに)

潜水ヨ級「アンタモ、戦イガイヤニナッタノカイ?――熟練ノ航空戦力ハドコノ海域ノ艦隊デモ重宝サレルト思ウカラ居場所ニハ困ラナイト思ウケレド。」

不意にそんな問いかけを、ヨ級は彼女(ヲ級)にする。

彼女(ヨ級)の見立てからかなりの戦火をくぐって来たと見える歴戦の空母ヲ級(少なくともelite以上)がこんな処に居る事を不思議に思ったらしい。

――



そんな話をしながらひたすら霧の海を進んで行くと――ようやくまっ平らな水平線以外のモノが見えてくる。最初に見えたのは古い100000tクラスの大型多用途タンカーの船影、…其処からまるでこの世の船の墓場とも言わんばかりの有様で…優に千を超える数の時代を問わない様々な艦船が密集して浮き沈みし、それらが堆積した水上構造物めいた物になっている。――まるでスクラップ置き場の如く、そんな風景が気の遠くなるような広さで続き…唐突に何やら無数の白い丸石で構成された砂地がその向こう側に広がっている。

シャルンホルスト「…Friedhof des Schiffes(船の墓場)?」

潜水ヨ級「ソノ通リ――アタシタチ“深海棲艦”モコノ景色ニハ何時モゾットサセラレル。…不思議ト落チ着クケドネ。」



ゲダツ「隙在り!ふっ愚か者共め!いつまでもこのおれが気絶している訳が無かろう!――ふん!」

ボシュウウウウウ!

別段誰も気にはしていなかっただろうが、本人(ゲダツ)的には不意をついたつもりだったらしい。引っ掛ける形でヨ級に曳航されている状態をするりと抜け出し、カチリと音を立ててその足(正確には靴に仕込んでいるジェットダイアル)から噴風を吹かして、宙高く飛んだのはいいが…

ゲダツ「…うっかり!しまった角度が深過ぎただと!?があああああああああああああ」

潜水ヨ級「ア…アブナイ!ソッチハカニ地獄」

シャルンホルスト「相変わらず良くわからない男だな。」

何処か情けない悲鳴を残して、一行に先んじる形で蜘蛛頭の大男は不可思議な白い丸石(イシガニ)で構成された真っ白な砂地…もっと言えば其処に一足先にやって来ていて暇を持て余していた先行者(戦艦レ級)の頭上へと落っこちる形になった。

ゲダツ「ぬおっ!何で貴様(レ級)が此処に!?」

―――――



その一方、船の墓場からそんな一部始終を望遠鏡で眺める一つの人影…


????「あの(ババア)め、まーた妙な連中を連れ込んだもんだな。」


≫空母ヲ級。戦艦レ級

5ヶ月前 No.402

セレーネ @sierra09 ★5aJ5lBLy87_kqq

【地球/南米近海太平洋上/旧司令部ツインバンシー級汎用戦斗空母/奪還軍】

セレーネオペレーター
「迎撃した巡航ミサイルに対消滅反応。新型反応弾(純粋水爆型等の反応弾に幾つか種類が存在し、反物質弾の反応弾をセレーネは新型と定義している)
と思われます。防御網を抜けたミサイル二発及び無人攻撃機数機が飛来」

セレーネ上級士官
「近接対空防御システムで応戦。フォールド通信でゆりかごに連絡はついたか?」

セレーネ通信兵
「ハッ現在向こうはFT準備中との事です」

セレーネ上級士官
「そう長くは持たないぞ博士達には第一波攻撃が収まり次第直ぐに移る様伝えろ」

此処まで接近されると当然ながら衛星ビーム砲は使えない。艦砲射撃も同様だその為ムーンベセル級戦艦の対空パルスレーザータレットと
ツインバンシー級のトゥルム38対空防御システム(30mmガトリングや105mmショットガンに即時換装可能なMGS)によって迎撃するしかない。
無論その前にはデルタセイバーを着用したレプリカウィッチ部隊が立ちふさがり、猛烈な攻撃を仕掛けてくるUCAVに対して
携行したガウスアサルト(チェーンソウが付いたランサーモデルは実用性が無いと通常の物に変更された)とプリントアウトされたばかりの
マーズセットデフ主力装備である歩兵用携行型光学兵器ヴォルクアサルトライフルを二丁持ち弾幕を形成する。
ヴォルクアサルトライフルはカラシニコフ突撃銃の如き古めかしいクラシックな外見をしているが、帯電させたエーテルの弾丸を連続発射する
対マシーン・シールドウェポンであり、この場合UCAVや巡航ミサイルには特攻武器となるだろう。敵機の放つレーザーの迎撃にもヴォルクが用いられる。

レプリカウィッチ
「空間機雷射出」

レプリカウィッチ2
「スプレッダー発射」

腕部に携行した射撃武器以外では肩部などに装備された空間機雷とスプレッダーがあり、空間機雷は文字通り無数の非常に小さな機雷が発射され
それが一定時間立つと風船の如く大きく膨らむ。元々は高機動性を誇る空中機動兵器に対しその機動性を封じる為に開発された兵器であり
直接の攻撃力は低いが、「面の防御」と言う現状を考えれば最適な武装の一つと言えよう。スプレッダーはSマインやケイオス爆雷と同じFSS(自己鍛造弾)で
射出後上空から無数の散弾を叩き付ける。いわばレプリカウィッチによるトロフィーシステムの様な物だろう。
だがこうした決死の抵抗でも何発か抜けて行ってしまうだろう。原因は度重なる戦闘による艦隊の損傷だ。

- ムーンベセル級戦艦ブリッジ -

セレーネ兵
「第五ブロックのパルスレーザーが稼働停止。迎撃効率がさらに低下」

セレーネオペレーター
「フィールドシステムにトラブル発生。反応炉出力低下中」

防空システムやフィールドがトラブルが続出し完全な防御とならない。特に反応弾の近距離爆発の余波を受けたムーンベセル級戦艦はフィールド機能すら
まともに動かず更に戦闘でかかる負荷によって艦の制御すらおぼつかなくなっていた。そうしたマイナス補正によって迎撃しきれないUCAVが特攻する形で
突っ込み放った対艦ミサイルが、ツインバンシー級空母に命中して大爆発を起こす。

- ツインバンシー級ブリッジ -

セレーネオペレーター
「右翼反重力ユニットウィング部破損。艦の制御が不安定に」

セレーネ操舵手
「これ以上の飛行は不可能です。着水します」

セレーネ上級士官
「クッ総員衝撃に備えろ!」

ツインバンシー級空母の丁度右翼となるウィングが対艦ミサイルによる攻撃を受け大破。そのままもげ落ちる様に残骸が海に落下しいき艦自体もまた
姿勢制御がしきれず徐々の高度を下げついには巨大な水柱を上げて着水(墜落)した。ただ未だ艦体は保っており完全に機能停止した訳では無い様だ。
だがそれにトドメの一撃を加えるべく残った多弾頭誘導弾のマイクロミサイル等が接近していく。がその時誰もが予想しえない事が起きた。
何と損傷したムーンベセル級二番艦が着水したツインバンシー級空母に覆いかぶさる様にして、残った全弾を引き受けた。
之にはマイクロミサイルだけでなくUCAV本体や対艦ミサイル等も含まれていただろう。それ等を自らを盾にして防ぐまさににおうだち。
当然ながらボロボロの状態でやった為、マルチフィールドアンテナが折れ、艦体から幾つも出火し小さな爆発を起こしてムーンベセル級戦艦が沈んでいく。

セレーネオペレーター
「二番艦が盾に…敵の攻撃は恐らく之で終了したと思われます。我が艦の被害も甚大で修理には相当の時間を要するかと」

セレーネ通信手
「艦長スペシャルズ航空隊から連絡。此方の救援用のキャリアーとエアリオン部隊を急行させるとの事です」

セレーネ上級士官
「次に攻撃を受けたら撃沈確実だ。救援を急がせろ」

- ツインバンシー級空母レプリカウィッチハンガー -

スカリエッティ博士
「何とかしのいだ様だな。よしゆりかごが来たら直ぐに転移するぞ君達(吹雪・七月)も付いて来てくれ。すまないがこの艦はもう持たない。
お客さんと貴重なデータを海の藻屑にするわけにはいかないのでね」

残存するレプリカウィッチ達も帰投し、吹雪達の元に居るスカリエッティ博士は彼女達お客様を連れてどこかへ行くつもりの様だ。
確かに現状を鑑みればすぐに移動した方が良いだろう。幸い飛行等せずともFT(ワープ)でそちらに瞬時に移れるらしい。
この"現象"はAFTA側も即座に察知するだろう。何せ太平洋上に超巨大物体のデフォールド反応が現れるのだから。つまり何かとてつもなく
大きな物体が転移してくるのだ。

>> 迎撃ミッション 吹雪・七月 他

(箸休めしていましたが、次の艦に移って貰った方が良いかなと思い少し話を進めさせて頂きました)

5ヶ月前 No.403

セレーネ @sierra09 ★2SRBEIPciD_Lru

【地球/南米/ジャブロー及び南米各戦線/奪還軍・スペシャルズ】

- アプリコーン級キャリアー艦橋 -

???
「温いわね…」

南米戦線へセレーネリコンカスターズの増援としてやってきた特務教導団「スペシャルズ」その現地司令部といえる大型キャリアーの艦橋の椅子に座った女性が呟く。
実用一点張りかつ機械的なセレーネ本国と違い、きらびやかな装飾が施された軍服はルネッサンス期をまたはかつてのOZを彷彿とさせる。その中でも特に目立つ軍服を纏い
そして何よりその衣装に負けぬ漆黒の黒髪を靡かせた美しい女性。明らかに他のスペシャルズ兵士達とは違う彼女は、これまた豪華な調度品のティーカップを置いて言葉を続けた

???
「この紅茶もそうだけど本隊(リコンカスターズ)のやり方もよ。幾ら勝つ事が目的で無いといっても非効率的すぎるわSAF残党の始末に一体いくら時間をかけているのか」

???2
「お言葉ですが閣下SAF海兵隊はAFTAが本格的に始動した事で正式に"AFTA軍"に代わり、失った戦力もある程度取り戻しています。それに地の利は敵にあり密林に潜むゲリラ部隊を掃討するには…」

横に立つ恐らく副官と思われる小柄な女性兵士が答える。彼女の言うことはある意味至極もっともな事だったが黒髪の女性はルビーの如き輝きを放つ目を細め、ふっくらとした唇を尖らせる。

???
「些末な問題よ。その意思があればすぐに片付くわ」

???
「ま.待ってください戦術兵器を使うおつもりですか?!幾ら我らスペリャルズが独立権限を持つとはいえ最高司令官ヒュペリオンの決定に背くのは…」

???
「そんな無粋なものを使わないわよ。それに敵はもう反応弾を投入してきている。現に本隊だってバルムンク対艦ミサイルの換装をしているでしょう?…準備は?」

ちなみにバルムンク対艦ミサイルはセレーネにおいて標準的な対艦ミサイルであるが本来は核融合弾である。当初これに制限をかけていたが現在はAFTAの反応弾使用を受け制限が解除された。
そして黒髪の女性は副官でなくモニターに目をやるとKMFのコックピットが映し出される。

スペシャルズ兵
「<<ハ閣下!準備は完了しております!御命令とあれば何時でも>>」

???
「やりなさい」

短くそして確固たる意志を持って命ずるとKMFのパイロット達は敬礼で答えた。彼らが駆る現代の騎馬。KMFグロースターLSは予め指定されたジャブローの各地及び"上流"にECS等を用いて隠匿し待機していた
MVSを抜刀し構えたのち、可変攻勢盾に接続しグレートソード形態にすると、指定された地点にそれを突き刺し、マイクロ波誘導加熱ハイブリッドシステムを起動する。
一気に過熱された水流は文字通り"爆発"しジャブローの上部だけでなく内部構造を粉砕していく。"これ"に気付いた当初は誰もが地震だと思うだろう。何せ突如身動きが取れぬぐらい地面が揺れ動いたのだから。
だが次の瞬間突如地面が割れ、砕かれ、熱せられた水流が地下から噴出していく。マイクロ波誘導加熱ハイブリッドシステムと連動したリサイクラーの起動によってジャブローの地下構造物を完全に破壊したのだ。
地下空洞が破壊されたら?無論地上もただではすまない"地盤"を失ったのだから上にあるものはただ落ちるしかないのだ。それはまさに荒れ狂う大蛇がのたくりまわり
全てを飲み干していく様なまさに地獄の光景だった。残存する旧SAF海兵隊の展開するジャブローの一区画が丸ごと崩壊し、歩兵も車両も機動兵器も、敵も味方も全てが土石流に飲み込まれていく。
後に残ったのはまるでクッキーシェイクの様に全てがかき混ぜられた土砂だけだった。かつてそこに何があったのかを、誰が居たのかを思い浮かべるのすら難しくなるほど。

SAFパイロット
「<<エドワード隊長!み.味方が…」
エドワード・ハレルソン
「<<ここまでやるのかよ…ハッ!全機散会しろ!撤退だ!敵機が来るぞ>>」

わずかなそして幸運な生き残りであるMS部隊のエドワード・ハレルソン大尉等はこの惨状に言葉もなかった。だが嘆いている暇などない。エクスキャリバーの出現によって現状南米の制空権はセレーネ側にある。
わずかな生き残りも逃すまいとスペシャルズのEOT機エアリオンとアストライアー攻撃機が爆装して飛来し、焼夷榴散弾を中心とした爆弾を次々と投下。水攻めの次は火攻め。運よく生き残った部隊も
熾烈な爆撃の前に灰と消えていく。そして更に航空隊が帰投するとアトラス・コーポレーション製ハヴォックやPAC(アジア連合)のネコマタ等をベースとしたホバータンク部隊が次々と空から投下されていく。
そしてAPC型ハヴォックの中からはスペクターや一回り大きい人型戦闘ロボットバトルフレーム、ラプター無人二足歩行兵器等の無人兵器群を次々と展開していく。
無論空には上空警戒及び索敵等を兼ねた偵察ドローンや攻撃ドローンも随伴する完全無人機械化部隊。許容も慈悲もない鉄の軍勢はまるで「まだまだ生き残りは居るはずだ」とばかりに捜索を行い
そして発見したSAF側の生存者を"掃除"していく。ただ一言そう黒髪の女が放った命令一つで大勢という言葉ではきかない程の惨状が生まれ、南米の密林の一角が地獄に変貌した。

無論単にジャブローの一区画を爆破陥没させただけとはいかない。これに連動した所謂"地形攻撃"はSAF潜伏部隊が居ると思われる地点に連動して行われた。そしてその"余波"は当然市街地にも及ぶ。
皮肉にもかつて米軍の侵攻を阻止する為、南米軍が行ったダム決壊作戦と同じ様なことが自分達にも降りかかったのだ。濁った濁流で満たされた"川"になり果てた市街地には
SAF海兵隊掃討部隊同様に航空部隊の支援のもとホバータンクを中心に構成されるセレーネ新生無人兵器部隊が投入され、市街地でAFTA軍到着まで徹底抗戦を決めたSAF残存部隊並びにレジスタンスを
マシーンが容赦なく駆り立てていく。人間は人間に対して幾らでも残酷になれる。この光景を目にした人間は軍民問わず皆そう思い知らされるだろう。

セレーネ側のDEADシステム構築後大きく飛行制限をかけられている為、スペシャルズ及びリコンカスターズは即座に次の手を打った。すなわち洋上に展開するAFTA海軍艦隊への総攻撃である。
同時に空中に展開するリコンカスターズ艦隊からも熾烈な砲撃が始まり、「空と海」の艦隊決戦という異例の戦闘が始まった。
"地ならし"が終わり地上の目立った脅威が無い今セレーネ空中艦隊はエクスキャリバーの庇護のもと活発に活動し、AFTA海軍だけでなく陸軍が集結するベネズエラにも攻撃を始める。
特にセレーネ航空隊は「ミノフスキー粒子下での有視界戦闘」を逆手に、AFTA艦隊へ"水中"から接近しギリギリまで近づき浮上、バルムンク対艦ミサイルを主軸とした攻撃「トビウオ戦法」によって
イージスの盾を掻い潜り懐から突き刺すという戦術をとってきた。同時にこれは海中の潜水艦にも迎撃を行わせ、位置を把握したのち対潜攻撃を行うための布石でもある。

占領地域では更に新無人兵器部隊だけでなく「プリースト」や「ピュリファイアー」「シールドベアラー」と呼ばれる兵士の出現も確認された。ピュリファイアーはパーディションヘビーインシネレーターと
フレイムグレネードで障害を"焼却"する戦闘工兵で、シールドベアラーはいわゆる電磁シールドを張って分隊の防御能力を底上げするという単純なものだが(それでもただ突っ立ってレーザーライフルを撃つだけの
トルーパーしかいなかった初期のリコンカスターズ歩兵に比べたら格段の進歩である)問題は「プリースト」だこの白いスーツを身に纏ったトルーパーはサイオニック能力を持ち、かつての連邦軍の
「サイキッカー将校」の様に透視能力で隠れた敵を発見することができる。更にマインドコントロールやステイシス等各種サイオニック能力を駆使して来るためかなり厄介な存在だ。
無論それにとどまらず捜索、パトロール部隊は心音や呼吸等を感知する音響センサー、人間の熱量のみに限定したサーマルセンサー、呼吸によって排出される二酸化炭素や人間特有の"臭い"を嗅ぎ分ける
臭気センサー等複合型探知機によって、文字通り根も葉も掘り起こす勢いで警戒を厳にしている。

こうした相乗効果によってSAF…南米連邦軍は文字通り戦力を全滅させた。軍として機能するだけの部隊も指揮系統も存在せず、かつてはセレーネ側を脅かした地の利を生かすゲリラ戦術部隊も
今ではローラー作戦によってしらみつぶしの捜索を絶対制空権下で行うリコンカスターズ・スペシャルズ部隊に発見されないよう、隠れて震えながらただ神に祈る羊となり果てた。
脱走兵も多く"なぜか"まったく手を付けられていないシカリオ等麻薬カルテルや左翼ゲリラ等、反政府組織に類する犯罪組織やテロリスト、そして暴徒達が跋扈する無政府・無秩序状態の地区も多い。
尚全くこれが起きず被害のない地区も存在する。ブラジル州の州都等がそれにあたる。無論地形攻撃の範囲外ということもあるのだろうが、それ以上に戦時下でありながら他人事で生活しているのだ。
恐らくAFTAを待てずセレーネ側と手打ちをした手合いだろう。今でこそ少ないがこれからは現状が改善されなければ加速度的に増えていく可能性が極めて高い。

