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【ALL】Neo Jerusalem【戦闘/シリアス】

 ( なりきり掲示板(フリー) )
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なりフリー+オリなり交流企画 @infernus☆XQ6phrzcKMtR ★PnJBDkkmpk_ccm

ロンドン対策本部の尽力により、再び訪れた「凪の時代」。人々は、その安息の日々を思う存分満喫していた。
もはや、二度と紛争は起こらない。今度こそ、永遠なる平和がやって来たのだと、人々は歓喜を抱いていた。
だが、二度目の凪の時代もまた、身勝手な思想を暴走させた者達によって崩壊の時を迎えることとなってしまう。

西暦2202年の冬、とあるニュースが世界を震撼させた。その内容は、中東の国家がテロによって壊滅状態に陥ったというもの。
人々は、恐怖した。再び、紛争の時代がやって来たのだと。平和は、再び失われたのだと。新たなる凪の時代が、僅か二年で終わりを告げたのだと。
その翌日、国際連合の元に、「ネオ・エルサレム」を名乗るテロ組織から犯罪予告と、中東の国家を襲撃したのは自分達であるという宣言が届く。
彼らネオ・エルサレムは、"神の支配する世界への回帰"を謳い、世界中でテロ活動を活発化させていった。2200年のあの紛争と、全く同じように―――

事態を重く見た国際連合は緊急総会を開き、ロンドン対策本部の再設置を決定する。再び人々は、世界の平和を掛けた戦いへと身を投じることとなったのだ。
同じ頃、ネオ・エルサレムは南極を占領し、「カナン」の建国を宣言。己の理想を実現するため、各国へと戦争を仕掛け始める。
世界の治安は大いに荒れ、再び激動の時代が訪れる。以前と違うことを挙げるとすれば、伝染病が流行していないということくらいだろう。
平和を、取り戻さなければならない。ロンドン対策本部の面々は、再び宿敵、"リグレッシオーネ"との戦いに挑む。

【クリックありがとうございます。この物語の舞台設定は近未来、西暦2202年冬の地球です。ネオ・エルサレムという組織と、彼らによって設立された国家カナンにより、世界の平和は大いに脅かされています。偶然この世界に辿り着いたことにより、その戦いに巻き込まれてしまったキャラクター達の姿を描くのが、このスレッドの主な目的です。

また、このスレッドでは、なりフリー民とオリなり民が一緒に楽しむことを目標にしております。
オリキャラでの参加は勿論、版権作品をあまり知らないオリなり民の方も歓迎ですので、オリなり民の方も、どうぞご遠慮なくご参加下さい。
なりフリー民とオリなり民、互いに協力しあうことで、よりよきスレを目指しましょう

登録の際はサブ記事、もしくは募集板( http://mb2.jp/_nrs/4077.html )へお願いします。
なお、まだ書き込みは禁止ですのでご了承下さい。】

1年前 No.0
メモ2015/10/15 19:23 : 風神少女☆XQ6phrzcKMtR @infernus★F7MrHN45jw_Ieh

―――現在は、最終章です―――


最終章:「約束の地」

―――カナン。それは、約束の地。神が降臨すると運命づけられたその地に浮かぶ、鈍色の雲。

日差しを遮るようにして流れていくそれは、世界に何を語り掛けようとしているのだろうか?

地平線を回り続ける太陽の光。夕暮れの景色にも近いそれは、まるで終末を指し示しているかのようだ。

今この瞬間にも、陽は昇り、世界は回っている。その影で、一体どれだけの人々の時間が失われてきたのだろうか?

過去に定められた運命を覆し、凪の時代をもたらしたロンドン対策本部の面々。彼らは奇跡を信じ、今一度戦場決戦へと赴く。

対するネオ・エルサレムの面々も、間もなく降臨するであろう神を信じ、約束の地をを護り抜くため、戦いへと身を投じる。

もしかすると、これは全て仕組まれた物語(ストーリー)なのかも知れない。全ては、神の掌の上での事象なのかも知れない。

だが、それがどうしたというのだ。今自分達に出来るのは、目の前にある希望を掴み取ることだけ。

天が見降ろす世界の行方。それは凪の時代の再来という希望なのか、はたまた、神の統治する時代の到来なのか―――

全ての答えを隠し持った約束の地、カナンは、彼らを嘲笑うかのようにして、白夜の下に佇む。


ルール&プロフィール:http://mb2.jp/_subni2/19090.html-1#a

役職一覧:http://mb2.jp/_subni2/19090.html-2#a

世界観・組織開設:http://mb2.jp/_subni2/19090.html-3#a

各陣営の目的:http://mb2.jp/_subni2/19090.html-4#a

最終章のロケーション:http://mb2.jp/_subni2/19090.html-15#a

募集板:http://mb2.jp/_nrs/4077.html


・現在イベントのあるロケーション

カナン(最終決戦)

エレヴァツィオーネ記念研究所(最終決戦)

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混沌 @firstmoon☆Iqtd6N0SMOw ★iPhone=sBHRIVw1IW

【カナン/大通り/南部/黒美あいな&ルピナス】

「ーーああ、そうか。ふう……それなら、よかったよ。

つまり、召喚者の魔力で現界している。そのため、召喚者が死した場合は繋がりが切れてしまい、青年も居られなくなってしまう。


白髪の青年からの説明を聞いて理解した後、安堵して息を吐いた。

「うん、初めましてだね。おじーーお兄さん。貴方がお兄さんを喚んだ人、だね」

神の子の姿をした何かに抱えられた人物が華麗に着地する。さながら神話の1ページめいた、絵になる光景だーー神の子が御本人であれば。

神の子の姿をした何かから感じる“魔”の気配ーーああ、何となく予感していたが、まさか、そのまさかの有名人のようだ。いや、人ではないけど。

それはさておき、抱えられた白髪の男性を気遣う。自分の中にある“少女”が、


「ーー全部お見通しってわけだね、“大先輩”」

神の子の姿をした“魔”の、全てを見透かした言葉に対して、皮肉混じりに“大先輩”と呼び返す。素が出たのか演技かは不明だが、あいなの表情は悪戯がばれた幼子のようにバツの悪そうな、非常に不満そうな、ふくれっ面を浮かべていた。


「ーーまあ、確かに人類史で今の存在(かたち)を得たのが百年くらい前だからねえ。とある作家の創作によって、ね」

幾らかボカしてはいるが、ほぼネタばらしに近い答えを返した。確かに知名度としても、人間世界で活動が明るみに出た時期を顧みても、彼に比べれば年月は浅い。


「はは、あいにく一夏で散るほど潔くないよ。……まあ、実家が遠すぎるのが難点だけど」

何せ、この宇宙(そら)より更に高いところにあるのだ。面倒な連中に目をつけられず帰省するのは、ひと苦労だ。

まあ、立川辺りに居そうな覚者と神の子みたいに、ダイナミック帰省するという手もあるが。ただし、文字通り死ぬほど痛いわ、強制的に周囲の正気を削るわ、色々と後を濁すため使いたくはない。

「ーーああ、そんな気はしていたが…やっぱり有名人のお二人か。君達のような方々まで喚ばれるなんて、まさにカオスだね。実に面白い」

正体を現して自己紹介する二人に、納得したように答える。その表情は無垢な幼子のようでいて、どこか悪意を漂わす笑みを浮かべている。

ーーちなみに、先ほどから会話に混ざらないルピナスは、正体を明かした彼等を見て無邪気に喜んだり、とても楽しそうにしている。やはり、親子のようだ。

「そうだねえ、散々好き勝手にやられた仕返しに駆逐してやるのもいいけれど……ーーそれじゃあ、それだけじゃあ、“面白くない”。

悪者をやっつけてめでたしめでたし、なんてのは主人公の役割だ。だけど舞台は主人公だけじゃあ成り立たない。それを支える裏方あってこそ輝くもの。

ーーだから、僕達は僕達の役を果たそう。散々好き勝手に引っ掻き回してくれた連中を、今度は僕達が引っ掻き回してやろうじゃないか!

絶望的状況からの、大どんでん返し!

調子に乗った連中が良い気になったところで、絶望のドン底まで叩き落すーーああ、実に楽しみだ!」

今宵は美味い酒が□めそうだーー心底、楽しそうに満面の笑みを浮かべる混沌の欠片。ドス黒い本性を隠す気は無く、どう見ても悪役です。本当にありがとうございました。



>キャスター&守護者

1年前 No.1181

ミカヤ・シェベル @infernity☆ABoQ4DiOf0I ★PSVita=h6uaPK4xLs

『カナン/天体観測所/ミカヤ・シェベル』

ミカヤが動かなかったのは、
近接戦闘が出来るのが自分も入れて二人な為、
一斉に向かって行ってもどちらかの勢いを殺しかねなかったというのがあった。
味方の男性の放った拳は中々のパワーとスピードだったが、
食らった相手は数メートル後ろに下がったのみだった。
相手の防御は間違いなく高いのは分かった。

「(心:通常の居合だけで処理するのは無理そうだ。ならばーーー)」

360℃どこから攻撃が向かってくるか分からない斬撃の嵐を放ってきた。
ミカヤは冷静に色々考え、右手を刀身の長い刀に手をかけ再び構えのポーズをとり、
味方の男性に「すまん。少し荒っぽくなる」と一声かける。

「天童流抜刀雷帝式ーーーーー破軍斬滅!!」

ミカヤは勢いよく刀を鞘から抜き、その反動を利用して何回か右回転し、
向かってくる斬撃を弾いたりして、斬撃の嵐を突破しようとした。

元々はミカヤのではないが、
以前、この世界に来たことがある人物が使用する攻撃魔法である。
その人物はミカヤの仲間の一人である雷帝ことヴィクトーリア・ダールグリュンである。
彼女はハリーと共にこの世界から帰還した後、もしもの時の為にと色々教えてくれたのである。

>>足立透、空条承太郎

1年前 No.1182

Avenger @infernus☆XQ6phrzcKMtR ★F7MrHN45jw_LqL

【カナン/大通り/北部/アレックス・ラインハット】

アレックスはここへ来て初めて、自分がやって来たことの愚かさを感じ取っていた。復讐に囚われ、周りの物事を一切見ることが出来なくなった姿。
つい先程まで、自分も同じ状態であったのだと思うと、思わず寒気がしてくる。あんな醜態を晒してまで、復讐にこだわる意味など、本当にあるのか?
自らの行いを見つめ直した彼は、覚悟を決める。レドリーに殺されてやるつもりはないが、自分はこれまでの行いを恥じ、生きて汚名を雪ぐべきだと。

「!? やはりあいつ味方を……クソッ!」

巻き上げられた雪が、アレックスを押し潰そうとこちらに迫ってくる。至近距離には、あの青年もいる状況。やはりあいつは、味方を巻き込んでいる。
このまま攻撃が命中すれば、雪に含まれた病原菌によって、自分は逃れようのない死を迎えることだろう。だが、たとえ死ぬことになったとしても……
彼は、隣にいる青年を見やる。立場上は敵であるが、この二人の戦いには全く以て無関係な者だ。彼を、ここで無駄死させる訳になど、到底いかない。
世界の全てがスローモーションになっているかの如く、時間がゆっくりと進む。考えている暇はもうない。とにかく今は、隣の青年を守らなければ。

「僕を殺そうとするのは構わないし、僕もそれを受けて立つ。だけど、味方を巻き込んでまで僕を殺そうとするのは、絶対に許せない!」

次の瞬間、アレックスは青年へと向かって走り出していた。雪が二人を押し潰そうとするその瞬間、彼は青年を渾身の力を込めた両手で突き飛ばす。
これで、少なくとも彼は攻撃の範囲外へ逃れることが出来たはずだ。一方の自分は……残念だが、ここから脱出する術など、残されていないだろう。
為す術もなく、アレックスは土砂の如く降り注いだ雪に押し潰される。全身を駆け巡る痛み。まだ死んではいないが、敵の攻撃はこれでは終わらない。
雪に含まれていた病原菌が彼の体へと侵入し、ありとあらゆる病気を併発させていく。苦しみに悶えるアレックス。それでも彼は、再び立ち上がった。

「はぁっ……はっ……言っただろ。味方を巻き込むのは……許さないって……!」

伝染病の高熱に蝕まれながらも、アレックスは光学兵器を構え、それを敵に向けて乱射する。彼が使用したのは、プラズマショットと呼ばれるもの。
その名の通り、プラズマの弾丸を発射するショットガンであり、極めて高い散弾性を持っているのが特徴だ。つまり、多少狙いが逸れていようとも、確実に何発かを命中させることが出来る、優れた武器。
ほぼ極限状態にある彼は、他の武器で正確な狙いを付けることが難しかったのだろう。結果として、彼はこの武器を選択することになったのだが……既に視界はぼんやりとかすみ始めており、レドリーの姿を視認することも難しくなっている。その間にも、病魔は彼の体を内側から破壊していくのであった。

>レドリー・リンチ、ジョナサン・ジョースター、ズ・ゴオマ・グ究極体
【これは負け試合だ……スペック上、アレックスでは二人を相手にするどころか、レドリー一人にも劣るので、完全に劣勢】

1年前 No.1183

black @bass2 ★m3411KbiOz_Zsw

【マンチェスター/パレスホテル/ロビー/リナ】

娘っ狐がスタン状態から復帰して撒き散らされる呪いはやや抑えられたみたい。なんだかんだで、この娘っ狐はパチヤローの事を視野に入れて“巻き込み事故”を回避する方向で動いてる……意外にツンだけではないのかもしれない。

(で、一方のパチヤローは……狙いはコート男みたい)

コート男と絶賛舌戦中だったけど、どうやらパチヤローの方も“〆る”方向で決まった様子。なんというか、同性にめっちゃ手厳しいんだろうなぁ……あたしに向けた時の圧とはもはや次元が違う。こっちの牽制で追撃はやめてるけど、コート男を依然としてロックオンしてるっぽい。そしてコート男の閃光炸裂弾のフェイクからの銃撃に超反応でパチヤローも動く。咆哮の様な掛け声でコート男の“タマ”を取りに行くパチヤロー……まずっ!!!!

「【地霊咆雷陣】!!!!」

まぁ、ここら一連の詳しい流れは >>941 を参考に……。そしてあたしはやらかした。雷の因子を爆発的に増やした後に地霊咆雷陣でパチヤローの電撃ごと中和(というより匙加減間違えて相殺っぽくなってる)しに掛かったのはよかったが、匙加減を間違えた&コート男が後方へ跳んだために、前方に展開した地霊咆雷陣に被弾。もの見事に気絶した。あはは……あー……まぁ、パチヤローの電撃直撃だと下手したらその場で人間ステーキだったかもしれない事を考えれば……うん、結果オーライオーライ。

(でも……これで結果的には2VS1か)

そうして尚も戦いは続行されて……娘っ狐が気絶したコート男を見失い、いつ自壊や自滅してもおかしくないのに未だガンガン攻め続けるのはもはやホラーの領域。こっちも娘っ狐の呪いを直接どうこうする手立ては早々用意できず、決して付け入る隙がないわけではないが、有効打が取れない。というか、人外が人外の速度で襲ってきたら、アタシみたいな美少女にどないせぇと……?そして娘っ狐が吠える……あーあーイタイタしいったらない。どちらかが死ぬまでとか……。

(あーもー付き合いきれないわっ!!!!)

ホラーな世界の住人と化した娘っ狐の捨て身と侵食する呪いのコンビネーション……もうこうなーると上空にしか安置はない。その前に……コート男。そのまんまだと呪いの餌食になるんで……ほい(風の魔術)。ふぅ……まぁ、パレスホテルってかなりの広大で高層だからね。流石に娘っ狐の呪いだって、フロアはともかくエリアや建物全体への侵食はまだまだ時間が掛かるでしょう。というか、それが出来るならとっくにやってるだろうし…・…

「やい、そこのパ……コホン。おにーさん?あの娘、もうなりふり構わないというか……アタシと戦ってるのかさえ微妙な感じ……さっきから見てたけど、あんた、あの娘を殺されるの嫌なんでしょ? 実はアタシも同感。ありゃ、死んだって報われるタイプじゃないし、殺したって死なないタイプ。そこでなんだけど……」

さて、次なる一手。こうなったら恥も外聞もないけれど……数的不利だしなりふり構っちゃいられない。あたしはパ……コホン。ジンパチに声を掛ける。その内容は……

「悪いけど、ココはあたしに任せてあんたは退いてくれない……?“女同士”のがやりやすい事もあるのよ」

どこの世界に敵と真正面から撤退交渉する奴がいるって? ここにいるわよ。文句ある? それにジンパチとあたしの利害は一致しないわけでもない。まーここまで見ると良くも悪くもこの娘っ狐は不器用で、まっすぐで……そして傷つきやすい。それに冒頭の通りツンだけではない感じもする。ここの世界とここのエリアで犠牲になった方々には大変申し訳ないのだが……この娘っ狐をこの場で殺すの倒すのってー気にはどうにもなれないのだ

「たぶん、あたしの技量じゃ滅ぼせるかも微妙だしね。でも、それ以外ならやり様はあるわ……どう?“敵の女からの誘い”乗って賭けてみる度胸はある?」

で、あたしがこんな真正面から撤退交渉なんて馬鹿げた真似をしている理由……それはこういう“馬鹿げた真似”や“女の誘い”を無粋や無碍にするとは思えない“伊達男”が目の前にいるから……そうよね、あたしの見立て間違ってるかしら。ジンパチさん?

