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カゲロウデイズ -in a daze

 ( なりきり掲示板(フリー) )
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陽炎 ★3DS=hKUNjWVsIi

クリック有難うございます。
ここはカゲプロのなりきりをする所です。

長い前置きとかは時間の無駄なのでいきなりルールです。
・メビのルールは守ってください
・荒らしは無視しましょう
・1人2役でオリキャラ有りです
・恋愛も勿論いいですがやり過ぎは注意です
・ロルを回してください
・ユザネはなりきるキャラの名前に変えてください


ざっとこんなもんですね。
ではサブで貴方を待っています。

ーレス禁ー

5年前 No.0
切替: メイン記事(218) サブ記事 (50) ページ: 1 2 3


 
 

如月 花日 ★Android=d3PJVng54O

【如月 花日/キサラギ ハナビ】


哉憂にやめろ、って言われた。なんで?何でそんなこと言うの?だって、殺すなんて変な言葉を並べて。殺すことを分からないから言ったんだよ。

花日「…何で?…殺す、なんて言葉を並べて。哉憂おかしいよ。…殺すことを知らないから言えるんだよ。…ごめん。」

そうすこしにやけた顔で言った。そして、小さく睨んでから部屋を出て、玄関のドアをあけ、家から出た…思い出す恐怖。私のせいで両親が死んだこと。

哉憂、妃乃、シグ様》

5年前 No.101

暇人 ★PSP=6MVSjdCnuZ

[妃乃/アジト]

「ハナビ待って、、、みんなシグの事頼んだ!
ハナビを探してくるから」 とだけ言い残しハナビを追いかけた

5年前 No.102

天月 哉憂 @96kyshg ★oRkE4ul3By_m2b

花日、妃乃、シグ

知ってる。僕は可笑しいんだ。
だけど、黒シグは、本当に思って言ったんじゃない。
誰かと遊びたくて、どうしようもなく暇で。
そんな気持ちから、きっと出てしまったんだ。
僕は黒シグじゃないから、分からないけど。
花日は、あの水色の球体が黒シグだって事は知らない。
…僕は知ってる。約束したんだ。
黒シグを楽しませてみせる、って。

「……分かった。」

僕は、コクリ、と頷くとシグのいるソファに向かう。
そして、シグを見ながら花日達の帰りを待った。

5年前 No.103

暇人 ★PSP=6MVSjdCnuZ

[妃乃/移動中]

「ハァハァハァハナビ、、ハナビ何処に居るの?」
あまり時間はたっていないからそう遠くえは行ってないはず

蒸し暑いため人通りの少ない道を探した

ハナビ何処に行ったの?
何度も何度も心の中で訪ねる
そうしていないと自分を保てなくなりそうだから
実はさっきハナビが出ていく時ちょっと見てしまったんだ
ハナビの過去を、、、

5年前 No.104

如月 花日 ★Android=d3PJVng54O

【如月 花日/キサラギ ハナビ】


夏だし、暑くて誰もこようとしない公園。静かすぎて怖いくらいのブランコに近づいで、ブランコに座った。…私のバカ。何で皆が心配すること言うのかなあ。お兄ちゃんとお姉ちゃんに怒られる上に、皆にまで迷惑かけて、拒絶されて。もう、私がいない未来に。

花日「…もう、私がいない未来に変えちゃおうかな。」

そう言うと、虚しさが心を埋め尽くした。誰か助けてよ。誰も助けてくれない。てを差しのべてもくれないのかな。

哉憂、妃乃、シグ様》

5年前 No.105

シグ ★3DS=hKUNjWVsIi

哉憂・妃乃・花日

「…ん。あーれー?」
目を覚ましたシグ。
黒色ではなく普通の姿だった。

「虫、採りにいくー」
そう言ってフラフラした足取りでアジトを出た。

この季節は蝉がいいだろうか、と考える。
ふと公園を見つけた。
そこには花日がいた。

「何、やってるのー?」

5年前 No.106

暇人 ★PSP=6MVSjdCnuZ

[妃乃/道端]

私は必死でハナビを探した
ハナビを探すのに夢中で男の子にぶつかってしまった
その際ハナビが一人で近くの公園のブランコに乗ってるのが見えた
少年に謝ろうとしたがその場に少年の姿は
とっくに無かった去ってしまったのだろう
とにかくあの公園に行かないと
「ハナビ、、、バカな事考えちゃ駄目今行くから」

5年前 No.107

如月 花日 ★Android=d3PJVng54O

【如月 花日/キサラギ ハナビ】


公園でボーッとしていると、先程、殺スヨと言っていたシグがいた。元の普通の色に戻っているらしい。…無性に沸いてくる憎しみや悲しみをどうにかするのに必死だった。だから睨みを効かせて言ってしまったのかもしれない。

花日「…シグこそ、何してるの?」

睨みを効かせて言った。
すぐそこに妃乃が来ているとも知らずに。

妃乃、シグ様》

5年前 No.108

シグ ★3DS=hKUNjWVsIi

花日

「何ってー、虫採りにきただけ」
首をかしげる。
怒っている理由が分からないるようだ。

「で、何してるのー?」
また聞く。

5年前 No.109

暇人 ★PSP=6MVSjdCnuZ

[妃乃/アジト]

たしかここら辺に公園が、、、あった!
ハナビっ、、、とシグ!?
なんで?さっきまで
「まぁいいか少し様子をうかがうか」
私は遠くから見ていることにした

5年前 No.110

雲川東奈☆RL6IkRQhd7BC ★9eViFy7x7s_9ru

【雲川東奈/アジト】

「痛い…」

自動販売機で飲み物を買い、アジトまでのあいだに転び、転がったジュースを拾おうとして頭を打った。

他人を幸せにする能力を持っているが、本人はつくづく不運なのである。

頭をさすりながらアジトの扉を開け、ソファに座ろうとしたところでソファの足につまづいてまた転んだ。

>>ALL

5年前 No.111

天月 哉憂 @96kyshg ★oRkE4ul3By_m2b

東奈、ALL

いつものおっとりとした口調で、目覚めたシグ。
黒シグ、ではなく。いたって普通な様子。
と、いう事はいつものシグなんだろう。
シグは何を思ったか、「虫を採りに行く。」と言ってフラフラな足取りのまま出ていってしまった。
そんな状態の中、一人残された哉憂。

キィ、と扉が開いた。
見るとそこには、少し小さめな少女が立っていた。
誰だろう。新しい、団員なのかな。僕みたいに。
それにしても、髪が長いなあ。あの結っているのを下ろしたら、腰ぐらいまであるんじゃないかな。
あ、赤っぽい色してる。僕の髪とは正反対だ。
僕は、珍しい動物を見るかの様に東奈を見つめる。
見つめていると、少女は転んでしまった。

「…………?」

何も発しなかったが、大丈夫?と言っている様に首を傾げた。
人造人間でも、初めての人間に会うと緊張、というのをしてしまうらしい。
そして僕は、少女に手を差し出した。

5年前 No.112

雲川東奈☆RL6IkRQhd7BC ★9eViFy7x7s_9ru

「あ、ありがとう」

無表情、かつ無口な少年が手を差し伸べた。

何も喋っていないが、気持ちは伝わったらしい。

団員だろうか。

「えっと、団員の人…?」

「飲む?」

手に持っていたコーラを差し出してみる。

>>哉憂

5年前 No.113

如月 花日 ★Android=d3PJVng54O

【如月 花日/キサラギ ハナビ】


シグはのんびりとした口調で言った。こちらが怒っていることすらわからないのだろうか。そう、より怒りが込み上げてきたが、歯を食いしばって抑えた。どうやら虫をとりにきたらしい。

花日「…ふーん。」

珍しそうにシグを見たあと、近くに蝉が煩い音で鳴いていた。ああ、煩いなあ。人の頭を痛くするこの声。そして、蝉が止まっている木を見つめ、ブランコから立ち上がり、木に近寄ると、地面を思い切り蹴った。そして、木に一瞬にして登り、辺りを見回した。その時、視界の端に妃乃が見えた。…この思いでは心に閉まっておこう。回りの人の迷惑になるから。そう心の中で決めた。

花日「…妃乃ー!!木の上気持ちいいよーっ!一緒に見ようよー!」

と人間離れした身体能力を持つ少女は言った。そして、てをぶんぶんと振り、妃乃を誘った。

妃乃、シグ様》

5年前 No.114

天月 哉憂 @96kyshg ★oRkE4ul3By_m2b

東奈

ありがとう。そう、少女は言ったが手を握りはしなかった。
自分で立てるかな。余計な、お節介だったかなあ。
僕は、珍しくマイナス思考な考えをした。
珍しい、訳じゃないけれど。あまりしない。
そんな事を考えていると、二つ程質問をされた。
しかし、たった二つな質問でさえ、僕の脳は処理出来なかった様で。
少しばかり混乱していた。
整理するのにしばらく時間がかかった。