- アプリコーン級キャリアー艦橋 -

???
「まさに滅びの笛ね」

モニターに映し出される南米の惨状を眺め、黒髪の女性は改めて入れなおさせた紅茶に口をつける。

>南米ALL

5ヶ月前 No.404

Null @voltexfbk ★1DXVdHzeIP_M0e

【地球/南米/リコーンカスターズ司令部/吹雪、七月、アレサ】
【来たか……(気力の問題)】

博士の話を聞いた七月は即座に決断した。

七月「やはり移るべき、か……仕方ない。行くぞ」

七月は自らのストライカーと武器を持ち、ハンガーに降り立つ。

吹雪「あの子は……?」
七月「連れて行くに決まっている。博士、アレサを運んでくれ!吹雪は自分のストライカーと武器を持って来い!」

完全に豹変した七月を見ながら、吹雪は「は、はい!」と言って自分のストライカーと武器を探し出し、持ってくるしかなかった。

アレサについては七月が情報を握っていることは確かだ。
それを失うことは、レイレナードを抑えるための貴重なものを失うことになる。


>スカリエッティ博士

【頻度の問題がありますな……申し訳ない】

5ヶ月前 No.405

Lumen Sage @makita ★Android=1ZJoxJicBJ

【 アメリカ合衆国某州/掃き溜め/ゲイツ・オブ・ヘル/カエルム(スーツ) 】


 落ち着いたジャズのBGMが流れる店内。カウンター席の照明が暗い天井に描かれる三位一体世界を象徴する壁画を浮かび上がらせている。
 此処は、掃き溜めの一画にあるバー“ゲイツ・オブ・ヘル(地獄の門)”。マスターはロダンという男。がっしりとした体格に、スキンヘッドにサングラス、何を考えているかわからないその表情――彼の如何様な特徴がそうさせるのか判断はつかないが、少なくとも彼からは異様なほどの威圧感を覚えさせるオーラが漂う。いや、彼が魔界の住人故だろうか――――。

「……悪魔が人間界でバーを経営しているというのは、考えてみればシュールな話だな」

 カウンター席の一つに腰掛け、グラスを拭くロダンの手元をぼんやり眺めながら私は甘酸っぱい香りのする黄金のカクテルを口に含んだ。ジンジャーや青リンゴ、柑橘系の味わいが口いっぱいに僅かな苦味と共に広がっていく。この苦味は青梅だろう。カクテルの名前は“パラディソ(天界)”というらしい。

 カタン

「ごちそうさま。……それじゃあ私はこれで。情報感謝する」

 飲み終わるなりグラスを置いて、私は席を立った。どうやら、あまりモタモタもしていられない状況だということはロダンからの情報で明らかになったのだ。まさか、あの事件が“今回の件”とも関係していたとはな。


>all

【お久しぶりです。かなり開いてしまったので一旦レスを蹴って改めて場面を変えて絡み文投下です】

5ヶ月前 No.406

不確定な蝿/米情報軍隷下偽装屍兵部隊 @izuma☆VNvX9naPtFo ★XdmdoCx531_vqN

【地球/南米/ジャブロー周囲一帯/ノヴァ・プロスペクト/ルアーズ(疑似餌部隊)×30(潜伏更に複数)】

情報軍(ルアーズユニット)ユニソルリーダー「一次起動個体の作動不良は確認できず、初期配置異常も無し、作戦行動を開始します。」

其々バラバラに起動した情報軍仕様の第四世代型屍兵(ユニバーサルソルジャー)は起動後に体内(口内)に仕込まれたインテリジェンス・ナノマシンの集合気体を擬似呼吸と共に放出(流石に目視は難しい)、付近、及び各エリアのマッピングと、作戦参加個体間との再同期を速やかに行うと同時に瞬時に戦闘行動へ移行していく。

と言っても丸腰どころか丸裸で筋骨隆々と言っても、続々と増援として現れ始める強化された“幻魔”や改良型の“造魔”相手ではとても敵いそうに無い様にも見える。はっきり言って何も知らない他人がこの光景を見れば明らかに自殺行為に見えてしまうだろう。

直ぐにプラズマその他の応酬が始まり火器類の応射が開始されると同時に近接装備の造魔もまたその俊敏な動きで距離をつめて仕掛けていく、応戦の構えを見せたユニソルの一体の腹部に刀身が突き刺さり組織レベルでプラズマに分解され始めたが――まるでそれを待っていた様に刺されたユニソルは四つ腕を無造作に重機染みた容赦のない怪力の両腕で掴み自身へ引き寄せ始め――……灼熱化したマグマ染みた人型の熱量へ変わり文字通り相手(ヌーベルゾルム)の一体を文字通り(溶断)した。

その他の戦闘でも(エクストリミス)特有の超高温を伴う徒手格闘と(ユニソル)としての度外な(打たれ強さ)で攻撃力と数で勝る幻魔の警備戦力と互角に渡り合い始める。――おまけに良く見るとこれらの屍兵(ユニバーサルソルジャー)達の動きは無機質さを持ちながらもプログラム等で機械的に動いているというよりは、確かな(自我)を持ち、尚且つ生者と同様の自由意志から柔軟な戦術を駆使している様に見える。(敵の武装を奪う、避けられる被弾はなるべく避けて遮蔽物を活用する、人間の兵士の様に相互援助する様にして高度な連携で交戦を行う、等、何よりその動きが“実戦慣れ”したベテランの兵士のソレなのだ。)

おまけに頭を完全に叩き潰されるなり砲撃の直撃で木っ端微塵にされたりして行動不能・撃破された個体は瞬時に超高温で灼熱化し周りを巻き込む形で自爆していく。

―(生)と(死)の間には未だ(曖昧)な領域が多く広がっている。其処から先の問題は科学や医学の出る幕ではなく、哲学の領域だとある人物は言う。

(加工所)を中心に、時間差で(起き上がってくる)屍兵(ユニバーサルソルジャー)達、入り込んで攻撃させるにしても非武装の裸の屍体の兵隊をただ大勢送り込んだ所で制圧可能かと言えば疑問が多い。それならば直接(専門の部隊)を投入するべきだと言える、決して安価では無く、尚且つ素体も貴重なユニソルを大量投入した理由は――端的に言えば至極(シンプル)な任務であるからとも言える。

――



周囲で奇妙な戦闘が繰り広げられる中、慌てた様子で引き下がっていくクリプトン星人達を尻目に、0号ガイバーへと指揮官格のユニソルの一体がツカツカ(別にコンバットブーツを履いている訳ではないのでこの場合はペタペタ)と無機質な足取りで近付き、軽く敬礼しつつ耳打ちする。(あいかわらず視線が不自然に固定している)

情報軍(ルアーズユニット)ユニソルリーダー「レジスタンスの方ですね?(我々)の運用元の将校が是非其方に通達したい事が在るそうです。」

そう言いながら、自身の脇腹に手を突っ込み何かを体内から取り出して、黒っぽい人工血液に塗れたボタン電池サイズの(通信機)を彼(0号ガイバーもとい古見敦也)へ無遠慮に差し出した。

なお、先程まで付近に居た“ハエ”は何時の間にか居なくなっている。


≫古見敦也、クリプト237、ゾルム、リコンカスターズ他


【地球/南米/ジャブロー周囲一帯/上空/SSB-4A(米情報軍 第14特殊作戦航空団所属コールサイン“リャマバス”)/エミール・ファースト、リン・キャシディ軍曹、????、??】


エミール「……中々見所のある青年だった。」

リン軍曹「“君のトコ”にも若手を入れていくべきだね。過度な若気は毒だが、組織には新しい風も必要なもんさ。」

“飛躍意識”の一つを(戻した)、陸軍のサービス・ドレスユニフォーム姿の黒人の将校は何処か感慨を覚えた様にそ言いながら、懐から古い羊皮紙を取り出して自身の血文字でスラスラと何かを書き込んでいる。その横で先程まで薬中(ピルヘッド)めいた様相だった、やや古めのウッドランド迷彩のBDU姿の白人の将校がそんな何の気も無さそうな台詞を言う。

エミール「ふむ、出来れば最後まで私が指揮を執るべきだが――“召集”だ。―位置座標は丁度南米沖…」

リン軍曹「気にせず向かえ、それが“君のトコ”の仕事だろ、それに此処から先の作戦行程はわたし向きだ。」

エミール「正直言うと不安しかないが…上手くやってくれ。」

リン軍曹「piece of cake(お茶の子さいさい)」

??「ホントウニソウカ?」

ぱちん、と軽くハイタッチをした所で、黒人の将校の足元に蛍光塗料めいた光を放つドルイドとルキシャ式の混成タイプの(術式)が展開され、緑色の閃光と共に彼を(転移)させた。


リン軍曹「さて、そろそろ連絡が来る筈だ。―――しかし人体の捌き場があんな場所にあるとは。」


(外)では巡航ミサイルによる絶え間ない攻撃が実施された後、友軍、敵軍ともに大きな動きを見せている。特に(相互作用)により森林内の残存SAFに対して用いられた大量破壊兵器による攻撃はこの男の感覚を刺激する。


リン軍曹「洋上でぶち込むのと陸地に直接ぶち込むのじゃ結構道理が違うのさ――月の連中、うっかり“厄介なの”を呼び寄せなきゃ良いんだがね。戦争どころじゃなくなるぞ。」

≫対象無し。

4ヶ月前 No.407

星空に舞う「少女」 @voltexfbk ★1DXVdHzeIP_M0e

【地球/東アジア島嶼(極東エリア)/沙沃島(旧名エリア8JO経済協力特区)/東区・空母「アストライア」ブリーフィングルーム/鈴初瀬 星奈、シュープリス01】
【区切りつけたとか言いましたがちょっと動かします。ただ単にネタが思いついただけ()】

シュープリス01「……考えはついたか?」

シュープリスから今の状況について説明を受けた星奈。
今の戦闘状況からしてみれば、心が半ば軍人ではない彼女にとっては「同胞を殺せ」というものだ。
元より人対人の戦闘には完全に反対していたが、もはや止めることはできなかった。

星奈「……奴らは何を考えてるの?」

シュープリス01「わからん。ただ一つ、最近レイレナードが衛星空間で何かせわしなく動いているという情報をつかんだ」

そう言ってシュープリスは机に資料を載せる。
星奈はそれを読み、愕然した。

星奈「もしかして……」

最悪の可能性。衛星兵器である。
それと同時に資料には「アレサ」に関する資料もあった。

シュープリス01「我々はこのあとここを出て、レイレナード本社を襲撃する。その際にアレサとの戦闘も考えられるから、それも潰す」

シュープリスにとっては本気だった。
奈何せん彼女たちは互いの穴を埋めあうように訓練された精鋭中の精鋭。実際にも「アレサ」との模擬戦闘も、実戦でも勝利しているのだ。襲撃を企てても、成功する。
しかし、星奈は違った。

星奈「駄目……衛星兵器を破壊しなきゃ」

シュープリス01「……ちょっと情報収集メンバーから話を聞いてくる。しばらく待機してくれ」

そう言ってシュープリスはブリーフィングルームを出た。


星奈「……」

星奈は資料を覗きながら、ただ黙々と考えるしかなかった。

レイレナードを、潰す方法を。

>>対象なし

4ヶ月前 No.408

双子星の慟哭/空母サン・パウロUの死闘 @izuma☆VNvX9naPtFo ★XdmdoCx531_vqN

【地球/南米/大西洋上/大西洋SAF艦隊残余(旗艦サン・パウロU、22型フリゲート“トロヴァン”、他随伴艦艇)、海兵警備(臨検)部隊(交戦中/壊滅)、コスタ姉妹(交戦開始)、ブラジル州海軍機械化航空歩兵第一飛行中隊(壊滅)、エミール・ファースト“中佐”(転移・交戦開始)】


ブラジル州海軍ネイビーウィッチ3≪…ヴぁっ!?≫

目に見える形での被弾した形跡も、反射防御のシールド(魔力障壁)が発動した形跡はあれど(ソレ)を防いだ形跡も無し――見えない何かに(撃たれ)たネイビーウィッチの一人は射すくめられた様にがくりと構えていた汎用機関銃から手を離し力なくうな垂れる様にして、そのまま姿勢を崩し落下。

ライサ大尉≪ブルー3!≫

――ユニットの緊急用ドラッグシュート(本来の目的の他、不時着時や緊急時に着装者の意識が無い状態でも着地させる緊急機能。航空機の緊急射出装置と同様、オラーシャ製の性能が高い事で知られる)が低高度の時点で二つ開き海面に海面に着水する。

アレッサンドラ少佐≪ブルー4、3をカバー、回収後付近の艦に離脱して!――ブルー2、ブルー5、ブルー6はこのまま後に続け!“わたしの軌道”から外れずに…出来る?≫

ブラジル州海軍ネイビーウィッチ4≪了解!≫

ブラジル州海軍ネイビーウィッチ6&5≪≪ウィルコ!!≫≫

ライサ大尉≪ウィルコ!――恐らく超長距離狙撃――シールド(魔力障壁)が通じない…何が飛んで来たんだろう。≫

アレッサンドラ少佐≪手を変え品を変え、やってくれるわ。――でも“見えない”し“防げない”としてもそれなりのやり様がある。≫

(事象)の認識さえ出来てしまえば――最悪後出しジャンケンの要領でその(軌道)を“読め”ば良い。だが単独でも困難なソレを編隊でやるとなれば難易度は跳ね上がる。

アレッサンドラ少佐≪ブルー2“大気制御”を皆に掛けられる?≫

ライサ大尉≪了解、――可能性を1%でも上げろって事ね。≫

―――



一人でも多く母艦に辿り着ければ――飛来した不可視かつ(防御不可)の“魔弾”は更にもう一名のネイビーウィッチ(ネイビーウィッチ6)を捉え、無力化。一人離脱するごとにもう一人(ネイビーウィッチ5)が救助で抜ける。狙撃兵の常套句な戦術だが、奇妙な事に其処から更なる追い討ちは無かった。―弾数で言えば三発分。

だが、既に此方へ向かう時点で壊滅状態、部隊としての機能が虫の息であったブラジル州海軍機械化航空歩兵第一飛行中隊の実働戦力がほぼ消滅したのは言うまでもない。

複雑且つ急激な機動で母艦(サン・パウロU)の直上へ至ったのは、結局イステリオス・ジュミナス(双子星)こと第一中隊のエース二名のみ。その片割れ(ライサ大尉)の固有魔法である(大気制御)で、自身の周囲の気流を操作する形の凄まじい運動性を駆使して回避行動を取りつつ、母艦艦上の悪夢めいた惨状を目の当たりにし、尚且つ状況を把握する。

ライサ大尉≪――艦からの応答無し。残ったのは私達だけ、敵は少数、だけど“本物”の(ウィッチもどき)…(ネウロイ)までいる。おまけに“侵食”されつつもある。≫

ははは…と乾いた笑いを洩らしながら、(妹)は汎用機関銃に最後の弾帯を装填し、腰のLAWを手元へ持っていく。

アレッサンドラ少佐≪“敵”が何であれ、やる事は変わらない。――母艦を取り戻す。ソレだけよ。≫

片手にMAGを構え、空いた手で(姉)は(妹)の手を握ると同時に、空力作用の(旋風)が二人を取り囲む様に複数現れ――渦を巻いて先導する様に(風の通り道)を形成。

その中へ錐揉み飛行をする形で、(双子星)は飛び込み艦上への突貫を開始、半ば(侵食)を受けてネウロイ化しつつある自分達の“家”、先ずは目に見えて障害と化している、艦上へお構いなくミサイルを連射している(ネウロイ化RAM21連装発射機)へすれ違いざまに(妹)の方がLAW(M72E11W)を撃ち込み爆散させる。

バシュッ!…ZUGAAAAAAAAAAAAAN!

ライサ大尉「よくも人の“家”で好き勝手してくれたもんだね!」

と(姉)の方は同時に目に映る位置に居た――資料上の情報とはまた異なる姿の(ウィッチもどき)“イレブンスカーミッシャー”へユニットのガンポッドとFN MAG W汎用機関銃での制圧射撃を実施。

アレッサンドラ少佐「連中(セレーネ)が(ネウロイ)を配下に置いてるなんて…いや、連中(セレーネ)なら寧ろ有り得る話かしら」

空対空モードでユニットの残存誘導弾を射出し(予測)で見当を付けていたくだんの(狙撃手)の潜伏予想箇所にAAMを撃ち込みつつ、ぐるぐるとメリーゴーラウンド宜しく背中合わせに回転しながら、文字通り嵐の様な(双子星)の強襲劇が幕を上げる。

―――

その一方

SAF海軍警備水兵E「ちくしょう!何故当たらない!ちくしょう!」

本能的な恐怖から半ば発狂して弾切れになったインベルIA2をカチカチと空撃ちの音を鳴らして振り回している水兵の一人、狙いは勿論、あの(月光)を携えた異形(ミゴナント)の“選ばれし者”だ。既に直接交戦している大半の警備水兵達は斬り伏せられているか発狂して戦闘不能に陥っている。

ぽんっ

そんな水兵の肩に、ひどく落ち着いた様子のゴツい掌が置かれて――思わず飛び上がった水兵は反射的に銃床で殴りそうになるが奇声を上げて振り被ったところで憑き物が落ちた様に我に返る。

其処には黒のトリプルコートを着て黒眼鏡を掛けた黒人の偉丈夫が一人立っていた。


SAF海軍警備水兵E「…あ、アンタは?」


エミール「――成る程これは酷いな、―なに、ただの“援軍”だよ水兵。それは兎も角」


狂騒の中で何故か(正気)に戻った水兵へ、(黒コートの男)は何処からか取り出した羊皮紙の札の束を握らせる。―札にはルキシャ式の術式と中央で五本に分岐した線状の星が描かれた魔術的な効果のある代物だった。


エミール「“それ”を狂気に苦しんでる戦友に貼り付けろ、水兵。その枚数なら全員に行き渡る筈だ。―さぁ急げ」


SAF海軍警備水兵E「アンタはどうするんだ!?…あ…(アレ)と戦う気か?」


エミール「その為に私は“呼ばれた”さあ行け水兵。時間はそんなに無いぞ!」


そう急かして、正気に戻った水兵を送り出し――(黒コートの男)は、死屍累々の中で、くだんの(ミゴナント)と対峙する。


エミール「私が(識っているの)とはやや違うな、些細な事か」

ギャリリッ…

そう言いながら、コートの懐より一振りの(得物)を引き抜く。両刃の刀身が大きく彎曲した独特のエキゾチックな刀剣(ショテル)、引き抜かれた時点で静かな乱れ無き闘気が沸々とこの男から漂い始める。

そしてその得物の刀身は発光し―奇妙な紋様が浮かび上がる。


エミール「“我等は魔を断つ剣を執る”という柄では無いが、――久し振りに血が騒ぐ。」


≫ミゴナント(選ばれし者)、ブラインドスナイパー(選ばれし者)、イレブンスカーミッシャー(選ばれし者)、南米戦線ALL

4ヶ月前 No.409

セレーネ @sierra09 ★5aJ5lBLy87_z8B

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4ヶ月前 No.410

相容れぬ者達/空母サン・パウロUの死闘 @izuma☆VNvX9naPtFo ★XdmdoCx531_nWi

【地球/南米/大西洋上/大西洋SAF艦隊残余(旗艦サン・パウロU、22型フリゲート“トロヴァン”、他随伴艦艇)、海兵警備(臨検)部隊(壊滅)、コスタ姉妹(交戦中)、ブラジル州海軍機械化航空歩兵第一飛行中隊(壊滅)、エミール・ファースト“中佐”(交戦中)、????、????】


アレッサンドラ少佐(――驚いた、口が利けるの、言い分は分かったけれど、結局のところ“貴女達”をこき使う“頭”が挿げ替っただけに思えるわ。――それにその新しい“御主人※この場合セレーネ共和国を指す”は随分と人間味の無い連中よ、欧州でどう振舞ってるかなんて知らないけれど――ココじゃ只の侵略者に過ぎない。それに加担してる以上貴女も今迄の“ネウロイ”とさして変わらない。…いいえ、寧ろさらに性質が悪いわね。)

呟きに対する彼女(イレブンスカーミッシャー)からの応答に驚きながらも、(双子星)のウィッチの片割れ(姉)は疑問と皮肉交じりのそんな返答を吐き捨てる様に(念話)で口にする。

―そもそも彼ら(セレーネ)やその指導者は本当に(人間)なのだろうか?…という疑念に関しては本音中の本音だが

――

弾け飛ぶ跳弾、飛び交う銃弾、撒き散らされる空薬莢。穿いているユニットの片方の固定兵装(7.62mmガンポッド)と片手撃ちのFN MAG W汎用機関銃の銃火を閃かせながら完全な(受け)どころか寧ろ低高度を維持しながら艦載機や艦上構造物を瞬間的な遮蔽物として巧みに用いて此方の僅かな隙を目敏く突く様な応射の未来的火器(ガウスブルパップ)の火線に対するシールド(魔力障壁)による防御損耗(磨り減り)をなるだけ抑えつつ、ピンボールの様に飛行甲板上を器用に跳ね回り、回避行動を取り続ける(ウィッチもどき)“イレブンスカーミッシャー”へと目に見えて確実に距離を詰めて行くのは(双子)の片割れ。

―ライサ・カルヴァーリョ・コスタ大尉

ジャコンッ!