>根津甚八、九狐

【えー長々とすみません。甚八のモナハンへの仕掛けは地霊咆雷陣による雷の因子の大量消費で相殺と中和。でも、結果的にはフレンドリーファイアになってモナハンは気絶。九狐の呪いに巻き込まれそうなった所を魔術でロビーから高層階まで吹き飛ばす。その後、九狐の“キレっぷり”に引きつつ甚八に利害の一致を見出し“女同士のがやりやすいので男のあんたは一旦さがれ”と真正面から撤退交渉……ってのが上記の要約です。この後甚八は離脱が確定してるので、こんな演出を取ってみましたがいかがでしょうか】

1年前 No.1184

black @bass2 ★m3411KbiOz_Zsw

【カナン/大通り/北部/レドリー・リンチ】

「あぁ。シンプルでいい。そう、“殺す事に変わりはない”んだ」

ゴオマの言葉にレドリーは頷く。その先にいるのはアレックス。そしてゴウマの先にはレドリー。そう、構図は実にシンプルだ。

(金の力……?)

流石にゴオマが出張った以上その一挙手一挙手は意識せざる得ない。そして迸る雷。悠々と歩んでいたのも束の間一気にレドリーに突き進むゴオマ。叫びと共に繰り出す雷爪。その雷の出力がゴオマに降りかかる病雪は吹き散す。レドリーは前述の通り微動だにしていない。そして雷爪と病爪が衝突し、ぶつかり合う事数度、その余波がまたしても周囲を薙ぎ払う。

「撤退!!! 撤退!!!!」

もはや状況は自分達の手に負えないと判断した対策本部の者達は撤退と戦域からの離脱を開始する。ゴオマはレドリーを、レドリーはアレックスを、アレックスは己に仇生す3人を、ジョナサンは主にアレックスとレドリーを……それぞれが互いの意識し牽制し合う状況だったため、あっという間に対策本部の一般部隊は大通り北部エリアから姿を消した。そこから最初に口火を切ったのはジョナサン。己の信念を人の宿す善性を声高に謳いレドリーを糾弾しているのかもしれない。邪悪……か。レドリーはあえてジョナサンに異を唱えない。

(今更何を求めるつもりもない……)

償い?必要ない。求めていない。裁き?この行為がそんな高尚なものであるはずもない。そんなこちらの様子見て知ってか知らずかアレックスの振る舞いがここに来て変化を見せる。迫り来る病雪。この世界の理不尽の具現。アレックスが吠える。ジョナサンをかばい病雪に塗れるアレックス。

(………ようやくだ)

許し? 必要ない。なにもかもが遅い。我が愛と慕情を口汚く貶めた時点でオマエの末は決まったのだ。さぁ、シネ。その熱は我が怒り、その病核は我が祈り、その苦痛は我が極限……。そんなレドリーの極限を味わいながらもアレックスは銃を取る。そしてレドリーはその銃撃を真正面から受けて取る。あっけなく被弾しレドリーもまた吹っ飛んで雪に塗れる。そしてまたあっけなくむくりと立ち上がる。レドリーの兵装【トータルアブソーバ―】がアレックスの決死を容易く呑み込んでレドリーの糧に変える。

(これが“無機質な死”……)

ただ、冒され蝕まれ破壊されていく。そんなアレックスにレドリーは再び近づいて行く。どこまでも静かにそして着実に。“無機質な死”その物となったかの様なレドリーがアレックスに近づいていく。

>ジョナサン、ゴオマ、アレックス

【私刑執行直前の歩行による接近。それを視界に収めジョナサンとゴオマは何を思いどういう行動に出るのか。そしてアレックスは……】

1年前 No.1185

black @bass2 ★m3411KbiOz_Zsw

【カナン/天体観測所/足立透】

(うわぁ……まだシビレが取れないよ。まったくもって怖いねェ……)

あの妙なの。どんな原理かは知らないけど。このペルソナで身を包んでるボクにダメージを通した。普通はあり得ないんだよ?物理的な攻撃ならさ……この力は心の具現だから。我は影真なる我……ってね

「そんなに驚かないで欲しいなぁ……一応“此処のボス格”だよ?ボク」

攻撃力には自信があるのは分かるけどさ……まぁ、驚いてるのはお互い様だけど、こっちもそれを出す事はないよね。そして斬撃の嵐と言っても円運動で取り囲んで外側から切り刻んでるだけのシンプルな奴だけど……で? どうするの。あっ ゴリ押し。そう、機を伺おうっていうんだ。付け入る隙、与えると思う? で、むこうは……

(そろそろ動き出すのかな。“スロースターターの優等生”)

あんまりのんびりしてると、予想外の所で不覚を取ったりしちゃうよ?いつまで刀を仕舞っておくのさ?なんてね。そっちの間合いに入ってないんだから、抜きようがないか。あはは……えっ?

「うわっ……周囲まるごと回転斬り!?」

しかも、さっきまでの居合いとはまた違う。刀に別の力を纏わせてそれで間合いの問題もクリアする……へぇ、随分“戦い慣れ”してるんだ。こっちの世界で言う所のジオ系の力みたいだけど……まだまだ引き出しはあるってことか。いいねぇ、ゲームが冷めなくて大変けっこう。じゃあ、ルート分岐だ。キミたち“触れちゃったよね?”ボクの斬撃にさ?

「“身は竦み、心は嘆き、やがて器は恐怖に包まれる”」

なーんてね。これも演出。いやぁ、ゲームやってるとこういう言い回しには事欠かないからねぇ。ってなわけで“亡者の嘆き”発動。まぁ、イメージは心身の呪縛拘束みたいなもんだと思ってよ。もろもろの動作性が低下するバッドステータスってやつ。パワーとスピード=攻撃力って図式はゲームの基本だからねぇ。そのスピードを奪わせてもらうよ? そして……

「ヒートライザ!!!」

こっちは自己強化スキルで全体を底上げ。そうだねぇ……そっちは下がってこっちは上がって……まぁ、単純に“ここからの体感感覚は4倍以上”かな?さて、オシオキの時間だよ、優等生。

「いくら刀身に力を纏わせても身体の動作性を落されちゃ、居合いの真価は発揮できないんじゃない? そら、ソラ、ソラッ!!!!」

今度はあえて優等生の刀が届く間合いで切り合いに転じる。向こうは居合いでこっちは抜き身。居合ってのは刀の抜き放つ身体のキレとタメが大事なんでしょ?あっこれ、ゲームの知識ね。それにこんな張り付く様な至近距離で切り結びは居合のタメがうまく使えない。“居合の得意な間合い”じゃないよね? それにこれだけ近いと、むこうのおっさんも迂闊には援護できない。なんせ攻撃力が攻撃力だからねぇ……そしてキミ(ミカヤ)は明らかに防御が高いタイプじゃない。 ねぇ、どうやってこの状況攻略する? 見せて欲しいなぁ……

>承太郎、ミカヤ

1年前 No.1186

根津甚八 @tukuyomi07☆2nDyzvx51us ★xv3jzoowMR_wpU

【 マンチェスター/パレスホテル/根津甚八(離脱) 】

 女を愛し、自由を愛し、束縛を嫌う風来坊にとってはコートの男へと向けた殺意混じりのソレは男に対する手厳しさというものが大部分である。男性で気に食わなければたとえ仮初の主であっても殴りにかかるといった気概の人間がまさか舌戦で引き下がるわけがない。
 ただし女性であれば、敵だろうと味方だろうと誰であろうと目を付け派手に遊ぶ。

「オラァッ!」

 雷撃。
 何者にも囚われぬ閃光、”10の根源 ”の「雷」として選ばれたその手腕と威力は伊達ではない。纏わせたそれをコートの男の腹部へと叩き込もうとした寸前、増幅された雷の因子がそれを阻む。
 スパーク。
 閃光と雷撃の嵐をもってほぼ相殺へと至らせる。
 コート男の技ではないだろう。これを発動した主がもう一人の少女であることを知り、槍を構えなおして豪快に笑った。

「――っと! やるねぇ、お嬢ちゃん。俺でも当たりゃそのままシビれてイッちまうだろうなぁ? いや、アンタにイカせられるなら寧ろ本望だ!」

 女相手では減らず口は幾らでも叩ける。
 相手は吹き飛ばされて気絶した。だが、攻撃を防いだのが彼女であったからあえてそのままトドメを刺さずに見逃す。ここで命を奪う理由もない上、女の爆発的な怒りを自ら引きずり出しにかかる程酔狂でもない。
 だが――そんな彼であっても、笑っていられなくなる事態が起きた。
 九狐が既に暴走状態へと突入していたのだ。ほぼ分断されて一対一になっていたため気付くのが遅れたが、あれはどう足掻いても止めようがない。
 オマケにこの有様ではホテル内に抑留しているこの地の住民が巻き込まれないとも限らない。

(……マズいな)

 甚八はこれでも”部隊長 ”――代理である上、ノリで動くため本当についてくる人間しかついてこないのだが――だ。部下の安全を守り、己の命を全うする義務、もとい義理と人情に基づく行動理念がある。幾ら味方であるとはいえ、これ以上の暴走を引き起こされたら討伐対象にせざるを得ないだろう。
 今この状況となっては戦果よりも人命が優先だ。
 そろそろ”勝ち目の無い戦い ”に挑まなくてはなるまいか、そう考えていた時、丁度いいタイミングで少女の方から声がかかった。
 ”撤退交渉 ”だ。
 そしてそれは部下に命令を出しにいく身分として、己に口実をつけることができる。

「野郎ならこの通りぶん殴るが、女が血みどろになって苦しむのはあまり見たかぁないもんでね。オマエも同じだよお嬢ちゃん。できればこのまま逃げてもらった方が俺としてはモヤっとせずに済むんだがな」

 苦笑しつつ頭を掻きながらも、「――ヴェロニカ! 道ぃ空けとけ!」と相棒の黒豹に命令を出す。
 遠方で声を聞いた黒豹が道の妨げになる瓦礫などを加えて放ったりするのを見ながら告げた。

「その様子だと何か”手 ”があるみてぇだな――ここは任せる。死ぬんじゃねぇぞ!」

 そのままホテルの非常階段へと駆けてゆき、あっという間に姿を消した。

>リナ 九狐

【 お相手、ありがとうございましたー 】

1年前 No.1187

ジークリンデ・エレミア @infernity☆ABoQ4DiOf0I ★PSVita=h6uaPK4xLs

『エレヴァツィオーネ記念研究所/創造神の間/ジークリンデ・エレミア』

ジークが部屋の中に入ると、
敵は二人で味方は自分も入れて三人が部屋にいた。
相手は二人だが、この場に居るという時点で心していった方がいいだろう。

「神を降臨させて、神による支配で本当に平和な時間を過ごせる言えるんか?
私(ウチ)はそうは思わへん。ただの思い上がりにしか見えへんよ」

ジークはジークなりに相手に反論する。
例え未来永劫人類を発展させることが出来たとしても、
いずれその発展させてきた力で文明が滅ぶことになりえるため。

「立ち去ることは絶対にせえへんよ。私(ウチ)らは否定するためにここに来ておるんや」

ここから立ち去るように言われるも、相手にそう返し、
ジークは「ゲヴェイア・クーゲル」という高密度の魔力弾を15球形成する。
サイズとしては大体野球ボール程。
形成された魔力弾はジークの周囲を円を描くように浮遊する。
味方の男性が相手を切り刻むように剣を振るうと、炎の斬撃が相手に向かって飛んでいく。
ジークも時間差ではあるものの、相手に向けて15球の魔力弾を放つ。
魔力弾の見た目自体はそんなに大きくないが、
威力についてはそれなりに高く、大会で使用したときはヒットすれば貫通判定が出かねないものだった。
尤も当時対戦相手だったアインハルトに使用した際は防がれた上に投げ返されたが。

>>ショーン・タウンゼント、デューク・シュテル、ウィル・S・シヴァルリィ、ファウスト・ベルディーニ

1年前 No.1188

中田譲治系魔術師+α @akuta ★Android=Mfci2iF532

【今更ながら……ファウスト神父の問い無視してもいいですし、攻撃される前に防いでも構いませんよー。】

【カナン/大通り/南部/キャスター&守護者】
 守護者は一瞬で理解した、彼らは英霊だと。
 自身の存在は自身が生を受け死んだ世界の住民でなければ、知らない。
 つまり彼らは座から対策本部に招来された二人なのだと。
 そしてあいなが講壇を終え続くようにメフィストは返す。
「ヒヒッ流石だなァ後輩ちゃん! 業に塗れた強欲の信徒共を廃人にしてやらあ。あん時の仕返ししてやる……俺を利用した事を後悔させてやらあ! なあそこのお二人さん」
 ファウストと守護者は互いの顔を合わせ、二人の悪の化身に呆れため息を吐き気を取り直す。
「諸君……大通りは見ての通り今混戦状態だ。そこで私とアイナと尨犬と守護者君の術で南部に潜む敵を殲滅する。
 味方になるべく不利にならぬよう、抑え込んでくれ」
 そう淡々と指示すると懐から、試験管四本のうち1つを取り出すと、地面に液体を垂らし続いてマッチを魔力を込めながら摩り、念じて液体の水面に落とすと灰色の煙が沸き出し、兵士を形とる大群が怨差を――――未練を―――呻き声で囀りながら出現させた。
 この戦地で死に周囲を彷徨っている兵士達の魂を瞬時に使い魔として契約し、そして煙に受肉させたのだ。
 撒いた液体の名を反魂香、中国では液体ではなく丹として練り上げ香木の如くそれを燃やし、死者を蘇らせる香である。
 誤解しない様付け加えるが、ファウストは東洋の術は知らない。
 ただ、便宜上そう呼称している。
「人を救いたいか?」
 対策本部だった兵士達は雄叫びをあげる。
「信仰を広めたいか?」
 リグレッシオーネだった兵士達は雄叫びをあげる。
「――――ならばその指名……果たすがいい」
 どう見ても黒幕が浮かべそうな微笑みで煙の兵隊達に指示を送ると、一斉に散らしたそれと同時に守護者もそれに合わせてついていき。
 煙の兵団は受肉している為物理的に干渉できるのが特徴だが、同時にそれが弱点である。
 こういった類いの使い魔は霊核(心臓部分)だけ壊されれば消滅する。
 つまり誰でも簡単に消滅できる。
 とはいえ霊核以外の所を突いても煙に突いたのと同等の反応するので、それに気づかなければ嬲り殺され、絞め殺されるのだ。
>あいな達

1年前 No.1189

Rising Knight @sacredfool ★yVb5695rRJ_LqL

【エレヴァツィオーネ記念研究所/創造神の間/ウィル・S・シヴァルリィ】

 彼は二年前の裏切者。一体どこで歯車が狂ってしまったのか、彼は凪を取り戻すよりも、それを永遠に消し去ろうとした。裏切りが発覚した時点で終わらせる事が出来たら、どんなに良かっただろう。ここまでの窮地に立たされる事も無かっただろう。自分は、それを悔やむ前に挽回しなければならない。あの過ちを二度は繰り返さない。今度こそは、打ち克ってみせる。嘗て敗北した天災へ、再び挑む。今度は一人じゃない。頼もしい仲間がいる。彼らと力を合わせれば、負ける事も無い。敵方が複数であっても、それは揺るがない。狂信の者には成し得ない、絆というものが此方にはある。

「ああ、無能には天才様の考える事は分からないさ。あんな神様気取りを復活させて世界を壊すのが平和だとは到底思えない。あの偽神に出来ないなら……嘗てその偽神を倒した俺達にしか、凪は取り戻せないんだ!」

 彼の頭脳が何を、どの方向へ動かしているのかは理解する事が出来ない。仮に理解出来たとしても、自分にはそれを受け容れられないだろう。二年前、世界を救うなどと抜かして現れたのは神でも何でもない。救世主の名を騙った、ただの悪魔だった。誰も何も考えられず、唯一の存在たる偽神を崇め称える事しか出来ない世界。そこに生きとし生ける者の喜びは存在せず、生命は後退も前進もしない。凪なんかじゃなく、それは無でしかない。凪とは、前途を阻む風が無い状態だ。前進の出来ない世界が平和であるわけがない。
 嘗て自分達が取り戻した凪の時代は、彼らによって崩されてしまった。凪が永遠でなかったのなら、真の平和とは確かに呼べない。ならば、何が真の平和を齎すのか。それは世界を破滅に導く偽神には絶対に出来ないことだ。真の平和とは、それを実現しようとする人間全てによって齎される。神であろうと何だろうと、ただ一つの存在には決して成し得ない。人間にしか、平和は実現出来ない。全てはそう、自分達人間次第だ。平和を取り戻そうと手を取り合うのも、平和を壊そうと手を取り合うのも。皆が安らげるその瞬間の為、地を蹴った。
 ショーンが執り行うのは、偽神再臨の儀式。仮に彼を殺したとしても、儀式を成功させられては意味が無い。最も優先しなければならないのは儀式の阻止だ。ショーンを倒してしまえば、それは果たせるだろう。問題は、彼の前には立ちはだかる壁があること。ネオ・エルサレム補佐官が一人、ファウスト・ベルディーニ……彼が立ち塞がる。恐らくは彼らの悲願達成において最上の障害となるであろう自分を相手取ると。ショーンへ挑むなら先ず、彼を突破しなければならない。儀式が終わる前に、ファウストとショーンの両名を打ち倒す。この戦い最後の指令だ。幸い、ファウストが相手をするのは自分一人だけ。それならばショーンの相手はデュークとジークリンデに任せ、自分は目の前の相手に専念する事も出来る。無論、時間は掛けていられない。戦いが長引けば長引く程、彼らの悲願が達成する確率は飛躍してしまう。

「退けっ! お前達が目指しているのは生命の袋小路だ!」

鋭い踏み込みから拳が放たれる。風貌こそ神父のそれだが、隙の無い構えから打ち出される拳は修練の賜物を思わせ、また途方も無い怨恨をも思わせる。清かなる光輝の剣は邪悪なるそれを弾く。立ち止まるわけには行かない。その先にある未来の為に、人間は負けられない。右手の光輝を握り締め、袈裟の軌道で振り下ろす。加えて二の太刀で振り下ろした光輝を返し、とどめとばかりに返した光輝を真っ直ぐに突く。光の刃は他のあらゆる剣にも引け劣らない。揺るがぬ意志の表れは、闇ですらも切り払う。

