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次恋

 ( ホラー小説投稿城 )
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瓊ゃう @omunyaisu ★iPhone=M1BQRywwiq



「初恋ってそんな意味ないらし〜よ?」

教室で女子生徒は言った

「マジかー!」

そして冒頭に口を出した女子生徒は教科書を地面に追いやって、引き出しの中にあった人形を取り出す。

「次恋は凄くドラマチックなんだよ」

人形を彼女に見せた。目と目が合った。

1年前 No.0
ページ: 1


 
 

瓊ゃう @omunyaisu ★iPhone=M1BQRywwiq



「次恋の主人公はこの子だよ」

「この子がみまもってくれてるんだ。」


突如、彼女は人形を奪って冒頭の女子生徒の引き出しに仕舞った。笑顔だったので安堵したようだ。

「アナタハナンカイラツクアナタハナンカイラツクアナタハナンカイラツクアナタハナンカイラツク」

人形は静かに引き出しの中で語った。凄くドラマチックだと女子生徒は考えた。

「ほら!こんなかんじだよ!!ドラマチックでしょ」




「・・・・・・え


キコエナイヨ」


そもそも、彼女には恋というものがなんなのかわからなかった。人形が語る言葉も知らない

「ほら!見てよ、音星くん見てる!」

「ドウシテハツコイハツコイハノロウノロウノロウノロウノロウノロウ」

「やったーこっち見た!恥ずかし〜★★★★★」

しかし、彼女はただ人形が引き出しで佇んでいて女子生徒が音星と目が合ったと考える

「話し掛けてくるよ!」

彼女の名前は亜鉛と言い女子生徒のともだちである
亜鉛はジロジロと女子生徒を見つめた

「ね〜・・・やっぱりダメだ」

女子生徒は混乱した様子で亜鉛のほうへ戻った

「カタカタカタカタ」

「前のに戻ろうかな」

「だねー!あたしもハツコイのがいいとおもうよ!」

しかし、彼女たちは、人形に呪われていた。
なぜなら、人形は引き出しにいなかったからだ。

1年前 No.1

瓊ゃう @omunyaisu ★iPhone=M1BQRywwiq



「実験は二回目で成功するから次恋なんだー」

小学生らしいな・・・と先生が見る


「吊り橋効果だし、次恋はやっぱり最高だよ!」

先生は次の授業の用意をして床で垂れているトートバッグには紙が沢山入っている。

「次恋ふやしちゃお!!」

「たしかにせんせーカッコイイ」


鐘が鳴った・・・・・・生徒たちが席に座る。
「せんせー・・・‘女子生徒”がいませ〜ん」

亜鉛が呟いた
教室にいた全員が亜鉛に注目する
しかし、先生だけは授業に使う教科書しか見ていなかった

「せんせー」

「ああ、いるよ♪」

先生は歌い出して、リズムを体で取った。
「せんせー、いまはオンガクの授業じゃ無いです♪♪♪♪♪♪♪」

亜鉛もリズムをとる、某アニメの主題歌のようだ。

1年前 No.2

削除済み @omunyaisu ★FullBrowser=CU2CzmHChm

【記事主より削除】 ( 2016/07/09 21:11 )

1年前 No.3

瓊ゃう ★FullBrowser=CU2CzmHChm


女子生徒の引き出しから居なくなった人形は、亜鉛の足元に居た。

「カタカタカタ…カタカタカタ…」
「イヤッ…どこから出てきたのよ!」

亜鉛の隣の席の関屋が叫ぶ。

「どうしたんだ?」

先生が怪訝に思い、言う。
しかし、関屋がほんわかした笑顔で返した。
「大丈夫です、カッコいい先生がコミカルになったから悲鳴を上げただけです」
関屋は普段恋愛とはかけ離れた存在で、`カッコいい´など一度も口にしないキャラだった。
教室がざわめき、「どうしちゃったの…?」という声も聞こえる。
そう、`女子生徒´は、関屋に乗り移っていた。

「ジコイカイシジコイカイシジコイカイシ」

「私は、先生の事が好き」
堵羽(どう)は言った。
女子生徒は、堵羽という名前だ。

人形はそんな彼女を視ながら手足を動かした。
その時、堵羽の背中に折られた紙…手紙が突き刺さった。

「!」

斜め後ろの席の、音星からである。

手紙の内容は、こうだった。
(なあ、今日の関屋おかしくね!?四人で遊ぶ?)

堵羽は関屋とはあまり仲良くないが、音星は関屋と同じテニス部で関わりがある。

堵羽は紙を裏面に向けて綴った。

(関屋さんとあまり仲良くないし…やめておこうかな)

そして隣の席の生徒に渡して届けた。
音星は堵羽の初恋の相手だ。



1年前 No.4

瓊ゃう ★FullBrowser=CU2CzmHChm


「ねえねえ…本当は音星くんと仲がいいんでしょう!?」
亜鉛が、授業の終わった瞬間に堵羽の席まで来て問い詰めた。

「…仲良くないよ…関屋さんよりは」

音星と堵羽が手紙の交換をしていたのを一部始終見ていたようだ。

「ハツコイワ、ノロウ!!」

人形が刹那的に力強く言ったので、二人はビクッと肩を動かした。

「…遊ぶってなったんだけど、断っちゃった」

「勿体ない!!」

しかし、すぐに気を取り直して話していると、音星が堵羽を見ていた。

「……先生の事は好きなの?」

亜鉛がそう訊くと、堵羽は顔を剃らして姿を透かした。
―――すると、関屋と話していた中村の顔がみるみる紅くなり、「好き、カッコいいし」と言った。

返事がない堵羽を見て亜鉛は怪訝に思った。
「―――好きじゃないのかな?」

すると、音星が堵羽に近付き手紙を差し出した。
ノートの切れ端とは違い、クローバー柄の可愛い封筒だった。
驚きながらもその手紙を受けとる。

「こっ…告白カァ!?」

亜鉛は鼻息を荒くし、手紙に顔を近づけた。
堵羽は落ち着いた様子で封筒についていた雲のシールを取り、手紙を取り出した。


(あなたとこうやって話していて、実際にはあまり話したことは無かったけど好きになりました。


付き合ってください。)