ライサ大尉「―――そこっ!」

バシュッ!

MAGの火線が一瞬途切れたかと思えば肩撃ちのLAWが射出――狙いは“イレブンスカーミッシャー”付近の放置された艦上給油車両。自分達の母艦故の躊躇はこの際なのかある程度捨てる形に切り替え、敵に対する打撃に集中する形になる。ロケット弾の着弾と同時に猛烈な爆炎と衝撃波が発生し、間近の艦載機が海へと落ちて大きな水飛沫を上げる。――爆発そのものはあくまで(目くらまし)、彼我の距離は既に10mも無い。

爆炎の向こう側から敵“イレブンスカーミッシャー”へ向かって不意に投げ付けられるのは…弾切れのMAG汎用機関銃。自らの得物を捨てる様な唐突さから――刹那の炎の向こう側から見える影(ライサ大尉)がホルスターからウェスタンな早撃ち宜しく引き抜くのは、ブラジル製のトーラスWMMR/A3――魔女(ウィッチ)用の大口径大型拳銃。

BAGOGON!BAGOGON!

二点射撃の狙い澄ました様な速射が2回、そして近距離且つ魔力により補正・強化された大口径爆裂弾計4発が襲い掛かる。


――その一方

アレッサンドラ少佐「ッ!」

艦上でターンする様な挙動でほぼほぼ紙一重ながら、くだんの(見えない狙撃)の再度の襲来を躱す。――あの狙撃、どうやら構造物越しに(貫通)して来ているらしい。つまり随分と厄介な得物という訳だ――そんな得物を扱う狙撃手もどういう方法かは不明だが此方の位置を常にレンジに入れ、尚且つ正確に狙って来ている。

―艦内にはまだ生存者も要るだろうしそれらの同僚達が現状で(まとも)な行動が取れるとは思えない、そもそも手持ちの装備では(狙撃手)だけを狙ってその位置を撃ち抜く様な真似は難しい。下手な攻撃は周辺被害が付いて回るだろう。おまけにその(位置)を掴むのも敵に攻撃の特異性を考えると難しい。

かと言ってこのまま攻めあぐねいていても、ただの飛び回るターゲットとして狙撃を受け続けるだけで、いつかは被弾してしまう。

と、

????≪…―――あー、あー、この美声が聞こえるか?そこのウィッチのお姉ちゃん。≫

アレッサンドラ少佐「?」

通信に入り込んできたのは現状の緊迫した戦場に相応しくない様な――妙に能天気そうな男の声、と同時に一瞬ではあるが…奇妙な(ビジョン)が頭の中に稲妻の様に迸った。

アレッサンドラ少佐≪“これ”は…それに貴方は?≫

????≪細かい事ぁは良いんだよ。――それよりこの中古空母の艦内に入り込んだ“アネモネ頭”――その排除か始末、支援するぜ。これから言う通りに動きな、お姉ちゃん。≫

―――



同時刻

給油車がLAWの直撃で爆発し、少なくない振動と爆炎が自分達のいる後方から伝わり、尚且つ視界に入る。――そんな中で剣戟を交える異形(ミゴナント)と場違いな格好の怪しい黒眼鏡の大男、昔ながらの決闘よろしくシンプルであるが故に端からこの戦闘を目撃した者が居たら、変な意味でシュールに見えるのは間違いない。

(月光)とショーテルが火花を散らし、双方が特殊な代物な為か―弾き合う度に衝撃波が発生している。――当然ただの(斬り合い)ではこんな事は起きない。

ギャンッ!

反り返った両刃故に大剣の(月光)の剣身をなぞる様にギリギリと一撃一撃の(受け止め)の時間が些細ながら長くなる。(普通の人間)の遣い手であるが、自身の得物の特性を知り尽くし、尚且つ慣れ親しんでいるが故に――過不足無く受けと攻めのペースを(異形)相手に問題なく維持している。

それも間近での交戦だというのに気味が悪いほど平静を保ちながら

エミール「ミ=ゴはミ=ゴでも肉体派が居るのは初耳だな。――わざわざこんな場所まで出向いて来るに…ひょっとして左遷組かね?」

軽く首を傾げながら、見た目に似つかわしくない様な身軽さの大男は何の気無しにそう問う、挑発していると言うより心からの物珍しさから来る質問だろう。

己が知ってる連中(ミ=ゴ)と違う…陳腐に言うとそういう事である。―彼(エミール)の知り、敵対し、MJ12隷下の下部機関(アウトレット・グループ)の生体実験関連の件以来刃を交えて来た前哨地点である惑星ユゴスからやってきている種族は大概直接行動するよりも高度なマシンインターフェイスを介して代行させる場合が多かった。こうしてわざわざ現場に出張って命の遣り取りをするのは珍しいと言うより変わり者の類なのかもしれない。


≫ミゴナント(選ばれし者)、ブラインドスナイパー(選ばれし者)、イレブンスカーミッシャー(選ばれし者)、南米戦線ALL

2ヶ月前 No.411

セレーネ @sierra09 ★5aJ5lBLy87_Jty

【地球/南米大西洋近海/SAF海軍艦隊/SofC<選ばれし者>】

ESM(イレブンスカーミッシャー)
「<<偽りの神を打ち倒すには力が必要だ。お前達(恐らくウィッチを含む人類全般を指すのだろう)は今まで守る事は出来ても勝つ事は出来なかった。
私達は勝つ以外に生き延びる道は無い…すまない>>」

これまた以外にも謝罪の言葉を述べた。最も戦いを止める気は無いらしい。相変わらずピンボールの様な変則機動で跳ねまわりガウスブルパップの
連続射撃を叩き込む。また同時に選ばれし者以外の「降下した隊員」を上手く使い攻撃の手を分散させる様促す。之はそろそろタネが割れているだろうが
選ばれし者以外の降下した隊員は全員ホログラムだ。とはいってもこの立体映像厄介な事に"実体"がある本物にしか見えない上物体にある程度干渉出来る。
その癖映像である事に変わりはないので幾ら攻撃し様が弾丸も爆風も空しく空を切るだけだ。ただ時たま範囲攻撃等で完全に消える事があり、之は恐らく
どこかに設置されたホログラムソルジャーの投影装置が破壊されたのだろう。また干渉してくると言っても単調な行動しかとれない為タネが割れてしまえば
大した事は無いが、やはり居るとどうしても攪乱されてしまう厄介な存在だ。

ESM
「…何っ!?だがしかし肉ならくれてやる」

LAWによって航空燃料を満載した給油車が爆発し流石にそれに煽られて動きが鈍ったESM。そして爆炎の中飛来して来た"物"に瞬時に反応して
ガウスブルパップを構え発砲する。しかし加速された2mmペレット弾が砕いたのはライサ大尉では無く投げられたMG3機関銃。
そしてその向こうに見えるのは大口径拳銃を構えるライサ大尉。ハッと言う驚いた表情がESMに浮かびそして放たれた大口径爆裂弾は
ESMのガウスブルパップを携行した右腕と腹部に命中した。たとえイレギュラーでもネウロイはネウロイでありESMにとってウィッチの魔力を込めた銃弾
それも大口径爆裂弾は致命的だ。右腕はガウスブルパップごと完全に吹き飛び、腹部にも大穴が空いている。ただライサ大尉にとって完全に仕留めきれて
居なかったのは意外かもしれない。確かにESMは今まで素早い身のこなしで翻弄して来たが
この瞬間それをも上回るいわば残像を残す様な速さでコアへの直撃を回避した。

更に撃たれた瞬間即座に左腕からウィッチにとって飽きる程見て来た紅い閃光…ネウロイのレーザーを発射して反撃を行う。回避自体はたやすい筈だった
だがこのレーザーはまるで鞭の様にしなり、そして蛇の様に相手(ライサ大尉)に向かって追尾して襲い掛かる。

ESM
「わ.私達は死ぬわけには…いかない…撤退する」

だがこのレーザーウィップ自体時間稼ぎだったらしい。防御なり回避なりで何らかの行動をライサ大尉に取らせている間にESMは光に包まれて消えた。
どうやらテレポートなりワープなりの瞬間移動が行えるらしい。ただ今までどの選ばれし者も使ってこなかった所を見ると緊急時用の物なのだろう。
兎に角これで選ばれし者は一人倒した。残りは二人。

ブラインドスナイパー
「ESMが…使えん奴め」

マガジンを交換しつつESMの撤退を確認したブラインドスナイパーは舌打ちとと共に愚痴をこぼす。勿論之は自分の"獲物"に中々弾が当たらない事への
苛立ちもあった。事前に情報は得ていた物の実際に戦うと中々に厄介だ。現状互いに決定打を与えられず泥沼の戦いが続いている。
ならばいっそ…とブラインドスナイパーは狙撃を注視しステルス能力に全開にする。突然狙撃が止んだ為未来予知等使わずとも何か企んでいる事を
直ぐに察せられるだろう。だがそれはあまりにも以外過ぎた。"死の未来"は上から来る事を告げたのだ。そうブラインドスナイパーは艦内を抜けだし
何時の間にか空を飛び双子星より高い位置に居たのだ。

ブラインドスナイパー
「高所という地の利を得た以上外す事は無い。之でジ・エンドだ」

アレッサンドラ少佐に向けられたオーバーシアドミネーターの銃口からは今まさにRCBが放たれ様としている。

ミゴナント
「フフフ"多少"は知識がある様だな。だがそれだけで全てを分かったつもりに成る等片腹痛いわ。そして真に選ばれし者を左遷組等と愚弄した罪!
贖ってもらう!見よ我が月光の煌き!必殺!空中月光シザー斬りィィ!!消えろイレギュラー!」

互角以上に渡り合い鍔迫り合いが続いていたが、エミールの何とはなしに口にした「左遷組」という単語にミゴナントは過剰に反応を示す。
頭部を発光させ明らかに言葉だけでなく怒っている事が分かる位であり、いったん距離を取ると非常に芝居がかった口調で叫びながら大きく跳躍すると
ムーンライトソードの出力を上げて刃を巨大化させ、そのまま降下する勢いの元エミールを斬り伏せ様とする。
今までの比では無い桁違いの威力で周囲の物体を弾き飛ばし、空母の厚い甲板をいともたやすく切り裂いており当たれば流石にただではすまないだろう。

> SAF艦隊 双子星 エミール

2ヶ月前 No.412

カズキ・マレサキ @kazu1928 ★65yjHbuGHN_Oem

【座標不明 かつて魔法の島と呼ばれた場所】

朽ちた1本の木の前に少年が立っている、その瞳は穏やかでどこか懐かしく木を見つめていた。


???
「ただいま”母さん”やっとここまで戻ってこれたよ」

足元には白と黒の猫がじゃれあっている、かつては1年中桜の花が咲き誇り観光地として栄え
自分は1学生として学校に通い、姉妹や友人達と共に楽しい学園生活を送っていた。
しかし、戦火が激しくなり住民は疎開し友人や姉妹と言った大切な人達は戦火に飲まれ死んでいった。

???
「もうええかの?ここに滞在するにはちと力を使い過ぎる。散った”獣”達を再び集めなければこの島は永遠に漂ったままじゃの」

黄金色に輝く少女はそう言った

???
「ありがとう。さあ行こうか…全てを取り戻しに」

そう呟いた少年は少女と共に世界に飛び出した、亡くした全てを取り戻す旅に

2ヶ月前 No.413

唐突な招かれざる客/同時多発的騒乱 @izuma☆VNvX9naPtFo ★XdmdoCx531_nWi

【地球/東アジア島嶼(極東エリア)/沙沃島(旧名エリア8JO経済協力特区)/西区/SILA襲撃部隊(A.A.H.W偽装兵)】【沙沃島関連のトラブルその二】


――それはまるで(計られた)様に突然始まった、方角にして(南)から何の前触れも無く発射された短距離地対地ミサイルと多連装ロケットの驟雨、降り注ぐ先は西区の高層街…オフィス街を中心としたエリアと、白虎路を中心とした宿泊街とその周囲、とりわけ島に入り込んだ企業群のオフィスやマフィア・無頼の関係者の住居や会合場所・島内拠点も数多く存在するエリア。――即ち現地反体制勢力であるSILA(沙沃島解放軍)が目の敵にしている対象の関連施設だ。

同時期に西区各所で偽装した貨物トラック及び奇妙に運び込まれていたコンテナ等からやや古いが奇妙に改修が施された小型〜中型の各種東側モデルの機動兵器が二桁単位で起動、またSILA民兵と思われる兵員や戦闘車両、テクニカル等も侵攻を開始する。それらは普段から怪異や武力抗争に事欠かない土地とはいえ、直接戦場になる事は滅多に無いようなエリア故の混乱の中で、更なる破壊活動を行わんと動き出し始め無差別に砲火銃火を浴びせ掛け始めた、――西区の治安維持担当のPMSCや企業の私設軍は不意を突かれながらもこれに応戦を開始。

―抗争と言うには規模が大き過ぎる混乱は瞬く間に広がり始める。


≫沙沃島西区ALL



【地球/東アジア島嶼(極東エリア)/沙沃島(旧名エリア8JO経済協力特区)/南区/PMSC・八幣會実力部隊(A.A.H.W偽装兵)】

西区へ各種長距離攻撃の雨が降り注いでいる頃、南区の難民キャンプやそれ以上に悲惨な寄り合いの襤褸小屋の密集地へ現れ始める重武装の無頼の集団、軍用兵器も含めて軍隊並の装備をしたソレらが目的にしていたのは人的搾取でも個人への報復でも強請りでもなく――ただ無言で住人達へ向けた銃口の引き金を引いていた…即ち殆ど一方的な虐殺である。

血と悲鳴と怒号と硝煙が飛び散り、響き渡り、噎せ返るほどに漂う。無抵抗、もしくは雑多な武器を手に抵抗する住人達を機械的に(マフィア)達は始末して行く、その対象に老若男女の区別など在りも最初から在りもしない。

逃げ惑う住人は騒ぎを聞き付けたのであろう戦闘車両や機動兵器を含む治安維持部隊(PMSC)らしき部隊へと助けを求めるが、彼らもまた無言で銃口を住人に向け引き金を引いていた。

同じく南区に点在するSILA(沙沃島解放軍)の拠点や関連施設にも攻撃が行われていき、応戦するSILA民兵らとの間で激しい交戦が開始される。


≫沙沃島南区ALL



【地球/東アジア島嶼(極東エリア)/沙沃島/西区/宿泊街拠点/A.A.H.W襲撃部隊】


明らかに(タイミングの合いすぎた)南区・西区の同時襲撃より数分ほど前――沙沃島西区の古い居住家屋(ボロ屋)にて


どんどん


乱暴なノックが戸口を揺らす、―配達物の配送者、という訳でもないだろう。だとすれば怪しげな勧誘や身も蓋も無い様な犯罪集団やらチンピラまがいの無頼の(御挨拶)なのか、否…その手のトラブルは西区…特にこのエリアに於いてはそうそう無い筈のモノだ。其処を借りた(住人)が(余所者)ならば余計に…観光産業を大切にしている西区の情勢から考えればこういうトラブルは中々起きない。


どんどんどん


再び乱暴なノックが響いてくる。――室内から、もしくは俯瞰的に現状の家屋の周囲を把握できる方法を(居住者)が持っているのならば、恐らく状況の異様さを目の当たりに出来るだろう。

戸口の前にはサングラスに黒スーツの無個性な男が立ち、その周囲には金属バットやらマチェット、SMGや自動小銃、ショットガンなど雑多な凶器を手にした灰色の囚人服風の制服を着た柄の悪い男達が手ぐすねひいて待っている。

通りには数両のトラックと、偽装された装輪戦車が一両、それに何やら機動兵器らしきモノを載せ幌がけされたトランスポーターが二両

付近の数少ない通行人は口封じと騒ぎの発覚の遅延を目的に例外なく消音器付きの火器で射殺されるか絞殺されているらしく不気味なほど静かだ。


どんどんどんどん


ノックの回数が徐々に増えていく。――そのうち否が応にも強硬手段をとって来るのは間違いない。


≫白銀武

1ヶ月前 No.414

波間にて @izuma☆VNvX9naPtFo ★XdmdoCx531_nWi

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1ヶ月前 No.415

セレーネ @sierra09 ★5aJ5lBLy87_Jty

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1ヶ月前 No.416

創世の反逆規格外品 @ergou☆Aao/rdZJ3/w ★IZkIgWZ0cr_b5K

【大変遅くなり申し訳ありません、皆様も令和になりましたが末永くお付き合いをよろしくお願いします】

【地球/南米/ノヴァ・プロスペクト//0号ガイバー、UKUNUS量産素体型部隊】

「面倒だな、一端風穴を良くして見るか」

2体の新型ゾルムに当たれば大儲け程度でクリプトンのプラズマ弾と同じ高出力のレーザーヘッドビームを撹乱含めて乱射しながら
両手を用い重力制御球から5指の間に収束してエネルギーを収束し、極小のワームホールを形成していたが
吸収したエネルギーも加算しほぼ一瞬で極大のワームホールに変わる