>>ショーン・タウンゼント、デューク・シュテル、ジークリンデ・エレミア、ファウスト・ベルディーニ

1年前 No.1190

虹の守護者r @infernus☆XQ6phrzcKMtR ★F7MrHN45jw_LqL

【エレヴァツィオーネ記念研究所/ターミナル/中央区画/武田智希】

正真正銘、最後の戦いが始まりを告げた。一斉にカナンの地へ飛び立っていく、ロンドン対策本部の面々。そしてそれを援護する、イギリス軍の精鋭。
鈍色の空に覆い隠されし南極の大地に、人々の喧騒がこだまする。互いの存亡と理想を懸けた決戦は、いよいよ最終局面へと突入しようとしていた。
対策本部、イギリス両軍が本格的な攻撃を開始すると同時にカナンへと降り立っていた智希は、襲い来る敵を一人一人倒しつつ、雪の上を進んでいく。
空を見上げようとも、分厚い雲の先にある太陽の姿は一切見られない。地平線すれすれから差し込むそれは、まるで斜陽であるかのような光景である。
あの太陽は、自分達に何を語り掛けようとしているのだろうか? 白夜の空は、この闘争の果てにあるものさえも、包み隠してしまうのだろうか?
全ての答えを求め、彼は市街地の中心に佇む研究所へ足を踏み入れる。エレヴァツィオーネ……例の偽神の名を冠した、諸悪の根源ともいえる研究所。
扉を開け放ってすぐ、そこには奇妙な熱さが充満していた。何もかもが焼き焦がされた空間に、二つの死体が転がっている。片方は、味方のものだ。
彼女の名前は知っている。レイチェル・アレクサンドラ。この世界においては英雄であり、アメリカの再興に全身全霊を捧げていた、世界の希望。
智希は既に動かなくなっている彼女の姿を見ると、静かに目を瞑る。あと少し辿り着くのが早ければ……無駄な時間を掛けてしまった自分自身を呪う。

しかし、ここで立ち止まる訳にはいかない。智希はレイチェルのことを遅れて到着した対策本部の者に任せ、一人研究所の深部へと足を踏み入れる。
凪の時代を破壊し、人々から安息を奪った存在は、間違いなくこの先に佇んでいる。今一度平和を取り戻すためにも、とにかく奥へ進み続けなければ。
そうして辿り着いた研究所のターミナルは、恐ろしい光景に包み込まれていた。炎と氷、対極の存在に位置するそれが、互いに暴走しあっていたのだ。
只ならぬ気配に、警戒心を強める智希。いつでも戦闘が出来るように準備を整えた彼は、氷炎の空間を一歩一歩進む。その空間に、佇んでいたのは……

「……シルヴィア・ボルドウィン……」

そこにいたのは、この世界で己が二度、相見えた人物。ネオ・エルサレムの中でも屈指の実力を持つ熾天凍土の女帝、シルヴィア・ボルドウィン。
彼女はマンチェスターにおける戦いで負傷し、撤退していた。その後どうなったのかは聞き及んでいなかったが、この状況を見る限りは、恐らく―――

「……能力の暴走か」

シルヴィアは、明らかに自らの能力を抑え込むことが出来ていない。己の限界を遥かに凌駕した二つの力に、完全に振り回されてしまっている状態だ。
そんな満身創痍の彼女を見た智希は、戦闘態勢を取らなかった。この状態の彼女と戦う意味はない。それは、シルヴィアに無意味な死をもたらすだけ。
とはいえ、彼女を無視して奥へと進むことは不可能だろう。否、むしろ女帝は、こうして誰かがここを訪れるのを、待ち望んでいたのかも知れない。
並の人間であれば軽く押し潰されてしまうほどの威圧感が漂う空間で、彼は静かにシルヴィアの瞳を見つめる。炎と氷、左右に浮かび上がる非対称。
説得を試みたところで、退いてはくれないだろう。それを理解しているからこそ、智希は自らに戦意がないことを示す。そこには殺意も、殺気もない。
あくまで彼は、平和的な解決を試みるつもりのようだが……それに対し、この地獄のような空間を作り上げた女帝は、如何なる返答を返すのだろうか。

>シルヴィア・ボルドウィン
【お待たせ致しました。同カード3戦目……正真正銘のラストバトルだ】

1年前 No.1191

ジョジョ ~その血の記憶~ @jojo3daime☆UIZ8nct3yGTf ★iPhone=PvTjW8pAQ9

【カナン/天体観測所/空条承太郎】

(あくまでも痺れた程度。大したダメージにはなってはいないが攻撃が通らない訳じゃあない)

ダメージがゼロではないなら勝ち目はある。足りないダメージは数で押し込むしかない…

「ふん…」

確かに驚いた…が、予想外だった訳ではない。ここにいることがその証明だ。この程度で倒せるならこの戦いはとっくに終わっているのだから。

「構わない、俺1人では突破できそうにないからな」

荒っぽくなると声をかけられたので返答する。
しかし、居合、か。居合を得意とするならこの距離は…
む。

「これは…」

なるほど、特に感覚として重いなどもいう感覚はない。しかし…相手の動きを見ると先程の4倍…いや、正しくは俺の動きが遅くなったのと相手の加速と言ったところか。しかしこの速度ならまだ…追いつけるな。そして、相手はここまで近いと援護しづらいと見たのだろう。
確かにパワーがパワーだけに味方に当たるのは怖いところだが… しかし、それはパワーしか能がないと思っているから起こる。

時を止めれば問題はない。無いのだが…この減速が厄介だな。恐らく止められる時間は1秒程だ。その1秒を有効に利用しなければならない。

その為に…ここは少しの間味方に任せるしかないか。機械より正確な動きができる…と言っても、相手も動いているのだ。確実に味方だけを避ける、というのは難しい。

アイツらを引き離すことが出来ればいいんだがな…どうしたものか。

>>ミカヤ 足立透


【散々考えた挙句何も動けなかった…】

1年前 No.1192

主を御許に…… @akuta ★Android=Mfci2iF532

【作業BGM:いつくしみふかき
……讃美歌なのになんでこんなに戦闘シーンに合うの!!】

【エレヴァツィオーネ記念研究所/創造神の間/ファウスト・ベルディーニ】
 ショーンに託されて無言で頷くと青年の言葉に、静かな口調で返した。
「それでも尚私は……聖ペトロの様にローマに向かおう」
 聖ペトロはキリストを売り、それに悔いていたがある日キリストが十字架を背負って眼前に現れたので聖ペトロは問う。

 "主よ何処に行かれるのですか?"

 キリストは殺されるのを承知でローマに行き教えを広めると返し消えると、聖ペトロは改心しローマで布教したが磔され刑死した。
 キリストと同じ十字架で殺される事は痴がましい事だと恥じ、逆さに磔された。
 ファウストはまさにその気持ちであり、そう口にした。
 創造神に導かれて刑死されよう。
 揺るぎない意志を変えるわけにはいかない、拳は弾かれ後ろに一歩退き次に備えようとする。

『私が生きていたら……お兄ちゃん達は苦しむならいっそう死んだ方が、苦しみから救われるかなって』

『そう思わせぬよう懸命に尽くしなさい』

 違う。
 愛ある介護で解決する問題ではない。
 妹は年老いていく家族心配し、自らの死により救わんとしていたのだ。
 そんな妹の魂が地獄に堕ちさせるワケにはいけない。
 命を追い詰めていると相手は言ったが、自身は妹のような魂達を救うためには神が見守る世界が必要だ。
 教義により清らかな魂が救われない魂に神が自ら降り立ち魂を天国に導く装置。
 それが創造神であって欲しいと、そして神を圧政者と間違った崇め方をリグレッシオーネを内部改革するために補佐官まで上り詰めたのだ。
 ここは退くわけにはいかない。
 袈裟斬りを大口径の銃弾をも跳ね返すカーボン繊維の防弾カソックの左腕で刃を薙いで、弾くと今度こそ右肩を狙わんと踏み込み、今度は標的を的に見立ててストレートを食らわせようとするが、ほぼ同時に突きが繰り出されるが相手が剣の達人だけあって、拳では捌ききれないと冷静に判断し敢えて、突きを受けて痛みに耐えながらも右肩に向かわせていた拳を急遽、握っていた右首をはたき落とさんとギロチンの如く右腕を振り落とそうとして。
 この所作を見た相手は恐らく後ろに退くだろう、もし後ろに退いたならばその隙を狙って鳩尾にフックをかけようと計算する。
 もし相手が適合者ならば厄介だ。
 自分は所詮ただの人間にすぎない。
 切り札として使ってきた場合塵芥と化するだろう。
 完治した狂犬病を元にした能力なんて目覚める事はなかった。
 昔は周囲の視線もあって焦燥したが今はそれも受難として許容し、ただの人間兵として未来を目指しここに立っているのだ。
>ALL

1年前 No.1193

ミカヤ・シェベル @infernity☆ABoQ4DiOf0I ★PSVita=h6uaPK4xLs

『カナン/天体観測所/ミカヤ・シェベル』

ミカヤ版「破軍斬滅」で斬撃の嵐を突破したミカヤはゆっくりと動きを止め、刀を再び鞘に戻す。
相手は回転斬りに驚きはしたようだ。
そして相手の様子を見るに、
味方の攻撃が決して効かなかったわけではなさそうだ。
なら、ミカヤの最速最強の一閃による攻撃もきっと効く。
そんな時だった。
相手の移動速度が一気に上がった気がし、同時に自分が少し遅くなった?という変な気もした。
そして相手はミカヤの居合いの生かせられない距離にまで接近してくる。
まだ相手の動きを捌くのが難しいという程の速度ではなかった。

「天童流雷帝式ーーーーー刃咬」

前に接近された事があるかの様にミカヤは冷静に右手を今度は刀身の短い刀にかけ、
直ぐ様鞘から抜き相手の攻撃を受け止める。
これも相手に接近され居合いが生かせなくなったとき、近距離用に教えてもらった防御魔法である。
ミカヤは速度を徹底的に優先しており、
(バリアジャケットの見た目は関係なしで)装甲をほとんどつけておらず、防御力はかなり低い。
代償はあるが、その分火力は絶対的なものであり、
だからこそ相手に甚大なダメージを与えることが出来る。

「天童流雷帝式ーーーーー兜砕(かぶとわり)」

速度依存ではない攻撃魔法。
自分と相手が近い距離に居るためか、
ミカヤは相手の頭を空いている左手で掴んでそのまま後頭部から地面に叩きつけようとした。
兜砕と書くが別に相手の武装を破壊したりするという特殊効果はない。

>>足立透、空条承太郎

1年前 No.1194

ドラゴンベイン @caliburn☆IgmPcLqMs42 ★iPhone=UlhEvalsEA

【カナン/ネフィリム像/ドラゴンベイン】

ドラゴンベインはツラナイテタオスを横に突き刺し、敵の攻撃に備えた。おお…それはシノビニンジャ・クランが展開する多重影分身めいた分身による攻撃!イアイドめいた構えから放たれる剣戟と、エーテルめいた魔法が交差する。ドラゴンベインもこの攻撃に飲まれる!ナムアミダブツ……彼であっても防げなかっただろうか?だが、アマクダリ・アクシス級のニンジャ視力を持つものならわかるかもしれない。
その無数の剣戟の中でブレイクダンスめいて連続でケリ・キックを繰り出すドラゴンベインの姿を!ゴウランガ!彼は足自体を一つのカタナとし、ニンジャ脚力とニンジャ瞬発力を用いた高速の足撃によって攻撃を凌いでいた!しかし其れも完全とは言わぬ!「グワーッ!イヤーッ!」攻撃を受けながらも足撃を繰り返すドラゴンベインのシャウトが響く!そして……

「イイイイヤアアァァァーッ!!」

ドラゴンベインは……跳躍!赤く染まった脚は衝撃を受けて軋む!しかしドラゴンベインは着陸し、走る!ニンジャ!ツラナイテタオスを鎖で引き寄せ、それを掴む!

「……ハイクを詠むがいい。カイシャクしてやろう」

バネめいて腕が引き絞られる。そこに握られたツラナイテタオスの威力はモータードクロすら一撃で破壊せしめるだろう!ドラゴンベインはツラナイテタオスを投げた。儚く。虚しく。冷たく。それが虚空を切る時、剣士の運命は決まるだろう……

>幽

1年前 No.1195

black @bass2 ★m3411KbiOz_Zsw

【カナン/天体観測所/足立透】

(ふふん、予想通り。おっさんの背後の奴は手が出せず……いい展開だ)

近接パワータイプがコンビを組んで最も警戒するのは同士討ちだからねぇ。互いのタイミングが重なれば互いの破壊力が互いに跳ね返る。RPGでもよくあるよね? 脳筋の敵には混乱魔法。要は手を出せない状況を作ればいいってだけ。

(まっ そのまんま見ててよ。ボクはこの澄ました優等生を潰せればそれでいいんだから……さぁ!!!!)

ちぇっ……一際鋭い一撃だったのに。でも居合は使い辛い状況なのに急な動作低下にすんなり合わせてくるとか、実は“修羅の国”の住人? いや、まさかねェ……どーみても“学園モノ”出身でしょ。でーも……ちょっと生意気だなぁ

「ちょっと大きいの行く……よっ!!!」

と少し力を込めて斬りかかろうとした所で……そっちのターン? で、なにするの? あっその短いの飾りじゃなかったんだ。

「でも、そのリーチじゃ、ボクのパワーのが上だよっ!!!!」

このまま押し込んで叩くっ!!!!って……体術!!? ちょっ なんで、そっちがこっちを掴めるのさ!? って……え!?

「なっ!? 」

合気!? 警察が犯人を取り押さえる逮捕術の神髄……居合だけのパワーキャラじゃなかったのかっ!!! こっちの突進力を利用して掴むというより頭を支点にして後頭部から地面に払い落す……。そんな魔法みたいな体術をこんなガキが!?

「くっ……このクソガキ……!」

別に単なる物理攻撃なんてこのペルソナの装甲の前じゃ大した事ないけど……キミにアドバンテージを取られるのは癪だよっ!!!

「窮地の脱する定石は“フィールド破壊”だよねっ!!!!」

地面に叩き落す力を逆利用してそのまま地面ごと剣の柄で雪原フィールドを叩き砕いて…その衝撃と反動で拘束を引き離して脱出……いやぁ、掴まれた時はヒヤっとしたけど……次はこっちの番さっ!!!! 衝撃波で吹き飛びなっ!!!

「マガツマン……!?」

なっ!? なんで……一瞬たりとも目を離してないのになんでアンタ(おっさん)が目の前にいる!?

>承太郎、ミカヤ

【足立にはミカヤの攻撃は現状では物理攻撃に見えているので調子こいてる&そういう演出にしてます。そしてフィールド破壊なんて派手なアクションしたから承太郎の時止めを発動するタイミングを許し……というわけでスタプラさん“出番”です。ひとつ派手にやっちゃって下さい】

1年前 No.1196

LASTSTARDUST @akuta ★Android=Mfci2iF532

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1年前 No.1197

天災 @infernus☆XQ6phrzcKMtR ★F7MrHN45jw_LqL

【エレヴァツィオーネ記念研究所/創造神の間/ショーン・タウンゼント】

話を理解出来ない者達を相手にするということは、本当に疲れるものだ。彼らは神の降臨によってもたらされる利益を、何一つとして理解していない。
崩れることのない安定は、人類に大いなる発展の道と可能性を示す。ネフィリム神が統治する世において、人が発展を妨げられることはないだろう。
凪の時代などという不安定な平和がいくら長続きしようと、そこに暮らす人々には、いつかそれが崩壊するのではないかという不安が蔓延り続ける。
そのような状況で、人類が正しき発展を遂げていくことなど出来るのだろうか? いや、出来ないだろう。天才の私には、それが明確に分かるのだ。
だからこそ、私は人の未来を思って最善を尽くし、神をこの世に呼び戻すことに全力を注いできた。最良の未来への道を、邪魔される訳にはいかない。

「それを理解しているのであれば、何故わざわざそれに歯向かおうとするのだ? 神が人を支配するのは当然の成り行き。君達にも分かるように説明するならば、企業や軍隊の上下関係が相応しいだろう。より高い実力を持った者が、それに劣る者達を支配するというのは、今の時代でも当たり前に行われていることだ。まあ、企業や軍隊を率いているのは人である以上、本当に実力のある者が虐げられている可能性も十分あるのだがね…… しかし、神が人間より劣っているなどということは絶対にあり得ない。人を統治し、安定へと導く神は、いずれ全ての存在から畏れ敬われる存在となることだろう」

凪の時代が偽りであるということを理解していながら、なおも反抗を試みようとする者がいるとは驚きだ。きっと彼は、相当に往生際が悪いのだろう。
ここで誰がどれだけ抗おうとも、神の統治する時代が訪れるのはもはや確定事項。魂が冥界から戻ったその時こそが、新世界創造の始まりとなる。
永遠に乱れることのない平和に守られた新世界。なんと美しい響きだろうか。多くの人々が待ち望んでいた世界が、神によって遂に実現されるのだ。

「そうか。あくまで私の崇高なる思想を否定するというのであれば、残念だがここで死んでもらうしかないな。悪く思わないでくれたまえよ。全ては、神の統治する世界のためだ」

私は一言だけそう告げると、二人が一斉に放ってきた攻撃に対処する。その前にあの無能剣士がなにか言っていた気もするが、気にする必要はない。
殺意の込められた三つの斬撃。この私に対して炎で挑むとは、随分な自信を持っているようだ。ならば、その自信を完膚なきまでに打ち砕いてやろう。
右手を天に翳し、大量の氷を飛来させる。こちらへと迫ってきていた斬撃は圧倒的な物量を誇る氷に押し潰され、全て私に届くことなくかき消された。
次に都合十五の魔力弾が襲い掛かってくるが、これに関しては見た目からして対処の必要を感じさせない。威力も、大したことはない見せかけだろう。
私は敢えて魔力弾の一つ一つに氷をぶつけることで相殺し、敵を挑発する。無能にしては頑張ったようだが、その程度では天才の足元にも及ばないよ。

彼らの攻撃を全て防ぎきった後は、こちらの番だ。私の力が二年前から変わっていないものだと錯覚してもらっては困る。天才も、成長を遂げるのだ。
当然、その度合は無能のあがきよりも遥かに凄まじいものだ。私が両手を開くと同時に、この空間が一瞬にして凍りつき、白銀の世界へと変貌する。
機械は低温でも動作するように調節してあるから、それについては心配する必要もない。今重要なのは、彼らを確実に葬り去る方法を考えることだ。
原子ですら活動を停止する超低温の世界で、私はそれが普通であるかのように平然を保つ。今頃彼らは……あまりの低温に気絶している頃合いかな?
まあ、そこまで簡単にいくことはないだろうが、氷というものはあらゆるものの活動を停止させてしまう、恐ろしい力を持った物質。ほら、周りを見てごらん。神に抗う君達に天誅を下すかの如く、低温の中で成長した氷柱が、体を貫こうと迫ってきているよ。

>デューク・シュテル、ジークリンデ・エレミア、ウィル・S・シヴァルリィ、ファウスト・ベルディーニ
【一応、攻撃範囲にはウィルも含めています】

1年前 No.1198

その血の運命 @jojolion ★VaQODXtFw6_TDO



 【  カナン/大通り/北部/ジョナサン・ジョースター  】


 >アレックス、レドリー、ゴオマ

 「……め、だ」

 突き飛ばされたジョナサンは立ち上がる。
 その両手を輝かせる波紋を、全身に響かせながら。刻むのは血液のビート。震えるは己の心(ハート)。

 「……紳士として恥ずべき事だが。僕は、見殺しをするつもりもない、それが敵であってもだ!」

 ジョナサンは叫び、駆けだす。
 伝染病の雪?
 関係ない。
 波紋は無限のパワー。自然の英知の源。自分の血を燃え上がらせろ!