「…………え、と。いらない。……名前、は?」

片言っぽく、なってしまったかな。
団員なのか?という質問は、思い出せなかったみたいでその質問には答えなかった。
とりあえず、少女の名前が知りたかった。
ただ、それだけ。

5年前 No.115

暇人 ★PSP=6MVSjdCnuZ

[妃乃/公園]

ハナビは私に気ずいて木登りに誘ってきた
もう14歳なんだけどまぁいいか
「いいよ今行く」
私は木登りが好きだからOKを出した

5年前 No.116

シグ ★0URtykSJ35_9Zv

花日

「虫ー」
逃げていく蝉を見つめる。
さすがに採りにいけなかったんだろう…。

不機嫌そうな顔をして花日を見つめた。
というか彼は睨んでいるようだ。

「帰る」
スタスタと歩き公園を出る。
シグは気づいていないが水色の魂がまた出てきており、花日を見つめていた。

5年前 No.117

如月 花日 ★Android=d3PJVng54O

【如月 花日/キサラギ ハナビ】


妃乃はすんなりOKしてくれた。嬉しくて顔がぱぁっと輝いた。そして、てをヒラヒラと、おいで、の形にして妃乃を誘った。その時、近くにいた蝉がブンッという音をたてて飛び立った。シグは蝉を見つめ、そのあと私を睨んだ。

花日「…なあに?」

とこちらも少し睨みを効かせながら言うと、シグの後ろにまたあの魂があった。そして、驚いてバランスを崩し、木から落ちそうになったが、何とか体勢を取り戻し、水色の魂を睨んだ。

妃乃、シグ様》

5年前 No.118

暇人 ★PSP=6MVSjdCnuZ

[妃乃/公園]

ハナビとシグを観察していて分かったのだが
シグは虫の事しか考えていないような感じ
ハナビはさっきあった事がよっぽど嫌だったのだろう
もうシグを嫌っている感じだ
私はシグに手を振りハナビの所に行った
「ハナビ来たよ大丈夫?
あのさっきハナビがアジトを飛び出した時
読んじゃって、、、ごめんね?
良ければ話聞くけど、、、」
私はハナビについてもっと知りたいから聞いてみた
これでハナビに嫌われても良い
ハナビは何に縛られているのか何にそんなおびえているのかを
縛り付けていたその過去を知れば
ハナビを悲しみから助けられるだろうと思った   

5年前 No.119

シグ ★3DS=hKUNjWVsIi

むすっと完全に不機嫌状態のシグ。
彼は街中を歩いていた。

ぼーっとして歩いている。
行き先はアジトではないようだ。
「虫ー」
やはり虫を捕まえにいくのだろう。
頭の中は虫でいっぱいのようだ。

そのときー

『殺セ…』

突然、脳に響いた声。
声が響いたと同時に頭痛が襲った。

「………………」
苦痛に歪んだ顔をし、それでも彼は虫を捕まえにいくようだった。

5年前 No.120

如月 花日 ★Android=d3PJVng54O

【如月 花日/キサラギ ハナビ】


話を聞く…?何を言ってるの?人間じゃ助けられる事じゃないのに。同情なんていらない。私は歪んだ感情しか持ってないから。歪んだ感情しか出すことができないから。だから、皆に嫌われているのかもしれない。拒絶されてるのかもしれない。

花日「…私は大丈夫だよ?…それより、シグに悪いことしちゃったから、謝ってくる!一人じゃ怖いから、妃乃一緒に行こ?」

そう笑顔で言うと、走り出した。そして、走って走って少し立った頃、シグが見えた。謝ろうと思って近寄ろうとすると、シグが顔を苦痛で歪めているのが分かった。

花日「…シグ大丈夫!?」

妃乃、シグ様》

5年前 No.121

雲川東奈☆RL6IkRQhd7BC ★9eViFy7x7s_9ru

【雲川東奈/アジト】

「え、あ、その、私は雲川東奈。よろしくね。」

コーラをソファに置きながら応える。緊張しているのだろうか、片言っぽくなっている。

もう片方の質問は… まぁ、その内わかるだろうから別にいいや。

青っぽい、というよりも藍色のような髪、青い目と、何か不思議さを醸し出していた。

さっきも言った通りあまり喋らないようだし、表情もほとんどない。

とはいえ、これまた不思議なのだが、近寄りがたい雰囲気を出している訳ではなかった。

「君の名前は?」

>>哉憂

5年前 No.122

天月 哉憂 @96kyshg ★oRkE4ul3By_m2b

東奈

僕が片言みたいな言葉で言ったみたいに、東奈、という少女も片言みたいだった。
僕と同じ様に、緊張でもしているのかな。
東奈は、ソファに飲み物を置いた。その飲み物は何だろう。
前に、飲んだ事があっただろうか。無かっただろうか。
記憶とやらが無いのは不便だなあ。
いろいろと思いだせないし。
嬉しい、とか楽しい、とかっていう気持ちも分からないし。
早く、知りたいなあ。
嬉しい、とかっていう気持ち。僕は誰なのか、何なのか。僕を造ったとかいう人間は誰なのか。
分からない事が多すぎるや。

「………哉憂。」

5年前 No.123

雲川東奈☆RL6IkRQhd7BC ★9eViFy7x7s_9ru

【雲川東奈/アジト】

「哉憂、か。いい名前だね。」

だんだん緊張もほどけて来たらしい。

やう、と言われてもイマイチ字が想像できなかったがまぁいいだろう。

柔らかな響きの名前で、とても好きだ。

だが、

(…気まずい)

話題がない。かといって、あちらから話しかけそうにはない。

さて、どうするか…

「団員さん、だよね? 今は他の人はいない、のかな?」

>>哉憂

5年前 No.124

天月 哉憂 @96kyshg ★oRkE4ul3By_m2b

東奈

そうかなあ。
いい名前、なのかどうかは分からない。
そんなに自分の名前とか、考えた事無かったし。
東奈は、緊張が解けてきたのかな。
片言じゃなくなってる。
………?
何か、何かよく分からない表情をしてる。
どういった気持ちなんだろう。

「………分からない。皆、外に行った。」

僕は、表情を変えないまま、そう東奈に伝えた。
最初の「分からない。」は、団員なのか、という質問に対して。
「皆、外に行った。」は、他の人は、という質問に対して。
それより、ソファにあるこの飲み物はどうするんだろう。
東奈が飲む気配もないし。僕も、飲む気はないし。
何だか、もったいないなあ。
僕は、ソファに置かれている飲み物を見ながら首を傾げた。

5年前 No.125

雲川東奈☆RL6IkRQhd7BC ★9eViFy7x7s_9ru

【雲川東奈/アジト】

「…?」

彼の視線は、ソファのコーラに向かっていた。

さっきも言っていたので、飲みたい訳ではないと思うが。

ソファのコーラを手に取る。

ぷしゅ、とコーラの蓋を開ける。

独特の香りが漂い、しゅわしゅわとコーラの炭酸が飛ぶ。

コーラに関する過程を終え、そのペットボトルを口に運ぶ。

ごくりごくりとある程度飲む。

…うーむ、謎の多い少年だ。

>>哉憂

5年前 No.126

シグ ★3DS=hKUNjWVsIi

花日

「花…日?」
苦痛に歪んだ顔をしながら振り向く。
「…来ちゃ駄目」

『殺セ…』

「止めろ!!!!!!」
珍しく叫ぶシグ。
彼はその場から逃げようと走り出した。

5年前 No.127

如月 花日 ★Android=d3PJVng54O

【如月 花日/キサラギ ハナビ】


私の名前を弱々しく呼ばれた。…そして、私に来るな、と言ってきた。…どうしたの、シグ。不思議に思ってしょうがなかった。また私への拒絶。やだ、やだよ。拒絶はもうやだ。そして、恐怖と不安で後ずさろうとしたが、シグの叫びによって目を覚ました。そうだ、シグは何かに…自分の心の中にいる物に怒っているんだ。それなら…放っておけない。