「目に焼き付けろこれが降臨者(ウラノス)が恐れた規格外品―ガイバーの力だ」

クリプトンたちの前で極大のワームホール崩壊させた時格納庫を揺らすほど尋常ではない凄まじい衝撃波を投射し、
ヘッドビームで死んでいなければ2体の新型ゾルムを確実に巻き込む範囲であり
同時に格納庫エリアの壁に他のエリアに何処まで続くかわからない大穴を空ける重圧砲(プレッシャーカノン)の破壊力で吹き飛ばした。
すると他でも音が聞こえドンパチやり始めているようだった。

「…さてこんな物で良いだろ」

と空いた穴を眺めた後、生き残っているクリプトン達に対して

「こんな状況になっても戦いたい奴と抵抗すればはぶっ殺すが生きたい奴は投降しろ」

なんと投降するように呼びかけた。いかに人類との生存競争相手とは言え戦う気が無い相手にぱ撃つ気が起きないというのもあるが
とはいえ理由は彼がただお人好しだという理由だけではない
ある目的があった。

「そうすれば命が永らえることができるぞ、それとも外に出て死ぬか?」

そう呼びかけると突然普通の人間ではない奇妙な連中が一人0号ガイバーの下にやってきて
敬礼をすると耳打ちをしてくる。
この時点で身動きからして軍人に関係する物と察し敵意は無いので近づく際に何もしなかったが

「えっ?いや俺は」

突然レジスタンスの方と言われて困惑するが正確には外部協力者であるが説明する前に
脇腹に手を突っ込み黒っぽい血液が付着しているボタン電池サイズの何かを取り出した。
こんなことが出来る時点で普通の人間ではないヘッド・センサーでも機械類の反応があったので対して驚きはしていなかったが
見ていて痛々しいので目を背けるが無遠慮に渡されるそれを受け取る。

「通達ってこれは通信機…か?」

ヘッド・センサーで構造を解析し、通信機能がある物だと理解したが
いつの間にかハエが居ない事には気付いていない。

>クリプトン、幻魔、ルアーズ、all

1ヶ月前 No.417

セレーネ @sierra09 ★5aJ5lBLy87_Jty

【地球/南米/ジャブロー周囲一帯/ノヴァ・プロスペクト/セレーネ・幻魔・クリプトン】

ノヴァ・プロスペクト内では情報軍仕様の第四世代型屍兵とギルデンスタン派幻魔の激しい戦いが繰り広げられていた
腕をまるでプラズマ化させている様な超高温化ヒートブローに、魔科学によって作られた紅いプラズマブレードをも耐える耐久力更には自爆機能。
此処までは単なる消耗品の人造人間の様だが、"此方"同様戦術的行動がとれる辺り知能も高いらしいつまり此方側の造魔とほぼ同じと考えるべきか。

しかし互いに消耗しつつ刃を交え、大まかに戦い方を把握すると造魔側も即座に戦術を変更。プラズマブレードによって切り払いつつ強靭な四足を用い
ユニバーサルソルジャーを前足で蹴り飛ばし、後ろ足で後退や跳躍する等組み付かれない様にし、スタンランサーと呼ばれる長い金棒の様な獲物に持ち替え
紅い稲妻を纏い常人なら一瞬でトーストの様に黒焦げになる電撃を放出しながら、喰らい付こうとするユニバーサルソルジャーを突き、払い、叩き伏せる。

ボーンシェッドガッチャ達はヌーベルゾルムの様に頭を使ったものではない。相変わらず隊列を組んでリッパガンと呼ばれる棍棒を兼ねた大口径自動散弾銃を
ユニバーサルソルジャー達に向かって景気よくぶっ放し、弾幕を張って近づけば自慢の怪力でリッパガンを棍棒に変えて叩き伏せ様とする。
一見いつもと変わらない様に見えるが、単調な様で効率的に戦っているその理由は何時の間にか現れた中等幻魔ウィジーの存在だ。こいつは単体ではそれ程
脅威では無い物の仮にも中等幻魔であり妖術師でもある為、その頭脳や妖術を使い上手くオツムに難ありのガッチャ達を率いている訳だ。

さてそんな激戦の最中突如凄まじい衝撃波が伝わり敵味方(幻魔やユニソル・その他作業員(セレーネ製サーヴァイターと呼ばれる人型奉仕機械等)等を巻き込み
格納庫エリアまで大穴が空き一本道が出来上がる。0号ガイバーが放ったプレッシャーカノンだ。之によって格納庫にあったクリプトン達の大型円盤も
かなりの被害を受け中には爆発炎上している物もあり、恐らく円盤が発進する事はもう不可能だろう。生き残ったクリプトン達は光線銃を捨てて土下座する

クリプトン
「御慈悲をぉーワイ等も生きる為に仕方なく商売でやってたんやぁ!」
クリプトン2
「命ばかりは御助けをぉぉ〜!!」

何で土下座を知っているのかはさておき元々?そんなに戦闘向きでは無かったのか割と簡単に降伏して来た。ただ問題は幻魔そしてセレーネ側の方だろう。
幻魔と情報軍のユニバーサルソルジャーの戦いは激化の一途を辿っているし、肝心の施設長であろうハイデン博士はあれ以来全く姿を見せていない

>> 0号ガイバー 情報軍

1ヶ月前 No.418

カズキ・マレサキ @kazu1928 ★fh4JeD0ygy_IyU

【中国・水簾洞】

???
「ウキキ、まさかあの世界から戻って来るとはな!!俺を捕えて、また世界に"復讐"するつもりか!!」

4つの尾を持った巨大な猿を幾重にも重なった鎖を使い拘束する。

???
「"復讐"なんて考えてないよ孫悟空、僕は取り戻したいだけさ…全てを」

黒髪で学生服を着た少年は孫悟空と呼ぶ猿の前に立ちそう言った。

孫悟空
「へっ…前回も同じこと言ってたよな!!そんな言葉が聞けるかよ!!」

空いた右腕から火山石の様なものを発生させ少年に投げつけるが、直前で闇に飲まれる。

孫悟空
「貴様、もしや…いいだろう今回は手を貸してやる」

???
「ありがとう”孫悟空”」
そう言うと孫悟空は少年の身体に吸い込まれていった

???
「次は…西か」

少年はその場を後にし、西へと向かって行った。

次は中東に向かいます
参加される方ALL>>>

1ヶ月前 No.419

”The bone”/目覚めと報復と @izuma☆VNvX9naPtFo ★XdmdoCx531_nWi

【地球/東アジア島嶼(極東エリア)/沙沃島(旧名エリア8JO経済協力特区)/西区/A.A.H.W沙沃島支部/Sheriff、A.A.H.W構成員】【A.A.H.Wは基本脳筋しか居(ry】

人工的な廃墟ならば幾らでも存在するこの(沙沃島)の西区外れに位置する十数階建ての雑居ビル――外見は単なる廃墟とも言えるこの場所を、A.A.H.Wはこの島に於ける活動拠点として内側を大幅に改築し、さながら如何にも(そういう)組織のアジトめいた施設へ変えていた。

勿論単なる(改築)だけでは済まないが、それはまた別のお話である。

――多数に分割された多画面モニターに映る西区の戦闘と南区の惨状、そこらでガンファイアが閃き爆発が巻き起こる激しい市街地戦と住人や難民への一方的な虐殺、それに便乗したIOM内の一派による悪趣味な非戦闘員、主に女子供に対しての嬲る様な残虐行為の数々、そしてそれらを画面越しに眺めながら頭を抱える保安官の制帽に黒スーツという奇妙な格好の男と、彼を前に後ろ手を組んで微動だにしないThe 1337 Crewクラスのエージェント数名。

Sheriff「確かに私は(SILA)と(八幣會)、各企業軍及び(PMSC)間の緊張状態を煽れと指示はした…したともさ。だが此処まで(派手にしろ)とは一言も言ってない。」

精々各勢力の重要人物を狙った対立勢力を装った襲撃や暗殺、それにより対立関係や緊張状態を煽り、より紛争を激化させ尚且つIOM側の提供する(餌)をSILA民兵側がより利用/依存する様に仕向けるのが目的だったが―――だからといって

多連装ロケットは兎も角旧式とは言え短距離弾道地対地ミサイル(スカッドミサイルの改良型)まで用いての過剰でこれ見よがしな破壊と、大規模な兵器や兵員を動員した地域レベルでの偽装破壊工作(SILAを装った武装集団による西区襲撃と八幣會マフィア・PMSCを装った南区各所での破壊・殺戮)を行えとは一言も言っていない。

確かに効果は大きく互いの憎悪や猜疑はより深まるだろうがそれ以上に(悪目立ち)し過ぎなのだ。

Sheriff「実行部隊の現地指揮官は?」

1337エージェントA「MAG Agent V1 “Torture”です。」

Sheriff「古参のThe Huge Creaturesか、しかしあの被虐戦闘馬鹿が此処まで時間きっちりで効率的な作戦計画を立てられるとは思えん…誰が入れ知恵したんだ。」

1337エージェントB「…恐らく、(J.D氏)かと」

Sheriff「…確かにこの躊躇の無さと無差別っぷりは“奴”らしい。アナーキストで自由奔放なテロリストのソレだからな。」

何処か苦々しげな表情を浮かべながら、人材不足に悩むA.A.H.Wが(この世界)へ来てから雇い入れた(プロのテロリスト)、―言葉に違わず数々のテロ事件を主導し成功させてきた歴戦の反政府主義者。特にPEUイタリア/ロマーニャでの左派右派問わない大規模テロにて一躍その手腕を世に轟かせていた手合い。――あくまでA.A.H.Wの(サボタージュ・テロリズム顧問)という肩書きながら気ままな活動を思うままに過ごす(あの男)は…ふざけた話ながら常時の所在すら掴めていない始末だ(雇用している側なのに)

主義主張の達成の為のテロリズムではなく、それら目的を(過程)程度にしか考えておらず、寧ろその実際の(行為)こそが――己にとっての生きがいだと言っていた。この島(沙沃島)の微妙な勢力図も、我々(A.A.H.W)やあちら(IOM)、それどころか関係する全ての事柄を(どうでもいい)の一言で片付けて…

よりにもよって普段なら直接指揮を任せている(The Phobos)がとある別の仕事で島から離れ、実務的な面で任せられる人間が居ない時に、悪い事とは重なるものだ。

Sheriff「――早急に現地から実行部隊を退かせろ。こんな事で戦力を消耗し続けられるほど現在の我々には余裕は無い。」

1337エージェントB「はい」

1337エージェントC「首領代行、“ヴォルター”氏から連絡が来ております。」

Sheriff「今は忙しい、後にしろと丁重に突きかえ……いや待て、此方に繋げ。」

そういうと、デスクに備え付けのごつい衛星電話を手に取り、The 1337 Crewエージェントたちが速やかに室外へ退室していく中、暗号化された(無い筈の番号)を入力し、コール音を立てる子機を片手に荷ばかりが重くなりつつある組織の現状に頭を悩ませている(首領代行)はくだんの(同盟者)への返信共々状況の説明を試みようとしていた。



【地球/東アジア島嶼(極東エリア)/沙沃島/西区/宿泊街拠点/A.A.H.W襲撃部隊、“紋章官”Mr.クインラン】

脳内疎通で相棒のAIと(本人はそうでないにせよ)突っ込みとそれに対する反応をしている(目標)を眼前にして、サングラスに黒スーツの無個性な男(The 1337 Crewエージェント)は有無を言わさぬ様子でこう一言

1337エージェント「タケル・シロガネだな?一緒に来て貰う。」

どうやらこの怪しい連中の目的は対象の(確保)だったらしい、それにしてもやっている事が大逸れている様子であるが――そうして黒スーツの男の両脇から囚人服風の制服を来た無頼な二名(solidat)が彼(白銀)を捕縛せんと手を伸ばし――

DOGOOON!

突然の爆発音、見るとその方向には爆破されて黒煙を上げるトランスポーターと車載していたA.W.G.S(13式)、刹那ながらその場の全員の意識が其方に向いた時――玄関から出迎える形になっていた彼(白銀)の視点からならば分かるだろう。動揺している闖入者達――丁度黒スーツの男の背後に音も無く降り立った人影――フードを被り、古風なゴーグルタイプの黒サングラスを付けた、病的なほど色白で、とても(常人)とは思えない様な容姿の新たな(訪問者)

その背のスキャバード越しに見える人間の大腿骨を加工し、複雑な魔術的文様を描かれたグラディウス(両刃剣)の柄――(新たな訪問者)はゆっくりとその柄を片手で掴むと同時に

一閃

鋭利で重いその剣閃は、両脇の囚人服と真ん中の今し方喋っていた黒スーツの三名の首を――一拍遅れで通り過ぎ

それらの首が自重で切り口からずれ出す頃には、流石に異常に気付いて武器を構えようとした両方向(左右)の残りの十数名の灰色囚人服の男たち(solidat)へ漆黒のコートの両懐から二挺持ちで引き抜かれ交差させる形で構えられた減音器付きの使い古されたマイクロウージーの銃口が向けられる。

押し殺した掃射音と共に、数十発の9mm弾が吐き出され、そのくせ正確に彼らの急所(胸と頭に二発ずつ)を撃ち抜き、応射させる間も無く射殺する。

灼熱した薬莢の落ちる小気味いい金属音。

その頃にようやく、最初に一閃された三名(solidat、The 1337 Crewエージェント)の頭が地面にゴトリと音を立てて落ち、断頭された首の切り口から赤い血の飛沫が噴出しそのまま残された三人分の身体が崩れ落ちる。

此処まで恐らく10秒も経たない内の出来事。

最初の闖入者達から成り代わる様に闖入者達の死体の山を築いて現れた(新しい訪問者)は仕切り直す様にこう言った。


Mr.クインラン「――タケル・シロガネだな?強制では無いが、今は此処から離れる用意をした方が良い。」


態々出て来た割には如何でもよさそうな様子でそう言いながら、今し方蜂の巣にされて転がっているA.A.H.W戦闘員の死体から無造作にダットサイトと40mmグレネードランチャーを取り付けてあるFY71アサルトライフルを取り上げるとそのまま投げて彼(白銀)に寄越す。

と、バラバラと頗る足音が左右から聞こえてくる上、偽装された装輪戦車が動き出すエンジン音が聞こえてくる。恐らく他のA.A.H.W襲撃兵が異変に気付いて急行して来たのだろう。

≫白銀武、西区ALL



【地球/東アジア島嶼(極東エリア)/沙沃島/南区/BLOODY BUNNY(血みどろウサギ※顕現)】

――少年は助けを求めていた、通りからも、何処からも銃声と爆発音、悲鳴が聞こえてくる。方向や距離までは分からない。あるいはもう鼓膜も馬鹿になってしまっているのかも知れない。――路地裏、まるで迷路の様なアジアンパンク宜しいこの呪われし島の生き地獄と化したこの場所で―――彼は一人だけになってしまっていた。

一緒にいた妹は……“あいつら”に

――

ふらつく足取り、朦朧とする意識――身体のあちこちが痛い、痛い、いたい。

とうとう立っていられずに倒れた彼は――その眼前に手を伸ばす。――刃物で死なない程度に弄ばれて抉られた血と涙塗れの両目に映る筈も無いのに“映った”誰かの差し出した手を握ろうとして

空を掻いたその手をそのままに、とうとう倒れ伏せた少年の指先―肩口から辿る様にして滴る鮮血が、影を伸ばす様に小さな血溜まりを作り――流れはじめ、放置された塵芥と粗大ごみに紛れて棄てられていた一つのウサギのぬいぐるみに行き着き、染み込んでゆく。



曇ってもいない空に、一筋の稲光が奔る。


不自然なほど(均一)に染み込んだ少年の血――薄紅に染まった(ウサギのぬいぐるみ)は容を換えて静かに立ち上がる。

そして、事切れた少年を一瞥し…


BLOODY BUNNY「その願い、その望み、確かに請け負った。」


≫南区ALL

1ヶ月前 No.420

セレーネ @sierra09 ★5aJ5lBLy87_Jty

【地球/東アジア島嶼(極東エリア)/沙沃島/西区/宿泊街拠点/白銀武】

トランスポーターが爆発し"何者か"が現れた瞬間反射的に白銀は部屋に飛び込んだ。逃げる為と言うより爆風や流れ弾から身を守る為だ
理由は分からないがやはりあのスミス的な黒服と囚人服集団は自分を狙っていたらしい。おまけに爆発の際見えたトランスポーターの中身は
やはり機動兵器(AWGS)だった。だが一番の問題は新しく現れた乱入者の方だろう。一太刀で自分を捉えようとしていた連中の首を切り落とすと
今は周囲に居る連中に鉛弾を喰らわせているらしい。くぐもった銃声と発射速度からして消音機(サプレッサー)の類を着けたSMGか

瞬の静寂が訪れた後、そおっと部屋の中から周囲を見渡すとそこには先ほどまで部屋を取り囲んでいた集団"だったもの"と
黒いゴーグルタイプのサングラスをかけ近い西洋両刃剣とマイクロウージーを携えたアルビノに近い男。そしてその男は白銀に警告を与えると同時に
周囲に転がっていた黒服連中のFY71突撃銃を投げてくる。警告し武器を与えたと言う事は取りあえず敵では無いのだろう。


「とりあえず助けて貰ったみたいだから礼を言うぜありがとよ。ついでに一体全体何が起きているのか教えて貰えたら嬉しいんだが」

手早くFY71突撃銃の弾倉や薬室のチェックを行い使える事を確認し、襲撃者達の懐から数本弾倉を頂く。後は部屋の中の装置類にロックをかけてしまえば
身軽な白銀の準備は終わり逃げ支度は整った。この男恐らく魔術サイド側の組織の人間だろう。そして自分達を襲ってきた襲撃者達。
頭の中は疑問だらけだが、複数の足音と偽装された戦闘車両の駆動音を聞き、西洋両刃剣の男(クインラン)についていく様に逃げる

>> Mr.クインラン A.A.H.W襲撃部隊


【地球/東アジア島嶼(極東エリア)/沙沃島/南区/龍津路天堂劇場/IOM】

IOMレベル1
「ヴァルター様シェリフ様と連絡がとれました」

天堂劇場のVIPルームで神無木と共にこの島の惨状を観察していたヴァルターの元へ、劇場内の従業員らしき人間がこれまた古風な黒電話持って現れた
ヴァルターは「ようやくか」と言った様子でその"コードが繋がっていない黒電話"の受話器を取り短く「ヴァルターだ」と告げる。
恐らく色々と胃が痛い状況だろうSheriffから事のあらましと現在の状況を聞く…どうやらA.A.H.Wにとっても今回の騒動は想定外らしい
曰く外部雇用のテロ活動顧問による暴走がここまでの「事を大きく」したらしい。とは言えそれに便乗して好き勝手やっている神無木等IOMメンバーもいるので
A.A.H.Wだけの責任とは言えない。そして何よりSheriff等A.A.H.Wを罰する権限等ヴァルターには無いのだ。