        オーバードライブ
 「仙道波紋………ッ!疾走ゥゥゥゥゥゥゥゥゥッ!」

 ジョジョはアレックスの前に勇敢に躍り出ると、その地表の雪を波紋で形どらせていく。
 そこから流れ出す波紋が雪を練り上げ、ジョナサンとアレックスを囲んでゆく。

 ……死ぬとしても、他人に殺させるなんて。
 殺させるにしても、あのような………

 【苦し紛れですしどうぞご自由に御破りください。】

1年前 No.1199

熾天凍土の女帝 @hal0406 ★2jgODMAkZq_yoD

【エレヴァツィオーネ記念研究所/ターミナル/中央区画/シルヴィア・ボルドウィン】

今、この躰は焼け付く様に熱いのに、心は、驚く程に冷え切っている。何時まで経っても、矛盾の螺旋から私は逃れられない。私の"始まり"が、噛み合わない双つだった――ただそれだけの事で、こうして間近に迫った"終わり"に言い様の無い浮遊感を感じている。

「私は――"何"だったのかしらね」

此処に居る『シルヴィア・ボルドウィン』と言う人の形をした何か。その名前の価値は、それと他を差別する為の目印。その名前に意味は無い。それは何処まで行っても、結局は数多に存在する兵器の内の一つでしかない。なら――――なら、今までの私に価値はあったのだろうか。意思はあるのに"意志"はない。それこそ、ただ使われるだけの機械の様に。反逆する事も無く、胸に秘め続けた想いは凍り付いてもう取り出せない。

「――バカみたいね」

灼熱の劫火と、零度の冷気に身を蝕まれながら、寂しく自嘲する。ずっと前から気付いていた。だけど認めたくは無かった。私の価値なんて、結局他人の色眼鏡で決められて来た。そんな当たり前な、だけどとても空虚な事実を。
ずっと雁字搦めにされながらも、現実を認めたくは無かった。だから抗いたかった。だけど何も出来ず何にもならず、ただ闇雲に足掻くだけ。私の"意志"は何処にも無い。ただ、嫌な事から逃れたかった子供の我儘のようで、其処に答えは無かった。
私はただの研究成果。そして同時に優秀な実験材料。だから今までずっと壊れ物の様に扱われていた。ただの一時も自由は無く、狭い鳥籠の中で飼われるばかり。私は、翼はあるのに飛び方を忘れてしまった小鳥。どれだけ足掻いてみても、もう飛び立つ事は出来ない。鳥籠の鍵は開いている。後は自ら大空へ向けて羽ばたくだけなのに。この翼では、もう飛ぶ事が出来ない。でも、なら、せめて――。

「――最期に、籠の外には出たいわね。狭い世界で燻り続けるのも……もう疲れたわ」

相反する双獄を恐れる事も無く、一人の人間が足を踏み入れて来る。絶えず起こり続ける氷結と蒸発によって立ち込める蜃気楼の向こう側から、もう何度も見た人間が姿を現す。

「久しぶりね。相変わらずの仏頂面、何とかしなさい。暴走……とはちょっと違うわね。制御出来ないだけよ。ふぅ……もう、抑える気も無いけれど。言っておくけど、貴方のせいよ。あれだけ"暑い"戦いを私にさせたんだもの。そのお蔭で、ちょっと制御が利かなくなっちゃったわ。っ……まあ、永くは保たないわね」

武田、智希――異世界の人間でありながら、この世界での戦いに死力を尽くす人間。何時も表情は無い。だけどその眼差しには誰よりも強い焔が宿っている。誰より刹那を愉しんでいながらも、この眼には何も写して来なかった私とは、対照的な男。
憎たらしい程に冷静で居ながらも、胸に秘めた情熱は計り知れない。――そうね、貴方ならきっと、私の最後を彩ってくれるわね。

「私はね、そろそろ『籠』の外に出たいのよ。何時までも狭い鳥籠の中じゃ、"生き"苦しいでしょ。だからね――これで【最後(フィナーレ)】よ。盛大に愉しみましょう、虹色の皇帝!」

ありったけの声を張り上げる。途端、酷い頭痛に苛まれて、一層熱波と氷波が強く放たれる。火竜の吐息と錯覚する程の熱線は彼の身を焼こうと猛烈な勢いで駆け、絶対零度で以て万物を蹂躙する冷気は彼の足元を凍らせて行く。
挨拶代わり、と言うには少々火力が強すぎるかも知れない。でもこんなのはまだまだ序の口。焼け付いて凍り付いて、壊れ果てるその刻まで――私はまだまだ出力を上げ続けるのだから。

>>智希

1年前 No.1200

ジョジョ ~その血の記憶~ @jojo3daime☆UIZ8nct3yGTf ★iPhone=PvTjW8pAQ9

【カナン/天体観測所/空条承太郎】

なるほど…速度が無くても破壊力のある攻撃か。力さえあれば押し込んでダメージを与えられる…

まさにピンチはチャンスと言ったところか…
味方が頼りになるやつで助かったぜ…

地面を変動させ、なんとか攻撃を逃れる敵さんだが…

ここまで準備された状況というものもなかなかないな。あとは宣言通りに…たたっ壊すだけだ。

ドン!

時は止まった。行動に隙ができたな。
さて、ようやくたどり着いたな。全身全霊の連打といかせてもらうぜ…

時は動き出す。

時が動き出した時には既に承太郎は足立の前にいた。

「スタープラチナ!」

勢いよく飛び出たスタープラチナは既に突きの連打を始めていた。

『オラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラァッ!』

全身全霊を込めた連打を足立に叩き込む。
これを回避できたら大したもんだ。速度が下がってはいるが腐っても時間より早く動く速度だ。
威力も先程ので証明済みだな…

>>ミカヤ 足立透


【時間停止して移動したという解釈で正しいですよね?わざわざすみません、ありがとうございます!】

1年前 No.1201

リンネ @rinne3anis ★tAeYVmxCE8_mgE

【マンチェスター/パレスホテル/ロビー/九狐】

駆け出す九狐、味方の男と少女が交わしていた会話は耳には届くもそれを言葉として理解すら出来ていない。だからこそ味方の男が離れたのを嗅覚と聴覚のみで察知していたとしてもその行動の意味は理解できていない、九狐が都合の良い様に解釈したならばそれは何らかの策のためであると判断した。最早脳にすら十分な血が回っていないのではないか、ゆっくりと深淵への階段を下りていくことにすら気付かず敵を呪い、その命を奪う事しか頭にない。
だが駆け出し手刀を繰り出そうとする九狐は突如転倒し、その身体は勢い余り呪いの海へと突っ込んでいく。その呪いで死ぬ事はないがその海を掻き乱しながら壁へと激突する、瓦礫を振り払い再び少女へと狙いを定める九狐の額からは相当な量の傷が見え白い何かも見え隠れするが出血の量が傷に比べて圧倒的に少ない。壁が外に繋がり包囲が崩されている事も意識外、自らの状況すら意識外、あるのは只の殺意、呪い。その眼はすでに狂気に蝕まれ尽くした、さらには生気すらも徐々に失っている。最早殺戮機械の如く只殺すためだけに動く、その口から漏れ出る音は意味を成さぬ獣の叫び、動かぬ身体を動かす、その糸が切れるまで彼女は止まる事はない。

「■■■■■ッ――――!!!!!」

叫んだ言葉は果たして言葉だったか、嘗ての師か、恨むべき恩人か、忌んだ人間か、世界全てか、誰に宛てた物かすら分からぬそれを合図にし九狐は獣の如き様相で駆ける。そこに人型である意味はなく、それが九狐である必要もなく、ただ己の呪いに呑まれた何かはこの場の唯一の生ける者へと矛先を向ける。
だがその速度は余りにも遅い、手負いの獣は恐ろしいとはいえこの姿を見て大勢が抱く感情は哀れ、そしてこれまでを振り返れば当然。どれだけ惨めになろうとも、どれだけ九狐が報われなくとも、救われずとも、彼女が行った事は決して認められる物ではなく罰せられるべき事、人並みの速さしか出せぬ獣がどれだけ哀れであろうと背負う罪過に変化はなく、償うべき命は数多にある。
生きて償うも死して償うも変わりはない、死した人間への償いに明確な意味はない。もしもあるとすれば残された者の行き先なき感情を向けるためだろう、ならばこの呪いの生存にすら意味はない。仮にも生き残れたとしてもその身体で何が出来るか、呪いに身を落とした時点で彼女に道はなく、落ちていくだけでしかない。

「■■……■■■、■■■■■■!」

言葉は唸り声となり喉から出でてその意味を理解するものなど居ない、矛先なき怒りをぶつけるが如く九狐は跳躍する。飛ぶ瞬間に体勢が明らかに崩れていたがそれを無理矢理軌道修正する、腕に形作るは手刀ですらない。拳でもなく、爪によるものでもなく、ただその腕をぶつけるだけの技術も本能もなきただの打撃。呪いを纏うもただぶつけるだけの攻撃に当たる事はない、素人ですら思考が落ち着いてさえ居れば容易く避ける事の可能だろう。今の彼女はただ殺すためだけに動き、それすらも危うい。
少女へとその腕は振り下ろされる、そう只振り下ろされるだけ。そこに意志が存在したかは問題にすら値しないだろう。

>>リナ (根津甚八)


【お相手ありがとうございました、同時に遅れて申し訳ございません。
此処からは九狐の正念場、生と死、どちらにしても綱渡りに変わりはない状況。九狐の明日はどちらだ!】

1年前 No.1202

混沌 @firstmoon☆Iqtd6N0SMOw ★iPhone=sBHRIVw1IW

【カナン/大通り/南部/黒美あいな&ルピナス】




呆れたような良識人二名の反応を尻目に、戦闘態勢に入る。心なしか、気まずそうに少女の目が泳いだように見えた。


「……というわけで、死にたい奴はかかってらっしゃい。死にたく無い奴は大人しく下がるなり逃げるなり、ご自由にーーまあ、逃がさないけどね。大丈夫、抵抗しなきゃ死にはしないからさ」

掌を地面に触れさせてウィルスの力を解放。氷を通して凍てついた南極の大地に干渉する。

氷の大地が変化して荊のような形状と化し、敵の兵士たちの足元から伸びて絡みついて拘束する。


「ーー天より与えられしは大地を司る力、地の利は我にあり。汝らは掌の上よ、潔く負けを認めるがいい」

かつて人々を扇動した他の化身には劣るが、自分を大きく見せる言動と異能によって掌握を試みる。

ーーと、大見得はきったものの、南極の氷のせいか、上手く力が働かない。足止めが手一杯だろうか。哀しき哉、今の自分は役者としては三流。いっそ、落とし穴でも仕掛けるべきか。


そもそも、適合せず失敗した後に時間をかけて馴染ませることで手に入れたイレギュラーな力だ。ワクチンを作る過程で複数の細菌やウィルスを試したせいで、どれが適合したかすら自分でもわからない不確定な力だ。


いっそのこと人外の力を解放して異形化すべきかと悩む。

だが、それでは引っ掻き回すというには相応しくない。殲滅するだけでは意味がない、連中の戦意を、精神をへし折らなければ。

似姿とはいえ神の子のイメージを使った大先輩ーー“奇跡”を演出すれば、連中を思い切り混乱させれるだろう。

「ーー絶対に“ギャフン!”と言わしてやる」


「ーーぎゃふん」


決意を固める主の傍ら、ルピナスが静かに呟く。その両手には鞘から抜いた小太刀が二振り握られている。

今のところ積極的に攻める様子はなく、小太刀で迎撃をしながらも、その佇まいは獲物を待つ狩人のように静かである。


>キャスター&守護者、南部ALL

1年前 No.1203

black @bass2 ★m3411KbiOz_Zsw

【マンチェスター/パレスホテル/ロビー/リナ】

「……いよっし、交渉成立♪」

流石に粋ってものは心得てるじゃない、伊達男。まぁ、こういう“敵に後事を任せられる”的な展開は元の世界じゃそれなりに場数を踏んでたりする。安心して退きなさいな。さぁて、場が整ったなら……ちょーと聞き分けがなくなった狐っ娘の目を覚まさせてやろうじゃない。

(いっちょやってみますかっ!!!)

はい、ここから若干時間跳躍。伊達男……ってもういいわよね。パチヤローが姿を晦ましてもこの狐娘は相変わらず……。いっそ清々しいけどさ。で、今あたしが何やってるかっていうと……

「【霊光壁】!!!」

狐っ娘にはもはやこちらの裏をかく知力も、圧倒する速度も、力を込めるだけの踏ん張りもないと仮定して、とにかくギリギリまで引付けて、すんでの所で“かする様に”を白魔術の防御壁を展開してやり過ごす。ちなみにあくまで“かする様に”だからね。本当にかすったらたぶんアウトだから。それをひたすら繰り返す。ひょっとしたらむこうが先に自滅で力尽きるかもしれないけど、この魔術系統で因子を溜めるのは相当時間が掛かるから今回みたいな場面じゃないと色々としんどい。

「「【霊光壁】!!!」」

だから詠唱の複唱や重複といった様々な小技を使って地道に溜めていく……まだ足りないわね。それ今回に関して一つネックなのが……。

「【霊光壁】×5!!!!」

狐っ娘のカースド的な何かとこの因子の充満はある種の足し算引き算の関係にある。だから少なくともこっちのやっている事が“狐っ娘が無意識に撒き散らす呪いの拡散のペースを上回っていないとダメ。さぁて……そろそろかな?

「【霊光壁】!!!!」

ちなみになんであえて“近距離で白魔術を発動させているのか”はこの後教えてあげる。さぁて、い・く・わ・よ。

「【治癒】!!!!」

白魔術の因子を溜めに溜めて至近距離で治癒魔法をぶっ放す。本来なら肉体的な回復速度を高める手軽で地味な代物だけど状況が整ってるなら、その回復速度は一種の“ショック”という程強烈なものになる。そしてそのショックを狐娘に余すところなく浸透させるのに必要だったのが“近距離での発動”。空間を因子で満たすだけでなく、因子を直接付着させて“通りを良くする”って事。電気と同じ要領ね。加えて……

「【麗和浄】!!!!」

治癒魔術で拡散した白魔術因子を吸い上げて、狐っ娘の体内に因子を叩き込んで本人に纏わりついている制御不能で垂れ流しになっている不浄を取り除いてあたし自身の保護と治癒速度と効力の上昇も狙っていく。と、やってる事は白魔術によるショック療法だけど、根本は“精神領域から物理領域に繋げて”ってやつ。まぁ、叩き込んだのはダメージではなく狐っ娘の呪いとあたしの白魔術のギャップを利用した拒絶反応(ショック)だけどね。

(さて……どうかしら……?)