花日「…やだ、やだよ!シグを放っておけない!」

そういうと、走り出したシグを追いかけ始めた。…今ばかりは、人間離れした身体能力がとても嬉しい。シグに追い付けるから。そして、ダンッと大きく地面を蹴ると、一気に加速した。そして、シグの近くに近づいてきた頃、シグに向かって手を伸ばした。

花日「…待って、シグ!一体どうしたのっ!?」

妃乃、シグ様》

5年前 No.128

暇人 ★PSP=6MVSjdCnuZ

[妃乃/道]

「ちょっ、待ってって、、、ハナビ!シグ!」
追い付いたのだが、シグが頭をおさえて苦しんでいる
「シグどうしたの!?」
呼びかけるが独り言を言っているようだ
今シグの頭の中はどうなっているのか
読もうとするもまた失敗した

5年前 No.129

シグ ★3DS=hKUNjWVsIi

花日&妃乃

『何ダオ前ラ…』
気づけばまた水色の魂が出てきていた。

シグの周りに黒い気の様なものが漂っていた。
「………………」
目に光がなくなっていっていた。

5年前 No.130

如月 花日 ★Android=d3PJVng54O

【如月 花日/キサラギ ハナビ】


妃乃が私たちに追いついた。…そうだ、おいてきたんだ!今気付いた。そして、シグに目を移した。すると、あの水色の魂が現れた。その瞬間、妃乃の後ろにサッと肩やからだ全体をガクガクと震わせながら隠れた。

花日「…無理……!怖いよ……!!」

と今にも涙を流しそうな顔で言うと、チラッと水色の魂を見つめた。すると、シグは光のない目で私たちを見下ろしていた。急に背筋に寒気が走った。そして、シグの腕を恐る恐る掴んだ。同じく、怖さで震えている手で。

妃乃、シグ様》

5年前 No.131

シグ ★3DS=hKUNjWVsIi

花日

『触ルナ』
捕まれた手を払いのける。
シグの周りの黒い気はどんどん増幅していく。

『消エロ…』
思いきり花日を蹴飛ばした。

5年前 No.132

天月 哉憂 @96kyshg ★oRkE4ul3By_m2b

東奈

ソファのコーラを手に取り、ぷしゅ、とコーラの蓋を開けていた。
嗅いだ事のあるような、無い様な香りが漂う。
しゅわしゅわ、とした不思議な粒が飛んでいる。
何か、面白い飲み物だなあ。
どんな、味がするんだろう。美味しいのかな。
ごく、と飲んだ飲み物を見つめる。
さっきはいらなかったけど、何だか飲みたくなってきた。
何故だろう、自分でも不思議に思うな。

「………ねえ、頂戴。」

不思議な飲み物を見つめた後、今度は東奈を見つめる。
頂戴、と言いながら。
僕はこてん、と首を傾げた。
何故傾げたのかは、自分でも分からなかったけど。

5年前 No.133

雲川東奈☆RL6IkRQhd7BC ★9eViFy7x7s_9ru

【雲川東奈/アジト】

「ん… いいよ、どうぞ!」

自分のことを見つめられながら言われては、断れないだろう。ましてやこの性格の東奈のことだ。

ところで、今さっき口をつけたものなのだが気にしないのだろうか。

この世代の男の子は、結構気にするんじゃないのだろうか。

少なくとも年頃の女の子である東奈はちょっと意識するのだが。

…まぁ、相手が気にしていないのなら構わないのだが。

その他にも「何故首を傾げたのか」やら「何故急に欲しくなったのか」やらと疑問に思うことはいくつもあったが、キリなさそうなので心の中でとどめておいた。

色々と心の中を片付けながら、手に持っていたコーラを哉憂に手渡す。

>>哉憂

5年前 No.134

天月 哉憂 @96kyshg ★oRkE4ul3By_Hg4

東奈

「……ありがとう。」

東奈は、手に持っていた不思議な飲み物を渡してくれた。
それを受け取ると、自分の顔の前に持っていった。
先程の不思議な香りが、より一層漂う。
どんな味がするんだろう、そんな事しか考えていなかった。
しばらく不思議な飲み物を見つめると、思い切って一口飲んでみた。
たった一口だけだったのに、ぴりぴりする様な、しゅわしゅわする様な感じが口の中に広がった。
少し、口の中が痛い様な気がしてごく、と飲み込む。
喉を通る時も、ぴりぴりする様な感覚は続いていた。
この飲み物は苦手かもしれない。
そう思った僕は、ぴりぴりの飲み物を何も言わずに東奈に返す様に差し出した。

5年前 No.135

雲川東奈☆RL6IkRQhd7BC ★9eViFy7x7s_9ru

【雲川東奈/アジト】

…顔を見る限り、どうやら馴染めなかったようだ。

「…苦手だったみたいだね」

苦笑いしながらコーラを受け取った。

炭酸が苦手な事は決して珍しくはないし、実際知り合いにもいる。

にしても、何故挑戦したのだろうか…

コーラを飲んだことがない、のかな?

「これ、飲んだことなかった?」

単純な疑問として哉憂に投げかけた。

>>哉憂

5年前 No.136

天月 哉憂 @96kyshg ★oRkE4ul3By_Hg4

東奈

「…苦手だったみたいだね」
何故、分かったのだろうか。ぴりぴりの飲み物が、苦手だという事を。
そんなに顔にでていたかなあ。
東奈は、苦笑い、をしながらぴりぴりの飲み物を受け取った。
苦笑い。
その表情は、僕には理解できなかった。
何も知らない僕には、難しい様で。

「………多分……?」

突然投げかけられた疑問に、再び首を傾ける。
多分、それは嘘じゃない。
自分でも、分からないんだ。
ぴりぴりの飲み物を僕は、飲んだ事があるのか無いのか。
もしかしたら、飲んだ事があるのかもしれないけれど。

5年前 No.137

如月 花日 ★Android=d3PJVng54O

【如月 花日/キサラギ ハナビ】


花日「…きゃあっ!」

思い切りシグに蹴られて、地面に倒れ込んだ。痛みで顔は歪み、同じくガタガタと震えていた。シグ、どうしちゃったの?その疑問が浮かんでくるばかりで、正解は生まれてこなくて。自分が情けなくなって、自分がシグをより困惑させていると気付いて…

花日「…シグ、目を覚まして!」

小学生だが、少し睨みを効かせて言った。怖い、こわい、コワイ。その言葉だけが私を可笑しくする。お願い、元に戻って…

妃乃、シグ様》

5年前 No.138

シグ ★3DS=hKUNjWVsIi

如月花日

「………………」
相変わらず目に光はなくただ花日を見つめている。
無機質な瞳は花日を見下していた。

『…煩イ』

花日に近づき首に手をかけた。
そのまま絞め始める。

5年前 No.139

暇人 ★PSP=6MVSjdCnuZ

「シグやめて!」
またあの魂が出てきている
どうしたら良いかは分からないが
ハナビからシグを引き離した

5年前 No.140

シグ ★3DS=hKUNjWVsIi

妃乃

『邪魔ヲスルナ…』
今度は妃乃の首に手をかける。
そのまま絞めあげる。

5年前 No.141

暇人 ★PSP=6MVSjdCnuZ

「うっ、、、シグもどっ、、てき、、、て」
私はそう訴えた

5年前 No.142

シグ ★3DS=hKUNjWVsIi

妃乃

『フフフ…アハハハハ』
無機質な笑みがこぼれる。
人の苦しむ姿が好きなようだ。

「…止め……ろ」

途端、首を絞める力が弱くなる。
『………何ダ』
「止めろって…言ってるだろ!!!!」
『!?』

急に糸が切れたようにシグは倒れた。

5年前 No.143

暇人 ★PSP=6MVSjdCnuZ

「ゴホゴホッシグ大丈夫!?」
シグに聞くが返事が無いとにかくアジトに運ぶか
「ハナビシグをアジトに運ぶけどハナビもアジトに戻る?」
ハナビに問う

5年前 No.144

如月 花日 ★Android=d3PJVng54O

【如月 花日/キサラギ ハナビ】


無機質な目、力のないその瞳、とても悲しく思えた。そして、シグが何かを決心したように近づいてきた。シグ、やっと目を覚ましてくれたんだ、その喜びだけが私を惑わし、煩いという言葉が耳に入らなかった。やった、と笑顔になりそうなところで、首に手をかけられて締め付けられた。

花日「…苦…しい…っ!」

苦しさで顔を歪めてシグを見た。ぎりぎり、と今にも音をたてて絞めそうな首にそろそろ意識も、もうろうとして、今にも意識を手放しそうだった。そして、意識がもうなくなりそうになった瞬間、目をギュッと閉じた。そして、数秒後、首に感触がなくなったのか、息が普通にできるようになった。そして、目を開けるとシグから少し遠ざかったところで、妃乃にありがとう、と言おうとすると妃乃の首にシグが手をかけて、締め始めた。