ヴァルター
「手綱の握りが緩いからこういう事になる…フンまぁいい。我等の懸念はこの騒動でネズミどもが嗅ぎつけて来た事だ。同時に貴様達がIOMの資源や資金を
湯水の様に使っていながら組織自体は再編途中であり戦力的に不足している事は知っている。故に此方からも増援を送る」

例のナチス・ドイツ魔術結社崩れのメンバー。ヴァルター・ディートリヒはSheriffからの説明を受けるとイヤミ混じりながらも意外な事に
増援と支援を約束した。口調からしてヴァルター自身あまり納得出来ていない様にも感じられるが増援の派遣と支援はIOMと言う組織としての決定なのだろう
最もこのヴァルターという男は誰かが「傲慢(ホッファート)のボウヤ」と言っていた様に自信過剰な面があり常にこんな感じではあるが

ヴァルター
「丁度敵も現れた事だ試験的に"赤い夜"を起こす事が決まった。良かったな貴様達の蛮行も全く無意味で無かったと言う訳だ」

最後まで嫌味を忘れずに「事態が事態だけに連絡を絶やすな」と言い残すとガチャリと受話器が置かれる音と共に通話は切れた。
とは言ってもSTEM接続された部下同士の連絡は取り続けられており、今回の戦闘の損失分の兵器や兵員、物資の補給や実行部隊の撤退支援の為送られる
部隊の到着時間等事細かな情報が逐次シェリフの元へ送られてくる。「赤い夜」と言う単語が気になる所ではあるがそう悪い事ばかりでもないだろう。

IOMレベル1(A.A.H.W連絡員)
「はい…ご存知の事と思いますがGOC(世界オカルト連合)に属する教皇庁禁書目録聖省<インデックス>と他にも幾つかの敵性勢力が派遣されております。
それと神無木様からの伝言で「楽しい夜をありがとう。早く貴方の新世界も見てみたいわ」との事です」

教皇庁禁書目録聖省…魔術呪術を志すものなら誰でも知っていると言われているヴァチカンを本拠地とする魔術機関の大派閥。
その聖務は異端や危険と判断された魔術を禁書として封印し続ける事。ヴァチカンを本拠地とするキリスト系魔術機関でありながら
必要とあれば他の魔術組織や他宗教とも任務を共にする柔軟性と、一国家に匹敵する戦力を有する組織。
元々は元トゥーレ系メンバーであるヴァルター等を追っていた様だが、必然的に現在はIOMと敵対している。

そして「貴方の作る新世界」とはIOMの幹部クラスは強制では無い物の皆必然的に「自分の世界」をSTEM内に作っており、作っていない幹部クラスは
Sheriff位らしい。STEMへの接続は確かメリットは多いがIOMに属するが故その「危険性」も分かる為判断は難しいだろう。
そして恐らくこれはIOMで上に上る通過儀礼の一種でもあると思われる為、他の幹部から督促されるのも無理はないと言った所か。

A.A.H.W実行部隊の元へIOMから増援が(無論それぞれの部隊・組織に偽装したレベル1やミートパペット)が送られた来た頃、特に戦闘や虐殺が酷い地点で
変化が起き始める。周囲の景色が赤く染まって行き気が付けばそこは赤黒い闇に支配されたまるで異世界の様な状態になっており、その地点を中心に
何処からともなく完全武装した機械の様な兵士の列(ミートパペット)やフードと仮面で素顔を隠し、手にそれぞれ刃物等相手を「いたぶる」道具を手にした
エデンリージョンやゾンビの様な集団。そして空には皮をはがれた翼竜や人間の顔を多数張り付けた甲虫の如き怪物達が地上と空を埋めて行く。

その光景を目にした普通の人間であれば、黙示録あるいは単純に「この世の終わり」を連想した事だろう。

>> Sheriff、A.A.H.W

1ヶ月前 No.421

セレーネ @sierra09 ★5aJ5lBLy87_Jty

【地球/東アジア島嶼(極東エリア)/沙沃島/西区/台湾本土連絡橋/IOM他】

民兵団SILAに偽装したA.A.H.W.部隊によって大規模な破壊活動。それに伴い激化する治安維持担当のPMSCや企業のPMF(私設軍)との戦闘。
A.A.H.W.は徐々に実行部隊を引かせている様だが、一度火が付いてしまえば消化は困難な物。更にIOM側も関与し始めた事によって騒乱状態に拍車がかかる。
ここ西区の中国・大華本土の台湾に繋がる大橋には避難民達がごった返していた。だが「その程度」で済んでいるのもここは普段から厳重な警備体制であり
現在もPMSCと中国・大華の軍隊である常強軍によって守られある程度統制が取れているためだ。しかしそれも時間の問題だろう
A.A.H.W.によって諸勢力は疑心暗鬼状態にあり、更にIOMが本格的に介入によって発生した「赤い夜」による異常現象の数々。真面に動ける部隊は全く足りない
しかもそこへ飛来する「黒い影」に気づく者は不幸にも殆ど居なかった

- 台湾基隆基地 -

常強兵
「司令防空網に中隊規模の所属不明機を探知。恐らく高度なステルス機能を持っており発見が遅れた様です」
常強上級士官
「狙いは本土を繋ぐ大橋か?D.E.A.D.システムはどうした?」
常強通信兵
「それが…管制塔と通信が繋がりません。詳細は不明ですが何らかの妨害工作を受けた可能性が」
常強上級士官
「だったらスクランブルをかけろ!これ以上族どもの好きにやらせるな!」

ウィンズローア・コード加盟国である中国・大華には勿論絶対防空システム事D.E.A.D.システムが存在するが何やらアクシデントが起きた様だ
最も現在の状況は想定外のアクシデント続きだろうが。周囲の基地からはCSAT(カントン戦協定戦略条約同盟)のToー201シクラの常強軍モデル
殲撃201型戦闘機及びCAST軍の現用可変戦闘機SV-52オリョールが次々と出撃。地上のAWGS並びにMSの対空型(13式防空型、ティエレンツーウェイ)も配置につく

常強航空兵
「<<敵機捕捉!光学映像のCG補正…敵機はAFTA軍のTMSリアルドタイプ>>」
常強航空兵2
「<<リアルドと言う所を見るとテロリストの機体か。横流し品ではCAST共同開発機である我々に勝てると思うなよ>>」

スクランブルをかけた殲撃201型戦闘機及びSV-52オリョールが接近する所属不明機の姿を捉える。どうやら敵機はTMSリアルド系の様だ。
だがそれにしては主翼が大きく形状もやや異なっている。何よりこれほど高度なステルス機能等は無かった筈だが…
リニアガンの射程に入る前に常強軍及びCAST軍合同航空隊はR-73アダー中距離空対空ミサイルを一斉に発射。たとえステルス機能や防御装置があっても
之ほどの波状攻撃を受ければ無傷ではいられない筈。少なくとも編隊を崩してウェポンベイの装備を投下し身軽になって回避に専念せねばならないだろう

だがその希望は直ぐに裏切られる事になる。リアルドタイプは編隊を崩す事無く一斉にリニアライフル等の射撃兵装及び防御装置によって強引に突破
そのまま殲撃201型戦闘機及びSV-52オリョールとの空中戦に突入する。だが此処でも更に予想外の事態が起きたこのリアルドタイプは通常のリアルドに比べ
あらゆる点で遥かに高い性能を持ち、特にリニアライフルとリニアアームガンによる長射程からの弾幕は殲撃201型戦闘機を苦しめた。

常強航空兵
「<<操(クソッタレ)!リアルドの癖に火力も機動性も高い!>>」
CSAT航空兵
「<<こっち(オリョール)で敵を引き付ける!幾らリアルドでも可変戦闘機には…何ッ!>>」

「リアルドは戦場では変形できない」そう思っていたSV-52オリョールのCASTパイロットは自機の変形能力を巧みに使い、リアルドタイプの背面を取る。
だが次の瞬間何とこのリアルドタイプはMS形態に変形し、SV-52オリョールがガンポッドを撃つ前にソニックブレイドをプラズマソードに変え
ガンポッドを持つ右腕と両足を切り落とし、瞬時に変形して次の相手に向かって行く。

- 台湾基隆基地 -
常強通信兵
「迎撃部隊苦戦中。敵機は想定以上の性能の様です」
常強上級士官
「報告ではリアルド型と聞いているぞ何故そんな旧式にここまで手古摺るか!早く増援を送れ!」
常強通信兵2
「観測部隊より報告!敵別働隊を発見したとの事。狙いは沙沃大橋と…と.当基地です!」

- side IOM -

IOM航空兵
「<<敵は上手く陽動に喰いついたな。いいか我々の目標は基隆基地と沙沃島と台湾を繋ぐ大橋を破壊する事だ。現在破壊工作によりD.E.A.Dシステムは停止
しているが再起動は時間の問題だ。敵航空隊の増援を含め防空システムが完全復旧する前にケリをつけるぞ>>」
IOM航空兵2
「<<来た歓迎委員会の花火(対空砲火)だ。之が本場の熱烈歓迎ってやつか>>」

A.A.H.W.全面支援の為に本格的に動き出したIOM。彼等は島内での騒乱活動を助長させるだけでなく、本土からの増援を絶ち孤立させる為空軍まで投入したのだ
このリアルドタイプのTMSは可変戦闘機にも匹敵するスペックを持つ様で、常強軍及びCSAT空軍すら苦戦する程である。
此方の部隊は地上目標に向けて猛進している。だが常強軍側も黙って見ている訳では無い。地上の13式防空型(BMX-30高射機関砲コピーモデル)
ティエレンツーウェイがにらみを利かせ、迫りくるIOM側のTMSに対して熾烈な弾幕を形成した。特にティエレンツーウェイはリアルドやヘリオン等の
TMSに対抗する為にティエレンをベースに開発され、頭部を4連装155mm×50口径対空速射砲に換装し、肩部に4連装対空ミサイルランチャー
腕部には60mm6連液冷バルカン砲を装備する重火力仕様。たとえ高速飛行するTMSや航空機と言えど十二分な脅威となる。

IOM航空兵
「<<メーデーメーデー!やられたぁ!>>」
IOM航空兵2
「<<三番機が喰われました>>」
IOM航空兵3
「<<構うな目標は目の前だぞ!見えた陸標だ攻撃準備>>」

流石のIOM肝いり新型機と言えど常強軍及び現地PMSCの対空防御を前に撃墜機が出始めるものの、機体性能そしてそれを引き出す「異常なパイロットの能力」
によって強引に突破してそれぞれの目標に接近。機首120mmリニアライフル及びより発射速度と初速を向上させたリニアスマートガン
腕部60mmリニアアームガン、空対地ミサイル、爆弾投下等あらゆる火器を使って地上目標への攻撃を開始。落下する爆弾や飛来するミサイル、リニアガンの雨が
地上に存在する機体や物、人を吹き飛ばし、切り裂いていく。攻撃の後に残ったのは瓦礫の山と兵器の残骸、無数のクレーターが出来た地面だ。

台湾基隆基地は基地としての機能を喪失し更に機雷封鎖までされてしまった。肝心の沙沃島と台湾を繋ぐ大橋も所々崩落し支柱事態にも深刻な被害があり
また原型が残っている部分も何時崩落してもおかしく無い。無論橋の入り口や橋に居た避難民、PMSC、常強軍共に区別なく甚大な被害を蒙っている。

IOM航空兵
「<<ミッションコンプリートRTB(帰投の意)>>」
IOM航空兵2
「<<中々いい機体だ可変戦闘機相手にも十二分に戦える…之で沙沃島は一時的だが完全な孤島になった訳だ>>」

>> 沙沃島ALL

1ヶ月前 No.422

沙沃島民兵・怪異戦線/“黒にして遠影” @izuma☆VNvX9naPtFo ★XdmdoCx531_spV

【地球/東アジア島嶼(極東エリア)/沙沃島(旧名エリア8JO経済協力特区)/南区のとある廃市街/PMSC・八幣會実力部隊(A.A.H.W偽装兵)、SILA民兵(K.M指揮下の部隊)、K.M(黒にして遠影)】

侵攻と過程としての(無差別攻撃)は確かに上手く行った、元より増強された装備や兵器(IOM供給)が在れば、同じく、しかしながら装備類の更新の供給の優先度と規模の(度合い)の異なるSILA(沙沃島解放軍)の有象無象相手ならば、押し込めてしまえば後はどうとでもなるとPMSCやマフィア(八幣會)傘下の実力部隊を偽装(特にPMSCへの擬装はIOMからの供給品でも西側寄りの物――兵員の装備も多少差異があるとは言え、所謂“Eの字”もといE&C社※ユージーン&クルップス社に似せたモノとしている。)したA.A.H.Wの偽装扇動部隊は考えていた、事実的には装備の質で押されながらも地勢と数で対抗するSILA(沙沃島解放軍)と奇妙且つ強力に近代化・改修され原型から大きく強化された装備や兵器で武装したA.A.H.W実力部隊ならば程よく損害を出しながら(演出)が出来るものと…

実際、南区の十数ヶ所で発生しているSILA民兵勢力とA.A.H.W偽装部隊間の戦闘はA.A.H.W側の目論見通りほどよい拮抗へと持ち込めている。

だが、物事の流れが誰に対しても気紛れである様に、明らかにA.A.H.W側の部隊が劣勢――質で言えば上の筈の装備(機動兵器も含む)で固めた一部隊がほぼほぼ壊滅状態まで不自然なほど民兵側に追い込まれている場所も存在していた。

―――――

A.A.H.W偽装兵A「戦術リンクが切れた!、展開中のドローン(エンジェル)が全部落とされただと?…馬鹿なこんな短時間で?それにアレは常時偽装じょうたガッ!?」

A.A.H.W偽装兵B「くっ…スナイパー!待ち伏せ先に更に待ち伏せとは、あっちの雑居ビルは数分前に掃討した筈。中にいた連中はどうした?」

A.A.H.W偽装兵C「クソッ!配水管から手榴だn」

もぐら叩きの様にそこ等の建築物や建物、無造作に増築された無秩序な住居群から絶え間なく飛来するライフル弾、もしくは上階や屋上から撃ち下ろされてくる重機関銃や雑多な小火器の火線、制圧した筈の建物から銃撃され――吹き飛ばした筈の即席の障害からいつの間にかRPGや無反動砲の砲火を浴びる。

A.A.H.W偽装兵A(パイロット)≪ゴキブリ共め、炙り出して踏み潰してや…なっ≫

AS用の携行武装で雑多な建物の窓際越しに吹き飛ばす様に6ICブッシュネルIOM型が57mm散弾砲(ボクサー)で過剰火力気味ながら砲身を突っ込む様にして速射して中から撃ちまくっていた民兵達を消し飛ばすが、突如その脚部に105mmのAPDS(装弾筒付徹甲弾)の直撃を立て続けに複数の方向から貰う。脚部を破壊され姿勢を崩しながら態勢を立て直さんとしているパイロットの視線に映るのは

A.A.H.W偽装兵A(パイロット)≪あのトーチカ(ダックインする形で放置されていた旧人民解放軍の79式戦車)、――まだ生きてたのか!≫

熱源も感知出来なかった事から恐らく走査が過ぎた後に民兵が乗り込んで砲塔を操作したのだろうが――それにしては人影は目に付かなかった。更に止めの砲弾を叩き込まれコックピットごと吹き飛ばされた彼は知る由も無いが、その戦車トーチカは地下の下水道の直下から出入り出来る様に民兵に改装され手の込んだ陣地と化していたのだった。それ以外にも元々旧式戦車や装甲車、もしくは小型機動兵器ごと増築時に屋内に隠蔽・固定したモノや砲塔のみを移動させやはり隠蔽した砲台の様に用いている。

K.M指揮下SILA民兵A「へっ、ここいらは俺たちの庭みたいなもんだ。余所者にゃ把握なんざ出来っこ無いしさせる気も無いぜ。」

K.M指揮下SILA民兵B「“あの人”の言いつけを守っていれば負けは無い。」

K.M指揮下SILA民兵C「好き勝手しやがって、奴らを生かして帰すな!皆殺しだ!」

他にも正面から隠蔽された戦車砲や砲身だけ出した13式の30mmガトリング砲の掃射を受けて散開して回避しようとした所に同時発破され崩落する十数階建ての建築物の下敷きになって随伴していた戦闘員ごと複数同時に撃破されるA.A.H.W側の装甲車両やAS、A.W.G.S――そこら中に能動的なキルゾーンを構築し、蜘蛛の糸のように張り巡らされた移動ルート(壁越し、下水道、遮蔽された路地、もしくは直接掘られたトンネル)で短時間のうちに攻撃と離脱を繰り返しながら、このエリアの民兵たちは民兵らしからぬかなり組織立った動きでやや油断していたA.A.H.Wの偽装実行部隊を手痛い損害を与えて撃退していた。

もちろんA.A.H.W側の兵員(戦闘員)が単純にまだSTEM由来の新型SOPを使いこなせていないのも損害続出の拍車を掛けていると言えるだろう。

―――

黒煙が幾筋も立ち昇り、銃声と砲声が響き続けている、そんな戦場の只中にあるとある廃ビルの屋上に立ち、双眼鏡を手に何処にでも在りそうなOD色のやや古い戦闘服に襤褸をフードの様に被った誰か――“彼女”は受け持った(この戦区)の状況を観察しながら時折無線で指示を飛ばす。その所作から見れば明らかにこの場のSILA民兵勢力を取り纏め指揮している人間だと察する事が出来るだろう。

K.M指揮下SILA民兵副官「かしらぁ!伝令から報告です、南区の本土連絡橋がテロリストの爆撃で落とされたそうでぇ。それから…」

息せき切って屋上まで上がってきた如何にも荒くれっぽい肩から弾帯を巻いた大男が“彼女”にそう口頭で伝える。慌てた様子のそんな副官を片手をあげて諌めながら、伝えられた本人(K.M)は鷹揚に頷き

K.M「把握している、此処からでも良く見えた。――“あちら”も馬脚を現し始めたみたいだな。」

もっと慎重に動く物だと考えていた分拍子抜けした、という様子の“彼女”の独り言めいた呟きに副官の大男の民兵は一瞬頭の上に?マークを浮かべながら…

K.M指揮下SILA民兵副官「と…とにかく、こちらからも打ってでましょうぜ!やられっ放しじゃ皆癪に障る。(他の部隊)は皆西区で派手にやってるらしいですし…」

K.M「まだその時では無い、それにお前はSILAの存在意義を忘れているぞ?。追いやられし者達の為の矛と盾、それこそが我々SILAの本懐であろう?」

そう嗜めながら

K.M「それに、また(厄介の種)が迫りつつある。――此処を守り、その連中を通さない様にしておかねばならん。」

K.M指揮下SILA民兵副官「ッ……是的(了解の意)、忘れてくだせぇ…」

K.M「よろしい、それから、蘭洪(ランホン)側のバリケードを下げる様にしておけ。―そこの防御は薄くて構わん。」

ついでに直接指示を下し、また慌てた様子で階下へと降りていく副官の後姿を見送った後、(K.M)は明らかな(異常)が遠からずこの場所に至るであろう事を予期し、何処か険しい顔でその禍々しき雰囲気のする方角を睨み付けていた。