これで正気を取り戻さないなら、もうあたしに出来る事はない。さっさと呪いで滅ぼされない内に“こっちの世界の呪い(黒魔術)”ぶつけてプラマイゼロに持ち込んだ穴作ってとんずらする。正気を取り戻すなら治癒と不浄除去も浸透したって事だから、この狐っ娘が“自分で自分を滅ぼそうとしない限り”は自力でどうにするはず。そうなれば“対話による手打ち”も夢じゃない。施された相手に問答無用で追撃仕掛ける様なキャラとは思えないしねぇ……そもそも出会った瞬間から結構イッっちゃてたから素面なら割とマトモな気がするんだこの娘。

「おーい、聴こえるかしら?」

遠目から呼び掛けて反応を見るあたしをチキンと思った奴。後で〆てやるからそこを動くな。さて、色々仕掛けてみましたが結果は鬼が出るか蛇が出るか。あたしとしては“可愛い狐”が出てくるのが希望なんだけど……。

>九狐

【一応、分岐した場合の流れもどんな感じにするかも載せました。後はそちらの選択に委ねます。】

1年前 No.1204

ミカヤ・シェベル @infernity☆ABoQ4DiOf0I ★PSVita=h6uaPK4xLs

『カナン/天体観測所/ミカヤ・シェベル』

修士課程は完全には終わってはおらずまだ途中ではあるものの、
ミカヤは道場の師範代で、大規模な大会で都市本戦第3位になる程の実力者だなんて、
今言っても信じてもらえないだろう。
確かにミカヤは居合いをメインにしているが、
居合い以外の攻撃手段を使用しないとは言ってない。
短い刀を使い「刃咬」で相手の攻撃を受け止め、
続けざまに空いている左手で「兜砕」で相手を地面に叩きつけようとした時、
足立はそれを利用し、足場を破壊して脱出する。
足場破壊の衝撃波により、ミカヤは足立から離れることになったが、同時に相手から離れることが出来た。
衝撃波の発生時は流石に避けれなかったが、衝撃波を受けて吹っ飛ばされたミカヤは、
飛行魔法を用いて空中で姿勢を持ち直し、短い刀を鞘に戻しながら地上に着地する。
飛行魔法についてはエルス・タスミンが教えてくれた。
相手は少々熱くなったようだ。
これはこれで好都合だった。
ミカヤが足立から離れたことにより、味方の承太郎は自信の能力を使い、足立の前にまでに接近した。
そして一気にラッシュをかけたようだ。
離れた場所にいるミカヤは念の為にと、居合いの構えのポーズをとっておく。

>>足立透、空条承太郎

1年前 No.1205

劫火 @zero45 ★NIFDAmoO7U_LqL


【日本へと帰国したのはいいが揺れている様な感覚に囚われる】

【エレヴァツィオーネ研究所/創造神の間/デューク・シュテル】

 神が人を支配する在り方を、企業に於ける上司と部下の関係、軍隊に於ける上官と下僚の関係と看做すのは見当違いも良い所だ。時代が推移した瞬間に自由を剥奪されるのだから、主人と奴隷の関係の方が相応しい。ネフィリムの思想からして、異分子が許されぬ時代の到来が訪れる。それ故に、常に世界を正しき方向へと導く為の革命もまた、より厳しい物となるだろう。"この世界は間違っている"――そう思った所で、何も変えられない未来が待ち受けているかもしれないのだ。それだけは、避けたい。

「自称天才様でも理解できる、簡単な答えだ。お前が創造しようとしている未来は永遠に続く闘争、偽りの平和すら築けない未来だからだ――確かに、その様な上下関係は今の時代、何処にでもある話だ。だが、神と人との関係は寧ろ主人と奴隷の方が相応しいだろう。その様な在り方を万人は決して受け入れない。異分子は常に生まれ続け、その度に革命を起こすべくして反旗を翻す。例え神と人との間に雲泥の差があると理解していてもだ……それが人という生物であるが故に。最初から、人を統治し安定へと導ける神など存在しないのだ」

 策を講じず、真正面から攻め立てた炎の三連撃は悉く防がれる。圧倒的物量で飛来する氷が、斬撃の勢いを衰退させて空白へとかき消したのだ。流石は頭領に位置する男と言うべきか、力量は確かな物を持っている。だが――己を絶望へと追いやるには、足りなさ過ぎる。気を抜けば、欠伸を出してしまいかねない程に。
 そう、例えこの空間が白銀の世界へと変じ、原子活動を停止させる程の超低温と化し、襲い掛かる氷柱を前にしても。全ては超低温を上回る超高温で熱する……それで済むだけの話だ。剣へ、指輪へ、魔力を注ぎ込み――生まれ出た紅蓮の劫火は白銀の世界を溶かし始め、元の空間へと引き戻さんとする。迫り来る氷柱を剣の一振りで両断する。瞬く間に剣が纏う炎に曝され、氷柱は蒸発した。
 追撃をかける――紅蓮の炎によって拡げられた剣の全長。巨大な一振りの焔剣を構え、男を目掛けて縦に一刀両断すべくして勢い良く振り下ろす――

>ショーン・タウンゼント ウィル・S・シヴァルリィ ジークリンデ・エレミア ファウスト・ベルディーニ

1年前 No.1206

black @bass2 ★m3411KbiOz_Zsw

【カナン/天体観測所/足立透】

気が付いた時には手遅れ……そんな事はゴマンとあるし、経験もある。でも、これはそんなチャチなもんじゃ断じてなさそうで……

(このおっさんは何をした!?)

催眠術か、認知を操作されたか、でなければ時が飛んだ……まさか……!?

『スタープラチナ!』

まるで宣告を受けた様な感覚。以前の戦艦娘の超長距離射撃や今回の優等生の居合いも、このペルソナ装甲に掛かれば被ダメ率は極限まで落ちるけど、このおっさんの妙な力は……“力の媒体が精神”。ヤバイ、マズイ。こっちのペルソナの装甲とおっさんの妙な力は親和性が高い分“ダメージがきっちり通っちゃう”。しかも速い、もうモーションに入ってる。

「ぐっ!! うぁ!! がぁぁ!!! あああああああーーーーーーーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!」

まともに覚えているのは最初の三発だけ。後はもう嵐の様な殺人ラッシュが全身を穿ってもうなにがなんだか……やっぱこのおっさん、ボクと相性最悪……

ドバァーーーー…… バグォ!!    再 ・ 起 ・ 不 ・

「まだ……ダァーーーーーーーーーーー」

ラッシュの後にまるで時が動き出すかの様な感覚と共に一気に後方を引っ張られる様に雪壁が叩きつけられてようやく……身体が動き出す。

「うっ…うええぇぇぇ…」

あーたぶん。これ精神的には何度か死んでるねボク。全身撹拌されて三半規管とかメチャクチャ……気分サイアク。 あーあー、つまんないの。チートはボク一人で充分なのにさぁ……あのおっさん、いい年齢して厨二過ぎない? むこうのゆーとーせーもなんか色々できてずるいなぁ……。どいつもこいつも才能って勝ち組チケット所持ですか、ゲームの中でも負け組は負け組ですか? あー、やっぱクソだわ

「へっ……ふっへっ・・…いひひひひひ」

認めるわけないよねぇ。認められわけないでしょ。。あんたらのしてることは全部無駄。意味があると思いたいだけ。そうじゃなきゃいけなんだ。

「………チャージ」

“遊びはなしだ” 問答無用……ここからは四倍じゃない。八倍でも済まない。ゆっくり味わってそして死んでよ?

「空間殺法……!!!」

悪いけどもう予備動作を挟ませない。空間転移も行き着くところ所までいけば“距離や間合いを関係なしに近づいたり離れたりできるってこと”斬っては離れ、離れては斬り、距離と空間を無視して二人を相手取る。斬撃が二人の延長線すら斬り裂き、縦横無尽にまるで閃光の如く天体観測所というロケーション一帯に包み込む様に刻む。斬る。とにかく斬る。特におっさん、親和性の高さは活かせるのはそっちだけじゃない。次に時を操る力を使おうものなら“その間に入り込んで木端に刻んであげるよ”。

>承太郎、ミカヤ

1年前 No.1207

中田譲治系魔術師+神父のレス解説付 @akuta ★Android=Mfci2iF532

【必要ないのですが、一応レス返しやすいよう >>1197 の解説。
神父はですね、非難されようが神の為なら信仰の為なら死ねると言っております。
例え敵に命の行き止まりと言われようが、教義に苦しむ魂達の救済の為ならば壁を突き破ってでも目的を果たす。
説得してもはっきり言って無駄ですというか、味方にやめろと説得された程度で折れる程ヤワな人間じゃないので……無言で戦闘に徹した方が吉ですよー】

【カナン/大通り/南部/キャスター&守護者】
 戦うのが苦手なファウストは天球儀をイメージした長い渋い金の杖を出現させそれを握ると静観しルビナスについて長考していた。
 普通の人間社会に紛れ込んでも違和感がない程の自我を持つ。
 鋳造者(アイナ)は教育に優れているのか、人造人間(ルビナス)の振る舞いに感心しつつ虚ろな青紫の目には光が宿っていた。
ファウストの世界で言うホムンクルスの定義は成体で生まれる赤子であり、生きた魔術回路でもあった。
 ある洋画で姿は年老いて生まれた赤子が成長し、老人で人生が始まり最期は生まれたての赤子まで若返るというモノがあるが、始まりだけはそれの成体バージョンがホムンクルスである。
 本来は持ち得ない物だが人間と同じように教育すれば、ルビナスみたいなホムンクルスが出来上がる。
 ファウストは必要ならばかつて彼女だけ一部改竄しているが愛した恋人の魂の情報と、弟子の魂の情報を憑依させ世話役として働かせている。
 それを蘇生と若き日の本物の弟子が褒め称えたが、違うと否定した。
 それらはただプログラミングに従うだけの機械人形であり、本当の蘇生とはイエス・キリストの復活を魔術で再現する事だと教えた。
 そして静かにルビナスは双剣を抜く姿を見て戦闘訓練までさせているのかと、思った時あいなの攻撃にあぶれた兵士がファウストを襲いかからんとしたので、人差し指を向けて相手の体を切るようにゆっくりと薙ぎながら唱えた。
「―――――Salamander soll gluehen(火の精は燃えるそうだ)」
 その時間は僅か数秒であった、火の精霊の力だけを自身に憑依させ、指先から発火し赤い炎を出現させるとそれを兵士に浴びさせて体ごと燃やす。
「相変わらずえっぐいな旦那」
 剣士の卷属を召喚させてはあいなのサポートに回り時には死んだ兵士から剥ぎ取ったライフル銃を撃ちながら、黒焦げになった遺体をひきつりながらメフィストは語りかけてきた。
「お前が私にやってきた事に比べれば安いものだ」
「どんだけ俺嫌われてんの!!」
「君達痴話喧嘩する暇はないぞ、そこの悪魔敵が接近している」
「俺はメフィストフェレストだ!! 守護者くんよ!!」
 青年の雪と共に降り注ぐ嫌味と助言を聞いたメフィストは卷属で何とか敵兵を撃破しファウストは呟く。
「……きりがないなしかし。ここの首領は何をやろうとしているのか」
「ん? ファウスト、君は敵の目的は知らないのか?」
「そんなモノ興味はない。ただ――――子の駄々の様な争いを起こす連中が気に食わんだけだ」
「つーか旦那も老夫婦追い出そうとしてたジャン、いくら別に住む家用意していたってそりゃあな……あ」
 触れるなと怒気を孕んだ双眸で睨むファウストを見たのか、メフィストは言いかけた言葉を呑み込んで逃げるようにあいなに話しかけた。
「すげえなー針地獄化とした進路、俺の好みだな……っと」
 兵士の攻撃をひらりと躱し、背中に回ってその道に向かって鋭い蹴りを食らわせ串刺しにする。
「よく考えたら味方来られないよな、操れるのこれ?」
 あいなの攻撃から生き延びた敵兵は青年が屋根から射撃し、処理していく風景の中メフィストはふと疑問に思ったことを口にして。
>あいな達

1年前 No.1208

遅ればせながらの超能力者 @type14 ★YqPKmDKZgS_m9i

【エレヴァツィオーネ記念研究所/ターミナル/シロー・ナンブ】

「ちっきしょう、完全に迷ったぞ……」

シオンとの戦いを生き延び、トリスタンに見送られてシローはなんとか研究所にたどり着いた。
見方が気づいた橋頭保を守ろうかと思ったが、やはり神様らしきものに一撃かましてやる気持ちが収まらずに突っ込んだ……のはいいが……

「少数精鋭は斥候に行ったわけじゃないからな……ここは地道に進むしかないか……」

ライフルを構えて薄暗い回廊を彷徨うものの、何も見つからない。もちろん、中央に行けば戦いは継続している。最深部では最後の戦いが行われている。いずれかへたどり着けばよいが、彼はその状況を全く知らないのだ。
だが、彼の胸中は研究所への嫌悪でいっぱいだった。
本来、科学であれ、思想であれ、研究と名前のつくものは物事の探究と発展を目指して行われるものはずだ。もちろん、それは綺麗な意味だけではないのはわかっている。武器の研究は残酷さを通り越してコンセプト自体はあまりにおぞましいし、研究対象がそもそも人間の発展なんて考えていない、むしろ結果次第で真逆になりえるものもある。
しかしこの研究所は違う。倫理を通り越してどす黒い何かしか感じることができない。ここには幸せなんてない。あるのは狂った思想だけだ。
その思想が、自分と戦った純粋な少女を殺した。それだけじゃない。この世界に夥しい死を招いた中枢は絶対に破壊しなくてはならないのだ。

そう思う本人が道に迷っているという……

>>ALL

【長らく欠席して申し訳ありません。とりあえずここまでやってきたもののロケーションの説明文通り見事に迷ったという描写をしておきます】

1年前 No.1209

変則の二刀流 @sacredfool ★PjnE5mrlo7_LqL

【カナン/ネフィリム像/黄泉寺幽】

 幻想の者が放つ奥の手。自分も、この札を放つ機会は少ない。幻想郷の中に居ても、そこまでの刺激的な異変は中々起こらない。撃たざるを得ない程の状況に持ち込まれる事もあまり無い。最後に撃ったのも、外の世界に駆り出されて、そこでの異変の解決で使っただけだ。それ程に、幻想の者にとっての奥の手とは、遊戯の中での闘いとしてのイメージに似つかわしくなく重苦しいものだ。万感の思いを込めて放つそれは、対応されてしまった場合、勝負における完全なる敗北を意味する。敗北の先には事実が待っている。己の全力が目の前の相手に通じないという凄惨な事実が突きつけられるだけ。その事実を受け止めるにしろ受け止めないにしろ、特にそれが遊戯の外での戦いだった場合、事実上の死が決定する。その結末は、理解こそすれ頭の中からは振り払っていた。
 三人分の剣と魔法が交錯する。目の前の相手にだけ意識を集中して、最後の一瞬まで舞い続ける。剣を振るう手応えに、術式を開く感覚に、ただ自分を埋める。それでも尚、剣と魔法が敵を討つ感覚だけは伝わってこない。この魔法剣でさえ、忍は受けている。あらゆる方向から襲う魔法と剣を、二本の足刀で弾き返している。決して完全とは言えないが、致命傷を防ぐには十分な程度に、忍は受け流していた。これでも、この者を倒す事は叶わない。いつまで続くかと思われた乱舞は、最初から自分が予想していた通りの時間に、ぱたりと途絶えた。使用できる魔力は、もう無い。これでも、出来る限りに使った方だ。もう、少しの魔力も残っていない。物を動かすのも、自分を浮かせる魔力すら無い。身体の力がすっと抜けて、地面に仰向けに倒れ込んだ。白い雪が、とても冷たい。今しがた燃え上がる様な熱さを持った体から、急激に熱が奪われていく。もう焦点も定まらない視界のなかで、忍が跳躍するのが見えた。とうとう、あの忍は倒せなかった。敗北だ。死が降りてくる。約束を、守れなかった。自分が最も嫌う者が、本当は自分だったとは。笑えない話だ。ここで、危機を察して誰かが助けに来てくれるなんて、そんなお伽噺みたいな事も起こり得ない。指一本、動かす力も無い。ただ、こうして殺されるのを待つだけ。唯一出来ることがあるならば――そう、辞世の句を考えるくらいだろう。忍が構えたあの槍が、この身体を貫くまで。

「虹の橋……夢路、儚き……」

 意識が遠のいていくのが判る。何かが風を切る音がする。胸に大きな衝撃が走ったかと思うと、視界が分からなくなった。そこに段々と暗幕が垂れてくる。胸が暖かい。本当は痛いはずだが、それを感じないくらいに眠い。少しも耐えられない程の眠気が襲ってくる。抵抗する間も無く、その睡魔に呑み込まれた。

「黄泉の道……」

 人間の身とはこうも脆い。だから、自分はそれから脱する事を目指していた。そうでもしなければ、護りたいと思うものを護れないだろうから。それも、もう叶わない。なんてつまらない命だったのだろう。こんな変な場所で死ぬなんて。ずっと、幻想郷に居られるのではなかったのか。もう戻れないのか。約束も、守れなかった。一人で死ぬのは、こうも冷たいものか。或いは雪の所為なのか。死んだら、どうなるのだろう。裁かれるのだろうが、どちらへ行くのか。極楽へ行くには、少しばかり殺しすぎたか。矢張り、独りでは駄目だった。憂くて堪らない。誰か……誰か……だれか……

【黄泉寺幽(東方project/オリジナル@ ラストワードを発動するも、ドラゴンベインの投げた大槍に胴体を貫かれ、孤独に身を苛まれながら死亡。)

>>(ドラゴンベイン)