花日「…シグ、やめてっ!」

大声を張り上げてシグから妃乃を離れさした。その瞬間、シグは糸が切れた人形みたいに地面に倒れ込んだ。

花日「…シグ!?……………………わかった、私もアジトに戻る!」

そう言って、シグを背中に乗っけようとおもっが、思った通りの力。男のひと一人なんて乗せられないみたいで。まだ小学六年生にはどうにもできないみたいで、謝るような瞳で妃乃を見つめた。

妃乃、シグ様》

5年前 No.145

暇人 ★PSP=6MVSjdCnuZ

[妃乃/アジト]

シグを担いでアジトに戻るのだが
いくらシグが軽いとは言えやはり疲れる
もう駄目と思ったが隣にいたハナビの顔が目に写った
申し分けなさそうな顔だ頑張らないと
そんな事を考えているとアジトに着いた
まずソファーにシグを寝かせた

5年前 No.146

如月 花日 ★Android=d3PJVng54O

【如月 花日/キサラギ ハナビ】


妃乃はシグを背中に背負って頑張っているのに、自分は何もできないのに、悔しくてしょうがなかった。泣きそうになるのを堪えて、下に顔を向けて俯いた。そして、気がついたらアジトの前で。なかにはいると、すぐに妃乃の前に立って、

花日「…なにもできなくてごめんなさいっ!私、いるだけ邪魔だったよねっ!?」

そう妃乃に勢いよく頭を下げて謝り始めた。

妃乃、シグ、哉憂様》

5年前 No.147

天月 哉憂 @96kyshg ★oRkE4ul3By_Hg4

ALL( 帰宅した人達周辺 )

「………?」

東奈と話していると、花日、妃乃、シグが帰って来た。
けれど、シグは寝ているのか、又は意識が無いのかぐったりとしていた。
どうしたんだろう。
状況を把握できない。何が、どうなって、結果的にどうなったのだろう。
分からないまま首をかしげていると、いきなり花日が妃乃に謝っていた。
何か、悪い事でもしたのだろうか。
まったく理解できない。
僕はそんな三人の状態をただただ見ている事しか出来なかった。

5年前 No.148

如月 花日 ★Android=d3PJVng54O

【如月 花日/キサラギ ハナビ】


申し訳なくてずっと妃乃に謝っていると、哉憂がこっちを見つめていることに気付いた。その瞬間、溜めていた涙が全て流れ出した。何も考えずに、哉憂のところに近より、哉憂の服を思い切りつかんで泣き出した。迷惑なのはわかるけれど、昔のお母さんとお父さんと私に戻れたみたいで嬉しかった。

花日「…うわぁぁぁんっ!」

涙はただボロボロと落ちてくるだけで、止まることを知らない。私は変わらず哉憂の服をつかんで泣くことしか出来なかった。

哉憂、シグ、妃乃様》

5年前 No.149

天月 哉憂 @96kyshg ★oRkE4ul3By_Hg4

花日

僕が何も出来ずに見つめていると、花日が気付いてくれた。
溜めていたのだろうか。僕を見るやいなや、突然泣き出してしまった。
僕の方に近寄ると、僕の服を掴み、大声で泣いてしまった。
一体、どうしたというのだ。
何故、花日が泣いているのだろうか。泣く程の事があったのだろうか。
嗚呼、分からないよ。

「………大丈夫?」

そう、声をかける事しか出来ない僕は無力だ。
何もする事が出来ない、無能な人間なんだ。
優しく声をかけた後、花日の頭を優しく撫でた。
どの動作も“優しく”を心がける。
涙を拭ってあげたほうが、よいのだろうか。

5年前 No.150

雲川東奈☆RL6IkRQhd7BC ★9eViFy7x7s_9ru

【雲川東奈/アジト】

「…?」

全く状況が理解できない。

だが、流石に場の空気を読むことはできる。

ただただ、この状況を見ていた。

誰にも気づかれないように、『目を起こす』力を発動する。

この女の子に。ここにいる皆に。

>>哉憂、シグ、妃乃、花日

5年前 No.151

如月 花日 ★Android=d3PJVng54O

【如月 花日/キサラギ ハナビ】


大丈夫?その言葉を聞いて、小さく頷いて、涙を止めるよう頑張っているのに、止まらない涙をどうにかしよう、と思いながら手を目に置いて、一生懸命拭った。それでも止まらないのに対し、少し焦りを感じてきた。

花日「…たくさん泣いて…っごめんね。」

思わずそう呟いてしまった。そして、下に顔を向けて俯いた。

妃乃、シグ、哉憂、東奈様》

5年前 No.152

天月 哉憂 @96kyshg ★oRkE4ul3By_Hg4

花日

僕が大丈夫?と問うと、花日はこくりと頷いて見せた。
良かった…。訳は分からないが、とりあえず大丈夫ならしい。
それだけでも、安心する事ができた。
花日の顔に目をやると、必死に涙を拭っている様だった。
しかし、何故か涙が止まらない。どういう事だろうか。
『…たくさん泣いて…っごめんね。』
そう小さく呟き、俯いてしまった花日。
こういう時は、どうすれば良いのだろうか。
優しく、慰めればいいのだろうか。
何も言わずに、話を聞けばいいのだろうか。
分からない。もう、分からないよ。

「……ううん、大丈夫。」

5年前 No.153

如月 花日 ★Android=d3PJVng54O

【如月 花日/キサラギ ハナビ】


小さく嗚咽まじりに泣いていると、哉憂は大丈夫、と言ってくれた。嬉しくて涙まで止まり、嬉しそうに哉憂を見つめた。そして、よかった、と言わんばかりの笑みを見せた。

花日「…私、迷惑じゃないの?」


と、期待した顔で哉憂をみた。

哉憂、シグ、妃乃、東奈様》

5年前 No.154

天月 哉憂 @96kyshg ★oRkE4ul3By_Hg4

花日

僕が「大丈夫」と言うと、花日の涙は治まったようだった。
良かった。僕が、誰かの役にたてて。
例え、どんなに小さく些細な事でも役にたてるのであれば、僕は死んでも構わない。
じっ、と花日を見ていると、花日の方も僕の事を見つめてきた。
とても嬉しそうだ。
花日は、よかった、とでも言っているかの様な笑みを見せた。
そんな笑みのまま僕に質問をしてきた。
嬉しそうな笑みの中に、少しの期待が入った目をしている。
期待、なんてされても応えられないと思うけどなあ。
なんて思いながらも、思った事を正直に言う。

「…迷惑、じゃないよ。寧ろ、居てくれて嬉しい。」

花日が居てくれると、嬉しい。
場の空気が明るくなるし、思いやりもあるから。
自分に素直だから、見ていて羨ましくなる位。

5年前 No.155

如月 花日 ★Android=d3PJVng54O

【如月 花日/キサラギ ハナビ】


よかった、その一言しか出てこない。迷惑じゃないだなんて。嬉しくてしょうがない。そんな気持ちを抑えながらも、妃乃とシグを交互に申し訳なさそうに見た。そして、哉憂の方に向かって笑顔を作り、

花日「…哉憂って優しいよね!私も、哉憂みたいな人間になりたいな!」

哉憂が感情をなくしたものだとは知らず、花日は笑顔で言った。窓から勢いよく入ってきた風が銀色の髪を左へなびかせた。そして、

花日「…ねえ、妃乃!私も、シグの看病する!」

と、元気よく言った。

妃乃、シグ、哉憂、東奈様》

5年前 No.156

天月 哉憂 @96kyshg ★oRkE4ul3By_Hg4

花日

花日は、僕に向かって笑顔を作って見せた。
見ている此方も笑顔にするような、そんな笑顔。
僕は、笑う事も出来ないから無理だけど。
“…哉憂って優しいよね!私も、哉憂みたいな人間になりたいな!”
その言葉が僕の脳内を駆け巡る。
僕は優しくないよ。花日に比べたら足元にも及ばないよ。
それに、僕は……。僕は、人間じゃないんだ。
花日は僕みたいな人間になりたい、って言ったけど。
僕はその逆で、花日の様な人間になりたいよ。
…人間になんて、なれない事位知ってるけど。
人間は、一生人間。人造人間は、一生人造人間。
それは変わる事の出来ない事実なんだ。
僕は、表情を変えられないまま花日にお礼を言った。