K.M「――感傷ではない。ひとのゆめだ。人が生きる時、ゆめがうまれる。暗い絶望と嫉妬のゆめ…か。」


≫南区ALL

1ヶ月前 No.423

嶽丸 @firstmoon☆Iqtd6N0SMOw ★iPhone=UBgmhUPQZa

【返事をお待たせして大変申し訳ないです。時間はかかってしまいますが、レスを分けて返します】



【地球/東アジア島嶼(極東エリア)/沙沃島(旧名エリア8JO経済協力特区)/東頭村道(路地裏)→道路上/建物(伽藍の堂内)→移動開始/嶽丸】


ーーこれまでのあらすじ。異界に迷い込んだ赤鬼・嶽丸は、空から落ちてきた記憶喪失の少女・ルビー・ローズと出会う。怪物から逃れて伽藍の堂の主・蒼崎橙子に導かれて彼女に雇われる。居場所が見つかった二人の初仕事は、詳細不明の呪物を届けることだった。


ーーーー



嶽丸「かと言って、正面から行こうにも向こうの人数が多いですね。……いえ、そうでなくとも、手荒な方法では今後の生活に響きますね」


ルビーの言葉に同意を示し、口元に手を当てて思案する嶽丸。島の情勢を考えると穏便な方法で済ませたい。とはいえ、見逃してもらえるような甘い話は無い。


「ーーつ!?」

肩に手を置いて声をかけられた事に気づいて、口元から手を離して振り向いた。そこに立っていたのは、獅子の鬣を彷彿させる白髪が特徴的な奇妙な老人だった。ルビーは警戒しており、銃口を彼に向けている。

「ーー抜け道、ですか?」

射線を遮らないようにしつつ、ルビーを庇うように彼女の前へと立つ。


この老人は此方の事情を見抜いていると判断する。その上で抜け道があると言ってきた事に困惑する嶽丸。さりげなく鬼の嗅覚を働かせた。少なくとも臭いや気配は人間のようだが、何らかの力を感じるように思える。そもそも、胡散臭い。外見が、ではなく、その有りようが。


ーー博打は嫌いではないが、一人旅とは事情が違う。選択を誤れば、自分だけでなくルビーまで巻き込んでしまうと嶽丸は苦悩する。


「ルビー……」

ルビーが此方を見る。既に銃口は下ろしていた。その表情が困惑しており、不安を感じている事に気付いた。


「ーーーー」

ーー微かに足音が聞こえた。少しずつだが、確実に気配か近づいている。鬼の直感が危険だと告げている。このままでは選択肢すら失ってしまいかねない。


「ーーわかりました。案内をお願いします、抜け道への」

老人の誘いに答える嶽丸。

進むも地獄、戻るも地獄。例え先の見えない暗闇だとしても、先へ進むと決意する。


此方が軍隊の動きに気付いた事を悟らせないように、視線はルビーや老人を確認するだけに留める。


「ルビー、私の近くへ。……迷わないように、私が側におります。無事に帰るまでが、おつかいですから」

人間から見ても、人外から見ても不器用すぎる言葉だが、嶽丸なりにルビーへ真っ直ぐに伝える。

歪かもしれないが、それでもルビーを助ける、おつかいは達成する、そして自分も生きて彼女を守り通すと嶽丸は誓う。

>ルビー・ローズ、????、C.M.S.C >>386 、東区ALL

1ヶ月前 No.424

幽玄と夢幻の島/はじめてのおつかい @izuma☆VNvX9naPtFo ★XdmdoCx531_spV

【地球/東アジア島嶼(極東エリア)/沙沃島(旧名エリア8JO経済協力特区)/東頭村道(路地裏)→道路上→漏洞(抜け道)/ルビー・ローズ、C.M.S.Cオペレーター(警邏兵)、????→バンシー伊東(同行)】

????→バンシー伊東「ほっほっほ!色好い返事で結構じゃ。――ああそうそう。名乗って無かったの、わしゃ、バンシー伊東…バンシーとでも呼んでおくれ。」

ルビー「バンシーイトウ、…ミスターバンシー、私はルビー、ルビー・ローズ、タケマルさんがそう言うなら、私は一緒に行くだけだよ!…うん、分かった」

流れで簡単な自己紹介を交えつつ…

結果として彼(嶽丸)に判断を仰いだ訳だが、ルビー自身も何やら此方へ近付いて来る複数の気配に感付き。この怪しさ満点の老人の突然且つ胡散臭い事この上ない様な提案に乗ったこの人の好い、しかし毅然とした判断力を有している鬼と共に往く事に迷いは無かった。どのみち危ないと分かっていても事が急いている今は止むを得ないし、何より彼(嶽丸)に護られ、同時に彼の事を護る覚悟を彼女自身もしていた、というだけの話でもある。

指示通りそっと同行者(嶽丸)の傍らで身構える銀の双眸を持つ少女、そんな様子をなんだか可笑しそうな表情で見遣った怪しい老人は――

バンシー伊東「そうおっかながらんでもまだ大丈夫じゃよ。ほっほっほっ…“今のところは”な。」

と、自身のちょうど真横――既に人は住んでいないであろう中華な無秩序建築な廃墟の扉――板っ切れで止めてある簡単なバリケードをちょこちょこと何処からか取り出したミニバールであっさり外して除けると、暗く開かれた扉の向こうへずかずかと入って行く。

バンシー伊東「ふむふむ、今日は“道”の機嫌が良いみたいじゃな。…それじゃ、わしのあとについて来い。」

そう手招きしてひょいっと老人の姿は屋内の闇に消える。

ルビー「――(抜け道)って事はつまり、建物の中から進むって事なのかな…行こう、タケマルさん。私は大丈夫!」

強がっているというよりは、冒険心の様な物をくすぐられているらしきルビーの銀色の瞳は、心なしか何処か輝いて見えた。…其処に失われた(彼女の記憶)の片鱗が宿っているとでも言わんばかりに

―――

――



怪しい(道案内)の老人が入った建物の中――しかし其処は明らかに想像が付く様な様相とは異なる場所――何故か地上の建物に入った筈なのに其処はどういう訳か古い地下道―――微かなすえた匂いから下水道だと察しが付くかもしれない。先に入った老人(バンシー)はそのまま自身の人差し指をぺろっと舐めて空気の流れでも読むかの様に何かを辿っている様だ。


≫嶽丸、(東区ALL)

24日前 No.425

セレーネ @sierra09 ★coivqv0fpa_YO0

【地球/アメリカ・リベリオン/国際連合本部ビル/旧連邦派閥】

沙沃島が混沌に包まれ未だ南米では戦火は消えず、欧州では怪異との戦いが続く地球。そんな中でも未だ動く気配を見せない国際連合。そんな国連本部ビル内の一室豪華な調度品で彩られた執務室の机に
恰幅のいい初老の老人は座っていた。自慢のコレクションである白磁の陶器を眺めつつ、ゆったりとこれまた高級な葉巻に火をつけ煙をくゆらせる。世界が混乱した情勢下にあるのに「いいご身分」との
影口が聞こえてきそうな塩梅だが本人はどこ吹く風といった様子。コンコンと静かにドアをノックする音が響くと秘書官と思われる男性が入室する

秘書官
「議長沙沃島での最新の報告が入ってまいりました」
初老の議員
「うむ…そうかやはりGOCは動いたか」
秘書官
「正確にはGOC…世界オカルト連合の中でもヴァチカンを本拠地とする<インデックス>ですが…他にも個人単位で動いている者も居る様です」

提示されたタブレットを見て納得した様子の老人はインデックス…禁書目録庁の派遣した戦力と現在の戦況について考え、受話器を取るとどこかへと電話をかける

初老の議員
「ミシマ准将かね?私だ…ああそうだ君に一働きして貰う事になったよ。いや南米ではなく極東の沙沃島だ。ああ戦力が必要になるぞ?"ガルダ"を使いたまえ」

ガルダ…その言葉に秘書官は驚きを隠せなかった。ガルダとは旧地球連邦が開発したガルダ級超大型輸送機の事である。現在はミノフスキーフライト等様々な航空技術が発達しその価値はやや低下したものの
多数のMSを運用可能なこの「空の要塞」は未だに重要な存在である。特にそのペイロード等を生かし軍事目的だけでなく気象観測や流通等も担うインフラでもあり、無論簡単に投入される事はない。
地球連邦政府解体後もガルダ級は全てそのまま国連常設軍に移管され、平時は上記の様な任務に就いている。


初老の議員
「うむよろしく頼むよ。敵は手ごわいぞ?特にスタッフは改めて選別したまえ。くれぐれも"最近成り上がってきた"様な者は除外する様に。どこに連中の息のかかった者がいるか分からんからね」
秘書官
「驚きました…ガルダ級を一機とはいえ投入するとは。しかもミシマ准将といえば議員の第一MS空挺師団の指揮官。それ程の戦力を南米でなく極東のそれも小島に投入するとは」
初老の議員
「…南米の戦争はもうすぐカタがつくよ。それに"セレーネ共和国"はかつてのジオンの様な真似はせんよ。むしろ今はPEUを中心に地球国家との水面下交渉に入っている。
だがな…連中はIOMは放置すればかならず人類を脅かす。ワシの願いはただ一つ人類の存続だ。それを脅かす存在はたとえ小さな芽であっても摘まねばならん」

当然といえば当然であるが国際連合は一枚岩ではない。そしてこのふくよかな老人達はかつての地球連邦出身所謂「連邦派閥」と呼ばれる者たちであり、国連常設軍にもガルダ級同様解体された連邦軍から
そのまま組み込まれた部隊が存在し、今出撃命令が下されたのはそんな連邦派閥の部隊…特にこの議員の私兵とも言われている。そう彼は「ジャブローのモグラ」「古狸」等と揶揄されてきた
そしてそれ以上に「やり手」の旧地球連邦系国連議員ゴップその人である。

こうして沙沃島にはガルダ級を中心とするミシマ准将指揮下の空挺部隊が派遣される事となった。といっても小さな沙沃島ではMSは小回りが利かず、Gファイター強襲型と人工筋肉を内包した
マッスルスーツに幾らか装甲を施したウィンズローア・コード標準の歩兵部隊が中心となっている。無論中国・大華常強軍航空隊を撃退し橋を落としたIOM航空戦力の排除も目的のため。
"相応"の戦力が用意されている。こうしてガルダ級は久々に規定航路から外れ一路沙沃島に向かった。


>>対象なし


【地球/東アジア島嶼(極東エリア)/沙沃島/南区/廃市街/IOM・禁書目録庁】


K.M指揮下SILA民兵団がAAHW偽装部隊を撃退した後、やや時間を置いてAAHW偽装部隊と交代する様に"それ"は現れた。戦場にいる者達は戦闘要員、民間人問わずまるで「酷い耳鳴り」の様な症状が一瞬起きる。
そののち何やら妙な音楽が聞こえてきた。ポコシャカと太鼓を鳴らす様な戦場に似つかわしくない妙に気の抜けた音楽。それ自体も異様であるが道路や路地にはそれ以上に異様な者達が姿を現した。

"ゾンビ"あるいは"リビングデッド"それ以外たとえ様がない。肉体は腐敗し衣服はたっぷりと腐汁を吸って腐りきった肉体の一部と成り果て、蛆やミミズ等害虫がはい回っている不快極まる姿。
どこから現れたのか死者の集団がゆっくりと正者に近づいてくるのだ。それは太鼓を行進曲とした死者の行進曲の様でもあった。

インデックス歩兵
「ゾンビだぁ□畜生撃て!撃て!」

SILAとは別禁書目録庁が派兵した部隊は携行した銃火器で一斉に発砲を始めた。だがこれも又お約束というべきかこのゾンビ達は胴体に穴が開いても「うっ」と驚いた様に一瞬止まるだけで
まったくひるむ様子はない。それに気づいた冷静な兵士が自動小銃で改めて正確に頭を狙い、ライフル弾で頭部に穴を開けるとまるで眠り落ちる様にこれまたゆっくりと倒れて動かなくなる。

インデックス歩兵
「ハッ!所詮は"のろまな死体"だ!落ち着いて頭を狙え!今時ゾンビ如きでガッ!」

安堵と怒りが入り混じった言葉は途中で途切れた。何故なら人工筋肉を内包し胸部等に装甲が施された強化服装備の歩兵の胸に大穴が空いたせいだ。しばらくして"漸く銃声"が響く。

ミートパペット観測手
「ハートショットヒット。ターゲットは崩れ落ち膝で一旦止まる。ヘッドショットエイム。ファイア」

主戦場からはるか離れたビルの屋上に配置された重装備のミートパペット。シャイタックM20IというIOM用大口径狙撃銃を構えた狙撃兵と観測手のコンビはゾンビに応戦するインデックスの歩兵や
おそらく応戦を始めるであろうSILA民兵達にも狙撃を始める。.408シャイタック徹甲弾は歩兵用の一般的な強化服や義体も簡単に貫き、"どうやっているか"は不明だが廃屋等遮蔽物に身を隠した相手でも
正確に遮蔽物を貫通して弾を送ってくる。ゾンビ…正確にはIOMのサンゲリアン達に気を取られると容赦なく超長距離狙撃が行われる。

バンディッチ
「<<AAHWの役立たずは下がれ!ここのこざかしい民兵達は私達がやる!アハハハ!そうだ私達に与えられた"ギフト"はこの為にある!血を血の神に捧げよ!>>」

更に正面からは3m級の小型機動兵器部隊…IOMの魔装機兵を纏ったバンディッチ達が地獄から響く様な雄たけびを上げるヒュージ・ヘルブルートを従えて現れた。ゾンビや狙撃で混乱した部隊に対して
妖力を込めた重火器から繰り出される悪しき弾丸は兵士・民間人問わず貫く。特にヒュージ・ヘルブルートは同じ位の大きさながらその凶暴さからバンディッチ達以上に容赦なく襲い掛かり
20mmガトリングアームから繰り出される圧倒的弾幕で遮蔽物ごと砕き、近づく相手は「ノコギリは家族」と刻まれた刃の巨大なチェーンソーを振り回し徹底的に切り刻む。

防御を固め地の利を得ているSILA民兵団もAAHW偽装部隊とは性質が全く異なる暴力に手を焼くことだろう。また地上にだけ目を向けていれば良い訳ではない。廃市街の建物の屋上をピョンピョン跳ねる様に
飛びながらやってくる存在もいた。奴等はゾンビに似ているものの背中や胸が大きく張り出して中で「何か」が蠢く異形の姿をしている。よく見ればこいつ等は住民やPMSC、それどころかSILAすらその中に混ざっていた
この異形の怪物「ガムヘッド」はその高い身体能力を生かして高所から生者に襲い掛かり、不意を突き集団で"狩り"を行う。銃弾や砲弾で倒せない相手ではないのだが何せすばっしっこくずるがしこい。
ガムヘッドを倒す為に動けば、ミートパペット狙撃兵のキルゾーンに誘い込まれたり、魔装機兵部隊の前におびき寄せられたり、サングの群れに突き落とされる等される。

禁書目録士官
「此方に陸戦ウィッチのサザーランドM部隊を寄越せ!IOMの本格的な攻撃だ!…何?!他の地区でも現れただと□グッ…この邪気は…なっ!>>」
指揮を執っていた禁書目録庁の士官達の前に現れたのは、どぎついピンク色の邪気を放ちながらもがく様に壁から這い出ようとするゴースト…「ヴィクティム」の姿であった。
無論彼等は対魔専門の戦闘部隊それなりの備えはある。だが"実体のある部隊"に手を焼いている中幽霊退治までしなければならないとなると話は別だ。特にこいつ等ゴースト系は壁をすり抜けワープして
自由に移動してくるため物理的な遮蔽物や防備が役に立たない。その殺傷能力は低いものの邪気で生命力を徐々に奪われ、妨害を受けると別の敵の対処が難しくなる。

禁書目録歩兵
「主よ私は災いを恐れません!災いを恐れませギャァァ!!!」

文字通り"全方位"からやってくる脅威に対処しきれずサングの波に飲まれた歩兵は凄まじい力で組み付かれ、喉を食いちぎれられ絶命する。まさにそれは「百鬼夜行」その物であった。

偽装部隊によるかく乱工作からまだ立ち直っていない中、島には続々と「怪異」の群れが跋扈し始める。

>>SILA 沙沃島ALL

16日前 No.426

沙沃島民兵・怪異戦線/“黒にして遠影” @izuma☆VNvX9naPtFo ★XdmdoCx531_87s

【地球/東アジア島嶼(極東エリア)/沙沃島(旧名エリア8JO経済協力特区)/南区のとある廃市街/PMSC・八幣會実力部隊(A.A.H.W偽装兵)※撤退or壊滅、SILA民兵(K.M指揮下の部隊)、K.M(黒にして遠影)、 720評価班 "夢追い人(Dream keeper)"】

A.A.H.W偽装兵指揮官≪…しかし総合して“我々”の目的は8割方達成出来たのは間違いあるまい。其方のお言葉に甘えるとしよう。各部隊残存兵員は後退!後退せよ!≫

そうして半ば敗走する形で後退するA.A.H.W残存部隊と入れ替わる形で戦場に現れ始めた異形の軍勢と目に見える形で顕現し出す(怪異)、奇妙な太鼓の打音が紡ぐ妙に気の抜けるようなリズムと、しかしそれに合わせて出現し始める古典的極まりない(死して歩く者)の大群、まるで前振りなど無かったにも関わらずそこ等中に(いつの間にか)うろつき回り始めている腐敗し原型を殆ど留めていない様な有様の身に蟲を這わせるゾンb…もといサングの群れ、明らかに意図的に発生させられたらしきソレらを相手に、更にオカルト的事態の収拾とIOM勢力への攻撃を目的に現地展開した欧州方面のGOC加盟勢力である(禁書目録庁)の実働部隊が交戦を開始したと同時期に民兵側も接敵する。

だが当然、(あちら)が投入してきた兵力はそれだけに非ず。

K.M指揮下SILA民兵B「くそっ腐ったトロい□屍(チャンスー※ゾンビの意)共だけじゃないぞ。かなり遠くから狙撃されてる!」

K.M指揮下SILA民兵A「バリケードが抜かれる!こっちはもう半分以上やられた!それだけじゃ無くて死人どもも押し寄せてくるぞ!うわっやめ、ぎゃああああ」

K.M指揮下SILA民兵C「(56式自動小銃を短く連射しながら、小走りで後退しつつ)撃ちながら移動を続けろ、撃ってきてる奴らも動き続ければこちらにそうそう当てられやしガッ!?」

(超常現象)自体には曲がりなりにもこの島の住人である事からある程度は意識的な耐性が出来ている民兵達であるが、一度に発生する様々ば事態そのものに対しての対応には後手後手に回らざる得ず、サングに銃撃を加えている間に狙撃されたり、比較的狙撃に対しては安全を保てるであろう屋内に逃げ込んだのは良いが、お構いなく遮蔽物ごと撃ち抜かれたり、逆にサングの群れやその他の怪異に包囲され身動きが取れなくなる状況も多く発生していた。