【遅くなってしまいましたがまた一人退場です。お相手ありがとうございました】

1年前 No.1210

Rising Knight @sacredfool ★oPT0JmexA0_LqL

【エレヴァツィオーネ記念研究所/創造神の間/ウィル・S・シヴァルリィ】

 神父は黙する。凡そ三十代半ばにも見える顔を固めて。彫りが深いからか、顔に落ちた翳が余計に濃く見える。その翳に一体どれ程の艱難辛苦が含まれているのかは、自分には到底推し量れない。そもそも、それが辛苦であるかどうかも確定させることは難しい。或いは、顔中を掻き毟りたくなる様な狂気なのかもしれない。真一文字に結ばれた口が開いたかと思えば、それはある意味では覚悟だった。覚悟と言える一方、それは投身でもある。彼はつまり主の忠臣であり、同時に、この天災と同様に主を否定した裏切り者でもある。裏切って尚、心を改め、主と共に行くことを、たとえその先に待つものが死であったとしても、選ぶだけの覚悟を彼はしている。ひどく清涼に思える声で、彼はそう言った。そこに迷いは無い。それきり、何を付け加えるでもなく、また元の沈黙へと戻った。主と命を共にする。恐らくはもう、彼はその一念以外には無い。この忠告に態々従うほどの正気は既に残ってはいないのだと、自分は確信せざるを得なかった。退けないほどの狂気が、彼の中には既に内包されてしまっている。
 振り下ろした光が空を薙いで地を焦がす。一撃、二撃と回避を重ねられる。捉えたのは彼の髪だけだった。身一つで戦っているだけあり、身体能力の高さは折り紙つきらしい。敵屠る武力無くしては、彼の組織の重役は務まらないということだ。彼の隙を突く事は難しいがしかし、気負けしてはいられない。命を落としてもいいという覚悟を彼は持っている。決死した者が臨む戦い程苛烈なものは無い。中途半端な意志では十三秒ともたない。無論、それで彼に負けるつもりは無い。彼が命を落とす覚悟を持つのなら、自分は命を背負う覚悟を持つ。凪願う民を、兵を、皆の命を背負っている。それが自分の覚悟だ。ゆえに負けない。負けられはしない。失われた凪を再び取り戻す。その前途を阻むのであれば容赦はしない。敵の全てを浄化し、光に帰すのみだ。
 振りは躱されたが、突きは当たった。しかし、攻撃を受けてのうのうとしている神父でもない。突きにも怯まず、反撃の拳が薙がれる。ガードを上げ、具現化させた光を盾状にして受け止める。徒手空拳とあらば、得意とするのは接近戦……それならばこちらも同じだ。周囲の光を具現化するこの異能は、接近戦でこそ真価を発揮する。それこそ、あらゆる攻撃手段を選び取れる程の柔軟さがある。

「なら……その覚悟に殉じるんだな!」

 神父がここで死んでも構わないという覚悟を持っていることは明らかだ。ならば、それには自分の覚悟で以て応える以外に道は無い。それが戦いの中の道義でもある。神父が自分の忠告を受けて尚退かぬと言うのであれば、自分は一片の情けも無く討ってみせよう、この光で。
 神父の足元へ光が集まる。周囲の光を操る能力は、操作者の意志によって発現する。操作者が身動き一つとれない様な状況であったとしても、光の具現化は苦も無い。それが仮に、攻撃の相殺などで両腕が塞がったりしていたとしても、だ。瞬間、集束した光が逆十字となり、地面から突き出す。逆十字はさながら上に居る者を先端で刺し貫く剣であり、彼に対する磔刑の為のものである。神父がかの聖ペトロを象ると言うのならば、彼の結末は逆さ磔だ。
 直後、視界外からの一撃が脇腹を貫いた。突き刺さっていたのは、氷柱。驚く程透明なそれが血で濡れている。この氷が誰のものなのかは考えるまでもない。ショーンの異能は氷の操作だ。空間そのものの温度を操る事すら、彼にとっては造作も無い。気温の変化に対しては光の薄膜で身体を覆う事で対処できるが、ショーンがこちらに対しても攻撃をしてくるというのであれば、こちらもファウスト一人に集中するのは危険ということになる。
 氷柱の根元で凝縮した光を爆発させ、突き刺さった氷を砕く。脇腹がずきずきとするが、戦闘においては軽傷な方だ。これ以上被害を出さない為にも、ここで決めなくては。

>>ショーン・タウンゼント、デューク・シュテル、ジークリンデ・エレミア、ファウスト・ベルディーニ

1年前 No.1211

ジークリンデ・エレミア @infernity☆ABoQ4DiOf0I ★PSVita=h6uaPK4xLs

『エレヴァツィオーネ/創造神の間/ジークリンデ・エレミア』

ジークが時間差でショーンに対して放った15球の魔力弾は同じ15の氷柱により相殺される。
時間差ではあったもの、デュークとジークの攻撃をショーンは防いでみせた。
やはり、この場の居るだけあって一筋縄ではいかない。
鉄腕解放や距離戦闘等も入れていきたい所だが、
相手が相手である為、迂闊に突っ込む事は出来ない。
最悪味方の足を引っ張りかねない。
鉄腕を解放するのはもう少し後にし、今は射撃魔法を積極的に使用するとしよう。
ショーンの挑発に、ジークは「戦いは始まったばかりや。終わった気になるのは早いで」と返す。
次の攻撃を放とうとしていると、ショーンが氷系の能力を使い、白銀の世界を一瞬で作り上げた。
原子すら活動停止する程の超低温の世界。普通の人間だったのなら、とてもこの温度は耐えられない。
ジークはバリアジャケットのおかげで寒さに対しては態勢があった。
そして、低温の中で出来上がった氷柱がこちら側に向かって放たれる。
それに対しジークは再び「ゲヴェイア・クーゲル」を使用する。
魔力弾は1回目と同じく15球で、同じくジークの周囲を浮遊する。
15球の内5球はジークに向かってくる氷柱に放ち、
残りの10球はショーンに向けて放たれる。
ジークの行動はどちらかと言えば手の内を隠しているような感じである。

>>ショーン・タウンゼント、ファウスト・ベルディーニ、デューク・シュテル、ウィル・S・シヴァルリィ

1年前 No.1212

LASTSTARDUST @akuta ★Android=Mfci2iF532

【……さよならjudas灰になれ。Aimerさんのlaststardustを聞けば神父の心境歌詞と合いすぎ】

【エレヴァツィオーネ記念研究所/創造神の間/ファウスト・ベルディーニ】
「――――ああ。全ては教義に苦しむ清らかな魂達の為に……そしてリグレッシオーネを正しき道に導く為に……」
 突きの痛みにもがきながらも、紡いだ言葉は神の眼による救済と歪曲した教団を正す為に内心十字を切り光の剣士の返答であり、ゴルゴダの丘を上る自身の祈りでもあった。
 天才と自負するショーンならきっとこの理想(ことば)に理解するだろうか、それとも異端者として火刑と下すのだろうか。
 分からない。だがいずれ話す事分かる事だ、シルヴィアは言っていたあまり自分の気持ちを出すなと。
 だが隠し続けても、この教団の在り方があまりにも酷で隠しきれないのだ。
 下手すれば教会が権力を持ち、聖書の内容に反した新説を発表した者達を処断した中世ヨーロッパ時代のカトリックを繰り返す事になる。
 そうならない為には神を補佐する物が必要だ、何せ世界を退屈と感じ造り返りたい願望を抱く創造神だ、イエスの様に悪魔の誘惑をはねのけれないのかも知れないと。
 痛みと共に脳内から現実へ切り替える、やはり一筋縄ではいかないかとファウストは剣士を見据えた。
 どこでも自在に光を集束し形成する能力は非常に厄介だ。
 光の盾を形成しその拳を防いだ。
 間合いは取らせない、こちらは弾く術を持たないのだからならば接近戦で攻める他はない。
 次の攻撃を仕掛けようとした途端、足元から逆十字の剣が串刺しせんと飛び出してきた。
「がはっ……」
 口から血を吹き出す、しまった考え方に捉われすぎていた。
 自身の堅実さが仇となったかと、串刺し公の見せしめの罪人になった気分だとファウストは串刺しされた体は宙ぶらりんになり、胸ポケットからするりと磨り減り錆び付いたロザリオが虚しく金属音を響かせ、巨体は地面に叩きつかせた。
 これが血の香りというものなのか、この戦地に来て初めて嗅いだ香りだ。
 自分は結局、何もできない人間である事を打ちのめされた様である。
 敵も妹も殺せない未熟な自分はこの運命(チャンス)を握るのに相応しくないのかと。
 ぎしぎしと錆びた重機械の如くおびただしい量の赤い燃料を床にばらまきながら、何とか立ち上がる。
 もう視界も意識も朧気で小さくなっていく鼓動だけが感じる。
 風前の灯な命、全身全霊あの獲物に食らいついてやろう。
 もう最期だと分かってもこれぐらいの受難に屈してたまるか。
 せめて致命傷だけでも気力だけが神父を奮い立たせ息切れ切れになりながらも小さく呟いた。
「……死を忘れるな(メメントモリ)青年。人も"死ぬ事を忘れるな"……アーメン」
 何故この言葉を選んだのか分からないが、恐らく自身がこの一撃で死ぬ事を暗示しているのだろうとファウストはそう解釈した時、地面を蹴り上げ赤い液体を舞わせると、相手の頭蓋目掛けて残りの命ありったけ乗せた一撃を食らわせんとショーンの攻撃を躱したのを狙って襲いかからんとして。
>ウィル 周囲ALL

1年前 No.1213

ジョジョ ~その血の記憶~ @jojo3daime☆UIZ8nct3yGTf ★iPhone=PvTjW8pAQ9

【カナン/天体観測所/空条承太郎】

ぶち込んだはずだった。確実に。全身全霊のラッシュを叩き込んだはずだったのだが…

なるほど…確かにボスって感じだな。ここまで来て倒れないとは。精神面をへし折る程度には連打を加えたと思ったが予想以上にタフな野郎だぜ…

不気味な笑い声をあげながら再び相手は攻撃を繰り出す。

この斬撃を喰らうのはまずい。しかし…

まだ時間停止はできないうえに、仮に停止したところでかわせるのか?
時間停止してかわせない、ということは今までにはほとんどなかったが…無尽蔵に繰り出されるこの斬撃は…

仕方があるまい。喰らうよりはマシって話だが…

『オラオラオラオラオラオラオラオラ!』

再び斬撃を殴り、弾き返しにかかる。
取り敢えずは時間を稼ぐとしよう。
そうだな…味方が攻撃しやすいようにフォローするのが一番か。

>>ミカヤ 足立透


【すんません、遅れました…】

1年前 No.1214

冥界への扉 @infernus☆XQ6phrzcKMtR ★F7MrHN45jw_LqL

【エレヴァツィオーネ記念研究所/創造神の間/ショーン・タウンゼント】

かつて私は、凪の時代が永遠に続くということを信じていた。だからこそ、それが崩壊した時には酷く悲しみ、平和を取り戻さんと誓っていたものだ。
しかしある時、私はふと気づく。あの平和は真なる凪などではなく、偽りのものであったということに。それを理解した瞬間、私の考えは変わった。
この世界に必要とされているのは、全てを統べることの出来る神のような存在。否、神そのものだ。それこそが、世界を永遠なる平和へと導く答え。
ロンドン対策本部の中に潜り込みながら、私は長い間その時を待ち侘びていた。リグレッシオーネが、神が、人類に大いなる希望をもたらす瞬間を。
だが、その時は訪れなかった。あの忌々しい異教徒共はネフィリム神を打ち倒し、再びこの世に偽りの平和を到来させた。ああ、全く以て腹立たしい。
二年ものタイムロス、これが人類の発展に及ぼす悪影響を、君達が理解することはないのだろう。君達の所為で、理想の世界の到来が二年遅れたのだ。

「今までこの世に降臨した神は、全て偽物だ。天才には、紛い物を見抜く力が備わっている。かつて反逆された数多の世界の支配者は、それを凌駕する天才に紛い物であるということを見ぬかれたに過ぎん。しかし、ネフィリム神は違う。ネフィリム神は唯一の絶対の存在であり、全てを統治するに相応しい存在なのだからな」

氷柱を一振りで蒸発させた男の問い掛けに、私はそう応える。人類が紡いできた歴史の中には、神を名乗る人や、世界の支配を目論む者もいただろう。
しかし、それは所詮紛い物に過ぎない。人が人を統べ、世界を操るなど烏滸がましい行為であり、それを許せぬ過去の天才達は挙って反逆を決意した。
そのような事実からも分かる通り、偽物によって創り出される統治は、新たなる争いの火種しかならないのだ。その点では、彼の言葉も間違いではないだろう。唯一神の降臨こそが、全ての悪循環を断ち切り、人類に正しき発展の道を指し示す。

「諦めろ、私を倒したところで神の復活を止めることなど出来ない。既に神の魂は、すぐそこまでやって来ているのだからな!」

私は何も理解しない輩共に対し、高らかに宣言すると、両手を広げて彼らの攻撃を受け入れた。感じる……神が私を加護して下さっている感触を。
当然体からは血が流れ出し、体躯には無数の傷が刻まれたが、全く痛みなど感じてはいない。今は私は、大いなるネフィリム神に護られているのだ!
もはや、何も恐れる必要などない。あとは神の復活を待つだけでいい。とはいえ、折角の機会だ。この異教徒共を、神の生け贄として捧げてやろう。
指先に集中した力が、巨大な氷の刃を発現させる。それは私の両手に対になるようにして出現し、周囲に存在するもの一切を等しく斬り裂いていった。
神が、神が私を護って下さっている。人類の未来が、希望が、平和が、すぐそこにある。君達にとっては残念だろうが、この勝負、私の勝ちだよ。

>デューク・シュテル、ジークリンデ・エレミア、ウィル・S・シヴァルリィ、ファウスト・ベルディーニ
【遂にぶっ壊れ始めたショーン。長引かせすぎるのもあれなので、残り数ターンでショーンは退場すると思います】

1年前 No.1215

高木 義志 @indosai ★wLpHcQiu85_1QH

【カナン/大通り/裏路地の建物の屋上/高木 義志】

「ダボがっ!ワシはのぉ、此処で倒れるわけにはいかんのじゃい!幾らワシが女に手ぇださん言うてものぉ……これ以上ワシに関わるんならワシとてごっついお仕置きせにゃならんでぇ!」

高木はその言葉と共に握っていた両の拳を開き、太極拳の構えを取る。少女クロエは周辺を完全な暗闇へと変えていく。なんという能力、高木の世界で言うところの『気』とも似ている。幼くして此処までの力を手にしていることには素直に賞賛したい。
しかし、その力を使っているものはとても善とは程遠い人物である。いや、寧ろ逆に正義感が強い人物である。その正義が違う方向に向いて世界の悪と化しているのである。

「世界の敵と言われてまで神様に逆らうなんて、信じられないんですけど!」
「……じゃあ一つ聞かせてもろてええかのぉ。」

先ほど不意をつかれて放たれ、ギリギリ避けていた。しかし、所詮は子供の放つ攻撃。数こそ多いが攻撃そのものは至極単純。目を閉じ、空気の音と気を感じとり、太極拳特有の最小限の動きを用いて敵の攻撃を避ける技法を用いて避けていく。そんな中で高木は半分目を開き、クロエを見据えて口を開いた。

「ワレ、人を殺すことが良いことだと本気で思っとるんかい。人を殺してその神様が喜ぶっちゅうんなら……申し訳あらへんが、実に下らんわ。鼻で笑えるで。」

高木が言ったその言葉は、クロエが信じてきたモノを否定する内容である。流石に高木とて少女相手に腕では手加減しても、口では一切の手加減をしない。例えクロエが、己の人生の全てを捧げてきたとしても、高木にとって絶対的な悪ならば躊躇無く砕く。ましてや人の命を奪う事を躊躇無く行う教団が信じる神など、純粋に『正義』を貫く天然記念物の高木の前では吹いて飛ぶような、そんな存在である。高木はハッキリと見据えながら、徐々に近寄ってゆく。少女が信じる『正義』もとい高木が思う『悪』を砕く為に、そして少女そのものにお仕置きを加えるために。

>>クロエ・オラクルベリー

1年前 No.1216

劫火 @zero45 ★EdkEfBQblr_pun


【エレヴァツィオーネ記念研究所/創造神の間/デューク・シュテル】

 天才は紛い物を見抜く才があると、偽りの天才は謳う。古今東西に降臨して来た神、或いはそれに近しき支配者は、それを凌駕する天才に紛い物であると見抜かれたが故に反逆され、葬られたのだと語る。その法則に当て嵌まらない、正真正銘にして絶対なる唯一神、君臨する世界の全てを統治し、反逆される事も無い、永遠不滅の存在……それがネフィリムなのだと。
 だが、それは二年前の時点で"否定"されている。現にネフィリムは神の境地に達しようとしていた所で、"反逆"されてその生命は終焉を迎えた。その瞬間を我々は見届けてはいないが、顛末に嘘偽りは存在しない。その顛末を彼も理解している筈だが……"天才"に対する執着と、"ネフィリム"に対する狂信が彼の全てを狂わせたか。いずれにせよ、正しき道を外れた男が犯した罪はあまりにも大き過ぎる。"死"を以て断罪する他無い。

「その考えが正しいならば、ネフィリムもまた偽物にしか過ぎない。二年前……あのイオタの決戦の日に証明はされている。『ロンドン対策本部』のリーダー、ノヴァ・レイズアネイティヴの意志の下にネフィリムは滅ぼされた。世界を救済に導けぬ神、紛い物と見做された果てにな。例え再びそれが蘇ろうとも、いずれその神は滅ぼされる運命にある――ショーン・タウンゼント、仮に悲願を為したとしても、天才の座で嘲笑っていられるのは短い夢にしか過ぎんぞ」

 巨人をも一刀の下に断ち切る、一振りの劫火の剣。魔力の暴走を引き起こす危険性が生じない域にて生み出せるそれを構え、斬撃を振り下ろす。それを狂気の科学者は避ける事も、防ぐ事もしない。ただ両手を広げ、全身を血に濡らしてもその態勢を崩そうとはしない。まるで、これから降臨しようとする存在の抱擁を受け入れるかの様に。
 奴を仕留め切れてはいない事を確認すると共に、残された時間は少ないか、もう無いのかもしれない事を認識する。それでもやる事はただ一つ、全力で神の降臨を防ぐという事だけだ。迫る氷刃の猛撃を、身体に傷を生じさせながらも生き残って見せる。

「ならば、その神ごと殺して見せるだけだ。蘇ろうとも、滅ぼす。何度蘇ろうとも、滅ぼすだけだ――!」

 劫火の剣が炎の勢いを高める。背中からは紅蓮を纏う翼が具現する。天使の如く空へ舞い上がった彼が構える剣の先には、断罪を下すべき罪人がいる。烈火の如く滾る意志に同調するかの様に、魔力は姿を変えた。骨の髄まで嘗め尽くし、溶かし尽くす審判の炎……空を奔り、地を奔る劫炎が剣先から放たれる――!