「――…うん、有難う…。」

5年前 No.157

如月 花日 ★Android=d3PJVng54O

【如月 花日/キサラギ ハナビ】


哉憂が有り難う、と私に言ってくれた。私がずっと欲しがっていた言葉を。私は人に感謝されたかった。でも、感謝するのはいつも私の方で。迷惑かけるのはいつも私の方で。死にたいくらいまで自分を追い詰めて。でも、今やっと言ってもらえたんだ。私が希望としていた言葉を。

花日「…哉憂、今度一緒に公園行こうよ!公園って楽しいんだよっ!」

と、ニコニコとなくなることのない笑顔を見せて、シグの方から哉憂に目を移した。…私って今、幸せだなあ。あのころは幸せじゃなかったのに。幸せ過ぎて、壊れてしまいそうだ。…能力を使って、もう変えられない未来にしてしまおうか。…あの終わらない世界を作った張本人、薊、みたいに。

妃乃、シグ、哉憂、東奈様》

5年前 No.158

天月 哉憂 @96kyshg ★oRkE4ul3By_Hg4

花日

公園に行こう、と花日が言った。
公園は楽しいらしい、僕には分からないけど。
だけど、花日が言うんだったらきっと楽しいんだろうな。
今度、公園に行ったら“楽しい”という気持ちが分かるだろうか。
ニコニコ、と絶え間ない笑みを見せる花日を不思議そうに見つめる。
何故、そんなにも笑顔なんだろう。
僕も、いつかはこんな風に笑えるようになるだろうか。
メカクシ団の仲間と共に、笑ったり泣いたり、できるだろうか。
僕は、こてん、と首を傾げたままの状態で喋る。

「…良いよ。」

5年前 No.159

如月 花日 ★Android=d3PJVng54O

【如月 花日/キサラギ ハナビ】


何やら私が言うと、哉憂はゆっくりと首を横に倒し始め、ついには首を傾げる状態になった。なんか凄い、とくだらない事を考えていた。そして、良いよ、と言ってくれて嬉しかった。もう、泣いてしまいそうなくらい。でも私は感動で泣いたりはできない。いや、ないてはいけないから。あの時決めたんだ。お母さんとお父さんが死んだあの時から。

花日「…やっぱ優しいね!哉憂は。私なんかと全然違う。」

妃乃、シグ、哉憂、東奈様》

5年前 No.160

天月 哉憂 @96kyshg ★oRkE4ul3By_Hg4

花日

「……優しくないよ。」

花日はまた、僕の事を優しいと言ってくれた。
優しくなんてないのに、人間じゃないのに。
花日の方が優しいよ。とても、優しい人間。
僕なんか、誰も救う事なんて出来ない。
花日達みたいに、誰かを救う事など出来ない。
それなのに、僕の事を優しいと言ってくれる。
だけど、それは僕が人造人間だと知らないから言えるんだよ。
僕が、僕が人間じゃないって、人造人間だって知ったら、皆僕から離れていくよ。
気味悪いって、人間じゃないって。
そう言って、離れていってしまうよ。…それが、怖いんだ。

5年前 No.161

如月 花日 ★Android=d3PJVng54O

【如月 花日/キサラギ ハナビ】


優しい、この言葉が今哉憂を苦しめているとは知らず、偽りのない顔で言った。私は怖い。お化けとか、そういうのじゃなくて。人の手で作り出されたおもちゃ、人造人間が。それと、自分の能力が。この世界には怖いものだらけだ。あのシグの水色の魂とか。

花日「…私、怖いんだ。人間の手で作り出されたものが。昔、夢の中で人造人間に殺される夢を見たの。その頃から人造人間が怖くなって。」

と、小さい声で呟いた。

妃乃、シグ、哉憂、東奈様》

5年前 No.162

天月 哉憂 @96kyshg ★oRkE4ul3By_Hg4

花日

“…私、怖いんだ。人間の手で作り出されたものが。昔、夢の中で人造人間に殺される夢を見たの。その頃から人造人間が怖くなって。”
やっぱり、やっぱり皆そうなんだ。
僕みたいな気持ち悪い人造人間なんて、嫌われるのが当たり前なんだ。
花日は正直に話してくれたけど、僕は言えない。
実は人造人間なんだ、なんて言える訳ない。
また、皆が僕から離れるのは嫌なんだ。
そんな事、言えはしないけど。
感情が無くてよかったかな、だって持っていたら悲しい、とか思ってしまう。
無い方がそんな事思わなくて済むんだ。

「………そうなんだ。」

5年前 No.163

如月 花日 ★Android=d3PJVng54O

【如月 花日/キサラギ ハナビ】


一瞬だけ哉憂が顔を曇らせたような気がした。一瞬の出来事過ぎてよく分かんなかったけど…。でも、人造人間だろうがなんだろうが、その人が哉憂みたいな…いや、優しい人だったら人に感謝をたくさんされて、たくさんの人に愛されてるんだろうなあ。

花日「…でもね、哉憂みたいな人造人間だったら私、仲良くできるんだ!だって、優しくて思いやりがあって。とっても良い人じゃん?」

ニコニコと笑みを崩さずに言った。そして、思い出したように哉憂に問いかけた。

花日「…そういえば、哉憂の能力ってなあに?」


妃乃、シグ、哉憂、東奈様》

5年前 No.164

天月 @96kyshg ★oRkE4ul3By_Hg4

花日

僕みたいな人造人間だったら、仲良く出来る。
優しくもないし、思いやりも無い、そんな僕みたいな人造人間を。
出来そこないな僕なんて、きっと博士も失敗作だと思ってる。
実際、失敗作なんだから。
感情も持てない、過去も分からない、誰かも助ける事も出来ない。
そんな、僕なんて。

時間が経っても笑みを絶やさない花日。
本当に不思議な人だなあ。
僕は、再び首を傾げた。花日は本当に不思議な人だなあ。
首を傾げていると、花日が問いかけてきた。
…のう、りょく?能力、ノウリョク。
何だろう、能力って。
そういえば、皆が能力がどうとか言ってたな。
僕に能力なんか、無いと思うな。
博士は、何も行ってなかったから。

「――良い人じゃ、ないよ。……分からない。」

5年前 No.165

如月 花日 ★Android=d3PJVng54O

【如月 花日/キサラギ ハナビ】


再度首をかしげた哉憂を見て、少し焦りを感じたが、花日は普通にまた笑顔を作った。じゃないと、気持ち悪い、そう言われそうだから。昔、如月家に来る前に、一人の夫婦の家に行った。そこでは、たくさんの虐待を受けた。この能力は気持ち悪いと言われた。『変なものをもつ恩知らずの忌み子』とも言われた。でもそれは当たり前で、私が両親に、いい能力だね、と言われた能力で両親を殺してしまったんだから。

花日「…はあ。生まれてこなければ良かったな。」

妃乃、シグ、哉憂、東奈様》

5年前 No.166

天月 哉憂 @96kyshg ★oRkE4ul3By_Hg4

花日

僕が首を傾げると、花日は慌てているようだった。
その笑顔は、無理やり作っているのだろうか。
どんなに悲しくても、苦しくても無理をして、笑顔を作っているのだろうか。
笑う事の出来ない僕には、分からない事。
ふと、小さく言葉を発した花日。
“生まれてこなければ良かった”なんて言葉。
何故、そんな事を言うのだろうか。
皆の役にたっているのに、必要とされているのに。何故。

「……無理、しなくてもいいんだよ。」

5年前 No.167

如月 花日 ★Android=d3PJVng54O

【如月 花日/キサラギ ハナビ】


花日「…無理なんかしてないもんっ!!!」

勢いよく大声で言うと、少し哉憂を睨んだ。だが、所詮は小学生。迫力はなく、怖くもない。そして、また笑顔を見せた。さっきから体中が沸騰するように熱い上に、なんかだるい。…何だろうな、と思いながらも哉憂に言った。

花日「…無理なんか…してな、いもん。」

頭が痛くて、熱い。あぁ、これが熱ってやつなのかな、久しぶりに風邪ひいたな、なんて思いながらも、少しずつ熱を出して重くなった瞼をとじはじめた。


妃乃、シグ、哉憂、東奈様》

5年前 No.168

天月 哉憂 @96kyshg ★oRkE4ul3By_Hg4

花日

勢いよく大声で否定する。
珍しく、花日が叫んだ。そして、僕の事を睨んだ。
顔が赤い気がするのは気のせいだろうか。
そしてもう一度、“無理なんかしてない”と途切れ途切れに言うと、瞼を閉じ始めた。
何かが可笑しい。僕にも分かる異変だった。
顔が赤い、という事は熱かな。と、思った僕は花日の額に手を置いた。
やはり熱い、思った以上に熱い。
目を閉じ始めている花日を抱きかかえると、とりあえずソファに寝かした。
他の人が見たら、お姫様抱っこをしている様に見えたかもしれない。
しかし、今はそんな事を考えている状況ではない。