もちろん少数になったところを良くわからない化け物(ガムヘッド)の群れに襲撃されたりしており余計に混乱に対して拍車を掛ける。

おまけに堕ちたウィッチ(魔女もといバンディッチ)達が駆る魔装機兵部隊や、同じく現れその凄まじい暴威を示すヒュージ・ヘルブルートによる大口径の妖弾や唸りを上げるチェーンソーで通りにタイヤを燃やしたバリケード越しに機銃・無反動砲陣地を構えて応戦していた民兵部隊を蹴散らし、肉片に変え、機関銃を恐慌しながら撃ちまくっていたテクニカルの機銃手をテクニカルごと粉微塵にせしめていく。

K.M指揮下SILA民兵B「火力が違い過ぎる…特にあの装甲のついたダァーグゥ(大鬼※ヒュージ・ヘルブルート)、まるで手が付けられん!」

K.M指揮下SILA民兵D「兎に角足を止めろ、(かしら)の事前の指示通りにな。撃ちまくれ!」

廃墟や通りの影に隠れた民兵側の中古品である96式A型戦車(他のSILA民兵部隊ではIOM供給のM551士魂IMC型装輪軽戦車に更新)数両と重機関銃を積んだテクニカル、中腰の状態でBK-540ライフルを構え射撃姿勢を維持している17式(Rk-92サベージのデッドコピー)AS数機が、それぞれ125mm滑腔砲の砲火や37o機関砲弾&14.5o弾の雨を襲い来るヘルブルートと魔装機兵、そしていつの間にか数を増して押し寄せるサングの奔流に浴びせて行く。

同時に後退していた民兵達も再合流しまばらに小火器や軽機関銃、手榴弾、果ては火炎瓶やダイナマイト、パイプ爆弾などの投擲で機動兵器や戦車、重火器による火力による(ごり押し)に参加、更にはRPGや無反動砲、雑多な中古〜旧式の対戦車ミサイル――それからやはり旧式ながら直接照準の大口径榴弾砲(152oクラス)と81式122mm40連装自走ロケット(オラーシャ/ロシアのBM-21のコピー)が在庫処分宜しく騒々しく賑やかに春節の爆竹の如く砲火銃火噴進炎を閃かせて出迎える。

――――

――

K.M指揮下SILA民兵副官≪かしら、こっちは損害多数でかなり押されてますが、まだまだ戦えますぜ!≫


無線越しに聴こえてくる戦闘音と怒号、悲鳴――階下で直接指揮に出向いた副官からの通信に変わらず屋上に佇む(普通に考えると超長距離狙撃の恰好の的だが)“彼女”は頷きながら…


K.M「ああ、各隊は良く健闘している、今暫く耐えろ。―“赤舌組”K.Mだ―敵狙撃チームの排除を頼めるか?」


別の回線に切り替え、風切り音をバックに何だか怪しいカタコト染みた“赤舌組”リーダーの軽い声色が聴こえてくる。


K.M指揮下SILA喰種(グール)兵リーダー≪知道了(承知の意)―ワタシらならもう移動中アル―変な臭いも酷いけど、あいつらとっても“丸見え”よ。≫


主戦場である廃墟群から遠く離れた位置、混乱で人気のない建物の壁や屋上を凄まじい速度で移動―――パルクールの要領を人外の存在が行えばどうなるか、見た目や装備は普通のSILA民兵のソレと大して変わらないが、炯々と輝く人類(捕食対象)に対して本能的な脅威を感じさせる様な黒と紅の赫眼(かくがん)と、空を駆ける様な人間離れした身のこなしが彼ら(彼女ら)が人間で無い事を伺わせる。

数十名ほどのK.M指揮下喰種(グール)兵の集団は4〜5名ずつの小集団に別れて、其々IOM狙撃チームが居ると思われる建物、…その屋上や最上階へ襲撃を掛ける。

手榴弾を投げ込み、擲弾を撃ち込み、銃撃を加えるという、喰種(グール)という種族としては一般のイメージに合わない人間の兵士の様な戦い方だが、この辺は従軍経験がある者や紛争地で暮らす者特有と言うべきだろう。

無論彼ら(彼女ら)の戦闘能力の真価は(近接戦)で発揮されるが…

―――

――

―その一方

怪異と硝煙が流行る異質な戦場と化したこの南区のとある廃墟の一角

独りでに倒れていくサングの群れ、否――複数の“視えない何か”が標準火器の減音器で押し殺された連続した発砲音とヴィブロ・ナイフの短い作動音と共に廃墟内の怪異を手早く始末、もしくは無力化した。

―――濃厚な瘴気と生けとし生ける者への憎悪を剥き出しにした数体の“ヴィクティム”がご丁寧に壁や床に肢体を磔にされる形で(固定)され動きを封じられた上で塗布施術された(隠秘的奇跡論手法)に基づく複雑な円形術式に“存在”を文字通り(食われて)消失してゆく。

技術的な(不可視)の最高峰を往くMkX潜入擬装衣(グレイ・スーツ)でその身を隠した8体の人影は油断なく辺りを警戒しつつこの建物を確保し仮初のFOB(前線拠点)を設置。同時に指定範囲内の“領域”に於ける多領域観測作業に黙々と取り組んでいた。

"正夢"「司令部、"夢追い人(Dream keeper)"配置完了。これより禁書目録庁(インデックス)実働部隊への各種戦術支援を開始する。」

≪承知、"夢追い人(Dream keeper)"。司令部、アウト。≫

作戦行動全般の隠密遂行をモットーとするGOC(世界オカルト連合)極東部門 720評価班 "夢追い人(Dream keeper)"は怪異と混乱渦巻く現状の沙沃島へ展開中の極東部門直属評価班(アセスメント・チーム)の一つであり、中でも専従任務として(対IOM)に於ける各種作戦を担当している部隊の一つであった。

現状でその牙を剥いているIOM実働戦力に対して交戦中のGOC加盟勢力の一つであるヴァチカン保有稼働戦力の一角を担っている禁書目録庁(インデックス)の実働部隊への支援任務(を表向きは主目標)としながら、尻尾を出し始めている(IOM)への各種追跡任務を本命としていた。

"明晰夢"「班長、あちらは相応に苦戦している様です。――VERITASによる観測結果如何では有りますが、恐らくはもう彼らの認識そのものが取り込まれつつあると考えるべきでしょうな。」

"逆夢"「島内各所で似た様な事象が発生しつつある。―恐らくは対応戦力の分散が目的と思われます。何処も酷い有様ですがね…まるで百鬼夜行だ。」

"正夢"「所詮アレは紛い物に過ぎん―――似てるが本質的には異なるモノさ。…嫌悪感と恐怖を煽れど“畏れ”が足りん。」

"悪夢"「班長は一度“本物”を見たことが有るらしいからな――その時、(魑魅魍魎の主)に逢ったとか」

"正夢"「無駄話は此処までだ。―"象徴夢"、あちら(禁書目録庁)の部隊指揮官に繋げ。」

"象徴夢"「了解。」

隠秘的暗号化相互通信回線により、720評価班 "夢追い人(Dream keeper)"は現地で作戦行動中の(インデックス)実働部隊への通信を試みる。領域の(変質)に関しては長年秘密裡の追跡任務に当たっていた彼らとしてはまだ想定内の事態であるが、あちら(インデックス実働部隊)が同じとは限らない。協同して対処するにあたって認識合わせをしておくのは有益なのは間違いないだろう。

また、情報的な間接支援の他にも、720評価班 "夢追い人(Dream keeper)"は幾つかの物理的・魔術的戦術オプションを今回の作戦に於いて司令部より取り付けていた。


≫IOM、禁書目録庁現地展開部隊、南区ALL

6日前 No.427

”The bone” @izuma☆VNvX9naPtFo ★XdmdoCx531_87s

【地球/東アジア島嶼(極東エリア)/沙沃島/西区/宿泊街拠点/A.A.H.W襲撃部隊“紋章官”Mr.クインラン】


Mr.クインラン「安心しろ、お前はただ“巻き込まれ”てるだけだ。少なくとも今の処は――その辺(状況の説明)は走りながらする。」


器用に二挺持ちのマイクロウージーの弾倉を交換しつつ――尚且つ再び動き出したA.A.H.Wの包囲戦力に合わせて走り出しながら、病的な程に白く明らかに常人離れした異様な雰囲気の男は走りながら何の気なしに再び片手で構えた得物の引き金を数度引いて、押し殺した銃声を立てる。

放たれた銃弾は丁度回り込んで此方を蜂の巣にしようと腰だめにSMGと突撃銃を構えていた囚人服風の制服姿の数名のA.A.H.W構成員の頭を正確に射抜き、撃ち抜かれた構成員らは血と脳漿を後方に飛び散らせながら崩れ落ちていく。

明らかに意図的に彼(白銀)の現地拠点を包囲し、そのまま拘束して拉致せんとしていたこれらの襲撃者連中ではあるが男(クインラン)曰くあくまで何かしらの(厄介ごと)に巻き込まれているだけであるとの事である。

それも大きな(厄介ごと)に


Mr.クインラン「荒事の心得は有る様だな。―――当分この島ではなるだけ目立たない様にしておけ。」


当座凌ぎに寄越したFY71突撃銃を慣れた手つきで動作チェックしつつ、予備弾倉も幾つか回収している彼(白銀)の所作は確かなモノだ。この辺は(パランティア)の観測データベース通りではある様だと男(クインラン)は思う。

何処か程よい場所まで彼(白銀)を逃がした後、あの囲んでいた連中(A.A.H.W)の追っ手の始末を此方で引き受ければ現状は問題無くなるだろう。

尤も、この馬鹿共(A.A.H.W)と、それに便乗した連中(IOM)が始め拡大しつつある一方的な紛争(吹っ掛け)と怪異騒ぎが各方面に広がり始めている関係で真に安全な場所と言うモノ自体が酷く品薄になってしまっているのが現実であるが。

後方から装輪車両特有の走行音…恐らく熱源センサー類などで此方の位置を残骸や建物越しにある程度掴んだらしき装輪戦車が同軸機銃と主砲(120mm電子熱砲)で攻撃を仕掛けてくる。諸共吹き飛ばす勢いなので恐らく妨害者(クインラン)のみならず本来なら拘束対象である白銀も始末する方へ切り替えたのだろうか

この点からも、余り襲撃した側の動きに(一貫性)が無いのが察しが良い者なら気付くかもしれない。


Mr.クインラン「少し回り道をする。付いてこい」


爆風が間近を吹き抜け破片が飛び抜ける中、路地裏の入り組んだ道に躊躇なく駆け込む男(クインラン)、障害物や通りから併走して機銃掃射と砲撃を継続して追跡してくる敵の装輪戦車の攻撃を受けながらにも関わらずその移動速度に変わりは無い(あくまで同行者の移動速度に合せて居る為、現状の“移動速度”が彼の最高速という訳でも無い様だ)

飛来してくる同軸の機銃掃射を自分と同行者(白銀)への被弾を防ぐ様に片腕で引き抜いたグラディウスで難無く弾きつつ――耳元(通信ラクリマ)越しでがなり始める声に男――クインランは眉を顰める。


????<でかしたぞ紋章官、確たる基底現実世界の均衡を調和する“因子”の存在は貴重だ。彼を生かす事それだけでも意味があると言うモノ>


――ラクリマ(魔水晶)経由で気晶式画像表示板(エア・モニター)形式の黒サングラスの視界上に投影される副現実情報群の中からオーバーライドされる形で拡張された映像通信の画像に緑黒の鱗肌の蜥蜴人間のどアップが映り出したかと思えば、そんな蜥蜴人間の顔の画像をあくまで手柔らかながら押し退ける形で別の誰かに画面が映り変わる。


????<御苦労様ですMr.クインラン、クベベ=ロク教授の“御指示”…副次的であったとは言え良く遂行して頂きました。>


Mr.クインラン「“無言者”ならばもう少し口を閉じていろとあの蜥蜴男には伝えておけ――追っ手を始末したらこの男は手放す予定だが…」


????<その様子だと状況説明はまだ済んでいない様ですね。“リンク”を確立します。通信用ラクリマを彼(白銀)に>


走りながら懐に手を入れたクインランは取り出した囲碁石サイズの紺色に妖しく輝く通信用ラクリマ(魔水晶)を、恐らく同じく走っているであろう同行者(白銀)へ指で弾いて投げ渡す。

それを受け取ったと同時に、恐らく彼(白銀)の視界上には新しく通信用の映像通信の画面が開かれるだろう(あくまで白銀の有している情報関連のインターフェイスとは別個なので干渉する事は無い。※地球や異なる文明圏の機器との互換性は“紋章官”の任務の性質上必要になる為、システム的な余裕の確保はされている模様)


????<ふうむ、興味ぶk(再びどアップで映り込んできた蜥蜴な教授のイメージ画像が押し退けられる)初めましてMr.シロガネ、私は魔導諸国世界評議会(Council of Magic World States※C.M.W.S)評議会執行/介入部門にてオペレーターを担当しているSCR社製Type8800モデル Si/M CAPELXコンパニオンロボット――個体識別呼称はアルカナ44と申します。ここから貴方も含めて必要な情報支援を逐次行いますので御不明な点は何なりと御質問下さいね。>


はっきりとした発音で朗らかながら堅過ぎない電話交換手の鏡めいた若い女性の声が聴こえて来る。

魔水晶(通信用ラクリマ)に触れた場合、オープンチャンネルでの通話ならば相手の容貌を見る事ができるが、クインランへの情報支援と指揮系統の通達をこなしているアンドロイド――ぱっと見ではそうは見えない左右に振り分けられた膝まで届くほどの長い淡色の髪に複雑な形状のイヤーユニットを装着し紺色を基調とした制服姿の10代後半から20代前半ならば確実に通るであろう容姿の人物が不自然さの無い穏やかな微笑を浮かべている。


アルカナ44<現状を簡潔に説明致しますと、現在島内外周部各所で発生している組織間抗争と人為的怪異災害による混乱を引き起こした勢力の一部による。無差別的な活動の一環に貴方様は巻き込まれた、と言った処でしょうか。此方で傍受していた当該勢力(A.A.H.W)間の通信でも特定の個人を指している様な内容は確認されておりません。>


予めリストアップしていたのか?あるいは(〜に該当する人間)と言う様な拉致対象の条件に当て嵌まると認識される項目を彼(白銀)が満たしていたのか?
そもそも狙われる程の情報が何処から洩れたのか(逃走する際の拠点の装置類へのロックなどから情報セキュリティに関して白銀自身の抜け目が有ったとも考え難い)

その辺は相変わらず謎である。

そんな質問者の要望を満たしたかどうかも分からないアルカナ44の簡潔な説明の間にも、装輪戦車からの攻撃は止まずしつこく追撃してくる。


≫白銀武、西区ALL

※警告に同意して書きこまれました (出会い)
4日前 No.428

セレーネ @sierra09 ★LJTyKwh21x_H3N

【地球/東アジア島嶼(極東エリア)/沙沃島/南区/廃市街/IOM・禁書目録庁】

バンディッチ
「ああ矮小なる者どもはまだ悪あがきを止めぬか。ならば決定的な力の差という物を教えてくれる。風よ毒と苦痛を運ぶ黄金の嵐よ!吹きすさぶは禍つ神々の息吹!
<ウィンドウ・オブケイオス>(混沌の風!)」

SILA民兵団の組織的抵抗を前にサングによるかく乱・そしてヒュージ・ヘルブルートを従えた魔装機兵(ベアル)のバンディッチ達も流石に足を止めざる負えない
確かにヒュージ・ヘルブルートは手が付けられないほど狂暴で、目についたものは「片っ端から」叩き潰さねば気が済まない。ここまでの間でサングはおろか
"不幸にも"前に出過ぎたバンディッチですらSILAの民兵やインデックスの兵士達と共にガトリングアームの掃射でハチの巣になり、そのまま踏みつぶされている
その上重装甲で邪気の防壁を張ったベアルやヒュージ・ヘルブートはかなり強固だ…とはいえ125mm滑腔砲や37mm機関砲弾の直撃では流石に耐え切れず
凄まじい弾幕の前に釘付けにされてしまう。サングに至っては通常の重機関銃クラスでも掃射可能だ…とはいえこいつらが厄介なのは
"倒したはずなのに何時の間にか新しく湧いて出てくる"点であり油断はできないのだが。しかしその光明もバンディッチの怪しげなる魔術で曇らされてしまう

ソーサラースタッフ(魔術の触媒となる杖)を持つ魔術特化のバンディッチが唱えた呪文はバンディッチやヒュージ・ヘルブルートを中心に明らかに自然現象
ではない金色の嵐を起こす。その嵐に巻き込まれると銃弾はおろか戦車砲弾ですら効力を失ってしまう様だ。金の嵐によって相手側の姿は見えないが
之だけの弾を送っているのにヒュージ・ヘルブルートの咆哮が一向に鳴りやまないのがその証拠だ。しかも視界が奪われているのに相手からは見えている様で
妖力が込められた7.62mm機関銃弾や37mm妖力砲弾、そしてウィッチのアンチビークルウェポンの代名詞フリーガーハマーの改良型がSILA民兵団の火点へ向け
正確に飛来してくる。しかも釘付け出来ていない間にヒュージ・ヘルブルートが唸りをあげて突っ込んできている始末だ。防衛線に取りつかれたら問題だろう

ヒュージ・ヘルブルートは20mmガトリングアームとチェーンソウ(ファミリーソウ)装備の他、拠点攻略用と思われる両手に備わった巨大なクローアーム。
そこからは二階建ての一般家屋程度なら一瞬で灰に出来る程の妖力によって燃え盛る地獄の炎。ヘルフレイマーが備わっており更にアーム事態に筋力アシスト機能
等が備わっている為単に火炎放射で防御陣地にこもった敵兵をあぶり出すだけでなく、その怪力でバリケード自体を引き千切り、人間程度ならまるでトマトの様に
一瞬で握りつぶしてしまう。この異常さは17式(大華サベージ)に半分ほどの背丈しかないヒュージ・ヘルブルートが組み付いて力技で押し込んでいる事からも
分かるだろう。無論後方からはベアルを纏ったバンディッチ達の支援攻撃や魔術、妖術の類が引っ切り無しにやってくる。

それどころか後方で再編成しロケット弾等で支援攻撃を行うSILA部隊へ「体内転移」の外法を使い防衛線を飛び越して現れる始末だ。
この不幸にも邪悪なる外法の対象となった物はバンディッチ達の「玄関」となり、そこから最大四機のベアルを纏ったバンディッチが現れ
呪われしディーモンの剣ブラッドレターソードや両手に備わった巨大な鍵爪シザーハンズガントレットで手当たり次第に襲い掛かり惨劇がそこかしこで生まれる