>ショーン・タウンゼント ウィル・S・シヴァルリィ ジークリンデ・エレミア ファウスト・ベルディーニ

1年前 No.1217

ミカヤ・シェベル @infernity☆ABoQ4DiOf0I ★PSVita=h6uaPK4xLs

『カナン/天体観測所/ミカヤ・シェベル』

「あの外装のせいか・・・。思っていた以上にタフだね」

味方の攻撃によって相手はかなりのダメージを負ったが、
天体観測所を任されるだけあって中々タフだった。
しかし味方の攻撃は決して無駄ではなく、相手は怒りを露にし、少なからず冷静さを失っている。
ミカヤの眼にはそういう風に映っていた。
やがて相手は笑い声を上げると、
天体観測所というロケーションそのものを巻き込んでの大規模な攻撃を放ってきた。
斬撃での攻撃だったため、
触れたらこちらにとってデメリットになるものもあるだろうと考える。
最初の方で受けたデメリットにより、ミカヤの最速最強の一閃が生かせられないのもあり、
ミカヤはこの状況下であれこれ色々と考えていく中でミカヤは思いつく。
それはイレイザーの使用と非殺傷設定を解除及び殺傷設定への設定変更だった。
使用してしまうという抵抗はあるが相手の装甲の固さやタフさを考えると、やはりそうするしかない。
ミカヤが色々と考えていると、
味方はミカヤが攻撃しやすいように、フォローに回るようだ。
それに対しミカヤは「申し訳ない」と言い。
ミカヤは自分に攻撃が向かってこない内に、
デバイスを非殺傷設定から殺傷設定に変更して攻撃に転じようとした。
制限解除で生じる変化としては、
非殺傷設定は魔力ダメージのみを与えて相手を無力化するだけで比較的安全なものだったが、
殺傷設定の場合は一切の制限がなり、物理的な破壊や相手を死傷することが可能になる。
(=使用する魔法やデバイスが凶器化)

>>足立透、空条承太郎

1年前 No.1218

black @bass2 ★m3411KbiOz_Zsw

【カナン/天体観測所/足立透】

ITAI、いたい、イタイ!!! 身体が軋む、骨軋む、何より精神が軋み、その軋みは装甲へ伝播する……“オッサン”風情が調子に乗りやがって……いい年齢なんだから大人しくしててくれないかなぁ!!!!

(ちっ……)

動作、反応、一つ一つの流れと動きに纏わりつく様な澱みがある。あぁ、この澱み。知ってるよ。これは“恐怖”ってやつだ。ボクの精神があのオッサンの拳に恐怖してる。でも、それでも……

「いらないんだよ…… ボクを受け容れない場所(せかい)はさぁ……!!!!」

ちっ……あのオッサン。ハンドスピードだけでこっちの攻撃を……。どいつもこいつも、大したスペックもないのに楯突いてくる、うざい、UZAI、ウザイ!!!! 努力?根性?精神論? 冗談じゃない。この世は身に着けたスペック(性能)が全てさ。そのスペックに応じて報われるべきなんだよっ!!!! !?おっとっ!!!……いきなり斬りかかってくるなんて少々はしたなくない? “優等生”

「邪魔しないでほし………!? へぇ……随分“殺る気”になったみたいだねぇ……」

触れてもいないはずなのにひり付く感触。こっちの装甲は既にオッサンに砕かれてる。だからこそ、完璧に躱した。はずなのに感触がある……って事は“意だけがこちらに届いた”ってこと。つまり、何をどーしたかは具体的には分からないけど……“不殺(ころさず)は宗旨変え”って事だよね? アハハ、キレイゴト言ってる奴程、いざとなったら簡単にそのキレイさを捨てて本性を出す……そーそー、そうでなくっちゃ。

「イヒヒっ……いいねぇ……最高。溜飲が下がるよ。“優等生”」

あー、ボク今すっごく“ゲスイ”顔してるんだろうなぁ……でも気分いいよ。“優等生がキレイゴトやめる瞬間”ってのはいつみても……そーゆー奴ほど脱落(おちて)いくもんさ。

「(ヒートライザ……チャージと来れば……次の上乗せは決まってる)コンセントレイト!!!!!」

さぁて、気分がすっきりした所で……もっと“スッキリ”しようじゃない。何もかも“消し飛ばして”さぁ!!!

「メギドラオン!!!!!」

繰り出すは無属性かつ極大の“防御相性を貫く攻撃魔術”。っていうのがボクの世界の触れこみ。しかも“魔術攻撃を倍化以上に跳ね上げるバフ補正”付……こっちの世界だと“対策しなければ即死不可避”のコンビネーションだけど……この世界で発動するとどうなるのか興味があるよ

「じゃあ……続きは生きてたら……バイバイ」

淡い紫の宝珠の様な光弾がいくつも出現し地上へと爆ぜる……っていうのがこの魔術の描写と演出。ねぇ、オッサンに優等生。キミタチの“作品(せかい)”ってやつでは…死ぬのか、生きるのか。どっちだい?

>承太郎、ミカヤ

【遅くなりました。本家と比べると傲慢さや下衆さや小心さが足りませんが……。メギドラオンに関しては色々言ってますが、各自の世界観を駆使して生き残って下さい】

1年前 No.1219

Rising Knight @sacredfool ★44dWJ3ypHf_pDw

【エレヴァツィオーネ記念研究所/創造神の間/ウィル・S・シヴァルリィ】

 ここまで、ファウストは自分の様な特殊能力を一つも見せていない。それが既に発動している様子でもないし、ここまで追い詰められてまだ出し惜しみしているというのも考えにくい。彼が己の身一つで戦っているのは、それ以外の手段が存在しないから。或いは、聖職者という己の立場に則っているからかもしれない。光や自然現象を操れるわけでもない。それでも尚立ち塞がるのは、彼自身の信念がそうさせているのだろう。適合の力無しで、ここまで生き残ってこれたのだから、彼の実力というものは非適合者の中でも上位に位置しているだろう。それは、彼の地位を鑑みても明らかだ。通常、非適合者と適合者が一対一で戦闘を行った場合、軍配は殆ど常に適合者に上がる。それ程までに、戦闘において適合者が有する異能は勝敗を左右する決定的な要素である。故に非適合者は非適合者と、適合者は適合者と鉢合わせる様に配置するのが定石となっている。定石を非適合者の側から破った場合は、自殺行為と言っても過言ではない。それ程の事をこの男はしているのだ。同情するだろうか。
 彼が確固たる信念に基づいて行動するなら、自分も退くわけにはいかない。それが異能への対抗に乏しい者だったとしても自分は、容赦無くこの光を翳す。極光の逆十字が、罪を背負った者を断つ。刺し貫き、彼の者を磔刑に処す。からん、と、赤褐色のロザリオが神父の胸元から滑り落ちて、甲高い音を響かせる。頭の中で音叉の様に共鳴していた。ロザリオは程無くして、降り注いだ鮮紅色の液体で浸される。これが神父に突きつけた現実だ。生身の非適合者が適合者に挑むには、彼らは余りに脆い。血を吐いて尚、彼は覚束無い足取りで立ち上がる。深紅の液をぼたぼた垂らしながらも、彼の眼光は未だ痺れを伴う様な鋭さを保っている。彼自身が属する組織の為、なのだろう。そこまでの胆力を持つ者がこちら側に来てくれていれば、どれだけ幸せだっただろうか。
 恐らく、これが最後の一太刀。彼の足元の血溜まりが飛沫を上げる。彼の最後の一撃――そして、謀ったかの如き裏切者の刃。放たれた氷の刃が有象無象を凍てつかせる冷気と共に切り裂く。間一髪、身を捩らせて躱したものの、それではファウストの攻撃に対する防御が危ない。もう一度腕の側面に光の盾を張り、振り下ろされる天からの一撃に翳す……が、耐えられない。盾を張るのが僅かに遅れたか、盾の耐久力が足りず、光は硝子の様に脆く砕け散る。重鉄塊がのしかかった様な感覚がした瞬間、左腕が鈍く悲鳴を上げて、激痛が走る。折れたらしい。

「人が死のうとも、意志は死なない……!」

 人間に永遠は無い。人間が人間である限り、死は等しく訪れるのが摂理だ。そして人間が永遠ではないからこそ、その意志は世代を通して受け継がれる。凪の再来を願う民の思いがそうであるように。
 身を少し引いて後ずさり、光の刃を携え、一気に走り抜ける。刹那、神父の背後へ駆け抜ける。すれ違いざまに断罪の刃を振り抜いて。
 偽神の再臨を許してはならない。それが彼の様な如何に高潔な精神の元に進められているとしても、偽神は世界を破滅に導く存在に変わりは無い。真に訪れるべきは風のない凪の世界であり、偽神による前進の無い滅びの世界ではない。世界を紡いでいく義務を背負っているのは我ら人間だ。その邪魔をさせはしない。

>>ショーン・タウンゼント、デューク・シュテル、ジークリンデ・エレミア、ファウスト・ベルディーニ

1年前 No.1220

LASTSTARDUST @akuta ★Android=Mfci2iF532

【相手が悪かったよ。神父は散るお相手感謝です。
次作の聖職者シリーズはシロウ・コトミネが味方側として戦うよ!】

【エレヴァツィオーネ記念研究所/創造神の間/ファウスト・ベルディーニ】

 "今までこの世に降臨した神は、全て偽物だ。"

 ショーンが放ったこの言葉に思わず気迫に満ちた表情でファウストは叫ぶ。
「それでもあなたは主(しゅ)を否定した! そして、神は暴利を貪る統治者ではない、神は弱者を救う救世主だ!!」
 やり方は反対だが、神を復活させようとしているショーンの言葉は矛盾しているし勘違いしている。
 本物だと謳うがそれでも一回は主の存在を否定した。
 そしてショーンは神を政治の道具として利用する気である。
 職業柄それがどうしても赦せなかったのだ。
 光の剣士は盾を作り防ぎきろうとしたが脆く儚く砕け散る。
 どうやらショーンの攻撃で防御に割く時間が無かったと見る。
 一呼吸鉄の味を噛み締めながら次の打撃に向けて構えを取ると、意志は死なないと答える光の剣士に返しながら拳を振るう。
「……ではお前の"意志"で私の"理想(いし)"は殺されるのか」
 意志は死なないだと、確かに邪教ではあるがそれでも救われた信者達や教徒達の祈りは意志だ、信じた物を世に認めさせたい意志を持って殉じたのではないか。
 リグネッシオーネの意志という火種は、対策本部の意志で揉み消される。
 それは死に等しい行為ではないだろうか。
 戦争は勝者の意志が生き残り敗者の意志は死に絶えるのが運命(さだめ)である。
 それが今、剣士の一閃で決まった。
 常人では見切れぬ早さであっという間に背後を取られ、振り替えると同時に体から咲き誇る赤い大輪が天井を染めた。

 慈しみ深き友なるイエスは、変わらぬ愛持て導き給う。
 世の友我らを、捨て去る時も。
 祈りに答えて、労り給わん。

 幼い頃、クリスマスの時妹と共にミサで『いつくしみふかき』の三番を歌う記憶がフラッシュバックする。
 愛しき妹にもう会えないし、誰も精神を病んでしまった妹の魂を救えないのか。
 心臓の鼓動が弱くなっていく。
「……フリア。すまない」
 死ぬのは怖くない、ただ残してしまう妹が心配だった。
「……青年。君達の旅路にイエスの祝福を……アー……メ……」
 主(ネフィリム)ではなく主(イエス・キリスト)の名を告げると、これから進むであろう剣士に安寧を祈る途中に赤い水溜まりの中で息絶えた。
 世界が暗転する、ああ咎人に相応しい末路だ。
 これから先地獄に堕ち、世に復活する権利を剥奪され悪魔の手下に身を落とすのか。
 ファウストは次なる受難を想像しながらもその表情は心底穏やかであった。
>ALL

1年前 No.1221

ジークリンデ・エレミア @infernity☆ABoQ4DiOf0I ★PSVita=irtsefd0VJ

『エレヴァツィオーネ/創造神の間/ジークリンデ・エレミア』

「それやったら貴方の言うネフィリムだって唯一無二で絶対的な存在やなんて、本当に言いきれるんか?」

ショーンの言葉にジークはそう返す。
その後ショーンは両手を広げ、何をするかと思っていると、
そのままデュークとジークの攻撃を防がずにそのまま受けた。
何故その様な行動にでたのかは分からなかったが、
通常であったら、ダメージはかなりのものになるはずだった。
攻撃を受けたショーンの身体からは血は流れだしてはいたものの、
彼は何事もなかったかの様に平然と立っていた。
見たところ痛みを感じてはいなさそうだ。
その姿に射撃一本で攻めるのも少し無理がありそうとジークは判断し、鉄腕の解放を決断する。

「例え神が復活したとしても、私達(ウチら)が必ず倒す!」

ショーンが巨大な氷の刃を発現させ、それを両手に対になるように出現させると、
周囲に存在しているものを等しく切り裂いていった。

「鉄腕解放ーーーーー」

それにジークは鉄腕の解放をし、
彼女のバリアジャケットに若干変化が発生する。
両手左右の手袋の部分がグローブのようなものに変化し、
肘の下までの長さしかなかった布状のものも肘の上にまで伸び、
腕全部とはいかないが、ジークの二の腕の真ん中らへんまで覆う。
その後ジークは姿勢を低くしてショーンに近づき、
自分が味方の攻撃に巻き込まれないようにしながらショーンに強力な格闘攻撃を決めようとした。

>>ショーン・タウンゼント、デューク・シュテル、ウィル・S・シヴァルリィ、(ファウスト・ベルディーニ)

1年前 No.1222

神は来たる @infernus☆XQ6phrzcKMtR ★F7MrHN45jw_pDw

【エレヴァツィオーネ記念研究所/創造神の間/ショーン・タウンゼント】

無能共がいくら戯言をほざいたところで、神が降臨する事実を変えることなど出来ない。たとえ何が起きようとも、それは未来永劫永久に不変なのだ。
あと少し、あと少しで私は神の世界を目の当たりにすることが出来る。夢にまで描いた理想の世界の到来、さすがの私も、胸の高鳴りを抑えられない。
神が降臨した暁には、世界に無能の居場所はなくなる。否、なくなりはしないだろうが、彼らは神の虜となり、傀儡として生涯を終えることだろう。
ネフィリム神の世を目前にした私に、もはや不可能はない。私は彼らの攻撃をいとも簡単にいなし、その先にある未来の光景を目の当たりにするのだ。
しかし、そんな私の脳裏に、ふとあの女の言葉がよぎる。私が都合のいい駒だと? そんなことなど、あるはずがない。私は、今まで神のためだけを思い、全てを神に捧げて来たのだぞ。
その私が、神に見捨てられる? そんなはずがない。ネフィリム神の加護を受けた私に、敗北の二文字はない。あるのは勝利と未来、その二つのみ。

「滅ぼされた? 馬鹿なことを言うな。あの時のネフィリム神は、まだ力を蓄えている段階だった。言わば、不完全な状態で来訪者との戦いに応じたに過ぎない。そのような状態の相手を倒して、君は声高々に勝利を誇るのかね? やはり、無能の考えは理解出来ないよ。本調子でない相手に勝ったことを誇るのは、恥ずべきことではないと思わないかね?」

そう、あの時のネフィリム神は、本来の力の半分も発揮していない状態だった。そんな状況の神に勝ったところで、それは本当の勝利などではない。
それを誇り高らかに凪の時代を宣言していた君達の姿は、本当に滑稽だったよ……まあ、私にとってそれは、悪夢のような光景でもあったのだがね。
だが、もうすぐそれも終わる。神の魂はすぐそこまで来ている。あの魂があるべき場所に辿り着いたその瞬間、世界の法則は全て塗り替えられるのだ。
神の統治する時代の到来。偽りの平和の終焉。すべてが間近に迫っている。ああ、私は遂に、遂に自らが追い求めた理想の世界を目にすることが―――

「―――何?」

彼らは時勢を読めぬ凡愚だと思っていた。彼らがこの私に勝つことなど、到底あり得ないと考えていた。だからこそ私は今、この光景に驚いている。
烈火が、私の体を焼き尽くそうと迫ってくる。最大限の力を持って反撃に応じようとした私であったが、氷は見る影もなく一瞬で溶かされてしまった。
これはまずい、非常にまずいことになった。氷を生成出来ない状況では、私は普通の人間と何ら変わりない。しかし、私にはネフィリム神の加護が……

「…………ご………ごはぁァァッ!!?」

何故だ、何故? 私の体が燃えている。直後に襲いかかってきた少女の殴打により、内臓がめちゃくちゃにされている。おかしい、こんなことが……
その時の私は、きっと信じられないという表情を浮かべていたことだろう。理解出来ない、こんなことが現実に起こり得るなど、まさかそんな―――