「……其処で、寝てて。今、氷持ってくるから。」

5年前 No.169

如月 花日 ★Android=d3PJVng54O

【如月 花日/キサラギ ハナビ】


体中が熱くて、今にも倒れそうなくらいだるかった。そして、哉憂が私が熱を出しているとわかったのか、額に手をあてて体温を計っているのが分かった。視界が真っ暗になり、何も見えなくなったあと、体が宙に浮いたような気がして、気がついたらソファの上だった。氷を持ってくる、そういうと側から立ち上がる哉憂。

花日「…はぁ…はぁ…。」

ただ息を荒くすることしかできなくて。ただ熱を出すことしかできなくて。…本当に私って迷惑だなあ。

妃乃、シグ、哉憂、東奈様》

5年前 No.170

天月 哉憂 @96kyshg ★oRkE4ul3By_Hg4

花日

大丈夫かなあ。拗らせなかったら、いいんだけど。
きっと、シグの事とかで疲れたんだろう。
僕は急いで氷を小さめな袋に入れ、きゅ、と縛る。
タオルも一応持っていこう、と思いタオルと洗面器に冷たい水を入れて氷の入った袋をと共に持っていった。
花日の所に戻ると、花日はとても苦しそうだった。
何もすることの出来ない僕は、明らかに無力だ。
無能で無力で、迷惑しかかけられない僕。

「…大丈夫?」

大丈夫な訳がないのに、聞いてしまう。
僕は、氷の入った袋を花日の額に乗せた。
花にの顔の横になる様に座る。
ゆっくり、優しく花日の頭を撫でる。
まるで、子供が風邪をひいたとき看病する母親の様に。

5年前 No.171

天月 哉憂 @96kyshg ★oRkE4ul3By_Hg4

大丈夫な訳がないのに、聞いてしまう。
僕は、氷の入った袋を花日の額に乗せた。
花日の顔の横になる様に座る。
ゆっくり、優しく花日の頭を撫でる。
まるで、子供が風邪をひいたとき看病する母親の様に。

【訂正しました。すいません。】

5年前 No.172

如月 花日 ★Android=d3PJVng54O

【如月 花日/キサラギ ハナビ】


しばらくたつと、誰かの足音が聞こえた。そして、額に冷たいものが置かれ、思わず笑ってしまった。笑わなきゃ、笑わなきゃ嫌われちゃうんだ。…必要とされなくなるんだ。やだ、怖いよ。思わず泣きそうになる感情を抑えながらも、息を正常にしようと思った。感情が高まるにつれて荒くなる息。すると、頭を誰かに撫でられた。その手が、とても懐かしくて。悲しくて。

花日「…お母さん…お母さん…」

と消え入りそうな声で言うと、またひきつる頬を上げて笑った。頑張って頑張って笑顔を作る。頑張れば笑顔だって作れる。目を少し閉じ、笑った。

妃乃、シグ、哉憂、東奈様》

5年前 No.173

天月 哉憂 @96kyshg ★oRkE4ul3By_Hg4

花日

僕が花日の額に氷の入った袋を乗せると、花日は笑った。
こんな状況でも、必死に笑顔を作っている。
何故、笑うのだろう。僕は、そんなに無理して笑って欲しくない。
泣いたっていいから、怒ったっていいから、素の花日でいて欲しい。
着飾らないでいて欲しい。
“…お母さん…お母さん…”
と今にも消えそうな声で何度も言う花日。
お母さん、を思いだしているのだろうか。
花日にとってお母さん、は大きな存在だったのだろう。
花日だけではなく、皆にとって大きな存在なのだろう。

「……無理して、笑わないで。」

出来るだけ優しい声で、そう呟く。
きっと、聞こえているだろう。
意識がきちんとあれば、の話だが。
僕はそのまま、頭を撫で続けていた。

5年前 No.174

如月 花日 ★Android=d3PJVng54O

【如月 花日/キサラギ ハナビ】


はっきりと哉憂の顔が見えなくて、少し不安になってきた。その不安からか哉憂の手を握った。その瞬間、大きな暗闇が私を襲い、花日は意識を失った。
夢の中では、葬式のときの両親の姿。

花日「…私の、能力…気持ち悪い、よね……?生まれてきて…ごめんね……?」

夢の中でも笑顔、笑顔、笑顔、えがお、エガオ…。あれ…?エガオッテナニ?分からなくなっちゃった。

妃乃、シグ、哉憂、東奈様》

5年前 No.175

天月 哉憂 @96kyshg ★oRkE4ul3By_Hg4

花日

僕が頭を撫で続けていると、不意に花日が僕の手をぎゅ、と握ってきた。
不安になったのだろうか。
ぎゅ、と握られたので僕の方も花日の手を握り返した。
これで、安心してもらえるだろうか。
花日は意識を失ったのだろうか、先程よりも力が抜けた様に見える。
眠っていたのなら、それはそれでいいのだけれど。
寝言のように、“…私の、能力…気持ち悪い、よね……?生まれてきて…ごめんね……?”と花日は呟いた。
そんなに自分の能力が嫌いなのだろうか。
能力を授かったことに、後悔しているのだろうか。

「………気持ち悪く、ないよ。……謝らないで。」

僕の声は聞こえているかは定かではない。
だって、花日は意識が無いのだから。
けれど僕は、花日の寝言に返事をした。

5年前 No.176

如月 花日 ★Android=d3PJVng54O

【如月 花日/キサラギ ハナビ】


夢なのかどうかは分かんないけど、誰かが私の能力を気持ち悪くない、と言ってくれた。なぜか、嬉しくてしょうがなくて、でも頑張って作った笑みしか浮かべられなくて。嫌になってしまう。

花日「…う…ん…??」

うっすらと目を開けると、横には哉憂がいて、熱くてだるいけど、なんだか安心して。私の手を握り返してくれてて。哉憂がお父さん、お母さんに見えて。とっても懐かしくて。

妃乃、シグ、哉憂、東奈様》

【すみません!私明日中間試験なんで、少しずつ来ると思います(´Д`)
ひとまず、今日はこれで落ちます!】

5年前 No.177

天月 哉憂 @96kyshg ★oRkE4ul3By_Hg4

花日

僕がいくら願っても、花日は作り笑いをしてしまう。
嗚呼、本当に誰も助けられないなあ。
なんて、分かりきっている事を再度思いながらも花日を見つめる。
見つめていると、花日がゆっくりと目を開いた。
大丈夫だろうか。何処か、痛い所や気持ち悪い所は無いだろうか。
心配になり、花日の顔を覗き込むようにして顔を近づける。

「………無理して、笑わないで。」

今は意識があるので聞こえてはいるのだろう。
先程言ったセリフをもう一度言って見せる。
そうしていると、氷が溶け始めている事に気付く。
氷の入った袋を取ると、今度は冷やしておいたタオルを額に乗せた。


【了解。中間試験、頑張って。】

5年前 No.178

如月 花日 ★Android=d3PJVng54O

【如月 花日/キサラギ ハナビ】


私が起きると、どこか悪いところがないか心配してくれたのか、哉憂は顔を覗きこんできた。ビックリして言葉を出せずに口を開いていると、哉憂が何か言ってきた。
"……無理して、笑わないで。"
無理なんかしてないのに。自分が、誰にも裏切られたくないからわざと笑顔になってるのに。そんなこと言われたら、泣いちゃうじゃん。

花日「…大丈夫だよ、無理なんかしてないから…。迷惑かけて、ごめんね。」

最後の方はボソボソと、聞き取れないような小さい声で喋った。すると、哉憂は額の上にあった氷を持ち、代わりに冷たいタオルを乗せた。そして、哉憂が氷を代えに行っている間に、体を起こして病院に行こうか、とキドに持ってもらったていた保険証と、お金を取り、タオルは机の上に乗せた。