インデックスウィッチ
「何たる事…この様な非道を主がお許しになる筈も無い。かつての同胞といえど容赦はしません」
バンディッチ
「ロイヤリスト(忠誠派…この場合一般的な国等に仕えるウィッチを指す)のイヌどもが来たか!殺せ!」

圧倒的なIOMの混沌軍勢の攻勢…だが禁書目録聖省<インデックス>のウィッチ部隊が駆る専用KMFサザーランドM部隊がようやく到着し後方で妖術を行う
バンディッチのベアルと交戦を開始。戦力としてはやや心もとないものの、彼女達は妨害術式や対抗魔法でバンディッチの妖術を抑え込んでくれている為
IOM軍勢側のバフがある程度緩和され、SILA側の攻撃もこれまで通り通じる様になるだろう…だがこのままでは数に押されるのが目に見えている。

- IOM狙撃兵部隊展開地点 -

ミートパペット
「コンタクト!(接敵)身体能力から敵は強化兵士または異種族である可能性が大。増援を要請する」

SILA喰種兵達の奇襲を受け、倒されたり狙撃地点を放棄せざるおえなくなるが、それでも重装備かつ名前通り操り人形化しているミートパペット達は
固定していたシャイタックM20Iを外し、自身の負傷に構わず正確に射撃を行う他、観測手等はバトルガンと呼ばれるゴテゴテにデコレートされた
AR-15タイプのアサルトライフルやステアーTMP短機関銃(強装弾仕様)で同じく迎撃を行う。襲撃はある程度予測していたのだろうそれなりに数がいた。
とはいえミートパペット事態正気を失った生ける人形…という以外は普通の人間と同じであり、装備以外ではSILA喰種兵の方が優れており制圧は可能だろう

ただしそれは敵がミートパペット"だけ"である場合の話だ。屋上や屋根という上層部の屋外で戦闘をしていると"それ"はやってきた。
いや正確には既に現れていた。西区に現れた赤い夜と呼ばれる謎の現象。そこから這い出る様に現れた飛行する謎の生物たち。
ドイル著作「失われた世界」に出てくる翼竜の様な怪物。そしてスライムの様な不安定な肉体で甲虫の様な姿をした怪物。二種類の飛行型の怪異(クリーチャー)だ

とはいえこの二種類それほど強くはないし銃でも倒す事が可能…なのだがまるで鳥の群れの様にやってきて空から襲い掛かられると危険度は跳ね上がる。
翼竜型の脚部から繰り出される蹴りは侮れぬ力があるし、最悪"持っていかれる"と空を飛ぶ手段が無ければそこでおしまいだろう。
もう一方の甲虫型は動きこそ機敏ではないものの空中で静止する事が出来、触手を多数伸ばして襲い掛かってくる。翼竜型同様重力を味方につけ
急降下してくる場合もあり、翼竜型に比べ動作は遅いが行動が不規則で読み辛いのが厄介だ。
ミートパペット達はそんな空からの脅威にはお構いなしに、発砲を続ける。

- 夢追い人(Dream keeper)司令部 -

インデックス士官
「<<主と女王陛下に感謝を。GOCの対策班がこれ程早く来てくれるとは…我々はトレイター(裏切り者)によって計られたのです>>」

通信をつなげた禁書目録聖省<インデックス>安堵の溜め息と共に簡単に状況説明を行った。曰くIOMの活動を察知した為執行部隊が派遣されたものの
その中にIOMの"裏切り者"が居た。輸送艦は中国・大華常強軍の東風ミサイルを受け轟沈。重装備の大半をこの時点で遺棄せねばならず更に空中で
新型TMS(ブラストシューター)の迎撃を受け島内にバラバラに降下してしまい戦力の集結も難しいとの事。

そして重要なのはあの「赤い夜」…正式には「奈落落とし」と呼ばれる外法の存在。あれは簡単に言えば無理やりに異世界への門を開き
そこからあふれ出るラルヴァ(闇精霊…エーテルの対になる存在)によって地上は覆いつくされ破滅すると言われている。
…言われているというのは無論誰も実際に奈落落としを成功させた者が居ないからだ。ただし「止めなければとんでもない事になる」という点に変わりはない
インデックス側の予想だがこれは恐らく「時間稼ぎ」戦力を分散させる為だろうとのこと。実際IOMが奈落落としを仮に成功させたとしても
現時点では彼等に何らメリットが無い。さりとて無視はできない…そんな「時限爆弾」の様なものだと。

インデックス士官
「<<ですが御安心を使途たる"書架のウルスラ"様が日本・扶桑の協力機関の増援を率いて急行中です。以降はウルスラ様の部隊と連携し対処を願います。
…我等は既にIOMの邪な電波に曝され過ぎました。何時傀儡となるやも分かりませぬ。時間を稼ぎますGod Save the Queen」

通信の最後には戦闘音が入っていた。恐らくインデックスの現場士官はIOMの部隊…奈落落としの術を執り行う者達の元へ向かったのだろう。
奈落落としを止める方法は至極単純。赤い夜の真下に建てられたダークテンプルを破壊し、呪いを取り仕切るソーサラーを倒せばいい。
だが戦力で圧倒的に劣る彼等にそれは不可能だろう。特攻に近い攻撃を仕掛けて時間を稼ぎ後続に託すしか道はなかった。

暫くしてインデックス士官の言う様に夢追い人(Dream keeper)FOBに味方の識別信号を出す機影群が確認出来た。国連常設軍のアサルトGファイターと
日本・扶桑に輸出された多目的垂直離陸機MV-24JCヴァルチャー改の混合編成。空に巣くう飛行型怪異や地上のIOM対空部隊をメガビームキャノンや
対地ミサイル等の攻撃で黙らせた後腹に抱えたMCV(移動前線司令部)や"兵員"を降下させていく。
最もその兵員はどう見ても幼い少女…それも同じ姿で複数いる点を鑑みるにクローンかホムンクルスの類なのだろう。

> 夢追い人(Dream keeper) SILA 他ALL

3日前 No.429

セレーネ @sierra09 ★LJTyKwh21x_H3N

【地球/東アジア島嶼(極東エリア)/沙沃島/西区/宿泊街拠点/白銀武・スレプニール他】


「くそっ!戦車砲!?機動砲システムか何かか?!」
SK0707
「砲弾の威力等から120mmサーマルガン(電子熱砲)と推定。車体形状を計測…日本・扶桑の試作型軽戦車M551タイプと思われます」

「何でそんなもんが…だけどこの撃ち方俺はどうでもいいのか?態々包囲して捕まえようとした割にアッサリと諦めるんだな」
SK0707
「件のM551タイプは人類保管機構通称IOMと呼ばれるテロ支援組織により、現在地球上で急速に普及しており使用車両から敵対組織を特定することは不可能」

「別口の可能性もあるってことか…クッ!どの道軽とはいえ戦車で狙われてんだ生きたここちがしねーな!」

魔術サイドの剣士(クインラン)の説明を聞きながら何とか付いていく白銀。途中現れたM551軽戦車の砲撃と機関銃による銃撃に愚痴を言いながらも
AIのアシストもあってかある程度冷静に状況を分析で来ている様だ。
そして途中クインランが投げてよこした水晶(通信用ラクリマ)をキャッチすると、手早く首筋のソケットに差し込み機能させる。
とはいえ当然通信用ラクリマ用ソケットという訳でなく本来は別の魔術的通信機器用の物である
だが「保管」するのであれば最適といえるだろう。そしてコンパニオンロボットのアルカナ44と対面を果たす


「ああ何で何時も"俺の知らない人達は大体俺の秘密を知ってる"ださっきからチラチラ出てきてるトカゲのオッサンといい全く…
あんた達別世界…いや次元世界の組織の人間だったのか。じゃ俺の聞きたい事は二つだ」

アルカナ44には悪いが状況説明をされても"おさらい"にしかならず今の所特別な新情報等はない様だ。ならば単刀直入に聞いてしまいたい事がある。


「あんた達と俺を捕まえようとした連中は俺の秘密を知ってるのか?もう一つはあんた達は俺の味方なのか?だ。
秘密っていうか…まぁそのあれだよちょっとほかの人とは違う点ってヤツ」

そう白銀にはほかの人間とは違う点がある…がそれを知っているのはこの世界ではごく僅かの筈だ。
そして他人で知っているのはセレーネ共和国の上層部位とはいえセレーネ共和国から情報が漏れたとは考えにくい。
一応機密扱いになってる筈だしそもそもセレーネ共和国は「他とあまりに違い過ぎる」為外部から侵入する事は難しい。
何となくビッグマウンテンのイカれ…もとい技術省メンバー達ならポロっと喋りそうな気もするが…
だが敵対者(AAHW)とトカゲ教授がこぼしてる言葉から双方とも白銀の秘密について知っているとしか思えない。


「クインラン…さんだったか最低二回は命を救って貰った所悪いがこのまま怪しいトカゲ教授のもとに連れてかれてモルモットとかは勘弁だぜ
後"アレ"はもうすぐ片づくから大丈夫だ」

状況に流されるままついてきた様に見えて割と用心深い様だ。そして"アレ"とはいったい何を指すのか。答えは次の瞬間轟音と共に判明する。
今まで此方を好き放題撃っていたAAHWのM551軽戦車にヴァルチャー改のATMが撃ち込まれたのだ。
更にヴァルチャー改は翼を稼働させてエンジンを垂直にした垂直離陸モードでホバリングし
兵員用カーゴから二名ほど降下させると翼をフライトモードにして飛んで行った。


「悪いが家に鍵をかける時救助シグナルを出したんだ。本当ならこのまま島の外へ運んでもらいたかったがそれは無理っぽくてな…
まアンタ達に敵意が無いなら味方が増えて良いだろ?」

そしてしたたかな面も備えているらしい。降りてきたのは女性が二人だけの様だが態々呼んだのだからただの兵士という事は無いだろう。
白銀はというと回答そして降りてきた味方を待っている様だ。

>> Mr.クインラン アルカナ44 他西区ALL

3日前 No.430

”The bone” @izuma☆VNvX9naPtFo ★XdmdoCx531_87s

【地球/東アジア島嶼(極東エリア)/沙沃島/西区/宿泊街拠点/A.A.H.W襲撃部隊(多数※The Huge Creatures:Torture)“紋章官”Mr.クインラン】

アルカナ44<その辺りは把握済みでしたか、不十分な情報提供で申し訳ありません、そうですね。せめてものお詫びに可能な限りお答えしましょうMr.シロガネ、先ず一つ目、残念ながら貴方が要求された情報は私(オペレーター)の権限のみではアクセス出来ない領域にある情報に当たりますが――クベベ教授?>

彼(白銀)の視界表示のイメージ内で少し困り顔のオペレーターアンドロイド(アルカナ44)だったが、そのイメージの横に二つ目のイメージが立ち上がり、やはり過剰にオーバーレイされてドッキリ画像宜しく“刺激的”なレプティアン(爬虫類人)の顔面が表示されて…


クベベ教授<まーそう急かすな若人よ――ワシのクリアランスレベルなら問題無いじゃろ。44女史の代わりに答えよう。お前さんの“秘密”じゃがお前さんとこの御同業(※この場合は白銀が元居た世界線・次元軸の科学者を指す)が至った理論と、ワシらが(似た様な事例)から組み立てて発見した理論とじゃ通った道(純粋な科学的論理か魔導学を経由しているか)が異なってる訳で、大方の事例として似た様なモノを(認識)しておるよ。>


思いの外あっさりと、蜥蜴な教授はそう答えつつ続ける。


クベベ教授<ただ一つ勘違いしておるのは、何も重視している要素(因子)は“お前さん”だけでは無いという事じゃ。――端的に言えばワシらがより興味を持っているのは(この土地に直接)“転移”して来た異世界の連中じゃ、確認してる限りでも100人以上は来ているじゃろうな。>


続けてA.A.H.W側が(この事)を認識しているのかについては…


クベベ教授<あの連中は“知識”や“理論”で認識せずともお前さんから(因子)を検知しておるんじゃろう。元々超能力やらアノーマリーを取り扱ってる勢力じゃし、“インプロバリティユニット”…あの忌々しい代物を開発する辺り、その辺の事象には精通しておるんじゃろう。“正常性”を弄り回す様な技術が在るのなら尚更な。>


と、白銀自身の(特性)の詳細は把握出来ずとも異能者や魔術師を認識するが如くその特異な(性質)を何らかの方法で検知しているという事らしい。それで目を付けられたのならば非常に迷惑な話だが


此処からはアルカナ44に話が戻る。

アルカナ44<続いて二つ目ですがMr.クインランが行動で示した通り、我々は貴方の敵では無いと信じて頂きたいですね。>

クベベ教授<心配しなくとも“無言者”はそんな野暮ったい真似はせんよ。この外見が基底現実じゃあんましウケないのもわかっとるがな。しくしく>

アルカナ44<教授、そう落ち込まないでください。――“無言者”の方は普段全く喋らないので種族に限らず結構センシティブなんですよ。>

アンドロイドと爬虫類人のそんなコントめいたやり取りも束の間

空中から射出された対戦車誘導弾がしつこい装輪戦車を直撃し爆散させ、爆発音が響き渡ると共に、今し方攻撃し飛来してきたMVTOL(MV-24JCヴァルチャー)機が人員を二名降ろす――彼(白銀)曰く降りてきた彼女らは(増援)らしい。

Mr.クインラン「成程、手間は―――省けた様だな。元々俺がお前を助けたのは“ついで”だった。礼はあの蜥蜴センセイに言って置け。少なくとも態々助けた相手を拉致してサンプル代わりにする様な追加任務なら初めから蹴ってる。」

そんな風に素っ気なくクインランと言う名の吸血鬼の“紋章官”は答える。

元々彼は別件でこの島で行動していたらしい。

アルカナ44<!…敵性勢力の接近を検知、――恐らく各所の戦闘地域から移動中のモノと思われます。重火器及び機動兵器を伴った大規模な部隊です。Mr.クインラン。Mr.シロガネ、早急な移動を推奨します。>

Mr.クインラン「とことん間が悪い訳だ。…その(二人)、火力は十分か?」



今し方逃げてきた通り、装輪戦車の砲撃で瓦礫や残骸だらけになっている場を超えて、更に同じM551装輪戦車が4両、6ICブッシュネルIOM型が6機、更にそれらに続いてやってきた数両の装甲トラックから降車してくるのは専用の戦闘服を着用したA.A.H.Wの精鋭兵(A.T.P.solidat・強化ソルダート)が3個小隊規模(内、強化装甲装備やジェットパック装備も複数、当然重火器携行)に、それらを率いる様に立つ異様な巨漢(The Huge Creatures)が一名

Torture「もっと心地良い痛み…痛みをオオオオオオオォぉぉぉ!!」

黒スーツに手に携えるのは馬鹿でかい銃と言うより砲クラスのサイズのポンプアクションショットガン、なにより特徴なのは下顎から頭部に掛けて貫通し、ジワジワと鮮血を滴らせ続けて居る二本の馬鹿でかい釘。

という異様な風体の古参The Huge Creatures(Torture)が指揮するA.A.H.Wの初期襲撃部隊と運悪く鉢合わせした訳である。

≫白銀武、(スレプニール、???)、西区ALL

3日前 No.431

セレーネ @sierra09 ★S0n1hb77n5_YO0

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2日前 No.432

“始動”/BLOODY BUNNY @izuma☆VNvX9naPtFo ★XdmdoCx531_87s

【地球/東アジア島嶼(極東エリア)/沙沃島/各区(同時顕現)/BLOODY BUNNY(血みどろウサギ)、????】【端っから(unidentified)がIOM側に喧嘩を売っていくスタイル】

“契約”は成された。

(何時)とも(何処)とも知れぬ泰埜国より、仙魔の魑、妖獣の魅、異物の魍、天兆の魎流行りしこの魔島へ流れ行き着いた記憶無き一柱の血兎は力無く倒れ息絶えた一人の子供、その魂を以って彼の今際の呪詛であり願望でもある――“仇”の鏖殺を開始する。死に際の呪縛――■咒は■■だ。自在に形を変えて…それでいて性質の本質は変わらない。血錆の中で自ら膜を作り“なまくら”を装う――己が斬れ味をひた隠す生きた刃の如く。



やあ、南方よりいでし小さき□魔。む、そう邪険にしないでくれないかね。綺麗な造りの見事な小刀だが――その刃は貰いたくないな。

それで本題だが□魔よ、一つ頼まれてくれんか?なに――勿論お主にとっても有益なモノであるし、何よりとても(良い)事だ。

突然現れて胡散臭い?図々しい?そもそもお前は誰だって?――確かに名乗りも呼び名も無ければ不自由するだろうな。いいだろう。

わたしの事は无名(ウーミン)とでも呼んでくれたまえ。うん?結局(名無し)じゃないかって?元来名前なんて物はそんなモノさ。




赤黒い闇が漂う混沌の巷――その一角、燃え上がる建物・広がる血の海――目を覆いたくなる様な蛮行と虐殺の跡の中で“其処”は少々他とは違う趣の惨状と化していた。

積み重なる屍は尋常では無い拳圧で仮面ごと顔面と頭蓋を砕かれたり建物に半身を叩き込まれて肉塊と建材の混ぜこぜと化した死体、首が落ちた死体、縦から真っ二つにされた死体、鉄パイプだか何だかで壁に張り付けられる様に死んでいる死体、文字通りサイコロステーキ宜しく十七分割でもされた様にバラバラにされた死体、肢体、屍体。

まるで形の有る一方的な暴力の嵐が此処を吹き荒んで通り過ぎて行った様な有様だ。

そしてこうして凄惨な有様で死んでいたり完膚なきまでに(殺し切られ)ているのは例外無く女子供や弱者に対して蛮行と殺戮を働いていた連中(エデンリージョン)やらある意味(巻き添え)を喰らった怪異由来の化け物やらA.A.H.Wの偽装戦闘員やらIOMの各種戦闘員やらである。

――夥しい量の屍と残骸の小山が幾つも周囲に築かれた地獄絵図の中で、血濡れて紅の生地と化した目つきの悪い兎のぬいぐるみは、見上げる様な形で目の前の自分に話し掛けて来た“道士”を凝視していた。



――

戦火と怪異が広がり更には(赤い夜)発動が迫り更なる混沌が迫る中――闇の向こう側から動きを見せ始める人間だったり(人間で無い者達)。その一つが“血兎”だ。

―――

混乱に乗じて(好き勝手)愉しんでいた者達の不意を打つ様に同時期、同時刻、其々異なる場所で“血兎”は現れ殺戮の暴威を成す。人間よりも明らかに小さい二足歩行の(ぬいぐるみ)が人間やら人外やらに襲い掛かり香港映画染みた奇妙で異様な戦闘能力で血みどろの地獄へと変えていく様はある意味ホラーを通り越してシュールと言える―――そして(観ている)であろうIOM幹部の視線に(気付いている)が如く振り返ると、片手を上げて挑発する様に器用に中指を立てその場を後にしていく。


事実上の宣戦布告である。


≫IOM幹部、他ALL

2日前 No.433
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