そう書いてあるのを見て、堵羽は筆箱からピンクの水性ペンと水色の水性ペンを即座に取り出し返事を数学のノートに書いた。

(私も好きです。付き合ってください!!)

そしてそのページを破り、音星に渡した。
音星は紙を受け取ったあと平常心で読み上げ、ズボンのポケットにしまった。

二人は付き合うことになった。

1年前 No.5

瓊ゃう @omunyaisu ★FullBrowser=CU2CzmHChm



堵羽は、その場から立ち去ろうとする音星の服を掴んだ。

「話そう…?」
「あ、あぁ」

――これが、二人の初めての`会話´である。
会話など、手紙でしかしたこと無かったことから、二人は緊張感MAXだ。

亜鉛がニヤニヤして見つめている。堵羽は顔を赤らめながらも話を続けた。

「良かったら…近くのショッピングモールで…遊ばない…!?」

すると、音星は驚きながら髪を弄って周囲を見渡した。友達がいたら気まずいからだろうか。

「二人で…だよな」

「そ…だよ」

音星の`な´が言い終わる前に堵羽が言葉を発してしまい、手で口を押さえる。
亜鉛は人形をチラチラと見ながらニコニコしている。人形も、意味深そうに笑っていた。

「い…いよ」

音星は言い切り、その場から去っていった。
ショッピングモールでの待ち合わせ場所などは、便箋に書いてあるLINEで決めるのだろう。

堵羽は汗を滲ませ、満足げな表情で拳を握りしめた。

1年前 No.6

瓊ゃう @omunyaisu ★FullBrowser=CU2CzmHChm



そして、何気ない日常に音星の事を考えていると、遊ぶ日になった。

LINEが届く。

――――――――――
   音星くん

       へー}
{じゃあまた明日な
  じゃあねー(^O^)}

--------今日--------

{今、家出るとこ!

―――――――――――

現在の時刻は午前11時で、待ち合わせ時間まであと30分ある。
けど双方とも同じ学区内だったので、家も遠くないしショッピングモールまでも遠くない。

堵羽も、後ブレスレットを手首に着けたら出掛けるところだった。

―――――――――――
私もだよー}
―――――――――――
適当に返事をして、堵羽は手首にブレスレットを着けた。





「…ノラウ。」

一瞬、掠れた声がしたような気が堵羽はして後ろを振り返った。

――が、当たり前のように誰もおらず、笑っていた人形の事を思い出していた。



「いけない、出なくちゃ」

「気をつけて行っておいでよー」

平日は働いているお母さんも、土曜日だから家事をやっている。

「はーい」

新調したワンピースとブレスレットを揺らしながら、家を出た。

――すると、ブレスレットが溶かされてゆく。それでいてボタボタ下に水滴が落ち、無くなってしまった。

「い…イヤァッ」

堵羽は驚いて、滴が落ちた脚の膝辺りを左手で拭う。

「な…何で…?どうして…?」

それでも急いでショッピングモールに向かおうとしていたのだが、左手の指全体の皮膚が爛れている事に気がついた。

「なにこれッ!?い…痛い!!」

1年前 No.7

瓊ゃう @omunyaisu ★FullBrowser=CU2CzmHChm



「ノロ………ウヨ?」「ノラウ」「ノ……ロ……ウ。」

そんなような声が、後ろから何回も聞こえてきた堵羽は、その場に立ち竦んだ。


「いやだ…いやだいやだいやだっ…」

「ノロウ…ノロウ…」

堵羽は、先生の顔を思い浮かべて、心を弾ませた。
すると、声は収まった。

「せん…せ………」

その頃、亜鉛は…

「せーいかちゃん、ご飯!」
今時の小学生には珍しく、人形にご飯をやっていた。
人形は笑っている。が、ご飯は食べれない。

「ま、むりだよねー」

亜鉛は人形を放り投げ、スプーンを置いた。

「今ごろ…あってんだろうなあ。初恋の相手だもんなあ。」

1年前 No.8

瓊ゃう @omunyaisu ★FullBrowser=CU2CzmHChm



亜鉛は、堵羽と音星が付き合うことなどなんとも思わなかったが、音星はカッコいい為、少し気に入らなかった。

「コーンポタージュ作ろ。」

しかし、堵羽のことは大親友と思っているので複雑な心境だ。

「カタカタカタカタカタカタカタカタカタカタカタカタカタカタカタカタカタカタカタカタ」

人形が亜鉛に近付く。この時点で普通だったら悲鳴を上げているだろうけども、亜鉛は平気だった。

「なーに。」

「カタカタカタカタカタカタカタカタカタカタワーッワーッ」

「嬉しそうだね。」

コーンポタージュを煮込んでいたお玉を、口元にやり、そのまま飲んだ。

「飲めないくせに」

人形は、笑いながら部屋を出ていった。

1年前 No.9
ページ: 1

 
 
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