妃乃、シグ、哉憂、東奈様》

【明日、数学と理科と国語なんですよね(´Д`)
三個とかマジで無理そうです(泣)
じゃあ、本気で勉強してきまってす←】

5年前 No.179

天月 哉憂 @96kyshg ★oRkE4ul3By_Hg4

花日

無理していない、本当なのだろうか。
でも、疑っていたらきりがないし、どちらも気分が悪くなるから信じよう。
最後の方の言葉は聞き取りにくかったが、微かに聞きとる事が出来た。
迷惑なんて、かけていないのに。
何故花日はそんなにも自分を責めるのだろう。
自分の事を、そんなに押し込めるのだろう。
僕は、花日の事を何にも知らないなあ。

僕が戻ってくると、花日はソファから体を起していて。
手には保険証とお金。
病院にでも行こうとしているのかな。
タオルは傍にあった机の上に乗せられていた。

「――…病院、僕も一緒に、行くよ。」

花日の事が心配でたまらなかった。
だから、一緒に病院に行く事を決めたんだ。
でも、花日の事だから“大丈夫”って言いそうだなあ。


【そうなのか、それは大変だな。
 ああ、勉強頑張れよ!】

5年前 No.180

如月 花日 ★Android=d3PJVng54O

【如月 花日/キサラギ ハナビ】


哉憂は、しばらく氷を代えに行くと、すぐに帰ってきた。保険証とお金を肩に下げるタイプの、キラキラしたのがたくさんの付いた、リュックに詰めた。着いてくる、か。近くに病院…ないから、タクシーに乗っていくだけなんだけどな。

花日「…大丈夫だよ、一人で行ける…。」

ニコニコと笑みを浮かべ、フラフラとした足取りで家から出ようとした。それでもフラフラと歩く足に苛立ちながらも。

妃乃、シグ、哉憂、東奈様》

5年前 No.181

天月 哉憂 @96kyshg ★oRkE4ul3By_Hg4

花日

僕が予想した通りの言葉を言って見せる花日。
予想が当たっていて、何だか少し嫌な気分だ。
この感情は、何ていうのだろう。
きっと、悪い方の感情の言葉なんだろうな。
花日は未だに笑っている。あんなにフラフラとしているのに。
無理しないで、って先程言った筈なのに。
すぐに無理をしてしまう。

「……一緒に行く。」

僕の方も頑固なようで、拒否されたにも関わらず花日に付いて行こうとする。
だって、心配で心配で仕方がなかった。
倒れやしないか、熱が更に上がらないか。
フラフラと歩く花日に簡単に追いつくと、手を握る。
これなら、逃げられないだろう。

5年前 No.182

如月 花日 ★Android=d3PJVng54O

【如月 花日/キサラギ ハナビ】


私が大丈夫、というとまだ哉憂は着いてくる、と言ってきた。本当に大丈夫なのに。そう思いながら、哉憂から逃げるようにドアノブに手をかけた。すると、後ろから自分の手が何かに握られた。頭が痛くて、熱だから次第に関節も痛くなって、後ろを向くことも少し困難だった。でも、大体検討はつく。

花日「…哉憂…離して?」

そう言うと、手を少しブンブンと振り、哉憂の手を離させようとした。人間離れした身体能力も今は熱のせいで使えなかった。…私には無理だな、そう観念したのか、手を握られているままドアを開け、あるきだした。まあ、フラフラしていつ倒れるか不安な歩き方だが。


妃乃、シグ、哉憂、東奈様》

5年前 No.183

天月 哉憂 @96kyshg ★oRkE4ul3By_Hg4

花日

花日が嫌がってしまった。
本当に嫌なんだったら、手を離してしまおう。
でも僕は無力で無能だから…、きっと、嫌になってしまったんだ。
嗚呼、僕は結局誰も助ける事なんて出来ない。
出来やしないんだ、そうなんだ。
だから、博士だって僕を見捨てたんだ。

花日は何を思ったのか僕が手を掴んでいるのにも関わらず、アジトの扉を開けた。
…僕も、一緒に行っていいのかな。
もう、呆れちゃったのだろうか。面倒臭いからって、思ったのだろうか。
フラフラとした足取りだが、一歩、一歩と必死に前に歩いて行く。
何時倒れるか分からない様な足取りだったけど。

「―――…ごめん。」

そう言って僕は、手を掴んでいる手を離した。

5年前 No.184

如月 花日 ★Android=d3PJVng54O

【如月 花日/キサラギ ハナビ】


哉憂は私の手を離して、ごめん、と言ってきた。謝るだなんて、私は着いてきてもどっちでも良かったんだけどな。そう言うと、もう一度自分から哉憂の手を掴んで、一緒に外へ出た。フラフラしているからか、前のめりになったりして、哉憂の手を引っ張ったり、哉憂の方に倒れそうになったりしながらアジトの前でタクシーを待った。

花日「…タクシー…あと、もうす、こしで来るからね…。」

ニコニコと笑顔を浮かべて、その場にしゃがみこんだ。そして、銀色の髪は地面につき、今にも土で汚くなりそうだった。息を荒くしながら俯いた。

妃乃、シグ、哉憂、東奈様》

【試験終わったんですが、これから部活なんです(´Д`)】

5年前 No.185

天月 哉憂 @96kyshg ★oRkE4ul3By_Hg4

花日

花日は、「着いて来てもどっちでも良かったんだけどな」と言ってまた僕の手を掴んだ。
良かった…と心から安心してしまった。
フラフラしているからなのか、時折前のめりになったり、僕の方に倒れてきたりしていた。
そんな花日を支えながらも、タクシーを待っていた。
待っている間、花日は苦しそうに息を荒くしながらしゃがみこんだ。
花日の綺麗な銀色の髪は、地面に着き地面の土で汚くなりそうだった。
そこで僕は、少しでも助けになろうとして、花日の髪を少し持ち上げた。
これなら、汚れる事はないだろう。


【大変だな、くれぐれも無理はすんなよ。頑張って。】

5年前 No.186

如月 花日 ★Android=d3PJVng54O

【如月 花日/キサラギ ハナビ】


しばらく息を荒くしながら待っていると、重みを感じていた髪が少し軽くなった。見ると、哉憂が持ち上げてくれているようだった。『あり、がと』と呟くと、前を見た。前に黒いタクシーが止まり、ヨロヨロと近寄った。

花日「…タクシーきた…、…あの、近くのびょう、いんまでお願い、します。」

途切れ途切れに言うと、タクシーに乗り込んだ。

妃乃、シグ、哉憂、東奈様》

5年前 No.187

天月 哉憂 @96kyshg ★oRkE4ul3By_Hg4

花日

僕が花日の髪を持ち上げていると、その事に気付いた花日がお礼を言った。
正直、お礼を言われる様な事なんてしていない。
ただ、花日の銀色の髪を持ち上げただけなのである。
それでも、そんな事でも感謝出来るのは、やはり凄いと思う。
花日が前を見たので、僕もつられて前を見てみると、其処には黒いタクシーが停まっていた。
ヨロヨロとした足取りで花日はタクシーに乗り込んだ。
続けて僕も、タクシーに足を踏み入れた。

…タクシーなんて、初めて乗ったなあ。
なんて思いながらも、花日の方に目をやる。
苦しくはないだろうか、だるいのだろうか。

「……もう少しで、着くと思うよ。」

5年前 No.188

如月 花日 ★Android=d3PJVng54O

【如月 花日/キサラギ ハナビ】


タクシーに乗ると、窓の方を見て後ろに寄りかかった。息もまだ荒く、咳も出そうだったためか、周りは白く、真ん中のあたりに猫の口のような模様がついた使い捨てマスクを取り出してつけた。花日は可愛いものが好きらしく、小物や服にまで気遣っているらしい。横から、"……もう少しで、着くと思うよ"と声が聞こえた。哉憂の方を向いてヘラッと力のない笑みを浮かべた。

花日「…早く、お薬…もらわ、ないとね。」

ヘラヘラと笑顔を浮かべると、また外を見渡した。都会だからか、一面ビル、ビル、ビル。飽きるくらいの風景の中には、大画面に映る自分の義理の姉が映っていたり、義理の兄とあの電脳少女が倒したあのテロリストのニュースが流れていたり。そして、ある白い病院の前についた。俯いていて気づかなかったのか、まったく動こうとしない。

妃乃、シグ、哉憂、東奈様》

5年前 No.189

天月 哉憂 @96kyshg ★oRkE4ul3By_Hg4

花日

花日は、僕の方を向くとへらっと力の無い笑みを浮かべて見せた。
浮かべた後、また外の景色に目をやってしまった。
僕も反対の外の景色を見ていた。
よく分からないアイドルが映っている大画面があったり、テロリストがどうとかニュースで報道されていたり。
はっきり言って、よく分からなかった。
そんな状態の中タクシーがある白い建物の前で停まった。
此処が、病院らしい。
病院なんて行った事もないし、それは当たり前だけど。
僕は人造人間だから、風邪もひかないし病気にもならない。
だから、病院なんて無縁な関係なのだ。