"―――一つだけ思い通りにいかないことを今から私が預言してやる。お前、神様復活させてのし上がろうとしてたんだろ? そんなの、あの愚神が見抜いていないとでも思ったかね。この教団は大嫌いだが、あの愚神は神だから、それくらいのことは想定内だろ。
くすくすくす……つまり何が言いたいかなんて簡単さァ。お前は捨て駒だったんだよ。ネフィリムという愚神を蘇らせるための。都合のいいコマでしかなかったんだ。いやこれは傑作だな……!―――"




あの無能首相が放った言葉が、私の脳裏に響き渡ってくる。馬鹿な……奴は私の未来を、天才の私の行き着く先を、あの時予見していたというのか。
冥界から解き放たれたネフィリム神の魂が、部屋全体に凄まじい衝撃波を走らせる。そんな……神は私を、全てを捧げた私を、見捨てるというのか。

「クックックッ……クハハハハ……そうか……これが…………これが現実というものか……神の世とは、そういう―――」

己が待ち望んだ新時代の到来を見ることなく、私は息絶える。最後に抱いた感情は絶望でも、怒りでもない。ただただ清々しいだけの、敗北感だった。
私は奴の言う通り、駒に過ぎなかったということか。私も結局、あの"偽神"の掌の上で踊らされていただけだったということか。
ああ、これは重大な失敗だ。私はあの時、ロンドン対策本部を見限り、リグレッシオーネに付くことを選んだ。その先にある、未来の景色を夢見て。
しかしそれは結局、幻想に過ぎなかったのだ。この世に神などいない。私が神として崇めていたものは、奴らの言う通り、偽神だったということだ。
こんなことになるくらいならば、私自らの手でこの世界を……いや、もういい。これ以上思うことは何もない。いずれにしても、この世界に未来など存在しないのだ。真の神が降臨しないのであれば、この世は壊れゆくだけ。ロンドン対策本部にも、偽神にも、平和は作れないだろう。
はっはっは……全く、この世界は最低だよ。私は地獄から、その最低な世界が滅びゆく様を、笑いながら見つめてやる。この無能にまみれた世界が、全てを失う様をな―――――

>>ショーン・タウンゼント@Jerusalemシリーズ@ロンドン対策本部の英雄達の手により、炎に包まれながら消失。死の間際、彼はあまりにも残酷な現実を悟り、全ての世界、全ての存在、果ては自らの存在をも否定しながら息絶えた。


【これにてラスボス戦終了。非常に長くなってしまいましたが、お相手ありがとうございました! メインストーリーは次のレスで完結します―――】

1年前 No.1223

Nephilim Reborn @infernus☆XQ6phrzcKMtR ★F7MrHN45jw_pDw

【カナン/ネフィリム像/創造神ネフィリム】

ショーン・タウンゼントによって解き放たれたネフィリムの魂。それは周囲に禍々しい邪気を撒き散らしながら、カナンの中心街へと一直線に向かう。
その先にあるのは、かつてこの世界に降臨した神の姿を精巧に象った像。不気味な程に精巧なその石像の内部に、魂が吸い込まれるようにして消える。

次の瞬間、石像の目が赤く光り輝いたかと思うと、轟雷と閃光が辺りを包み込んだ。同時に、この世に存在する邪悪全てが、その一点に集束していく。
全ての衝撃が過ぎ去った時―――そこにあったのは、崩れ去った石像と、生前と何ら変わりない姿で再生を遂げた、ネフィリムの姿―――
否、それはネフィリムであってネフィリムではない。彼女は今、"神"として、再びこの世に降臨したのだ。そこにいるのは決して、人間などではない。
紫色の双眸が見据える先にあるのは、神の庭、エルサレム。神となった彼女はこの世を我が物とする第一歩として、カナンの空に高らかな声を放つ。




―――わたくしはこんなにもこの世界を愛している
.        だからこそ、何よりもあなた達の存在が憎いのですわ―――!



世界中の人々全てに等しく響き渡ったその声。刹那、暴虐的な力が空間を支配し、世界の法則を塗り替えた。―――その犠牲となったのは、異世界人。
ネフィリムの力は別の並行世界から紛れ込んだそれらを異端分子と見なし、彼らの存在、魂、全てを否定し、次々に元の世界へと送り返していく。
いかなる方法を用いても、それに対応する術はなかった。ロンドン対策本部の者も、ネオ・エルサレムの者も、異世界人は皆、この世から消え去る。
異端分子が排除された世界に残ったのは、神が復活を遂げたリグレッシオーネと、主力のほとんどを失ったロンドン対策本部という、残酷な構図のみ。
その日世界はネフィリムの法則に染め上げられ、神の統治する時代が訪れた。それが意味するものは唯一つ、ロンドン対策本部の、人類の、敗北―――

>ALL

【これにてNeo Jerusalemのメインストーリー完結です。後味の悪い展開で本当に申し訳ありません! 次回作では救いのある展開を用意しますので、お許し下さい! なお、ネフィリムの能力が作用するのには時間差があるということで、まだ終わっていない別の戦闘については、継続を許可します】

1年前 No.1224

ミカヤ・シェベル @infernity☆ABoQ4DiOf0I ★PSVita=irtsefd0VJ

『カナン/天体観測所/ミカヤ・シェベル』

「全く。哀れな男ですね貴方は・・・」

ゲス顔してきた相手に、ミカヤは何かを感じたのか、
ミカヤは男を哀れみの眼と表情でそう言い終えた後、彼を愚かな男とも思った。
多分男にとってミカヤの反応は、自分が求めていた反応と違うものだと思う。

「残念ながら、私が堕落する日は来ないよ。私がやるのは正当防衛だからね」

ミカヤはそう言いきった後、
次元世界最強の10代女子であるジークリンデ・エレミアですら身の危険を感じた程の強い殺気を放つ。
最初の方で兵士達に対して放った殺気とは全然比べ物にならない。

「自己式・外流−−−−−イレイザー・バースト」

イレイザーは元々はジークリンデ・エレミアが使用する魔法であり、
イレイザー・バーストはハリーが習得し、砲撃化したものだった。
ミカヤの場合砲撃は出せない代わりに、
刀型デバイスに消し飛ばす力が溜まり、一振り一振りが強力なものとなっている。
制限解除された事による、デバイスと魔法の凶器化。
それに、イレイザー固有の消し飛ばす一撃−−−−−。
このイレイザー・バーストを以て相手の攻撃を打ち破らせてもらおう。
その後の状況次第では、
相手にイレイザーを交えた攻撃を叩き込んで決着まで持っていきたいところ。

>>足立透、空条承太郎


【お待たせして申し訳ありません】

1年前 No.1225

black @bass2 ★m3411KbiOz_BiB

【カナン/天体観測所/足立透】

全てを呑み込む紫の宝珠、万能属性に死角なし……後片もなく全て消し飛んじゃうのが面白味に欠けるけど……まぁ、問答無用で強いってのはソウイウモノでしょ?

「……はは、キレイさっぱり消しと……」

でいない。今もなお悠然とこっちを見据える涼やかな瞳がこちらを苛立たせる。

「ぐっ……」

これは“世界観衝突”で自分の世界が力負けした事を意味する……この娘のどこにそんなパワーが……。

「ぐっ……ぐぅううううう……」

彼女の刀身……そうか、同属性!!! 似た様な力を刀身に纏わせて“斬り伏せた”のか。だが、理屈がそうだからといってこうも容易く実行できるのか? いや“常人には無理だ”

「こっ…この……」

刀(アイテム)、精神(メンタル)、(スキル)、どれをとっても……“チート過ぎる……バケモノだっ”!!!!どっ……どうする? どうしようっ!!!!

『残念だけど“時間切れ”だよ。そろそろいいでしょ?と・お・る・く・ん・?』

誰だ!? なぜ“ボクの声がボクに聴こえる?”

『はは、キミも言ってたでしょ。我は影真なる我……。そう“ボクはキミさ”……。あのおじさんの拳で装甲が砕けその後に“精神的な死”を何度も迎えたんだ……この事態は予想できたはずだよ。それに気づきもしないなんて……“そーとー追い詰められたんだねぇ……”自覚、なかった?』

なっ!!! おまえ……まさか、ここに来て……

『安心してよ……今すぐって事はないからさぁ……でもゲームはあの娘……そして今は姿を見せないあのおじさんの“勝ち(クリア)”だよ』

えっ!!! なっペルソナが……!?  おい、まさか、やめろっ!!!

『コレ(ペルソナ)はしばらく“なし”にさせてもらうよ? ゲームには“リアルな感覚”……ダイレクトな体感が大事っていうでしょ』

やめろっ……やめて……頼む!!!っ

『じゃあバイバイ♪』

「やめろーーーーーーーー!!!!………あぁ、ぁぁ、あぁぁああああああ」

ペルソナが……ボクの力……マガツイザナギが……はは、ハハハ……

>承太郎、ミカヤ

【はい、これにて“戦闘の大局”は決着です。足立は今“ペルソナ解除”の状態です。後は承太郎とミカヤが“個人的な決着”をキメて下さい】

1年前 No.1226

black @bass2 ★m3411KbiOz_BiB

【カナン/大通り/北部/レドリー・リンチ】

ゴオマの薙ぎ払う雷(金の力)、青年の包み込む勇気(有機)の波紋、そしてレドリーの蝕む病雪。万象を圧する3つの力が鬩ぎあい、地形が割れ、砕け、悲鳴の様な音をあげる。

「熱が引き起こす身体の変調、冒し蝕み内側から食い破られていく感覚と激痛……アレックス、今まで踏みにじって来た“生命の嘆き”に……その身を浸せ」

この世界の理不尽の象徴たる“感染症”。この世界の不条理の象徴たる“戦争”。この二つに駆逐されようとしているこの世界の光にして希望……“凪の時代”。この世界の理不尽と不条理にその身を八つ裂かれたのは、アレックス。キサマだけではない。

「誰もが嘆いた。誰もが絶望した。そして誰もが耐えた。だがアレックス、おまえは逃げた………誰もが耐えた嘆きと絶望から。ロンドンに、英雄ラインハットの籍に置く身でありながら……もっと耐えねばならないはずのおまえが逃げた。逃げただけじゃない。踏みにじった。生命を、想いを、人を……セルフテイカーCC起動。“フォルム・騎槍(ランス)”」

レドリーの右手が今度は騎槍の様な形状に変わる。その切っ先が捉えるのはやはりアレックス。

「全身で感じたな?次は身体の中点、真芯で感じるんだ。おまえが踏みにじった“生命の嘆き”を」

レドリーの声はどこまでも無機質にアレックスへ刺す様に投げかけられる。そしてレドリーの立つ地面が爆発する。能力で蓄積した熱源を一気に地面に放出し、先ほどトータルアブソーバ―で充填した力を脚部へ集中し、それを爆発的な揚力に変えて騎槍を突き出しアレックスへ突っ込む、必死にアレックスを覆おうとする青年の仙波越しもお構いなしでその騎槍はアレックスを貫かんとする。

>アレックス、ジョナサン、(ゴオマ)

【ミカヤ背後様を見習って、滞っている流れを自らで動かしていくスタイル。そろそろこちらの方もまとめに掛かるとしましょう】

1年前 No.1227

ジョジョ ~その血の記憶~ @jojo3daime☆UIZ8nct3yGTf ★iPhone=PvTjW8pAQ9

【カナン/天体観測所/空条承太郎】

…流石に……ここまで来ると壮観だ。

力と力が衝突し、力が勝つ。元々無理して放ったのだろうか。

目に見えてわかった。もう向こうの精神はズタボロだ。
周りを囲っていたオーラのようなものが消えた。

…決着というわけだ。
頼りになる味方でよかった。俺一人であれに対応し切れたかは怪しいものだ。

「ん、終わったな」

ただ、そう一言告げる。

『オラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラ…』

最後に再び拳を繰り出す。
戦場に立つ、という時点でそいつは死を覚悟しなければならない。
殺すべきか、殺さぬべきか。
その答えはもう、でている。

『オラァ!』

最後の拳を足立に振り下ろす___…
急所を外した位置に、だが

>>足立透 ミカヤ

1年前 No.1228

ミカヤ・シェベル @infernity☆ABoQ4DiOf0I ★PSVita=irtsefd0VJ

『カナン/天体観測所/ミカヤ・シェベル』

「・・・・・」

何があったのかは分からないが、相手の様子がおかしい。
それを見ていたミカヤは「何があったかは分からないけど、このチャンス、逃さないよ」と言い。

「インターミドルチャンピオンシップ都市本戦第3位にして、抜刀術天瞳流師範代ミカヤ・シェベル。
それが、今から貴方を斬る女の名だよ」

斬り伏せる前にミカヤは男にそれだけ教える。

「(心:血を吸わせてしまうことを許してくれ晴嵐・・・)」
息を軽く吸って吐いて、自信の気持ちを落ち着かせる。

「さて、覚悟は良いね?」

仮にも相手も剣を持つ者。
戦場に出て刀を持つミカヤに出会い戦闘で負けたのだ。
逃げようものなら、背中に刀による斬り傷を付けるのみ。
さあ、バトルフェイズ−−−−−。
彼は自分の身を守る術がない今、無防備な状態である。
ミカヤと相方の男性の二人による直接攻撃が確実に通る。

「斬り伏せるぞ、晴嵐!」

晴嵐『了!』

今まで喋らなかったが、刀型デバイスである晴嵐はミカヤに一言反応を返す。
ミカヤは刀身の長い刀に触れ、構えのポーズをとると同時に彼女を中心とした三角形の魔法陣が足下に展開される。

「天瞳流抜刀居合−−−−−天月・霞!!」

男に対して放たれる最初で最後の一撃が、制限解除の状態になるとは少々心苦しいが、仕方ない。
最初に兵士に対して放った時は流石に手加減はしていたが、今は状況が違う。
ミカヤは自身の持つ本来の攻撃魔法と今出せる最速で相手に放つ。
非殺傷設定の時点でバスを四ツ斬り出来る程の腕前とこの攻撃魔法を、
殺傷設定で人間に放ったらどうなるか−−−−−。

>>足立透、空条承太郎

1年前 No.1229

black @bass2 ★m3411KbiOz_BiB

【カナン/天体観測所/足立透】

はい、ここからは“ボク”視点&メタ要素自重しない感じでお届けするよ。哀れで無様な“足立透”のやられっぷり……存分に堪能してよ。

先手……空条承太郎。攻撃方法、計51発の拳(オラオラッシュ)。いやぁ、こちらも言わせてもらおうけど……“壮観”だねぇ。

「はべ!? ぼげばべべぇええええーーーーー!!!!!」

お耳汚し失礼。最後の51発目……“単なる敵は再起不能(リタイア)はさせれど殺害はしない”ってのが“ソッチの世界”の流儀ってやつ? まぁ、その最後の一発は“直接手を下す程のモンじゃない”っていう“領収書(あわれみ)”として取っておくよ。そして次が……

後手……ミカヤ・シェベル。攻撃方法、全身全霊の抜刀居合。容赦なし、待ったなし、躊躇いなし……いやぁ、こっちは徹底してるねぇ。さて、このままだとお子様やお茶の間にとても見せられない“R指定”なグの付く展開になるわけだけど………。

「あっ……へはぁ?」

あっ 途中で意識飛んでた“足立透”が最後の急所を外した一発で息を吹き返したみたい。意識があるなら……悪いけど“R展開”は回避させてもらうよ? “従来作品より少しゆるめで、ほのぼのした明るい日常がメインの世界観”の住民を凄惨な人死にの加害者にするのも気が引けるしねぇ……“似た様な作品コンセプトを持つ者同士としては”

オラオララッシュで吹き飛んだ“足立透”に彼女の斬撃が一閃される。空間が裂けその余波周辺一帯が縦横に切断される程の威力とキレ味は分厚いバスの車体を四つ裂きするのは序の口と言わんばかり。地平線の彼方までも両断しそうな一撃だ。そして……“足立透”が地面を転がる。ところが、地面を転がったはずなのに、地面にその痕跡がまったくない。それどころか、身体も繋がっている。

『実体の精神化……ちょっと“反則”だけどもう大勢は決してるし悪く思わないでよ?』

やってる事はさっきまでやってた精神(ペルソナ)の実体化の逆バージョン。こんな反則でも使わないと彼女の桁違いの斬撃(物理)攻撃から死亡を回避できない。というわけで、一旦目の前の二人に対する。

『“ゲームクリア”おめでとう。そっちのキミ(ミカヤ)は確実に殺すつもりだったみたいだけど……それだとちょっと“都合が悪い”んだ。“ゲームに負けても現実は続く。負けて全てが終わる程、現実は甘くない”……“足立透”はそれをもう一度思い知らなきゃならない』

そう。あの時、今すぐに身体の主導権を奪わなかったのは“負けの先”を味あわせるため。この二人から“きっちりと灸を据えられる”未来を回避させないため。でないと“足立透はすぐに投げ出す”。

『で……悪いんだけど。“ボク”を連行してもらえない?ロンドン対策本部に』

“再起不能”も“死亡退場”もまだまださせない。この“足立透”は続けなければならない。敗北の先という苦痛と苦悩に満ちた“現実”を

>承太郎、ミカヤ

【足立透@ペルソナ4シリーズ。空条承太郎とミカヤと交戦の後に敗れ拘束。ネフィリムの“異世界勢強制送還(仮にリジェクションと呼称)”に巻き込まれるまでを元の世界と同様、獄中で過ごす。その間、承太郎の拳による苦痛とミカヤの斬撃が身体を通過した事によるショック(本来なら自分が死ぬ瞬間を間近で見てしまったため)に苛むことになる】

【というわけで、この作品の足立透の出番は終了です。次回作にも今作を踏まえてリファインして再出演予定ですのでよろしくお願いします。後は承太郎とミカヤ個々でレスつけて終了下さい。では一足先にお疲れ様でした】

1年前 No.1230
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