花日の方に目をやると、寝ているのか、動く気配が無い。
僕は心配になって、花日の肩を小さく何回か叩いた。
これで、気付いてくれればいいけど。

「………花日、着いたよ。」

5年前 No.190

如月 花日 ★Android=d3PJVng54O

【如月 花日/キサラギ ハナビ】


風邪だからかどうかは分からないけれど、タクシーに乗っている間に目を閉じてしまった。肩を誰かに優しく叩かれた気がして、目を少し開けた。気付いたら病院の前で。慌ててお財布の中に入れておいたお金を取り出して運転手に渡した。

花日「…着いた…。」

そう言うと病院のドアを開けて病院に入った。一面病院の臭いで埋め尽くされた。病院の中には菌がたくさんあるから、哉憂が人造人間だとは知らず、真っ白い使い捨てマスクを取り出して哉憂に渡した。そして、受付の場所へいき、受付をしたあと、近くのソファに座った。

哉憂様》

5年前 No.191

天月 哉憂 @96kyshg ★oRkE4ul3By_Hg4

花日

僕が肩を叩くと、花日は慌てた様にお金を払い、タクシーを降りた。
目の前には大きな病院と思われる建物。
その無縁な病院の中へと入ると、変な匂いがした。
これが、病院の匂いというものなのだろうか。
今まで嗅いだ事の無い匂いで、独特な匂い、とでも言った方が正しいのだろうか。
不意に、花日からマスクを渡された。
僕は人造人間だから必要無いのに、なんて言える筈もなく大人しく受け取った。
花日はそのままスタスタと慣れた足取りで受付に行き、受付を済ませていた。
その間に僕は渡されたマスクをし、花日が座ったソファの近くに座った。

「――――――…どの位、待つの?」

5年前 No.192

如月 花日 ★Android=d3PJVng54O

【如月 花日/キサラギ ハナビ】


"……どの位、待つの?"そう聞かれたため、周りを見渡した。以外と人は少ないが、私よりも小さい子がたくさん風邪をひいていて。私よりも先に診療してほしい、なんて思ってしまう。そして、1人の女の子が、お母さんとお父さんのまん中にいて、二人と手を繋いでいて。私にもあんな頃があったなあ、なんて思いながら見つめた。

花日「…あ、あともう少しじゃない…?」

とヘラヘラと笑って言うと、コクコクと首を動かしながら少しずつ目を閉じていこうとしていた。熱の影響で眠くなってしまったのだ。

哉憂様》

5年前 No.193

天月 哉憂 @96kyshg ★oRkE4ul3By_Hg4

花日

あともう少しで花日の番になるらしい。
周りには小さな子供がたくさんいて、皆風邪をひいているようだった。
花日を優先して欲しいな、なんて我儘を思ったりしていた。
そんな事を思っていると花日が、ある親子と思われる人達に目をやっていた。
どんな風に思っているのかは分からないけど、目は懐かしい、とでも言っている様だった。
その親子を見た後、再び花日の方に視線を向けると相変わらずへらへらと笑っていた。
きっと、笑うのが癖になっているのかもしれない。

不意にコクコクと首を動かし始めた花日を見つめていた。
どうやら眠たい様だった。
瞼を閉じようとしていたので、僕は優しく頭を撫でると、小さく呟いた。

「……、寝ててもいいよ。」

花日の番がくる間まででも、少しの間だけでも寝ていたら疲れたとれるだろうか。

5年前 No.194

如月 花日 ★Android=d3PJVng54O

【如月 花日/キサラギ ハナビ】


寝てもいいよ、と言われてホッとしたのか、カクン、とソファに倒れるようにして寝た。寝たら楽になるのかな、なんて思いながら。瞼の裏に映るのは、両親との辛い過去。思わず顔を強ばらせてしまう。…笑顔じゃないと駄目なのに。

花日「…哉憂、頭痛くて…寝れない。」

しばらくして、哉憂に瞼を閉じたまま顔を向けた。頭がじんじんして痛くて、眠気がこないのだ。

哉憂様》

5年前 No.195

天月 哉憂 @96kyshg ★oRkE4ul3By_Hg4

花日

カクン、とソファに倒れるかのようにして寝てしまった。
これで、少しは楽になるのかなあ。
そう思っていると、花日が顔を強ばらせた。
何か悪い夢でも、見ているのかな。
そんな時、“…哉憂、頭痛くて…寝れない。”と言ってきた。
ええと…、どうしてあげたらいいのだろう。
もう一度頭を撫でたら少しは和らぐのかな。
ぎゅう、って抱きしめてあげたら安心して和らぐのかな。
どうしたら和らぐんだろうか。
そんな方法など知るよしもない僕は、とりあえず抱きしめた。

「ええと、大丈夫…?」

5年前 No.196

如月 花日 ★Android=d3PJVng54O

【如月 花日/キサラギ ハナビ】


目をとじているといきなり自分が暖かいものに包まれた。驚いて目を開けると、目の前には哉憂の服があって。自分が今どうなってるのか分かりたくてしょうがなかった。そして、自分が哉憂に抱き締められてる、と思うと顔が真っ赤に染まり、熱が上がったように思えた。その瞬間、"如月さーん、一番室へどうぞー"という看護婦さんの声が聞こえて、哉憂から離れて、一番室へ急いだ。

花日「…哉憂はここで待ってる?」

と、ヘラッと笑うとどうする?、と言った。1人でも行けるけど、最近哉憂から何か、人間ではないような感じがしてきて、危ないと思ったから。

哉憂様》

5年前 No.197

天月 哉憂 @96kyshg ★oRkE4ul3By_Hg4

花日

僕が心配になって顔を覗こうとすると、看護婦であろう声が聞こえた。
一番室、という部屋に行けばいいらしい。
花日はその声が聞こえるや否や、パッと僕から離れた。
それほどまでに早く治療をして欲しかったのだろうか。
一番室に急ごうとした花日は僕の方を向いて、此処で待ってる?と問いかけた。
いつもの様な、へラッとした笑みを顔に張り付けたままで。
こういう場合は、行った方がいいのだろうか。
それとも此処で大人しく待っていた方がいいのだろうか。

「――…、行った方がいいなら、行く。」

5年前 No.198

如月 花日 ★Android=d3PJVng54O

【如月 花日/キサラギ ハナビ】


哉憂は、いったほうがいいなら行く、と言われた。着いてきても着いてこなくても、帰りは一緒だから良いかな、なんて思った。そのため、哉憂に向かってニコッと笑みを作って言った。

花日「…じゃあ、哉憂はここで待ってて!患者さんに迷惑かけちゃダメだよ!」

と、歩きながら振り返り、哉憂に手を振った。そして、一番室の中に入り、診療を始めた。でも、人造人間みたいな…いや、人造人間の哉憂が気になってしょうがなかった。患者に迷惑をかけてないか。とても不安だった。

哉憂様》

【中間終わりました!
結果ぼろぼろです(´Д`)なんか数学がoutでした(-_-;)
これから、部活で毎日来れる時間が限られてしまうので(^-^;
毎日部活は大変ですね〜f(^^;
ちなみに吹奏楽部です(^-^ゞ】

5年前 No.199

天月 哉憂 @96kyshg ★oRkE4ul3By_Hg4

花日

僕は此処で待っていればいいらしい。
そう、花日が言ったのだから間違いないと思う。
だけど、僕が患者さんに迷惑をかけちゃ駄目だよってどういう意味なのだろうか。
それ程までに、信用されていないのだろうか。
…僕は人造人間だから、仕方が無いのかもしれないけれど。
そんな時、一人の小さな女の子が声をかけてきた。

「ねぇねぇ、何で笑わないのー?」

子供は好奇心一杯で、些細な事にも疑問を抱くものだ。
可愛らしく首を傾げながら僕に問いかけてくる。
何故笑わないの?と、聞かれても答えようがない。
自分自身でさえ、分からないのだから。
何と答えたらいいのか分からず、黙っていると少女が再び口を開いた。

「ねぇー、ねぇー、何でー?」

やはり答える事の出来ない僕は、ただただ花日の帰りを待っていた。


【お疲れ様、また次頑張ればいいさ。
 吹奏楽部なのか、きっと大変なんだろうな…。
 こんな事しか言えないけど、頑張れよ。】

5年前 No.200


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